JPS5846197A - 石膏ボ−ド用原紙の製造方法 - Google Patents

石膏ボ−ド用原紙の製造方法

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JPS5846197A
JPS5846197A JP14331981A JP14331981A JPS5846197A JP S5846197 A JPS5846197 A JP S5846197A JP 14331981 A JP14331981 A JP 14331981A JP 14331981 A JP14331981 A JP 14331981A JP S5846197 A JPS5846197 A JP S5846197A
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pulp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、石膏ボードの製造に利用される石膏ボード用
原紙の製造方法に関するものであり、裏層における吸水
性及び石膏泥に対する付着性の低下を惹起することなく
、極めて高度の耐熱水性を具備する表層を形成し、かつ
、機械的強度、耐候性等に優れた性質を示す石膏ボード
用原紙を、廉価に、しかも従来の方法に比較して抄紙用
機械類の腐蝕程度を低減させる等の効果を奏する製造方
法を提供するものである。
石膏ボードは、焼石膏とその他の混和材とを水練りして
得た石膏泥を芯とし、その両面を石膏ボード用原紙で被
覆成板した建築用材料であって、通常、表原紙と裏原紙
との二枚の石膏ボード用原紙の間に前記石膏泥を流し込
んで製造されるもので、石膏が石膏ボード用原紙によつ
・てサンドイッチされた構成のものであるから、石膏と
接する石膏ボード用原紙面、即ち裏層は、成る程度の吸
水性を有していることが必要であると同時に、石膏(泥
)に対する接着性が良好であることが必要であり、他方
、石膏ボードの外側面となる原紙面即ち表層は、美粧効
果や石膏ボード製作の作業性及び得。られる石膏ボード
に耐水強度を具備せしめる等の理由から、石膏ボー゛ド
製作時に、水の浸透が表層にまで到達することのないよ
うな強力なる耐水性を具備していることが必要である。
然して、石膏ボード用原紙における表層に要求される耐
水性は、−絞紙に要求される耐水性とは異なり、石膏ボ
ード用原紙を使用した石膏ボードの製造工程中で、石膏
硬化時の発熱や乾燥時@加熱により一1石膏ボード用原
紙が高温湿潤状態に置かれるため、特に1高温度下での
耐水性(以下、耐熱水性と略記する)が要求される。
上記の点に鑑み、従来の、ロジンとロジン重量に対して
5ご15重量%のα、β−不飽和多塩基酸、例えばマレ
イン酸やフマール酸等との付加反応物(強化ロジン)の
アルカリ石鹸の水溶液からなる、所謂アルカリ鹸化型の
強化ロジン系サイ貸剤を使用する石膏ボード用原紙の製
造方法に代えて、特に、耐熱水性に優れた石膏ボード用
原紙を得る目的で、高度にフマール酸を付加した強化ロ
ジンサイズ剤と両性のポリアクリルアミドとをパルプス
ラリーに併用、添加する石膏ボード用原紙の製造方法(
特公昭56−9600.号公報)が提案された。
しかしながら、この強化ロジンサイズ剤と両性のポリア
クリルアミドとをパルプスラリーに併用、添加する方法
においては、同時に多量の硫酸バンドを併用しないと、
得られる石膏ボード用原紙の耐熱水性が十分ではないば
かりでなく、サイジング工程での泡立ちが激しく、作業
・性が損われるという欠点を生ずるし、他方、硫酸バン
ドの添加量を多量にし、無機塩を多量に含有する石膏ボ
ード用原紙を得る場合には、該原紙における石膏泥の付
着性が著しく悪くなるという致命的な欠点を生ずる。
