JPH1188222A - 広帯域局部発振器 - Google Patents

広帯域局部発振器

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JPH1188222A
JPH1188222A JP9265183A JP26518397A JPH1188222A JP H1188222 A JPH1188222 A JP H1188222A JP 9265183 A JP9265183 A JP 9265183A JP 26518397 A JP26518397 A JP 26518397A JP H1188222 A JPH1188222 A JP H1188222A
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JP9265183A
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Tetsuo Nagaya
哲雄 長屋
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New Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数混合器における混変調スプリアスの発
生をが少なくする。 【解決手段】 第1及び第4のスイッチ11,14が閉成状
態、第2及び第3のスイッチ12,13が開成状態とされる
と、アップコンミキサとしての第1の周波数混合器3か
らは、共通発振器1と第1のシンセサイザ5のそれぞれ
の出力周波数の和が、また、ダウンコンミキサとしての
第2の周波数混合器4からは、共通発振器1と第2のシ
ンセサイザ6のそれぞれの出力周波数の差が、それぞれ
得られる一方、第1及び第4のスイッチ11,14と、第2
及び第3のスイッチ12,13とを先の場合とは逆に設定す
ると、第1の周波数混合器3からは、共通発振器1と第
2のシンセサイザ6のそれぞれの出力周波数の和が、第
2の周波数混合器4からは、共通発振器1と第1のシン
セサイザ5のそれぞれの出力周波数の差が、それぞれ得
られるようになっており、第2の周波数混合器4の周波
数帯域内のスプリアス発生を少なくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる局部信号
を発生する局部発振器に係り、特に、衛星通信等に使用
されるマイクロ波帯の送受信機において使用されるもの
であって、スプリアスや混変調の抑圧を図ったものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の局部発振器としては、種
々の形態のものがあるが、図6及び図7には、特に、衛
星を利用して通信を行うための送受信機において使用さ
れる局部発振器の構成例が示されている。以下、同図を
参照しつつそれぞれの構成等について概略的に説明する
こととする。最初に、図6及び図7のいずれも、送受信
機に共用される構成となっている点で共通するものであ
る。すなわち、この局部発振器は、いわゆる送信系と受
信系とで共用されるようになっており、送信系で使用さ
れる局部信号と、受信系で使用される局部信号とをそれ
ぞれ出力できるものとなっている。
【0003】最初に図6について具体的に説明する。ま
ず、受信信号を所望の中間周波信号(IF信号)に変換
するための受信系の構成及び動作としては、受信用ロー
カル信号を出力する発振器30の出力と、受信信号とが
第1の周波数混合器31により、受信周波数より低い第
1の所定周波数に変換されるようになっている。そし
て、この第1の周波数混合器31の出力は、分配器34
により分配された送信系と共用されるシンセサイザ33
の出力と、第2の周波数混合器32において周波数混合
されて、所望の周波数のIF信号とされるようになって
いる。
【0004】一方、送信系の構成及び動作としては、送
信系用原発振器35の出力と、シンセサイザ33の出力
とが、第3の周波数混合器36により周波数混合されて
所望の周波数の送信用ローカル信号が得られるようにな
っている。
【0005】次に、図7を参照しつつ第2の従来例につ
いて説明する。なお、図6に示された回路例と同一の構
成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明
