JPH1184619A - 加熱現像装置 - Google Patents

加熱現像装置

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JPH1184619A
JPH1184619A JP24252497A JP24252497A JPH1184619A JP H1184619 A JPH1184619 A JP H1184619A JP 24252497 A JP24252497 A JP 24252497A JP 24252497 A JP24252497 A JP 24252497A JP H1184619 A JPH1184619 A JP H1184619A
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JP
Japan
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endless belt
heating
heat
image
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JP24252497A
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English (en)
Inventor
Masaharu Ogawa
正春 小川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱現像前の感光性熱現像記録材料(記録材料)
を十分に予備加熱することができる加熱現像装置を提供
する。 【解決手段】加熱ドラム、加熱ドラムの少なくとも一部
に巻き掛かり、加熱ドラムと共に記録材料を挟持搬送す
る無端ベルト、および無端ベルトを支持する複数のロー
ラを有し、かつ、加熱ドラムと無端ベルトとによる記録
材料の挟持搬送の入り側に、加熱ドラムと無端ベルトと
が接触しない導入領域を有し、かつ、この導入領域に、
無端ベルトの外周面に当接して無端ベルトを押圧するロ
ーラを少なくとも1本有し、さらに、導入領域に配置さ
れたローラの少なくとも1本が、記録材料を予備加熱す
る加熱ローラとすることにより、前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性熱現像記録
材料を用いた画像形成において、露光済の感光性熱現像
記録材料を熱現像して発色させる加熱現像装置の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波診断、CT診断、MR
I診断、X線診断等の診断画像は、銀塩写真感光材料に
撮影され、現像されてハードコピーとされている。しか
しながら、銀塩写真感光材料は、高画質な画像を得られ
る反面、発色現像、定着漂白、水洗等の湿式の現像処理
を必要とするため、現像処理に時間と手間がかかり、ま
た、現像機(プロセッサ)の保守にも手間がかかるとい
う問題点もあり、湿式の現像処理を必要としない画像形
成方法によるハードコピーの出力が望まれている。
【0003】湿式の処理が不要な画像形成方法として、
感熱画像記録が知られている。周知のように、感熱画像
記録は、発熱素子が一方向(主走査方向)に配列された
グレーズを有するサーマルヘッドを用い、グレーズを感
熱記録材料に押圧した状態で、両者を前記主走査方向と
直交する方向に相対的に移動しつつ、記録画像に応じて
各発熱素子を発熱することにより、感熱記録材料に画像
記録を行う。このような感熱記録画像の画質は、近年大
幅に向上しており、最近は、従来より利用されている超
音波診断画像の記録に加え、CT診断、MRI診断、X
線診断等の大型かつ高画質な画像が要求される用途への
利用も検討されている。しかしながら、記録密度や階調
再現性等の点では、やはり、銀塩写真感光材料を光ビー
ム等で露光して形成した画像が有利である。
【0004】このような問題点を解決した画像形成方法
として、感光性熱現像記録材料を用いた画像記録が注目
されている。感光性熱現像記録材料とは、露光および加
熱により発色、もしくは、露光によって発色を停止(発
色しないようにして)して加熱により発色する記録材料
であって、光ビーム等によって感光性熱現像記録材料を
像様露光して潜像を形成し、露光済の記録材料を加熱す
ることにより、露光部もしくは非露光部を発色させ、画
像が記録されたハードコピーを得ることができる。この
ような感光性熱現像記録材料を用いた画像記録によれ
ば、光ビーム走査露光等を利用した高精細な高画質画像
を、湿式の現像処理を行うことなく形成することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
感光性熱現像記録材料(以下、記録材料とする)を用い
た画像形成における熱現像は、通常、ヒータ等を用いて
記録材料を加熱することによって行われる。熱現像に多
用される加熱装置現像として、ハロゲンランプ等のヒー
タを内蔵する加熱ドラムと、この加熱ドラムに2/3周
程度巻き掛かる無端ベルトとを用い、加熱ドラムを回転
して、加熱ドラムと無端ベルトとの間に記録材料を挿入
して挟持搬送し、逆端より排出することにより、所定温
度で所定時間の加熱を行って熱現像を行う装置が知られ
ている。
【0006】このような記録材料を用いた画像形成にお
いては、記録材料の発色濃度は、熱現像で与えられた熱
量に依存する。従って、高画質な画像を形成するために
は、熱現像の際に、所定の熱量を記録材料の全面に渡っ
て与える必要がある。しかしながら、低温の記録材料が
加熱ドラムに接触すると、熱が記録材料によって奪わ
れ、加熱ドラムの表面が部分的に冷却されるため、特
に、円周方向に温度分布が発生してしまう。この温度分
布によって、記録材料に与えられる熱量に分布が生じ、
画像濃度ムラとなってしまう。また、多数枚の出力を行
う際に、生産性を向上するためには、連続的に熱現像を
行う必要があるが、短時間で、熱現像によって低下した
加熱ドラムを所定温度にし、かつ前記温度分布の解消す
ることは困難であり、熱現像ムラに起因する画像濃度ム
ラはますます顕著になってしまう。
【0007】このような問題点を解決するために、加熱
現像装置においては、熱現像に先立ち、記録材料を発色
温度以下に加熱する予備加熱が行われている。この予備
加熱は、通常、少なくとも一方が記録材料を加熱するヒ
ートローラとなっている予備加熱ローラ対を加熱ドラム
の上流に配置し、この予備加熱ローラ対で感光材料を挟
持搬送した後に加熱ドラムに記録材料を供給することで
行われている。しかしながら、ローラ対は、部分的に見
ると記録材料との接触時間が短く、また、不要な発色を
防止するためにはヒートローラの温度を発色温度以上に
することもできないため、予備加熱ローラ対を用いた方
法では十分な予備加熱を行うことができない。また、予
備加熱を十分に行うためには、多数の予備加熱ローラ対
を配列する必要があり、記録装置のコストが向上してし
まう。
【0008】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、簡易かつ安価な構成であるにも関
わらず、熱現像前の感光性熱現像記録材料を、容易かつ
確実に、十分に予備加熱することができ、これにより、
感光性熱現像記録材料を用いた画像形成において、濃度
ムラのない高画質な画像を安定して形成することを可能
にする加熱現像装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、像様露光された感光性熱現像記録材料を
加熱して、発色せしめる加熱現像装置であって、前記感
光性熱現像記録材料を加熱する所定方向に回転する加熱
ドラム、前記加熱ドラムの少なくとも一部に巻き掛か
り、加熱ドラムと共に感光性熱現像記録材料を挟持搬送
する無端ベルト、および前記無端ベルトを支持する複数
のローラを有し、かつ、前記加熱ドラムと無端ベルトと
による感光性熱現像記録材料の挟持搬送の入り側に、加
