JPH1196467A - 迷光を利用した妨害検知機能付き防犯センサ - Google Patents

迷光を利用した妨害検知機能付き防犯センサ

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JPH1196467A
JPH1196467A JP9250900A JP25090097A JPH1196467A JP H1196467 A JPH1196467 A JP H1196467A JP 9250900 A JP9250900 A JP 9250900A JP 25090097 A JP25090097 A JP 25090097A JP H1196467 A JPH1196467 A JP H1196467A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防犯センサに対する妨害行為、カバーに塗布
された白色塗料などの妨害物を、精度よく検出する。 【解決手段】 受動型赤外線検知素子9とその検知エリ
アAを設定する光学系とがカバー5で覆われた防犯セン
サ1において、カバー5内に、第1の投光器11と、こ
れから出射された第1の検知用光線e1がカバー5の外
面またはその近傍にある妨害物16で反射した反射光r
を受光する第1の受光器12と、投光器11と受光器1
2の間に配置されて検知用光線e1の迷光mが受光器1
2に入射するのを阻止する遮蔽部材14とを有する第1
の妨害検知手段17と、第2の投光器19と、これから
出射された検知用光線e1が前記カバー5の内面および
カバー5に付着した妨害物16で反射した迷光mを受光
する第2の受光器13とを有する第2の妨害検知手段1
8とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受動型赤外線素子
(以下、「PIR素子」という)を用い、妨害物を検知
する機能を備えた防犯センサに関する。
【0002】
【従来の技術】前記防犯センサを用いた侵入者検知シス
テムは、PIR素子が、検知エリア内の人体からの赤外
線を受けて人体と周囲温度の差から侵入者を検知するよ
うに構成されている。
【0003】ところで、前記侵入者検知システムの動作
を妨害するために、防犯センサが設置されている室内へ
の人の出入りの多い非警戒動作中に、防犯センサの前面
に紙テープを貼り付けたり、白い塗料をスプレーして塗
布する妨害行為を行って防犯センサが人体を検知できな
いようにしておき、人が出入りしなくなった警戒動作時
に室内に侵入する場合がある。
【0004】図8は、カバー5の前面に白色塗料がスプ
レー塗布された場合の、PIRセンサ7の検知感度の変
化特性を示す図で、塗布された白色塗料の厚さを、スプ
レー時間に置き換えて示している。妨害物がない場合の
縦軸に示す検知感度(人体の温度と室内の温度の差)
は、特性Aに示すように2℃より高い。横軸は、ターゲ
ット速度(侵入者の移動速度)である。また、白色塗料
を4秒間スプレー塗布した場合の検知感度は、特性Bに
示すように5℃程度に低下し、8秒間スプレー塗布した
場合の検知感度は、14℃程度に低下した。一般に、P
IRセンサ7には、4℃より高い検知感度が要求される
ので、4秒間程度のスプレーで検知機能が損なわれるこ
とになる。
【0005】前記のような妨害行為が行われたとき、防
犯センサの検知機能を損なうマスキング物体(以下、
「妨害物」という)の有無を検出する放射エネルギー検
出装置を備えた防犯センサが、特開平2−287278
号公報に開示されている。
【0006】この放射エネルギー検出装置は、防犯セン
サ内に、赤外線または可視光を出射する発光素子とその
反射光を受光する受光素子を設け、カバーの内面からの
反射光に、カバーの外側の妨害物からの反射光が加わっ
て受光素子への入射光量が増加するのを検出すること
で、カバーの外側に遮蔽物があることを検出するように
構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記放射エネルギー検
出装置は、カバーの内面で反射した迷光量が多く、受光
素子への入射光量が多いため、妨害行為者の手の指や器
具からの反射光、および遮蔽物からの反射光による増加
分の検出が難しい。
【0008】本発明は、前記のような問題点の解消を目
的としてなされたもので、妨害検知機能の作動中に妨害
行為がなされたときは即時に検知でき、また、防犯セン
サのカバーの前面に、前記白色塗料の塗布や紙テープな
どの遮蔽物があるときは、その妨害物の存在を検知でき
る、妨害検知機能付き防犯センサを得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、受動型赤外線検知素子とその検知エリア
