JPH1182660A - 無段変速機の潤滑構造 - Google Patents
無段変速機の潤滑構造Info
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- JPH1182660A JPH1182660A JP9244109A JP24410997A JPH1182660A JP H1182660 A JPH1182660 A JP H1182660A JP 9244109 A JP9244109 A JP 9244109A JP 24410997 A JP24410997 A JP 24410997A JP H1182660 A JPH1182660 A JP H1182660A
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Abstract
な量の潤滑油を供給できるようにする。 【解決手段】 エンジンEの駆動力は、無段変速機Tお
よび副変速機Rを経てチェーン72で駆動輪に伝達され
る。副変速機Rの減速軸69の軸端に設けたオイルポン
プ82が吐出するオイルは、無段変速機Tの変速機主軸
21の内部の油路を通って変速回転部材39を潤滑す
る。変速回転部材39の回転数はTOPレシオ側で増加
して必要なオイル量も増加するが、そのとき副変速機R
の減速軸69により駆動されるオイルポンプ82の回転
数も増加するため、TOPレシオ側における潤滑性能を
充分に確保することができ、しかもLOWレシオ側で過
剰のオイルが供給されるのを防止してオイルポンプ82
の動力消費量を軽減することができる。
Description
転を無段変速して出力回転部材に伝達する無段変速機に
関し、特にその無段変速機を潤滑するための潤滑構造に
関する。
線に沿って伝達回転部材の接触位置を連続的に変化させ
ることにより無段変速機を行う無段変速機は、例えば特
公昭47−447号公報、実開平3−25061号公報
に記載されているように既に知られている。従来、かか
る無段変速機を潤滑するためのオイルポンプの駆動力
は、該無段変速機の入力側から取られるのが一般的であ
った。即ち、前記オイルポンプはエンジンのクランクシ
ャフトにより直接駆動されるか、あるいはクランクシャ
フトの回転を一定のレシオで減速した回転軸により駆動
されていた。
変速機の入力軸の回転数に対する変速回転部材の回転数
や出力軸の回転数の比は、LOWレシオにおいて小さ
く、TOPレシオにおいて大きくなるため、TOPレシ
オでは変速回転部材や出力軸の潤滑に必要なオイル量も
増加する。そこで、TOPレシオにおいて必要なオイル
量が確保できるようにオイルポンプの容量を決定する
と、LOWレシオにおいて必要以上のオイルが供給され
てしまい、オイルポンプを駆動するための駆動力が無駄
に消費される問題がある。
で、無段変速機の変速比に関わらず常に必要充分な潤滑
油を供給することが可能な無段変速機の潤滑構造を提供
することを目的とする。
に、請求項1に記載された発明は、入力回転部材の回転
を無段変速して出力回転部材に伝達する無段変速機をケ
ーシングの内部に収納し、この無段変速機にオイルを供
給するオイルポンプを前記出力回転部材の回転に連動し
て駆動することを特徴とする。
側からTOPレシオ側に変化するのに応じてオイルポン
プからのオイル供給量が増加するため、TOPレシオ側
における潤滑性能を充分に確保しながらLOWレシオ側
におけるオイルポンプの動力消費量を軽減することがで
きる。
1の構成に加えて、前記出力回転部材の回転を減速する
副変速機を備えてなり、この副変速機の減速軸で前記オ
イルポンプを駆動することを特徴とする。
用することにより、特別の減速軸を設けることなく、オ
イルポンプを無段変速機の出力回転部材の回転数に対し
て所望の回転レシオをもって駆動することができる。
2の構成に加えて、前記オイルポンプのポンプハウジン
グが、前記副変速機の減速軸の軸端部を覆うように前記
ケーシングの外面に結合されていることを特徴とする。
オイルポンプへの動力伝達が容易であるだけでなく、ケ
ーシングからポンプハウジングを取り外すだけでオイル
ポンプを容易にメンテナンスすることができる。
3の構成に加えて、前記ポンプハウジングが、前記副変
速機の最終出力軸の軸端部に設けられたスプロケットの
回転面内に配置されていることを特徴とする。
プロケットよりも最終出力軸の軸方向外側に張り出すの
