JPH1191602A - ロータリバルブ - Google Patents
ロータリバルブInfo
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- JPH1191602A JPH1191602A JP26053797A JP26053797A JPH1191602A JP H1191602 A JPH1191602 A JP H1191602A JP 26053797 A JP26053797 A JP 26053797A JP 26053797 A JP26053797 A JP 26053797A JP H1191602 A JPH1191602 A JP H1191602A
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- JP
- Japan
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- chambers
- discharge
- supply
- chamber
- valve member
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- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各絞り部の開度にばらつきがある場合でも、
各排出室内の圧力を同一にして、キャビテーションによ
る絞り音が発生することを防止する。 【解決手段】 スリーブ弁部材20とロータ弁部材25
の間に、交互に配置された複数の供給室及び複数の排出
室R3a,R3bと、この各供給室と排出室の間に位置
して両弁部材の相対回動に応じて開度が変化する絞り部
T1,T2,N1〜N6を介して供給室及び排出室と連
通される制御室を形成し、複数の供給室の一部である複
数の第1供給室R1aとその回転方向両側に隣接する各
1対の第1制御室R2a,R2bとの間に位置する絞り
部T1,T2だけは相対回動の中立位置において閉じる
よう構成する。各排出室は連通手段Pにより全て連通す
る。あるいは、複数の排出室は直径方向に対向するもの
同志を第1及び第2の連通手段により連通し、絞り効果
を備えた排出孔28を用いるようにしてもよい。
各排出室内の圧力を同一にして、キャビテーションによ
る絞り音が発生することを防止する。 【解決手段】 スリーブ弁部材20とロータ弁部材25
の間に、交互に配置された複数の供給室及び複数の排出
室R3a,R3bと、この各供給室と排出室の間に位置
して両弁部材の相対回動に応じて開度が変化する絞り部
T1,T2,N1〜N6を介して供給室及び排出室と連
通される制御室を形成し、複数の供給室の一部である複
数の第1供給室R1aとその回転方向両側に隣接する各
1対の第1制御室R2a,R2bとの間に位置する絞り
部T1,T2だけは相対回動の中立位置において閉じる
よう構成する。各排出室は連通手段Pにより全て連通す
る。あるいは、複数の排出室は直径方向に対向するもの
同志を第1及び第2の連通手段により連通し、絞り効果
を備えた排出孔28を用いるようにしてもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力舵取装置など
に使用するロータリバルブに関する。
に使用するロータリバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の動力舵取装置に使用するロータ
リバルブとしては図7に示すようなものがある。これは
操舵ハンドルから与えられる手動トルクに応じて相対回
動するように互いに嵌合されたスリーブ弁部材1とロー
タ弁部材2を備えたものであり、各弁部材1,2の嵌合
面にそれぞれ複数(図示の例ではそれぞれ8個)の凹溝
1a,2aを円周方向に間隔をおいて設けて、両弁部材
1,2の間に、円周方向に間隔をおいて交互に配置され
た各複数(図示の例では何れも4個)の供給室3及び排
出室5と、各供給室3と排出室5の間に位置して両弁部
材1,2の相対回動に応じて開度が変化する複数(図示
の例では16個)の絞り部6a,6bを介して各供給室
3及び排出室5と連通される複数(図示の例では8個)
の制御室4a,4bを形成したものである。このロータ
リバルブは、各供給室3には容積形ポンプ7からの作動
流体を供給し、各排出室5からは排出孔5aを通してリ
ザーバに作動流体を排出し、各供給室3両側の各制御室
4a,4bは操舵アシスト力を発生するパワーシリンダ
8に連通するようにして使用される。
リバルブとしては図7に示すようなものがある。これは
操舵ハンドルから与えられる手動トルクに応じて相対回
動するように互いに嵌合されたスリーブ弁部材1とロー
タ弁部材2を備えたものであり、各弁部材1,2の嵌合
面にそれぞれ複数(図示の例ではそれぞれ8個)の凹溝
1a,2aを円周方向に間隔をおいて設けて、両弁部材
1,2の間に、円周方向に間隔をおいて交互に配置され
た各複数(図示の例では何れも4個)の供給室3及び排
出室5と、各供給室3と排出室5の間に位置して両弁部
材1,2の相対回動に応じて開度が変化する複数(図示
の例では16個)の絞り部6a,6bを介して各供給室
3及び排出室5と連通される複数(図示の例では8個)
の制御室4a,4bを形成したものである。このロータ
リバルブは、各供給室3には容積形ポンプ7からの作動
流体を供給し、各排出室5からは排出孔5aを通してリ
ザーバに作動流体を排出し、各供給室3両側の各制御室
4a,4bは操舵アシスト力を発生するパワーシリンダ
8に連通するようにして使用される。
【0003】ポンプ7から各供給室3に流入した所定流
量の作動流体は2つに分れ、一方は絞り部6aから制御
室4a及び絞り部6bを通って排出室5からリザーバに
排出され、他方は絞り部6bから制御室4b及び絞り部
6aを通って排出室5からリザーバに排出される。操舵
を行わない状態では両弁部材1,2は相対回動の中立位
置にあり、各絞り部6a,6bの開度は同一であるの
で、各制御室4a,4b内の圧力は同一の低い圧力とな
り、パワーシリンダ8はアシスト力を発生せず、各供給
室3内の圧力も低い。操舵を行って手動トルクが与えら
れれば両弁部材1,2が相対回動し、各8個の絞り部6
a,6bの何れか一方の開度が増大し他方の開度が減少
する。例えば絞り部6aの開度が増大し、絞り部6bの
開度が減少した場合には制御室4aの方の圧力が増大す
るので、パワーシリンダ8はそれに対応するアシスト力
を発生する。この操舵角の増大に伴い両弁部材1,2の
相対回動角が増大して絞り部6bの開度が減少するにつ
れて供給室3及び制御室4a内の圧力は増大し、アシス
ト力は増大し、絞り部6bを通る作動流体の流速は増大
