JPH1199407A - 下孔穿孔機 - Google Patents
下孔穿孔機Info
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- JPH1199407A JPH1199407A JP28287597A JP28287597A JPH1199407A JP H1199407 A JPH1199407 A JP H1199407A JP 28287597 A JP28287597 A JP 28287597A JP 28287597 A JP28287597 A JP 28287597A JP H1199407 A JPH1199407 A JP H1199407A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】フレームの構成部材の強度をそれ程高めない
で、フレーム全体としての必要剛性を確保することによ
り、重切削が可能で、しかも小型・軽量の下孔穿孔機を
提供する。 【解決手段】センターベースBcの上下方向に配設され
た上側及び下側の各サイドベースB1,B2 を、上側及び
下側の各タイロッド7,8で連結させたフレームFを構
成し、上側サイドベースB1 に立設された上側油圧シリ
ンダC1 による押圧力T1 の軸心と、下側サイドベース
B2 に立設された下側油圧シリンダC2 による加工推力
T2 の軸心とが、ほぼ同一軸線CL上に配置されるよう
に配設し、前記押圧力T1 によってセンターベースBc
の上面に押圧されたワークWの下方から、前記加工推力
T2 によってドリルDを押し付け、下孔Hを穿孔する際
の外力を、フレームFにおける軸線CL(ドリルDの軸
心)方向にのみ作用させる。
で、フレーム全体としての必要剛性を確保することによ
り、重切削が可能で、しかも小型・軽量の下孔穿孔機を
提供する。 【解決手段】センターベースBcの上下方向に配設され
た上側及び下側の各サイドベースB1,B2 を、上側及び
下側の各タイロッド7,8で連結させたフレームFを構
成し、上側サイドベースB1 に立設された上側油圧シリ
ンダC1 による押圧力T1 の軸心と、下側サイドベース
B2 に立設された下側油圧シリンダC2 による加工推力
T2 の軸心とが、ほぼ同一軸線CL上に配置されるよう
に配設し、前記押圧力T1 によってセンターベースBc
の上面に押圧されたワークWの下方から、前記加工推力
T2 によってドリルDを押し付け、下孔Hを穿孔する際
の外力を、フレームFにおける軸線CL(ドリルDの軸
心)方向にのみ作用させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームの構成部
材の強度をそれ程高めないで、フレーム全体としての必
要剛性を確保することにより、重切削を可能にした下孔
穿孔機に関するものである。
材の強度をそれ程高めないで、フレーム全体としての必
要剛性を確保することにより、重切削を可能にした下孔
穿孔機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プーリ、ギア、モータのキャッ
プ等のように、中心部に取付孔を有する機械部品は、中
心に孔部を有する状態で鋳物成形したものを素材とし、
該素材に旋盤加工、中ぐり加工等の機械加工を施して製
品としている。しかし、上記した中心部に取付孔を有す
る機械部品が、特殊用途に使用される少量生産品である
場合、製造コストの面から鋳物成形できず、中実丸棒材
を所定厚に切断したものを素材として、これに機械加工
を施して製品とせざるを得ない。このため、下孔加工が
不可欠となる。
プ等のように、中心部に取付孔を有する機械部品は、中
心に孔部を有する状態で鋳物成形したものを素材とし、
該素材に旋盤加工、中ぐり加工等の機械加工を施して製
品としている。しかし、上記した中心部に取付孔を有す
る機械部品が、特殊用途に使用される少量生産品である
場合、製造コストの面から鋳物成形できず、中実丸棒材
を所定厚に切断したものを素材として、これに機械加工
を施して製品とせざるを得ない。このため、下孔加工が
不可欠となる。
【0003】上記した素材に下孔を穿孔する場合、一般
にボール盤が使用される。このボール盤は、図9に示さ
れるように、ベッド51にコラム52が立設されてい
て、該コラム52に水平に支持したアーム53にドリル
ユニット54が取付けられたものである。このため、穿
孔時においてドリルユニット54に装着されたドリル5
5に加わるスラスト力は、アーム53に対する曲げ力と
して作用され、該アーム53が同図において二点鎖線で
示されるように変形される。そのため、上記した一般の
ボール盤で重切削(単位時間当りの切削量が多いことを
いう)を行うことは、極めて困難である。例えば、上記
した一般のボール盤で、厚さが約100mmの鋼材に下
孔を穿孔する場合、内径40mm程度の下孔が限界であ
り、しかも15分程度の工数を必要とする。そのため、
下孔穿孔の効率が悪い。アーム53の変形を防止するた
めには、例えば、図10に示されるように、フレームを
門型構造にして、フレームを構成するベッド51、コラ
ム52及びアーム53の剛性を高めることが必要であ
る。このような加工機を使用すれば、重切削が可能とな
るが、加工機が徒に大型化するという問題がある。
にボール盤が使用される。このボール盤は、図9に示さ
れるように、ベッド51にコラム52が立設されてい
て、該コラム52に水平に支持したアーム53にドリル
ユニット54が取付けられたものである。このため、穿
孔時においてドリルユニット54に装着されたドリル5
5に加わるスラスト力は、アーム53に対する曲げ力と
して作用され、該アーム53が同図において二点鎖線で
示されるように変形される。そのため、上記した一般の
ボール盤で重切削(単位時間当りの切削量が多いことを
いう)を行うことは、極めて困難である。例えば、上記
した一般のボール盤で、厚さが約100mmの鋼材に下
孔を穿孔する場合、内径40mm程度の下孔が限界であ
り、しかも15分程度の工数を必要とする。そのため、
下孔穿孔の効率が悪い。アーム53の変形を防止するた
めには、例えば、図10に示されるように、フレームを
