JPH1189768A - 電気掃除機用集塵袋 - Google Patents

電気掃除機用集塵袋

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JPH1189768A
JPH1189768A JP25817597A JP25817597A JPH1189768A JP H1189768 A JPH1189768 A JP H1189768A JP 25817597 A JP25817597 A JP 25817597A JP 25817597 A JP25817597 A JP 25817597A JP H1189768 A JPH1189768 A JP H1189768A
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JP
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bag
dust
support plate
bag body
vacuum cleaner
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JP25817597A
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English (en)
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Shozo Okazaki
昌三 岡崎
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Original Assignee
Nexta Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気掃除機の狭い集塵室への挿入、装着が容
易なコンパクト性を維持しつつ、集塵操作の初期段階に
おける袋の展開を容易とし、かつ流通時の支持板の反り
を防止して、塵もれを抑制し、また、折り畳んだ際の集
塵袋の厚みを薄くして流通時の嵩張りを抑制しうる集塵
袋を提供する。 【解決手段】 透気性のある濾材で横長筒状に形成さ
れ、長手方向に沿った両側に蛇腹部23が形成され、両側
開放端縁を折り巻いて末端封止部21、21が形成され、長
手方向中程には吸入口が形成された袋本体2と、剛性を
有する板材に吸入口が設けられた支持板3とが、それぞ
れの吸入口4を合致させた状態で互いに貼着され、支持
板3の両側辺部3a、3aから側方へ突出した袋本体2の両
側部20、20が、支持板3が貼着されている袋1の表面側
に袋本体2の末端封止部21、21の先端縁21a 、21a が支
持板3の両側辺部3a、3aに近接するように折り畳まれて
いる集塵袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濾材を横長筒状に
形成した使い捨ての集塵袋に関し、更に詳しくは掃除機
への装着を容易とし、又、流通段階での省スペースを目
的としてコンパクト化するために、前記横長筒状の濾材
を折り畳んだ電気掃除機用の集塵袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特公昭60−53608
号公報、特公昭60−54049号公報、特公平2−5
6089号公報、特公平2−56090号公報、特公平
7−85736号公報等に開示されているように、透気
性及び可撓性を有する紙等の濾材で横長筒状に形成さ
れ、その長手方向に沿って両側には蛇腹部が、長手方向
両端には末端封止部が、更に長手方向中程には吸入口が
それぞれ配されている袋状体(以下、「袋本体」とい
う。)と、厚紙等の剛性のある板材に吸入口を設けた支
持板とが、双方の吸入口を合致させて貼着されてなる集
塵袋が知られている。又、これらの公報には、筒状濾材
の開放端縁の封止状態をより良好なものとするために、
筒の開放両側端縁を後方内側に折り巻いて接着すること
で末端封止部を形成することも記載されている。
【0003】更に、前記横長筒状の袋本体を有する集塵
袋を、その体積より小さい実質容積の電気掃除機の集塵
室に容易に装着させるため、横長筒状の袋本体の両側部
を支持板の後方背面側に折り畳んで袋本体をコンパクト
にすることも提案されている。特に、特公昭60−53
