JPH118894A - ヘッドホン装置 - Google Patents

ヘッドホン装置

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JPH118894A
JPH118894A JP15997697A JP15997697A JPH118894A JP H118894 A JPH118894 A JP H118894A JP 15997697 A JP15997697 A JP 15997697A JP 15997697 A JP15997697 A JP 15997697A JP H118894 A JPH118894 A JP H118894A
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JP
Japan
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antenna
signal
headphone device
housing
antennas
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JP15997697A
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English (en)
Inventor
Takashi Usui
隆志 臼居
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドホン装置へのオーディオ信号の無線伝
送が良好にできるようにする。 【解決手段】 左右のハウジング部1L,1Rを耳介に
装着したとき、外側になる位置に所定のアンテナ3a,
3bを取付け、それぞれのハウジング部1L,1Rのア
ンテナ3a,3bで受信した信号を合成又は切替えて1
系統の受信信号として、その受信信号に含まれるオーデ
ィオ信号を、ハウジング部1L,1Rに内蔵されたスピ
ーカユニット2L,2Rから放音させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の耳介に装
着されるインナーイヤー型のヘッドホン装置に関し、特
にオーディオ信号源との間をワイヤレス化したヘッドホ
ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘッドホン装置は各種オーディオ
信号源(テープカセット再生装置,ディスク再生装置,
テレビジョン受像機など)などと信号線で接続して、そ
のオーディオ信号源から得られるオーディオ信号を、ヘ
ッドホン装置内のスピーカユニットに供給して、オーデ
ィオ信号を放音させて、ヘッドホン装置を装着した者が
聞き取れるようにしていた。
【0003】ここで、ヘッドホン装置がオーディオ信号
源と信号線で接続してあるとヘッドホン装置を装着した
者にとって、その信号線が邪魔である。従って、信号源
との間の信号線をなくした構成のヘッドホン装置とし
て、赤外線信号やFM信号を使用したワイヤレスヘッド
ホン装置が各種開発されている。
【0004】このようなワイヤレスヘッドホン装置を使
用することで、信号線で接続されている場合に比べ、ヘ
ッドホン装置の装着者の自由度が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ワイヤレスヘッドホン装置は、赤外線信号やFM信号の
発信源からの信号が届く範囲にいる必要がある。特に、
赤外線信号を受信する構成のワイヤレスヘッドホン装置
の場合には、原則として、オーディオ信号が変調された
赤外線信号の発信装置と、ワイヤレスヘッドホン装置の
赤外線信号受信部(受光部)とが、直接的に見通せる状
態である必要があり、赤外線信号の発信装置の近くにい
ても、ヘッドホン装置の向きによっては、赤外線信号の
受信ができない状態になって、オーディオが聞けない状
態が生じる問題があった。また、ヘッドホン装置とし
て、使用者の耳介に装着されるインナーイヤー型のヘッ
ドホン装置と称されるものがあるが、このタイプのヘッ
ドホン装置は、装着した場合に頭部から露出する部分が
少なく、赤外線信号の受信部を配置するのに適当な位置
がないと言う問題がある。
【0006】また、FM信号を受信する構成のワイヤレ
スヘッドホン装置の場合には、赤外線信号を使用した場
合のように、送信部と受信部とが直接見通せない場合で
も伝送可能であるが、送信部からの距離が短い場合で
も、マルチパスフェージングによる干渉がおきて、やは
りオーディオが聞けない状態が生じる問題があった。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、ヘッドホン装置