門型構造にして、フレームを構成するベッド51、コラ
ム52及びアーム53の剛性を高めることが必要であ
る。このような加工機を使用すれば、重切削が可能とな
るが、加工機が徒に大型化するという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、フレームの構成部材の強度をそれ程高めな
いで、フレーム全体としての必要剛性を確保することに
より、重切削が可能で、しかも小型・軽量の下孔穿孔機
を提供することを課題としている。
具合に鑑み、フレームの構成部材の強度をそれ程高めな
いで、フレーム全体としての必要剛性を確保することに
より、重切削が可能で、しかも小型・軽量の下孔穿孔機
を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明は、ワークを支持するセンターベースを挟んで
それぞれ第1及び第2の各サイドベースが配置されて、
これらがタイロッドを介して一体に連結されたフレーム
と、前記タイロッドに案内支持されて、前記センターベ
ースに対して接近・離隔するように、センターベースと
第2サイドベースとの間に移動可能に配設されたドリル
ユニットと、前記ドリルユニットを構成するドリルとほ
ぼ同心となって、前記第1サイドベースに装着されて、
前記センターベースに支持されたワークを該センターベ
ースに対して押圧させるための第1油圧シリンダと、前
記第2サイドベースに装着されて、前記ドリルユニット
を移動させて、ワークに対するドリルの加工推力を生じ
させるための第2油圧シリンダと、を備えていて、第1
油圧シリンダの押圧力によって、センターベースに対し
てワークを一体化させた状態で、該第1油圧シリンダの
押圧力とほぼ同一軸線上であって、しかも方向が反対の
ドリルの加工推力によって、ワークに下孔を穿孔するこ
とを特徴としている。
の本発明は、ワークを支持するセンターベースを挟んで
それぞれ第1及び第2の各サイドベースが配置されて、
これらがタイロッドを介して一体に連結されたフレーム
と、前記タイロッドに案内支持されて、前記センターベ
ースに対して接近・離隔するように、センターベースと
第2サイドベースとの間に移動可能に配設されたドリル
ユニットと、前記ドリルユニットを構成するドリルとほ
ぼ同心となって、前記第1サイドベースに装着されて、
前記センターベースに支持されたワークを該センターベ
ースに対して押圧させるための第1油圧シリンダと、前
記第2サイドベースに装着されて、前記ドリルユニット
を移動させて、ワークに対するドリルの加工推力を生じ
させるための第2油圧シリンダと、を備えていて、第1
油圧シリンダの押圧力によって、センターベースに対し
てワークを一体化させた状態で、該第1油圧シリンダの
押圧力とほぼ同一軸線上であって、しかも方向が反対の
ドリルの加工推力によって、ワークに下孔を穿孔するこ
とを特徴としている。
【0006】第1油圧シリンダにより、ベースプレート
の所定位置にセットされたワークを押圧して固定すると
共に、該第1油圧シリンダの反対側から、第2油圧シリ
ンダにより、該ワークに対してドリルを押し付ける。第
1油圧シリンダによるワークの押圧力と、第2油圧シリ
ンダによるドリルの加工推力とは、ほぼ同一の軸線上
(ドリルの軸心上)に作用するため、下孔穿孔時におい
てフレームに作用する外力は、前記ドリルの軸心方向に
沿った単純荷重のみであるため、フレームに対して大き
な曲げ力が作用することはない。そのため、フレーム全
体としての剛性は、ドリルの軸心方向においてのみ必要
であり、これ以外の方向における剛性は最小限で済む。
そして、ドリルの軸心方向に沿ったフレームの剛性は、
第1及び第2の各油圧シンリダの油圧力を主体にして、
穿孔時においてのみ確保される構造となって、従来の各
種加工機のように、フレームを構成する個々の部材の強
度を高めて確保する構造とは、大きく異なる。この結
果、フレームを構成する個々の部材の強度をそれ程高め
なくても、ワークに対する下孔の穿孔が可能となって、
装置が軽量・小型化される。しかも、前記ドリルの加工
推力は、油圧シリンダによって確保されているため、重
切削が可能である。
の所定位置にセットされたワークを押圧して固定すると
共に、該第1油圧シリンダの反対側から、第2油圧シリ
ンダにより、該ワークに対してドリルを押し付ける。第
1油圧シリンダによるワークの押圧力と、第2油圧シリ
ンダによるドリルの加工推力とは、ほぼ同一の軸線上
(ドリルの軸心上)に作用するため、下孔穿孔時におい
てフレームに作用する外力は、前記ドリルの軸心方向に
沿った単純荷重のみであるため、フレームに対して大き
な曲げ力が作用することはない。そのため、フレーム全
体としての剛性は、ドリルの軸心方向においてのみ必要
であり、これ以外の方向における剛性は最小限で済む。
そして、ドリルの軸心方向に沿ったフレームの剛性は、
第1及び第2の各油圧シンリダの油圧力を主体にして、
穿孔時においてのみ確保される構造となって、従来の各
種加工機のように、フレームを構成する個々の部材の強
度を高めて確保する構造とは、大きく異なる。この結
果、フレームを構成する個々の部材の強度をそれ程高め
なくても、ワークに対する下孔の穿孔が可能となって、
装置が軽量・小型化される。しかも、前記ドリルの加工
推力は、油圧シリンダによって確保されているため、重
切削が可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は、本発明に係る下孔穿孔機の
概略側面図、図2は図1の要部の拡大側面図、図3は図
2の斜視図、図4は一部を破断した図2のX−X線断面
図、図5はドリルユニットUの側面断面図、図6はドリ
ルDの上端部の拡大斜視図である。本実施例の下孔穿孔
機は、図1に示されるように、ほぼ箱型形状のケース1
にフレームFが垂直に配設された構成である。フレーム
Fの上部には、上側油圧シリンダC1 によって昇降され
る押圧具2が取付けられており、同じく下部には、下側
油圧シリンダC2 によって昇降されるドリルDが取付け
られている。上側油圧シリンダC1 の軸心と、ドリルD
の軸心とは、ほぼ同一な軸線CL上に配置されている。
この下孔穿孔機は、上側油圧シリンダC1 の油圧力によ
