JPS5826372B2 - セルロ−スアセテ−トと無機酸とからなるメソフエイズド−プ - Google Patents

セルロ−スアセテ−トと無機酸とからなるメソフエイズド−プ

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JPS5826372B2
JPS5826372B2 JP12196079A JP12196079A JPS5826372B2 JP S5826372 B2 JPS5826372 B2 JP S5826372B2 JP 12196079 A JP12196079 A JP 12196079A JP 12196079 A JP12196079 A JP 12196079A JP S5826372 B2 JPS5826372 B2 JP S5826372B2
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Japan
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acid
dope
mesophase
cellulose acetate
cellulose
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邦彦 岡島
敏彦 松井
健二 上出
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、セルロースアセテート及びそれに対する溶媒
である無機酸とから構成されるメンフェイズドープ、及
び該ドープ構成要素の無機酸の加水分解作用によりメソ
フェイズの特徴を失なうことなく重合度及びアセチル化
度を低下させドープ粘度を紡糸製膜等の成形に適した領
域まで調整されたメンフェイズドープ、並びにその様な
ドープから製造される繊維及びフィルムに関する。
本発明の目的は、力学的に優れた新規な繊維やフィルム
及び新規な構造を有する繊維やフィルム製造に有用なセ
ルロース系メソフェイズドープの提供にある。
ここでメソフェイズドープとは、ドープを形成する分子
の重心の移動に関しては流動的であるが分子の配向の変
化に対しては弾性的な性質を示す状態にあるドープを意
味し、流体力学的な場、例えば速度勾配を負荷した時に
その剪断力によって流動複屈折を具現する状態にあるド
ープとは異なる。
換言すれば、外部からの刺激を加えずしてそのドープが
肉眼観察に於いても明らかに干渉色を示すか、又は、偏
光顕微鏡直交ニコル下で明視野を示す液体と固体の性質
を具備したドープをさし、液晶、光学的異方性液体、オ
ーダード・リキッド(Orderd l 1quid)
と同義である。
従って、かかるドープから紡糸される繊維は、延伸工程
を経ることなく、高度に配向した糸条を与えるであろつ
0 これまで分子鎖の堅いポリマー、例えば台底ポリペプチ
ド、芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミドヒドラジド、
芳香族ポリエステル、ポリアゾメチン等の溶液又は融液
がメソフェイズを形成する例は数多く知られている。
フロー!J (Flory)、プロシーデインダス・
オブ・ザ・ロイセル・ソサイユテイーシリーズ((Pr
oc、R,Soc、 5er)、A234,73(19
56)、lは、堅い粒子に関する統計的扱いを行ない混
合の自由エネルギーをモル数、溶質分子の軸比、ディス
オリエンテーション(disorientation)
係数の関数とする一般的表現を提案し、臨界濃度に於い
て、光学的等方性相と異方性相との分離を予言した。
この相分離は粒子の非対称性の結果として起り、比較的
小さな正の相互作用エネルギーによって、異方性相の濃
度が著しく増加するとされている。
又、分子鎖がある程度の屈曲性をもつポリマー(Sem
i−flexible Polymer)では、その溶
液の特性は、結合間の堅いセグメントの長さにより主に
決定されるとされている。
この様に分子鎖の固いポリマーについてはその特定溶液
がメソフェイズを形成するのは、実際的にも、又理論的
にも裏付けられていると云える 一方、セルロース誘導体の分子鎖の屈曲性については、
フロー’J (Flory)等の時代から議論されて
きた。
しかしながら、これら議論は、溶媒の素抜は効果を適切
に考慮していなかった為、正確な議論とは云い難かった
最近上出等ポ1J7−。ジャーナル(Polym、Jo
urnal、10,4.409(1978))は、多く
のセルロース誘導体の溶液物性データをより正確に解析
し、それらの分子鎖の屈曲性について結論づけている。
注目すべき点は、ビニル系ポリマーと異なり、セルロス
