JPH1195698A - 発光装置、時計、電子機器、発光装置の製造方法 - Google Patents

発光装置、時計、電子機器、発光装置の製造方法

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JPH1195698A
JPH1195698A JP9255438A JP25543897A JPH1195698A JP H1195698 A JPH1195698 A JP H1195698A JP 9255438 A JP9255438 A JP 9255438A JP 25543897 A JP25543897 A JP 25543897A JP H1195698 A JPH1195698 A JP H1195698A
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JP
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light emitting
emitting device
light
convex
panel
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JP9255438A
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Naohiko Sakurazawa
直彦 櫻沢
Shunji Minami
俊二 南
Hiroyuki Sonoda
博行 園田
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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    • G04B19/30—Illumination of dials or hands
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    • G—PHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 趣味性や高級感を有した発光装置、さらに、
このような発光装置を備えた時計及び電子機器を提供す
る。 【解決手段】 上面に凸部11を形成した半透明または
透明のパネル部材9を、板状の発光部材8の上面に配置
して、発光装置10を構成する。この発光装置10は、
パネル部材9の上面に凸部11を形成し、この凸部11
の周囲面及び上面をマスキング(33)し、パネル部材
9の上面に印刷層(32)を形成してから、マスキング
(33)を剥がした後、凸部11の上面に印刷層(3
1)を形成してから、パネル部材9を板状の発光部材8
の上面に配置して製造する。こうして板状をなす発光装
置10を、時計のアナログ指針機構4部を照明するため
に時計ケース1内に配置する。また、板状をなす発光装
置10を、電子機器の液晶表示装置25を照明するため
に機器ケース1内に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子腕時計、電子
手帳、パソコン等の各種の電子機器に適用して有用な発
光装置と、このような発光装置を備える時計及び電子機
器に関するものであり、また、発光装置の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】エレクトロルミネッセンス=Electro Lu
minescence素子(以下、「EL発光部材」という。)
は、供給された電圧により表面全体が面発光を行う板状
の発光部材である。このEL発光部材は、最近、腕時
計、電子手帳等の各種の電子機器に備えられており、発
熱を伴わないこと、消費電力が小さいことなどから、こ
の種の機器に広く使用されつつある。
【0003】次に、このようなEL発光部材を備えた従
来の腕時計の構成例について簡単に説明する。EL発光
部材を備えた従来の腕時計の場合は、時計ケースの上部
位置に時計ガラスが設けられており、また、時計ケース
の下部位置に設けられた裏蓋と時計ガラスとの間の空間
内、すなわち、時計ケースの内部にはアナログ指針機構
が設けられている。このアナログ指針機構は、中央部分
から上方に延びる指針軸を有し、この指針軸に分針、時
針からなる指針が取り付けられている。また、アナログ
指針機構の上面には、積層された文字板及び平板状のE
L発光部材が載置されている。これらの文字板及び平板
状のEL発光部材の周囲は、押え部材によって押さえ付
けられることにより、時計ケースに固定されている。
【0004】そして、文字板は半透過性のフィルムまた
は透過性のカラーフィルムから形成されており、その上
面には時字等のマークが印刷されている。また、EL発
光部材は、アナログ指針機構に組み込まれた回路基板上
に設けられて電源部から供給された発光用電力または電
圧によって面発光し、この面発光の作用により、その上
部位置に設けられた文字板の全体及びアナログ指針機構
の指針全体を照明するようになっている。これによっ
て、夜間、暗闇内でも、EL発光部材により照明された
文字板及び指針を通じて、現在時刻を外部から判読可能
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の構造で
は、EL発光部材により文字板等を照明するようにして
いるため、文字板としてはEL発光部材からの光が透過
する材質を用いる必要がある。このため、一般に、半透
過性フィルム、透過性のカラーフィルムが文字板として
使用されており、これにより、EL発光部材の発光によ
って文字板の全体が明るくなって、時字及び指針の判読
が可能となる。
【0006】このようなことから、従来においては、文
字板の表面がフィルムなので、金属感を出すことができ
ず、趣味性に劣るばかりでなく、高級感に欠けるといっ
た解決すべき課題を有している。
【0007】本発明は、このような従来の事情を考慮し
てなされたものである。すなわち、本発明は、趣味性や
高級感を有した発光装置、さらに、このような発光装置
を備えた時計及び電子機器を提供することを目的とする
ものである。また、本発明は、趣味性や高級感を有する
発光装置の製造方法を提供することも目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、発光装置であって、板状の発光
部材と、この板状の発光部材の上面に配置した半透明ま
たは透明のパネル部材と、このパネル部材の上面に形成
した凸部と、を備える構成を特徴としている。例えば、
発光装置は、腕時計や電子手帳等の各種電子機器に内蔵
されて表示機能を具備するものである。板状の発光部材
は、例えば、EL発光部材が代表的であるが、ランプや
蛍光灯の各種発光部材であってもよい。半透明または透
