JPS581218B2 - 積層型乾式不織布及びその製造方法 - Google Patents

積層型乾式不織布及びその製造方法

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JPS581218B2
JPS581218B2 JP54058706A JP5870679A JPS581218B2 JP S581218 B2 JPS581218 B2 JP S581218B2 JP 54058706 A JP54058706 A JP 54058706A JP 5870679 A JP5870679 A JP 5870679A JP S581218 B2 JPS581218 B2 JP S581218B2
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JP
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laminated
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寿 松村
忠典 鮫島
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Honshu Paper Co Ltd
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Honshu Paper Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は積層型乾式不織布に関するもので、特にパルプ
繊維と熱可塑性樹脂からなる層の両面に、複合繊維のみ
からなる層を有し、且つ熱処理により各層内及び層間の
繊維間が結合された3層一体構造の積層型乾式不織布及
びその製造方法に関する。
本発明の積層型乾式不織布は、上下両面に複合繊維のみ
からなる層を有している点に大きな特徴があるが、複合
繊維を不織布の構成繊維として用いることは従来から知
られている。
たとえば特公昭44−22547号には、さや一芯型の
複合繊維を少くとも5%含む不織性バットを熱的に自己
接合された低密度の不織性繊維生成物の製造法が開示さ
れ、特公昭52−12830号にも並列型複合繊維を少
くとも10%含有するウエブを低融点成分の融点以上、
高融点成分の融点以下で熱処理して成る不織布及びその
製造方法が開示されているが、これらはいずれも、複合
繊維を含む単層不織布であり、本発明の積層型不織布は
示唆されていない。
また特公昭54−1833号には、複合繊維を少くとも
30%(重量)含有するウエブを、熱融着成分の融点よ
りも50℃低い温度以上に予熱し、次いでプレス成型し
て得られる曲面を有する不織成型シートの製造方法が開
示されているが、加熱プレス成型した不織成型シートで
ある点で本発明とは全く異なる。
本発明者等は食品、医療関係に使用される安全性の高い
積層型乾式不織布について鋭意研究の結果、複合繊維を
上、下表面層に用いることにより、強靭でしかも構成繊
維の脱落がなく、両面ともヒートシール可能な3層一体
構造の従来にない積層型乾式不織布及びその製造方法の
発明を完成するに至った。
本発明は、パルプ繊維40〜95重量%と繊維状又は粉
粒状の熱可塑性樹脂5〜60重量%からなる層の両面に
、融点の異なる2種の合成高分子からなる複合繊維10
0重量%の層を有する積層マットであって、且つ前記複
合繊維の低融点成分の融点及び熱可塑性樹脂の融点より
高く、複合繊維の高融点成分の融点よりも低い温度で前
記積層マットが熱処理され、各層内及び層間の繊維間が
結合された3層一体構造の積層型乾式不織布及びその製
造方法である。
本発明で用いられる融点の異なる2種の合成高分子より
成る複合繊維とは、高融点成分としてたとえばポリプロ
ピレンよりなる成分と前記高融点成分の融点より少くと
も20℃以上融点の低い低融点成分たとえばポリエチレ
ンよりなる成分とを並列紡糸又は鞘芯型紡糸等により得
られる複合繊維を言い、その他本発明の目的にかなうも
のであれば、いかなる複合繊維を併用してもさしつかえ
ないし、異種の複合繊維を併用してもよい。
また、パルプ繊維としては、木材パルプ、コットンリン
ター等が用いられる。
繊維状又は粉粒状の熱可塑性樹脂としては、併用される
前記複合繊維の高融点成分の融点より少くとも20℃以
上低い融点を有する樹脂であれば、何でも使用できる。
たとえば、繊維状の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレ
ン等のポリオレフイン系合成パルプが好適であり、粉粒
状の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン等の粉粒状の
ものが用いられる。
上記各繊維及び樹脂は、上層、下層には複合繊維100
重量%が用いられ、中層にはパルプ繊維40〜95重量
%、繊維状又は粉粒状の熱可塑性樹脂5〜60重量%が
用いられる。
表面層である上層及び下層に複合繊維を用いたのは、複
合繊維はマット形成後の熱処理により、低融点成分のみ
が繊維交絡点で融着して、高融点成分は繊維状のまま残
り、多孔質構造を形成し、不織布特有の嵩高性、柔軟性
、通気性にすぐれ、しかも表面の耐摩耗性、引張強度に
すぐれた不織布が得られるためである。
従って、本発明では特に上層、下層の表面層を複合繊維
100%としたのである。
なお、本発明者等は本発明の応用として表面層として複
合繊維20〜80重量%と天然又は化学合成繊維80〜
20重量%を配合する発明についても完成している。
中層の構成素材の配合を、パルプ繊維を主体とし、これ
に繊維状又は粉粒状の熱可塑性樹脂を配合したのは、主
として経済性並びに食品、医療関%に用いた場合の安全
性からであるが、繊維状又は粉粒状の熱可塑性樹脂は、
複合繊維の低融点成分と同様、熱処理により溶融状態を
呈し、他の繊維との接着剤として働らくので、配合量は
、通常パルプ繊維より少なくてよいが、60%まで配合
可能である。
60%を越えると熱融着面積が多くなり、中層の通気性
を損うので好ましくない。
本発明の特徴は、積層型乾式不織布の構成として、上層
、下層に複合繊維100%を用い、中層にはパルプ繊維
を主体に繊維状又は粉粒状の熱可塑性樹脂を配合し、前
記複合繊維の高融点成分の融点より低く、低融点成分の
融点より高い温度で熱処理を行なって各層内、層間の繊
維間を結合させて3層一体構造とした点にある。
上述のような構成にしたことにより、複合繊維を用いた
上、下層は耐摩耗性、引張強度にすぐれ中層の構成繊維
としつかり結合し、中層のパルプ繊維の脱落防止をはか
ることができる。
中層はバルプ繊維を主体とし、用途により接着剤として
の繊維状又は粉粒状の熱可塑性樹脂を5〜60%まで増
減することができる。
すなわち、医療用などで保水性、吸収性が必要なときは
、パルプ繊維の配合率を高めればよい。
このように、本発明の不織布は各層にパルプ繊維、ポリ
オレフィン系の複合繊維及び熱可塑性樹脂等食品衛生、
医療用途に対して安全性の高い材料のみで構成されてい
る。
また本発明を実施した場合の最大の利点は、従来の水系
接着剤を使用しないことから、製造時の機械装置等の汚
れがないこと、排水汚染の必配もなくなり、しかも水系
接着剤蒸発に要する熱量消費が不要になるなど、労力、
エネルギー等が大幅に節減でき、製造装置も小規模とな
るため安価で安全性の高い積層型乾式不織布を提供でき
る。
また別の特徴として、表、裏に熱接着可能な複合繊維を
用いているため、3層一体構造の両面ヒートシール性を
有する積層型乾式不織布が得られる。
更に本発明の積層型不織布をアンダーパッド等の用途に
用いる場合には、表面にフイルムラミネートが行なわれ
る。
普通パルプ繊維を用いた不織布面にポリエチレン押出ラ
ミネート加工をする場合、押出後相当強くロールニツプ
で押しつけないと接着しないが、本発明では押出された
ポリエチレンが、表裏層の複合繊維と容易に融着するの
で、押出機のプレス圧を低くすることができ、結果的に
嵩高いフイルム貼合不織布が得られる。
本発明の積層型乾式不織布は次のようにして得られる。
複合繊維はオープナーで解梱しながら解繊する。
パルプ繊維はパルプ巻取を粗枠機にかけ、別に繊維状又
は粉粒状の熱可塑性樹脂を粗砕機にかけたものを定量フ
ィーダーを通して解繊機に送り、前記パルプ繊維と共に
解繊する。
まず解繊された複合繊維をランダムウエバーでエンドレ
ス金網上にウエブを形成させ下層とする。
次に、前記パルプ繊維と繊維状又は粉粒状の熱可塑性樹
脂との混合物をマツトフオーマーによりマットを形成さ
せながら、前記下層マットの上に積層させ、中層とする
。
更にその上に前記複合繊維をランダムウエバーでウエブ
を形成しながら前記中層の上に積層させ上層とし、3層
構造のマットとする。
このマットを複合繊維の低融点成分の融点及び熱可塑性
樹脂の融点より高く、複合繊維の高融点成分の融点より
も低い温度に調整された熱風炉に導き、熱処理すること
により、各層の複合繊維の高融点成分は繊維状のまま残
り、低融点成分のみが繊維交絡点て融着して多孔質構造
を形成すると同時に、中層の熱可塑性樹脂も融着して中
