JPH1189190A - 電動機用ステータの巻線方法 - Google Patents

電動機用ステータの巻線方法

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JPH1189190A
JPH1189190A JP23983497A JP23983497A JPH1189190A JP H1189190 A JPH1189190 A JP H1189190A JP 23983497 A JP23983497 A JP 23983497A JP 23983497 A JP23983497 A JP 23983497A JP H1189190 A JPH1189190 A JP H1189190A
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stator core
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Osamu Sumiya
修 角谷
Norihisa Watanabe
法寿 渡辺
Hideto Muraoka
秀人 村岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分割された複数のステータコアに、インシュレ
ータを介在させて迅速かつ簡単に巻線を施すことがで
き、効率的な巻線作業を遂行可能にする。 【解決手段】先ず、コア治具42に保持治具46を介し
てステータコア治具44が装着された状態で、このステ
ータコア治具44間にインシュレータ19が介装され
る。次いで、ステータコア治具44および保持治具46
に巻線が施された後、ステータコアが前記ステータコア
治具44と入れ替わって装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティース状に分割
された複数のステータコアを円環状に組み立てるととも
に、前記ステータコアに巻線を施してステータを形成す
る電動機用ステータの巻線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機用ステータは、略円筒体の
内周面に半径方向に指向した凸部が複数形成されてお
り、その凸部の溝に導線を巻き付けるように構成されて
いる。このため、導線の巻き付け作業が極めて煩雑であ
るという不具合があった。
【0003】そこで、特開平7−163070号公報に
開示されているように、分割された複数のステータコア
を用意し、各ステータコア毎に導線を巻き付けた後、前
記ステータコア同士を環状に嵌合させてステータを製造
する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステータに
は、上記のように各ステータコア毎に導線を巻き付ける
集中巻きコイル方式の他、複数のステータコアに跨って
導線を巻き付ける重ね巻きコイル方式が採用されてい
る。ところが、この種の重ね巻きコイル方式では、上記
の従来技術を用いることが困難なものとなっている。
【0005】このため、一般的には、オープンステータ
を一体成形してこれに重ね巻きコイルを施す作業が行わ
れている。しかしながら、オープンステータを一体成形
するためのプレス打ち抜き工程において材料の歩留まり
が悪く、極めて不経済であるという問題が指摘されてい
る。
【0006】しかも、通常、ステータコアとコイルとの
間には、これらが電気的に接続されることを阻止するた
めに、インシュレータ(絶縁体)が介在されている。従
って、インシュレータを介在させた状態で導線を巻き付
ける作業が、相当に煩雑化してしまい、生産性が極めて
低いという問題がある。
【0007】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、分割された複数のステータコアに、インシュレータ
を介在させて迅速かつ簡単に巻線を施すことができ、効
率的な巻線作業が遂行可能な電動機用ステータの巻線方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係る電動機用ステータの巻線方法では、
先ず、コア治具の円形状外周部に、保持治具を介してス
テータコアに相当するステータコア治具が保持された
後、前記ステータコア治具間にインシュレータが介在さ
れる。次いで、インシュレータの内面側に設けられる巻
線用開口に巻線が施された後、ステータコアがステータ
コア治具と入れ替わって前記インシュレータ間に装着さ
れる。さらに、巻線から保持治具およびコア治具が取り
外される。
【0009】これにより、分割された複数のステータコ
アをステータコア治具と交換するだけで、特に複数のス
テータコアに跨って巻線を施すことができるとともに、
インシュレータを介在させた状態で、巻線作業全体が容
易かつ迅速に遂行される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
電動機用ステータの巻線方法により得られるステータ1
0の斜視説明図である。ステータ10は、外径リング1
2内に円環状に配設保持されるティース状に分割された
複数のステータコア14と、それぞれ所定数の前記ステ
