JPH1193383A - ユニット支持脚及びそれを用いた二重床の施工方法 - Google Patents

ユニット支持脚及びそれを用いた二重床の施工方法

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JPH1193383A
JPH1193383A JP27040997A JP27040997A JPH1193383A JP H1193383 A JPH1193383 A JP H1193383A JP 27040997 A JP27040997 A JP 27040997A JP 27040997 A JP27040997 A JP 27040997A JP H1193383 A JPH1193383 A JP H1193383A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎床への取付位置の調整が容易で、しか
も基礎床に強固に固定できるユニット支持脚と、それを
用いた二重床の施工方法を提供する。 【解決手段】接床基台(1)と、接床基台(1)に回動自在に
立設された支持支柱(20)と、支持支柱(20)の上部に螺合
されたレベル調整ナット(4)を介して高さ調整自在に装
着された支持板(42)とを有するユニット支持脚である。
支持支柱(20)は軸方向の中空部(22)を有する。支持支柱
(20)の下端部には側方に拡張された鍔部(21)が形成され
ている。接床基台(1)は鍔部(21)を保持するための押さ
え部(2)を有している。接床基台(1)の中央部には支持支
柱(20)の中空部(22)に挿入される突起部(3)が備えられ
ている。接床基台(1)は突起部(3)の内側で上下に貫通す
る中央貫通孔(4)と、下面に設けられ中央貫通孔(4)と連
通する主接着溝(6)と、上下に貫通し主接着溝(6)と連通
する主アンカー孔(7)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の二重床を
構築する際に用いられるユニット支持脚と、それを用い
た二重床の施工方法に関するものであり、特にユニット
支持脚の基礎床への強固な固定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような二重床を支持する装置
としては、例えば特開平3-17348号や実開平4-116537号
に、棒状脚部と該棒状脚部の上端部に上下調整可能に装
着された受け板とからなるユニット支持脚により定尺の
長方形及び/又は正方形の床パネルを支持する装置が開
示されている。
【0003】従来知られているユニット支持脚の一例は
図13に示すとおりであり、ゴム,合成樹脂等の比較的
硬質の弾性材料からなる接床基台(102)と、該接床基台
(102)に回動自在に立設された支持ボルト(104)と、外周
略中央部に側方に突設された環状の支持部(109)を有す
るレベル調整用ナット(108)と、中央部に上記レベル調
整用ナット(108)の上部が嵌合される挿入孔(111)を有す
る正方形又は長方形の支持板(110)とから構成されてい
る。
【0004】支持ボルト(104)は、下端から上方に所定
距離離間した位置外周面に側方に突出する環状の鍔部(1
05)が一体に設けられ、かつ鍔部(105)より上部にはネジ
部が形成され、また鍔部(105)より下方の基端部(106)は
円形断面の丸棒部に形成されている。また支持ボルト(1
04)の頂端面には回転用工具先端を嵌め込むための溝部
(107)が形成されている。そして、支持ボルト(104)の基
端丸棒部(106)を上記接床基台(102)の中央孔(103)に嵌
挿することにより、支持ボルト(104)は鍔部(105)を支持
部として接床基台(102)に回動自在に立設された状態と
なる。
【0005】一方、支持板(110)の挿入孔(111)上部は面
取りされて拡開されている。上記レベル調整用ナット(1
08)は該支持板(110)の挿入孔(111)に嵌合され、次いで
その上部を拡開し、支持板挿入孔(111)の面取り部(112)
に部分的に埋没させることによって、支持板(110)に強
