JPH1186246A - 回転ヘッド装置、並びにその回転ヘッド装置の製造方法 - Google Patents

回転ヘッド装置、並びにその回転ヘッド装置の製造方法

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JPH1186246A
JPH1186246A JP24864897A JP24864897A JPH1186246A JP H1186246 A JPH1186246 A JP H1186246A JP 24864897 A JP24864897 A JP 24864897A JP 24864897 A JP24864897 A JP 24864897A JP H1186246 A JPH1186246 A JP H1186246A
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JP
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drum
fixed
oil
rotary
fixed shaft
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JP24864897A
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English (en)
Inventor
Masao Okita
正夫 大北
Mikio Takahashi
幹生 高橋
Takashi Meguro
孝 目黒
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転ヘッド装置においては、回転ドラ
ムRの軸受けにボールベアリング38を使用するもので
あるため、装置がコスト高になり、また、ボールベアリ
ング38が2個使いのため、更に装置がコスト高に成る
という問題がある。 【解決手段】 本発明の回転ヘッド装置は、含油メタル
軸受け5を使用したものであるため、従来のものに比し
て、安価で、しかも、一個の軸受けで良く、組立性が良
好で安価な装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置と
してのビデオテープレコーダ等に使用される回転ヘッド
装置、並びにその回転ヘッド装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置に使用される回
転ヘッド装置は、図7に示すように、下方に位置する固
定ドラムKと、この固定ドラムKの上方に配置された回
転ドラムRと、この回転ドラムRの上方に配置されたモ
ータMを有している。そして、前記固定ドラムKは、そ
の中心部に円柱状の固定軸31が固定されると共に、回
転ドラムRと対向する側に凹部32が設けられ、この凹
部32にはバネ33とブラシ34が収納されている。ま
た、固定軸31を中心として回転可能な回転ドラムRに
は、磁気ヘッド35がネジ36によって取り付けられ、
回転ドラムRにねじ込まれたもう一つのネジ37によっ
て、磁気ヘッド35の高さを調整するようになってい
る。
【0003】また、ボールベアリング38は、内輪部3
8aと、外輪部38bと、内輪部38aと外輪部38b
との間に配置されたボール38cとで構成され、そし
て、このような構成を有する二つのボールベアリング3
8が、回転ドラムRの中心孔39の両側に、外輪部38
bを圧入することによって回転ドラムRに取り付けられ
ている。また、回転ドラムRの中心孔39の両側にボー
ルベアリング38を取り付けることで、固定軸31への
支持間隔を大きくし、回転ドラムRの回転ブレを少なく
しているが、回転ドラムRへのボールベアリング38の
組立方法は、回転ドラムRを治具(図示せず)で保持
し、中心孔39の一方の上方から一つのボールベアリン
グ38を圧入した後、回転ドラムRを裏返して、中心孔
39の他方の上方からもう一つのボールベアリング38
を圧入して組み立てられものである。そして、このよう
に回転ドラムRに組み立てられたボールベアリング38
は、更に、内輪部38aを固定軸31に圧入して取り付
