JPH1183691A - 不純物を含む液体の分析システム - Google Patents
不純物を含む液体の分析システムInfo
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- JPH1183691A JPH1183691A JP25416897A JP25416897A JPH1183691A JP H1183691 A JPH1183691 A JP H1183691A JP 25416897 A JP25416897 A JP 25416897A JP 25416897 A JP25416897 A JP 25416897A JP H1183691 A JPH1183691 A JP H1183691A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不純物の混入による配管閉塞、装置の機械的
摩耗等による液漏れ等のトラブルを減少させ、フィルタ
ー交換等の定期的なメンテナンス作業を軽減して、しか
も信頼性の高い分析を行うことのできる不純物を含む液
体の分析システムを提供する。 【解決手段】 槽15に溜められた不純物19を含む液
体14を、別置きされた分析装置31に送って、液体1
4の特定成分を分析する不純物を含む液体の分析システ
ムであって、槽15から分析装置31に送られる液体1
4中の不純物19を沈澱除去する沈澱槽40を、槽15
と分析装置31の中間位置に設けると共に、槽15から
沈澱槽40にパイプライン系を介して液体14を送った
後に、槽15から沈澱槽40までのパイプライン系に洗
浄水を流し、更に液体14の分析完了後に、沈澱槽40
の洗浄を行う第1の洗浄装置を設けた。
摩耗等による液漏れ等のトラブルを減少させ、フィルタ
ー交換等の定期的なメンテナンス作業を軽減して、しか
も信頼性の高い分析を行うことのできる不純物を含む液
体の分析システムを提供する。 【解決手段】 槽15に溜められた不純物19を含む液
体14を、別置きされた分析装置31に送って、液体1
4の特定成分を分析する不純物を含む液体の分析システ
ムであって、槽15から分析装置31に送られる液体1
4中の不純物19を沈澱除去する沈澱槽40を、槽15
と分析装置31の中間位置に設けると共に、槽15から
沈澱槽40にパイプライン系を介して液体14を送った
後に、槽15から沈澱槽40までのパイプライン系に洗
浄水を流し、更に液体14の分析完了後に、沈澱槽40
の洗浄を行う第1の洗浄装置を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、不純物が
付着した鋼板を塩酸溶液等の酸洗液を保持する槽に浸漬
させて不純物を除去する際、その不純物を含む酸洗液中
の酸濃度等を測定して、酸洗液の管理を行うための不純
物を含む液体の分析システムに関する。
付着した鋼板を塩酸溶液等の酸洗液を保持する槽に浸漬
させて不純物を除去する際、その不純物を含む酸洗液中
の酸濃度等を測定して、酸洗液の管理を行うための不純
物を含む液体の分析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホットコイル等の熱延鋼板は、熱
延工程等で発生する酸化物や、油分等の不純物が表面に
付着しているために、これらの不純物を塩酸等を含む酸
洗液で洗浄して除去する酸洗処理が行われている。そし
て、この酸洗処理においては、酸洗液中の除去された不
純物が酸洗液中に懸濁し、一部は酸洗処理槽内に次第に
堆積すると共に、酸洗液の酸濃度が所定のレベルより低
下するために、酸洗処理槽内の酸洗液の酸濃度を常時測
定して、酸洗液の酸濃度や液量を最適状態に維持させる
ことが必要となっている。しかし、酸洗液から試料液
(サンプル液)を採取する際には、試料液中に不純物が
混入して、分析が不正確になる障害を生じる。このよう
な不純物の混入を回避するために、例えば特開平7−2
75620号公報には試料液を採取する濾過筒本体内に
長繊維糸の集合体を濾材として配置し、その上下に対向
配置された濾材押圧板を昇降させて、液中に懸濁する固
形粒子等を濾過する濾過装置を用いて分析を行うものが
提案されている。さらに、特開平8−233698号公
報には、電磁体の磁力で振動する振動部材と、この振動
部材の振動で作動するダイアフラム部とで構成されたポ
ンプ部を備えてなるヘッドポンプを複数台設け、ヘッド
ポンプの作動によって試料液を吸引して、試料液の分析
を行うサンプリング装置が提案されている。
延工程等で発生する酸化物や、油分等の不純物が表面に
付着しているために、これらの不純物を塩酸等を含む酸
洗液で洗浄して除去する酸洗処理が行われている。そし
て、この酸洗処理においては、酸洗液中の除去された不
純物が酸洗液中に懸濁し、一部は酸洗処理槽内に次第に
堆積すると共に、酸洗液の酸濃度が所定のレベルより低
下するために、酸洗処理槽内の酸洗液の酸濃度を常時測
定して、酸洗液の酸濃度や液量を最適状態に維持させる
ことが必要となっている。しかし、酸洗液から試料液
(サンプル液)を採取する際には、試料液中に不純物が
混入して、分析が不正確になる障害を生じる。このよう
な不純物の混入を回避するために、例えば特開平7−2
75620号公報には試料液を採取する濾過筒本体内に
長繊維糸の集合体を濾材として配置し、その上下に対向
配置された濾材押圧板を昇降させて、液中に懸濁する固
形粒子等を濾過する濾過装置を用いて分析を行うものが
提案されている。さらに、特開平8−233698号公
報には、電磁体の磁力で振動する振動部材と、この振動
部材の振動で作動するダイアフラム部とで構成されたポ
ンプ部を備えてなるヘッドポンプを複数台設け、ヘッド
ポンプの作動によって試料液を吸引して、試料液の分析
を行うサンプリング装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−275620号公報の装置では、試料液の濾過の都
度、濾材押圧板を機械的に上下させる必要があるため
に、長期間使用していると、濾材押圧板と濾過筒本体の
接触部が摩耗して、ここから液漏れが発生し易いという
問題があった。さらに、このような装置においては濾過
筒本体と濾材押圧板との間には隙間があって、濾材押圧
板の昇降時に芯ずれが生じて、ついには濾材押圧板が曲
がって濾過筒本体を破損させる恐れがあり、また、濾材
となる長繊維糸の耐久性が充分でないために定期的な交
換が必要になる等の欠点があった。また、特開平8−2
33698号公報に示されるダイアフラムを振動させて
試料液を採取する分析用サンプリング装置では、不純物
が試料液に巻き込まれ、ダイアフラムを損傷させたり、
パイプラインを閉塞させたりする要因となり、安定した
条件での分析が困難であるという問題があった。本発明
はこのような事情に鑑みてなされたもので、不純物の混
入による配管閉塞、装置の機械的摩耗等による液漏れ等
のトラブルを減少させ、フィルター交換等の定期的なメ
ンテナンス作業を軽減して、しかも信頼性の高い分析を
行うことのできる不純物を含む液体の分析システムを提
供することを目的とする。
7−275620号公報の装置では、試料液の濾過の都
度、濾材押圧板を機械的に上下させる必要があるため
に、長期間使用していると、濾材押圧板と濾過筒本体の
接触部が摩耗して、ここから液漏れが発生し易いという
問題があった。さらに、このような装置においては濾過
筒本体と濾材押圧板との間には隙間があって、濾材押圧
板の昇降時に芯ずれが生じて、ついには濾材押圧板が曲
がって濾過筒本体を破損させる恐れがあり、また、濾材
となる長繊維糸の耐久性が充分でないために定期的な交
換が必要になる等の欠点があった。また、特開平8−2
33698号公報に示されるダイアフラムを振動させて
試料液を採取する分析用サンプリング装置では、不純物
が試料液に巻き込まれ、ダイアフラムを損傷させたり、
パイプラインを閉塞させたりする要因となり、安定した
条件での分析が困難であるという問題があった。本発明
はこのような事情に鑑みてなされたもので、不純物の混
入による配管閉塞、装置の機械的摩耗等による液漏れ等
のトラブルを減少させ、フィルター交換等の定期的なメ
ンテナンス作業を軽減して、しかも信頼性の高い分析を
行うことのできる不純物を含む液体の分析システムを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の不純物を含む液体の分析システムは、槽に溜めら
れた不純物を含む液体を、パイプライン系によって別置
きされた分析装置に送って、前記液体の特定成分を分析
する不純物を含む液体の分析システムであって、前記槽
から前記分析装置に送られる前記液体中の不純物を沈澱
除去する沈澱槽を、前記槽と前記分析装置の中間位置に
設けると共に、前記槽から前記沈澱槽に前記パイプライ
ン系を介して前記液体を送った後に、前記槽から前記沈
澱槽までの前記パイプライン系に洗浄液を流し、更に前
記液体の分析完了後に、前記沈澱槽の洗浄を行う第1の
