JPS5813802B2 - 水素・炭化水素ガス混焼によるNOx抑制燃焼法 - Google Patents
水素・炭化水素ガス混焼によるNOx抑制燃焼法Info
- Publication number
- JPS5813802B2 JPS5813802B2 JP52026226A JP2622677A JPS5813802B2 JP S5813802 B2 JPS5813802 B2 JP S5813802B2 JP 52026226 A JP52026226 A JP 52026226A JP 2622677 A JP2622677 A JP 2622677A JP S5813802 B2 JPS5813802 B2 JP S5813802B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrogen
- nox
- combustion
- hydrocarbon gas
- air ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水素の燃焼における窒素酸化物(以下NOxと
記載する)の発生抑制法に関するものである。
記載する)の発生抑制法に関するものである。
水素は未来燃料として期待されているが、それは前提と
して水素がクリーンな燃料であることによる。
して水素がクリーンな燃料であることによる。
ところが現実には、水素の燃焼においては燃焼三大公害
といわれるばいじん、硫黄酸化物及び窒素酸化物の発生
のうち前二者については無害保障が確実なものの、NO
xについては全くその保障がない。
といわれるばいじん、硫黄酸化物及び窒素酸化物の発生
のうち前二者については無害保障が確実なものの、NO
xについては全くその保障がない。
特に高い予混合空気比で水素を燃焼したときは発生NO
x濃度が極めて低く、水素は抜群の低NOx燃料である
といえるが予混合空気比0.4未満で燃焼したときは図
1のように炭化水素ガス等他の燃料に比し発生NOx濃
度は著しく高く到底クリーンな燃料とはいえない。
x濃度が極めて低く、水素は抜群の低NOx燃料である
といえるが予混合空気比0.4未満で燃焼したときは図
1のように炭化水素ガス等他の燃料に比し発生NOx濃
度は著しく高く到底クリーンな燃料とはいえない。
しかも水素は極端に逆火し易い燃料であって予混合空気
比を高めて定常運転をすることは危険が大きい。
比を高めて定常運転をすることは危険が大きい。
これは水素が低い空気比(約0.5〜0.7)において
燃焼速度が最犬になるという他の燃料に見られない特性
(炭化水素ガスの最大燃焼速度は空気比約1付近で現わ
れる)がもたらした結果であり不可避の現象である。
燃焼速度が最犬になるという他の燃料に見られない特性
(炭化水素ガスの最大燃焼速度は空気比約1付近で現わ
れる)がもたらした結果であり不可避の現象である。
このように水素はNOxの発生を抑制しようとすれば高
予混合空気比を採用する必要があり逆火の危険が増大し
、逆火を避けようとすれば低予混合空気比を採用する必
要がありNOxの発生が大巾に増大するという難点を有
しているのである。
予混合空気比を採用する必要があり逆火の危険が増大し
、逆火を避けようとすれば低予混合空気比を採用する必
要がありNOxの発生が大巾に増大するという難点を有
しているのである。
この現象は近時「水素炎のジレンマ」として問題化して
いる(たとえば日本ガス協会編「水素燃焼技術に関する
研究、昭和51報告書」第1章2節2項、1977年)
。
いる(たとえば日本ガス協会編「水素燃焼技術に関する
研究、昭和51報告書」第1章2節2項、1977年)
。
逆火対策として決定的な手段が見出されない現状lこお
いては、水素燃焼は低い予混合空気比で使用せざるを得
ず、したがって、高いNOx発生度は避けられないこと
になる。
いては、水素燃焼は低い予混合空気比で使用せざるを得
ず、したがって、高いNOx発生度は避けられないこと
になる。
したがって水素炎のNOx抑制は水素燃料の利用におけ
るもつとも重大な技術的課題の一つとみなすことができ
る。
るもつとも重大な技術的課題の一つとみなすことができ
る。
一方、炭化水素ガスの燃焼では一般に予混合空気比0.