は省略し、以下、異なる点を中心に説明することとす
る。この例は、送信系については、図6に示された回路
例と変わるところがないが、受信系が次のような構成及
び動作となっているものである。すなわち、受信系用源
発振器37の出力とシンセサイザ33の出力とが、第1
の周波数混合器31により周波数混合されて、所望周波
数の受信用ローカル信号が得られるようになっているも
のである。
【0006】これら2つの回路は、いずれもシンセサイ
ザ33が送信系と受信系とで共用される構成であること
から、回路構成が比較的簡素になるという利点があり、
図示されない送信機及び受信機の構成や、周波数等の条
件に応じて使い分けされるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者
(図6に示された回路例)にあっては、2回の周波数混
合を行う構成であるため、いわゆる受信用ローカル信号
として、発振器30によるものと、シンセサイザ33に
よるものとの2種類必要となることに加え、シンセサイ
ザ33の周波数と、第2の周波数混合器32により得ら
れるIF信号の周波数とが比較的接近する傾向にあるた
め、第2の周波数混合器32におけるいわゆる混変調に
よるスプリアスが、IF信号の帯域内に生じるという欠
点がある。
【0008】また、後者(図7に示された回路例)にあ
っては、第1の周波数混合器31において、受信用ロー
カル信号の帯域内に混変調スプリアスが発生し易く、こ
のため、受信特性の低下を招くという問題がある。具体
的には、例えば、受信系用原発振器37の発振周波数f
LO1が6.7GHz、シンセサイザ33の発振周波数f
synが1.65GHz乃至2.9GHzであるとすると、
第1の周波数混合器31から得られる受信用ローカル信
号の周波数は、8.35GHz乃至9.6GHzとなる。
【0009】一方、受信系用原発振器37の発振周波数
LO1の高調波信号の内、例えば、2倍高調波信号(2
×fLO1=13.4GHz)と、シンセサイザ33の出力
信号が2GHzである場合、その2倍高調波信号(2×
syn=4GHz)が生じたとすると、これら2つの高調
波信号の差の信号(13.4−4)として、9.4GHz
の信号が生ずるが、これは、丁度受信用ローカル信号の
帯域内であり、混変調スプリアスとして作用することと
なる。同様にして、受信系用原発振器37の発振周波数
LO1の高調波信号とシンセサイザ33の高調波信号と
の種々の組み合わせにより、受信用ローカル信号の帯域
内に複数のスプリアス信号が生じ得る。
【0010】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、周波数混合器における混変調スプリアスの発生が少
なく、受信特性の低下等を招くことのない信頼性の高い
広帯域局部発振器を提供するものである。本発明の他の
目的は、出力周波数の帯域を広帯域とすることができ、
しかも、周波数混合器における混変調スプリアスの発生
が少ない広帯域局部発振器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る広帯域局部発振器は、受信用ローカル信号と送信用ロ
ーカル信号とを出力できるよう構成されてなる広帯域局
部発振器であって、前記受信用及び送信用ローカル信号
の発生に共用される共用発振器と、出力周波数帯域が異
なる2つのシンセサイザと、前記共用発振器の出力信号
と外部から入力される第1の他の信号との周波数混合を
行い送信用ローカル信号を出力する第1の周波数混合器
と、前記共用発振器の出力信号と外部から入力される第
2の他の信号との周波数混合を行い受信用ローカル信号
を出力する第2の周波数混合器と、前記2つのシンセサ
イザの出力信号を、切り換えにより前記第1の周波数混
合器の第1の他の信号または前記第2の周波数混合器の
第2の他の信号として前記第1または第2の周波数混合
器へ入力する切換手段と、を具備してなるものである。
【0012】かかる構成においては、2つのシンセサイ
ザを切換手段により第1及び第2の周波数混合器へ対し
て切り換えて用いることができ、それぞれの出力周波数
帯域を適宜に選択することにより、広い周波数帯域で送
信用及び受信用ローカル信号を得ることが可能となる。
ここで、切換手段は、例えば、トランジスタ等の半導体
素子により実現され得るものである。