洗浄装置を設けた。請求項2記載の不純物を含む液体の
分析システムは、請求項1記載の不純物を含む液体の分
析システムにおいて、前記沈澱槽は、前記槽の下位置に
設けられ、サイホンの原理を応用して前記槽から前記沈
澱槽に前記液体を送る。請求項3記載の不純物を含む液
体の分析システムは、請求項1又は2記載の不純物を含
む液体の分析システムにおいて、前記沈澱槽から前記分
析装置までのパイプライン系を、前記液体の分析完了後
に洗浄する第2の洗浄装置を備えている。請求項4記載
の不純物を含む液体の分析システムは、請求項3記載の
不純物を含む液体の分析システムにおいて、前記槽は酸
洗槽であって、前記第1、第2の洗浄装置から供給され
る洗浄液は、温水である。請求項5記載の不純物を含む
液体の分析システムは、請求項1〜4のいずれか1項に
記載の不純物を含む液体の分析システムにおいて、前記
分析装置には、該分析装置内の配管を洗浄するアルカリ
洗浄装置が設けられている。
記載の不純物を含む液体の分析システムは、槽に溜めら
れた不純物を含む液体を、パイプライン系によって別置
きされた分析装置に送って、前記液体の特定成分を分析
する不純物を含む液体の分析システムであって、前記槽
から前記分析装置に送られる前記液体中の不純物を沈澱
除去する沈澱槽を、前記槽と前記分析装置の中間位置に
設けると共に、前記槽から前記沈澱槽に前記パイプライ
ン系を介して前記液体を送った後に、前記槽から前記沈
澱槽までの前記パイプライン系に洗浄液を流し、更に前
記液体の分析完了後に、前記沈澱槽の洗浄を行う第1の
洗浄装置を設けた。請求項2記載の不純物を含む液体の
分析システムは、請求項1記載の不純物を含む液体の分
析システムにおいて、前記沈澱槽は、前記槽の下位置に
設けられ、サイホンの原理を応用して前記槽から前記沈
澱槽に前記液体を送る。請求項3記載の不純物を含む液
体の分析システムは、請求項1又は2記載の不純物を含
む液体の分析システムにおいて、前記沈澱槽から前記分
析装置までのパイプライン系を、前記液体の分析完了後
に洗浄する第2の洗浄装置を備えている。請求項4記載
の不純物を含む液体の分析システムは、請求項3記載の
不純物を含む液体の分析システムにおいて、前記槽は酸
洗槽であって、前記第1、第2の洗浄装置から供給され
る洗浄液は、温水である。請求項5記載の不純物を含む
液体の分析システムは、請求項1〜4のいずれか1項に
記載の不純物を含む液体の分析システムにおいて、前記
分析装置には、該分析装置内の配管を洗浄するアルカリ
洗浄装置が設けられている。
【0005】請求項6記載の不純物を含む液体の分析シ
ステムは、不純物を含む高温の酸洗液が溜められた槽か
らサイホンの原理によって取り出される前記酸洗液を第
1、第2のバルブを有する第1のパイプラインを介して
受ける沈澱槽と、前記沈澱槽の上澄み酸洗液を第3のバ
ルブを有する第2のパイプラインを介してポンプで吸引
し、成分を分析する分析装置と、前記第3のバルブと前
記沈澱槽との間の前記第2のパイプラインに設けられ
て、前記沈澱槽から前記分析装置に供給される前記上澄
み酸洗液を所定温度に冷却するクーラーと、前記第1、
第2のバルブの中間位置の前記第1のパイプラインに第
4のバルブを介して接続され、前記第1のパイプライン
に洗浄液を供給する第1の洗浄装置と、前記第3のバル
ブと前記クーラーとの中間位置に接続される第5のバル
ブを介して洗浄液を供給して、前記クーラーから前記沈
澱槽までのパイプライン及び該沈澱槽の洗浄を行う第2
の洗浄装置と、前記沈澱槽の底部に設けられた排出口に
第6のバルブを介して接続され、分析後の前記酸洗液や
系内で発生する余剰の廃液を外部に排出する集合配管
と、前記分析装置内の配管の上流側に、第7のバルブを
介して接続され、該分析装置内にアルカリ洗浄液を供給
するアルカリ洗浄装置とを有する。特に、請求項7記載
の不純物を含む液体の分析システムは、請求項6記載の
不純物を含む液体の分析システムにおいて、前記沈澱槽
及び前記クーラーは、チャンバー内に収納され、該チャ
ンバー内に設けられたエアパージ装置によってエアパー
ジされている。
ステムは、不純物を含む高温の酸洗液が溜められた槽か
らサイホンの原理によって取り出される前記酸洗液を第
1、第2のバルブを有する第1のパイプラインを介して
受ける沈澱槽と、前記沈澱槽の上澄み酸洗液を第3のバ
ルブを有する第2のパイプラインを介してポンプで吸引
し、成分を分析する分析装置と、前記第3のバルブと前
記沈澱槽との間の前記第2のパイプラインに設けられ
て、前記沈澱槽から前記分析装置に供給される前記上澄
み酸洗液を所定温度に冷却するクーラーと、前記第1、
第2のバルブの中間位置の前記第1のパイプラインに第
4のバルブを介して接続され、前記第1のパイプライン
に洗浄液を供給する第1の洗浄装置と、前記第3のバル
ブと前記クーラーとの中間位置に接続される第5のバル
ブを介して洗浄液を供給して、前記クーラーから前記沈
澱槽までのパイプライン及び該沈澱槽の洗浄を行う第2
の洗浄装置と、前記沈澱槽の底部に設けられた排出口に
第6のバルブを介して接続され、分析後の前記酸洗液や
系内で発生する余剰の廃液を外部に排出する集合配管
と、前記分析装置内の配管の上流側に、第7のバルブを
介して接続され、該分析装置内にアルカリ洗浄液を供給
するアルカリ洗浄装置とを有する。特に、請求項7記載
の不純物を含む液体の分析システムは、請求項6記載の
不純物を含む液体の分析システムにおいて、前記沈澱槽
及び前記クーラーは、チャンバー内に収納され、該チャ
ンバー内に設けられたエアパージ装置によってエアパー
ジされている。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに図1は本発明の一実施の形態
に係る不純物を含む液体の分析システムを適用する鋼板
処理設備の構成図、図2は同不純物を含む液体の分析シ
ステムの説明図である。本発明の一実施の形態に係る不
純物を含む液体の分析システム10を適用した鋼板処理
設備11は、図1に示すように、装入される鋼板12を
熱処理するための熱処理炉13と、熱処理された鋼板1
2の表面に付着する汚れ、酸化物等の不純物を酸洗液1
4、14aで溶解除去するための酸洗槽(槽の一例)1
5と、酸洗槽15の酸洗液14、14aを制御する制御
装置16とを備えている。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに図1は本発明の一実施の形態
に係る不純物を含む液体の分析システムを適用する鋼板
処理設備の構成図、図2は同不純物を含む液体の分析シ
ステムの説明図である。本発明の一実施の形態に係る不
純物を含む液体の分析システム10を適用した鋼板処理
設備11は、図1に示すように、装入される鋼板12を
熱処理するための熱処理炉13と、熱処理された鋼板1
2の表面に付着する汚れ、酸化物等の不純物を酸洗液1
4、14aで溶解除去するための酸洗槽(槽の一例)1
5と、酸洗槽15の酸洗液14、14aを制御する制御
装置16とを備えている。
【0007】酸洗槽15は、中間に配置された堰によっ
て第1の酸洗液槽17と第2の酸洗液槽18とに区画さ
れており、それぞれの酸洗液槽17、18を選択して、
酸洗液槽17、18の上部にそれぞれ設けられたサイホ
ン配管48、48aを介して濃度測定用の液体の一例で
ある酸洗液14、14aを取り出すことができるように
なっている。酸洗槽15の下部には、酸洗槽15内に堆
積するスラッジ等の不純物19を含む廃液を取り出すた
めの配管が設けられていて、その調整弁20を操作する
ことにより、廃液を廃液タンク21に排出することがで
きる。また、酸洗槽15の上方には塩酸貯蔵タンク2
2、23から供給される既知の塩酸濃度の溶液を計量す
るための計量タンク24が配置され、制御装置16を用
いて各調整弁25〜29を操作して計量タンク24中へ
所定量に調整された塩酸溶液を酸洗液14、14aとし
て、各酸洗液槽17、18に必要に応じて選択して供給
することができる。なお、酸洗液14、14aを採取す
る酸洗槽15は必要に応じて第1、第2の酸洗液槽1
7、18の何れかを選択するが、それぞれの分析操作、
及び配管系統等の洗浄方法は同じであるので、以下にお
いては第1の酸洗液槽17から酸洗液14を採取する場
合について説明する。
て第1の酸洗液槽17と第2の酸洗液槽18とに区画さ
れており、それぞれの酸洗液槽17、18を選択して、
酸洗液槽17、18の上部にそれぞれ設けられたサイホ
ン配管48、48aを介して濃度測定用の液体の一例で
ある酸洗液14、14aを取り出すことができるように
なっている。酸洗槽15の下部には、酸洗槽15内に堆
積するスラッジ等の不純物19を含む廃液を取り出すた
めの配管が設けられていて、その調整弁20を操作する
ことにより、廃液を廃液タンク21に排出することがで
きる。また、酸洗槽15の上方には塩酸貯蔵タンク2
2、23から供給される既知の塩酸濃度の溶液を計量す
るための計量タンク24が配置され、制御装置16を用
