JPH1186074A - 紙葉類真偽識別装置 - Google Patents

紙葉類真偽識別装置

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JPH1186074A
JPH1186074A JP10191707A JP19170798A JPH1186074A JP H1186074 A JPH1186074 A JP H1186074A JP 10191707 A JP10191707 A JP 10191707A JP 19170798 A JP19170798 A JP 19170798A JP H1186074 A JPH1186074 A JP H1186074A
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Yasuo Ishiguro
靖男 石黒
Taku Inoue
卓 井上
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光線下での紙葉類表面の模様と赤外線下
での紙葉類表面の模様とが部分的にしか異ならない場
合、これらの違いを見つけるのは難しかった。 【解決手段】 可視光で紙幣Aを照明する緑色LED2
0と、赤外光で紙幣Aを照明する赤外LED30と、可
視光に対して感度を有するエリアセンサ60と、赤外光
に対して感度を有するエリアセンサ80と、紙幣Aで反
射した光による像をエリアセンサ60に結像する結像レ
ンズ61と、紙幣Aで反射した光による像をエリアセン
サ80に結像する結像レンズ81と、エリアセンサ80
から出力された映像信号の信号レベルを反転させる信号
レベル反転回路93と、信号レベル反転回路93から出
力された映像信号の信号レベルとエリアセンサ60から
出力された映像信号の信号レベルとを重ね合わせる信号
レベル加算回路94と、信号レベル加算回路94から出
力された映像信号を表示するビデオモニタ40とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣、印紙、有価
証券などの紙葉類の真偽を識別する紙葉類真偽識別装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙葉類真偽識別装置は、赤外線で
紙葉類を照明する光照明部と、光照明部の照明下で紙葉
類を撮影する赤外線カメラと、赤外線カメラで撮影され
た映像を表示するテレビモニタとを備えている。そし
て、赤外線カメラで撮影した映像をオペレータがテレビ
モニタで観察して、紙葉類の真偽を識別している。
【0003】即ち、真正紙葉類は、可視光線に対する反
射率と赤外線に対する反射率とが異なる特殊インクで印
刷されているので、赤外線で紙葉類を照明すると可視光
下での模様と異なった模様が紙葉類の表面に現れる。こ
れに対して、偽造紙葉類は、可視光線に対する反射率と
赤外線に対する反射率とがほぼ等しい一般インクで印刷
されているので、赤外線で紙葉類を照明しても可視光下
での表面の模様と変わらない。このため、赤外線で照明
した紙葉類の表面に異なる模様が現れるかテレビモニタ
で確認することにより、紙葉類の真偽が判定できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
紙葉類真偽識別装置では、可視光線下での紙葉類表面の
模様と赤外線下での紙葉類表面の模様とが部分的にしか
異ならない場合、これらの違いを見つけるのは難しかっ
た。このため、熟練したオペレータが判定するか、或い
は、紙葉類表面の模様を印刷した見本を手元に置いてこ
の見本とテレビモニタに表示される映像とを比較して判
定しなければならなかった。
【0005】本発明は、このような問題を解決し、熟練
したオペレータを必要とせず、且つ、見本と比較しなく
ても紙葉類の真偽を容易に判定できる紙葉類真偽識別装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の紙葉類真偽識別装置は、第1波長に対する
反射率と第1波長と異なる第2波長に対する反射率とが
近似する一般インクと、第1波長に対しては一般インク
の場合と反射率が近似し第2波長に対しては一般インク
の場合と反射率が相違する特殊インクとで印刷された真
正紙葉類と、一般インクと特殊インクとのいずれか一方
で印刷された偽造紙葉類とを識別する紙葉類真偽識別装
置であって、第1波長の光で紙葉類を照明する第1の照
明手段と、第2波長の光で紙葉類を照明する第2の照明
手段と、第1波長に対して感度を有する第1のエリアセ
ンサと紙葉類で反射した光による像を第1のエリアセン
サに結像する第1の結像光学系とを含み紙葉類を撮像す
る第1の撮像手段と、第2波長に対して感度を有する第
2のエリアセンサと紙葉類で反射した光による像を第2
のエリアセンサに結像する第2の結像光学系とを含み紙
葉類を撮像する第2の撮像手段と、第1のエリアセンサ
によって得られた第1波長に対する画像データと第2の
エリアセンサによって得られた第2波長に対する画像デ
ータとに基づいて、特殊インクで描かれた画像を抽出す
る画像抽出手段と、画像抽出手段によって抽出された画
像を表示する表示手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0007】このような構成を採用した場合、第1の照
明手段から出射された第1の波長の光と、第2の照明手
段から出射された第2の波長の光とで紙葉類は照明され
る。これらの照明によって紙葉類で反射した光は第1の
結像光学系と第2の結像光学系とに入射され、入射光に
よる像が第1のエリアセンサと第2のエリアセンサとに
それぞれ結像される。第1のエリアセンサは第1波長に
対する感度を有しているので、第1の照明手段から出射
された第1の波長の光による紙葉類の像が第1のエリア
センサから撮像される。また、第2のエリアセンサは第
2波長に対する感度を有しているので、第2の照明手段
から出射された第2の波長の光による紙葉類の像が第2
のエリアセンサで撮像される。すなわち、撮像によって
第1のエリアセンサからは第1波長に対する画像データ
が得られ、第2のエリアセンサからは第2波長に対する
画像データが得られる。
【0008】ここで、紙葉類の表面のうち、一般インク
で印刷された部分は、第1波長に対する反射率と第2波
長に対する反射率とが近似するので、第1のエリアセン
サによって得られる画像データと、第2のエリアセンサ
によって得られる画像データとはほぼ等しくなる。これ
に対し、特殊インクで印刷された部分は、第1波長に対
する反射率が一般インクの場合と近似して第2波長に対
する反射率が一般インクの場合と相違するため、第1の
エリアセンサによって得られる画像データと第2のエリ
アセンサによって得られる画像データとは異なったもの
となる。従って、第1のエリアセンサによって得られた
第1波長に対する画像データと第2のエリアセンサによ
って得られた第2波長に対する画像データとを用いるこ
とで、第1波長に対する画像データと第2波長に対する
画像データとの相違部分、すなわち、特殊インクで描か
れた画像を抽出することが可能となる。
【0009】本発明の紙葉類真偽識別装置は、第1波長
に対する反射率と第1波長と異なる第2波長に対する反
射率とが近似する一般インクと、第1波長に対しては一
般インクの場合と反射率が近似し第2波長に対しては一