へのオーディオ信号の無線伝送が良好にできるようにす
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、左右のハウジング部を耳介に装着したと
き、外側になる位置に所定のアンテナを取付け、それぞ
れのハウジング部のアンテナで受信した信号を合成又は
切替えて1系統の受信信号として、その受信信号に含ま
れるオーディオ信号を、ハウジング部に内蔵されたスピ
ーカユニットから放音させるようにしたものである。
【0009】かかる構成としたことで、左右の耳介に装
着されるハウジング部に取付けられた少なくとも2個の
アンテナが、相互に反対方向を向いた状態で配置される
ことになり、それぞれのアンテナが異なる指向性を持っ
た状態となり、例えば良好に受信できたアンテナからの
信号を選択することで、発信源からの信号が届く範囲内
にいる限りは、どの位置であっても良好に受信できる可
能性が高くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本例のワイヤレスヘッドホン装置
の全体構成を示す図で、本例の場合には、使用者の耳介
に装着されるインナーイヤー型のヘッドホン装置として
あり、オーディオ信号発信装置(図示せず)から所定の
周波数帯で無線送信されるオーディオ信号を受信して、
ヘッドホン装置内のスピーカユニットから放音させる構
成としてある。
【0012】本例の場合には、使用者の左右の耳介に装
着されるハウジング部1L,1Rと、受信処理を行う受
信機6とを別体としてあり、ハウジング部1L,1Rに
は、それぞれ耳孔の方向を向いて取付けられた小径のス
ピーカユニット2L,2Rが内蔵させてあり、受信機6
から供給される左チャンネル用オーディオ信号を、スピ
ーカユニット2Lから放音させると共に、受信機6から
供給される右チャンネル用オーディオ信号を、スピーカ
ユニット2Rから放音させる。
【0013】左右のハウジング部1L,1Rは信号線4
で接続してあり、左側のハウジング部1Lと受信機6と
の間は、信号線5で接続してある。この信号線5の先端
には、所定の形状のプラグ5aが取付けてあり、このプ
ラグ5aを受信機6のジャック6aに装着することで、
ヘッドホン部が受信機に接続される構成としてある。
【0014】そして本例の場合には、発信装置から送信
されるオーディオ信号を受信するアンテナを、各ハウジ
ング部1L,1Rの外側(即ち耳孔に向けて音が出力さ
れる方向と反対側)に取付ける構成としてある。ここで
は、アンテナとして1本の棒状の導体で構成されるモノ
ポールアンテナ3a,3bを、各ハウジング部1L,1
Rの外側に取付けてある。ここでは、発信装置から送信
されるオーディオ信号の送信帯域として、数GHz(例
えば2.4GHz又は5.7GHz)の比較的波長の短
い帯域としてあり、長さの非常に短いモノポールアンテ
ナ3a,3bで、良好に受信することができる。
【0015】また本例の場合には、受信機6の側面にも
直接モノポールアンテナ3cが取付けてあると共に、ジ
ャック6bに接続された信号線7を介して別のモノポー
ルアンテナ3dが取付けられる構成としてあり、合計4
個のアンテナ3a〜3dが接続される構成としてある。
【0016】この複数個のアンテナ3a〜3dに接続さ
れる受信機6内の受信回路としては、例えば図2に示す
構成とされる。以下、図2の構成について説明すると、
ここではアンテナ3a,3b,3c‥‥3n(nは接続
できる最大のアンテナ数に対応した値)のそれぞれを、
受信機6内のそれぞれ別の高周波受信部(RF部)8
a,8b,8c‥‥8nに接続し、各アンテナ3a,3
b,3c‥‥で受けた信号を、それぞれ別の高周波受信
部8a,8b,8c‥‥で受信処理させる。各高周波受
信部8a,8b,8c‥‥の構成としては、例えば図3
に示すように、アンテナから供給される信号を、ローノ
イズアンプ21で増幅した後、ミキサ22に供給して発
振器23の発振出力を混合して中間周波信号(又はベー
スバンド信号)に周波数変換する。そして、その周波数
変換された信号を、ノイズ除去用のバンドパスフィルタ
24を介して出力端子25に供給し、出力端子25から
後段の回路に供給する。
【0017】図2の構成の説明に戻ると、各高周波受信
部8a〜8nで受信処理された信号は、合成回路9に供
給されて、1系統の受信信号とする合成処理が行われ
る。合成回路9で1系統に合成された受信信号は、デコ
ーダ10に供給し、本例のシステムに適用されるデコー
ド方式により受信信号のデコードを行い、左チャンネル
のアナログオーディオ信号と右チャンネルのアナログオ