固に取り付けられる。それと共に、レベル調整用ナット
(108)の上部には接着剤溜り(113)が形成される。尚、接
着剤が流れやすいようにレベル調整用ナット(108)の内
周ネジ部又は支持ボルト(104)の外周ネジ部には長手方
向に1本又は数本の溝が形成されている。
【0006】このようにして支持板(110)の挿入孔(111)
に嵌合されたレベル調整用ナット(108)に支持ボルト(10
4)のネジ部上端部をねじ込むことによって、図13に示
すようにユニット支持脚(101)が組み立てられる。尚、
支持板(110)の上面には両面粘着シート(114)が貼着され
るか、又は接着剤層が形成されている。
【0007】このような構造のユニット支持脚(101)
は、支持ボルト(104)の頂端面に設けられた溝部(107)に
ドライバー等の回転用工具の先端を嵌め込んで支持ボル
ト(104)を回転させると、レベル調整用ナット(108)が支
持ボルト(104)に対して上下動し、支持板(110)や、支持
板(110)に支持された床パネルの床面レベルを調整する
ことができる。
【0008】以上のようにして組み立てられたユニット
支持脚(101)を用いて二重床を構築する場合の施工例
は、例えば図14示すように、まず部屋壁又は間仕切り
(121)の所定の高さに沿って際根太(又は根太ユニット)
(112)を設け、そのうえに床パネル(123)の一辺を支持す
る。際根太(112)に接しない床パネル(123)の他の縁部
は、所定ピッチで基礎床(コンクリートスラブ)(120)
上に配置したユニット支持脚(101)に片持たせの状態で
載せて取り付ける。ユニット支持脚(101)と床パネル(12
3)の取付は、支持板(110)上面に貼着した両面粘着シー
ト(114)等を介して行い、床パネル敷設時に床パネル(12
3)を両面粘着シート(114)に圧着して仮固定しておく。
支持板(110)の挿入孔(111)は床パネル(123)の縁部から
露出した状態とし、この挿入孔(111)を通してドライバ
ー等により支持ボルト(104)を回し、床パネル(123)の床
面レベルを調整する。
【0009】隣り合う床パネル(123)も同様に、ユニッ
ト支持脚(101)上に取り付けることにより所定面積施工
する。床面レベルの調整後、床パネル(123)から支持板
(110)に対して釘打ちし、床パネル(123)をユニット支持
脚(101)に固定する。また、接着剤溜まり(113)から接着
剤を注入し、レベル調整用ナット(108)と支持ボルト(10
4)とを接着,固定する。その後、必要に応じて床パネル
(123)の上に捨張り合板(124)を敷設するか、あるいは隣
接する床パネル(123)間の間隙を覆うように比較的剛性
のある粘着テープを貼着した後、クッションフロアー,
CFシート,絨毯,畳,木質フロアー材等の仕上げ材を
敷設し、作業を完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ユニット支持脚(101)
の基礎床(120)への固定は、ユニット支持脚(101)の接床
基台(102)の下面に接着剤を塗布して基礎床(120)の所定
の箇所に固着していた。そのため、二重床の施工性が悪
く、施工時間が長くなると共に施工コストも増大する。
【0011】また、一旦基礎床に接着してしまうと、床
パネル敷設時等にユニット支持脚の位置を微調整しよう
としてもユニット支持脚を移動させることができない。
更には、接床基台(102)が高く不安定であると共に接着
面積が小さいので基礎床との接着強度が弱いという問題
点がある。
【0012】そこで、基礎床への取付位置の調整が容易
で、しかも基礎床に強固に固定できるユニット支持脚
と、それを用いた二重床の施工方法が求められている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のユニ
ット支持脚は、接床基台(1)と、上部にネジ部を有し接
床基台(1)に回動自在に立設された支持支柱(20)と、支
持支柱(20)の上部に螺合されたレベル調整ナット(41)を
介して高さ調整自在に装着された支持板(42)とを有する