熱ドラムと無端ベルトとが接触しない導入領域を有し、
かつ、この導入領域に、前記無端ベルトの外周面に当接
して無端ベルトを押圧するローラを少なくとも1本有
し、さらに、前記導入領域に配置されたローラの少なく
とも1本が、感光性熱現像記録材料を予備加熱する加熱
ローラであることを特徴とする加熱現像装置を提供す
る。
【0010】また、前記感光性熱現像記録材料が、バイ
ンダーの50%以上がラテックスで構成され、有機銀
塩、有機銀塩の還元剤を含有する画像形成層を有する記
録材料、電子供与性の無色染料を内包する熱応答性マイ
クロカプセル、同一分子内に電子受容部と重合性ビニル
モノマー部とを有する化合物、光重合開始剤を含有する
画像形成層を有する記録材料、および、電子供与性の無
色染料を内包する熱応答性マイクロカプセル、電子受容
性化合物、重合性ビニルモノマー、光重合開始剤を含有
する画像形成層を有する記録材料から選択される少なく
とも1つであるのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の加熱現像装置につ
いて、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説
明する。
【0012】図1に、本発明の加熱現像装置を利用する
画像形成装置の一例の概略図を示す。図1に示される画
像形成装置10(以下、形成装置10とする)は、CT
やMRI等の医療用測定機によって測定された画像を可
視像として再生したプリントを作成する、いわゆる医療
用イメージャーとして好適に用いられる装置であって、
PETフィルム等の支持体上に感光熱現像性の画像形成
層を形成してなる感光性熱現像記録材料A(以下、記録
材料Aとする)を用い、MRI等の画像データ供給源R
から供給された画像データに応じて変調した光ビームL
で、この記録材料Aを像様露光して潜像を記録した後、
露光済の記録材料Aを加熱現像して発色させ、画像が形
成されたハードコピーとして出力するものである。
【0013】本発明は、このような形成装置10の熱現
像部等に好適に利用されるものであり、熱現像可能な記
録材料Aは、露光による画像記録が可能な、熱現像(熱
発色)タイプの記録材料が各種利用可能であるが、好適
な記録材料として、以下に示すものが例示される。
【0014】本発明の画像記録方法に好適に利用される
記録材料Aの一つとして、支持体の一方の面に、バイン
ダーの50%以上がラテックスで構成され、かつ有機銀
塩および有機銀塩の還元剤を含有する感光感熱性の画像
形成層を有する感光性熱現像記録材料(以下、第1の記
録材料とする)が例示される。この第1の記録材料は、
露光されることによって感光性ハロゲン化銀等の光触媒
が潜像核を形成し、加熱されることによって、還元剤の
作用でイオン化されている有機銀塩の銀が移動して、感
光性ハロゲン化銀と結合して結晶銀となり、画像を形成
する。
【0015】第1の記録材料の画像形成層に含有される
有機銀塩は、光に対して比較的安定であるが、露光され
た光触媒(感光性ハロゲン化銀の潜像など)および還元
剤の存在下で、80℃以上に加熱された場合に銀画像を
形成する銀塩で、必要に応じて、脱塩されたものであっ
てもよい。このような有機銀塩としては、有機酸の銀
塩、好ましくは炭素数が10〜30の長鎖脂肪カルボン
酸の銀塩、および配位子が4.0〜10.0の錯安定定
数を有する有機または無機銀塩の錯体が例示され、具体
的には、ベヘン酸銀、アラキジン酸銀、ステアリン酸
銀、オレイン酸銀、ラウリン酸銀、カプロン酸銀、ミリ
スチン酸銀、パルミチン酸銀、マレイン酸銀、フマル酸
銀等が例示される。また、メルカプト基またはチオン基
を含む化合物の銀塩およびこれらの誘導体も好適に利用
可能であり、具体的には、3−メルカプト−4−フェニ
ル−1,2,4−トリアゾール、2−メルカプトベンズ
イミダゾール等のチオグリコール酸、ジチオ酢酸等のジ
チオカルボン酸、チオアミド、5−カルボキシル−1−
メチル−2−フェニル−4−チオピリジン、メルカプト
トリアジン、2−メルカプトベンズオキサゾール等の銀
塩が例示される。
【0016】このような有機銀塩の形状としては、短軸
と長軸を有する針状結晶が好ましく、具体的には、短軸
0.01μm〜0.20μm、長軸0.10μm〜5.
0μmがより好ましい。また、有機銀塩は単分散である
ことが好ましく、具体的には、短軸、長軸それぞれの長
さの標準偏差を短軸、長軸それぞれで割った値の100
分率が100%以下であるのが好ましい。なお、有機銀
塩の量は、銀量として0.1g/l 〜5g/l が好ましく、
さらに好ましくは1g/l 〜3g/l である。
【0017】このような有機銀塩は、粒子サイズの小さ
い、凝集のない微粒子を得る目的で、ポリアクリル酸、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の公知
の分散剤を使用して、固体微粒子分散物とするのが好ま
しい。有機銀塩を固体微粒子分散化は、分散剤の存在下
で、ボールミル、振動ボールミル等を用いた、公知の機
械的な微粒子化分散方法によればよい。また、機械的な
分散方法以外にも、pHコントロールすることで溶媒中
に粗分散し、その後、分散助剤の存在下でpHを変化さ
せて微粒子化させても良い。
【0018】このような有機銀塩を還元する還元剤は、
銀イオンを金属銀に還元する任意の物質が利用可能であ
り、好ましくは有機物質で、特開平6−3793号公
報、米国特許第5,464,738号明細書等に開示さ
れる、有機銀塩を利用する感光感熱記録材料に利用され
る公知の還元剤が各種利用可能である。具体的には、ビ
ス(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェ
ニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メ
チルフェニル)プロパン、4,4−エチリデン−ビス
(2−t−ブチル−6−メチルフェノール)、1,1−
ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−
3,5,5−トリメチルヘキサンなどのビスフェノール
やクロマノール、ヒンダードフェノール還元剤が好適に
例示される。
【0019】還元剤は、溶液、粉末、固体微粒子分散物
等の方法で添加すればよい。還元剤の量は、画像形成層
を有する面の銀1mol に対して5mol%〜50mol%程度が
好ましい。還元剤は、基本的に画像形成層に添加される
が、画像形成層を有する面のその他の層でも良く、この
際には、銀1mol に対して10mol%〜50mol%と多めに
使用することが好ましい。また、還元剤は現像時のみ有
効に機能を持つように誘導化された、いわゆるプレカー
サーであってもよい。
【0020】第1の記録材料の画像形成層には、露光さ
れて光触媒となる物質、例えば、感光性ハロゲン化銀
(以下、ハロゲン化銀とする)が含有される。ハロゲン
化銀のハロゲン組成には限定はなく、塩化銀、塩臭化
銀、臭化銀、ヨウ臭化銀、ヨウ塩臭化銀、ヨウ化銀のい
ずれであっても良いが、臭化銀およびヨウ臭化銀が好ま
しく用いられる。本発明に用いられる記録材料のハロゲ
ン化銀の粒子径は、0.20μm以下である。また、画
像形成後の白濁を抑えるためにも、この粒子径は0.2
0μm以下であるのが好ましく、特に立方体状粒子、平
板状粒子が好ましい。
【0021】ハロゲン化銀粒子には、ロジウム、レニウ
ム、ルテニウム、オスニウム、イリジウム、コバルト、
水銀または鉄から選ばれる金属の錯体を少なくとも一
種、銀1mol に対し1nmol〜10mmol程度含有されるの
が好ましい。また、ハロゲン化銀粒子は、硫黄増感法や
セレン増感法等の公知の方法で化学増感されているのが
好ましい。
【0022】このようなハロゲン化銀の使用量は、有機
銀塩1mol に対して0.01mol 〜0.5mol が好まし
い。
【0023】第1の記録材料において、このような成分
を有する画像形成層は、水不溶な疎水性ポリマーが微細