ーディオ信号を得て、それぞれのデコードされたオーデ
ィオ信号を、信号線5及び4を介して左右のスピーカユ
ニット2L,2Rに供給して、放音させる。
【0018】合成回路9での合成処理としては、各アン
テナからの信号を所定のレベルで合成させる処理を行う
場合と、最も受信状態が良好なアンテナからの信号だけ
を選択するダイバーシティ処理を行う場合がある。各ア
ンテナからの信号を所定のレベルで合成させる処理を行
う場合には、例えば図4に示す原理で受信信号のSN比
が最大となるように合成処理を行う。即ち、例えば2つ
のアンテナ81,82の受信信号x1 ,x2 を合成する
ことを考えた場合、各受信信号x1 ,x2 をアンプ8
3,84でゲインG1 ,G2 で増幅して、混合器85で
混合して出力端子86に1系統の受信信号yを得る構成
としてあるとき、受信信号yは次式で示される。
【0019】
【数1】y=G1 1 +G2 2
【0020】ここで、アンプ83のゲインG1
1 * 、アンプ84のゲインG2 =x2 ** は複素共
役を示す)で示されるように設定したとき、合成された
受信信号yのSN比が最大となる。このような条件を満
たす最大値合成処理を、接続された全てのアンテナ3
a,3b,3c‥‥からの受信信号に対して行うこと
で、合成処理で良好な受信信号が得られる。
【0021】また、ダイバーシティ処理を行う場合に
は、例えば図5に示す原理で受信信号のレベルが最も高
いアンテナの信号を選択する処理を行う。即ち、図5に
示すように、例えば2つのアンテナ91,92の受信信
号x1 ,x2 をスイッチ93で選択して、いずれかの受
信信号を出力端子94に供給する構成を考えた場合、各
受信信号x1 ,x2 の信号レベルをレベル検出回路9
5,96で行い、いずれのレベル検出回路95,96で
検出されたレベルの方が高いかを判定回路97で判定
し、そのレベルが高いと判定した側の受信信号をスイッ
チ93で選択させて、出力端子94に得られる受信信号
yとする構成とする。このような処理を、接続された全
てのアンテナ3a,3b,3c‥‥からの受信信号のレ
ベル判定結果に基づいて行うことで、ダイバーシティ処
理で良好な受信信号が得られる。
【0022】なお、本例の受信機6内には、何らかの電
池(乾電池,2次電池など)又は発電手段(太陽電池な
ど)を備えて、それらから供給される電源により、上述
した受信処理を行って、スピーカユニット2L,2Rか
らオーディオ信号を出力するようにしてある。また、受
信機6には、音量調整用のボリューム6cや、電源のオ
ン・オフを行うスイッチ(図示せず:ボリューム6cで
兼用させても良い)が設けてある。
【0023】ここで、ハウジング部1L,1Rに取付け
られたモノポールアンテナ3a,3bと信号線との接続
状態について説明する。受信機6からハウジング部1
L,1R内のスピーカユニット2L,2Rにオーディオ
信号を供給する信号線を、アンテナへの給電線として兼
用する場合には、例えば図6に示す構成で接続する。こ
の図6は、左側のハウジング部1Lでのアンテナ3aの
接続状態を示す図で、信号線5のハウジング部側の端部
を、所定の容量のコンデンサC1 (例えば1pF程度)
を介して、モノポールアンテナ3aの一端と接続する。
また、信号線5のハウジング部側の端部を、コイルL1
(例えば0.1μH程度)を介して、スピーカユニット
2Lと接続するための端子2aと接続し、この端子2a
と接地電位部の端子2bとの間に、スピーカユニット2
Lを接続する。
【0024】また、受信機6からハウジング部1L,1
R内のスピーカユニット2L,2Rにオーディオ信号を
供給する信号線とは、別の専用の信号線を使用して、ア
ンテナ3a,3bと接続しても良い。図7は、この場合
の接続構成の例を示す図で、例えば信号線5としてアン
テナ接続用の信号線5xとスピーカ接続用の信号線5y
の2組用意し、アンテナ接続用の信号線5xの端部を直
接アンテナ3aに接続し、スピーカ接続用の信号線5y
の端部の端子2aと接地電位部の端子2bとの間に、ス
ピーカユニット2Lを接続する。
【0025】このように構成される本例のヘッドホン装
置によると、使用者の耳介に装着されるインナーイヤー
型のヘッドホン装置を装着させた場合に、各ハウジング
部から外側に露出する部分にアンテナ3a,3bが取付
けられ、このアンテナ3a,3bで送信装置から無線伝
送されるオーディオ信号を良好に受信することができ
る。即ち、本例のヘッドホン装置を装着させた状態で
は、2個のハウジング部1L,1Rは対向した状態に位
置し、2本のアンテナ3a,3bが向きが相互にほぼ反
対を向いた状態となり、それぞれのアンテナ3a,3b