いて各調整弁25〜29を操作して計量タンク24中へ
所定量に調整された塩酸溶液を酸洗液14、14aとし
て、各酸洗液槽17、18に必要に応じて選択して供給
することができる。なお、酸洗液14、14aを採取す
る酸洗槽15は必要に応じて第1、第2の酸洗液槽1
7、18の何れかを選択するが、それぞれの分析操作、
及び配管系統等の洗浄方法は同じであるので、以下にお
いては第1の酸洗液槽17から酸洗液14を採取する場
合について説明する。
【0008】不純物を含む液体の分析システム10は図
2に示すように、酸洗液槽17から採取された酸洗液1
4から不純物19を除去して試料液とするための試料液
処理装置30と、パイプライン系によって別置きされ、
試料液処理装置30から供給される試料液中の塩酸濃度
を測定し成分を分析するための分析装置31とを有して
いる。分析装置31は、試料液処理装置30から第9の
バルブ69を介して試料液を吸引するためのポンプの一
例であるチューブポンプ32と、チューブポンプ32を
介して吸引される試料液をU字型の容器に収納して、試
料液を保持する該容器を振動させ、その固有振動数から
密度を測定するための振動セル33と、試料液の導電率
を測定するための導電率計34、及び基準濃度の標準塩
酸溶液又はアルカリ洗浄液を保持するためのアルカリ洗
浄装置の一例であるタンク35とを有する。第9のバル
ブ69を介して吸引される試料液は振動セル33の入口
側及び出口側でそれぞれ電導率が測定された後、チュー
ブポンプ32を経由して、試料液処理装置30内の集合
配管41に導かれるようになっている。さらに、振動セ
ル33の入口側と第9のバルブ69の間の配管には第7
のバルブ67を有したタンク35に接続する支管が接続
されており、タンク35内に保持される標準塩酸溶液又
はアルカリ洗浄液を振動セル33内に供給することがで
きる。このような分析装置31においては、濃度が既知
の標準塩酸溶液を用いて、試料液の密度及び導電率と塩
酸濃度との関係を示す検量線等を予め作成しておき、前
記固有振動数に対応して計算される試料液の密度、及び
導電率等のデータを用いて試料液中の塩酸濃度等を求め
ることができる。なお、分析装置31を流れる試料液の
配管の内径は約2mmと小さく、測定時に試料液中に不
純物19が混入していると、データのばらつきや、測定
誤差を増大させる要因となると共に、配管を閉塞させて
分析装置31の作動不良を起こさせることがある。この
ため、本実施の形態においては、この部分のパイプライ
ンの洗浄を効率的に行うようにしている。
2に示すように、酸洗液槽17から採取された酸洗液1
4から不純物19を除去して試料液とするための試料液
処理装置30と、パイプライン系によって別置きされ、
試料液処理装置30から供給される試料液中の塩酸濃度
を測定し成分を分析するための分析装置31とを有して
いる。分析装置31は、試料液処理装置30から第9の
バルブ69を介して試料液を吸引するためのポンプの一
例であるチューブポンプ32と、チューブポンプ32を
介して吸引される試料液をU字型の容器に収納して、試
料液を保持する該容器を振動させ、その固有振動数から
密度を測定するための振動セル33と、試料液の導電率
を測定するための導電率計34、及び基準濃度の標準塩
酸溶液又はアルカリ洗浄液を保持するためのアルカリ洗
浄装置の一例であるタンク35とを有する。第9のバル
ブ69を介して吸引される試料液は振動セル33の入口
側及び出口側でそれぞれ電導率が測定された後、チュー
ブポンプ32を経由して、試料液処理装置30内の集合
配管41に導かれるようになっている。さらに、振動セ
ル33の入口側と第9のバルブ69の間の配管には第7
のバルブ67を有したタンク35に接続する支管が接続
されており、タンク35内に保持される標準塩酸溶液又
はアルカリ洗浄液を振動セル33内に供給することがで
きる。このような分析装置31においては、濃度が既知
の標準塩酸溶液を用いて、試料液の密度及び導電率と塩
酸濃度との関係を示す検量線等を予め作成しておき、前
記固有振動数に対応して計算される試料液の密度、及び
導電率等のデータを用いて試料液中の塩酸濃度等を求め
ることができる。なお、分析装置31を流れる試料液の
配管の内径は約2mmと小さく、測定時に試料液中に不
純物19が混入していると、データのばらつきや、測定
誤差を増大させる要因となると共に、配管を閉塞させて
分析装置31の作動不良を起こさせることがある。この
ため、本実施の形態においては、この部分のパイプライ
ンの洗浄を効率的に行うようにしている。
【0009】試料液処理装置30は図2に示すように、
酸洗液槽17からの酸洗液14が第1のバルブ61、第
2のバルブ62を備えた第1のパイプライン45を通し
て供給される沈澱槽40と、沈澱槽40の底部に設けら
れた排出口に第6のバルブ66を介して接続され、しか
も沈澱槽40のオーバーフロー液等が流入する集合配管
41と、沈澱槽40から分析装置31へ不純物19の沈
澱除去された上澄み酸洗液を供給する第2のパイプライ
ン46に設けられたクーラー42、パイプクーラー42
aと、第4のバルブ64、第5のバルブ65を介して洗
浄用温水を第1のパイプライン45及びクーラー42に
供給して洗浄するための洗浄水供給装置43と、沈澱槽
40を含む各装置の収納されるチャンバー内をエアパー
ジするためのエアパージ装置44とを有している。試料
液処理装置30には、前記分析装置31内の配管に較べ
て比較的大きい内径が10〜20mmのパイプを使用し
ていると共に、逆止弁51、警報器付き温度計52、圧
力計53、53a、53b、レジューサ54、54aを
設けている。なお、温度計52、圧力計53、53a、
53bにはそれぞれ閉止弁が設けられ、各装置にはパイ
プライン系を連結するためのコネクタ91〜98が取付
られている。
酸洗液槽17からの酸洗液14が第1のバルブ61、第
2のバルブ62を備えた第1のパイプライン45を通し
て供給される沈澱槽40と、沈澱槽40の底部に設けら
れた排出口に第6のバルブ66を介して接続され、しか
も沈澱槽40のオーバーフロー液等が流入する集合配管
41と、沈澱槽40から分析装置31へ不純物19の沈
澱除去された上澄み酸洗液を供給する第2のパイプライ
ン46に設けられたクーラー42、パイプクーラー42
aと、第4のバルブ64、第5のバルブ65を介して洗
浄用温水を第1のパイプライン45及びクーラー42に
供給して洗浄するための洗浄水供給装置43と、沈澱槽
40を含む各装置の収納されるチャンバー内をエアパー
ジするためのエアパージ装置44とを有している。試料
液処理装置30には、前記分析装置31内の配管に較べ
て比較的大きい内径が10〜20mmのパイプを使用し
ていると共に、逆止弁51、警報器付き温度計52、圧
力計53、53a、53b、レジューサ54、54aを
設けている。なお、温度計52、圧力計53、53a、
53bにはそれぞれ閉止弁が設けられ、各装置にはパイ
プライン系を連結するためのコネクタ91〜98が取付
られている。
【0010】第1のパイプライン45は酸洗液槽17中
の酸洗液14をサイホンの原理で酸洗液槽17の下位置
にある沈澱槽40に供給するための配管であり、図2で
は二重実線で示されている。酸洗液槽17の酸洗液14
に浸漬される第1のパイプライン45の上流側の部分が
サイホン配管48となっていて、酸洗液14が取り込ま
れるサイホン配管48の始端部には酸洗液14中の比較
的粒径の大きい不溶性粒子を除くためのフィルター48
bが設けられている。第1のパイプライン45における
第1のバルブ61及び第2のバルブ62の間には第4の
バルブ64を有する洗浄液の供給配管が接続されてい
て、洗浄水供給装置43から供給される洗浄液(温水)
を第4のバルブ64を介して第1のパイプライン45に
供給できるようになっている。第1のパイプライン45
の上部配管には、配管内に空気を導入して、水抜きを行
うための手動開閉弁89が設けられている。
の酸洗液14をサイホンの原理で酸洗液槽17の下位置
にある沈澱槽40に供給するための配管であり、図2で
は二重実線で示されている。酸洗液槽17の酸洗液14
に浸漬される第1のパイプライン45の上流側の部分が
サイホン配管48となっていて、酸洗液14が取り込ま
れるサイホン配管48の始端部には酸洗液14中の比較
的粒径の大きい不溶性粒子を除くためのフィルター48
bが設けられている。第1のパイプライン45における
第1のバルブ61及び第2のバルブ62の間には第4の
バルブ64を有する洗浄液の供給配管が接続されてい
て、洗浄水供給装置43から供給される洗浄液(温水)
を第4のバルブ64を介して第1のパイプライン45に
供給できるようになっている。第1のパイプライン45
の上部配管には、配管内に空気を導入して、水抜きを行
うための手動開閉弁89が設けられている。
【0011】図2の二重破線で示される第2のパイプラ
イン46は、沈澱槽40中の上澄み酸洗液を試料液とし
て、分析装置31へ供給するための配管系統である。第