5〜1が使用されている。
5〜1が使用されている。
このような条件で炭化水素ガスの一部分を等カロリーの
量の水素(あるいは等しい酸素消費当量の水素)で置き
換えて混焼すると、発生NOx はむしろ増大すること
が知られている。
量の水素(あるいは等しい酸素消費当量の水素)で置き
換えて混焼すると、発生NOx はむしろ増大すること
が知られている。
そのため、一般に水素混焼はNOx抑制に不利という印
象が普及している。
象が普及している。
しかして、本発明者は水素の拡散炎におけるNOx発生
の抑制について検討した結果、意外にも、予混合空気比
0.4未満の条件下で少量の炭化水素ガスを添加した場
合にはNOx の発生量を激減させうろことを見出し本
発明を完成するに至った。
の抑制について検討した結果、意外にも、予混合空気比
0.4未満の条件下で少量の炭化水素ガスを添加した場
合にはNOx の発生量を激減させうろことを見出し本
発明を完成するに至った。
即ち本発明は、水素に0.4以下の空気比で、酸素消費
量として30当量%以下の炭化水素ガスを予め混合し、
これを燃焼せしめることよりなるNOx抑制燃焼法を提
供するものである。
量として30当量%以下の炭化水素ガスを予め混合し、
これを燃焼せしめることよりなるNOx抑制燃焼法を提
供するものである。
系に添加する炭化水素ガスは常温で気体の炭化水素であ
れば飽和、不飽和いづれの炭化水素の使用も可能である
。
れば飽和、不飽和いづれの炭化水素の使用も可能である
。
具体的にはメタン、エタン、エチレン、アセチレン、プ
0/々ン、フロピレン、ブタン等があるが、特に炭素数
3以上の炭化水素ガスが好ましく使用される。
0/々ン、フロピレン、ブタン等があるが、特に炭素数
3以上の炭化水素ガスが好ましく使用される。
水素炎の予混合空気比(λ,)は0.4以下であればい
つれでもよく、λ1=0.4(完全な拡散炎)からλ1
−0であるものが対象とされるがλ1−0〜λ, =
0. 3の範囲が特に好ましい。
つれでもよく、λ1=0.4(完全な拡散炎)からλ1
−0であるものが対象とされるがλ1−0〜λ, =
0. 3の範囲が特に好ましい。
炭化水素ガスの添加量は水素の当量に対し30当量%以
下、特に5〜20当量%が好ましい。
下、特に5〜20当量%が好ましい。
ただし、ここでは当量とは炭化水素および水素の燃焼時
消費する酸素量によって示されるものとし、各ガス同容
積につき次のような値となる。
消費する酸素量によって示されるものとし、各ガス同容
積につき次のような値となる。
H2−1、CH4: 4、C2H2:5、C3H6:9
、C3H8:10。
、C3H8:10。
以下、実験結果に基づいて本発明を説明する。
第1図は、各種ガスの予混合空気比と発生NOx濃度と
の関係を示す線図であり、各種ガスをそれぞれH2 1
0l/分( 2 5 Kcal/分)と同じ当量になる
ように供給燃焼した炎についての測定値であって、ほぼ
同じ発熱量/分の実験値である。
の関係を示す線図であり、各種ガスをそれぞれH2 1
0l/分( 2 5 Kcal/分)と同じ当量になる
ように供給燃焼した炎についての測定値であって、ほぼ
同じ発熱量/分の実験値である。
一般に高い予混合空気比においては水素炎自体が第1図
に見られるようにすでにいちじるしい低NOxであるか
ら、炭化水素ガス添加は無用の措置である。
に見られるようにすでにいちじるしい低NOxであるか
ら、炭化水素ガス添加は無用の措置である。
そこで低空気予混合条件に限って考察すると、第1図の
H2のNOx レベルはλ1<0.4ではほぼ高レベ
ルで一定でありもつともNOx抑制技術の助けを要求し
ている。
H2のNOx レベルはλ1<0.4ではほぼ高レベ
ルで一定でありもつともNOx抑制技術の助けを要求し
ている。
また他の炭化水素ガスについては、C2H2の一部分を
例外として、λ1<0.4では低いNOxレベルにあっ
て大きな変動はない。
例外として、λ1<0.4では低いNOxレベルにあっ
て大きな変動はない。
そこで水素に炭化水素ガスを少量混焼した場合、両ガス
のそれぞれ単独燃焼排煙のNOx レベルの重荷平均
値に比べてより高いかより減少しているかによって混焼
メリットの有無を検証する必要がある。
のそれぞれ単独燃焼排煙のNOx レベルの重荷平均
値に比べてより高いかより減少しているかによって混焼
メリットの有無を検証する必要がある。
第2図は、水素と飽和炭化水素ガスとの混合系について
実測NOx濃度と理論平均値(各ガスの単独燃焼排煙の
NOx レベルの重荷平均値)濃度とを実線と点線で
対比したものである。
実測NOx濃度と理論平均値(各ガスの単独燃焼排煙の