を防止してコンパクト化を図ることができる。
3の構成に加えて、前記オイルポンプにオイルを供給す
るオイル通路を前記ケーシングおよび前記ポンプハウジ
ング間に形成し、このオイル通路内に前記ポンプハウジ
ングに臨むようにオイルストレーナを配置したことを特
徴とする。
ハウジングを取り外すだけでオイルストレーナを容易に
メンテナンスすることができる。
3の構成に加えて、前記ポンプハウジングに、ケーシン
グ内のオイルのレベルを確認する覗き窓を設けたことを
特徴とする。
のレベルを容易に確認することができるだけでなく、ケ
ーシングからポンプハウジングを取り外すだけで覗き窓
を容易にメンテナンスすることができる。
2の構成に加えて、前記無段変速機および前記副変速機
の減速軸間の動力伝達を遮断し得るニュートラルクラッ
チを備えており、このニュートラルクラッチによる動力
伝達の遮断時に、前記無段変速機に接続されたエンジン
の運転が禁止されることを特徴とする。
車両を押して移動させる際に、ニュートラルクラッチの
締結を解除すれば副変速機側から無段変速機側に動力が
伝達されないので軽い力で済む。またニュートラルクラ
ッチの締結を解除した状態でエンジンを運転すると、副
変速機の減速軸が回転しないためにオイルポンプも駆動
されず、無段変速機に対するオイルの供給ができなくな
るが、ニュートラルクラッチの締結解除に伴ってエンジ
ンの運転が禁止されるので、無段変速機がオイル不足で
損傷する虞がない。
2の構成に加えて、前記無段変速機および前記副変速機
間の動力伝達を遮断し得るニュートラルクラッチを備え
ており、このニュートラルクラッチは前記減速軸よりも
反無段変速機側において動力伝達を遮断することを特徴
とする。
車両を押して移動させる際に、ニュートラルクラッチの
締結を解除すれば副変速機側から無段変速機側に動力が
伝達されないので軽い力で済む。またニュートラルクラ
ッチの締結を解除した状態でエンジンを運転しても、副
変速機の減速軸が回転してオイルポンプが駆動されるの
で、無段変速機がオイル不足で損傷する虞がない。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
で、図1は車両用パワーユニットの縦断面図、図2は無
段変速機の拡大図、図3は副変速機の拡大図、図4は図
2の要部拡大図(LOWレシオ)、図5は図2の要部拡
大図(TOPレシオ)、図6は図2の6−6線断面図、
図7は図2の7−7線断面図である。
は自動二輪車に搭載されるものであって、エンジンE
と、無段変速機Tと、副変速機Rとを収納するケーシン
グ1を備える。ケーシング1は、センターケーシング2
と、センターケーシング2の左側面に結合される左ケー
シング3と、センターケーシング2の右側面に結合され
る右ケーシング4とに3分割される。センターケーシン
グ2および左ケーシング3に一対のボールベアリング
5,5を介して支持されたクランクシャフト6は、同じ
くセンターケーシング2および左ケーシング3に支持さ
れたシリンダブロック7に摺動自在に嵌合するピストン
8にコネクティングロッド9を介して連接される。
が設けられており、この発電機10は左ケーシング3の
左側面に結合された発電機カバー11により覆われる。
右ケーシング4の内部に延出するクランクシャフト6の
右端外周にドライブギヤ12が相対回転自在に支持され
ており、このドライブギヤ12は自動遠心クラッチ13
によってクランクシャフト6に結合可能である。
無段変速機Tの変速機主軸21(本発明の入力回転部
材)には前記ドライブギヤ12に噛合するドリブンギヤ
25が固定される。ドリブンギヤ25は変速機主軸21
にスプライン結合された内側ギヤ半体26と、この内側
ギヤ半体26に複数個のゴムダンパー28…を介して僅
かに相対回転し得るように結合されて前記ドライブギヤ
12に噛合する外側ギヤ半体27とから構成される。ド
ライブギヤ12からドリブンギヤ25を経て変速機主軸
21に伝達されるエンジントルクが変動したとき、前記
ゴムダンパー28…の変形によりショックの発生が軽減
される。
を向く摩擦接触面を備えた駆動回転部材29がスプライ
ン結合されるとともに、半径方向内側を向く摩擦接触面
を備えた従動回転部材30(本発明の出力回転部材)が
ニードルベアリング22を介して相対回転自在に支持さ
れる。概略円錐状に形成されたキャリア第1半体31が
