JPH1182675A - トルクコンバータ - Google Patents

トルクコンバータ

Info

Publication number
JPH1182675A
JPH1182675A JP24323897A JP24323897A JPH1182675A JP H1182675 A JPH1182675 A JP H1182675A JP 24323897 A JP24323897 A JP 24323897A JP 24323897 A JP24323897 A JP 24323897A JP H1182675 A JPH1182675 A JP H1182675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
torque converter
cover
input shaft
impeller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24323897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3165666B2 (ja
Inventor
Kazumasa Tsukamoto
塚本一雅
Masahiro Hayabuchi
早渕正宏
Koji Maeda
前田浩司
Yutaka Teraoka
寺岡豊
Yuuji Kanyama
勘山裕司
Noriyuki Takahashi
高橋徳行
Masafumi Kinoshita
木下雅文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP24323897A priority Critical patent/JP3165666B2/ja
Publication of JPH1182675A publication Critical patent/JPH1182675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3165666B2 publication Critical patent/JP3165666B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトにかつ低コストで、トルクコンバー
タの軸方向位置決めとスラスト軸受の機能を両立させ、
しかも作動油の流れを阻害させないようにする。 【解決手段】フロントカバー4の凹部29内に軸受30
が嵌合され、この軸受30の外周端部側でタービンハブ
10の筒状部10aの前端面10bが軸方向に支持され
て、タービンハブ10からのスラスト力がこの軸受30
に支持されるとともに、軸受30の内周端部側が入力軸
9の前端面9aに当接可能となる。この軸受30が入力
軸9の前端面9aに当接することにより、トルクコンバ
ータ1は入力軸9に対して軸方向に簡単に位置決めされ
て自動変速機に組み付けられる。また、軸受30の凹溝
により作動油の流路が形成されるので、作動油はその流
れを阻害されることなく、確実に流動するようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の自動変速機
等の変速機に用いられ、作動流体によりトルクを変換し
て動力を伝達するトルクコンバータの技術分野に属し、
特に、このトルクコンバータにおける軸方向位置決めお
よびスラスト軸受の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、従来から、エンジン
と自動変速機との間に、流体によりエンジンの動力を自
動変速機の入力軸にそのトルクを変換して伝達するトル
クコンバータが設けられている。
【0003】図6は、例えば実公昭62ー8454号公
報等に開示されている従来の一般的なトルクコンバータ
の一例を示す断面図である。図6に示すように、トルク
コンバータ1は自動変速機のケース2内に収容されてい
る。このトルクコンバータ1は、図示しないエンジンの
出力軸に連結部材3を介して連結されるフロントカバー
4とこのフロントカバー4に連結されたリヤカバー5と
からなり、作動油が充填されているコンバータカバー6
を備えている。
【0004】このコンバータカバー6内には、リヤカバ
ー5によって構成されているポンプ羽根車7が配設され
ているとともに、このポンプ羽根車7に対向するように
してタービン羽根車8が配設されている。このタービン
羽根車8は、リヤカバー5側からコンバータカバー6内
に挿入された自動変速機の入力軸9にスプライン嵌合さ
れたタービンハブ10に、リベット11により連結され
ている。また、ポンプ羽根車7とタービン羽根車8との
間には、ステータ羽根車12が配設されており、このス
テータ羽根車12は自動変速機のケース2に固定された
ステータシャフト13に、一方向クラッチ14を介して
一方向にのみ回転可能に支持されている。この一方向ク