な粒子として水溶性の分散媒中に分散してなるラテック
スを、全バインダーの50wt%以上含有する。あるいは
さらに、必要に応じて、他の層も同様の構成を有しても
よい。このようなラテックスについては「合成樹脂エマ
ルジョン(奥田平、稲垣寛編集、高分子刊行会発行(1
978))」、「合成ラテックスの応用(杉村孝明、片
岡靖男、鈴木聡一、笠原啓司編集、高分子刊行会発行
(1993))」、「合成ラテックスの化学(室井宗一
著、高分子刊行会発行(1970))」などに記載され
ている。
【0024】このようなラテックスのポリマーとして
は、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ゴム系樹脂、塩化ビニル樹脂、
塩化ビニリデン樹脂、ポリオレフィン樹脂等が例示され
る。ポリマーの分子量は数平均分子量で5000〜 100000
0、好ましくは 10000〜100000程度が好ましい。分子量
が小さすぎるものは感光層の力学強度が不十分であり、
大きすぎるものは製膜性が悪く好ましくない。
【0025】このようなポリマーの具体例としては、メ
チルメタクリレート/エチルアクリレート/メタクリル
酸コポリマー、メチルメタクリレート/2−エチルヘキ
シルアクリレート/スチレン/アクリル酸コポリマー、
スチレン/ブタジエン/アクリル酸コポリマー、スチレ
ン/ブタジエン/ジビニルベンゼン/メタクリル酸コポ
リマー、メチルメタクリレート/塩化ビニル/アクリル
酸コポリマー等が例示される。また、ポリマーは、各種
の市販品も利用可能で、例えば、アクリル樹脂として
は、ダイセル化学工業社製のセビアンA−4635等が、ポ
リエステル樹脂としては、大日本インキ化学社製のFINE
TEX ES650等が、ポリウレタン樹脂としては大日本
インキ化学社製のHYDRAN AP10等が、ゴム系樹脂と
しては大日本インキ化学社製の LACSTAR 7310K等
が、塩化ビニル樹脂としては日本ゼオン社製のG351
等が、塩化ビニリデン樹脂としては旭化成工業社製のL
502等が、ポリオレフィン樹脂としては三井石油化学
社製のケミパールS124等が、それぞれ例示される。
これらのポリマーは単独でも、2種以上ブレンドして用
いても良い。
【0026】ラテックス中の分散粒子の平均粒径は1nm
〜50000nm、より好ましくは5nm〜1000nm程度
の範囲が好ましい。分散粒子の粒径分布に関しては特に
制限は無く、広い粒径分布を持つ物でも単分散の粒径分
布を持つ物でもよい。ラテックスの最低造膜温度(MF
T)は−30℃〜90℃、より好ましくは0℃〜70℃
が好ましい。
【0027】第1の記録材料の画像形成層は、前述のよ
うに、全バインダーの50wt%以上がラテックスで、特
に、70wt%以上がラテックスである事が好ましい。ま
た、この画像形成層には、必要に応じて、全バインダー
の50wt%以下の範囲でゼラチン、ポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロースなどの親水性ポリマーを添加しても良
い。さらに、ラテックスの分散粒子(ポリマー)は、2
5℃・60%RHでの平衡含水率が、2wt%以下、より
好ましくは1wt%以下の物である事が好ましい。
【0028】このような第1の記録材料は、上述した画
像形成層の他にも各種の層を有してもよい。例えば、画
像形成層の保護や付着防止などの目的で表面保護層、ア
ンチハレーション層、支持体の画像形成層と逆面に形成
されるバック(コート)層、バック層と同面に形成され
る裏面抵抗性加熱層(backside resistive heating lay
er)、帯電防止または導電性層、蒸着金属層等を有して
もよい。
【0029】また、第1の記録材料の画像形成層、もし
くは画像形成層と同一面の他の層には、これらの必須の
構成要素以外にも、色調剤、増感色素、カブリ防止剤、
安定剤、安定剤前駆体、高感度化やカブリ防止を目的と
した安息香酸類、現像の抑制あるいは促進、分光増感効
率の向上、現像前後の保存性の向上等を目的とするメル
カプト化合物、シスルフィド化合物、チオン化合物、色
調改良、イラジエーション防止等を目的とする染料や顔
料、可塑剤、潤滑剤、超硬調化剤、硬調化促進剤、硬膜
剤等、記録材料に含有される公知の添加剤を各種含有し
てもよい。
【0030】本発明に利用される好適な記録材料Aの別
の例として、以下の記録材料が例示される。この感光性
熱現像(熱発色)記録材料(以下、第2の記録材料とす
る)は、支持体上に感光感熱(熱発色)性の画像形成層
を設けた記録材料で、この画像形成層が、熱応答性マイ
クロカプセルに内包された電子供与性の無色染料と、熱
応答性マイクロカプセル外の、同一分子内に電子受容部
および重合性ビニルモノマー部を有する化合物と、光重
合開始剤とを含む記録材料である。また、別の感光性熱
現像(熱発色)感熱記録材料(以下、第3の記録材料と
する)として、支持体上に感光感熱(熱発色)性の画像
形成層を設けた記録材料であって、この画像形成層が、
熱応答性マイクロカプセルに内包された電子供与性の無
色染料と、熱応答性マイクロカプセルの外の、電子受容
性化合物と、重合性ビニルモノマーと、光重合開始剤と
を含む記録材料である。
【0031】これら第2および第3の記録材料は、露光
により、熱応答性マイクロカプセルの外にある組成物
(以下、これを光硬化性組成物とする)が硬化して固定
化され、加熱によって、移動性を有する(固定化されて
いない)、前記電子受容部および重合性ビニルモノマー
部を有する化合物、もしくは電子受容性化合物が、画像
形成層内を移動して、マイクロカプセル内の電子供与性
の無色染料を発色させて画像を形成する記録材料であ
る。なお、両記録材料は、本出願人による特願平8−3
33724号明細書に詳述されている。
【0032】第2の記録材料の光硬化性組成物に用いら
れる、同一分子内に電子受容部および重合性ビニルモノ
マー部を有する化合物とは、一分子中に電子受容性基と
ビニル基とを含有する化合物である。具体的には、スチ
レンスルホニルアミノサリチル酸、ビニルベンジルオキ
シフタル酸、β−(メタ)アクリロキシエトキシサリチ
ル酸亜鉛、ビニロキシエチルオキシ安息香酸、β−(メ
タ)アタクリロキシエチルオルセリネート、β−(メ
タ)アクリロキシエトキシフェノール、β−(メタ)ア
クリロキシエチル−β−レゾルシネート、ヒドロキシス
チレンスルホン酸−N−エチルアミド、β−(メタ)ア
クリロキシプロビル−p−ヒドロキシベンゾエート、
(メタ)アクリロキシメチルフェノール、(メタ)アク
リルアミドプロパンスルホン酸、γ−スチレンスルホニ
ルオキシ−β−(メタ)アクリロキシプロパンカルボン
酸等や、これらの金属塩例えば亜鉛塩を好ましく用いる
事ができる。
【0033】上記化合物は、第3の記録材料の光硬化性
組成物の重合性ビニルモノマーとしても好適に利用可能
である。また、これ以外にも、第3の記録材料で用いら
れる重合性ビニルモノマーとしては、分子内に少なくと
も1個のビニル基を有するモノマーが各種利用可能で、
例えば、(メタ)アクリル酸およびそのエステル類、
(メタ)アクリルアミド類; 無水マレイン酸、マレイ
ン酸エステル類; イタコン酸、イタコン酸エステル
類; スチレン類; ビニルエーテルおよびエステル
類; N−ビニル複素環類; アリルエーテルおよびエ
ステル類等を用いることができる。特に、分子内に複数
のビニル基を有するモノマーが好ましく、例えば、多価
アルコール類の(メタ)アクリル酸エステル、多価フェ
ノール類、ビスフェノール類の(メタ)アクリル酸エス
テル、(メタ)アクリレート末端エポキシ樹脂、(メ
タ)アクリレート末端ポリエステル類がある。具体的に
は、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタアクリレ
ート、ヘキサンジオール−1,5−ジメタクリレート、
ジエチレングリコールジメタクリレート等が例示され
る。これらのモノマーは、分子量が約100〜約500