ータコア14に跨って巻き付けられる複数の巻線コイル
16と、前記巻線コイル16が巻線される整流子部材1
8と、前記ステータコア14と前記巻線コイル16との
間に介在されるインシュレータ19とを備える。
【0011】ステータコア14は、同一形状の弾性力を
有する鉄系材料で形成された板体を所定枚数積層して構
成され、または鉄系材料で鋳造により一体成形される。
ステータコア14は、頭部20と脚部22とを備えた略
T字状に形成され、この頭部20の円周方向一端には円
弧状の空間からなる凹部24が設けられるとともに、円
周方向他端には円弧状の凸部26が設けられる(図2参
照)。整流子部材18は、リング状に形成されており、
その外周部には、等角度間隔ずつ離間して巻線用係止ピ
ン28が設けられている。
【0012】図3に示すように、インシュレータ19
は、縦断面コ字状を有するとともに、全体として略コ字
状に構成されており、具体的には、上下に互いに平行な
コ字状水平面30a、30bが設けられ、前記水平面3
0a、30bの間には、コ字状垂直面32が一体的に形
成される。垂直面32の外面32aが後述するステータ
コア治具に当接保持されるとともに、内面32bには、
巻線用開口34が設けられる。垂直面32の端部には、
屈曲用突片36a、36bが形成される。
【0013】図4は、前記巻線方法を実施するための巻
線装置40の一部分解斜視説明図である。巻線装置40
は、円形状外周部を有するコア治具42と、ステータコ
ア14に相当する形状に設定されたプレート状ステータ
コア治具44と、前記コア治具42の外周部に離脱自在
に装着されて前記ステータコア治具44を保持する保持
治具46とを備える。
【0014】コア治具42は、略筒状に設定されるとと
もに、その外周面48には、等角度間隔ずつ離間して径
方向(矢印A方向)に所定の長さだけ突出しかつ軸方向
(矢印B方向)に延在する板状突起部50が形成され
る。突起部50の径方向の長さは、ステータコア14の
脚部22の端部から巻線が施される部分までの長さに対
応して設定される。
【0015】コア治具42の外周面48には、各突起部
50の間に位置しかつ軸方向にステータコア14の厚み
方向の寸法に対応して離間する孔部52a、52bが形
成される。コア治具42の一端部42aは、整流子部材
18に嵌合するようにその外径が設定されている。
【0016】保持治具46は、コア治具42の孔部52
a、52bに離脱自在に装着される複数組のピン部材5
4a、54bを備える。図5に示すように、ピン部材5
4a、54bは、直径方向両側にインシュレータ19の
水平面30a、30bが係合するための円弧状凹部55
a、55bを有している。
【0017】ステータコア治具44は、ステータコア1
4の脚部22の形状に対応して略矩形状に設定されてお
り、その上下両端面には、各組のピン部材54a、54
bが係合する位置決め用凹部56a、56bが設けられ
る。
【0018】次に、このように構成される巻線装置40
を用いてステータ10を得る本実施形態に係る巻線方法
について説明する。
【0019】先ず、図6に示すように、コア治具42の
一端42aが整流子部材18に嵌合してこの整流子部材
18が前記コア治具42に取り付けられる。一方、コア
治具42の外周面48に形成された各孔部52a、52
bに、保持治具46を構成する各ピン部材54a、54
bの端部が挿入された後、このピン部材54a、54b
に保持されたステータコア治具44が前記コア治具42
に装着される(図7参照)。
【0020】次いで、図8に示すように、ステータコア
治具44間にインシュレータ19が介装される。その
際、インシュレータ19は、垂直面32の外面32aが
互いに隣合うステータコア治具44の側面に当接保持さ
れており、内面32bに巻線用開口34が設けられると
ともに、屈曲用突片36a、36bが外方に突出してい
る。
【0021】図9に示すように、インシュレータ19の
巻線用開口34を介してステータコア治具44およびピ
ン部材54a、54bに一体的に巻線が施されることに
より、コア治具42の周囲に巻線コイル16が形成され
る。ここで、整流子部材18に設けられている係止ピン
28に巻線が施されている。また、コア治具42には径
方向に突出して複数の突起部50が設けられており、こ
の突起部50の径方向の長さ分だけ、このステータコア
治具44には巻線が施されていない。ステータコア14
の脚部22に非巻線部分を設けるためである。
【0022】巻線作業が終了した後、ステータコア治具
44がコア治具42から取り外される。ステータコア治
具44が取り外されると、図10に示すように、巻線コ
イル16とピン部材54a、54bとインシュレータ1
9とにより開口58が形成され、この開口58にステー
タコア14が挿入される。具体的には、ステータコア1
4の脚部22が、順次、開口58に挿入されるととも
に、一方のステータコア14の頭部20に設けられた凹
部24に、他方のステータコア14の頭部20に設けら
れた凸部26が嵌合する。これにより、図11に示すよ
うに、各ステータコア14は、円環状に配設されること
になる。
【0023】さらに、コア治具42からピン部材54
a、54bが抜き取られた後、ステータコア14の外周
