JPH1185U - 燃料タンク用コネクタ - Google Patents

燃料タンク用コネクタ

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JPH1185U
JPH1185U JP39699U JP39699U JPH1185U JP H1185 U JPH1185 U JP H1185U JP 39699 U JP39699 U JP 39699U JP 39699 U JP39699 U JP 39699U JP H1185 U JPH1185 U JP H1185U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の燃料タンク内において、複数個の燃
料漏れ防止弁とキャニスタを接続するコネクタの提供。 【解決手段】 燃料漏れ防止弁とキャニスタを接続する
中空本体1を備え、該中空本体1は、燃料漏れ防止弁側
と個々に接続される複数個の第一接続口部2と、キャニ
スタ側と接続される1個の第二接続口部3を有する一
方、内部に画成されたリリーフバルブ室4の側壁に燃料
タンク内と連通する排気口5を開設して、該排気口5を
スプリング7のばね圧で付勢されるリリーフバルブ6で
開閉可能に閉塞することにより、従来の如く、燃料タン
ク内に設置される全ての燃料漏れ防止弁にリリーフ機能
を付与せずとも、これら各燃料漏れ防止弁とキャニスタ
を接続するエバポライン上に当該1個のコネクタを配す
るだけで、各燃料漏れ防止弁のリリーフ機能を果たすこ
とが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車の燃料タンク内において、複数個の燃料漏れ防止弁とキャニ スタを接続するために使用される専用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の燃料タンクにあっては、通常、タンク内の燃料液面の変動によって、 燃料がエバポチューブを介して外部に漏れないようにするために、その内側上部 に燃料漏れ防止弁が設置されている。 そして、その代表的な燃料漏れ防止弁を挙げると、具体的には図示しないが、 一般には、ハウジング内にフロートバルブを昇降動可能に配設し、自動車の急旋 回や転倒時などに、タンク内の燃料液面が変動して、燃料がハウジング内に流入 した場合には、当該フロートバルブが浮力によって上昇して、ハウジング側に設 けられているガス排出口を自身のシール部で閉塞することにより、燃料がエバポ チューブを通って外部に漏れることを防止できる構成となっている。
【0003】 しかし、斯る構成の燃料漏れ防止弁の下では、フロートバルブがガス排出口を 閉塞している状態において、タンク内の圧力が高まると、燃料がハウジング内か ら流出したにも拘らず、フロートバルブのシール部がガス排出口から離れなくな る所謂スティック現象を引き起こしてしまう大きな問題点を有していた。
【0004】 そこで、近年は、斯る問題点に鑑み、例えば、実開昭62−75278号公報 に示すリリーフ機能付の燃料漏れ防止弁が使用される傾向にある。 当該リリーフ機能付の燃料漏れ防止弁は、そのハウジング内にフロートバルブ 室とリリーフバルブ室とを夫々独立して画成して、前者のフロートバルブ室内に は、上記と同様なフロートバルブを昇降動可能に配設し、後者のリリーフバルブ 室内には、その室隔壁に開設された排気口をスプリングのばね圧で閉塞するリリ ーフバルブを配設する構成となっている。
【0005】 この為、自動車の急旋回時などに、タンク内の燃料液面が変動して、タンク内 の燃料が上記フロートバルブ室内に流入すると、その浮力とスプリングの付勢ば ね圧により、フロートバルブが上昇して、自身のシール部でガス排出口を閉塞す ることにより、燃料漏れを防止できる一方、特に、フロートバルブのシール部が ガス排出口を閉塞した状態の下で、タンク内の圧力が高くなった場合には、この タンクの内圧で、今度は、リリーフバルブ室内のリリーフバルブが上記スプリン グのばね圧に抗して排気口を開放して、タンク内のガソリン蒸気を外部に逃がす ので、例え、スティック現象が生じても、内圧に起因した燃料タンクの破損が防 止できることとなる。 従って、安全対策の上からすると、燃料漏れ防止弁にリリーフ機能を一体的に 付与することは極めて最適であるから、近年は、この型式のものが盛んに使用さ れる訳である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、自動車の燃料タンクに対しては、常に、1個の燃料漏れ防止弁が使 用されるとは限らず、燃料タンクの種類等によっては、2個以上の燃料漏れ防止 弁が併用されることが多々あるが、このような場合にまで、全てに上記リリーフ 機能付の燃料漏れ防止弁を使用すると、今度は、個々の弁自体が徒にコスト高と なるばかりか、重量が増加して、現今の軽量化の要請にも大いに反することとな る。