608号公報、特公平2−56090号公報、更には特
公平7−85736号公報では、折り畳んだ袋本体の折
り目が支持板よりはみ出さないように、袋本体の横方向
を縦方向の寸法より小さく折ることが好ましいとされて
いる。このように袋本体をコンパクトに折り畳むことに
より、集塵室への集塵袋の挿入や装着が容易となり、
又、集塵袋の流通時や予備品の保管にも場所をとらず、
更に、集塵室内で濾材としての袋本体の展開が順次に進
むので、袋の容量一杯まで集塵操作が行えるとされてい
る。この集塵袋の展開については、おそらく、集塵操作
が進む段階につれて、前記袋本体における蛇腹部や両側
の折り目が層剥離するように順次展開し、目詰まりのな
い状態の濾面が露出してくることで集塵可能時間が持続
するものと考えられている。従って、上記のような集塵
袋が業界では重用され、現在市販されている使い捨ての
集塵袋のほとんどのものが、横長筒状の袋本体を上記の
ように支持板の後方背面側に折り畳んだ構造を採用して
いる。
【0004】ところで、近年、電気掃除機の吸引能力は
年毎に大きく高められている。例えば、JIS C91
08 付属書1「吸込仕事率の測定方法」によって測定
した電気掃除機の吸込仕事率(以下、単に「吸込仕事
率」という。)でみると、平成元年頃には160〜30
0W程度のものが主流であったが、平成7年以降には4
00〜560Wものハイパワーなものが主流となってき
ており、従来に較べて約2倍の吸込仕事率を有するもの
となっている。このような電気掃除機のハイパワー化
は、絨毯等を敷くことが増えたという生活様式の変化
や、より効率的にダニ等をも除去し、短時間にさっぱり
とした爽快感を得たいとする消費者の要望に応えるため
の改良であるといわれている。又、上記のようなハイパ
ワー化の一方で、電気掃除機は引回し機動性を高めるた
めに一般に小型化され、それに伴って集塵室の矮小化も
著しいものがある。
【0005】ところが、上記のような電気掃除機のハイ
パワー化に伴い、現在市販されている使い捨ての集塵袋
には種々の問題が発生してきた。即ち、これらの集塵袋
をハイパワーの電気掃除機で使用すると、「塵もれ」が
生じて電気掃除機の集塵室内が汚れる、という消費者か
らの苦情が多発している。又、通常これらの使い捨ての
集塵袋は、複数枚の集塵袋を包装単位として1つの外装
袋に詰めて市販されているが、店頭販売から家庭で予備
品として保管するといった流通段階で、外装袋が厚く嵩
張って不便である、という苦情も出ている。
【0006】前記集塵袋の包装が嵩張るという現象は、
従来は1〜3枚程度の少数の集塵袋が包装単位とされて
いたものが、近年では価格適正化のために5〜10枚程
度の比較的多数の集塵袋を包装単位として1つの外装袋
に包装していることも原因の一つであるが、更にこの嵩
張る現象の原因は、現在市販されている集塵袋における
前記のような折り畳み構造にある。つまり、先に示した
公報に開示され、かつ、現在市販されている使い捨ての
集塵袋は、電気掃除機の小型化に伴い矮小化された集塵
室への装着を容易とするため、例えば図14に示すよう
に、濾材としての横長筒状の袋本体aの両側部が、厚紙
等で形成された支持板bの後方背面側に、しかも支持板
bよりはみ出さないように折り畳まれていることから、
1枚の集塵袋Aの厚みは、厚紙等で形成された支持板b
の厚みに、その背面側に折り畳まれた筒状濾材からなる
袋本体aや、更には該袋本体aを構成する筒状濾材の開
放端縁を折り巻いて接着して形成された末端封止部cの
厚みが加わり、しかも、ハイパワー化に対応すべく濾過
面積を大きくとるために筒状濾材を長くした場合には、
図示したように支持板bの背面側で袋本体aが二重に折
り畳まれることになり、1枚の集塵袋A自体の厚みが比
較的厚く、しかもこれが5〜10枚も重ね合わされて1
つの外装袋に包装されているために、外装袋が厚く嵩張
るといった結果になっているのである。
【0007】一方、前記「塵もれ」の原因については、
本発明者等の研究によると、以下のような知見を得た。
つまり、上記のような現在市販の集塵袋Aの場合、横長
筒状の濾材からなる袋本体aの両側部が支持板bの両側
部位から該支持板bの後方背面側に折り畳まれた状態に
製造され、この状態で5〜10枚単位の集塵袋Aが1つ
の外装袋に包装されて流通しているため、電気掃除機の
集塵室に装着して使用を開始する時の袋本体aには折り
