JPH1193777A - 天然ガス改質装置及び該装置を備えたガスエンジン - Google Patents
天然ガス改質装置及び該装置を備えたガスエンジンInfo
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Abstract
H2 の改質燃料に熱分解する天然ガス改質装置を提供す
ると共に,該天然ガス改質装置を用いて熱効率を改善す
ると共に排気ガス中のCO2 を熱分解に使用して放出す
る排気ガス中のCO2 含有量を低減し,NOX の発生を
抑制するガスエンジンを提供する。 【解決手段】 天然ガス改質装置2は,排気ガスパイプ
50内に排気ガス通路44を形成する排気ガス通路体5
1を配置し,排気ガスパイプ50の外側にガス燃料が流
れるガス燃料ケース52を配置し,ガス燃料ケース52
内にガス燃料通路45を形成する多孔質セラミックスか
ら成る多孔質部材53を配置し,多孔質部材53の表面
にCH4 とCO2 をCOとH2 の改質燃料に変換させる
作用を有する触媒33を被覆し,更にガス燃料パイプ5
0の外周に断熱材55を配置する。
Description
然ガス等のガス燃料を排気ガスの熱エネルギによって改
質する天然ガス改質装置及び該装置によってガス燃料を
改質燃料にして熱効率をアップさせるガスエンジンに関
する。
ジンは,コージェネレーションシステムとして開発が進
められている。コージェネレーションシステムは,動力
を発電機で電気エネルギとして取り出し,排気ガスエネ
ルギが有する熱を熱交換器で水を加熱して温水にし,該
温水を給湯用として利用している。従来,天然ガスを燃
料とするエンジンとして,例えば,特開平6−1088
65号公報,特開平6−101495号公報に開示され
たものがある。
たコージェネレーション型ガスエンジンは,排気ガスを
ターボチャージャ,エネルギ回収装置及び蒸気発生装置
を通して排気ガス温度を低下させ,低温の排気ガスをE
GRに使用してNOX を低減するものであり,遮熱型ガ
スエンジンからの排気ガスによってターボチャージャを
駆動し,該ターボチャージャからの排気ガスで発電機を
備えたエネルギ回収装置を駆動する。該コージェネレー
ション型ガスエンジンは,エネルギ回収装置からの排気
ガスを熱交換器の蒸気発生装置に送り込み,蒸気発生装
置で水を蒸気に変換し,該蒸気で蒸気タービンを駆動し
て電気エネルギとして回収する。
ガスエンジンでは,燃焼室をセラミックス等の材料で遮
熱構造に構成すると,空気の圧縮温度が天然ガスの自己
着火温度以上に上昇するので,点火装置が不要になり,
また,空気を導入する主室の他に,燃料を導入する副室
を設け,主室と副室との間に制御弁を設け,ディーゼル
サイクルによる作動によって高い効率のコージェネレー
ション用のエンジンを提供することができる。ガスエン
ジンの排気ガスは,燃焼室を遮熱構造に構成した場合
に,850℃以上の高温になる。高温の排気ガスから熱
エネルギを回収して,エンジンの熱効率を向上させるこ
とができる。
ンCH4 であることが知られている。燃料のCH4 は,
発熱量が大きく,自然界に多く存在するので,将来の石
油代替燃料として期待されている。また,CH4 をCO
2 の存在のもとで触媒を介して熱分解させると,CH4
はCO(一酸化炭素)とH2 (水素)に変換されるが,
COとH2 の合計の発熱量は,CH4 の発熱量以上のも
の,即ち,1.38倍になる。そこで,遮熱型ガスエン
ジンの高温の排気ガスの熱エネルギを,CH4の熱分解
に利用して天然ガスを改質燃料に改質することによっ
て,改質燃料の発熱を増加させ,エンジンの熱効率を向
上させ,省資源にすると共に,CO2 の排出を抑制する
ことができる。
の課題を解決することであり,天然ガスの主成分のCH
4 ガスを改質するため,CH4 にCO2 を混合して触媒
の助けによって排気ガスの熱エネルギを利用してCOと
H2 とに改質する天然ガス改質装置を提供すると共に,
天然ガス改質装置を排気マニホルドの直近の排気通路や
排気マニホルドの集合管に設け,ガス燃料を改質燃料に
変換する場合に使用するCO2 をエンジンが排出する排
気ガスから分離膜を通じて確保し,排気ガス中のCO2
を改質に利用してCO2 の放出を低減すると共に,ガス
燃料を改質燃料に変換することによって熱効率を向上さ
せると共に,NOX の発生を低減した天然ガス改質装置
を備えたガスエンジンを提供することである。
ガスが流れる排気ガスパイプ,前記排気ガスパイプ内に