する。
量の作動流体は2つに分れ、一方は絞り部6aから制御
室4a及び絞り部6bを通って排出室5からリザーバに
排出され、他方は絞り部6bから制御室4b及び絞り部
6aを通って排出室5からリザーバに排出される。操舵
を行わない状態では両弁部材1,2は相対回動の中立位
置にあり、各絞り部6a,6bの開度は同一であるの
で、各制御室4a,4b内の圧力は同一の低い圧力とな
り、パワーシリンダ8はアシスト力を発生せず、各供給
室3内の圧力も低い。操舵を行って手動トルクが与えら
れれば両弁部材1,2が相対回動し、各8個の絞り部6
a,6bの何れか一方の開度が増大し他方の開度が減少
する。例えば絞り部6aの開度が増大し、絞り部6bの
開度が減少した場合には制御室4aの方の圧力が増大す
るので、パワーシリンダ8はそれに対応するアシスト力
を発生する。この操舵角の増大に伴い両弁部材1,2の
相対回動角が増大して絞り部6bの開度が減少するにつ
れて供給室3及び制御室4a内の圧力は増大し、アシス
ト力は増大し、絞り部6bを通る作動流体の流速は増大
する。
【0004】図7に示すような構造のロータリバルブを
用いた動力舵取装置では、操舵中立位置からわずかでも
操舵ハンドルを回転すれば直ちにアシスト力が発生する
ので操舵中立位置付近での手応え感に乏しく、ハンドル
がふらつくという問題がある。この問題を解決するもの
としては例えば特開平6−127401号公報に開示さ
れた技術がある。これは図7に示すような構造のものに
おいて、4個の供給室3のうち左右に対向する2個とそ
の円周方向両側に隣接する4個の制御室4a,4bとの
間に位置する4個の絞り部6a,6bは相対回動の中立
位置において閉じるよう構成し、この4個の制御室4
a,4bだけをパワーシリンダ8に連通したものであ
る。このようにすれば、操舵中立位置付近では多少操舵
を行ってもアシスト力が発生しないので操舵ハンドルを
回転させる際の抵抗が大きくなる、すなわち操舵の剛性
が高くなるので、操舵中立位置付近においてしっかりし
た手応えのある良好な操舵感が得られる。
用いた動力舵取装置では、操舵中立位置からわずかでも
操舵ハンドルを回転すれば直ちにアシスト力が発生する
ので操舵中立位置付近での手応え感に乏しく、ハンドル
がふらつくという問題がある。この問題を解決するもの
としては例えば特開平6−127401号公報に開示さ
れた技術がある。これは図7に示すような構造のものに
おいて、4個の供給室3のうち左右に対向する2個とそ
の円周方向両側に隣接する4個の制御室4a,4bとの
間に位置する4個の絞り部6a,6bは相対回動の中立
位置において閉じるよう構成し、この4個の制御室4
a,4bだけをパワーシリンダ8に連通したものであ
る。このようにすれば、操舵中立位置付近では多少操舵
を行ってもアシスト力が発生しないので操舵ハンドルを
回転させる際の抵抗が大きくなる、すなわち操舵の剛性
が高くなるので、操舵中立位置付近においてしっかりし
た手応えのある良好な操舵感が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−12740
1号公報に開示された技術で、例えば絞り部6bの開度
が減少する向きに大きく操舵した場合には、8個の絞り
部6bのうちパワーシリンダ8に連通される制御室4b
との間となる2個は閉じられているので、容積形ポンプ
7から供給される作動流体は全て残りの6個の絞り部6
bから排出室5を通ってリザーバに排出される。このた
め1個の絞り部6bを通る流量が多くなって流速が速く
なるので、排出室5内にキャビテーションを生じやすく
なるが、このキャビテーションは、排出孔5aの抵抗に
より生じる排出室5内の圧力が低ければ一層生じやすく
なる。作動流体が6個の絞り部6bに均等に分配されれ
ばキャビテーションが発生しない場合でも、両弁部材
1,2の加工のばらつきなどにより各絞り部6bの開度
に差が生じると、開度の小さい絞り部6bでは流量は減
少するが流速が増大し、またそのような絞り部6bに対
応する排出室5内はそれに設けられた排出孔5aの抵抗
により生じる圧力も低下するので、その排出室5内にキ
ャビテーションが生じてシューという騒音(以下絞り音
という)が発生することがある。本発明はこのような原
因による絞り音の発生を防止することを目的とする。
1号公報に開示された技術で、例えば絞り部6bの開度
が減少する向きに大きく操舵した場合には、8個の絞り
部6bのうちパワーシリンダ8に連通される制御室4b
との間となる2個は閉じられているので、容積形ポンプ
7から供給される作動流体は全て残りの6個の絞り部6
bから排出室5を通ってリザーバに排出される。このた
め1個の絞り部6bを通る流量が多くなって流速が速く
なるので、排出室5内にキャビテーションを生じやすく
なるが、このキャビテーションは、排出孔5aの抵抗に
より生じる排出室5内の圧力が低ければ一層生じやすく
なる。作動流体が6個の絞り部6bに均等に分配されれ
ばキャビテーションが発生しない場合でも、両弁部材
1,2の加工のばらつきなどにより各絞り部6bの開度
に差が生じると、開度の小さい絞り部6bでは流量は減
少するが流速が増大し、またそのような絞り部6bに対
応する排出室5内はそれに設けられた排出孔5aの抵抗
により生じる圧力も低下するので、その排出室5内にキ
ャビテーションが生じてシューという騒音(以下絞り音
という)が発生することがある。本発明はこのような原
因による絞り音の発生を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるロータリバ
ルブは、相対回動可能に互いに嵌合されたスリーブ弁部
材とロータ弁部材を備え、スリーブ弁部材内周とロータ
弁部材外周の嵌合面にはそれぞれ複数の凹溝を円周方向
に間隔をおいて設けて、両弁部材の間に、円周方向に間
隔をおいて交互に配置された複数の供給室及び複数の排
出室と、この各供給室と排出室の間に位置して両弁部材
の相対回動に応じて開度が変化する絞り部を介して供給
室及び排出室と連通される制御室を形成し、各供給室に
は作動流体を供給する供給孔を開口し、各排出室には作
動流体を排出する排出孔を開口し、複数の供給室の一部
である複数の第1供給室の回転方向両側に隣接する各1
対の第1制御室とその両側の第1供給室及び排出室の何
れか一方との間に位置する絞り部だけは相対回動の中立
位置において実質的に閉じるよう構成し、作動機器に作
動流体を分配供給する分配孔を各1対の第1制御室に開
口してなるロータリバルブに関するものであり、各排出
室を連通手段により連通したことを特徴とするものであ
る。このような本発明によれば、各排出室は連通手段に
より連通されているので、加工のばらつきなどにより各