を設定する光学系とがカバーで覆われた防犯センサにお
いて、前記カバー内で前記検知エリアの外方に、第1お
よび第2の妨害検知手段が設けられ、前記第1の妨害検
知手段は第1の検知用光線を出射する第1の投光器と、
前記第1の検知用光線が前記カバーの外面またはその近
傍にある妨害物で反射した反射光を受光する第1の受光
器と、これら投光器と受光器の間に配置されて前記検知
用光線がカバー内面で反射した迷光が受光器に入射する
のを阻止する遮蔽部材とを有し、前記第2の妨害検知手
段は、第2の検知用光線を出射する第2の投光器と、前
記第2の検知用光線が前記カバー内面およびカバーに付
着した妨害物で反射した迷光を受光する第2の受光器と
を有している。
【0010】この構成によれば、第1の投光器から出射
された第1の検知用光線のカバーの内面で反射された迷
光は遮蔽部材で遮られているので、第1および第2の受
光器には入射せず、第1の受光器には、主としてカバー
の外側の妨害物からの反射光が入射する。また、第2の
投光器から出射された第2の検知用光線のカバーの内面
で反射された迷光は、遮蔽部材で遮られて第1の受光器
には入射せず、第2の受光器には、第2の投光器からの
第2の検知用光線がカバー内面で反射した迷光と、カバ
ーの外面に付着している妨害物からの反射光がカバー内
面で反射した迷光とが入射する。したがって、第2の妨
害検知手段で、妨害行為および防犯センサから少し離れ
た位置の妨害物を検知でき、第1の妨害検知手段で、カ
バーの外面にある妨害物を確実に検知できる。
【0011】さらに、本発明の好ましい実施形態では、
第1および第2の妨害検知手段が、1つの投光器と、2
つの受光器で、カバーの外側からの反射光と、カバー内
の迷光とを検出するように構成されている。この構成に
よれば、第1の受光器は、投光器からカバーを通して外
方へ出射された第1の検知用光線の反射光を検出し、第
2の受光器は、第2の検知用光線がカバー内面で反射さ
れた迷光、およびカバーの外面に付着している妨害物か
らの反射光がカバー内面で反射された迷光を検出する。
【0012】さらに、本発明の好ましい実施形態では、
第1および第2の妨害検知手段が、2つの投光器と、1
つの受光器で、カバーの外側からの反射光と、カバー内
の迷光とを検出するように構成されている。この構成に
よれば、1つの受光器で、第1の投光器からカバーを通
して外方へ出射された第1の検知用光線の反射光と、第
2の投光器から出射された第2の検知用光線がカバー内
面で反射した迷光、およびカバーの外面に付着している
妨害物で反射された光がカバー内面で反射した迷光を検
出する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る防犯センサの平面図、図2は図1中の矢印II方向から
見た一部切欠された側面図、図3は図1中の矢印III方
向から見た背面図である。図2において、防犯センサ1
は、天井面2に取り付けられた取付ベース3と、この取
付ベース3に取り付けられたセンサ本体4と、内部構造
が見えないように、白色の高密度ポリエチレンで形成さ
れたカバー5を備えている。センサ本体4は、回路基板
6と、ブラケット40を介して前記回路基板6に支持さ
れた人体検知用のPIRセンサ7と、妨害物検知用の能
動型赤外線センサ(以下、「AIRセンサ」という)8
とを備えている。前記PIRセンサ7は、遠赤外線を受
けて作動するPIR素子9と、複数の検知エリアAを形
成する多面反射鏡10と、回路基板6に接続コード41
を介して電気的に接続されたセンサ基板42とを備え、
このセンサ基板42に検出回路が実装されている。前記
PIR素子9,多面反射鏡10およびセンサ基板42は
ハウジング43に収納されており、このハウジング43
が前記ブラケット40に取り付けられている。
【0014】また、前記AIRセンサ8は、近赤外線か
らなる第1の検知用光線e1(第2の検知用光線と共
通)を出射する第1の投光器11(第2の投光器と共
通)と、カバー5を通って出射された出射光eがカバー
外方の妨害物で反射され、カバー5を通って戻ってきた
反射光rを受光する第1の受光器12(図3)と、前記
出射光の一部が、カバー5の内面で反射された迷光mを
受光する第2の受光器13とを備えている。ここでいう
迷光mとは、前記カバー5の内面で反射された光と、後
述するカバー外面に付着した妨害物の内面で反射してカ
バー5の内方に入る光とを言う。
【0015】図1に示すように、前記第1の投光器11
と第1の受光器12は、多面反射鏡10の背面側に配置
されており、図2に示すように、その光軸がPIRセン
サ7の人体検知エリアAの方向を向くように傾けて回路