2のパイプライン46上におけるクーラー42の出口側
と分析装置31に接続する第3のバルブ63との間に
は、洗浄水供給装置43からの洗浄液を第5のバルブ6
5を介して供給するための支管が配置されている。これ
によって、第5のバルブ65を介して洗浄水供給装置4
3からの洗浄液(温水)を、試料液の吸引方向とは逆方
向でクーラー42に供給してクーラー42内の洗浄を行
うことができる。また、沈澱槽40の酸洗液14中に浸
漬される第2のパイプライン46の取入れ口には、酸洗
液中の比較的粒径の大きい不溶性粒子を除くためのフィ
ルター47が必要に応じて設けられている。第3のバル
ブ63とその下流側に配置されたコネクタ95との間に
は内径が約2mmとなったパイプクーラー42aが配置
されており、前記クーラー42からの排出水によって試
料液の冷却が行われるようになっている。なお、クーラ
ー42には、洗浄水供給装置43を介して供給される冷
却水が試料液の供給方向と順方向に、即ち、洗浄水供給
装置43の手動開閉弁82、87、バルブ73を経由し
て順にクーラー42に供給され、上澄み酸洗液を所定温
度に冷却し、クーラー42及びパイプクーラー42aで
温められた冷却水は集合配管41に捨てられるようにな
っている。しかし、冷却水を洗浄水供給装置43とは別
系統の工業用水(上水)供給ラインを用いてクーラー4
2、パイプクーラー42aに供給してもよい。以上説明
したように、本実施の形態においては、第1、第2のパ
イプライン45、46を主要部とする配管系統を総称し
てパイプライン系としている。
イン46は、沈澱槽40中の上澄み酸洗液を試料液とし
て、分析装置31へ供給するための配管系統である。第
2のパイプライン46上におけるクーラー42の出口側
と分析装置31に接続する第3のバルブ63との間に
は、洗浄水供給装置43からの洗浄液を第5のバルブ6
5を介して供給するための支管が配置されている。これ
によって、第5のバルブ65を介して洗浄水供給装置4
3からの洗浄液(温水)を、試料液の吸引方向とは逆方
向でクーラー42に供給してクーラー42内の洗浄を行
うことができる。また、沈澱槽40の酸洗液14中に浸
漬される第2のパイプライン46の取入れ口には、酸洗
液中の比較的粒径の大きい不溶性粒子を除くためのフィ
ルター47が必要に応じて設けられている。第3のバル
ブ63とその下流側に配置されたコネクタ95との間に
は内径が約2mmとなったパイプクーラー42aが配置
されており、前記クーラー42からの排出水によって試
料液の冷却が行われるようになっている。なお、クーラ
ー42には、洗浄水供給装置43を介して供給される冷
却水が試料液の供給方向と順方向に、即ち、洗浄水供給
装置43の手動開閉弁82、87、バルブ73を経由し
て順にクーラー42に供給され、上澄み酸洗液を所定温
度に冷却し、クーラー42及びパイプクーラー42aで
温められた冷却水は集合配管41に捨てられるようにな
っている。しかし、冷却水を洗浄水供給装置43とは別
系統の工業用水(上水)供給ラインを用いてクーラー4
2、パイプクーラー42aに供給してもよい。以上説明
したように、本実施の形態においては、第1、第2のパ
イプライン45、46を主要部とする配管系統を総称し
てパイプライン系としている。
【0012】洗浄水供給装置43は、供給される蒸気及
び冷水を混合器45aで混合して第1のパイプライン4
5を洗浄する洗浄液(温水)を製造し、また、供給され
る冷水をヒーター46aで所定温度、例えば40〜90
℃に加熱して、クーラー42を洗浄するための温水を製
造するための装置である。なお、この洗浄水供給装置4
3はクーラー42に供給する冷却水の供給装置も兼ねて
いる。以上説明したように、本実施の形態においては、
第1、第2のバルブ61、62の中間位置の第1のパイ
プライン45に第4のバルブ64を介して接続され、第
1のパイプライン45に洗浄液を供給する第1の洗浄装
置と、第3のバルブ63と前記クーラー42との中間位
置に接続される第5のバルブ65を介して洗浄液を供給
して、クーラー42から沈澱槽40までのパイプライン
及び沈澱槽40の洗浄を行う第2の洗浄装置とを有す
る。即ち、第1のパイプライン45及び沈澱槽40の洗
浄を行う第1の洗浄装置の機能と、第2のパイプライン
の洗浄を行う第2の洗浄装置の機能とを一台の洗浄水供
給装置43で実現しているが、必要に応じて第1、第2
の洗浄装置に分割してそれぞれ第1のパイプライン4
5、沈澱槽40、及び第2のパイプライン46の洗浄を
行ってもよい。
び冷水を混合器45aで混合して第1のパイプライン4
5を洗浄する洗浄液(温水)を製造し、また、供給され
る冷水をヒーター46aで所定温度、例えば40〜90
℃に加熱して、クーラー42を洗浄するための温水を製
造するための装置である。なお、この洗浄水供給装置4
3はクーラー42に供給する冷却水の供給装置も兼ねて
いる。以上説明したように、本実施の形態においては、
第1、第2のバルブ61、62の中間位置の第1のパイ
プライン45に第4のバルブ64を介して接続され、第
1のパイプライン45に洗浄液を供給する第1の洗浄装
置と、第3のバルブ63と前記クーラー42との中間位
置に接続される第5のバルブ65を介して洗浄液を供給
して、クーラー42から沈澱槽40までのパイプライン
及び沈澱槽40の洗浄を行う第2の洗浄装置とを有す
る。即ち、第1のパイプライン45及び沈澱槽40の洗
浄を行う第1の洗浄装置の機能と、第2のパイプライン
の洗浄を行う第2の洗浄装置の機能とを一台の洗浄水供
給装置43で実現しているが、必要に応じて第1、第2
の洗浄装置に分割してそれぞれ第1のパイプライン4
5、沈澱槽40、及び第2のパイプライン46の洗浄を
行ってもよい。
【0013】集合配管41の下方には廃液タンク21が
配置されており、チューブポンプ32より排出される測
定後の廃液、第2のパイプライン46及び分析装置31
の洗浄水、沈澱槽40のオーバーフロー液、クーラー4
2、パイプクーラー42aの冷却水及び、沈澱槽40内
の酸洗液14が捕集されるようになっている。エアパー
ジ装置44は、コネクタ99を介して除湿された圧力が
5〜7kg/cm2 の工場用空気を取り入れて、フィル
ター55、減圧弁56を介してチャンバー内に空気を吹
き込んで、チャンバー内で発生する腐食性ガス等を排気
する装置である。また、エアパージ装置44にはバルブ
制御用の3点セットが備えられており、圧縮空気によっ
て制御される自動制御弁を用いる場合の駆動用空気を供
給することもできる。エアパージ装置44とコネクタ9
9の間には圧力計53cが設けられている。
配置されており、チューブポンプ32より排出される測
定後の廃液、第2のパイプライン46及び分析装置31
の洗浄水、沈澱槽40のオーバーフロー液、クーラー4
2、パイプクーラー42aの冷却水及び、沈澱槽40内
の酸洗液14が捕集されるようになっている。エアパー
ジ装置44は、コネクタ99を介して除湿された圧力が
5〜7kg/cm2 の工場用空気を取り入れて、フィル
ター55、減圧弁56を介してチャンバー内に空気を吹
き込んで、チャンバー内で発生する腐食性ガス等を排気
する装置である。また、エアパージ装置44にはバルブ
制御用の3点セットが備えられており、圧縮空気によっ
て制御される自動制御弁を用いる場合の駆動用空気を供
給することもできる。エアパージ装置44とコネクタ9
9の間には圧力計53cが設けられている。
【0014】続いて、本発明の一実施の形態に係る不純
物を含む液体の分析システム10の使用方法について詳
細に説明する。以下においては、図2における自動開閉
弁である第1〜第15のバルブ61〜75、手動開閉弁
81〜88の開閉状態を示した表1及び表2を参照しな
がら説明する。なお、表1、表2において、記号(○)
は開閉弁が開状態であることを示し、ポンプの場合には
駆動状態であることを示し、表中で省略している手動開
閉弁89、90は全て閉止状態で使用した。
物を含む液体の分析システム10の使用方法について詳
細に説明する。以下においては、図2における自動開閉
弁である第1〜第15のバルブ61〜75、手動開閉弁
81〜88の開閉状態を示した表1及び表2を参照しな
がら説明する。なお、表1、表2において、記号(○)
は開閉弁が開状態であることを示し、ポンプの場合には
駆動状態であることを示し、表中で省略している手動開
閉弁89、90は全て閉止状態で使用した。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】図1に示す酸洗槽15に供給される鋼板1
2は、板厚1.6〜3mm、板幅800〜1300mm
のホットコイルといわれる薄肉板である。このような鋼
板12が塩酸濃度が5〜10重量%の酸洗液14を保持
する酸洗槽15に約40〜90m/分のラインスピード
で供給される。そして、鋼板12の酸洗処理に伴って、
鋼板12の表面から除去されたスラッジ等を含む不純物
19が酸洗槽15の底部に約400mmもの厚さで堆積
すると共に、酸洗液14中の塩酸分等が消費されて、そ