明のパネル部材は、例えば、腕時計の文字板に代表され
るが、他の表示板でもよい。凸部は、例えば、時字やロ
ゴ等の表示要素である。なお、この凸部は、例えば、射
出成形による一体化、クリアーインクによる肉盛り化、
プレス加工による打ち出し等により形成する。
【0009】このように、請求項1記載の発明によれ
ば、板状の発光部材上面の半透明または透明のパネル部
材上面に凸部を形成した発光装置なので、下方の板状発
光部材からの光がパネル部材を透過してその上面の凸部
を浮かび上がるように照明することによって立体感が得
られ、これにより興趣性や高級感が得られる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
光装置であって、前記凸部の上面にミラー面を形成し
て、前記凸部を除いて前記パネル部材の上面にシボ面を
形成した構成を特徴としている。例えば、ミラー面は、
表面反射機能を持った面のことである。なお、このミラ
ー面上に、例えば、金属層、カラー等の印刷(透過・半
透過・非透過)層を形成してもよい。シボ面は、例え
ば、艶消し面のことである。
【0011】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の凸部上面にミラー面を形成して、凸
部を除いたパネル部材上面にシボ面を形成した発光装置
なので、下方の板状発光部材が点灯した時に、パネル部
材上面のシボ面に比べて凸部上面のミラー面の周囲が明
るく見えることから、興趣性がさらに増す。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
光装置であって、前記凸部の上面に凹凸面を形成した構
成を特徴としている。例えば、凹凸面は、例えば、電鋳
等によって加工される波打ち面に代表されるが、要は拡
散・反射機能を持った面のことである。なお、この凹凸
面上に、例えば、金属層、カラー等の印刷(透過・半透
過・非透過)層を形成してもよい。
【0013】このように、請求項3記載の発明によれ
ば、請求項1記載の凸部上面に凹凸面を形成した発光装
置なので、下方の板状発光部材が点灯した時に、パネル
部材上面に比べて凸部上面の凹凸面が光の拡散・反射に
より目立って見えることから、興趣性がさらに増す。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
光装置であって、前記凸部の上面に凸レンズ面を形成し
た構成を特徴としている。例えば、凸レンズ面は、その
背面側の表示要素等の拡大機能を持った面のことであ
る。なお、この凸レンズ面上に、例えば、金属層、カラ
ー等の印刷(透過・半透過・非透過)層を形成してもよ
い。
【0015】このように、請求項4記載の発明によれ
ば、請求項1記載の凸部上面に凸レンズ面を形成した発
光装置なので、下方の板状発光部材が点灯した時に、パ
ネル部材上面に比べて凸部上面の凸レンズ面が光の拡大
により大きく見えることから、興趣性がさらに増す。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
光装置であって、前記凸部の周囲面を除いて前記凸部の
上面と前記パネル部材の上面とに印刷層または金属層を
形成した構成を特徴としている。例えば、印刷層は、オ
フセット印刷またはシルク印刷等により形成される。金
属層は、例えば、アルミニウム、銀、金、その他の金属
を蒸着したり、ホットスタンプ等で金属箔を貼り付ける
ことにより形成される。
【0017】このように、請求項5記載の発明によれ
ば、請求項1記載の凸部周囲面を除いた凸部上面とパネ
ル部材上面とに印刷層または金属層を形成した発光装置
なので、下方の板状発光部材が点灯した時に、パネル部
材上面及び凸部上面からは印刷層または金属層により光
が透過しないが、凸部周囲面から光が透過して、凸部上
面の印刷層または金属層の周囲が明るく見えることか
ら、興趣性がさらに増す。また、パネル部材上面と凸部
上面の金属層によって高級感がさらに増す。
【0018】請求項6記載の発明は、発光装置であっ
て、板状の発光部材と、この板状の発光部材の上面に配
置した半透明または透明の凸部材と、この凸部材を除い
て前記板状の発光部材上面に配置した金属パネルと、を
備え、前記金属パネルの上面に突出する前記凸部材の周
囲面を除いて前記凸部材の上面に印刷層または金属層を
形成した構成を特徴としている。例えば、発光装置は、
腕時計や電子手帳等の各種電子機器に内蔵されて表示機
能を具備するものである。板状の発光部材は、例えば、
EL発光部材が代表的であるが、ランプや蛍光灯の各種
発光部材であってもよい。半透明または透明の凸部材
は、例えば、時字やロゴ等の表示要素である。金属パネ
ルは、例えば、腕時計の文字板に代表されるが、他の表
示板でもよい。印刷層は、例えば、オフセット印刷また
はシルク印刷等により形成される。金属層は、例えば、
アルミニウム、銀、金、その他の金属を蒸着したり、ホ
ットスタンプ等で金属箔を貼り付けることにより形成さ
れる。
【0019】このように、請求項6記載の発明によれ
ば、板状の発光部材上面の半透明または透明の凸部材を
除いた発光部材上面に配置した金属パネルの上面に突出
する凸部材の周囲面を除いた凸部材上面に印刷層または
金属層を形成した発光装置なので、板状発光部材上の金
属パネル上に突出する凸部材により立体感が得られて、
興趣性が得られるとともに、金属パネルと凸部材上面の
金属層によって高級感が得られる。そして、下方の板状
発光部材が点灯した時に、金属パネル及び凸部材上面の
金属層からは光が透過しないが、凸部材周囲面から光が
透過して、凸部材上面の金属層の周囲が明るく見えるこ
とから、興趣性がさらに増す。
【0020】請求項7記載の発明は、時計であって、請
求項1記載の発光装置と、指針を有するアナログ指針機
構部を内部に有した時計ケースとを備え、前記アナログ
指針機構部を照明するために前記時計ケース内に前記発
光装置を配置した構成を特徴としている。例えば、時計
は、腕時計に代表されるが、置き時計や掛け時計であっ
てもよい。指針は、時針、分針、秒針を言うが、秒針が
ないものもある。アナログ指針機構部は、例えば、回路
基板、電池その他の部品が組み込まれた本体部と、この
本体部の中央部分から上方に延びる指針軸と、この指針
軸に取り付けられた時針、分針等の指針とを備えてい
る。
【0021】このように、請求項7記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発光装置を、アナログ指針機構部を
照明するために時計ケース内に配置した時計なので、下
方の板状発光部材からの光がパネル部材を透過してその
上方の指針を照明するとともに、パネル部材上面の凸部
を浮かび上がるように照明することによって立体感が得