【0007】 又、自動車の燃料タンクにおいては、燃料漏れ防止とは別に、長時間の高速走 行や高温下での長時間駐車等で、タンク内の圧力が異常に高くなった場合には、 タンクの膨張変形や破裂を防止するために、タンク内のガソリン蒸気を外部に放 出する必要があり、逆に、燃料タンク内の圧力が外気圧よりも低くなった場合に は、今度は、タンクの潰れ変形を防止するために、外気をタンク内に導入する必 要があるので、併せて、正逆の開閉弁機構を有する内圧調整弁も一緒に使用され ているが、当該内圧調整弁は、通常、燃料タンク外のエバポライン上に独立して 配される関係で、この内圧調整弁をも含めて、タンクシステム全体の合理化が望 まれている。 そこで、本考案は、斯る従来の課題を有効に解決できる燃料タンク用コネクタ を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第一考案は、燃料タンク内のエバポライン上に配 される燃料タンク用コネクタを前提として、燃料漏れ防止弁とキャニスタを接続 する中空本体を備え、該中空本体は、燃料漏れ防止弁側と個々に接続される複数 個の第一接続口部と、キャニスタ側と接続される1個の第二接続口部を有する一 方、内部に画成されたリリーフバルブ室の側壁に燃料タンク内と連通する排気口 を開設して、当該排気口をスプリングのばね圧で付勢されるリリーフバルブで開 閉可能に閉塞する構成を採用した。 又、第二考案は、上記第一考案の構成に加えて、中空本体の内部に燃料タンク 内の圧力を調整するための放出通路と導入通路とを別に画成して、当該各通路内 に設けられた弁口をスプリングのばね圧で付勢される一対のチェックバルブで開 閉可能に閉塞する構成を採用した。 更に、第三考案は、この第二考案の内、中空本体の内部に燃料タンク内の圧力 を調整するための放出通路と導入通路とを画成して、当該各通路内に設けられた 弁口をスプリングのばね圧で付勢される一対のチェックバルブで閉塞する構成の みを採用した。
【0009】 依って、第一考案の下では、燃料タンク内に設置される全ての燃料漏れ防止弁 にリリーフ機能を個々に付与せずとも、タンク内において、これら各燃料漏れ防 止弁とキャニスタを接続するエバポライン上に1個のコネクタを配するだけで、 各燃料漏れ防止弁のリリーフ機能を同時に果たすことが可能となるし、第二考案 の下では、斯るリリーフ機能に加えて、コネクタ自体にチェック機能をも付与し ているので、併せて、燃料タンク内の圧力を調整することも可能となる。 更に、第三考案の下では、リリーフ機能は付与されていないが、チェック機能 は付与されているので、やはり、燃料タンク内において、各燃料漏れ防止弁とキ ャニスタを接続するエバポライン上に1個のコネクタを配するだけで、燃料タン ク内の圧力を合理的に調整することが可能となる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図示する各実施の形態に基づいて詳述する。 まず、第一実施の形態に係るコネクタは、リリーフ機能のみが付与されたもの で、具体的には、図1・図2に示す如く、燃料タンク内において、燃料漏れ防止 弁とキャニスタを接続する中空本体1を備え、該中空本体1は、燃料漏れ防止弁 側と個々に接続される2個の第一接続口部2と、キャニスタ側と接続される1個 の第二接続口部3を有する一方、内部に画成されたリリーフバルブ室4の膨出側 壁に燃料タンク内と連通する排気口5を開設して、当該排気口5をスプリング7 のばね圧で付勢されるリリーフバルブ6で開閉可能に閉塞する構成となっている 。
【0011】 尚、コネクタ全体の構造に関しては、図示する如く、耐ガソリン性に優れた合 成樹脂材料で、中空本体1を第一接続口部2を有する部分と第二接続口部3を有 する部分とに2分割して成形し、リリーフバルブ室4内にリリーフバルブ6とス プリング7を収納した後、両部分を超音波溶着等により接合するものであるが、 本実施の形態にあっては、更に、第一接続口部2を有する部分側に対して、タン ク内に設けられたブラケット等の取付孔に固定される固定脚8を付設すると共に 、リリーフバルブ室4の内壁面にはガソリン蒸気の通過を許容する複数の空部( 図示せず)を形成しておくものとする。