ユニット支持脚において、支持支柱(20)は軸方向の中空
部(22)を有し、支持支柱(20)の下端部には側方に拡張さ
れた鍔部(21)が形成されており、接床基台(1)は鍔部(2
1)を保持するための押さえ部(2)を有しており、接床基
台(1)の中央部には支持支柱(20)の中空部(22)に挿入さ
れる突起部(3)が備えられており、接床基台(1)は該突起
部(3)の内側で上下に貫通する中央貫通孔(4)と、下面に
設けられ前記中央貫通孔(4)と連通する主接着溝(6)と、
上下に貫通し主接着溝(6)と連通する主アンカー孔(7)を
有していることを特徴とする。
【0014】支持支柱(20)の中空部(22)に接着剤(A)を
流し込むと、中空部(22)を通って下方に移動した接着剤
(A)により支持支柱(20)の下端部と接床基台(1)とが接着
される。また、接着剤(A)は中央貫通孔(4)を通って主接
着溝(6)に至り、接床基台(1)と基礎床とを接着する。更
に、主アンカー孔(7)に入り込んだ接着剤(A)は接床基台
(1)が基礎床から離れて浮き上がるのを防止するアンカ
ー効果を発揮する。
【0015】請求項2のユニット支持脚は、請求項1記
載のユニット支持脚において、接床基台(1)は押さえ部
(2)相互間の隙間又は押さえ部(2)の内側に上下に貫通す
る流入用貫通孔(9)と、下面に設けられ前記流入用貫通
孔(9)と連通する副接着溝(8)と、上下に貫通し副接着溝
(8)と連通する副アンカー孔(10)を有していることを特
徴とする。
【0016】これによれば、請求項1の場合に加えて、
接床基台(1)と基礎床との接着面積を副接着溝(8)の分だ
け大きくすることができ、副アンカー孔(10)によるアン
カー効果も得られるため、接床基台(1)と基礎床との接
着がより強固,確実なものとなる。
【0017】請求項3のユニット支持脚は、請求項1又
は請求項2記載のユニット支持脚において、外周側ほど
幅が広く深さが浅い接着溝(56)を有することを特徴とす
る。
【0018】これによれば、接床基台(1)と基礎床との
総接着面積が大きくなり、特に接着強度に寄与する外周
側ほど接着面積が大きくなるので、更に強固な接着を行
うことができる。この接着溝(56)は接床基台の外周側に
行くほど深さが浅くなっているので、外周部の強度が大
きく低下することはなく、十分な強度を維持することが
できる。
【0019】また、請求項4の二重床の施工方法は、基
礎床上に請求項1,請求項2,又は請求項3のユニット
支持脚を配置し、ユニット支持脚の支持板(42)に床パネ
ルを載置した後、支持支柱(20)の上部から接着剤(A)を
注入して支持支柱(20)と接床基台(1)、及び接床基台(1)
と基礎床とを接着することを特徴とする。
【0020】これによれば、従来のようにユニット支持
脚を配置するに先立って接床基台(1)の裏面に接着剤を
塗布しておかなくとも、ユニット支持脚にパネルを載置
した後に支持支柱(20)の上部から接着剤(A)を注入する
だけで、支持支柱(20)の中空部(22)を通った接着剤(A)
が支持支柱(20)と接床基台(1)との間、及び接床基台(1)
と基礎床との間に流入し、これらを接着することができ
る。
【0021】請求項5の二重床の施工方法は、基礎床上
に請求項1,請求項2,又は請求項3のユニット支持脚
を配置し、ユニット支持脚の支持板(42)に床パネルを載
置した後、支持支柱(20)の上部から接着剤(A)を注入す
ると共に接床基台(1)の主アンカー孔(7)に接着剤を注入
することにより支持支柱(20)と接床基台(1)、及び接床
基台(1)と基礎床とを接着することを特徴とする。
【0022】これによれば、上記の施工方法に加えて、
主アンカー孔にも接着剤を直接注入するので、接着剤の
充填がより確実なものとなり、硬化した接着剤によるア
ンカー効果も得やすくなる。したがって、基礎床と接床
基台との接着をより強固で確実なものとすることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施例を用
いて説明する。 [実施例1]図11は本実施例のユニット支持脚の正面