けられ、ボール38cを介して外輪部38bと回転ドラ
ムRが回転するようになっている。
【0004】そして、ボールベアリング38が回転ドラ
ムRと共に固定軸31に取り付けられた際は、ボールベ
アリング38の外輪部38bにブラシ34が弾接し、回
転ドラムR側の静電気等をアースに落とすようになって
いる。また、磁気ヘッド35に対して、記録時にはビデ
オ信号を供給すると共に、再生時には再生信号を取り出
す回転トランス40は、固定側トランス40aと回転側
トランス40bとで構成されている。そして、この回転
トランス40は、ボールベアリング38の外周に位置し
た状態で固定ドラムKと回転ドラムRとの間に配設さ
れ、固定側トランス40aは固定ドラムKに取り付けら
れ、また、回転側トランス40bは回転ドラムRに取り
付けられ、回転側トランス40bは回転ドラムRと共に
回転するようになっている。
【0005】また、前記モータMは、固定軸31で支持
されたステータ41と、回転ドラムRに取り付けたロー
タ42とで構成されている。そして、ステータ41は、
固定軸31に圧入して取り付けられた固定部材41a
と、この固定部材41aにネジ41bによって取り付け
られた磁性金属から成るバックヨーク部材41cと、こ
のバックヨーク部材41cに取り付けられ、コイル41
dを設けた磁性金属から成るコア41eとで構成されて
いる。また、ロータ42は、断面がU字状のコップ状を
なし、底板部42aと筒状部42bを有する取付板42
cと、この取付板42cの底板部42aを回転ドラムR
に取り付けるネジ42dと、筒状部42bに圧入等によ
って取り付けられた円筒状の磁石42eとで構成されて
いる。そして、前記コア41eは円筒状の磁石42e内
に配設され、コア41eと磁石42eとは、全周で同じ
クリアランスSをもって対峙させている。
【0006】上述したような従来の回転ヘッド装置は、
モータMによって回転ドラムRが回転するようになり、
この回転ドラムRの回転により磁気ヘッド35も回転
し、この磁気ヘッド35に対して、所定の押圧力Pで押
されて接触した状態で磁気テープTが移動して、記録、
或いは再生を行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転ヘッド装置
においては、回転ドラムRの軸受けにボールベアリング
38を使用するものであるため、装置がコスト高にな
り、また、ボールベアリング38が2個使いのため、更
に装置がコスト高に成るという問題がある。また、ボー
ルベアリング38は、内、外輪部38a、38bとボー
ル38cとで構成されるため、径方向に大きくなり、装
置が大型になるという問題がある。また、このボールベ
アリング38の外周に配置される回転トランス40も大
きくなって、更に、装置が大型になると共に、回転トラ
ンス40の大型に伴って、コスト高に成るという問題が
ある。
【0008】また、2個のボールベアリング38の回転
ドラムRへの組み込みは、一つのボールベアリング38
を回転ドラムRに組み込んだ後、回転ドラムRを裏返し
してもう一つのボールベアリング38を組み込みせねば
成らず、その組立が面倒で生産性が悪く、コスト高に成
るという問題がある。また、ボールベアリング38の内
輪38aの内径はバラツキが大きく、その為、回転ドラ
ムRの回転ブレをなくすために、外形の異なる数種類の
固定軸31を用意して現物合わせをして用いる必要があ
り、コスト高に成るという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、固定ドラムと、該固定ドラム
に固定された固定軸と、該固定軸に挿入された回転可能
な含油メタル軸受けと、磁気ヘッドを有し、前記含油軸
受けの外円周部に圧入された回転可能な回転ドラムとを
備え、前記含油メタル軸受けが前記回転ドラムと共に、
前記固定軸を中心として前記固定軸上を回転するように
した構成とした。また、第2の解決手段として、前記含
油メタル軸受けは、両端部において前記固定軸と接触す
る支持孔を有すると共に、中間部において前記支持孔よ
り大きな径の逃げ孔を有する円筒部を備え、前記逃げ孔
と対向する前記円筒部の外円周部に前記回転ドラムを圧
入した構成とした。また、第3の解決手段として、前記
