JPH1187423A - 半導体チップの実装方法 - Google Patents

半導体チップの実装方法

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JPH1187423A
JPH1187423A JP9244284A JP24428497A JPH1187423A JP H1187423 A JPH1187423 A JP H1187423A JP 9244284 A JP9244284 A JP 9244284A JP 24428497 A JP24428497 A JP 24428497A JP H1187423 A JPH1187423 A JP H1187423A
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chip
flexible printed
semiconductor chip
circuit board
mounting
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Norio Kainuma
則夫 海沼
Hidehiko Kira
秀彦 吉良
Kenji Koyae
健二 小八重
Naoki Ishikawa
直樹 石川
Satoru Emoto
哲 江本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は半導体チップをフリップ実装する半導
体チップの実装方法に関し、フレキシブルプリント基板
に対して半導体チップを高精度かつ高い信頼性をもって
フリップチップ接合することを課題とする。 【解決手段】フレキシブルプリント基板10に対し、バン
プ54を有した半導体チップ46をフリップチップ接合する
半導体チップの実装方法において、チップ搭載位置12に
対応する位置に開口部18を有した搬送用トレー16に対し
フレキシブルプリント基板10を位置決めして固定する基
板搭載工程と、半導体チップ46に対し平行度を有するよ
う形成されたステージ部36が配設されたチップ搭載台34
に搬送用トレー16を装着し、フレキシブルプリント基板
10のチップ搭載位置12を前記開口部18に挿入したステー
ジ部36により支持するトレー装着工程と、前記チップ搭
載位置12に半導体チップ46をフリップチップ接合するチ
ップ実装工程とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体チップの実装
方法に係り、特に半導体チップをフリップ実装する半導
体チップの実装方法に関する。近年、半導体装置の高密
度化が進むに伴って、半導体チップの高密度実装を行な
うために、また高速動作の要求により配線長の短縮を行
なうために、バンプによるフリップチップ接合が行なわ
れるようになってきている。
【0002】このような半導体装置を製造するにあたり
低コスト化が望まれており、そのため半導体チップの実
装における高精度なアライメントを維持しつつ低コスト
化を図る必要がある。また、半導体チップが搭載される
電子機器も多様化されており、これに伴い複雑な形状を
有するケース内に回路基板を配設する必要が生じてい
る。このため、回路基板として可撓性を有するフレキシ
ブルプリント基板が多様されるようになってきている。
よって、このフレキシブルプリント基板に対し、半導体
チップを高い信頼性を持ってフリップチップ接合する方
法が望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体チップを回路基板にフリッ
プチップ接合する方法としては、例えば特開平7−29
7227号公報に開示された方法が知られている。同公
報に開示されたフリップチップ接合方法では、先ず絶縁
性接着剤が塗布された回路基板を半硬化温度でプリキュ
アし、この回路基板の搭載パッドに半導体チップのスタ
ッドバンプをアライメントし第1の加圧力で押圧して仮
固定する。
【0004】続いて、加圧・加熱ヘッドにより、絶縁性
接着剤を硬化させる温度で加熱しつつ、第1の加圧力に
より高い第2の加圧力で押圧してフリップチップ接合を
行なう構成とされていた。上記のフリップチップ接合方
法によれば、スタッドバンプが形成された半導体チップ
を回路基板上にアライメントして加圧のみで仮固定を行
なった後に、加圧・加熱ヘッドを用いて最終的な加熱・
加圧処理を行なう構成とされていたため、アライメント
機構と加熱機構を別の設備とすることができ、製造設備
コストを低減することができる等の利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、半導体チップが搭載される電子機器も多様化され
