JPH1199643A - プリンタドライバ、画像形成装置とその駆動方法 - Google Patents

プリンタドライバ、画像形成装置とその駆動方法

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JPH1199643A
JPH1199643A JP10213261A JP21326198A JPH1199643A JP H1199643 A JPH1199643 A JP H1199643A JP 10213261 A JP10213261 A JP 10213261A JP 21326198 A JP21326198 A JP 21326198A JP H1199643 A JPH1199643 A JP H1199643A
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JP10213261A
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English (en)
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Akitoshi Yamada
顕季 山田
Hiromitsu Hirabayashi
弘光 平林
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Canon Business Machines Inc
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    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40—Picture signal circuits
    • H04N1/401—Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • H04N1/4015—Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head of the reproducing head
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/22—Actions or mechanisms not otherwise provided for for aligning characters for impression
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/304—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録ヘッドを用いて記録する装置の記
録ヘッドのレジを調整する。 【解決手段】 左右のヘッドそれぞれにより所定のパタ
ーンを記録紙、その記録した結果をセンサにより読み取
って、その濃度を比較する。縦方向の位置が一致してい
る状態では、図8(A)、(B)に示すように、ずらさ
ない(ノーマルデータ)画像の方が“1/2/4”画素
ずらした画像よりも濃度が高くなる。一方、左右のヘッ
ドの位置が縦方向にずれている状態では、図8(C),
(D)に示すように、“1/2/4”画素ずらした画像
の方がずらさない画像よりも濃度が高くなる。このよう
な原理を利用して左右ヘッドのずれを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドを被記
録媒体に対向して走査させながら被記録媒体上に文字、
画像等を記録するシリアル型の画像形成装置とその駆動
方法及びプリンタ装置を制御するプリンタドライバに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドを走査させながら記録するシ
リアル型記録方式は、記録紙等、被記録媒体の全幅をカ
バーするフルラインヘッドを用いて記録するものに比べ
て安価であること等の理由から、種々の記録装置におい
て一般的に用いられている。
【0003】シリアル型の記録装置のうち、被記録媒体
に色材を発色させるものとしては、専用の感熱用紙にサ
ーマルヘッドの発熱素子を作用させたり、専用の感光紙
に光学的に記録発色させるものが知られている。
【0004】また、記録ヘッドによって色材を被記録媒
体に付与して記録を行う方式としては、種種の方式が実
用化されたり、提案されている。例えば、色材として液
状のインクを含浸させたインクリボンを、印字ワイヤに
よって被記録媒体に押圧、当接させることでインクを転
写させるインパクト記録方式、固体状の色材を塗布した
インクリボンヘッドにサーマルヘッドの発熱素子を作用
させてインク転写を行う熱溶融転写記録方式もしくは熱
昇華転写方式や、液状の記録インクを吐出させて記録す
るインクジェット方式がある。
【0005】近年では、普通紙記録の観点から、後者の
色材付与型の記録方式が主流である。そのなかでも、特
にインクジェット記録方式は、低騒音、低ランニングコ
スト、装置が小型化しやすい、普通紙記録が可能、カラ
ー化が容易等の利点を有し、プリンタや複写機等の記録
装置に一般的に用いられているものである。
【0006】このシリアル記録方式は、記録ヘッドに設
けられる吐出口等の記録素子の限られた比較的小さな範
囲のみで記録が可能となる記録ヘッドをキャリッジに配
設し、順次走査しつつ記録を行うものであるため、記録
速度を向上させることが比較的困難であり、記録の高速
化はシリアル方式にとって従来からの課題となってい
た。
【0007】これに対し、画像記録の高速化のために、
記録ヘッドの記録幅(記録素子の配列範囲)を大きくし
たり、キャリッジ速度および記録周波数を高くして走査
時間を短くしたりするなどの方法が提案され、かつ実用
化されてきた。しかしながら、いずれの方式にも限界が
ある。
【0008】例えば記録幅を大きくするには、それに応
じたヘッド製造精度の向上等が必要となり記録ヘッドが
高価になること、また記録データを一時的に蓄えるプリ
ントバッファの容量が増大して高価になることなど、コ
スト面での不都合が懸念される。
【0009】熱を利用して発色させたり、または色材を
付与する方式では、特に、記録幅が大きい場合、記録ヘ
ッド自体の自己昇温による記録品位の劣化や破損を防止
するための手段の必要性が増大する。
【0010】被記録媒体と非接触で、かつ液状の記録イ
ンクを用いるインクジェット記録方式では、記録幅の大
きいヘッドを用いると、インク水分吸収による被記録媒
体のうねり(コックリング)による記録品位の劣化を防
止するための手段が複雑になるなどの問題もある。
【0011】また、記録周波数を高くしてプリント速度
を早くする場合、一定の画素密度を維持するためキャリ
ッジの走査速度を速くする必要があるが、その場合、駆
動源の負荷が増大するという問題や、さらに、キャリッ
ジの高速化による記録ヘッド内でのインク振動により記
録品位が劣化するおそれもある。
【0012】シリアル型画像記録装置の高速化のために
比較的有効な一方式が、例えば特開昭50−81437
号公報、米国特許4,272,771公報に開示されている。こ
れら公報には、印字行の左半分と右半分のそれぞれ同時
に印字するために、1つのキャリッジ機構により支持さ
れた左側印字ヘッドアッセンブリと右側印字ヘッドアッ
センブリとを用い、これにより2倍程度の高速化が実現
できることが開示されている。さらに、同公報では、印
字ヘッドアッセンブリの数を2つ以上にすることや双方
向記録を行なうことにより、より高い記録速度を実現で
きるとしている。
【0013】しかしながら、上記従来例のように複数の
記録ヘッドによって同一紙面上を記録する構成において
は、各ヘッド間のレジストレーション(レジ)調節が不
可欠となる。各ヘッドの垂直方向のレジ(縦レジ)が合
っていない場合は、左右のヘッドで記録される画像に垂
直方向のずれが生じ、このズレは特に左右のヘッドで記
録される領域の境界部分では顕著となる。また各ヘッド
の水平方向のレジ(横レジ)があっていない場合は、左
右のヘッドで記録される領域が分離したり、重複したり
してしまう。
【0014】このような複数のヘッドにおけるレジ調整
の必要性は、上記従来例に限られるものではなく、カラ
ープリンタのように複数の記録ヘッドにより異なる種類
の記録材を用いて記録する記録装置においても、同様に
必要となる。
【0015】記録速度を高める他の方法として、シリア
ル走査の両方向の走査において記録を行う双方向記録方
法が挙げられる。この双方向記録方法においては、往方
向での記録位置と復方向での記録位置を一致させること
が必要となる。
【0016】一方、上記従来例のように複数の記録ヘッ
ドによって同一紙面上を記録する構成においては、ヘッ
ドそれぞれの特性の違いから、あるいはインクやインク
リボンなどの記録材の特性の違いから、各ヘッドが記録
する記録領域間に濃度差が生じる場合がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図1(A)及び(B)
はその現象を示したものである。ここではヘッドAとヘ
ッドBの2つのヘッドを用いており、ヘッドAよりもヘ
ッドBの方が比較的高い濃度の出力特性を有する場合を
示している。図1(A)は、ヘッドAとヘッドBの記録
領域を紙面中央で完全に2分割した場合のそれぞれ25
%、50%、100%の3段階の記録デューティについ
ての記録結果を示すものである。同図から明らかなよう
に、いずれのデューティにおいても両者の濃度差は境界
部ではっきり確認できるものとなる。
【0018】図1(B)はヘッドAとヘッドBの記録領
域に多少の重複領域を設けた場合の同様の記録結果を示
すものである。重複記録領域に対しては、2つのヘッド
がそれぞれほぼ半数データを間引き、両者の記録を重ね
合わせることで画像を相補的に完成させている。従っ
て、重複記録領域全体の濃度は、ヘッドAのみの記録領
域よりは高く、ヘッドBのみの記録領域よりは低くな
る。この場合、上記図1(A)に示す程度の明確な濃度
差は表れないが、重複領域の両側の領域間で濃度差が明
確なものとなる。このように両ヘッドの間の出力特性の
差に起因した濃度差を補正することが必要となる。
【0019】また、上述の双方向記録方法を採用する記
録装置においては、往方向と復方向での記録特性の相違
から、往方向で記録されたバンド(swath)と復方向で記
録されたバンドで濃度差が現れる。インクジェット記録
方法においては、主滴に伴って副滴(サテライトドロッ
プレット)が吐出され、この副滴の着弾位置が主滴に対
して往方向と副方向とで異なるためである。このため、
往方向と復方向で紙面に付着するインクの面積が異なる
こととなり、濃度差が生じるのである。このように、ヘ
ッドの持つ出力の方向依存性の差に起因した濃度差を補
正することが必要となる。
【0020】以上のようなレジ(記録位置)ずれや濃度
差を調整するには、検出対象の相互情報、即ちレジずれ
の量や濃度差の量を検出することが必要になる。
【0021】従来、これらの検出は、適当なテストパタ
ーンを印刷して、これをユーザが目視によって判断する
ことにより行ったり、印刷されたテストパターンを光学
センサによって読みとることにより行っている。しかし
ユーザの目視・選択による調整は、ユーザに負荷がかか
ったり、ユーザによっては正しい調整が出来ない場合が
生じていた。
【0022】このため、操作性や的確性の観点から、セ
ンサによる自動検出・調整が好ましい。しかしながら、
調整を正確に行うには高精度なセンサが必要であり、従
来技術においてはコスト増を招いていた。本発明は上記
従来例に鑑みてなされたもので、測定対象の相互情報を
容易に取得できるプリンタドライバ、画像形成装置及び
その駆動方法を提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、1または2以上の記
録ヘッド間の記録位置ずれを容易に検出できるプリンタ
ドライバ、画像形成装置及びその駆動方法を提供するこ
とにある。
【0024】本発明のさらに他の目的は、複数の記録ヘ
ッド間のレジずれを容易に検出できるプリンタドライ
バ、画像形成装置及びその駆動方法を提供することにあ
る。
【0025】本発明の他の目的は、1または複数の記録
ヘッドの出力特性の差に起因した濃度差を容易に検出で
きるプリンタドライバ、画像形成装置及びその駆動方法
を提供することにある。
【0026】本発明のさらに他の目的は、複数の記録ヘ
ッドの出力特性の差に起因した濃度差を容易に検出でき
るプリンタドライバ、画像形成装置及びその駆動方法を
提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は以下のような構成を備える。
即ち、それぞれ測定対象に依存した濃度を有する第1の
複数のテストパターンを印刷する印刷手段と、複数形成
されたテストパターンの濃度の関係を判別する判別手段