ラッチ14は、図においてその右側がスラストベアリン
グ15を介してポンプシャフト16に軸方向に支持され
ているとともに、その左側がスラストベアリング17を
介してタービンハブ10に軸方向に支持されている。こ
のタービンハブ10も、入力軸9の外周側に配設された
スラストベアリング18を介してフロントカバー4に軸
方向に支持されている。
【0005】更に、タービンハブ10には、ロックアッ
プピストン19とダンパ機構20とからなるロックアッ
プ機構21が設けられており、このロックアップ機構2
1は、そのロックアップピストン19が作動して摩擦材
22をフロントカバー4に摩擦係合させることにより、
トルクを機械的に直接伝達する直結状態になるようにさ
れている。
【0006】このように構成されたトルクコンバータ1
においては、エンジンの駆動力によりフロントカバー4
を介してポンプ羽根車7が回転すると、作動油が矢印の
ように流れ、更にポンプ羽根車7→タービン羽根車8→
ステータ羽根車12→ポンプ羽根車7の順に循環して流
れる。これにより、タービン羽根車8が回転し、この回
転がタービンハブ10を介して自動変速機の入力軸9
に、例えばトルクが増大されて伝達される。
【0007】また、トルクコンバータ1の直結指令が出
ると、圧油がステータシャフト13とポンプシャフト1
6との間の隙間およびスラストワッシャ36に設けられ
た油路37、またはスラストベアリング15を通ってト
ルクコンバータカバー6内に導入される。一方、フロン
トカバー4とロックアップピストン19およびタービン
ハブ10との間にある作動油は、スラストベアリング1
8および入力軸9に穿設されている軸方向孔23を通っ
て排出される。その場合、スラストベアリング18の支
持プレート24には作動油の流れが阻害されることがな
いように、通路25が設けられている。これにより、ロ
ックアップピストン19の両面に圧力差が生じ、このロ
ックアップピストン19がフロントカバー4の方へ移動
して、摩擦材22がフロントカバー4に圧着されて、ト
ルクコンバータ1は直結状態となる。
【0008】なお、タービンハブ10の軸方向孔の内周
面と入力軸9の前端の外周面との間に配設されたオイル
シール26により、タービンハブ10の一側から他側へ
の作動油の漏出が防止されている。
【0009】ところで、このような従来のトルクコンバ
ータ1を自動変速機に組み付けた状態では、自動変速機
の入力軸9の前端面9aがトルクコンバータ1のフロン
トカバー4の中央部内側に当接する場合があるが、この
当接の他にトルクコンバータ1のリヤカバー5が自動変
速機のケース2に当接してしまう場合がある。しかし、
このようなリヤカバー5とケース2との接触が生じたの
では、リヤカバー5が回転するのに対してケース2が回
転しないため、自動変速機の完成検査を確実に行うこと
が困難になる。したがって、自動変速機の完成検査を行
う場合には、トルクコンバータ1を軸方向に対して位置
決めをしてこのようなリヤカバー5とケース2との接触
を防止することが必要となる。
【0010】そこで、従来は位置決め治具を別途用意し
ておき、自動変速機の完成検査を行う際に、この位置決
め治具を用いてトルクコンバータ1を軸方向に位置決め
した後、完成検査を行うようにしている。これによれ
ば、位置決め治具によりトルクコンバータ1が軸方向に
位置決めされているので、完成検査の際、リヤカバー5
とケース2との接触が生じることはない。
【0011】また、例えば特開平2ー62460号公報
等に開示されているように、このような特別な位置決め
治具を用いることなく、トルクコンバータ1の軸方向の
位置決めをすることも、従来行われている。
【0012】図7は、このような従来のトルクコンバー
タの一例を示す断面図である。なお、図6に示す構成要
素と同じ構成要素には、同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する(後述する本発明の実施の形態
の各例についての説明においても、同様である)。
【0013】図7に示すように、このトルクコンバータ
1は、フロントカバー4の内周側にセンタピース27が
設けられており、このセンターピース27の中央部内側
に、入力軸9の前端面と当接可能な突起27aが形成さ
れている。突起27aは入力軸9の前端の周方向に沿っ
て断続的に設けられており、したがってフロントカバー
4の、この突起27aが設けられていない部分は、入力
軸9の前端面9aに当接しなく、作動油が入力軸9の軸
方向孔23の方向へ流れるように油路28が形成されて
いる。
【0014】この突起27aが入力軸9の前端面9aに
当接することにより、トルクコンバータ1の軸方向位置
決めがされるので、リヤカバー5とケース2との接触が
防止される。
【0015】なお、このようなトルクコンバータを組み
付けた自動変速機を実車に搭載したときは、トルクコン