配置され且つ排気ガス通路を形成するハニカム又は通路
孔を備えた多孔質から成る排気ガス通路体,前記排気ガ
スパイプの外側に配置され且つガス燃料供給源から供給
されるCH4 を主成分とするガス燃料を供給する入口と
排気ガスから分離したCO2 を供給する入口を持つガス
燃料ケース,前記ガス燃料ケース内に配置され且つガス
燃料通路を形成する多孔質セラミックスから成る多孔質
部材,前記ガス燃料通路を形成する前記多孔質部材の表
面に被覆され且つCH4 とCO2 とを排気ガスが有する
熱エネルギによって熱分解させてCOとH2 の改質燃料
に変換させる作用を有する触媒,及び前記ガス燃料ケー
スの外周に配置された断熱材,から成る天然ガス改質装
置に関する。
ば,触媒がNiの場合には,1400〜1500℃のN
iの蒸気を多孔質セラミックスから成る多孔質部材に流
すことによって,多孔質部材のオープンポアの表面にN
iを容易に蒸着することができる。また,前記断熱材
は,SiC等のセラミック不織布から成る。
通路体,前記ガス燃料ケース及び前記多孔質部材は,耐
熱性で熱伝導率が大きいSi3 N4 又はSiCから成る
セラミックスから構成され,場合によっては,一体構造
に形成することができる。また,前記排気ガスパイプ
は,排気ガスが流れるハニカム構造の前記排気ガス通路
体とガス燃料が流れる多孔質セラミックスの前記多孔質
部材との隔壁を形成するものであり,緻密質のセラミッ
ク構造体に形成されている。
れるハニカムや通路孔を持つ構造に形成することによっ
て前記排気ガス通路体の流路抵抗を小さく調整し,ま
た,ガス燃料が流れる前記多孔質部材はCH4 に適正な
改質時間を与えるように調整されており,天然ガス改質
装置で熱分解以上の排気ガス熱エネルギを奪うことがな
いように調整されている。
2 が流入する側と前記改質燃料が流出する側とから多数
の通穴が形成されている。更に,前記ガス燃料ケースに
開口するCH4 を主成分とするガス燃料を供給する前記
入口と排気ガスから分離したCO2 を供給する前記入口
とは,前記ガス燃料と前記CO2 とが混合を促進するよ
うに互いに対向して形成されている。
前記排気ガス通路体がハニカム又は通路孔を備えた多孔
質から構成されているので,排気ガスの流れに損失を与
えることがなく,後流へ排出させることができる。ま
た,前記多孔質部材は,壁面に触媒が被覆された多孔壁
面に接触しつつガス燃料とCO2 との混合ガスが流れる
ので,ガス燃料とCO2 との流速が遅くなり,熱分解に
十分な反応時間を確保できる。
天然ガス燃料を収容した燃料タンク,前記燃料タンクか
ら供給されるCH4 を燃焼室から排出される排気ガスの
熱エネルギによって熱分解して改質燃料に変換させる排
気通路に配置された請求項1に記載の前記天然ガス改質
装置,前記改質燃料を前記燃焼室へ供給する改質燃料供
給装置,前記天然ガス改質装置の後流の前記排気通路に
設けられたターボチャージャ,前記ターボチャージャの
後流の前記排気通路に設けられた熱交換器を備えたラン
キンサイクル,及び前記ランキンサイクルの後流の前記
排気通路に設けられたCO2 分離膜によって前記排気ガ
スからCO2 を分離し且つCO2 を前記天然ガス改質装
置のガス燃料ケースに供給するCO2 供給装置,から成
る天然ガス改質装置を備えたガスエンジンに関する。
リカ,ゼオライト系の多孔質セラミックスから成る無機
分離膜で構成されている。前記CO2 分離膜は,セラミ
ックスに細かいオープン孔を形成した多孔体の膜から構
成し,例えば,CO2 の分子径がN2 やO2 の分子径よ
り小さいことを利用し,分子ふるい効果を利用して排気
ガス中からCO2 を分離することができ,使用温度が3
50℃と高いため,本発明には有効に適用できる。
O2 は,燃焼室へ改質燃料と共に供給される。前記燃焼
室には,CH4 ,CO,H2 ,CO2 の混合ガスが前記
燃焼室の副室に導入されるため,制御弁が開放して副室
の混合ガスが,前記燃焼室の主室の圧縮空気と混合して
燃焼する時,CO2 が存在することによるNOX の発生
が抑制され,NOX の発生を100ppm以下に抑える
ことができる。
配置された前記第1熱交換器,前記第1熱交換器で発生
した水蒸気によって駆動される蒸気タービン,前記蒸気
タービンから排出された水蒸気を水に変換するコンデン
サ,前記コンデンサからの水を水蒸気に変換し且つ該水
蒸気を前記第1熱交換器に供給するため前記第1熱交換
器の後流の前記排気通路に配置された第2熱交換器,か