般インクの場合と反射率が相違する特殊インクとで印刷
された真正紙葉類と、一般インクと特殊インクとのいず
れか一方で印刷された偽造紙葉類とを識別する紙葉類真
偽識別装置であって、第1波長と第2波長との範囲を包
含した波長帯域の光で紙葉類を照明する照明手段と、第
1波長に対して感度を有する第1のエリアセンサと紙葉
類で反射した光による像を第1のエリアセンサに結像す
る第1の結像光学系とを含み紙葉類を撮像する第1の撮
像手段と、第2波長に対して感度を有する第2のエリア
センサと紙葉類で反射した光による像を第2のエリアセ
ンサに結像する第2の結像光学系とを含み紙葉類を撮像
する第2の撮像手段と、第1のエリアセンサによって得
られた第1波長に対する画像データと第2のエリアセン
サによって得られた第2波長に対する画像データとに基
づいて、特殊インクで描かれた画像を抽出する画像抽出
手段と、画像抽出手段によって抽出された画像を表示す
る表示手段とを備えることを特徴としてもよい。
【0010】このような構成を採用した場合、照明手段
から出射された第1波長と第2波長との範囲を包含した
波長帯域の光で紙葉類は照明される。この照明によって
紙葉類で反射した光は第1の結像光学系と第2の結像光
学系とに入射され、入射光による像が第1のエリアセン
サと第2のエリアセンサとにそれぞれ結像される。第1
のエリアセンサは第1波長に対する感度を有しているの
で、照明手段から出射された光のうち、第1の波長の光
による紙葉類の像が第1のエリアセンサで撮像される。
また、第2のエリアセンサは第2波長に対する感度を有
しているので、照明手段から出射された光のうち、第2
の波長の光による紙葉類の像が第2のエリアセンサで撮
像される。すなわち、撮像によって第1のエリアセンサ
からは第1波長に対する画像データが得られ、第2のエ
リアセンサからは第2波長に対する画像データが得られ
る。
【0011】ここで、紙葉類の表面のうち、一般インク
で印刷された部分は、第1波長に対する反射率と第2波
長に対する反射率とが近似するので、第1のエリアセン
サによって得られる画像データと、第2のエリアセンサ
によって得られる画像データとはほぼ等しくなる。これ
に対し、特殊インクで印刷された部分は、第1波長に対
する反射率が一般インクの場合と近似して第2波長に対
する反射率が一般インクの場合と相違するため、第1の
エリアセンサによって得られる画像データと第2のエリ
アセンサによって得られる画像データとは異なったもの
となる。従って、第1のエリアセンサによって得られた
第1波長に対する画像データと第2のエリアセンサによ
って得られた第2波長に対する画像データとを用いるこ
とで、第1波長に対する画像データと第2波長に対する
画像データとの相違部分、すなわち、特殊インクで描か
れた画像を抽出することが可能となる。
【0012】本発明の紙葉類真偽識別装置は、紙葉類で
反射した光を第1の結像光学系と第2の結像光学系との
2方向に分岐させる光分岐手段とを更に備えることを特
徴としても良い。
【0013】このような構成を採用した場合、第1の結
像光学系に向けて反射した光による紙葉類の像が第1の
エリアセンサで撮像される。また、第2の結像光学系に
向けて反射した光による紙葉類の像が第2のエリアセン
サで撮像される。
【0014】本発明の紙葉類真偽識別装置は、第1波長
に対する反射率と第1波長と異なる第2波長に対する反
射率とが近似する一般インクと、第1波長に対しては一
般インクの場合と反射率が近似し第2波長に対しては一
般インクの場合と反射率が相違する特殊インクとで印刷
された真正紙葉類と、一般インクと特殊インクとのいず
れか一方で印刷された偽造紙葉類とを識別する紙葉類真
偽識別装置であって、第1波長の光で紙葉類を照明する
第1の照明手段と、第2波長の光で紙葉類を照明する第
2の照明手段と、第1波長及び第2波長に対して感度を
有するエリアセンサと紙葉類で反射した光による像をエ
リアセンサに結像する結像光学系とを含み紙葉類を撮像
する撮像手段と、エリアセンサによって得られた画像デ
ータを格納する第1及び第2のフレームメモリと、第1
の照明手段による照明と第2の照明手段による照明を交
互に切り換える照明切換手段と、第1の照明手段による
照明下でエリアセンサによって得られた第1波長に対す
る画像データが第1のフレームメモリに格納されると共
に、第2の照明手段による照明下でエリアセンサによっ
て得られた第2波長に対する画像データが第2のフレー
ムメモリに格納されるように、照明切換手段の切換タイ
ミングに連動して各画像データが格納されるフレームメ
モリを切り換える切換手段と、第1のフレームメモリに
格納された第1の波長に対する画像データと第2のフレ
ームメモリに格納された第2の波長に対する画像データ
とに基づいて、特殊インクで描かれた画像を抽出する画
像抽出手段と、画像抽出手段によって抽出された画像を
表示する表示手段ととを備えることを特徴としてもよ
い。
【0015】このような構成を採用した場合、第1の照
明手段による照明と第2の照明手段による照明とが照明
切換手段によって交互に切り換えられ、第1の照明手段
から出射された第1の波長の光と第2の照明手段から出
射された第2の波長の光とが交互に紙葉類に照射され
る。この照射によって紙葉類で反射した光は結像光学系
に入射され、入射光による像がエリアセンサに結像され
る。エリアセンサでは紙葉類の像が撮像され、画像デー
タが得られる。ここで、各画像データが格納されるフレ
ームメモリは、照明切換手段の切換タイミングに連動し
て切り替わるため、第1の照明手段による照明下で得ら
れた第1波長に対する画像データは第1のフレームメモ
リに格納され、第2の照明手段による照明下で得られた
第2波長に対する画像データは第2のフレームメモリに
格納される。
【0016】ここで、紙葉類の表面のうち、一般インク
で印刷された部分は、第1波長に対する反射率と第2波
長に対する反射率とが近似するので、第1のエリアセン
サによって得られる画像データと、第2のエリアセンサ
によって得られる画像データとはほぼ等しくなる。これ
に対し、特殊インクで印刷された部分は、第1波長に対
する反射率が一般インクの場合と近似して第2波長に対
する反射率が一般インクの場合と相違するため、第1の
エリアセンサによって得られる画像データと第2のエリ
アセンサによって得られる画像データとは異なったもの
となる。従って、第1のエリアセンサによって得られた
第1波長に対する画像データと第2のエリアセンサによ
って得られた第2波長に対する画像データとを用いるこ
とで、第1波長に対する画像データと第2波長に対する
画像データとの相違部分、すなわち、特殊インクで描か
れた画像を抽出することが可能となる。
【0017】本発明の紙葉類真偽識別装置は、特殊イン
クについて、第1波長に対する反射率と比較して第2波
長に対する反射率が大きく、画像抽出手段が、第2の波
長に対する画像データの白黒レベルを各画素毎に反転す
る画像データ反転手段と、第1の波長に対する画像デー
タと画像データ反転手段から出力された第2の波長に対
する画像データとを各画素毎に重ね合わせた重畳画像デ
ータを生成する重畳手段とを備え、重畳手段によって生
成された重畳画像データに基づいて、特殊インクで描か
れた画像を抽出することを特徴としても良い。
【0018】一般インクにおける第1波長に対する反射