バータ1はドライブプレートによって位置決めされるの
で、前述のようなリヤカバー5とケース2との接触が生
じることはない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
図6に示すトルクコンバータでは、トルクコンバータ1
の自動変速機への組付時にトルクコンバータ1の軸方向
位置決めができないので、前述のように専用の位置決め
用治具を用いてトルクコンバータ1の軸方向位置決めを
した状態でトルクコンバータ1を自動変速機に組み付け
るようにしなければならないが、このように位置決め用
治具を用いてトルクコンバータ1を自動変速機に組み付
けるようにしたのでは、組付作業が煩雑で手間のかかる
ものとなり、工数上きわめて不利となってしまう。
【0017】また、図7に示すトルクコンバータ1で
は、フロントカバー4の中央部内側に、完成検査のため
だけの突起を設けなければならないので、コストアップ
の要因となり、またこの突起のための不要なスペースを
設けざるを得なくなり、スペースが有効に利用されなく
なるという問題がある。
【0018】更に、前述の図6および図7に示すいずれ
のトルクコンバータ1でも、スラストベアリング18が
自動変速機の入力軸9の外周側に配設されているので、
タービンハブの径方向寸法が大きくなり、スラストベア
リングにかかる荷重が大きくなるとともに、スラストベ
アリング18の周速も大きくなってしまう。このため、
スラストベアリングを大きくする必要があり、その分、
必然的にトルクコンバータ1はその軸方向寸法が大きく
なり、必ずしも十分なコンパクト性を有するものではな
い。
【0019】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、よりコンパクトにかつより
低コストで、トルクコンバータの軸方向位置決めとスラ
スト軸受の機能を両立させながら、しかも作動油の流れ
を阻害することのない流体伝動装置を提供することであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、動力が入力されるフロントカ
バーとこのフロントカバーに連結されたリヤカバーとか
らコンバータカバーが形成されているとともに、このコ
ンバータカバー内に、リヤカバーに設けられたポンプ羽
根車と、このポンプ羽根車に対向して配設されたタービ
ン羽根車とが収容されており、更に変速機の入力軸がコ
ンバータカバーのリヤカバー側からこのコンバータカバ
ー内のタービン羽根車が取り付けられるタービンハブに
連結されていて、ポンプ羽根車が動力により回転される
とともに、このポンプ羽根車の回転が作動流体を介して
タービン羽根車に伝達されてこのタービン羽根車が回転
され、タービン羽根車の回転が変速機の入力軸に伝達す
るようになっているトルクコンバータにおいて、前記フ
ロントカバーの中央部内側には凹部が形成されていると
ともに、この凹部に環状の軸受が設けられており、この
環状の軸受の外周側部で前記タービンハブの前端部が軸
方向に支持されているとともに、環状の軸受の内周側部
に前記入力軸の前端面が当接可能とされ、更にこの軸受
の内周側から外周側に向けて作動流体の流路が形成され
ていることを特徴としている。
【0021】また、請求項2の発明は、前記軸受の外周
面がコンバータカバーの凹部に嵌合されていることを特
徴としている。更に、請求項3の発明は、前記軸受の一
面側と他面側とが対称的な形状とされているとともに、
一面側から他面側に至る作動流体の流路が形成されてい
ることを特徴としている。
【0022】更に、請求項4の発明は、前記軸受の内周
部に軸方向に突出する筒状突起が設けられており、この
筒状突起の外周面がタービンハブの内周面に嵌合されて
いるとともに、筒状突起の後端面が前記入力軸の前端面
と当接可能とされていることを特徴としている。更に、
請求項5の発明は、前記軸受が樹脂により形成されてい
ることを特徴としている。
【0023】
【作用および効果】このように構成された請求項1の発
明のトルクコンバータにおいては、軸受がフロントカバ
ーの凹部内に設けられるとともに、この軸受の外周側部
でタービンハブの前端部が軸方向に支持され、また軸受
の内周側部が変速機の入力軸の前端面に当接可能とな
る。したがって、この軸受により、トルクコンバータは
入力軸に対して軸方向に簡単に位置決めされて自動変速
機に組み付けられるようになる。
【0024】そして、このようにトルクコンバータが位
置決めされることにより、コンバータカバーが変速機の
ケースに当接することがなくなり、トルクコンバータが
組み付けられた自動変速機の完成検査を容易にかつ確実
に行うことができる。
【0025】また、軸受によりタービンハブの軸方向の
スラストを支持するようになるが、その場合軸受は入力
軸とタービンハブの筒状部との径方向の領域内に位置す
るようになるので、軸受の周速がそれほど大きくなるこ