また、たとえ、石膏泥の付′着性が特別問題とはならな
い表層形成用の原料たるパルプスラリー中にのみ、前記
強化ロジンサイズ剤と両性のボリアクリルア′ミドとを
併用し、かつ多量の硫酸バンドを使用し、別製の裏層形
成用のパルプスラリーと多層抄き合わせ法により石膏ボ
ード用原紙を得るようにしても、通常、製紙工場の白水
循環系では各層の抄紙白水が混合することが普通であり
、又、抄き合わせ時の湿潤ウェブ中の搾水による硫酸バ
ンドの拡散が生ずる等のために、依然として得られる石
膏ボード用原紙における裏層には多量の無機塩が含有さ
れてしまい、いずれにしても、石膏泥に対する付着性の
良好なる石膏ボード用原紙が得られないという欠点を有
している。
本発明は、特許請求の範囲に記載した構成とすることに
より、極めて高度の耐熱水性を有する表層と、吸水性及
び石膏泥に対する付着性が良好な裏層とを具備し、より
詳しくは、裏層における石膏泥に対する付着性の低下を
抑えながら、且つ極めて高度の耐熱水性が表層に導入さ
れており、且つ機械的強度及び耐候性等にも優れた性質
を有する石膏ボード用原紙を、廉価に、確実に得ること
が出来、しかも、従来の方法に比較して外紙用機械類の
腐蝕程度を低減する等の効果を有する製造方法を提供す
るものである。
すなわち、本発明の石膏ボード用原紙の製造方法は、従
来の多層抄き合わせ法による特に耐水性を要求されない
ような通常紙の製造方法において、′表層形成用の抄紙
原料として、(a)炭素数12以上のアルキル基或いは
アルケニル基を有する置換コハク酸無水物、または該置
換コハク酸無水物を主成分とするアルキル基或いはアル
ケニル基を有する置換コハク酸無水物の混合物、及び前
記置換コハク酸無水物または置換コハク酸無水物の混合
物を水性媒体中に分散させる分散剤と、必要に応じて添
加される(b)パルプ乾燥重量に対して01重量%未満
の硫酸バンド、更に必要に応じて添加される(C)その
他の添加剤とが、新聞故紙パルプを主材料とするパルプ
スラ!j −巾ニfA 加、混合されているパルプスラ
リーを使用し、少なくとも、この表層形成用の抄紙原料
と別製の裏層形成用の抄紙原料とを゛用い、通常の方法
による多層抄き合わせ法を行うものであり、表層形成用
の抄紙原料として前記特別構成のパルプスラリーを使用
し、裏層形成用の抄紙原料として、特に耐水性を要求さ
れないような通常紙の製造に利用されている通常のパル
プスラリーを使用して、多層抄き合わせを行う点に特徴
を有するものである。
本発明方法において、表層形成用の抄紙原料として使用
するパルプスラリー中に添加されるサイズ剤は、従来、
印刷用紙等の一般紙の製造に使用されている硫酸バンド
の添加を必要としない、所謂中性サイジング方法として
利用されるサイズ剤の一種である。この中性サイジング
用に使用されるサイズ剤C以下、「中性サイズ剤」とい
う。)としては、例えば、アルキルケテンダイマー、ア
ルケニルコハク酸無水物、ロジン無水物、ステアリン酸
無水物、ロジンイソシアネート1.アルキルエチレン尿
素化合物、アスパラギンイミド誘導体、@イオン変性石
油樹脂、スチレン系ポリマー等、各種のものがあるが、
これらの中性サイズ剤は高価であることに加えて、これ
らのサイズ剤はセルロースの7[基と反応する所謂反応
性サイズ剤であるが、又はカチオン性高分子物質であっ
て、原料パルプ、w4維表面の活性基や荷電のfk態に
よって効果に大きな影響を受けるため、リグニンその他
夾雑物の多い新聞故紙パルプを主たる原料とするパルプ
スラリーを使用する紙の製造に利用されることは無かっ
た。
然るに、本発明方法においては、前述の中性サイズ剤中
の特別の構成のものを選択レヘ新聞故紙パルプを主たる
原料とするパルプスラリーに使用し、同時に硫酸バンド
の添加量を極力抑えておき″、これを表層形成用の抄紙