率と特殊インクにおける第1波長に対する反射率とが近
似し、かつ、比較的小さいことから、第1のエリアセン
サによって得られる画像データは、紙葉類の背景部分が
白で、一般インク及び特殊インクで描かれた部分が黒で
表示される画像データとなる。また、特殊インクにおけ
る第2波長に対する反射率が一般インクにおける第2波
長に対する反射率と比較して大きいことから、第2のエ
リアセンサによって得られる画像データは、紙葉類の背
景部分及び特殊インクで描かれた部分が白で、一般イン
クで描かれた部分が黒で表示される画像データとなる。
【0019】続いて、画像データ反転手段によって第2
の波長に対する画像データの白黒レベルを各画素毎に反
転することにより、画像データ反転手段から出力された
画像データは、紙葉類の背景部分及び特殊インクで描か
れた部分が黒で、一般インクで描かれた部分が白で表示
される画像データとなる。
【0020】さらに、重畳手段により、第1の波長に対
する画像データと画像データ反転手段から出力された第
2の波長に対する画像データとを各画素毎に重ね合わせ
ることで、紙葉類の背景部分及び一般インクで描かれた
部分が白で、特殊インクで描かれた部分が黒の画像デー
タとなり、特殊インクで描かれた画像を抽出することが
可能となる。
【0021】より具体的には、画像データとして、例え
ば0.0V(黒レベル)〜0.7V(白レベル)の範囲
内の電圧信号が用いられることを考えると、第1の波長
に対する画像データと画像データ反転手段から出力され
た第2の波長に対する画像データとを各画素を比較した
場合、双方の画素が黒、すなわち電圧信号が0Vの場合
は、当該画素値を重ね合わせた場合にも、電圧信号が0
V、すなわち黒となるが、一方あるいは双方の画素が
白、すなわち電圧信号が0.7Vの場合は、当該画素値
を重ね合わせた場合は、電圧信号が0.7V、すなわち
白となる。従って、第1の波長に対する画像データと画
像データ反転手段から出力された第2の波長に対する画
像データとの双方において黒で表示されている特殊イン
クで描かれた部分のみが抽出されることになる。
【0022】本発明の紙葉類真偽識別装置は、第1波長
の光と第2波長の光とが可視光線と赤外線との組み合わ
せであることを特徴としても良い。
【0023】このような構成を採用した場合、第1波長
の波長帯域と第2波長の波長帯域とが重なることがない
ので、特殊インクで印刷された部分の画像と一般インク
で印刷された部分の画像との境界が明確になり、真正紙
葉類と偽造紙葉類との判定が容易になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る紙葉類真偽識
別装置の好適な実施形態について添付図面を参照して説
明する。尚、以下の実施形態にかかる紙葉類真偽識別装
置は、可視波長域(第1波長)に対する反射率と赤外波
長域(第1波長と異なる第2波長)に対する反射率とが
近似する一般インクと、可視波長域に対しては一般イン
クの場合と反射率が近似し赤外波長域に対しては一般イ
ンクの場合と比較して反射率が極めて大きい特殊インク
とで印刷された真正紙葉類と、上記一般インクと上記特
殊インクとのいずれか一方で印刷された偽造紙葉類とを
識別する紙葉類真偽識別装置である。
【0025】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態である紙葉類真偽識別装置1を示す断面図である。図
1に示すように、紙葉類真偽識別装置1は直方体形状の
遮光ケース10を備え、遮光ケース10の上板10aに
表示窓11が、下板10bに読取窓12がそれぞれ設け
られている。そして、表示窓11及び読取窓12には保
護ガラスがはめ込まれている。遮光ケース10内部の一
方の側板10cには、可視光線を照射する緑色LED
(第1の照明手段)20が斜め下方を向けて取り付けら
れている。また、遮光ケース10内部の他方の側板10
dには、赤外線を照射する赤外LED(第2の照明手
段)30が斜め下方を向けて取り付けられている。この
ため、緑色LED20から照射される可視光線と、赤外
LED30から照射される赤外線とで読取窓12の全面
が照明される。
【0026】表示窓11の下にはモノクロ液晶パネル等
のビデオモニタ(表示手段)40が配設され、読取窓1
2の下方の映像を表示することができる。さらに、ビデ
オモニタ40の下にはバックライトユニット41が配設
され、十分なコントラストが得られるようにビデオモニ
タ40に対して光を照射することができる。ここで、バ
ックライトユニット41の光源には白色蛍光灯が用いら
れる。
【0027】バックライトユニット41の下には、上板
10aから吊り下げられた仕切り板50が設けられ、仕
切り板50の下面には、可視光帯域に感度を有するエリ
アセンサ(第1のエリアセンサ)60が、センサ面60
aと読取窓12とを対峙させて配設されている。さら
に、エリアセンサ60の下には、読取窓12で反射した
光による像をエリアセンサ60のセンサ面60aに結像
させる結像レンズ(第1の結像光学系)61が配設され
ている。
【0028】また、エリアセンサ60と読取窓12との
間の光路上には、読取窓12で反射した光のうち、可視
光線を透過させてエリアセンサ60に向けて直進させる
と共に、赤外線を反射させて側板10dに向けて直進さ
せるダイクロイックミラーからなるビームスプリッタ
(光分岐手段)70が配設されている。さらに、ビーム
スプリッタ70で反射した光の光路上における側板10
dには、赤外帯域に感度を有するエリアセンサ(第2の
エリアセンサ)80と、ビームスプリッタ70で反射し
た光による像をエリアセンサ80のセンサ面80aに結
像させる結像レンズ(第2の結像光学系)81とが配設
されている。ここで、結像レンズ61と結像レンズ8
1、及び、エリアセンサ60とエリアセンサ80とはビ
ームスプリッタ70に対してそれぞれ対称な位置に設け
られている。
【0029】仕切り板50の上面には回路基板90が設
けられ、この回路基板90には、図2に示すように、エ
リアセンサ60によって得られた可視波長域に対する映
像信号(画像データ)とエリアセンサ80によって得ら
れた赤外波長域に対する映像信号とに基づいて、特殊イ
ンクで描かれた画像を抽出する画像抽出手段を構成する
映像回路91,92、信号レベル反転回路(画像データ
反転手段)93及び信号レベル加算回路(重畳手段)9
4が設けられている。映像回路91は、エリアセンサ6
0から出力された映像信号を入力してこの映像信号をT
V信号に変換する回路であり、映像回路92は、エリア
センサ80から出力された映像信号を入力してこの映像
信号をTV信号に変換する回路である。また、信号レベ
ル反転回路93は、映像回路92から出力されたTV信
号の信号レベルを各画素毎に反転させる回路である。こ
こで、信号レベルを反転させるとは、例えば0.0V
(黒レベル)〜0.7V(白レベル)の範囲内の電圧信
号で表されたTV信号の白黒レベルを反転させることを
いう。より具体的には、例えば0.0V(黒レベル)〜
0.7V(白レベル)の範囲内でxVで表された信号レ
ベルを、0.7−xVとすることである。さらに、信号
レベル加算回路94は、信号レベル反転回路93から出
力されたTV信号と映像回路91から出力されたTV信
号との信号レベルを各画素毎に重ね合わせる回路であ
る。ここで信号レベルを重ね合わせるとは、例えば0.