誘導体は置換度にもよるが、極性OH基や、ペテロ酸素
原子を分子間に持つため、その分子鎖の非摂動状態に於
ける広がり、ひいては堅さは、使用される溶媒によって
著しく異なり、かつその分子鎖の堅さはビニル系ポリマ
ーに比し充分堅い点である。
この様にセルロース誘導体は特定溶媒との組合せでメン
フェイズドープを形成する潜在的能力を持つことが充分
予想される。
セルロース誘導体と構造の類似するキチン質が複屈折ゲ
ルを形成することも既に認められて居すマーチャサルソ
ート(Merchesault)等、ネイチャーCNa
ture )、L旦」、補9.632(1959))、
前述の1つの証拠を与える。
特開昭52−96230号公報に於いても、置換度1以
上のセルロース誘導体とそれに対する特定溶媒との組合
せで光学的異方性ドープが得られることが述られている
該公報中でも、光学異方性ドープ形成の為には、溶媒の
選択が最つとも重要であることが記載されており、その
ような溶媒として有機溶媒が主に開示されているが、こ
れは、該公報に開示されているセルロース誘導体の置換
度が1,0以上であることから来る当然の帰結である。
既ち、セルロース化学の知らしむる所によれば置換基、
特に疎水基、例えばアルキル基、エステル基がセルロー
スの水酸基中の水素原子との置換が増大すると、より有
機溶媒可溶性に変化する事実は衆知のことである。
しかるに、有機溶媒を用いて、セルロース誘導体を溶解
する時、多くの場合、部分的ゲルの発生を伴ない均一な
溶液を得ることが難しいのが一般的であり、云んや、高
いポリマー濃度(15重量φ以上)が必要なメソフェイ
ズ形成過程では、上記の点が大きな問題となり、かかる
ドープから均質な成形品を得ることは、はなはだ困難で
あるばかりか、最終成形品から有機溶媒を完全に除去す
ることは困難で、品質上の問題を発生することは良く経
験する所である。
一方、該公報中には、無機酸を溶媒として用いたセルロ
ース誘導体のメンフェイズ形成性には何ら触られていな
いが無機系溶媒を用いた例は数例示されている。
例えば、ヒドロキシプロピルセルo −7,、(RPC
)/水、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩(
CMCNa7水、CMCNa /荷性ソーダ水溶液、C
MCNa/塩化ナトリウム水溶液、硫酸セルロースナト
リウム塩/水等が列示されている。
しかしながら、これらの殆んどが、そのメソフェイズド
ープ形成の為にポリマーの固体重量が50重重量板上必
要であり、実際の成形には、全く、適さない。
又、固体重量が30重量φ程度でメンフェイズドープを
形成するものでも、全体が糊状を呈し、曳糸性等に問題
が発生する。
塩系溶媒やアルカリ性溶媒を用いる場合は、上記に指運
した問題点の他に、成形品中の残留金属の問題や排水等
の点に致命的問題を生ずる恐れがある。
他方、該公報には、全く触れられていない無機酸類は、
セルロースに対する解重合作用を利用して、種々の重合
度のパルプ製造等に応用されてはいるが、一般にセルロ
ース誘導体に溶媒として、無機酸を用いることは、工業
的見地からも学問的見地からも敬遠されてきた。
飼えば酢酸セルロースや硝酸セルロースの製造に際し触
媒として加える硫酸の為、著しいポリマーの解重合やか
くして得られた原料中の残留SO「イオンの為、そのも
のの有機溶媒溶液中でのゲルの発生等を経験したセルロ
ース工業に於いて、無機酸の使用は弔み嫌われてきたし
、又、セルロース化学全般を良く、まとめであるセルロ
ース・パートI〜m (Cel lu 1osePar
tJ〜■、)セルロース・アンド・セルロース・デリバ
テイブス・パートIV + V(Ce1lulosea
nd Ce1lulose Derivativcs
PartI%’、V)〔以上、イー・オツトー・スパー
リン(E、0tto。
5purlin)共編、インターサイエンス(Inte
r−sc 1ence )) に於いてさえ、セルロ
ース誘導体の溶解性については、それが、アルカリ可溶
性か、水可溶性か、又は、有機溶媒可溶性かについての
記述が殆んどで無機酸についての溶解性の議論は皆無に
等しいのである。
この様に無機酸をセルロース誘導体に使用して、その利
点を見い出そうとする努力は皆無であったといっても過
言ではない。
本発明の基本的原理は、種々のセルロース誘導体の種々
の溶媒中でのその非摂動状態に於ける分子鎖の広がり、
ひいては堅さについての詳細な解析に基づいて、極性ポ
リマーは極性溶媒中に於いて、その非摂動状態での分子
鎖の広がりは増大するという真理に基づき、かつ有機溶
媒や無機塩系を溶媒として用いる場合の欠点を考慮し、