の濃度が次第に減少するような状態となる。不純物を含
む液体の分析システム10は、このような高温の例えば
30〜80℃の酸洗液14から不純物19を除去して所
定温度に冷却して得られる試料液を分析装置31に供給
する。そして、試料液の濃度を所定間隔、例えば15〜
60分の間隔で測定し、酸洗液14の濃度を安定的に測
定して、制御装置16を用いて酸洗液14の濃度、量を
規定範囲に保持するような操作を行うことができるよう
になっている。
2は、板厚1.6〜3mm、板幅800〜1300mm
のホットコイルといわれる薄肉板である。このような鋼
板12が塩酸濃度が5〜10重量%の酸洗液14を保持
する酸洗槽15に約40〜90m/分のラインスピード
で供給される。そして、鋼板12の酸洗処理に伴って、
鋼板12の表面から除去されたスラッジ等を含む不純物
19が酸洗槽15の底部に約400mmもの厚さで堆積
すると共に、酸洗液14中の塩酸分等が消費されて、そ
の濃度が次第に減少するような状態となる。不純物を含
む液体の分析システム10は、このような高温の例えば
30〜80℃の酸洗液14から不純物19を除去して所
定温度に冷却して得られる試料液を分析装置31に供給
する。そして、試料液の濃度を所定間隔、例えば15〜
60分の間隔で測定し、酸洗液14の濃度を安定的に測
定して、制御装置16を用いて酸洗液14の濃度、量を
規定範囲に保持するような操作を行うことができるよう
になっている。
【0018】以下、不純物を含む液体の分析システム1
0の沈澱槽40に、第1のパイプライン45を介して酸
洗液槽17中の酸洗液14を取り込む操作を説明する。
まず、前段階の操作として、例えば洗浄水供給装置43
から水を第4のバルブ64を介して第1のパイプライン
45に供給して、その中を水で充填させる。即ち、表1
のAに示すように第1のバルブ61、手動開閉弁83を
開状態とし、第2のバルブ62等は閉状態としておく。
これによって、その始端部が酸洗液槽17に浸漬され逆
U字型に形成されたサイホン配管48と第2のバルブ6
2間が水で充填された状態となり、この状態で第4のバ
ルブ64を閉める。酸洗液14を沈澱槽40に供給する
操作は以下のようにして行う。まず第2のバルブ62を
開いて、第1のパイプライン45に充填された水及びそ
れに続く酸洗液14を、酸洗液槽17の下方に配置され
た沈澱槽40にサイホンの原理で導入する(表1のB参
照)。このようにして、第1のパイプライン45を経由
して導入される酸洗液14によって、沈澱槽40が満た
されていき、槽内の過剰分はオーバーフロー配管49を
経由して集合配管41に捨てられるようになっている。
従って、時間の経過と共に、沈澱槽40内の溶液濃度等
が最終的に定常状態となり、沈澱槽40内を酸洗液槽1
7内の酸洗液と等しい濃度の液体で満たすことができる
ようになる。なお、オーバーフロー配管49にはオーバ
ーフロー状態を検知するためのセンサ50が設けられて
いて、これによって沈澱槽40内のオーバーフロー状態
を容易に推定でき、酸洗液14の酸濃度の測定管理を確
実に行うことができる。
0の沈澱槽40に、第1のパイプライン45を介して酸
洗液槽17中の酸洗液14を取り込む操作を説明する。
まず、前段階の操作として、例えば洗浄水供給装置43
から水を第4のバルブ64を介して第1のパイプライン
45に供給して、その中を水で充填させる。即ち、表1
のAに示すように第1のバルブ61、手動開閉弁83を
開状態とし、第2のバルブ62等は閉状態としておく。
これによって、その始端部が酸洗液槽17に浸漬され逆
U字型に形成されたサイホン配管48と第2のバルブ6
2間が水で充填された状態となり、この状態で第4のバ
ルブ64を閉める。酸洗液14を沈澱槽40に供給する
操作は以下のようにして行う。まず第2のバルブ62を
開いて、第1のパイプライン45に充填された水及びそ
れに続く酸洗液14を、酸洗液槽17の下方に配置され
た沈澱槽40にサイホンの原理で導入する(表1のB参
照)。このようにして、第1のパイプライン45を経由
して導入される酸洗液14によって、沈澱槽40が満た
されていき、槽内の過剰分はオーバーフロー配管49を
経由して集合配管41に捨てられるようになっている。
従って、時間の経過と共に、沈澱槽40内の溶液濃度等
が最終的に定常状態となり、沈澱槽40内を酸洗液槽1
7内の酸洗液と等しい濃度の液体で満たすことができる
ようになる。なお、オーバーフロー配管49にはオーバ
ーフロー状態を検知するためのセンサ50が設けられて
いて、これによって沈澱槽40内のオーバーフロー状態
を容易に推定でき、酸洗液14の酸濃度の測定管理を確
実に行うことができる。
【0019】続いて試料液を第2のパイプライン46を
介して分析装置31に供給する方法について説明する。
まず、上述したように沈澱槽40に酸洗液14を満たし
た状態で、第2のバルブ62を閉めて、槽内を静置状態
に保持して酸洗液14中の不純物19を沈澱させる。次
に、沈澱槽40内の上澄み酸洗液を試料液として分析装
置31に送る操作を行う。即ち、各バルブ61〜75、
手動開閉弁81〜88を表1のCに示す開閉状態にして
チューブポンプ32の駆動により分析装置31に試料液
を供給する。そして、沈澱槽40の液がパイプライン4
6に充満する迄の時間(約60秒)、チューブポンプ3
2を運転して、その後停止し、分析を行う。これによっ
て、試料液の密度、導電率のそれぞれが分析装置31内
の振動セル33、導電率計34で測定され、試料液中の
所望の塩酸濃度を求めることができる。チューブポンプ
32を介して吸引される測定後の試料液は、集合配管4
1に送られ最終的に廃液タンク21に溜められる。以上
の測定操作を必要に応じて、繰り返して、より信頼性の
高い測定データとすることもできる。
介して分析装置31に供給する方法について説明する。
まず、上述したように沈澱槽40に酸洗液14を満たし
た状態で、第2のバルブ62を閉めて、槽内を静置状態
に保持して酸洗液14中の不純物19を沈澱させる。次
に、沈澱槽40内の上澄み酸洗液を試料液として分析装
置31に送る操作を行う。即ち、各バルブ61〜75、
手動開閉弁81〜88を表1のCに示す開閉状態にして
チューブポンプ32の駆動により分析装置31に試料液
を供給する。そして、沈澱槽40の液がパイプライン4
6に充満する迄の時間(約60秒)、チューブポンプ3
2を運転して、その後停止し、分析を行う。これによっ
て、試料液の密度、導電率のそれぞれが分析装置31内
の振動セル33、導電率計34で測定され、試料液中の
所望の塩酸濃度を求めることができる。チューブポンプ
32を介して吸引される測定後の試料液は、集合配管4
1に送られ最終的に廃液タンク21に溜められる。以上
の測定操作を必要に応じて、繰り返して、より信頼性の
高い測定データとすることもできる。
【0020】試料液の測定終了後には、以下に示すよう
な手順で第1のパイプライン45、及び第2のパイプラ
イン46の洗浄操作を行う。第1のパイプライン45の
洗浄は、洗浄水供給装置43から温水を供給することに
より行われる。即ち、第4のバルブ64を介して洗浄水
供給装置43から供給される温水を、それぞれ開状態と
なっている第1のバルブ61、第2のバルブ62に所定
量、所定時間流すことによって、パイプライン内の洗浄
が行われる(表1のD参照)。なお、第1及び第2のバ
ルブ61、62を一方が開状態となるように交互に開閉
して、いずれかの方向の配管を集中的に洗浄してもよ
い。この間、温水がサイホン配管48の始端から酸洗液
槽17内に流入すると共に、沈澱槽40の上方に配置さ
れた第2のバルブ62が接続されたパイプ先端から洗浄
用の温水が洗浄液として沈澱槽40内に流入する。な
お、このような温水の温度を40〜90℃、好ましくは
60〜80℃の範囲に設定して、温水による洗浄効果を
良好に維持することができる。そして、温水の温度は、
例えば洗浄水供給装置43に供給される蒸気と冷水の混
合比率を変えることにより調整することができる。
な手順で第1のパイプライン45、及び第2のパイプラ
イン46の洗浄操作を行う。第1のパイプライン45の
洗浄は、洗浄水供給装置43から温水を供給することに
より行われる。即ち、第4のバルブ64を介して洗浄水
供給装置43から供給される温水を、それぞれ開状態と
なっている第1のバルブ61、第2のバルブ62に所定
量、所定時間流すことによって、パイプライン内の洗浄
が行われる(表1のD参照)。なお、第1及び第2のバ
ルブ61、62を一方が開状態となるように交互に開閉
して、いずれかの方向の配管を集中的に洗浄してもよ
い。この間、温水がサイホン配管48の始端から酸洗液
槽17内に流入すると共に、沈澱槽40の上方に配置さ
れた第2のバルブ62が接続されたパイプ先端から洗浄
用の温水が洗浄液として沈澱槽40内に流入する。な
お、このような温水の温度を40〜90℃、好ましくは
60〜80℃の範囲に設定して、温水による洗浄効果を
良好に維持することができる。そして、温水の温度は、