絞り部の開度に差があっても各排出室内に圧力差は生じ
ず、各絞り部を通る作動流体の流速にも差は生じない。
ルブは、相対回動可能に互いに嵌合されたスリーブ弁部
材とロータ弁部材を備え、スリーブ弁部材内周とロータ
弁部材外周の嵌合面にはそれぞれ複数の凹溝を円周方向
に間隔をおいて設けて、両弁部材の間に、円周方向に間
隔をおいて交互に配置された複数の供給室及び複数の排
出室と、この各供給室と排出室の間に位置して両弁部材
の相対回動に応じて開度が変化する絞り部を介して供給
室及び排出室と連通される制御室を形成し、各供給室に
は作動流体を供給する供給孔を開口し、各排出室には作
動流体を排出する排出孔を開口し、複数の供給室の一部
である複数の第1供給室の回転方向両側に隣接する各1
対の第1制御室とその両側の第1供給室及び排出室の何
れか一方との間に位置する絞り部だけは相対回動の中立
位置において実質的に閉じるよう構成し、作動機器に作
動流体を分配供給する分配孔を各1対の第1制御室に開
口してなるロータリバルブに関するものであり、各排出
室を連通手段により連通したことを特徴とするものであ
る。このような本発明によれば、各排出室は連通手段に
より連通されているので、加工のばらつきなどにより各
絞り部の開度に差があっても各排出室内に圧力差は生じ
ず、各絞り部を通る作動流体の流速にも差は生じない。
【0007】また本発明によるロータリバルブは、各排
出室を連通手段により連通する代わりに、第1供給室に
対し回転方向同一側に位置する排出室同志をそれぞれ第
1及び第2の連通手段により連通し、各排出孔は複数の
供給室の残部である複数の第2制御室とその回転方向両
側に隣接する各1対の第2制御室との間の絞り部と同程
度の絞り効果を備えたものとしてもよい。このようにし
たものでは、各絞り部の開度に差があれば第1及び第2
の連通手段により連通されない各排出室の間では圧力差
が生じるが、上述したような絞り効果を備えた排出孔の
抵抗により排出室内の圧力は全体として上昇する。
出室を連通手段により連通する代わりに、第1供給室に
対し回転方向同一側に位置する排出室同志をそれぞれ第
1及び第2の連通手段により連通し、各排出孔は複数の
供給室の残部である複数の第2制御室とその回転方向両
側に隣接する各1対の第2制御室との間の絞り部と同程
度の絞り効果を備えたものとしてもよい。このようにし
たものでは、各絞り部の開度に差があれば第1及び第2
の連通手段により連通されない各排出室の間では圧力差
が生じるが、上述したような絞り効果を備えた排出孔の
抵抗により排出室内の圧力は全体として上昇する。
【0008】
【発明の実施の形態】先ず本発明によるロータリバルブ
を適用した動力舵取装置の説明をする。図1に示すよう
に、ギヤハウジング10内に軸受17a,17bを介し
て回転自在に支持された出力軸12のピニオン12a
は、これと交差する方向に摺動可能に支持されたラック
軸15のラック歯15aと噛合し、ラック軸15にはパ
ワーシリンダ16のピストン16a(図2参照)が固定
されると共に図略のリンク機構を介して操向車輪に連結
されている。ギヤハウジング10に固定された弁ハウジ
ング11には、ハンドル軸を介して操舵ハンドルに連結
される入力軸13が出力軸12と同軸的に軸受18a,
18bを介して回転自在に支持され、この両軸12,1
3はトーションバー14を介して弾性的に相対回動可能
に連結されている。この両軸12,13の間には本発明
によるロータリバルブVが設けられている。このロータ
リバルブVは、入力軸13と一体的に形成されたロータ
弁部材25と、その外周面と弁ハウジング11の弁孔1
1aに回動可能に嵌合されて連結ピン29により出力軸
12に連結されたスリーブ弁部材20よりなり、供給ポ
ート31、排出ポート35及び1対の分配ポート32
a,32bが連結されたロータリ形の4ポート絞り切換
弁を形成している。
を適用した動力舵取装置の説明をする。図1に示すよう
に、ギヤハウジング10内に軸受17a,17bを介し
て回転自在に支持された出力軸12のピニオン12a
は、これと交差する方向に摺動可能に支持されたラック
軸15のラック歯15aと噛合し、ラック軸15にはパ
ワーシリンダ16のピストン16a(図2参照)が固定
されると共に図略のリンク機構を介して操向車輪に連結
されている。ギヤハウジング10に固定された弁ハウジ
ング11には、ハンドル軸を介して操舵ハンドルに連結
される入力軸13が出力軸12と同軸的に軸受18a,
18bを介して回転自在に支持され、この両軸12,1
3はトーションバー14を介して弾性的に相対回動可能
に連結されている。この両軸12,13の間には本発明
によるロータリバルブVが設けられている。このロータ
リバルブVは、入力軸13と一体的に形成されたロータ
弁部材25と、その外周面と弁ハウジング11の弁孔1
1aに回動可能に嵌合されて連結ピン29により出力軸
12に連結されたスリーブ弁部材20よりなり、供給ポ
ート31、排出ポート35及び1対の分配ポート32
a,32bが連結されたロータリ形の4ポート絞り切換
弁を形成している。
【0009】次にロータリバルブVの第1の実施の形態
を図1〜図3により説明する。各図に示すように、スリ
ーブ弁部材20の内周面には軸線方向に延びる8個の凹
溝21が円周方向に間隔をおいて形成され、ロータ弁部
材25の外周面にはスリーブ弁部材20の凹溝21にほ
ゞ対応する8個のランド部27が形成され、この各ラン
ド部27の間には凹溝26が形成されている。両弁部材
20,25の間には、ロータ弁部材25の凹溝26によ
り、4個の供給室R1a,R1bと4個の排出室R3
a,R3bが円周方向に間隔を置いて交互に形成され、
またスリーブ弁部材20の凹溝21により供給室R1
a,R1bと排出室R3a,R3bの間に位置する8個
の制御室R2a〜R2dが形成される。各供給室R1
a,R1b及び排出室R3a,R3bと各制御室R2a
〜R2dは、両弁部材20,25の相対回動に応じて開
度が変化する絞り部T1,T2,N1〜N6を介して連
通されている。
を図1〜図3により説明する。各図に示すように、スリ
ーブ弁部材20の内周面には軸線方向に延びる8個の凹
溝21が円周方向に間隔をおいて形成され、ロータ弁部
材25の外周面にはスリーブ弁部材20の凹溝21にほ
ゞ対応する8個のランド部27が形成され、この各ラン
ド部27の間には凹溝26が形成されている。両弁部材
20,25の間には、ロータ弁部材25の凹溝26によ
り、4個の供給室R1a,R1bと4個の排出室R3
a,R3bが円周方向に間隔を置いて交互に形成され、
またスリーブ弁部材20の凹溝21により供給室R1
a,R1bと排出室R3a,R3bの間に位置する8個
の制御室R2a〜R2dが形成される。各供給室R1