0程度のものが好ましく用いられる。
【0034】第2および第3の記録材料に用いられる光
重合開始剤は、前記ビニルモノマーの光重合を開始し得
る化合物であって、好ましくは、緑色、赤色〜赤外吸収
色素と併用したときに、この波長領域に感度を有し、光
照射によりラジカルを発生するとされる(特開昭62−
143044号公報参照)有機ボレート塩化合物、より
好ましくはカチオン性色素の有機ボレート塩を挙げるこ
とができる。有機ボレート塩は、照射されたレーザー光
に応じてラジカルを発生し、このラジカルが前記ビニル
モノマー部の重合を開始させる。
【0035】この有機ボレート塩としては、下記一般式
(1)で表される化合物が用いられる。
【化1】
【0036】上記一般式(1)において、Mは、アルカ
リ金属原子、第4級アンモニウム、ピリジニウム、キノ
リニウム、ジアゾニウム、モルホリニウム、テトラゾリ
ウム、アクリジニウム、ホスホニウム、スルホニウム、
オキソスルホニウム、硫黄、酸素、炭素、ハロゲニウ
ム、Cu、Ag、Hg、Pd、Fe、Co、Sn、M
o、Cr、Ni、As、Seから選択されるカチオン
を、nは1〜6の整数を、R 1 、R2 、R3 およびR4
はそれぞれ、ハロゲン原子、置換または未置換のアルキ
ル基、置換または未置換のアルケニル基、置換または未
置換のアルキニル基、脂環基、置換または未置換のアリ
ール基、置換または未置換のアルカリール基、置換また
は未置換のアリーロキシル基、置換または未置換のアラ
ルキル基、置換または未置換の複素環基、置換または未
置換のシリル基を表す。ここで、R1 、R2 、R3 およ
びR4 は互いに同一でも異なっていてもよく、これらの
うち2個以上の基が結合して環状構造をとってもよい。
【0037】上記一般式(1)において、ボレートアニ
オンとしては、テトラエチルボレート、トリイソブチル
メチルボレート、ジ−n−ブチル−ジ−t−ブチルボレ
ート、テトラフェニルボレート、テトラ−p−クロロフ
ェニルボレート、トリ−m−クロロフェニル−n−ヘキ
シルボレート、トリフェニルエチルボレート、トリメチ
ルブチルボレート、トリトリルイソプロピルボレート、
トリフェニルベンジルボレート、テトラフェニルボレー
ト、テトラベンジルボレート、トリフェニルフェネチル
ボレート、トリフェニル−p−クロロベンジルボレー
ト、トリフェニルエテニツブリツボレート、ジ(α−ネ
フチル)−ジプロピルボレート、トリフェニルシリルト
リフェニルボレート、トリトルイルシリルフェニルボレ
ート、トリ−n−ブチル(ジメチルフェニルシリル)ボ
レート等が例示される。
【0038】以下に、一般式(1)で示される有機ボレ
ート塩の一例を示す。
【化2】
【0039】記録光L等の光吸収効率を高めるために、
この一般式(1)で示される有機ボレート塩は、分光増
感色素として、緑色〜赤色域および赤外吸収色素と併用
されるのが好ましい。特に、最大吸収波長を500nm〜
1100nmの波長領域に有する有機カチオン性色素が好
ましく利用され、具体的には、カチオン性メチン色素、
カチオン性カルボニウム色素、カチオン性キノンイミン
色素、カチオン性インドリン色素、カチオン性スチリル
色素が挙げられる。より具体的には、カチオン性のメチ
ン色素としては、ポリメチン色素、シアニン色素、アゾ
メチン色素、さらに好ましくはシアニン、カルボシアニ
ン、ジカルボシアニン、トリカルボシアニン、ヘミシア
ニン等が、カチオン性のカルボニウム色素としては、ト
リアリールメタン色素、キサンテン色素、アリクジン色
素、更に好ましくはローダミン等が、カチオン性のキノ
ンイミン色素としては、好ましくはアジン色素、オキサ
ジン色素、チアジン色素、キノリン色素、チアゾール色
素等から選ばれた色素が挙げられ、これらは一種又は二
種以上を組み合わせて用いることができる。
【0040】光重合開始剤としては、より好ましくは、
下記一般式(2)で表されるカチオン性色素の有機ボレ
ート塩が利用される。
【0041】
【化3】
【0042】上記一般式(2)において、D+ はカチオ
ン性色素を表し、R1 、R2 、R 3およびR4 は、ハロ
ゲン原子、置換または未置換のアルキル基、置換または
未置換のアリール基、置換または未置換のアラルキル
基、置換または未置換のアルカリール基、置換または未
置換のアルケニル基、置換または未置換のアルキニル
基、置換または未置換のアリーロキシル基、置換または
未置換のアリサイクリック基、置換または未置換の複素
環基、置換または未置換のアリル基、置換または未置換
のシリル基、脂環基から選ばれる基である。また、
1 、R2 、R3 およびR4 は互いに同一でも異なって
いてもよく、これらのうち2個以上の基が結合して環状
構造をとってもよい。
【0043】上記一般式(2)において、D+ で表され
るカチオン性色素は分光増感色素として作用するもので
あり、500nm以上の波長領域、特に、550nm〜11
00nmの波長領域に吸収ピークを有する有機カチオン性
色素が好ましく例示される。具体的には、このような有
機カチオン性色素としては、前記一般式(1)の化合物
で例示されたものが好適に利用可能である。また、ボレ
ートアニオンとしては、前記一般式(1)と同じものが
好適に例示される。
【0044】以下に、一般式(2)で示されるカチオン
性色素の有機ボレート塩の一例を示す。
【化4】
【0045】
【化5】
【0046】これらの光重合開始剤の含有量は、光硬化
性組成物(熱応答性マイクロカプセル外)の全重量基準
で、好ましくは0.01重量%〜20重量%である。
【0047】両記録材料においては、前述の光重合開始
剤や分光増感色素と共に、2−フェニル−4,6−ビス
(トリクロルメチル)−S−トリアジン、2−(p−ク
ロルフェニル)−4,6−ビス(トリクロルメチル)−
S−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,
6−ビス(トリクロルメチル)−S−トリアジン、四塩
化炭素、四臭化炭素、ヨードホルム、p−ニトロ−α,
α,α−トリプロモアセトフェノン等の分子内に活性ハ
ロゲン基を有する化合物を助剤として併用することがで
きる。これらの化合物は、分光増感色素(カチオン性色
素)1mol に対し、0.01mol 〜20mol 添加するの
が好ましい。
【0048】第3の記録材料の光硬化性組成物には、電
子受容性化合物が添加される。また、第2の記録材料の
光硬化性組成物にも、必要に応じて、電子受容性化合物
を添加仕手もよく、これにより発色濃度を向上できる。
電子受容性化合物としては、2,2′−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、4−t−ブチルフェノー
ル、4−フェニルフェノール等のフェノール誘導体、4
−ペンタデシルサリチル酸、3,5−ジ(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸、3,5−ジ(tert−オクチ
ル)サリチル酸等のサリチル酸誘導体、芳香族カルボン
酸の金属塩、酸性白土、ベントナイト、ノボラック樹
脂、金属処理ノボラック樹脂、金属錯体などが挙げられ
る。これらの電子受容性化合物は、電子供与性無色染料
の5重量%〜1000重量%程度使用するのが好まし
い。
【0049】このような記録材料の光硬化性組成物に
は、これらの化合物の他に、光架橋性組成物として例え
ばポリケイ皮酸ビニル、ポリシンナミリデン酢酸ビニ
ル、α−フェニルマレイミド基をもつ光硬化性組成物等
を添加してもよい。また、これらの光架橋性組成物を光
硬化性成分として用いてもよい。さらに、光硬化性組成
物の中には、これらの化合物の他に、必要に応じて、光
硬化性組成物の熱的および経時的な重合を防止して、安
定性を高めることを目的として、p−メトキシフェノー
ル、ハイドロキノン、ピロガロール、2−ヒドロキシベ
ンゾフェノン、塩化第一銅等の熱重合禁止剤を添加して
もよい。これらは、光硬化性組成物の全重量基準で0.