例えば洗浄水供給装置43に供給される蒸気と冷水の混
合比率を変えることにより調整することができる。
【0021】第2のパイプライン46の洗浄は、例え
ば、表1のEに示すように各バルブの開閉状態を設定し
て、洗浄水供給装置43のヒーター46aにより冷水を
加熱して得られる温水を分析装置31やクーラー42に
供給することで行われる。即ち、クーラー42の洗浄を
行う場合には、第3のバルブ63を閉めると共に、第5
のバルブ65より温水を供給する。これによって、試料
液を採取する時とは逆方向に温水がクーラー42の中を
流れて、クーラー42内及び沈澱槽40までの配管内が
洗浄される。また、第3のバルブ63から分析装置31
に向かう配管内を洗浄する場合には、前記第5のバルブ
65からクーラー42に流れる温水を図示しないバルブ
で遮断すると共に、この温水を第3のバルブ63を介し
て分析装置31に強制的に供給することもできる(表1
のF参照)。また、沈澱槽40内を清浄な温水で満たし
ておき、この温水をチューブポンプ32を用いて吸引す
ることによりクーラー42、及び分析装置31内の配管
を同時に洗浄することも可能である(表1のG参照)。
また、本実施の形態においては、タンク35をアルカリ
保持槽として用いることができる。即ち、予めタンク3
5内にアルカリ液、例えば水酸化ナトリウム水溶液を溜
めておき、チューブポンプ32を用いて、タンク35内
のアルカリ洗浄液を振動セル33を含む配管にその所定
量を流すことができる(表1のH参照)。このようなタ
ンク35、第7のバルブ67、チューブポンプ32を含
むアルカリ洗浄液の供給系統をアルカリ洗浄装置とい
う。これにより、分析装置31内の配管に固着した不純
物を確実に洗浄除去して、以降の塩酸濃度測定時におけ
る信頼性を向上させることができる。
ば、表1のEに示すように各バルブの開閉状態を設定し
て、洗浄水供給装置43のヒーター46aにより冷水を
加熱して得られる温水を分析装置31やクーラー42に
供給することで行われる。即ち、クーラー42の洗浄を
行う場合には、第3のバルブ63を閉めると共に、第5
のバルブ65より温水を供給する。これによって、試料
液を採取する時とは逆方向に温水がクーラー42の中を
流れて、クーラー42内及び沈澱槽40までの配管内が
洗浄される。また、第3のバルブ63から分析装置31
に向かう配管内を洗浄する場合には、前記第5のバルブ
65からクーラー42に流れる温水を図示しないバルブ
で遮断すると共に、この温水を第3のバルブ63を介し
て分析装置31に強制的に供給することもできる(表1
のF参照)。また、沈澱槽40内を清浄な温水で満たし
ておき、この温水をチューブポンプ32を用いて吸引す
ることによりクーラー42、及び分析装置31内の配管
を同時に洗浄することも可能である(表1のG参照)。
また、本実施の形態においては、タンク35をアルカリ
保持槽として用いることができる。即ち、予めタンク3
5内にアルカリ液、例えば水酸化ナトリウム水溶液を溜
めておき、チューブポンプ32を用いて、タンク35内
のアルカリ洗浄液を振動セル33を含む配管にその所定
量を流すことができる(表1のH参照)。このようなタ
ンク35、第7のバルブ67、チューブポンプ32を含
むアルカリ洗浄液の供給系統をアルカリ洗浄装置とい
う。これにより、分析装置31内の配管に固着した不純
物を確実に洗浄除去して、以降の塩酸濃度測定時におけ
る信頼性を向上させることができる。
【0022】沈澱槽40の洗浄は、沈澱槽40の下方に
設けられた第6のバルブ66を開いて、不純物19を含
む沈澱槽40内の液を排出して、前記第2のバルブ62
から排出される前記温水を沈澱槽40に供給することに
より行う(表1のJ参照)。即ち、前記第1のパイプラ
イン45、及び第2のパイプライン46の洗浄に際し
て、沈澱槽40の洗浄を同時に行うことができる。
設けられた第6のバルブ66を開いて、不純物19を含
む沈澱槽40内の液を排出して、前記第2のバルブ62
から排出される前記温水を沈澱槽40に供給することに
より行う(表1のJ参照)。即ち、前記第1のパイプラ
イン45、及び第2のパイプライン46の洗浄に際し
て、沈澱槽40の洗浄を同時に行うことができる。
【0023】また、以上説明した、試料液の測定操作、
洗浄操作において、エアパージ装置44によって、不純
物を含む液体の分析システム10のチャンバー内をエア
パージすることによって、チャンバー内を清浄に維持し
て、バルブの腐食による開閉不良等のトラブルを防止す
ることができる。
洗浄操作において、エアパージ装置44によって、不純
物を含む液体の分析システム10のチャンバー内をエア
パージすることによって、チャンバー内を清浄に維持し
て、バルブの腐食による開閉不良等のトラブルを防止す
ることができる。
【0024】
【実施例】ここで、不純物を含む液体の分析システム1
0を用いて最適化された分析手順を第1の酸洗液槽17
中の酸洗液を測定する場合について説明する。 (酸洗液採取準備) 洗浄水を供給するパイプライン上のバルブ61、64、
72、手動開放弁82、86を開状態として、洗浄水供
給装置43から第1のパイプライン45に上水(工業用
水)を供給する。そして、第1のパイプライン45内を
上水で満たした後、バルブ61、64、71、72を閉
める。 (酸洗液の採取) 第1のパイプライン45上にある手動開放弁83、バル
ブ61、62、66を開いて酸洗液槽17の酸洗液14
を沈澱槽40に流入させる。そして、約30秒後に沈澱
槽40と集合配管41との間にあるバルブ66を閉め
て、オーバーフロー配管49に沈澱槽40のオーバーフ
ローした酸洗液14を供給する。オーバーフロー流を形
成してから180秒後に、第1のパイプライン45上の
バルブ62を閉めて酸洗液14の供給を止め、沈澱槽4
0内の酸洗液14を静止状態に保持させる。次に、洗浄
水を供給するパイプライン上のバルブ61、64、7
1、72、手動開放弁82、85、86、88を開状態
として、洗浄水供給装置43から第1のパイプライン4
5に約60℃に加熱した上水をバルブ62より上流側の
第1のパイプライン45に供給する。これによって、前
記第1のパイプライン45内の酸洗液14が上水で置換
され、次回の酸洗液14の採取までの間、保持される。
0を用いて最適化された分析手順を第1の酸洗液槽17
中の酸洗液を測定する場合について説明する。 (酸洗液採取準備) 洗浄水を供給するパイプライン上のバルブ61、64、
72、手動開放弁82、86を開状態として、洗浄水供
給装置43から第1のパイプライン45に上水(工業用
水)を供給する。そして、第1のパイプライン45内を
上水で満たした後、バルブ61、64、71、72を閉
める。 (酸洗液の採取) 第1のパイプライン45上にある手動開放弁83、バル
ブ61、62、66を開いて酸洗液槽17の酸洗液14
を沈澱槽40に流入させる。そして、約30秒後に沈澱
槽40と集合配管41との間にあるバルブ66を閉め
て、オーバーフロー配管49に沈澱槽40のオーバーフ
ローした酸洗液14を供給する。オーバーフロー流を形
成してから180秒後に、第1のパイプライン45上の
バルブ62を閉めて酸洗液14の供給を止め、沈澱槽4
0内の酸洗液14を静止状態に保持させる。次に、洗浄
水を供給するパイプライン上のバルブ61、64、7
1、72、手動開放弁82、85、86、88を開状態
として、洗浄水供給装置43から第1のパイプライン4
5に約60℃に加熱した上水をバルブ62より上流側の
第1のパイプライン45に供給する。これによって、前
記第1のパイプライン45内の酸洗液14が上水で置換
され、次回の酸洗液14の採取までの間、保持される。
【0025】(試料液の測定) 第1のパイプライン45から沈澱槽40への酸洗液14
をバルブ62の閉鎖により止めてから、約240秒後
に、バルブ63、69を開くと共に、チューブポンプ3
2を駆動させて、沈澱槽40内の上澄み酸洗液を第2の
パイプライン46から分析装置31に供給して、約60
秒後に、バルブ63、69を閉め、チューブポンプ32
を停止させる。その後、試料液中の塩酸濃度等の濃度値
を測定する。 (測定後の洗浄) まず、バルブ65、66、68、手動開放弁81、82
を開いて、洗浄水供給装置43から温水を供給し、クー
ラー42、沈澱槽40、集合配管41及びのその間のパ
イプラインを前記上澄み液の流れとは逆方向に約60秒
間洗浄した後、バルブ65、66、68を閉める。次
に、バルブ62、64、66、71、72、手動開放弁
82、85、86、88を開き、洗浄水供給装置43か
らの温水を用いて沈澱槽40内を洗浄する。そして、バ
ルブ62、64、66、71、72を開としてから約1
0秒後、沈澱槽40の下方にあるバルブ66を閉めて、
オーバーフロー流によりオーバーフロー配管49内を洗
浄する。最後にバルブ62を閉じ、バルブ63、69を
開くと共に、チューブポンプ32を駆動させて、第2の
パイプライン46に沈澱槽40内に溜められた温水を供
給して洗浄する。そして、前記バルブ69、63を開い