0V(黒レベル)〜0.7V(白レベル)の範囲内で表
された2つの信号レベルのうち大きい方の値をとること
を言う。例えば、2つの信号レベルが双方とも0.0V
(黒レベル)の場合は、重ね合わせた結果も0.0V
(黒レベル)となるが、2つの信号レベルの双方あるい
はいずれか一方が0.7V(白レベル)の場合は、重ね
合わせた結果は0.7V(白レベル)となる。
【0030】なお、紙葉類真偽識別装置1では、ダイク
ロイックミラーからなるビームスプリッタ70を用いて
入射光を可視光線と赤外線とに分離させているが、ダイ
クロイックミラーでない一般的なビームスプリッタを用
いて、入射光を波長分離させることなく2方向に分けて
もよい。この場合でも、エリアセンサ60は可視光帯域
に感度を有し、エリアセンサ80は赤外帯域に感度を有
するので、エリアセンサ60で可視光線による像が撮像
されると共に、エリアセンサ80で赤外線による像が撮
像される。
【0031】次に、第1の実施形態である紙葉類真偽識
別装置1の動作について説明する。図3に示すように、
紙幣(紙葉類)Aの上に紙葉類真偽識別装置1を置い
て、電源スイッチ(図示せず)を投入すると、図1の緑
色LED20及び赤外LED30が点灯して、緑色LE
D20から照射される可視光線と赤外LED30から照
射される赤外線とで紙幣Aが均一に照明される。紙幣A
で反射した光は上方に直進して、ビームスプリッタ70
に入射する。ビームスプリッタ70に入射した光のう
ち、可視光線はビームスプリッタ70を透過して、結像
レンズ61によりエリアセンサ60のセンサ面60aに
像を結ぶ。また、ビームスプリッタ70に入射した光の
うち、赤外線はビームスプリッタ70で反射して、結像
レンズ81によりエリアセンサ80のセンサ面80aに
像を結ぶ。
【0032】エリアセンサ60のセンサ面60aに像が
形成されると、この像の映像信号がエリアセンサ60か
ら出力される。エリアセンサ60から出力された映像信
号は、映像回路91でTV信号に変換され、信号レベル
加算回路94に入力される。また、エリアセンサ80の
センサ面80aに像が形成されると、この像の映像信号
がエリアセンサ80から出力される。エリアセンサ80
から出力された映像信号は、映像回路92でTV信号に
変換され、信号レベル反転回路93に入力される。入力
されたTV信号の信号レベルは、信号レベル反転回路9
3で画素毎に反転させられて、信号レベル加算回路94
に入力される。
【0033】このように信号レベル加算回路94には、
信号レベル反転回路93からのTV信号と映像回路91
からのTV信号とが入力され、これらのTV信号の信号
レベルが画素ごとに重ね合わせられる。信号レベル加算
回路94で重ね合わせられたTV信号はビデオモニタ4
0に与えられ、このTV信号が紙幣Aの画像として表示
窓11に表示される。
【0034】ここで、一般インクにおける可視波長域に
対する反射率と特殊インクにおける赤外波長域に対する
反射率とが近似し、かつ、比較的小さいことから、エリ
アセンサ60から出力される映像信号は、紙幣Aの背景
部分が白(背景部分は反射率が高いため)で、一般イン
ク及び特殊インクで描かれた部分が黒で表示される映像
信号となる。また、特殊インクにおける赤外波長域に対
する反射率が一般インクにおける赤外波長域に対する反
射率と比較して極めて大きいことから、エリアセンサ8
0から出力される映像信号は、紙幣Aの背景部分及び特
殊インクで描かれた部分が白で、一般インクで描かれた
部分が黒で表示される映像信号となる。
【0035】続いて、信号レベル反転回路93によって
映像回路92から出力されたTV信号の白黒レベルを各
画素毎に反転することにより、当該TV信号は、紙幣A
の背景部分及び特殊インクで描かれた部分が黒で、一般
インクで描かれた部分が白で表示されるTV信号とな
る。
【0036】さらに、信号レベル加算回路94により、
信号レベル反転回路93によって反転させたTV信号と
映像回路91から出力されたTV信号とを各画素毎に重
ね合わせることで、紙幣Aの背景部分及び一般インクで
描かれた部分が白で、特殊インクで描かれた部分が黒の
TV信号となり、特殊インクで描かれた画像を抽出する
ことが可能となる。その結果、特殊インクで印刷された
部分は黒の画像として表示窓11に表示される。
【0037】ここで、紙幣Aが顔の部分に特殊インクを
用いてそれ以外の部分に一般インクを用いて印刷した真
正紙幣の場合、紙幣Aの模様の白と黒とが反転し且つ顔
の部分が黒く塗りつぶされたTV信号が信号レベル反転
回路93から出力される(図4(a)参照)。また、紙
幣Aの模様のTV信号が映像回路91から出力される
(図4(b)参照)。そして、これらのTV信号が信号
レベル加算回路94で重ね合わせられることにより、顔
の部分だけの画像が表示窓11に表示される(図4
(c)参照)。
【0038】従って、表示窓11に表示された画像に基
づいて紙幣Aの真偽を判定する場合、真正紙幣の画像は
顔の部分だけが浮かび上がるので、真正紙幣の判定を容
易に行うことができる。また、赤外線を反射するインク
によるカラーコピーで作成された偽造紙幣の画像は全面
が肉眼で見たと同様に見えるので、カラーコピーによる
偽造紙幣の判定も容易である。さらに、赤外線を吸収す
るトナーによるモノクロコピーで作成された偽造紙幣の
画像は全面が白くなるので、モノクロコピーによる偽造
紙幣の判定も容易である。以上のように、紙幣Aの真偽
の判定は表示窓11に表示された画像に基づいて容易に
行うことができるので、熟練したオペレータを必要とせ
ず、且つ、見本と比較する必要もない。
【0039】なお、一般インクの部分で反射した光によ
るエリアセンサ60,80の受光量とがほぼ等しくなる
のは、可視光線と赤外線との照射量がほぼ等しく、且つ
エリアセンサ60,80の受光感度が同一であるからで
ある。ここで、可視光線と赤外線との照射量が異なる場
合には、受光感度の異なるエリアセンサ60,80を用
いることにより、エリアセンサ60,80の受光量をほ
ぼ等しくさせることができる。また、エリアセンサ6
0,80の受光感度が異なる場合にも、可視光線と赤外
線との照射量を変えることにより、エリアセンサ60,
80の受光量とをほぼ等しくさせることができる。ま
た、上記実施形態にかかる構成においては、結像レンズ
61と結像レンズ81、及び、エリアセンサ60とエリ
アセンサ80とがビームスプリッタ70に対してそれぞ
れ対称な位置に設けられていることから、画像を重ね合
わせる際の位置ずれ等の問題を考慮する必要がなく、精
度の高い真偽判定が可能となる。
【0040】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
である紙葉類真偽識別装置2を説明する。図5は、紙葉
類真偽識別装置2を示す断面図である。また、図6は、
紙葉類真偽識別装置2の内部構成を示すブロック図であ
る。この第2の実施形態が図1に示す第1の実施形態と
異なるのは、緑色LED20及び赤外LED30の代わ
りに、可視光線と赤外線との範囲を包含した波長帯域の
光を照射する光源(照明手段)100を備えている点で
ある。その他の構成については第1の実施形態と同一又
は同等である。なお、第1の実施形態と同一又は同等な
構成部分については同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0041】図5及び図6に示すように、遮光ケース1
0内部の一方の側板10cには光源100が斜め下方を
向けて取り付けられ、光源100から照射される光によ
って紙幣Aは均一に照明される。紙幣Aで反射した光は
上方に直進して、ビームスプリッタ70で可視光線と赤
外線とに分離される。そして、可視光線はエリアセンサ
60に、赤外線はエリアセンサ80にそれぞれ入射さ
れ、各エリアセンサ60,80から映像信号が出力され
る。エリアセンサ60から出力された映像信号は、映像
回路91でTV信号に変換され、信号レベル加算回路9
4に入力される。また、エリアセンサ80のセンサ面8