含油メタル軸受けは、前記円筒部と、該円筒部の一端に
形成された鍔部とで構成され、前記鍔部に前記回転ドラ
ムの一端を当接させた構成とした。
【0010】また、第4の解決手段として、前記回転ド
ラムの一端側には、前記固定ドラムが配設されると共
に、前記回転ドラムと前記固定ドラムとの間に回転トラ
ンスを配設し、また、前記回転ドラムの他端側には、ス
テータと前記回転ドラムに取り付けたロータとから成る
モータを配設して構成し、前記回転トランス側に前記含
油メタル軸受けの前記円筒部を位置させると共に、前記
モータ側に前記含油メタル軸受けの前記鍔部を位置させ
た構成とした。また、第5の解決手段として、前記モー
タのステータ側に設けたブラシを、前記含油メタル軸受
けの前記鍔部に直接、或いは前記鍔部上の金属のスペー
サに当接させた構成とした。また、第6の解決手段とし
て、前記ブラシを、バネ性の金属から成るバネ部材で構
成した構成とした。
【0011】また、第7の解決手段として、固定ドラム
と、該固定ドラムに固定された固定軸と、磁気ヘッドを
有し、前記固定軸に含油メタル軸受けを介して回転可能
に取り付けられた回転ドラムと、該回転ドラムの一端側
に設けられ、ロータの駆動マグネットとステータのコア
とがラジアル方向にギャップを形成して配設されたモー
タとを備え、前記ロータには、前記コアと対向して配置
されて、前記固定軸の軸方向に対して吸引力を生ずるマ
グネットを設けた構成とした。また、第8の解決手段と
して、固定ドラムと、該固定ドラムに固定された固定軸
と、磁気ヘッドを有し、前記固定軸に含油メタル軸受け
を介して回転可能に取り付けられた回転ドラムと、該回
転ドラムの一端側に設けられ、ロータの駆動マグネット
とステータのコアとがラジアル方向にギャップを形成し
て配設されたモータとを備え、前記ロータの軸心を前記
固定軸の軸心に合わせた状態で、前記ロータを前記回転
ドラムに取り付けると共に、前記ロータの前記駆動マグ
ネット内に配置した前記コアを、前記固定軸に対して中
心をずらして取付、前記コアと前記駆動マグネットとの
磁気ギャップが、一方では小さく、他方では大きくした
構成とした。
【0012】また、第9の解決手段として、中心部に支
持孔を有する円筒部を備えた含油メタル軸受けを、前記
支持孔を基準にして前記円筒部の外円周部を切削加工し
た後、前記円筒部の外円周部を回転ドラムに圧入した回
転ヘッド装置の製造方法とした。また、第10の解決手
段として、中心部に支持孔を有する円筒部を備えた含油
メタル軸受けを回転ドラムに圧入した後、前記支持孔を
基準にして前記回転ドラムの外円周部を切削加工した回
転ヘッド装置の製造方法とした。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の回転ヘッド装置、並びに
その回転ヘッド装置の製造方法を図1〜図6に基づいて
説明すると、図1は本発明の回転ヘッド装置の断面図、
図2は本発明の回転ヘッド装置の要部の拡大断面図、図
3は本発明の回転ヘッド装置の製造方法を説明するため
の説明図、図4は本発明の回転ヘッド装置の他の実施形
態を示す断面図、図5は本発明の回転ヘッド装置の他の
実施形態に係るバネ部材の斜視図、図6は本発明の回転
ヘッド装置のもう一つの実施形態を示す説明図である。
【0014】そして、本発明の回転ヘッド装置は、図
1、図2に示すように、下方に位置する固定ドラムK
と、この固定ドラムKの上方に配置された回転ドラムR
と、この回転ドラムRの上方に配置されたモータMを有
している。そして、前記固定ドラムKは、その中心部に
円柱状の固定軸1が固定されると共に、固定軸1を中心
として回転可能な回転ドラムRには、磁気ヘッド2がネ
ジ3によって取り付けられ、回転ドラムRにねじ込まれ
たもう一つのネジ4によって、磁気ヘッド2の高さを調
整するようになっている。
【0015】また、金属を焼結して成る含油メタル軸受
け5は、円筒部5aと、円筒部5aの一端に設けられた
鍔部5bと、円筒部5aの中心部に設けられ、円筒部5
aの両端に位置する支持孔5cと、両端の支持孔5cの
中間部において設けられ、支持孔5cより径の大きな逃
げ孔5dとで構成されている。そして、この含油メタル