図である。図中において(1)は基礎床と接する接床基台
であり、(20)は支持支柱、(41)はレベル調整用ナット、
(42)は支持板、(43)は両面粘着シートである。
【0024】支持支柱(20)の上部に螺合されるレベル調
整用ナット(41)、支持板(42)、両面粘着シート(43)は先
述した従来のものを使用することができる。
【0025】接床基台(1)はゴム、合成樹脂等の比較的
硬質の弾性材料からなり、基礎床面にフィットし、かつ
防振の機能を果たす。
【0026】支持支柱(20)は軸方向に貫通する中空部を
有している。支持支柱(20)は図11のように1本のパイ
プの上方にネジが切られたものでもよいが、図12のよ
うに中空の支持パイプに中空ボルトを取り付けたような
もの(30)を使用してもよい。支持支柱(20)の下端部には
外周方向に突出した鍔部(21)が設けられている。
【0027】図1は本実施例に用いる接床基台の平面
図、図2は同じく底面図、図3は接床基台のa−a断面
図、図4は接床基台のb−b断面図である。また、図5
は接床基台の斜視図である。
【0028】図中(2)は支持支柱(20)の鍔部(21)を保持
するための押さえ部であり、(5)は鍔部を嵌め入れるた
めに押さえ部(2)の内側に形成された凹部である。押さ
え部(2)は同心円上に4箇所配されており、隣接する押
さえ部(2)相互間には隙間が設けられている。
【0029】(3)は接床基台(1)の略中央部に設けられた
突起部であり、同心円上に4箇所配されており、隣接す
る突起部(3)相互間には隙間が形成されている。また、
4箇所配された突起部(3)の中央部には接床基台(1)を上
下方向に貫通する中央貫通孔(4)が設けられている。
【0030】(6)は接床基台(1)の下面に設けられた主接
着溝であり、中央貫通孔(4)と連通し、外周側に向かっ
て放射状に延びている。(7)は主接着溝(6)と連通し接床
基台(1)を上下に貫通する主アンカー孔である。
【0031】(8)は接床基台(1)の下面に設けられた副接
着溝であり、(9)は押さえ部(2)の内側又は押さえ部(2)
相互間に上下方向に貫通するように設けられた流入用貫
通孔であり副接着溝(8)と連通している。よって、押さ
え部(2)内にあふれた接着剤は流入用貫通孔(9)を通って
副接着溝(8)に流入するようになっている。副接着溝(8)
は流入用貫通孔(9)より外周方向に延びて設けられてい
る。
【0032】副接着溝(8)は主接着溝(6)と異なり中央貫
通孔(4)とは連通していない。これは中央まで連通する
溝が多いと接床基台(1)の強度が弱くなってしまうため
である。(10)は副接着溝(8)と連通し上下に貫通する副
アンカー孔である。
【0033】図6及び図7は接床基台(1)を床基礎に接
着した状態を示した一部断面図である。図6の断面部分
はa−a断面であり、図7の断面部分はb−b断面であ
る。また、支持支柱(20)は上端部にドライバーと係合す
るためのドライバー溝(24)が形成されている。尚、支持
支柱(20)を回転させることができれば、上端部形状は図
6に示すものに限定されるものではなく、例えば、支持
支柱の上端部にボックスレンチ等と係合するためのナッ
ト状の六角形頭部を形成したものでもよい。
【0034】施工に際しては、まず支持支柱(20)の下端
に接床基台(1)を取り付けておく。支持支柱(20)の下端
部は周囲に突出した鍔部(21)が形成されており、この鍔
部(21)を接床基台(1)の押さえ部(2)の内側に形成された
凹部(5)に嵌め込んで取り付ける。この状態で支持支柱
(20)は接床基台(1)に立設され、接床基台(1)に対して回
動自在な状態となる。この状態で接床基台(1)の突起部
(3)は支持支柱(20)の中空部(22)内に位置することにな
る。
【0035】そしてユニット支持脚に床パネルを敷設す
るが、接着剤によるユニット支持脚の基礎床への固定は
後の工程で行うので、敷設時には接床基台(1)の下面に
接着剤を予め塗布しておく必要は無い。
【0036】次いで、床面レベルの調整を行うが、支持
支柱(20)は接床基台(1)に対して回動自在に立設されて
いるので、支持支柱(20)をドライバー等で回転させるこ