られることから、興趣性や高級感が得られる。
【0022】請求項8記載の発明は、時計であって、請
求項6記載の発光装置と、指針を有するアナログ指針機
構部を内部に有した時計ケースとを備え、この時計ケー
ス内で前記アナログ指針機構部の上面に前記発光装置を
配置した構成を特徴としている。例えば、時計は、腕時
計に代表されるが、置き時計や掛け時計であってもよ
い。指針は、時針、分針、秒針を言うが、秒針がないも
のもある。アナログ指針機構部は、例えば、回路基板、
電池その他の部品が組み込まれた本体部と、この本体部
の中央部分から上方に延びる指針軸と、この指針軸に取
り付けられた時針、分針等の指針とを備えている。
【0023】このように、請求項8記載の発明によれ
ば、請求項6記載の発光装置を、時計ケース内でアナロ
グ指針機構部の上面に配置した時計なので、請求項7記
載の発明に係る時計に比べて、興趣性と高級感が増す。
即ち、請求項6記載の発光装置を備えた時計の場合、板
状発光部材上の金属パネル上に突出する凸部材により立
体感が得られて、興趣性が得られるとともに、金属パネ
ルと凸部材上面の金属層によって高級感が得られ、しか
も、下方の板状発光部材が点灯した時に、金属パネル及
び凸部材上面の金属層からは光が透過しないが、凸部材
周囲面から透過した光によりその上方の指針を照明する
とともに、凸部材上面の金属層の周囲が明るく見えるこ
とから、興趣性がさらに増す。
【0024】請求項9記載の発明は、電子機器であっ
て、請求項1記載の発光装置と、液晶表示装置を内部に
有した機器ケースとを備え、前記液晶表示装置を照明す
るために前記機器ケース内に前記発光装置を配置した構
成を特徴としている。例えば、電子機器は、電子腕時計
が代表的であるが、電子置き時計や電子掛け時計や電子
手帳等であってもよい。
【0025】このように、請求項9記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発光装置を、液晶表示装置を照明す
るために機器ケース内に配置した電子機器なので、下方
の板状発光部材からの光がパネル部材を透過してその上
方の液晶表示装置を照明するとともに、パネル部材上面
の凸部を浮かび上がるように照明することによって立体
感が得られ、かつ、液晶表示装置の奥方で凸部が浮かび
上がるといった視覚的な奥行きが得られることから、興
趣性や高級感が得られる。
【0026】請求項10記載の発明は、電子機器であっ
て、請求項5記載の発光装置と、液晶表示装置を内部に
有した機器ケースとを備え、この機器ケース内で前記液
晶表示装置の下方側に前記発光装置を配置した構成を特
徴としている。例えば、電子機器は、電子腕時計が代表
的であるが、電子置き時計や電子掛け時計や電子手帳等
であってもよい。
【0027】このように、請求項10記載の発明によれ
ば、請求項5記載の発光装置を、機器ケース内で液晶表
示装置の下方側に配置した電子機器なので、請求項9記
載の発明に係る電子機器に比べて、興趣性と高級感が増
す。即ち、請求項5記載の発光装置を備えた電子装置の
場合、下方の板状発光部材が点灯した時に、パネル部材
上面及び凸部上面からは印刷層または金属層により光が
透過しないが、凸部周囲面から透過した光によりその上
方の液晶表示装置を照明するとともに、凸部上面の印刷
層または金属層の周囲が明るく見えて立体感が得られ、
かつ、液晶表示装置の奥方で凸部が浮かび上がるといっ
た視覚的な奥行きが得られることから、興趣性が増し、
また、パネル部材上面と凸部上面を金属層とすること
で、高級感が増す。
【0028】請求項11記載の発明は、発光装置の製造
方法であって、半透明または透明のパネル部材の上面に
凸部を形成する第1工程と、前記凸部の周囲面及び上面
をマスキングする第2工程と、前記パネル部材の上面に
印刷層を形成する第3工程と、前記マスキングを剥がす
第4工程と、前記凸部の上面に印刷層を形成する第5工
程と、前記パネル部材を板状の発光部材の上面に配置す
る第6工程と、を有することを特徴としている。例え
ば、発光装置は、腕時計や電子手帳等の各種電子機器に
内蔵されて表示機能を具備するものである。半透明また
は透明のパネル部材は、例えば、腕時計の文字板に代表
されるが、他の表示板でもよい。凸部は、例えば、時字
やロゴ等の表示要素である。なお、この凸部は、例え
ば、射出成形による一体化、クリアーインクによる肉盛
り化、プレス加工による打ち出し等により形成する。マ
スキングは、次工程での印刷層を形成しない面に施すも
のである。印刷層は、例えば、オフセット印刷またはシ
ルク印刷等により形成される。板状の発光部材は、例え
ば、EL発光部材が代表的であるが、ランプや蛍光灯の
各種発光部材であってもよい。
【0029】このように、請求項11記載の発明によれ
ば、第1工程で半透明または透明のパネル部材上面に凸
部を形成し、第2工程で凸部周囲面及び上面をマスキン
グし、第3工程でパネル部材上面に印刷層を形成し、第
4工程でマスキングを剥がし、第5工程で凸部上面に印
刷層を形成し、第6工程でパネル部材を板状の発光部材
上面に配置することで、板状発光部材上のパネル部材上
面と凸部上面とに印刷層を有した、請求項5記載のよう
な発光装置を製造できる。
【0030】請求項12記載の発明は、発光装置の製造
方法であって、半透明または透明のパネル部材の上面に
凸部を形成する第1工程と、前記凸部の周囲面をマスキ
ングする第2工程と、前記パネル部材及び前記凸部の上
面に金属層を形成する第3工程と、前記マスキングを剥
がす第4工程と、前記パネル部材を板状の発光部材の上
面に配置する第5工程と、を有することを特徴としてい
る。例えば、発光装置は、腕時計や電子手帳等の各種電
子機器に内蔵されて表示機能を具備するものである。半
透明または透明のパネル部材は、例えば、腕時計の文字
板に代表されるが、他の表示板でもよい。凸部は、例え
ば、時字やロゴ等の表示要素である。なお、この凸部
は、例えば、射出成形による一体化、クリアーインクに
よる肉盛り化、プレス加工による打ち出し等により形成
する。マスキングは、次工程での印刷層を形成しない面
に施すものである。金属層は、例えば、アルミニウム、
銀、金、その他の金属を蒸着したり、ホットスタンプ等
で金属箔を貼り付けることにより形成される。板状の発
光部材は、例えば、EL発光部材が代表的であるが、ラ
ンプや蛍光灯の各種発光部材であってもよい。
【0031】このように、請求項12記載の発明によれ
ば、第1工程で半透明または透明のパネル部材上面に凸
部を形成し、第2工程で凸部周囲面をマスキングし、第
3工程でパネル部材及び凸部上面に金属層を形成し、第
4工程でマスキングを剥がし、第5工程でパネル部材を
板状の発光部材上面に配置することで、板状発光部材上
のパネル部材上面と凸部上面とに金属層を有した、請求