001wt%〜5wt%程度添加するのが好ましい。
【0050】光硬化性組成物は、乳化分散されて画像形
成層の中に含有される。光硬化性組成物を乳化分散する
ために用いられる溶媒としては、綿実油、灯油、脂肪族
ケトン、脂肪族エステル、パラフィン、ナフテン油、ア
ルキル化ビフェニル、塩素化パラフィン、ジフェニルホ
スフェート等の燐酸エステル、アセチルクエン酸トリブ
チル等のクエン酸エステル、安息香酸オクチル等の安息
香酸エステル、(メタ)アクリル酸メチル等の(メタ)
アクリル酸エステル、メチレンクロライドや四塩化炭素
等のアルキルハライド、メチルイソブチルケトン等が例
示され、脂肪族エステル類、アルキルハライド類が好ま
しく、特に水への溶解度の10体積%以下のものがより
好ましい。これらの溶媒は、光重合性化合物に対して1
重量部〜500重量部の割合で用いるのが好ましい。
【0051】また、光硬化性組成物の乳化分散に用いる
ことのできる水溶性高分子としては、25℃の水に対し
て5wt%以上溶解する化合物が好ましく、具体的には、
ゼラチン、ゼラチン誘導体、アルブミン等の蛋白質、メ
チルセルロース等のセルロース誘導体、デンプン類(変
成デンプンを含む)等の糖誘導体、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシ変成ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ルアミド、酢酸ビニル−ポリアクリル酸共重合体の鹸化
物、ポリスチレンスルホン酸塩糖の合成高分子が挙げら
れ、特に、ゼラチンおよびポリビニルアルコールが好ま
しい。
【0052】他方、両記録材料の画像形成層のマイクロ
カプセルに内包される電子供与性の無色染料は、従来よ
り公知の各種のものが利用可能である。具体的には、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド等のトリフェニルメタンフタリド
系化合物、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン等のロ
イコオーラミン系化合物、ローダミン−B−アニリノラ
クタム等のローダミンラクタム系化合物、2−(ジベン
ジルアミノ)フルオラン等のフルオラン系化合物、ベン
ゾイルロイコンメチレンブルー等のフェノチアジン系化
合物、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン等のスピロ
ピラン系化合物、その他、インドリルフタリド系化合
物、トタフェニルメタン系化合物、トリアゼン系化合
物、フルオレン系化合物など各種の化合物を使用でき
る。また、この記録材料をフルカラー記録材料とする場
合には、シアン、マゼンタ、イエロー用の電子供与性無
色染料としては米国特許第4,900149号明細書等
を、イエロー発色タイプとしては米国特許第4,80
0,148号明細書等を、シアン発色タイプとしては特
開平63−53542号公報等を、それぞれ参考にでき
る。
【0053】このような電子供与性無色染料を内包する
マイクロカプセルは、当業界で公知の方法を用いて得る
ことができる。例えば、特公昭42−771号公報に開
示される界面重合法、米国特許第3,660,304号
明細書に開示されるポリマーの析出による方法、米国特
許第3,796,669号明細書に開示されるイソシア
ネートポリオール壁材料を用いる方法、米国特許第3,
914,511号明細書に開示されるイソシアネート壁
材料を用いる方法、米国特許第4,089,802号明
細書に開示される尿素ホルムアルデヒド−レゾルシノー
ル系壁形成材料等を用いる方法等が開示される。特に、
芯物質を乳化した後マイクロカプセル壁として高分子膜
を形成することが好ましい。
【0054】特に、油滴内部からのリアクタントの重合
によるマイクロカプセル化法が、短時間内に、均一な粒
径のカプセルを持ち、かつ保存性にすぐれた記録材料が
得られる点で好ましい。例えば、ポリウレタンをカプセ
ル壁材として用いる場合には、m−フェニレンジイソシ
アネートや2,6−トリレンジイソシアネート等の多価
イソシアネートおよびそれと反応してウレタン(カプセ
ル壁)を形成する第2の物質(例えば、脂肪族あるいは
芳香族の多価アルコール等のポリオール、エチレンジア
ミンやトリメチレンジアミン等のポリアミン)をカプセ
ル化すべき油性液体中に混合し水中に乳化分散し次に温
度を上昇することにより、油滴界面で高分子形成反応を
起こして、マイクロカプセル壁を形成する。このとき油
性液体中に低沸点の溶解力の強い補助溶剤を用いること
ができる。
【0055】マイクロカプセルは、水溶性のアニオン性
高分子、ノニオン性高分子、両性高分子等の水溶性高分
子を用いて作製することもできる。アニオン性高分子と
しては、アラビヤゴム、アルギン酸、硫酸化デンプン、
硫酸化セルローズ、(メタ)アクリル酸系(共)重合
体、カルボキシ変成ポリビニルアルコール等が、ノニオ
ン性高分子としては、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シエチルセルロース等が、両性の化合物としてはゼラチ
ン等が例示され、特に、ゼラチン、ゼラチン誘導体、ポ
リビニルアルコールが好ましい。水溶性高分子は0.0
1重量%〜10重量%の水溶液として用いられる。
【0056】両記録材料において、特に解像度の点か
ら、カプセルの平均粒子径は20μm以下が好ましく、
特に、5μm以下が好ましい。ただし、カプセルが小さ
すぎると、固形分に対する表面積が大きくなり多量の壁
剤が必要となので、0.1μm以上とするのが好まし
い。なお、電子供与性無色染料は、マイクロカプセル中
に溶液状態で存在してもよく、あるいは、固体の状態で
存在してもよい。
【0057】このマイクロカプセルを有する記録材料
は、画像形成層以外にも、保護層や中間層等の各種の層
を有してもよい。また、この記録材料の画像形成層、中
間層および保護層の各層には、特に保護層中には、硬化
剤、特に、写真感光材料の製造に用いられるクロムミョ
ウバンや硫酸ジルコニウム等の「ゼラチン硬化剤」を併
用することが好ましい。さらに、この熱発色記録材料の
各層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良、乳化分
散、接着防止等種々の目的で、イオン性界面活性剤であ
るサポニン、ポリエチレンオキサイド等の種々の界面活
性剤を用いてもよく、これ以外にも、イラジエーション
やハレーションを防止する染剤、紫外線吸収剤、可塑
剤、蛍光増白剤、塗布助剤、帯電防止剤や滑り性改良剤
等の各種の添加剤を添加してもよい。また、保護層中に
はシリカやポリスチレン等の公知のマット剤を添加する
のが好ましく、さらに、粘着性を低下させるために日産
化学製のスノーテックスシリーズ等のコロイダルシリカ
を添加してもよく、記録材料の白色度をあげるための蛍