【0012】 依って、この第一実施の形態に係るコネクタの使用に際しては、具体的には図 示しないが、燃料タンク内において、コネクタ自体を固定脚8を介してブラケッ ト等に固定する状態を得て、その2個の第一接続口部2をエバポチューブを介し て対応する燃料漏れ防止弁側と個々に接続し、その第二接続口部3を同じくエバ ポチューブを介してキャニスタ側と接続すれば、2個の燃料漏れ防止弁が一つの コネクタを通してキャニスタと合理的に接続されることとなる。 そして、自動車の急旋回時などに、タンク内の燃料液面が変動した場合には、 従来と同様に、個々の燃料漏れ防止弁が作動して、燃料がエバポチューブを介し て外部に漏れることが防止されることとなるが、この時に、各燃料漏れ防止弁で スティック現象が発生した場合には、今度は、このタンクの内圧で、上記リリー フバルブ室4内のリリーフバルブ6がスプリング7のばね圧に抗して排気口5を 自動的に開放して、タンク内のガソリン蒸気を第二接続口部3を経て外部に逃が すので、例え、スティック現象が生じても、内圧に起因した燃料タンクの破損が 防止できる。
【0013】 第二実施の形態に係るコネクタは、リリーフ機能に加えてチェック機能をも付 与したもので、具体的には、図3・図4に示す如く、上記リリーフバルブ室4の 他に、中空本体1の内部にタンク内の圧力を調整するための放出通路9と導入通 路10を夫々独立して画成し、当該各通路9・10内に設けられた弁口9a・1 0aをスプリング12のばね圧で付勢される一対の正圧チェックバルブ11Aと 負圧チェックバルブ11Bとで開閉可能に閉塞する構成となしたものである。 尚、この第二実施の形態は、上記放出通路9と導入通路10の画成に際して、 中空本体1内にセットされるダブル筒状の部材13を使用する以外は、第一実施 の形態のものと同様であるので、その他の構成に関しては、詳しい説明を省略す る。
【0014】 依って、この第二実施の形態に係るコネクタの使用に際しても、具体的には図 示しないが、燃料タンク内において、その2個の第一接続口部2をエバポチュー ブを介して対応する燃料漏れ防止弁側と個々に接続し、その第二接続口部3を同 じくエバポチューブを介してキャニスタ側と接続すれば、各燃料漏れ防止弁が一 つのコネクタを通してキャニスタと合理的に接続されることとなるし、且つ、各 燃料漏れ防止弁でスティック現象が発生した場合には、タンクの内圧で、第一実 施の形態と同様に、リリーフバルブ6がスプリング7のばね圧に抗して排気口5 を開放して、タンク内のガソリン蒸気を第二接続口部3を経て外部に逃がすので 、内圧に起因した燃料タンクの破損も防止できる。
【0015】 しかし、第二実施の形態にコネクタの下で、スティック現象とは別に、長時間 の高速走行や高温下での長時間駐車等で、タンク内の圧力が異常に高くなった場 合には、今度は、当該内圧で、正圧チェックバルブ11Aがスプリング12のば ね圧に抗して放出通路9側の弁口9aを開放して、タンク内のガソリン蒸気を同 様に外部に放出するので、これにより、燃料タンクの膨張変形や破裂を防止でき 、逆に、燃料タンク内の圧力が外気圧よりも低くなった場合には、当該外圧で、 負圧チェックバルブ11Bがスプリング12のばね圧に抗して導入通路10側の 弁口10aを開放して、外気を第二接続口部3を経てタンク内に導入するので、 これにより、燃料タンクの潰れ変形を防止できることとなり、1個のコネクタの 使用で、リリーフ機能とチェック機能が併せて期待できることとなる。
【0016】 又、この第二実施の形態のコネクタに関しては、中空本体1の内部にリリーブ バルブ室4を画成せずに、タンク内の圧力を調整するための放出通路9と導入通 路10のみを画成して、チェック機能だけを発揮させるように構成することも実 施に応じ任意である。この場合には、リリーフ機能は発揮できないが、従来の如 き、内圧調整弁を燃料タンク外のエバポライン上に独立して配さなくとも、燃料 タンク内の存するエバポライン上に当該コネクタを組み込むだけで済むので、や はり、タンクシステム全体からすると、その合理化が大いに期待できることとな る。 尚、上記の各実施の形態にあっては、2個の燃料漏れ防止弁を前提として、中 空本体1側に2個の第一接続口部2を設けたものであるが、本考案はこれに限定 されるものではなく、燃料漏れ防止弁の数に応じて、2個以上の第一接続口部2 を適宜設けることも可能であることは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】
