JPH1188566A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH1188566A
JPH1188566A JP9244085A JP24408597A JPH1188566A JP H1188566 A JPH1188566 A JP H1188566A JP 9244085 A JP9244085 A JP 9244085A JP 24408597 A JP24408597 A JP 24408597A JP H1188566 A JPH1188566 A JP H1188566A
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JP9244085A
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Hiroyoshi Yoshida
廣義 吉田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機等の画像処理装置において、画像通信
手段に障害が発生して画像通信が予定時間内に完了せ
ず、また、次の原稿を格納するだけの容量が記憶されて
いない場合でも、次の原稿を確実に読取るための手段を
提供する。 【解決手段】 このため、搬送する原稿サイズ,搬送方
向,搬送速度,記憶手段の容量,選択されている画像処
理,画像処理速度から限界累積遅延時間を求め、通信障
害に対する画像データの再送による遅延時間を累積する
カウンタの値が前記限界累積遅延時間を超えるまでは制
御状態を変更せず、これを超えた場合には、装置を停止
するなどの制御を行うよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機等の
画像読取装置に、また特に、その画像通信の異常処理に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する先行技術としては、本発
明出願人が既に出願済みの、特願平8−92467号
(発明名称:原稿読取装置)などがある。その概要は、
後述する本発明実施例の欄において、本発明の基本前提
条件として重複的に補足説明する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術においては、後述する画像処理手段から第二の記
憶手段への画像通信が完全であり、異常の発生を無視で
きることを前提にしているため、画像通信に障害が発生
し画像通信が予定の時間内に完了せず、また次の原稿を
格納するだけの容量が第一の記憶手段内に残っていない
場合、次の原稿を確実に読み取る保証はないという課題
を有していた。
【0004】本発明は、以上のような局面にかんがみて
なされたもので、上記問題点を解消するための異常処理
を行うことのできる原稿読取装置の提供を目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記(1)〜(10)項のいずれかの原稿読取装
置を提供することにより、前記目的を達成しようとする
ものである。
【0006】(1)複数枚の原稿を積載する積載手段
と、前記積載手段に積載された原稿を一枚づつ読取装置
へ搬送して前記読取装置を通過させる原稿搬送手段と、
前記原稿搬送手段に原稿搬送タイミングを与える原稿搬
送タイミング生成手段と、前記搬送手段により搬送され
た原稿が前記読取装置を通過している間に原稿を読み取
り、画像データを出力する読取手段と、少なくとも原稿
一ページ分の画像データを記憶することが可能であっ
て、前記読取手段から出力された画像データを記憶する
第一の記憶手段と、前記第一の記憶手段に格納された画
像データを出力する画像出力手段と、前記画像出力手段
に画像出力タイミングを与える画像出力タイミング生成
手段と、前記画像出力手段から出力された画像データを
通信する画像通信手段と、所定の記憶容量を有し、前記
画像処理手段により画像処理された画像データを記憶す
る第二の記憶手段と、前記画像処理手段と前記第二の記
憶手段とを接続する画像通信手段と、前記第二の記憶手
段に記憶された画像データを出力する出力手段と、前記
第一の記憶手段に記憶された画像データが前記画像処理
手段により画像処理されたときの画像データが前記第二
の記憶手段を占有する容量を検出する第一の検出手段
と、前記第二の記憶手段の空き容量を検出する第二の検
出手段と、前記第一の検出手段により検出された占有容
量が前記第二の検出手段により検出された空き容量以下
のとき、第一の原稿間隔で原稿を搬送させる第一の制御
状態を取り、前記第一の検出手段により検出された占有
容量が前記第二の検出手段により検出された空き容量を
超え、かつ前記第一の記憶手段に前記原稿サイズ検知手
段により得られた次の原稿一ページ分の空き容量がない
とき、前記第一の原稿間隔よりも大きい第二の原稿間隔
で原稿を搬送させる第二の制御状態を取り、前記第一の
検出手段により検出された占有容量が前記第二の検出手
段により検出された空き容量を超える場合でも、前記第
一の記憶手段に前記原稿サイズ検知手段により得られた
次の原稿一ページ分の空き容量があるとき、前記第一の
原稿間隔で原稿を搬送させる第一の制御状態を取るべ
く、前記搬送手段を制御する制御手段と、前記画像通信
手段に通信状態を監視し、障害が発生した場合にはこれ
を検知する通信障害検知手段と、前記通信障害検知手段
により前記画像通信手段に通信障害が発生したことが判
明した場合に、障害発生個所の画像データを再送する通
信障害補償手段と、を持つ原稿読取装置であって、通信
障害が発生したことによる画像データ出力完了時間の遅
延時間を累積的に記憶する累積遅延時間カウンタを持
ち、前記累積遅延時間カウンタの値が第一の既定値に達
するまで、通信障害に関係なく前記制御手段により装置
の制御状態を決定し、前記累積遅延時間カウンタの値が
既定値に達した場合には、前記第一及び第二の検知手段
の結果によらず、第三の制御状態を取ることを特徴とす
る原稿読取装置。
【0007】(2)前記第二の制御状態になった場合に
は、前記累積遅延時間から第二の既定値を減算すること
を特徴とする前記(1)項記載の原稿読取装置。
【0008】(3)前記第二の既定値を前記累積遅延時
間から減じた結果が、マイナスになった場合には、前記
累積遅延時間をゼロクリアすることを特徴とする前記
(1)項記載の原稿読取装置。
【0009】(4)前記第一の既定値は、搬送する原稿
サイズ,搬送方向,搬送速度,前記第一の記憶手段の容
量,選択されている画像処理及び画像処理の速度により
決定されることを特徴とする前記(1)項記載の原稿読
取装置。
【0010】(5)前記第二の既定値は、前記第一の原
稿間隔と第二の原稿間隔との時間差により決定されるこ
とを特徴とする前記(1)項記載の原稿読取装置。
【0011】(6)前記累積遅延時間を、電源投入時に
ゼロクリアすることを特徴とする前記(1)項記載の原
稿読取装置。
【0012】(7)前記累積遅延時間を、ジョブの開始
時にゼロクリアすることを特徴とする前記(1)項記載
の原稿読取装置。
【0013】(8)前記累積遅延時間を、ジョブの終了
時にゼロクリアすることを特徴とする前記(1)項記載
の原稿読取装置。
【0014】(9)前記原稿搬送手段がジャムやユーザ
操作により一時中断した場合には、前記累積遅延時間を
ゼロクリアすることを特徴とする前記(1)項記載の原
稿読取装置。
【0015】(10)表示部を持ち、前記通信障害によ
り前記第三の制御状態を取った場合には、表示部に通信
障害により制御状態が変わったことを表示することを特
徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
【0016】
【作用】以上のような本発明構成により、搬送する原稿
サイズ,搬送方向,搬送速度,前記第一の記憶手段の容
量,選択されている画像処理,画像処理の速度から第一
の既定値(限界累積遅延時間)を求め、通信障害に対す
る画像データの再送による遅延時間を累積するカウンタ
(累積遅延時間カウンタ)の値が、この既定値を超える
までは制御状態を変えず、既定値を超えた場合には、装
置を停止するなどの制御状態をとることができるため、
通信障害が発生しても原稿の読み取りを保証し、正常な
読み取りを保証できなくなった場合には異常処理を行え
るようになった。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を複
数の実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本発明
は、前述のごとく、本出願人による前記既出願発明内容
を基本とする前提条件を有するため、本発明実施例は、
前記既出願先行技術の重複説明に追加、補足する形式に
より詳細説明を行うものとする。
【0018】
【実施例】
(本先行技術の実施例)以上のような理由により、まず
本発明の実施例に共用し得る前記先行技術の実施例の概
要を図面に基づき重複説明する。図1は、本先行技術の
一実施の形態に係る画像処理装置(複写機)の概略構成
を示す側面図である。同図において、1は画像記録部
(以下、“プリンタ部”と称する)、2は画像読取部
(以下、“リーダー部”と称する)、3は操作部(以
下、オペレーターコントロールユニット:“OCU”と
称する)、4はフィニッシング装置である。
【0019】リーダー部2は、原稿を読み取り位置まで
自動的に給送する自動原稿給送部(以下、“ADF”と
称する)200と、原稿画像を光学的に読み取るスキャ
ナー部250とから構成されている。このリーダー部2
の具体的な動作説明については、図2を用いて後述す
る。プリンタ部1は、リーダー部2で読み取った画像或
はコンピュータ端末や、ファクシミリ等の様々な外部機