項5記載のような発光装置を製造できる。
【0032】請求項13記載の発明は、発光装置の製造
方法であって、半透明または透明の凸部材を形成する一
方、金属パネルに凸部材に対応する穴部を形成する第1
工程と、前記凸部材の上面に印刷層または金属層を形成
する一方、前記金属パネルの上面に加飾層を形成する第
2工程と、前記凸部材を前記金属パネルの前記穴部に組
み合わせる第3工程と、前記凸部材及び前記金属パネル
を板状の発光部材の上面に配置する第4工程と、を有す
ることを特徴としている。例えば、発光装置は、腕時計
や電子手帳等の各種電子機器に内蔵されて表示機能を具
備するものである。半透明または透明の凸部材は、例え
ば、時字やロゴ等の表示要素である。金属パネルは、例
えば、腕時計の文字板に代表されるが、他の表示板でも
よい。穴部は、凸部材に合致させるためのものである。
金属層は、例えば、アルミニウム、銀、金、その他の金
属を蒸着したり、ホットスタンプ等で金属箔を貼り付け
ることにより形成される。加飾層としては、例えば、金
属の蒸着、カラーフィルムの接着、電鋳型による模様付
け等が挙げられる。板状の発光部材は、例えば、EL発
光部材が代表的であるが、ランプや蛍光灯の各種発光部
材であってもよい。
【0033】このように、請求項13記載の発明によれ
ば、第1工程で半透明または透明の凸部材を形成する一
方、金属パネルに凸部材に対応する穴部を形成し、第2
工程で凸部材上面に印刷層または金属層を形成する一
方、金属パネル上面に加飾層を形成し、第3工程で凸部
材を金属パネルの穴部に組み合わせ、第4工程で凸部材
及び金属パネルを板状の発光部材上面に配置すること
で、板状発光部材上に金属パネルと凸部材を配置し、そ
の凸部材上面に印刷層または金属層を有した、請求項6
記載のような発光装置を製造できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る発光装置、
時計、電子機器、発光装置の製造方法の実施の各形態例
を図1から図15に基づいて説明する。
【0035】<第1の実施の形態例>先ず、図1は本発
明を適用した第1の実施の形態例としての腕時計の概略
構成を示した縦断面図で、図2はその腕時計内の発光装
置を示す部分拡大図である。これらの図1及び図2にお
いて、1は時計ケース、2は時計ガラス、3は裏蓋、4
はアナログ指針機構、5は本体部、6は指針軸、7は指
針、8はEL発光部材(板状の発光部材)、9は半透明
または透明の文字板(パネル部材)、10は板状の発光
装置、11は凸部、12は押え部材、13はシール部材
である。
【0036】この腕時計は、図1に示すように、上部に
時計ガラス2が、下部に裏蓋3が取り付けられた時計ケ
ース1と、この時計ケース1内に設けられたアナログ指
針機構4とを備えている。このアナログ指針機構4は、
回路基板、電池その他の部品が組み込まれた本体部5
と、この本体部5の中央部分から上方に延びる指針軸6
と、この指針軸6に取り付けられた時針、分針等の指針
7,7とを備えている。以上のアナログ指針機構4の本
体部5上面には、板状に成形されたEL発光部材8と、
半透明または透明な樹脂等のパネル部材からなる文字板
9とが、互いに積層状態で載置されている。この板状の
EL発光部材8と半透明または透明の文字板9とにより
板状の発光装置10が構成されている。
【0037】このような板状の発光装置10を構成する
EL発光部材8及び文字板9の中央部分には、貫通穴8
a,9aが形成されており、これらの貫通穴8a,9a
内を指針軸6が貫通して上方に延びている。そして、図
2にも拡大して示したように、文字板9の上面には、時
字を表す凸部11が一体に形成されている。この凸部1
1を一体に形成する手法としては、射出成形、プレス加
工、半抜き加工、肉盛り印刷等が挙げられる。なお、図
1に示したように、押え部材12は、文字板9及びEL
発光部材8の外周部分を押さえ付けてこれらを本体部5
に固定するためのものであり、また、シール部材13
は、裏蓋3の上面と時計ケース1の下面との間に介装さ
れるものである。
【0038】このような構成の発光装置10において、
EL発光部材8は、アナログ指針機構4の本体部5の回
路基板上に設けられた電源(不図示)から供給された電
源電圧によって面発光し、このEL発光部材8の上方に
設けられている半透明または透明の文字板9の全体を照
明するようになっている。
【0039】図3は文字板9の構成例を示すもので、図
3(a)は時字を表す凸部11として棒時字による場合
を示した正面図、図3(b)は時字を表す凸部11とし
て数字による場合を示した正面図である。即ち、文字板
9上の時字を表す凸部11としては、先ず、図3(a)
に示したように、1時から12時までの位置に設ける単
なる棒時字11a,11a,11a,…であっても、ま
た、図3(b)に示したように、1時から12時に対応
したアラビア数字11b,11b,11b,…であって
も良く、さらに、他のロゴやマークや任意の形状等であ
って良い。
【0040】なお、文字板9上面及び凸部11上面を加
飾しても良い。例えば、その文字板9上面及び凸部11
上面を加飾する手法としては、アルミニウム、銀、金、
その他の金属の蒸着層を付ける手法や、カラーフィルム
を用いる手法等が挙げられる。そして、凸部11上面の
加飾として、ホットスタンプ等で金属箔を貼り付けるこ
と等が挙げられ、また、凸部11以外の文字板9上面の
加飾として、電鋳型で模様を付けること等が挙げられ
る。
【0041】以上のような構成の腕時計によれば、EL
発光部材8が面発光した時には、その光が文字板9を通
して上方に透過し、その上方の指針7,7は光を透過し
ないため、光のコントラストにより時刻を確認できる。
そして、EL発光部材8により全体が照明される半透明
または透明の文字板9上には、時字を表す凸部11が一
体に形成されており、その凸部11を浮かび上がるよう
に照明するため、立体感が得られ、従来のフィルム文字
板等によるのっぺりとした感じと異なり、興趣性が得ら
れるとともに、高級感を得ることができる。また、凸部
11の上面に、例えば、ホットスタンプ等で金属箔を貼
り付けると、凸部11による時字等として金属製に近い
外観を得ることができる。
【0042】<第2の実施の形態例>図4は本発明を適
用した第2の実施の形態例としての発光装置を示した拡
大縦断面図である。この図4において、前記第2図と同
様の部材・部分には同一符号を付してその説明を省略
し、以下では、前記第2図と異なる点について説明す
る。即ち、この実施の形態例では、図4に示すように、
文字板9の凸部11を除いた上面を、艶消し機能を持っ
たシボ面14として、凸部11の上面を、表面反射機能
を持ったミラー面15としている。
【0043】このような構成としたので、EL発光部材