軸受け5は、回転ドラムRの中心孔6に圧入して取り付
けられ、回転ドラムRを取り付けた含油メタル軸受け5
は固定軸1に挿入されて、両端の支持孔5cで固定軸1
を保持し、含油メタル軸受け5と回転ドラムRが固定軸
1を中心として固定軸1上で回転可能となっている。ま
た、含油メタル軸受け5と回転ドラムRの結合は、円筒
部5aを回転ドラムRの中心孔6に圧入して、鍔部5b
を回転ドラムRに一端に当接させると完了し、すると、
回転ドラムRは、逃げ孔5dと対向する円筒部5aの外
円周部に圧入された状態となっている。また、含油メタ
ル軸受け5の両端に支持孔5cを設けることにより、固
定軸1への支持間隔を大きくし、回転ドラムRの回転ブ
レを少なくしている。
【0016】そして、このような回転ヘッド装置の製造
方法は、図3に示すように、円筒部5a、鍔部5b、支
持孔5c、及び逃げ孔5dを有する含油メタル軸受け5
を、金属を焼結することにより作り、しかる後、治具で
あるピンZを支持孔5cに圧入して、支持孔5cの面の
仕上げを行うことにより所望の孔径の支持孔5cを形成
する。従って、軸受けの孔径を所定量に形成することが
容易に行え、固定軸1との現物合わせは不要となる。そ
して、ピンZを支持孔5cに圧入した状態で、円筒部5
aの外円周部を切削加工して仕上げる。即ち、支持孔5
cを基準にして円筒部5aの外円周部を切削加工した
後、ピンZを抜き、しかる後、この含油メタル軸受け5
を回転ドラムRの中心孔6に圧入すると、回転ドラムR
と含油メタル軸受け5の製造は完了する。なお、通常含
油メタル軸受け5は、外周と孔との軸心にはバラツキが
大きく、含油メタル軸受けを上下2個用いると、固定軸
1に対して回転ドラムRが傾いたり、回転時に偏心した
りするという問題がある。これに対し、本発明の製造方
法によれば、このように含油メタル軸受け5の支持孔5
cを基準に外円周部を切削するため、含油メタル軸受け
5の外周と孔との軸心を一致させることが出来、固定軸
1の中心に対して回転ドラムRが偏心して取り付けられ
るのを防止できる。また、他の製造方法として、含油メ
タル軸受け5を回転ドラムRに圧入し、しかる後、支持
孔5cを基準に回転ドラムRの外周を切削しても良い。
【0017】また、磁気ヘッド2に対して、記録時には
ビデオ信号を供給すると共に、再生時には再生信号を取
り出す回転トランス7は、固定側トランス7aと回転側
トランス7bとで構成されている。そして、この回転ト
ランス7は、含油メタル軸受け5の円筒部5aの外周に
位置した状態で固定ドラムKと回転ドラムRとの間に配
設され、固定側トランス7aは固定ドラムKに取り付け
られ、また、回転側トランス7bは回転ドラムRに取り
付けられ、回転側トランス7bは回転ドラムRと共に回
転するようになっている。
【0018】また、前記モータMは、固定軸1で支持さ
れたステータ8と、回転ドラムRに取り付けたロータ9
とで構成されると共に、このモータMは、固定ドラムK
を配設した回転ドラムRの他端側に配設されている。そ
して、このモータMのステータ8は、ネジ8aによって
固定軸1に取り付けられた固定部材8bと、この固定部
材8bに取り付けられた磁性金属から成るバックヨーク
部材8cと、このバックヨーク部材8cに取り付けら
れ、コイル8dを設けた磁性金属から成るコア8eとで
構成されている。また、モータMのロータ9は、断面が
U字状のコップ状をなし、底板部9aと筒状部9bを有
する取付板9cと、この取付板9cの底板部9aを回転
ドラムRに取り付けるネジ9dと、円筒状部9eと円筒
状部9eの一端から内方に延びる板状の底板9fを有す
る磁石9gとで構成されている。そして、磁石9gは、
底板9fが取付板9cの底板部9a上に載置されるよう
に、円筒状部9eを取付板9cの筒状部9bに接着して
取り付けられている。そして、円筒状部9eにはコア8
eと対向するように複数極に着磁された駆動マグネット
部が形成されており、また、底板9fはコア8eとの間
で固定軸1の軸方向に磁気吸引力が生じるように着磁さ
れている。また、前記コア8eは磁石9g内に配設さ
れ、コア8eは磁石9gの円筒上部9eと底板9fとの