【0013】そして、特に、切換手段は、第1のシンセ
サイザの出力信号を第1の周波数混合器へ入力する際に
は、第2のシンセサイザの出力信号を第2の周波数混合
器へ入力する一方、第1のシンセサイザの出力信号を第
2の周波数混合器へ入力する際には、第2のシンセサイ
ザの出力信号を第1の周波数混合器へ入力するように構
成されてなるものが好適である。
【0014】さらに、第1及び第2のシンセサイザは、
それぞれの上限周波数がそれぞれの下限周波数の2倍高
調波よりも低く、かつ、何れか一方のシンセサイザの上
限周波数と、他方のシンセサイザの下限周波数とが同一
に設定されたものが好適である。このような構成とする
ことで、送信用及び受信用ローカル信号の周波数帯域内
のスプリアス発生が抑圧されることとなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る広帯域局部発振器について図1乃至図5を参照しつつ
説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は本発明
を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々
改変することができるものである。最初に、図1を参照
しつつ第1の構成例について説明することとする。この
広帯域局部発振器は、受信用の局部発振信号(以下「受
信用ローカル信号」と言う)と、送信用の局部発振信号
(以下「送信用ローカル信号」と言う)とを出力可能と
するもので、次のように構成されている。
【0016】すなわち、共用発振器1が設けられ、この
出力は入力信号を2つの同一レベルの信号に分配出力す
る第1の分配器(図1及び図2においては「P/D」と
表記)2を介して、第1の周波数混合器3と第2の周波
数混合器4とに、それぞれ入力されるようになってい
る。ここで、共用発振器1の出力周波数としては、例え
ば、11.25GHzである。また、第1及び第2のシン
セサイザ(図1及び図2においては、それぞれ「SYN
1」、「SYN2」と表記)5,6が設けられており、
第1のシンセサイザ5の出力は、第1のローパスフィル
タ(図1及び図2においては「LPF」と表示)7を介
して第2の分配器(図1において「P/D」と表記)9
に入力され、この第2の分配器9により2つの出力に分
配されるようになっている。
【0017】なお、この発明の実施の形態において、第
1のシンセサイザ5の出力周波数は、1.65GHz〜
2.28GHzに、第2のシンセサイザ6の出力周波数
は、2.28GHz〜2.9GHzに、それぞれ設定されて
おり、第1のシンセサイザ5の上限の周波数と、第2の
シンセサイザ6の下限の周波数とが同一となっており、
第1のシンセサイザ5と第2のシンセサイザ6とを切り
換えて使用することで、あたかも一台のシンセサイザで
1.65GHz〜2.9GHzまでを連続して使用できると
等価な状態となっている。
【0018】第2の分配器9の一方の出力は、第1のス
イッチ(図1において「SW1」と表記)11に、他方
の出力は、第2のスイッチ(図1においては「SW2」
と表記)12にそれぞれ入力されるようになっている。
そして、第1のスイッチ11の出力は、第1の合成器
(図1において「P/C」と表記)15へ、第2のスイ
ッチ12の出力は、第2の合成器(図1において「P/
C」と表記)16へ、それぞれ入力されている。
【0019】ここで、第1のスイッチ11は、後述する
第4のスイッチ14と連動して動作するようになってお
り、また、第2のスイッチ12は、後述する第3のスイ
ッチ13と連動して動作するようになっているもので、
第1及び第4のスイッチ11,14が閉成状態となると
き、第2及び第3のスイッチ12,13は、開成状態と
なり、第1及び第4のスイッチ11,14が開成状態と
なるとき、第2及び第3のスイッチ12,13は、閉成
状態となるようになっている。なお、このような第1乃
至第4のスイッチ11〜14は、例えば、トランジスタ
に代表されるようないわゆる半導体スイッチによって実
現され得るものである。
【0020】また、第1の合成器15の出力は、第1の
周波数混合器3へ、第2の合成器16の出力は、第2の
周波数混合器4へ、それぞれ入力されるようになってい
る。第1の周波数混合器3は、送信用ローカル信号を得
るためのもので、この発明の実施の形態においては、2