原料とすることにより、裏層における吸水性及び石膏泥
に対する付着性の低下を抑え、極めて優れた耐熱水性が
表層に導入されている石膏ボード用原紙を得るものであ
る。
本発明方法において表層形成用に使用される原料パルプ
は1新間故紙パルプ単独であっても良いが、新聞故紙パ
ルプと各種のパルプ、例えば、クラフトパルプ、セミケ
ミカルパルプ、サルファイドパルプ、グランドパルプ、
セミグランドパルプ、その他の天然或いは合成繊維パル
プ、アスベストやロックウールなどの無機繊維等との混
合パルプであっても良く、また、裏層形成用に使用され
る原料パルプは、前記表層形成用原料パルプに使用され
るパルプのほが、バージンパルプであっても良い。
また、炭素数12見上のアルケニル基を有する置換コハ
ク酸無水物は、一般には、α−オレフィン類、内部オレ
フィン類、あるいはプロピレン又はブテン等からのオリ
ゴマーと無水マレイン酸との付加反応によって得られ、
また、炭素数12以上のアルキル基を有する置換コハク
酸は、前記炭素数12以上のアルケニル基を有する置換
コハク酸無水物の水素添加により容易に得られる。本発
明において使用されるアルキル基またはアルケニル基置
換コハク酸無水物は、アルキル基またはアルケニル基、
の炭素数が12・以上であることが必要であり、これが
12未満のものの場合には、本発明方法の目的とする十
分な耐熱水−性を具備する石膏ボード用原紙を得ること
が出来ない。もつとも、このアルキル基またはアルケニ
ル基置換コA・り酸無水物は、単一のものであっそも、
または複数種め混合物であっても良く、特に複数種のも
のの混合物を利用する場合には、その主成分をなす置換
コハク酔態°水物のアルキル基或たはアルケニル基の炭
素数が12以上であれば十分である。
炭素数12以上の一アルケニル基を有する置換コハク酸
無水物の具体例としては、ドデセニルコハク酸無水物、
ドデシルコハク酸無水物、ペンタデセニルコハク酸無水
物、ペンタデシルコハク酸無水物、ヘキサデセニルフハ
ク酸無水物。
オクタデセニルコハク酸無水物等の一般のアルキル或い
はアルケニルコハク酸無水物、及びヰ量体以上のプロピ
レンオリゴマーと無水マレイン酸との付加反応物、3量
体以上のブテンオリゴマーと無水マレイン酸との付加反
応物、3量体以上のペンテンオリゴマーと無水マレイン
酸との付−加反応物、3量体以上のブタジェンオリゴマ
ーまたはその部分水素添加物と無水マレイン酸との付加
反応物等を挙げることができ、就中、プロピレンをリン
酸などの酸性触媒を用いて重合することにより、工業的
には、洗剤原料としてのプロピレン3量体を製造する際
の副生物として得られるプロピレンの5量体、6量体。
7量体或いはこれらの混合物かりなるプロビレ 5ンオ
リゴマ、−と、無水マレイン酸との付加反応物を利用す
ることが経済的であ、るばかりでなく、得られる石膏ボ
ード用原紙の耐熱水性に関わる効果のうえからも好まし
い。
前記炭素数12以上のアルキル基或いはアルケニル基を
有する置換コハク酸無水物の代りに、炭素数12以上の
アラルキル基或いはアラルケニル基等の疎水性基を有す
る置換コハク酸無水物を使用しても、本発明方法で得ら
れる石膏ボード用原紙における耐熱水性と略同様の効果
が゛ 得られることが推定されるが、かかる炭素数12
以上のアラルキル基或いはアラルケニル基等の疎水性基
を有する置換コハク酸無水物の使用は、これらの薬剤を
工業的°規模で入手することが困離で、経済的ではない
という欠点を有している。
本発明において、前述の置換コハク酸、無水物を水性媒
体中に分散せしめる分散剤の種類についての格別の制限
はないが、具体的に利用される分散剤としては、ノニオ
ン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性或