8が面発光した時に、半透明または透明の文字板9上面
のシボ面14に比べて凸部11上面のミラー面15が、
凸部11の周囲面から透過する光により明るく見えるた
め、興趣性がさらに増すものとなる。なお、図4に仮想
線で示したように、凸部11上面のミラー面15上に、
例えば、金属層、カラー等の印刷(透過・半透過・非透
過)層16を形成してもよい。
【0044】<第3の実施の形態例>図5は本発明を適
用した第3の実施の形態例としての発光装置を示した拡
大縦断面図である。この図5において、前記第2図と同
様の部材・部分には同一符号を付してその説明を省略
し、以下では、前記第2図と異なる点について説明す
る。即ち、この実施の形態例では、図5に示すように、
文字板9上の凸部11上面を、例えば、電鋳等によって
加工される波打ち面による拡散・反射機能を持った凹凸
面17としている。
【0045】このような構成としたので、EL発光部材
8が面発光した時に、半透明または透明の文字板9上の
凸部11上面の凹凸面17が、波打ち面により光が拡散
・反射を起こし、その光の拡散・反射によって、文字板
9の他の平面よりも目立って見えるため、興趣性がさら
に増すものとなる。なお、図5に仮想線で示したよう
に、凸部11上面の凹凸面17上に、例えば、金属層、
カラー等の印刷(透過・半透過・非透過)層18を形成
してもよい。
【0046】<第4の実施の形態例>図6は本発明を適
用した第4の実施の形態例としての発光装置を示した拡
大縦断面図である。この図6において、前記第2図と同
様の部材・部分には同一符号を付してその説明を省略
し、以下では、前記第2図と異なる点について説明す
る。即ち、この実施の形態例では、図5に示すように、
EL発光部材8の下に、例えば、アナログ時計の3字方
向に付いている日付を表す日車(または曜日を表す曜
車)19を設けて、この日車(または曜車)19の日付
(または曜日)の表示部分に対応し、かつ、文字板9の
凸部11に対応する窓部20をEL発光部材8に形成し
ている。そして、文字板9上の凸部11上面を、その背
面側の表示要素等の拡大機能を持った凸レンズ面21と
している。
【0047】このような構成としたので、EL発光部材
8の点灯時や非点灯時でも、半透明または透明の文字板
9上の凸部11上面の凸レンズ面21によって、EL発
光部材8の窓部20を通して下方の日車(または曜車)
19の日付(または曜日)が光の拡大により大きく見え
るため、興趣性がさらに増すものとなる。なお、図6に
仮想線で示したように、凸部11上面の凸レンズ面21
上に、例えば、金属層、カラー等の印刷(透過・半透過
・非透過)層22を形成してもよい。
【0048】<第5の実施の形態例>図7は本発明を適
用した第5の実施の形態例としての電子腕時計(電子機
器)の概略構成を示した縦断面図である。この図7にお
いて、前記第1図と同様の部材・部分には同一符号を付
してその説明を省略し、以下では、前記第1図と異なる
点について説明する。即ち、この実施の形態例では、図
7に示すように、アナログ指針機構4をビス23により
時計ケース1に固定して、このアナログ指針機構4の本
体部5上に、文字板9及びEL発光部材8の外周部分を
見切りカバー24により押さえ付けて固定している。そ
して、時計ガラス2と指針7,7の間に、時刻及び/ま
たは情報をデジタル表示するための液晶表示装置(以
下、実施の形態例中ではLCDと略称する。)25を設
けている。
【0049】このLCD25は、上下のガラス板26,
27間に液晶を封入して、そのガラス板26,27の表
裏面に偏光板28,29を設けたものである。このLC
D25の一方のガラス板26下面の端子部と、アナログ
指針機構4の本体部5の回路基板5a上の端子部とは、
インターコネクタ30により電気的に接続されている。
ここで、板状の発光装置10としては、前述した第1の
実施の形態例(図2参照)のもの、第2の実施の形態例
(図4参照)のもの、第3の実施の形態例(図5参照)
のもの、第4の実施の形態例(図6参照)のものの何れ
でも良い。
【0050】以上のような構成の電子腕時計(電子機
器)によれば、前述した第1の実施の形態例、第2の実
施の形態例、第3の実施の形態例、第4の実施の形態例
により得られる利点に加えて、以下のような利点が得ら
れる。即ち、EL発光部材8からの光が文字板9を透過
してその上方のLCD25を照明するとともに、そのL
CD25の奥方で文字板9の凸部11が浮かび上がると
いった視覚的な奥行きが得られるため、興趣性がさらに
高まるとともに、高級感もさらに高めることができる。
【0051】<第6の実施の形態例>図8は本発明を適
用した第6の実施の形態例としての腕時計の概略構成を
示した縦断面図で、図9はその腕時計内の発光装置を示
す部分拡大図である。これらの図8及び図9において、
前記第1図と同様の部材・部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、以下では、前記第1図と異なる点につ
いて説明する。即ち、この実施の形態例では、図8に示
し、かつ、図9に拡大して示すように、文字板9上の凸
部11の周囲面を除いて上面に、印刷層31を形成する
とともに、文字板9の上面にも印刷層32を形成してい
る。従って、文字板9上の凸部11の周囲面のみが、図
9に矢印Pで示したように、光を透過する部分となって
いる。
【0052】また、図10は図8及び図9に示した発光
装置10の製造方法を順に示すもので、図10(a)は
凸部11を形成する第1工程を示した断面図、図10
(b)はマスキングする第2工程を示した断面図、図1
0(c)は印刷する第3工程を示した断面図、図10
(d)はマスキングを剥がす第4工程を示した断面図、
図10(e)は印刷する第5工程を示した断面図であ
る。即ち、図10(a)に示すように、先ず、第1工程
では、射出成形やその他の製法により、上面に凸部11
のある文字板9を作る。次の第2工程では、図10
(b)に示すように、凸部11の周囲面及び上面をマス
キング33する。次の第3工程では、図10(c)に示
すように、文字板9のマスキング33した凸部11以外
の上面に、オフセット印刷またはシルク印刷等の印刷に
より、適宜の着色インクによる印刷層32を形成する。
【0053】続いて、第4工程では、図10(d)に示
すように、凸部11の周囲面及び上面を覆うマスキング
33を剥がす。次の第5工程では、図10(e)に示す
ように、マスキング33を剥がした凸部11の周囲面を
除く上面のみに、オフセット印刷またはシルク印刷等の
印刷により、適宜の着色インクによる印刷層31を形成
する。そして、以上により印刷層31,32を形成した
文字板9を、最後の第6工程において、図9に示したよ
うに、EL発光部材8上面に積層する。なお、印刷層3