a,R1b及び排出室R3a,R3bと各制御室R2a
〜R2dは、両弁部材20,25の相対回動に応じて開
度が変化する絞り部T1,T2,N1〜N6を介して連
通されている。
【0010】4個の供給室は互いに直交する直径方向に
対向する1対の第1供給室R1aと1対の第2供給室R
1bに分けられている。各第1供給室R1aとその両側
に隣接する第1制御室R2a,R2bを連通する4個の
クローズド絞り部T1,T2は、両弁部材20,25の
相対回動の中立位置では実質的に閉じ、中立位置から回
動すると回動の向きに応じて絞り部T1と絞り部T2の
何れか一方が開き始めるように構成されている。残る1
2個のオープン絞り部N1〜N6は中立位置では開いて
おり、中立位置から回動すれば回動の向きに応じて絞り
部N1,N4,N5と絞り部N2,N3,N6の一方の
開度が増大し他方の開度が減少するように構成されてい
る。
対向する1対の第1供給室R1aと1対の第2供給室R
1bに分けられている。各第1供給室R1aとその両側
に隣接する第1制御室R2a,R2bを連通する4個の
クローズド絞り部T1,T2は、両弁部材20,25の
相対回動の中立位置では実質的に閉じ、中立位置から回
動すると回動の向きに応じて絞り部T1と絞り部T2の
何れか一方が開き始めるように構成されている。残る1
2個のオープン絞り部N1〜N6は中立位置では開いて
おり、中立位置から回動すれば回動の向きに応じて絞り
部N1,N4,N5と絞り部N2,N3,N6の一方の
開度が増大し他方の開度が減少するように構成されてい
る。
【0011】各供給室R1a,R1bには、弁ハウジン
グ11に設けた供給ポート31及びスリーブ弁部材20
に形成した供給孔22a,22bを介して、容積形ポン
プ30からの作動流体が供給され、各排出室R3a,R
3bはロータ弁部材25に形成した各排出孔28、入力
軸13とトーションバー14の間に形成された通路3
3、入力軸13に形成した貫通孔34及び弁ハウジング
11に設けた排出ポート35を介してリザーバ36に連
通されている。各第1供給室R1aに隣接する第1制御
室R2a,R2bは、スリーブ弁部材20に形成した分
配孔23a,23b及び弁ハウジング11に設けた分配
ポート32a,32bを介してパワーシリンダ16のピ
ストン16a両側の作動室に連通されている。第2制御
室R2c,R2dは外部には連通されていない。
グ11に設けた供給ポート31及びスリーブ弁部材20
に形成した供給孔22a,22bを介して、容積形ポン
プ30からの作動流体が供給され、各排出室R3a,R
3bはロータ弁部材25に形成した各排出孔28、入力
軸13とトーションバー14の間に形成された通路3
3、入力軸13に形成した貫通孔34及び弁ハウジング
11に設けた排出ポート35を介してリザーバ36に連
通されている。各第1供給室R1aに隣接する第1制御
室R2a,R2bは、スリーブ弁部材20に形成した分
配孔23a,23b及び弁ハウジング11に設けた分配
ポート32a,32bを介してパワーシリンダ16のピ
ストン16a両側の作動室に連通されている。第2制御
室R2c,R2dは外部には連通されていない。
【0012】図1及び図3に示すように、ロータ弁部材
25の外周面には、凹溝26の一端から多少離れた位置
に環状溝24aが形成され、また排出室R3a,R3b
を形成する4個の凹溝26と環状溝24aを連通する4
個の切欠溝24bが形成されている。スリーブ弁部材2
0の内周両端部には、ロータ弁部材25の外周面と摺動
可能に嵌合する内周面を有し凹溝21の両端を閉じる1
対の圧入スリーブ24が液密に固着され、一方の圧入ス
リーブ24は環状溝24aを覆っている。この第1の実
施の形態では、環状溝24aと4個の切欠溝24bが、
4個の排出室R3a,R3bを互いに連通する連通手段
Pを形成している。
25の外周面には、凹溝26の一端から多少離れた位置
に環状溝24aが形成され、また排出室R3a,R3b
を形成する4個の凹溝26と環状溝24aを連通する4
個の切欠溝24bが形成されている。スリーブ弁部材2
0の内周両端部には、ロータ弁部材25の外周面と摺動
可能に嵌合する内周面を有し凹溝21の両端を閉じる1
対の圧入スリーブ24が液密に固着され、一方の圧入ス
リーブ24は環状溝24aを覆っている。この第1の実
施の形態では、環状溝24aと4個の切欠溝24bが、
4個の排出室R3a,R3bを互いに連通する連通手段
Pを形成している。
【0013】以上に述べた動力舵取装置の流体回路を図
式的に示せば、図6に示す通りである。ただし図1〜図
3のロータリバルブVでは各2個ずつ並列に設けてある
絞り部T1,T2,N1〜N6を、図6では各1個だけ
を示している。
式的に示せば、図6に示す通りである。ただし図1〜図
3のロータリバルブVでは各2個ずつ並列に設けてある
絞り部T1,T2,N1〜N6を、図6では各1個だけ
を示している。
【0014】次に上記実施の形態の作動の説明をする。
操舵を行わない状態では、ロータリバルブVは図2に示
すように、両弁部材20,25が相対回動していない中
立位置にあり、クローズド絞り部T1,T2は何れも実
質的に閉じている。従って、容積形ポンプ30からの所
定量の作動流体は全て2つの第2供給孔22bに流入
し、第2供給室R1bで2つに分れ、一方はオープン絞
り部N3から第2制御室R2c、オープン絞り部N5、
排出室R3b及び排出孔28を通り、他方はオープン絞
り部N4から第2制御室R2d、オープン絞り部N6、
排出室R3a及び排出孔28を通り、通路33で合流し
たのち貫通孔34から排出ポート35を通ってリザーバ
36に排出される。この状態では各第1制御室R2a,
R2bの圧力はきわめて低い同一圧力であるのでパワー
シリンダ16はアシスト力を発生せず、また供給室R1
a,R1b内の圧力も低い。
操舵を行わない状態では、ロータリバルブVは図2に示
すように、両弁部材20,25が相対回動していない中
立位置にあり、クローズド絞り部T1,T2は何れも実
質的に閉じている。従って、容積形ポンプ30からの所
定量の作動流体は全て2つの第2供給孔22bに流入
し、第2供給室R1bで2つに分れ、一方はオープン絞
り部N3から第2制御室R2c、オープン絞り部N5、
排出室R3b及び排出孔28を通り、他方はオープン絞
り部N4から第2制御室R2d、オープン絞り部N6、
排出室R3a及び排出孔28を通り、通路33で合流し
たのち貫通孔34から排出ポート35を通ってリザーバ
36に排出される。この状態では各第1制御室R2a,
R2bの圧力はきわめて低い同一圧力であるのでパワー
シリンダ16はアシスト力を発生せず、また供給室R1
a,R1b内の圧力も低い。
【0015】操舵を行って手動トルクが与えられれば両
弁部材20,25が相対回動し、オープン絞り部N1,
N4,N5とオープン絞り部N2,N3,N6の一方の
開度が増大し他方の開度が減少するが、クローズド絞り
部T1,T2の何れか一方が実質的に開くまでは各第1
制御室R2a,R2bの圧力はきわめて低い同一圧力の
ままであるのでアシスト力は発生せず、中立剛性が高め
られる。しかしながら、例えばオープン絞り部N2,N
3,N6の開度が増大し、オープン絞り部N1,N4,
N5の開度が減少する向きで、クローズド絞り部T1が
実質的に開き始めるまで操舵を行えば、第1制御室R2
a内の圧力はクローズド絞り部T1を通って第1供給室
R1aから流入する作動流体により圧力が上昇するのに
対し、クローズド絞り部T2は閉じたままで第1制御室
R2b内の圧力はリザーバ36に連通された低い圧力で
あるので、その圧力差によりパワーシリンダ16はアシ
スト力を発生する。この向きにおける操舵角が増大して
両弁部材20,25の相対回動角が増大するにつれて、
オープン絞り部N1,N4,N5は開度が減少するので
供給室R1a,R1b、第1制御室R2a及び第2制御
室R2c内の圧力は増大し、パワーシリンダ16による
アシスト力は増大する。なお、オープン絞り部N1と直
列となるクローズド絞り部T1はオープン絞り部N4,
N5と直列となるオープン絞り部N3,N6よりも開度
が小さいので、オープン絞り部N1を通る作動流体の流
速はオープン絞り部N4,N5を通る流速よりも小さ
い。
弁部材20,25が相対回動し、オープン絞り部N1,
N4,N5とオープン絞り部N2,N3,N6の一方の
開度が増大し他方の開度が減少するが、クローズド絞り
部T1,T2の何れか一方が実質的に開くまでは各第1
制御室R2a,R2bの圧力はきわめて低い同一圧力の
ままであるのでアシスト力は発生せず、中立剛性が高め
られる。しかしながら、例えばオープン絞り部N2,N
3,N6の開度が増大し、オープン絞り部N1,N4,
N5の開度が減少する向きで、クローズド絞り部T1が
実質的に開き始めるまで操舵を行えば、第1制御室R2
a内の圧力はクローズド絞り部T1を通って第1供給室
R1aから流入する作動流体により圧力が上昇するのに
対し、クローズド絞り部T2は閉じたままで第1制御室
R2b内の圧力はリザーバ36に連通された低い圧力で
あるので、その圧力差によりパワーシリンダ16はアシ
スト力を発生する。この向きにおける操舵角が増大して
両弁部材20,25の相対回動角が増大するにつれて、
オープン絞り部N1,N4,N5は開度が減少するので
供給室R1a,R1b、第1制御室R2a及び第2制御
室R2c内の圧力は増大し、パワーシリンダ16による
アシスト力は増大する。なお、オープン絞り部N1と直
列となるクローズド絞り部T1はオープン絞り部N4,
N5と直列となるオープン絞り部N3,N6よりも開度
が小さいので、オープン絞り部N1を通る作動流体の流
速はオープン絞り部N4,N5を通る流速よりも小さ
い。
【0016】この場合、第2制御室R2d内の圧力より
も排出室R3b内の圧力の方が低いので、最大操舵角付
近まで操舵した状態では、オープン絞り部N5を通って
排出室R3b内に流入する作動流体の方が、オープン絞
り部N4を通って第2制御室R2d内に流入する作動流
体よりも先にキャビテーションを生じる限界に近づく。
各弁部材20,25の加工誤差などにより左右のオープ
ン絞り部N5の開度にばらつきがあると、左右の排出室
R3b内の圧力とオープン絞り部N5を通る作動流体の
流速がばらつくので、左右何れか一方のオープン絞り部
N5で先にキャビテーションを生じて絞り音を発生する
おそれがある。しかし上記実施の形態では、このような
原因による圧力及び流速のばらつきは、次に述べるよう
に連通手段Pにより平均化され、キャビテーション従っ
て絞り音を生じることはなくなる。
も排出室R3b内の圧力の方が低いので、最大操舵角付
近まで操舵した状態では、オープン絞り部N5を通って
排出室R3b内に流入する作動流体の方が、オープン絞
り部N4を通って第2制御室R2d内に流入する作動流
体よりも先にキャビテーションを生じる限界に近づく。
各弁部材20,25の加工誤差などにより左右のオープ
ン絞り部N5の開度にばらつきがあると、左右の排出室
R3b内の圧力とオープン絞り部N5を通る作動流体の
流速がばらつくので、左右何れか一方のオープン絞り部
N5で先にキャビテーションを生じて絞り音を発生する
おそれがある。しかし上記実施の形態では、このような
原因による圧力及び流速のばらつきは、次に述べるよう
に連通手段Pにより平均化され、キャビテーション従っ
て絞り音を生じることはなくなる。
【0017】例えば図2において、左側のオープン絞り
部N5の開度が正常な値よりも小さくなった場合を考え
る。この場合、各排出孔28流通抵抗は小さいとはいえ
0ではないので、連通手段Pがなければ左右のオープン
絞り部N5を通る各流速は右側よりも左側の方が速くな
り、各オープン絞り部N5を通る流量は右側よりも左側
の方が少なくなり、左側の排出室R3b内の圧力は他の
排出室R3a,R3b内の圧力よりも低くなり、これに
より左側の排出室R3b内でキャビテーションが発生し
て絞り音が生じるおそれがある。しかし上記実施の形態
では各排出室R3a,R3bは連通手段Pにより連通さ
れているので各排出室R3a,R3b内部の圧力は同一
となり、左右のオープン絞り部N5を通る流速も同一と
なる。これにより左側の排出室R3b内でキャビテーシ
ョンが発生して絞り音が生じることはなくなる。なおこ
の際には、連通手段Pには右側の排出室R3bからその
他の排出室R3a,R3bに向かう作動流体の流れが生
じる。
部N5の開度が正常な値よりも小さくなった場合を考え
る。この場合、各排出孔28流通抵抗は小さいとはいえ
0ではないので、連通手段Pがなければ左右のオープン
絞り部N5を通る各流速は右側よりも左側の方が速くな
り、各オープン絞り部N5を通る流量は右側よりも左側
の方が少なくなり、左側の排出室R3b内の圧力は他の
排出室R3a,R3b内の圧力よりも低くなり、これに
より左側の排出室R3b内でキャビテーションが発生し
て絞り音が生じるおそれがある。しかし上記実施の形態
では各排出室R3a,R3bは連通手段Pにより連通さ
れているので各排出室R3a,R3b内部の圧力は同一
となり、左右のオープン絞り部N5を通る流速も同一と
なる。これにより左側の排出室R3b内でキャビテーシ
ョンが発生して絞り音が生じることはなくなる。なおこ
の際には、連通手段Pには右側の排出室R3bからその
他の排出室R3a,R3bに向かう作動流体の流れが生
じる。
【0018】右側のオープン絞り部N5の開度が正常な
値よりも小さくなった場合も、同様にして絞り音が生じ
ることはない。左右のオープン絞り部N5が何れも正常
な値よりも小さくなった場合は、連通手段Pがなければ
左右のオープン絞り部N5を通る各流速は何れも速くな
り、各オープン絞り部N5を通る流量は何れも減少し、
各排出室R3b内の圧力は他方の排出室R3a内の圧力
よりも低くなるが、上記実施の形態では連通手段Pによ
り各排出室R3a,R3b内部の圧力は全て同一とな
り、従って排出室R3b内でキャビテーションが発生し
て絞り音が生じることはなくなる。この場合は連通手段
Pには各排出室R3bから他方の排出室R3aに向かう
作動流体の流れが生じる。
値よりも小さくなった場合も、同様にして絞り音が生じ
ることはない。左右のオープン絞り部N5が何れも正常
な値よりも小さくなった場合は、連通手段Pがなければ
左右のオープン絞り部N5を通る各流速は何れも速くな
り、各オープン絞り部N5を通る流量は何れも減少し、
各排出室R3b内の圧力は他方の排出室R3a内の圧力
よりも低くなるが、上記実施の形態では連通手段Pによ
り各排出室R3a,R3b内部の圧力は全て同一とな
り、従って排出室R3b内でキャビテーションが発生し
て絞り音が生じることはなくなる。この場合は連通手段
Pには各排出室R3bから他方の排出室R3aに向かう
作動流体の流れが生じる。
【0019】以上はオープン絞り部N1,N4,N5の
開度が減少した場合であるが、オープン絞り部N2,N
3,N6の開度が減少した場合にも、同様にして左右何
れか一方または両方の排出室R3a内の圧力が低下する
ことはなく、従って排出室R3a内でキャビテーション
により絞り音が生じることはなくなる。
開度が減少した場合であるが、オープン絞り部N2,N
3,N6の開度が減少した場合にも、同様にして左右何
れか一方または両方の排出室R3a内の圧力が低下する
ことはなく、従って排出室R3a内でキャビテーション
により絞り音が生じることはなくなる。
【0020】図4は本発明によるロータリバルブの第2
の実施の形態を示す。各排出室R3a,R3bを連通す
る連通手段Pは、第1の実施の形態ではロータ弁部材2
5側に設けられているが、この第2の実施の形態ではス
リーブ弁部材20側に設けられている。その他の構成は
第1の実施の形態と同じであるので、連通手段Pの構造
についてのみ説明する。
の実施の形態を示す。各排出室R3a,R3bを連通す
る連通手段Pは、第1の実施の形態ではロータ弁部材2
5側に設けられているが、この第2の実施の形態ではス
リーブ弁部材20側に設けられている。その他の構成は
第1の実施の形態と同じであるので、連通手段Pの構造
についてのみ説明する。
【0021】この第2の実施の形態では、第1の実施の
形態の環状溝24aと切欠溝24bに相当する構造はな
く、その代わりスリーブ弁部材20の内周両端部に固着
される圧入スリーブ24の一方24cの内周面に、環状
溝24dが形成されている。また、ロータ弁部材25の
外周面に形成された8個の凹溝26のうち排出室R3
a,R3bを形成する4個の凹溝26aは圧入スリーブ
24c側の一端を延長して、環状溝24dと連通するよ
うに構成してある。これにより、この第2の実施の形態
では、環状溝24dが、4個の排出室R3a,R3bを
互いに連通する連通手段Pを形成している。
形態の環状溝24aと切欠溝24bに相当する構造はな
く、その代わりスリーブ弁部材20の内周両端部に固着
される圧入スリーブ24の一方24cの内周面に、環状
溝24dが形成されている。また、ロータ弁部材25の
外周面に形成された8個の凹溝26のうち排出室R3
a,R3bを形成する4個の凹溝26aは圧入スリーブ
24c側の一端を延長して、環状溝24dと連通するよ
うに構成してある。これにより、この第2の実施の形態
では、環状溝24dが、4個の排出室R3a,R3bを
互いに連通する連通手段Pを形成している。
【0022】この第2の実施の形態も第1の実施の形態
と同様に作動し、左右のオープン絞り部N4,N5の開
度にばらつきがある場合でも各排出室R3a,R3bの
何れかの内部の圧力が低下することはなく、従って排出
室R3a,R3b内でキャビテーションにより絞り音が
生じることはない。
と同様に作動し、左右のオープン絞り部N4,N5の開
度にばらつきがある場合でも各排出室R3a,R3bの
何れかの内部の圧力が低下することはなく、従って排出
室R3a,R3b内でキャビテーションにより絞り音が
生じることはない。
【0023】図5は本発明によるロータリバルブの第3
の実施の形態を示す。この第3の実施の形態では、各排
出室R3a,R3bを連通する連通手段は、各第1供給
室R1aに対し回転方向同一側に位置する排出室R3
a,R3b同志、すなわち図2に示す具体的形状では互
いに直交する直径方向に対向する各1対の排出室R3a
及び排出室R3b同志を連通する第1及び第2の連通手
段P1,P2に分離されている。その他の構成は第1の
実施の形態と同じであるので、第1及び第2の連通手段
P1,P2の構造についてのみ説明する。
の実施の形態を示す。この第3の実施の形態では、各排
出室R3a,R3bを連通する連通手段は、各第1供給
室R1aに対し回転方向同一側に位置する排出室R3
a,R3b同志、すなわち図2に示す具体的形状では互
いに直交する直径方向に対向する各1対の排出室R3a
及び排出室R3b同志を連通する第1及び第2の連通手
段P1,P2に分離されている。その他の構成は第1の
実施の形態と同じであるので、第1及び第2の連通手段
P1,P2の構造についてのみ説明する。
【0024】この第3の実施の形態では、ロータ弁部材
25の外周面には、凹溝26の両端から多少離れた位置
に1対の環状溝40a,40bが形成され、また排出室
R3aを形成する2個の凹溝26と環状溝40aを連通
する2個の切欠溝40c、及び排出室R3bを形成する
2個の凹溝26と環状溝40bを連通する2個の切欠溝
40dが形成されている。スリーブ弁部材20の各圧入
スリーブ24は各環状溝40a,40bを覆っている。
環状溝40aと切欠溝40cが直径方向に対向する1対
の排出室R3aを互いに連通する第1の連通手段P1を
形成し、環状溝40bと切欠溝40dが直径方向に対向
する1対の排出室R3bを互いに連通する第2の連通手
段P2を形成する。
25の外周面には、凹溝26の両端から多少離れた位置
に1対の環状溝40a,40bが形成され、また排出室
R3aを形成する2個の凹溝26と環状溝40aを連通
する2個の切欠溝40c、及び排出室R3bを形成する
2個の凹溝26と環状溝40bを連通する2個の切欠溝
40dが形成されている。スリーブ弁部材20の各圧入
スリーブ24は各環状溝40a,40bを覆っている。
環状溝40aと切欠溝40cが直径方向に対向する1対
の排出室R3aを互いに連通する第1の連通手段P1を
形成し、環状溝40bと切欠溝40dが直径方向に対向
する1対の排出室R3bを互いに連通する第2の連通手
段P2を形成する。
【0025】この第3の実施の形態では、各排出室R3
a,R3bに開口した排出孔28の径を、図2の二点鎖
線で示すように細くして絞り効果を与え、オープン絞り
部N1〜N6とによって2段絞りを構成するようにして
いる。これは作動流体が排出孔28を通る際に適当な抵
抗を与え、排出室R3a,R3b内の圧力を多少高めて
キャビテーションが生じないようにするものであり、例
えばオープン絞り部N1〜N6と同程度の絞り効果を持
つものとすればよい。
a,R3bに開口した排出孔28の径を、図2の二点鎖
線で示すように細くして絞り効果を与え、オープン絞り
部N1〜N6とによって2段絞りを構成するようにして
いる。これは作動流体が排出孔28を通る際に適当な抵
抗を与え、排出室R3a,R3b内の圧力を多少高めて
キャビテーションが生じないようにするものであり、例
えばオープン絞り部N1〜N6と同程度の絞り効果を持
つものとすればよい。
【0026】例えばオープン絞り部N1,N4,N5の
開度が減少する向きに作動した場合において、左側のオ
ープン絞り部N5の開度が正常な値よりも小さくなった
場合には、第2の連通手段P2がなければ左側の排出室
R3b内の圧力は右側の排出室R3b内よりも低下する
が、上記第3の実施の形態では左右の排出室R3bは第
2の連通手段P2により連通されているので同一圧力と
なり、また各排出孔28は前述のような絞り効果を有し
ており、これにより各排出室R3a,R3b内の圧力は
全体として上昇するので、排出室R3b内でキャビテー
ションが発生して絞り音が生じることはない。右側のオ
ープン絞り部N5の開度が正常な値よりも小さくなった
場合も、同様にして絞り音が生じることはない。
開度が減少する向きに作動した場合において、左側のオ
ープン絞り部N5の開度が正常な値よりも小さくなった
場合には、第2の連通手段P2がなければ左側の排出室
R3b内の圧力は右側の排出室R3b内よりも低下する
が、上記第3の実施の形態では左右の排出室R3bは第
2の連通手段P2により連通されているので同一圧力と
なり、また各排出孔28は前述のような絞り効果を有し
ており、これにより各排出室R3a,R3b内の圧力は
全体として上昇するので、排出室R3b内でキャビテー
ションが発生して絞り音が生じることはない。右側のオ
ープン絞り部N5の開度が正常な値よりも小さくなった
場合も、同様にして絞り音が生じることはない。
【0027】左右のオープン絞り部N5が何れも正常な
値よりも小さくなった場合は、左右のオープン絞り部N
5を通る各流速は何れも速くなり、各オープン絞り部N
5を通る流量は何れも減少し、各排出室R3b内の圧力
は互いに同一となるが他方の排出室R3a内の圧力より
は低くなる。しかし各排出孔28は前述のような絞り効
果を有しており、各排出室R3a,R3b内の圧力は全
体として上昇するので排出室R3b内でキャビテーショ
ンが発生して絞り音が生じることはない。
値よりも小さくなった場合は、左右のオープン絞り部N
5を通る各流速は何れも速くなり、各オープン絞り部N
5を通る流量は何れも減少し、各排出室R3b内の圧力
は互いに同一となるが他方の排出室R3a内の圧力より
は低くなる。しかし各排出孔28は前述のような絞り効
果を有しており、各排出室R3a,R3b内の圧力は全
体として上昇するので排出室R3b内でキャビテーショ
ンが発生して絞り音が生じることはない。
【0028】以上はオープン絞り部N1,N4,N5の
開度が減少する向きに作動した場合であるが、オープン
絞り部N2,N3,N6の開度が減少する向きに作動し
た場合にも、同様にして排出室R3a内でキャビテーシ
ョンにより絞り音が生じることはない。
開度が減少する向きに作動した場合であるが、オープン
絞り部N2,N3,N6の開度が減少する向きに作動し
た場合にも、同様にして排出室R3a内でキャビテーシ
ョンにより絞り音が生じることはない。
【0029】上記各実施の形態では、第1制御室R2
a,R2bと第1供給室R1aの間にクローズド絞り部
T1,T2を設け、第1制御室R2a,R2bと排出室
R3a,R3bの間にオープン絞り部N1,N2を設け
ているが、本発明はクローズド絞り部T1,T2とオー
プン絞り部N1,N2を入れ替え、すなわち第1制御室
R2a,R2bと第1供給室R1aの間にオープン絞り
部N1,N2を設け、第1制御室R2a,R2bと排出
室R3a,R3bの間にクローズド絞り部T1,T2を
設けるようにしてもよい。
a,R2bと第1供給室R1aの間にクローズド絞り部
T1,T2を設け、第1制御室R2a,R2bと排出室
R3a,R3bの間にオープン絞り部N1,N2を設け
ているが、本発明はクローズド絞り部T1,T2とオー
プン絞り部N1,N2を入れ替え、すなわち第1制御室
R2a,R2bと第1供給室R1aの間にオープン絞り
部N1,N2を設け、第1制御室R2a,R2bと排出
室R3a,R3bの間にクローズド絞り部T1,T2を
設けるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、各排出室
は連通手段により連通されているので、加工のばらつき
などにより各絞り部の開度に差があっても各排出室内に
圧力差は生じず、各絞り部を通る作動流体の流速にも差
は生じない。従って、絞り部の開度に差があっても一部
の排出室の圧力が低下して、その内部でキャビテーショ
ンが生じて絞り音が発生することはなくなる。
は連通手段により連通されているので、加工のばらつき
などにより各絞り部の開度に差があっても各排出室内に
圧力差は生じず、各絞り部を通る作動流体の流速にも差
は生じない。従って、絞り部の開度に差があっても一部
の排出室の圧力が低下して、その内部でキャビテーショ
ンが生じて絞り音が発生することはなくなる。
【0031】また、第1供給室に対し回転方向同一側に
位置する排出室同志を連通し、各排出孔に絞り効果を備
えさせたものによれば、各排出室の同一側に形成される
各絞り部の開度にばらつきがある場合には、第1及び第
2の連通手段により連通されない各排出室の間に圧力差
は生じる。しかし圧力が低い方の排出室内でも、上述し
たような絞り効果を備えた排出孔の抵抗によりその内部
の圧力は上昇するので、その内部でキャビテーションが
生じて絞り音が発生することはなくなる。
位置する排出室同志を連通し、各排出孔に絞り効果を備
えさせたものによれば、各排出室の同一側に形成される
各絞り部の開度にばらつきがある場合には、第1及び第
2の連通手段により連通されない各排出室の間に圧力差