いは両性界面活性剤等の一般の°界面活性剤、及び種々
の澱粉或いは、変性澱粉、カルボキシメチルセルロース
及びその他の水溶性セルロース誘導体、アクリルアミド
系ポリマー及びその変性物、水溶性尿素樹脂或いはメラ
ミン樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂或いはポ
リアミンエピクロルヒドリン樹脂、ボリエjレンイミン
、ジシアンジアミド系縮合樹脂、ジアリルアミン系ポリ
マー、ポリビニ゛ルア、!ルコール、ポリビニルエーテ
ル、スチレンマレインj酸樹脂及びその他のマレイン酸
共重合体、スチレン−ジメチルアミノアルキルメタクリ
レート共重合体、水溶性アクリル樹脂等の各種の水溶性
高分子化合物が挙げられる。とりわけ、両性の変性アク
リルアミド系ポリマーを分散剤として使用する場合には
、得られる水、性分散液の安定性が良好であり、′シか
も1、石膏ボード用原紙の製造工′程中の抄藏工程で、
特別な定着剤を使うことなしにサイジングを行うことが
できるし、また、耐熱水性及び機械的強度に一段と優れ
た石膏ボード用原紙を得ることが出来る等の格別の効果
を有する。
前述の置換コハク醸無水物と分散剤とは、所、定量の分
散剤を含有する水溶液中に、攪拌下に置換コハク醸無水
物を添加、混合し、ホモミキ。
サー、ホモジナイザー或いは超音波乳化機等を用いて攪
拌処理することにより、容易に得られろ水性分散液にし
て用いることができるし、また、界面活性剤←よる′分
−散剤の場合には、置換コハク−無水物と該分散剤とを
、例えばビータ−、ミキシングチェスト、マシンチェス
ト等を5利用して得られる混谷物そのものを、パルプス
ラリー中に直接添加、混合し、該パルプスラリー中にて
分散せしめるようにして用いることも出来る。特に、前
者の水性分散液の状態にして利用する場合には、得られ
る水性分散液の粒子径が通常5μ以下、好ましくはlμ
以下に調整するのが良い。また、−この場合の水性分散
液の濃度については、得られる水性分散液の粘度に応じ
て適宜変更することが出来、通常、置換コハク酸無水物
の濃度が1〜30重量%の範囲で使用することができる
置換コハク酸無水物と分散剤との使用割合は、特に限定
されることなく、任意に変更することができるが、置換
コハク酸無水物と分散剤との両者の種類に応じて予備試
験を行ない、予め適当な使用割合を決定しておくことが
望ましい。
具体的な一例としては、分散剤が変性アクリルアミド系
ポリマーである場合は、置換コハク酸無水物1重量部に
対して、該アクリルアミド系ポリマー01〜1重量部の
使用が適当である。
本発明方法においては、前述の置換コノ1り酸無水物と
分散剤との水性分散液、あるいは置換コハク醸無水物と
分散剤たる界面活性剤との混合物は、石膏ボード用原紙
の製造工程中、石膏、!!?=ド用原紙において表層と
なる紙層が形成される前の任意の段階、例えば、ミキシ
ングチェストやマシンチェスト、種箱、ファンポンプの
入口或いは出口、スクリーンの手前等で、原料、パルプ
スラリー中に添加、混合することが出来る。
パルプスラリー中に添加、混合せしめる前述あるいは置
換コハク酸無水物と分散剤たる界面活性剤と°の混合物
の量は、得られる石膏ボード用原紙に要求される特性に
応じて任意に変更し得ることは言うまでもないが、一般
的には、原料パルプの乾燥重量に対する置換コハク醸無
水物の重量で、0.1〜5重量%程度で使用することが
でき、添加量が1重量%以下であっても、充分な耐熱水
性を有する石膏ボード用原紙を製造することが可能であ
る。
また、本発明方法においては、表層形成用のパルプスラ
リー中に硫酸バンドを添加することは必ずしも必要では
ないが、原料パルプの乾燥重量に対して01重量%未溝