ら構成されている。
ンは,上記の構成において,前記燃焼室をセラミック部
材によって遮熱構造に構成すると,前記燃焼室から排出
される排気ガスの温度は,例えば,前記触媒反応器では
900℃〜800℃程度であってCH4 の熱分解に十分
に寄与でき,次いで,前記ターボチャージャで回収され
て150℃程度低下し,次いで,前記第1熱交換器で回
収されて200℃程度低下し,最後に前記第2熱交換器
で回収されて200℃程度低下する。従って,前記CO
2 分離装置には,排気ガス温度を350℃〜250℃程
度にまで低下させた排気ガスを供給することになり,前
記CO2 分離装置において排気ガスからCO2 を良好に
分離させることができる。前記CO2 分離膜は,セラミ
ック多孔体であるので耐熱性に富み,しかも300℃程
度で最も活性化して排気ガスからCO2 が良好に分離さ
れる。
ンは,上記のように構成したので,天然ガスの主成分の
CH4 にCO2 を混合して触媒の助けによって排気ガス
の熱エネルギで熱分解させ,改質燃料COとH2 に変換
させるので,発熱量を約3.8割程度アップさせること
ができ,エンジンの熱効率を向上させることができる。
上記分解反応は,NiやPt等の触媒上にCH4 とCO
2 の混合ガスを通し,約800℃以上に加熱すると,熱
分解が発生する反応であり,CO2 は一酸化炭素へ分解
し,CH4 はCOとH2 に分解する。また,燃焼室を遮
熱構造に構成することによって,燃焼室からの排気ガス
は高温状態となり,排気ガス温度800℃以上となり,
上記熱分解の反応をスムースに達成させることができ
る。
ンは,上記のように構成されているので,ディーゼルサ
イクルによるガスエンジンでの熱効率を42%とする
と,発電機を備えたターボチャージャにより熱効率が約
8%向上し,蒸気タービンにより熱効率が約5%向上
し,更に,CH4 をCOとH2 に熱分解することにより
発熱量が1.38倍となるので,CH4 の熱分解率を5
0%とすると,ガスエンジン全体で65.5%の熱効率
を期待できる。
による天然ガス改質装置及び該装置を備えたガスエンジ
ンの実施例を説明する。まず,図1及び図2を参照し
て,この発明による天然ガス改質装置を説明する。図1
はこの発明による天然ガス改質装置の一実施例を示す断
面図,及び図2は図1の天然ガス改質装置の線A−Aに
おける断面図である。
ン1(図3)から排出された排気ガスが流れる排気ガス
パイプ50,排気ガスパイプ50の外側に配置され且つ
ガス燃料供給源11(図3)から供給されるCH4 を主
成分とするガス燃料とCO2が流れるガス燃料ケース5
2,エンジン1の排気通路8に組み込むために排気ガス
パイプ50の両端に設けられた取付部46,及びガス燃
料ケース52の外周に配置されたケーシング54内に充
填された断熱材55から構成されている。
50内に配置され且つ排気ガス通路44を形成するハニ
カム又は通路孔を備えた多孔質から成る排気ガス通路体
51,ガス燃料ケース52内に配置され且つガス燃料通
路45を形成する多孔質セラミックスから成る多孔質部
材53,及びガス燃料通路45を形成する多孔質部材5
3の表面に被覆され且つCH4 とCO2 とを排気ガスが
有する熱エネルギによって熱分解させてCOとH2 の改
質燃料に変換させる作用を有する触媒33から構成され
ている。また,ガス燃料ケース52には,その上流側に
CO2 通路22と天然ガス供給通路34とが接続され,
下流側に改質燃料供給路9が接続されている。
給源から天然ガス供給通路34を通じて供給されるCH
4 を主成分とするガス燃料を供給する入口と,排気ガス
から分離したCO2 をCO2 通路22を通じて供給する
入口が開口している。更に,図1に示すように,ガス燃
料ケース52に開口するCH4 を主成分とするガス燃料
を供給する前記入口と排気ガスから分離したCO2 を供
給する前記入口とは,ガス燃料とCO2 とが混合を促進
するように互いに対向して形成されている。また,ガス
燃料ケース52内に設けられた多孔質部材53の上流に
は,分離ガスのCO2 と天然ガスのCH4 とが混合でき
る混合室47が形成されているので,多孔質部材53に
はCO2 とCH4 との混合ガスが通過するようになる。
は,Ni又はPtから成る。断熱材55は,耐熱性のS
iC,Si3 N4 等のセラミック不織布及び断熱空気層
から構成されている。更に,排気ガスパイプ50,排気
ガス通路体51,ガス燃料ケース52及び多孔質部材5