つの周波数の和を出力するいわゆるアップコンミクサと
して機能するものとなっている。一方、第2の周波数混
合器4は、受信用ローカル信号を得るためのもので、こ
の発明の実施の形態においては、2つの周波数の差を出
力するいわゆるダウンコンミクサとして機能するものと
なっている。
【0021】一方、第2のシンセサイザ6の出力は、第
2のローパスフィルタ(図1及び図2においては「LP
F」と表示)8を介して第3の分配器(図1において
「P/D」と表記)10に入力され、この第3の分配器
10により2つの出力に分配されるようになっている。
【0022】すなわち、第3の分配器10の一方の出力
は、第3のスイッチ(図1において「SW3」と表記)
13に、他方の出力は、第4のスイッチ(図1において
は「SW4と表記)14にそれぞれ入力されるようにな
っている。そして、第3のスイッチ13の出力は、第1
の合成器15へ、第4のスイッチ14の出力は、第2の
合成器16へ、それぞれ入力されている。
【0023】第1の周波数混合器3の出力信号は、第1
のバンドパスフィルタ(図1及び図2においては「BP
F」と表記)17を介して、送信用ローカル信号として
出力されるようになっており、また、第2の周波数混合
器4の出力信号は、第2のバンドパスフィルタ(図1及
び図2においては「BPF」と表記)18を介して受信
用ローカル信号として出力されるようになっている。
【0024】次に、上記構成における動作について説明
する。最初に、第1及び第4のスイッチ11,14が閉
成状態に、第2及び第3のスイッチ12,13が開成状
態に、それぞれ設定された場合について説明すれば、こ
の場合、第1のシンセサイザ5が送信系に、第2のシン
セサイザ6が受信系に、それぞれ使用されることとな
る。すなわち、第1のシンセサイザ5の出力は、第1の
ローパスフィルタ7により不要な信号が除去された後、
第2の分配器9及び第1のスイッチ11を介して第1の
合成器15に入力され、さらに、この第1の合成器15
を介して第1の周波数混合器3に入力されて、この第1
の周波数混合器3において、共用発振器1からの信号と
の周波数混合が行われ、その和信号が出力されることと
なる。そして、第1のバンドパスフィルタ17によるい
わゆるフィルタリングにより不要な信号が除去され、最
終的には、12.90GHz〜13.53GHzの周波数
範囲で送信用ローカル信号が得られることとなる。
【0025】一方、第2のシンセサイザ6の出力は、第
2のローパスフィルタ8により不要信号の除去がなされ
た後、第3の分配器10及び第4のスイッチ14を介し
て第2の合成器16に入力され、さらに、この第2の合
成器16を介して第2の周波数混合器4に入力されて、
この第2の周波数混合器4において、共用発振器1から
の信号との周波数混合が行われ、その差信号が出力され
ることとなる。そして、第2のバンドパスフィルタ18
によるいわゆるフィルタリングにより不要な信号が除去
され、最終的には、8.35GHz〜8.97GHzの周
波数範囲で受信用ローカル信号が得られることとなる。
【0026】次に、第1及び第4のスイッチ11,14
が開成状態に、第2及び第3のスイッチ12,13が閉
成状態に、それぞれ設定された場合について説明すれ
ば、この場合、第1のシンセサイザ5が受信系に、第2
のシンセサイザ6が送信系に、それぞれ使用されること
となる。すなわち、第2のシンセサイザ6の出力は、第
2のローパスフィルタ8により不要な信号が除去された
後、第2の分配器9及び第3のスイッチ13を介して第
1の合成器15に入力され、さらに、この第1の合成器
15を介して第1の周波数混合器3に入力されて、この
第1の周波数混合器3において、共用発振器1からの信
号との周波数混合が行われることとなる。そして、第1
のバンドパスフィルタ17によるいわゆるフィルタリン
グにより不要な信号が除去され、最終的には、13.5
3GHz〜14.15GHzの周波数範囲で送信用ロー
カル信号が得られることとなる。したがって、送信用ロ
ーカル信号として、第1乃至第4のスイッチ11〜14
の切り換えにより、12.85GHz〜14.15GHz
の連続した周波数範囲での出力を得ることができるよう
になっている。
【0027】一方、第1のシンセサイザ5の出力は、第
1のローパスフィルタ7により不要な信号が除去された