の少量を必要一応じて添加してもよい。すなわち、本発
明方法においては、表層形成用の抄紙原料として、新聞
故紙パルプを主材料とするパルプスラリーを使用するも
のであるが、新聞用紙は一般に、多量つて製造されてい
るので、新聞用紙中に1ま相当量のアルミニウム塩が含
まれており、古新聞を離解して得られる新聞故紙バルブ
には、なお若干のアルミニウム塩が残存した状態にある
。したがって、この表層形成用の抄紙原料による表層の
形成には、抄紙原料中に予め少量の硫酸バンドを予め添
加、混合させておくのと同等の作用が奏され、るので、
得られる石膏ボード用原紙における裏面層の石膏泥に対
する付着性を低下させる原因となる硫酸バンドの添加を
特別必要とはしないが1、これを添加する場合には、裏
面層の石膏泥に対する付着性の低下を防ぐうえで必要最
小限、具体的には、原料パルプの乾燥重量に対して2重
量%以下程度に抑えておくこと、が必要である。
その他の添加剤の使用は必ずしも必要ではないが、分散
剤がアニオン性或いはノニオン性、、である場合には、
適当な定着助剤、例えばカチオン或いは両性の水溶性高
分子化合物、例えば、カチオン性アクリルアミド系ポリ
マー、両性アクリルアミド系ポリマー、ポリエチレンイ
ミン。
ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂。
ジアルキルアミノアルキルメタ、クリレート重合体或い
は共重合体、カチオン澱粉等の定着助剤、特にポリアク
リルアミドのホフマン分解反応物を定着助剤として使用
するのが好ましい。
以上の添加剤のはか、さらに、その他の添加剤として、
公知のサイズ剤1紙力増強剤、濾水促進州等を適宜添加
、使用することが出来る。
以上、本発明方法において、本発明方、法を特徴付ける
表層形成用のパルプスラリー中に添加。
混合される各種成分について説明したが、本発明の石膏
ボード用原紙の製造方法は、前記詳述した構成のパルプ
不ラリ−と、別製の裏層形成用の抄紙原料たるパルプス
ラリーと、場合によっては更に別製の中11成用の抄紙
原料たるパルプスラリーとを使用し、常法によって多層
抄き合わせを行うものである。裏層形成用の抄紙原料た
るパルプスラリー、及び場合によって使用される中芯層
形成用の抄紙原料たるパルプスラリーの各組成成分は、
通常の紙屑形成用のパルプスラリーを使用するものであ
り、特に裏層形成用のパルプスラリーは、該パルプスラ
リーによって形、成される紙層が、得られる石膏ボード
用原紙における裏層を構成するものであるから、従来の
石膏ボード用原紙の裏層の形成に使用されていたパルプ
スラリーと同様に、成る程度の吸水性を有し、且つ石膏
泥に対して良好なる接着性を有する裏層を形成するよう
なパルプスラリーを使用することが必要である。従って
、裏層形成用の抄紙原料たるパルプスラリー中には、特
に撥水性を与えるための各種成分、及び石膏泥に対する
接着性を低下させる要因となる無機質系サイズ剤、特に
硫酸バンド等の添加は、必要最小限に抑えて置くことが
必要であり、硫酸バンドの添加は原料バルブの乾燥重量
に対して約2.0重量%以下にしておくことが望ましい
本発明の石膏ボード用原紙の製造方法は以上の通りの構
成から成るものであり、表層形成用の抄紙原料たるパル
プスラリー中に添加、含有されるサイズ剤の特定によっ
て、同時に添加される硫酸バンドの使用量を極力低く抑
えて\尚且つ、極めて優れた耐熱水性を示す表層を形成
するものであるので、極めて優れた耐熱水性を有する表
層と、吸−水性及び石膏泥に対する付着性が良好な裏層
とを具備し、機械的強度及び耐候性等に優れた石膏ボー
ド用原紙を、廉価に、確実に製造することが出来るとい
う作用、効果を奏する。
また、本発明方法は、各層形成用の抄紙原料たるパルプ
スラリー中に添加される硫酸バンドの添加量を、必要最