光増白剤やブルーイング剤としての青色染料を添加して
もよい。
【0058】このような特徴的な画像形成層を有する第
1、第2および第3の記録材料は、各層の成分を含有す
る塗布液(乳剤)を、必要に応じて溶媒を用いて調製
し、公知の手段で塗布して乾燥することにより作製する
ことができる。溶媒としては、記録材料の作製に用いら
れる各種の溶媒が利用可能であり、具体的には、水、エ
タノール等のアルコール類、エチレンクロライド等のハ
ロゲン系の溶剤、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸
メチルセロソルブ等のエステル類、トルエン、キシレン
等が例示され、必要に応じて、複数種を混合して用いら
れ、さらに、塗布性や帯電改良などを目的として、塗布
液にノニオン系、アニオン系、カチオン系、フッ素系等
の各種の界面活性剤等を添加してもよい。また、塗布方
法としては、ブレードコーター、ロッドコーター、ナイ
フコーター、ロールドクターコーター、リバースロール
コーター、トランスファーロールコーター、グラビアコ
ーター、キスロールコーター、カーテンコーター等の公
知の方法が利用可能である。なお、各塗料の塗布量は、
乾燥後の各層の付着量が所定量となるように調整される
のは、もちろんである。
【0059】これらの記録材料の支持体にも特に限定は
なく、通常の記録材料で用いられているものが各種利用
可能であり、具体的には、ポリエステルフィルム、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタ
レートフィルム、硝酸セルロースフィルム、セルロース
エステルフィルム、ポリビニルアセタールフィルム、ポ
リカーボネートフィルム等の樹脂フィルム、アルミニウ
ム、亜鉛、銅等の各種の金属、ガラス、紙等が例示され
る。
【0060】このような記録材料Aを用いて、画像デー
タ供給源Rから供給された画像データに応じた可視像が
記録されたプリント(ハードコピー)を作成する形成装
置10は、基本的に、記録材料Aの搬送方向順に、感光
材料供給部12と、幅寄せ部14と、画像露光部16
と、本発明の加熱現像装置を利用する熱現像部18と、
排出トレイ80とを有して構成される。なお、図1にお
いては、図面を簡略化して構成を明瞭にするために省略
しているが、形成装置10には、図示した部材以外に
も、記録材料Aを搬送するための搬送ローラやガイド、
各種のセンサ等が必要に応じて配置されている。
【0061】記録材料Aは、通常、100枚等の所定単
位の積層体(束)とされて袋体や帯等で包装されてお
り、通常、この所定単位の積層体のまま専用のマガジン
20に収納されて形成装置10に供給され、1枚ずつ画
像形成に供される。感光材料供給部12(以下、供給部
12とする)は、このマガジン20から記録材料Aを一
枚取り出して、記録材料Aの搬送方向の下流(以下、下
流とする)に位置する幅寄せ部14に供給する部位で、
装填部22および24と、各装填部に配置される吸盤2
6および28を用いた枚葉手段ならびに供給ローラ対3
0および32と、搬送ローラ対34および36と、搬送
ガイド38,40および42とを有して構成される。
【0062】装填部22および24は、記録材料Aを収
納したマガジン20を所定位置に装填する部位である。
図示例の形成装置10は、2つの装填部22および24
を有しており、両装填部には、通常、サイズの異なる
(例えば、CTやMRI用の半切サイズと、FCR(富
士コンピューテッドラジオグラフィー)用のB4サイズ
等)記録材料Aを収納するマガジン20が装填される。
【0063】各装填部に配置される枚葉手段は、吸盤2
6および28によって記録材料Aを吸着保持して、リン
ク機構等の公知の移動手段で吸盤26および28を移動
することによって記録材料Aを搬送し、それぞれの装填
部に配置される供給ローラ対30および32に供給す
る。供給ローラ対30に供給された記録材料Aは、搬送
ガイド38,40ならびに42に案内されつつ搬送ロー
ラ対34ならびに36によって、他方、供給ローラ対3
2に供給され記録材料Aは、搬送ガイド40ならびに4
2に案内されつつ搬送ローラ対36によって、それぞれ
下流の幅寄せ部14に搬送される。
【0064】幅寄せ部14は、記録材料Aを、搬送方向
と直交する方向(以下、幅方向とする)に位置合わせす
ることにより、下流の記録部16における主走査方向の
記録材料Aの位置合わせ、いわゆるサイドレジストを取
って、搬送ローラ対44によって記録材料Aを下流の画
像露光部16に搬送する部位である。幅寄せ部14にお
けるサイドレジストの方法には特に限定はなく、例え
ば、記録材料Aの幅方向の1端面と当接して位置決めを
行うレジスト板と、記録材料Aを幅方向に押動して端面
をレジスト板に当接させる押動手段とを用いる方法、前
記レジスト板と、記録材料Aの搬送方向を幅方向で規制
して同様にレジスト板に当接させる、記録材料Aの幅方
向のサイズに応じて移動可能なガイド板等とを用いる方
法等、公知の方法が各種例示される。なお、サイドレジ
スト(すなわち露光)は、記録材料Aの幅方向の中心を
基準とするいわゆるセンター基準でも、記録材料Aの幅
方向の端部を基準とするいわゆる端面基準であってもよ
い。
【0065】画像露光部16(以下、露光部16とす
る)は、光ビーム走査露光によって記録材料Aを像様に
露光する部位で、露光ユニット46と副走査搬送手段4
8とを有して構成される。
【0066】図2に、露光部16の概念図を示す。露光
ユニット46は、記録画像に応じて変調した光ビームL
を主走査方向(図1および図2で紙面に垂直方向)に偏
向して、所定の記録位置Xに入射する、公知の光ビーム
走査装置であって、光源50と、光源50を駆動する露
光制御装置52と、光偏向器であるポリゴンミラー54
と、fθレンズ56と、立ち下げミラー58と、データ
処理部88とを有して構成される。なお、露光ユニット
46には、これ以外にも、光源から射出された光ビーム
Lを整形するコリメータレンズやビームエキスパンダ、
面倒れ補正光学系、光路変更用ミラー等、公知の光ビー
ム走査装置に配置される各種の部材が必要に応じて配置
されている。
【0067】光源50は、記録材料Aの分光感度特性に
応じた狭帯波長域の光ビームLを射出する光源である。
MRIやCT等の画像データ供給源Rからの画像データ
は、データ処理部88に送られる。データ処理部88
は、供給された画像データにキャリブレーションに応じ
た補正等の必要な画像処理を施して、露光制御装置52
に供給する。データ処理部88で処理された画像データ
は、露光制御装置52に送られる。露光制御装置52
は、供給された画像データすなわち記録画像に応じて光
源50を駆動して、画像データに応じて変調された光ビ
ームLを射出させる。
【0068】形成装置10においては、光ビームLの変
調は公知の方法で行われ、例えば、パルス(幅もしくは
数)変調や強度変調で行われる。また、図示例において
