JPS5821663B2 - 流動性の優れた不安定型銅フタロシアニン顔料の製法 - Google Patents

流動性の優れた不安定型銅フタロシアニン顔料の製法

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JPS5821663B2
JPS5821663B2 JP5416276A JP5416276A JPS5821663B2 JP S5821663 B2 JPS5821663 B2 JP S5821663B2 JP 5416276 A JP5416276 A JP 5416276A JP 5416276 A JP5416276 A JP 5416276A JP S5821663 B2 JPS5821663 B2 JP S5821663B2
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JP
Japan
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pigment
copper phthalocyanine
type
water
parts
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Expired
Application number
JP5416276A
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JPS52136226A (en
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坂口岩雄
日口洋
林義昭
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は顔料適性の優れたフタロシアニン顔料の製法で
ある。
詳しくは、本発明は塗料その他の溶剤系での流動性の優
れた不安定型銅フタロシアニン顔料の製法に関するもの
である。
更に詳しくは、本発明は。有機溶剤に対して不安定であ
る微細な銅フタロシアニン顔料の水性懸濁液に、常温の
水に対して小さい溶解度を有する芳香族化合物を、その
処理温度における水に対して可溶な範囲内で添加し、必
要により無機塩の共存下に熱処理することを特徴。
とする不安定型フタロシアニン顔料の製法である。
一般に顔料の使用可能眺は、諸堅牢度すなわち耐光、耐
熱、耐酸、耐アルカリ、耐溶剤性等および色相、着色力
等によって定められる。
しかし、これ等の顔料適性が良好であってもレオロジー
的性能、つまり粘度、構造粘性等の流動性及びその経時
安定性等が不充分なためにその使用範囲がせばめられて
いる場合がしばしばある。
これ等の顔料適性は、顔料個々の粒子の太きさや形、表
面の状態と密接な関係にあり、特にレオロジー的挙動に
強く依存している。
本発明はこの流動性改良に関するものである。
流動性を改良するには主として、顔料個々の粒子を大き
くしたり、表面状態をなめらかにする、つまり結晶配列
をよくすることが必要である。
従来知られる改良法としては、顔料を有機溶剤中で熱処
理する方法、有機溶剤−水系エマルジョン中で熱処理す
る方法、加圧下で熱処理する方法等が一般に知られてい
る。
しかし、これ等の方法はその処理条件が極めて強度であ
るため顔料粒子の大きさの調整が困難であり、また設備
的にも不利である。
さらに次に述べる理由から有機溶剤を用いて熱処理する
方法は不安定型鋼フタロシアニン顔料には適用されなか
った。
一般に金属フタロシアニン、特に銅フタロシアニン顔料
は数種の異なった結晶型を有しており、工業的には主に
次の二種類が使用されている。
すなわち、溶剤に対して不安定な赤味色相のα型と、溶
剤に対して不安定な緑味色相のβ型銅フタロシアニンで
ある。
(以下α型、β型とはそれぞれ不安定型、安定型を指す
)α型とβ型は化学的および物理的・処理によって任意
に交換可能である。
このうちα型婦フタロシアニン顔料ので般的な製法とし
て酸ペースト法がある。
すなわち、合成された粗製の銅フタロシアニンを大量の
濃硫酸に溶解し、水中に投入して微細な銅フタロシアニ
ン結晶を析出する方法である。
この様にして得られたα型鋼フタロシアニン顔料はその
結晶の微細さのために、塗料用その他溶剤系で使用する
際、その流動性が不利なために、利用価値のない場合が
多い。
また、α型鋼フタロシアニンは有機溶剤との接触によっ
て常温においてもβ型に転移することは一般によく知ら
れている。
従って、α型の銅フタロシアニン顔料を塗料その他の溶
剤系で使用する場合は、何らかの結晶転移防止剤を添加
して使用されている。
以上の理由にてα型すなわち不安定型鋼フタロシアニン
顔料を有機溶剤を用いて熱処理する方法は一般的でなか
った。
しかし、本発明者等は鋭意研究の結果、驚くべきことに
微細なα型銅フタロシアニン顔料の水性懸濁液に、常温
の水に対して小さい溶解度を有する芳香族化合物を、そ
の処理温度における水に可溶な範囲内で添加し、熱処理
することによってα型銅フタロシアニンはβ型に転移す
ることなく、結晶配列が良好となり、塗料その他の溶剤
系での流動性が著しく改良されるという新事実を見い出
したのである。
さらに本発明の方法において無機塩の共存下で熱処理す
ることにより、目的とする効果がより一層助長されるこ
とを見い出した。
この製法の成功した理由は、使用する芳香族化合物がそ
の水に可溶な範囲内であるため、有機溶剤−水エマルジ
ョン系或いは有機溶剤系に比べ、はるかに均一で温和で
あるという新しい系での熱処理のためと考えられる。
実際、芳香族化合物をその水の溶解度以上に添加した場
合、処理系は不均一となり、α型銅フタロシアニンは部
分的にβ型に転移し、従ってα、β型の混合物を与え好
ましくなかった。
本発明の方法は、その処理系が極めて温和であるため処
理する温度、時間、或いは芳香族化合物無機塩の添加量
等によって得られる顔料の粒子の大きさは自由に設定が
可能であり、顔料の品質設定に極めて有利である。