ており、これに伴い回路基板として可撓性を有するフレ
キシブルプリント基板(FPC)が多様されるようにな
ってきている。よって、回路基板としてフレキシブルプ
リント基板を用いた場合には、半導体チップを可撓性を
有したフレキシブルプリント基板にフリップチップ接合
を行なう必要がある。
【0006】しかるに、上記した従来の半導体チップの
実装方法は、回路基板としてセラミック基板,ガラス・
エポキシ基板等のいわゆるハード基板を対象としてい
る。このため、単に従来の実装方法を用いてフレキシブ
ルプリント基板に半導体チップをフリップチップ接合し
ようとすると、次のように問題点が生じる。 フレキシブルプリント基板は可撓性を有し変形し易
いため、引っ張り方向に所定のテンションを印加してい
る場合には半導体チップに対して所定の平行度を維持す
るが、弛んだ状態となるとフレキシブルプリント基板に
は波状や円弧状の湾曲が発生し半導体チップに対する平
行度が出し難くなる。
【0007】よって、このように湾曲したフレキシブル
プリント基板に半導体チップをフリップチップ接合する
と、湾曲により凸状となった部分についてはバンプとフ
レキシブルプリント基板の接合を行なうことができる
が、この凸状部分よりも低い部分についてはバンプとフ
レキシブルプリント基板とを接合することができなくな
ってしまう。従って、上記した従来の半導体チップの実
装方法では、フレキシブルプリント基板に対し、全ての
バンプを確実にフリップチップ接合することができない
という問題点があった。
【0008】 半導体チップをフレキシブルプリント
基板に実装するには、半導体チップをフリップチップ接
合装置まで搬送する必要がある。従来のように、回路基
板がセラミック基板,ガラス・エポキシ基板等のハード
基板であった場合には、個々の回路基板を直接搬送する
ことが可能であり、またアライメントにおいても直接回
路基板を移動させてアライメントすることが可能であっ
た。
【0009】しかるに、可撓性を有するフレキシブルプ
リント基板は容易に変形してしまうため、これを直接搬
送したり移動させることが困難で、従来と同様の方法を
用いて搬送処理及びアライメント処理することができな
いという問題点があった。本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、フレキシブルプリント基板に対して
半導体チップを高精度かつ高い信頼性をもってフリップ
チップ接合しうる半導体チップの実装方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次に述べる
手段を講じることにより解決することができる。請求項
1記載の発明では、可撓性を有したフレキシブルプリン
ト基板に対し、突起電極を有した半導体チップをフリッ
プチップ接合する半導体チップの実装方法であって、前
記半導体チップのチップ搭載位置に対応する位置に開口
部を有した搬送用トレーに対し、前記フレキシブルプリ
ント基板を位置決めして固定する基板搭載工程と、前記
開口部に挿入する構成とされると共に搭載される前記半
導体チップに対し平行度を有するよう形成されたステー
ジ部が配設されたチップ搭載台を用い、前記チップ搭載
台に前記搬送用トレーを装着し、前記フレキシブルプリ
ント基板の前記チップ搭載位置を前記開口部に挿入され
た前記ステージ部により支持するトレー装着工程と、前
記フレキシブルプリント基板の前記チップ搭載位置に、
前記半導体チップをフリップチップ接合するチップ実装
工程とを有することを特徴とするものである。
【0011】上記した各手段は、次のように作用する。
本発明によれば、基板搭載工程において、フレキシブル
プリント基板は搬送用トレーに位置決めされた状態で固
定されるため、以後実施される各工程においては、フレ
キシブルプリント基板に対し直接的に移動,位置決め等
の操作を行なう必要はなく、搬送用トレーに対して移
動,位置決め等の操作を行なうことにより、フレキシブ
ルプリント基板に対し各操作を行なうことが可能とな
る。このため、以後実施される各工程におけるフレキシ
ブルプリント基板の取り扱いを容易に行なうことが可能
となる。
【0012】更に、搬送用トレーには半導体チップのチ
ップ搭載位置に対応する位置に開口部が形成されている
ため、フレキシブルプリント基板を搬送用トレーに搭載
した状態において、フレキシブルプリント基板のチップ
搭載位置は開口部と対向し露出した状態となる。また、
基板搭載工程に続いて実施されるトレー装着工程では、
チップ搭載台に基板搭載工程においてフレキシブルプリ