ってワークWをセンターベースBcに一体化させ、その
下方から下側油圧シリンダC2 の油圧力によってドリル
Dを押し付けることにより、該ワークWのほぼ中央部に
下孔H(図7参照)を穿孔する構成である。フレームF
の下方には、コンベア装置3が配設されている。このコ
ンベア装置3は、ワークWに下孔Hを穿孔する際に生じ
る切粉Kを、機外に排出するためのものである。該コン
ベア装置3の一端部は、ケース1の外側に突出して、し
かも斜め上方に立ち上がっている。そして、その先端部
の直下には、切粉収容箱4が設置されていて、該コンベ
ア装置3によって搬送された切粉Kが該切粉収容箱4に
収容される。そして、下孔穿孔機の側方部には、上側及
び下側の各油圧シリンダC1,C2 に作動油を供給するた
めの油圧ユニット5と、ドリルDを介して穿孔部分に切
削油を供給するための切削油供給ユニット6とが設置さ
れている。
に詳細に説明する。図1は、本発明に係る下孔穿孔機の
概略側面図、図2は図1の要部の拡大側面図、図3は図
2の斜視図、図4は一部を破断した図2のX−X線断面
図、図5はドリルユニットUの側面断面図、図6はドリ
ルDの上端部の拡大斜視図である。本実施例の下孔穿孔
機は、図1に示されるように、ほぼ箱型形状のケース1
にフレームFが垂直に配設された構成である。フレーム
Fの上部には、上側油圧シリンダC1 によって昇降され
る押圧具2が取付けられており、同じく下部には、下側
油圧シリンダC2 によって昇降されるドリルDが取付け
られている。上側油圧シリンダC1 の軸心と、ドリルD
の軸心とは、ほぼ同一な軸線CL上に配置されている。
この下孔穿孔機は、上側油圧シリンダC1 の油圧力によ
ってワークWをセンターベースBcに一体化させ、その
下方から下側油圧シリンダC2 の油圧力によってドリル
Dを押し付けることにより、該ワークWのほぼ中央部に
下孔H(図7参照)を穿孔する構成である。フレームF
の下方には、コンベア装置3が配設されている。このコ
ンベア装置3は、ワークWに下孔Hを穿孔する際に生じ
る切粉Kを、機外に排出するためのものである。該コン
ベア装置3の一端部は、ケース1の外側に突出して、し
かも斜め上方に立ち上がっている。そして、その先端部
の直下には、切粉収容箱4が設置されていて、該コンベ
ア装置3によって搬送された切粉Kが該切粉収容箱4に
収容される。そして、下孔穿孔機の側方部には、上側及
び下側の各油圧シリンダC1,C2 に作動油を供給するた
めの油圧ユニット5と、ドリルDを介して穿孔部分に切
削油を供給するための切削油供給ユニット6とが設置さ
れている。
【0008】フレームFの構成について説明する。図2
ないし図4に示されるように、このフレームFは、方形
板状のセンターベースBcと、該センターベースBcを
挟んで、その上下に配設された方形板状の上側及び下側
の各サイドベースB1,B2 とが、上側及び下側の各タイ
ロッド7,8により連結された構成である。本実施例の
タイロッド7,8は、それぞれ4本であり、センターベ
ースBcの四隅に立設されている。最初に、フレームF
の上方部分の構成について説明する。センターベースB
cと上側サイドベースB1 との間には、方形板状の上側
ラム9が配設されている。この上側ラム9の四隅の部分
が、前記4本の上側タイロッド7に嵌合されていて、該
ラム9は、前記上側タイロッド7に案内支持されて昇降
可能である。即ち、各上側タイロッド7は、センターベ
ースBcと上側サイドベースB1とを連結するだけでな
く、両ベースBc,B1 の間に配設された上側ラム9の昇
降を案内支持するというガイドロッドとしての機能も有
している。上側サイドベースB1 の上面のほぼ中央部に
は、上側油圧シリンダC1 が、そのシリンダロッド11
を下方に向けて立設されていて、該シリンダロッド11
の先端部が上側ラム9に取付けられている。上側油圧シ
リンダC1 のシリンダロッド11を突出させたり引っ込
めたりすることにより、上側ラム9が昇降される。上側
ラム9の下面のほぼ中央部には、円筒形状の押圧具2が
上下方向に沿って装着されている。
ないし図4に示されるように、このフレームFは、方形
板状のセンターベースBcと、該センターベースBcを
挟んで、その上下に配設された方形板状の上側及び下側
の各サイドベースB1,B2 とが、上側及び下側の各タイ
ロッド7,8により連結された構成である。本実施例の
タイロッド7,8は、それぞれ4本であり、センターベ
ースBcの四隅に立設されている。最初に、フレームF
の上方部分の構成について説明する。センターベースB
cと上側サイドベースB1 との間には、方形板状の上側
ラム9が配設されている。この上側ラム9の四隅の部分
が、前記4本の上側タイロッド7に嵌合されていて、該
ラム9は、前記上側タイロッド7に案内支持されて昇降
可能である。即ち、各上側タイロッド7は、センターベ
ースBcと上側サイドベースB1とを連結するだけでな
く、両ベースBc,B1 の間に配設された上側ラム9の昇
降を案内支持するというガイドロッドとしての機能も有
している。上側サイドベースB1 の上面のほぼ中央部に
は、上側油圧シリンダC1 が、そのシリンダロッド11
を下方に向けて立設されていて、該シリンダロッド11
の先端部が上側ラム9に取付けられている。上側油圧シ
リンダC1 のシリンダロッド11を突出させたり引っ込
めたりすることにより、上側ラム9が昇降される。上側
ラム9の下面のほぼ中央部には、円筒形状の押圧具2が
上下方向に沿って装着されている。
【0009】次に、フレームFの下方部分の構成につい
て説明する。センターベースBcと下側サイドベースB
2 との間には、方形板状の一対の下側ラム12a,12b
が、各スペーサ13により上下方向に所定の間隔をおい
て配設されている。そして、一対の下側ラム12a,12
b の間にはドリルユニットUが配設されていて、前記一
対の下側ラム12a,12b と前記ドリルユニットUとが
一体に連結されている。一対の下側ラム12a,12b の
うち、上方の下側ラム12aと下側サイドベースB2 と
が、2基の下側油圧シリンダC2 によって連結されてい
る。これら2基の下側油圧シリンダC2 は、垂直に配設
されている。各下側油圧シリンダC2 のシリンダロッド