と、前記判別手段により判別された関係に応じて第2の
複数のテストパターンを印刷する印刷制御手段と、前記
判別手段により判別された関係に応じて検出対象の情報
を取得する取得手段と、を有することを特徴とする上記
目的を達成するために本発明のプリンタドライバは以下
のような構成を備える。即ち、プリンタを制御するプリ
ンタドライバであって、それぞれ測定対象に依存した濃
度を有する第1の複数のテストパターンを形成させるた
めのコードと、複数形成されたテストパターンの濃度の
関係を判別するためのコードと、その判別した関係に応
じて第2の複数のテストパターンを形成させるためのコ
ードと、前記第2の複数テストパターンの濃度の関係を
判別するためのコードと、その判別した関係に応じて検
出対象の情報を取得するコードとを有することを特徴と
する。
【0028】上記目的を達成するために本発明の画像形
成装置の駆動方法は以下のような工程を備える。即ち、
画像形成装置の駆動方法であって、それぞれ測定対象に
依存した濃度を有する第1の複数のテストパターンを形
成させ、複数形成されたテストパターンの濃度の関係を
判別し、その判別した関係に応じて第2の複数のテスト
パターンを形成させ、前記第2の複数テストパターンの
濃度の関係を判別し、その判別した関係に応じて検出対
象の情報を取得することを特徴とする
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0029】(第1実施形態)図2において、キャリッ
ジ1にはインクジェット方式の記録ヘッド4Aおよび4
Bが72mmのヘッド間隔を有して搭載され、これらヘ
ッドにそれぞれ供給されるインクを貯留したタンク5A
および5Bが搭載される。これらヘッドおよびタンク
は、キャリッジ1に対し個別に着脱できる構成とされて
いる。また、ヘッドとタンクとが一体に形成され、これ
ら一体のヘッドおよびタンクがキャリッジ1に対し着脱
自在とすることもできる。
【0030】キャリッジ1はガイドレール2により摺動
自在に支持されるとともに、駆動機構(不図示)からの
駆動力を伝達するためのベルト等、不図示の駆動機構と
係合し、これによりガイドレール2に沿った走査のため
の移動が可能となる。この結果、キャリッジ1はその移
動により図2に示す走査可能空間内(358mm)のど
こにでも存在することができる。このとき、ヘッド4A
および4Bの各インク吐出口はそれぞれの走査領域(2
58mm(A),258mm(B))内に位置すること
ができる。そして、キャリッジ移動時の加減速領域であ
るランプアップおよびランプダウン領域を除き、ヘッド
4Aは図中左側の分割走査領域である分割記録領域(2
26mm(A))を走査し、一方、ヘッド4Bは図中右
側の分割走査領域である分割記録領域(226mm
(B))を走査することになる。
【0031】キャリッジ1の走査可能空間内の一部に
は、即ち、延在するプラテン3の下方には、2つのヘッ
ド4Aおよび4Bのインク吐出口に対応してキャップ6
Aおよび6Bが設けられる。これによりこのホームポジ
ションでの各ヘッドに対するキャッピングを行うことが
できる。また、記録領域内に設けられるキャップ6Bに
は、これを介してインク等の吸引を行うためのポンプ7
が接続されている。各ヘッド4Aおよび4Bをそれぞれ
所定のタイミングでキャップ6Bと対向する位置に移動
させ、これにキャッピング動作と同様にキャップ6Bを
ヘッド方向へ移動させて当接すれば、この状態でポンプ
7によるいずれのヘッドからのインク吸引動作を行うこ
とができる。
【0032】また、キャップ6Bに隣接してワイパ8が
設けられ、このワイパ8がヘッドの走査経路中に所定タ
イミングで突出することにより、各ヘッドの吐出口面と
当接しワイピングを行うことができる。さらに、キャリ
ッジ1の走査可能空間において、キャップ6Aが設けら
れる端部とは反対側の端部(キャップ6Aから298m
m)には予備吐出受け9が設けられ、ヘッド4Bは所定
のタイミングでこの位置に移動し予備吐出を行うことが
できる。同様に、ヘッド4Aの予備吐出は、ヘッド4A
がキャップ6Aに対向する位置に移動することによって
可能となる。
【0033】尚、以上のように、吸引回復のための構成
を記録領域中でしかも兼用する構成で設けたり、予備吐
出受けをそれぞれのヘッド毎に互いに反対側の端部に設
けることにより、キャリッジの走査可能空間に対し最大
記録可能領域を最大限に取ることができ、換言すれば、
一定の最大記録可能領域に対して装置のサイズをできる
だけ小さくすることができる。
【0034】以上示した本実施の形態の記録装置におい
て、ヘッド4Aおよびヘッド4B相互の吐出口間の距離
であるヘッド間隔(72mm)は、それぞれのヘッドの
走査領域の分担によって可能となる最大記録可能領域
(298mm)の略1/4に設定されている。またこの
走査領域を各ヘッド用に2つに分割することにより、記
録可能領域を最大にすることができる。ここで、重複走
査領域の幅は154mmとなる。これらのサイズ設定
は、最大記録可能領域が比較的大サイズのA3(297
mm×420mmの定型規格)サイズの用紙(被記録媒
体)の幅に対応し、一方、重複走査領域がA5(148
mm×210mmの定型規格)サイズの用紙の幅に対応
するものである。即ち、最大記録可能領域の幅は、重複
走査領域の幅の略2倍に設定されている。
【0035】本実施の形態では、最大記録可能領域に対
応した、例えばA3サイズの用紙に記録を行う場合、ヘ
ッド4Aおよび4Bからそれぞれ同一種類のインクを吐
出して、それぞれの分割記録領域を分担して記録を行
う。これに対し、重複記録領域に対応した、例えばA5
サイズの用紙に記録を行う場合、一方のヘッド、例えば
ヘッド4Bを淡インクを吐出するヘッドに交換し、濃度
の異なる濃および淡インクを用いて、協働して記録を行
うことができる。
【0036】図2に示す本実施の形態の記録装置によれ
ば、A3サイズを記録する場合、2つのヘッドを用いて
最大記録可能領域を分担して記録するので、1ヘッドに
よる記録の場合と比較して記録速度を向上させることが
できる。これとともに、キャリッジ走査可能空間に対し
て最大記録可能領域を最大限にとることにより、記録装
置のサイズを小型化することができる。
【0037】黒白などの単色記録の場合でも本実施の形
態の構成は大きな効果が得られる。複数のインク色を用
いてカラー記録を行う場合には、インクタンクのインク
収納容積の点で効果がより明確に理解され易い。
【0038】そこで、本実施の形態ではブラック(B
k)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)
の4色のインクを用い、色インクタンクが全て独立に交
換可能な構成の例を示す。即ち、キャリッジ1の両サイ
ドにはBk,C,M,Yをそれぞれ吐出する各インク色
毎の吐出口群を一体に設けた記録ヘッド4A,4Bが、
中央部にはこれら両記録ヘッドに共通してインクを供給
するBk用タンク、C用タンク、M用タンク、Y用タン
クが搭載される。なお、本実施の形態では、このように
2つの記録ヘッドに同一のインクタンクからインクを供
給する構成としたが、本発明の適用はこれに限ったもの
ではない。例えばインクタンクはそれぞれのヘッドに対
し1つずつ搭載され、それらが各ヘッドと一体になって
いてもよいし、タンクがヘッドから取り外し可能になっ
ていてもよい。
【0039】図3は、記録ヘッド4(4A,4B)の発
熱体駆動にかかわるブロック図である。発熱体41−
1,41−2,〜41−160は、全てのインク吐出口
に対応してそれぞれ設けられ、独立に発熱可能な構成と
なっている。ここで、16個のヒータがY(イエロー)
用に、M(マゼンタ)とC(シアン)用に24個、K
(ブラック)用に64個、そして各色間がそれぞれ合計
8ノズル(4組で32)に対応する。ここで発熱体41
をすべて同時に駆動すると大きな電流が一度に流れるた
め、電源の負荷が増大する。また、配線抵抗などでの電
圧降下により発熱体個々に供給されるエネルギーが減少
するので、正常な記録が行われない可能性がでてくる。
【0040】このように、画像品位上の弊害も懸念され
る。そこで本実施の形態のヘッドでは記録ヘッド4を若
干傾けて配置し、所定数の発熱体からなるブロック毎に
画像データと記録タイミングを調整してインク吐出を行
う公知の時分割駆動を行っている。
【0041】時分割駆動方式は種々提案・実施されてい
るもののいずれを採用してもよい。本実施の形態では、
各インク色間の間隔である8吐出口分も含めて8吐出口
ずつの20ブロックに分けて所定の間隔で順次吐出す
る。これに対応して、記録ヘッド4の走査速度に対応さ
せて記録ヘッド4を傾けて吐出を行い、吐出時間差によ
り直線が傾いて記録されることを防止している。
【0042】記録ヘッドの駆動中、インクはインク流路
の後ろの共通インク室からノズルに供給される。1つの
インク室には各色のインクが収容され、共通液室から供
給されたインクはインク流路を通ってインクタンク5
A,5Bから送られる。
【0043】発熱体41と電気配線は各インクノズルの
インク流路に設けられ、発熱体41はインク吐出のため
の熱エネルギーを発生する電気・熱変換体である。電気
配線はこのヒータ41に電力を供給し、ヒータ41と配
線とは薄膜技術を用いてシリコンウエハーのような基板
上に形成されている。保護フィルムがこのヒータ41の
上に設けられ、ヒータ41が直接インクに接触しないよ
うになっている。更に、ノズル、インク流路、共通液室
が樹脂やガラスのような側壁部材により形成される。
【0044】発熱体41の発熱により急速に加熱された
吐出口内のインクは、膜沸騰により気泡を形成する。こ
の気泡生成の圧力により、インク滴が記録媒体Pに向か
って吐出され、記録媒体上に文字や画像が形成される。
この時、吐出される各色のインク滴の体積は約40ng
である。
【0045】アンドゲート42−1〜42−160は、
デコーダ43から出力される時分割のための選択信号
と、ラッチ回路44から出力される駆動データと、駆動
時間を規定するヒートイネーブル信号との論理積をと
り、発熱体41に駆動信号を出力する。シフトレジスタ
45は、シリアルに入力される画像データをパラレルに
変換してラッチ回路44に出力する。こうして得られた
出力信号は各ヒータ41に送られる。
【0046】記録ヘッド4A,4Bの監視機構として、
本実施の形態ではさらに、記録ヘッド4に温度センサ4
6を設けている。これにより記録ヘッド4A,4Bの温
度に応じた記録ヘッドの最適駆動条件を定めたり、温度
情報に基づいて保守機構を動作させるなどして、記録特
性の安定化を図っている。
【0047】図4Aは、記録装置とホスト装置としての
ホストコンピュータから構成されるシステムを示す図で
ある。ホストコンピュータ側は、OS(オペレーティン
グシステム)101と、この上で動くアプリケーション
ソフト102との間で各種データの処理を行うように構
成されている。ピクトリアル画像を扱うアプリケーショ
ンソフト102を使用して作成した画像データを、プリ
ンタドライバ103を介して記録装置に出力してプリン
トアウトを行う場合のデータの流れについて説明する。
【0048】アプリケーションソフト102で処理され
た画像データは、ピクトリアル画像の場合は、多値のR
GBデータとしてプリンタドライバ103に送られる。
プリンタドライバで103では、アプリケーションソフ
ト102から受け取った多値のRGBデータに色処理を
施し、さらにハーフトーン処理して、通常は2値のCM
YKデータに変換する。こうして変換された画像データ
は、ホストコンピュータにおけるプリンタ用のインター
フェース、或いはファイル等の記憶装置へのインターフ
ェースを介して出力される。図4Aでは、記録装置への
インターフェースを介して画像データを出力している。
【0049】記録装置では、コントローラソフト104
の制御下に、その画像データを受信し、プリントモード
や記録ヘッド106の整合性等をチェックしてから、エ
ンジンソフト105に受信した画像データを渡す。エン
ジンソフト105では、その受け取った画像データをコ
ントローラソフト104により指定されたプリントモー
ドやデータ構造として受け取り、その画像データに基づ
いてインク吐出用パルスを発生させて、記録ヘッド10
6に出力する。この吐出用パルスを使用して記録ヘッド
106は、対応する色のインクを吐出して記録媒体上に
カラー画像を記録する。
【0050】図4Bは、図4Aに示す記録装置のブロッ
ク図である。ホストコンピュータから、記録すべき文字
や画像のデータ(以下、画像データという)が記録装置
の受信バッファに入力される。正しくデータが転送され
ているかを確認するデータや、記録装置の動作状態を知
らせるデータが、記録装置からホストコンピュータに送
信される。受信バッファのデータはCPU21の管理の
下で制御され、プリントバッファ(RAM)24に一次
的に記憶された後、記録ヘッド4A,4Bに記録データ