てから60秒後にバルブ63、69を閉じて、酸洗液1
4の測定、及び後処理を終了する。なお、以上の操作に
おいて、記載した以外の各バルブの開閉状態を省略して
いる。例えば、第14、第15のバルブ74、75は圧
抜き用のバルブであり、過剰な圧力が生じた場合に作動
させ、安全に操業を行えるようになっている。また、第
2の酸洗液槽18の酸洗液14aを測定する場合には、
第1の酸洗槽17の場合と同様の手順で行うことができ
る。
をバルブ62の閉鎖により止めてから、約240秒後
に、バルブ63、69を開くと共に、チューブポンプ3
2を駆動させて、沈澱槽40内の上澄み酸洗液を第2の
パイプライン46から分析装置31に供給して、約60
秒後に、バルブ63、69を閉め、チューブポンプ32
を停止させる。その後、試料液中の塩酸濃度等の濃度値
を測定する。 (測定後の洗浄) まず、バルブ65、66、68、手動開放弁81、82
を開いて、洗浄水供給装置43から温水を供給し、クー
ラー42、沈澱槽40、集合配管41及びのその間のパ
イプラインを前記上澄み液の流れとは逆方向に約60秒
間洗浄した後、バルブ65、66、68を閉める。次
に、バルブ62、64、66、71、72、手動開放弁
82、85、86、88を開き、洗浄水供給装置43か
らの温水を用いて沈澱槽40内を洗浄する。そして、バ
ルブ62、64、66、71、72を開としてから約1
0秒後、沈澱槽40の下方にあるバルブ66を閉めて、
オーバーフロー流によりオーバーフロー配管49内を洗
浄する。最後にバルブ62を閉じ、バルブ63、69を
開くと共に、チューブポンプ32を駆動させて、第2の
パイプライン46に沈澱槽40内に溜められた温水を供
給して洗浄する。そして、前記バルブ69、63を開い
てから60秒後にバルブ63、69を閉じて、酸洗液1
4の測定、及び後処理を終了する。なお、以上の操作に
おいて、記載した以外の各バルブの開閉状態を省略して
いる。例えば、第14、第15のバルブ74、75は圧
抜き用のバルブであり、過剰な圧力が生じた場合に作動
させ、安全に操業を行えるようになっている。また、第
2の酸洗液槽18の酸洗液14aを測定する場合には、
第1の酸洗槽17の場合と同様の手順で行うことができ
る。
【0026】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこのような実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用
範囲である。例えば、不純物を含む液体の分析システム
を適用する槽の例として、鋼板処理設備における鋼板の
酸洗槽の場合について述べたが、このような酸洗槽に限
定されることなく、電気分解槽、メッキ処理槽等の不純
物を含む液体を保持する装置にも適用することができ
る。さらに、不純物を含む液体中の分析される特定成分
は、塩酸濃度の他に硫酸濃度、クロム濃度、水素イオン
濃度等が分析でき、電気抵抗値、密度、粘性等を測定す
る場合にも本装置の適用が可能である。
本発明はこのような実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用
範囲である。例えば、不純物を含む液体の分析システム
を適用する槽の例として、鋼板処理設備における鋼板の
酸洗槽の場合について述べたが、このような酸洗槽に限
定されることなく、電気分解槽、メッキ処理槽等の不純
物を含む液体を保持する装置にも適用することができ
る。さらに、不純物を含む液体中の分析される特定成分
は、塩酸濃度の他に硫酸濃度、クロム濃度、水素イオン
濃度等が分析でき、電気抵抗値、密度、粘性等を測定す
る場合にも本装置の適用が可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜5記載の不純物を含む液体の
分析システムにおいては、槽から採取される試料液が直
接分析装置に供給されることがなく、液体中の不純物が
沈澱槽で除去されるので、フィルター等の濾過材を使用
する場合のように、煩雑なフィルター交換等のメンテナ
ンスを削減でき、しかも不純物混入のない試料液を分析
装置に供給できる。さらに、分析後には槽から沈澱槽ま
でのパイプライン系に洗浄水を流し、しかも沈澱槽の洗
浄を行う第1の洗浄装置を設けているので、不純物の付
着、堆積によって、装置内が閉塞されることなく維持さ
れ、常に信頼性の高い測定を行うことができる。特に、
請求項2記載の不純物を含む液体の分析システムにおい
ては、沈澱槽は、槽の下位置に設けられ、サイホンの原
理を応用して槽から沈澱槽に液体を送るので、ポンプ等
の駆動源が不要となって、ポンプにかかるメンテナンス
が省略でき、液体の分析を効率的に行うことができる。
請求項3記載の不純物を含む液体の分析システムにおい
ては、沈澱槽から分析装置までのパイプライン系を、液
体の分析完了後に洗浄する第2の洗浄装置を備えている
ので、常時、パイプライン系が清浄に維持され、さらに
信頼性の高い測定を継続して行うことができる。また、
請求項4記載の不純物を含む液体の分析システムにおい
ては、槽は酸洗槽であって、第1、第2の洗浄装置から
供給される洗浄液は、温水であるので、酸洗槽から抽出
される試料液の特定成分の分析におけるシステム内の洗
浄を簡単かつ経済的に行うことができる。請求項5記載
の不純物を含む液体の分析システムにおいては、分析装
置には、液体の分析後に分析装置内の配管を洗浄するア
ルカリ洗浄装置が設けられているので、液体の分析測定
時に障害となる固着物が確実に除去され、測定の信頼性
をさらに向上することができる。
分析システムにおいては、槽から採取される試料液が直
接分析装置に供給されることがなく、液体中の不純物が
沈澱槽で除去されるので、フィルター等の濾過材を使用
する場合のように、煩雑なフィルター交換等のメンテナ
ンスを削減でき、しかも不純物混入のない試料液を分析
装置に供給できる。さらに、分析後には槽から沈澱槽ま
でのパイプライン系に洗浄水を流し、しかも沈澱槽の洗
浄を行う第1の洗浄装置を設けているので、不純物の付
着、堆積によって、装置内が閉塞されることなく維持さ
れ、常に信頼性の高い測定を行うことができる。特に、
請求項2記載の不純物を含む液体の分析システムにおい
ては、沈澱槽は、槽の下位置に設けられ、サイホンの原
理を応用して槽から沈澱槽に液体を送るので、ポンプ等
の駆動源が不要となって、ポンプにかかるメンテナンス
が省略でき、液体の分析を効率的に行うことができる。
請求項3記載の不純物を含む液体の分析システムにおい
ては、沈澱槽から分析装置までのパイプライン系を、液
体の分析完了後に洗浄する第2の洗浄装置を備えている
ので、常時、パイプライン系が清浄に維持され、さらに
信頼性の高い測定を継続して行うことができる。また、
請求項4記載の不純物を含む液体の分析システムにおい
ては、槽は酸洗槽であって、第1、第2の洗浄装置から
供給される洗浄液は、温水であるので、酸洗槽から抽出
される試料液の特定成分の分析におけるシステム内の洗
浄を簡単かつ経済的に行うことができる。請求項5記載
の不純物を含む液体の分析システムにおいては、分析装
置には、液体の分析後に分析装置内の配管を洗浄するア
ルカリ洗浄装置が設けられているので、液体の分析測定
時に障害となる固着物が確実に除去され、測定の信頼性
をさらに向上することができる。
【0028】請求項6及び7記載の不純物を含む液体の
分析システムにおいては、以上説明した構成を有してい
るので、常に不純物混入のない試料液を分析装置に供給
できる。さらに、分析終了後には第1のパイプライン及
び第2のパイプラインに洗浄液を流し、配管内の清浄性
が維持され、信頼性の高い測定ができる。特に、請求項
7記載の不純物を含む液体の分析システムにおいては、
沈澱槽及びクーラーは、チャンバー内に収納され、チャ
ンバー内に設けられたエアパージ装置によってエアパー
ジされるので、チャンバー内が清浄に維持され、バルブ
の腐食による開閉不良等のトラブルを防止して、測定作
業能率、及び測定の信頼性の向上を図ることができる。
分析システムにおいては、以上説明した構成を有してい
るので、常に不純物混入のない試料液を分析装置に供給
できる。さらに、分析終了後には第1のパイプライン及
び第2のパイプラインに洗浄液を流し、配管内の清浄性
が維持され、信頼性の高い測定ができる。特に、請求項
7記載の不純物を含む液体の分析システムにおいては、
沈澱槽及びクーラーは、チャンバー内に収納され、チャ
ンバー内に設けられたエアパージ装置によってエアパー
ジされるので、チャンバー内が清浄に維持され、バルブ
の腐食による開閉不良等のトラブルを防止して、測定作
業能率、及び測定の信頼性の向上を図ることができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る不純物を含む液体
の分析システムを適用する鋼板処理設備の構成図であ
る。
の分析システムを適用する鋼板処理設備の構成図であ
る。