後、第2の分配器9及び第2のスイッチ12を介して第
2の合成器16に入力され、さらに、この第2の合成器
16を介して第2の周波数混合器4に入力されて、この
第2の周波数混合器4において、共用発振器1からの信
号との周波数混合が行われることとなる。そして、第2
のバンドパスフィルタ18によるいわゆるフィルタリン
グにより不要な信号が除去され、最終的には、8.97
GHz〜9.6GHzの周波数範囲で受信用ローカル信
号が得られることとなる。したがって、受信用ローカル
信号は、第1乃至第4のスイッチ11〜14の切り換え
により8.35GHz〜9.6GHzの連続した周波数範
囲での出力を得ることができるようになっている。
【0028】ここで、上述のような構成におけるスプリ
アス特性について考察する。まず、図6に示された従来
構成の局部発振器においては、シンセサイザ33の周波
数帯域が、説明を簡単にするため、例えば、1.5GH
z〜3GHzであるとすると、シンセサイザ33の出力
周波数を1.5GHzに設定した場合、その2次高調波
は、丁度シンセサイザ33の上限周波数である3GHz
に一致することとなる(図5(a)参照)。
【0029】ところで、シンセサイザ33に、ローパス
フィルタが内蔵されている場合、または、出力側に別個
に接続する場合、その特性は、シンセサイザ33の出力
周波数帯域を考慮して、例えば、図5(b)に示された
ように、3GHzをいわゆるカットオフ周波数に設定し
たものとなる。このような、特性では、先のスプリアス
としての3GHzの信号はこのローパスフィルタによっ
ては十分除去されないため、ローパスフィルタ通過後で
あっても、規制値(SPEC)を上回るスプリアス信号が出力
されるようなものとなっていた(図5(c)参照)。
【0030】一方、上述した本発明の実施の形態におけ
る構成においては、まず、第1のシンセサイザ5の出力
周波数帯域が、1.65GHz〜2.28GHzであると
すると、例えば、出力周波数を下限周波数である1.6
5GHzに設定したとしても、その2次高調波は、第1
のシンセサイザ5の上限周波数を越える3.3GHzと
なり、スプリアスが第1のシンセサイザ5の帯域範囲に
入ることはない(図3(a)参照)。そして、第1のシ
ンセサイザ5の出力周波数帯域が上述のような設定であ
る場合、これに対応して、第1のローパスフィルタ7
は、そのカットオフ周波数が2.28GHzに設定され
たものとなる(図3(b)参照)ため、上述のような2
次高周波である3.3GHzの信号は、十分減衰される
ため、第1のローパスフィルタ7を通過した第1のシン
セサイザ5の出力信号に含まれるスプリアスは、いわゆ
るSPECを十分下回ったものとなる(図3(c)参照)。
【0031】また、第2のシンセサイザ6についても同
様なことが言える。すなわち、第2のシンセサイザ6の
出力周波数帯域が2.28乃至2.9GHzであるとする
と、例えば、出力を下限周波数の2.28GHzに設定
したとしても、その2次高調波は、4.56GHzとな
り、スプリアスがこの第2のシンセサイザ6の出力周波
数帯域に入ることはない(図4(a)参照)。そして、
第2のローパスフィルタ8は、第2のシンセサイザ6の
出力周波数帯域に対応して、そのカットオフ周波数が
2.9GHzに設定されたものとなる(図4(b)参
照)ため、例えば、上述のような2次高調波信号として
の4.56GHzの信号は、第2のローパスフィルタ8
により十分減衰され、その結果、第2のローパスフィル
タ8を通過した第2のシンセサイザ6の出力信号に含ま
れるスプリアスは、いわゆるSPECを十分下回ったものと
なる(図4(c)参照)
【0032】また、ここで、第2の周波数混合器4にお
けるスプリアスについて、例えば、次のような具体的な
条件で考察してみる。共用発振器1の出力周波数fLO
11.25GHz、第2のシンセサイザ4の出力周波数
syn2=2.9GHzとした際、例えば、周波数(2×
LO−5×fsyn2)のスプリアスを考えると、その周波
数は8GHzとなるが、これは、受信用ローカル信号の
周波数帯域(8.35GHz〜9.6GHz)外であり
受信用ローカル信号に何等影響を与えない。
【0033】さらに、周波数(2×fLO−6×fsyn2
のスプリアスを考えると、その周波数は5.1GHzと
なり、これも、受信用ローカル信号の周波数帯域(8.