器(図示せず)から送られてくる画像を可視像化して転
写紙等の記録媒体に印刷する。このプリンタ部1は、図
8にその構成ブロック図を示すような大容量のプリント
バッファメモリ(以下、“PBM”と称する)15を備
えており、ADF200から入力された画像や前記外部
機器から送られてきた画像を蓄積し、該蓄積後にページ
入れ替え等のソーティング処理を行う。プリンタ部1の
具体的な動作説明についても後述する。
【0020】OCU3は、ディスプレイ及び操作用キー
ボード(或はタッチパネル式ディスプレイ)で構成され
ており、枚数設定,部数設定,画像の編集及び加工等の
ユーザーが行う様々な設定の入力と、選択されたモード
及び装置の状態を示す情報の表示が行われる。フィニッ
シング装置4は、プリンタ部1で記録媒体に記録された
出力紙を後工程処理する部分であり、仕分け,ステープ
ル或は製本等の処理を行う。
【0021】次に、図1の構成の画像処理装置における
基本的な動作について説明する。ユーザーがリーダー部
2のADF200上に複数枚の原稿をセットして、OC
U3でモードの設定及び複写開始を指定すると、ADF
200は原稿を1枚づつ給送しながらスキャナー部25
0で読み取る。スキャナー部250では露光された原稿
からの反射光110をCCDラインセンサー111(図
2の自動原稿給送装置の構成縦断側面図参照)で光電変
換して電気信号として読み取る。該読み取られた画像信
号は、図4で後述する画像処理部11で各種の処理を施
された後、圧縮処理されプリンタ部1のPBM15に転
送される。プリンタ部1では上述したOCU3からのユ
ーザー設定に応じてPBM15から画像が順次読み出さ
れ、該読み出された画像は感光体露光のための光信号に
変換される。
【0022】その後は、通常の電子写真プロセスの帯
電,露光,潜像,現像,転写,分離及び定着の各工程を
経て、記録媒体上に記録される。
【0023】以上が図1の画像処理装置における基本的
な動作説明である。
【0024】次に、図2を用いてADF200の基本的
な動作について説明する。図2は、上述したADF20
0とスキャナー部250の構成を示す縦断側面図であ
る。同図において、201は原稿を積載する原稿トレ
ー、202は原稿からの反射光をCCD111へ導く第
1ミラー、203は流し読み原稿読取位置、204はブ
ックモードスキャン読取位置、205は給紙部、206
は、流し読み原稿読取位置203までの搬送路、207
は、流し読み原稿読取位置203で読み取った片面原稿
を排出する搬送路、208は、流し読み原稿読取位置2
03で読み取った原稿の裏面を、再び流し読み原稿読取
位置203に搬送するための搬送路、209は、原稿裏
面を流し読み原稿読取位置203で読み取った後、排出
する搬送路である。
【0025】ここで、流し読み原稿読み取りとは、ミラ
ー202を流し読み原稿読取位置203に固定したま
ま、原稿トレー201から送られる原稿を流し読み原稿
読取位置203上を移動させることにより、スキャンす
る方式のことである。原稿の流れは搬送路につけられた
矢印方向に沿って搬送される。ここで原稿裏面を読み取
る場合は、原稿表面を読み取った画像の鏡像画像となっ
て読み取られてしまう。その鏡像画像を正像画像に直す
ための処理については、後述図4の画像処理部11のと
ころで述べる。図中、実線矢印が片面原稿の流し読み、
点線矢印が両面原稿の流し読み搬送方向を示している。
【0026】この流し読み原稿読取方式に対して、ブッ
クモードスキャンとは、ブックモードスキャン読取位置
204上に載置された原稿を動かさずに、ミラー202
及びランプ213等の光学機器を移動させながらスキャ
ンする方式のことである。
【0027】いずれも原稿に対して読取部が相対的に動
いていくことにより、原稿を走査することで読み取る。
【0028】原稿露光による反射光はレンズ210を通
過した後、CCDラインセンサー(以下、“CCD”と
称する)111上に投影されて光電変換される。図2に
示す構成では、搬送路206は縦送り(ポートレート送
り)の場合に、A4サイズの原稿が2枚分入る長さで構
成されている。また、搬送路208も同様に、原稿の短
い辺の方向へ送る縦送り(ポートレート送り)の場合
に、A4サイズの原稿が2枚分入る長さで構成されてい
る。また、搬送路206,208共に、原稿の長い辺の
方向へ送る横送り(ランドスケープ送り)の場合は、A
3サイズの原稿が1枚分入る長さで構成されている。
【0029】給紙トレイ201上に載置される原稿は、
原稿表面を上側に、また先頭ページが一番上に積載され
るフェースアップ先頭ページ処理である。片面流し読み
の際には図中、実線矢印に沿って順次原稿が読み取られ
ていくが、両面流し読みの際には、ハーフサイズ原稿
(A4縦,B5縦,A5縦)は異なる紙送りシーケンス
を取る。ハーフサイズ原稿は2枚づつ給紙し、流し読み
原稿読取位置203で読み取られた原稿2枚に対して、
搬送路208を介して裏面読み取りを行う。そして、裏
面読み取りの2枚目の原稿の読み取り終了と同時に、次
の2枚の原稿の表面読み取りが始まるシーケンスを取
る。即ち、原稿の1枚目の表,2枚目の表,1枚目の
裏,2枚目の裏,3枚目の表,4枚目の表,3枚目の裏
……という順序で読み取られていく。
【0030】このような両面原稿読み取り動作は、図3
の説明図に示す通りである。同図において、1A,2A
はそれぞれ1枚目の表,2枚目の表の原稿画像であり、
1B,2Bは1枚目の裏,2枚目の裏の原稿画像であ
り、3A,4Aはそれぞれ3枚目の表,4枚目の表の原
稿画像であり、3B,4Bは3枚目の裏,4枚目の裏の
原稿画像である。
【0031】図2に示すADF200では、原稿トレー
201上に載置された原稿は再び原稿トレー201上に
戻らずに、戻りトレー231上に戻る非循環式原稿給送
装置である。また、図2における給紙部205、搬送路
206,207,208,209は、独立的に駆動可能
な構成を取っており、個々に駆動,停止及び速度制御が
可能である。ADF200における原稿搬送の制御は、
OCU3からの指定及び後述するPBM(プリントバッ
ファメモリ)15の状態に基づいて、コントローラー1
23(図4参照)がADF200を制御することによっ
て行う。
【0032】図2において、211は、搬送路206内
の待機ポジション、212は、搬送路208内の待機ポ
ジションである。これらは後述するPBM15の状態に
応じて搬送路内に原稿を停止させるときの位置で、紙検
知センサ通過時間と搬送速度とに基づいて位置制御が行
われる。また、図2において、230は原稿が戻りトレ
ー231上に戻るための搬送路である。
【0033】次に、図4を用いて、読み取った画像デー
タに対して画像処理を行う画像処理部11について詳細
に説明する。図4は、画像処理部11の構成を示すブロ
ック図であり、同図において、原稿読取位置に達した原
稿の反射光110をCCD111で受光して光電変換す
ることによって、RGB(赤,緑,青)の電気信号を発
生させる。ここで作られた画像信号はA(アナログ)/
D(デジタル)変換回路112で増幅後にデジタル画像
信号に変換される。デジタル化されたRGB信号は、シ
ェーディング/色空間変換回路113で黒補正,白補正
(シェーディング補正)及び色補正(マスキング)の処
理を行うことで、正規化及び標準化される。該標準化さ
れたRGB信号は2色分離回路114で輝度/濃度変換
及び黒赤2色分離処理を行い、黒画像データ信号115
と赤画像データ信号116を作り出す。
【0034】これ以降の処理は、黒画像データ信号用と
赤画像データ信号用の各々独立した回路構成となってお
り、それぞれ並列に行われる。セレクタ回路165,1
66はCCD111から入力した画像データ115,1
16とPC等の外部装置から外部入力した画像データ1
67,168のいずれかを選択する。この選択はOCU
3の設定に基づく。
【0035】次のフィルタ回路117,118では、画
像読み取り時のMTF低下を回復させるためと、網点原
稿読み取り時に発生するモアレパターンを弱めるための
フィルタリングを行う。ページメモリ119,120
は、最大A3サイズまでの画像を1ページ分記憶できる
だけの容量を持つ。双方向原稿フィーダーによって読み
取られた画像は正方向読み取りに対して逆方向読み取り
画像は鏡像画像として読み取られる。ここで鏡像として
読み取られた画像に対して更に鏡像処理を行うことで、
正画像に変換する制御を行うのが、ページメモリ11
9,120である。また、図5(a)に示すような、原
稿画像610の特定エリアを他の場所に移動して図5
(b)に示すような画像611を得るCut&Past
e機能を実現するための処理や、複数枚の入力原稿画像
を次段の変倍/解像度変換回路125,126で50%
に縮小して、図6(a)に示すような4枚の原稿画像6
10を、1枚の用紙上に形成した図6(b)に示すよう
な画像611を得る縮小レイアウト機能等も、コントロ
ーラー123からのメモリ制御信号124によってペー
ジメモリ119,120上で行われる。変倍/解像度回
路125,126では、上述した縮小レイアウト機能の
実現時だけではなく、通常の画像サイズ変換を行う。画
像装飾回路127,128では、図7(a)に示すよう
な、原稿画像620に対してエリア指定を行うことでネ
ガポジ反転処理した図7(b)に示すような画像62
1,網掛け処理した画像622,画像部への網のせ処理
した画像623等を得る機能を実現する。
【0036】濃度変換回路129,130は、プリンタ
部1のリニアリティ特性を補正するためのガンマ変換と
OCU3から使用者が入力した濃度調整レベルを画像デ
ータに反映させるための処理を行う。ここまでの画像デ
ータは、8ビットの256階調信号であるが、階調数変
換(誤差拡散)回路131,132では、プリンタ部1
で表現できる4ビット16階調の画像信号に変換する。