小限に抑えて置くものであるから、弱酸性乃至中性領域
下で製紙することが出来、従来の方法に比較して、抄紙
用機械類の腐蝕を低減するという効果も・有する。
以下、本発明の石膏ボード用原紙の製造方法について、
その具体的な構成を実施例を以って説明し、得られた石
膏ボード用原紙の特性について、比較例で得られたもの
と比較して表示する0 実施例 (1)置換コハク酸無水物と分散剤との水性分散液の調
製 (a)  プロピレン5量体、6量体、及び重量体を主
成分とするプロピレンオリゴマーと無水マレイン酸との
付加反応物である置換コハク酸無水物209を、両性ポ
リアクリルアミドの10%水溶液〔ホリアクリルアミド
のホフマン分解反応生成物:商品名スターガムAD−8
、星光化学工業■製)10(l中に添加、混合し、ホモ
ミキサーで均質化して置門コハク酸無水物の水性分散液
(D12−09を得た。
この水性分散液(1)の分散粒子径は約1〜2μ、であ
り、安定性は良好であった。
(b)  (a)項で使用したものと同じ置換コハク酸
無水物7.5gを、カチオン澱粉〔商品名0ATO−F
、玉子ナショナル■製〕の7.5%水溶液10(1’中
に添加、混合し、以下(a)項における攪拌操作と同様
に一処理して、水性分散液ai:+ t O7,59を
得た。
この水性分散液(N)の分散粒子径は約3−μであり1
安定性は良好であった。
(2)石膏ボード用原紙の製造 2重量%?新聞故紙パルプスラリー (C,S、F、 190 CC)+、に、前記(1)の
(a)項及びυ)項で得られた置換コハク最無水゛物の
水性分、散液(I)及び(n)の1%稀釈液の各々を、
別々に乾燥パルプ重量に、対する置換コハク酸無水物重
量で、1.0%添加、十分に混合し、2種類の調製パル
プスラリーを得た。
得られた2種類の調製パルプスラリーを、ケラピッ2ア
ダニドツートV、ア、、より常法により手抄きし、石膏
ボード用原紙の表層形成用湿潤シート(乾燥坪量100
9/ff1′に相当、)(イ)を作製した。
他方、同じく2重量%の新聞故紙パルプスラ!J −(
C,8,F、、 190 cc )に、何ら特別の薬品
を添加することなく、これを前記と同様にして手抄きし
、石膏ボード用原紙の裏層形成用湿潤シート(乾燥坪量
1009/げに相当)(ロ)を作製した。
次いで、前記操作により得られた湿潤シート(イ)と湿
潤シート(ロ)とを、それぞれ重ね合わせたのち、3.
5 kg/cTIの圧力でプレス搾水し、スチームドラ
イヤー(蒸気圧1.5kg1cr& )上で乾燥して坪
量2009/dの二層抄き合わせ手抄き石膏ボード用原
紙を得た。
得られた石膏ボー1ド用原紙の耐熱水性。
引張強度、及び石膏泥付着性の測定結果を後記第1表に
て示す。
比較例1゜ (1)置換コハク酸無水物と分散剤との水性分゛散液の
調製 炭素数6〜10の混合α−オレフィン 〔商品名ダイヤレン610、三菱化成工業■製〕と無水
マレイン酸との付加反応物で′ある置換コハク酸無水物
7.5gを、カチオン澱粉((3A’I’0−F)の7
.5%水溶液100り中に添加、混合し、以下、実施例
における(す(a)項における攪拌操作と同様に処理し
て、水性分散液(1) 107.59を得た。この水性
分散液(It)の分散粒子径は約3μであり、安定性は
良好であった。
(2)原紙の製造 前記実施例の(2)項の「石膏ボード用原紙の製造」の
項に示した製造方法における湿潤シート(イ)の作製に
おいて、置換コハク酸無水物の水性分散液(I)又は〔
雪〕の代りに、前記水性分散液(1)を使用する以外の
操作工程は、実施例における「石膏ボード用原紙の製造
」で利用した操作工程と全く同様にし、比較のための二
層抄き合わせ手抄き原紙を得た。
比較例2 比較例1に示した(2)「原紙の製造」0項に示した製