変速機主軸21の外周にニードルベアリング23を介し
て相対回転可能且つ軸方向摺動可能に支持され、このキ
ャリア第1半体31に概略カップ状のキャリア第2半体
32が結合される。
両キャリア半体31,32をケーシング1に対して回り
止めするトルクカム機構33は、キャリア第2半体32
の外周に半径方向に植設したピン34と、このピン34
に回転自在に支持したローラ36と、右ケーシング4の
内壁面にボルト24,24で固定したガイドブロック3
5とから構成されており、このガイドブロック35に形
成したガイド溝351に前記ローラ36が係合する。ガ
イド溝351 の方向は変速機主軸21の軸線Lに対して
角度αだけ傾斜している。
リア第1半体31に形成された複数の窓孔311 …を横
切るように複数の支持軸37…が架設されており、各支
持軸37にニードルベアリング38,38を介して変速
回転部材39が回転自在且つ軸方向摺動自在に支持され
る。支持軸37…は変速機主軸21の軸線Lを中心線と
する円錐母線上に配置されている。各変速回転部材39
は大径部において接続された円錐状の第1摩擦伝達面4
0および第2摩擦伝達面41を有しており、第1摩擦伝
達面40は駆動回転部材29に第1接触部P1 において
当接するとともに、第2摩擦伝達面41は従動回転部材
30に第2接触部P2 において当接する。
の内部に、変速機主軸21の回転数に応じて両キャリア
半体31,32を軸方向に摺動させて無段変速機Tの変
速比を変更する遠心機構51が設けられる。遠心機構5
1は、変速機主軸21に固定された固定カム部材52
と、変速機主軸21に軸方向摺動自在に支持されて前記
固定カム部材52と一体に回転する可動カム部材53
と、固定カム部材52のカム面521 および可動カム部
材53のカム面531 間に配置された複数の遠心ウエイ
ト54…とから構成される。可動カム部材53とキャリ
ア第2半体32とをボールベアリング55で結合するこ
とにより、両者は相対回転を許容された状態で軸方向に
一体に移動する。
シング2に固定したカバー部材50にボールベアリング
56を介して支持されており、そのカバー部材50とキ
ャリア第2半体32との間に縮設したスプリング57の
弾発力で、キャリア第1半体31およびキャリア第2半
体32は左方向に付勢される。従って、変速機主軸21
の回転数が増加すると遠心力で遠心ウエイト54…が半
径方向外側に移動して両カム面521 ,531 を押圧す
るため、可動カム部材53がスプリング57の弾発力に
抗して右方向に移動し、この可動カム部材53にボール
ベアリング55を介して接続されたキャリア第2半体3
2がキャリア第1半体31と共に右方向に移動する。
機主軸21の外周にボールベアリング58を介して相対
回転自在に支持された出力ギヤ59の右端と、前記従動
回転部材30の左端との間に調圧カム機構60が設けら
れる。図7を併せて参照すると明らかなように、調圧カ
ム機構60は、出力ギヤ59の右端に形成した複数の凹
部591 …と従動回転部材30の左端に形成した複数の
凹部301 …との間にボール61…を挟持したものであ
り、出力ギヤ59と従動回転部材30との間には従動回
転部材30を右方向に付勢する予荷重を与えるように皿
バネ62が介装される。従動回転部材30にトルクが作
用して出力ギヤ59との間に相対回転が生じると、調圧
カム機構60により従動回転部材30が出力ギヤ59か
ら離反する方向(右方向)に付勢される。
説明する。
間に配置したボールベアリング64、変速機主軸21と
の間に配置したニードルベアリング65および出力ギヤ
59との間に配置したボールベアリング66によって回
転自在に支持される。左ケーシング3および中央ケーシ
ング2にボールベアリング67およびニードルベアリン
グ68を介して減速軸69が支持されており、減速軸6
9に支持した第1減速ギヤ70および第2減速ギヤ71
がそれぞれ前記出力ギヤ59および第3減速ギヤ63に
噛合する。第3減速ギヤ63と一体に形成されて左ケー
シング3から外部に突出する最終出力軸631 に、無端
チェーン72を巻き掛けた駆動スプロケット73が設け
られる。従って、変速機主軸21の回転は出力ギヤ5
9、第1減速ギヤ70、第2減速ギヤ71、第3減速ギ
ヤ63、駆動スプロケット73および無端チェーン72
を介して駆動輪に伝達される。
て相対回転自在に支持されており、この第1減速ギヤ7