に外径リング12が装着される(図12参照)。そし
て、コア治具42が巻線コイル16から取り外されるこ
とにより、ステータ10が得られる。
【0024】この場合、本実施形態では、先ず、コア治
具42に保持治具46を介してステータコア治具44が
装着された状態で、このステータコア治具44間にイン
シュレータ19が介装される。次いで、ステータコア治
具44および保持治具46に巻線が施されて巻線コイル
16が形成された後、ステータコア14が前記ステータ
コア治具44と入れ替わって巻線コイル16の開口58
に装着される。
【0025】その際、インシュレータ19の屈曲用突片
36a、36bが互いに近接する方向(内方)に屈曲さ
れ、ステータコア14の頭部20と巻線コイル16とが
電気的に接続することを確実に阻止することができる。
【0026】このように、分割された複数のステータコ
ア14を各開口58に挿入するだけで、巻線コイル16
を所定数のステータコア14に跨って巻き付けることが
できる。これにより、本実施形態では、従来のオープン
ステータを一体成形する場合のような材料の歩留まりの
低下を有効に阻止でき、極めて経済的であるという効果
が得られる。
【0027】しかも、インシュレータ19をステータコ
ア治具44間に介装するだけで、このインシュレータ1
9をステータコア14と巻線コイル16との間に介在さ
せることができる。従って、インシュレータ19を備え
たステータ10の生産性が一挙に向上するとともに、巻
線作業全体が容易かつ迅速に遂行されるという利点があ
る。
【0028】なお、本実施形態では、インシュレータ1
9に屈曲用突片36a、36bが設けられているが、一
方の屈曲用突片36aを長尺に構成して他方の屈曲用突
片36bを不要にすることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る電動機用ス
テータの巻線方法では、コア治具に保持治具を介して装
着されたステータコア治具間にインシュレータが介装さ
れた後、このステータコア治具に巻線が施される。次い
で、ステータコアがステータコア治具と入れ替わって巻
線に装着される。このため、分割された複数のステータ
コアをステータコア治具と交換するだけで、特に複数の
ステータコアに跨って巻線を施すことができる。しか
も、インシュレータを介在したステータコアの巻線作業
全体が容易かつ迅速に遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動機用ステータの巻
線方法が適用されるステータの斜視説明図である。
【図2】前記ステータの一部平面図である。
【図3】前記ステータを構成するインシュレータの斜視
説明図である。
【図4】前記巻線方法を実施するための巻線装置の一部
分解斜視説明図である。
【図5】前記インシュレータおよび前記ステータコア治
具の一部斜視図である。
【図6】前記巻線装置を構成するコア治具に保持治具が
装着された状態の斜視説明図である。
【図7】前記コア治具に前記ステータコア治具が装着さ
れた状態の斜視説明図である。
【図8】前記ステータコア治具間に前記インシュレータ
が介装された際の斜視説明図である。
【図9】前記コア治具に前記保持治具および前記ステー
タコア治具を介して巻線を施す際の斜視説明図である。
【図10】前記巻線に前記ステータコア治具に代えてス
テータコアを装着する際の斜視説明図である。
【図11】前記ステータコアが装着された状態の斜視説
明図である。
【図12】前記コア治具が取り外される際の斜視説明図
である。
【符号の説明】
10…ステータ 12…外径リング 14…ステータコア 16…巻線コイル 18…整流子部材 19…インシュレー
タ 20…頭部 22…脚部 30a、30b…水平面 32…垂直面 34…巻線用開口 36a、36b…屈
曲用突片 40…巻線装置 42…コア治具 44…ステータコア治具 46…保持治具 54a、54b…ピン部材 55a、55b、5
6a、56b…凹部 58…開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ティース状に分割された複数のステータコ
    アを円環状に組み立てるとともに、前記ステータコアに
    巻線を施してステータを形成する電動機用ステータの巻
    線方法であって、 コア治具の円形状外周部に、保持治具を介して前記ステ
    ータコアに相当するステータコア治具を保持する工程
    と、 外面側が前記ステータコア治具に当接保持されるととも
    に、内面側に巻線用開口が設けられる複数のインシュレ
    ータを、該ステータコア治具間に介在させて該ステータ
    コア治具に巻線を施す工程と、 前記巻線が終了した後、前記ステータコアを前記ステー
    タコア治具と入れ替えて前記インシュレータ間に装着す
    るとともに、該ステータコアを円環状に組み立てる工程
    と、 前記巻線から前記保持治具および前記コア治具を取り外
    す工程と、 を有することを特徴とする電動機用ステータの巻線方
    法。
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