造方法において、置換コハク酸無水物の水性分散液(1
)の使用に代えて、市販の強化ロジン系サイズ剤〔商品
名コロパールS−50X、星光化学工業■製〕を乾燥パ
ルプ重量に対して1%添加する以外の操作は、比較例1
における(2)「原紙の製造」の項で利用した操作工程
と全く同様にし、比較のための二層抄き合わせ手抄き原
紙を得た。
比較例3゜ 比較例1に示した(2)「原紙の製造」の項に示した製
造方法において、置換コハク酸無水物の水性分散液〔夏
〕の使用に代えて、市販の強化ロジン系サイズ剤〔商品
名コロパールS−50X1星光化学工業■製〕を乾燥パ
ルプ重量に対して1%添加し、更に、硫酸バンドを表層
及び裏層形成用パルプスラリー中に、乾燥パルプ重量に
対して各2重量%添加する以外の操作は、−比較例1に
おける(2)「原紙の製造」の項で利用した操作工程と
全く同機にし、比較のための二層抄き合わせ手抄き原紙
を得た。
以上の各比較例で得られた原紙の耐熱水性。
引張強度、及び石膏泥付着性の測定結果を、後記第1表
に示す。
尚、実施例及び比較例で得られた各原紙の耐熱水性、引
張強度、及び石膏泥付着性の測定方法は、以下の通りで
ある。
3 Cl1l X3 (rnの紙片を80℃の純水上に
裏層を下にして浮かべ、熱水の浸透による7斑点が3点
以上原紙表面に現れるまでの時間を測定する。
JIS  P−8113による。
焼石膏、木粉(焼石膏/木粉−10/1重量比)及び水
を混練りして得られた石膏泥を、2枚の原紙の間に゛、
各原紙の裏層面に石膏泥が接するようにして流し込み、
80℃で2時間乾燥して厚さ約IQmの石膏ボードを得
た後、これを常温にまで放冷する。しかる後に得られた
石膏ボードから表、裏の原紙を剥離し、原紙と石膏泥層
との間の接着性を判定した。
両者の間の接着性は、○・・・良好、°△・・・稍々不
足の記号で表示しである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  少なくとも、表層形成用の抄紙原料と、別製
    の裏層形成用の抄紙原料とを用いて、多層抄き合わせ法
    により石膏ボード用原紙を製造する方法、において、前
    記表層形成用の抄紙原料として、(a)炭素数12以上
    のアルキル基或いはアルケニル基を有する置換コハク酸
    無水物、または該置換コハク酸無水物を主成分とするア
    ルキル基或いはアルケニル基を有する置換コハク酸無水
    物の混合物、及び前記置換コハク酸無水物または置換コ
    ハク酸無水物の混合物を水杯媒体中に分散させる分散剤
    、必要に応じて添加されるヤ)パルプ乾燥重量に対して
    0.1重量%未満の硫酸バンド、更に必要  :に応じ
    て添加される(C)その他の添加剤が、新聞故紙パルプ
    を主材料とするパルプスラリー白に添加、′混合されて
    いるパルプスラリーを使用することを特徴とする石膏ボ
    ード用原紙の製造方法。
  2. (2)炭素数12以上のアルキル基或いはアルケニル基
    を有する置換コハク酸無水物が、プロピレンの5量体、
    6量体、7量体、又はこれらの混合物からなるプロピレ
    ンオリゴマ゛−と無水マレイン酸との付加反応物であ゛
    る特許請求の範囲第1項記載の石膏ボード用原紙の製造
    方法。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項記載の石膏ボ
    ード用原紙の製造方法において、置換コハク酸無水物を
    水性媒体中に分散させる分散剤が、両性アクリルアミド
    系重合体である石膏ボード用原紙の製造方法。
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