0を減速軸69に締結および締結解除すべく、ドグクラ
ッチよりなるニュートラルクラッチ76が設けられる。
ニュートラルクラッチ76は減速軸69に軸方向摺動自
在にスプライン結合されたシフター77と、ライダーに
より操作される図示せぬ操作部材に連動して前記シフタ
ー77を摺動させるフォーク78とを備える。従って、
フォーク78でシフター77を図中左側に移動させる
と、シフター77のドグ歯771 と第1減速ギヤ70の
ドグ歯701 とが噛合し、第1減速ギヤ70がシフター
77を介して減速軸69に結合される。逆に、フォーク
78でシフター77を図中右側に移動させると、シフタ
ー77のドグ歯771 と第1減速ギヤ70のドグ歯70
1 とが離反し、第1減速ギヤ70と減速軸69との結合
が解除される。第1減速ギヤ70と減速軸69との結合
が解除されたとき、つまりニュートラルクラッチ76の
締結が解除されたとき、図示せぬ制御装置によりエンジ
ンEの運転が禁止される。
端を覆うようにポンプハウジング79が着脱自在に固定
される。ポンプハウジング79によってパワーユニット
Pの軸方向寸法が増加しないように、そのポンプハウジ
ング79は前記駆動スプロケット73の回転面内に配置
される。ポンプハウジング79の内部には、インナーロ
ータ80およびアウターロータ81よりなるオイルポン
プ82が収納されており、その外側面がポンプハウジン
グ79に固定されたポンプカバー83で覆われる。オイ
ルポンプ82のインナーロータ80は、減速軸69の軸
端に連結軸84を介して直結されて駆動される。
79との間にオイル通路85が形成されており、このオ
イル通路85は左ケーシング3およびセンターケーシン
グ2の底部に形成されたオイル溜86に左ケーシング3
の開口31 を介して連通する。ポンプハウジング79に
は、オイル通路85内のオイルの油面を確認すべく、透
明部材よりなり覗き窓87が設けられる。またオイル通
路85の内部にはオイルを濾過するオイルストレーナ8
8が設けられる。而して、左ケーシング3からポンプハ
ウジング79を外すことにより、オイルポンプ82、オ
イルストレーナ88および覗き窓87のメンテナンスを
容易に行うことができる。
の間にはオイルポンプ82の吸入ポート89および吐出
ポート90が形成される。吸入ポート89は前記オイル
通路85に連通するとともに、吐出ポート90は左ケー
シング3に形成した油路32〜34 を介して変速機主軸
21の左端外周に連通する。そして変速機主軸21の内
部には、軸方向に延びる油路211 と、そこから半径方
向に延びる複数の油路212 〜214 とが形成される。
の作用について説明する。
れの状態でも変速機主軸21の軸線Lから測った駆動回
転部材29の第1接触部P1 の距離Aは一定値となり、
支持軸37から測った駆動回転部材29の第1接触部P
1 の距離Bは可変値(BL ,BT )となる。また、支持
軸37から測った従動回転部材30の第2接触部P2の
距離Cは可変値(CL ,CT )となり、変速機主軸21
の軸線Lから測った従動回転部材30の第2接触部P2
の距離Dは一定値となる。
動回転部材30の回転数をNDNとして変速比RをR=N
DR/NDNで定義すると、変速比Rは、 R=NDR/NDN=(B/A)×(D/C) により与えられる。
速回転時にはドライブギヤ12により駆動されるドリブ
ンギヤ25の回転数が低いため、遠心機構51の遠心ウ
エイト54…に作用する遠心力も小さくなり、両キャリ
ア半体31,32はスプリング57の弾発力で左方向に
移動する。キャリア第1半体31が左方向に移動する
と、駆動回転部材29の第1接触部P1 が第1摩擦伝達
面40の大径部側に移動して距離Bは最大値BL に増加
するとともに、従動回転部材30の第2接触部P 2 が第
2摩擦伝達面41の小径部側に移動して距離Cが最小値
CL に減少する。
ため、距離Bが最大値BL に増加し、距離Cが最小値C
L に減少すると、前記変速比Rが大きくなってLOWレ
シオに変速される。
速回転時にはドライブギヤ12により駆動されるドリブ
ンギヤ25の回転数が高いため、遠心機構51の遠心ウ
エイト54…に作用する遠心力も大きくなり、両キャリ
ア半体31,32は遠心力で半径方向外側に移動する遠
心ウエイト54…の作用でスプリング57の弾発力に抗
して右方向に移動する。キャリア第1半体31が右方向
に移動すると、駆動回転部材29の第1接触部P1 が第