とにより従来のように床面レベルを調整することができ
る。
【0037】床面レベルを調整した後に床パネルをユニ
ット支持脚に釘止めするが、床面レベル調整後又は、床
パネル釘止め後に、レベル調整用ナット(41)の上部の接
着剤溜まりから接着剤(A)を流し込む。
【0038】支持支柱(20)の周囲に流入した接着剤は従
来のようにレベル調整用ナットと支持支柱(20)とを接
着,固定する。一方、支持支柱(20)の中空部(22)に流し
込まれた接着剤(A)は支持支柱(20)の中空部(22)を通っ
て接床基台(1)の突起部(3)に至る。
【0039】よって、突起部(3)と支持支柱(20)内側と
の間、及び接床基台(1)上面の突起部(3)の周囲と支持支
柱(20)底面との間に接着剤(A)が流入して、接床基台(1)
と支持支柱(20)とが強固に固定される。
【0040】又、接着剤(A)は突起部(3)の内側にある中
央貫通孔(4)を通って接床基台(1)下面の主接着溝(6)に
至る。そして、接着剤(A)は基礎床と主接着溝(6)との間
に形成された空間を接床基台(1)の外周側に向かって流
れて行く。
【0041】主接着溝(6)は主アンカー孔(7)と連通して
おり、接着剤(A)として発泡性の接着剤を用いると、発
泡により体積が増大した接着剤は図6に示すように主ア
ンカー孔(7)を通って接床基台(1)の上面に吹き出すよう
に盛り上がって硬化する。上面に盛り上がって硬化した
接着剤(A)の径が主アンカー孔(7)の径より大きくなるよ
うにすると、仮に接着剤(A)と接床基台(1)下面との間の
接着がはずれて接床基台(1)が基礎床から浮き上がろう
としても、接床基台(1)は主アンカー孔(7)の上面周囲で
硬化した接着剤に引っ掛かり浮き上がることができない
というアンカー効果が得られる。
【0042】また、突起部(3)相互間には隙間が設けら
れているため、支持支柱(20)の下端に達した接着剤(A)
はこの隙間を通って接床基台(1)上面の突起部(3)より外
側に溢れ出る。そして、接着剤(A)は流入用貫通孔(9)を
通って接床基台(1)下面の副接着溝(8)に至り、基礎床と
副接着溝(8)との間に形成された空間を接床基台(1)の外
周側に向かって流れて行く。
【0043】副接着溝(8)は副アンカー孔(10)と連通し
ており、接着剤(A)は図7に示すように副アンカー孔(1
0)を通って接床基台(1)の上面に盛り上がる。上面に盛
り上がって硬化した接着剤(A)の径が副アンカー孔(10)
の径より大きくなるようにすると、上記の主アンカー孔
(7)の場合と同様に浮き上がり防止のアンカー効果が得
られる。
【0044】尚、本実施例では主アンカー孔(7)と副ア
ンカー孔(10)の上部に上面側の径が大きくなるようなテ
ーパーを設けている。この場合は、接着剤が接床基台
(1)の上面に盛り上がらなくても、接着剤がアンカー孔
(7),(10)のテーパー部分にまで入り込めばアンカー効
果が得られる。
【0045】このように支持支柱(20)の上端部より中空
部(22)に接着剤を流し込んで硬化させると、下面の主接
着溝(6)と副接着溝(8)に流れ込んだ接着剤(A)により接
床基台(1)と基礎床とが広い面積で接着されると共に、
アンカー効果により接床基台(1)は基礎床に強固に固定
される。特に、接着剤(A)として発泡硬化する接着剤、
例えば湿気硬化型の発泡ウレタン等を用いると、接床基
台(1)と基礎床の間を隙間無く充填できるので好まし
い。
【0046】接着剤の種類によっては主接着溝(6),主
アンカー孔(7),副接着溝(8),副アンカー孔(10)に十分
充填されない場合があり、そのような場合やさらに確実
な接着を行いたい場合には必要に応じて主アンカー孔
(7)や副アンカー孔(10)から接着剤(A)を直接注入して充
填しても良い。
【0047】又、本実施例では主接着溝(6)の他に副接
着溝(8)を設けたが、主接着溝(6)と主アンカー孔(7)に
より十分な取付強度が得られるような場合には、副接着
溝(8)やそれに連通する流入用貫通孔(9),副アンカー孔
(10)は必ずしも必要ではない。
【0048】このようにユニット支持脚に床パネルを付