セルロース及びセルロース誘導体と溶媒とからなるメソ
フェイズ発現性につき鋭意検討した結果おどろくべき事
に、無機酸をセルロース誘導体に適用する困難性にもか
かわらず、無機酸/水系を溶媒とするセルロースアセテ
ートドープが広範なドープ濃度範囲及び広範な酸濃度範
囲で、極めて安定なメソフェイズドープを形成すること
を見い出し本発明に至ったものである。
すなわち本発明は、1種以上の無機酸を少なくとも5重
量φ含む無機酸水溶液と、この水溶液中に少なくとも1
0重量φの量で存在するセルロースアセテートとを主成
分として構成され、かつ、流体力学的外力を加えること
なくしてメソフェイズ性を示すドープである。
本発明のドープに有用なセルロースアセテートは、飼え
ば、メソード・イン・カルボハイドレート・ケミストリ
ー(Methods in Carbohydrate
Chem 1stry )ロイ・エル・ライストラ−(
Roy。
L、Whistler )編アカデミツクプレス・ニュ
ーヨーク(AcademicPress、New Yo
rk、1963)で定義される結合酢酸量が61.3%
(DS=2.9)以下であって、本質的に無機酸水溶液
に溶解可能なものである。
置換度DSは結合酢酸量(%表示)より換算できD8−
2,77×結合酢酸■102.4一種口ぢ相変 1.395 と表示される。
以下、説明の簡略のため、上式で定義されるDSを用い
ることとする。
溶媒を無機酸とするため、セルロースアセテートの置換
度は小くても(DS<1.0)、メソフェイズドープを
形成できる。
この事実は特開昭53−96230号公報に記載のメソ
フェイズ系にはない特長である。
無機酸系に対するセルロースアセテートの溶解性は、そ
の重合度や特に置換度によって左右される。
DS=2.9が無機酸に対する溶解性を示す上限である
しかも濃厚な酸にしか溶解しない。
又DSが0.5以下になると、稀酸から濃厚な酸に至る
まで、広範な濃度の酸水溶液に溶解する。
酸に対するセルロースアセテートの溶解性、メンフェイ
ズドープの形成のし易さの点でセルロースアセテートの
置換度は2.7〜0.3が好適である。
これらセルロースアセテートの無機酸系への高溶解性は
、メソフェイズドープ製造に際し重要であり、セルロー
スアセテートは少くとも10重重量板上の濃度で溶解し
ていることが必要である。
同一重合度のセルロースアセテートで置換度が増すと、
ある特定種の無機酸との組合せでメソフェイズを発現す
るポリマー濃度は一般に低下スる。
同一置換度のセルロースアセチ−トラ用いると、その重
合度が増すと、メンフェイズを形成するポリマー濃度は
低下する。
例えばDS=2.56のセルロースアセテートで、65
重量饅硝酸を溶媒とした場合DP=600のものでは、
メソフェイズ発現最低ポリマー濃度は10重量饅である
のに対し、DP=250では、30重重量上要である。
セルロースアセテートの平均重合度(DP)は本発明の
ドープからの成形用途には100以上であることが好ま
しい。
本発明のメソフェイズドープ形成に有用な無機酸は、硝
酸、塩酸、硫酸、リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、次
リン酸、亜硫酸、フルオロ硫酸、クロロ硫酸、塩素酸、
次亜塩素酸、亜塩素酸、過塩素酸、臭素酸、過臭素酸、
次亜臭素酸、フッ化水素酸、チオシアン酸、チオ硫酸等
であり、特に硝酸、硫酸、リン酸、塩酸等が経済性、操
作性等の点で好適に用いられる。
実際の使用に当っては、これら酸類を少くとも5重量袈
含む水溶液が用いられる。
しかし、より好しい酸濃度は、セルロースアセテートの
置換度、酸の種類及び系のメンフェイズ形成性により決
定される。
例えば1)S=2.57のセルロースアセテートの場合
、硝酸で25〜75重量φ水溶液、硫酸で40〜85重
量多水溶液が好適に溶媒として利用される。
DS=0.35のセルロースアセテートを用いた場合、
硝酸で5〜75重量饅重量澄水溶液で20〜98重量φ
水溶液が溶媒として好適である。
一般に無機酸と水の混合物は、その組成により、その系
中に存在する成分自体が変化し、単に水によってその極
限状態で解離した状態にあるわけではない。
この点が、有機酸に水を混合した系と異っている所と考
えられ、種々の置換度を有するセルロースアセテートを
メソフェイズ化する重要な因子の1つであろう。
本発明に於いて、無機酸は単独でも、二種以上の混合酸
でもメンフェイズ形成能を有す。
無機酸を溶媒とするため、ある温度条件下で既存メソフ
ェイズドープの特性を変えることなくドープ粘度並びに
置換度を適宜調整できる。
例えばセルロースアセテート(DP=300、DS2.