【図2】同不純物を含む液体の分析システムの説明図で
ある。
ある。
10 不純物を含む液体の分析システム 11 鋼板処理設備 12 鋼板 13 熱処理炉 14 酸洗液 14a 酸洗液 15 酸洗槽
(槽) 16 制御装置 17 第1の酸
洗液槽 18 第2の酸洗液槽 19 不純物 20 調整弁 21 廃液タン
ク 22 塩酸貯蔵タンク 23 塩酸貯蔵
タンク 24 計量タンク 25 調整弁 26 調整弁 27 調整弁 28 調整弁 29 調整弁 30 試料液処理装置 31 分析装置 32 チューブポンプ(ポンプ) 33 振動セル 34 導電率計 35 タンク
(アルカリ洗浄装置) 40 沈澱槽 41 集合配管 42 クーラー 42a パイプ
クーラー 43 洗浄水供給装置 44 エアパー
ジ装置 45 第1のパイプライン 45a 混合器 46 第2のパイプライン 46a ヒータ
ー 47 フィルター 48 サイホン
配管 48a サイホン配管 48b フィル
ター 49 オーバーフロー配管 50 センサ 51 逆止弁 52 温度計 53 圧力計 53a 圧力計 53b 圧力計 53c 圧力計 54 レジューサ 54a レジュ
ーサ 55 フィルター 56 減圧弁 61 第1のバルブ 62 第2のバ
ルブ 63 第3のバルブ 64 第4のバ
ルブ 65 第5のバルブ 66 第6のバ
ルブ 67 第7のバルブ 68 第8のバ
ルブ 69 第9のバルブ 70 第10の
バルブ 71 第11のバルブ 72 第12の
バルブ 73 第13のバルブ 74 第14の
バルブ 75 第15のバルブ 81〜90 手
動開閉弁 91〜99 コネクタ
(槽) 16 制御装置 17 第1の酸
洗液槽 18 第2の酸洗液槽 19 不純物 20 調整弁 21 廃液タン
ク 22 塩酸貯蔵タンク 23 塩酸貯蔵
タンク 24 計量タンク 25 調整弁 26 調整弁 27 調整弁 28 調整弁 29 調整弁 30 試料液処理装置 31 分析装置 32 チューブポンプ(ポンプ) 33 振動セル 34 導電率計 35 タンク
(アルカリ洗浄装置) 40 沈澱槽 41 集合配管 42 クーラー 42a パイプ
クーラー 43 洗浄水供給装置 44 エアパー
ジ装置 45 第1のパイプライン 45a 混合器 46 第2のパイプライン 46a ヒータ
ー 47 フィルター 48 サイホン
配管 48a サイホン配管 48b フィル
ター 49 オーバーフロー配管 50 センサ 51 逆止弁 52 温度計 53 圧力計 53a 圧力計 53b 圧力計 53c 圧力計 54 レジューサ 54a レジュ
ーサ 55 フィルター 56 減圧弁 61 第1のバルブ 62 第2のバ
ルブ 63 第3のバルブ 64 第4のバ
ルブ 65 第5のバルブ 66 第6のバ
ルブ 67 第7のバルブ 68 第8のバ
ルブ 69 第9のバルブ 70 第10の
バルブ 71 第11のバルブ 72 第12の
バルブ 73 第13のバルブ 74 第14の
バルブ 75 第15のバルブ 81〜90 手
動開閉弁 91〜99 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内 正美 福岡県北九州市戸畑区飛幡町2番2号 ニ ッテツ八幡エンジニアリング株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 槽に溜められた不純物を含む液体を、パ
イプライン系によって別置きされた分析装置に送って、
前記液体の特定成分を分析する不純物を含む液体の分析
システムであって、 前記槽から前記分析装置に送られる前記液体中の不純物
を沈澱除去する沈澱槽を、前記槽と前記分析装置の中間
位置に設けると共に、前記槽から前記沈澱槽に前記パイ
プライン系を介して前記液体を送った後に、前記槽から
前記沈澱槽までの前記パイプライン系に洗浄液を流し、
更に前記液体の分析完了後に、前記沈澱槽の洗浄を行う
第1の洗浄装置を設けたことを特徴とする不純物を含む
液体の分析システム。 - 【請求項2】 前記沈澱槽は、前記槽の下位置に設けら
れ、サイホンの原理を応用して前記槽から前記沈澱槽に
前記液体を送ることを特徴とする請求項1記載の不純物
を含む液体の分析システム。 - 【請求項3】 前記沈澱槽から前記分析装置までのパイ
プライン系を、前記液体の分析完了後に洗浄する第2の
洗浄装置を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載
の不純物を含む液体の分析システム。 - 【請求項4】 前記槽は酸洗槽であって、前記第1、第
2の洗浄装置から供給される洗浄液は、温水であること
を特徴とする請求項3記載の不純物を含む液体の分析シ
ステム。 - 【請求項5】 前記分析装置には、該分析装置内の配管
を洗浄するアルカリ洗浄装置が設けられていることを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の不純物を
含む液体の分析システム。 - 【請求項6】 不純物を含む高温の酸洗液が溜められた
槽からサイホンの原理によって取り出される前記酸洗液
を第1、第2のバルブを有する第1のパイプラインを介
して受ける沈澱槽と、 前記沈澱槽の上澄み酸洗液を第3のバルブを有する第2
のパイプラインを介してポンプで吸引し、成分を分析す
る分析装置と、 前記第3のバルブと前記沈澱槽との間の前記第2のパイ
プラインに設けられて、前記沈澱槽から前記分析装置に
供給される前記上澄み酸洗液を所定温度に冷却するクー
ラーと、 前記第1、第2のバルブの中間位置の前記第1のパイプ
ラインに第4のバルブを介して接続され、前記第1のパ
イプラインに洗浄液を供給する第1の洗浄装置と、 前記第3のバルブと前記クーラーとの中間位置に接続さ
れる第5のバルブを介して洗浄液を供給して、前記クー
ラーから前記沈澱槽までのパイプライン及び該沈澱槽の
洗浄を行う第2の洗浄装置と、 前記沈澱槽の底部に設けられた排出口に第6のバルブを
介して接続され、分析後の前記酸洗液や系内で発生する
余剰の廃液を外部に排出する集合配管と、 前記分析装置内の配管の上流側に、第7のバルブを介し
て接続され、該分析装置内にアルカリ洗浄液を供給する
アルカリ洗浄装置とを有することを特徴とする不純物を
含む液体の分析システム。 - 【請求項7】 前記沈澱槽及び前記クーラーは、チャン
バー内に収納され、該チャンバー内に設けられたエアパ
ージ装置によってエアパージされていることを特徴とす
る請求項6記載の不純物を含む液体の分析システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25416897A JPH1183691A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 不純物を含む液体の分析システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25416897A JPH1183691A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 不純物を含む液体の分析システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1183691A true JPH1183691A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17261186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25416897A Pending JPH1183691A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 不純物を含む液体の分析システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1183691A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001321778A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-20 | Dkk Toa Corp | 殺菌水生成方法及び装置 |
-
1997
- 1997-09-02 JP JP25416897A patent/JPH1183691A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001321778A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-20 | Dkk Toa Corp | 殺菌水生成方法及び装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
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