間に所定のクリアランスをもって対峙させている。そし
て、回転ドラムRが固定軸1に取り付けられた際は、磁
石9gの底板9fがコア8e側に常時引き寄せられて、
固定ドラムKと含油メタル軸受け5との回転接触部に加
わる回転ドラムRの自重によるスラスト荷重が軽減され
る。
【0019】また、固定部材8bの凹部8fには、バネ
10と柱状のブラシ11とが収納され、また、含油メタ
ル軸受け5の鍔部5bと固定部材8bとの間には、固定
軸1に挿入された金属から成るスペーサ12が設けら
れ、ブラシ11がスペーサ12に弾接して、回転ドラム
R側の静電気等をアースに落とすようになっている。そ
して、上述したような本発明の回転ヘッド装置は、モー
タMによって回転ドラムRが回転するようになり、この
回転ドラムRの回転により磁気ヘッド2も回転し、この
磁気ヘッド2に対して、所定の押圧力Pで押されて接触
した状態で磁気テープTが移動して、記録、或いは再生
を行うようになっている。
【0020】なお、上記の実施例では、含油メタル軸受
け5は鍔部5bを設けたもので説明したが、鍔部5bの
無いものでも良く、また、ブラシ11をスペーサ12に
弾接したもので説明したが、スペーサ12を無くし、ブ
ラシ11を含油メタル軸受け5の鍔部5bに直接弾接さ
せても良い。
【0021】また、図4、図5は本発明の他の実施形態
を示し、前記実施例におけるバネ10とブラシ11に代
えて、バネ性のある金属から成るバネ部材13によって
ブラシを形成したものである。そして、この図4に示し
た実施例では、含油メタル軸受け5の鍔部5bと固定部
材8bとの間にバネ部材13をを介在したものである
が、前記実施例におけるスペーサ12を使用しても良
い。このバネ部材13によって、前記実施例と同様に回
転ドラムR側の静電気等をアースに落とすようになって
いる。その他の構成は、前記実施例と同様であり、ここ
では同一部品に同一番号を付し、その説明は省略する。
【0022】また、図6は本発明のもう一つの実施形態
を示し、ロータ9の軸心を、固定軸1の軸心Gに合わせ
た状態で回転ドラムRに取り付けると共に、ロータ9の
駆動マグネットである円筒状部9e内に配置したコア8
eを、固定軸1の軸心Gから中心をずらして配置し、コ
ア8eと円筒状部9eから成る駆動マグネットとの磁気
ギャップS1,S2が、一方では小さく(S1)、他方
では大きく(S2)したものである。そして、この磁気
ギャップS1,S2によって、小さい磁気ギャップS1
側でコア8が円筒状部9eを軸心G方向に常時、強く引
きつける力が働き、この状態を維持した中で回転ドラム
Rが回転するようになる。これによって、含油メタル軸
受け5の支持孔5cと固定軸1との隙間が多少大きくと
も、回転ドラムRは軸心G方向への付勢力が生じて回転
ブレを生じることなく回転する。また、小さい磁気ギャ
ップS1を設ける位置は、磁気テープTに対して、適宜
選択して設けても良いことは勿論である。なお、その他
の構成は、上記の第1、或いは第2の実施形態と同様の
構成としてあり、同一部品には同一番号を付し、ここで
はその説明を省略する。
【0023】
【発明の効果】本発明の回転ヘッド装置は、含油メタル
軸受け5を使用したものであるため、従来のものに比し
て、安価で、しかも、一個の軸受けで良く、組立性が良
好で安価な装置を提供できる。また、含油メタル軸受け
5であるため、従来に比して径方向に小型となり、小型
の装置を提供できる。また、含油メタル軸受け5には支
持孔5cと逃げ孔5dとを設けて、逃げ孔5dと対向す
る円筒部5aの外円周部に回転ドラムRを圧入するた
め、圧入時の回転ドラムRの支持孔5cへの影響を少な
くでき、固定軸1に対する含油メタル軸受け5の回転を
円滑に出来る装置を提供できる。また、円筒部5cの一
端に鍔部5bを設けて含油メタル軸受け5を形成したた
め、含油メタル軸受け5を回転ドラムRに圧入時、鍔部
5bを回転ドラムRの一端と当接させることで、逃げ孔
5dに対する回転ドラムRの位置決めが出来、組立性が
良好で、安価な装置を提供できる。また、含油メタル軸
受け5の円筒部5aを回転トランス7側に、また、鍔部
5bをモータM側に位置させることにより、径方向に小
さい円筒部5aの外周に回転トランス7を配置できるた