癖dが強固に形成されている。このように折り癖dが形
成された集塵袋Aを、図15に示すように、その吸入口
eを電気掃除機の集塵室Rの口部に合致させて装着し、
ファンFを回転させてホースHから集塵を開始すると、
図16に示すように、集塵操作の初期段階では、吸入口
eから集塵袋Aの袋本体a内へ吸入される塵を含んだ空
気は、前記折り癖dにより、折り癖dより先端側の所謂
フラップfと呼ばれる部分への進入が阻まれる。そこ
で、400〜560Wといったハイパワーの吸引力によ
り支持板bの背面側に位置する袋本体aの中央部分gの
みが瞬時に膨張する。すると、この膨張した部分が折り
癖d部分を内側から外側へ圧迫してフラップf部分の展
開が引き続き阻害されて集塵室R内での集塵袋Aの袋本
体aの展開が遅れる。そこへハイパワーな吸引力により
引き続き大量の空気が塵埃とともに吸引されてくると、
集塵袋Aの実質的な濾過面積に不足が生じ、この瞬時の
力が支持板bもろとも集塵袋A全体を集塵室Rの内方へ
押し退ける結果、支持板bの表面と集塵室R内の掃除機
側のもれ抑止パッキンP面との間に僅かな隙間が生じ、
その隙間に集塵袋Aの袋本体a内に生じている背圧が殺
到して空気とともに吸引された小粒の塵を押し込み、こ
の押し込まれた塵が、もれ抑止パッキンP面と支持板b
面との間に細い気体通路を形成し、この気体通路が集塵
操作の継続にともなって順次拡幅されることで「塵も
れ」=「口もれ」の原因となる。従って、集塵袋Aの支
持板bにあらかじめ反りが生じている場合には、前記支
持板bと、もれ抑止パッキンPとの間に気体通路がより
形成され易くなることから、「塵もれ」現象は一層顕著
となるが、この支持板bの反りに関しても、現在市販さ
れている集塵袋Aのように、支持板bの後方背面側に袋
本体aが折り畳まれ、又、肉厚の末端封止部cが折り重
なった状態のものが積み重ねられると、支持板bに変形
や反りが発生しやすくなる。又、前記のように濾材とし
ての袋本体aによる背圧が高いと、袋本体aの折り癖等
による拘束部分が急に展開する時に大きな音が発生す
る、といった問題もある。更に、前記の「塵もれ」現象
は、掃除機のハイパワー化に応えるべく、濾材としての
袋本体aの透気性を高めた集塵袋において多発する傾向
にある。つまり、従来の集塵袋にあっては、JIS P
8117に準拠して測定した透気度が0.4秒/200
ml程度の水準にあった濾材の透気度を、近年では掃除
機のハイパワー化に応えるべく0.25秒/200ml
以下の低い値(透気性が高い)のものに改良されてい
る。このように透気性が高いもの(透気度の値の低いも
の)ほど、吸引された空気の排出には有利になるが、そ
の一方で、濾材の透気性が高められると、集塵操作の初
期段階における集塵袋Aにおける袋本体aの展開が悪化
し、濾過面積に不足が生じて上記のような「塵もれ」=
「口もれ」現象が発生することの確率が高くなると推測
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような現在市販
されている電気掃除機用集塵袋の問題点に鑑み、本発明
の目的とするところは、第一に、狭い集塵室への挿入、
装着が容易なコンパクト性を維持しつつ、集塵操作の初
期段階における袋の展開を容易とし、又、複数枚の集塵
袋を外装袋に包装して流通する際の支持板の反りを防止
することで、「塵もれ」=「口もれ」現象を抑制するこ
とである。又、本発明の目的の第二は、折り畳んだ際の
集塵袋の厚みを薄くすることで、複数枚の集塵袋を外装
袋に包装して流通する場合の外装袋の嵩張りを抑制する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る電気掃除機用集塵袋では、透気性
のある濾材で横長筒状に形成され、その長手方向に沿っ
た両側には蛇腹部が形成され、その長手方向両側の開放
端縁を折り巻いて末端封止部が形成され、更にその長手
方向中程には吸入口が形成された袋本体と、剛性を有す
る板材に吸入口が設けられた支持板とが、それぞれの吸
入口を合致させた状態で互いに貼着されてなり、前記支
持板の両側辺部から側方へ突出した横長筒状の袋本体の
両側部が、支持板が貼着されている袋の表面側に袋本体
の末端封止部の先端縁が支持板の両側辺部に近接するよ
うに折り畳まれていることを特徴としている。又、請求
項2に係る集塵袋は、前記袋本体を構成する濾材が、J