3は,耐熱性で熱伝導率が大きいAlN等を含むSi3
N4 又はSiCから成るセラミックスから構成されてい
る。
パイプ50は,排気ガス通路44とガス燃料通路45と
の隔壁を構成している。また,ガス燃料ケース52は,
熱輻射板を形成している。多孔質部材53には,ガス燃
料とCO2 が流入する側から穿孔された多数の通穴56
と,改質燃料が流出する側から穿孔された多数の通穴5
7が形成されている。
の発明による天然ガス改質装置を備えたガスエンジンを
説明する。図3はこの発明による天然ガス改質装置を備
えたガスエンジンの一実施例を示す説明図,図4は図3
のガスエンジンに組み込まれた発電機を備えたターボチ
ャージャを示す説明図,及び図5は図3のガスエンジン
に組み込まれた蒸気タービンを示す説明図である。
ンは,CH4 を主成分とする天然ガスを燃料とし,例え
ば,コージェネレーションシステムに適用でき,燃焼室
がシリンダに形成された主室1Aと,主室1Aに連絡口
を通じて連通するシリンダヘッド30に形成した副室1
Bとから副室式ガスエンジンに構成されている。ガスエ
ンジン1は,燃焼室の主室1Aからの排気ガスを排出す
るため排気マニホルド39と,吸気通路10を通じて主
室1Aへ吸気を供給するため吸気マニホルド40が設け
られている。吸気通路10からの吸入空気は吸気マニホ
ルド40を通じて主室1Aへ供給され,主室1Aからの
排気ガスは排気マニホルド39から排気通路8へ排出さ
れる。副室1Bへ供給される天然ガスを改質した改質燃
料は,燃料加圧ポンプ13の作動によって改質燃料供給
路9を通じて副室1Bへ供給される。
と副室1Bは,セラミック部材,遮熱層等によって遮熱
構造に構成されている。副室1Bは制御弁31による連
絡口の開放によって主室1Aに連通するように構成され
ている。主室1Aには,ターボチャージャ3のコンプレ
ッサ16からの圧縮空気が吸気通路10を通じて供給さ
れ,副室1Bには,燃料弁32による燃料供給口の開放
によって改質燃料供給路9から副室1Bへ改質燃料が供
給される。
8を通じて排出される排気ガスの熱エネルギによって天
然ガスのCH4 をCO2 の存在によって改質燃料に変換
する天然ガス改質装置2が排気通路8に設けられてい
る。天然ガス改質装置2は,排気マニホルド39の付近
の排気通路8に設けるか,場合によっては,排気マニホ
ルド39の集合管に一体に設けることができる。天然ガ
ス改質装置2の後流の排気通路8には,排気ガスで駆動
されるターボチャージャ3が設けられている。ガスエン
ジン1は,天然ガス燃料を収容した燃料タンク11,改
質燃料を燃焼室の副室1Bへ供給する改質燃料供給装置
を構成する燃料加圧ポンプ13,ターボチャージャ3の
後流に設けられたランキンサイクル,及びランキンサイ
クルの後流に設けられ且つ排気ガスからCO2 を分離す
るCO2 分離膜37と分離されたCO2 を天然ガス改質
装置2に供給する供給ポンプ38とから成るCO2 供給
装置7を有している。ランキンサイクルは,ターボチャ
ージャ3の後流の排気通路8Aに設けられた第1熱交換
器4,第1熱交換器4で発生した水蒸気によって駆動さ
れる蒸気タービン5,蒸気タービン5から排出された水
蒸気を水に変換するコンデンサ14,及び第1熱交換器
4の後流の排気通路8Bに配置され且つコンデンサ14
からの水を水蒸気に変換する第2熱交換器6から構成さ
れている。
ら大気に放出される排気ガスは,CO2 が少なくN2 ガ
ス等であるので,環境悪化となる大気汚染になることが
ない。天然ガス改質装置2は,排気マニホルド39の集
合部に連通する排気通路8に配置されている。ガスエン
ジン1における主室1Aと副室1Bは,セラミック部材
及び遮熱層によって遮熱構造に構成されているので,主
室1Aから排気マニホルド39を通じて排出される排気
ガスは約900℃〜800℃の高温ガスであり,CH4
を熱分解して改質するのに十分に高温である。
改質装置2の排気ガス通路を流れることによって,Ni
やPtの触媒33が充填されているガス体燃料通路が加
熱される。そこで,約800℃以上の高温にされたガス
体燃料通路を流れるCH4 とCO2 との混合ガスが触媒
33に接触し,CH4 はCOとH2 に熱分解し,CO2
はCOに熱分解され,COとH2 との改質燃料に変換さ
れる。次いで,天然ガスが変換された改質燃料は,燃料
加圧ポンプ13によって改質燃料供給路9を通じて吸気
マニホルド40からそれぞれの気筒の副室1Bへ供給さ
れる。