14を突出させたり、引っ込めたりすることにより、一
体となった一対の下側ラム12a,12b とドリルユニッ
トUとが、各下側タイロッド8に案内支持されて昇降す
る。即ち、ドリルDが昇降する。
て説明する。センターベースBcと下側サイドベースB
2 との間には、方形板状の一対の下側ラム12a,12b
が、各スペーサ13により上下方向に所定の間隔をおい
て配設されている。そして、一対の下側ラム12a,12
b の間にはドリルユニットUが配設されていて、前記一
対の下側ラム12a,12b と前記ドリルユニットUとが
一体に連結されている。一対の下側ラム12a,12b の
うち、上方の下側ラム12aと下側サイドベースB2 と
が、2基の下側油圧シリンダC2 によって連結されてい
る。これら2基の下側油圧シリンダC2 は、垂直に配設
されている。各下側油圧シリンダC2 のシリンダロッド
14を突出させたり、引っ込めたりすることにより、一
体となった一対の下側ラム12a,12b とドリルユニッ
トUとが、各下側タイロッド8に案内支持されて昇降す
る。即ち、ドリルDが昇降する。
【0010】上記したドリルユニットUについて説明す
る。図5に示されるように、このドリルユニットUに
は、複数の軸受15,16によって回転可能に支承され
た回転軸17が、上下方向に沿って配設されている。下
方の軸受16は、スラスト軸受である。この回転軸17
の軸心は、前述した軸線CL(上側油圧シリンダC1 の
軸心)とほぼ合致している。そして、該ドリルユニット
Uの側方部分には、前記回転軸17と軸直角にしてモー
タMが取付けられている。モータMの回転力は、該モー
タMのモータ軸18と、それに対応する回転軸17の所
定位置に装着された一対のかさ歯車19a,19b によっ
て、回転軸17に伝達される。なお、符号21は、モー
タ軸18とモータ軸18側のかさ歯車19aとを連結す
るためのキーである。
る。図5に示されるように、このドリルユニットUに
は、複数の軸受15,16によって回転可能に支承され
た回転軸17が、上下方向に沿って配設されている。下
方の軸受16は、スラスト軸受である。この回転軸17
の軸心は、前述した軸線CL(上側油圧シリンダC1 の
軸心)とほぼ合致している。そして、該ドリルユニット
Uの側方部分には、前記回転軸17と軸直角にしてモー
タMが取付けられている。モータMの回転力は、該モー
タMのモータ軸18と、それに対応する回転軸17の所
定位置に装着された一対のかさ歯車19a,19b によっ
て、回転軸17に伝達される。なお、符号21は、モー
タ軸18とモータ軸18側のかさ歯車19aとを連結す
るためのキーである。
【0011】上記した回転軸17の上端部には、これと
同心となって下孔穿孔のためのドリルDが装着されてい
る。このドリルDには、図6に示されるように、その長
手方向に沿って逃し溝部22が2箇所に設けられてい
る。そして、その上端部には、切削用チップ23が2個
取付けられていると共に、切削油の吐出孔24が2個設
けられている。ワークWに下孔Hが穿孔される際に生じ
た切粉Kは、各逃し溝部22から自重により落下され
る。そして、図5に示されるように、ドリルDの下端部
には、円板形状の切粉排出板25が取付けられている。
下孔穿孔中に生じた切粉Kは、ドリルDと共に回転する
切粉排出板25により穿孔部分からはぎ取られて排出さ
れる。そのため、ドリルDに切粉Kがからまりにくくな
ると共に、切粉Kの排出が容易になる。
同心となって下孔穿孔のためのドリルDが装着されてい
る。このドリルDには、図6に示されるように、その長
手方向に沿って逃し溝部22が2箇所に設けられてい
る。そして、その上端部には、切削用チップ23が2個
取付けられていると共に、切削油の吐出孔24が2個設
けられている。ワークWに下孔Hが穿孔される際に生じ
た切粉Kは、各逃し溝部22から自重により落下され
る。そして、図5に示されるように、ドリルDの下端部
には、円板形状の切粉排出板25が取付けられている。
下孔穿孔中に生じた切粉Kは、ドリルDと共に回転する
切粉排出板25により穿孔部分からはぎ取られて排出さ
れる。そのため、ドリルDに切粉Kがからまりにくくな
ると共に、切粉Kの排出が容易になる。
【0012】次に、ワークWをセンターベースBcの所
定位置(ほぼ中央部)にセットする場合の作用につい
て、図2及び図4を参照しながら説明する。センターベ
ースBcのほぼ中央部には、ドリルDを通過させるため
の通し孔26が設けられている。当然のことながら、こ
の通し孔26の内径は、ドリルDの外径よりも少し大き
い。予めセンターベースBcの上面には、模範プレート
27と位置決めプレート28が配置されている。この模
範プレート27の外周端面27aは、三分割されてい
て、該プレート27の中心から各外周端面27aまでの
寸法Rは、僅かずつ異なっていて、下孔Hを穿孔する複
数のワークWの半径とほぼ同一である。即ち、本実施例
の模範プレート27は、3種類のワークWに対応でき
る。模範プレート27の下面には、センターベースBc
に設けられた通し孔26の内径よりも僅かに小さい外径
を有するボス29が設けられている。位置決めプレート
28は方形板状で、その一辺がV字形状に切り欠かれて
いて、位置決め部28aとなっていると共に、該位置決
め部28aが形成された辺と直交する二辺の近傍に、該
二辺の長さ方向に沿って、長孔31が設けられている。
そのため、この位置決めプレート28を長孔31に沿っ
て移動させることにより、該位置決めプレート28がセ
ンターベースBcの通し孔26に接近・離隔される。模
範プレート27のボス29を通し孔26に嵌合させた状
態で、位置決めプレート28を接近させ、所定のワーク
Wの外径寸法に対応する模範プレート27の外周端面2
7aと、位置決めプレート28の位置決め部28aとを
当接させる。この状態で該位置決めプレート28を固定
し、模範プレート27を取り外す。以降、ワークWの任
意の外周部分を位置決めプレート28の位置決め部28
aに当接させてセンターベースBcの上面にセットさせ
ることにより、該ワークWのほぼ中心部が、ドリルDの
軸心上に配置される。
定位置(ほぼ中央部)にセットする場合の作用につい