1摩擦伝達面40の小径部側に移動して距離Bが最小値
BT に減少するとともに、従動回転部材30の第2接触
部P2 が第2摩擦伝達面41の大径部側に移動して距離
Cが最大値CT に増加する。
ため、距離Bが最小値BT に減少し、距離Cが最大値C
T に増加すると、前記変速比Rが小さくなってTOPレ
シオに変速される。
変速機Tの変速比をLOWとTOPとの間で無段階に変
化させることができる。しかも前記変速比制御は遠心機
構51により自動的に行われるため、ケーシング1の外
部から手動により変速操作を行う変速制御装置を設ける
場合や、電子的な変速制御装置を設ける場合に比べて、
構造の簡略化によるコストの削減と無段変速機Tの小型
化とを図ることができる。
は変速回転部材39…を介して従動回転部材30に所定
の変速比Rで伝達され、更に従動回転部材30の回転は
調圧カム機構60を介して出力ギヤ59に伝達される。
このとき、従動回転部材30に作用するトルクで出力ギ
ヤ59との間に相対回転が生じると、調圧カム機構60
により従動回転部材30が出力ギヤ59から離反する方
向に付勢される。この付勢力は皿バネ62による付勢力
と協働して、駆動回転部材29の第1接触部P 1 を第1
摩擦伝達面40に圧接する面圧と、従動回転部材30の
第2接触部P2を第2摩擦伝達面41に圧接する面圧と
を発生させる。
るとき、キャリア第2半体32は駆動回転部材29の伝
達トルク反力によって変速機主軸21回りに回転しよう
とするが、その伝達トルク反力はキャリア第2半体32
に支持したトルクカム機構33のローラ36がガイドブ
ロック35に形成したガイド溝351 に係合することに
より受け止められ、両キャリア半体31,32は回転す
ることなく軸方向に摺動することができる。
エンジントルクを急増させた場合、前記エンジントルク
の急増に伴ってキャリア第2半体32に作用する伝達ト
ルク反力も増大する。その結果、図6に示すように、ロ
ーラ36が傾斜したガイド溝351 の壁面に荷重Fで圧
接され、その荷重Fのガイド溝351 方向の成分F1に
よってキャリア第2半体32は図2の左側(LOWレシ
オ側)に付勢される。即ち、トルクカム機構33の作用
によって変速比が自動的にLOWレシオ側に変化するた
め、所謂キックダウン効果が発揮されて車両を効果的に
加速することができる。
は、特別の変速制御装置を設けることなく、トルクカム
機構33がエンジントルクの変化に応じて自動的に行う
ため、構造の簡略化によるコストの削減と無段変速機T
の小型化とを達成することができる。またトルクカム機
構33のガイド溝351 の形状を変化させるだけで、変
速比の変化特性を容易に調整することができる。
転中に、副変速機Rの減速軸69に接続されたオイルポ
ンプ82が駆動されると、オイル溜86のオイルがオイ
ル通路85のオイルストレーナ88および吸入ポート8
9を経てオイルポンプ82に吸入され、吐出ポート90
に吐出されたオイルは油路32 〜34 に供給される。前
記油路32 〜34 に供給されたオイルは、ボールベアリ
ング67、ボールベアリング64、ボールベアリング6
6、ボールベアリング58、ニードルベアリング65、
ニードルベアリング22等を潤滑した後、その一部は変
速機主軸21に軸方向に形成した油路211 内に流入
し、そこから半径方向に延びる油路213,214 を経
てニードルベアリング23、ニードルベアリング38
…、変速回転部材39の第1摩擦伝達面40および第2
摩擦伝達面41等を潤滑する。
されているため、副変速機Rの減速軸69は無段変速機
TがTOPレシオのときに高速回転し、LOWレシオの
ときに低速回転する。従って、減速軸69により駆動さ
れるオイルポンプ82の吐出量はTOPレシオのときに
増加し、LOWレシオのときに減少する。一方、無段変
速機Tの変速回転部材39…や従動回転部材30、ある
いは副変速機Rの第3減速ギヤ63の回転数もTOPレ
シオのときに増加し、LOWレシオのときに減少するた
め、それらを潤滑するために多くのオイルが必要となる
TOPレシオ時に、オイルポンプ82から充分な量のオ
イルを供給して潤滑性能を高めることができる。そして
変速回転部材39…、従動回転部材30、第3減速ギヤ
63等の回転数が低下して必要なオイル量が減少するL
OWレシオ時には、減速軸69が低速回転になってオイ
ルポンプ82の吐出量も減るため、オイルポンプ82が