とはなく、したがって軸受を大きくする必要もない。こ
れにより、トルクコンバータの軸方向のコンパクト性を
十分に発揮させることができるようになる。しかも、軸
受は、トルクコンバータの軸方向の位置決めとタービン
ハブのスラストの支持との両方を兼用するようになるの
で、スペースを有効に利用することができるようにな
る。
【0026】更に、軸受の内周側から外周側に向けて作
動流体の流路が形成されているので、作動油がこの流路
を通って何ら阻害されることなく流動することができる
ようになる。したがって、ロックアップ係合時の作動流
体の流れが妨げられることなく、ロックアップ係合を確
実に行うことができるようになる。更に、軸受が設けら
れるフロントカバーの凹部も、例えばプレス加工等によ
り簡単に形成できるので、一層製造コストを低減するこ
とができる。
【0027】また、請求項2の発明においては、軸受の
外周面をフロントカバーの凹部に嵌合しているので、軸
受のセンタリングがこの凹部によって簡単に行うことが
でき、しかもこの凹部はプレス加工によって簡単に形成
することができることから、軸受のセンタリングをより
安価に行うことができ、この請求項2の発明は、コスト
低減にきわめて有効となる。
【0028】更に、請求項3の発明においては、軸受の
一面側と他面側とを対称的な形状にしているので、軸受
の裏表の判別が不要となり、組み付け工数を低減できる
とともに、誤組付を防止できる。また、軸受の一面側か
ら他面側へ作動流体の流路を形成しているので、作動流
体を軸受の一面側から他面側へ何等妨げられることな
く、確実に流動させることができる。
【0029】更に、請求項4の発明においては、軸受の
筒状突起により、トルクコンバータの軸方向の位置決め
が簡単にできるとともに、この筒状突起の外周面をター
ビンハブの内周面に単に嵌合させるだけで、軸受けのセ
ンタリングを簡単に行うことができる。したがって、軸
受を嵌合させるためのフロントカバーの凹部を、高精度
にプレス加工する必要がなく、コスト低減を図ることが
できる。
【0030】更に請求項5の発明においては、軸受を樹
脂により形成しているので、軽量化と低コスト化とを図
ることができ、トルクコンバータの小型軽量化および低
コスト化に対して好都合となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明のトルクコンバータ
の実施の形態の一例を示す断面図、図2は図1における
P部拡大断面図、図3はこの例のトルクコンバータに用
いられている軸受を示す図である。
【0032】図1および図2に示すように、この例のト
ルクコンバータ1は、フロントカバー4の中央部が内側
から外側に凹んだ凹部29が形成されており、この凹部
29に、金属または樹脂から形成された環状でかつディ
スク状の軸受30が嵌合されている。凹部29の内径
は、タービンハブ10の筒状部10aの前端部の外径よ
り若干大きく設定されていて、この前端部が凹部29内
に侵入可能になっている。この凹部29は、例えばプレ
ス加工により簡単に形成することができる。
【0033】また、図3に示すように、軸受30の中央
に、この軸受30の一側から他側へ貫通する比較的大き
な貫通孔31が穿設されているとともに、軸受30の一
側面には、貫通孔31の内周縁から軸受30の外周面に
かけて、径方向および軸受の厚み方向に凹溝32が3カ
所周方向に等間隔を置いて形成されている。同様に軸受
30の他側面にも、貫通孔31の内周縁から軸受30の
外周面にかけて、径方向および軸受30の厚み方向に凹
溝33が3カ所周方向に等間隔を置いて形成されてい
る。その場合、これらの凹溝32,33は、それぞれ軸
受30の外周面に形成された厚み方向の凹溝部分および
貫通孔31により、一側から他側へあるいは他側から一
側へ連続して形成されている。更に、一側の凹溝32は
他側の凹溝33の周方向中央位置に配置されていて、こ
の環状の軸受30は、一面側と他面側とで凹溝32,3
3の周方向位置が異なるだけで他はまったく同じになっ
ており、これにより軸受30の裏表面は対称的に形成さ
れている。
【0034】そして、図2に明瞭に示すように、トルク
コンバータ1の自動変速機への組付時には、この環状の
軸受30がフロントカバー4の凹部29内に嵌合され
る。その場合、軸受30の裏表面が対称的に形成されて
いるので、軸受30の裏表の判別をしなくても、軸受3
0の誤組付が生じることはない。そして、軸受30の外
周側部にタービンハブ10の筒状部10aの前端面10
bが軸方向に当接支持されているとともに、軸受30の
内周側部には、自動変速機の入力軸9の前端面9aが当
接可能になっている。
【0035】また、凹部29の深さおよび軸受30の厚
みは、それぞれこの軸受30の内周側部が入力軸9の前
端面9aに当接したときに、リヤカバー5が自動変速機
のケース2に当接しないように設定されている。