この階調数変換時に生じる濃度むらを、ある面積で見た
場合にキャンセルさせるために階調変換による誤差を拡
散する。
【0037】以上が画像処理部11で行われる画像信号
処理動作である。
【0038】次に、プリントするための大量ページの画
像を記憶するPBM(プリントバッファメモリ)15に
ついて、図8を用いて説明する。図8は、PBM15の
構成を示すブロック図である。同図において、画像処理
部11からPBM15に入力される黒画像データ信号1
33、赤画像データ信号134は、圧縮回路150,1
53の可変長可逆圧縮方式の圧縮処理によってコード化
される。可変長可逆とは、圧縮時のデータ量はその入力
画像によって異なるが、伸張処理後には入力画像と全く
同じものを復元できる性質を持ち、JPEG等の固定長
非可逆圧縮方式と対比されるものである。可変長可逆圧
縮方式は、MH,Q−CODER,Lempel Zi
v等の方式があるが、いずれでも構わない。DRAM1
51,154は、PBM15の中のメモリ部で、半導体
メモリまたはハードディスクと、それらのアドレッシン
グを行うコントロール部分とで構成される。
【0039】上述したパンフレットモード(1ページ・
Nページを表面に、その裏面に2ページ、N−1ページ
を記録し、この他のページも同じ方法で配置する)等の
ページ入れ替えを行う場合は、このDRAM151,1
54内のアドレッシングをコントロールすることで実現
する。そして、プリントアウトする画像はDRAM15
1,154から読み出し、伸張処理回路152,153
で再び元の画像データに復元される。
【0040】ここでの読み出しタイミングは、黒画像デ
ータ信号135は黒画像形成に必要なタイミングで、赤
画像データ信号136は赤画像形成に必要なタイミング
でそれぞれ独立して読み出される。このDRAM15
1,154は、基本的に全てのジョブに関わる画像デー
タを記憶する。残量検知回路157,158はそれぞれ
DRAM151,154の記憶可能エリアの量の検知を
行いその検知結果を黒メモリ残量検知信号198及び赤
メモリ残量検知信号199として出力する。
【0041】その動作説明を図9を用いて説明する。図
9は、PBM15におけるジョブの動き概念図を示す。
図9(a)において、5002は現在プリント中のコピ
ージョブ(CCD111)が読み取った画像に応じた記
録を行うジョブ)で、150ページの原稿を100部コ
ピーするものである。1〜150ページまで1部づつ順
番に読み出した後にプリントアウトし、その後フィニッ
シング処理を行っている。5003は、次に行うジョブ
として待機しているもので、PC等の外部機器から要求
されたプリンタジョブ(PC等から入力した画像データ
に応じた記録を行うジョブ)で、50ページ60部をフ
ィニッシングするジョブである。更に、5004は、2
00ページ50部というコピージョブで、200ページ
分の画像読み取りを行っている途中である。ここでは2
00ページ分の画像データの記憶完了前にPBM15が
フル状態になり、読み取り動作は一時的に中断すること
になる。ジョブ5002は、その間継続して行われて最
終部の100部目を1〜150ページまでプリントする
と同時に、出力済みの画像は記憶しておく必要が無くな
り、待機中のジョブ5004の画像に順次置き換えてい
く。また、ジョブ5002が終了した時点で、順番を待
っていたジョブ5003のプリントが開始される。
【0042】図9(b)において、5005は、PBM
15の開いた部分を示しており、メモリ容量の許す限り
他のジョブの入力(記憶)を行うことができる。
【0043】以下、圧縮率予測について前記図4を用い
て詳述する。PBM15のDRAM151,154に記
憶される画像データは圧縮回路150,153で圧縮さ
れたものであるが、その圧縮率は画像データの量,内容
及び画像データに対する各種処理によって異なる。そこ
で、圧縮率予測回路160では、コントローラー123
からバス161を介して得た画像の装飾情報(図7
(b)の網掛け、図5の部分的な移動等),変倍情報
(図6の縮小レイアウト等)、更には、選択された濃度
変換回路129,130や、階調変換回路131,13
2に基づいて、これからPBM15に記憶されようとす
るページメモリ119,120に格納される画像の圧縮
率予測を行っている。即ち、圧縮率予測回路160で
は、画像情報の統計量(圧縮率との相関が高い画像の濃
度平均値、エントロピー等)に簡単な演算を施し予測値
を求める。ここで用いる演算或は係数は、画像データに
対して施される各種処理の内容を示す処理情報に応じて
変える。例えば、予測のために画像の濃度平均値を使
い、更に予測値に変換するため、下記式(1)を使用す
る。
【0044】 圧縮予測値=画像の濃度平均値*a+b……(1) 但し、a,bは画像の処理内容に応じて決まる。図示し
ないRAMテーブルを参照することにより、a,bを決
定し、これをバス161を介して圧縮率予測回路160
に伝える。例として、画像の領域の濃度平均値が40、
処理に応じた係数aが0.01、bが0.1であったと
すると、予測値は下記式(2)により求められる。
【0045】 圧縮予測値=40*0.01+0.1=0.5……(2) これは圧縮後のデータ量が圧縮前のデータ量の1/2と
いう予測を表わす。
【0046】このように圧縮率予測回路160はページ
メモリ119,120に記憶される画像データの圧縮率
を予測する。
【0047】次に、本実施の形態に係る画像処理装置に
おけるADF200の動作について、図10を用いて説
明する。図10は、本実施の形態に係る画像処理装置に
おけるADF200の状態の遷移を示すSTD(状態遷
移図)である。同図において、ステップS1001で電
源を投入して初期化を行った後、本装置はステップS1
002で通常動作モードをとる。この通常動作モードで
残量検知信号198及び199(図8参照)と、圧縮率
予測回路160の予測値と画像データ量に基づきPBM
15に空きエリアは若干あるが、圧縮率を予測した画像
データを格納できる余裕がないと判断した場合は、ステ
ップS1003で後述するAlmostFullという
ステータスにする。
【0048】このAlmost Full状態におい
て、残量検知信号198及び199に基づきPBM15
に空きが全くなくなったと判断した場合は、ステップS
1004で後述するPBM Fullというステータス
にする。このPBM Full状態で残量検知信号19
8及び199に基づきPBM15に空きができたと判断
した場合には、前記ステップS1003でAlmost
Fullに戻る。このAlmost Fullで残量
検知信号198及び199に基づきPBM15に圧縮率
を予測した画像データを格納できる余裕ができたと判断
した場合は、前記ステップS1002における通常動作
モードに戻る。
【0049】以下、各ステータスのときの動作を詳細に
説明する。
【0050】(通常動作モード)まず、通常動作モード
の場合について図11の動作制御手順シーケンスフロー
チャートを用いて説明する。図10におけるステップS
1002での通常動作モードでは、図11のステップS
1101で常に図8の残量検知信号198及び199に
基づき、PBM15に圧縮率予測した画像データを格納
する余裕があるか否かの判別処理を行う。そして、余裕
がなければAlmost Full状態(図10のステ
ップS1003)へ進む。また、前記ステップS110
1において余裕があれば、通常動作モードを維持したま
ま再び前記ステップS1101の判別処理を行う。この
ように、PBM15に圧縮予測した画像データを格納す
る余裕がある状態において、本装置はステップS110
1での判別処理を繰り返し実行する。
【0051】この通常動作モードにおけるページメモリ
119及びページメモリ120へ入力される画像入力信
号1405と、ページメモリ119及びページメモリ1
20から出力する画像出力信号1406の動作タイミン
グについて、図14のタイミングチャートを用いて説明
する。画像入力信号1405は原稿給送と連動してい
る。図14において、1,2,n−1,n,n+1等
は、読み込んだ原稿の順番を表わしている。原稿スキャ
ンスタート(1407)から、前述したようにADF2
00により1枚づつ給紙された原稿は、スキャナ部25
0により順次読み取られ、CCD111からの画像信号
はフィルタ117または118を通り、ページメモリ1
19または120へ格納開始される。その後、1ページ
分の格納が終了する(1401)。この状態でのページ
メモリ119または120の概念図を図19に示す。同
図にて示されるように原稿がA3サイズの場合はページ
メモリ119または120の全領域を1ページ目の原稿
データが占めている。
【0052】図8において1ページ分の画像入力が終了
したこと(1408)を受けて、図4のコントローラ1
23はページメモリ119または120からPBM15
に向けての画像信号の出力を開始する。この画像出力が
開始したこと(1409)を受けて、コントローラ12
3はADF200が次の原稿を、流し読み読取位置20
3へ搬送するように指示する。こうして2ページ目の原
稿データのページメモリ119または120への格納が
開始する(1403)。この状態でのページメモリ11
9または120の概念図を図20に示す。同図にて示さ
れるように、ページメモリ119または120の既に画
像出力された領域が開放領域2001として順次開放さ
れている。
【0053】更に、2ページ目の原稿データがこの開放
領域2001に書き込まれて行き、図14の1404の
時点でページメモリ119または120は、概念図21
に示すようになる。一般に、n−1ページ目の出力中
で、nページ目を入力中には(1405)、ページメモ
リ119または120では、図22の概念図に示すよう