め、回転トランス7を小型に出来ると共に、回転トラン
ス7を安価に出来、小型で安価な装置を提供できる。ま
た、モータMのステータ8側にブラシ11を設けたもの
であるため、モータMのスペースを利用してブラシ11
を配置でき、軸方向に小型の装置を提供できる。また、
ブラシ11をバネ部材13で構成するとことにより、安
価で、しかも、組立性の良好な装置を提供できる。
【0024】また、ロータ9を構成する磁石9gにマグ
ネットである底板9fを設けて、このマグネットで回転
ドラムRを常時コア8側に引きつけるようにしたため、
回転ドラムRの自重による含油メタル軸受け5に加わる
スラスト荷重を軽減でき、その為、固定ドラムKと含油
メタル軸受け5との間のスラスト摩耗を少なくすること
が出来るので、信頼性の高い装置を提供できる。また、
ロータ9の軸心を、固定軸1の軸心Gに合わせた状態で
回転ドラムRに取り付けると共に、ロータ9の駆動マグ
ネット(円筒状部9e)内に配置したコア8eを、固定
軸1の軸心Gから中心をずらして配置し、コア8eと円
筒状部9eから成る駆動マグネットとの磁気ギャップS
1,S2が、一方では小さく(S1)、他方では大きく
(S2)したものであるため、小さい磁気ギャップS1
側でコア8eが円筒状部9eを軸心G方向に常時、強く
引きつける力が働き、この状態を維持した中で回転ドラ
ムRが回転するようになり、これによって、回転ドラム
Rは回転ブレを生じることなく回転出来る装置を提供で
きる。
【0025】また、含油メタル軸受け5を、支持孔5c
を基準にして円筒部5aの外円周部を切削加工した後、
円筒部5aに回転ドラムRを圧入したため、含有メタル
軸受け5の円筒部5aの軸心と支持孔5cとの軸心の同
軸度を合わせることが出来、このため、圧入される回転
ドラムRを固定軸1に対して偏心することなく取り付け
でき、回転ブレのない装置が提供できる。また、従来の
ように2個のボールベアリング38を使用するものに比
し、一度の圧入で含油メタル軸受け5の回転ドラムRへ
の組み込みが出来、生産性が良好で、安価な装置を提供
できる。また、含油メタル軸受け5を回転ドラムRに圧
入した後、支持孔5cを基準にして回転ドラムRの外円
周部を切削加工することにより、含油メタル軸受け5圧
入後に、回転ドラムRの軸心と固定軸1の軸心を合わせ
込むことが出来るので回転ブレの少ない装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ヘッド装置の断面図。
【図2】本発明の回転ヘッド装置の要部の拡大断面図。
【図3】本発明の回転ヘッド装置の製造方法を説明する
ための説明図。
【図4】本発明の回転ヘッド装置の他の実施形態を示す
断面図。
【図5】本発明の回転ヘッド装置の他の実施形態に係る
バネ部材の斜視図。
【図6】本発明の回転ヘッド装置のもう一つの実施形態
を示す説明図。
【図7】従来の回転ヘッド装置の断面図。
【符号の説明】
K 固定ドラム R 回転ドラム M モータ Z ピン P 押圧力 T 磁気テープ S1,S2 磁気ギャップ G 軸心 1 固定軸 2 磁気ヘッド 3、4 ネジ 5 含油メタル軸受け 5a 円筒部 5b 鍔部 5c 支持孔 5d 逃げ孔 6 中心孔 7 回転トランス 7a 固定側トランス 7b 回転側トランス 8 ステータ 8a ネジ 8b 固定部材 8c バックヨーク部材 8d コイル 8e コア 8f 凹部 9 ロータ 9a 底板部 9b 筒状部 9c 取付板 9d ネジ 9e 円筒状部 9f 底板 9g 磁石 10 バネ 11 ブラシ 12 スペーサ 13 バネ部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムと、該固定ドラムに固定され
    た固定軸と、該固定軸に挿入された回転可能な含油メタ
    ル軸受けと、磁気ヘッドを有し、前記含油軸受けの外円
    周部に圧入された回転可能な回転ドラムとを備え、前記
    含油メタル軸受けが前記回転ドラムと共に、前記固定軸
    を中心として前記固定軸上を回転するようにしたことを
    特徴とする回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記含油メタル軸受けは、両端部におい