35GHz〜9.6GHz)外であり受信用ローカル信
号に何等影響を与えない。このように、いわゆるダウン
コンミキサとして機能する第2の周波数混合器4に対す
る共用発振器1の周波数が高く設定されているために、
従来と異なり、出力周波数の帯域にスプリアスが生じ難
くなる。
【0034】次に、第2の構成例ついて、図2を参照し
つつ説明する。なお、図1に示された構成要素と同一の
構成要素については、同一の符号を付することとする。
この第2の構成例は、第1及び第2のシンセサイザ5,
6を有し、切り換えにより、この2つのシンセサイザ
5,6を送信系及び受信系において、それぞれ使い分け
できるようにした点は、基本的に先の第1の構成例と同
様であるが、先の図1における第2及び第3の分配器
9,10や第1及び第2の合成器15,16を用いるこ
となく構成された点が異なるものである。
【0035】すなわち、まず、第1のローパスフィルタ
7を介した第1のシンセサイザ5の出力は、第1のスイ
ッチ20に入力されるようになっている。この第1のス
イッチ20は、切換接点20aと、第1及び第2の接点
20b,20cを有してなるもので、他の第2及び第4
のスイッチ21〜23も基本的に同様の構成を有してな
るものである。第1のローパスフィルタ7を介した第1
のシンセサイザ5の出力は、第1のスイッチ20の切換
接点20aに印加されるようになっている。そして、第
1のスイッチ20の第1の接点20bは、第2のスイッ
チ21の第1の接点21bに、また、第1のスイッチ2
0の第2の接点20cは、第4のスイッチ23の第1の
接点23bに、それぞれ接続されている。
【0036】さらに、第2のスイッチ21の切換接点2
1aは、第1の周波数混合器3へ、第4のスイッチ23
の切換接点23aは、第2の周波数混合器4へ、それぞ
れ接続されている。一方、第2のシンセサイザ6の出力
は、第2のローパスフィルタ8を介して第3のスイッチ
22の切換接点22aに印加されるようになっている。
第3のスイッチ22の第1の接点22bは、第2のスイ
ッチ21の第2の接点21cへ、第3のスイッチ22の
第2の接点22cは、第4のスイッチ23の第2の接点
23cへ、それぞれ接続されている。
【0037】第1乃至第4のスイッチ20〜23は、例
えば、トランジスタ等のいわゆる半導体素子を用いてな
るいわゆる半導体スイッチによるものが好適である。そ
して、これら第1乃至第4のスイッチ20〜23は、所
定の同期動作がなされるようになっている。すなわち、
第1のスイッチ20と第2のスイッチ21とが、また、
第3のスイッチ22と第4のスイッチ23とが、それぞ
れ同期して動作するようになっており、さらに、第1及
び第2のスイッチ20,21と、第3及び第4のスイッ
チ22,23の間には、次述するような同期関係がある
ものとなっている。
【0038】すなわち、第1のスイッチ20の切換接点
20aと第1の接点20bとが接続状態となる場合に
は、第2のスイッチ21も同様にその切換接点21aと
第1の接点21bとが接続状態となり、第1のスイッチ
20の切換接点20aと第2の接点20cとが接続状態
となる場合には、第2のスイッチ21も切換接点21a
と第2の接点21cとが接続状態となるようになってい
る。
【0039】また、第1及び第2のスイッチ20,21
の動作に対して第3及び第4のスイッチ22,23は、
次のように動作するようになっている。第1及び第2の
スイッチ20,21が、それぞれ切換接点20a,21a
と第1の接点20b,21bとが接続状態にある場合、
第3及び第4のスイッチ22,23は、それぞれ切換接
点22a,23aと第2の接点22c,23cとが接続状
態となり、第1及び第2のスイッチ20,21が、それ
ぞれ切換接点20a,21aと第2の接点20c,21c
とが接続状態にある場合、第3及び第4のスイッチ2
2,23は、それぞれ切換接点22a,23aと第1の接
点22b,23bとが接続状態となるようになってい
る。
【0040】次に、上記構成における動作について説明
する。最初に、第1及び第2のスイッチ20,21のそ
れぞれの切換接点20a,21aが、それぞれの第1の
接点20b,21bに、また、第3及び第4のスイッチ
22,23のそれぞれの切換接点22a,23aが、それ
ぞれの第2の接点22c,23cに、それぞれ接続され
た状態であるとする。この場合、第1のシンセサイザ5
は、送信系に、第2のシンセサイザ6は、受信系に、そ
れぞれ使用されることとなる。
【0041】すなわち、第1のシンセサイザ5の出力信
号は、第1のローパスフィルタ7により不要な信号が除
去された後、第1のスイッチ20の切換接点20a、第
1の接点20b、第2のスイッチ21の第1の接点21
b及び切換接点21aを介して、第1の周波数混合器3
に入力される。第1の周波数混合器3には、同時に共用
発振器1からの信号も入力され、2つの入力信号の周波
数混合が行われ、和信号が出力される。例えば、共用発
振器1の発振周波数を、11.25GHz、第1のシン
セサイザ5の発振周波数帯域を1.65GHz〜2.28
GHzとすれば、第1のバンドパスフィルタ17による
いわゆるフィルタリングが施されて最終的には、12.