IS P8117に準拠して測定した透気度が0.30
〜0.11秒/200mlのものである。更に、請求項
3に係る集塵袋は、前記袋本体の末端封止部における筒
状濾材の開放端内面相互が貼着されてなるものである。
そして、請求項4に係る集塵袋は、前記袋本体の蛇腹部
が2個の谷折り部を有するダブルガゼット構造のもので
ある。
【0010】
【作用】請求項1に係る集塵袋においては、図1に示す
ように、支持板3の両側から側方へ突出した横長筒状の
袋本体2の両側部分20、20が、支持板3が貼着されてい
る袋1の表面側に、その末端封止部21、21の先端縁21a
、21a が支持板3の両側辺部3a、3aに近接するように
折り畳まれていることから、この集塵袋1の厚さは、袋
本体2を構成する筒状濾材を折り畳んだ厚みの分でしか
なく、図11に示したような支持板bの厚みに加えて、
その後方背面側に筒状濾材や末端封止部が二重、三重に
折り重なっている現在市販の集塵袋Aの場合に較べて厚
みが薄い。従って、図2に示すように、この集塵袋1・
・・を複数枚重ねて外装袋に包装する場合にも、外装袋
の嵩張りを抑制することができる。又、袋1の表面側に
貼着された支持板3の背面側には袋本体2を構成する筒
状濾材が重なっているだけで全体にフラットである。し
かも、支持板3の両側には該支持板3の両側辺部3a、3a
に近接して先端封止部21、21が位置している。このた
め、外装袋に包装するために図2のように複数の集塵袋
1を積み重ねた際にも、前記支持板3の左右に位置する
末端封止部21、21がスペーサとなり、支持板3に無理な
力がかかることがない。したがって、支持板bの後方背
面側に袋本体aが折り畳まれている現在市販の集塵袋A
とは異なり、集塵袋1の流通段階における支持板3の反
り、変形が防止され、支持板3の反りや変形による「塵
もれ」=「口もれ」現象が抑制される。又、前記のよう
に袋本体2の両側部20がコンパクトに折り畳まれている
ことから、図3に示すような小型化された電気掃除機の
集塵室R内への集塵袋1の装着も比較的容易である。
【0011】更に、図3のように電気掃除機の集塵室R
の口部に集塵袋1の吸入口4を合致させて装着し、ファ
ンFを回転させてホースHから集塵を開始した際には、
図15に示す従来の集塵袋Aに比べて袋本体2の両側部
20、20の折り目28、28間の距離が長く、しかも、袋本体
2における両側部20、20は支持板3を貼着した袋1の表
面側へ折り畳まれているため、図4に示すように、集塵
操作の初期段階から筒状濾材からなる袋本体2がスムー
ズに展開され、集塵袋1の支持板3の表面と集塵室R内
の掃除機側のもれ抑止パッキンP面との間に隙間が生じ
るようなおそれがなく、「塵もれ」=「口もれ」現象が
抑制される。更に、前記したようにように流通段階にお
ける支持板3の反り、変形の発生も抑制されていること
から、支持板3の反りや変形に起因する「塵もれ」=
「口もれ」現象も確実に抑制される。
【0012】又、請求項2に係る集塵袋においては、袋
本体を構成する濾材が、JIS P8117に準拠して
測定した透気度が0.30〜0.11秒/200mlと
高透気性のものであるため、ハイパワーの掃除機による
集塵操作に際しても空気の排出が良好に行われる。しか
も、このような高透気性の濾材を採用した場合であって
も、上記のように筒状濾材からなる袋本体1の展開が良
好なため濾過面積の不足が生ずるといったこともなく、
「塵もれ」=「口もれ」現象は抑制される。
【0013】更に、請求項3に係る集塵袋では、前記筒
状濾材からなる袋本体2の末端封止部21における濾材の
内面相互が貼着されてなるから、吸込仕事率が400〜
560Wとハイパワーの掃除機にあっても末端封止部21
からの空気もれや塵もれが確実に抑制される。又、従来
では、末端封止部は塵もれを防止するために二重に折り
巻いて形成されていたが、前記のように末端封止部にお
ける筒状濾材の内面相互を貼着した場合には、必ずしも
二重に折り巻く必要はなく、一重折りとすることもでき
る。
【0014】そして、請求項4に係る集塵袋では、前記
袋本体の蛇腹部が2個の谷折り部を有するダブルガゼッ
ト構造であるため、谷折り部を浅くすることができ、集
塵操作の初期段階でも吸引された空気は吸引口奥の筒状
濾材の後壁部分に直接当たりやすく、又、袋の展開時に
谷折り部が反転し易く、袋の展開が容易で、袋本体の破