ント基板が固定された搬送用トレーを装着する。チップ
搭載台にはステージ部が配設されており、このステージ
部は前記開口部に挿入することにより、フレキシブルプ
リント基板のチップ搭載位置を背面側から支持する。こ
れにより、可撓性を有するフレキシブルプリント基板で
あっても、チップ搭載位置において湾曲が発生すること
を防止でき半導体チップの搭載が可能となる。
【0013】更に、ステージ部は搭載される半導体チッ
プに対し平行度を有するよう形成されているため、この
ステージ部に支持されるチップ搭載位置も搭載される半
導体チップに対し平行度を有する状態となる。よって、
トレー装着工程に続いて実施されるチップ実装工程にお
いて、半導体チップに設けられている全てのバンプとフ
レキシブルプリント基板との接続を確実に行なうことが
でき、信頼性の高いフリップチップ接合を行なうことが
可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1乃至図11は、本発明の一
実施例である半導体チップの実装方法を実装手順に従っ
て示す図である。本実施例では、フレキシブルプリント
基板10に対して半導体チップ46をフリップチップ接
合する実装方法である。また、本実施例に係る実装方法
は、大略すると基板搭載工程,トレー装着工程,及びチ
ップ実装工程の各工程を実施することによりフレキシブ
ルプリント基板10に半導体チップ46を実装する。以
下、各工程について詳細に説明する。
【0015】図1は基板搭載工程を示している。この基
板搭載工程では、搬送用トレー16に対しフレキシブル
プリント基板10を位置決めして固定する処理を行な
う。フレキシブルプリント基板10は、可撓性を有する
樹脂フィルムに所定のリードパターンが形成された構成
とされており、本実施例では符号12で示す位置に半導
体チップ46が搭載される構成とされいる(以下、この
半導体チップ46が搭載される位置をチップ搭載位置1
2という)。このチップ搭載位置12は、半導体チップ
46がフリップチップ接合されるランド50(図5参
照)が設けられている。
【0016】フレキシブルプリント基板10は、前記の
ように可撓性を有しているため、複雑な形状或いは小型
化された電子機器に対応することができる。また、フレ
キシブルプリント基板10のチップ搭載位置12の近傍
には、一対の位置決め孔14が形成されている。このフ
レキシブルプリント基板10は可撓性を有することによ
り、これを単体で搬送することは困難である。このた
め、本実施例ではフレキシブルプリント基板10を搬送
用トレー16に装着する構成としている。
【0017】搬送用トレー16は、例えばステンレスよ
りなる板状部材であり、その上面部にフレキシブルプリ
ント基板10を装着する構成となっている。この搬送用
トレー16には、開口部18及び一対の位置決め孔20
が形成されている。開口部18は矩形状の開口であり、
その形成位置はフレキシブルプリント基板10が位置決
めされて搬送用トレー16に装着された状態で、前記し
たチップ搭載位置12と対向するよう選定されている。
従って、フレキシブルプリント基板10を搬送用トレー
16に搭載した状態において、チップ搭載位置12は開
口部18と対向し露出した状態となる。また、一対の位
置決め孔20の形成位置は、前記したフレキシブルプリ
ント基板10に設けられた位置決め孔14の形成位置と
対応するよう構成されている。
【0018】本実施例では、上記したフレキシブルプリ
ント基板10と搬送用トレー16の位置決めを行なうの
に位置決め治具30を用いている。この位置決め治具3
0は、その上面に一対の位置決めピン32が立設されて
おり、この位置決めピン32の立設位置は、前記した位
置決め孔14,20の形成位置に精度良く対応するよう
設定されている。
【0019】従って、先ず位置決め治具30に位置決め
ピン32が位置決め孔20に挿通されるよう搬送用トレ
ー16を装着し、続いて位置決めピン32が位置決め孔
14に挿通されるようフレキシブルプリント基板10を
装着することにより、フレキシブルプリント基板10と
搬送用トレー16の位置決めを行なうことができる。ま
た、フレキシブルプリント基板10と搬送用トレー16
は、位置決めされた状態で固定する必要があるが、本実
施例ではフレキシブルプリント基板10と搬送用トレー
16とを固定するのに固定テープ22を用いている。
【0020】固定テープ22は、いわゆる両面テープで
あり、前記したチップ搭載位置12(開口部18の形成
位置)の近傍に配設されている。この固定テープ22
は、図10(A)に示すように、ベーステープ24の両