85GHz〜13.53GHzの送信用ローカル信号が
得られることとなる。
【0042】一方、第2のシンセサイザ6の出力は、第
2のローパスフィルタ8により不要な信号が除去された
後は、第3のスイッチ22の切換接点22a、第2の接
点22c、第4のスイッチ23の第2の接点23c及び
切換接点23aを介して第2の周波数混合器4に入力さ
れる。第2の周波数混合器4には、同時に共用発振器1
からの信号も入力され、2つの信号の周波数混合が行わ
れ、差信号が出力される。例えば、共用発振器1の発振
周波数を、11.25GHz、第2のシンセサイザ6の
発振周波数帯域を2.28GHz〜2.90GHzとすれ
ば、第2のバンドパスフィルタ18によるいわゆるフィ
ルタリングが施されて最終的には、8.35GHz〜8.
97GHzの受信用ローカル信号が得られることとな
る。
【0043】次に、第1及び第2のスイッチ20,21
のそれぞれの切換接点20a,21aが、それぞれの第
2の接点20c,21cに、また、第3及び第4のスイ
ッチ22,23のそれぞれの切換接点22a,23aが、
それぞれの第1の接点22b,23bに、それぞれ接続
された場合について説明する。この場合は、第2のシン
セサイザ6が、送信系に、第1のシンセサイザ5が、受
信系に、それぞれ使用されることとなる。
【0044】すなわち、第2のシンセサイザ6の出力信
号は、第2のローパスフィルタ8により不要な信号が除
去された後、第3のスイッチ22の切換接点22a、第
1の接点22b、第2のスイッチ21の第2の接点21
c及び切換接点21aを介して、第1の周波数混合器3
に入力される。したがって、共用発振器1及び第2のシ
ンセサイザ6の周波数条件が先に述べたと同様であると
すると、第1のバンドパスフィルタ17を介して、1
3.53GHz〜14.15GHzの送信用ローカル信号
が得られることとなる。
【0045】一方、第1のシンセサイザ5の出力信号
は、第1のローパスフィルタ7により不要な信号が除去
された後、第1のスイッチ20の切換接点20a、第2
の接点20c、第4のスイッチ23の第1の接点23b
及び切換接点23aを介して、第2の周波数混合器4に
入力される。したがって、共用発振器1及び第1のシン
セサイザ5の周波数条件が先に述べたと同様であるとす
ると、第2のバンドパスフィルタ18を介して、8.9
7GHz〜9.6GHzの受信用ローカル信号が得られ
ることとなる。
【0046】結局、第1乃至第4のスイッチ20〜23
の切り換えにより第1及び第2のシンセサイザ5,6を
切り換えることにより、送信用ローカル信号としては、
12.85GHz〜14.15GHzの範囲で連続して、
受信用ローカル信号としては、8.53GHz〜9.6
GHzの範囲で連続して、それぞれ出力信号が得られる
こととなる。
【0047】上述の構成の広帯域局部発振器におけるス
プリアス特性は、先の図1に示された構成のものについ
て図3及び図4を用いて説明したと基本的に同様である
ので、ここでの再度の説明は省略することとする。
【0048】なお、上述の説明における共用発振器1等
の周波数はあくまでも一例であり、他の設定に変え得る
ことは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上、述べたように、この発明によれ
ば、2つのシンセサイザを設け、これをいわゆる送信系
と受信系とで切り換えて用い、共用の発振器との周波数
混合により送信及び受信用ローカル信号を得るような構
成とすることにより、周波数混合器における混変調スプ
リアスが発生し難くなる。特に、受信系においては、共
用発振器の出力周波数がシンセサイザの出力周波数より
従来に比してより高く設定されることで、周波数混合器
における混変調の発生が少なくなるので、受信特性の劣
化を招くことがなくなり、信頼性の向上を図ることがで
きる。また、2つのシンセサイザを切り換えて用いるこ
とで、出力周波数の帯域を広帯域とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における広帯域局部発振器
の第1の構成例を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態における広帯域局部発振器
の第2の構成例を示す回路図である
【図3】本発明の実施の形態における広帯域局部発振器
のスプリアス特性を説明するための特性線図であり、同
図(a)は、第1のシンセサイザの基本波と2次高調波