損も確実に防止できる。つまり、この種の集塵袋におけ
る袋本体の容積は、蛇腹部の幅を大きくとることで余裕
を持たせることができ、蛇腹部の幅が同じ場合には、谷
折り部が1個のシングルガゼットに比べてダブルガゼッ
トの場合には各谷折り部の深さが半分になる。集塵操作
の初期段階における袋本体の展開時には、蛇腹部の谷折
り部は単に真っ直ぐに伸びるだけではなく、外側に山折
り状態に反転する。特に、最近の小型化された電気掃除
機における奥行きの狭い集塵室に蛇腹部の幅の広い集塵
袋を使用した場合には、この谷折り部が反転する傾向が
顕著となる。しかし、前記のように集塵操作の初期段階
で蛇腹部の谷折り部が外側に反転する際には、特に蛇腹
部と袋本体両端に位置する末端封止部との接合部におい
ては谷折り部の外側への反転が末端封止部により阻止さ
れるため、この蛇腹部と末端封止部との接合部に大きな
力が集中し、袋本体がこの部分で破損し易くなる。この
点、蛇腹部の谷折り部が浅いダブルガゼットの場合に
は、谷折り部が深いシングルガゼットの場合に比べて反
転が容易であることから、末端封止部との接合部におけ
る袋本体の破損の恐れはない。又、未展開の状態の袋本
体を集塵袋の支持板の吸入口から見た場合、蛇腹部の谷
折り部の深いものでは、その谷壁が吸入口を覆ってしま
う。この状態で初期吸入すると、吸引された塵を含む空
気は谷壁にぶつかってしまい、袋本体の展開がスムーズ
に行われ難い。これに対し、蛇腹部が2個の谷折り部を
有するダブルガセットの場合であれば、吸引空気による
力は初期吸入の段階から袋本体の後壁部分に作用し、袋
本体はスムーズに展開される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気掃除機用
集塵袋について、具体的実施例に基づき更に詳細に説明
するが、これらの実施例は本発明を何ら限定するもので
はない。
【0016】図5に示すものが、本発明に係る電気掃除
機用集塵袋1の一実施例を示す斜視図であり、図6は前
記集塵袋1の平面図、更に図7は図6におけるX−X’
断面図である。図中、符号2で示すものが透気性のある
濾材で作成された袋本体であり、該袋本体2は、横長筒
状に形成され、その長手方向に沿った両側には蛇腹部23
が、長手方向両側の開放端縁には末端封止部21が、更
に、長手方向中程には吸入口が、それぞれ形成されてい
る。又、図中符号3で示すものが剛性を有する板材に吸
入口が設けられた支持板である。そして、前記袋本体2
と支持板3とが、それぞれの吸入口を合致させて集塵袋
1の吸入口4を形成した状態で、袋本体2の表面側にお
ける吸入口の周辺部分と支持板3裏面における吸入口の
周辺部分とが互いに貼着されて集塵袋1が構成され、更
に、前記支持板3の両側辺部3a、3aから側方へ突出した
横長筒状の袋本体2の両側部20、20が、該袋本体2の末
端封止部21、21の先端縁21a 、21a が前記支持板3の両
側辺部3a、3aに近接するように、支持板3が貼着された
袋1の表面側に折り畳まれている。
【0017】前記袋本体2としては、例えば、空気は通
過するが塵埃は通さない不織布又は薄い紙等の透気性を
有する素材に、同じく空気は通過するが塵埃は通さない
不織布又は薄い紙等の裏打紙を1枚、あるいは2枚以上
を重ねて濾材としたものを、長手方向に沿った両側部を
互いに重ね合わせて貼着することで横長筒状に形成され
る。前記濾材の透気度としては、JIS P8117に
準拠して測定した透気度が0.30〜0.11秒/20
0mlの範囲のものを用いることが、吸込仕事率が40
0〜560Wにもハイパワー化された近年の電気掃除機
に対応するためには好ましい。この横長筒状の濾材にお
ける長手方向に沿った両側には、2個の谷折り部22、22
を有するダブルガゼット構造の蛇腹部23が形成されてい
る。このように蛇腹部23をダブルガゼット構造とするこ
とで、集塵操作の初期段階で蛇腹部23の谷折り部22が外
側に反転する際には、谷折り部が深いシングルガゼット
の場合に比べて反転が容易で末端封止部21との接合部に
おける袋本体2の破損の恐れはなく、又、蛇腹部23の谷
壁が吸入口4を覆ってしまうようなこともなく、吸引空
気による力は初期吸入の段階から袋本体2の後壁部分に
直接作用し、蛇腹部23を構成する濾材が順次層剥離する
ように広がることで、集塵操作の初期段階から袋本体2
が容易に展開する。