【0036】タービンハブ10の筒状部10aの後端部
10cの内周面にはスプラインが形成されていないとと
もに、この後端部10cの内周面に嵌合する入力軸9の
外周面にもスプラインが形成されていなく、後端部10
cの内周面と入力軸9の外周面との嵌合により、タービ
ンハブ10の一側から他側への作動油の漏出を防止する
シール34が形成されている。
【0037】このようにして、本例のトルクコンバータ
1では、図6および図7に示す従来のようなタービンハ
ブ10の外周側に設けられる軸受18およびオイルシー
ル26が省略されている。
【0038】この例のトルクコンバータ1の他の構成
は、前述の図6および図7に示すトルクコンバータ1と
同じである。
【0039】このように構成されたこの例のトルクコン
バータ1おいては、軸受30がフロントカバー4の凹部
29内に嵌合された状態で組み付けられ、この軸受30
の外周側部でタービンハブ10の筒状部10aの前端面
10bが軸方向に支持されるようになるとともに、軸受
30の内周側部が入力軸9の前端面9aに当接可能とな
る。
【0040】したがって、この軸受30により、トルク
コンバータ1は入力軸9に対して軸方向に簡単に位置決
めされて自動変速機に組み付けられるようになる。その
場合、軸受30は単にフロントカバー4の凹部29内に
嵌合されるだけであるので、軸受30の組付が簡単であ
り、しかも軸受30の径方向位置決め(すなわち、セン
タリング)も凹部29により簡単におこなうことができ
るようになる。これにより、トルクコンバータ1の組付
作業に手間取ることはなく、工数が削減されるようにな
る。
【0041】そのうえ、軸受30の内周側部が入力軸9
の前端面9aに当接しても、リヤカバー5が自動変速機
のケース2に当接することはない。したがって、トルク
コンバータ1を組み付けた自動変速機の完成検査を容易
にかつ確実に行うことができる。
【0042】また、軸受30によりタービンハブ10の
軸方向のスラスト力を支持するようになるが、その場合
軸受30は入力軸9およびタービンハブ10の筒状部1
0aの径方向のほぼ領域内に位置するようになるので、
軸受30の径寸法を小さくでき、軸受30にかかる荷重
がそれほど大きくなることはなく、かつ周速も小さく、
したがって軸受30を大きくする必要もない。これによ
り、トルクコンバータ1の軸方向のコンパクト性を十分
に発揮させることができるようになる。しかも、軸受3
0は、トルクコンバータ1の軸方向の位置決めとタービ
ンハブ10からのスラスト力の支持との両方を兼用する
ようになるので、図7に示すような位置決め専用の突起
27aのためのスペースが不要となるので、スペースを
有効に利用することができるようになる。
【0043】更に、軸受30をフロントカバー4の凹部
29内に嵌合させるとともに、軸受30の外周側部でタ
ービンハブ10の筒状部10aの先端面10bを支持し
た状態では、軸受30に形成されている凹溝32,33
により、フロントカバー4とロックアップピストン19
およびタービンハブ10との間の空間内にある作動油が
流動可能な流路が形成されるので、図2において矢印で
示すように作動油がこの流路を通って入力軸9の軸方向
孔23の方へ何ら阻害されることなく流動することがで
きるようになる。その場合、流路は軸受30の一面側か
ら他面側へ連通するように形成されるので、作動油は更
に一層確実に流動することができる。なお、ロックアッ
プ解放時は、作動油が図2の矢印と逆方向からも流れる
ようになり、このときも作動油は何ら阻害されることな
く流動することができる。
【0044】更に、軸受30は環状でかつディスク状の
単純な形状を呈していて、平板から簡単に形成できると
ともに、凹溝32,33も簡単に形成できるので、安価
に製造できる。しかも、この軸受30が嵌合されるフロ
ントカバー4の凹部29も、例えばプレス加工により簡
単に形成できるので、更に一層製造コストを低減するこ
とができる。
【0045】更に、軸受30を樹脂により形成すること
により、軸受30の軽量化かつ低コスト化が図れるよう
になるので、トルクコンバータ1の軽量化および低コス
ト化にとって好都合である。
【0046】この例のトルクコンバータ1の他の作用効
果は、図6および図7に示すトルクコンバータ1と同じ
である。
【0047】図4は、本発明の実施の形態の他の例を示
す図2と同様の部分拡大断面図、図5は図4に示す例の
軸受30を示す図3と同様の図である。
【0048】図4および図5に示すように、この例の軸
受30は、貫通孔31の内周側端部に、タービンハブ1
0の筒状部10aにおけるスプライン部の内周面に嵌合
する筒状突起35が軸方向に若干突出して形成されてい
る。この筒状突起35の後端面35aは入力軸9の前端
面9aに当接可能とされている。この例のトルクコンバ
ータ1の他の構成は、図1〜図3に示す例のトルクコン
バータ1と同じである。