45)/硝酸(65重量%)系でセルロースアセテート
40重量饅含むメソフェイズドープの粘度を初期の/2
まで低下せしめてもメンフェイズ特性を保持させること
が出来る。
又、置換度調整が可能なためにはじめに用いたセルロー
スアセテートとは異なった溶解性を有するセルロースア
セテートが成形できる。
例えばアセトン可溶性セルロースアセテートと65重量
饅硝酸水溶液からなるメソフェイズドープから、耐有機
溶媒性を示し、なおかつ、新規な構造の成形品を製造す
ることも可能である。
メソフェイズドープの特性は種々の方法によって決定で
きる。
本発明のドープではその殆んどが真珠様を示すため肉眼
でも確認できる。
又、これをスライドグラス及びカバーグラス間に置き偏
光顕微鏡直交ニコル下で観察する時、剪断力を与えるこ
となく明視野を呈すので容易に確認することができる。
メソフェイズドープを特長づけるポリマーの濃度範囲は
、そのドープの粘度−濃度プロットより決定される。
第1図はその代表例としてDP250、D82.57の
セルロースアセテート−65重量多硝酸系A1比較例と
して同じセルロースアセテート−アセトン系Bの挙動を
示している。
ドープ粘度はコーンプレート型回転粘度計を用い、剪断
速度20sec1.5℃下で測定した。
Aの系ではメンフェイズ相の分離がはじまる濃度域でド
ープ粘度は急激に減少しはじめ、分離が完結する濃度で
再びドープ粘度は上昇する。
一方メンフエイズを形成しないBの系はドープ粘度はほ
ぼ直線的に増加する。
又、可視透過率−濃度プロットからも定性的にメソフェ
イズ形成濃度範囲は与えられ、メンフェイズ相形成域で
一度ドープの透過率の上昇が認められる。
本発明のドープは、セルロースアセテート及び適当な無
機酸の水溶液を室温又は冷却しながら攪拌することに依
って短時間でゲルのない均一な状態に製造できる。
又、かくして得たメンフェイズドープ中のセルロースア
セテートを適当な酸種及び温度条件下で解重合並びに脱
置換し所望のメンフェイズドープに変化調整することも
可能である。
このようにセルロースアセテートと無機酸とからなるメ
ンフェイズドープの効果は、■溶媒が安価で経済的であ
る、■酸の加水分解作用により、メンフェイズドープの
特徴を保持した範囲内でドープ粘度を調整でき、成形上
有利である、■メンフェイズの緩和時間が非常に長く、
適当な温度条件の保存下では、通常数日〜数週間以上安
定に存在する、■基本的に単独溶媒でメソフェイズ形成
能をもつため取扱いが簡単でかつ溶媒回収が容易である
、■繊維、フィルム等への成形に於いて、成形物中への
溶媒の残留は有機溶媒系に比しはるかに少なく、そのた
め成形された繊維等の純度、自席等が優れる、■置換度
範囲の広いセルロースアセテートからメンフェイズドー
プを製造出来、種々の性能を有する新規な成形品が製造
可能である、■力学的(例えば強度)に優れた新規な繊
維やフィルムかえられる。
かかるドープから紡糸される繊維は、延伸工程を経るこ
となく高度に配向した糸条がえられる。
等多岐に亘る。これらのメソフェイズドープは有用で新
規な構造を有すフィルム及び繊維に成形できる。
高強力セルロースアセテート繊維の製造には、エアーギ
ャップ紡糸法が適当である。
本方法に於いては、紡糸口を凝固浴より水平面上2±1
.8cr11の位置に保持し、紡糸口より吐出された糸
条を凝固浴中に鉛直に通した後、浴内のピンに浴って糸
条を走らせ巻取る。
凝固浴温度は0〜15℃の範囲が好ましい。
凝固剤は、ポリマーの置換度、酸種によって適宜選択さ
れるが好ましくはアルコール、エーテル、水、アセトン
及びこれらと無機酸、無機塩との混合物が用いられる。
又、本発明のドープから構造されるフィルムは、上記凝
固剤を含む浴で容易に製膜できる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例 1 本実施例は、種々の置換度を有する約重合度250〜3
00の未分別セルロースアセテートと酸の組合せによる
メソフェイズドープを表1に例示する。
本実施例は、ポリマーの重合度を維持する目的で0℃に
てドープを調整した。
表中、×X印はポリマーが不溶を意味し、×印は、溶解
するがメソフェイズを形成しない事を、又、流動複屈折
は、メソフェイズ形成に極めて近い状態にまで達するこ
とを意味する。
DSが高い(22,93)のものでは、流動複屈折を示
す例があるだけで、完全なメソフェイズを5示すものは
