JPS5830335B2 - 微多孔性樹脂膜の製法 - Google Patents

微多孔性樹脂膜の製法

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JPS5830335B2
JPS5830335B2 JP6410675A JP6410675A JPS5830335B2 JP S5830335 B2 JPS5830335 B2 JP S5830335B2 JP 6410675 A JP6410675 A JP 6410675A JP 6410675 A JP6410675 A JP 6410675A JP S5830335 B2 JPS5830335 B2 JP S5830335B2
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JP
Japan
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membrane
peg
solvent
porosity
pvc
Prior art date
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Expired
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JP6410675A
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JPS51140958A (en
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晃 清水
幸夫 広瀬
啓 高木
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、非対称多孔質構造を有する微多孔性樹脂膜の
製造法に関する。
一般に、微多孔性膜は限外濾過膜、電解隔膜など微孔を
利用した特異な用途を有する。
これらの膜の性能として下記の3点が特に要求される。
(1)数十ミクロン以下の均一な孔径を有する。
(2)大きな透過性(透水量、通気度)を有する。
(3)強度、安定性(耐水性、耐熱性、耐薬品性)を有
し、膜寿命が長い。
従来の微多孔性膜の製法は、良溶媒と貧溶媒の混合溶媒
に樹脂を溶解し、この混合液を流誕し、乾燥して微孔を
生成させる方法(以下「流誕法」と呼ぶ)が最も一般的
である。
この流灘法により得られる膜は、フェルト状の網目構造
を有し、孔径が均一である。
しかしながら、膜の空隙率は通常50〜80 vo1%
位であり、透過性能は十分でない。
本発明は、かかる欠点のない、即ち均一な細孔分布を有
し、非対称多孔質構造により空隙率と透過性能を向上さ
せた充分有用な樹脂膜を提供することを目的とし、その
要旨とするところは、塩化ビニル樹脂とポリアルキレン
グリコールとを一種又は二種以上の溶媚I)に溶解し、
得られた溶液を流誕した後、乾燥工程を経ることなく直
ちに塩化ビニル樹脂に貧溶媒、ポリアルキレングリコー
ルに良溶媒となる溶ml)中に浸漬することを特徴とす
る非対称多孔質構造を有する微多孔性樹脂膜の製造法に
存する。
本発明の上記塩化ビニル樹脂(以下rVcRJと略記す
る)としては、ポリ塩化ビニル(pvc)、塩化ビニル
共重合体、これらと他の樹脂とのブレンド物があり、塩
化ビニル共重合体としては、例えば塩化ビニルと酢酸ビ
ニル、塩化ビニリデン、エチレン、アクリル酸などとの
二元又は三元以上の共重合体がある。
また、ポリアルキレングリコール(以下IPAGjと略
記する)としては、ポリエチレングリコール(PEG)
、ポリプロピレングリコール(PPG)、又はこれらの
共重合体などがある。
溶媒(1)としては、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフ
ラン、アセトンとベンゼンの混合溶媒などがあり、溶媚
旬としては、水、アルコール、エステル、アルデヒド、
これらの混合溶媒などが用いられる。
なお、PAGの溶解性を制御するため、金属塩や無機酸
を添加することも有効である。
更に、本発明方法の製造条件に関して、VCRlPAG
の分子量は特に限定されるものではないが、例えば重合
度1000のPVCを使用する場合PEGの分子量は好
ましくは200〜1oooである。
マトリックスの種類及び重合度により、好ましいPAG
の種類及び分子量、溶媒などは異なる。
例えば、PvCとPEGとの混合割合は溶媒に十分溶解
する範囲で任意に変えることができる。
但し、実用的に有意義な透過性能を得るには膜中にある
程度以上の空隙率が必要であり、このためPEG/PV
Cの比の最少限度がある。
また、実用的な膜強度を有するには、マトリックス(p
vc)含量を大きくする必要があり、このため、PEG
/PVCの比の最大限度がある。
従って、PEG/PVCの比を成膜可能条件下でどのよ
うに変化しても微孔を生成しうるが、好ましくはPEG
/PVCの比が1/10〜10/1である。
浸漬する溶媒については前述したが、実用的には水が好
ましい。
浸漬する温度はマトリックスの軟化点以下が適当である
上述のようにして得られた膜は、図2および4(走査型
電子顕微鏡写真による断面構造、250倍)に示すとお
り、非対称多孔質構造を有する。
これらの膜の対応する表面構造はそれぞれ図1および3
(同写真による、2500倍)に示すとおり微細な孔を
有し、孔径として10μ以下の微孔を有する膜が得られ
る。
ここで云うところの非対称多孔質構造とは、逆浸透膜に
用いられるanisotropic membrane
(異方性膜又は非対称膜)の構造と同類である。
即ち、膜表面は緻密な層(通常、5kin 1aye
r )、膜内部は多孔質な層(通常、porous
1ayer )より成っている。
このとき、多孔質な層は図2,4に示すとおり、円筒状
の構造を有している。
更に詳細に観察すると、より表面に近い部分では円筒状
構造は崩れ、網目状に近い構造に移行し、緻密な層に連
結している。