の出力レベルを示す特性線図、同図(b)は、第1のロ
ーパスフィルタの通過特性を示す特性線図、同図(c)
は、ローパスフィルタ通過後の信号の出力レベルを示す
特性線図である。
【図4】本発明の実施の形態における広帯域局部発振器
のスプリアス特性を説明するための特性線図であり、同
図(a)は、第2のシンセサイザの基本波と2次高調波
の出力レベルを示す特性線図、同図(b)は、第2のロ
ーパスフィルタの通過特性を示す特性線図、同図(c)
は、ローパスフィルタ通過後の信号の出力レベルを示す
特性線図である。
【図5】従来の局部発振器ののスプリアス特性を説明す
るための特性線図であり、同図(a)は、シンセサイザ
の基本波と2次高調波の出力レベルを示す特性線図、同
図(b)は、ローパスフィルタの通過特性を示す特性線
図、同図(c)は、ローパスフィルタ通過後の信号の出
力レベルを示す特性線図である。
【図6】従来の局部発振器の第1の構成例を示す構成図
である。
【図7】従来の局部発振器の第2の構成例を示す構成図
である。
【符号の説明】
1…共用発振器 3…第1の周波数混合器 4…第2の周波数混合器 5…第1のシンセサイザ 6…第2のシンセサイザ 11…第1のスイッチ(第1の構成例) 12…第2のスイッチ(第1の構成例) 13…第3のスイッチ(第1の構成例) 14…第4のスイッチ(第1の構成例) 20…第1のスイッチ(第2の構成例) 21…第2のスイッチ(第2の構成例) 22…第3のスイッチ(第2の構成例) 23…第4のスイッチ(第2の構成例)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信用ローカル信号と送信用ローカル信
    号とを出力できるよう構成されてなる広帯域局部発振器
    であって、 前記受信用及び送信用ローカル信号の発生に共用される
    共用発振器と、 出力周波数帯域が異なる2つのシンセサイザと、 前記共用発振器の出力信号と外部から入力される第1の
    他の信号との周波数混合を行い送信用ローカル信号を出
    力する第1の周波数混合器と、 前記共用発振器の出力信号と外部から入力される第2の
    他の信号との周波数混合を行い受信用ローカル信号を出
    力する第2の周波数混合器と、 前記2つのシンセサイザの出力信号を、切り換えにより
    前記第1の周波数混合器の第1の他の信号または前記第
    2の周波数混合器の第2の他の信号として前記第1また
    は第2の周波数混合器へ入力する切換手段と、 を具備してなることを特徴とする広帯域局部発振器。
  2. 【請求項2】 切換手段は、第1のシンセサイザの出力
    信号を第1の周波数混合器へ入力する際には、第2のシ
    ンセサイザの出力信号を第2の周波数混合器へ入力する
    一方、第1のシンセサイザの出力信号を第2の周波数混
    合器へ入力する際には、第2のシンセサイザの出力信号
    を第1の周波数混合器へ入力するものであることを特徴
    とする請求項1記載の広帯域局部発振器。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のシンセサイザは、それぞ
    れの上限周波数がそれぞれの下限周波数の2倍高調波よ
    りも低く、かつ、何れか一方のシンセサイザの上限周波
    数と、他方のシンセサイザの下限周波数とが同一に設定
    されたものであることを特徴とする請求項1または2記
    載の広帯域局部発振器。
JP9265183A 1997-09-12 1997-09-12 広帯域局部発振器 Pending JPH1188222A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008271161A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Japan Radio Co Ltd 周波数シンセサイザ回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008271161A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Japan Radio Co Ltd 周波数シンセサイザ回路

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