に二つのページの画像データが共存することになる。
【0054】(通常動作からAlmost Fullモ
ードへの遷移)前述の如く、コントローラ123は、図
11のステップS1101において、圧縮率予測した画
像データ量及び残量検知信号198及び199(図4)
に基づきPBM Full状態になる可能性があると判
断すると、それまで累積して計測していた遅延時間をゼ
ロクリアし(ステップS1103)、図10のステップ
S1003のAlmost Fullになる。
【0055】この遷移の動作を図15のタイミングチャ
ートを用いて説明する。同図において、n−1,n,n
+1,n+2は、読み込んだ原稿の順番を表わしてい
る。また、1501と1502は、それぞれページメモ
リ119または120に対する原稿データの入力と出力
を表わしている。図15において、PBM15に原稿1
ページ分の余裕がなくなる(1504)までは、既述の
図10のステップS1002の通常動作モードで動作し
ている。図15の(1504)以降は、PBM15に画
像データ1ページ分を格納できる余裕がないため、現在
ページメモリ119と120に格納されている画像デー
タをPBM15に格納できるか否かは、実際に画像デー
タをPBM15に格納してみて初めてわかることにな
る。この状態をAlmost Fullと呼ぶことにす
る。
【0056】この状態においては、実際にn番目の画像
データをPBM15に格納完了できたか否かの確認作業
が入るため、次ページの画像のページメモリ119,1
20への格納をその確認まで実行できない。従って、図
2に示すADF200は、給紙部205における時間当
りの給送枚数を制限するように動作する。即ち、通常動
作モードの原稿間隔よりも原稿間隔を長くとり(“スキ
ップ動作”或は“スキップ送り”という)、いつでも停
止できる状態をとる。Almost Full状態に移
行した時点で、図4のコントローラー123は、ADF
200にこのシーケンス動作を指示し、Almost
Full状態が解除されるまで、このスキップ動作シー
ケンスを継続する。
【0057】Almost Full状態でのシーケン
スは、本実施の形態のように図2のADF200の給紙
部205の時間当りの給送紙枚数を制御する方法以外
に、給紙速度及び搬送路206の搬送速度を制御する方
法でも実現可能である。
【0058】(Almost Full)次に、Alm
ost Fullの場合の動作について、図12のシー
ケンスフローチャートを用いて説明する。図10のステ
ップS1003のAlmostFullでは、常に残量
検知信号198及び199に基づきPBM15に圧縮予
測した画像データを格納できる余裕ができたか否か監視
し、余裕ができたならば通常動作モードを移行し、ま
た、PBM15に空き容量が存在するか否かの監視をも
行い、空き容量が全くなくなった場合には、既に述べた
ようにPBM Full状態をとる。
【0059】即ち、通常動作モードからAlmost
Full状態に移行すると、ステップS1202で圧縮
予測した画像データを格納する余裕があるか否か監視
し、余裕があれば通常動作モードへ移行し、余裕がなけ
ればステップS1201へ進む。ステップS1201で
は、PBM15に空きがあるか否か判別し、空きがあれ
ばステップS1202へ進み、空きが全くなければPB
M Fullへ移行する。
【0060】図10のステップS1003におけるAl
most Full状態において、本装置は図12のス
テップS1201とステップS1202との間を遷移し
ながら交互に繰り返す。
【0061】次に、Almost Fullでの動作
を、図15のタイミングチャートを用いて説明する。図
10のステップS1002における通常動作モードで
は、図14を基に上記通常動作の項で述べたように、前
の原稿nの画像データがページメモリ119と120か
ら出力開始したこと(図14の1408)を受けて、次
の原稿n+1を流し読み読取位置203まで搬送した
が、図10のステップS1003におけるAlmost
Full状態では、nの画像データがPBM15に格
納されない場合があるため、既に読み込んだnの画像デ
ータが確実にPBM15に格納できたことを確かめてか
らでなければ、次のn+1は読み込むことができない。
【0062】従って、Almost Full状態にお
いては、nの画像データの出力開始がなされてもn+1
の原稿搬送は開始しない。つまり、nページの画像入力
が終了したこと(1509)を受けて、コントローラ1
23はページメモリ119または120からnページの
画像をPBM15に向けて出力開始する。
【0063】この画像出力が完了したこと(1510)
を受けて初めて、コントローラ123はページメモリ1
19と120の領域を開放すると共に、ADF200に
次の原稿n+1を流し読み読取位置203へ搬送するよ
うに指示する。こうしてn+1ページ目の原稿データの
ページメモリ119または120への格納が開始する、
以降、原稿読み込みの終了と画像データ出力の完了の待
ちを交互に繰り返すため、図10のステップS1003
におけるAlmost Fullでは、ADF200で
の原稿の紙間隔が空き、プロダクティビティーが図10
のステップS1002における通常動作モードの約半分
になるが、画像データの出力完了を待ってからページメ
モリ119と120の領域を開放するため、読み込んだ
画像データを破壊することがない。
【0064】(Almost FullからPBM F
ull状態への遷移)次に、Almost Fullか
らPBM Full状態への遷移動作について、図12
のフローチャートを用いて説明する。コントローラ12
3は、図12のステップS1201における監視におい
て、残量検知信号198及び199に基づき、PBM1
5がFULLであると判断すると、PBM15に対して
最後にPBM15に格納しようとしていたページの画像
データとその管理情報をPBM15から破棄するように
指示してから、図10のステップS1004のPBMF
ull状態へ遷移する。
【0065】この遷移動作について、図16のタイミン
グチャートを用いて説明する。同図において、n−1,
nは、読み込んだ原稿の順番(ページ)を表わしてい
る。また、1601と1602とは、それぞれ、ページ
メモリ119と120とに対する原稿データの入力と出
力とを表わしている。図16において、1603は、原
稿nの画像データをPBM15に出力途中で、PBM1
5に空きがなくなった時点を示している。
【0066】PBM15に空きが全くなくなる(160
3)までは、既述の図10のステップS1003におけ
るAlmost Fullの動作を行っている。また、
図16における(1603)以降は、PBM15に原稿
データを格納するスペースが全くないため、画像のPB
M15への出力を中断する。この状態をPBM Ful
lと呼ぶ。なお、ページメモリ119と120内の原稿
nの画像は保持しておく。
【0067】この状態においては、実際にPBM15に
格納する空き容量ができるまで原稿の読み取りは停止し
た状態とするため、図2に示すADF200は、給紙部
205で給紙を停止し、図4のコントローラー123か
らの開始命令を待つ。つまり、PBM Full状態に
移行した時点で、図4のコントローラー123はADF
200に流し読み画像読み取りシーケンス動作の停止を
指示する。
【0068】このPBM Fullシーケンスへの移行
時に、搬送路内を搬送路中の原稿n+1は流し読み画像
読取位置203に到達する前の状態で停止する。
【0069】また、搬送路を搬送中の原稿であっても、
読み取りが終了していて排紙できる位置にあるものは停
止させずに排紙する。つまり、図2において、片面読取
モードでは給紙部205及び搬送路206で原稿を待機
させる。搬送路207上の原稿は排紙する。また、両面
読取モードでは給紙部205及び搬送路206,208
で原稿を待機させ、搬送路209上の原稿は排紙する。
【0070】前述した通り、各々の搬送路は独立的に駆
動、停止及び速度制御が可能である。従って、図2に示
すように、給紙部205或は搬送路206,208にそ
れぞれ独立した待機ポジション211,212を持ち、
PBM Fullモードでの原稿待機を実現する。
【0071】(PBM Full)次に、PBM Fu
ll状態での動作について図13のフローチャート及び
図16のタイミングチャートを用いて説明する。図10
のステップS1004では、常に残量検知信号198及
び199に基づきPBM15に空き容量が存在するか否
かの監視を行い、空き容量が全くない場合には、図13
のステップS1301へ戻り、再びPBM15に空き容
量が存在するか否かの監視を行う。そして、PBM15
に空き容量ありと判断された場合には、図10のステッ
プS1003のAlmost Fullに遷移し、空き
容量なしと判断された場合には、前記ステップS130
1へ戻って、再び監視を行う。また、図10のステップ
S1004のPBM FullではPBM15に空き容
量が発生するのを待ち続ける(図16の1603から1
604の期間)。
【0072】図2に示すADF200の動作は停止状態
でコントローラー123からの再開命令待ちである。
【0073】(PBM Fullの回復)次に、PBM
Fullからの回復について再びタイミングチャート
図16を用いて説明する。図13のステップS1301
で残量検知信号198及び199に基づきPBM15に
空き容量が発生したと判断されると、コントローラー1
23はページメモリ119と120に格納されている画
像データ(PBM Full発生時にPBM15に出力
していた原稿画像n)の先頭から出力を開始する。既に
述べたように、この画像出力開始からコントローラー1
23の制御モードは、図10のステップS1003にお
けるAlmost Fullになっている。仮に、この