て、図2及び図4を参照しながら説明する。センターベ
ースBcのほぼ中央部には、ドリルDを通過させるため
の通し孔26が設けられている。当然のことながら、こ
の通し孔26の内径は、ドリルDの外径よりも少し大き
い。予めセンターベースBcの上面には、模範プレート
27と位置決めプレート28が配置されている。この模
範プレート27の外周端面27aは、三分割されてい
て、該プレート27の中心から各外周端面27aまでの
寸法Rは、僅かずつ異なっていて、下孔Hを穿孔する複
数のワークWの半径とほぼ同一である。即ち、本実施例
の模範プレート27は、3種類のワークWに対応でき
る。模範プレート27の下面には、センターベースBc
に設けられた通し孔26の内径よりも僅かに小さい外径
を有するボス29が設けられている。位置決めプレート
28は方形板状で、その一辺がV字形状に切り欠かれて
いて、位置決め部28aとなっていると共に、該位置決
め部28aが形成された辺と直交する二辺の近傍に、該
二辺の長さ方向に沿って、長孔31が設けられている。
そのため、この位置決めプレート28を長孔31に沿っ
て移動させることにより、該位置決めプレート28がセ
ンターベースBcの通し孔26に接近・離隔される。模
範プレート27のボス29を通し孔26に嵌合させた状
態で、位置決めプレート28を接近させ、所定のワーク
Wの外径寸法に対応する模範プレート27の外周端面2
7aと、位置決めプレート28の位置決め部28aとを
当接させる。この状態で該位置決めプレート28を固定
し、模範プレート27を取り外す。以降、ワークWの任
意の外周部分を位置決めプレート28の位置決め部28
aに当接させてセンターベースBcの上面にセットさせ
ることにより、該ワークWのほぼ中心部が、ドリルDの
軸心上に配置される。
【0013】上記した位置決めプレート28によってセ
ンターベースBcの上面のほぼ中央部にセットされたワ
ークWは、その上方から降下された押圧具2によって押
圧される。この押圧具2は、図7に示されるように、円
筒形状を成していて、下孔Hの穿孔終了後のドリルDが
その中空部分Vに入り込む。押圧具2の外径は、ワーク
Wの外径よりも少し小さい。押圧具2の下端面には、環
状の溝部2aが設けられていて、この部分にゴムリング
32が取付けられている。このゴムリング32は、押圧
具2の下端面よりも少し突出するようにして取付けられ
ているため、ワークWの上面(押圧具2によって押圧さ
れる面)が平滑な面を呈していなくても、該ワークWは
確実に押圧される。更に、押圧具2の下端面とワークW
の上面との油密が図られるため、穿孔が終了した直後に
ドリルDから吐出される切削油が、この部分から飛散す
ることはない。
ンターベースBcの上面のほぼ中央部にセットされたワ
ークWは、その上方から降下された押圧具2によって押
圧される。この押圧具2は、図7に示されるように、円
筒形状を成していて、下孔Hの穿孔終了後のドリルDが
その中空部分Vに入り込む。押圧具2の外径は、ワーク
Wの外径よりも少し小さい。押圧具2の下端面には、環
状の溝部2aが設けられていて、この部分にゴムリング
32が取付けられている。このゴムリング32は、押圧
具2の下端面よりも少し突出するようにして取付けられ
ているため、ワークWの上面(押圧具2によって押圧さ
れる面)が平滑な面を呈していなくても、該ワークWは
確実に押圧される。更に、押圧具2の下端面とワークW
の上面との油密が図られるため、穿孔が終了した直後に
ドリルDから吐出される切削油が、この部分から飛散す
ることはない。
【0014】本発明に係る下孔穿孔機の作用について説
明する。図8に示されるように、位置決めプレート28
により、ワークWがセンターベースBcの上面のほぼ中
央部にセットされる。上側油圧シリンダC1 を作動させ
て押圧具2を降下させ、該ワークWをセンターベースB
cに押圧固定する。ワークWの軸心は、軸線CL(上側
油圧シリンダC1 の軸心)とほぼ同心にしてセットされ
ているため、該ワークWは上側油圧シリンダC1 による
油圧力(押圧力T1 )によって強固に押圧され、恰もセ
ンターベースBcと一体化された状態となる。そして、
前記押圧力T1の反力T1'は、上側サイドベースB1 に
作用する。この反力T1'は、大きさが上側油圧シリンダ
C1 による押圧力T1 と同一で、その作用方向が反対の
力である。
明する。図8に示されるように、位置決めプレート28
により、ワークWがセンターベースBcの上面のほぼ中
央部にセットされる。上側油圧シリンダC1 を作動させ
て押圧具2を降下させ、該ワークWをセンターベースB
cに押圧固定する。ワークWの軸心は、軸線CL(上側
油圧シリンダC1 の軸心)とほぼ同心にしてセットされ
ているため、該ワークWは上側油圧シリンダC1 による
油圧力(押圧力T1 )によって強固に押圧され、恰もセ
ンターベースBcと一体化された状態となる。そして、
前記押圧力T1の反力T1'は、上側サイドベースB1 に
作用する。この反力T1'は、大きさが上側油圧シリンダ
C1 による押圧力T1 と同一で、その作用方向が反対の
力である。
【0015】この状態で、ワークWの下方からドリルD
が押し付けられる。該ドリルDの加工推力T2 は、2基
の下側油圧シリンダC2 の油圧力の合力によるものであ
り、該加工推力T2 の反力T2'が下側サイドベースB2
に作用する。2基の下側油圧シリンダC2 の油圧力の合
力の作用線は、前述した軸線CLにほぼ沿っている。前
記反力T2'は、上記した反力T1'と同様に、大きさがド
リルDの加工推力T2と同一で、その作用方向が反対の
力である。そして、前述した押圧力T1 は、この加工推
力T2 よりも大きい。その結果、ワークWには、上側油
圧シリンダC1による押圧力T1 から下側油圧シリンダ
C2 による加工推力T2 を減じただけの押圧力(T1 −
T2 )が作用する。この押圧力(T1 −T2 )と各反力
T1',T2'は、軸線CL上においてのみ作用するため、
従来の加工機のように、これらの押圧力(T1 −T2 )
及び各反力T1',T2'が、フレームF全体に曲げ力とし
て作用することはない。
が押し付けられる。該ドリルDの加工推力T2 は、2基
の下側油圧シリンダC2 の油圧力の合力によるものであ