【0049】このように構成された本例のトルクコンバ
ータ1では、軸受30の筒状突起35の後端面が入力軸
9の前端面9aに当接することにより、トルクコンバー
タ1の軸方向の位置決めが簡単にされるようになる。ま
た、軸受30の筒状突起35がタービンハブ10の内周
面に嵌合されることにより、軸受30の径方向の位置決
め(センタリング)がされるので、フロントカバー4の
凹部29は軸受30の外周を嵌合支持する必要がないの
で、高精度に形成しなくても済むようになる。したがっ
て、凹部29を形成するための高精度のプレス加工が不
要となるので、製造コストが低減できる。
【0050】なお、この例の軸受30は、一面側に筒状
突起35が形成されているので、その裏表が異なるが、
この筒状突起35により軸受30の裏表が簡単にかつ明
瞭に判別できるばかりでなく、筒状突起35をタービン
ハブ10の内周面に嵌合させる必要があるので、軸受3
0の誤組付は確実に防止できる。
【0051】この例のトルクコンバータ1の他の作用効
果は、図1ないし図3に示すトルクコンバータ1と同じ
である。なお、本発明は、トルクコンバータに限定され
るものではなく、他の流体継手にも適用することができ
ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるトルクコンバータの実施の形
態の一例を示す断面図である。
【図2】 図1におけるP部の部分拡大断面図である。
【図3】 図1に示すトルクコンバータに使用される軸
受を示す図である。
【図4】 本発明にかかるトルクコンバータの実施の形
態の他の例を示す、図2と同様の部分拡大断面図であ
る。
【図5】 図4に示すトルクコンバータに使用される軸
受を示す図である。
【図6】 従来のトルクコンバータの一例を示す、図1
と同様の断面図である。
【図7】 従来のトルクコンバータの他の一例を示す、
図1と同様の断面図である。
【符号の説明】
1…トルクコンバータ、2…自動変速機のケース、4…
フロントカバー、5…リヤカバー、6…コンバータカバ
ー、7…ポンプ羽根車、8…タービン羽根車、9…入力
軸、9a…入力軸9の前端面、10…タービンハブ、1
0a…筒状部、10b…筒状部10aの前端面、10c
…筒状部10aの後端部、12…ステータ羽根車、13
…ステータシャフト、14…一方向クラッチ、15…ス
ラストベアリング、16…ポンプシャフト、17…スラ
ストベアリング、18…スラストベアリング、19…ロ
ックアップピストン、20…ダンパ機構、21…ロック
アップ機構、22…摩擦材、23…軸方向孔、29…凹
部、30…軸受、31…貫通孔、32,33…凹溝、3
4…シール、35…筒状突起、36…スラストワッシ
ャ、37…油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田浩司 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 寺岡豊 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 勘山裕司 福井県武生市池ノ上町38番地 アイシン・ エィ・ダブリュ工業株式会社内 (72)発明者 高橋徳行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 木下雅文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力が入力されるフロントカバーとこの
    フロントカバーに連結されたリヤカバーとからコンバー
    タカバーが形成されているとともに、このコンバータカ
    バー内に、リヤカバーに設けられたポンプ羽根車と、こ
    のポンプ羽根車に対向して配設されたタービン羽根車と
    が収容されており、更に変速機の入力軸がコンバータカ
    バーのリヤカバー側からこのコンバータカバー内のター
    ビン羽根車が取り付けられるタービンハブに連結されて
    いて、ポンプ羽根車が動力により回転されるとともに、
    このポンプ羽根車の回転が作動流体を介してタービン羽
    根車に伝達されてこのタービン羽根車が回転され、ター
    ビン羽根車の回転が変速機の入力軸に伝達するようにな
    っているトルクコンバータにおいて、 前記フロントカバーの中央部内側には凹部が形成されて
    いるとともに、この凹部に環状の軸受が設けられてお
    り、この環状の軸受の外周側部で前記タービンハブの前
    端部が軸方向に支持されているとともに、環状の軸受の
    内周側部に前記入力軸の前端面が当接可能とされ、この
    軸受の内周側から外周側に向けて作動流体の流路が形成
    されていることを特徴とするトルクコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記軸受の外周面がコンバータカバーの