とき発生したPBM15の空き容量が原稿1ページ分に
満たず、再度PBM15の空きが全くなくなってしまっ
た場合には、再び図10のステップS1004のPBM
Fullになって、PBM15に更に空き容量が増え
るのを待つ。
【0074】図4のコントローラー123は、PBM1
5に空き容量ができAlmostFull状態となり、
更に、ページメモリ119,120よりPBM15への
画像出力格納が完了した時点で図2に示すADF200
の動作再開命令を出す。ADF200は、この命令を受
けて図2の待機ポジション211,212で待機中の原
稿n+1及び原稿トレー上の原稿の給紙を再開し、流し
読み画像読取位置203での読み取りを再び開始する。
【0075】(Almost Fullからの回復)以
上述べたように図10のステップS1002における通
常動作モードまたはPBM FullからステップS1
003におけるAlmost Fullに遷移した本装
置は、図12のステップS1202において、残量検知
信号198及び199に基づきPBM15に圧縮予測し
た画像データが格納可能であると判断された場合は、図
10のステップS1002の通常動作モードをとる。
【0076】次に、このAlmost Fullからの
回復動作について、図17及び図18のタイミングチャ
ートを用いて説明する。
【0077】図17は、n番目の原稿を読み込み中のP
BM15からの画像読み出し等によりPBM15にn番
目の原稿画像の記憶スペースが生じた状態を表わしてい
る。同図において、n−1,n,n+1,n+2は読み
込んだ原稿の順番を表わしている。1701と1702
とは、それぞれページメモリ119と120とに対する
原稿データの入力と出力とを表わしている。PBM15
に圧縮予測した1ページ分の画像データを格納可能な空
き容量がない状態では、既述の図10のステップS10
03でのAlmost Fullの動作を行っている。
n番目の原稿を読み取っている間に、他のジョブの大き
な画像データが、その画像に対する全ての出力が終了し
たり、PBM15に同居していた別のジョブが破棄され
る等の理由から、予測していたよりも大きな空き容量が
PBM15に発生したことが判断された1703以降
は、Almost Full状態は解消し、n番目の画
像データの出力が完了するのを待たずに、n+1番目の
原稿を読み込むことが可能となる。
【0078】図18は、n番目の画像データを出力中に
Almost Fullが解消した状態を表わしてい
る。n−1,n,n+1,n+2は、読み込んだ原稿の
順番を表わしている。1801と1082とは、それぞ
れページメモリ119と120とに対する原稿データの
入力と出力とを表わしている。
【0079】図23に操作部OCU3の概念図を示す。
同図において、2301はCRT画面であり、タッチ式
入力でユーザーからの指定が入力される。CRT画面2
301は、LCD及びFLCでも同様である。タッチ式
入力以外にもマウス或は入力ペン等のポインティングデ
バイスを用いて入力する構成もある。2302はキーパ
ッド、2303は数字のテンキー、2304はクリアキ
ー、2305はエンターキー、2306はストップキ
ー、2307はリセットキー、2308はスタートキー
である。
【0080】以上がOCU3の基本的な機器構成で、表
示部の表示及び選択メニュー、設定を図24に示す。同
図において、2401は図23のCRT画面2301内
の標準的なメニュー画面である。2402はブックモー
ド(プラテン上に原稿をセットし、光学系移動スキャン
によって原稿を読み取るモード)の指定部分、2403
は流し読み画像読み取りの片面コピーモード指定部分、
2404は同様に流し読み画像読み取りの両面コピーモ
ード指定部分、2405はコピー部数指定部分、240
6は複写倍率指定部分、2407は複写機本体に附随す
る機能デバイス(給紙段,ステープラ,サドルスティッ
チャー,グルーバインダー,メールボックスソーター
等)を選択する指定部分、2408はコピーモードにお
いて更に詳細な設定を行う場合の詳細コピーモード選択
指定部分である。
【0081】図25は、図24の機能デバイスを選択す
る指定部分2407でデバイスセレクトが指定された場
合の画面表示状態を示す図である。同図において、25
01は画面である。ここでは複写機本体及び本体に附随
する全てのアクセサリーが表示され、どの機能を使用す
るかが選択可能となっている。また、図25において、
2502は複写後の画像の仕上がりを実際の転写紙に試
し刷りしてみるために試し刷りしたシートを排出するプ
ルーフトレー、2503はステープラ、2504はステ
ープル処理された出力紙を収納するスタッカ、2505
はサドルスティッチャー、2506はサドルスティッチ
ャー2505によりサドルスティッチされた出力紙を収
納するスタッカ、2514はグルーバインダー、250
7及び2508はグルーバインダー2514で処理され
た製本のスタッカ、2509はメールボックスソータ
ー、2510はメールボックスソーター2509で仕分
けする出力仕分けビン、2511は画面2501へ戻る
指定部分である。2512,2513,2517,25
15はそれぞれ給紙段1,2,3,4である。給紙段1
から4には、それぞれユーザーがセットした転写紙が入
っている。また、2516は各機能デバイスに出力紙が
送られていく流れリアルタイムで表示する表示部分であ
る。
【0082】図26は、図24の詳細コピーモード選択
指定部分2408でコピーモード詳細選択指定された際
の画面表示状態例を示す図である。ここでは、階調数,
解像度,連写,ツインカラー等の画像処理における複写
機能指定が行われる。
【0083】次に、図27は、オールモストフル(Al
most Full)モードでの画面表示状態例を示す
図である。この状態では、前述したようにPBM15の
空き容量を確認しながらPBM15に画像が転送される
ため原稿読み取りの処理速度が低下する。図27の27
01は、その状態をユーザーに知らせる表示情報であ
り、2702はその状態でユーザーが設定したジョブを
解除するための指定部分である。
【0084】図28は、PBMフルモードでの画面表示
状態例を示す図である。この場合は、前述したように画
像読み取りは一時停止状態にあり、PBMフルモードで
なくなるまで読み取り処理は待たされる。図28におい
て、2801はその状態を知らせる表示情報であり、2
804はその待ち時間の表示、2802はその状態でユ
ーザーが設定したジョブを解除するための指定部分、2
803はPBMフル状態のまま原稿読み取りが開始され
るのを待つ指定部分である。
【0085】次に、PBM15のメモリ領域管理につい
て図を用いて説明する。PBM15は図31に示すファ
イルアロケーションテーブル(FAT)による管理がな
されている。図29はPBM15に複数ジョブの画像デ
ータ2901が記憶された状態を示す図である。図30
はPBM15の管理テーブルである。3001は画像デ
ータに対する管理情報を示し、ジョブID3002,画
像属性3003,画像データ格納開始アドレス290
2,画像データ格納終了アドレス2903からなる。ジ
ョブID3002はPBM15を共用する複数のジョブ
を識別することを目的として、各ジョブに固有の番号が
与えられている。
【0086】画像属性3003は、例えば、読み取った
原稿のページ番号や画像データのbit深さなど画像デ
ータをPBM15から出力する際に必要となる情報を含
んでいる。画像データ格納開始アドレス2902と画像
データ格納終了アドレス2903はFAT上のアドレス
を指し示している。画像データをPBM15から出力す
る際には、画像データ格納開始アドレス2902に書か
れたFATアドレスから画像データ格納開始ブロックア
ドレスを読み込む。また、このFATには次のFATア
ドレス3102が示されており、画像データ格納終了ア
ドレス2903に到達するまで順次FATから管理デー
タを読み出すことにより画像データを再構築する。
【0087】以上が本発明の前提条件の実施例概要の重
複説明であり、以下に本発明に係る各実施例を説明す
る。
【0088】〔本発明の第1の実施例〕 (通常動作モードから通信エラー監視モードへの遷移)
前記図11の通常動作モード時の制御シーケンスフロー
チャートにおいて、判断ステップS1102で通信エラ
ーが発生したか否かを検知し、発生した場合には通信エ
ラー監視モード(ステップS1008)へ遷移する。
【0089】(通信エラー監視モード)このときのペー
ジメモリ119及び120(図4参照)への画像入力
と、ページメモリ119及び120からの画像出力との
タイミングチャートを図34に示す。
【0090】n−1ページ目の原稿画像の出力中に、図
4で示した黒画像データ信号133や赤画像データ信号
134をPBM15に通信するVideoBus(以下、 “V
B”と表す)に障害が発生し、PBM15から画像デー
タの再送要求が発生したものとする。PBM15からの
画像データの再送要求を受けると、コントローラ123
は制御状態を通信エラー監視モードに切り替え、図33
の制御手順シーケンスフローチャートに示すように、最
後に送った画像データ1ライン分の画像データを再びP
BM15に送り(ステップS3309)、CRT230
1(前記図23参照)に通信エラー監視モードになって
いることを表示する。
【0091】通信エラー監視モードでは、コントローラ
123(図4)は、再送要求を受け続ける限り最後に送
った画像データ1ライン分の画像データを繰り返し再送
する(図23のステップS3309)、再送要求が所定
のタイミングに来なかった場合にのみ次のラインをPB
M15に送信する。
【0092】最初の通信エラーb1が発生する前のペー
ジメモリ119及び120は図22に示す概念図のよう
になっており、この原稿がページメモリ119及び12