は、露光制御装置52によって光源50の駆動を制御し
て変調を行う、直接変調によって光ビームLを記録画像
に応じて変調しているが、これ以外にも、AOM(音響
光学変調器)、EOM(電気光学変調器)、液晶シャッ
タアレイのような空間変調素子等を用いた外部変調でも
よい。
【0069】このように変調されて光源50から射出さ
れた光ビームLは、ポリゴンミラー54によって主走査
方向に偏向され、fθレンズ56によって記録位置Xで
結像するように調光され、立ち下げミラー58によって
光路を変更されて記録位置Xに入射する。なお、図示例
の形成装置10はモノクロの画像記録を行う装置で、露
光ユニット46は光源50を1つのみ有するが、本発明
をカラー画像の記録に利用する際には、例えば、カラー
感光材料のR(赤)、G(緑)、およびB(青)の分光
感度特性に応じた波長の光ビームを射出する3種の光源
を有する露光ユニットが用いられる。
【0070】一方、副走査搬送手段48は、記録位置X
(走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対60
および62を有するものであり、搬送ローラ対60およ
び62によって、記録材料Aを記録位置Xに保持しつ
つ、前記主走査方向と直交する副走査方向(図2中矢印
a方向)に搬送する。ここで、前述のように、記録画像
に応じて変調された光ビームLは、主走査方向に偏向さ
れているので、記録材料Aは光ビームによって2次元的
に走査露光され、潜像が記録される。
【0071】露光部16において潜像を記録された記録
材料Aは、次いで、搬送ローラ対64および66等によ
って上方に搬送されて、熱現像部18に搬送される。熱
現像部18は、本発明の加熱現像装置を利用するもので
あって、記録材料Aを加熱することにより、熱現像を行
って潜像を可視像とする部位で、加熱ドラム68、無端
ベルト70、剥離爪72、無端ベルト70を支持する支
持ローラ74a〜74f、導入ローラ76、および予備
加熱部78を有して構成される。
【0072】図3に、熱現像部18を示す。加熱ドラム
68は、ハロゲンランプ等の加熱用光源やヒータ等の熱
源を内蔵するドラムで、その表面が記録材料Aの熱現像
温度に応じた温度に加熱・保持されており、また、軸6
8aを中心に回転する。無端ベルト70は、支持ローラ
74a,74b,74c,74d,74eおよび74f
の6つのローラに支持・張架されて、加熱ドラム68に
巻き掛けられるようにして押圧されており、加熱ドラム
68によって回転し、加熱ドラム68と共に記録材料A
を挟持搬送する。剥離爪72は、記録材料Aを加熱ドラ
ム68から剥離するものであり、加熱ドラム68による
記録材料Aの搬送に対応して、加熱ドラム68に軽く当
接、離脱するように構成される。
【0073】搬送ローラ対66によって熱現像部18に
搬入された記録材料Aは、無端ベルト70(支持ローラ
74a)と導入ローラ76とに挟持搬送され、次いで、
無端ベルト70と支持ローラ74fとに挟持搬送され
て、加熱ドラム68と無端ベルト70との間に搬入さ
れ、加熱ドラム68の回転に応じて加熱ドラム68と無
端ベルト70とに挟持搬送されつつ、加熱ドラム68に
よって熱現像されて、露光によって記録された潜像が可
視像となる。記録材料Aの先端が剥離爪72の近傍に搬
送されると、剥離爪72が軽く加熱ドラム68に当接し
て、加熱ドラム68と記録材料Aとの間に侵入し、記録
材料Aを加熱ドラム68から剥離する。
【0074】ここで、熱現像部18においては、加熱ド
ラム68と無端ベルト70とによる感光材料Aの挟持搬
送の入り側に、上流方向に延在して、加熱ドラム68と
無端ベルト70とが接触しない導入領域が支持ローラ7
4a,74eおよび74fによって形成され、ここが予
備加熱部78となっている。また、支持ローラ74f
は、記録材料Aを加熱するヒート(加熱)ローラとなっ
ており、感光材料Aは、この支持ローラ74fによって
予備加熱される。さらに、熱現像部18においては、こ
の予備加熱部78の支持ローラ74a,74eおよび7
4fは、搬送方向に対して千鳥状すなわちジグザグに配
置されており、無端ベルト70が、その間を通過するこ
とにより、支持ローラ74fが無端ベルト70の外周面
に当接(あるいはさらに押圧)して、無端ベルト70の
経路を湾曲させる。
【0075】従って、無端ベルト70と導入ローラ76
とに挟持搬送された記録材料Aは、前述の加熱ドラム6
8による熱現像に先立ち、無端ベルト70と支持ローラ
74fとによって挟持搬送されつつ、ヒートローラであ
る支持ローラ74fによって予備加熱され、その後、加
熱ドラム68と無端ベルト70との間に搬入されて熱現
像される。なお、必要に応じて、予備加熱部78から加
熱ドラム68と無端ベルト70との間に記録材料Aを案
内するためのガイドを設けてもよい。
【0076】前述のように、低温の記録材料Aが接触す
ることによる加熱ドラム68の温度低下および円周方向
の温度ムラを防止するために、加熱ドラム68の上流に
記録材料Aを加熱するローラ対を配置して、記録材料A
を予備加熱することが行われている。しかしながら、こ
の方法では、ヒートローラと記録材料Aとの接触が点状
となってしまうため、十分な予備加熱ができないのは前
述のとおりである。
【0077】これに対し、本発明においては、図示例の
ように、加熱ドラム68による熱現像の上流に、加熱ド
ラム68と無端ベルト70とが接触しない導入領域を構
成して、ここにヒートローラ(図示例においては、支持
ローラ74f)を配置して予備加熱部78にすると共
に、この領域において、無端ベルト70を支持するロー
ラの少なくとも1本(図示例においては、支持ローラ7
4f)を無端ベルト70の外周から当接し、無端ベルト
70の経路を湾曲する構成を有する。このような構成を
有することにより、この予備加熱部78において、記録
材料Aをヒートローラに若干でも巻き掛かった状態で搬
送し、記録材料Aとヒートローラとの接触を点状ではな
く面状とすることができ、十分な予備加熱を実現して、
熱現像の温度ムラによる画像濃度ムラを防止して、高画
質画像の形成を安定して行うことを実現している。
【0078】本発明の熱現像装置において、無端ベルト
70の外周に当接する支持ローラ74は1本に限定はさ
れず、複数本であってもよい。また、ヒートローラは図
示例の1本に限定はされず、複数本のヒートローラを配
置してもよい。さらに、ヒートローラが無端ベルト70
の外周側に配置されるのにも限定はされず、内周側に配
置してもよいが、この構成では、無端ベルト70を介し
て記録材料Aを予備加熱する結果となってしまうので、
図示例のように、ヒートローラは無端ベルト70の外周
側に配置し、ヒートローラと記録材料Aとが直接接触す
るように構成するのが好ましい。
【0079】また、予備加熱部78におけるローラの配
置は、図示例のような千鳥状に限定はされず、無端ベル
ト70を支持するローラの内、無端ベルト70の外周に