面に粘着剤26を塗布した構成とされている。この粘着
剤26が有する粘着力により、フレキシブルプリント基
板10と搬送用トレー16は固定された状態となる。よ
って、固定された後は、フレキシブルプリント基板10
が搬送用トレー16に対しずれるようなことはない。
【0021】尚、固定テープ22に塗布されている粘着
剤26には、加熱することにより発泡する発泡体28が
含有されているが、この発泡体28の作用については、
説明の便宜上後述するものとする。上記したように、基
板搭載工程では、フレキシブルプリント基板10が搬送
用トレー16に位置決めされた状態で固定される。この
ため、以後実施される各工程において、フレキシブルプ
リント基板10に対し直接移動,位置決め等の操作を行
なう必要はなく、搬送用トレー16に対して移動,位置
決め等の操作を行なうことによりフレキシブルプリント
基板10に対し上記各操作を行なうことが可能となる。
このため、以後実施される各工程において、フレキシブ
ルプリント基板10の取り扱いを容易とすることができ
る。
【0022】続いて、上記した基板搭載工程に続いて実
施されるトレー装着工程について説明する。図2乃至図
4は、トレー装着工程を説明するための図である。この
トレー装着工程では、フレキシブルプリント基板10が
固定された搬送用トレー16をチップ搭載台34に装着
する処理が行なわれる。チップ搭載台34はステンレス
よりなる基台35の上部にステージ部36が配設された
構成とされている。このステージ部36は、基台35の
上面より突出するよう構成されており、その突出量は搬
送用トレー16の厚さをtとした場合、これより若干大
きく設定されている(t+α:αの値は、例えば、0.3
〜1.0mm 程度)。
【0023】また、ステージ部36の形成位置は搬送用
トレー16に設けられている開口部18の形成位置と対
応するよう構成されており、またステージ部36の平面
的な大きさは開口部18の大きさよりも若干小さくなる
よう構成されている。従って、搬送用トレー16をチッ
プ搭載台34に装着することにより、図4に示されるよ
うに、ステージ部36は開口部18に挿入する。更に、
ステージ部36の内部には図示しないヒーター及び吸引
装置に接続された吸引孔が設けられている。
【0024】前記のように、ステージ部36の突出量は
搬送用トレー16の厚さより若干大きく設定されている
ため、上記のようにステージ部36が開口部18に挿入
た状態において、ステージ部36は搬送用トレー16の
上面より若干量突出する。これにより、フレキシブルプ
リント基板10のチップ搭載位置12は、ステージ部3
6によりその背面側から押し上げられた状態で支持され
る。更に、前記のようにステージ部36には吸引装置に
接続した吸引孔が設けられており、搬送用トレー16が
装着された状態においてチップ搭載位置12はステージ
部36に向け吸引される構成とされている。
【0025】これにより、可撓性を有するためにチップ
搭載台34に装着する前において、チップ搭載位置12
に図3に示されるような湾曲が発生していても、搬送用
トレー16をチップ搭載台34に装着することにより、
ステージ部36に押し上げられることにより湾曲部分は
延ばされ、チップ搭載位置12は湾曲や曲がりのない平
坦面となる。
【0026】また、ステージ部36は、後述するチップ
実装工程(図7及び図8参照)において、搭載される半
導体チップ46に対し高い平行度を有するよう形成され
ている。このため、このステージ部36に支持されるチ
ップ搭載位置12も搭載される半導体チップ46に対し
高い平行度を有する状態となる。これにより、チップ実
装工程において、半導体チップ46に設けられている全
てのバンプ54とフレキシブルプリント基板10との接
続を確実に行なうことができ、信頼性の高いフリップチ
ップ接合を行なうことが可能となる。
【0027】続いて、上記したトレー装着工程に続いて
実施されるチップ実装工程について説明する。チップ実
装工程は、トレー装着工程においてチップ搭載台34に
装着されたフレキシブルプリント基板10に対し、半導
体チップ46をフリップチップ接合する処理を行なう。
フレキシブルプリント基板10に半導体チップ46をフ
リップチップ接合するには、図5に示されるように、先
ずフレキシブルプリント基板10のチップ搭載位置12
に接着剤44を塗布する。
【0028】この接着剤44としては、絶縁性のエポキ
シ樹脂を主成分とした絶縁性接着剤を使用することがで
きる。尚、この接着剤44に代えて、圧力が印加された
場合に該圧力が印加された部分のみが導電性となる性質
を有する異方性接着剤を使用することも可能である。ま