を天然ガス改質装置2で熱分解に作用させた後に,該熱
エネルギをターボチャージャ3,第1熱交換器4及び第
2熱交換器6によって回収するように構成されている。
また,ターボチャージャ3の後流で且つ第1熱交換器4
の上流側の排気通路8Aには,天然ガス改質装置2から
の改質燃料を噴射する燃料ノズル24が設けられてい
る。燃料ノズル24への改質燃料は,天然ガス改質装置
2から補助燃料供給路23を通じて供給される。
に,排気ガスによって駆動されるタービン15,タービ
ン15にシャフト18によって連結され且つタービン1
5によって駆動されるコンプレッサ16,及びシャフト
18に対して設けた交流機即ち発電機17から構成され
ている。コンプレッサ16は,タービン15によって駆
動され,空気を加圧して圧縮空気とし,該圧縮空気を吸
気通路10を通じて吸気マニホルド40からそれぞれの
気筒の主室1Aへ供給する。発電機17は,タービン1
5の回転力を電力として取り出して排気ガスエネルギを
電気エネルギとして回収することができる。
された蒸気が流れる多孔質セラミック部材が配置された
蒸気通路35と,蒸気通路35に配置された排気ガスが
流れる多孔質セラミック部材が配置された排気ガス通路
28とから構成されている。また,第2熱交換器6は,
蒸気が流れる多孔質セラミック部材が配置された水を貯
留できる水・蒸気通路36と,水・蒸気通路36の周り
に配置され且つ第1熱交換器4からの排気ガスが流れる
多孔質セラミック部材が配置された排気ガス通路29と
から構成されている。
1熱交換器4で発生した蒸気によって駆動されるタービ
ン19,及びシャフト21に対して設けられた発電機2
0から構成されている。従って,蒸気エネルギはタービ
ン19を駆動し,その回転力は発電機20によって電力
として回収される。排気通路8Bに設けられた第2熱交
換器6は,気相−液相熱交換器であり,排気ガスエネル
ギによって蒸気を発生させ,該蒸気は蒸気通路41を通
じて第1熱交換器4へ送り込まれる。蒸気タービン5を
駆動した蒸気は,低温蒸気(水分含有蒸気)との流体に
なって流体通路27を通ってコンデンサ14へ放出さ
れ,コンデンサ14で高温水となって水ポンプ12によ
って水通路26を通じて第2熱交換器6へ再び送り込ま
れる。また,第2熱交換器6を通過した排気ガスは,熱
エネルギをほとんど回収された状態の低温の排気ガス
(例えば,200℃程度)となってCO2 供給装置7へ
送り込まれる。
スが流れる排気通路8Cに配置された複数のロッド状の
CO2 分離膜37を収容したCO2 供給装置7から構成
されている。排気通路8CからCO2 供給装置7に送り
込まれた排気ガスは,CO2分離膜37を通過したCO
2 が排気ガス中から分離され,CO2 分離膜37を通過
できないN2 ,O2 ,H2 O等はCO2 分離膜37を迂
回して排気通路へ排出され,分離されたCO2 はCO2
供給ポンプ38の作動によってCO2 供給通路22を通
じて天然ガス改質装置2に供給される。CO2 供給装置
7に収容されたCO2 分離膜37は,アルミナ,シリ
カ,ゼオライト系多孔質セラミックスから成る分離膜で
構成されたセラミック多孔体であり,一種の濾過膜であ
り,分子径の大きいN2 やO2 ,H2 O(水蒸気)を通
過させることができず,分子径の小さいCO2 を通過さ
せ,CO2 をCO2 吸引供給ポンプ38の作動によって
CO2 供給通路22を通って天然ガス改質装置2へ送り
込むことができる。
37を通過できなかったN2 ,H2Oガス(水蒸気)
は,排気通路8Dから大気へ排出される。排気通路8D
には,例えば,圧力調整弁42が設けられており,圧力
調整弁42によって大気へ放出される排気ガスの圧力が
調整され,CO2 供給装置7におけるCO2 分離膜37
を通じてCO2 吸引供給ポンプ38によって取り込まれ
るCO2 の取込み量が調整されている。
ンは,上記のように構成され,次のように作動する。制
御弁31が閉鎖した状態で,吸気弁の開放によってター
ボチャージャ3のコンプレッサ16からの空気が吸気通
路10を通じて吸気マニホルド40から主室1Aに供給
される。主室1Aの空気は制御弁31の閉鎖状態で圧縮
行程において圧縮される。一方,天然ガス燃料が燃料タ
ンク11から天然ガス供給通路34を通じて天然ガス改
質装置2へ供給され,天然ガスが改質燃料に変換される
と共に,制御弁31が閉鎖した状態で燃料弁32が開放
し,燃料加圧ポンプ13が作動し,天然ガス改質装置2