NOx レベルの重荷平均値)濃度とを実線と点線で
対比したものである。
いずれの場合も実測ラインは理論ラインを下廻り、単焼
の和に比べて混焼の方がNOxが減少することを明示し
ている。
の和に比べて混焼の方がNOxが減少することを明示し
ている。
第3図は、水素と不飽和炭化水素ガスとの混合系につい
ての同様な比較であり、同じく混焼の方がNOx低減と
なることを明示している。
ての同様な比較であり、同じく混焼の方がNOx低減と
なることを明示している。
第2図および第3図によって示された実測NOx ラ
インの下方へのかたよりは次のようなことを示している
。
インの下方へのかたよりは次のようなことを示している
。
1)各線について、実線の下方への偏差が大きく現われ
るのはX≧70、特にX=80〜X−95の付近(水素
に炭化水素ガスを5〜20当量%添加した域)である。
るのはX≧70、特にX=80〜X−95の付近(水素
に炭化水素ガスを5〜20当量%添加した域)である。
2)飽和、不飽和炭化水素の差はいちじるしくない。
混焼メリット(点線から実線が下方へ偏移すること)は
炭素数のより大きい炭化水素ほど大きい傾向がある。
炭素数のより大きい炭化水素ほど大きい傾向がある。
以上述べたように本発明は水素に予混合空気比0.4以
下で、酸素消費量として30当量%以下の炭化水素ガス
を混合し、これを燃焼させることを特徴とするものであ
る。
下で、酸素消費量として30当量%以下の炭化水素ガス
を混合し、これを燃焼させることを特徴とするものであ
る。
この結果、本発明によれば、予期に反して排煙中のNO
x濃度を、水素と炭化水素ガスを夫々単独で燃焼させた
ときの排煙中のNOx濃度の重荷平均値よりも著るしく
低く保つことができる。
x濃度を、水素と炭化水素ガスを夫々単独で燃焼させた
ときの排煙中のNOx濃度の重荷平均値よりも著るしく
低く保つことができる。
かつ、本発明では予混合空気比を0.4以下にしたので
水素の逆火を防止しながら定常燃焼運転をすることもで
きる。
水素の逆火を防止しながら定常燃焼運転をすることもで
きる。
従って本発明によれば、従来、逆火の防止とNOx濃度
低下を両立せしめることが不可能であった水素燃焼時の
問題を一挙に解決することができ、クリーンな燃料とし
ての水素の地位を確立することができる。
低下を両立せしめることが不可能であった水素燃焼時の
問題を一挙に解決することができ、クリーンな燃料とし
ての水素の地位を確立することができる。
更に本発明では、水素に混合される炭化水素ガスの混合
量が酸素消費量として30当量%以下、すなわち容量%
として3%程度なので極く少量ですみ、水素コストを上
昇させることも少なく、本発明の実用的価値は更に高め
られる。
量が酸素消費量として30当量%以下、すなわち容量%
として3%程度なので極く少量ですみ、水素コストを上
昇させることも少なく、本発明の実用的価値は更に高め
られる。
第1図は諸ガスのNOx発生の予混合空気比依存性を示
す線図である。 λ1:予混合空気比、NOx:排煙中NOx濃度(空気
比1換算) 第2図は水素〜メタン系および水素〜プロパン系混焼に
おけるNOx発生を示す線図である。 X:炭化水素ガスの混合ガス中の酸素消費当量率、NO
x:第1図と同、−:実測NOx値、・・・・・・・・
・:各単独ガス燃焼の排煙NOx重荷平均値。 第3図は水素〜アセチレン系および水素〜プロピレン系
混焼におけるNOx発生を示す線図である。 x,NOx:第1図および第2図に準じる。 , 五・・:第2図と同じ。
す線図である。 λ1:予混合空気比、NOx:排煙中NOx濃度(空気
比1換算) 第2図は水素〜メタン系および水素〜プロパン系混焼に
おけるNOx発生を示す線図である。 X:炭化水素ガスの混合ガス中の酸素消費当量率、NO
x:第1図と同、−:実測NOx値、・・・・・・・・
・:各単独ガス燃焼の排煙NOx重荷平均値。 第3図は水素〜アセチレン系および水素〜プロピレン系
混焼におけるNOx発生を示す線図である。 x,NOx:第1図および第2図に準じる。 , 五・・:第2図と同じ。
Claims (1)
- 1 水素に0.4以下の空気比で、酸素消費量として3
0当量%以下の炭化水素ガスを予め混合し、これを燃焼
せしめることを特徴とする水素・炭化水素ガス混焼によ