設し、床面レベルの調整を行った後であってもユニット
支持脚と基礎床との固定ができるため、従来のような施
工に先立って接床基台(1)の取付位置を厳密に測定し、
接床基台(1)下面に接着剤を塗って基礎床に接着してお
くという手間のかかる作業が不要になる。よって、従来
よりも容易且つ短時間で二重床の施工をすることが可能
となる。尚、本発明の二重床は、マンション,木造住宅
等の構造に関係なく使用することができる。
【0049】[実施例2]図8は本実施例に用いる接床
基台の底面図であり、図9はその接床基台のa−a断面
図である。
【0050】基本的構成は実施例1と同様であるが、接
床基台(51)の主接着溝(56)の形状が異なる。すなわち、
本実施例では主接着溝(56)は接床基台(51)の外周側に行
くほど幅が広くなると共に深さが浅くなっている。
【0051】したがって、総接着面積が大きくなり、特
に接着強度に寄与する外周側ほど接着面積が大きくなる
ので、更に強固な接着を行うことができる。しかも主接
着溝(56)は接床基台(51)の外周側に行くほど深さが浅く
なっているので、外周部の強度が大きく低下することは
なく、十分な強度を維持することができる。
【0052】尚、本実施例では主接着溝(56)を外周側に
行くほどが幅が広くなると共に深さが浅くなる形状とし
たが、主接着溝(56)の代わりに副接着溝を同様の形状と
してもよい。
【0053】[実施例3]図10は本実施例に用いる接
床基台(61)の断面図である。本実施例も基本的構成は実
施例1と同様であるが、接床基台(61)の主接着溝(66)の
表面に凹凸(66a)が設けられている。これにより接着面
積が増大すると共に接着剤の食いつきが良くなるため実
施例1よりも強固な接着を行うことができる。その他の
構成は実施例1と同様である。
【0054】尚、押さえ部、突起部、接着溝、アンカー
孔等の数,大きさ,形状等は必要に応じて適宜変更する
とよく、上記各実施例に示したものに限定されるもので
はない。
【0055】[剥離強度試験]支持脚と床面との接着強
度を調べるために以下に示すような試験を行った。接床
基台の異なる3種のユニット支持脚をコンクリートブロ
ックに実際の施工と同様に支持支柱の中空部に湿気硬化
型発泡ウレタン接着剤を流し込み接着し、特殊合板日本
農林規格の平面引っ張り試験に準じて試験した。試験に
用いたユニット支持脚の接床基台は次の3種である。 (ア) 裏面に接着溝やアンカー孔を有さない接床基台 (イ) 突起部を有していない以外は実施例1と同じ接
床基台 (ウ) 実施例1の接床基台 試験結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】(イ)は(ア)と比較すると、剥離強度は
約1.8倍に向上している。この場合、接床基台とコン
クリートブロック(床面)との接着強度は裏面の接着溝
やアンカー孔によって向上しているが、最終的には接床
基台がコンクリートブロックから剥離する前に支持支柱
が接床基台の押さえ部から離れたため、この部分の抜け
止めを更に強化する必要がある。
【0058】(ウ)は(ア)と比較すると、剥離強度は
約2.5倍に向上している。この場合支持支柱は接床基
台に強固に接着されており、最終的にはコンクリートブ
ロック表面の剥離強度を示しており、大幅な剥離強度の
向上が実現できた。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明により、基礎床
への取付位置の調整が容易で、しかも基礎床に強固に固
定できるユニット支持脚と、それを用いた二重床の施工
方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に用いる接床基台の平面図。
【図2】実施例1に用いる接床基台の底面図。
【図3】実施例1に用いる接床基台のa−a断面図。
【図4】実施例1に用いる接床基台のb−b断面図。
【図5】実施例1に用いる接床基台の斜視図。
【図6】接床基台を床基礎に接着した状態を示した一部
断面図。
【図7】接床基台を床基礎に接着した状態を示した一部
断面図。