基板6に取り付けられ、両者の間には、ついたて状の発
泡合成樹脂で形成された遮蔽部材14が、回路基板6と
ブラケット40の背面とカバー5の内面の間を塞ぐよう
に配置されている。第2の受光器13は、第1の投光器
11の側方に、太陽光や自動車のヘッドライトの光など
が入射しない向きで回路基板6に取り付けられ、円筒状
のフード15が取り付けられて、カバー5内を多重反射
した迷光m以外の光を受光することが少なくなるように
構成されている。
【0016】さらに、前記第1の受光器12の検出感度
は、床面からの反射光は検出せず、AIRセンサ8から
数十cmの範囲内の人体や金属製の器具などからの反射
光rを検出するように、第1の投光器11の出射光量、
および第1の受光器12の検出感度が設定されている。
また、第2の受光器13の検出感度は、カバー5の内面
からの反射光(迷光)のみの場合の入射光量を基準値と
し、入射光量が前記基準値よりも所定量増加したとき妨
害物検知信号を出力するように検出感度が設定されてい
る。
【0017】図4は、防犯センサのブロック回路図であ
る。まず、PIRセンサ7の検知動作を説明する。図4
において、PIR素子9は、人体検知エリアA内に人体
が入ったとき、人体から放射される遠赤外線を検出して
人体と周囲温度の差から人体を検知する。アンプ21は
PIR素子9から入力された検出信号を増幅し、コンパ
レータ22はアンプ21からの入力信号のレベルがしき
い値を超えたとき、人体検知信号を出力する。CPUを
内蔵したマイクロコンピュータ23は、人体検知信号が
入力されたとき侵入者があったことを示す人体検知信号
hを出力回路24に送出し、出力回路24は予め定めた
様式、例えば連続音の警報を送出するための警報指令信
号を外部のコントロールパネルへ送出する。
【0018】AIRセンサ8は、第1の妨害物検知手段
17と、第2の妨害物検知手段18とを構成しており、
第1の妨害物検知手段17は、第1の投光器11、第1
の受光器12、パルス発生器25、ゲート26a、アン
プ27a、およびコンパレータ28aで構成されてい
る。また、第2の妨害物検知手段18は、第2の受光器
13、パルス発生器25、ゲート26b、アンプ27
b、およびコンパレータ28bで構成されている。
【0019】次に、第1の妨害物検知手段17の妨害物
検出動作を説明する。パルス発生器25から出力された
パルス信号は第1の投光器11に入力され、図2の第1
の投光器11からパルス状の近赤外線の第1の検知用光
線e1がカバー5を通して下向きに出射される。この出
射光e1の一部はカバー5の内面で反射され、さらにカ
バー5内で乱反射されて迷光mとなるが、第1の受光器
12への入射光量は、遮蔽部材14によって吸収されて
少なくなるように構成されている。
【0020】前記のような状態において、妨害行為者が
カバー5に接近すると、その手の指や器具からの反射光
rがカバー5を通って第1の受光器12に入射し、第1
の受光器12から検出信号が、図4のゲート26aで出
射光と同一周波数の成分のみが選択されることでノイズ
成分が除去されたのちアンプ27aに入力され、その増
幅信号のレベルがコンパレータ28aで第1のしきい値
と比較される。前記しきい値は、予め手の指や器具がカ
バー5から所定の距離以内に近づいたときの増幅信号の
レベルより低い値に設定されており、コンパレータ28
aは入力信号が第1のしきい値を超えたとき第1の妨害
物検知信号s1をマイクロコンピュータ23に出力し、
マイクロコンピュータ23は出力回路24にトラブル信
号aを出力し、出力回路24は前記人体検知警報とは異
なる様式の警報、例えば断続音の警報を出すための警報
指令信号を外部のコントロールパネルへ送出する。
【0021】次に、図2のカバー5の前面(外面)に、
白色塗料をスプレー塗布した妨害物16が付着されたと
きは、妨害物16によって第1の検知用光線e1が反射
され、カバー5内の迷光mが著しく増大して、図4の第
2の妨害物検知手段18の第2の受光器13に入射す
る。第2の受光器13はこの検出信号をゲート26bに
出力し、ゲート26bでノイズ成分が除去されてアンプ
27bに入力され、アンプ27bの出力はコンパレータ
28bで第2のしきい値と比較される。前記しきい値
は、妨害物16がないときのアンプ27bの出力レベル
より高い値に設定されており、コンパレータ28bは入
力信号が第2のしきい値を超えたとき、第2の妨害物検
知信号s2をマイクロコンピュータ23に出力し、マイ
クロコンピュータ23は出力回路24にトラブル信号a
を出力し、出力回路24は前記警報と同じ様式、または
異なる様式の警報を送出するための警報指令信号を外部
のコントロールパネルへ送出する。