0と丁度同じ大きさである場合、図中の斜線部はn−1
の画像出力開始からのnの画像入力開始までのディレイ
時間Dn-1 (図34)による。理想的な画像出力完了か
ら実際の画像出力完了までの時間のずれ(b1+b2+
b3)、つまり遅延時間Bn-1 が、画像出力間隔An
ディレイ時間Dn-1 の和より小さい場合、n−1の画像
データもnの画像データも損なうことなく動作を継続可
能である。
【0093】限界条件:(An +Dn-1 )−Bn-1 >0 これをページメモリの模式図で表すと、図22の状態で
再送要求があると、結果的に斜線部分をバッファとして
用いることにより、ページメモリ内のn−1とnの距離
が縮まり図38に示す模式図のような状態になる。38
01は、n−1の画像データで既にPBM15に対して
送出を完了しており、かつnの画像も上書きされていな
い領域である。3802は、図22の斜線部分がn−1
の再送要求によりnで上書きされた領域を示す。この状
態から更にn−1の再送要求があると遂には、図39の
模式図に示すように、3802は、図22の斜線部分を
全て再送要求の調整に使い果たしてしまう(390
1)。この状態まではn−1の画像データもnの画像デ
ータも損なうことなく動作を継続可能である。
【0094】しかし、現実にはn−1の画像送信完了
後、nの画像送信を開始するために、一定の処理を必要
とすることがある。この時間をCとすると、実際に許容
可能な遅延時間は以下の式で与えられる。
【0095】 限界条件:((An −C)+Dn-1 )−Bn-1 >0 また、Cと同様にn−1の画像出力を開始してから、n
の画像入力を開始するためにも、一定の処理を必要とす
ることがある。この時間をFとすると、実際に許容可能
な遅延時間は以下の式で与えられる。
【0096】限界条件:((An −C)+(Dn-1
F))−Bn-1 >0 次に画像nの出力を考えると、既に画像n−1で遅延が
発生しているので、この遅延時間がAn もしくはDn
影響する。どちら、もしくは両方に、どのように影響を
及ぼすかは設計要件で変わってくるが、An+1 とDn
は、An とDn-1と以下のような関係になる。
【0097】(An+1 −C)+(Dn −F)=(An
C)+(Dn-1 −F)−Bn-1 本実施例では画像n−1送信時の通信エラーで通信エラ
ー監視モード(前述図10におけるステップS100
8)に遷移した例であるが、仮に画像0送信時から通信
エラーが発生し、画像nまで後で述べる原稿給紙タイミ
ングによる補正を行わなかった場合、An+1 とDn は以
下の式で与えられることになる。
【0098】
【数1】
【0099】累積遅延時間βを以下のように定義する。
【0100】
【数2】
【0101】次に、前述図33を用いて、通信エラー監
視モードの制御手順シーケンスの説明を行う。
【0102】図10における通常動作モード(ステップ
S1002)から通信エラー監視モード(ステップS1
008)に遷移すると、まず障害が発生した画像の1ラ
インを再び送出し(ステップS3309)、それに要す
る時間を累積遅延時間に加える(ステップS330
1)。累積遅延時間βが限界条件に達しているか否かの
判断を行い(ステップS3303)、限界条件に達して
いない場合には、図4のPBM15に予測値分の空き容
量があるか否かを判定し(ステップS3305)、空き
容量がない場合は累積遅延時間βをゼロクリアとし(ス
テップS3306)、図10に示すAlmost Full (ステ
ップS1003)に遷移する。一方、空き容量がある場
合には通信エラーが発生したか否かをチェックし(ステ
ップS3306)、エラーが発生していた場合にはステ
ップS3309に戻り、発生していなかった場合には、
ステップS3309,S3301をスキップして、ステ
ップS3303に戻る。
【0103】(通信エラー監視モードからFatal VB Err
or状態への遷移)フローチャート図33における判断ス
テップS3303において、累積遅延時間βが限界条件
に達していると判断した場合には、ステップS1006
のFatalVB Error状態に遷移する。
【0104】(Fatal VB Error状態)説明の簡単のため
にCとFを無視可能であるとすると、Fatal VB Errorで
は図40の模式図に示すように、画像nの入力が画像n
−1の画像データを上書きして(4001)破壊してし
まい、正常な画像読み取りができなくなってしまう。実
際の系においてC及びFを無視できないものとする場合
には、図40に示すように、画像データの上書きが行わ
れないにしても、画像の正常な入出力に必要な時間C及
びFを確保できないため、やはり画像の正常な読み取り
ができなくなる。
【0105】このためこの状態では装置を停止し、CR
T2301(図23参照)に、Fatal VB Errorが発生し
装置が停止していることを表示する。
【0106】(通常動作モードから給紙タイミング補正
モードへの遷移)次に、図11における判断ステップS
1102で通信エラーが発生したか否かを検知し、発生
した場合には給紙タイミング補正モードへ遷移する。
【0107】(給紙タイミング補正モード)このときの
ページメモリ119及び120(図4参照)への画像入
力と、ページメモリ119及び120からの画像出力と
のタイミングチャートを前記図34に示す。
【0108】n−1ページ目の原稿画像の出力中に、図
4で示した黒画像データ信号133や赤画像データ信号
134をPBM15(図4)に通信するVideoBus(V
B)に障害が発生し、PBM15から画像データの再送
要求が発生したものとする。PBM15からの画像デー
タの再送要求を受けると、コントローラ123は制御状
態を給紙タイミング補正モードに切り替え、図33の制
御手順シーケンスフローチャートに示すように、最後に
送った画像データ1ライン分の画像データを再び図4の
PBM15に送り(ステップS3309)、図23のC
RT2301に給紙タイミング補正モードになっている
ことを表示する。
【0109】給紙タイミング補正モードでは、図4のコ
ントローラ123は、再送要求を受け続ける限り最後に
送った画像データ1ライン分の画像データを繰り返し再
送する(図33のステップS3309)、再送要求が所
定のタイミング来なかった場合にのみ次のラインをPB
M15に送信する。
【0110】最初の通信エラーb1が発生する前の、図
4におけるページメモリ119及び120は、図22に
示すようになっており、この原稿がページメモリ119
及び120と丁度同じ大きさである場合、図中の斜線部
はn−1の画像出力開始からのnの画像入力開始までの
図34におけるディレイ時間Dn-1 による。理想的な画
像出力完了から実際の画像出力完了までの時間のずれ
(b1+b2+b3)、つまり遅延時間Bn-1 が、画像
出力間隔An とディレイ時間Dn-1 の和より小さい場
合、n−1の画像データもnの画像データも損なうこと
なく動作を継続可能である。
【0111】限界条件:(An +Dn-1 )−Bn-1 >0 これをページメモリの模式図で表すと、図22の状態で
再送要求があると、結果的に斜線部分をバッファとして
用いることにより、ページメモリ内のn−1とnの距離
が縮まり前記図38のような状態になる。3801は、
n−1の画像データで既にPBM15に対して送出を完
了しており、かつnの画像も上書きされていない領域で
ある。3802は、図22の斜線部分がn−1の再送要
求によりnで上書きされた領域を示す。この状態から更
にn−1の再送要求があると遂には、図39に示したよ
うに、3802は図22の斜線部分を全て再送要求の調
整に使い果たしてしまう(3901)。この状態までは
n−1の画像データもnの画像データも損なうことなく
動作を継続可能である。
【0112】しかし、現実にはn−1の画像送信完了
後、nの画像送信を開始するために、一定の処理を必要
とすることがある。この時間をCとすると、実際に許容
可能な遅延時間は以下の式で与えられる。
【0113】 限界条件:((An −C)+Dn-1 )−Bn-1 >0 また、Cと同様にn−1の画像出力を開始してから、n
の画像入力を開始するためにも、一定の処理を必要とす
ることがある。この時間をFとすると、実際に許容可能
な遅延時間は以下の式で与えられる。
【0114】限界条件:((An −C)+(Dn-1
F))−Bn-1 >0 次に画像nの出力を考えると、既に画像n−1で遅延が
発生しているので、この遅延時間がAn もしくはDn
影響する。どちら、もしくは両方に、どのように影響を
及ぼすかは設計要件で変わってくるが、An+1 とDn
は、An とDn-1と以下のような関係になる。
【0115】(An+1 −C)+(Dn −F)=(An
C)+(Dn-1 −F)−Bn-1 本実施例では画像n−1送信時の通信エラーで給紙タイ
ミング補正モード(図10におけるステップS100
8)に遷移した例であるが、仮に画像0送信時から通信
エラーが発生し、画像nまで後で述べる原稿給紙タイミ
ングによる補正を行わなかった場合、An+1 とDn は以
下の式で与えられることになる。
【0116】
【数3】
【0117】累積遅延時間βを以下のように定義する。
【0118】
【数4】
【0119】次に、原稿給紙タイミングによる補正につ
いて、その原稿給紙タイミングチャートを示す図35を
用いて説明する。
【0120】本実施例では原稿(画像)n+1は画像n
−1送信時には既に給紙され、搬送を開始しているもの
とする。前記図34の画像n−1送信時に発生した通信
エラーによる遅延時間がBn-1 であった場合、次に給紙
すべき原稿n+2の給紙タイミングを正規のタイミング
から遅らせることで、前記の限界条件に達するのを防ぐ
ことを、“給紙タイミング補正”と呼ぶ。仮に原稿n+