から改質燃料が改質燃料供給路9を通じて副室1Bに供
給される。圧縮行程上死点近傍で制御弁31が開放し,
主室1Aの圧縮空気が副室1Bに流入し,改質燃料が圧
縮空気と混合して着火燃焼し,膨張行程に移行してピス
トン43に仕事をする。
排気ガスが排気通路8を通じて排出される。高温の排気
ガスは天然ガス改質装置2を通る際に,その熱エネルギ
によって天然ガスを改質燃料に変換し,次いで,ターボ
チャージャ3へ送り出される。ターボチャージャ3で
は,タービン15を駆動し,その回転力は発電機17で
電気エネルギに変換されると共に,コンプレッサ16を
駆動する。発電機17で得られた電力は,バッテリに蓄
電されたり,補機を駆動するのに消費される。また,コ
ンプレッサ16は空気を吸気通路10を通じて燃焼室へ
供給する機能を果たす。ターボチャージャ3のタービン
15を通過して排気ガスは排気通路8Aと通じて第1熱
交換器4へ送り込まれる。
れており,燃料ノズル24は,天然ガス改質装置2から
補助燃料供給路23を通じて送り込まれた改質燃料の一
部を排気通路8Aに噴射する。排気通路8Aを流れる排
気ガスには多量のO2 が含まれているので,燃料ノズル
24から噴射された改質燃料は着火燃焼し,排気ガスの
エンタルピを増加させる。第1熱交換器4へ送り込まれ
た排気ガスは,排気ガス通路28を通過し,次いで,排
気ガス8Bを通じて第2熱交換器6へ送り込まれる。排
気ガスは,排気ガス通路28を通過する際に,第2熱交
換器6から蒸気通路41を通って蒸気通路35に送り込
まれた蒸気と熱交換して高温に加熱する。
は,高温蒸気通路25を通って蒸気タービン5へ送り込
まれ,タービン19を駆動する。タービン19の駆動に
よって発電機20が発電する。高温蒸気は蒸気タービン
5を駆動した後,低温蒸気や水から成る流体に変換さ
れ,該流体は流体通路27を通じてコンデンサ14へ送
られて水になり,その水は水ポンプ12の駆動によって
水通路26を通じて第2熱交換器6の水・蒸気通路36
へ送り込まれる。
込まれた排気ガスは,第2熱交換器6の排気ガス通路2
9を通じて排気通路8Cへ送り出される。排気ガスは,
排気ガス通路29を通過する際,水・蒸気通路36を通
る水を熱交換によって蒸気に変換する。排気通路8Cへ
送り出された排気ガスは,天然ガス改質装置2,ターボ
チャージャ3,第1熱交換器4及び第2熱交換器6によ
って熱エネルギが回収されており,例えば,200℃程
度にまで温度低下しているので,CO2 供給装置7に送
り出してもCO2 分離膜37を損傷することがない。C
O2 供給装置7に送り込まれた排気ガスは,CO2 分離
膜37を通過することによって,排気ガスからCO2 が
分離される。分離されたCO2 は,CO2 吸引供給ポン
プ38の作動によってCO2 供給装置7からCO2 供給
通路22を通って天然ガス改質装置2へ送り込まれる。
CO2 分離膜37を通過することによりCO2 が分離さ
れ,CO2 が分離された排気ガスは,CO2 の含有量を
低減されたN2 ,H2 O等から成り,排気通路8Dから
大気へ放出される。
記のように構成されているので,排気ガスの流れに損失
を与えることなく,排気ガスがスムースに流れることが
でき,また,ガス燃料が流速が遅く触媒に接触してガス
燃料の十分な熱分解反応時間を確保でき,天然ガスの主
成分のCH4 がH2 とCOに良好に変換される。
備えたガスエンジンは,上記のように構成されているの
で,天然ガスの主成分であるCH4 を,排気ガスから分
離されたCO2 と混合し,該混合ガスを触媒に通して排
気ガスの熱エネルギで約900〜800℃の高温状態で
熱分解し,CH4 をCOとH2 に変換して発熱量をアッ
プする。ガスエンジンから大気に放出される排気ガス
は,CO2 が排除されているので,N2 やH2 Oガスで
あり,排気ガスが大気汚染の原因になることがなく,環
境を悪化させることがない。排気ガスの熱エネルギは,
CH4 の熱分解に寄与した後に,排気通路に設けたター
ボチャージャ,第1熱交換器及び第2熱交換器で回収さ
れる。即ち,ガスエンジンは,排気ガスの熱エネルギに
よってターボチャージャを駆動し,該ターボチャージャ
のタービンから排気される排気ガスで第1熱交換器及び
第2熱交換器で蒸気を発生させ,該蒸気で蒸気タービン
を駆動し,該蒸気タービンを駆動して発電機で電力とし
て回収できる。
示す断面図である。
面図である。
エンジンの一実施例を示す説明図である。
えたターボチャージャを示す説明図である。