として与えられる。
【0051】紙送りモータ26などの紙送り機構部は、
CPU21からの指令に基づいて、給紙ローラやライン
フィードローラ等の機構駆動源を制御する。25は記録
紙の有無を検出する用紙センサである。キャリッジ駆動
機構部28は、キャリッジ位置検出機構27の情報に基
づいて、CPU21からの指令によりキャリッジ駆動源
を制御することによってキャリッジ1の移動を制御す
る。記録ヘッド保守機構部30は、記録ヘッドの温度検
出、インク有りなしなどのセンサなどからなる記録ヘッ
ド監視機構部29の情報に基づいて、CPU21からの
指令によるヘッド4の保守および駆動条件の最適化をす
ることができる。
【0052】フォトセンサ31は、CPU21からの指
示によりLED32を発光させ、紙面に形成されたテス
トパターンからの反射光をフォトダイオード33にて検
出する。
【0053】本実施の形態では、2つの記録ヘッド4
A、4Bを用いて記録領域を左右に分担させて記録す
る。このとき、ヘッド4A、4Bが左右(水平、横)又
は上下(垂直、縦)方向にずれていると、記録される画
像はそのずれに応じてずれて記録されてしまう。
【0054】図5は、記録ヘッド4Aと4Bとの間のイ
ンクジェットノズルの位置ずれの例を説明する図であ
る。図5において、実線で示されるヘッド4A、4Bは
左端方向に移動する場合を、波線で示すヘッドは右端方
向に移動する場合を示し、ヘッド4A、4Bの縦レジが
ずれている場合を示している。
【0055】そこで、本実施の形態ではヘッド4A、4
Bの横及び縦のレジずれを検出し、そのずれ量に応じた
量だけ原画像をシフトすることで、正しい記録画像を形
成する。
【0056】図5では、ヘッド4A、4Bの縦レジのず
れを、実線で示すヘッド4Aの画像データを波線で示す
ヘッド4Bの画像データに対して、ミスアライメントの
量(ずれ量)だけシフトした画像データ(太線)とする
ことによって補正する。従って、記録ヘッド4Aの出力
は、点線で示された記録ヘッドBの出力と縦方向に一致
することになる。
【0057】まず、左右のヘッド4A、4Bの縦レジ調
節について説明する。基本的には、図6に示すように、
左右のヘッド4A、4Bによってテストパターンを紙面
Pの両ヘッドの重複記録領域O上にそれぞれ記録し、記
録されたテストパターンの濃度をセンサ31で読み取
る。
【0058】図7は種々のテストパターンを示してい
る。図7に示すように、「1ドット−1スペース」(図
7(A))、「2ドット−2スペース」(図7
(C))、「4ドット−4スペース」(図7(E))の
画像を、左右のヘッド4A、4Bでそれぞれ“1/2/
4”画素ずらしたパターン(図7(B),(D),
(F))と、ずらさないパターンに基づいて、テストパ
ターンを形成する。
【0059】こうして形成したテストパターンの濃度を
センサ31によって検出する。同図には、センサのスポ
ット700を示す。また701は左側のヘッドによる記
録を示し、702は右側のヘッドによる記録を示してい
る。ずらした画像(図7(B),(D),(F))とず
らさない画像(図7(A),(C),(E))とは、単
位面積当たりのインクの被覆率(エリアファクタ)が異
なるため、精度の低い(低解像度の)センサ31を用い
ても両者の濃度の違いは充分検出可能となる。また、ユ
ーザの目視によっても充分判断可能となる。
【0060】左右のヘッドの縦方向の位置が一致してい
る状態では、図8(A)、(B)に示すように、ずらさ
ない(ノーマルデータ)画像の方が“1/2/4”画素
ずらした画像よりも濃度が高くなる。一方、左右のヘッ
ドの位置が縦方向にずれている状態では、図8(C),
(D)に示すように、“1/2/4”画素ずらした画像
の方がずらさない画像よりも濃度が高くなる。
【0061】以下、図13A,13Bに示すフローチャ
ートを適宜参照しながら、ノズルの縦ずれ測定方法を説
明する。このフローチャートは記録装置本体のコントロ
ーラソフト104の制御の下に行われる。
【0062】まず、「1ドット−1スペース」のテスト
パターン、画素ずれの無いパターンと1画素をずらした
パターンを形成する(図13AのステップS1、S
2)。こうして形成された「1ドット−1スペース」の
2つのパターンをセンサ31で読み取り、両者の濃度を
比較する(図13AのステップS3)。
【0063】このステップS3における検出結果につい
て、図9(A)〜(J)を参照して説明する。同図は、
ずらさない画像と1画素だけ縦方向にずらした画像を、
縦方向のずれが“−2〜2”画素の2つのヘッドを用い
て記録した場合を示す。
【0064】左右のヘッド4A、4Bのずれ量が“−
2”、“0”、“2”(=2n,n=1,…,−1,
0,1,…)の場合は、いずれも同じ検出結果となる。
即ち、図9(A),(B),(E),(F),(I),
(J)に示すように、ずらさない画像の濃度の方がずら
した画像の濃度よりも高い。一方、左右のヘッド4A、
4Bのずれ量が“−1”、“1”(=2n+1)の場合
には、ずらした画像の濃度の方がずらさない画像の濃度
よりも高くなる。即ち、図9(C),(D),(G),
(H)に示すようになる。
【0065】従って、「1ドット−1スペース」のテス
トパターンのみでの濃度比較では、それらの全ての区別
をすることが出来ない。つまり、「1ドット−1スペー
ス」のテストパターンの濃度比較では、左右のヘッド4
A、4Bが偶数ドット(2n)のずれ(ずれがない場合
を含む)か奇数ドット(2n+1)のずれかが判別でき
るのみである。
【0066】そこで、本実施の形態では「2ドット−2
スペース」、「4ドット−4スペース」の濃度検出結果
を組み合わせることで、最終的に左右ヘッドのずれ量を
検出している。「2ドット−2スペース」の濃度比較で
は、2ドット単位でずれ量を検出することが出来、「4
ドット−4スペース」の濃度比較では、4ドット単位で
ずれ量を検出することが出来るからである。
【0067】「2ドット−2スペース」のテストパター
ンとしては、これに先行する「1ドット−1スペース」
の検出結果に基づいて異なるパターンを用意する。
【0068】図10(A),(B)に示すように、先の
検出結果によりずれ量が偶数ドットであると判別された
とき(図13AのステップS3でYES)、「2ドット
−2スペース」のテストパターンとして、図10
(C),(D)に示されるように、ずらさない画像と2
画素だけ縦方向にずらした画像を用いる(図13Aのス
テップS4)。ずれ量が“0”又は“4”(=4n)の
時、図10(E),(F)に示すように、ずらさない画
像の方が2画素ずらした画像の方の濃度よりも高くなり
(図13AのステップS5でYES)、ずれ量が“2”
又は“−2”(=4n+2)の時、図10(G),
(H)に示すように、2画素ずらした画像の方がずらさ
ない画像の濃度よりも高くなる(図13AのステップS
5でNO)。
【0069】図11(A),(B)に示すように、「1
ドット−1スペース」の検出結果によりずれ量が奇数ド
ットであると判別されたとき(図13AのステップS3
でNO)、「2ドット−2スペース」のテストパターン
として、図11(C),(D)に示されるように、縦方
向に1画素だけずらした画像と3画素(逆方向に1画
素)だけずらした画像を記録する(図13Bのステップ
S6)(3画素ずらした場合は、逆方向では1画素ずら
したパターンが使用される)。ずれ量が“1”,“−
3”(=4n+1)の時、図11(E),(F)に示す
ように、1画素ずらした画像の濃度が3画素ずらした画
像の濃度よりも高くなり(図13BのステップS7でY
ES)、ずれ量が“3”、“−1”(=4n+3)の
時、図11(G),(H)に示すように、3画素ずらし
た画像の濃度が1画素ずらした画像の濃度よりも高くな
る(図13BのステップS7でNO)。
【0070】次に,図13A,13BのステップS5或
はS7の結果に基づいて、種々の「4ドット−4スペー
ス」のテストパターンが準備される。例えば、先の検出
結果によりずれ量が4nドットであると判別されたと
き、「4ドット−4スペース」のテストパターンとし
て、図12(A),(B)に示されるように、ずらさな
い画像と4画素だけ縦方向にずらした画像を用いる(図
13AのステップS8)。ずらさない画像の濃度が4画
素ずらした画像の濃度よりも高い場合(図13Aのステ
ップS9でYES)、最終的に2つの記録ヘッド4A,
4Bのずれ量が“0”であることが判別され(ステップ
S10)、そうでない場合、ずれ量が“4”であること
が判別される(ステップS11)。
【0071】先行する検出の結果、ずれ量が“4n+
1”、“4n+2”、“4n+3”と判別されたとき、
これらに応じた「4ドット−4スペース」のテストパタ
ーン(図12(C)と(D),(E)と(F),(G)
と(H)参照)が用いられる(図13A,13Bのステ
ップS12、S16、S20)。ずれ量が4nの場合と
同様に、1対のテストパターンの濃度が比較され(図1
3A,13BのステップS13、17、21)、比較結
果に応じて最終的なずれ量が判別される(図13A,1
3BのステップS14、S15、S18、S19、S2
2、S23)。
【0072】以上の方法で、インクジェットノズルの縦
レジのずれ量を取得し、このずれ量に基づいて記録装置
側で原画像を縦方向にシフトすることで調節を行い、そ
の後、横レジ調整に移る。なお、上記の場合、テストパ
ターンは記録装置に格納されている。また、取得したず
れ量をプリンタドライバ側に送り、プリンタドライバ側
で原画像を縦方向にシフトしてもよい。
【0073】上述した各テストパターンの濃度比較の結
果と、左右のヘッドの縦レジのずれ量の関係を図14に
示す。この図14に示された関係は、図13のフローチ
ャートで使用された仮定を直接反映している。
【0074】また、ずれ量が”2”の場合の実測値を図
15に示す。図15において、測定値の単位はV(ボル
ト)であり、濃度の高い場合に測定値は高くなる。
【0075】図15から理解されるように、本実施の形
態で用いた低解像度のセンサ31では、「2ドット−2
スペース」、「4ドット−4スペース」の場合は2つの
テストパターン間の濃度差は確実に検出できる。しかし
ながら、「1ドット−1スペース」のテストパターンの
場合、その差は0.02Vであり、安定した結果が得ら
れない場合があった。
【0076】これは、紙やインクの特性や相性により、
インクがにじみやすい場合、例えば、普通紙の場合、出
力差が現れないと考えられる。この場合、正しい結果が
得られず、調整が出来ない場合が生じてしまう。
【0077】そこで、「1ドット−1スペース」のテス
トパターンではセンサの出力に有為差が生じない場合で
も、安定的に検出を行うことができる方法を、図18
A,18Bのフローチャートを適宜参照しながら、以下
に説明する。このフローチャートは、図13A,13B
と同様、記録装置本体のコントローラソフト104の制
御の下に行われる。
【0078】この方法では、図16(A),(B),
(C),(D)に示すように、左右のヘッド4A、Bの
縦方向のずれ量が“0”,“1”,“2”,“3”画素
の4つのパターンに基づいて、テストパターンを形成す
る(図18AのステップS31、S32)。
【0079】ヘッドにずれがない場合、つまりずれ量が
“0”、“4”(=4n)の場合は、図16(A)〜
(D)と同じパターンが形成されている。このとき、ず
れ量が“1”、“3”画素の画像では、本来1画素分の
白筋が現れるべきところが、実際に紙面上でインクがに
じんだ場合、ほとんど現れなくなってしまう。ずれ量が
“2”画素の画像においても、本来よりも白筋はにじみ
によって現れにくくなるものの、依然として白筋は現れ
る。
【0080】このように、ずれ量が2画素(4n+2)
のパターンのみに白筋が生じるので、上記4つのテスト
パターンをセンサ31で測定した場合、ずれ量が2画素
のパターンの濃度がずれ量が“0”、“1”、“3”の
パターンの濃度よりも低い値となる。
【0081】ヘッド間にずれが“1”、“2”、“3”
画素分存在する場合には、図17に示すように、それに
対応して最も濃度の低い画像がそれぞれ“3”、
“0”、“1”画素ずれの画像となる。このように、図
16の4つのテストパターンのどれが最小の濃度である
かを検出することが出来れば、4画素内のヘッドのずれ
量(4n,4n+1,4n+2,4n+3)を検出する
ことが出来る。
【0082】図18A,18BのステップS33では、
4つのテストパターンのどれが最小の濃度であるかを検
出する。ステップS33はサブステップS331〜S3
37で構成され、各記録されたたテストパターンの濃度
の大小を比較することで、最小の濃度の画像を得るアル
ゴリズムを採用している。
【0083】図18A,18BのステップS33の検出
の結果、ずれ量が(4n、4n+1、4n+2、4n+
3)と判別されたとき、これらに応じて用いられる「4
ドット−4スペース」のテストパターンは、先に説明し