が異なった指向性で受信することになり、この2本のア
ンテナ3a,3bの受信信号の合成又は切替えで、良好
な受信状態を確保できる。特に本例の場合には、伝送さ
れる信号として数GHz程度の波長の短い信号を使用し
ているので、長さの短いモノポールアンテナ3a,3b
でも良好に受信できると共に、この2本のアンテナ3
a,3bの間隔が装着者の左右の耳の間隔に相当する比
較的短い間隔でも、それぞれのアンテナ3a,3bでの
受信状態が違う可能性が高く、各アンテナの信号の合成
又は切替えで、良好な受信状態が得られる可能性が高
い。
【0026】また本例の場合には、ヘッドホン装置に接
続される受信機6にも直接アンテナ3cを接続する構成
としたと共に、さらに受信機6に信号線3dを介してア
ンテナ3dを接続する構成としたことで、合計4本のア
ンテナ3a〜3dの受信信号を合成又は切替えして1系
統の受信信号とすることができ、より受信状態を良好に
することができる。なお、受信機6側のアンテナ3cや
アンテナ3dはなくても良い。
【0027】次に、インナーイヤー型のヘッドホン装置
に別の構成のアンテナを取付けた例を、以下説明する。
図8は、平面アンテナを取付けた例を示す。この例で
は、使用者の耳介eに装着されるハウジング部1Lの背
面、即ちスピーカユニット2Lからの音が放出される面
とは反対側の外側に露出する面に、平面アンテナ30を
取付けた例を示し、受信するオーディオ信号の伝送周波
数帯などについては上述した例と同様に、例えば数GH
z程度の比較的高い帯域を使用する。図8では、2個用
意されるハウジング部1L,1Rの内の一方だけを示す
が、他方のハウジング部にも同様に平面アンテナ30を
取付ける。
【0028】この平面アンテナ30は、例えば図9に示
す構成とする。この平面アンテナ30は、3枚の基板3
1,32,33を重ねた状態で平面アンテナ及びその給
電線が構成される。この3枚の基板31,32,33の
サイズは、ハウジング部1Lの背面の大きさに対応した
例えば円形形状としてある。外側に位置する基板31の
表面には、アンテナ素子を構成する導体(銅板など)3
1aが四角形などの所定形状で形成してあり、中央の基
板32の中央部にはスリット32aが形成してあり、内
側に位置する基板33には、スリット32aに対応した
位置から基板33の端部にかけてストリップ線路33a
が設けてある。また、基板33のストリップ線路33a
が設けられた面とは反対側の裏面には、全面に銅板など
の導体(図示せず)を配置する。基板33の端部でスト
リップ線路33aは、所定の給電線を接続する(例えば
図6に示すコンデンサC1 を介した信号線5の接続又は
図7に示す信号線5xの直接接続)。
【0029】このような構成の平面アンテナ30を、イ
ンナーイヤー型のヘッドホン装置を構成するハウジング
部1L,1Rに取付けることで、所定の送信装置から送
信されるオーディオ信号を良好に受信することができ
る。この場合、アンテナ素子を構成する導体1aは、ハ
ウジング部に内蔵させるために比較的大きさが小さい
が、本例の場合には例えば数GHz程度の比較的波長の
短い帯域を使用するので、この程度の大きさでも充分な
受信特性が確保できる。また、赤外線信号を受信する場
合とは異なり、直接発信源が見通せない状況でも受信可
能であるので、例えば耳介に装着したハウジング部の上
を、髪の毛が覆ったような状態でも良好に受信すること
ができる。
【0030】なお、図9の例では1つの平面アンテナに
1つの給電線を接続して、1つの方向の偏波面を持つよ
うにしたが、1つの平面アンテナに複数の方向の給電線
を接続して、複数の偏波面を持つようにしても良い。例
えば、図10に示すように、基板31,32,33で構
成される平面アンテナの給電線として、スリット32a
を介したストリップ線33aの他に、基板31のアンテ
ナ導体31aからストリップ線33aとは直交する方向
に引き出された信号線31bを接続して、この信号線3
1bにより給電する構成として、ストリップ線33aと
信号線31bとで個別に受信信号を得る構成とする。こ
のように構成することで、1個の平面アンテナが2つの
偏波面を持つアンテナとして機能することになり、より
受信性能が向上する。
【0031】また、平面アンテナなどのアンテナをハウ
ジング部に直接取付けた場合に、アンテナで受信した信
号を増幅する増幅器を、ハウジング部の近傍に取付ける
ようにしても良い。図11はこの場合の一例を示す図
で、例えば平面アンテナ30が取付けられたハウジング
部1Lを耳介eに装着したとき、耳介eの上側を経由し
て裏側になる位置まで伸びる接続部材41を設け、この
接続部材41の端部にローノイズアンプ収納部42を接