た、接着剤44は熱硬化性のもの、あるいは紫外線硬化
性のものを使用できるが、ここでは、熱硬化性のものを
使用している。
【0029】この接着剤44は通常高粘度を有している
ため、図示される接着剤供給装置38を用いてフレキシ
ブルプリント基板10上に供給(塗布)される。この接
着剤供給装置38は、下端部にニードル状のノズル42
を有したシリンジ40を有しており、接着剤44はシリ
ンジ40内に装填されている。そして、図示しないエア
ー供給装置からシリンジ40内にエアーを供給すること
により、所定量の接着剤44がフレキシブルプリント基
板10に対し吐出される構成とされいる。
【0030】尚、本実施例では、接着剤44としてエポ
キシ樹脂を主成分とした半流動性の材料に、アクリル樹
脂を含有させた絶縁性の接着剤を使用している。アクリ
ル樹脂を含有させたのは、この接着剤44が硬化した後
に、半導体チップ46のフレキシブルプリント基板10
に対する実装不備が判明した場合に、半導体チップ46
をフレキシブルプリント基板10から剥離可能とするた
めである。
【0031】一方、半導体チップ44には、フレキシブ
ルプリント基板10にフリップチップ接合するに際し、
図6に示す前処理が実施される。先ず、図6(A)に示
されるように、半導体チップ56に設けられた各パッド
48上に、金線(金ワイヤー)52をボンディングツー
ル(図示せず)によりボンディング(圧着)し、次いで
この金線52を引きちぎる。これにより、パッド48上
には、引きちぎられた部分近傍の比較的に体積の小さい
上段部54aと、圧着によって膨らむことによる比較的
に体積の大きい下段部54bとからなる二段状のバンプ
54が形成される。尚、この金線52には95%以上の
金が含有されている。
【0032】次いで、図6(B)に示されるように、バ
ンプ54の上段部54aを平坦面を有する平板(平坦化
ツール部材)56に一括的に圧接せしめて、全てのバン
プ54の高さが概略等しくなるように、二段状バンプ5
4の一部を塑性変形させる。このときの圧力は、バンプ
54の下段部54bが塑性変形せずに、上段部54aの
みが塑性変形するような圧力に設定されている。
【0033】次いで、図6(C)に示されるように、バ
ンプ54の先端部を銀ペースト(導電性ペースト)58
に一括的に埋没させた後に、図6(D)に示されている
ようにこれを引き上げることにより、バンプ54の先端
部(上段部54a及び下段部54bの一部)に銀ペース
ト58を付着させる。銀ペースト58は、フレキシブル
プリント基板10上に実装されたときに、バンプ54と
チップ搭載位置12のランド50との電気的接続をより
確実にするためのものである。ここでは、銀ペースト5
8としては、半流動体のエポキシ樹脂に複数の細かい銀
片(フィラー)を混入したものを使用している。
【0034】尚、上記した半導体チップ46に対する前
処理と、図1乃至図5を用いて説明した一連の処理と
は、夫々独立して行なうことが可能であるため、平行処
理を行なう構成としている。これにより、半導体チップ
46の実装処理の効率化を図ることができる。上記した
チップ搭載位置12に接着剤44を塗布する処理、及び
半導体チップ46に対する前処理が終了すると、続いて
図7及び図8に示すフリップチップ接合処理が実施され
る。
【0035】このフリップチップ接合処理では、先ず搬
送用トレー16が装着されたチップ搭載台34はマウン
ティング装置に搬送される。このマウンティング装置で
は、ボンディングヘッド60に半導体チップ46を吸着
させ、図7に示されるように、半導体チップ46に設け
られた各バンプ54がこれと対応するランド50と対向
するようアライメントし、続いてボンディングヘッド6
0を下動させてバンプ54をランド50に第1の加圧力
で押し付け仮固定を行なう。この際、ステージ36に設
けられた図示しないヒーターは加熱しており、接着剤4
4に対してプリキュアが行なわれている。
【0036】尚、図1に示されるように、本実施例では
フレキシブルプリント基板10の2箇所にチップ搭載位
置12が設けられており、よって2個の半導体チップ4
6が実装される構成とされている。よって、上記の仮固
定処理は、2個の半導体チップ46の夫々に対し実施さ
れる。全ての半導体チップ46に対し仮固定が終了する
と、続いてチップ搭載台34は加圧・加熱装置に搬送さ
れる。この加圧・加熱装置では、図8に示すように、加
熱・加圧ツール64が下動することにより、半導体チッ
プ46を第2の加圧力によりフレキシブル基板10に向
け加圧すると共に加熱処理を行なう。この際、ステージ
部36に設けられている図示しないヒーターも加熱され