以上の如く、第一・第二考案にあっては、燃料タンク内に設置される全ての燃 料漏れ防止弁にリリーフ機能を付与せずとも、燃料タンク内において、これら各 燃料漏れ防止弁とキャニスタを接続するエバポライン上に1個のコネクタを配す るだけで、各燃料漏れ防止弁のリリーフ機能を同時に果たすことが可能となるの で、タンクシステム全体の合理化が期待できることは言うまでもないが、従来の ものと比較すると、燃料漏れ防止弁自体のコスト低廉化と軽量化に大いに貢献で きることとなるし、特に、第二考案にあっては、従来から独立して使用されてい る内圧調整弁をも不要とできる利点がある。 又、第三考案にあっては、リリーフ機能は期待できないが、第二考案と同様に 、従来から独立して使用されている内圧調整弁を不要とできるので、タンクシス テム全体の合理化が期待できることとなる。
【提出日】平成11年3月3日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第一考案は、燃料タンクのエバポライン上に配さ れるコネクタを前提とてして、燃料漏れ防止弁とキャニスタを接続する中空本体 を備え、該中空本体は、燃料漏れ防止弁側と個々に接続される複数個の第一接続 口部を有する長い筒部分と、キャニスタ側と接続される1個の第二接続口部を有 する短い蓋部分とから成り、上記筒部分と蓋部分との周縁同士を接合して、その 内部に燃料タンク内の圧力を調整するバルブを筒部分の範囲において摺動可能に 支持する 構成を採用した。 又、第二考案は、上記第一考案を前提として、中空本体の内部に燃料タンク内 の圧力を調整するための放出通路と導入通路とをリテーナ部材を介して画成して 、当該各通路内に設けられた弁口をスプリングのばね圧で付勢される一対のチェ ックバルブで開閉可能に閉塞すると共に、固定脚が中空本体から外側に向けて一 体に突出している 構成を採用した。 更に、第三考案は、請求項2を前提として、複数個の第一接続口部を長い筒部 分から遠ざけるように、第一接続口部と筒部分間に連結通路を延在させて、当該 連結通路を第一接続口部及び筒部分と一体に成形すると共に、固定脚を長い筒部 分から第一接続口部と交叉する方向に対して外側に向けて突出させる成を採用 した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】 依って、第一考案の下では、燃料タンク内に 設置される全ての燃料漏れ防止弁にリリーフ機能を個々に付与せずとも、これら 各燃料漏れ防止弁とキャニスタを接続するエバポライン上に1個のコネクタを配 するだけで、各燃料漏れ防止弁のリリーフ機能を同時に果たすことが可能となる ので、タンクシステム全体の合理化・コスト低廉化・軽量化が大いに期待できる 。その上、2個以上の燃料漏れ防止弁の間において圧力と流量特性に個体差が生 じていても、1個のコネクタを通過させることにより、上記圧力と流量特性の個 体差をそれ以上増幅させることなく、2個以上の燃料漏れ防止弁の間の能力分担 率が著しく不均衡に陥ることを防止できるので、タンクシステム全体の耐久性を 向上できる。又、燃料タンク内の圧力を調整するバルブは、その摺動ストローク の殆どの位置において、長い筒部分によって支持されることとなるので、滑らか に摺動できて、圧力と流量特性が安定する。更に、長い筒部分に燃料漏れ防止弁 と個々に接続される第一接続口部を形成したので、当該筒部分と短い蓋部分の周 縁同士を接合する場合には、接合部は複数個の第一接続口部からは離れて1個の 第二接続口部側に近接することとなって、接合作業時の視認性が悪化したり、超 音波溶着用の治具が干渉することがなくなり、もって、製造性をも向上すること が可能となる。 第二考案の下では、これに加えて、一対のチェックバルブは、固定脚を一体に 突出させた中空本体とは別体のリテーナ部材によって画成される放出通路と導入 通路内に支持されることとなるので、例え、取付時の歪みや使用中の振動変形が 固定脚から中空本体に伝わったとしても、一対のチェックバルブはリテーナ部材 の存在によって、円滑に作動できる。 