た図12に示されるものと同じであり、また、その後の
処理ステップS38〜S53も、図13A,13Bのス
テップS8〜S23と同じである。このようにして、2
つのテストパターンの濃度が比較され、比較結果に応じ
て最終的なずれ量が判別される。
【0084】上述した各テストパターンの濃度比較の結
果と、左右のヘッドの縦レジのずれ量の関係を図19に
示す。この図19の関係は図18A,18Bのフローチ
ャートで使用される仮定を直接反映している。
【0085】また、ずれ量が”0”の場合の「2ドット
−2スペース」の4パターンの実測値を図20に示す。
図20では、濃度値がVの単位出測定されており、Vの
最大値が最大濃度に対応している。
【0086】図20から理解されるように、紙面上にイ
ンクのにじみが発生していても、充分に最小値を検出す
ることが出来る。
【0087】以上のように、上記検出方法は、2種類、
または4種類のパターンの大小関係の検出を行うだけで
良いため、コストの低い、低解像度のセンサを用いても
充分な精度でずれ量を求めることが出来る。
【0088】本実施の形態においては、左右のヘッド4
A、Bのずれ量が“−3〜4”画素の範囲であると仮定
して説明した。ヘッドのずれ量がそれよりも大きな範
囲、例えば“−7〜8”画素の範囲である場合は、さら
に次の段階の検出を行う、即ち「8ドット−8スペー
ス」のテストパターンを用いて判別することで、ずれ量
を求めることが出来る。
【0089】この「8ドット−8スペース」のテストパ
ターンとして、図16に類似の図21に示すようなパタ
ーンを用いれば、上述の「4ドット−4スペース」のテ
ストパターンを用いることなく、16画素内のヘッドず
れ量を4画素単位で検出することが出来る。図21に示
すテストパターンは、先行する検出結果によってヘッド
のずれ量が“4n”であると判別された場合のパターン
であり、このパターンの検出結果から、ずれ量が“−
4”、“0”、“4”、“8”のいずれであるかが、最
終的に判別できる。ずれ量が“4n+1”、“4n+
2”、“4n+3”の場合は、図21に示すパターンを
それぞれさらに“1”、“2”、“3”画素シフトした
パターンを用いる。
【0090】以上の方法で縦レジのずれ量を取得し、こ
のずれ量に基づいて図13A,13Bと同様に、記録装
置側で原画像を縦方向にシフトすることで調節を行い、
その後、横レジ調整に移る。
【0091】図13A,13B、図18A,18Bに示
す縦レジのずれ量の取得は、いずれも記録装置本体のコ
ントローラ14の制御によって行った。次に、プリンタ
ドライバ側の制御によって、縦レジのずれ量の取得を行
う例について、図13C,13D,図18C,18Dを
参照して説明する。
【0092】図13C,13D,図18C,18Dにお
いて、図13A,13B、図18A,18Bのステップ
と対応するステップには同一の参照符号を付す。なお、
図13C,13D、図18C,18Dにおいて付された
符号Sのステップはプリンタドライバ103側で行わ
れ、符号Pのステップは記録装置側で行われる。
【0093】まず、記録装置に「1ドット−1スペー
ス」のテストパターンを形成させるため、プリンタドラ
イバは記録装置にそのテストパターンを形成するための
パターンデータを送信する(図13CのステップS1、
S2)。記録装置は、送信されたテストパターンに従っ
てテストパターンを形成する(ステップP21)。な
お、記録装置側にテストパターンを格納しておき、プリ
ンタドライバはパターンデータの代わりに使用するパタ
ーンデータの種類を示すコマンドを送信してもよい。
【0094】次に、プリンタドライバ103は、形成さ
れたテストパターンを記録装置に読み取らせ、その結果
を応答させるコマンドを記録装置に送信する(ステップ
S2B)。このコマンドに応答して記録装置は、形成し
た「1ドット−1スペース」の2つのパターンをセンサ
31で読み取り、その結果をプリンタドライバ103に
返信する(ステップP22)。記録装置が返信する情報
は、検出した濃度情報でもよいし、濃度比較の結果であ
ってもよい。濃度情報を返信する場合は記録装置側の処
理負荷が軽減でき、比較結果を返信する場合は返信(通
信)時間が軽減できる。
【0095】プリンタドライバでは、濃度比較の結果に
よりずれ量が偶数ドットであると判別したとき(図13
CのステップS3でYES)、「2ドット−2スペー
ス」のテストパターンとして、図10(C),(D)に
示されるように、ずらさない画像と2画素だけ縦方向に
ずらした画像を用いるように、記録装置にテストパター
ンを送信する(図13CのステップS4)。「1ドット
−1スペース」の検出結果によりずれ量が奇数ドットで
あると判別したとき(図13CのステップS3でN
O)、「2ドット−2スペース」のテストパターンとし
て、図11(C),(D)に示されるように、縦方向に
1画素だけずらした画像と3画素(逆方向に1画素)だ
けずらした画像を用いるように、記録装置にテストパタ
ーンを送信する(図13DのステップS6)。
【0096】以下、プリンタドライバの制御の下で、図
13A,13Bと同様の方法で縦レジのずれ量を取得す
る。
【0097】また、図18C,18Dに示す方法では、
図16(A),(B),(C),(D)に示すように、
左右のヘッド4A、Bの縦方向のずれ量が“0”,
“1”,“2”,“3”画素の4つの「2ドット−2ス
ペース」パターンに基づいて、記録装置がテストパター
ンを形成するように、プリンタドライバは記録装置にそ
のテストパターンを形成するためのパターンデータを送
信する(図18CのステップS31、S32)。記録装
置は、送信されたテストパターンに従って、テストパタ
ーンを形成する(ステップP321)。なお、記録装置
側にテストパターンを格納しておき、プリンタドライバ
103はパターンデータの代わりに使用するパターンデ
ータの種類を示すコマンドを送信してもよい。
【0098】次に、プリンタドライバ103は、形成さ
れたテストパターンを記録装置に読み取らせ、その結果
を応答させるコマンドを記録装置に送信する(ステップ
S32B)。これにより記録装置は、その形成した「2
ドット−2スペース」の2つのパターンをセンサ31で
読み取り、その結果をプリンタドライバ103に返信す
る(ステップP322)。記録装置が返信する情報は、
検出した濃度情報でもよいし、濃度比較の結果であって
もよい。濃度情報を返信する場合は記録装置側の処理負
荷が軽減でき、比較結果を返信する場合は返信(通信)
時間が軽減できる。
【0099】図18C,18DのステップS33では、
プリンタドライバ103は4つのテストパターンのどれ
が最小の濃度であるかを検出する。
【0100】図18C,18DのステップS33の検出
の結果、ずれ量が“4n”、“4n+1”、“4n+
2”、“4n+3”と判別されたとき、これらに応じて
用いられる「4ドット−4スペース」のテストパターン
は、先に説明した図12に示されるものと同じであり、
また、その後の処理ステップS38〜S53も図13
C,13DのステップS8〜S23と同じである。この
ようにして、プリンタドライバの制御の下で、2つのテ
ストパターンの濃度が比較され、比較結果に応じて最終
的なずれ量が判別される。
【0101】以上の方法で縦レジのずれ量を取得し、こ
のずれ量に基づいて、プリンタドライバ103側で原画
像を縦方向にシフトすることで縦レジの調節を行い、そ
の後、横レジ調整に移る。
【0102】左右のヘッド4A、4Bの横レジのずれ量
の検出も、縦レジのずれ量の検出と同様、「nドット−
nスペース」のテストパターンを用いる。ただし、検出
方向が縦レジの場合と90度異なるので、検出に用いる
パターンは図7の(A)〜(F)を90度回転した図2
2(A)〜(F)に示すような縦縞となる。
【0103】ずれ量の検出手順は縦レジと同様、図13
A,13B、図13C,13D又は図18A,18B、
図18C,18Dに基づいて、記録装置側又はプリンタ
ドライバ103側で行われる。横レジのずれ量を取得す
ると、このずれ量に基づいて記録装置側又はプリンタド
ライバ側で原画像を横方向にシフトすることで、2つの
ヘッド4A,4Bの縦方向と横方向のレジずれ調整を終
了する。
【0104】本実施の形態では、縦レジの調整後に横レ
ジの調整を行ったので、横レジのテストパターンを形成
する縦方向の領域を制限できる。横レジのテストパター
ンの濃度は縦方向に一定であるので、縦方向のパターン
長は無視できる。逆に、横レジの調整後、縦レジの調整
を行う場合、縦レジのテストパターンを形成する横方向
の領域を制限できる。
【0105】また、縦レジと横レジの調整を同時に並行
して行えば、テストパターンの形成とセンサによる読み
とりが同時に行えるので、調整時間を半減することが可
能となる。
【0106】(実施の形態1)本実施の形態2は、記録
速度を高めるためシリアル走査の両方向の走査において
記録を行う双方向(往復)記録方法を採用したものであ
る。
【0107】双方向記録方法においては、キャリッジの
重量に依存する駆動回路と実際の移動との遅延、ギアや
ベルトで生じるバックラッシュ等の影響で、往方向での
記録位置と復方向での走査方向(横方向)の記録位置が
ずれてしまう。
【0108】そこで、本実施の形態2では、往方向での
記録位置と復方向での記録位置のずれ量を記録装置側又
はプリンタドライバ103で検出し、記録装置側又はプ
リンタドライバ103で、このずれ量に基づいて原画像
をシフトすることで、往復のレジずれを補正する。
【0109】本実施の形態の構成は、先に説明した実施
の形態1と同様であり、2つの記録ヘッド4A、4Bに
より記録領域を分割して記録するものである。
【0110】往復のレジずれ量の検出方法は、先に説明
した2つのヘッドの横レジのずれ量の検出方法と同じで
ある。即ち、図22の(A)〜(F)に示すテストパタ
ーンを用い、図13A,13B又は図13C,13Dの
フローチャートに従って、記録装置側又はプリンタドラ
イバ103で検出することが出来る。
【0111】しかし、前記述の横レジの調整とは異な
り、テストパターンは左のヘッド4Aのみを用いて記録
され、往方向と復方向とでn画素ずらしたパターンを記
録したものである。
【0112】本実施の形態2では、キャリッジと本体の
往方向と復方向とでの影響が双方向での記録位置のずれ
を支配しているので、2つのヘッドのうち左のヘッド4
Aのみで往復レジのずれ量を検出した。より高精度の検
出を行うには、それぞれのヘッドで往復のレジずれ量を
検出しても良い。
【0113】本実施の形態2では、往復レジずれとして
横方向の記録位置ずれの検出に加え、縦方向の記録位置
ずれの検出も行っている。図23の(A)〜(C)を参
照して、ヘッドの縦方向の往復レジずれについて説明す
る。
【0114】図23(A)は、キャリッジ1がガイド軸
2に対して静止しており、各ヘッド4A、4Bの縦レジ
がずれていない状態を示している。図23(B)はキャ
リッジ1が往方向に移動している状態を示しており、キ
ャリッジ1はガイド軸2との遊びのために点z1を軸と
して回転している。このため、左右のヘッド4A、Bの
間に縦方向のずれ“a”が生じている。図23(C)は
キャリッジ1が復方向に移動している状態を示してお
り、キャリッジ1はガイド軸2との遊びのために点z2
を軸として回転している。このため、左右のヘッド4
A、4Bの間に縦方向のずれ“b”が生じている。その
結果、計“a+b”の縦方向のレジが往復レジとして発
生する。
【0115】そこで、本実施の形態2では、往方向走査
と復方向走査での縦方向の記録位置のずれ量を検出し、
ヘッドの使用領域を調整することによって往復走査にお
ける縦方向のレジずれを補正する。
【0116】往復の1方向への移動における縦方向のレ
ジずれ量の検出方法は、先に説明した2つのヘッドの縦
レジのずれ量の検出方法と同じである。ただし、図23
で説明したように、テストパターンは左のヘッド4Aの
みを用いて往方向と復方向とでn画素ずらしたパターン
を形成したものを用いた。
【0117】検出精度を高めるために、それぞれのヘッ
ドで独立にレジずれ量を検出して、それぞれ独立に調整
しても良いし、その平均を用いて共通に記録ヘッド4
A,4Bを調整しても良い。
【0118】(実施の形態3)複数ヘッドを用いて記録
を行う場合、吐出量の差等による各ヘッド間での記録濃
度の差が画像品位に影響を与える。そこで、本実施の形
態3では、各ヘッドの濃度特性に応じて、形成される画
像濃度を補正している。補正の手段として、本実施の形
態3では、プリンタドライバ側で多値段階での原画像を
補正している。画像濃度の補正方法は、原画像の出力補
正に限らず、プリンタ本体側でヘッドの温度を制御した
り、駆動信号を制御することによっても実現できる。
【0119】本実施の形態3においても、先に説明した
実施の形態と同様に、低解像度のセンサを用いて相対的
な濃度の大小関係から、各ヘッドの濃度の相互情報を取
得している。なお、本実施の形態3の構成は、先に説明