続する。そして、ローノイズアンプ収納部42内にロー
ノイズアンプを構成する素子を収納させ、このローノイ
ズアンプ収納部42に信号線5の一端を接続する。
【0032】図12は、この場合の接続構成の一例を示
す図で、アンテナ30をローノイズアンプ(LNA)4
2aに接続し、このローノイズアンプ42aの増幅出力
部を、所定の容量のコンデンサC1 (例えば1pF程
度)を介して、信号線5の端部と接続する。また、信号
線5の端部を、コイルL1 (例えば0.1μH程度)を
介して、スピーカユニット2Lと接続するための端子2
aと接続し、この端子2aと接地電位部の端子2bとの
間に、スピーカユニット2Lを接続する。さらに、ロー
ノイズアンプ42aに電源を供給するために、端子2a
とコイルL1 との間を、アンプ42aの電源入力部に接
続し、この電源入力部を、所定の容量のコンデンサC2
(例えば100pF程度)を介して接地させる。
【0033】このようにローノイズアンプをハウジング
部に近い位置に設けたことで、アンテナで受信した信号
を、アンテナに近い位置で効率良く増幅させることがで
き、より良好な受信特性が確保できる。また、図11に
示すように、耳介の裏側となる位置にローノイズアンプ
収納部を配することで、ヘッドホン装置を使用する上で
邪魔にならない位置にローノイズアンプ収納部が位置
し、ヘッドホン装置としての装着感などを悪化させるこ
となく、比較的大型の素子である増幅素子などを、アン
テナの近傍に設けることができる。
【0034】次に、インナーイヤー型のヘッドホン装置
に、さらに別の構成のアンテナとして、ダイポールアン
テナを取付けた例を、図13及び図14を参照して説明
する。
【0035】図13は、使用者の耳介eに装着される左
右のハウジング部1L,1Rの背面、即ちスピーカユニ
ット2L,2Rからの音が放出される面とは反対側の外
側に露出する面に、ダイポールアンテナ50L,50R
を取付けた例を示し、受信するオーディオ信号の伝送周
波数帯などについては上述した例と同様に、例えば数G
Hz程度の比較的高い帯域を使用する。この例では、各
ダイポールアンテナ50L,50RをT字状にハウジン
グ部1L,1Rに取付けてあり、ハウジング部1L,1
Rへの取付け部を中心にして、任意の角度に回動させる
ことができる構成としてある。
【0036】図14は、ダイポールアンテナ50Lの取
付け部の構成を示す図で、ハウジング部1Lの背面と直
接接続される部材51は、回動自在なジョイント52を
介してアンテナの中心部材53と接続してあり、この中
心部材53の端部に一方のアンテナ素子54及び他方の
アンテナ素子57が接続してある。この場合、一方のア
ンテナ素子54は、部材51,部材53の中心を貫通
(回動できる状態としてある)する導体部54と接続し
てあると共に、部材53の外導体と線56で接続してバ
ラン構造を構成してあり、他方のアンテナ素子57は部
材53の外導体と接続してある。各アンテナ素子54及
び57の長さは、λ/4(例えば26mm)とする。
【0037】このように構成されるダイポールアンテナ
を使用することで、そのときの受信状態に応じて、この
ダイポールアンテナを回動させて、位置を調整すること
で、良好に受信できるように調整することができ、より
良好な受信特性が得られる。
【0038】なお、上述したそれぞれの実施の形態で説
明した周波数帯域などの値については、一例を示したも
のであり、その他の帯域の信号を受信するように構成し
ても良いことは勿論である。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によると、左右
の耳介に装着されるハウジング部に取付けられた少なく
とも2個のアンテナが、相互に反対方向を向いた状態で
配置されることになり、それぞれのアンテナが異なる指
向性を持った状態となり、例えば良好に受信できたアン
テナからの信号を選択することで、発信源からの信号が
届く範囲内にいる限りは、どの位置であっても良好に受
信できる可能性が高くなる。
【0040】請求項2に記載した発明によると、それぞ
れのハウジング部に配されたアンテナとして、モノポー
ルアンテナを使用したことで、簡単な構成のアンテナで
良好な受信特性が得られる。
【0041】請求項3に記載した発明によると、それぞ
れのハウジング部に配されたアンテナとして、ハウジン
グ部に対して回動可能に支持されたダイポールアンテナ
を使用したことで、良好な受信状態となるようにダイポ
ールアンテナの回動位置を調整することが可能になり、
より良好な受信特性が得られる。
【0042】請求項4に記載した発明によると、それぞ
れのハウジング部に配されたアンテナとして、平面アン