層内に均一に混合されたパルプ繊維を固定すると同時に
、上層、下層の低融点成分とも互いに融着し合い、3層
一体構造の積層型乾式不織布マットが得られる。
以上のようにして得られた本発明の3層一体構造の積層
型乾式不織布は、表面層の耐摩耗性にすぐれ、引張強度
も高く、しかも不織布特有の柔軟性、嵩高性があり、吸
水性、液体吸収性にすぐれているので、使い捨ておしぼ
り、紙おむつ、アンダーパッドなど医療用、食品衛生用
等に用いて効果がある。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例 l 高融点成分融点165℃、低融点成分融点130℃の複
合繊維(チッソ株製複合型接着繊維ES系1.5デニー
ル、38w長)をオープナーで解梱しながら解繊した後
、坪量31/rrfのウエブをランダムウエバーで、エ
ンドレス金網上に形成し下層とする。
次に木材パルプ繊維としてNBKPのパルプ巻取を粗砕
機にかけ、別にポリエチレン系合成パルプ(三井ゼラバ
ツク株製SWP−E400)を粗砕機にかけたものを定
量フィーダーを通して解織機に送り、前記NBKPの粗
砕機を出たものを80重量%と合成パルプを20重量%
の割合で解繊機中で混合、解繊した後、坪量124g/
mの均一混合解繊マットをマツトフオーマーにより形成
し中層とする。
更にその上に前記下層と同様にして複合繊維の坪量3g
/m2のウエブをランダムウエバーで形成しながら重ね
合せ、上層とする。
この3層積層マットをオーブンに導き、140゜Cで熱
処理し、本発明の3層一体構造の積層型不織布が得られ
た。
得られた積層型不織布は見掛け密度0. 0 4 g/
匡、保水量自重の18倍で、表面層の耐摩耗性が高く、
引張り強度も高い( 3.5K9/1 0 0闘巾)、
使い捨ておしぼり用として有用な物性を示した。
更に140℃で加熱エンボツシングしたものは、水に湿
潤後も型が消えず美麗な外観を保持していた。
実施例 2 高融点成分融点165゜C、低融点成分融点110℃の
複合繊維(チッソ株製複合型接着繊維EA系、3デニー
ル、5u長)100重量%を上層、下層に用い、上、下
層ウエブの坪量を5g/m2、中層のマットの坪量を2
00g/m’とした以外は、実施例1と全く同様にして
、本発明の3層一体構造の積層型不織布が得られた。
この積層型不織布の片面に、更にエクストルーダーによ
りポリエチレンの押出しラミネートを行ない、ポリエチ
レン貼合積層型不織布が得られた。
この不織布は柔軟性、吸水性に富み、片面は防漏性があ
るため、アンダーパッドとしてすぐれた特性を有する。
実施例 3 木材パルブ繊維としてNBKP50重量%とポリエチレ
ン系合成パルプ(三井ゼラバツク製SWP−E400)
50重量%の配合を中層に用いた以外は、実施例1と全
く同様にして、本発明の3層一体構造の積層型不織布が
得られた。
得られた積層型不織布は表面層の耐摩耗性が高く、引張
り強度も高い使い捨ておしぼり用として有用な物性を示
した。
更に140℃で加熱エンボツシングしたものは、水に湿
潤後も型が消えず、美麗な外観を保持していた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パルプ繊維40〜95重量%と繊維状又は粉粒状の
    熱可塑性樹脂5〜60重量%からなる層の両面に、融点
    の異なる2種の合成高分子からなる複合繊維100重量
    %の層を有する積層マットであって、且つ前記複合繊維
    の低融点成分の融点及び熱可塑性樹脂の融点より高く、
    複合繊維の高融点成分の融点よりも低い温度で前記積層
    マットが熱処理され、各層内及び層間の繊維間が結合さ
    れた3層一体構造の積層型乾式不織布。 2 融点の異なる2種の合成高分子からなる複合繊維1
    00重量%の不織布ウエブを形成させ、次いでパルプ繊
    維40〜95重量%と繊維状又は粉粒状の熱可塑性樹脂
    5〜60重量%からなる不織布マットを、前記複合繊維
    不織布マットの上に積層し、更にその上に融点の異なる
    2種の合成高分子からなる複合繊維100重量%の不織
    布ウエブを積層して、3層積層マットとした後、前記複
    合繊維の低融点成分の融点及び熱可塑性樹脂の融点より
    高く、複合繊維の高融点成分の融点よりも低い温度で、
    前記3層積層マットを熱処理し、各層内及び層間の繊維
    間を結合させ、3層一体構造とすることを特徴とする積
    層型乾式不織布の製造方法。
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