る。これによりバンプ54がランド50と電気的に接続
された状態で接着剤44は硬化し、図9に示されるよう
に、半導体チップ46はフレキシブルプリント基板10
にフリップチップ接合された状態となる。
【0037】この際、第2の加圧力は前記の第1の加圧
力より大きく設定されている。これは、押圧時のバンプ
潰れ量のバラツキやフレキシブルプリント基板10のラ
ンド50の厚さバラツキを吸収させると共に、加熱時の
フレキシブルプリント基板10と半導体チップ46との
熱膨張差を吸収させるためのもので、これにより信頼性
の高いフリップチップ接合を行なうことができる。
【0038】上記のようにフレキシブルプリント基板1
0に対する半導体チップ46のフリップチップ接合処理
が終了すると、チップ搭載台34から搬送用トレー16
は取り外され、続いてフレキシブルプリント基板10を
搬送用トレー16から取り外す処理が行なわれる。とこ
ろで、前記したようにフレキシブルプリント基板10と
搬送用トレー16は固定テープ22により固定された構
成とされている。前記したように固定テープ22は、図
22(A)に示されるように、ベーステープ24の両面
に加熱することにより発泡する発泡体28が含有された
粘着剤26を塗布した構成とされている。また、固定テ
ープ22の配設位置は、チップ搭載位置12(開口部1
8の形成位置)の近傍に配設されている。
【0039】従って、図8に示す半導体チップ46及び
接着剤44に対し加熱・加圧処理を行なう際、この熱は
チップ搭載位置12(開口部18の形成位置)の近傍に
配設され固定テープ22にも熱伝導され、固定テープ2
2は加熱される。このように固定テープ22が加熱され
ると、粘着剤26に含有されている発泡体28は発泡し
てその体積を増大させる。図10(B)は、発泡体28
が発泡した状態の固定テープ22を示している。
【0040】同図に示されるように、発泡体28の体積
が増大すると、フレキシブルプリント基板10と搬送用
トレー16との間には、これを相対的に離間させようと
する力(剥離力)が作用する。この剥離力によりフレキ
シブルプリント基板10と搬送用トレー16とが離間す
ると粘着体26の粘着力は減少する。よって、上記した
フリップチップ接合処理が終了した時点では、固定テー
プ22による粘着力は弱くなっているため、フレキシブ
ルプリント基板10を搬送用トレー16から容易に取り
外す(剥離させる)ことができる。
【0041】また、本実施例のように、チップ実装工程
において加熱・加圧ツール64が発生する熱により固定
テープ22の発泡体28を発泡させる構成としたことに
より、半導体チップ46の実装処理と、固定テープ22
の粘着力を低減させる処理を同時に行なうことができ、
よって実装処理の効率化を図ることができる。尚、加熱
・加圧処理中において固定テープ22の粘着力は漸次弱
くなるが、この処理中において半導体チップ46は加圧
・加熱ツール64によりフレキシブルプリント基板10
に向け加圧されているため、固定テープ22による粘着
力が弱くなっても不都合が生じるようなことはない。
【0042】ところで上記した実施例では、ステージ部
36をチップ搭載台34に設けた構成としたが、このス
テージ部36を搬送用トレー16に直接設けることも考
えられる。この構成した場合にも、上記した実施例と同
様の効果を実現することが可能である。しかるに、半導
体製造ラインはいわゆる流れ作業で行なわれているた
め、フレキシブルプリント基板10が装着される搬送用
トレー16は多数個必要となる。このように多数個用意
される搬送用トレー16の夫々に対し、精密加工を必要
とする(即ち、加工コストの高い)ステージ部36を設
けていたのでは、設備コストが莫大となり現実的ではな
い。このため、本実施例においては、個々の搬送用トレ
ー16が装着されるチップ搭載台34にステージ部36
を設け、これにより設備コストの低減を図っている。
【0043】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、基板搭載工
程においてフレキシブルプリント基板は搬送用トレーに
位置決めされた状態で固定されるため、以後実施される
各工程においては、フレキシブルプリント基板に対し直
接的に移動,位置決め等の操作を行なう必要はなく、よ
ってフレキシブルプリント基板の取り扱いを容易に行な
うことができる。
【0044】また、フレキシブルプリント基板は搬送用
トレーに位置決めされた状態となっているため、搬送用
トレーに対し位置決め処理を行なうことにより、フレキ
シブルプリント基板の位置決めを行なうことができる。