2の給紙をE遅らせた場合、原稿n+1の限界条件は以
下のようになる。
【0121】限界条件:((An −C)+(Dn-1
F))+E−Bn-1 +Bn >0 上記の式より明らかなように、給紙タイミングを補正量
Eずらすことにより、限界条件を補正量Eだけ緩めるの
と同等の効果が得られる。
【0122】ただし、実際には画像1ラインの再送に要
する時間はμsec単位であり、一方給紙の制御はms
ec単位である場合が多く、その場合は補正を行う最小
単位(補正最小単位)を設定する必要がある。いまその
最小単位をεとすると、補正量Eは以下のようになる。
【0123】E=ε×[E/ε] ([]は内部の
数値を整数化する) 次に、前出図33を用いて、給紙タイミング補正モード
の制御の説明を行う。
【0124】前記図10における通常動作モード(ステ
ップS1002)から給紙タイミング補正モード(ステ
ップS1008)に遷移すると、まず障害が発生した画
像の1ラインを再び送出し(ステップS3309)、そ
れに要する時間を累積遅延時間に加える(ステップS3
301)。累積遅延時間βが補正最小単位εに達したか
否かを判定し(ステップS3303)、達していない場
合は、PBM15に予測値分の空き容量があるか否かを
判定し(ステップS3305)、空き容量がない場合は
累積遅延時間βをゼロクリアして(ステップS330
6)、Almost Full (ステップS1003)に遷移す
る。空き容量がある場合には、通信エラーが発生したか
否かをチェックし(ステップS3306)、エラーが発
生していた場合にはステップS3309に戻り、発生し
ていなかった場合にはステップS3309,S3301
をスキップしてステップS3302に戻る。
【0125】S3302で累積遅延時間βが補正最小単
位εに達したと判断された場合には、更に累積遅延時間
βが限界条件に達しているか否かの判断を行い(ステッ
プS3303)、限界条件に達していない場合には、正
規の給紙タイミングになったか否かの判断を行い(ステ
ップS3304)、なっていない場合にはステップS3
305に戻る。正規の給紙タイミングになっている場合
には、補正量Eだけ給紙タイミングを遅らせ(ステップ
S3307)、累積遅延時間βから補正量Eを引き(ス
テップS3308)、通常動作モード(ステップS10
02)に遷移する。
【0126】(給紙タイミング補正モードからFatal VB
Error状態への遷移)判断ステップS3303におい
て、累積遅延時間βが限界条件に達していると判断した
場合には、Fatal VB Error状態に遷移する。
【0127】(Fatal VB Error状態)説明の簡単のため
にCとFを無視可能だとすると、Fatal VB Errorでは図
40に示すように、画像nの入力が画像n−1の画像デ
ータを上書きして(4001)破壊してしまい、正常な
画像読み取りができなくなってしまう。実際の系におい
てC及びFを無視できないものとする場合には、図40
に示すように、画像データの上書きが行われないにして
も、画像の正常な入出力に必要な時間C及びFを確保で
きないため、やはり画像の正常な読み取りができなくな
る。
【0128】このためこの状態では装置を停止し、CR
T2301(図23)に、Fatal VBErrorが発生し装置
が停止していることを表示する(以上は、前記通信エラ
ー監視モード制御におけるFatal VB状態の場合と全く同
様である。)。
【0129】〔第2の実施例〕本第2の実施例では、図
3に示すような原稿搬送に制限が付いている場合につい
て詳細に説明する。
【0130】前記第1の実施例と同様に、図2における
搬送路208(反転パス)はA42枚分の長さで構成さ
れているものとする。
【0131】この系でA4の両面読み込みを行う場合、
搬送路208に入る2枚目の原稿(2A/B)は1枚目
の原稿(1A/B)に対してある決まった距離にいなく
てはならない。なぜなら、搬送路208は流し読み原稿
読み取り位置203を通過する原稿が、図41に自動原
稿搬送タイミングチャートの一例を示すように常に一定
のタイミングで読み取られるよう、読み取り時間410
2に搬送速度を掛けて得られる距離に設計されている。
もし、原稿2A/Bが原稿1A/Bに対して決まった距
離より離れた位置にいる場合、2Aの後端が流し読み原
稿読み取り位置203してから(2Aの読み込みが完了
してから)、1Bの先端が原稿読み取り位置203に突
入するまで(1Bの読み込みを開始するまで)の時間が
短くなり、正常に画像を読み取れなくなってしまう。
【0132】いま、画像2Aの出力が図41の4101
に示すタイミングで通信エラーにより、ついに累積遅延
時間が最小補正時間に達した場合、第1の実施例では次
に給紙すべき原稿A4/Bの給紙を遅らせることにな
る。ところが、それでは上記の理由により正常に画像を
読み取れなくなってしまう。
【0133】このような条件下では図42に自動原稿搬
送タイミングチャートの別例を示すように、原稿4A/
Bの給紙は正規のタイミング4201から4202のタ
イミングまで遅らせなければならない。
【0134】制御フローで説明すると、第1の実施例の
制御フロー図33の処理ステップS3307が、図43
の本第2の実施例の原稿搬送制御シーケンスフローチャ
ートに表すように変更される。他の部分は変更を受けな
いので、図43に表されている部分とステップS330
8についての説明を行う。第1の実施例の判断ステップ
S3304で正規の給紙タイミングに到達したと判断さ
れると、次に図43の判断ステップS4301にてその
原稿が前記搬送路208に入る2枚目の原稿であるか否
かのチェックを行う。2枚目の原稿ではない場合(例え
ば搬送路208に入る1枚目の原稿や、搬送路208を
使わない動作モードの場合)は、第1の実施例と同様に
補正量Eだけ正規の給紙タイミングから遅らせる。2枚
目の原稿であった場合は、先に説明したように原稿給紙
を図42の正規のタイミング4201から4202のタ
イミングまで遅らせる(ステップS4303)。これ
は、給紙する原稿のサイズはもちろん、搬送系や搬送ス
ピード等に規定される一定値である。処理ステップS3
308では、ステップS4302,S4303いずれの
処理を行ったかに拘わらず、正規の給紙タイミングから
遅らせた時間を累積遅延時間から差し引く。その結果、
累積遅延時間がマイナスになった場合には、累積遅延時
間をゼロクリアする。
【0135】〔第3の実施例〕前記第1の実施例以外に
累積遅延時間βに影響を与える状態について説明する。
【0136】前出図16のタイミングチャートに示すよ
うに、PBM Fullにより画像の送出や原稿搬送が
停止している場合には、累積遅延時間βをゼロクリアす
る。
【0137】原稿給紙部によるローラと原稿間の滑りに
よる原稿搬送タイミングの遅れが発生した場合には、そ
の遅れ分の時間を遅延累積時間βから減算する。
【0138】ユーザの指定により原稿給紙を停止または
遅らせた場合には、その分の時間を累積遅延時間βから
減算する。
【0139】原稿搬送部でジャム等の異常が発生し、原
稿搬送装置を停止した場合には、累積遅延時間βをゼロ
クリアする。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信エラーが発生した場合には、通信エラーの補償に要
した時間を累積的に監視することにより、画像の正常な
読み出しを保証できるか否かの判断を行い、画像通信品
質が良好でほとんど通信障害が発生しない状況において
は、生産性を全く劣化させることなしに画像を確実に読
み取ることが可能となる。また、画像通信品質が悪い場
合には、装置を例えば停止しユーザに通信障害による異
常停止していることを示し、異常処理を行うことが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像記憶装置を具備した画像処理装
置の概略構成を示す側面図
【図2】 図1の画像処理装置の自動原稿給送装置の構
成を示す縦断側面図
【図3】 図1の自動原稿給送装置の原稿給送動作の説
明図
【図4】 図1の画像処理装置の内部構成を示すブロッ
ク図
【図5】 図1の画像処理装置の画像処理の一例図(そ
の1)
【図6】 図1の画像処理装置の画像処理の一例図(そ
の2)
【図7】 図1の画像処理装置の画像処理の一例図(そ
の3)
【図8】 図1の画像処理装置のプリントバッファメモ
リ(PBM)の構成を示すブロック図
【図9】 図1のプリントバッファメモリのジョブの動
きの概念図
【図10】 図1の状態遷移図(STD)
【図11】 図1の通常動作モード時における動作制御
手順シーケンスフローチャート
【図12】 図1のAlmost Full時における
動作制御手順シーケンスフローチャート
【図13】 図1のPBM Full時における動作制
御手順シーケンスフローチャート
【図14】 図1の通常動作モード時におけるページメ
モリに対する画像の入出力タイミングチャート
【図15】 図1の通常動作モード時からAlmost
Full時への遷移時におけるページメモリに対する
画像の入出力タイミングチャート
【図16】 図1のAlmost Full時とPBM
Full時との間の遷移時におけるページメモリに対
する画像の入出力タイミングチャート
【図17】 図1のAlmost Full時からの回
復時におけるページメモリに対する画像の入出力タイミ
ングチャート
【図18】 図1のAlmost Full時からの回
復時におけるページメモリに対する画像の入出力タイミ
ングチャート
【図19】 図1のページメモリを画像1が占有してい
る場合の概念図
【図20】 図1のページメモリから画像1が出力開始
した場合の概念図
【図21】 図1のページメモリに画像1,2が共存し
ている場合の概念図
【図22】 図1のページメモリに画像n−1と画像n