1,32の形成に代えて、塗装による塗装層を形成する
ようにしても良い。
【0054】以上のような構成の発光装置10を備えた
腕時計によれば、EL発光部材8上の半透明または透明
の文字板9上の凸部11上面と文字板9上面自体とが印
刷層31,32により加飾されているため、立体感が得
られるとともに、印刷層31,32による色彩感も付与
されることから、興趣性並びに高級感を得ることができ
る。そして、EL発光部材8が面発光した時は、その光
が、図9に矢印Pで示したように、文字板9上の凸部1
1の周囲面から透過して、文字板9上面の印刷層32を
側方から照らすとともに、その上方で指針7,7を照ら
し出し、凸部11上面の印刷層31をその周囲から浮き
上がるように明るくするため、興趣性をさらに高めるこ
とができる。
【0055】<第7の実施の形態例>図11は本発明を
適用した第7の実施の形態例としての電子腕時計(電子
機器)の概略構成を示した縦断面図である。この図11
においては、前記第7図と図8及び図9と同様の部材・
部分に同一符号を付している。即ち、この実施の形態例
では、図11に示すように、時計ガラス2と指針7,7
との間に、LCD25を設けている点が、前記図8と異
なっている。
【0056】以上のような構成の電子腕時計(電子機
器)によれば、前述した第6の実施の形態例により得ら
れる利点に加えて、以下のような利点が得られる。即
ち、EL発光部材8からの光が文字板9上の凸部11周
囲面を透過してその上方のLCD25を照明するととも
に、そのLCD25の奥方で文字板9の凸部11上面の
印刷層31が浮かび上がるといった視覚的な奥行きが得
られるため、興趣性がさらに高まるとともに、高級感も
さらに高めることができる。
【0057】<第8の実施の形態例>図12は本発明を
適用した第8の実施の形態例としての発光装置を示した
拡大縦断面図である。この図12において、前記第9図
と同様の部材・部分には同一符号を付してその説明を省
略し、以下では、前記第9図と異なる点について説明す
る。即ち、この実施の形態例では、図12に示すよう
に、文字板9上の凸部11の周囲面を除いて上面に、金
属層34を形成するとともに、文字板9の上面にも金属
層35を形成している。従って、文字板9上の凸部11
の周囲面のみが、図12に矢印Pで示したように、光を
透過する部分となっている。
【0058】また、図13は図12に示した発光装置1
0の製造方法を順に示すもので、図13(a)は凸部1
1を形成する第1工程を示した断面図、図13(b)は
マスキングする第2工程を示した断面図、図13(c)
は蒸着する第3工程を示した断面図、図13(d)はマ
スキングを剥がす第4工程を示した断面図である。即
ち、図13(a)に示すように、先ず、第1工程では、
射出成形やその他の製法により、上面に凸部11のある
文字板9を作る。次の第2工程では、図13(b)に示
すように、凸部11の周囲面のみをマスキング36す
る。次の第3工程では、図13(c)に示すように、マ
スキング36した以外の凸部11上面と文字板9上面
に、例えば、アルミニウム、銀、金、その他の金属の蒸
着により、金属層34,35を同時に形成する。
【0059】続いて、第4工程では、図14(d)に示
すように、凸部11の周囲面を覆うマスキング36を剥
がす。そして、以上により金属層34,35を形成した
文字板9を、最後の第5工程において、図12に示した
ように、EL発光部材8上面に積層する。なお、金属層
34,35の形成は、蒸着に代えて、ホットスタンプ等
による金属箔の貼り付けにより行うようにしても良い。
【0060】以上のような構成の発光装置10を備えた
腕時計によれば、EL発光部材8上の半透明または透明
の文字板9上の凸部11上面と文字板9上面自体とが金
属層34,35により加飾されているため、立体感が得
られるとともに、金属層34,35による金属文字板風
の光沢感も付与されることから、興趣性並びに高級感を
得ることができる。そして、EL発光部材8が面発光し
た時は、その光が、図12に矢印Pで示したように、文
字板9上の凸部11の周囲面から透過して、文字板9上
面の金属層35を側方から照らすとともに、その上方で
前記指針7,7(図8参照)を照らし出し、凸部11上
面の金属層34をその周囲から浮き上がるように明るく
するため、興趣性をさらに高めることができる。なお、
この実施の形態例による構成の発光装置10を、前述し
た第7の実施の形態例(図11参照)の電子腕時計(電
子機器)に適用しても良いことは勿論である。
【0061】<第9の実施の形態例>図14は本発明を
適用した第9の実施の形態例としての発光装置を示した
拡大縦断面図である。この図14において、前記第9図
と同様の部材・部分には同一符号を付してその説明を省
略し、以下では、前記第9図と異なる点について説明す
る。この実施の形態例では、図14に示すように、EL
発光部材8上に半透明または透明の凸部材37と金属文
字板(金属パネル)38を設け、金属文字板38の穴部
39に組み合わせた凸部材37の上面に金属層40を設
けている。
【0062】即ち、EL発光部材8上面に、時字を表す
半透明または透明の樹脂等からなる凸部材37と、この
凸部材37を下方から組み込んで上方に突出させる穴部
39を有する金属パネルによる金属文字板38とを載置
している。具体的には、凸部材37の下部外周を大径鍔
部37aとして、穴部39の下部側を大径凹部39aと
しており、この結果、凸部材37の下部外周の大径鍔部
37aが、穴部39の下部側の大径凹部39aに適合し
て、凸部材37の穴部39から上方への抜け止めがなさ
れている。そして、金属文字板38上に突出する凸部材
37の上面のみに金属層40を形成している。
【0063】また、図15は図14に示した発光装置1
0の製造方法を順に示すもので、図15(a)は金属文
字板38の穴部39と凸部材37を形成する第1工程を
示した分解断面図、図15(b)は金属文字板38と凸
部材37を加飾する第2工程を示した分解断面図、図1
5(c)は金属文字板38の穴部39に凸部材37を組
み合わせる第3工程を示した断面図である。即ち、図1
5(a)に示すように、先ず、第1工程では、射出成形
やその他の製法により、凸部材37を作る一方、プレス
加工やその他の製法等により、凸部材37用の穴部39
を抜いた金属文字板38を作る。次の第2工程では、図
15(b)に示すように、凸部材37上面に、例えば、
アルミニウム、銀、金、その他の金属の蒸着により、金
属層40を形成する一方、金属文字板38の上面には、
例えば、着色インクにより印刷、カラーフィルムの接
着、電鋳型による模様付け等の手法により、適宜の加飾
層41を形成する。
【0064】その後、次の第3工程で、図15(c)に
示すように、凸部材37を金属文字板38の穴部39に