これによっても、フレキシブルプリント基板の取り扱い
を容易に行なうことができる。また、トレー装着工程で
は、ステージ部は前記開口部に挿入することによりフレ
キシブルプリント基板のチップ搭載位置を背面側から支
持するため、可撓性を有するフレキシブルプリント基板
であっても、チップ搭載位置において湾曲が発生するこ
とを防止でき半導体チップの搭載が可能となる。
【0045】更に、ステージ部は搭載される半導体チッ
プに対し平行度を有するよう形成されているため、トレ
ー装着工程に続いて実施されるチップ実装工程におい
て、半導体チップに設けられている全てのバンプとフレ
キシブルプリント基板との接続を確実に行なうことがで
き、信頼性の高いフリップチップ接合を行なうことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体チップの実装方
法を説明するための図であり、基板搭載工程を示す図で
ある。
【図2】本発明の一実施例である半導体チップの実装方
法を説明するための図であり、トレー装着工程を示す図
である(その1)。
【図3】本発明の一実施例である半導体チップの実装方
法を説明するための図であり、トレー装着工程を示す図
である(その2)。
【図4】本発明の一実施例である半導体チップの実装方
法を説明するための図であり、トレー装着工程を示す図
である(その3)。
【図5】本発明の一実施例である半導体チップの実装方
法を説明するための図であり、チップ実装工程の内、接
着剤を塗布する処理を示す図である。
【図6】本発明の一実施例である半導体チップの実装方
法を説明するための図であり、チップ実装工程の内、半
導体チップにバンプを形成する処理を示す図である。
【図7】本発明の一実施例である半導体チップの実装方
法を説明するための図であり、チップ実装工程の内、半
導体チップをフレキシブルプリント基板に実装する処理
を示す図である(その1)。
【図8】本発明の一実施例である半導体チップの実装方
法を説明するための図であり、チップ実装工程の内、半
導体チップをフレキシブルプリント基板に実装する処理
を示す図である(その2)。
【図9】本発明の一実施例である半導体チップの実装方
法を説明するための図であり、チップ実装工程の内、半
導体チップをフレキシブルプリント基板に実装する処理
を示す図である(その3)。
【図10】固定テープの構造及び作用を説明するための
図である。
【図11】本発明の一実施例である半導体チップの実装
方法により、半導体チップが実装されたフレキシブルプ
リント基板を示す図である。
【符号の説明】
10 フレキシブルプリント基板 12 チップ搭載位置 16 搬送用トレー 18 開口部 22 固定テープ 24 ベーステープ 26 粘着体 28 発泡体 30 位置決め治具 34 チップ搭載台 36 ステージ部 38 接着剤供給装置 44 接着剤 46 半導体チップ 54 バンプ 54a 上段部 54b 下段部 58 銀ペースト 60 ボンディングヘッド 64 加熱・加圧ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小八重 健二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 石川 直樹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 江本 哲 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有したフレキシブルプリント基
    板に対し、突起電極を有した半導体チップをフリップチ
    ップ接合する半導体チップの実装方法であって、 前記半導体チップのチップ搭載位置に対応する位置に開
    口部を有した搬送用トレーに対し、前記フレキシブルプ
    リント基板を位置決めして固定する基板搭載工程と、 前記開口部に挿入する構成とされると共に搭載される前
    記半導体チップに対し平行度を有するよう形成されたス
    テージ部が配設されたチップ搭載台を用い、前記チップ
    搭載台に前記搬送用トレーを装着し、前記フレキシブル
    プリント基板の前記チップ搭載位置を前記開口部に挿入
    された前記ステージ部により支持するトレー装着工程
    と、 前記フレキシブルプリント基板の前記チップ搭載位置
    に、前記半導体チップをフリップチップ接合するチップ
    実装工程とを有することを特徴とする半導体チップの実
    装方法。
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