り、該加工推力T2 の反力T2'が下側サイドベースB2
に作用する。2基の下側油圧シリンダC2 の油圧力の合
力の作用線は、前述した軸線CLにほぼ沿っている。前
記反力T2'は、上記した反力T1'と同様に、大きさがド
リルDの加工推力T2と同一で、その作用方向が反対の
力である。そして、前述した押圧力T1 は、この加工推
力T2 よりも大きい。その結果、ワークWには、上側油
圧シリンダC1による押圧力T1 から下側油圧シリンダ
C2 による加工推力T2 を減じただけの押圧力(T1 −
T2 )が作用する。この押圧力(T1 −T2 )と各反力
T1',T2'は、軸線CL上においてのみ作用するため、
従来の加工機のように、これらの押圧力(T1 −T2 )
及び各反力T1',T2'が、フレームF全体に曲げ力とし
て作用することはない。
【0016】このように、下孔Hの穿孔時においてフレ
ームFに作用する外力は、軸線CL(ドリルDの軸心)
方向に沿った単純荷重のみであるため、フレームF全体
としての剛性も、この単純荷重の方向(軸線CL方向)
に沿った剛性が確保されれば充分であり、これ以外の方
向に沿った剛性、即ち、曲げ力に対する剛性は必要最小
限で済む。そして、この単純荷重の作用する方向に沿っ
たフレームFの剛性は、センターベースBcに対してワ
ークWを押圧するための上側油圧シリンダC1の油圧力
(押圧力T1 )と、ワークWに対してドリルDを押し付
けている下側油圧シリンダC2 の油圧力(加工推力
T2 )とによって確保しており、従来の各種加工機のよ
うにフレームFを構成する個々の部材の強度を高めるこ
とによって、フレームF全体の剛性を高めているのでは
ない。
ームFに作用する外力は、軸線CL(ドリルDの軸心)
方向に沿った単純荷重のみであるため、フレームF全体
としての剛性も、この単純荷重の方向(軸線CL方向)
に沿った剛性が確保されれば充分であり、これ以外の方
向に沿った剛性、即ち、曲げ力に対する剛性は必要最小
限で済む。そして、この単純荷重の作用する方向に沿っ
たフレームFの剛性は、センターベースBcに対してワ
ークWを押圧するための上側油圧シリンダC1の油圧力
(押圧力T1 )と、ワークWに対してドリルDを押し付
けている下側油圧シリンダC2 の油圧力(加工推力
T2 )とによって確保しており、従来の各種加工機のよ
うにフレームFを構成する個々の部材の強度を高めるこ
とによって、フレームF全体の剛性を高めているのでは
ない。
【0017】換言すれば、センターベースBcに対して
ワークWを押圧させるための上側油圧シリンダC1 の押
圧力T1 と、ワークWに対してドリルDを押し付けるた
めの下側油圧シリンダC2 の加工推力T2 とによって、
ワークWに下孔Hを穿孔する際においてのみ、しかも、
穿孔方向(ドリルDの軸心方向)に沿った剛性のみを集
中的に高めているのである。
ワークWを押圧させるための上側油圧シリンダC1 の押
圧力T1 と、ワークWに対してドリルDを押し付けるた
めの下側油圧シリンダC2 の加工推力T2 とによって、
ワークWに下孔Hを穿孔する際においてのみ、しかも、
穿孔方向(ドリルDの軸心方向)に沿った剛性のみを集
中的に高めているのである。
【0018】しかも、本発明に係る下孔穿孔機におい
て、ワークWに対してドリルDを押し付ける力(加工推
力T2 )は、下側油圧シリンダC2 の油圧力によって確
保している。そのため、ドリルDの加工推力T2 を極め
て大きなものにすることができると共に、常に安定した
加工推力T2 が確保される。従来の加工機の場合、ドリ
ルの送りは、その負荷とは無関係に、送りねじの回転数
により強制的に定められているので、穿孔中においてド
リルの負荷に変動が生じ、その結果、穿孔状態が安定し
ないことがある。しかし、本発明の場合、ドリルの送り
は油圧力により定められていて、その負荷に応じて自ら
変動するため、穿孔状態が終始安定している。この結
果、重切削が可能となり、従来の加工機と比較して、よ
り大きな径の下孔Hを短時間で穿孔することが可能であ
る。また、下側油圧シリンダC2 に供給される作動油の
流量を制御することにより、ドリルDの昇降速度の制御
等が簡単に行われる。そのため、下孔穿孔が終了してド
リルDが該下孔Hから抜け出る際に該ドリルDが急進
し、その結果、各切削用チップ23が損傷することが防
止される。
て、ワークWに対してドリルDを押し付ける力(加工推
力T2 )は、下側油圧シリンダC2 の油圧力によって確
保している。そのため、ドリルDの加工推力T2 を極め
て大きなものにすることができると共に、常に安定した
加工推力T2 が確保される。従来の加工機の場合、ドリ
ルの送りは、その負荷とは無関係に、送りねじの回転数
により強制的に定められているので、穿孔中においてド
リルの負荷に変動が生じ、その結果、穿孔状態が安定し
ないことがある。しかし、本発明の場合、ドリルの送り
は油圧力により定められていて、その負荷に応じて自ら
変動するため、穿孔状態が終始安定している。この結
果、重切削が可能となり、従来の加工機と比較して、よ
り大きな径の下孔Hを短時間で穿孔することが可能であ
る。また、下側油圧シリンダC2 に供給される作動油の
流量を制御することにより、ドリルDの昇降速度の制御
等が簡単に行われる。そのため、下孔穿孔が終了してド
リルDが該下孔Hから抜け出る際に該ドリルDが急進
し、その結果、各切削用チップ23が損傷することが防
止される。
【0019】下孔穿孔中、ドリルDの各吐出孔24より
高圧の切削油が吐出される。また、下孔Hが穿孔されて
いる際に生じる切粉Kは、自重により落下する。しか
も、ドリルDと共に回転する切粉排出板25によっては
ぎ取られ、コンベア装置3により排出される。
高圧の切削油が吐出される。また、下孔Hが穿孔されて
いる際に生じる切粉Kは、自重により落下する。しか
も、ドリルDと共に回転する切粉排出板25によっては
ぎ取られ、コンベア装置3により排出される。
【0020】上記したように、本発明に係る下孔穿孔機
は、フレームFの軸線CL方向のみの剛性を高めた構成
であるため、フレームFを構成する個々の部材の強度を
それ程高くしなくても、ワークWに対する下孔Hの穿孔