した実施の形態1と同様であり、2つの記録ヘッド4
A、4Bにより記録領域を分割して記録するものであ
る。
【0120】左のヘッド4Aは、左側から右側に向かっ
て濃度が低くなるようなストライプ状のテストパターン
を記録し、右側のヘッド4Bは右側から左側に向かって
濃度が低くなるようなストライプ状のテストパターンを
記録する。このとき、左右のヘッド4A、4Bは、図2
4(A)に示すように、それぞれのテストパターンを、
互い違いに重複記録領域に形成する。この図24(A)
においても、701は左側の記録ヘッド4Aにより記録
されるパターンを示し、702は右側の記録ヘッド4B
により記録されるパターンを示している。
【0121】図24(B)は、こうして互い違いに形成
されたテストパターンの濃度を示すもので、図から理解
されるように、左右両端付近の画像の濃度は、中央方向
に「高」「低」「高」の順で出力が得られる。中央付近
では、「高」「低」の順番が逆転する場所が生じる。そ
の場所が、両方の濃度がほぼ一致している状態なので、
その場所でのテストパターンの濃度、即ち、記録密度の
比率から、左右ヘッド間の相対的な濃度比率が求められ
る。
【0122】例えば、テストパターンとして、記録密度
(記録デューティ)が100%から0%の画像を両ヘッ
ドで記録した場合、そのときの両ヘッドの濃度の関係は
図24(C)に示すようになる。上述のテストパターン
の濃度関係が逆転する変化点での比「a:b」が、左ヘ
ッド4Aと右ヘッド4Bの最大濃度比と等しくなる。こ
の濃度比に基づいて、プリンタドライバは高濃度のヘッ
ド(ここでは、4A)の原画像の多値信号を補正する。
本実施の形態3では、高濃度のヘッドの濃度を低濃度の
ヘッドに合わせるように補正したが、補正方法によって
は高濃度のヘッドに合わせることもできる。
【0123】濃度比率の取得方法について、さらに図2
5のフローチャートを参照して詳細に説明する。このフ
ローチャートは記録装置本体のコントローラソフト10
4の制御の下に行われる。
【0124】ステップS60〜S64からなる同図の処
理は、濃度検出の対象である両ヘッド4A、4Bの濃度
関係が単調に変化する複数のストライプ状のテストパタ
ーンを交互に形成するプリントステップ(ステップS6
1)と、形成したパターンの濃度関係が単調に変化する
テストパターンの隣接するストライプの濃度の大小関係
を比較する比較ステップ(ステップS62)と、比較ス
テップの比較結果に基づいて、記録ヘッド4A,4Bの
相対出力濃度が決定される(ステップS63)に大別で
きる。
【0125】比較ステップS62は、サブステップS6
20〜S629を含み、テストパターンを左側からスキ
ャンしてゆき、奇数番目の濃度が直前の偶数番目の濃度
よりも低くなる変化点X、または偶数番目の濃度が直前
の奇数番目の濃度よりも高くなる変化点Xを見つけるア
ルゴリズムを採用している。
【0126】まず、ステップS620〜S622で、変
数Nの初期化及び1番目、2番目のテストパターンのパ
ッチを読み取る。2番目のパッチ濃度が1番目のそれよ
りも高いということは(ステップS623でNO)、右
のヘッドの最小濃度が左のヘッドの最大濃度よりも高い
ことを意味するので、ステップS630へ進みエラー1
の処理に入る。そうでなければ、ステップS624で奇
数番目のパッチ濃度を読み取り、ステップS625で、
その奇数番目の濃度が直前の偶数番目の濃度よりも高い
かを判定する。高ければステップS626で偶数番目の
パッチ濃度を読み取り、ステップS627で、その偶数
番目の濃度が直前の奇数番目の濃度よりも低いかを判定
する。そうであればステップS628で、変数Nをイン
クリメントする。
【0127】こうしてステップS629で変数Nがテス
トパターンのパッチ数を示す「Max:Nの最大値」に
なるまで、ステップS624〜S628を繰り返す。ス
テップS629でNOの場合は、左のヘッド4Aの最小
濃度が右のヘッド4Bの最大濃度よりも高いことを意味
するので、ステップS631へ進み、エラー処理に入
る。
【0128】ステップS625でNOの場合は、奇数番
目(2N+1)の濃度が直前の偶数番目(2N)の濃度
よりも低くなることを意味するので、ステップS632
に進み、変化点Xが「2N<X<2N+1」の範囲にあ
ることが分かる。
【0129】同様にステップS627でNOの場合は、
偶数番目(2N+2)の濃度が直前の奇数番目(2N+
1)の濃度よりも高くなることを意味するので、ステッ
プS633に進み、変化点Xが「2N+1<X<2N+
2」の範囲にあることが分かる。
【0130】本実施の形態3では、最終的に変化点X
は、所定の範囲の中間点にあるものと近似している。な
お、変化点Xが存在する両端のパッチ濃度の比率に基づ
いて変化点Xの位置を近似しても良い。ステップS63
4では、求めた変化点Xと「Max」とに基づいて、両
ヘッド4A,4Bの濃度の比率を取得する。
【0131】プリンタ本体で取得された両ヘッド4A,
4Bの濃度比率は、プリンタドライバ103に送信さ
れ、プリンタドライバ103はこの濃度比率に基づいて
原画像の多値信号を補正する。
【0132】なお、本実施の形態3では、プリンタ側の
コントローラソフト104の制御の下で濃度比率を取得
したが、プリンタドライバ103の制御の下で取得する
こともできる。これは図13C,13D、図18C,1
8Dを参照すれば、明らかであろう。
【0133】本実施形態の第1の変形例について、図2
6(A)〜(C)を参照して説明する。この変形例は、
左のヘッド4Aは左側から右側に向かって濃度が低くな
るような画像に基づいてテストパターンを形成するが、
右側のヘッド4Bは一定の濃度でテストパターンを形成
する。このとき、左右のヘッド4A、4Bは、図26
(A)に示すように、それぞれのテストパターンを、互
い違いに重複記録領域に形成する。
【0134】図26(B)は互い違いに形成されたテス
トパターンの濃度を示すもので、図24(B)と同様
に、中央付近では、「高」「低」の順番が逆転する場所
が生じる。その場所が、両方の濃度がほぼ一致している
状態なので、その場所でのテストパターンの濃度、即ち
記録密度の比率から、左右ヘッド4A,4B間の相対的
な濃度比率が求められる。
【0135】例えば、テストパターンとして、記録密度
(記録デューティ)が100%から0%の画像を左のヘ
ッド4Aで記録し、50%の画像を右のヘッド4Bで記
録した場合、そのときの両ヘッドの濃度の関係は図26
(C)に示すようになる。上述のテストパターンの濃度
関係が逆転する変化点での比は、次の関係を有する。 a+b:b=左ヘッド4Aの最大濃度:右ヘッド4Bの
半分濃度(最大値の50%) 即ち、距離(a+b)と距離bとの比が、左ヘッド4A
による最大記録濃度と右ヘッド4Bによる1/2濃度
(最大濃度の50%)に等しくなる。この濃度比に基づ
いて、高濃度のヘッド(ここでは、4A)の原画像の多
値信号を補正する。
【0136】吐出量(記録密度)と濃度の関係は、記録
密度に応じて非線形に変化する。そこで、第2の変形例
では、両ヘッドの濃度関係を2つの濃度領域で検出して
いる。
【0137】即ち、テストパターンとして、記録ヘッド
4Aにより記録密度が100%から50%のストライプ
状のテストパターンを、記録ヘッド4Bにより記録密度
が50%から0%のストライプ状のテストパターンを交
互に記録する。同様に、記録ヘッド4Aにより記録密度
が50%から0%のストライプ状のテストパターンを、
記録ヘッド4Bにより記録密度が0%から50%のスト
ライプ状のテストパターンを交互に記録する。このとき
の両ヘッドによる記録濃度の関係は図27に示すように
なる。
【0138】2つの濃度領域でテストパターンの濃度関
係が逆転する変化点での比a:bとc:dが、左ヘッド
4Aと右ヘッド4Bの最大濃度比と中間濃度比(最大濃
度の50%)とそれぞれ等しくなる。この濃度比に基づ
いて、高濃度のヘッド(ここでは、4A)の元画像の多
値信号を補正する。詳しくは、記録密度が0%〜50%
では中間濃度比(c:d)に基づいて補正し、50%〜
100%では中間濃度比(c:d)と最大濃度比(a:
b)の加重平均に基づいて補正する。
【0139】この変形例によれば、両ヘッド4A,4B
の濃度関係が非線形に変化した場合でも、より忠実に両
者の関係を補正することが出来る。
【0140】この変形例では、両ヘッドのテストパター
ンとして、記録ヘッド4Aによる記録密度が100%〜
50%の画像を用いた。先の第1の変形例のように、記
録ヘッド4Bによるテストパターンを一定(例えば、7
5%)にしても良いが、ヘッドの濃度によっては図28
(A)に示すように、テストパターンの濃度が交差しな
い場合が生じてしまう。
【0141】同図は左のヘッド4Aの濃度が約20%高
く(傾斜した点線)、右のヘッド4Bの濃度が20%低
い(水平方向の細線)場合を示している。テストパター
ンの右端では、左のヘッド4Aの濃度は50%、或は6
0%よりりも20%増であり、右ヘッド4Bによる濃度
は75%、或は60%の20%減であるから、これら濃
度を表す線同士が交差しない。
【0142】逆に、左のヘッド4Aの濃度が約20%低
く(傾斜した細線)、右のヘッド4Bの濃度が20%高
い(水平方向の点線)場合は、テストパターンの左端で
は、左のヘッド4Aの濃度は80%、右ヘッド4Bによ
る濃度は90%となっている。従って、この場合も同様
に、これら濃度を表す線同士が交差しない。
【0143】これに対し、本変形例では、図28(B)
に示すように、上述の状況、記録ヘッド4Aにより記録
されるテストデータの記録デューティが50%乃至10
0%にセットされ、記録ヘッド4Bにより記録されるテ
ストデータの記録デューティが100%乃至50%に設
定された場合でも、テストパターンの濃度は交差するた
め、両ヘッド4A,4Bによる記録濃度比を検出するこ
とが出来る。
【0144】テストパターンの形成は、記録密度の低い
パッチから高いパッチの順に行うのが望ましい。テスト
パターンの形成に伴うヘッドの温度変化(上昇)の影響
が少ないからである。また、上述の説明では、両ヘッド
4A,4Bによるテストパターンを互い違いに形成した
が、濃度比較を互い違いに行うことが重要であって、テ
ストパターンの形成順序が本質的ではない。
【0145】(実施の形態4)本実施の形態4は、記録
速度を高めるためシリアル走査の両方向の走査において
記録を行う双方向(往復)記録方法を採用したものであ
る。
【0146】双方向記録方法においては、往方向と復方
向での記録特性の相違から、往方向で記録されたバンド
(swath)と復方向で記録されたバンドで濃度差が現れ
る。インクジェット記録方法においては、主滴に伴って
副滴(サテライトドロップレット)が吐出され、この副
滴の着弾位置が主滴に対して往方向と副方向とで異なる
ためである。このため、往方向と復方向で紙面に付着す
るインクの面積が異なることとなり、濃度差が生じるの
である。このように、ヘッドの持つ出力の方向依存性の
差に起因した濃度差を補正することが必要となる。
【0147】そこで、本実施の形態4では、往方向と復
方向での濃度特性(濃度比)を検出し、プリンタドライ
バ側で、この特性に基づいて多値段階での原画像を補正
を行う。
【0148】本実施の形態4の構成は、先に説明した実
施の形態1と同様であり、2つの記録ヘッド4A、4B
により記録領域を分割して記録するものである。
【0149】往復の濃度特性の検出方法は、先の実施の
形態3で説明した2つのヘッド4A,4Bの記録濃度の
差の検出方法と同じである。即ち、図24(A)に示す
テストパターンを往方向と復方向とで形成し、図25の
フローチャーに従って検出することが出来る。
【0150】ここで、本実施の形態3では、左右それぞ
れのヘッド4A、4Bの分割記録領域にそれぞれのテス
トパターンを形成し、各ヘッドのn回往復の相対濃度特
性を検出した。
【0151】上述した各装置構成例において、記録ヘッ
ドは図29に示すような黒(Bk),シアン(C),マ
ゼンタ(M),イエロ(Y)の吐出口が一体的に形成さ
れたものについて説明した。ここで、60Kは黒インク
Bk吐出口、60CはCインクの吐出口、60MはMイ
ンクの吐出口、60YはYインクの吐出口である。図2
9において、ヘッド幅はHWで表わされている。
【0152】なお、記録ヘッドとしては、図30に示す
ように、Bk,C,M,Yの吐出口が並列に一体的に形
成されたものでもよい。ここで、61KはBkインクの
吐出口、61CはCインクの吐出口、61MはMインク
の吐出口、61YはYインクの吐出口である。また図3
0の各ノズルがそれぞれ独立に分離して隣接されてもよ
い。HWは記録ヘッド幅を示している。
【0153】なお、図30に示す記録ヘッドを用いた場
合には、所定領域幅を記録する際に、図29に示す記録
ヘッドに比べてHW分の余分なキャリッジ走査が必要と
なる。また、記録ヘッドとしては、図30に示すように