ンを示す説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 エンジンから排出された排気ガスが流れ
る排気ガスパイプ,前記排気ガスパイプ内に配置され且
つ排気ガス通路を形成するハニカム又は通路孔を備えた
多孔質から成る排気ガス通路体,前記排気ガスパイプの
外側に配置され且つガス燃料供給源から供給されるCH
4 を主成分とするガス燃料を供給する入口と排気ガスか
ら分離したCO2 を供給する入口を持つガス燃料ケー
ス,前記ガス燃料ケース内に配置され且つガス燃料通路
を形成する多孔質セラミックスから成る多孔質部材,前
記ガス燃料通路を形成する前記多孔質部材の表面に被覆
され且つCH4 とCO2 とを排気ガスが有する熱エネル
ギによって熱分解させてCOとH2 の改質燃料に変換さ
せる作用を有する触媒,及び前記ガス燃料ケースの外周
に配置された断熱材,から成る天然ガス改質装置。 - 【請求項2】 前記触媒は,Ni又はPtから成る請求
項1に記載の天然ガス改質装置。 - 【請求項3】 前記断熱材は,セラミック不織布から成
る請求項1に記載の天然ガス改質装置。 - 【請求項4】 前記排気ガスパイプ,前記ガス通路体,
前記ガス燃料ケース及び前記多孔質部材は,熱伝導率が
大きいAlNを含む耐熱性のSi3 N4 又はSiCから
成るセラミックスから構成されている請求項1に記載の
天然ガス改質装置。 - 【請求項5】 前記多孔質部材には,前記ガス燃料とC
O2 が流入する側と前記改質燃料が流出する側とから多
数の通穴が形成されている請求項1に記載の天然ガス改
質装置。 - 【請求項6】 前記ガス燃料ケースに開口するCH4 を
主成分とするガス燃料を供給する前記入口と排気ガスか
ら分離したCO2 を供給する前記入口とは,前記ガス燃
料と前記CO2 とが混合を促進するように互いに対向し
て形成されている請求項1に記載の天然ガス改質装置。 - 【請求項7】 CH4 を主成分とする天然ガス燃料を収
容した燃料タンク,前記燃料タンクから供給されるCH
4 を燃焼室から排出される排気ガスの熱エネルギによっ
て熱分解して改質燃料に変換させる排気通路に配置され
た請求項1に記載の前記天然ガス改質装置,前記改質燃
料を前記燃焼室へ供給する改質燃料供給装置,前記天然
ガス改質装置の後流の前記排気通路に設けられたターボ
チャージャ,前記ターボチャージャの後流の前記排気通
路に設けられた熱交換器を備えたランキンサイクル,及
び前記ランキンサイクルの後流の前記排気通路に設けら
れたCO2 分離膜によって前記排気ガスからCO2 を分
離し且つCO2 を前記天然ガス改質装置のガス燃料ケー
スに供給するCO2 供給装置,から成る天然ガス改質装
置を備えたガスエンジン。 - 【請求項8】 前記ランキンサイクルは,前記排気通路
に配置された前記第1熱交換器,前記第1熱交換器で発
生した水蒸気によって駆動される蒸気タービン,前記蒸
気タービンから排出された水蒸気を水に変換するコンデ
ンサ,前記コンデンサからの水を水蒸気に変換し且つ該
水蒸気を前記第1熱交換器に供給するため前記第1熱交
換器の後流の前記排気通路に配置された第2熱交換器,
から構成されている請求項6に記載の天然ガス改質装置
を備えたガスエンジン。 - 【請求項9】 前記CO2 分離膜は,アルミナ,シリ
カ,ゼオライト系の多孔質セラミックスから成る無機分
離膜で構成されていることから成る請求項6に記載の天
然ガス改質装置を備えたガスエンジン。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27038997A JP3617276B2 (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 天然ガス改質装置及び該装置を備えたガスエンジン |
| US09/115,747 US5943859A (en) | 1997-09-18 | 1998-07-15 | Natural gas reforming apparatus, oxygen eliminating apparatus provided in the same apparatus, and natural gas reforming apparatus-carrying gas engine |