0aに像が形成されると、この像の映像信号がエリアセ
ンサ80から出力される。エリアセンサ80から出力さ
れた映像信号は、映像回路92でTV信号に変換され、
信号レベル反転回路93に入力される。入力されたTV
信号の信号レベルは、信号レベル反転回路93で画素ご
とに反転させられて、信号レベル加算回路94に入力さ
れる。
【0042】このように信号レベル加算回路94には、
信号レベル反転回路93からのTV信号と映像回路91
からのTV信号とが入力され、これらのTV信号の信号
レベルが画素ごとに重ね合わせられる。信号レベル加算
回路94で重ね合わせられたTV信号はビデオモニタ4
0に与えられ、このTV信号が紙幣Aの画像として表示
窓11に表示される。
【0043】上述したように、紙幣Aが偽造紙幣の場合
には、全面が肉眼で見たと同様の画像、或いは全面が白
レベルの画像が表示窓11に表示され、紙幣Aが真正紙
幣の場合には、顔の部分だけの画像が表示窓11に表示
される。従って、表示窓11に表示された画像に基づい
て紙幣Aの真偽を判定する場合、真正紙幣の画像は顔の
部分だけが浮かび上がるので、真正紙幣の判定を容易に
行うことができる。また、赤外線を反射するインクによ
るカラーコピーで作成された偽造紙幣の画像は全面が肉
眼で見たと同様に見えるので、カラーコピーによる偽造
紙幣の判定も容易である。さらに、赤外線を吸収するト
ナーによるモノクロコピーで作成された偽造紙幣の画像
は全面が白くなるので、モノクロコピーによる偽造紙幣
の判定も容易である。以上のように、紙幣Aの真偽の判
定は表示窓11に表示された画像に基づいて容易に行う
ことができるので、熟練したオペレータを必要とせず、
且つ、見本と比較する必要もない。
【0044】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
である紙葉類真偽識別装置3を説明する。図7は、紙葉
類真偽識別装置3を示す断面図である。また、図8は、
紙葉類真偽識別装置3の構成を示すブロック図である。
この第3の実施形態が図1に示す第1の実施形態と異な
るのは、ビームスプリッタ70、エリアセンサ80、結
像レンズ81および映像回路92を備えていない点と、
エリアセンサ60の代わりに可視及び赤外の波長に感度
を有するエリアセンサ110を備えている点と、回路基
板90に照明切換回路(照明切換手段)120および映
像切換回路(切換手段)130が設けられている点と、
映像切換回路130からの映像信号を入力するフレーム
メモリ140,150を備えている点である。その他の
構成については第1の実施形態と同一又は同等である。
なお、第1の実施形態と同一又は同等な構成部分につい
ては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0045】図7及び図8に示すように、映像回路91
からTV同期信号が出力され、このTV同期信号が照明
切換回路120と映像切換回路130とに並列に入力さ
れる。TV同期信号は、映像回路91で変換されるTV
信号のフィールド走査のうち、偶数走査線のフィールド
走査ごとに第1切換パルスを発生させ、奇数走査線のフ
ィールド走査ごとに第2切換パルスを発生させている。
そして、これらの切換パルスのタイミングで照明切換回
路120は、照明電源160からの電力の供給先を、緑
色LED20と赤外LED30との間で交互に切り換え
ている。即ち、第1切換パルスのタイミングで緑色LE
D20に電力を供給し、第2切換パルスのタイミングで
赤外LED30に電力を供給している。ここで、TV同
期信号のフィールド走査は一秒間に60回行われるの
で、緑色LED20および赤外LED30は一秒間に3
0回ずつ点灯する。
【0046】このように、緑色LED20と赤外LED
30とが交互に点灯すると、緑色LED20から照射さ
れる可視光線と赤外LED30から照射される赤外線と
で紙幣Aが均一に照明される。紙幣Aで反射した光はエ
リアセンサ110に入射され、エリアセンサ110から
映像信号が出力される。
【0047】ここで、エリアセンサ110は、所謂フレ
ームインターライン転送型CCDで、感光部、垂直転送
部、蓄積部、水平転送路および出力部を含んでいるもの
とする。このため、エリアセンサ110では、まず可視
光線が点灯し感光部がこれを受光すると、切り換えを示
す垂直同期信号のタイミングにより直ちにこの電荷を蓄
積部に高速に転送する。続いて、赤外光源が点灯し感光
部がこれを受光している間、蓄積部に蓄積された可視光
時の電荷を水平転送路を介して出力部から出力する。さ
らに、次の垂直同期信号に従って可視光が再び点灯し感
光部がこれを受光している間、同様に蓄積部に蓄積され
た赤外光時の電荷を高速転送して出力するよう動作を繰
り返す。
【0048】そして、エリアセンサ110から出力され
た映像信号は、映像回路91でTV信号に変換され、映
像切換回路130に入力される。映像切換回路130も
照明切換回路120と同様、TV同期信号の各切換パル
スのタイミングで、TV信号を入力するメモリをフレー
ムメモリ140とフレームメモリ150とで切り換えて
いる。
【0049】即ち、緑色LED20を点灯させる第1切
換パルスのタイミングで、映像回路91から出力された
TV信号がフレームメモリ140に入力される。そし
て、フレームメモリ140から出力されたTV信号の信
号レベルが、信号レベル加算回路94に入力される。ま
た、赤外LED30を点灯させる第2切換パルスのタイ
ミングで、映像回路91から出力されたTV信号がフレ
ームメモリ150に入力される。そして、フレームメモ
リ150から出力されたTV信号が信号レベル反転回路
93で画素ごとに反転させられて、信号レベル加算回路
94に入力される。
【0050】このように信号レベル加算回路94には、
信号レベル反転回路93からのTV信号とフレームメモ
リ140からのTV信号とが入力され、これらのTV信
号の信号レベルが画素ごとに重ね合わせられる。信号レ
ベル加算回路94で重ね合わせられたTV信号はビデオ
モニタ40に与えられ、このTV信号が紙幣Aの画像と
して表示窓11に表示される。
【0051】ここで、一般インクにおける可視波長域に
対する反射率と特殊インクにおける赤外波長域に対する
反射率とが近似し、かつ、比較的小さいことから、フレ
ームメモリ140から出力される映像信号は、紙幣Aの
背景部分が白(背景部分は反射率が高いため)で、一般
インク及び特殊インクで描かれた部分が黒で表示される
映像信号となる。また、特殊インクにおける赤外波長域
に対する反射率が一般インクにおける赤外波長域に対す
る反射率と比較して極めて大きいことから、フレームメ
モリ150から出力される映像信号は、紙幣Aの背景部
分及び特殊インクで描かれた部分が白で、一般インクで
描かれた部分が黒で表示される映像信号となる。
【0052】続いて、信号レベル反転回路93によって
フレームメモリ150から出力されたTV信号の白黒レ
ベルを各画素毎に反転することにより、当該TV信号
は、紙幣Aの背景部分及び特殊インクで描かれた部分が
黒で、一般インクで描かれた部分が白で表示されるTV
信号となる。
【0053】さらに、信号レベル加算回路94により、
信号レベル反転回路93によって反転させたTV信号と
フレームメモリ140から出力されたTV信号とを各画
素毎に重ね合わせることで、紙幣Aの背景部分及び一般
インクで描かれた部分が白で、特殊インクで描かれた部
分が黒のTV信号となり、特殊インクで描かれた画像を
抽出することが可能となる。その結果、特殊インクで印
刷された部分は黒の画像として表示窓11に表示され
る。
【0054】ここで、紙幣Aが顔の部分に特殊インクを
用いてそれ以外の部分に一般インクを用いて印刷した真
正紙幣の場合、紙幣Aの模様の白と黒とが逆転し且つ顔
の部分が黒く塗りつぶされたTV信号が信号レベル反転
回路93から出力される(図4(a)参照)。また、紙
幣Aの模様のTV信号がフレームメモリ140から出力
される(図4(b)参照)。そして、これらのTV信号
の信号レベルが信号レベル加算回路94で重ね合わせら