【0022】なお、妨害物16が防犯センサ1から少し
離れた位置に置かれた白紙のようなものであるとき、第
1の妨害物検知手段17は第1の受光器12に入射する
反射光rの光量が増加するので、妨害物を検知できる。
しかし、第2の妨害物検知手段18は第2の受光器13
に入射する迷光mの光量の増加は僅かであるので、検出
できない。また、妨害物16が防犯センサ1のカバー5
の外面に付着した近赤外線を反射する白色塗料や、厨房
などで付着した汚れなどであるとき、第1の妨害物検知
手段17は、第1の受光器12に入射する反射光rの光
量が増加しないために、妨害物を検出できない。しか
し、第2の妨害物検知手段18は、第2の受光器13に
入射する迷光mの光量が増加するので、検出できる。以
上のように、本実施形態のAIRセンサ8は、カバー5
から少し離れた位置にある妨害行為者の手の指や器具、
白紙などの妨害物、およびカバー5の前面に付着してい
る白色塗料や油よごれなどの妨害物を検出することがで
きる。
【0023】図5は、第1と第2の受光器を共通にした
他の実施形態に係る防犯センサの平面図、図6は図5中
のVI方向から見た背面図で、図1〜図3と同一符号はそ
れぞれ同一または相当部分を示している。図5におい
て、19は第2の投光器で、第1の投光器11と遮蔽部
材14を挟んだ第1の受光器12(第2の受光器と共
通)側に配設され、図5および図6に示すように、その
光軸は水平方向から若干下向きであって、かつ、第2の
投光器19からの第2の検知用光線e2が直接第1の受
光器12に入射せず、また、カバー5の内面や多面反射
鏡10の側面などで反射した光も第1の受光器12に直
接入射しない向きに設置されている。この第2の投光器
19の位置および出射方向は、カバー5の外面に白色塗
料等がスプレーされたとき、その反射光によってカバー
5内の迷光mが増加し、第1の受光器12に入射する迷
光mの量が増すように設定されている。
【0024】図7は、本実施形態のブロック回路図で、
図4と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示して
いる。本実施形態のAIRセンサ8は、第1の妨害物検
知手段17と、第2の妨害物検知手段18を構成してお
り、第1の妨害物検知手段17は、第1の投光器11、
第1の受光器12、パルス発生器25、ゲート26a、
アンプ27a、コンパレータ28a、および切替スイッ
チ29で構成されている。また、第2の妨害物検知手段
18は、第2の投光器19、第1の受光器12、パルス
発生器25、ゲート26a、アンプ27a、コンパレー
タ28b、および切替スイッチ29で構成されている。
【0025】本実施形態のPIRセンサ7の動作は、前
記実施形態と同じであるので説明を省略する。次に、第
1の妨害物検知手段17および第2の妨害物検知手段1
8の妨害物検出動作を説明する。パルス発生器25から
出力されたパルス信号は、切替スイッチ29、ゲート2
6およびコンパレータ28a,28bに入力される。切
替スイッチ29は、第1の投光器11と、第2の投光器
19を数秒間隔で交互に投光させ、第1の受光器12に
は、第1の投光器11からの第1の検知用光線e1のカ
バー5の外面から離れた位置にある妨害物からの反射光
rと、第2の投光器19からの第2の検知用光線e2の
カバー5の内面からの反射光および妨害物16の反射光
による迷光mとが交互に入射する。なお、前記第1の検
知用光線e1のカバー5の内面での反射光による迷光
は、遮蔽部材14により遮られ、第1の受光器12には
ほとんど入射しない。
【0026】第1の受光器12の2つの出力信号は、交
互にゲート26に入力されてノイズ成分が除去されてア
ンプ27に入力され、反射光rの増幅信号r1は第1の
コンパレータ28aで、迷光mの増幅信号m1は第2の
コンパレータ28bで、それぞれ次のような比較が行わ
れる。第1のコンパレータ28aは、増幅信号r1を第
1のしきい値と比較し、第2のコンパレータ28bは、
増幅信号m1を第2のしきい値と比較し、それぞれ入力
レベルがしきい値より大きいとき、妨害検知信号s1,
s2をマイクロコンピュータ23に出力し、マイクロコ
ンピュータ23はトラブル信号aを出力回路24に出力
し、出力回路24は警報指令信号を外部のコントロール
パネルへ送出する。
【0027】前記構成によれば、第1の妨害物検知手段
17および第2の妨害物検知手段18を、2つの投光器
11,19と、1つの受光器12および1つの増幅系と
で構成できるので、前記実施形態1よりも構成が簡単に
なる。
【0028】なお、前記実施形態では、2つのコンパレ
ータ28a,28bを設けたが、1つのコンパレータの