下方から挿入して、凸部材37の下部外周の大径鍔部3
7aを穴部39の下部側の大径凹部39aに適合させる
ことにより、凸部材37の穴部39から上方への抜け止
めを行って、凸部材37を金属文字板38の穴部39に
組み合わせる。そして、以上により組み付けた凸部材3
7及び金属文字板38を、最後の第4工程において、図
14に示したように、EL発光部材8上面に積層する。
なお、金属層40の形成に代えて、印刷層や塗装層を形
成するようにしても良く、また、加飾層41は設けなく
ても良い。
【0065】以上のような構成の発光装置10を備えた
腕時計によれば、EL発光部材8上の金属文字板38と
その上方に突出する凸部材37上面の金属層40により
加飾されているため、立体感が得られるとともに、金属
文字板38に加えて、凸部材37上面の金属層40によ
る光沢感も付与されることから、興趣性並びに高級感を
得ることができる。そして、EL発光部材8が面発光し
た時は、その光が、図14に矢印Pで示したように、金
属文字板38上の凸部材37の周囲面から透過して、金
属文字板38上面を側方から照らすとともに、その上方
で前記指針7,7(図8参照)を照らし出し、凸部材3
7上面の金属層40をその周囲から浮き上がるように明
るくするため、興趣性をさらに高めることができる。な
お、この実施の形態例による構成の発光装置10を、前
述した第7の実施の形態例(図11参照)の電子腕時計
(電子機器)に適用しても良いことは勿論である。
【0066】なお、以上の実施の各形態例においては、
発光装置としてEL発光部材を用いたものとしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、板状の発光装置
であれば、ランプ、蛍光灯など、各種の発光装置が適用
可能である。また、実施の各形態例では、電子腕時計に
ついて述べたが、腕時計以外の電子機器、例えば、電子
手帳、ページャー、パーソナルコンピュータ等にも本発
明は同様に適用することができるものであり、その他、
具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であるこ
とは勿論である。
【0067】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る発光装置によれば、下方の板状発光部材からの光がパ
ネル部材上面の凸部を浮かび上がるように照明して立体
感が得られるため、興趣性や高級感を得ることができ
る。
【0068】請求項2記載の発明に係る発光装置によれ
ば、下方の板状発光部材が点灯した時に、パネル部材上
面のシボ面に比べて凸部上面のミラー面の周囲が明るく
見えるため、請求項1記載の発明により得られる効果に
加えて、興趣性をさらに高めることができるといった利
点が得られる。
【0069】請求項3記載の発明に係る発光装置によれ
ば、下方の板状発光部材が点灯した時に、パネル部材上
面に比べて凸部上面の凹凸面が光の拡散・反射により目
立って見えるため、請求項1記載の発明により得られる
効果に加えて、興趣性をさらに高めることができるとい
った利点が得られる。
【0070】請求項4記載の発明に係る発光装置によれ
ば、下方の板状発光部材が点灯した時に、パネル部材上
面に比べて凸部上面の凸レンズ面が光の拡大により大き
く見えるため、請求項1記載の発明により得られる効果
に加えて、興趣性をさらに高めることができるといった
利点が得られる。
【0071】請求項5記載の発明に係る発光装置によれ
ば、パネル部材上面及び凸部上面が印刷層または金属層
となっており、下方の板状発光部材が点灯した時に、凸
部周囲面から透過した光によって凸部上面の印刷層また
は金属層の周囲が明るく見えるため、請求項1記載の発
明により得られる効果に加えて、興趣性をさらに高める
ことができるといった利点が得られる。また、パネル部
材上面と凸部上面を金属層とすることで、高級感をさら
に高めることができる。
【0072】請求項6記載の発明に係る発光装置によれ
ば、板状発光部材上の金属パネル上に突出する凸部材に
より立体感が得られるため、興趣性を得ることができる
とともに、金属パネルを設けて凸部材上面を金属層とし
たため、高級感を得ることができる。そして、下方の板
状発光部材が点灯した時に、凸部材周囲面から透過した
光によって、金属パネル上に突出する凸部材上面の金属
層の周囲が明るく見えるため、興趣性をさらに高めるこ
とができる。
【0073】請求項7記載の発明に係る時計によれば、
下方の板状発光部材からの光がパネル部材を透過してそ
の上方の指針を照明するとともに、パネル部材上面の凸
部を浮かび上がるように照明して立体感が得られるた
め、興趣性や高級感を得ることができる。
【0074】請求項8記載の発明に係る時計によれば、
請求項7記載の発明に係る時計と比較して、アナログ指
針機構部上の金属パネルとその上に突出する凸部材上面
に形成した金属層とによって、興趣性と高級感を高める
ことができる。
【0075】請求項9記載の発明に係る電子機器によれ
ば、下方の板状発光部材からの光がパネル部材を透過し
てその上方の液晶表示装置を照明するとともに、パネル
部材上面の凸部を浮かび上がるように照明することによ
って立体感が得られ、かつ、液晶表示装置の奥方で凸部
が浮かび上がるといった視覚的な奥行きが得られるた
め、興趣性や高級感を得ることができる。
【0076】請求項10記載の発明に係る電子機器によ
れば、請求項9記載の発明に係る電子機器と比較して、
液晶表示装置下方のパネル部材上面及び凸部上面に形成
した印刷層または金属層によって、興趣性と高級感を高
めることができる。
【0077】請求項11記載の発明に係る発光装置の製
造方法によれば、板状発光部材上のパネル部材上面と凸
部上面とに印刷層を有した、請求項5記載のような発光
装置を得ることができる。
【0078】請求項12記載の発明に係る発光装置の製
造方法によれば、板状発光部材上のパネル部材上面と凸
部上面とに金属層を有した、請求項5記載のような発光
装置を得ることができる。
【0079】請求項13記載の発明に係る発光装置の製
造方法によれば、板状発光部材上に金属パネルと凸部材
を配置し、その凸部材上面に印刷層または金属層を有し
た、請求項6記載のような発光装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例としての
腕時計の概略構成を示した縦断面図である。
【図2】図1の腕時計内の発光装置を示す部分拡大図で
ある。
【図3】図1の腕時計内の文字板の構成例を示すもの
で、(a)は時字を表す凸部として棒時字による場合を
示した正面図、(b)は時字を表す凸部として数字によ
る場合を示した正面図である。
【図4】本発明を適用した第2の実施の形態例としての
発光装置を示した拡大縦断面図である。