    凹部に嵌合されていることを特徴とする請求項1記載の
    トルクコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記軸受の一面側と他面側とが対称的な
    形状とされているとともに、一面側から他面側に至る作
    動流体の流路が形成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載のトルクコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記軸受の内周部に軸方向に突出する筒
    状突起が設けられており、この筒状突起の外周面がター
    ビンハブの内周面に嵌合されているとともに、筒状突起
    の後端面が前記入力軸の前端面と当接可能とされている
    ことを特徴とする請求項1記載のトルクコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記軸受は樹脂により形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載のト
    ルクコンバータ。
JP24323897A 1997-09-08 1997-09-08 トルクコンバータ Expired - Lifetime JP3165666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24323897A JP3165666B2 (ja) 1997-09-08 1997-09-08 トルクコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24323897A JP3165666B2 (ja) 1997-09-08 1997-09-08 トルクコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1182675A true JPH1182675A (ja) 1999-03-26
JP3165666B2 JP3165666B2 (ja) 2001-05-14

Family

ID=17100902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24323897A Expired - Lifetime JP3165666B2 (ja) 1997-09-08 1997-09-08 トルクコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3165666B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004308855A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Valeo Unisia Transmission Kk 流体機械のスラスト荷重受け部構造
WO2006025178A1 (ja) * 2004-09-02 2006-03-09 Exedy Corporation 流体式トルク伝達装置
US7150148B2 (en) 2001-04-23 2006-12-19 Kabushiki Kaisha Yutaka Giken Thrust receiving structure of torque converter cover
JP2007107689A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Daihatsu Motor Co Ltd トルクコンバータ
JP2012067652A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Kubota Corp エンジンの回転部の密封装置
JP2012067711A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Kubota Corp エンジンの伝動ケースの密封装置
JP2013190106A (ja) * 2013-06-21 2013-09-26 Kubota Corp エンジンの伝動ケースの密封装置
WO2023055621A1 (en) * 2021-09-30 2023-04-06 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Centering sleeve for torque converter assembly

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7150148B2 (en) 2001-04-23 2006-12-19 Kabushiki Kaisha Yutaka Giken Thrust receiving structure of torque converter cover