従来得られた膜は、例えば特願昭48− 139379号に記載のとおり、網目状多孔質構造を全
面に有し、上記のような非対称多孔質構造を有しない。
この相違点は、調製された溶液を流産後、前述の如く乾
燥工程を経ることなく溶媒に浸漬するか、乾燥工程を経
て浸漬するかにより、溶液中の高分子凝集過程に差異を
生じることによる。
以下、本発明の特徴をPvCとPEGをジメチルホルム
アミド溶媒に溶解し、流産し、水中に浸漬した場合を例
にとり具体的に説明する。
第1に、流産、浸漬処理過程を通じマトリックスとして
のPVCとPEGが比較的ミクロに分散する。
これは本発明の最も基本的かつ重要な点である。
即ち、生成する微孔径が均一かつ微細であることを意味
する。
第2に、流産により容易に製膜ができ、工業的製膜が可
能である。
流産条件の変化により、任意に所定の構造を有する膜が
得られ、膜性能の再現性が良い。
第3に、PEGは水溶性であるため、常温の水媒体でP
vCは凝固し、PEGは抽出される。
第4に、PEGは高分子(オリゴマーを含む)であるた
め、適度の粘性を有し、PVCとPEGの界面は溶解状
態と凝集状態との間の“ゆらぎ現象゛′が生じていると
思われる。
このことが、単に貧溶媒を用いて得ることのできない安
定したPVCマトリックスの形成をうながしている。
第5に、PVCは強度、安定性の高い素材として有用で
ある。
第6に、非対称多孔質構造は、従来の網目状のそれと異
なり、空隙率を極めて高くでき、従来の迷路のような透
過路を一直線上にして透過性を向上させる。
第7に、従来の濾過膜と異なり空隙率が高いため、微孔
中に乾燥剤などを充填した新規な膜素材として有用であ
る。
用途に関しては濾過膜の他、例えば通気性を利用した包
装材料、高空隙性を利用して乾燥剤など充填した膜、電
池セパレーター、人工腎臓用などの拡散透析膜などがあ
る。
次に実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に制約さ
れるものではない。
なお、実施例において、膜孔径は表面構造の走査型電子
顕微鏡写真より算定し、透過量は差圧0.5kg/cr
Aのとき単位時間、単位面積当りの値をもって示した。
空隙率は膜中に包含される水の量から換算し、空間の体
積割合で示した。
以下の実施例において割合を示す部は重量による。
実施例 1 pvc(重合度1000)7部、PEG(分子量600
)21部、ジメチルホルムアミド72部より均一な溶液
を調製する。
この溶液を20℃恒温槽中にて40×40CrrLのガ
ラス板上に流源し、直ちに50℃水中に浸漬し、膜を得
た。
得られた膜は膜厚300μ、透水量1.1cc 7mm
/ crti、空隙率89%となり、走査型電子顕微
鏡で観察すると膜孔径o、iμ以下、表面構造は図1、
断面構造は図2のとおりであった。
この膜は粒径0.05μのNBRエマルジョンを分離し
た。
なお、同一条件にて流産後溶媒を20℃で30分間揮発
させると、もはや網目状の断面構造となり、空隙率は8
1%へ低下し、透水量も低下する。
実施例 2 pvc(重合度1000)9部、PEG(分子量600
)36部、ジメチルホルムアミド55部より均一な溶液
を調製する。
この溶液を20℃恒温槽中にて40X40(mのガラス
板上に流激し、直ちに50℃水中に浸漬し、膜を得た。
得られた膜は膜厚250μ、透水量0.7cc 7m1
yt / crii、空隙率85%となり、走査型電子
顕微鏡で観察すると膜孔径0.1μ以下、表面構造は図
3、断面構造は図4のとおりであった。
この膜は粒径0.5μのNBRエマルジョンを分離した
なお同一条件にて流産後溶媒を30分間揮発すると、も
はや網目状の断面構造となり、空隙率は55%へ低下し
、透水量も低下する。
実施例 3 実施例1と同様にして流産し、直ちに0℃氷水中に浸漬
して膜を得た。
得られた膜は膜厚300μ、膜孔径0.5μ、透水量1
.7cc/馴/cni、空隙率91%の性能を有した。
実施例 4 実施例1と同様にして、50℃恒温槽中にて流源し、直
ちに室温水中に浸漬して当該膜を得た。
得られた膜は膜厚150μ、膜孔径0.7μ、透水量2
. Q cc /耶/crrt、空隙率93%の性能を
有した。
実施例 5 実施例1と同様にして、5℃恒温槽中にて流産し、直ち
に室温水中に浸透して膜を得た。
得られた膜は、膜厚200μ、膜孔径0.1μ以下、透
水量0.2CC/馴/ crA、空隙率90%の性能を
有した。
実施例 6 分子量10000PEGを使用した以外は実施例1と同
様にして膜を得た。
得られた膜は膜厚350μ、膜孔径0.1μ以下、透水
量Q、 3 cc /min/ c4、空隙率87%の
性能を有した。
実施例 7 pvcO代わりに酢酸ビニル含有量20%の塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体(日本ゼオン製)を使用した以外
は実施例1と同様にして膜を得た。
得られた膜は膜厚400μ、膜孔径0.1μ以下、透水
量o、2cc/闘/ crA、空隙率88%の性能を有
した。
【図面の簡単な説明】
図1,3は本発明法によって得られた微多孔性樹脂膜の
走査型電子顕微鏡写真(2500倍)による表面構造、
図2,4はそれぞれ対応する膜の同写真(250倍)に
よる断面構造を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩化ビニル樹脂とポリアルキレングリコールとを一
    種又は二種以上の溶媒に溶解し、得られた溶液を流舐し
    た後、乾燥工程を経ることなく直ちに塩化ビニル樹脂に
    貧溶媒、ポリアルキレングリコールに良溶媒となる溶媒
    中に浸漬することを特徴とする非対称多孔質構造を有す
    る微多孔性樹脂膜の製造法。
JP6410675A 1975-05-30 1975-05-30 微多孔性樹脂膜の製法 Expired JPS5830335B2 (ja)

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