しきい値をパルス信号で第1と第2のしきい値に切り替
えるように構成してもよい。
【0029】なお、前記実施形態1,2では、第1の妨
害物検知手段および第2の妨害物検知手段を、1つの投
光器と2つの受光器、または2つの投光器と1つの受光
器で構成したが、これらとは異なり、それぞれ投光器と
受光器を2組備えた構成としてもよい。
【0030】また、前記実施形態1,2では、防犯セン
サを天井面に取り付けたが、壁面に取り付けてもよい。
【0031】また、厨房などに設置される防犯センサで
は、カバーの外面に油滴などが付着して汚れ、PIRセ
ンサの検知感度が低下し易い。このような感度低下を補
償するため、図4中に破線で示したように、カバー5内
の迷光mを検出する第2の受光器13の検出信号レベル
が徐々に大きくなるのに従ってPIRセンサ7のアンプ
21の増幅率を徐々に高くする増幅率制御手段30を設
け、PIRセンサ7の検知感度を一定レベルに維持する
ようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、受動型赤外線検知素子
とその検知エリアを設定する光学系とがカバーで覆われ
た防犯センサにおいて、前記検知エリアの外方に、カバ
ーを通して第1の検知用光線を出射し、この検知用光線
の妨害物からの反射光を受光して第1のしきい値と比較
して妨害物を検知する第1の妨害物検知手段と、前記カ
バー内の迷光のみを受光し、第2のしきい値と比較して
妨害物を検知する第2の妨害物検知手段とを備えたもの
であるから、前記受動型赤外線検知素子のカバー内の迷
光による検出精度の低下がなく、かつ、妨害行為、およ
び白色塗料などの検知用光線を反射する各種の妨害物を
確実に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る防犯センサの平面図
である。
【図2】図1中の矢印II方向から見た一部切欠された側
面図である。
【図3】図1中の矢印III方向から見た背面図である。
【図4】本実施形態に係る防犯センサのブロック回路図
である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る防犯センサの平面
図である。
【図6】図5中の矢印VI方向から見た背面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る防犯センサのブロ
ック回路図である。
【図8】PIRセンサの妨害物による検知感度特性を示
す図である。
【符号の説明】
1…防犯センサ、2…天井面、3…取付ベース、4…セ
ンサ本体、5…カバー、6…回路基板、7…PIRセン
サ、8…AIRセンサ、9…PIR素子、10…多面反
射鏡、11…第1の投光器、12…第1の受光器、13
…第2の受光器、14…遮蔽部材、16…妨害物、17
…第1の妨害物検知手段、18…第2の妨害物検知手
段、19…第2の投光器、23…マイクロコンピュー
タ、24…出力回路、30…増幅率制御手段、40…ブ
ラケット、41…接続コード、42…センサ基板、A…
人体検知エリア、e1…第1の検知用光線、e2…第2
の検知用光線、m…迷光、r…反射光。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受動型赤外線検知素子とその検知エリア
    を設定する光学系とがカバーで覆われた防犯センサにお
    いて、 前記カバー内で前記検知エリアの外方に、第1および第
    2の妨害検知手段が設けられ、前記第1の妨害検知手段
    は第1の検知用光線を出射する第1の投光器と、前記第
    1の検知用光線が前記カバーの外面またはその近傍にあ
    る妨害物で反射した反射光を受光する第1の受光器と、
    これら投光器と受光器の間に配置されて前記検知用光線
    がカバー内面で反射した迷光が受光器に入射するのを阻
    止する遮蔽部材とを有し、 前記第2の妨害検知手段は、第2の検知用光線を出射す
    る第2の投光器と、前記第2の検知用光線が前記カバー
    内面およびカバーに付着した妨害物で反射した迷光を受
    光する第2の受光器とを有することを特徴とする防犯セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1と第2の投
    光器が共通であることを特徴とする防犯センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第1と第2の受
    光器が共通であることを特徴とする防犯センサ。
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