れることにより、顔の部分だけの画像が表示窓11に表
示される(図4(c)参照)。
【0055】従って、表示窓11に表示された画像に基
づいて紙幣Aの真偽を判定する場合、真正紙幣の画像は
顔の部分だけが浮かび上がるので、真正紙幣の判定は容
易に行うことができる。また、赤外線を反射するインク
によるカラーコピーで作成された偽造紙幣の画像は全面
が肉眼で見たと同様の画像となるので、カラーコピーに
よる偽造紙幣の判定も容易である。さらに、赤外線を吸
収するトナーによるモノクロコピーで作成された偽造紙
幣の画像は全面が白くなるので、モノクロコピーによる
偽造紙幣の判定も容易である。以上のように、紙幣Aの
真偽の判定は表示窓11に表示された画像に基づいて容
易に行うことができるので、熟練したオペレータを必要
とせず、且つ、見本と比較する必要もない。
【0056】(第4の実施形態)続いて、本発明の第4
の実施形態にかかる紙葉類真偽識別装置について説明す
る。この第4の実施形態が図1に示す第1の実施形態と
異なるのは、仕切り板50の下面に、赤外帯域に感度を
有するエリアセンサ80と結像レンズ81が配設され、
側板10dに、可視光帯域に感度を有するエリアセンサ
60及び結像レンズ61とが配設され、ビームスプリッ
タ70が、赤外線を透過させてエリアセンサ80に向け
て直進させると共に、可視光線を反射させて側板10d
に向けて直進させるダイクロイックミラーである点であ
る。以下、詳細に説明する。
【0057】図9は、第4の実施形態である紙葉類真偽
識別装置4を示す断面図である。図9に示すように、紙
葉類真偽識別装置4は直方体形状の遮光ケース10を備
え、遮光ケース10の上板10aに表示窓11が、下板
10bに読取窓12がそれぞれ設けられている。そし
て、表示窓11及び読取窓12には保護ガラスがはめ込
まれている。遮光ケース10内部の一方の側板10cに
は、可視光線を照射する緑色LED20が斜め下方を向
けて取り付けられている。また、遮光ケース10内部の
他方の側板10dには、赤外線を照射する赤外LED3
0が斜め下方を向けて取り付けられている。このため、
緑色LED20から照射される可視光線と、赤外LED
30から照射される赤外線とで読取窓12の全面が照明
される。
【0058】表示窓11の下にはモノクロ液晶パネル等
のビデオモニタ40が配設され、読取窓12の下方の映
像を表示することができる。さらに、ビデオモニタ40
の下にはバックライトユニット41が配設され、十分な
コントラストが得られるようにビデオモニタ40に対し
て光を照射することができる。ここで、バックライトユ
ニット41の光源には白色蛍光灯が用いられる。
【0059】バックライトユニット41の下には、上板
10aから吊り下げられた仕切り板50が設けられ、仕
切り板50の下面には、赤外帯域に感度を有するエリア
センサ80が、センサ面80aと読取窓12とを対峙さ
せて配設されている。さらに、エリアセンサ80の下に
は、読取窓12で反射した光による像をエリアセンサ8
0のセンサ面80aに結像させる結像レンズ81が配設
されている。
【0060】また、エリアセンサ80と読取窓12との
間の光路上には、読取窓12で反射した光のうち、赤外
線を透過させてエリアセンサ80に向けて直進させると
共に、可視光線を反射させて側板10dに向けて直進さ
せるダイクロイックミラーからなるビームスプリッタ7
0が配設されている。さらに、ビームスプリッタ70で
反射した光の光路上における側板10dには、可視光帯
域に感度を有するエリアセンサ60と、ビームスプリッ
タ70で反射した光による像をエリアセンサ60のセン
サ面60aに結像させる結像レンズ61とが配設されて
いる。
【0061】仕切り板50の上面には回路基板90が設
けられ、この回路基板90には、図10に示す映像回路
91,92、信号レベル反転回路93及び信号レベル加
算回路94が設けられている。映像回路91は、エリア
センサ60から出力された映像信号を入力してこの映像
信号をTV信号に変換する回路であり、映像回路92
は、エリアセンサ80から出力された映像信号を入力し
てこの映像信号をTV信号に変換する回路である。ま
た、信号レベル反転回路93は、映像回路92から出力
されたTV信号の信号レベルを反転させる回路である。
さらに、信号レベル加算回路94は、信号レベル反転回
路93から出力されたTV信号と映像回路91から出力
されたTV信号との信号レベルを重ね合わせる回路であ
る。
【0062】なお、紙葉類真偽識別装置4では、ダイク
ロイックミラーからなるビームスプリッタ70を用いて
入射光を可視光線と赤外線とに分離させているが、ダイ
クロイックミラーでない一般的なビームスプリッタを用
いて、入射光を波長分離させることなく2方向に分けて
もよい。この場合でも、エリアセンサ60は可視光帯域
に感度を有し、エリアセンサ80は赤外帯域に感度を有
するので、エリアセンサ60で可視光線による像が撮像
されると共に、エリアセンサ80で赤外線による像が撮
像される。
【0063】次に、第4の実施形態である紙葉類真偽識
別装置4の動作について説明する。図11に示すよう
に、紙幣Aの上に紙葉類真偽識別装置4を置いて、電源
スイッチ(図示せず)を投入すると、図9の緑色LED
20及び赤外LED30が点灯して、緑色LED20か
ら照射される可視光線と赤外LED30から照射される
赤外線とで紙幣Aが均一に照明される。紙幣Aで反射し
た光は上方に直進して、ビームスプリッタ70に入射す
る。ビームスプリッタ70に入射した光のうち、赤外光
線はビームスプリッタ70を透過して、結像レンズ81
によりエリアセンサ80のセンサ面80aに像を結ぶ。
また、ビームスプリッタ70に入射した光のうち、可視
光線はビームスプリッタ70で反射して、結像レンズ6
1によりエリアセンサ60のセンサ面60aに像を結
ぶ。
【0064】エリアセンサ80のセンサ面80aに像が
形成されると、この像の映像信号がエリアセンサ80か
ら出力される。エリアセンサ80から出力された映像信
号は、映像回路92でTV信号に変換され、信号レベル
反転回路93に入力される。入力されたTV信号の信号
レベルは、信号レベル反転回路93で画素ごとに反転さ
せられて、信号レベル加算回路94に入力される。ま
た、エリアセンサ60のセンサ面60aに像が形成され
ると、この像の映像信号がエリアセンサ60から出力さ
れる。エリアセンサ60から出力された映像信号は、映
像回路91でTV信号に変換され、信号レベル加算回路
94に入力される。
【0065】このように信号レベル加算回路94には、
信号レベル反転回路93からのTV信号と映像回路91
からのTV信号とが入力され、これらのTV信号の信号
レベルが画素ごとに重ね合わせられる。信号レベル加算
回路94で重ね合わせられたTV信号はビデオモニタ4
0に与えられ、このTV信号が紙幣Aの画像として表示
窓11に表示される。
【0066】ここで、一般インクにおける可視波長域に
対する反射率と特殊インクにおける赤外波長域に対する
反射率とが近似し、かつ、比較的小さいことから、エリ
アセンサ60から出力される映像信号は、紙幣Aの背景
部分が白(背景部分は反射率が高いため)で、一般イン
ク及び特殊インクで描かれた部分が黒で表示される映像
信号となる。また、特殊インクにおける赤外波長域に対
する反射率が一般インクにおける赤外波長域に対する反
射率と比較して極めて大きいことから、エリアセンサ8
0から出力される映像信号は、紙幣Aの背景部分及び特
殊インクで描かれた部分が白で、一般インクで描かれた
部分が黒で表示される映像信号となる。
【0067】続いて、信号レベル反転回路93によって
映像回路92から出力されたTV信号の白黒レベルを各
画素毎に反転することにより、当該TV信号は、紙幣A
の背景部分及び特殊インクで描かれた部分が黒で、一般
インクで描かれた部分が白で表示されるTV信号とな
る。
【0068】さらに、信号レベル加算回路94により、
信号レベル反転回路93によって反転させたTV信号と