必要以上のオイルを供給して駆動力を無駄に消費するこ
とが防止される。しかもオイルポンプ82を副変速機R
の減速軸69を用いて駆動しているので、それを駆動す
るための特別の減速軸を設けることなく、所望の回転数
でオイルポンプ82を駆動することができる。
き、車輪の回転が副変速機Rから無段変速機Tに逆伝達
されると、無段変速機Tの各部の摩擦力に打ち勝つ大き
な力で自動二輪車を押す必要がある。しかしながら、こ
のときにニュートラルクラッチ76を締結解除すれば、
副変速機Rの第1減速ギヤ70が減速軸69から切り離
されて無段変速機Tへの駆動力の逆伝達が防止され、軽
い力で押すだけで自動二輪車を移動させることができ
る。
を締結解除した状態でエンジンEを運転すると、副変速
機Rの減速軸69が回転しないためにオイルポンプ82
もオイルを吐出せず、無段変速機Tの各潤滑部にオイル
を供給することができなくなる。しかしながら、本実施
例では、前述したようにニュートラルクラッチ76の締
結解除時にはエンジンEの運転が禁止されるので、オイ
ルポンプ82が駆動されない状態での無段変速機Tの作
動が禁止され、オイル不足による無段変速機Tの損傷が
未然に防止される。
を説明する。
に、第2実施例では減速軸69に対して第1減速ギヤ7
0が相対回転不能にスプライン結合されるとともに、第
2減速ギヤ71が相対回転自在に支持される。そしてニ
ュートラルクラッチ76は、減速軸69に摺動自在にス
プライン結合されたシフター77のドグ歯771 を第2
減速ギヤ71のドグ歯711 に噛合させることにより、
第2減速ギヤ71を減速軸69に結合するようになって
いる。
と同様に、ニュートラルクラッチ76を締結解除するこ
とにより、車輪の回転が副変速機Rから無段変速機Tに
逆伝達されなくなるので、軽い力で押すだけで自動二輪
車を移動させることができる。しかも、ニュートラルク
ラッチ76を締結解除した状態でエンジンEを運転して
も、エンジンEにより副変速機Rの減速軸69が回転し
てオイルポンプ82が駆動されるので、オイル不足によ
る無段変速機Tの損傷を確実に防止することができる。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
によれば、変速比がLOWレシオ側からTOPレシオ側
に変化するのに応じてオイルポンプからのオイル供給量
が増加するため、TOPレシオ側における潤滑性能を充
分に確保しながらLOWレシオ側におけるオイルポンプ
の動力消費量を軽減することができる。
副変速機の減速軸を利用することにより、特別の減速軸
を設けることなく、オイルポンプを無段変速機の出力回
転部材の回転数に対して所望の回転レシオをもって駆動
することができる。
副変速機の減速軸からオイルポンプへの動力伝達が容易
であるだけでなく、ケーシングからポンプハウジングを
取り外すだけでオイルポンプを容易にメンテナンスする
ことができる。
ポンプハウジングがスプロケットよりも最終出力軸の軸
方向外側に張り出すのを防止してコンパクト化を図るこ
とができる。
ケーシングからポンプハウジングを取り外すだけでオイ
ルストレーナを容易にメンテナンスすることができる。
ケーシング内のオイルのレベルを容易に確認することが
できるだけでなく、ケーシングからポンプハウジングを
取り外すだけで覗き窓を容易にメンテナンスすることが
できる。
無段変速機を搭載した車両を押して移動させる際に、ニ
ュートラルクラッチの締結を解除すれば副変速機側から
無段変速機側に動力が伝達されないので軽い力で済む。
またニュートラルクラッチの締結を解除した状態でエン
ジンを運転すると、副変速機の減速軸が回転しないため
にオイルポンプも駆動されず、無段変速機に対するオイ
ルの供給ができなくなるが、ニュートラルクラッチの締
結解除に伴ってエンジンの運転が禁止されるので、無段
変速機がオイル不足で損傷する虞がない。
無段変速機を搭載した車両を押して移動させる際に、ニ
ュートラルクラッチの締結を解除すれば副変速機側から
無段変速機側に動力が伝達されないので軽い力で済む。
またニュートラルクラッチの締結を解除した状態でエン
ジンを運転しても、副変速機の減速軸が回転してオイル
ポンプが駆動されるので、無段変速機がオイル不足で損
傷する虞がない。
Claims (8)
- 【請求項1】 入力回転部材(21)の回転を無段変速