なお、本発明を見い出した過程において、一般の芳香族
化合物の中、水に対して大きな溶解度を有するピリジン
、ベンゼンスルホン酸、ナフタリンスルホン酸等を使用
した場合は目的とする効果がほとんど認められないこと
を確認した。
本発明で使用する常温の水に対して小さい溶解度を有す
る芳香族化合物とは常温の水に対しせいぜい約15重量
パーセント以下、好ましくは10重量%以下の溶解度を
有するもので、たとえばクレゾール、アニリン、トルイ
ジン、フェノール、ベンジルアルコール等さらに極めて
溶けにくいニトロベンゼン、モノクロルベンゼン、ジク
ロルベンゼン、トルエン、キシレン等の液状化合物、或
いは安息香酸、フタル酸、アセトアニリド、ナフトール
、4−クロルアニリン等の固状化合物があげられる。
また必要により添加する無機塩は、塩化カリウム、塩化
ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム等であり、
特Oこ制限されないがその添加量は、その水に対して可
溶でしかも芳香族化合物を塩析しない範囲内が好ましい
本発明において、銅フタロシアニンの水性懸濁液とは、
その顔料の分散可能の範囲内であればよく工業的には顔
料分2〜50%の懸濁液が好ましG)。
また熱処理の温度としては通常50〜200・℃であり
、90〜100℃にて十分その効果を示すことは工業的
に望ましいことである。
処理時間は数時間から数十時間であり、好ましくは5〜
10時間である。
本発明の効果は、電子顕微鏡写真、X線回折図の観察お
よび塗料化を行って、その粘性の測定によって確認され
た。
なお塗料化の際α型銅フタロシアニン顔料には結晶転移
防止剤を添加した。
次に実施例にて本発明の詳細な説明するが、これ等の例
は本発明を限定するものではない。
実施例中「部」は重量部である。
実施例 1 通常の酸ペースト法によって得られたα型鋼フタロシア
ニン20部を水300部中に懸濁し、安息香酸2部を添
加し、90〜100℃にて5時間熱処理した。
次いで涙過し、水洗して乾燥した。こうして得られた鋼
フタロシアニン顔料は非常に柔かく、電子顕微鏡写真に
よると、未処理のものが0.02μに対し本処理品は0
.2〜0.3μと粒子は大きく成長した。
またX線回折図より、本処理品はα型であり、β型への
転移はなく、谷ピークは鋭くなっており、一次粒子が大
きく変化したことがわかった。
この顔料を用いて塗料粘性試験を行ったところ表−1の
結果が得られた。
(以下各実施例についても同様) 実施例 2 実施例1に更に塩化ナトリウム20部を添加して他は全
く同様の処理を行った。
得られた顔料は実施例1に比べ、粒子は0.4〜0.5
μと大きくなり、X線回折図の各ピークはさらに鋭くな
り、より一層の効果を示した。
実施例 3 実施例1で使用したα純銅フタロシアニン30部を含有
する水性懸濁液530部にフェノール6部を添加し、9
0〜95℃にて7時間熱処理を行った。
次いで濾過し、水洗した後乾燥した。こうして得られた
顔料は非常にソフトで、電子顕微鏡写真及びX線回折図
より、α型の0.3〜0.4μの粒子であることがわか
った。
実施例 4 実施例1で使用したα型鋼フタロシアニン50部を水2
,000部に分散し、2−ナフトール2部を添加し、9
5〜100°Cにて10時間熱処理した。
後処理は実施例1と同様に行った。こうして得られた顔
料は非常に柔かく、粒子は0.2〜0,3μの大きさで
あった。
実施例 5 実施例1で使用したα型鋼フタロシアニン15部を含有
する水性懸濁液200部にアニリン165部を添加し、
85〜90℃にて4時間熱処理した。
ついで濾過、水洗、乾燥した。
こうして得られた顔料はα型であり、粒子の大きさは0
.3μであった。
実施例 6 実施例5に更に硫酸ナトリウム20部を添加し、ほかは
全く同様の処理を行った。
こうして得られた顔料は、実施例5に比べ粒子の大きさ
0.4〜0.5μとより一層の成長があり、X線回折図
からもβ型への転移はなく、各ピークはより鋭くなった
ことが判明した。
実施例 7 実施例1で使用した銅フタロシアニン20部を水300
部に分散し、ニトロベンゼン1.2部を添加し、90〜
100℃にて5時間熱処理を行った。
ついで濾過、水洗、乾燥した。
こうして得られた顔料は、X線回折図より、α型であり
、各ピークは未処理品に比べ鋭くなったことがわかった
また電子顕微鏡写真より、粒子は0.2〜0.3μと大
きく成長したことがわかった。
実施例 8 実施例1で使用したα型鋼フタロシアニン50部を水2
50部に懸濁し、ベンジルアルコール3部を添加し、9
5〜100℃にて8時間熱処理した後、濾過、水洗、乾
燥した。
こうして得られた顔料は非常に柔かく、粒子は0.3〜
0.4μに生長し、X線回折図からも一次粒子の大きな
変化が認められた。
以上実施例1〜8によって得られた銅フタロシアニン顔
料と、結晶転移防止剤とフタル酸樹脂とシンナーが一対
0.25対4対6よりなる塗料の粘性測定は次の様であ
った。
倒れも、フタル酸樹脂塗料中での流動性が著しく改良さ
れたことがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有機溶剤に対して不安定である微細な銅フタロシア
    ニン顔料の水性懸濁液に、常温の水に対しシて小さい溶
    解度を有する芳香族化合物を、その処理温度における水
    に対して可溶な範囲内で添加し、必要により無機塩の共
    存下に熱処理することを特徴とする不安定型鋼フタロシ
    アニン顔料の製法。
JP5416276A 1976-05-11 1976-05-11 流動性の優れた不安定型銅フタロシアニン顔料の製法 Expired JPS5821663B2 (ja)

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JPS52136226A JPS52136226A (en) 1977-11-14
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