JP2004308855A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Valeo Unisia Transmission Kk 流体機械のスラスト荷重受け部構造
WO2006025178A1 (ja) * 2004-09-02 2006-03-09 Exedy Corporation 流体式トルク伝達装置
JP2006071011A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Exedy Corp 流体式トルク伝達装置
US7581391B2 (en) 2004-09-02 2009-09-01 Exedy Corporation Hydrodynamic torque transmitting device
JP2007107689A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Daihatsu Motor Co Ltd トルクコンバータ
JP2012067652A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Kubota Corp エンジンの回転部の密封装置
JP2012067711A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Kubota Corp エンジンの伝動ケースの密封装置
JP2013190106A (ja) * 2013-06-21 2013-09-26 Kubota Corp エンジンの伝動ケースの密封装置
WO2023055621A1 (en) * 2021-09-30 2023-04-06 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Centering sleeve for torque converter assembly
JP2024534453A (ja) * 2021-09-30 2024-09-20 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー トルクコンバータアセンブリのためのセンタリングスリーブ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3165666B2 (ja) 2001-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3165666B2 (ja) トルクコンバータ
JP2001241530A (ja) トルクコンバータ
JP2839269B2 (ja) トルクコンバータの油路接続構造
EP0731285A2 (en) Assembly of a one-way clutch and a bearing
JP3335461B2 (ja) トルクコンバータ
JP3531068B2 (ja) 流体継手用ロックアップクラッチ
EP0660012B1 (en) A fluid coupling with a lock-up clutch
JP2863091B2 (ja) ロックアップクラッチを有するトルクコンバータ
US3141354A (en) Transmission
JPH09100894A (ja) ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ
JP4066355B2 (ja) トルクコンバータ
JP2006090375A (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP4093383B2 (ja) ダンパー付ロックアップピストン
JP2607205Y2 (ja) トルクコンバータのステータ支持構造
JP2003322239A (ja) バッフルプレート付き流体継手
JP3695989B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2774517B2 (ja) トルクコンバータ
JP3413980B2 (ja) 流体伝動装置
JP2006153029A (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP2783836B2 (ja) トルクコンバータ
JPS6333578B2 (ja)
JP2002147564A (ja) 流体式トルク伝達装置
JPH066798U (ja) トルクコンバータ用ロックアップ装置
JPH0623798Y2 (ja) トルクコンバータのロックアップクラッチ
JPH0536160U (ja) トルクコンバータ用ステータ支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term