【図8】実施例2に用いる接床基台の底面図。
【図9】実施例2に用いる接床基台のa−a断面図。
【図10】実施例3に用いる接床基台の断面図。
【図11】ユニット支持脚の正面図。
【図12】他の支持支柱を備えたユニット支持脚の正面
図。
【図13】従来のユニット支持脚の部分断面図。
【図14】従来のユニット支持脚を用いて二重床の床パ
ネルを施工した状態を示す破断斜視図。
【符号の説明】
(1) 接床基台 (2) 押さえ部 (3) 突起部 (4) 中央貫通孔 (5) 凹部 (6) 主接着溝 (7) 主アンカー孔 (8) 副接着溝 (9) 流入用貫通孔 (10) 副アンカー孔 (20) 支持支柱 (21) 支持支柱の鍔部 (22) 支持支柱の中空部 (23) 支持支柱のネジ部 (24) 支持支柱のドライバー溝 (A) 接着剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接床基台と、上部にネジ部が形成され接
    床基台に回動自在に立設された支持支柱と、支持支柱の
    上部に螺合されたレベル調整ナットを介して高さ調整自
    在に装着された支持板とを有するユニット支持脚におい
    て、 支持支柱は軸方向に中空部を有し、支持支柱の下端部に
    は側方に拡張された鍔部が形成されており、 接床基台は鍔部を保持するための押さえ部を有してお
    り、接床基台の中央部には支持支柱の中空部に挿入され
    る突起部が備えられており、接床基台には該突起部の内
    側で上下に貫通する中央貫通孔と、下面に設けられ前記
    中央貫通孔と連通する主接着溝と、上下に貫通し主接着
    溝と連通する主アンカー孔を有していることを特徴とす
    るユニット支持脚。
  2. 【請求項2】 接床基台は押さえ部相互間の隙間又は押
    さえ部の内側に上下に貫通する流入用貫通孔と、下面に
    設けられ前記流入用貫通孔と連通する副接着溝と、上下
    に貫通し副接着溝と連通する副アンカー孔を有している
    ことを特徴とする請求項1記載のユニット支持脚。
  3. 【請求項3】 外周側ほど幅が広く深さが浅い接着溝を
    有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のユ
    ニット支持脚。
  4. 【請求項4】 基礎床上に請求項1,請求項2,又は請
    求項3のユニット支持脚を配置し、ユニット支持脚の支
    持板に床パネルを載置した後、支持支柱の上部から接着
    剤を注入して支持支柱と接床基台、及び接床基台と基礎
    床とを接着することを特徴とする二重床の施工方法。
  5. 【請求項5】 基礎床上に請求項1,請求項2,又は請
    求項3のユニット支持脚を配置し、ユニット支持脚の支
    持板に床パネルを載置した後、支持支柱の上部から接着
    剤を注入すると共に接床基台の主アンカー孔に接着剤を
    注入することにより支持支柱と接床基台、及び接床基台
    と基礎床とを接着することを特徴とする二重床の施工方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174999A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Mirai Ind Co Ltd 床構成材用支持具
KR101454705B1 (ko) * 2013-05-23 2014-10-27 주식회사 해광 다이캐스팅 금형을 이용하여 제조되는 이중마루 패널 설치용 패드 및 그 제조 방법
JP2015175218A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 淡路技建株式会社 床下地用支持脚及びこれに用いられる台座
WO2022079857A1 (ja) * 2020-10-15 2022-04-21 株式会社日立製作所 接合部材の接着構造及びエレベーター装置

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