各色の吐出口が一体に形成されたものではなく、各色毎
に吐出口が形成されたものでも良い。
【0154】(実施の形態5)図31は、本発明の実施
の形態5に係る記録装置の概略構成および各記録ヘッド
の分割記録領域等を説明する説明図である。同図におい
て、図2に対応する部分には対応する符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0155】本実施の形態5の記録装置において、その
使用上記録できる最大の被記録媒体のサイズはA3に設
定され、従って、最大通紙幅は312mmに設定され
る。そして、このA3サイズの記録を可能とするため、
所定の記録ヘッドについては、これらの走査領域から加
減速領域であるランプアップおよびランプダウン領域
(各16mm)を除いて得られる最大記録可能領域(2
98mm)内を走査できる必要がある。これらランプア
ップ、ランプダウン領域は、記録ヘッド14A、14
B,14Cを加速及び減速する領域である。
【0156】一方、この最大記録可能領域を確保しつつ
装置全体のサイズを最小限のものとするために、キャリ
ッジ11の走査可能空間は358mmに規定される。
【0157】以上のような用いる記録用紙等、被記録媒
体のサイズや装置の小型化の制約に応じて、本実施形態
の記録装置は以下のような構成を有するものである。
【0158】図31において、キャリッジ11にはイン
クジェット方式の記録ヘッド14A,14Bおよび14
Cがそれぞれ72mmのヘッド間隔を有して搭載される
とともに、これらヘッドにそれぞれ供給されるインクを
貯留したタンク15A,15Bおよび15Cが搭載され
る。ここで、タンク15Aおよび15Bには、後述する
ように各色インクについて濃インクが貯留され、タンク
15Cには淡インクが貯留されている。従って、ヘッド
14Aおよび14Bは濃インクを、ヘッド14Cは淡イ
ンクをそれぞれ吐出する。これらヘッド14A乃至14
Cおよびタンク15A乃至15Cは、キャリッジ11に
対し個別に着脱できる。なお、用いるインクの種類によ
っては、ヘッドとタンクとが一体に形成され、これら一
体のヘッドおよびタンクがキャリッジ11に対し着脱自
在とすることもできる。
【0159】キャリッジ11は、その移動により図31
に示す走査可能空間内(358mm)に存在することが
でき、このとき、ヘッド14A,14Bおよび14Cの
各インク吐出口はそれぞれの走査領域(186mm)内
に位置することができる。そして、ヘッド14Aは走査
領域186mm(A)を走査できるが、キャリッジ移動
時の加減速領域であるランプアップおよびランプダウン
領域を除いて、ヘッド14Aは図中左側の分割走査領域
である記録領域(154mm(A))を走査する。同様
にして、ヘッド14Bは図中右側の分割走査領域である
記録領域(154mm(B))を走査し、さらにヘッド
14Cは図中中央部の分割走査領域である記録領域(1
54mm(C))を走査することになる。
【0160】キャリッジ11の走査可能空間内の一部、
即ち、延在するプラテン13の下方には、2つのヘッド
14Bおよび14Cのインク吐出口に対応してキャップ
16Bおよび16Cが設けられる。また、プラテン13
から外れた装置左側端部にヘッド14Aに対応したキャ
ップ6Aが設けられる。これによりこのホームポジショ
ンに位置する各ヘッドに対するキャッピングを行うこと
ができる。
【0161】また、後述のように3つのヘッドの重複記
録領域内に設けられるキャップ6Bには、これを介して
インク等の吸引を行うためのポンプ17が接続される。
これにより、各ヘッド14A,14Bおよび14Cは、
それぞれ所定のタイミングでキャップ16Bと対向する
位置に移動し、これに対し、キャッピング動作と同様キ
ャップ16Bがヘッド方向へ移動して当接し、この状態
でポンプ17による吸引動作を行うことができる。
【0162】以上のように、本実施の形態においても吸
引回復のための構成を記録領域中でしかも兼用する構成
で設けたり、予備吐出受けをプラテン13から外れた位
置で互いに反対側の端部に設けることにより、一定の最
大記録可能領域に対して装置のサイズをできるだけ小さ
くすることができる。
【0163】以上示した本実施の形態の記録装置におい
て、ヘッド14A,14Bおよびヘッド14Cそれぞれ
相互の吐出口間の距離であるヘッド間隔(72mm)
は、分割記録領域を分担して記録することによって可能
となる最大記録可能領域(298mm)の略1/4に設
定されている。そして、これにより記録ヘッド14A、
14Bと記録ヘッド14Cによる重複記録領域の幅は1
54mmとなる。これらのサイズ設定は、最大記録可能
領域が比較的大サイズのA3(297mm×420mm
の定型規格)サイズの用紙(被記録媒体)の幅に対応
し、一方、重複記録領域がA5(148mm×210m
mの定型規格)サイズの用紙の幅に対応するものであ
る。
【0164】最大記録可能領域の幅は、重複記録領域の
幅の略2倍に設定されている。従って、本実施の形態で
は、図31の装置が最大記録可能領域に対応した、例え
ばA3サイズの用紙に記録を行う場合、ヘッド14Aお
よび14Bからそれぞれ同一種類のインクを吐出して、
それぞれの分割記録領域を分担して記録を行う。これに
対し、重複記録領域に対応した、例えばA5サイズの用
紙に記録を行う場合、ヘッド14Cからヘッド14A、
14Bとは異なる濃度のインク、ここでは淡インクを吐
出し、両インクにより協働して濃淡(階調)記録を行
う。これらインクを混合することにより、暗い画像から
明るい(グレースケール)の画像を記録することができ
る。
【0165】図31に示す本実施の形態の記録装置によ
れば、A3サイズを記録する場合、2つのヘッドを用い
た走査領域の分割により、1ヘッドによる記録の場合と
比較して一定の記録速度の向上を得ることができる。こ
れとともに、キャリッジ走査可能空間に対して最大記録
可能領域を最大限にとることにより、記録装置のサイズ
を小型化することができる。
【0166】両側のヘッド14Aおよび14Bが吐出す
る「濃インク」は通常用いられるインクの濃度であり、
ヘッド14Aおよび14Bの分割記録領域を合せた領域
において、A3サイズ等の2値の記録を行うことができ
る。なお、この記録において双方の分割記録領域が重複
する部分(10mm)については、種々の記録方法が考
えられるが、本実施の形態では、先の実施形態と同様に
している。
【0167】重複記録領域(154mm(C))におけ
るA5サイズ等の記録では、濃インクのヘッド14Aお
よび14Bと淡インクのヘッド14Cを用いて高階調の
濃淡画像を記録する。この重複走査領域の記録では、図
31から明らかなように、当該領域の中央を境に左側を
ヘッド14Aとヘッド14Cにより記録し、右側をヘッ
ド14Bとヘッド14Cにより記録する。このため、こ
の重複記録時に、例えば図においてキャリッジ11が右
方向へ走査して記録を行う場合は、上記左側ではヘッド
14C,14Aの順で、上記右側ではヘッド14B,1
4Cの順で吐出が行われるため、上記中央を境に色むら
を生じるおそれがある。これはその領域の半分では最初
に淡インクが付与され、他の半分の領域では最初に濃イ
ンクが付与されるためである。
【0168】本実施の形態では、双方向記録を行うこと
により、この問題を解決することができる。また、他の
方法として、濃インクヘッド14Aおよび14Bと淡イ
ンクヘッド14Cによる記録を互いに異なる走査で行う
ことにより、上述の吐出順序を一定のものとすることも
できる。
【0169】さらには、濃インクヘッド14Aおよび1
4Bと淡インクヘッド14Cの紙送り方向の位置を異な
らせることにより、結果として上記と同様に、異なる走
査で異なるインクによる記録を行うようにすることもで
きる。
【0170】このような構成の記録装置において、縦レ
ジの調整は実施の形態1と同様に行うことができる。ヘ
ッド14Aとヘッド14C、ヘッド14Bとヘッド14
Cの縦レジに加え、両側のヘッド14Aとヘッド14B
の縦レジのずれを検出し、3つのヘッド間の縦レジのず
れが最小となるよう調整することが望ましい。この場
合、ヘッド14Aとヘッド14Bの縦レジのずれを検出
するためには、両ヘッドの重複記録領域にテストパター
ンを形成するのは言うまでもない。
【0171】同様に、横レジの調整も実施の形態1と同
様に行うことができる。この場合も、両側のヘッド14
Aと14Bの横レジのずれを検出することが望ましい。
【0172】往復のレジずれについては、いずれか1の
ヘッドの往復レジのずれを検出することで充分な精度が
得られるので、実施の形態2と全く同様に行うことがで
きる。
【0173】ヘッド間の濃度関係については実施の形態
3と同様に行うことができ、3つのヘッド14A,14
B,14C相互の濃度関係について検出することが望ま
しい。往復の濃度関係については、実施の形態4と同様
に行うことができ、3つのヘッド14A,14B,14
Cそれぞれの濃度関係について検出することが望まし
い。
【0174】(実施の形態6)本実施の形態6は、記録
ヘッドがキャリッジに傾いて取り付けられた場合、又
は、記録ヘッドの複数の記録素子(ノズル)が傾いて形
成された場合に生じる画像の傾きを補正するものであ
る。本実施の形態6の装置構成は、先に説明した図2と
同様であるので、説明を省略する。なお、以下の説明で
は、ヘッド4Aを代表して説明するが、ヘッド4Bにつ
いても同様である。
【0175】図32は、複数の記録素子(ノズル)40
を有する記録ヘッド4Aを用いて1ドットおきに縦罫線
を記録した画像を示す。記録ヘッド4Aは走査方向に対
して傾きθを有し、ノズル40は配列長さ(以下、ヘッ
ドの長さという)“a”を有する。
【0176】同図において、320、322,324は
第1走査における1ドットおきの理想的な罫線、32
1,323,325は実際に記録ヘッド4Aの第1走査
によって記録された罫線を示す。また330、332,
334は第2走査における1ドットおきの理想的な罫
線、331,333,335は実際に記録ヘッド4Aの
第2走査によって記録された罫線を示す。罫線321,
331はタイミングt1で、罫線323,333はタイ
ミングt3で記録され、Tは記録周期を示す。
【0177】同図から理解されるように、ヘッド4Aに
よって記録された罫線はa・sin(θ)のずれを有
し、本例では、このずれは2画素分に相当する。ヘッド
の長さ“a”が長くなると、わずかの傾きθであって
も、それに起因するずれ量は大きくなるため、画像品位
に影響を与える。
【0178】そこで、本実施の形態6では、図33に示
すように、プリンタにおいてヘッド4Aの上半分に対す
る原画像(ここでは、縦罫線のデータ)を1画素分左に
シフトしてヘッド4Aに与える。そのため、第1走査の
タイミングt0で罫線3211が、第2走査のタイミン
グt0で罫線3311が記録ヘッド4Aの上半分を用い
て記録される。タイミングt0で記録される罫線321
1は、本来タイミングt1で記録される罫線3210
(点線で図示)のデータである。
【0179】一方、ヘッド4Aの下半分のノズルで記録
される画像データは、ずれ量“0”で提供される。従っ
て、縦罫線3212は第1走査のタイミングt1で記録
され、縦罫線3312は第2走査のタイミングt1で記
録される。各縦罫線も同様にして補正される。
【0180】この例では、ヘッドの長さ“a”が半分に
なったのと等価であるため、罫線のずれ量も半分のa・
sin(θ)/2になる。このように、記録ヘッド4A
の傾きに応じて原画像をシフトすることで、罫線のずれ
を半減させて、1画素以内とすることができる。
【0181】ここでは、説明の簡略化のためヘッド4A
を2分割する場合を説明したが、4分割、8分割するこ
とにより、更に良好な罫線を得ることができることは容
易に理解できよう。
【0182】次に、本実施の形態の特徴である記録ヘッ
ド4Aの傾きの度合いの検出方法について説明する。こ
れは、実施の形態1で説明した左右のヘッドの横レジず
れ量の取得と同様に行うことができる。即ち、上半分の
ヘッドのノズルと下半分のヘッドのヘッドをそれぞれ別
ヘッド、ここでは左右のヘッドと見なして、夫々にテス
トパターン形成用のデータを与える。このままでは、両
者によって記録されたパターンは重複しないので、両者
によって記録されたパターンが重複するように紙送り量
を通常の半分の“a/2”として、2パスでテストパタ
ーンを形成する。
【0183】図34に示すように、「1ドット−1スペ
ース」、「2ドット−2スペース」、「4ドット−4ス
ペース」の画像をヘッド4Aの上半分と下半分でそれぞ
れ“1/2/4”画素ずらしたパターン(図34
(B),(D),(F))と、ずらさないパターン(図
34(A),(C),(E))に基づいて、テストパタ
ーンを形成する。
【0184】形成したテストパターンの濃度をセンサ3
1によって検出する。同図には、センサのスポットを示
す。図において、3400は上側のノズルにより記録さ