が可能になる。そのため、装置全体の小型・軽量化が可
能である。該フレームFを支持するケース1の剛性もそ
れ程高くする必要がないため、更に小型・軽量化が可能
である。
は、フレームFの軸線CL方向のみの剛性を高めた構成
であるため、フレームFを構成する個々の部材の強度を
それ程高くしなくても、ワークWに対する下孔Hの穿孔
が可能になる。そのため、装置全体の小型・軽量化が可
能である。該フレームFを支持するケース1の剛性もそ
れ程高くする必要がないため、更に小型・軽量化が可能
である。
【0021】本実施例の下孔穿孔機における2基の下側
油圧シリンダC2 の合力によるドリルDの加工推力T2
は、約1.2トンであり、上側油圧シリンダC1 の押圧
力T1 はその約3倍である。この下孔穿孔機によって、
外径170mm、厚さ35mmの鋼材に内径50mmの
下孔を穿孔する場合、約30秒で穿孔することができ
た。本実施例の下孔穿孔機において、ワークWが載置さ
れるセンターベースBcまでの高さは約1.2mであ
る。また、重量は約1.8トンであり、この加工能力に
耐えられるフレームの剛性を、フレームの構成部材の強
度を高めることのみにより実現しようとすると、門型の
フレームが不可欠となり、その重量も約10倍程度にな
ると思われる。
油圧シリンダC2 の合力によるドリルDの加工推力T2
は、約1.2トンであり、上側油圧シリンダC1 の押圧
力T1 はその約3倍である。この下孔穿孔機によって、
外径170mm、厚さ35mmの鋼材に内径50mmの
下孔を穿孔する場合、約30秒で穿孔することができ
た。本実施例の下孔穿孔機において、ワークWが載置さ
れるセンターベースBcまでの高さは約1.2mであ
る。また、重量は約1.8トンであり、この加工能力に
耐えられるフレームの剛性を、フレームの構成部材の強
度を高めることのみにより実現しようとすると、門型の
フレームが不可欠となり、その重量も約10倍程度にな
ると思われる。
【0022】本実施例の下孔穿孔機を構成するフレーム
Fは、ケース1に垂直に配設された竪型の形態であっ
て、ワークのセット、切粉の排出等が容易となる利点が
あるが、ケース1に水平に配設された横型の形態、即
ち、ドリルDが水平に移動する形態であっても構わな
い。
Fは、ケース1に垂直に配設された竪型の形態であっ
て、ワークのセット、切粉の排出等が容易となる利点が
あるが、ケース1に水平に配設された横型の形態、即
ち、ドリルDが水平に移動する形態であっても構わな
い。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る下孔穿孔機は、センターベ
ースに配置したワークを、第1油圧シリンダの油圧力に
より押圧すると共に、該第1油圧シリンダの軸心とほぼ
同心にして配設されたドリルを、反対側から第2油圧シ
リンダの油圧力により押し付けて、該ワークに下孔を穿
孔する構成である。そして、フレームの剛性は、センタ
ーベースに対してワークを押圧している第1油圧シリン
ダの押圧力と、ワークに対してドリルを押し付けている
第2油圧シリンダの加工推力とによって、下孔穿孔時に
おいてのみ確保される。そのため、次の諸効果が奏され
る。(1)フレームを構成する個々の部材の強度をそれ
程高くしなくて済む。そのため、装置全体を小型・軽量
化することができる。(2)油圧シリンダの油圧力によ
り、ワークにドリルが押し付けられる。この加工推力を
極めて大きくすることができるため重切削が可能とな
り、従来の加工機と比較して、より大きな径の下孔を、
より短い時間で穿孔することができる。その結果、下孔
穿孔の効率が高まる。(3)フレームが垂直に配設され
ている場合、下孔穿孔中に生じる切粉は、自重によって
落下されるため、切粉の排出処理が簡単である。
ースに配置したワークを、第1油圧シリンダの油圧力に
より押圧すると共に、該第1油圧シリンダの軸心とほぼ
同心にして配設されたドリルを、反対側から第2油圧シ
リンダの油圧力により押し付けて、該ワークに下孔を穿
孔する構成である。そして、フレームの剛性は、センタ
ーベースに対してワークを押圧している第1油圧シリン
ダの押圧力と、ワークに対してドリルを押し付けている
第2油圧シリンダの加工推力とによって、下孔穿孔時に
おいてのみ確保される。そのため、次の諸効果が奏され
る。(1)フレームを構成する個々の部材の強度をそれ
程高くしなくて済む。そのため、装置全体を小型・軽量
化することができる。(2)油圧シリンダの油圧力によ
り、ワークにドリルが押し付けられる。この加工推力を
極めて大きくすることができるため重切削が可能とな
り、従来の加工機と比較して、より大きな径の下孔を、
より短い時間で穿孔することができる。その結果、下孔
穿孔の効率が高まる。(3)フレームが垂直に配設され
ている場合、下孔穿孔中に生じる切粉は、自重によって
落下されるため、切粉の排出処理が簡単である。
【図1】本発明に係る下孔穿孔機の概略側面図である。
【図2】図1の要部の拡大側面図である。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】一部を破断した図2のX−X線断面図である。
【図5】ドリルユニットUの側面断面図である。
【図6】ドリルDの上端部の拡大斜視図である。
【図7】ワークWに下孔Hを穿孔している状態の作用説
明図である。
明図である。
【図8】フレームFに加わる力の作用方向を示す作用説
明図である。
明図である。
【図9】従来のボール盤の側面図である。
【図10】門型構造のボール盤の正面図である。
【符号の説明】 B1 :上側サイドベース(第1サイドベース) B2 :下側サイドベース(第2サイドベース) Bc:センターベース C1 :上側油圧シリンダ(第1油圧シリンダ) C2 :下側油圧シリンダ(第2油圧シリンダ) CL:軸線 D:ドリル F:フレーム H:下孔 T1 :押圧力 T2 :加工推力 U:ドリルユニット W:ワーク 7,8:タイロッド
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークを支持するセンターベースを挟ん
でそれぞれ第1及び第2の各サイドベースが配置され
て、これらがタイロッドを介して一体に連結されたフレ