| DE19836760A DE19836760A1 (de) | 1997-09-18 | 1998-08-13 | Erdgasspaltvorrichtung, Erdgasspaltvorrichtung mit Sauerstoffbeseitigungsvorrichtung sowie Gasmotor mit Erdgasspaltvorrichtung |
| CN98117360A CN1211678A (zh) | 1997-09-18 | 1998-08-21 | 天然气改质装置,设在该装置上的除氧装置、以及备有天然气改质装置的燃气发动机 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27038997A JP3617276B2 (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 天然ガス改質装置及び該装置を備えたガスエンジン |
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|---|---|
| JPH1193777A true JPH1193777A (ja) | 1999-04-06 |
| JP3617276B2 JP3617276B2 (ja) | 2005-02-02 |
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ID=17485589
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27038997A Expired - Fee Related JP3617276B2 (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 天然ガス改質装置及び該装置を備えたガスエンジン |
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1359310A4 (en) * | 2001-02-01 | 2006-01-04 | Yanmar Co Ltd | PETROL ENGINE |
| US7059130B2 (en) | 2002-02-13 | 2006-06-13 | Ship & Ocean Foundation | Heat exchanger applicable to fuel-reforming system and turbo-generator system |
| JP2007522377A (ja) * | 2004-01-20 | 2007-08-09 | ローベルク,ヴエルネル | 触媒を持つ燃焼ガスの再生器 |
| KR100947344B1 (ko) | 2009-09-21 | 2010-03-15 | (주)이엘씨 | 연료유 개질 장치 및 방법 |
| JP2013545922A (ja) * | 2010-11-11 | 2013-12-26 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー | 燃料改質装置 |
| CN107023422A (zh) * | 2017-06-01 | 2017-08-08 | 武汉理工大学 | Lng发动机废气重整装置 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP27038997A patent/JP3617276B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| EP1359310A4 (en) * | 2001-02-01 | 2006-01-04 | Yanmar Co Ltd | PETROL ENGINE |
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| CN107023422A (zh) * | 2017-06-01 | 2017-08-08 | 武汉理工大学 | Lng发动机废气重整装置 |
| CN107023422B (zh) * | 2017-06-01 | 2022-09-27 | 武汉理工大学 | Lng发动机废气重整装置 |
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|---|---|
| JP3617276B2 (ja) | 2005-02-02 |
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