映像回路91から出力されたTV信号とを各画素毎に重
ね合わせることで、紙幣Aの背景部分及び一般インクで
描かれた部分が白で、特殊インクで描かれた部分が黒の
TV信号となり、特殊インクで描かれた画像を抽出する
ことが可能となる。その結果、特殊インクで印刷された
部分は黒の画像として表示窓11に表示される。
【0069】ここで、紙幣Aが顔の部分に特殊インクを
用いてそれ以外の部分に一般インクを用いて印刷した真
正紙幣の場合、紙幣Aの模様の白と黒とが反転し且つ顔
の部分が黒く塗りつぶされたTV信号が信号レベル反転
回路93から出力される(図4(a)参照)。また、紙
幣Aの模様のTV信号が映像回路91から出力される
(図4(b)参照)。そして、これらのTV信号が信号
レベル加算回路94で重ね合わせられることにより、顔
の部分だけの画像が表示窓11に表示される(図4
(c)参照)。
【0070】従って、表示窓11に表示された画像に基
づいて紙幣Aの真偽を判定する場合、真正紙幣の画像は
顔の部分だけが浮かび上がるので、真正紙幣の判定を容
易に行うことができる。また、赤外線を反射するインク
によるカラーコピーで作成された偽造紙幣の画像は全面
が黒くなるので、カラーコピーによる偽造紙幣の判定も
容易である。さらに、赤外線を吸収するトナーによるモ
ノクロコピーで作成された偽造紙幣の画像も全面が黒く
なるので、モノクロコピーによる偽造紙幣の判定も容易
である。以上のように、紙幣Aの真偽の判定は表示窓1
1に表示された画像に基づいて容易に行うことができる
ので、熟練したオペレータを必要とせず、且つ、見本と
比較する必要もない。
【0071】なお、一般インクの部分で反射した光によ
るエリアセンサ60,80の受光量とがほぼ等しくなる
のは、可視光線と赤外線との照射量がほぼ等しく、且つ
エリアセンサ60,80の受光感度が同一であるからで
ある。ここで、可視光線と赤外線との照射量が異なる場
合には、受光感度の異なるエリアセンサ60,80を用
いることにより、エリアセンサ60,80の受光量をほ
ぼ等しくさせることができる。また、エリアセンサ6
0,80の受光感度が異なる場合にも、可視光線と赤外
線との照射量を変えることにより、エリアセンサ60,
80の受光量とをほぼ等しくさせることができる。
【0072】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
である紙葉類真偽識別装置5を説明する。図12は、紙
葉類真偽識別装置5を示す断面図である。また、図13
は、紙葉類真偽識別装置5の内部構成を示すブロック図
である。この第5の実施形態が図5に示す第2の実施形
態と異なるのは、仕切り板50の下面に、赤外帯域に感
度を有するエリアセンサ80と結像レンズ81が配設さ
れ、側板10dに、可視光帯域に感度を有するエリアセ
ンサ60及び結像レンズ61とが配設され、ビームスプ
リッタ70が、赤外線を透過させてエリアセンサ80に
向けて直進させると共に、可視光線を反射させて側板1
0dに向けて直進させるダイクロイックミラーである点
である。その他の構成については第2の実施形態と同一
又は同等である。なお、第2の実施形態と同一又は同等
な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0073】図12及び図13に示すように、遮光ケー
ス10内部の一方の側板10cには可視光線および赤外
光線の双方を備えた光源100が斜め下方を向けて取り
付けられ、光源100から照射される光によって紙幣A
は均一に照明される。紙幣Aで反射した光は上方に直進
して、ビームスプリッタ70で可視光線と赤外線とに分
離される。そして、可視光線はエリアセンサ60に、赤
外線はエリアセンサ80にそれぞれ入射され、各エリア
センサ60,80から映像信号が出力される。エリアセ
ンサ80から出力された映像信号は、映像回路92でT
V信号に変換され、信号レベル反転回路93に入力され
る。入力されたTV信号の信号レベルは、信号レベル反
転回路93で画素ごとに反転させられて、信号レベル加
算回路94に入力される。また、エリアセンサ60のセ
ンサ面60aに像が形成されると、この像の映像信号が
エリアセンサ60から出力される。エリアセンサ60か
ら出力された映像信号は、映像回路91でTV信号に変
換され、信号レベル加算回路94に入力される。
【0074】このように信号レベル加算回路94には、
信号レベル反転回路93からのTV信号と映像回路91
からのTV信号とが入力され、これらのTV信号の信号
レベルが画素ごとに重ね合わせられる。信号レベル加算
回路94で重ね合わせられたTV信号はビデオモニタ4
0に与えられ、このTV信号が紙幣Aの画像として表示
窓11に表示される。
【0075】上述したように、紙幣Aが偽造紙幣の場合
には、全面が黒の画像が表示窓11に表示され、紙幣A
が真正紙幣の場合には、顔の部分だけの画像が表示窓1
1に表示される。従って、表示窓11に表示された画像
に基づいて紙幣Aの真偽を判定する場合、真正紙幣の画
像は顔の部分だけが浮かび上がるので、真正紙幣の判定
を容易に行うことができる。また、赤外線を反射するイ
ンクによるカラーコピーで作成された偽造紙幣の画像は
全面が黒くなるので、カラーコピーによる偽造紙幣の判
定も容易である。さらに、赤外線を吸収するトナーによ
るモノクロコピーで作成された偽造紙幣の画像も全面が
黒くなるので、モノクロコピーによる偽造紙幣の判定も
容易である。以上のように、紙幣Aの真偽の判定は表示
窓11に表示された画像に基づいて容易に行うことがで
きるので、熟練したオペレータを必要とせず、且つ、見
本と比較する必要もない。
【0076】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内におい
て、例えば以下のように変更することも可能である。
【0077】(1)上記実施形態では、紙葉類として紙
幣を用いて説明したが、紙幣以外にも、印紙、有価証
券、その他の紙葉類の識別を行うことができる。
【0078】(2)上記実施形態では、第2波長の光線
として赤外線を用いたが、紫外線を用いてもよい。
【0079】(3)上記第1,2,4,5の実施形態で
は、ビームスプリッタ70を用いて紙幣Aで反射した光
をエリアセンサ60とエリアセンサ80とに分岐させて
いたが、ビームスプリッタ70を用いずに、仕切り板5
0の下面にエリアセンサ60とエリアセンサ80とを並
べて配置して、紙幣Aで反射した光をエリアセンサ60
とエリアセンサ80とで同時に入射できるようにしても
よい。
【0080】
【発明の効果】本発明による紙葉類真偽識別装置は、以
上のように構成されているため次のような効果を得るこ
とができる。
【0081】即ち、偽造紙幣は全面が肉眼で見たと同様
の画像或いは白レベルの画像となり、真正紙幣は特定の
模様が浮かび上がった画像となるので、真正紙葉類と偽
造紙葉類との判定が容易になる。このため、熟練したオ
ペレータを必要とせず、且つ、見本と比較しなくても紙
葉類の真偽を容易に判定することができる。
【0082】また、紙葉類に対して第1波長の光と第2
波長の光とを照射するだけで、第1波長の光による映像
と第2波長の光による映像との異なる部分が浮かび上が
った映像が表示手段に表示される。このように、簡単な
操作で誰でも紙葉類真偽識別装置を使用することがで
き、表示手段の表示から簡単に真偽を判定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙葉類真偽識別装置の第1の実施形態を示す断
面図である。
【図2】図1の紙葉類真偽識別装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1の紙葉類真偽識別装置の使用状態を示す概
略図である。
【図4】(a)は、信号レベル反転回路から出力された
画像を示す図である。(b)は、エリアセンサから出力
された画像を示す図である。(c)は、ビデオモニタに
表示された画像を示す図である。
【図5】紙葉類真偽識別装置の第2の実施形態を示す断
面図である。