テナを使用したことで、ハウジング部からの突起のない
形状として、良好に受信できるようになる。
【0043】請求項5に記載した発明によると、平面ア
ンテナとして、1つのアンテナから複数の偏波面の信号
を取り出す構成としたことで、1つの平面アンテナが複
数の指向性のアンテナとして機能し、より受信特性が良
好になる。
【0044】請求項6に記載した発明によると、アンテ
ナで受信した信号を増幅する増幅手段を、それぞれのハ
ウジング部を耳介に装着したとき耳介の裏側になる位置
に配置したことで、受信した信号の増幅を行う増幅手段
が、アンテナの近傍位置に良好に収まり、良好に受信信
号を増幅できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるヘッドホン装置の全
体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態による受信構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2に示す受信構成のRF部の例を示すブロッ
ク図である。
【図4】最大比合成処理を説明するためのブロック図で
ある。
【図5】切替ダイバーシティ処理を説明するためのブロ
ック図である。
【図6】アンテナの接続例を示す接続図である。
【図7】アンテナの接続例の別の例を示す接続図であ
る。
【図8】平面アンテナを取付けた例を示す斜視図であ
る。
【図9】平面アンテナの構成を示す斜視図である。
【図10】偏波共用アンテナとした場合の構成を示す斜
視図である。
【図11】ローノイズアンプを取付けた状態の一例を示
す斜視図である。
【図12】ローノイズアンプを設けた場合の接続状態の
例を示す接続図である。
【図13】ダイポールアンテナを取付けた例を示す斜視
図である。
【図14】ダイポールアンテナの取付け部の一例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1L,1R…ハウジング部、2L,2R…スピーカユニ
ット、3a,3b,3c,3d…アンテナ(モノポール
アンテナ)、6…受信機、8a,8b,8c…高周波受
信部(RF部)、9…合成部、10…デコーダ、30…
平面アンテナ、31a…アンテナ素子、32a…スリッ
ト、33a…スリット線路、42…ローノイズアンプ収
納部、50L,50R…ダイポールアンテナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の耳介に装着される2個のハウジン
    グ部と、 上記それぞれのハウジング部を耳介に装着したとき、外
    側になる位置に配されたアンテナと、 上記それぞれのハウジング部のアンテナで受信した信号
    を合成又は切替えて1系統の受信信号とする受信信号処
    理部と、 上記受信信号処理部で処理されたオーディオ信号が供給
    され、上記それぞれのハウジング部に内蔵されたスピー
    カユニットとを備えたヘッドホン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヘッドホン装置におい
    て、 上記それぞれのハウジング部に配されたアンテナとし
    て、モノポールアンテナを使用したヘッドホン装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のヘッドホン装置におい
    て、 上記それぞれのハウジング部に配されたアンテナとし
    て、ハウジング部に対して回動可能に支持されたダイポ
    ールアンテナを使用したヘッドホン装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のヘッドホン装置におい
    て、 上記それぞれのハウジング部に配されたアンテナとし
    て、平面アンテナを使用したヘッドホン装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のヘッドホン装置におい
    て、 上記平面アンテナとして、1つのアンテナから複数の偏
    波面の信号を取り出す構成としたヘッドホン装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のヘッドホン装置におい
    て、 上記アンテナで受信した信号を増幅する増幅手段を、上
    記それぞれのハウジング部を耳介に装着したとき耳介の
    裏側になる位置に配置したヘッドホン装置。
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