    て前記固定軸と接触する支持孔を有すると共に、中間部
    において前記支持孔より大きな径の逃げ孔を有する円筒
    部を備え、前記逃げ孔と対向する前記円筒部の外円周部
    に前記回転ドラムを圧入したことを特徴とする請求項1
    記載の回転ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記含油メタル軸受けは、前記円筒部
    と、該円筒部の一端に形成された鍔部とで構成され、前
    記鍔部に前記回転ドラムの一端を当接させたことを特徴
    とする請求項2記載の回転ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ドラムの一端側には、前記固定
    ドラムが配設されると共に、前記回転ドラムと前記固定
    ドラムとの間に回転トランスを配設し、また、前記回転
    ドラムの他端側には、ステータと前記回転ドラムに取り
    付けたロータとから成るモータを配設して構成し、前記
    回転トランス側に前記含油メタル軸受けの前記円筒部を
    位置させると共に、前記モータ側に前記含油メタル軸受
    けの前記鍔部を位置させたことを特徴とする請求項3記
    載の回転ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記モータのステータ側に設けたブラシ
    を、前記含油メタル軸受けの前記鍔部に直接、或いは前
    記鍔部上の金属のスペーサに当接させたことを特徴とす
    る請求項4記載の回転ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 前記ブラシを、バネ性の金属から成るバ
    ネ部材で構成したことを特徴とする請求項5記載の回転
    ヘッド装置。
  7. 【請求項7】 固定ドラムと、該固定ドラムに固定され
    た固定軸と、磁気ヘッドを有し、前記固定軸に含油メタ
    ル軸受けを介して回転可能に取り付けられた回転ドラム
    と、該回転ドラムの一端側に設けられ、ロータの駆動マ
    グネットとステータのコアとがラジアル方向にギャップ
    を形成して配設されたモータとを備え、前記ロータに
    は、前記コアと対向して配置されて、前記固定軸の軸方
    向に対して吸引力を生ずるマグネットを設けたことを特
    徴とする回転ヘッド装置。
  8. 【請求項8】 固定ドラムと、該固定ドラムに固定され
    た固定軸と、磁気ヘッドを有し、前記固定軸に含油メタ
    ル軸受けを介して回転可能に取り付けられた回転ドラム
    と、該回転ドラムの一端側に設けられ、ロータの駆動マ
    グネットとステータのコアとがラジアル方向にギャップ
    を形成して配設されたモータとを備え、前記ロータの軸
    心を前記固定軸の軸心に合わせた状態で、前記ロータを
    前記回転ドラムに取り付けると共に、前記ロータの前記
    駆動マグネット内に配置した前記コアを、前記固定軸に
    対して中心をずらして取付、前記コアと前記駆動マグネ
    ットとの磁気ギャップが、一方では小さく、他方では大
    きくしたことを特徴とする回転ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 中心部に支持孔を有する円筒部を備えた
    含油メタル軸受けを、前記支持孔を基準にして前記円筒
    部の外円周部を切削加工した後、前記円筒部の外円周部
    を回転ドラムに圧入したことを特徴とする回転ヘッド装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 中心部に支持孔を有する円筒部を備え
    た含油メタル軸受けを回転ドラムに圧入した後、前記支
    持孔を基準にして前記回転ドラムの外円周部を切削加工
    したことを特徴とする回転ヘッド装置の製造方法。
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