当接するローラを少なくとも1本有する構成であれば、
たとえば、直線状にローラを配置して、無端ベルト70
を互い違い掛ける構成としてもよい。予備加熱部におけ
る記録材料Aの湾曲が大きい程、記録材料Aのヒートロ
ーラへの巻き掛かり量が多くなり予備加熱の効率は上が
るものの、湾曲が余りに大きいと、特に前述のような厚
手の医療用の記録材料では、記録材料Aを損傷したり巻
き癖を付けてしまう可能性もあるので、図示例のように
千鳥状として、適度な湾曲で感光材料を予備加熱しつつ
搬送するのが好ましい。
【0080】予備加熱を行うヒートローラの温度には特
に限定はなく、記録材料Aの発色温度以下とすればよい
が、予備加熱による不要な発色を防止して、かつ好適な
予備加熱を行うために、加熱ドラム68の温度より50
℃〜70℃程度低い温度とするのが好ましい。
【0081】なお、加熱ドラム68の温度には限定はな
く、利用する記録材料Aに応じて適宜決定すればよい
が、一例として、記録材料Aとして、第1の記録材料を
用いる場合には100℃〜140℃、前記第2および第
3の記録材料を用いる場合には85℃〜150℃が例示
される。また、記録材料Aの種類に応じて搬送速度を変
更して、あるいは記録材料Aが完全に収納された後に搬
送を停止して、熱現像時間を調整してもよい。なお、熱
現像時間は、例えば、第1の記録材料であれば熱現像時
間は10秒〜90秒、第2および第3の記録材料であれ
ば3秒〜60秒程度である。
【0082】本発明の加熱現像装置において、加熱ドラ
ムおよび予備加熱を行うヒートローラの加熱手段には特
に限定はなく、前述のようなハロゲンランプ等の加熱光
源、各種のヒータ等、公知の加熱手段が各種利用可能で
ある。
【0083】前述のように、予備加熱部78および加熱
ドラム68による熱現像を終了して、剥離爪72によっ
て加熱ドラム68から剥離された記録材料Aは、装置外
に搬送されて、画像が再生されたハードコピーとしてト
レイ80に排出される。
【0084】以上、本発明の加熱現像装置について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0085】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をより詳細に説明する。
【0086】下記の3種の加熱現像装置を準備した。図
3に示される熱現像部18と同構成の加熱現像装置(実
施例);無端ベルトと加熱ドラムとからなる加熱現像装
置の上流に、1本がヒートローラである予備加熱用の搬
送ローラ対を配置した加熱現像装置(比較例1);無端
ベルトと加熱ドラムのみからなる、予備加熱手段を有さ
ない加熱現像装置(比較例2);なお、加熱ドラムはい
ずれも同じものであり、また、加熱ドラムへの無端ベル
トの巻き掛かり量もすべて均一とした。
【0087】図1に示される形成装置10の画像露光部
16と同様の露光手段を用いて、感光性熱現像記録材料
に一定濃度のベタ画像を記録し、上記3種の加熱現像装
置によって熱現像を行い、熱現像後の加熱ドラムの表面
の温度ムラ(最高温度と最低温度の差=ΔT−1)、熱
現像後の記録材料の温度ムラ(最高温度と最低温度の差
=ΔT−2)、および熱現像後の画像濃度ムラ(最高濃
度と最低濃度の差=ΔD)を測定した。なお、いずれの
加熱現像装置においても、加熱ドラムの回転速度は均一
とし、加熱ドラムの設定温度は120℃、予備加熱を行
うヒートローラの設定温度は90℃とした。結果を下記
表1に示す。
【0088】 以上の結果より、本発明の効果は明らかである。
【0089】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
加熱現像装置は、簡易かつ安価な構成であるにも関わら
ず、熱現像前の感光性熱現像記録材料を、容易かつ確実
に、十分に予備加熱することができ、本発明の加熱現像
装置を用いることにより、感光性熱現像記録材料を用い
た画像形成において、濃度ムラのない高画質な画像を安
定して形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加熱現像装置を利用する画像形成装
置の一例の概略図である。
【図2】 図1に示される画像形成装置の画像露光部の
概略図である。
【図3】 図1に示される画像形成装置の熱現像部の概
略図である。
【符号の説明】
10 (画像)形成装置 12 (記録材料)供給部 14 幅寄せ部 16 (画像)露光部 18 熱現像部 20 マガジン 22,24 装填部 26,28 吸盤 30,32 供給ローラ対 34,36,44,60,62,64,66 搬送ロー
ラ対 38,40,42 搬送ガイド 46 露光ユニット 48 走査搬送手段 50,82 光源 52 露光制御装置 54 ポリゴンミラー 56 fθレンズ 58 立ち下げミラー 68 加熱ドラム 70 無端ベルト 72 剥離爪 74a,74b,74c,74d,74e,74f 支
持ローラ 76 導入ローラ 78 予備加熱部 80 トレイ 88 データ処理部 A 記録材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像様露光された感光性熱現像記録材料を加
    熱して、発色せしめる加熱現像装置であって、 前記感光性熱現像記録材料を加熱する所定方向に回転す
    る加熱ドラム、前記加熱ドラムの少なくとも一部に巻き
    掛かり、加熱ドラムと共に感光性熱現像記録材料を挟持
    搬送する無端ベルト、および前記無端ベルトを支持する
    複数のローラを有し、 かつ、前記加熱ドラムと無端ベルトとによる感光性熱現
    像記録材料の挟持搬送の入り側に、加熱ドラムと無端ベ
    ルトとが接触しない導入領域を有し、かつ、この導入領
    域に、前記無端ベルトの外周面に当接して無端ベルトを
    押圧するローラを少なくとも1本有し、さらに、前記導
    入領域に配置されたローラの少なくとも1本が、感光性
    熱現像記録材料を予備加熱する加熱ローラであることを
    特徴とする加熱現像装置。
  2. 【請求項2】前記感光性熱現像記録材料が、バインダー
    の50%以上がラテックスで構成され、有機銀塩、有機
    銀塩の還元剤を含有する画像形成層を有する記録材料、
    電子供与性の無色染料を内包する熱応答性マイクロカプ
    セル、同一分子内に電子受容部と重合性ビニルモノマー
    部を有する化合物、光重合開始剤を含有する画像形成層
    を有する記録材料、および、電子供与性の無色染料を内
    包する熱応答性マイクロカプセル、電子受容性化合物、
    重合性ビニルモノマー、光重合開始剤を含有する画像形
    成層を有する記録材料から選択される少なくとも1つで
    ある請求項1に記載の加熱現像装置。
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