【図5】本発明を適用した第3の実施の形態例としての
発光装置を示した拡大縦断面図である。
【図6】本発明を適用した第4の実施の形態例としての
発光装置を示した拡大縦断面図である。
【図7】本発明を適用した第5の実施の形態例としての
電子腕時計(電子機器)の概略構成を示した縦断面図で
ある。
【図8】本発明を適用した第6の実施の形態例としての
腕時計の概略構成を示した縦断面図である。
【図9】図8の腕時計内の発光装置を示す部分拡大図で
ある。
【図10】図8及び図9に示した発光装置の製造方法を
順に示すもので、(a)は凸部を形成する第1工程を示
した断面図、(b)はマスキングする第2工程を示した
断面図、(c)は印刷する第3工程を示した断面図、
(d)はマスキングを剥がす第4工程を示した断面図、
(e)は印刷する第5工程を示した断面図である。
【図11】本発明を適用した第7の実施の形態例として
の電子腕時計(電子機器)の概略構成を示した縦断面図
である。
【図12】本発明を適用した第8の実施の形態例として
の発光装置を示した拡大縦断面図である。
【図13】図12に示した発光装置の製造方法を順に示
すもので、(a)は凸部を形成する第1工程を示した断
面図、(b)はマスキングする第2工程を示した断面
図、(c)は蒸着する第3工程を示した断面図、(d)
はマスキングを剥がす第4工程を示した断面図である。
【図14】本発明を適用した第9の実施の形態例として
の発光装置を示した拡大縦断面図である。
【図15】図14に示した発光装置の製造方法を順に示
すもので、(a)は文字板の穴部と凸部材を形成する第
1工程を示した分解断面図、(b)は文字板と凸部材を
加飾する第2工程を示した分解断面図、(c)は文字板
の穴部に凸部材を組み合わせる第3工程を示した断面図
である。
【符号の説明】
1 時計ケース 4 アナログ指針機構 5 本体部 7 指針 8 EL発光部材(板状の発光部材) 9 半透明または透明の文字板(パネル部材) 10 板状の発光装置 11 凸部 14 シボ面 15 ミラー面 17 凹凸面 21 レンズ面 25 液晶表示装置 31,32 印刷層 33 マスキング 34,35 金属層 36 マスキング 37 半透明または透明の凸部材 38 金属文字板(金属パネル) 39 穴部 40 金属層

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の発光部材と、 この板状の発光部材の上面に配置した半透明または透明
    のパネル部材と、 このパネル部材の上面に形成した凸部と、を備えること
    を特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】前記凸部の上面にミラー面を形成して、 前記凸部を除いて前記パネル部材の上面にシボ面を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 【請求項3】前記凸部の上面に凹凸面を形成したことを
    特徴とする請求項1記載の発光装置。
  4. 【請求項4】前記凸部の上面に凸レンズ面を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  5. 【請求項5】前記凸部の周囲面を除いて前記凸部の上面
    と前記パネル部材の上面とに印刷層または金属層を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  6. 【請求項6】板状の発光部材と、 この板状の発光部材の上面に配置した半透明または透明
    の凸部材と、 この凸部材を除いて前記板状の発光部材上面に配置した
    金属パネルと、を備え、 前記金属パネルの上面に突出する前記凸部材の周囲面を
    除いて前記凸部材の上面に印刷層または金属層を形成し
    たことを特徴とする発光装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の発光装置と、 指針を有するアナログ指針機構部を内部に有した時計ケ
    ースとを備え、 前記アナログ指針機構部を照明するために前記時計ケー
    ス内に前記発光装置を配置したことを特徴とする時計。
  8. 【請求項8】請求項6記載の発光装置と、 指針を有するアナログ指針機構部を内部に有した時計ケ
    ースとを備え、 この時計ケース内で前記アナログ指針機構部の上面に前
    記発光装置を配置したことを特徴とする時計。
  9. 【請求項9】請求項1記載の発光装置と、 液晶表示装置を内部に有した機器ケースとを備え、 前記液晶表示装置を照明するために前記機器ケース内に
    前記発光装置を配置したことを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】請求項5記載の発光装置と、 液晶表示装置を内部に有した機器ケースとを備え、 この機器ケース内で前記液晶表示装置の下方側に前記発
    光装置を配置したことを特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】半透明または透明のパネル部材の上面に
    凸部を形成する第1工程と、 前記凸部の周囲面及び上面をマスキングする第2工程
    と、 前記パネル部材の上面に印刷層を形成する第3工程と、 前記マスキングを剥がす第4工程と、 前記凸部の上面に印刷層を形成する第5工程と、 前記パネル部材を板状の発光部材の上面に配置する第6
    工程と、を有することを特徴とする発光装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】半透明または透明のパネル部材の上面に
    凸部を形成する第1工程と、 前記凸部の周囲面をマスキングする第2工程と、 前記パネル部材及び前記凸部の上面に金属層を形成する
    第3工程と、 前記マスキングを剥がす第4工程と、 前記パネル部材を板状の発光部材の上面に配置する第5
    工程と、を有することを特徴とする発光装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】半透明または透明の凸部材を形成する一
    方、金属パネルに凸部材に対応する穴部を形成する第1
    工程と、 前記凸部材の上面に印刷層または金属層を形成する一
    方、前記金属パネルの上面に加飾層を形成する第2工程
    と、 前記凸部材を前記金属パネルの前記穴部に組み合わせる
    第3工程と、 前記凸部材及び前記金属パネルを板状の発光部材の上面
    に配置する第4工程と、を有することを特徴とする発光
    装置の製造方法。
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