して出力回転部材(30)に伝達する無段変速機(T)
をケーシング(1)の内部に収納し、この無段変速機
(T)にオイルを供給するオイルポンプ(82)を前記
出力回転部材(30)の回転に連動して駆動することを
特徴とする無段変速機の潤滑構造。 - 【請求項2】 前記出力回転部材(30)の回転を減速
する副変速機(R)を備えてなり、この副変速機(R)
の減速軸(69)で前記オイルポンプ(82)を駆動す
ることを特徴とする、請求項1に記載の無段変速機の潤
滑構造。 - 【請求項3】 前記オイルポンプ(82)のポンプハウ
ジング(79)が、前記副変速機(R)の減速軸(6
9)の軸端部を覆うように前記ケーシング(1)の外面
に結合されていることを特徴とする、請求項2に記載の
無段変速機の潤滑構造。 - 【請求項4】 前記ポンプハウジング(79)が、前記
副変速機(R)の最終出力軸(631 )の軸端部に設け
られたスプロケット(73)の回転面内に配置されてい
ることを特徴とする、請求項3に記載の無段変速機の潤
滑構造。 - 【請求項5】 前記オイルポンプ(82)にオイルを供
給するオイル通路(85)を前記ケーシング(1)およ
び前記ポンプハウジング(79)間に形成し、このオイ
ル通路(85)内に前記ポンプハウジング(79)に臨
むようにオイルストレーナ(88)を配置したことを特
徴とする、請求項3に記載の無段変速機の潤滑構造。 - 【請求項6】 前記ポンプハウジング(79)に、ケー
シング(1)内のオイルのレベルを確認する覗き窓(8
7)を設けたことを特徴とする、請求項3に記載の無段
変速機の潤滑構造。 - 【請求項7】 前記無段変速機(T)および前記副変速
機(R)の減速軸(69)間の動力伝達を遮断し得るニ
ュートラルクラッチ(76)を備えており、このニュー
トラルクラッチ(76)による動力伝達の遮断時に、前
記無段変速機(T)に接続されたエンジン(E)の運転
が禁止されることを特徴とする、請求項2に記載の無段
変速機の潤滑構造。 - 【請求項8】 前記無段変速機(T)および前記副変速
機(R)間の動力の伝達を遮断し得るニュートラルクラ
ッチ(76)を備えており、このニュートラルクラッチ
(76)は前記減速軸(69)よりも反無段変速機
(T)側において動力伝達を遮断することを特徴とす
る、請求項2に記載の無段変速機の潤滑構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24410997A JP3748680B2 (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 無段変速機の潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24410997A JP3748680B2 (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 無段変速機の潤滑構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1182660A true JPH1182660A (ja) | 1999-03-26 |
| JP3748680B2 JP3748680B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=17113900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24410997A Expired - Fee Related JP3748680B2 (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 無段変速機の潤滑構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3748680B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-09-09 JP JP24410997A patent/JP3748680B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3748680B2 (ja) | 2006-02-22 |
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