更に、第三考案の下では、連結通路の存在によって、長い筒部分と短い蓋部分 の接合部が複数個の第一接続口部からますます離れることとなるので、第一接続 口部が両部分の接合作業に支障を来すことが一層防止できると共に、複数個の第 一接続口部から流入したガソリン蒸気は、連結通路の区間を流れる間に整流化さ れて、筒部分の内部に流入した時には、既に、激しい乱流が低減しているので、 コネクタ自体のチャタリング振動を有効に防止できる。又、コネクタの固定に際 しては、複数個の第一接続口部に接続される各チューブに遮られることや不要な 干渉を防止できるので、固定脚を介した固定作業も容易となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 尚、コネクタ全体の構造に関しては、図示する如く、耐ガソリン性に優れた合 成樹脂材料で、中空本体1を第一接続口部2を有する長い筒部分1Aと第二接続 口部3を有する短い蓋部分1Bとに2分割して成形し、リリーフバルブ室4内に リリーフバルブ6とスプリング7を収納した後、両部分1A・1Bの周縁同士を 超音波溶着等により接合するものであるが、本実施の形態にあっては、更に、第 一接続口部2を有する部分1A側に対して、タンク内に設けられたブラケット 等の取付孔に固定される固定脚8を第一接続口部2と交叉する方向に対して外側 に向かって一体に突設 すると共に、リリーフバルブ室4の内壁面にはガソリン蒸 気の通過を許容する複数の空部(図示せず)を形成しておくものとする。又、第 一接続口部2と長い筒部分1Aの関係は、第一接続口部2を筒部分1Aから遠ざ けるように、第一接続口部2と筒部分1A間に連結通路14を延在させて、当該 連結通路14を第一接続口部2及び筒部分1Aと一体に成形する構成となしてい る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 第二実施の形態に係るコネクタは、リリーフ機能に加えてチェック機能をも付 与したもので、具体的には、図3・図4に示す如く、上記リリーフバルブ室4の 他に、中空本体1の内部にタンク内の圧力を調整するための放出通路9と導入通 路10を夫々独立して画成し、当該各通路9・10内に設けられた弁口9a・1 0aをスプリング12のばね圧で付勢される一対の正圧チェックバルブ11Aと 負圧チェックバルブ11Bとで開閉可能に閉塞する構成となしたものである。 尚、この第二実施の形態は、上記放出通路9と導入通路10の画成に際して、 中空本体1内にセットされるダブル筒状のリテーナ部材13を使用する以外は、 第一実施の形態のものと同様であるので、その他の構成に関しては、詳しい説明 を省略する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、第一考案にあっては、燃料タ ンク内に設置される全ての燃料漏れ防止弁にリリーフ機能を個々に付与せずとも 、こ れら各燃料漏れ防止弁とキャニスタを接続するエバポライン上に1個のコネ クタを配するだけで、各燃料漏れ防止弁のリリーフ機能を同時に果たすことが可 能となるので、タンクシステム全体の合理化・コスト低廉化・軽量化が大いに期 待できる。その上、2個以上の燃料漏れ防止弁の間において圧力と流量特性に個 体差が生じていても、1個のコネクタを通過させることにより、上記圧力と流量 特性の個体差をそれ以上増幅させることなく、2個以上の燃料漏れ防止弁の間の 能力分担率が著しく不均衡に陥ることを防止できるので、タンクシステム全体の 耐久性を向上できる。又、燃料タンク内の圧力を調整するバルブは、その摺動ス トロークの殆どの位置において、長い筒部分によって支持されることとなるので 、滑らかに摺動できて、圧力と流量特性が安定する。更に、長い筒部分に燃料漏 れ防止弁と個々に接続される第一接続口部を形成したので、当該筒部分と短い蓋 部分の周縁同士を接合する場合には、接合部は複数個の第一接続口部からは離れ て1個の第二接続口部側に近接することとなって、接合作業時の視認性が悪化し たり、超音波溶着用の治具が干渉することがなくなり、もって、製造性をも向上 することが可能となる。 第二考案にあっては、これに加えて、一対のチェックバルブは、固定脚を一体 に突出させた中空本体とは別体のリテーナ部材によって画成される放出通路と導 入通路内に支持されることとなるので、例え、取付時の歪みや使用中の振動変形 が固定脚から中空本体に伝わったとしても、一対のチェックバルブはリテーナ部 材の存在によって、円滑に作動できる。 