ームと、 前記タイロッドに案内支持されて、前記センターベース
に対して接近・離隔するように、センターベースと第2
サイドベースとの間に移動可能に配設されたドリルユニ
ットと、 前記ドリルユニットを構成するドリルとほぼ同心となっ
て、前記第1サイドベースに装着されて、前記センター
ベースに支持されたワークを該センターベースに対して
押圧させるための第1油圧シリンダと、 前記第2サイドベースに装着されて、前記ドリルユニッ
トを移動させて、ワークに対するドリルの加工推力を生
じさせるための第2油圧シリンダと、 を備えていて、 第1油圧シリンダの押圧力によって、センターベースに
対してワークを一体化させた状態で、該第1油圧シリン
ダの押圧力とほぼ同一軸線上であって、しかも方向が反
対のドリルの加工推力によって、ワークに下孔を穿孔す
ることを特徴とする下孔穿孔機。 - 【請求項2】 前記フレームは、垂直に配設されてい
て、前記センターベースの上面に支持されたワークの下
方から穿孔を行うことを特徴とする請求項1に記載の下
孔穿孔機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28287597A JP3144674B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 下孔穿孔機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28287597A JP3144674B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 下孔穿孔機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1199407A true JPH1199407A (ja) | 1999-04-13 |
| JP3144674B2 JP3144674B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=17658226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28287597A Expired - Fee Related JP3144674B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 下孔穿孔機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3144674B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1391424B2 (en) † | 2000-01-18 | 2012-11-07 | Valence Technology, Inc. | Preparation of lithium-containing materials |
| CN105057732A (zh) * | 2015-08-13 | 2015-11-18 | 嘉善金亿精密铸件有限公司 | 一种铸件钻孔设备 |
| CN105935817A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-09-14 | 无锡市国松环保机械有限公司 | 一种杆状金属铸件外螺纹加工设备 |
| CN105935784A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-09-14 | 无锡市国松环保机械有限公司 | 一种金属铸件打孔机 |
| CN113102791A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-07-13 | 丘永梅 | 一种具有调节功能水利管道法兰盘打孔装置 |
| CN115609306A (zh) * | 2022-09-26 | 2023-01-17 | 山东信德玛珂增压器股份有限公司 | 一种增压器滑动轴承阶梯环槽的加工装置 |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP28287597A patent/JP3144674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1391424B2 (en) † | 2000-01-18 | 2012-11-07 | Valence Technology, Inc. | Preparation of lithium-containing materials |
| CN105057732A (zh) * | 2015-08-13 | 2015-11-18 | 嘉善金亿精密铸件有限公司 | 一种铸件钻孔设备 |
| CN105057732B (zh) * | 2015-08-13 | 2017-10-13 | 嘉善金亿精密铸件有限公司 | 一种铸件钻孔设备 |
| CN105935817A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-09-14 | 无锡市国松环保机械有限公司 | 一种杆状金属铸件外螺纹加工设备 |
| CN105935784A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-09-14 | 无锡市国松环保机械有限公司 | 一种金属铸件打孔机 |
| CN113102791A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-07-13 | 丘永梅 | 一种具有调节功能水利管道法兰盘打孔装置 |
| CN115609306A (zh) * | 2022-09-26 | 2023-01-17 | 山东信德玛珂增压器股份有限公司 | 一种增压器滑动轴承阶梯环槽的加工装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3144674B2 (ja) | 2001-03-12 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |