JPH1192102A - 燃料改質装置 - Google Patents
燃料改質装置Info
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- JPH1192102A JPH1192102A JP10210354A JP21035498A JPH1192102A JP H1192102 A JPH1192102 A JP H1192102A JP 10210354 A JP10210354 A JP 10210354A JP 21035498 A JP21035498 A JP 21035498A JP H1192102 A JPH1192102 A JP H1192102A
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Abstract
で均一化する。 【解決手段】 Cu−Zn触媒を備える改質器34は、
第2燃料供給路64から、空気を含有する原燃料ガスの
供給を受け、内部で水蒸気改質反応および酸化反応を進
行させ、生じた水素リッチな燃料ガスを第3燃料供給路
65へ排出する。改質器34は、上流側に位置する反応
部80と、下流側に位置する反応部81とからなる。反
応部80,81は、いずれもハニカムによって構成され
ているが、それぞれの反応部における流路断面積の総
和、すなわち、それぞれのハニカムを構成する各セルの
横断面積の総和は、上流側の反応部80の方が小さくな
るように構成されている。したがって、改質器34内を
通過するガスの流速は、上流側の方が下流側よりも速く
なる。
Description
し、詳しくは、炭化水素と水蒸気とから水素リッチガス
を生成する燃料改質装置に関する。
を生成する燃料改質装置は、燃料電池に燃料ガスを供給
するための装置として知られている。燃料電池は、燃料
の有する化学エネルギを、機械エネルギや熱エネルギを
経由することなく直接電気エネルギに変換する装置であ
り、高いエネルギ効率が実現可能である。このような燃
料電池は、水素を含有する燃料ガスを陰極側に供給さ
れ、酸素を含有する酸化ガスを陽極側に供給されて、両
極で起きる電気化学反応によって起電力を得る。以下
に、燃料電池で起こる電気化学反応を表わす式を示す。
(1)式は陰極側における反応、(2)式は陽極側にお
ける反応を表わし、燃料電池全体では(3)式に示す反
応が進行する。
電池、リン酸型燃料電池、溶融炭酸塩電解質型燃料電池
などでは、その電解質の性質から、二酸化炭素を含んだ
酸化ガスや燃料ガスを使用することが可能である。そこ
で、通常これらの燃料電池では、空気を酸化ガスとして
用い、メタノールや天然ガス等の炭化水素を水蒸気改質
して生成した水素リッチガスを燃料ガスとして用いてい
る。そのため、このような燃料電池を備える燃料電池シ
ステムには、上記した燃料改質装置が設けられており、
この燃料改質装置において水蒸気改質反応を行なって燃
料ガスを生成している。以下に、燃料改質装置の内部で
進行する改質反応について説明する。ここでは、改質反
応に供する炭化水素としてメタノールを用いる場合につ
いて説明する。以下に、メタノールを水蒸気改質する反
応を表わす式を示す。
応は吸熱反応であるため、改質反応を進行させるために
は熱エネルギを供給する必要がある。改質反応に要する
熱エネルギを供給する方法としては、燃料改質装置にバ
ーナやヒータ等を設けて外部加熱を行なう方法や、燃料
改質装置内部において、水蒸気改質反応に加えて発熱反
応である酸化反応を行なわせ、酸化反応で生じる熱を利
用して水蒸気改質反応を進行させる方法などが知られて
いる。これらの方法のうちで、燃料改質装置内部で水蒸
気改質反応と共に酸化反応を進行させる方法について説
明する。
一例(部分酸化反応)を表わす。水蒸気改質反応を行な
う燃料改質装置に対して酸素を供給し、(4)式に表わ
す水蒸気改質反応と共にメタノールの酸化反応を行なわ
せるならば、酸化反応で生じた熱エネルギを、水蒸気改
質反応において利用することができる。ここで、燃料改
質装置に供給する酸素量を調節すれば、水蒸気改質反応
で要する熱量と酸化反応で生じる熱量とを釣り合わせる
ことができ、理論的には、水蒸気改質反応で要する熱量
をすべて酸化反応で生じる熱量によって賄うことも可能
となる。このような、水蒸気改質反応で要する熱量を酸
化反応で生じる熱量によって賄う方法は、既述した外部
加熱を行なう方法に比べて、放熱により失われるエネル
ギ量を減らすことができ、より高いエネルギ効率を実現
することができる。さらに、外部加熱を行なう方法に比
べて、燃料改質装置の構成を簡素化することができ、シ
ステム全体を小型化することができる。
質装置に対してメタノールや水蒸気と共に酸素を供給
し、酸化反応によって生じた熱エネルギを水蒸気改質反
応で利用する上記した方法は、燃料改質装置の内部にお
いて、温度の分布状態が不均一となってしまうという問
題があった。図38は、メタノールおよび水蒸気と共に
酸素を燃料改質装置に供給し、水蒸気改質反応と共に酸
化反応を行なうときの、燃料改質装置内部における温度
分布の様子を表わす説明図である。燃料改質装置に対し
て、メタノールおよび水蒸気と共に酸素を導入すると、
水蒸気改質反応よりも酸化反応の方が反応速度が速いた
め、酸化反応で生じる熱量が水蒸気反応で要する熱量を
上回り、図38に示すように、燃料改質装置における上
流側(メタノール、水蒸気および酸素を含有するガスを
導入する側)では、急激に内部温度が上昇して温度分布
のピークを形成する。また、酸化反応で酸素が消費され
た後は水蒸気改質反応だけが進行するようになるため、
上記した温度分布のピークの後は、燃料改質装置の内部
温度は下流側(水素リッチガスが排出される側)に向か
って下降を続ける。
成し、温度が上昇しすぎる場合には、触媒が劣化したり
副生成物が生じるなどの問題を生じる。まず、触媒の劣
化について説明する。例えば、メタノールの水蒸気改質
反応および酸化反応を促進する触媒としてCu−Zn触
媒を用いる場合には、300℃を越える高温下でこのC
u−Zn触媒を使用すると、触媒の耐久性が低下してシ
ンタリングを起こしてしてしまうおそれがある。ここで
シンタリングとは、担体表面に担持された触媒が凝集し
てしまう現象をいう。Cu−Zn触媒は通常、亜鉛粒子
の表面に銅微粒子が散在する形状をしているが、シンタ
リングを起こすと銅微粒子が凝集して粒子が巨大化す
る。このような現象が生じると、銅粒子の表面積の低下
に伴って触媒の活性面積が減少してしまうため燃料改質
装置の性能が低下してしまう。
もう一つの問題である副生成物の発生とは、所定の高温
下で改質反応が進行する際に、既述した正常な反応以外
の反応が起こり、メタンが生じたり、供給した加圧空気
中の窒素ガスが反応して窒素酸化物が生じたりすること
をいう。これらの副生成物は、燃料改質装置における改
質反応温度の範囲では分解されることがなく、そのまま
燃料ガスとして燃料電池に供給されてしまう。特にメタ
ン等の生成量が増えることは燃料ガス中の水素分圧の低
下につながり好ましくない。
温度が低下すると、温度の低下と共に水蒸気改質反応の
活性が低下するという問題を生じる。水蒸気改質反応の
活性が低下してしまうと、改質反応の完了していないガ
ス、すなわち、メタノールが残留して水素濃度が不十分
なガスが生成されてしまうおそれがある。あるいは、下
流側で内部温度が低下してしまっても改質反応が完了す
るように、充分に大きな燃料改質装置を備えることが必
要になる。
解決し、燃料改質装置の内部温度を所定の温度範囲内で
均一化することを目的としてなされ、次の構成を採っ
た。
発明の第1の燃料改質装置は、吸熱を伴う反応であっ
て、炭化水素と水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質
反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化水素を酸化す
る酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質反応を進行する
際に、前記酸化反応で生じた熱を利用する燃料改質装置
であって、前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進
する触媒を備える触媒部と、前記触媒部に対して、前記
炭化水素と水蒸気と酸素とを含有する原燃料ガスを供給
する原燃料ガス供給手段と、前記触媒部で進行する前記
水蒸気改質反応および前記酸化反応の結果生じた水素リ
ッチな燃料ガスを、前記触媒部から排出する燃料ガス排
出手段と、前記触媒部において、前記原燃料ガスが供給
される側の部分で起こる前記酸化反応で生じた熱が、充
分に下流側に運ばれるように、前記原燃料ガスが導入さ
れる側の部分における前記原燃料ガスの流速を速くする
ガス流速調節手段とを備えることを要旨とする。
料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進する
触媒を備える触媒部に対して、炭化水素と水蒸気と酸素
とを含有する原燃料ガスを供給すると、この触媒部にお
いて、吸熱を伴う反応であって、炭化水素と水蒸気とか
ら水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応で
あって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを進行する。
このとき、前記酸化反応で生じた熱を利用して前記水蒸
気改質反応が進行し、水素リッチな燃料ガスが生成され
て前記触媒部から排出される。ここで、触媒部において
は、前記原燃料ガスが供給される側の部分で起こる前記
酸化反応で生じた熱が、充分に下流側に運ばれるよう
に、前記原燃料ガスが導入される側の部分における前記
原燃料ガスの流速が調節される。
燃料ガスが導入される側の部分で起こる酸化反応によっ
て生じた熱が、充分に下流側に運ばれるため、前記原燃
料ガスが導入される側の部分において温度が上昇しすぎ
てしまうことがない。したがって、温度が上昇しすぎる
ことによる触媒劣化や副生成物の発生といった不都合が
生じることがなく、改質器の耐久性を大きく向上させる
ことができる。さらに、酸化反応で生じた熱が充分に下
流側に運ばれることによって、下流側において、水蒸気
改質反応の活性を充分に高くすることができ、燃料改質
装置を小型化することが可能となる。
水蒸気および酸素は、予めすべてを混合してから供給す
る必要はなく、少なくとも一つの成分あるいは原燃料ガ
スの一部は別個に供給することとしてもよい。予め混合
しておかなくても、原燃料ガスを構成するこれらの成分
が、触媒部におけるガスの流れの向きの上流側から供給
されれば上記した効果を得ることができる。また、水蒸
気改質反応を促進する触媒と酸化反応を促進する触媒と
は、同一であっても良く、異なっていてもよい。すなわ
ち、水蒸気改質反応と酸化反応とは、単一の触媒によっ
て両反応が促進されることとしてもよいし、異なる触媒
によってそれぞれの反応が促進されることとしてもよ
い。異なる触媒を用いる場合には、改質器内で両者が充
分に混合されていることが望ましい。
て、前記ガス流速調節手段は、前記触媒部における前記
原燃料ガスが供給される側において、前記燃料ガスが排
出される側よりも、前記原燃料ガスが流れる流路の断面
の総面積を小さくしてなることとしてもよい。このよう
な構成とすることによって、前記原燃料ガスが供給され
る側のにおける前記原燃料ガスの流速を、前記燃料ガス
が排出される側よりも速くすることができ、上記した効
果を得ることができる。
う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成す
る水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化
水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質反
応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用する
燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応と前記酸化
反応とを促進する触媒を備える触媒部と、前記触媒部に
対して、前記炭化水素と水蒸気と酸素とを含有する原燃
料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、前記触媒部で
進行する前記水蒸気改質反応および前記酸化反応の結果
生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒部から排出す
る燃料ガス排出手段とを備え、前記触媒部における前記
触媒は、熱伝導性の比較的高い材料で形成される触媒担
体に保持されることを要旨とする。
料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進する
触媒を備える触媒部に対して、炭化水素と水蒸気と酸素
とを含有する原燃料ガスを供給すると、この触媒部にお
いて、吸熱を伴う反応であって、炭化水素と水蒸気とか
ら水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応で
あって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを進行し、生
成した水素リッチな燃料ガスを排出する。ここで、前記
触媒は、熱伝導性の比較的高い材料で形成される触媒担
体に担持されるため、前記酸化反応で生じた熱は、触媒
担体によって速やかに周辺部に伝えられ、前記水蒸気改
質反応に利用される。
応で生じた熱が速やかに拡散するため、前記原燃料ガス
が供給される側であって、前記酸化反応が活発に進行す
る側において、温度が上昇しすぎてしまうことがない。
したがって、温度が上昇しすぎることによる触媒劣化や
副生成物の発生といった不都合が生じることがなく、改
質器の耐久性を大きく向上させることができる。さら
に、酸化反応で生じた熱が拡散されて下流側に伝えられ
ることによって、下流側において、水蒸気改質反応の活
性を充分に高くすることができ、燃料改質装置を小型化
することが可能となる。
う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成す
る水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化
水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質反
応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用する
燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応を促進する
触媒と前記酸化反応を促進する触媒とを備える触媒部
と、前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含
有する原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、前
記触媒部に対して、酸素を含有する酸化ガスを供給する
酸化ガス供給手段と、前記触媒部で進行する前記水蒸気
改質反応および前記酸化反応の結果生じた水素リッチな
燃料ガスを、前記触媒部から排出する燃料ガス排出手段
と、前記触媒部における前記酸化ガスが導入される側に
おいて、前記酸化反応の進行を抑制する酸化反応抑制手
段とを備えることを要旨とする。
料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進する
触媒を備える触媒部に対して、炭化水素と水蒸気とを含
有する原燃料ガスと、酸素を含有する酸化ガスとを供給
すると、この触媒部において、吸熱を伴う反応であっ
て、炭化水素と水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質
反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化水素を酸化す
る酸化反応とを進行する。このとき、前記酸化反応で生
じた熱を利用して前記水蒸気改質反応が進行し、水素リ
ッチな燃料ガスが生成されて前記触媒部から排出され
る。ここで、触媒部においては、前記酸化ガスが導入さ
れる側において、前記酸化反応の進行が抑制される。
化ガスが導入される側において、前記酸化反応の進行が
抑制されるため、この前記酸化ガスが導入される側にお
いて温度が上昇しすぎてしまうことがない。したがっ
て、温度が上昇しすぎることによる触媒劣化や副生成物
の発生といった不都合が生じることがなく、改質器の耐
久性を大きく向上させることができる。さらに、前記酸
化ガスが導入される側で酸化反応の進行が抑制されるこ
とによって、酸化反応が進行する領域がより下流側に広
がり、これによって下流側の温度を上昇させ、水蒸気改
質反応の活性を充分に高くすることができる。したがっ
て、燃料改質装置を小型化することが可能となる。
て、前記酸化反応抑制手段は、前記触媒部において、前
記酸化ガスが導入される側の方が、前記燃料ガスが排出
される側よりも、前記酸化反応を促進する触媒の量が小
となるように形成してなることとしてもよい。
て、前記水蒸気改質反応を促進する触媒と前記酸化反応
を促進する触媒とは同一の触媒であり、前記酸化反応抑
制手段は、前記酸化ガスが導入される側の方が、前記燃
料ガスが排出される側よりも、前記触媒の量が小となる
ように形成してなることとしてもよい。
う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成す
る水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化
水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質反
応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用する
燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応を促進する
触媒と前記酸化反応を促進する触媒とを備える触媒部
と、前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含
有する原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、前
記触媒部に対して、酸素を含有する酸化ガスを供給する
酸化ガス供給手段と、前記触媒部で進行する前記水蒸気
改質反応および前記酸化反応の結果生じた水素リッチな
燃料ガスを、前記触媒部から排出する燃料ガス排出手段
と、前記触媒部内で進行する反応の進行状態を検出する
反応状態検出手段とを備え、前記酸化ガス供給手段は、
前記触媒部に供給する単位時間当たりの酸素量を所望の
量に維持しつつ、前記反応状態検出手段が検出した前記
反応の進行状態に基づいて、前記触媒部に供給する前記
酸化ガス中の酸素濃度を制御する酸素濃度調節手段をさ
らに備えることを要旨とする。
料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進する
触媒を備える触媒部に対して、炭化水素と水蒸気とを含
有する原燃料ガスと、酸素を含有する酸化ガスとを供給
すると、この触媒部において、吸熱を伴う反応であっ
て、炭化水素と水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質
反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化水素を酸化す
る酸化反応とを進行する。このとき、前記酸化反応で生
じた熱を利用して前記水蒸気改質反応が進行し、水素リ
ッチな燃料ガスが生成されて前記触媒部から排出され
る。ここで、前記触媒部内で進行する反応の進行状態を
検出し、前記触媒部に供給する単位時間当たりの酸素量
を所望の量に維持しつつ、この検出した前記反応の進行
状態に基づいて、前記触媒部に供給する前記酸化ガス中
の酸素濃度を制御する。
化ガス中の酸素濃度が制御されるため、酸化ガスが導入
される側において進行する酸化反応の反応速度を制御す
ることができ、この前記酸化ガスが導入される側におい
て温度が上昇しすぎてしまうのを防止することができ
る。したがって、温度が上昇しすぎることによる触媒劣
化や副生成物の発生といった不都合が生じることがな
く、改質器の耐久性を大きく向上させることができる。
さらに、酸化ガス中の酸素濃度を制御して酸化反応の反
応速度を制御することによって、酸化反応が進行する領
域をより下流側に広げることができ、これによって下流
側の温度を上昇させ、水蒸気改質反応の活性を充分に高
くすることができる。したがって、燃料改質装置を小型
化することが可能となる。
いて、前記触媒部は、前記触媒を備える複数の反応部か
らなり、前記酸化ガス供給手段は、前記複数の反応部の
それぞれに対して前記酸化ガスを供給することとしても
よい。このような構成とすれば、酸化ガスが供給される
箇所を複数にすることによって、触媒部内部の温度を均
一化する効果をさらに高めることができる。
う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成す
る水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化
水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質反
応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用する
燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応と前記酸化
反応とを促進する触媒を備える触媒部と、前記触媒部に
対して、前記炭化水素と水蒸気と酸素とを含有する原燃
料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、前記触媒部で
進行する前記水蒸気改質反応および前記酸化反応の結果
生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒部から排出す
る燃料ガス排出手段と、前記触媒部において、前記原燃
料ガス供給手段から前記原燃料ガスを導入される部位
と、前記燃料ガス排出手段によって前記燃料ガスを排出
する部位とを入れ替え、前記触媒部におけるガスの流れ
を逆転させるガス供給方向変更手段とを備えることを要
旨とする。
料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進する
触媒を備える触媒部に対して、炭化水素と水蒸気と酸素
とを含有する原燃料ガスを供給すると、この触媒部にお
いて、吸熱を伴う反応であって、炭化水素と水蒸気とか
ら水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応で
あって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを進行する。
このとき、前記酸化反応で生じた熱を利用して前記水蒸
気改質反応が進行し、水素リッチな燃料ガスが生成され
て前記触媒部から排出される。このような反応が進行す
る際に、前記触媒部において、前記原燃料ガスを導入さ
れる部位と、前記燃料ガスを排出する部位との入れ替え
が行なわれる。
媒部において、前記原燃料ガスを導入される部位と、前
記燃料ガスを排出する部位との入れ替えが行なわれるた
め、原燃料ガスが導入される特定の領域において、温度
が上昇しすぎてしまうことがない。したがって、温度が
上昇しすぎることによる触媒劣化や副生成物の発生とい
った不都合が生じることがなく、改質器の耐久性を大き
く向上させることができる。さらに、特定の下流側にお
いて温度が低下してしまうことがなく、触媒部全体で水
蒸気改質反応の活性を充分に高くすることができる。し
たがって、燃料改質装置を小型化することが可能とな
る。
いて、前記触媒部において、前記原燃料ガス供給手段か
ら前記原燃料ガスを供給される側の所定位置の温度を検
出する端部温度検出手段をさらに備え、前記ガス供給方
向変更手段は、前記端部温度検出手段の検出結果に基づ
いて、前記原燃料ガス供給手段から前記原燃料ガスを導
入される部位と、前記燃料ガス排出手段によって前記燃
料ガスを排出する部位とを入れ替えることとしてもよ
い。このような構成とすることによって、原燃料ガスが
供給される側において温度が上昇しすぎてしまうのを、
確実に防止することができる。
う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成す
る水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化
水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質反
応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用する
燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応と前記酸化
反応とを促進する触媒を備える粒子を、内部に封入して
なる触媒部と、前記触媒部に対して、前記炭化水素と水
蒸気と酸素とを含有する原燃料ガスを供給する原燃料ガ
ス供給手段と、前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反
応および前記酸化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガ
スを、前記触媒部から排出する燃料ガス排出手段と、前
記触媒を備える粒子を、前記触媒部内で撹拌する触媒撹
拌手段とを備えることを要旨とする。
料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進する
触媒を備える粒子を、内部に充填してなる触媒部に対し
て、炭化水素と水蒸気と酸素とを含有する原燃料ガスを
供給する。その際、前記触媒部において、前記触媒を備
える粒子を撹拌しながら、吸熱を伴う反応であって、炭
化水素と水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応
と、発熱を伴う反応であって前記炭化水素を酸化する酸
化反応とを進行する。このとき、前記酸化反応で生じた
熱を利用して前記水蒸気改質反応が進行し、水素リッチ
な燃料ガスが生成されて前記触媒部から排出される。
媒部において、前記触媒を備える粒子を撹拌するため、
この粒子が備える触媒は、順次前記酸化反応に関わり、
原燃料ガスが導入される特定の領域において温度が上昇
しすぎてしまうことがない。したがって、温度が上昇し
すぎることによる触媒劣化や副生成物の発生といった不
都合が生じることがなく、改質器の耐久性を大きく向上
させることができる。さらに、特定の下流側において温
度が低下してしまうことがなく、触媒部全体で水蒸気改
質反応の活性を充分に高くすることができる。したがっ
て、燃料改質装置を小型化することが可能となる。
いて、前記触媒撹拌手段は、前記原燃料ガス供給手段に
備えられ、前記炭化水素と水蒸気と酸素とのうちの少な
くとも一つを含有するガスを、前記触媒部内に噴霧し
て、前記触媒を備える粒子を前記触媒部内で撹拌するこ
ととしてもよい。このような構成とすれば、前記触媒部
に対して、前記原燃料を構成するガスを噴霧することに
よって撹拌の動作を同時に行なうことができる。
う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成す
る水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化
水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質反
応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用する
燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応と前記酸化
反応とを促進する触媒を備える触媒部と、前記触媒部に
対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有する原燃料ガス
を供給する原燃料ガス供給手段と、前記触媒部に対し
て、酸素を含有する酸化ガスを供給する酸化ガス供給手
段と、前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および
前記酸化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前
記触媒部から排出する燃料ガス排出手段と、前記触媒部
において、前記酸化ガス供給手段から前記酸化ガスが供
給される箇所を、経時的に変化させる供給箇所変更手段
とを備えることを要旨とする。
料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進する
触媒を備える触媒部に対して、炭化水素と水蒸気とを含
有する原燃料ガスと、酸素を含有する酸化ガスとを供給
すると、この触媒部において、吸熱を伴う反応であっ
て、炭化水素と水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質
反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化水素を酸化す
る酸化反応とを進行する。このとき、前記触媒部におい
て、前記酸化ガスが供給される箇所は、経時的に変化さ
せる。このようにして供給された酸化ガスを用いて進行
する前記酸化反応で生じた熱を利用して、前記水蒸気改
質反応が進行し、水素リッチな燃料ガスが生成されて前
記触媒部から排出される。
媒部において、前記酸化ガスが供給される箇所が、経時
的に変化させるため、酸化ガスが導入される特定の領域
において、温度が上昇しすぎてしまうことがない。した
がって、温度が上昇しすぎることによる触媒劣化や副生
成物の発生といった不都合が生じることがなく、改質器
の耐久性を大きく向上させることができる。
う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成す
る水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化
水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質反
応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用する
燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応と前記酸化
反応とを促進する触媒を備える触媒部と、前記触媒部に
対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有する原燃料ガス
を供給する原燃料ガス供給手段と、前記触媒部に対し
て、酸素を含有する酸化ガスを供給する酸化ガス供給手
段と、前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および
前記酸化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前
記触媒部から排出する燃料ガス排出手段と、前記触媒部
において、前記原燃料ガスと共に酸化ガスが供給される
供給側と、前記燃料ガスが排出される排出側とを隣接
し、前記供給側と前記排出側との間で熱交換を行なわせ
る均熱化手段とを備えることを要旨とする。
料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進する
触媒を備える触媒部に対して、炭化水素と水蒸気とを含
有する原燃料ガスと、酸素を含有する酸化ガスとを供給
すると、この触媒部において、吸熱を伴う反応であっ
て、炭化水素と水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質
反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化水素を酸化す
る酸化反応とを進行する。ここで、前記触媒部は、前記
原燃料ガスと共に酸化ガスが供給される供給側と、前記
燃料ガスが排出される排出側とを隣接して形成されてい
るため、前記供給側と前記排出側との間で熱交換が行な
われ、前記酸化反応で生じた熱を利用して、前記水蒸気
改質反応が進行し、水素リッチな燃料ガスが生成されて
前記触媒部から排出される。
媒部において、前記原燃料ガスと共に酸化ガスが供給さ
れる供給側と、前記燃料ガスが排出される排出側との間
で熱交換が行なわれるため、酸化ガスが導入される特定
の領域において、温度が上昇しすぎてしまうことがな
い。したがって、温度が上昇しすぎることによる触媒劣
化や副生成物の発生といった不都合が生じることがな
く、改質器の耐久性を大きく向上させることができる。
さらに、特定の下流側において温度が低下してしまうこ
とがなく、触媒部全体で水蒸気改質反応の活性を充分に
高くすることができる。したがって、燃料改質装置を小
型化することが可能となる。
いて、前記触媒部は、各々内部に前記触媒を備え、各々
の前記供給側と前記排出側とが互いに逆の位置にある少
なくとも2つ以上の反応部を有し、前記2つ以上の反応
部を、一方の前記反応部の前記供給側と他方の前記供給
部の前記排出側とを隣接して設けてなることとしてもよ
い。
て、前記触媒部は、内部に形成される前記原燃料ガスの
流路において折り返し部を有し、前記流路の入り口部と
出口部とを隣接して設けてなることとしてもよい。
う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成す
る水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化
水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質反
応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用する
燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応と前記酸化
反応とを促進する触媒を備える触媒部と、前記触媒部に
対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有する原燃料ガス
を供給する原燃料ガス供給手段と、前記触媒部に対し
て、酸素を含有する酸化ガスを供給する酸化ガス供給手
段と、前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および
前記酸化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前
記触媒部から排出する燃料ガス排出手段と、前記燃料改
質装置を備えるシステムを構成する所定の部材において
生じる熱を伝える所定の流体によって、前記酸化ガスが
供給される側以外の部分を加熱する加熱手段とを備える
ことを要旨とする。
料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進する
触媒を備える触媒部に対して、炭化水素と水蒸気とを含
有する原燃料ガスと、酸素を含有する酸化ガスとを供給
すると、この触媒部において、吸熱を伴う反応であっ
て、炭化水素と水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質
反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化水素を酸化す
る酸化反応とを進行する。ここで、前記触媒部におい
て、前記酸化ガスが供給されて前記酸化反応が行なわれ
る領域では、前記酸化反応で生じた熱を利用して、前記
水蒸気改質反応が進行する。また、前記酸化ガスが供給
される側以外の部分では、前記燃料改質装置を備えるシ
ステムを構成する所定の部材において生じる熱が、所定
の流体によって伝えられ、この熱を利用して前記水蒸気
改質反応が進行する。生成された水素リッチな燃料ガス
は、前記触媒部から排出される。
化ガスが供給される側以外の部分では、前記燃料改質装
置を備えるシステムを構成する所定の部材において生じ
る熱を利用して前記酸化反応が進行するため、前記触媒
部に供給する前記原燃料ガスの量に対して、前記触媒部
に供給する前記酸化ガスの量を減らすことができ、前記
酸化ガスが供給される側において、温度が上昇しすぎて
しまうことがない。したがって、温度が上昇しすぎるこ
とによる触媒劣化や副生成物の発生といった不都合が生
じることがなく、改質器の耐久性を大きく向上させるこ
とができる。さらに、前記酸化ガスが供給される側以外
の部分では、前記燃料改質装置を備えるシステムを構成
する所定の部材において生じる熱が伝えられるため、温
度が低下することによって水蒸気改質反応の活性が低下
してしまうことがない。したがって、触媒部全体で水蒸
気改質反応の活性を充分に高くすることができ、燃料改
質装置を小型化することが可能となる。また、前記燃料
改質装置を備えるシステムを構成する所定の部材におい
て生じる熱を利用するため、前記酸化ガスが供給される
側以外の部分を加熱することによって、システム全体の
エネルギ効率が低下してしまうこともない。
置において、前記加熱手段は、前記燃料改質装置を備え
るシステムを構成する所定の部材から排出される高温ガ
スによって、前記酸化ガスが供給される側以外の部分を
加熱することとしてもよい。
伴う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成
する水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭
化水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質
反応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用す
る燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応と前記酸
化反応とを促進する触媒を備える触媒部と、前記触媒部
に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有する原燃料ガ
スを供給する原燃料ガス供給手段と、前記触媒部に対し
て、酸素を含有する酸化ガスを供給する酸化ガス供給手
段と、前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および
前記酸化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前
記触媒部から排出する燃料ガス排出手段と、前記炭化水
素および水のうち少なくとも一方からなる液体を、前記
原燃料ガスおよび前記酸化ガスが供給される側の部分に
対して噴霧する端部冷却手段とを備えることを要旨とす
る。
燃料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進す
る触媒を備える触媒部に対して、炭化水素と水蒸気とを
含有する原燃料ガスと、酸素を含有する酸化ガスとを供
給すると、この触媒部において、吸熱を伴う反応であっ
て、炭化水素と水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質
反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化水素を酸化す
る酸化反応とを進行する。ここで、前記触媒部におい
て、前記酸化ガスが供給されて前記酸化反応が行なわれ
る領域では、前記酸化反応で生じた熱を利用して、前記
水蒸気改質反応が進行するが、このとき、前記原燃料ガ
スおよび前記酸化ガスが供給される側の部分に対して、
前記炭化水素および水のうち少なくとも一方からなる液
体が噴霧され、前記液体が噴霧された部分が冷却され
る。生成された水素リッチな燃料ガスは、前記触媒部か
ら排出される。
燃料ガスおよび前記酸化ガスが供給される側の部分で
は、前記炭化水素および水のうち少なくとも一方からな
る液体が噴霧されるため、前記酸化反応によって生じた
熱の一部が気化熱として消費され、前記酸化ガスが供給
される側において温度が上昇しすぎてしまうことがな
い。したがって、温度が上昇しすぎることによる触媒劣
化や副生成物の発生といった不都合が生じることがな
く、改質器の耐久性を大きく向上させることができる。
伴う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成
する水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭
化水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質
反応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用す
る燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応と前記酸
化反応とを促進する触媒を備える第1の反応部と、前記
水蒸気改質反応を促進する触媒を備える第2の反応部と
を備える触媒部と、前記触媒部に対して、前記炭化水素
と水蒸気とを含有する原燃料ガスを供給する原燃料ガス
供給手段と、前記第1の反応部に対して、酸素を含有す
る酸化ガスを供給する酸化ガス供給手段と、前記触媒部
で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸化反応の結
果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒部から排出
する燃料ガス排出手段とを備え、前記触媒部は、前記第
1の反応部と前記第2の反応部とを隣接させ、前記第1
の反応部と前記第2の反応部との間で熱交換を行なわせ
ることを要旨とする。
燃料改質装置は、水蒸気改質反応と酸化反応とを促進す
る触媒を備える第1の反応部に対して、炭化水素と水蒸
気とを含有する原燃料ガスと、酸素を含有する酸化ガス
とを供給すると、この第1の反応部において、吸熱を伴
う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成す
る水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭化
水素を酸化する酸化反応とを進行する。また、前記水蒸
気反応を促進する触媒を備える第2の反応部に対して、
前記原燃料ガスを供給すると、この第2の反応部におい
て、前記水蒸気改質反応を進行する。ここで、前記第1
の反応部では、前記酸化反応で生じた熱を利用して、前
記水蒸気改質反応が進行するが、前記第2の反応部も、
隣接する前記第1の反応部と熱交換することによって、
前記第1の反応部における前記酸化反応で生じた熱を利
用して前記水蒸気改質反応が進行する。生成された水素
リッチな燃料ガスは、前記触媒部から排出される。
1の反応部において、前記酸化ガスが供給されて前記酸
化反応が進行する領域では、前記酸化反応によって生じ
た熱は、前記第1の反応部で進行する前記水蒸気改質反
応に利用される他に、隣接する第2の反応部にも伝えら
れて、この第2の反応部で進行する前記水蒸気改質反応
にも利用される。したがって、酸化反応で生じる熱によ
って前記触媒部の温度が上昇しすぎて、触媒劣化や副生
成物の発生といった不都合が生じてしまうことがなく、
改質器の耐久性を大きく向上させることができる。
質装置、あるいは、本発明の第5ないし第10の燃料改
質装置において、前記炭化水素はメタノールであり、前
記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒は、
単一の銅系触媒であることとしてもよい。
装置において、前記炭化水素はメタノールであり、前記
水蒸気改質反応を促進する触媒と前記酸化反応を促進す
る触媒とは同一の銅系触媒であることとしてもよい。
いて、前記炭化水素はメタノールであり、前記第1の反
応部が備える触媒は、単一の銅系触媒であることとして
もよい。
の銅系触媒によって、メタノールの水蒸気改質反応とメ
タノールの酸化反応とが促進される。銅系触媒によって
メタノールの酸化反応を促進する場合には、白金など従
来知られる他の酸化触媒を用いて酸化反応を促進する場
合とは異なり、進行する酸化反応のほとんどは、一酸化
炭素を生じない反応となる。したがって、このような構
成とすることによって、より一酸化炭素濃度が低い燃料
ガスを生成することができる。
伴う反応であって、炭化水素と水蒸気とから水素を生成
する水蒸気改質反応と、発熱を伴う反応であって前記炭
化水素を酸化する酸化反応とを進行し、前記水蒸気改質
反応を進行する際に、前記酸化反応で生じた熱を利用す
る燃料改質装置であって、前記水蒸気改質反応と前記酸
化反応とを促進する触媒を備える触媒部と、前記触媒部
に対して、前記炭化水素と水蒸気と酸素とを含有する原
燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、前記触媒部
で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸化反応の結
果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒部から排出
する燃料ガス排出手段とを備え、前記触媒は、前記酸化
反応として、一酸化炭素を生成する反応経路を経由しな
い反応を促進することを要旨とする。
媒が、一酸化炭素を生成する反応経路を経由しない前記
酸化反応を促進することができるため、触媒部内で進行
する反応によって生じる一酸化炭素量を抑え、一酸化炭
素濃度の低い燃料ガスを生成することができる。
前記炭化水素はメタノールであり、前記水蒸気改質反応
と前記酸化反応とを促進する触媒は、単一の銅系触媒で
あることとしてもよい。
触媒によってメタノールの酸化反応を促進するため、白
金など従来知られる他の酸化触媒を用いて酸化反応を促
進する場合とは異なり、進行する酸化反応のほとんど
は、一酸化炭素を生じない反応となる。したがって、こ
のような構成とすることによって、より一酸化炭素濃度
が低い燃料ガスを生成することができる。また、単一の
銅系触媒によって、メタノールの水蒸気改質反応とメタ
ノールの酸化反応とが促進されるため、燃料改質装置の
構成を簡素化することができる。
を一層明らかにするために、以下本発明の実施の形態を
実施例に基づき説明する。図1は、本発明の好適な第1
実施例である改質器を備える燃料電池装置20の構成を
例示する概略構成図である。燃料電池装置20は、メタ
ノールを貯蔵するメタノールタンク22、水を貯蔵する
水タンク24、燃焼ガスを発生するバーナ26、空気の
圧縮を行なう圧縮機28、バーナ26と圧縮機28とを
併設した蒸発器32、改質反応により燃料ガスを生成す
る改質器34、燃料ガス中の一酸化炭素(CO)濃度を
低減するCO低減部36、電気化学反応により起電力を
得る燃料電池40、コンピュータにより構成される制御
部50を主な構成要素とする。まず最初に、燃料電池装
置20における発電の主体である燃料電池40について
説明する。
料電池であり、構成単位である単セルを複数積層したス
タック構造を有している。図2は、燃料電池40を構成
する単セル48の構成を例示する断面図である。単セル
48は、電解質膜41と、カソード42およびアノード
43と、セパレータ44,45とから構成されている。
質膜41を両側から挟んでサンドイッチ構造を成すガス
拡散電極である。セパレータ44,45は、このサンド
イッチ構造をさらに両側から挟みつつ、カソード42お
よびアノード43との間に、燃料ガスおよび酸化ガスの
流路を形成する。カソード42とセパレータ44との間
には燃料ガス流路44Pが形成されており、アノード4
3とセパレータ45との間には酸化ガス流路45Pが形
成されている。セパレータ44,45は、図2ではそれ
ぞれ片面にのみ流路を形成しているが、実際にはその両
面にリブが形成されており、片面はカソード42との間
で燃料ガス流路44Pを形成し、他面は隣接する単セル
が備えるアノード43との間で酸化ガス流路45Pを形
成する。このように、セパレータ44,45は、ガス拡
散電極との間でガス流路を形成するとともに、隣接する
単セル間で燃料ガスと酸化ガスの流れを分離する役割を
果たしている。もとより、単セル48を積層してスタッ
ク構造を形成する際、スタック構造の両端に位置する2
枚のセパレータは、ガス拡散電極と接する片面にだけリ
ブを形成することとしてもよい。
料、例えばフッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導
性のイオン交換膜であり、湿潤状態で良好な電気伝導性
を示す。本実施例では、ナフィオン膜(デュポン社製)
を使用した。電解質膜41の表面には、触媒としての白
金または白金と他の金属からなる合金が担持されてい
る。
炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスにより形
成されている。なお、カソード42およびアノード43
は、カーボンクロスにより形成するほか、炭素繊維から
なるカーボンペーパまたはカーボンフエルトにより形成
する構成も好適である。
電性部材、例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とし
た緻密質カーボンにより形成されている。セパレータ4
4,45はその両面に、平行に配置された複数のリブを
形成しており、既述したように、カソード42の表面と
で燃料ガス流路44Pを形成し、隣接する単セルのアノ
ード43の表面とで酸化ガス流路45Pを形成する。こ
こで、各セパレータの表面に形成されたリブは、両面と
もに平行に形成する必要はなく、面毎に直行するなど所
定の角度をなすこととしてもよい。また、リブの形状は
平行な溝状である必要はなく、ガス拡散電極に対して燃
料ガスまたは酸化ガスを供給可能であればよい。
ル48の構成について説明した。実際に燃料電池40と
して組み立てるときには、セパレータ44、カソード4
2、電解質膜41、アノード43、セパレータ45の順
序で構成される単セル48を複数組積層し(本実施例で
は100組)、その両端に緻密質カーボンや銅板などに
より形成される集電板を配置することによって、スタッ
ク構造を構成する。
池40以外の構成要素およびそれらの接続関係について
順次説明する。蒸発器32は、メタノールタンク22お
よび水タンク24からメタノールと水の供給を受け、こ
れらメタノールと水とを気化させる装置である。蒸発器
32は、既述したようにバーナ26と圧縮機28とを併
設しているが、後述するように圧縮機28を介してバー
ナ26の燃焼排ガスが導かれ、この燃焼熱が蒸発器32
の備える図示しない熱交換器に伝えられて、蒸発器32
に供給されたメタノールと水とを沸騰、気化させる。
燃料であるメタノールを送り込むメタノール流路60に
は第2ポンプ71が設けられており、蒸発器32に供給
するメタノール量を調節可能となっている。この第2ポ
ンプ71は、制御部50に接続されており、制御部50
から出力される信号によって駆動され、蒸発器32に供
給するメタノール流量を調節する。
む水供給路62には第3ポンプ72が設けられており、
蒸発器32に供給する水の量を調節可能となっている。
この第3ポンプ72は、第2ポンプ71と同じく制御部
50に接続されており、制御部50から出力される信号
によって駆動され、蒸発器32に供給する水量を調節す
る。上記メタノール流路60と水供給路62とは合流し
て第1燃料供給路63を形成し、この第1燃料供給路6
3は蒸発器32に接続する。メタノール流量と水量とは
上記第2ポンプ71と第3ポンプ72とによって調節さ
れるため、所定量ずつ混合されたメタノールと水とは第
1燃料供給路63を介して蒸発器32に供給される。
料電池装置20の外部から空気を取り込んでこれを圧縮
し、この圧縮空気を燃料電池40の陽極側に供給するた
めの装置である。圧縮機28は、タービン28aおよび
コンプレッサ28bを備え、これらは羽根車型に成形さ
れている。タービン28aおよびコンプレッサ28bは
同軸上のシャフト28cで連結されており、タービン2
8aを回転駆動することにより、コンプレッサ28bを
回転駆動することができる。蒸発器32にはさらにバー
ナ26が併設されているが、このバーナ26からの高温
の燃焼ガスによってタービン28aは駆動される。ター
ビン28aの回転と共にコンプレッサ28bも回転し、
このコンプレッサ28bは、既述したように空気の圧縮
を行なう。コンプレッサ28bへは、空気導入路29を
介して外部から空気が取り込み可能となっており、圧縮
機28で圧縮された空気は、酸化ガス供給路68を介し
て燃料電池40に供給され、燃料電池40における電気
化学反応に供される。
らの高温の燃焼ガスにより駆動されるので、耐熱性およ
び耐久性を実現するために超耐熱合金やセラミックス等
により形成される。本実施例では、ニッケルベースの合
金(インコネル700、インコネル社)を使用した。ま
た、コンプレッサ28bは、軽量なアルミニウム合金に
より形成される。
燃焼のための燃料を、燃料電池40の陰極側およびメタ
ノールタンク22から供給される。燃料電池40は、メ
タノールを改質器34で改質して生成した水素リッチガ
スを燃料として電気化学反応を行なうが、燃料電池40
に供給されたすべての水素が電気化学反応において消費
されるわけではなく、消費されずに残った水素を含む燃
料排ガスは燃料排出路67に排出される。バーナ26
は、この燃料排出路67に接続して燃料排ガスの供給を
受け、消費されずに残った水素を完全燃焼させて燃料の
利用率の向上を図っている。通常はこのような排燃料だ
けではバーナ26における燃焼反応のための燃料として
不足するため、この不足分に相当する燃料、および燃料
電池装置20の起動時のように燃料電池40から排燃料
の供給を受けられないときの、バーナ26における燃焼
反応のための燃料は、メタノールタンク22からバーナ
26に対して供給される。バーナ26へメタノールを供
給するためにメタノール分岐路61が設けられている。
このメタノール分岐路61は、メタノールタンク22か
ら蒸発器32にメタノールを供給するメタノール流路6
0から分岐している。
3が設けられており、バーナ26での燃焼熱の温度を測
定して、この測定結果を制御部50に入力している。制
御部50は、この第1温度センサ73からの入力結果を
基に、第1ポンプ70に駆動信号を出力して、バーナ2
6に供給するメタノール量を調節し、バーナ26での燃
焼温度を所定の範囲(約800℃から1000℃)に保
っている。このバーナ26における燃焼ガスは、タービ
ン28aを回転駆動したのち蒸発器32に導かれる。タ
ービン28aでの熱交換効率は余り高くないため(約1
0%以内)、蒸発器32に導かれる燃焼排ガスの温度は
約600〜700℃に達し、蒸発器32の熱源として充
分となる。ここで、既述した第1燃料供給路63を介し
て供給されたメタノールと水との混合溶液は、蒸発器3
2に導かれたバーナ26の高温燃焼排ガスによって気化
させる。蒸発器32で気化されたメタノールと水とから
なる原燃料ガスは、第2燃料供給路64に導かれて改質
器34に伝えられる。
とからなる原燃料ガスを改質して水素リッチな燃料ガス
を生成する。この改質器34の構成および改質器34で
行なわれる改質反応は本発明の要部に対応するものであ
り、後に詳述する。なお、改質器34にメタノールと水
とからなる原燃料ガスを供給する第2燃料供給路64に
は、第2温度センサ74が設けられており、改質器34
に供給されるメタノールと水とからなる原燃料ガスの温
度を測定している。この原燃料ガスの温度に関する測定
結果は、制御部50に入力される。制御部50は、既述
した第1温度センサ73からの入力結果に基づいて第1
ポンプ70に駆動信号を出力する際に、この第2温度セ
ンサ74からの信号を基にして、上記第1ポンプ70の
駆動量を補正し、バーナ26に供給するメタノール量を
調節する。このようにしてバーナ26での燃焼ガスの温
度を制御することによって、蒸発器32で気化された上
記原燃料ガスの温度を調節する。蒸発器32から供給さ
れる原燃料ガスは、通常約250℃に昇温している。
改質反応では酸素が関与するが、この改質反応に必要な
酸素を供給するために、改質器34にはブロワ38が併
設されている。ブロワ38は、外部から空気を取り込ん
でこれを圧縮し、取り込んだ空気を空気供給路39を介
して改質器34に供給する。本実施例では、空気供給路
39は第2燃料供給路64に接続しており、ブロワ38
が取り込んだ空気は、蒸発器32から供給される原燃料
ガスと共に改質器34に供給される。ブロワ38は制御
部50に接続されており、制御部50によってその駆動
状態が制御される。
介して改質器34から供給された燃料ガス中の一酸化炭
素濃度を低減させる装置である。メタノールの一般的な
改質反応はすでに(4)式に示したが、実際に改質反応
が行なわれるときにはこれらの式に表わしたように理想
的に反応が進行するわけではなく、改質器34で生成さ
れた燃料ガスは所定量の一酸化炭素を含んでいる。そこ
で、CO低減部36を設けることで、燃料電池40に供
給する燃料ガス中の一酸化炭素濃度の低減を図ってい
る。
燃料電池であって、電池反応を促進する白金または白金
と他の金属とからなる触媒を備えているが(本実施例で
は白金触媒を電解質膜41の表面に塗布した)、燃料ガ
ス中に一酸化炭素が含まれる場合には、この一酸化炭素
が白金触媒に吸着して触媒としての機能を低下させ、
(1)式に示したアノードにおける反応を阻害して燃料
電池の性能を低下させてしまう。そのため、燃料電池4
0のような固体高分子型の燃料電池を用いて発電を行な
うためには、供給する燃料ガス中の一酸化炭素濃度を所
定量以下に低減して電池性能の低下を防ぐことが必須と
なる。なお、このような固体高分子型燃料電池におい
て、供給される燃料ガス中の一酸化炭素濃度としての許
容濃度は、通常は数ppm程度以下である。
上記したように所定量の一酸化炭素を含有する水素リッ
チガスであり、CO低減部36においては、燃料ガス中
の水素に優先して一酸化炭素の酸化が行なわれる。CO
低減部36には、一酸化炭素の選択酸化触媒である白金
触媒、ルテニウム触媒、パラジウム触媒、金触媒、ある
いはこれらを第1元素とした合金触媒を担持した担体が
充填されている。このCO低減部36で処理された燃料
ガス中の一酸化炭素濃度は、CO低減部36の運転温
度、供給される燃料ガス中の一酸化炭素濃度、CO低減
部36への単位触媒体積当たりの燃料ガスの供給流量等
によって定まる。CO低減部36には図示しない一酸化
炭素濃度センサが設けられており、この測定結果に基づ
いてCO低減部36の運転温度や供給する燃料ガス流量
を調節し、処理後の燃料ガス中の一酸化炭素濃度が数p
pm以下となるように制御している。
濃度が下げられた燃料ガスは、第4燃料供給路66によ
って燃料電池40に導かれ、陰極側における電池反応に
供される。燃料電池40で電池反応に用いられた後の燃
料排ガスは、既述したように燃料排出路67に排出され
てバーナ26に導かれ、この燃料排ガス中に残っている
水素が燃焼のための燃料として消費される。一方、燃料
電池40の陽極側における電池反応に関わる酸化ガス
は、既述したように、圧縮機28から酸化ガス供給路6
8を介して圧縮空気として供給される。電池反応に用い
られた残りの酸化排ガスは、酸化排ガス路69を介して
外部に排出される。
心とした論理回路として構成され、詳しくは、予め設定
された制御プログラムに従って所定の演算などを実行す
るCPU54と、CPU54で各種演算処理を実行する
のに必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納さ
れたROM56と、同じくCPU54で各種演算処理を
するのに必要な各種データが一時的に読み書きされるR
AM58と、既述した各種温度センサからの検出信号を
入力すると共にCPU54での演算結果に応じて既述し
た各種ポンプやブロワ38などに駆動信号を出力する入
出力ポート52等を備える。
の構成について説明する。図3は、改質器34の構成の
概略を模式的に表わす説明図である。本実施例の改質器
34は、第2燃料供給路64に接続する側の端部より原
燃料ガスおよび空気の供給を受け、これら原燃料ガスお
よび空気は、改質器34の内部を通過しながら水蒸気改
質反応および酸化反応(部分酸化反応)に供される。改
質器34内において、(4)式に示す水蒸気改質反応お
よび(5)式に示す酸化反応によって生成された水素リ
ッチな燃料ガスは、もう一方の端部より第3燃料供給路
65に排出される。この改質器34は、その内部に、第
1反応部80および第2反応部81を備えている。これ
ら第1反応部80および第2反応部81は、表面にCu
−Zn触媒を担持したメタルハニカムとして構成されて
おり、上流側(第2燃料供給路64との接続部に近い
側)に形成された第1反応部80は、下流側(第3燃料
供給路65との接続部に近い側)に形成された第2反応
部81よりも、後述するセル数が少なくなるように形成
されている。
81を形成するメタルハニカムの横断面の一部を表わす
模式図である。メタルハニカムは、ステンレス板82,
83を積層して形成されている。すなわち、平板状のス
テンレス板82と、波状に折り曲げたステンレス板83
とを交互に配設して、メタルハニカムは形成されてい
る。ステンレス板83は、1mm間隔で波状に折り曲げ
られているため、このステンレス板83と平板状のステ
ンレス板82とを交互に積層することで、1辺の長さが
1mmである略正方形の断面を有するセルからなるハニ
カムを形成することができる。
とでは、メタルハニカムを形成するために用いたステン
レス板82,83の厚みが異なっており、これによっ
て、第1反応部80と第2反応部81とは、それぞれが
備えるセル数が異なって形成される。第1反応部80
は、厚さが0.1mmのステンレス板82,83によっ
て形成されたハニカムからなり、第2反応部81は、厚
さが0.03mmのステンレス板82,83によって形
成されるハニカムからなる。したがって、第1反応部8
0は、その断面積1cm2 あたり約75個のセルを備
え、第2反応部81は、同じく1cm2 あたり約91個
のセルを備えることになる。改質器34全体では断面積
は一定であるため、上記したように厚みの異なるステン
レス板によってハニカムを構成することによって、第1
反応部80におけるガス流路の断面の総面積(第1反応
部80を構成する各セルの断面積の総和)は、第2反応
部81におけるガス流路の断面の総面積(第2反応部8
1を構成する各セルの断面積の総和)よりも小さくな
る。
それぞれを構成するハニカム表面に触媒を担持している
ため、上流側から原燃料ガスを供給すると、原燃料ガス
は、上記ハニカム表面を通過する間に水蒸気改質反応お
よび酸化反応に供されて水素リッチな燃料ガスとなる。
本実施例では、ハニカム表面に担持させる触媒は、銅と
酸化亜鉛とを用いて共沈法によって製造した。共沈法に
よって得たCu−Zn触媒は、これを粉砕してさらにア
ルミナゾル等のバインダを加え、ハニカム上に塗布する
等の方法により、ハニカム上に担持させることができ
る。
料ガスを供給すると、原燃料ガスは、まず、セル数の少
ない、すなわちガス流路断面の総面積が小さい第1反応
部80内を通過し、次に、セル数の多い、すなわちガス
流路断面の総面積が大きい第2反応部81内を通過す
る。このように、所定量の原燃料ガスが、ガス流路断面
の総面積が小さいハニカム内を通過した後、ガス流路断
面の総面積が大きいハニカム内を通過するため、改質器
34内を通過する原燃料ガスの流速は、第1反応部80
内を通過するときの方が、第2反応部81内を通過する
ときよりも速くなる。
れば、上流側における原燃料ガスの流速を速くすること
によって、上流側における急激な温度上昇を抑え、改質
器34内全体の温度分布状態を、改質反応に適した温度
範囲である250〜300℃の温度範囲内で均一化する
という効果を奏する。図5は、ハニカム断面積が一定で
ある従来知られる改質器と、本実施例の改質器34とに
ついて、ガスの流れ方向に関する内部の温度分布状態を
表わした説明図である。既述したように、酸化反応は水
蒸気改質反応よりも反応速度が速いため、従来の改質器
では、原燃料ガスの入り口部付近で酸化反応が活発に進
行し、この入り口部付近の温度が400℃程度に上昇し
てしまう。これに対し、本実施例の改質器34では、上
流側での原燃料ガスの流速が速いため、上流側で進行し
た酸化反応によって生じた熱が、速いガスの流れによっ
て速やかに下流側に運ばれる。また、上流側での原燃料
ガスの流速が速いため、上流側の狭い領域で酸化反応が
終了してしまうことがなく、酸化反応が活発に進行する
領域がより下流側に広がる。したがって、入り口部付近
で温度が急激に上昇してしまうことがない。さらに、上
流側に配設された第1反応部80は、厚いステンレス板
を用いて形成したハニカムを備えているため、大きな熱
容量を有しており、酸化反応で生じた熱は、このハニカ
ムに伝えられてハニカムを昇温させる前に、ガスの流れ
によって下流側に伝えられ易くなっている。
付近で温度が急激に上昇してしまうことがないため、温
度上昇に起因する既述した触媒劣化や副生成物の発生と
いった不都合を防止することができる。触媒の劣化が抑
えられることによって改質器の耐久性を大きく向上させ
ることが可能となり、従来の改質器が使用時間200時
間程度の耐久性であったのに対し、本実施例の改質器3
4は、5000時間以上の使用が可能になった。
る領域が下流側に広がると共に、上流側で進行した酸化
反応で生じた熱が速やかに下流側に運ばれることによっ
て、本実施例の改質器34では、その下流側で従来の改
質器のように温度が低下しすぎることがない。したがっ
て、改質器の下流側においても、水蒸気改質反応の活性
が高い状態に保たれ、下流側が備える触媒も充分に利用
することができると共に、水蒸気改質反応の速度を向上
させることができる。このように、下流側での水蒸気改
質反応の活性が高められることによって、改質器をより
コンパクトにすることが可能となる。
えるハニカムはメタルハニカムとしたが、セラミックハ
ニカムを用いることとしてもよい。メタルハニカムを用
いた構成を、第1実施例の変形例として以下に示す。こ
の変形例における改質器も、第1実施例の改質器34と
同様に、第1反応部80と第2反応部81とからなる。
セラミックハニカムによって形成した第1反応部80お
よび第2反応部81の断面の模式図を図6に示す。図6
(A)は、セラミックハニカムで構成する第1反応部8
0の一例、図6(B)は、同じく第1反応部80の他の
例、図6(C)は、セラミックハニカムで構成する第2
反応部81を表わす。
ルの断面積をそれぞれ小さく形成し、図6(B)では、
ハニカムを構成するセルの総数を少なくすることによっ
て、図6(C)のハニカムに比べてガスの流路断面の総
面積を小さくしている。したがって、図6(A)と図6
(B)のいずれの第1反応部80を用いる場合にも、図
6(C)に表わした第2反応部81と組み合わせて改質
器34を構成することによって、既述した第1実施例と
同様の効果を得ることができる。
を第1反応部80と第2反応部81の2つに分割して、
前半部と後半部とで内部を通過する原燃料ガスの流速が
異なる構成としたが、改質器の内部を3つ以上に分割す
る構成としてもよい。この場合にも、上流側のガス流速
が下流側よりも速くなる構成とすることによって、上記
した実施例と同様の効果を得ることができる。
設されたハニカムにおいて、単位断面積当たりのセルの
数を少なくしたり、各セルの断面積を小さく形成するこ
とによって、上流側におけるガス流路断面の総面積を下
流側に比べて小さくしている。上流側のガス流速が下流
側よりも速くなる改質器の構成としては、既述した構成
の他に、改質器全体の断面積を、上流側でより小さくな
るように形成する構成を挙げることができる。このよう
な改質器34Aの構成を図7に示す。改質器34Aは、
総断面積の異なる3つのハニカムから構成されており、
上流側ほど総断面積の小さなハニカムによって形成され
ている。このような構成とすれば、上流側のガス流速が
下流側よりも速くなるため、既述した実施例と同様の効
果を得ることができる。図5に、改質器34Aにおける
内部の温度分布状態を示す。上記改質器34Aのよう
に、改質器全体の総断面積を次第に大きくする構成とす
るならば、単位断面積当たりのセル数および各単セルの
断面積は同じであってもよい。また、改質器を総断面積
が異なる複数の部位によって構成する際には、3つ以外
の複数の部位からなることとしてもよく、上流側ほど流
路断面の総面積が小さくなる構成とするならば、既述し
た効果を得ることができる。
によって生じた熱を積極的に下流側に伝達する他の構成
として、水蒸気改質反応および酸化反応を促進する触媒
を、熱伝導性の比較的高い材料で形成される担体で保持
する構成を、第2実施例として以下に説明する。図8
は、第2実施例の改質器90の構成を模式的に表わす説
明図である。第2実施例の改質器90は、図1の燃料電
池装置20と同様の構成の燃料電池装置に備えられてい
る。図8に示すように、改質器90は、ハニカムによっ
て構成された単一の反応部92からなる。この反応部9
2を構成するハニカムの断面の一部を表わす断面模式図
を図9(A)に、また、図9(A)に示したハニカムの
表面の一部(図9(A)中に領域Bとして円で囲んだ範
囲)をさらに拡大した様子を模式的に表わす図を図9
(B)に示す。
質器34と同様に、メタルハニカムによって構成されて
いる。なお、本実施例では、厚さが0.05mmのステ
ンレス板94を用いてハニカムを形成した。このステン
レス板94の表面には、水蒸気改質反応および酸化反応
を促進する触媒を含有し、厚さが約0.05mmの触媒
層96が形成されている。触媒層96では、Cu−Zn
触媒を構成する銅分子と酸化亜鉛分子とが、熱伝導性の
高いバインダ中に分散した状態で担持されている。
明する。まず、触媒原料として、周知の共沈法によりC
uO・ZnO粉末を作製し、これにバインダとしてアル
ミナゾル5%と、さらに、酸化アルミニウムに比べて熱
伝導性の高い物質を添加する。ここで用いる熱伝導性の
高い物質としては、窒化物である窒化アルミニウム(A
lN)や窒化チタン(TiN)、あるいは炭化物である
炭化シリコン(SiC)や炭化ホウ素(B4C)、 ある
いはグラファイトなどを挙げることができ、添加量とし
ては5〜30%が好ましい。例えば、上記した熱伝導性
の高い物質の中で、AlNは、0.07cal/cm/
s/℃の熱伝導率を示し、SiCは0.1cal/cm
/s/℃、グラファイトは0.30.1cal/cm/
s/℃の熱伝導率を示し、いずれも、従来用いられてき
た酸化アルミニウム(0.02cal/cm/s/℃)
に比べて高い熱伝導率を示す。
合し、ステンレス板94上に塗布し、さらに加熱処理お
よび還元処理を行なう。このような処理によって、上記
触媒原料は、銅分子と酸化亜鉛分子とからなるCu−Z
n触媒となり、これらのCu−Zn触媒は、熱伝導性の
高い物質を含有するバインダ中に分散して担持された状
態で、触媒層96を形成する。
池装置20に適用し、改質器90に対して原燃料ガスを
供給すると、既述したように、酸素が供給される上流側
では酸化反応が活発に行なわれて多くの熱が生じる。こ
のように酸化反応によって生じた熱は、上流側で進行す
る水蒸気改質反応で利用される他に、既述した熱伝導性
の高い物質を含有するバインダ中を速やかに伝えられ
る。このようにバインダ中を伝えられる熱のうちの所定
量は、熱伝導性の高いステンレスによって形成されたハ
ニカム基材にさらに伝えられる。ステンレスからなるハ
ニカム基材に伝えられた熱は、このハニカム基材を介し
て下流側に伝えられる。また、ハニカム基材に伝えられ
ない残りの熱は、そのままバインダ中を下流側に伝えら
れる。このように改質器90の下流側に伝えられた熱
は、下流側で進行する水蒸気改質反応で利用される。
ば、熱伝導性の高いバインダ中に触媒が担持されている
ため、上流側で酸化反応のために生じた熱が速やかに下
流側に伝えられ、上流側における急激な温度上昇を抑え
ることができる。図10は、上記熱導電性の高い物質を
含まないバインダを用いた従来知られる改質器と、本実
施例の改質器90とついて、ガスの流れ方向に関する内
部の温度分布状態を表わした説明図である。本実施例の
改質器90は、従来の改質器とは異なり、上流側で進行
する酸化反応で生じた熱が速やかに下流側に伝えられる
ため、上流側が急激に昇温されることなく、改質器の内
部温度を250〜300℃の温度範囲で均一化すること
ができる。このように、改質器90は、その入り口部付
近で温度が急激に上昇してしまうことがないため、温度
上昇に起因する既述した触媒劣化や副生成物の発生とい
った不都合を防止することができる。触媒の劣化が抑え
られることによって改質器の耐久性を大きく向上させる
ことが可能となり、従来の改質器が使用時間200時間
程度の耐久性であったのに対し、本実施例の改質器90
は、5000時間以上の使用が可能になった。
酸化反応によって生じた熱が速やかに下流側に伝えられ
るため、本実施例の改質器90では、その下流領域で従
来の改質器のように温度が低下しすぎることがない。し
たがって、改質器の下流側においても、水蒸気改質反応
の活性が高い状態に保たれ、下流側が備える触媒も充分
に利用することができると共に、水蒸気改質反応の速度
を向上させることができる。そのため、改質器をよりコ
ンパクトにすることが可能となる。
テンレス板を基材とするハニカム上に、熱伝導性の高い
物質を含有するバインダを用いた触媒層96を形成した
ため、上流から下流への熱伝導は、触媒層96自身によ
るものと、ステンレス板94を介するものの両方が行な
われ、高い効率で伝熱を行なうことができ、特に優れた
効果を得ることができた。ここで、触媒層96を、セラ
ミックハニカム上に形成したり、触媒を熱伝導性の高い
バインダとともにペレット状に成形し、改質器内に充填
する構成としても、上流側から下流側への熱伝導性が向
上することによる所定の効果を得ることができる。
側が担持する触媒量を下流側に比べて少なくすることに
よって、上流側において酸化反応の活性を抑えた構成を
以下に示す。図11は、第3実施例の改質器100の構
成を模式的に表わす説明図である。この改質器100
は、図1の燃料電池装置20と同様の構成の燃料電池装
置に備えられている。図11に示すように、改質器10
0は、第1反応部101と第2反応部102とを備えて
いる。これら第1反応部101および第2反応部102
は、同様の形状のハニカムによって構成されており、こ
のハニカム表面に、既述した実施例と同様のCu−Zn
触媒が担持されているが、ハニカム上に担持された触媒
の量が、第1反応部101よりも第2反応部102の方
が多くなっている。すなわち、第1反応部101は、5
0g/l(ハニカムの単位体積当たりの触媒量)の割合
でCu−Zn触媒を担持しているのに対し、第2反応部
102は、180g/lの割合でCu−Zn触媒を担持
している。
ば、上流側の第1反応部101が担持する触媒量が少な
いため、原燃料ガスおよび空気の導入側での酸化反応の
進行が抑えられる。したがって、改質器の上流側で急激
に酸化反応が進行してしまうことがなく、酸化反応が行
なわれる領域がより下流側に広がる。したがって、上流
側における急激な温度上昇を抑えることができる。
担持するハニカムを備えた従来知られる改質器と、本実
施例の改質器100とについて、ガスの流れ方向に関す
る内部の温度分布状態を表わした説明図である。本実施
例の改質器100は、従来の改質器とは異なり、上流側
では酸化反応の進行が抑えられるため、上流側が急激に
昇温されることなく、改質器の内部温度を250〜30
0℃の温度範囲で均一化することができる。このよう
に、改質器100は、その入り口部付近で温度が急激に
上昇してしまうことがないため、温度上昇に起因する既
述した触媒劣化や副生成物の発生といった不都合を防止
することができる。触媒の劣化が抑えられることによっ
て改質器の耐久性を大きく向上させることが可能とな
り、従来の改質器が使用時間200時間程度の耐久性で
あったのに対し、本実施例の改質器100は、5000
時間以上の使用が可能になった。
応が進行する領域がより下流側に広がるため、本実施例
の改質器100では、その下流領域で従来の改質器のよ
うに温度が低下しすぎることがない。したがって、改質
器の下流側においても、水蒸気改質反応の活性が高い状
態に保たれ、下流側が備える触媒も充分に利用すること
ができると共に、水蒸気改質反応の速度を向上させるこ
とができる。そのため、改質器をよりコンパクトにする
ことが可能となる。
において、担持する触媒量を2段階に変化させることに
したが、3段階以上に変化させることとしてもよく、上
流側の触媒担持量を減らすことによって、上記した所定
の効果を得ることができる。ここで、上流側ほど触媒の
担持量を減らす構成とし、触媒の担持量を変化させる段
階の数を調節することによって、改質器内部の温度をよ
り均一化させることが可能となり、既述した効果を高め
ることができる。
応と酸化反応とは、同一のCu−Zn触媒によって促進
することとしたが、水蒸気改質反応と酸化反応とを異な
る触媒によって促進することとしてもよい。このような
場合には、改質器の上流側と下流側とで触媒の総担持量
を変える代わりに、酸化反応を促進する触媒の担持量だ
けを、上流側で少なくすればよい。
るガス中の酸素濃度を下げることによって、上流側での
酸化反応の活性を抑えると共に、供給するガスの流速を
速めて上流側における酸化反応で生じた熱を下流側に伝
える構成を示す。図13は、第4実施例の改質器110
の構成を模式的に表わす説明図である。この改質器11
0は、図1の燃料電池装置20とほぼ同様の構成の燃料
電池装置に備えられており、共通する部材には同じ部材
番号を付して以下の説明を行なう。
から改質器に空気を供給する空気供給路39は一旦第2
燃料供給路64と合流しており、原燃料ガスは、空気を
混合された上で改質器に供給されていたが、第4実施例
の改質器110を備える燃料電池装置では、上記空気供
給路39は、改質器110に直接接続している。また、
本実施例の改質器110を備える燃料電池装置では、燃
料電池40から酸化排ガス路69に排出される酸化排ガ
スもまた、ブロワ38から取り込まれる空気と共に、改
質器110に供給可能となっている。通常の空気には約
20%の酸素が含有されているが、燃料電池から排出さ
れる酸化排ガスは、燃料電池における電気化学反応で所
定量の酸素が消費されているため、含有する酸素量は空
気より少ない。酸化排ガス中の酸素濃度は、燃料電池に
供給される酸化ガスにおける空気過剰率(実際に供給し
た空気中の酸素量と理論上必要とされる酸素量との割
合)などによって変わるが、本実施例の燃料電池装置で
は、酸化排ガス中の酸素濃度は、約10%となる。した
がって、改質器110に対して、空気と酸化排ガスとを
混合して供給可能とすることによって、改質器110に
供給する空気中の酸素濃度を、約10%〜約20%の範
囲内で調節することが可能となる。
詳しく説明する。改質器110は、表面にCu−Zn触
媒が担持されたハニカムによって構成される単一の反応
部111を備える。また、上記空気供給路39および酸
化排ガス路69は、合流して第2空気供給路115とな
り、この第2空気供給路115は、改質器110におい
て、第2燃料供給路64から原燃料ガスが供給される上
流側に対して、空気と酸化排ガスとの混合気体(以下、
混合空気と呼ぶ)を供給する。空気供給路39には、第
2空気供給路115への合流部の付近にマスフロコント
ローラ112が設けられており、第2空気供給路115
側に供給する空気量を調節可能になっている。また、酸
化排ガス路69には、同じく第2空気供給路115への
合流部の付近にマスフロコントローラ113が設けられ
ており、第2空気供給路115側に供給する酸化排ガス
量を調節可能になっている。これらマスフロコントロー
ラ112,113は、既述した制御部50に接続されて
おり、制御部50によって、空気供給路39から供給さ
れる空気と、酸化排ガス路69から供給される酸化排ガ
スとが混合される際の混合量が制御される。さらに、第
2空気供給路115には酸素濃度センサ114が設けら
れている。この酸素濃度センサ114もまた制御部50
に接続されており、混合空気中の酸素濃度に関する情報
が、制御部50に入力可能となっている。また、反応部
111内部において、その上流側の端部から所定の位置
には、温度センサ117が設けられている。この温度セ
ンサ117も制御部50に接続されており、反応部11
1内の温度に関する情報が、制御部50に入力可能とな
っている。
を含有する混合空気を改質器110に供給する際に、こ
の混合空気中の酸素濃度を低下させると共に、反応部1
11内を通過するガス全体の流速を増加させ、改質器1
10の上流部で温度が急激に上昇してしまうのを抑え
る。すなわち、改質器110に供給する混合空気中の酸
素濃度を低下させることによって、反応部111内を通
過するガス中の酸素濃度も低下し、それによって上流側
での酸化反応の活性が抑えられ、急激な温度上昇を防ぐ
ことができる。また、所定量の酸素を含有する混合空気
中の酸素濃度を低下させることによって、反応部111
に供給される混合空気量が増大し、反応部111内を通
過するガスの流速が速まる。それによって、上流側で進
行する酸化反応で酸素が使い果たされる前に、より下流
側に酸素が運ばれ、酸化反応が進行する領域をより下流
側に広げることができる。さらに、反応部111内を通
過するガスの流速を速めることによって、上流側で進行
する酸化反応で生じた熱は速やかに下流側に伝えられ、
反応部の上流側が昇温しすぎるのを防ぐことができる。
る燃料電池装置で実行される空気混合量制御処理ルーチ
ンを表わすフローチャートである。本ルーチンは、改質
器110を備える燃料電池装置において、図示しない所
定のスタートスイッチを操作することによってこの燃料
電池装置の始動が指示された後に、改質器110内部が
充分に昇温して定常状態に達したと判断されると、所定
の時間毎に実行される。
は、まず、メタノール流路60に設けられた第2ポンプ
71の駆動量を基に、改質器110に供給される原燃料
ガス中のメタノール量の読み込みを行なう(ステップS
200)。次に、このメタノール量に基づいて、改質器
110に供給すべき酸素量を求め、必要量の酸素を供給
可能となるように、マスフロコントローラ112,11
3を駆動する(ステップS210)。すなわち、改質器
に供給されるメタノール量が決定されれば、水蒸気改質
反応で要する熱量と酸化反応で生じる熱量とを釣り合わ
せるために必要な酸素量を決定することができるため、
この決定した酸素量を含有する空気が改質器110に供
給されるように、マスフロコントローラ112,113
を駆動する。ここで、供給すべき酸素量が決定されたと
きに、供給すべき酸素量を供給するために各マスフロコ
ントローラを駆動する駆動量は、基準駆動量として、そ
れぞれの供給酸素量に対して予め決定されて制御部50
内に記憶されている。
動して、必要量の酸素を含有する混合空気を改質器11
0に対して供給し始めると、次に、温度センサ117か
ら、反応部111における上流側の内部温度T1 を読み
込む(ステップS220)。次に、この内部温度T1
を、所定の基準温度Taと比較する(ステップS23
0)。ここで、所定の基準温度Ta とは、上流側の内部
温度T1 の上限として予め設定して制御部50に記憶さ
せておいた値であり、本実施例では300℃とした。
温度T1 が上記所定の基準温度Taよりも小さい場合に
は、反応部111の上流側の内部温度T1 は充分に低い
温度であると判断されて、そのまま本ルーチンは終了さ
れる。上流側の内部温度T1が上記所定の基準温度Ta
以上である場合には、マスフロコントローラ112の駆
動量を減らすと共に、マスフロコントローラ113の駆
動量を増やす。すなわち、改質器110に供給する混合
空気において、単位時間当たりに供給する酸素量を変え
ることなく、酸化排ガスの割合を増加させる(ステップ
S240)。このステップS240における酸化排ガス
の割合の変化量、すなわち、改質器110に供給する混
合空気中の酸素濃度の変化量は、本実施例では、予め最
小単位の変化量を定めておき、この最小単位毎に酸素濃
度を低下させることとした。あるいは、内部温度T1 が
基準温度Taを越える量に応じて調節することとしても
よい。酸化排ガスの割合を増加させることによって、改
質器110に供給されるガス全体での酸素濃度が低下す
るため、上流側で進行する酸化反応が抑えられる。ま
た、単位時間当たりに供給する酸素量を変えることなく
酸化排ガスの割合を増加させることで、改質器110に
供給される混合空気量が増加し、改質器110内を通過
するガスの流速が速まり、上流側で進行する酸化反応で
生じた熱がより速やかに下流側に運ばれるようになる。
したがって、ステップS240を実行することによっ
て、反応部111の上流側の内部温度T1 を下げること
ができる。
合を変えると、次に、再びステップS220に戻って、
内部温度T1 の読み込みおよびこの内部温度T1 と所定
の基準温度Taとの比較の動作を繰り返す。ステップS
230において内部温度T1が所定の基準温度Taより
も低くなると、改質器110に供給される混合空気中の
酸化排ガスの割合が適当となり、反応部111の上流側
の内部温度T1 は充分に低くなったと判断されて、本ル
ーチンを終了する。
料電池装置は、既述したように酸素濃度センサ114を
第2空気供給路115に備えており、その検出結果に基
づいて、改質器110に供給する混合空気中の酸素濃度
を補正する。すなわち、上記空気混合量制御処理ルーチ
ンにおけるステップS210あるいはステップS240
において、マスフロコントローラを駆動したときには、
改質器110に供給する混合空気中の酸素濃度を酸素濃
度センサ114によって検出し、その結果に基づいてマ
スフロコントローラの駆動量を補正している。
器110を備える燃料電池装置によれば、改質器110
に供給される混合空気中の酸素濃度を制御することがで
きるため、上記混合空気中の酸素濃度を低くすることに
よって、原燃料ガスおよび混合空気の導入側において酸
化反応が進行するのを抑えることができる。したがっ
て、上流側における急激な温度上昇を抑えることができ
る。さらに、単位時間当たり所定量の酸素を改質器11
0に供給しながら混合空気中の酸素濃度を下げることに
よって、混合空気の流量が増大し、反応部111内部を