れる画像領域を示し、3401は下側のノズルにより記
録される画像を示す。ずらした画像とずらさない画像と
は、単位面積当たりのインクの被覆率(エリアファク
タ)が異なるため、精度の低い(低解像度の)センサ3
1を用いても両者の濃度の違いは充分検出可能となる。
また、ユーザの目視によっても充分判断可能となる。
【0185】ヘッドの上半分と下半分の縦方向の位置が
一致している、つまりヘッドが傾いていない状態では、
ずらさない(ノーマルデータ)画像の方が“1/2/
4”画素ずらした画像よりも濃度が高くなる。一方、ヘ
ッドの位置が縦方向にずれている、つまりヘッドが傾い
ている状態では、“1/2/4”画素ずらした画像の方
がずらさない画像よりも濃度が高くなる。
【0186】以下、実施の形態1と同様に、各段階の検
出結果を組み合わせることにより、“4”〜“−3”画
素内の1画素単位で記録ヘッド4Aの縦ずれを検出する
ことができる。更には、実施の形態1でも説明したよう
に、図16に示す「2ドット−2スペース」の画像を用
いた検出結果の組み合わせによって、記録ヘッド4Aの
傾きを検出することも可能である。
【0187】本実施の形態では、記録ヘッド4Aの複数
の記録素子は同時に駆動される場合について説明した
が、時分割駆動の場合も同様に適用できる。また、実施
の形態1で説明したように、時分割駆動で生じる記録位
置ずれを解消するため、ヘッドを所定量だけ傾けるとと
もに、所定間隔の記録素子を同時に駆動する場合も、同
様に適用できる。いずれの場合も、所定量よりもヘッド
が傾いてキャリッジに取り付けられると、上述の記録位
置ずれ(罫線ずれ等)が発生するからである。
【0188】また、本実施の形態では、プリンタ側でヘ
ッドの傾きを検出したが、プリンタドライバ103で検
出してもよく、原画像をプリンタドライバ103で画素
単位(ビット単位)で補正してもよい。
【0189】(実施の形態7)本実施の形態7は、記録
ヘッドの製造上の局所的なばらつきなどの理由によっ
て、記録ヘッドの上半分と下半分に生じる画像の濃度差
を補正するものである。本実施の形態7の装置構成は、
先に説明した図2と同様であるので説明を省略する。な
お、以下の説明では、ヘッド4Aを代表して説明する
が、ヘッド4Bについても同様である。
【0190】図35は、複数の記録素子(ノズル)40
を有する記録ヘッド4Aを用いて一定濃度(例えば、5
0%デューティ)で記録した画像を示す。記録ヘッド4
Aのノズル40は配列長さ(以下、ヘッドの長さとい
う)“a”を有する。同図において、340はヘッド4
Aの上半分で形成された画像を、350は下半分で形成
された画像を示す。同図から分かるように、画像340
の濃度は画像350の濃度よりも低くなっており、画像
品位に影響を与える。
【0191】そこで、本実施の形態7では、プリンタド
ライバ103で多値段階での記録ヘッドの上半分と下半
分に対する原画像を補正している。この画像濃度の補正
方法は、原画像の出力補正に限らず、駆動信号を制御す
ることによっても実現できる。ここでは、説明の簡略化
のためヘッド4Aを2分割する場合を説明したが、4分
割、8分割することでさらに良好な濃度補正を行うこと
ができることは容易に理解できよう。
【0192】このように、記録ヘッド4A内の局所的な
記録濃度の差に応じて原画像を補正したり、駆動信号を
補正したりすることで、記録ヘッド内の記録濃度の差を
低減することができる。
【0193】次に、本実施の形態の特徴である記録ヘッ
ド4Aの局所的な記録濃度の差の検出方法について説明
する。これは、実施の形態3で説明した左右のヘッド4
A,4Bの濃度特性の取得と同様に行うことができる。
即ち、ヘッド4Aの上半分のノズルと下半分のノズルを
それぞれ別ヘッド、ここでは左右のヘッドと見なして、
夫々にテストパターン形成用のデータを与える。
【0194】しかしこのままでは、両者によって記録さ
れたパターンは重複しないので、両者によって記録され
たパターンが重複するように紙送り量を通常の半分の
“a/2”として、2パスでテストパターンを形成す
る。
【0195】実際には、ヘッド4Aの上半分は左側から
右側に向かって濃度が低くなるようなストライプ画像に
基づいて、ヘッド4Aの下半分は左側から右側に向かっ
て濃度が濃くなるようなストライプ画像に基づいてテス
トパターンを形成する。このとき、ヘッド4の上半分と
下半分では、先説明した図24(A)に示すように、そ
れぞれのテストパターンを、互い違いに形成する。
【0196】以下、第3実施例と同様にして、隣接する
ストライプ同士の比較結果により順番が逆転する場所か
ら両者の濃度比率を取得することができる。
【0197】説明のために本実施の形態では、記録ヘッ
ド4Aは2つの記録ヘッドを備えるとしたが、更にこの
ヘッド4Aを4或は8個の領域に分割することにより、
より効果的に濃度補正を行うことができる。
【0198】上述の説明では、2つまたは3つのヘッド
を走査方向に配列し、それぞれのヘッドが分割領域を分
担して記録するシャトルタイプの記録装置に適用した場
合の例について説明した。しかしながら、本発明は一般
的なプリンタにも当然適用できるものである。
【0199】例えば、往復のレジずれや往復の濃度関係
については、双方向記録を行ういかなるタイプのシリア
ルプリンタにも適用できる。複数のヘッド間の縦レジや
横レジのずれや濃度関係は、複数のヘッドを有するカラ
ープリンタや階調(フォト)プリンタにも適用できる。
【0200】以上説明したように本実施の形態では、セ
ンサ出力の絶対値を用いるのではなく、複数の測定(検
出)対象に対応する出力の相対的な大小関係を比較し、
その比較結果を用いて縦レジや横レジのずれ量、ヘッド
間の濃度比率(検出対象の相互情報)を得ている。この
ため、検出を行う場所や時間等の依存性を排除すること
ができ、また、高精度のセンサを用いることなく、検出
対象の相互情報を得ることが可能となる。さらには、取
得した情報に基づいて検出対象(縦レジや横レジ、濃度
比率)を自動補正することが出来る。
【0201】更に、本発明は2値データを記録する画像
記録装置に限ったものではなく、多値画像を記録するプ
リンタにおいても本発明は有効であり、一連の信号処理
を全てプリンタドライバにておこなってもよい。
【0202】本願発明はまた、画像データに基づいて、
記録媒体上にカラーインクを付与して記録するプリンタ
装置にも適用できる。また本願発明は、カラーインクを
吐出してプリントを行うインクジェットプリンタ装置に
もより大きな利点をもたらすものである。
【0203】更に本願発明は、紙、布帛、皮革、透明樹
脂、金属或は他の記録媒体を使用するプリンタ装置にも
適用可能である。そのようなプリント装置の一例として
は、プリンタ、コピー機、ファクシミリ装置等の産業機
器がある。
【0204】本願発明は、好適であると思われる実施の
形態に基づいて説明したが、添付した特許請求の範囲の
趣旨及び範囲を逸脱することなく、これと等価な変更や
修正は本願発明に含まれるものである。
【0205】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、測
定対象の相互情報を容易に取得できるという効果があ
る。
【0206】また本発明によれば、1又は2以上の記録
ヘッド間の記録位置ずれを容易に検出できる。
【0207】また本発明によれば、複数の記録ヘッド間
のレジずれを容易に検出できるという効果がある。
【0208】また本発明によれば、1または複数の記録
ヘッドの出力特性の差に起因した濃度差を容易に検出で
きるという効果がある。
【0209】更に本発明によれば、複数の記録ヘッドの
出力特性の差に起因した濃度差を容易に検出できる。
【0210】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の複数記録ヘッドによる濃度ムラを表す図
である。
【図2】本実施の形態の記録装置において2つの記録ヘ
ッドを用いた場合の分割記録および重複記録を説明する
ための説明図である。
【図3】本実施の形態の記録装置で用いられる記録ヘッ
ドの駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図4A】本実施の形態の記録装置とホストコンピュー
タの関係を示すシステム構成図である。
【図4B】本実施の形態の記録装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本実施の形態における記録ヘッドのレジずれと
それを補正する方法を説明するための図である。
【図6】センサによる読みとり動作を説明する図であ
る。
【図7】縦レジずれを検出するためのテストパターンを
説明する図である。
【図8】ずれ量と検出パターンの濃度の関係を説明する
ための図である。
【図9】ずれ量が−2〜2の場合の「1ドット−1スペ
ース」パターンの濃度の関係を説明するための図であ
る。
【図10】ずれ量が0、2の場合の「2ドット−2スペ
ース」パターンの濃度の関係を説明するための図であ
る。
【図11】ずれ量が1、3の場合の「2ドット−2スペ
ース」パターンの濃度の関係を説明するための図であ
る。
【図12】「4ドット−4スペース」のテストパターン
を示す図である。
【図13A】縦レジのずれ量を検出するためのフローチ
ャートである。
【図13B】縦レジのずれ量を検出するためのフローチ
ャートである。
【図13C】縦レジのずれ量を検出するためのフローチ
ャートである。
【図13D】縦レジのずれ量を検出するためのフローチ
ャートである。
【図14】テストパターンの濃度比較結果と縦レジのず
れ量の関係を示す図である。
【図15】縦レジのずれ量が2の場合の実測値を示すテ
ーブルを示す図である。
【図16】「2ドット−2スペース」の他のテストパタ
ーンを示す図である。
【図17】図16に示すテストパターンの濃度比較結果
と縦レジのずれ量の関係を示すグラフ図である。
【図18A】縦レジのずれ量を検出するための他のフロ
ーチャートである。
【図18B】縦レジのずれ量を検出するための他のフロ
ーチャートである。
【図18C】縦レジのずれ量を検出するための他のフロ
ーチャートである。
【図18D】縦レジのずれ量を検出するための他のフロ
ーチャートである。
【図19】図16のテストパターンの濃度比較結果と縦
レジのずれ量の関係を示す図である。
【図20】ずれ量が0の場合の縦レジの実測値を示すテ
ーブルを示す図である。
【図21】8ドット−8スペースのテストパターンを示
す図である。
【図22】横レジずれを検出するためのテストパターン
を示す図である。
【図23】記録ヘッドの縦方向の往復レジを説明する図
である。
【図24】それぞれヘッドの濃度比を検出するためのテ
ストパターンを示す図、テストパターンの濃度を示すグ
ラフ図、両ヘッドの濃度関係を示すグラフ図である。
【図25】ヘッドの濃度比を検出するためのフローチャ
ートである。
【図26】それぞれヘッドの濃度比を検出するためのテ
ストパターン図、テストパターンの濃度を示すグラフ
図、2つのヘッドの濃度関係を示すグラフ図である。
【図27】2つのヘッドの2つの濃度領域における濃度
関係を示すグラフ図である。
【図28】それぞれテストパターンの濃度を示すグラフ
図である。
【図29】全吐出口が一体的に形成された記録ヘッドの
概略図である。
【図30】各色吐出口が並列に形成された記録ヘッドの
概略図である。
【図31】記録装置における3つの記録ヘッドを用いた
場合の分割記録および重複記録を説明するための説明図
である。
【図32】傾いた記録ヘッドで記録した縦罫線を示す図
である。
【図33】傾いた記録ヘッドの傾きを補正して記録した
縦罫線を示す図である。
【図34】記録ヘッドの傾き量を検出するためのテスト
パターンを示す図である。
【図35】記録ヘッドの局所的な記録濃度の差を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 弘光 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92626, コスタメサ レッドヒル アベ ニュー 3191 キヤノン ビジネス マシ ーンズ,インコーポレイテッド内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の駆動方法であって、 それぞれ測定対象に依存した濃度を有する第1の複数の
    テストパターンを形成させ、 複数形成されたテストパターンの濃度の関係を判別し、 その判別した関係に応じて第2の複数のテストパターン
    を形成させ、 前記第2の複数テストパターンの濃度の関係を判別し、 その判別した関係に応じて検出対象の情報を取得するこ
    とを特徴とする画像形成装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 画像形成装置の駆動方法であって、 順次濃度が変化し、測定対象に特有な複数のテストパタ