るNOx抑制燃焼法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52026226A JPS5813802B2 (ja) | 1977-03-09 | 1977-03-09 | 水素・炭化水素ガス混焼によるNOx抑制燃焼法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52026226A JPS5813802B2 (ja) | 1977-03-09 | 1977-03-09 | 水素・炭化水素ガス混焼によるNOx抑制燃焼法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53111530A JPS53111530A (en) | 1978-09-29 |
| JPS5813802B2 true JPS5813802B2 (ja) | 1983-03-16 |
Family
ID=12187441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52026226A Expired JPS5813802B2 (ja) | 1977-03-09 | 1977-03-09 | 水素・炭化水素ガス混焼によるNOx抑制燃焼法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5813802B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7583657B2 (ja) * | 2021-03-24 | 2024-11-14 | 東邦瓦斯株式会社 | ガス燃焼システム |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5527242B2 (ja) * | 1973-04-18 | 1980-07-19 | ||
| JPS5226023A (en) * | 1975-08-22 | 1977-02-26 | Nippon Steel Corp | Combustion process with minimized excess air |
-
1977
- 1977-03-09 JP JP52026226A patent/JPS5813802B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53111530A (en) | 1978-09-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4490912B2 (ja) | 燃焼のための液体燃料を気化するためのシステムおよび使用方法 | |
| JP2693101B2 (ja) | 燃焼中に発生する窒素酸化物発生量の低減法 | |
| JP3474564B2 (ja) | 低no▲x▼パイロットバーナーによって誘導される低no▲x▼燃焼 | |
| JP2022154831A (ja) | バーナ | |
| CN100354565C (zh) | 汽化燃烧用液体燃料的系统及其使用方法 | |
| JPS5813802B2 (ja) | 水素・炭化水素ガス混焼によるNOx抑制燃焼法 | |
| JPS6179914A (ja) | 予混合燃焼器 | |
| JP2755603B2 (ja) | ガスタービン燃焼器 | |
| JPS6284215A (ja) | 触媒燃焼方法 | |
| JPS5977208A (ja) | 燃焼方法 | |
| White et al. | Low NOX combustion systems for burning heavy residual fuels and high-fuel-bound nitrogen fuels | |
| JPH06213456A (ja) | ガスタービン用燃焼器とその燃料制御装置 | |
| JPH0139016B2 (ja) | ||
| JP2783638B2 (ja) | ガスタービン燃焼装置 | |
| JPS61231318A (ja) | 触媒バ−ナ | |
| JPS6234090Y2 (ja) | ||
| JPH0240921B2 (ja) | ||
| SU1153191A1 (ru) | Способ сжигани топлива | |
| JPS6457002A (en) | Usage of oxidizing catalyst | |
| JPH0953464A (ja) | ガスタービン燃焼装置 | |
| JPS62267529A (ja) | ガスタ−ビン燃焼器 | |
| JPH0419449B2 (ja) | ||
| JPH0833200B2 (ja) | ガスタ−ビン燃焼器 | |
| Abdel-Aal et al. | Dual fuel burner generating low emission. | |
| JPS5836620B2 (ja) | 燃焼排ガス中の窒素酸化物の低減法 |