なかった。
実施例 2 本実施例は、市販のセルロースジアセテート(DS=2
.56)をアセトン/エタノール系で分別して得た種々
の重合度のセルロースジアセテートについてメソフェイ
ズ形成性を示すものである。
表2には、種々の酸を使用した場合のメソフェイズ形成
に必要な最低ポリマー濃度を示している。
実施例 3 本実施例はアセトン可溶性セルロースアセテート(DP
=250、DS=2.57)と60重量φ硝酸とからな
るメンフェイズドープより、新規な構造を有し、かつ耐
有機溶媒性を示す繊維の製造法を例示する。
1tの反応容器中で60重量多硝酸325グとセルロー
スアセテ−)175Pを室温下で攪拌しメンフェイズド
ープ(35重量俤)を製造した。
得られたドープを30分、50℃下に保たせた後0℃下
で1昼夜放置した。
しかる後減圧下で脱泡処理した紡糸ドープをo、osm
m〆、50ホールのノズルから0.5CrILのエアギ
ャップを通し稀硝酸/硝酸ナトリウム水溶液(0〜4℃
)を凝固浴として紡糸した。
得られる糸条を6077Z/分で巻取り、ボビンのまま
水でよく洗滌した後風乾せしめた。
得られた糸の物性は、Den/T、S/T、E/Mi
−142/4.4/8.5/73であった。
又、得られた繊維の耐有機溶媒性を検討したセルロース
ジアセテート、トリアセテートの溶剤には不溶であった
実施例 4 本実施例は、実施例1に記載した置換度0.35のセル
ロース七ノアセテート(水溶性)と60重量置板塩素酸
の組合せよりなるメソフェイズドープより新規な構造を
有す繊維の製造法を示す。
ドープ濃度40重置板のセルロースモノアセテート/過
塩素酸系メソフェイズドープより単孔ノズル及びメタノ
ールを凝固浴として実施例1と同様にエアギャップ(0
,5CIfL)紡糸し、メタノール/エチルエーテルで
充分洗滌した後風乾させた。
得られたモノフィラメント繊維は、従来のセルロース系
繊維と異なり繊維軸にほぼ垂直な筋が観察された。
第2図にその特長的な繊維の偏光顕微鏡写真(倍率52
0倍)を示す。
得られた糸の物性は、T−8/ T−E / M 1
== 4.1/4/92であった。
(S’/d)(%) (S’/d) 一方、比較例として60重量俤過塩素酸のかわりに水を
用いて同一条件下で紡糸したが、第2図で示される特徴
的な構造は認められなかった。
得られた糸の物性はT、S/T、E/Mi= 1.3グ
/d/6%/ 17 P/dであった。
更に、比較例として上記セルロース七ノアセテートの有
機溶媒として100重量φトリフルオロ酢酸を用い同様
の操作を行なった。
しかしながら、メンフェイズドープを得るのに60重量
多以上のポリマーを要し、15〜20時間の攪拌によっ
ても、未溶解部分が多く、紡糸用ドープとしては全く適
さなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、メソフェイズを形成するドープのドブ粘度と
ドープ濃度の関係を示している。 図中A及びBは各々DP=2501DS=2.57のセ
ルロースアセテート/65重量優硝酸系、同一ポリマー
/アセトン系である。 第2図は、実施例3のセルロース七ノアセテート/過塩
素酸系より得られたモノフィラメントの偏光顕微鏡写真
(側面)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11種以上の無機酸を少なくとも5重量係合む無機酸水
    溶液と、この水溶液中に少なくとも10重量多の量で存
    在するセルロースアセテートとを主成分として構成され
    、かつ、流体力学的外力を加えることなくしてメソフェ
    イズ性を示す成形用ドープ。 2 無機酸が塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、メタリン酸、
    ピロリン酸、次リン酸、亜硫酸、フルオロ硫酸、クロロ
    硫酸、塩素酸、次亜塩素酸、亜塩素酸、過塩素酸、臭素
    酸、過臭素酸、次亜臭素酸、フッ化水素酸、チオシアン
    酸、チオ硫酸である特許請求の範囲第1項記載の成形用
    ドープ。
JP12196079A 1979-09-21 1979-09-25 セルロ−スアセテ−トと無機酸とからなるメソフエイズド−プ Expired JPS5826372B2 (ja)

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