【0018】更に、上記袋本体1の横長筒状濾材の両側
開放端縁を集塵袋1の表面側又は裏面側に折り巻いて末
端封止部21が形成されている。この末端封止部21は、図
8に示すように筒状濾材からなる袋本体2の開放端縁の
内面全周にわたって2条に接着剤27、27を塗布した後、
図9に示す如く両側の蛇腹部23、23を折り畳んで圧着し
て袋本体2の筒状濾材の開放端縁の内面相互を貼着す
る。しかる後、図10、図11に示す如く、袋本体2の
端部をその表面側あるいは裏面側に第1折目24、第2折
目25の2箇所で折り巻き、接着剤26により接着して末端
封止部21が形成される。このように、末端封止部21にお
ける筒状濾材の内面相互を貼着することで、該内面貼着
部27、27と折り目24、25とにより末端封止部21からの塵
もれを確実に防止できる。前記のように筒状濾材の開放
端縁を折り巻いて末端封止部21を形成するに際しては、
濾材内面の貼着位置より筒状濾材の内側の位置でそれぞ
れ折り曲げることが好ましく、特に、接着剤27を塗布し
た貼着部の直近内側を折り曲げることが効果的である。
尚、前記筒状濾材内面相互の貼着部分の数や折り巻いた
末端封止部21の接着部分の数は特に限定されるものでは
なく、筒状濾材の内面相互の貼着は図例の如く2か所に
接着剤27を塗布してもよいし、1か所だけでもよい。こ
の筒状濾材内面の貼着位置を1か所のみにする場合に
は、内側の貼着部分を省くのがよい。このように、末端
封止部21を筒状濾材の内面相互を貼着したうえで折り巻
いて形成することで、ハイパワーの電気掃除機に用いた
場合にも末端封止部21から塵もれする恐れがない。更
に、末端封止部21は必ずしも図例のように二重に折り巻
く必要はなく、一重折りとすることも可能となる。
【0019】尚、図例のものでは、折り巻いた筒状濾材
の開放端縁を袋本体2の表面側に塗布した接着剤26によ
り接着するようにしているが、接着剤26は折り巻いた開
放端縁側に塗布してあってもよいことはいうまでもな
い。又、図例の実施例では、末端封止部21は、筒状濾材
の開放端縁を集塵袋1における背面側に折り巻いている
が、表面側に折り巻いてもよい。前記末端封止部21を封
止する接着剤26、27としては、溶剤型の接着剤を用いる
こともできるが、ホットメルト型の接着剤を用いること
が、溶剤を揮散させるための設備や手間が不要で、かつ
接着工程を短時間で終了することができるといった点で
好ましい。
【0020】次に、前記袋本体2の表面側に貼着された
支持板3は、厚紙あるいは合成樹脂等の剛性を有する板
材にて作成されており、その形状は、各メーカーの各種
電気掃除機の集塵室に装着しうるように形成されてい
る。例えば、図5〜7の実施例の集塵袋1における支持
板3は、その略中央部に吸入口4が形成されるととも
に、該吸入口4の表面側周辺部には弾性部材からなるパ
ッキン部32が必要に応じて設けられており、又、支持板
3の一側辺には、第1切断面33、第2切断面34の2つの
切断面がそれぞれミシン目35、36により切除可能に連設
されており、更に、支持板3の他の側辺部分には、調整
溝37や切り抜き38〜40がそれぞれミシン目により切除可
能に形成されていて、各種の電気掃除機における集塵室
内の取付部の大きさ、形状、構造に応じて前記切断面3
3、34、あるいは調整溝37、更には切り抜き38〜40を、
指等で簡単に切除することで、それぞれの電気掃除機に
おける集塵室に対応して装着可能とされている。
【0021】又、図5〜7に示した実施例では、支持板
3は、切断面33、34が袋本体2の長手方向に沿って配置
された状態で、かつ該支持板3の上下が袋本体2におけ
る蛇腹部23が形成された長手方向に沿った両側から突出
した状態で取り付けられている。このように支持板3が
袋本体2の両側から突出するようにした場合には、電気
掃除機の集塵室への取り付けが容易となるので好ましい
のであるが、袋本体2と支持板3との取り付け構造は、
特に限定されるものではなく、各種態様のものを採用す
ることができる。例えば、図12に示すように、支持板
3の一辺のみを袋本体2における蛇腹部23が形成された
長手方向に沿った一側から突出させたり、又、支持板3
の切断面33、34を袋本体2の長手方向に対して直交する
方向に配置してもよい。
【0022】更に、前記支持板3に切断面33、34を設け
る代わりに、図13に示すように、支持板3とは別に作