又、第三考案にあっては、連結通路の存在によって、長い筒部分と短い蓋部分 の接合部が複数個の第一接続口部からますます離れることとなるので、第一接続 口部が両部分の接合作業に支障を来すことが一層防止できると共に、複数個の第 一接続口部から流入したガソリン蒸気は、連結通路の区間を流れる間に整流化さ れて、筒部分の内部に流入した時には、既に、激しい乱流が低減しているので、 コネクタ自体のチャタリング振動を有効に防止できる。又、コネクタの固定に際 しては、複数個の第一接続口部に接続される各チューブに遮られることや不要な 干渉を防止できるので、固定脚を介した固定作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施の形態に係るコネクタを示す
外観図である。
【図2】(A)は図1のA−A線断面図、(B)は図1
のB−B線断面図である。
【図3】第二実施の形態に係るコネクタを示す外観図で
ある。
【図4】(A)は図3のC−C線断面図、(B)は図3
のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 中空本体 2 第一接続口部 3 第二接続口部 4 リリーフバルブ室 5 排気口 6 リリーフバルブ 7 スプリング 9 放出通路 9a 同弁口 10 導入通路 10a 同弁口 11A 正圧チェックバルブ 11B 負圧チェックバルブ 12 スプリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項3】 複数個の第一接続口部を長い筒部分から
遠ざけるように、第 一接続口部と筒部分間に連結通路を
延在させて、当該連結通路を第一接続口部及び筒部分と
一体に成形すると共に、固定脚を長い筒部分から第一接
続口部と交叉する方向に対して外側に向けて突出させた
ことを特徴とする請求項2記載の燃料タンク用コネク
タ。
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月3日
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内のエバポライン上に配され
    るコネクタであって、燃料漏れ防止弁とキャニスタを接
    続する中空本体を備え、該中空本体は、燃料漏れ防止弁
    側と個々に接続される複数個の第一接続口部と、キャニ
    スタ側と接続される1個の第二接続口部を有する一方、
    内部に画成されたリリーフバルブ室の側壁に燃料タンク
    内と連通する排気口を開設して、当該排気口をスプリン
    グのばね圧で付勢されるリリーフバルブで開閉可能に閉
    塞する構成となしたことを特徴とする燃料タンク用コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 燃料タンク内のエバポライン上に配され
    るコネクタであって、燃料漏れ防止弁とキャニスタを接
    続する中空本体を備え、該中空本体は、燃料漏れ防止弁
    側と個々に接続される複数個の第一接続口部と、キャニ
    スタ側と接続される1個の第二接続口部を有する一方、
    内部に画成されたリリーフバルブ室の側壁に燃料タンク
    内と連通する排気口を開設して、当該排気口をスプリン
    グのばね圧で付勢されるリリーフバルブで開閉可能に閉
    塞すると共に、内部に燃料タンク内の圧力を調整するた
    めの放出通路と導入通路とを別に画成して、当該各通路
    内に設けられた弁口をスプリングのばね圧で付勢される
    一対のチェックバルブで開閉可能に閉塞する構成となし
    たことを特徴とする燃料タンク用コネクタ。
  3. 【請求項3】 燃料タンク内のエバポライン上に配され
    るコネクタであって、燃料漏れ防止弁とキャニスタを接
    続する中空本体を備え、該中空本体は、燃料漏れ防止弁
    側と個々に接続される複数個の第一接続口部と、キャニ
    スタ側と接続される1個の第二接続口部を有する一方、
    内部に燃料タンク内の圧力を調整するための放出通路と
    導入通路とを画成して、当該各通路内に設けられた弁口
    をスプリングのばね圧で付勢される一対のチェックバル
    ブで開閉可能に閉塞する構成となしたことを特徴とする
    燃料タンク用コネクタ。
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