【図6】図5の紙葉類真偽識別装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図7】紙葉類真偽識別装置の第3の実施形態を示す断
面図である。
【図8】図7の紙葉類真偽識別装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図9】紙葉類真偽識別装置の第4の実施形態を示す断
面図である。
【図10】図9の紙葉類真偽識別装置の内部構成を示す
ブロック図である。
【図11】図9の紙葉類真偽識別装置の使用状態を示す
概略図である。
【図12】紙葉類真偽識別装置の第5の実施形態を示す
断面図である。
【図13】図12の紙葉類真偽識別装置の内部構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5…紙葉類真偽識別装置、20…緑色
LED、30…赤外LED、40…ビデオモニタ、60
…エリアセンサ、61…結像レンズ、70…ビームスプ
リッタ、80…エリアセンサ、81…結像レンズ、93
…信号レベル反転回路、94…信号レベル加算回路、1
00…光源、110…エリアセンサ、120…照明切換
回路、130…映像切換回路、A…紙幣。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1波長に対する反射率と前記第1波長
    と異なる第2波長に対する反射率とが近似する一般イン
    クと、前記第1波長に対しては前記一般インクの場合と
    反射率が近似し前記第2波長に対しては前記一般インク
    の場合と反射率が相違する特殊インクとで印刷された真
    正紙葉類と、前記一般インクと前記特殊インクとのいず
    れか一方で印刷された偽造紙葉類とを識別する紙葉類真
    偽識別装置において、 前記第1波長の光で前記紙葉類を照明する第1の照明手
    段と、 前記第2波長の光で前記紙葉類を照明する第2の照明手
    段と、 前記第1波長に対して感度を有する第1のエリアセンサ
    と、前記紙葉類で反射した光による像を前記第1のエリ
    アセンサに結像する第1の結像光学系とを含み、前記紙
    葉類を撮像する第1の撮像手段と、 前記第2波長に対して感度を有する第2のエリアセンサ
    と、前記紙葉類で反射した光による像を前記第2のエリ
    アセンサに結像する第2の結像光学系とを含み、前記紙
    葉類を撮像する第2の撮像手段と、 前記第1のエリアセンサによって得られた前記第1波長
    に対する画像データと前記第2のエリアセンサによって
    得られた前記第2波長に対する画像データとに基づい
    て、前記特殊インクで描かれた画像を抽出する画像抽出
    手段と、 前記画像抽出手段によって抽出された前記画像を表示す
    る表示手段とを備えることを特徴とした紙葉類真偽識別
    装置。
  2. 【請求項2】 第1波長に対する反射率と前記第1波長
    と異なる第2波長に対する反射率とが近似する一般イン
    クと、前記第1波長に対しては前記一般インクの場合と
    反射率が近似し前記第2波長に対しては前記一般インク
    の場合と反射率が相違する特殊インクとで印刷された真
    正紙葉類と、前記一般インクと前記特殊インクとのいず
    れか一方で印刷された偽造紙葉類とを識別する紙葉類真
    偽識別装置において、 前記第1波長と前記第2波長との範囲を包含した波長帯
    域の光で前記紙葉類を照明する照明手段と、 前記第1波長に対して感度を有する第1のエリアセンサ
    と、前記紙葉類で反射した光による像を前記第1のエリ
    アセンサに結像する第1の結像光学系とを含み、前記紙
    葉類を撮像する第1の撮像手段と、 前記第2波長に対して感度を有する第2のエリアセンサ
    と、前記紙葉類で反射した光による像を前記第2のエリ
    アセンサに結像する第2の結像光学系とを含み、前記紙
    葉類を撮像する第2の撮像手段と、 前記第1のエリアセンサによって得られた前記第1波長
    に対する画像データと前記第2のエリアセンサによって
    得られた前記第2波長に対する画像データとに基づい
    て、前記特殊インクで描かれた画像を抽出する画像抽出
    手段と、 前記画像抽出手段によって抽出された前記画像を表示す
    る表示手段とを備えることを特徴とした紙葉類真偽識別
    装置。
  3. 【請求項3】 前記紙葉類で反射した光を前記第1の結
    像光学系と前記第2の結像光学系との2方向に分岐させ
    る光分岐手段とを更に備えることを特徴とした請求項1
    又は2に記載の紙葉類真偽識別装置。
  4. 【請求項4】 第1波長に対する反射率と前記第1波長
    と異なる第2波長に対する反射率とが近似する一般イン
    クと、前記第1波長に対しては前記一般インクの場合と
    反射率が近似し前記第2波長に対しては前記一般インク
    の場合と反射率が相違する特殊インクとで印刷された真
    正紙葉類と、前記一般インクと前記特殊インクとのいず
    れか一方で印刷された偽造紙葉類とを識別する紙葉類真
    偽識別装置において、 前記第1波長の光で前記紙葉類を照明する第1の照明手
    段と、 前記第2波長の光で前記紙葉類を照明する第2の照明手
    段と、 前記第1波長及び前記第2波長に対して感度を有するエ
    リアセンサと、前記紙葉類で反射した光による像を前記
    エリアセンサに結像する結像光学系とを含み、前記紙葉
    類を撮像する撮像手段と、 前記エリアセンサによって得られた画像データを格納す
    る第1及び第2のフレームメモリと、 前記第1の照明手段による照明と前記第2の照明手段に
    よる照明を交互に切り換える照明切換手段と、 前記第1の照明手段による照明下で前記エリアセンサに
    よって得られた前記第1波長に対する画像データが前記
    第1のフレームメモリに格納されると共に、前記第2の
    照明手段による照明下で前記エリアセンサによって得ら
    れた前記第2波長に対する画像データが前記第2のフレ
    ームメモリに格納されるように、前記照明切換手段の切
    換タイミングに連動して前記各画像データが格納される
    フレームメモリを切り換える切換手段と、 前記第1のフレームメモリに格納された前記第1の波長
    に対する画像データと前記第2のフレームメモリに格納
    された前記第2の波長に対する画像データとに基づい
    て、前記特殊インクで描かれた画像を抽出する画像抽出
    手段と、 前記画像抽出手段によって抽出された前記画像を表示す
    る表示手段ととを備えることを特徴とした紙葉類真偽識
    別装置。
  5. 【請求項5】 前記特殊インクは、 前記第1波長に対する反射率と比較して前記第2波長に
    対する反射率が大きく、 前記画像抽出手段は、 前記第2の波長に対する画像データの白黒レベルを各画
    素毎に反転する画像データ反転手段と、 前記第1の波長に対する画像データと前記画像データ反
    転手段から出力された前記第2の波長に対する画像デー
    タとを各画素毎に重ね合わせた重畳画像データを生成す
    る重畳手段とを備え、 前記重畳手段によって生成された重畳画像データに基づ
    いて、前記特殊インクで描かれた画像を抽出することを
    特徴とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙葉類
    真偽識別装置。
  6. 【請求項6】 前記第1波長の光と前記第2波長の光と
    が可視光線と赤外線との組み合わせであることを特徴と
    した請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙葉類真偽識
    別装置。
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