    ーンを形成させ、 複数形成されたテストパターンの濃度の関係を判別し、 その判別した関係に応じて測定対象の情報を取得するこ
    とを特徴とする画像形成装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 プリンタを制御するプリンタドライバで
    あって、 それぞれ測定対象に依存した濃度を有する第1の複数の
    テストパターンを形成させるためのコードと、 複数形成されたテストパターンの濃度の関係を判別する
    ためのコードと、 その判別した関係に応じて第2の複数のテストパターン
    を形成させるためのコードと、 前記第2の複数テストパターンの濃度の関係を判別する
    ためのコードと、 その判別した関係に応じて検出対象の情報を取得するコ
    ードと、を有することを特徴とするプリンタドライバ。
  4. 【請求項4】 プリンタを制御するプリンタドライバで
    あって、 順次濃度が変化し、測定対象に特有な複数のテストパタ
    ーンを形成させるためのコードと、 複数形成されたテストパターンの濃度の関係を判別する
    ためのコードと、 その判別した関係に応じて測定対象の情報を取得するた
    めのコードと、を有することを特徴とするプリンタドラ
    イバ。
  5. 【請求項5】 前記取得した情報に基づいて、プリンタ
    へ供給する画像信号を補正するためのコードと、 補正された画像信号を前記プリンタへ供給するためのコ
    ードと、を更に有することを特徴とする請求項3又は4
    に記載のプリンタドライバ。
  6. 【請求項6】 記録ヘッドを走査して記録媒体に記録す
    る記録装置の駆動方法であって、 それぞれ測定対象に依存した濃度を有する第1の複数の
    テストパターンを記録媒体に印刷し、 複数の印刷されたテストパターンの濃度の関係を判別
    し、 その判別した関係に応じて第2の複数のテストパターン
    を印刷し、 前記第2の複数テストパターンの濃度の関係を判別し、 その判別した関係に応じて検出対象の情報を取得するこ
    とを特徴とする記録装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 記録ヘッドを走査して記録媒体に記録す
    る記録装置の駆動方法であって、 記録ヘッドの往復走査方向のレジストレーション量に依
    存した各濃度を有する複数のテストパターンを記録媒体
    に印刷し、 複数の印刷されたテストパターンの濃度の関係を判別
    し、 その判別した関係に応じて前記レジストレーション量に
    関連した情報を取得することを特徴とする記録装置の駆
    動方法。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドを走査して記録媒体に記録す
    る記録装置の駆動方法であって、 複数の記録ヘッドを用いて,前記複数の記録ヘッドの往
    復走査方向のレジストレーション量に依存した各濃度を
    有する複数のテストパターンを記録媒体に印刷し、 複数の印刷されたテストパターンの濃度の関係を判別
    し、 その判別した関係に応じて前記レジストレーション量に
    関連した情報を取得することを特徴とする記録装置の駆
    動方法。
  9. 【請求項9】 前記複数のテストパターンの濃度は前記
    複数の記録ヘッドのレジストレーション方向に略垂直な
    方向に変化しており、 前記レジストレーション量に関連した情報は、前記複数
    の記録ヘッドのレジストレーション方向に略垂直な方向
    のレジストレーション量であることを特徴とする請求項
    8に記載の記録装置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記複数のテストパターンの濃度は前
    記複数の記録ヘッドのレジストレーション方向に略平行
    な方向に変化しており、 前記レジストレーション量に関連した情報は、前記複数
    の記録ヘッドのレジストレーション方向に略平行な方向
    のレジストレーション量であることを特徴とする請求項
    8に記載の記録装置の駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記複数のテストパターンの濃度は前
    記複数の記録ヘッドの往復移動方向に略垂直な方向に変
    化しており、 前記レジストレーション量に関連した情報は、前記複数
    の記録ヘッドの往復移動方向のレジストレーション量で
    あることを特徴とする請求項8に記載の記録装置の駆動
    方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の記録ヘッドは走査方向に所
    定の間隔で配されることを特徴とする請求項8に記載の
    記録装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記複数の記録ヘッドは同色で記録可
    能で、走査方向の領域を分担して記録することを特徴と
    する請求項12に記載の記録装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の記録ヘッドは異なる濃度の
    インクを使用して記録可能で、走査方向に重複する重複
    記録領域を協働して階調画像を記録することを特徴とす
    る請求項8に記載の記録装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】 記録ヘッドを走査して記録媒体に記録
    する記録装置の駆動方法であって、 複数の記録ヘッドを用いて、前記複数の記録ヘッドの往
    復走査方向のレジストレーション量に依存し、その測定
    対象領域に基づいて順次濃度が変化する各濃度を有する
    複数のテストパターンを記録媒体に印刷し、 印刷され、前記測定対象領域に特有のテストパターンの
    濃度の関係を判別し、 その判別した関係に応じて前記レジストレーション量に
    関連した情報を取得することを特徴とする記録装置の駆
    動方法。
  16. 【請求項16】 前記複数のテストパターンの濃度は、
    2つの相反する走査方向に連続して変化していることを
    特徴とする請求項15に記載の記録装置の駆動方法。
  17. 【請求項17】 前記記録装置は前記記録ヘッドを複数
    有し、 前記複数の記録ヘッドの1つで記録されたテストパター
    ンの他のヘッドで記録されたテストパターンに対する相
    対濃度が連続して変化していることを特徴とする請求項
    15に記載の記録装置の駆動方法。
  18. 【請求項18】 前記複数の記録ヘッドは走査方向に所
    定の間隔で配されることを特徴とする請求項15に記載
    の記録装置の駆動方法。
  19. 【請求項19】 前記複数の記録ヘッドは同色で記録可
    能で、走査方向の領域を分担して記録することを特徴と
    する請求項15に記載の記録装置の駆動方法。
  20. 【請求項20】 前記複数の記録ヘッドは異なる濃度の
    インクを使用して記録可能で、走査方向に重複する重複
    記録領域を協働して階調画像を記録することを特徴とす
    る請求項15に記載の記録装置の駆動方法。
  21. 【請求項21】 それぞれ測定対象に依存した濃度を有
    する第1の複数のテストパターンを印刷する印刷手段
    と、 複数形成されたテストパターンの濃度の関係を判別する
    判別手段と、 前記判別手段により判別された関係に応じて第2の複数
    のテストパターンを印刷する印刷制御手段と、 前記判別手段により判別された関係に応じて検出対象の
    情報を取得する取得手段と、を有することを特徴とする
    画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記取得手段によって取得された情報
    に基づいて前記測定対象の関係を補正する補正手段を更
    に有することを特徴とする請求項21に記載の画像形成
    装置。
  23. 【請求項23】 前記判別手段は、印刷されたテストパ
    ターンの濃度を検出するセンサを含むことを特徴とする
    請求項21に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 基準パターンと前記基準パターンを往
    復走査方向に所定量シフトした複数パターンを印刷する
    印刷手段と、 前記印刷手段により印刷された複数パターンの濃度の関
    係を判別する判別手段と、 前記関係に基づいて前記複数ヘッドの前記往復走査方向
    の位置ズレ情報を取得する取得手段と、を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】 濃度関係が単調に変化する複数のテス
    トパターンを印刷する印刷手段と、 前記印刷手段により印刷された複数のテストパターンの
    濃度の関係を判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、記録要素の記
    録濃度に関する情報を取得する取得手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記印刷手段は、高濃度から低濃度へ
    単調に変化するテストパターンと、低濃度から高濃度へ
    単調に変化するテストパターンを印刷することを特徴と
    する請求項25に記載の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記判定手段は、印刷されたテストパ
    ターンの隣接するストライプの濃度を関係を判定するこ
    とを特徴とする請求項25に記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 記録ヘッドを走査して記録媒体に記録
    する記録装置の駆動方法であって、 記録ヘッドの走査方向に沿って異なる濃度を有する複数
    のテストパターンを、前記記録ヘッドを複数領域に分割
    した各領域を使用して記録媒体に印刷し、 複数の印刷
    されたテストパターンの濃度の関係を判別し、 その判別した関係に基づいて前記走査方向における前記
    記録ヘッドのずれ量に関する情報を取得することを特徴
    とする記録装置の駆動方法。
  29. 【請求項29】 前記記録ヘッドのある領域で印刷され
    たテストパターンは前記走査方向に単調に変化する濃度
    を有し、前記記録ヘッドの複数領域による記録濃度に関
    する情報を、前記判別した関係に基づいて取得すること
    を特徴とする請求項28に記載の記録装置の駆動方法。
  30. 【請求項30】 記録ヘッドを走査しつつドットを記録
    することにより画像を形成する画像形成方法において、 前記記録ヘッドのレジストレーションの量に依存した濃
    度を有し、少なくとも所定方向に複数ドット複数スペー
    スを有する複数のテストパターンを形成する形成工程
    と、 複数形成されたテストパターンの濃度の関係を判別する
    判別工程と、 その判別した関係に応じて前記記録ヘッドの複数ドット
    に亘るレジストレーションの量を取得可能とする取得工
    程と、を有することを特徴とする画像形成方法。
  31. 【請求項31】 前記形成工程は、前記記録ヘッドの往
    復走査方向のレジストレーションの量に依存した濃度を
    有し、少なくとも所定方向に複数ドット複数スペースを
    有する複数のテストパターンを形成し、 前記取得工程は、前記判別工程で判別した関係に応じて
    前記記録ヘッドの複数ドットに亘る往復走査方向のレジ
    ストレーションの量を取得可能とすることを特徴とする
    請求項30に記載の画像形成方法。
  32. 【請求項32】 前記記録ヘッドを複数有し、 前記形成工程は、前記複数の記録ヘッドを用いて前記複
    数の記録ヘッド間の所定方向のレジストレーションの量
    に依存した濃度を有し、前記所定方向に複数ドット複数
    スペースを有する複数のテストパターンを形成し、 前記取得工程は、前記判別工程で判別した関係に応じて
    前記複数の記録ヘッドの前記所定方向の複数ドットに亘
    るレジストレーションの量を取得可能とすることを特徴
    とする請求項30に記載の画像形成方法。
JP10213261A 1997-07-28 1998-07-28 プリンタドライバ、画像形成装置とその駆動方法 Pending JPH1199643A (ja)

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