通過するガスの流速が速まる。したがって、上流側で進
行する酸化反応で生じた熱は速やかに下流側に伝えられ
て、上流側で温度が上昇しすぎるのを抑えることができ
る。
反応が抑えられることによって、酸化反応が進行する領
域がより下流側に広がるため、本実施例の改質器110
では、その下流領域で従来の改質器のように温度が低下
しすぎることがない。さらに、反応部111内部を通過
するガスの流速が速まることによって、上流側で生じた
熱が下流側に伝えられ易くなるため、下流領域での温度
低下がさらに抑えられる。したがって、改質器110で
は、その下流側においても水蒸気改質反応の活性が高い
状態に保たれ、下流側が備える触媒も充分に利用するこ
とができると共に、水蒸気改質反応の速度を向上させる
ことができる。そのため、改質器をよりコンパクトにす
ることが可能となる。
に設けられた第2ポンプ71の駆動量を基に、改質器1
10に供給される原燃料ガス中のメタノール量を読み込
み、また、温度センサ117の検出結果を基に、上流側
において酸化反応が過剰に進行していないかどうかを判
断している。改質器110に供給されるメタノール量
や、改質器110における酸化反応と水蒸気改質反応と
の進行状態に関するこのような判断は、上記以外の測定
量によって、あるいは、上記以外の測定量をさらに利用
して行なうこととしてもよい。例えば、改質器110内
における水蒸気改質反応と酸化反応との進行状態を判断
するために、第3燃料供給路65に、第3燃料供給路6
5を通過するガス中の成分を分析可能な機器を配設し、
改質器110から排出される燃料ガス中のメタノール、
水素、二酸化炭素、酸素などの量を測定し、この測定結
果をさらに利用して、改質器110内における水蒸気改
質反応および酸化反応の進行状態を判断することとして
もよい。
110の上流側だけから供給する構成としたが、複数箇
所から混合空気を供給する構成も好ましい。このような
構成を、第4実施例の変形例として以下に示す。図15
は、第4実施例の変形例である改質器110Aの構成を
模式的に表わす説明図である。改質器110Aは、2つ
の反応部111A、111Bを備えており、それぞれの
反応部に対して混合酸素が供給される。ここで、改質器
110Aに供給される原燃料ガスは、反応部111A、
111Bの順で通過する。また、改質器110Aに対し
て空気および酸化排ガスを供給する空気供給路39およ
び酸化排ガス路69は、それぞれ、空気分岐路39A,
39B、酸化排ガス分岐路69A,69Bに分岐する。
空気分岐路39Aと酸化排ガス分岐路69Aとは合流し
て第2空気供給路115Aとなり、上流側に配設された
反応部111Aに対して混合空気を供給する。空気分岐
路39Bと酸化排ガス分岐路69Bとは合流して第2空
気供給路115Bとなり、下流側に配設された反応部1
11Bに対して混合空気を供給する。それぞれの反応部
に供給される混合空気中の酸素量および酸素濃度は、第
4実施例と同様に、改質器110Aに供給されるメタノ
ール量や、各反応部の上流側の温度などに基づいて、マ
スフロコントローラ112A,112B,113A,1
13Bの駆動量を調節することによって制御される。
よれば、混合空気を分割して供給しているため、一度に
供給する混合ガス中の酸素量を減らすことができ、局所
的に温度が上昇しすぎてしまうのを防ぐ効果をさらに高
めることができる。さらに、改質器内部を複数の反応部
に分割し、各反応部ごとに混合空気を供給することによ
って、改質器内部の温度分布をより精度よく制御するこ
とが可能となり、より容易に改質器の内部全体を望まし
い温度範囲に保つことができる。
て、改質器に対しては通常の空気だけを供給する従来知
られる改質器と、上述した改質器110Aとついて、ガ
スの流れ方向に関する内部の温度分布状態を表わした説
明図である。改質器110Aは、従来の改質器とは異な
り、上流側における酸化反応の進行が抑えられるため、
上流側が急激に昇温されることなく、改質器の内部温度
を250〜300℃の温度範囲で均一化することができ
る。以上説明したように、本実施例の改質器110およ
び110Aは、その入り口部付近で温度が急激に上昇し
てしまうことがないため、温度上昇に起因する既述した
触媒劣化や副生成物の発生といった不都合を防止するこ
とができる。したがって、既述した実施例と同様に、改
質器の耐久性を大きく向上させることが可能となる。
び110Aは、ハニカムによって構成された反応部を備
えることとしたが、改質器の内部に、触媒を担持したペ
レットを充填する構成としてもよい。この場合にも、酸
化反応に要する酸素源として、改質器に供給する混合空
気中の酸素濃度を制御可能とすることによる同様の効果
を得ることができる。
上流側で進行する酸化反応の活性を抑えることによっ
て、上流側で急激な温度上昇が起こらないようにした
が、触媒部内部において、酸化反応が活発に進行する領
域と、酸化反応の進行が不活発な領域とを変更可能とす
ることによって、熱が生じる領域を変更し、局所的に温
度が上昇しすぎるのを防ぐことも可能である。以下に、
このような構成として、原燃料ガスおよび酸素が導入さ
れる入り口部と、水素リッチな燃料ガスが排出される出
口部とが切り替え可能な改質器を、第5実施例として説
明する。
成を模式的に表わす説明図である。この改質器120
は、図1の燃料電池装置20と同様の構成の燃料電池装
置に備えられている。図17に示すように、改質器12
0は、表面にCu−Zn触媒を担持するハニカムによっ
て構成された単一の反応部121を備える。この反応部
121は、その両端部の内部温度を測定する温度センサ
122および温度センサ123を備えている。これらの
温度センサは、既述した制御部50に接続されており、
反応部121の両端部における内部温度に関する情報
は、制御部50に入力される。
は、第1供給分岐路124と第2供給分岐路125とに
分岐しており、それぞれの分岐路は、改質器120のそ
れぞれの端部に接続する。ここで、改質器120の一端
は、上記第1供給分岐路124と接続するほかに、第1
排出分岐路126とも接続している。また、改質器12
0の他端は、上記第2供給分岐路125と接続するほか
に、第2排出分岐路127と接続している。これらの第
1排出分岐路126と第2排出分岐路127とは、合流
して第3燃料供給路65となり、CO低減部36に接続
する。さらに、上記第1供給分岐路124,第2供給分
岐路125,第1排出分岐路126,第2排出分岐路1
27には、それぞれ、電磁弁128,129,128
A,129Aが設けられている。これらの電磁弁12
8,129,128A,129Aは、制御部50に接続
されており、制御部50によってその開閉状態が制御さ
れる。
記電磁弁の開閉状態は、電磁弁128と128Aが開状
態、電磁弁129と129Aが閉状態となる第1の状態
と、電磁弁129と129Aが開状態、電磁弁128と
128Aが閉状態となる第2の状態のいずれかとなる。
電磁弁の開閉状態が上記第1の状態となるときには、第
2燃料供給路64から供給される原燃料ガスは、反応部
121内において、図13中向かって左側から右側に向
かって通過する。また、電磁弁の開閉状態が上記第2の
状態となるときには、原燃料ガスは、反応部121内に
おいて、図13中向かって右側から左側に向かって通過
する。
ようなガスの入り口部の切り替えが行なわれる際に、燃
料電池装置20で実行されるガス入り口切り替え処理ル
ーチンを表わすフローチャートである。本ルーチンは、
燃料電池装置20において、図示しない所定のスタート
スイッチを操作することによって燃料電池装置20の始
動が指示されると、所定の時間毎に実行される。
54は、既述した各電磁弁の開閉状態から、電磁弁の開
閉状態が第1の状態であるか否かを判断する(ステップ
S300)。第1の状態であると判断された場合には、
ガスが供給される上流側の端部における内部温度T1
を、温度センサ122から読み込む(ステップS31
0)。次に、この内部温度T1 を、予め設定した所定の
基準温度T0 と比較する(ステップS320)。ここ
で、所定の基準温度T0 とは、反応部121の内部温度
が非所望の状態にまで昇温しつつあることを示す基準と
なる温度として予め制御部50内に記憶させた値であっ
て、本実施例では、300℃に設定した。ステップS3
20において内部温度T1 が基準温度T0 に達していな
いときには、ステップS310に戻り、内部温度T1 が
基準温度T0 に達するまで、上記した内部温度の読み込
みと比較の動作を繰り返す。
基準温度T0 以上であると判断されると、次に、すべて
の電磁弁を閉状態にすると共に、制御部50に備えられ
た図示しない所定のタイマにより経過時間tの測定を開
始する(ステップS330)。ステップS330におい
てすべての弁を閉状態にすることによって、改質器12
0におけるガスの出入りは停止され、反応部121内で
は、残留する原燃料ガスを用いた水蒸気改質反応および
酸化反応がそのまま続行される。次に、経過時間tを、
予め設定した所定の基準時間t0 と比較する(ステップ
S340)。ここで、所定の基準時間t0 とは、上記し
たようにすべての弁を閉状態としたときに、改質器12
0内部に残留する原燃料ガスを用いた水蒸気改質反応お
よび酸化反応が完了するのに要する時間として、予め制
御部50内に記憶させた値であって、本実施例では1s
ecに設定した。ステップS340において経過時間t
が基準時間t0 に達していないときには、基準時間t0
が経過するまでステップS340の動作を繰り返す。ス
テップS340において、経過時間tが基準時間t0 に
達したときには、所定の電磁弁に駆動信号を出力して電
磁弁の開閉状態を第2の状態にして(ステップS35
0)、本ルーチンを終了する。
状態でないと判断されたときには、改質器120は第2
の状態であると判断され、ガスが供給される上流側の端
部における内部温度T2 を、温度センサ123から読み
込む(ステップS360)。その後は、ステップS37
0〜ステップS390まで、既述したステップS320
〜ステップS340までと同様の処理を行なう。すなわ
ち、酸化反応の進行と共に内部温度T2 が所定の基準値
T0 (本実施例では300℃)に達すると、所定の時間
(本実施例では1sec)すべての弁を閉状態とし、そ
の後電磁弁の開閉状態を第1の状態にして(ステップS
400)、本ルーチンを終了する。
ーチンは、既述したように、図示しない所定のスタート
スイッチを操作することによって燃料電池装置20の始
動が指示されると、所定時間毎に実行されることとした
が、燃料電池装置20の始動が指示された最初の状態と
しては、各電磁弁の開閉状態は、上記した第1の状態ま
たは第2の状態となるようにしておけばよい。例えば、
前回に燃料電池装置20を停止したときと同じ状態で、
次回に燃料電池装置20を始動することとしてもよい
し、燃料電池装置20の始動時には各電磁弁の開閉状態
が上記第1の状態あるいは第2の状態になるように設定
しておいてもよい。
器120を備える燃料電池装置によれば、改質器120
に供給する混合空気中の供給箇所を上流側と下流側とで
切り替え、反応部121内のガスの流れの方向を逆転さ
せることができるため、酸化反応で生じる熱によって、
改質器の一方の端部だけが昇温しすぎることがない。し
たがって、上流側における急激な温度上昇を抑えること
ができる。ここで、ガスの流れの方向の切り替えは、反
応部121の端部の温度に基づいて行なうため、反応部
121の端部の温度が上昇しすぎてしまうのをより確実
に防ぐことが可能となる。
切り替えることによって、反応部121の両端が上流側
となり得るため、従来の改質器のように特定の下流側で
温度が低下しすぎることがない。したがって、改質器1
20では、その両側で水蒸気改質反応の活性が高い状態
に保たれ、反応部121全体が備える触媒を充分に利用
することができると共に、水蒸気改質反応の速度を向上
させることができる。そのため、改質器をよりコンパク
トにすることが可能となる。
である従来知られる改質器と、上述した改質器120と
ついて、一端側から他端側への内部の温度分布状態を表
わした説明図である。改質器120は、従来の改質器と
は異なり、特定の端部側において酸化反応が進行しすぎ
るのが抑えられ、また、両端部側が上流側となり得るた
め、改質器の内部温度を250〜300℃の温度範囲で
均一化することができる。以上説明したように、本実施
例の改質器120は、その入り口部付近で温度が急激に
上昇してしまうことがないため、温度上昇に起因する既
述した触媒劣化や副生成物の発生といった不都合を防止
することができる。したがって、既述した実施例と同様
に、改質器の耐久性を大きく向上させることが可能とな
る。
ムによって構成された反応部を備えることとしたが、改
質器の内部に、触媒を担持したペレットを充填する構成
としてもよい。この場合にも、改質部内を通過するガス
の流れの方向を切り替えることによる同様の効果を得る
ことができる。
121の端部の温度に基づいて、ガスの流れの方向を切
り替えることとしたが、切り替えのタイミングは、他の
要因に基づくこととしても良い。反応部121の端部温
度に基づく場合には、改質器120に供給される原燃料
ガスの量が変動して、改質器120内部で進行する水蒸
気改質反応と酸化反応との量が変動する場合にも、内部
温度を所定の範囲内に保つ上で高い効果が得られるとい
う利点があるが、例えば、改質器に供給される原燃料ガ
ス量の変動が小さい場合には、所定の時間毎にガスの流
れの方向を切り替えることとしてもよい。
入した触媒粒子を撹拌することによって、改質器内の特
定の上流側だけが昇温しすぎてしまうのを防ぐ構成を示
す。図20は、第6実施例の改質器130およびこの改
質器130と接続される部材の構成を模式的に表わす説
明図である。本実施例の改質器130は、図1の燃料電
池装置20と同様の構成の燃料電池装置に備えられてい
るため、以下の説明では、共通する部材については同じ
部材番号を付して詳しい説明を省略する。
からなる粒子を内部に封入されている。この触媒は、周
知の共沈法により作製したCu−Zn触媒を、約500
μmの粒径となるように造粒したものである。あるい
は、Cu−Zn触媒を、所定の溶媒に分散させた上でス
プレードライヤ装置に供給し、噴霧することによって上
記した粒径の微粒子を作製することとしてもよい。ま
た、触媒粒子の粒径は、上述するようにこの触媒粒子を
封入する改質器内にガスを噴射する際に、このガスによ
って充分に撹拌されうる大きさであればよく、例えば、
100μm〜数mmの粒径とすることが好ましい。ま
た、触媒粒子の形状はいかなるものであってもよいが、
後述する撹拌の効率を考えると、球状に近い方が好まし
い。
に、メタノールおよび水蒸気からなる原燃料ガスが蒸発
器32から供給されると共に、ブロワ38から空気が供
給されるが、本実施例では、これらの原燃料ガスおよび
空気は、調圧弁132および噴射ノズル134を介して
改質器130内に供給される。蒸発器32では、メタノ
ールおよび水が気化・昇温されるため、蒸発器32から
は所定の温度と圧力を有する状態で原燃料ガスが排出さ
れる。この原燃料ガスは、空気供給路39から供給され
る空気と混合された後、調圧弁132および噴射ノズル
134を介して改質器130内に噴射される。改質器1
30内には、上記したように触媒粒子が封入されている
ため、空気を含有する原燃料ガスを噴射することによっ
て触媒粒子は、図20中矢印で示すように改質器130
内で流動し、撹拌される。ここで、本実施例の改質器1
30では、空気を含有する原燃料の噴射は7カ所から行
なうこととしたが、改質器内で触媒粒子を充分に撹拌可
能であれば噴射箇所の数は異なる構成としてもよい。ま
た、改質器130内部の容積は、所定量の触媒粒子が、
所定の流量、所定の圧力で供給されるガス(酸素を含む
原燃料ガス)によって、充分に撹拌され得る大きさであ
ればよい。
する端部と反対側の端部には、発泡ニッケルによって形
成されたフィルタ136が設けられている。このフィル
タ136は、充分に目の細かいメッシュ状に形成されて
いるため、改質器130内に封入された触媒粒子が外部
に漏れるのは妨げるが、改質器130内で生成された燃
料ガスがCO低減部36側に供給されるのは妨げない。
フィルタ136を通過した燃料ガスは、CO低減部36
に供給されて一酸化炭素濃度が低減された後、燃料電池
40に供給される。
える燃料電池装置によれば、改質器130内に封入され
た触媒粒子は、空気を含有する原燃料ガスによって常に
撹拌されるため、高濃度の酸素を含む原燃料ガスが供給
される位置に存在する触媒粒子が常に入れ替わり、酸化
反応で生じる熱によって触媒の特定の領域だけが昇温し
すぎてしまうことがない。ここで、触媒粒子を撹拌する
ために改質器内に噴射するガスは、改質器内で進行する
水蒸気改質反応および酸化反応に供するためのガス(空
気を含有する原燃料ガス)であるため、改質器130に
原燃料を供給する動作と、触媒粒子を撹拌する動作とを
同時に行なうことができる。また、改質器内にガスを噴
射することによって、改質器内の反応や燃料電池におけ
る電気化学反応が影響を受けることがない。
撹拌によって、酸化反応で生じた熱も改質器130内に
分散されるため、従来の改質器のように特定の下流側で
温度が低下しすぎることがない。したがって、改質器1
30では、触媒粒子全体において水蒸気改質反応の活性
が高い状態に保たれ、水蒸気改質反応の速度を向上させ
ることができる。
である従来知られる改質器と、上述した改質器130と
について、一端側から他端側への内部の温度分布状態を
表わした説明図である。ここで、改質器130に供給す
るガスは、温度250℃、流量670l/minの原燃
料ガスと、流量140l/minの空気とを混合し、5
気圧にて噴射ノズル134から改質器130内に噴射し
た。改質器130は、従来の改質器とは異なり、特定の
端部側において酸化反応が進行しすぎることがなく、ま
た、内部の触媒粒子が均等な状態で反応に関わるため、
改質器の内部温度を250〜300℃の温度範囲で均一
化することができる。以上説明したように、本実施例の
改質器130は、その入り口部付近で温度が急激に上昇
してしまうことがないため、温度上昇に起因する既述し
た触媒劣化や副生成物の発生といった不都合を防止する
ことができる。したがって、既述した実施例と同様に、
改質器の耐久性を大きく向上させることが可能となる。
改質器130内に噴射するガスとして、空気を含有する
原燃料ガスを用いたが、メタノールガス、水蒸気、空気
のうち少なくともいずれか一つからなるガスを用いるこ
ととしてもよい。この場合には、触媒の撹拌のために改
質器内に噴射するのに用いなかった残りの成分は、改質
器の所定の位置(上記噴射位置に近い上流側であること
が望ましい)から、改質器内に対して、触媒粒子が封入
された状態を維持しつつ供給することとすればよい。
内に高圧のガスを噴射することによって、改質器130
内に封入した触媒粒子を撹拌しているが、ガスの噴射以
外の手段によって触媒粒子を撹拌することとしてもよ
い。例えば、改質器内に、内部の触媒粒子を撹拌可能な
機械的な手段を設けることとしてもよい。
て、酸化反応に供する空気が供給される箇所を経時的に
変化させる構成を示す。図22は、第7実施例の改質器
140の構成を模式的に示す説明図である。この改質器
140は、図1の燃料電池装置20と同様の構成の燃料
電池装置に備えられている。図22に示すように、改質
器140は、表面にCu−Zn触媒を担持するハニカム
によって構成された単一の反応部141を備え、略円筒
形状に形成されている。また、改質器140は、図示し
ない所定のモータによって回転可能となっている。ここ
で、改質器140は、既述した実施例と同様に、第2燃
料供給路64から原燃料ガスが供給されると共に、生成
した燃料ガスを第3燃料供給路65へ排出するが、これ
ら第2燃料供給路64および第3燃料供給路65は、改
質器140の略円形をした断面の略中心部に接続してい
る。上記したモータを駆動することによって、改質器1
40は、上記断面の中心部を中心として、毎秒1回転の
速度で回転する。
64から原燃料ガスが供給されると共に、空気供給路3
9から空気が供給されるが、本実施例では、この空気供
給路39における改質器140との接続側の端部は、第
2燃料供給路64内に形成されている。第2燃料供給路
64内に形成された空気供給路39の端部は、改質器1
40において反応部141の上流側に設けられた空間内
で湾曲し、その後吹き出し口142として開口してい
る。この吹き出し口142は、反応部141の上流側の
端部に対面して開口しており、その開口する位置は、本
実施例では、反応部141の端部断面の中心点と、同じ
く端部断面の円周部との中間付近とした。空気供給路3
9から供給される空気を、この吹き出し口142から吹
き出すことによって、反応部141を構成するハニカム
の各セルのうち、吹き出し口142の全面にあるセルを
中心として、約半数のセルに対して空気を供給すること
ができる。
いると、吹き出し口142から空気の供給を受けるセル
においては、水蒸気改質反応と酸化反応との両方が進行
し、空気の供給を受けないセルにおいては、水蒸気改質
反応だけが進行する。このとき、改質器140は、既述
したように回転し、吹き出し口142の位置は改質器1
40の回転の状態に関わらず変化しないため、空気の供
給を受けるセルは経時的に変化する。
器140によれば、空気の供給を受けて酸化反応を進行
するセルが経時的に変化するため、特定のセルの上流部
において温度が上昇しすぎてしまうことがない。空気の
供給を受けて酸化反応が進行し、上流側が昇温しかかっ
たセルでは、直ちに空気の供給を受けない状態となって
酸化反応が停止し、生じた熱は水蒸気改質反応で消費さ
れるため、それ以上温度が上昇することがない。また、
空気の供給を受けずに水蒸気反応によって熱が消費され
たセルでは、直ちに空気が供給されて酸化反応によって
熱が生じるため、温度が低下しすぎてしまうことがな
い。
メタノール量と空気量との比は、既述した実施例と同様
に、改質器内で進行する水蒸気改質反応で要する熱量
と、酸化反応で生じる熱量とから定まるため一定であ
る。ここで、本実施例の改質器140では、空気の供給
を受けるセルは、常に、ハニカムを構成するセル全体の
約半分である。したがって、各セルが空気の供給を受け
る際には、メタノール量に対して通常よりも過剰な量の
酸素を供給されることになり、供給されたメタノールを
水蒸気改質するのに要する熱以上の熱を生じる酸化反応
が起こる。しかしながら、上述したように、これらのセ
ルは直ちに空気の供給が停止されるため、空気が供給さ
れた上流側で温度が上昇しすぎることがない。また、酸
素が過剰な状態で空気と原燃料ガスが供給されるため、
通常の濃度の酸素を供給する場合より、酸化反応が起き
る領域がより下流側にまで広がる。したがって、従来の
改質器のように下流側で温度が低下しすぎることがな
い。このように、改質器140では、反応部全体を所定
の温度範囲に保ち、水蒸気改質反応の活性を高い状態に
保つと共に、水蒸気改質反応の速度を向上させることが
できる。
に、常に所定の割合の酸素を供給する従来知られる改質
器と、上述した改質器140とついて、上流側から下流
側への内部の温度分布状態を表わした説明図である。こ
の温度分布状態の測定は、改質器140に供給するガス
において、LHSV(一時間に処理するメタノール体積
/触媒体積)=3、酸素/メタノールの比が11%とな
る空気、水/メタノールの比が2となる水を含む条件に
おいて行なった。改質器140は、従来の改質器とは異
なり、上流側で温度が上昇しすぎてしまうことがなく、
改質器の内部温度を250〜300℃の温度範囲で均一
化することができる。したがって、本実施例の改質器1
40は、温度上昇に起因する既述した触媒劣化や副生成
物の発生といった不都合を防止することができ、既述し
た実施例と同様に、改質器の耐久性を大きく向上させる
ことが可能となる。なお、上記した条件において改質器
140を用いて燃料ガスを生成すると、H2 =50%、
CO2 =23%、H2O =17.5%、N2 =9%、C
O=0.5%となる燃料ガスが得られ、良好に作動する
ことが確かめられた。
は、空気が供給される吹き出し口142が固定され、改
質器140が回転する構成としたが、吹き出し口が回転
し、改質器が固定された構成とすることもできる。この
ような構成の改質器を、第7実施例の変形例として以下
に示す。図24は、第7実施例の変形例である改質器1
40Aの構成を模式的に表わす説明図である。改質器1
40Aは、改質器140とほぼ同様の構成を備えてお
り、対応する部材には同一の番号に符号Aを付して説明
する。この改質器140Aにおいては、改質器140A
は回転することがない。また、空気供給路39における
吹き出し口142Aに至る端部側において設けられた既
述した湾曲部には、所定の回転機構144が設けられて
いる。この回転機構144によって、吹き出し口142
Aを備えた空気供給路39の端部は回転し、反応部14
1Aの上流側端部面において、吹き出し口142Aから
空気が供給される領域が経時的に変化する。
いる場合にも、第7実施例の改質器140と同様の効果
を奏することができる。なお、空気供給路39の端部付
近に設けられた回転機構144は、吹き出し口142A
を備える端部部材143と、空気供給路39の基部とを
回転自在に支持する構成とし、上記端部部材143は、
吹き出し口142Aから空気が吹き出される反力によっ
て回転することとしてもよいし、外部から供給される所
定の動力を用いて回転力を発生することとしてもよい。
と改質器とのうちのいずれかを回転させることとした
が、改質器の上流部に複数の空気供給口を設け、実際に
空気が供給される空気供給口を経時的に切り替える構成
としてもよく、反応部において空気が供給される部位を
経時的に変化させることができればよい。また、上記改
質器140および改質器140Aは、ハニカムによって
構成された反応部を有することとしたが、それぞれの反
応部は、触媒を担持するペレットを充填することによっ
て構成してもよい。この場合にも、反応部において空気
が供給される部位を経時的に変化させることによって、
実施例と同様の効果を得ることができる。
施例の改質器は、上記した効果の他に、始動時において
内部でより多くの酸化反応を進行させ、改質器をより速
く定常状態にまで昇温させることができるという効果を
も奏する。始動時には改質器の温度が室温付近にまで低
下しているため、速やかに昇温させて定常状態にする必
要がある。ここで、メタノールおよび酸素を大量に供給
して積極的に酸化反応を起こさせ、改質器を内部から加
熱する方法が考えられるが、従来の改質器では、多量の
空気を供給して酸化反応を起こさせると、改質器全体の
温度が低い場合であっても、上流の特定領域だけが昇温
しすぎてしまうおそれがあった。上記第6および第7実
施例の改質器によれば、酸化反応が活発に進行する領域
(酸素が高い濃度で供給される触媒部位)が経時的に変
化するため、多量の酸素を供給して積極的に酸化反応を
行なわせても、特定部位だけが昇温しすぎることがな
く、速やかに改質器を昇温させることが可能となる。
の反応部を設け、これらの反応部の一部について残りの
反応部とはガスの流れを逆向きにすることによって、隣
接する反応部の間で、原燃料ガスおよび空気が供給され
る上流側と、燃料ガスが排出される下流側とで熱交換さ
せる構成を示す。図25は、第8実施例の改質器150
の構成を表わす断面模式図である。改質器150は、図
1の燃料電池装置20と同様の燃料電池装置に備えられ
ている。この改質器150は、略円柱状に形成されてお
り、その内壁に沿って環状に反応部152を備え、反応
部152の内側に反応部151を備えており、2重管状
の構造を有している。反応部151は、その一端側(図
25中向かって左側)から原燃料ガスおよび空気の供給
を受け、他端側(図25中向かって右側)において燃料
ガスを排出する。反応部152も一方の端部側から原燃
料ガスおよび空気の供給を受け、他方の端部において燃
料ガスを排出するが、それぞれの位置は反応部151と
は逆である。したがって、反応部151と反応部152
では、内部のガスの流れの方向が逆向きになる。ここ
で、それぞれの反応部151および反応部152は、表
面にCu−Zn触媒を担持するハニカムによって構成し
てもよいし、Cu−Zn触媒からなるペレットを充填し
て形成してもよい。
器150によれば、内側に設けた反応部151の上流側
と外側に設けた反応部152の下流側、および、反応部
151の下流側と反応部152の上流側とが隣接した状
態となるため、それぞれ、上流側と下流側との間で熱交
換を行なうことが可能となる。したがって、一方の反応
部の上流側において酸化反応のために生じた熱は、隣接
する他方の反応部の下流側に伝えられ(図25中の点線
矢印参照)、原燃料ガスと共に空気を供給される上流側
で温度が上昇しすぎてしまうことがない。
下流側では、上述したように、隣接する反応部の上流側
から熱が供給されるため、従来の改質器のように下流側
で温度が低下しすぎることがない。したがって、改質器
150では、各反応部全体において水蒸気改質反応の活
性が高い状態に保たれ、水蒸気改質反応の速度を向上さ
せることができる。
内部のガスの流れの方向が一定である従来知られる改質
器と、上述した改質器150とについて、一端側から他
端側への内部の温度分布状態を、各反応部ごとに表わし
た説明図である。改質器150は、従来の改質器とは異
なり、特定の上流側において酸化反応で生じた熱によっ
て昇温しすぎることがなく、また、特定の下流側におい
て内部の温度が低下しすぎることがないため、改質器の
内部温度を250〜300℃の温度範囲で均一化するこ
とができる。以上説明したように、本実施例の改質器1
50は、その入り口部付近で温度が急激に上昇してしま
うことがないため、温度上昇に起因する既述した触媒劣
化や副生成物の発生といった不都合を防止することがで
きる。したがって、既述した実施例と同様に、改質器の
耐久性を大きく向上させることが可能となる。
は、内側に形成された反応部151と外側に形成された
反応部152とを備える2重管タイプとし、それぞれの
反応部においてガスの流れの方向が逆になる構成とした
が、改質器を複数の反応部によって構成し、それらのう
ち、一部の反応部において、残りの反応部とはガスの流
れの方向が逆になる構成とすれば、発熱量が多い上流側
と熱の消費量が多い下流側との間で熱交換を行なうこと
ができ、上記第8実施例と同様の所定の効果を得ること
ができる。例えば、改質器を2重管タイプとする代わり
に、複数個の薄型の反応部を積層した積層タイプとし、
これら積層した各反応部について交互にガスの流れの方
向が逆向きになる構成としてもよい。このような場合に
も、隣接する反応部間において、上流側と下流側とで熱
交換を行ない、内部温度を均熱化することができる。
形成する流路において途中で折り返し部を形成し、この
所定の反応部において上流側と下流側とを隣接させて熱
交換を行なわせる構成を示す。図27は、第9実施例の
改質器160の構成を表わす断面模式図である。改質器
160は、図1の燃料電池装置20と同様の燃料電池装
置に備えられている。この改質器160は、第8実施例
の改質器150と同様に略円柱状に形成されており、そ
の内部は内側部161と外側部162とに分かれた2重
管構造となっている、これら内側部161および外側部
162は連続した構造として形成されており、両者は単
一の反応部163を構成している。
に接続されており、第2燃料供給路64から供給される
原燃料ガスおよび空気は、内側部161において一端側
から他端側に向かって移動する。内側部161の他端で
は、内側部161は外側部162と接続しており、内側
部161内を通過するガスは、上記他端において外側部
162に導入される(図27中の実線矢印参照)。外側
部162内に導入されたガスは、そのまま外側部162
内を通過して、内側部161における上記一端側に対応
する端部において第3燃料供給路65に接続し、反応部
163内をガスが通過する際に生成した燃料ガスを、こ
の第3燃料供給路65に排出する。なお、反応部163
を構成する内側部161および外側部162は、Cu−
Zn触媒を担持するハニカムによって構成してもよい
し、Cu−Zn触媒からなるペレットを充填して形成し
てもよい。
器160によれば、内側に設けた内側部161と外側に
設けた外側部162とが隣接した状態となるため、これ
ら内側部161と外側部162との間で熱交換を行なう
ことが可能となる。内側部161は、反応部163では
上流側に相当し、酸化反応が活発に行なわれて多くの熱
が生じる。また、外側部162は、反応部163では下
流側に相当し、主として水蒸気改質反応だけが行なわれ
て熱を要する。改質器160では、多くの熱を生じる内
側部161から、熱を要する外側部162に対して熱が
伝えられるため、(図27中の点線矢印参照)上流側に
相当する内側部161において温度が上昇しすぎてしま
うことがない。
当する外側部162では、上述したように、隣接する内
側部161から熱が供給されるため、従来の改質器のよ
うに下流側で温度が低下しすぎることがない。したがっ
て、改質器160では、各反応部全体において水蒸気改
質反応の活性が高い状態に保たれ、水蒸気改質反応の速
度を向上させることができる。
内部のガスの流れの方向が一定である従来知られる改質
器と、上述した改質器160とについて、第2燃料供給
路64との接続側から他端側への内部の温度分布状態を
表わした説明図である。改質器160は、従来の改質器
とは異なり、上流側において酸化反応で生じた熱によっ
て昇温しすぎることがなく、また、下流側において内部
の温度が低下しすぎることがないため、改質器の内部温
度を250〜300℃の温度範囲で均一化することがで
きる。以上説明したように、本実施例の改質器160
は、その入り口部付近で温度が急激に上昇してしまうこ
とがないため、温度上昇に起因する既述した触媒劣化や
副生成物の発生といった不都合を防止することができ
る。したがって、既述した実施例と同様に、改質器の耐
久性を大きく向上させることが可能となる。
は、内側に形成された内側部161と外側に形成された
外側部162とを備える2重管タイプとし、内側部16
1と外側部162とでガスの流れの方向が逆になる構成
としたが、改質器を上記2重管以外の構成としてもよ
い。原燃料ガスおよび空気が通過する流路において途中
で折り返し部を設け、上流側と下流側とを隣接させて両
者の間で熱交換が可能な構成とすれば、上記第9実施例
と同様の所定の効果を得ることができる。例えば、改質
器を2重管タイプとする代わりに、所定の流路を2つに
折り畳んだ形状とし、上流側と下流側とでガスの流れの
方向が逆向きになる構成としてもよい。このような構成
の改質器160Aを図29に示す。このような場合に
も、隣接する上流側から下流側へ熱が伝えられ(図29
中の矢印参照)、内部温度を均熱化することができる。
ら排出される高温の燃焼排ガスを用いて、改質器の下流
側を加熱する構成を示す。図30は、第10実施例の改
質器170の構成を表わす断面模式図である。改質器1
70は、図1の燃料電池装置20と同様の燃料電池装置
に備えられている。この改質器170は、表面にCu−
Zn触媒を担持するハニカムによって構成された2つの
反応部171,172を備えている。このように改質器
170内部を2つの反応部に分割することによって、上
流側の反応部171においてハニカムの各セルによって
分離されたガスを、途中で混合し直すことができ、反応
部170内を通過するガスの状態をより均一にすること
ができる。改質器170は、空気供給路39から空気を
供給される第2燃料供給路64と接続し、空気を含有す
る原燃料ガスの供給を受ける。空気を含有し第2燃料供
給路64から供給された原燃料ガスは、反応部171,
172の順で通過し、水素リッチな燃料ガスとなって第
3燃料供給路65に排出される。
ンサ173,174がそれぞれ設けられている。これら
温度センサ173,174は制御部50に接続されてお
り、反応部171,172の内部温度に関する情報は、
制御部50に伝えられる。後述するように、温度センサ
173の検出結果は、反応部171の内部温度が上昇し
すぎるのを防ぐために用いられ、温度センサ174の検
出結果は、反応部172の内部温度が低下しすぎるのを
防ぐために用いられる。したがって、温度センサ173
は、反応部171のより上流側に、温度センサ174
は、反応部172のより下流側に設けることが望まし
い。
2が設けられている位置に対応する外周部には、既述し
た蒸発器32から排出される燃焼排ガスが導入される排
ガス導入部175が設けられている。蒸発器32では、
既述したように、圧縮機28を経由して、燃焼排ガスが
バーナ26から供給され、この燃焼排ガスの有する熱量
を利用してメタノールおよび水を昇温・気化させる。こ
のようにメタノールおよび水を昇温・気化させた後に圧
縮機28から排出される燃焼排ガスは、蒸発器32で熱
量を消費した後であっても所定の熱量を有しており、本
実施例の改質器170では、この燃焼排ガスを上記排ガ
ス導入部175に導入することによって、下流側に設け
た反応部172を加熱している。
装置には、蒸発器32から排出される燃焼排ガスを排ガ
ス導入部175に供給する燃焼排ガス路176が設けら
れており、この燃焼排ガス路176には、排ガス導入部
175に供給する燃焼排ガスの量を調節するマスフロコ
ントローラ177が設けられている。マスフロコントロ
ーラ177は、制御部50に接続されており、制御部5
0によって、排ガス導入部175に供給される燃焼排ガ
ス量が制御可能となっている。ここで、蒸発器32から
排ガス導入部175に供給される燃焼排ガスの温度は、
約300℃程度であり、マスフロコントローラ177の
駆動状態を制御して、排ガス導入部175に供給する燃
焼排ガス量を調節することによって、反応部172の内
部温度を制御することができる。上記したように排ガス
導入部175に導入された燃焼排ガスは、反応部172
を加熱した後、燃料電池装置の外部に排出される。
反応部171では、この反応部171で進行する水蒸気
改質反応に要する熱量は、酸化反応で生じた熱量によっ
て賄っている。これに対し、下流側の反応部172で
は、この反応部172で進行する水蒸気改質反応に要す
る熱量としては、上流側で進行する酸化反応で生じた熱
量に加えて、排ガス導入部175に供給される上記燃焼
排ガスの有する熱が用いられる。ここで、本実施例の改
質器170を備える燃料電池装置において、制御部50
は、改質器170に供給する空気を取り込むブロワ38
の駆動量を、温度センサ173の検出結果に基づいて制
御しており、反応部171の内部温度が300℃を越え
ないように、改質器170に供給する空気量を調節して
いる。また、同じく本実施例の燃料電池装置において、
制御部50は、上記マスフロコントローラ177の駆動
量を、温度センサ174の検出結果に基づいて制御して
おり、反応部172の内部温度が250℃以上となるよ
うに、排ガス導入部175に供給する燃焼排ガス量を調
節している。
質器170によれば、下流側の反応部172は、既述し
た燃焼排ガスによって加熱されるため、改質器170内
で進行する水蒸気改質反応で要する熱量のすべてを酸化
反応で生じる熱量によって賄う必要はなく、酸化反応に
供するために改質器170に供する空気の量を減らし、
上流側で進行する酸化反応の量を減らすことができる。
ここで、改質器170に供給する空気量は、反応部17
1の内部温度に基づいて調節されるため、酸化反応が活
発に行なわれる反応部171において温度が上昇しすぎ
てしまうことがない。
応部172では、上述したように、排ガス導入部175
に導入される燃焼排ガスから熱が供給されるため、従来
の改質器のように下流側で温度が低下しすぎることがな
い。したがって、改質器170では、各反応部全体にお
いて水蒸気改質反応の活性が高い状態に保たれ、水蒸気
改質反応の速度を向上させることができる。さらに、反
応部172を加熱するために、従来廃棄されていた燃料
排ガスの熱を利用しているため、反応部172を加熱す
ることによってエネルギ効率が低下してしまうことがな
い。
略全体を、酸化反応で生じる熱によって賄う従来知られ
る改質器と、上述した改質器170とについて、空気を
含む原燃料ガスが供給される上流側から下流側への内部
の温度分布状態を表わした説明図である。改質器170
は、従来の改質器とは異なり、上流側において酸化反応
で生じた熱によって昇温しすぎることがなく、また、下
流側において内部の温度が低下しすぎることがないた
め、改質器の内部温度を250〜300℃の温度範囲で
均一化することができる。以上説明したように、本実施
例の改質器170は、その入り口部付近で温度が急激に
上昇してしまうことがないため、温度上昇に起因する既
述した触媒劣化や副生成物の発生といった不都合を防止
することができる。したがって、既述した実施例と同様
に、改質器の耐久性を大きく向上させることが可能とな
る。
は、ハニカムによって構成された2つの反応部171,
172を備えることとしたが、ハニカムを用いる代わり
に、触媒を担持したペレットを内部に充填する構成とし
てもよい。この場合には、改質器内部を2つに分けるこ
となく、改質器内部に均一にペレットを充填することと
しても差し支えない。
2から排出される燃焼排ガス以外の高温ガスを用いるこ
ととしてもよい。例えば、本実施例の改質器170を備
える燃料電池装置において、蒸発器32で要する熱を供
給する熱源と、燃料電池40の陰極側に圧縮空気を供給
するための圧縮機28の駆動源が異なる場合には、上記
熱源と上記駆動源のうち、いずれから排出される排ガス
を用いることとしてもよい。また、燃料電池装置を構成
する他の高温部から排出されるガスを用いることとして
もよく、改質器の内部温度を250〜300℃の温度範
囲に保つために使用可能なエネルギを有していればよ
い。あるいは、高温の部材から排出される高温の排ガス
を用いる代わりに、高温の部材と改質器との間に所定の
流体を循環させ、この流体によって高温の部材の熱エネ
ルギを改質器に供給することとしてもよい。
側において原燃料の一部を液体の状態で供給する構成を
示す。図32は、第11実施例の改質器180の構成の
概要を表わす説明図である。改質器180は、図1の燃
料電池装置20と同様の燃料電池装置に備えられてい
る。この改質器180は、表面にCu−Zn触媒を担持
するハニカムによって構成された単一の反応部181を
備えている。ここで、改質器180は、第2燃料供給路
64と接続して原燃料ガスの供給を受けるが、その他
に、メタノールと水との混合液(以下、液体原燃料と呼
ぶ)の供給を受ける。液体原燃料は、既述したように、
第1燃料供給路63を介して蒸発器32に供給される
が、この第1燃料供給路63は途中で分岐して原燃料分
岐路182となり、改質器180に対しても液体原燃料
が供給可能となっている。さらに、本実施例では、空気
供給路39は、第2燃料供給路64とは合流せずに、上
記原燃料分岐路182と合流して原燃料路183とな
る。この原燃料路183は、改質器180の上流側端部
に接続しており、空気を混合された液体原燃料が改質器
180に供給可能となっている。
ローラ184が、原燃料分岐路182にはマスフロコン
トローラ185が設けられており、改質器180に供給
する空気量および液体原燃料の量を制御可能となってい
る。これらのマスフロコントローラ184,185は制
御部50に接続されており、制御部50によってその駆
動量が制御される。また、改質器180内部において、
反応部181の上流側端部の近傍には、原燃料路183
の端部構造として噴射ノズル187が設けられている。
上記したように空気を混合された液体原燃料は、この噴
射ノズル187から、空気の圧力を利用して反応部18
1の端部に向かって噴射され、反応部181の端部断面
に対して広い範囲で供給される。なお、噴射ノズル18
7は、液体を広い範囲に噴射可能な形状であればよく、
ノズル状以外の形状としても構わない。さらに、改質器
180において、反応部181の上流側端部付近には、
温度センサ186が設けられている。この温度センサ1
86は、制御部50に接続されており、反応部181の
上流側の温度に関する情報が制御部50に入力される。
スと共に空気を供給すると、酸素の濃度が高い上流側で
は、酸化反応が活発に進行して温度が上昇するが、本実
施例では、反応部181の上流側に対して液体原燃料を
噴射することによって、この上流側の温度を制御してい
る。すなわち、所定の高温となっている反応部181に
対して液体原燃料を噴射すると、液体原燃料は、噴射さ
れた反応部181から熱を奪って気化・昇温する。した
がって、この液体原燃料の供給量を調節することによっ
て、反応部181の上流側の温度を所定の温度以下に制
御することができる。
素リッチな燃料ガスの生成を行なう際には、温度センサ
186が検出した反応部181内の温度に基づいて、改
質器180に対して液体原燃料量を供給するかどうか、
あるいはその供給量が制御される。改質器180に供給
されるメタノールの総量は、燃料電池40に接続される
負荷の大きさ、すなわち、燃料電池40に供給すべき燃
料ガス量に基づいて決定されるが、温度センサ186の
検出結果に基づいて、第1燃料供給路63から液体のま
ま改質器180に供給されるメタノール量が調節され
る。具体的には、反応部181の温度が所定の温度(本
実施例では300℃)を越えると、噴射ノズル187か
ら液体原燃料の噴射を行なうようになり、反応部181
の温度が上記所定の温度以下となるように、噴射ノズル
187から供給する液体原燃料の量を調節する。なお、
反応部181の温度が上記所定の温度以下の場合には、
噴射ノズル187からは、空気だけが噴射される。
質器180によれば、改質器180内で液体を噴射して
気化させることによって、反応部181の上流部を冷却
することができるため、酸化反応で生じる熱のために反
応部181の上流部の温度が上昇しすぎてしまうのを防
ぐことができる。ここで、反応部181の上流部を冷却
するために改質器180中で噴射する液体は、改質器1
80内で進行する水蒸気改質反応および酸化反応で利用
される原燃料からなるため、このような液体噴射の操作
を行なうことによって、改質器180内で進行する反応
が影響を受けることがない。
ために要するメタノールの全量を、蒸発器32を経由し
て供給される従来知られる改質器と、上述した改質器1
80とについて、空気を含む原燃料ガスが供給される上
流側から下流側への内部の温度分布状態を表わした説明
図である。改質器180は、従来の改質器とは異なり、
上流側において酸化反応で生じた熱によって昇温しすぎ
ることがないため、改質器の内部温度を250〜300
℃の温度範囲で均一化することができる。このように、
本実施例の改質器180は、その入り口部付近で温度が
急激に上昇してしまうことがないため、温度上昇に起因
する既述した触媒劣化や副生成物の発生といった不都合
を防止することができる。したがって、既述した実施例
と同様に、改質器の耐久性を大きく向上させることが可
能となる。
しすぎて噴射ノズル187から噴射する液体原燃料量を
増やした際に、燃料電池40に接続される負荷における
所要電力が減少すると、改質器180に供給するメタノ
ール量が過剰となって、必要量以上の燃料ガスが生成さ
れる場合がある。本実施例の改質器180を備える燃料
電池装置では、燃料電池40から排出される燃料排ガス
は、既述したようにバーナ26における燃焼のための燃
料として利用されるため、上記した場合であっても、シ
ステム全体のエネルギ効率が低下してしまうことがな
い。
部181の上流部を冷却するために噴射ノズル187か
ら噴射するのは、メタノールと水との混合液としたが、
メタノールあるいは水だけを噴射する構成としてもよ
い。この場合には、第1燃料供給路63の代わりに、メ
タノール流路60あるいは水供給路62において分岐路
を設け、この分岐路によって、噴射ノズル187と同様
のノズルに対してメタノールあるいは水を供給すること
とすればよい。このような構成としても、反応部181
の上流部において、噴射された液体が気化する際に熱を
奪うため、上記第11実施例の改質器180と同様の効
果を得ることができる。
応と酸化反応との両方が進行する反応部と、水蒸気改質
反応だけが進行する反応部とを隣接して設け、両者の間
で熱交換を行なわせて、酸化反応で生じる熱によって過
度の温度上昇が引き起こされるのを防止する構成を示
す。図34は、第12実施例の改質器190の構成の概
要を表わす説明図である。改質器190は、図1の燃料
電池装置20と同様の燃料電池装置に備えられている。
この改質器190は、略円柱状に形成されており、ハニ
カムによって構成された3つの反応部191,192,
193を備えている。改質器190の内壁に沿って、環
状に反応部193が形成されており、この反応部193
の内側に、反応部191,192が形成されている。こ
こで、反応部191は上流側、反応部192は下流側に
設けられており、両者の間には所定の空間200が形成
されている。
1,192,193は、いずれも、既述したCu−Zn
触媒を表面に担持している。ここで、反応部193は、
第2燃料供給路64と接続しており、原燃料ガスを供給
されるが、空気の供給は受けないため、反応部193に
おいては水蒸気改質反応は行なわれる、酸化反応は行な
われない。第2燃料供給路64は、上記反応部193の
他に反応部191にも接続しており、反応部191に供
給された原燃料ガスは、反応部191、反応部192の
順で内部を通過する。また、空気供給路39は、途中で
空気分岐路194,195に分岐し、これらの空気分岐
路は、それぞれ反応部191および反応部192の上流
側に接続する。これらの空気分岐路194,195は、
それぞれの反応部に対して空気を供給する。したがっ
て、反応部191および反応部192では、水蒸気改質
反応と共に酸化反応が進行する。反応部191,192
における水蒸気改質反応および酸化反応によって生じた
水素リッチガスと、反応部193における水蒸気改質反
応によって生じた水素リッチガスとは、第3燃料供給路
65へ排出されてCO低減部36に供給される。
岐路194,195には、それぞれマスフロコントロー
ラ196,197が設けられており、反応部191,1
92に供給する空気量を調節可能となっている。これら
マスフロコントローラ196,197は制御部50に接
続されており、制御部50によって、各反応部に供給さ
れれる空気量が制御される。また、反応部191,19
2それぞれの上流側には、各反応部の内部温度を検出す
る温度センサ198,199が設けられている。これら
の温度センサ198,199は制御部50に接続されて
おり、各反応部の内部温度を検出した結果は制御部50
に入力される。制御部50は、各温度センサから入力さ
れる上記検出結果に基づいて、各反応部に供給する空気
量を制御する。
91、192では、内部で進行する水蒸気改質反応に要
する熱量は、同じく内部で進行する酸化反応で生じた熱
量によって賄っている。これに対し、外周部に設けた反
応部193では、この反応部193で進行する水蒸気改
質反応に要する熱は、内側に隣接する反応部191,1
92における酸化反応で生じた熱を利用している(図3
4中の点線矢印参照)。ここで、本実施例の改質器19
0を備える燃料電池装置において、制御部50は、反応
部191,192に供給する空気量を調節するマスフロ
コントローラ196,197の駆動量を、温度センサ1
98,199の検出結果に基づいて制御しており、反応
部191,192の内部温度が300℃を越えないよう
に、供給する空気量を調節している。
質器190によれば、反応部191,192で進行する
酸化反応で生じた熱は、隣接する反応部であって吸熱反
応だけが進行する反応部193においても消費される。
したがって、酸化反応が活発に進行する反応部191,
192の上流部において、過度に温度が上昇してしまう
のを防ぐことができる。ここで反応部191,192に
供給する空気量は、各反応部の内部温度に基づいて調節
されるため、各反応部の内部温度を所定の温度以下に保
つよう制御することができる。
部191,192のそれぞれに対して空気を供給してい
るため、反応部191の下流側に位置する反応部192
においても発熱反応である酸化反応を行なわせることが
でき、従来の改質器のように下流側で温度が低下しすぎ
ることがない。したがって、改質器190では、各反応
部全体において水蒸気改質反応の活性が高い状態に保た
れ、水蒸気改質反応の速度を向上させることができる。
両方を進行させる反応部によってのみ構成された従来知
られる改質器と、上述した改質器190とについて、原
燃料ガスが供給される上流側から下流側への内部の温度
分布状態を表わした説明図である。改質器190は、従
来の改質器とは異なり、上流側において酸化反応で生じ
た熱によって昇温しすぎることがなく、また、下流側に
おいて内部の温度が低下しすぎることがないため、改質
器の内部温度を250〜300℃の温度範囲で均一化す
ることができる。以上説明したように、本実施例の改質
器190は、その入り口部付近で温度が急激に上昇して
しまうことがないため、温度上昇に起因する既述した触
媒劣化や副生成物の発生といった不都合を防止すること
ができる。したがって、既述した実施例と同様に、改質
器の耐久性を大きく向上させることが可能となる。
は、内側に設けられて水蒸気改質反応と酸化反応との両
方を進行する反応部191,192において、それぞれ
に対して空気を供給する構成としたため、下流側におい
て温度が低下するのを抑える効果を大きくすることがで
きたが、空気の供給を上流側だけから行なう場合にも、
上流側における過度の温度上昇を抑える所定の効果を得
ることができる。
気改質反応と酸化反応との両方を行なう反応部と、水蒸
気改質反応だけを行なう反応部とは、内側と外周部とに
分かれており、2重管型に形成したが、以下に、第12
実施例の変形例として、上記2種類の反応部を交互に積
層する積層型の構成を示す。図36は、第12実施例の
変形例である改質器190Aの構成の概略を模式的に示
す説明図である。改質器190Aは、改質器190と同
様に図1の燃料電池装置20と同様の燃料電池装置に備
えられており、改質器190と共通する部材には部材番
号に符号Aを付して以下の説明を行なう。
された反応部191Aと反応部193Aとを交互に複数
個積層した構造を有している。これらの反応部191A
および193Aは、表面にCu−Zn触媒を担持したハ
ニカムによって構成されており、各反応部に対しては、
第2燃料供給路64から原燃料ガスが供給される。ま
た、空気供給路39は、分岐してそれぞれの反応部19
1Aの上流部に接続し、各反応部191Aに対して空気
を供給する。複数の反応部191Aに対して供給する空
気量は、空気供給路39に設けられたマスフロコントロ
ーラ196Aによって制御されるが、この制御は、第1
2実施例と同様に、各反応部191Aの上流部に設けた
温度センサ(図示せず)による検出結果に基づいて行な
われる。
形例である改質器190Aによれば、第12実施例の改
質器190と同様に、酸化反応で生じた熱は隣接する反
応部で進行する水蒸気改質反応で消費されるため、酸化
反応が活発に進行する上流部の温度が過度に上昇してし
まうことがない。したがって、改質器190と同様に、
触媒劣化や副生成物の発生といった不都合を防止し、改
質器の耐久性を大きく向上させることができるという効
果を得ることができる。
て、多管挿入型の改質器190Bを示す。図37は、第
12実施例の第2の変形例である改質器190Bの構成
の概略を表わす断面模式図である。図37(A)は、改
質器190Bの縦断面図、図37(B)は、図37
(A)のB−B線における横断面図である。改質器19
0Bは、改質器190と同様に図1の燃料電池装置20
と同様の燃料電池装置に備えられており、改質器190
と共通する部材には部材番号に符号Bを付して以下の説
明を行なう。
おり、その内部に反応部191Bと反応部193Bとを
備えている。反応部191Bは、底面の直径が短い略円
柱状に形成されており、改質器190B内に7個が形成
されている。改質器190B内において、反応部191
Bが形成されていない空間は、反応部193Bを構成し
ている。これらの反応部191Bおよび193Bは、表
面にCu−Zn触媒を担持したハニカムによって構成さ
れており、各反応部に対しては、第2燃料供給路64か
ら原燃料ガスが供給される。また、空気供給路39は、
分岐してそれぞれの反応部191Bの上流部に接続し、
各反応部191Bに対して空気を供給する。複数の反応
部191Bに対して供給する空気量は、空気供給路39
に設けられたマスフロコントローラ196Bによって制
御されるが、この制御は、第12実施例と同様に、各反
応部191Bの上流部に設けた温度センサ(図示せず)
による検出結果に基づいて行なわれる。
形例である改質器190Bによれば、第12実施例の改
質器190と同様に、酸化反応で生じた熱は隣接する反
応部で進行する水蒸気改質反応で消費されるため、酸化
反応が活発に進行する上流部の温度が過度に上昇してし
まうことがない。したがって、改質器190と同様に、
触媒劣化や副生成物の発生といった不都合を防止し、改
質器の耐久性を大きく向上させることができるという効
果を得ることができる。
Bでは、酸化反応を限られた反応部において行なわせて
いる。改質器内で進行する水蒸気改質反応で要する熱が
一定である場合に、酸化反応が進行する領域を小さくす
ると、供給した酸素量に比べて触媒量が不足した状態と
なり、酸素が供給される領域における酸化反応の速度を
抑えることができる。したがって、酸化反応が進行する
領域をより下流側に広げることができ、改質器の下流側
において温度が低下しすぎるのを抑える効果をより大き
くすることができる。
る改質器190A,190Bにおいて、改質器190と
同様に、改質器の上流側に加えてその中程でも空気を供
給する構成としてもよい。このような構成とすれば、改
質器の下流側で温度が下降しすぎるのを防ぐことができ
る。また、上記改質器190,190A,190Bのそ
れぞれを構成する各反応部は、ハニカムによって構成し
たが、触媒を担持したペレットを充填する構成としても
構わない。この場合にも、水蒸気改質反応と共に酸化反
応を進行する反応部と、水蒸気改質反応だけを進行する
反応部とを隣接させることによって、反応部の上流側で
温度が上昇しすぎてしまうのを防ぐことができる。
れぞれの改質器が備える触媒として、Cu−Zn触媒を
用いているため、単一の触媒によって、(4)式に示し
た水蒸気改質反応と(5)式に示した酸化反応との両方
を促進させることができる。もとより、水蒸気改質反応
と酸化反応との両方を促進可能なCu−Zn触媒以外の
触媒(例えばPd−Zn触媒など)を用いることとして
もよい。このような触媒を用いる場合にも、この触媒を
既述した実施例の改質器に備えさせることによって、改
質器内部の一部の領域で内部温度が上昇しすぎてしまう
のを抑える既述した効果を得ることができる。
蒸気改質反応と酸化反応とを単一の触媒によって促進す
る代わりに、それぞれの反応を異なる触媒を用いて促進
する構成としてもよい。あるいは、Cu−Zn触媒に対
して、酸化反応を促進する他の触媒をさらに加えて用い
ることとしても良い。このように、複数の種類の触媒を
用いる場合にも、改質器内でのこれらの触媒の混在状態
が充分であり、酸素が供給されている領域において、
(5)式に示した酸化反応と(4)式に示した水蒸気改
質反応との両方が充分な効率で進行可能となるならば、
それぞれの実施例の構成において、改質器内部の一部の
領域で内部温度が上昇しすぎてしまうのを抑える既述し
た効果を得ることができる。ここで、酸化反応を促進可
能な他の触媒としては、例えば、パラジウム、白金、ニ
ッケル、ロジウム、クロム、タングステン、レニウム、
金、銀、鉄などの金属、あるいはこれらの金属と他の金
属との合金等を挙げることができる。
メタノールを用いることとしたが、他種の炭化水素を原
燃料として用い、この原燃料を水蒸気改質反応および酸
化反応に供することとしても良い。このようにメタノー
ル以外の原燃料を用いる場合にも、用いる原燃料に応じ
た触媒を、既述した実施例の構成を有する改質器に備え
させることによって、改質器内部の一部の領域で内部温
度が上昇しすぎてしまうのを抑える既述した効果を得る
ことができる。
改質器において備えられたCu−Zn触媒は、メタノー
ルの水蒸気改質反応を促進する触媒としては周知の触媒
である。既述したように、Cu−Zn触媒は、300℃
を超える高温下では劣化してしまうため、水蒸気改質反
応が進行する反応温度が高い炭化水素を原燃料とする場
合には、水蒸気改質反応を促進する触媒として用いるこ
とはできないが、他の炭化水素に比べて水蒸気改質反応
の際の反応温度が低いメタノールを原燃料として用いる
場合には、この反応を促進する触媒として良好に働く。
しかしながら、このCu−Zn触媒を酸化触媒として用
いる使用方法は従来知られていなかった。すなわち、C
u−Zn触媒は容易に酸化される性質を持っており(銅
が酸化劣化する)、酸素の存在下では速やかに酸化され
て触媒活性が損なわれてしまうため、通常は酸化触媒と
して用いることができない。これに対して、このCu−
Zn触媒をメタノールの存在下で用いると、酸化自由エ
ネルギ差から、銅よりもメタノールの方が酸化され易い
ため、触媒自身は酸化されてしまうことなく、上記両反
応を促進する触媒として有効に働くことができる。
によって、単一の触媒で、メタノールの水蒸気改質反応
と酸化反応との両方を促進させることができ、改質器の
構成を簡素化できるという効果が得られるが、Cu−Z
n触媒を用いてメタノールの酸化反応を促進することに
より、改質器で生成される水素リッチな燃料ガス中の一
酸化炭素濃度をより低くすることができるという効果
を、さらに得ることができる。ここで、改質器内で生じ
る一酸化炭素について説明する。Cu−Zn触媒は、二
酸化炭素と水素の存在下では、以下に示す(6)式の反
応を僅かに進行させる活性を有する。
蒸気改質反応、あるいはこれと同時にメタノールの酸化
反応を促進させると、既述したように水素と二酸化炭素
が生成されるが、水素と二酸化炭素の生成量が増えるに
従って、上記(6)式の反応が僅かに進行して一酸化炭
素が生成される。その結果、改質器で生成される燃料ガ
ス中には、所定量の一酸化炭素が含有されることにな
る。
Cu−Zn触媒を用いることは、所定量の一酸化炭素の
生成を伴ってしまうが、既述した実施例のように、水蒸
気改質反応と同時に進行するメタノールの酸化反応を促
進する触媒としてCu−Zn触媒を用いる場合には、こ
の酸化反応が進行する際に一酸化炭素が生成されないた
め、燃料ガス中の一酸化炭素濃度の上昇が抑えられる。
Cu−Zn触媒によって促進されるメタノールの酸化反
応は、既述した(5)式に表わしたが、この反応は、主
として、以下の(7)式および(8)式に示す反応から
なっており、全体として(5)式の反応が進行する。
u−Zn触媒によって促進されるメタノールの酸化反応
は、主として、一酸化炭素を生じない反応経路を経由す
る。これに対し、既述した従来知られる酸化触媒、例え
ば白金触媒によって促進される酸化反応は、主として、
以下の(9)式および(10)式に示す反応からなって
おり、全体として(5)式の反応が進行するため、反応
の途中で一酸化炭素が生じてしまう。したがって、白金
触媒のような従来知られる酸化触媒を用いてメタノール
の酸化反応を促進する場合には、このようにして生じた
一酸化炭素の一部が、改質器内で生成される燃料ガス中
に残留し、燃料ガス中の一酸化炭素濃度をさらに引き上
げてしまう。
を用いてメタノールの水蒸気改質反応と酸化反応の両方
を促進する場合には、その酸化反応は、一酸化炭素を生
成しない反応経路を経由するため、従来知られる白金な
どの酸化触媒を用いてメタノールの酸化反応を促進し、
Cu−Zn触媒を用いて水蒸気改質反応を促進する場合
に比べて、生成される燃料ガス中の一酸化炭素濃度をは
るかに低くすることが可能となる。従来知られる白金な
どの酸化触媒を改質器内に備えさせ、Cu−Zn触媒に
よってメタノールの水蒸気改質反応を、上記酸化触媒に
よってメタノールの酸化反応を進行させた場合には、通
常は1.5〜2%以上の一酸化炭素が燃料ガス中に残留
してしまう。これに対し、Cu−Zn触媒だけを用いて
メタノールの水蒸気改質反応と酸化反応とを進行させた
場合には、燃料ガス中に残留する一酸化炭素濃度を0.
5%程度に抑えることが可能となる。
に供給すると、この一酸化炭素は、電解質膜上に設けら
れた白金を含有する触媒層に吸着し、電気化学反応の進
行を阻害してしまう。既述した実施例の燃料電池装置で
は、改質器の下流にCO低減部を設け、燃料電池に供給
する燃料ガス中の一酸化炭素濃度を低減しているが、C
u−Zn触媒を用いてメタノールの酸化反応と水蒸気改
質反応とを促進し、改質器で生成される燃料ガス中の一
酸化炭素濃度を低減することによって、CO低減部に要
求される処理量(CO低減部で酸化すべき一酸化炭素
量)が少なくなる。したがって、CO低減部をより小型
化しても、充分に一酸化炭素濃度が低い燃料ガスを燃料
電池に供給することが可能となる。なお、改質器で生成
される燃料ガス中の一酸化炭素濃度が充分に低ければ、
CO低減部を設けないこととしても良い。このように、
Cu−Zn触媒を用いて、メタノールの水蒸気改質反応
とメタノールの酸化反応との両方を促進することによっ
て、改質器で生成される燃料ガス中の一酸化炭素濃度を
より低くし、この改質器を備える燃料電池装置全体をコ
ンパクト化することができる。
は、この触媒を製造する材料として酸化銅(CuO)と
酸化亜鉛(ZnO)を用いたが、これらを共沈させる際
に、他の物質をさらに加えることとしても良い。例え
ば、酸化銅と酸化亜鉛を共沈させてCu−Zn触媒を製
造する際に、アルミナを2〜5%程度加えてもよく、こ
のような構成とすれば、Cu−Zn触媒の耐熱性を向上
させ、触媒を形成する銅と酸化亜鉛とのばらつき状態を
向上させることができる。
蒸気改質反応とメタノールの酸化反応との両方を促進す
る触媒として、酸化銅と酸化亜鉛を材料とするCu−Z
n触媒を用いることとしたが、Cu−Zn以外の銅系触
媒を用いても、メタノールの水蒸気改質反応と酸化反応
とを促進し、一酸化炭素濃度の低い燃料ガスを生成でき
るという効果を得ることができる。例えば、酸化銅と酸
化クロム(Cr2O3)を材料として用いたり、酸化銅と
酸化ケイ素(SiO2) を材料として用いたり、あるい
は酸化銅と他の金属酸化物を材料として用いても、既述
した両反応を促進可能な触媒を得ることができる。この
とき、これらの銅系触媒を製造する方法としては、既述
した共沈法の他、含浸法や混練法、あるいはイオン交換
法など、用いる材料に応じた製造方法を採ればよい。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる
様態で実施し得ることは勿論である。
0の構成の概略を表わすブロック図である。
す断面模式図である。
る。
に表わす説明図である。
内部の温度分布状態を表わす説明図である。
子を表わす説明図である。
模式的に表わす説明図である。
す説明図である。
面の一部を表わす断面模式図、(B)は、ハニカムの表
面の一部をさらに拡大した様子を表わす模式図である。
る内部の温度分布状態を表わす説明図である。
表わす説明図である。
ける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
表わす説明図である。
れる空気混合量制御処理ルーチンを表わすフローチャー
トである。
構成を模式的に表わす説明図である。
おける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
表わす説明図である。
切り替え処理ルーチンを表わすフローチャートである。
ける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
130と接続される部材の構成を模式的に表わす説明図
である。
ける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
表わす説明図である。
ける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
構成を模式的に表わす説明図である。
面模式図である。
ける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
面模式図である。
ける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
構成を模式的に表わす説明図である。
断面模式図である。
ける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
に表わす説明図である。
ける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
に表わす説明図である。
ける内部の温度分布状態を表わす説明図である。
の構成を模式的に表わす説明図である。
の構成を模式的に表わす説明図である。
様子を表わす説明図である。
Claims (26)
- 【請求項1】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と水
蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を伴
う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを進
行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化反
応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気と酸素とを
含有する原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段と、 前記触媒部において、前記原燃料ガスが供給される側の
部分で起こる前記酸化反応で生じた熱が、充分に下流側
に運ばれるように、前記原燃料ガスが導入される側の部
分における前記原燃料ガスの流速を速くするガス流速調
節手段とを備える燃料改質装置。 - 【請求項2】 前記ガス流速調節手段は、前記触媒部に
おける前記原燃料ガスが供給される側において、前記燃
料ガスが排出される側よりも、前記原燃料ガスが流れる
流路の断面の総面積を小さくしてなる請求項1記載の燃
料改質装置。 - 【請求項3】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と水
蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を伴
う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを進
行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化反
応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気と酸素とを
含有する原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段とを備え、 前記触媒部における前記触媒は、熱伝導性の比較的高い
材料で形成される触媒担体に保持される燃料改質装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の燃料改
質装置であって、 前記炭化水素はメタノールであり、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒
は、単一の銅系触媒である燃料改質装置。 - 【請求項5】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と水
蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を伴
う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを進
行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化反
応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応を促進する触媒と前記酸化反応を促
進する触媒とを備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有す
る原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部に対して、酸素を含有する酸化ガスを供給す
る酸化ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段と、 前記触媒部における前記酸化ガスが導入される側におい
て、前記酸化反応の進行を抑制する酸化反応抑制手段と
を備える燃料改質装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の燃料改質装置であって、 前記酸化反応抑制手段は、前記触媒部において、前記酸
化ガスが導入される側の方が、前記燃料ガスが排出され
る側よりも、前記酸化反応を促進する触媒の量が小とな
るように形成してなる燃料改質装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応を促進する触媒と前記酸化反応を促
進する触媒とは同一の触媒であり、 前記酸化反応抑制手段は、前記酸化ガスが導入される側
の方が、前記燃料ガスが排出される側よりも、前記触媒
の量が小となるように形成してなる燃料改質装置。 - 【請求項8】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と水
蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を伴
う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを進
行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化反
応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応を促進する触媒と前記酸化反応を促
進する触媒とを備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有す
る原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部に対して、酸素を含有する酸化ガスを供給す
る酸化ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段と、 前記触媒部内で進行する反応の進行状態を検出する反応
状態検出手段とを備え、 前記酸化ガス供給手段は、 前記触媒部に供給する単位時間当たりの酸素量を所望の
量に維持しつつ、前記反応状態検出手段が検出した前記
反応の進行状態に基づいて、前記触媒部に供給する前記
酸化ガス中の酸素濃度を制御する酸素濃度調節手段をさ
らに備える燃料改質装置。 - 【請求項9】 請求項8記載の燃料改質装置であって、 前記触媒部は、前記触媒を備える複数の反応部からな
り、 前記酸化ガス供給手段は、前記複数の反応部のそれぞれ
に対して前記酸化ガスを供給する燃料改質装置。 - 【請求項10】 請求項5ないし9いずれか記載の燃料
改質装置であって、 前記炭化水素はメタノールであり、 前記水蒸気改質反応を促進する触媒と前記酸化反応を促
進する触媒とは同一の銅系触媒である燃料改質装置。 - 【請求項11】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と
水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を
伴う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを
進行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化
反応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気と酸素とを
含有する原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段と、 前記触媒部において、前記原燃料ガス供給手段から前記
原燃料ガスを導入される部位と、前記燃料ガス排出手段
によって前記燃料ガスを排出する部位とを入れ替え、前
記触媒部におけるガスの流れを逆転させるガス供給方向
変更手段とを備える燃料改質装置。 - 【請求項12】 請求項11記載の燃料改質装置であっ
て、 前記触媒部において、前記原燃料ガス供給手段から前記
原燃料ガスを供給される側の所定位置の温度を検出する
端部温度検出手段をさらに備え、 前記ガス供給方向変更手段は、前記端部温度検出手段の
検出結果に基づいて、前記原燃料ガス供給手段から前記
原燃料ガスを導入される部位と、前記燃料ガス排出手段
によって前記燃料ガスを排出する部位とを入れ替える燃
料改質装置。 - 【請求項13】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と
水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を
伴う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを
進行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化
反応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える粒子を、内部に封入してなる触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気と酸素とを
含有する原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段と、 前記触媒を備える粒子を、前記触媒部内で撹拌する触媒
撹拌手段とを備える燃料改質装置。 - 【請求項14】 請求項13記載の燃料改質装置であっ
て、 前記触媒撹拌手段は、前記原燃料ガス供給手段に備えら
れ、前記炭化水素と水蒸気と酸素とのうちの少なくとも
一つを含有するガスを、前記触媒部内に噴霧して、前記
触媒を備える粒子を前記触媒部内で撹拌する燃料改質装
置。 - 【請求項15】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と
水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を
伴う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを
進行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化
反応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有す
る原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部に対して、酸素を含有する酸化ガスを供給す
る酸化ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段と、 前記触媒部において、前記酸化ガス供給手段から前記酸
化ガスが供給される箇所を、経時的に変化させる供給箇
所変更手段とを備える燃料改質装置。 - 【請求項16】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と
水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を
伴う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを
進行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化
反応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有す
る原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部に対して、酸素を含有する酸化ガスを供給す
る酸化ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段と、 前記触媒部において、前記原燃料ガスと共に酸化ガスが
供給される供給側と、前記燃料ガスが排出される排出側
とを隣接し、前記供給側と前記排出側との間で熱交換を
行なわせる均熱化手段とを備える燃料改質装置。 - 【請求項17】 請求項16記載の燃料改質装置であっ
て、 前記触媒部は、 各々内部に前記触媒を備え、各々の前記供給側と前記排
出側とが互いに逆の位置にある少なくとも2つ以上の反
応部を有し、 前記2つ以上の反応部を、一方の前記反応部の前記供給
側と他方の前記供給部の前記排出側とを隣接して設けて
なる燃料改質装置。 - 【請求項18】 前記触媒部は、内部に形成される前記
原燃料ガスの流路において折り返し部を有し、前記流路
の入り口部と出口部とを隣接して設けてなる請求項16
記載の燃料改質装置。 - 【請求項19】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と
水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を
伴う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを
進行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化
反応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有す
る原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部に対して、酸素を含有する酸化ガスを供給す
る酸化ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段と、 前記燃料改質装置を備えるシステムを構成する所定の部
材において生じる熱を伝える所定の流体によって、前記
酸化ガスが供給される側以外の部分を加熱する加熱手段
とを備える燃料改質装置。 - 【請求項20】 前記加熱手段は、前記燃料改質装置を
備えるシステムを構成する所定の部材から排出される高
温ガスによって、前記酸化ガスが供給される側以外の部
分を加熱する請求項19記載の燃料改質装置。 - 【請求項21】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と
水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を
伴う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを
進行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化
反応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有す
る原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部に対して、酸素を含有する酸化ガスを供給す
る酸化ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段と、 前記炭化水素および水のうち少なくとも一方からなる液
体を、前記原燃料ガスおよび前記酸化ガスが供給される
側の部分に対して噴霧する端部冷却手段とを備える燃料
改質装置。 - 【請求項22】 請求項11ないし21いずれか記載の
燃料改質装置であって、 前記炭化水素はメタノールであり、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒
は、単一の銅系触媒である燃料改質装置。 - 【請求項23】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と
水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を
伴う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを
進行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化
反応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える第1の反応部と、前記水蒸気改質反応を促進する
触媒を備える第2の反応部とを備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気とを含有す
る原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記第1の反応部に対して、酸素を含有する酸化ガスを
供給する酸化ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段とを備え、 前記触媒部は、前記第1の反応部と前記第2の反応部と
を隣接させ、前記第1の反応部と前記第2の反応部との
間で熱交換を行なわせる燃料改質装置。 - 【請求項24】 請求項23記載の燃料改質装置であっ
て、 前記炭化水素はメタノールであり、 前記第1の反応部が備える触媒は、単一の銅系触媒であ
る燃料改質装置。 - 【請求項25】 吸熱を伴う反応であって、炭化水素と
水蒸気とから水素を生成する水蒸気改質反応と、発熱を
伴う反応であって前記炭化水素を酸化する酸化反応とを
進行し、前記水蒸気改質反応を進行する際に、前記酸化
反応で生じた熱を利用する燃料改質装置であって、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒を
備える触媒部と、 前記触媒部に対して、前記炭化水素と水蒸気と酸素とを
含有する原燃料ガスを供給する原燃料ガス供給手段と、 前記触媒部で進行する前記水蒸気改質反応および前記酸
化反応の結果生じた水素リッチな燃料ガスを、前記触媒
部から排出する燃料ガス排出手段とを備え、 前記触媒は、前記酸化反応として、一酸化炭素を生成す
る反応経路を経由しない反応を促進することを特徴とす
る燃料改質装置。 - 【請求項26】 請求項25記載の燃料改質装置であっ
て、 前記炭化水素はメタノールであり、 前記水蒸気改質反応と前記酸化反応とを促進する触媒
は、単一の銅系触媒である燃料改質装置。
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