は生じる。しかし圧力が低い方の排出室内でも、上述し
たような絞り効果を備えた排出孔の抵抗によりその内部
の圧力は上昇するので、その内部でキャビテーションが
生じて絞り音が発生することはなくなる。
【図1】 本発明によるロータリバルブの第1の実施形
態を適用した動力舵取装置の縦断面図である。
態を適用した動力舵取装置の縦断面図である。
【図2】 図1に適用した第1の実施形態の横断面図で
ある。
ある。
【図3】 図1に適用した第1の実施形態のスリーブ弁
部材の縦断面図である。
部材の縦断面図である。
【図4】 本発明によるロータリバルブの第2の実施形
態の縦断面図である。
態の縦断面図である。
【図5】 本発明によるロータリバルブの第3の実施形
態のロータ弁部材の側面図である。
態のロータ弁部材の側面図である。
【図6】 図1に示す動力舵取装置の流体回路を示す図
である。
である。
【図7】 従来技術によるロータリバルブの一例を示す
図2に相当する横断面図である。
図2に相当する横断面図である。
20…スリーブ弁部材、21…凹溝、22a,22b…
供給孔、23a,23b…分配孔、25…ロータ弁部
材、26…凹溝、28…排出孔、P…連通手段、P1…
第1の連通手段、P2…第2の連通手段、R1a…第1
供給室、R1b…第2供給室、R2a,R2b…第1制
御室、R2c,R2d…第2制御室、R3a,R3b…
排出室、N1〜N6…絞り部(オープン絞り部)、T
1,T2…絞り部(クローズド絞り部)。
供給孔、23a,23b…分配孔、25…ロータ弁部
材、26…凹溝、28…排出孔、P…連通手段、P1…
第1の連通手段、P2…第2の連通手段、R1a…第1
供給室、R1b…第2供給室、R2a,R2b…第1制
御室、R2c,R2d…第2制御室、R3a,R3b…
排出室、N1〜N6…絞り部(オープン絞り部)、T
1,T2…絞り部(クローズド絞り部)。
Claims (2)
- 【請求項1】 相対回動可能に互いに嵌合されたスリー
ブ弁部材とロータ弁部材を備え、前記スリーブ弁部材内
周と前記ロータ弁部材外周の嵌合面にはそれぞれ複数の
凹溝を円周方向に間隔をおいて設けて、前記両弁部材の
間に、円周方向に間隔をおいて交互に配置された複数の
供給室及び複数の排出室と、この各供給室と排出室の間
に位置して前記両弁部材の相対回動に応じて開度が変化
する絞り部を介して前記供給室及び排出室と連通される
制御室を形成し、前記各供給室には作動流体を供給する
供給孔を開口し、前記各排出室には作動流体を排出する
排出孔を開口し、前記複数の供給室の一部である複数の
第1供給室の回転方向両側に隣接する各1対の第1制御
室とその両側の前記第1供給室及び排出室の何れか一方
との間に位置する前記絞り部だけは前記相対回動の中立
位置において実質的に閉じるよう構成し、作動機器に作
動流体を分配供給する分配孔を前記各1対の第1制御室
に開口してなるロータリバルブにおいて、前記各排出室
を連通手段により連通したことを特徴とするロータリバ
ルブ。 - 【請求項2】 相対回動可能に互いに嵌合されたスリー
ブ弁部材とロータ弁部材を備え、前記スリーブ弁部材内
周と前記ロータ弁部材外周の嵌合面にはそれぞれ複数の
凹溝を円周方向に間隔をおいて設けて、前記両弁部材の
間に、円周方向に間隔をおいて交互に配置された複数の
供給室及び複数の排出室と、この各供給室と排出室の間
に位置して前記両弁部材の相対回動に応じて開度が変化
する絞り部を介して前記供給室及び排出室と連通される
制御室を形成し、前記各供給室には作動流体を供給する
供給孔を開口し、前記各排出室には作動流体を排出する
排出孔をそれぞれ開口し、前記複数の供給室の一部であ
る複数の第1供給室の回転方向両側に隣接する各1対の
第1制御室とその両側の前記第1供給室及び排出室の何
れか一方との間に位置する前記絞り部だけは前記相対回
動の中立位置において実質的に閉じるよう構成し、作動
機器に作動流体を分配供給する分配孔を前記各1対の第
1制御室に開口してなるロータリバルブにおいて、前記
第1供給室に対し回転方向同一側に位置する前記排出室
同志をそれぞれ第1及び第2の連通手段により連通し、
前記各排出孔は前記複数の供給室の残部である複数の第
2供給室とその回転方向両側に隣接する各1対の第2制
御室との間の前記絞り部と同程度の絞り効果を備えたも
のとしたことを特徴とするロータリバルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26053797A JPH1191602A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ロータリバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26053797A JPH1191602A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ロータリバルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1191602A true JPH1191602A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17349349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26053797A Pending JPH1191602A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ロータリバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1191602A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016223568A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられた内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP26053797A patent/JPH1191602A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016223568A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられた内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
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