が共存している場合の概念図
【図23】 図1の操作部の概念図
【図24】 図1の操作部の操作画面の概念図
【図25】 図1の操作部の操作画面の概念図
【図26】 図1の操作部の操作画面の概念図
【図27】 図1の操作部のAlmost Full時
の操作画面の表示例
【図28】 図1の操作部のPBM Full時の操作
画面の表示例
【図29】 プリンタバッファメモリにおける画像デー
タの様子を示す一例図
【図30】 プリンタバッファメモリの管理テーブルの
一例図
【図31】 プリンタバッファメモリのためのファイル
アロケーションテーブルの一例図
【図32】 解決すべき課題の説明図
【図33】 図1における通信エラー監視モード時の動
作制御手順シーケンスフローチャート
【図34】 図1における通常動作モードから通信エラ
ー監視モードへの遷移時におけるページメモリに対する
画像の入出力タイミングチャート
【図35】 図1における原稿給紙タイミングによる補
正説明タイミングチャート
【図36】 図1におけるFatal VB Error時の動作制御
手順シーケンスフローチャート
【図37】 図1における通常動作モードから通信エラ
ー監視モードへ、Fatal VB Errorへの遷移時におけるペ
ージメモリへの画像入力、ページメモリからの画像出力
タイミングチャート
【図38】 図1における通信エラー発生時におけるペ
ージメモリの模式図
【図39】 図1における通信エラー発生により限界条
件に達したページメモリの模式図
【図40】 図1におけるFatal VB Errorへの遷移時に
おけるページメモリの模式図
【図41】 第2の実施例の自動原稿搬送タイミングチ
ャート(図例1)
【図42】 第2の実施例の自動原稿搬送タイミングチ
ャート(図例2)
【図43】 第2の実施例の原稿搬送制御シーケンスフ
ローチャート
【符号の説明】
1 画像処理装置(プリンタ部) 2 画像読取部(リーダー部) 3 操作部(OCU) 4 フィニッシング装置 11 画像処理部 15 画像記憶手段(PBM) 111 CCDラインセンサー 112 A/D変換回路 113 シェーディング/色空間変換回路 114 2色分離回路 117 フィルタ 118 フィルタ 119 ページメモリ 120 ページメモリ 123 コントローラ(データ容量管理手段、制御手
段) 125 変倍/解像度変換回路 126 変倍/解像度変換回路 127 画像装飾回路 128 画像装飾回路 129 濃度変換回路 130 濃度変換回路 131 階調数変換回路 132 階調数変換回路 150 圧縮回路 151 DRAM 152 伸張回路 153 圧縮回路 154 DRAM 156 伸張回路 157 残量検知回路 158 残量検知回路 160 圧縮率予測回路 165 セレクタ 166 セレクタ 200 自動原稿給送装置(ADF) 201 原稿トレー 202 第1ミラー 203 流し読み原稿読取位置 204 ブックモードスキャン読取位置 205 給紙部 206 搬送路 207 搬送路 208 搬送路 209 搬送路 210 レンズ 250 スキャナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/21 G03G 21/00 372

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の原稿を積載する積載手段と、 前記積載手段に積載された原稿を一枚づつ読取装置へ搬
    送して前記読取装置を通過させる原稿搬送手段と、 前記原稿搬送手段に原稿搬送タイミングを与える原稿搬
    送タイミング生成手段と、 前記搬送手段により搬送された原稿が前記読取装置を通
    過している間に原稿を読み取り、画像データを出力する
    読取手段と、 少なくとも原稿一ページ分の画像データを記憶すること
    が可能であって、前記読取手段から出力された画像デー
    タを記憶する第一の記憶手段と、 前記第一の記憶手段に格納された画像データを出力する
    画像出力手段と、 前記画像出力手段に画像出力タイミングを与える画像出
    力タイミング生成手段と、 前記画像出力手段から出力された画像データを通信する
    画像通信手段と、 所定の記憶容量を有し、前記画像処理手段により画像処
    理された画像データを記憶する第二の記憶手段と、 前記画像処理手段と前記第二の記憶手段とを接続する画
    像通信手段と、 前記第二の記憶手段に記憶された画像データを出力する
    出力手段と、 前記第一の記憶手段に記憶された画像データが前記画像
    処理手段により画像処理されたときの画像データが前記
    第二の記憶手段を占有する容量を検出する第一の検出手
    段と、 前記第二の記憶手段の空き容量を検出する第二の検出手
    段と、 前記第一の検出手段により検出された占有容量が前記第
    二の検出手段により検出された空き容量以下のとき、第
    一の原稿間隔で原稿を搬送させる第一の制御状態を取
    り、前記第一の検出手段により検出された占有容量が前
    記第二の検出手段により検出された空き容量を超え、か
    つ前記第一の記憶手段に前記原稿サイズ検知手段により
    得られた次の原稿一ページ分の空き容量がないとき、前
    記第一の原稿間隔よりも大きい第二の原稿間隔で原稿を
    搬送させる第二の制御状態を取り、前記第一の検出手段
    により検出された占有容量が前記第二の検出手段により
    検出された空き容量を超える場合でも、前記第一の記憶
    手段に前記原稿サイズ検知手段により得られた次の原稿
    一ページ分の空き容量があるとき、前記第一の原稿間隔
    で原稿を搬送させる第一の制御状態を取るべく、前記搬
    送手段を制御する制御手段と、 前記画像通信手段に通信状態を監視し、障害が発生した
    場合にはこれを検知する通信障害検知手段と、 前記通信障害検知手段により前記画像通信手段に通信障
    害が発生したことが判明した場合に、障害発生個所の画
    像データを再送する通信障害補償手段と、 を持つ原稿読取装置であって、 通信障害が発生したことによる画像データ出力完了時間
    の遅延時間を累積的に記憶する累積遅延時間カウンタを
    持ち、 前記累積遅延時間カウンタの値が第一の既定値に達する
    まで、通信障害に関係なく前記制御手段により装置の制
    御状態を決定し、 前記累積遅延時間カウンタの値が既定値に達した場合に
    は、前記第一及び第二の検知手段の結果によらず、第三
    の制御状態を取ることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の制御状態になった場合には、
    前記累積遅延時間から第二の既定値を減算することを特
    徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記第二の既定値を前記累積遅延時間か
    ら減じた結果が、マイナスになった場合には、前記累積
    遅延時間をゼロクリアすることを特徴とする請求項1記
    載の原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の既定値は、搬送する原稿サイ
    ズ,搬送方向,搬送速度,前記第一の記憶手段の容量,
    選択されている画像処理及び画像処理の速度により決定
    されることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  5. 【請求項5】 前記第二の既定値は、前記第一の原稿間
    隔と第二の原稿間隔との時間差により決定されることを
    特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  6. 【請求項6】 前記累積遅延時間を、電源投入時にゼロ
    クリアすることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装
    置。
  7. 【請求項7】 前記累積遅延時間を、ジョブの開始時に
    ゼロクリアすることを特徴とする請求項1記載の原稿読
    取装置。
  8. 【請求項8】 前記累積遅延時間を、ジョブの終了時に
    ゼロクリアすることを特徴とする請求項1記載の原稿読
    取装置。
  9. 【請求項9】 前記原稿搬送手段がジャムやユーザ操作
    により一時中断した場合には、前記累積遅延時間をゼロ
    クリアすることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装
    置。
  10. 【請求項10】 表示部を持ち、 前記通信障害により前記第三の制御状態を取った場合に
    は、表示部に通信障害により制御状態が変わったことを
    表示することを特徴とする請求項1記載の原稿読取装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199535A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Murata Mach Ltd 画像読取装置
JP2009113988A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Oce Technol Bv 印刷モジュール及び仕上げモジュールを有する印刷装置
JP2011004086A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Canon Inc 画像読取装置及びその制御方法

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