成された補助板5を、必要に応じて支持板3の側辺部分
に取り付けるようにしてもよい。この補助板5は、合成
樹脂等の剛性を有する素材にて作成され、その構造とし
ては、例えば、図例の如く支持板3へ取り付けるための
連結片51、51、52等がその一辺に形成され、これら連結
片51、51、52が形成された一側縁には、支持板3への取
り付けの際の位置決め用凸部53が形成される一方、連結
片51、51、52の反対側には電気掃除機の集塵室へ取り付
けるための取付片54、54、55等が形成されているもので
ある。尚、この補助板5を取り付ける支持板3の側辺部
分には、前記補助板5の位置決め用凸部53に対応する位
置決め用凹部56が形成される。このように、支持板3の
一辺に合成樹脂等にて作成した補助板5を取り付けた場
合には、支持板3より大きな取付部を有する集塵室への
取り付けが可能となるだけでなく、補助板5により支持
板3が補強されることで、支持板3の反り等の変形がよ
り確実に防止され、「塵もれ」=「口もれ」現象を確実
に抑制できるといった効果がある。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以下のような効果を奏する。
請求項1に係る電気掃除機用集塵袋では、支持板の両側
から側方へ突出した横長筒状濾材からなる袋本体の両側
部分が、支持板が貼着されている袋の表面側に、横長筒
状濾材の末端封止部の先端縁が支持板の両側辺部に近接
するように折り畳まれていることから、集塵袋の厚みは
前記袋本体を折り畳んだ厚さしかなく、従来の集塵袋の
ように支持板の後方背面側に折り畳まれた袋本体やその
両端の末端封止部が二重、三重に重なって厚くなること
はなく、集塵袋の厚さが薄いため、この集塵袋を複数枚
重ねて外装袋に包装した場合にも、外装袋が嵩張るとい
ったことがない。又、袋の表面側に貼着された支持板の
両側辺部に近接して折り畳まれた袋本体の先端封止部が
位置することから、複数の集塵袋を積み重ねた際にも、
前記支持板左右に位置する先端封止部がスペーサとなり
支持板に無理な力がかかることがなく、流通段階におけ
る支持板の反り、変形等も防止され、支持板の反りや変
形による塵もれ現象を抑制することができる。又、この
集塵袋は、横長筒状濾材からなる袋本体の両側部が折り
畳まれていることからコンパクトであり、電気掃除機の
集塵室内への装着も容易である。
【0024】この集塵袋を電気掃除機の集塵室に装着し
て集塵操作を行うに際しては、従来の集塵袋のように支
持板の両側付近に折り癖がなく、しかも、袋本体におけ
る両側部は支持板を貼着した袋の表面側へ折り畳まれて
いるため、集塵操作の初期段階から濾材としての袋本体
がスムーズに展開する。従って、集塵袋の支持板の表面
と集塵室内の掃除機側のもれ抑止パッキン面との間に隙
間が生じるようなおそれがなく、塵もれ現象が抑制さ
れ、又、折り癖による拘束部分が急に展開する際に大き
な音が発生するといったこともない。しかも、流通段階
における支持板の反りや変形の発生も抑制されているこ
とから、塵もれ現象がより確実に抑制される。
【0025】請求項2に係る集塵袋においては、袋本体
を構成する濾材が、JIS P8117に準拠して測定
した透気度が0.30〜0.11秒/200mlと高透
気性のものであるため、ハイパワーの掃除機における集
塵操作時の空気の排出が良好に行われ、しかも、このよ
うな高透気性であっても、上記のように濾材としての袋
本体の展開が良好なため、濾過面積の不足が生ずること
もなく、塵もれ現象が抑制される。
【0026】請求項3に係る集塵袋では、筒状濾材の開
放両端部を折り巻いて形成される袋本体の末端封止部に
おける筒状濾材の開放端内面相互が貼着されてなるか
ら、該貼着部と折り目とにより末端封止部は確実に封止
され、吸込仕事率が400〜560Wとハイパワーの掃
除機にあっても末端封止部からの塵もれを確実に防止で
きる。
【0027】請求項4に係る集塵袋では、前記袋本体の
蛇腹部が2個の谷折り部を有するダブルガゼット構造で
あるため、シングルガゼッドの場合に比べて谷折り部が
浅く、集塵操作の初期段階で蛇腹部の谷折り部が容易に
反転して末端封止部との接合部で破損する恐れもなく、
又、蛇腹部の谷壁が吸入口を覆ってしまうようなことも
なく、吸引空気による力が初期吸入の段階から袋本体の
後壁部分に直接作用することで集塵操作の初期段階での
袋本体の展開が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電気掃除機用集塵袋の模式的平
面図。
【図2】 前記集塵袋を複数積み重ねた状態の模式的平
面図。
【図3】 前記集塵袋を電気掃除機の集塵室へ取り付け
た状態の模式的断面図。
【図4】 集塵操作の初期段階において前記集塵袋が展
開してゆく様子を示す模式図。
【図5】 本発明に係る電気掃除機用集塵袋の一実施例
の斜視図。
【図6】 前記集塵袋の平面図。
【図7】 図6におけるX−X’断面の模式図。
【図8】 前記集塵袋の末端封止部における筒状濾材の
内面相互間の貼着部分を示す要部の斜視図。
【図9】 前記末端封止部の貼着状態を示す要部の斜視
図。
【図10】 前記末端封止部を折り巻く様子を示す要部
の斜視図。
【図11】 折り巻いた末端封止部の斜視図。
【図12】 本発明に係る電気掃除機用集塵袋の他実施
例の正面図。
【図13】 本発明に係る電気掃除機用集塵袋の更に他
実施例の斜視図。
【図14】 従来の電気掃除機用集塵袋の模式的平面
図。
【図15】 前記集塵袋を電気掃除機の集塵室へ取り付
けた状態の模式的断面図。
【図16】 集塵操作の初期段階において前記集塵袋が
展開してゆく様子を示す模式図。
【符号の説明】
1 電気掃除機用集塵袋、 2 袋本体、 3 支持板、 3a 支持板の側辺部、 4 吸入口、 5 補助板、 20 袋本体の両側部、 21 末端封止部、 21a 末端封止部の先端縁、 22 谷折り部、 23 蛇腹部、 24 第1折目、 25 第2折目、 26 接着剤、 27 接着剤、 28 折り目、 32 パッキン部、 33 第1切断面、 34 第2切断面、 35 ミシン目、 36 ミシン目、 37 調整溝、 38 切り抜き、 39 切り抜き、 40 切り抜き、 51 連結片、 52 連結片、 53 位置決め用凸部、 54 取付片、 55 取付片、 56 位置決め用凹部、 F ファン、 H ホース、 P もれ抑止パッキン、 R 集塵室。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透気性のある濾材で横長筒状に形成さ
    れ、その長手方向に沿った両側には蛇腹部が形成され、
    その長手方向両側の開放端縁を折り巻いて末端封止部が
    形成され、更にその長手方向中程には吸入口が形成され
    た袋本体と、剛性を有する板材に吸入口が設けられた支
    持板とが、それぞれの吸入口を合致させた状態で互いに
    貼着されてなり、前記支持板の両側辺部から側方へ突出
    した横長筒状の袋本体の両側部が、支持板が貼着されて
    いる袋の表面側に袋本体の末端封止部の先端縁が支持板
    の両側辺部に近接するように折り畳まれていることを特
    徴とする電気掃除機用集塵袋。
  2. 【請求項2】 前記袋本体を構成する濾材が、JIS
    P8117に準拠して測定した透気度が0.30〜0.
    11秒/200mlのものである請求項1記載の電気掃
    除機用集塵袋。
  3. 【請求項3】 前記袋本体の末端封止部における筒状濾
    材の内面相互が貼着されてなる請求項1又は請求項2記
    載の電気掃除機用集塵袋。
  4. 【請求項4】 前記袋本体の蛇腹部が2個の谷折り部を
    有するダブルガゼット構造である請求項1、請求項2、
    又は請求項3記載の電気掃除機用集塵袋。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246605A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Makita Corp 紙パックフィルタ及び吸塵機能付電動工具
CN108078493A (zh) * 2016-11-23 2018-05-29 伊莱克斯公司 真空吸尘器灰尘容器的装置
CN109068913A (zh) * 2016-05-09 2018-12-21 伊莱克斯公司 用于真空吸尘器的灰尘容器
TWI913613B (zh) 2023-06-21 2026-02-01 日商日立環球生活方案股份有限公司 集塵過濾器及具備其之電動吸塵器

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