JPS584904B2 - 生ノリ葉体の冷凍保存法 - Google Patents

生ノリ葉体の冷凍保存法

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JPS584904B2
JPS584904B2 JP55099483A JP9948380A JPS584904B2 JP S584904 B2 JPS584904 B2 JP S584904B2 JP 55099483 A JP55099483 A JP 55099483A JP 9948380 A JP9948380 A JP 9948380A JP S584904 B2 JPS584904 B2 JP S584904B2
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JP
Japan
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algae
freezing
raw algae
raw
cooling rate
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JP55099483A
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JPS5726567A (en
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照彦 柴田
信也 島田
康治 安保
正秀 神田
伸史 門田
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KOASA SHOJI KK
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KOASA SHOJI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、海水中から摘採した生ノリ葉体(以下原藻と
称する)の冷凍保存法に関する。
従来、原藻を生きたまま(すなわち細胞が生存した状態
)で長期間冷凍保存することは困難とされ実用化されて
いない。
また、原藻の冷凍保存に関する研究報告も少なく、比較
的最近のものとしては右田の1アマノリ葉体の生体凍結
保存″に関する報告(長崎大学水産学部研究報告、第2
1号(1966),第131頁〜第138頁)がみられ
る。
この右田報告によると、葉体片数個体を含水量20〜4
0%に半乾燥した状態で−20℃に凍結保存する場合広
範囲な冷却速度においても細胞の生存率が2ケ月に亘っ
て高いが、原藻の含水量が高くなると上記生存率が著し
く低下することが認められる。
しかしながら、大量の原藻の水分を均一かつ速やかに2
0〜40%までに乾燥することは工業上実施が極めて困
難であり、また、原藻の細胞生存を2ケ月程度の期間保
持し得たとしても実用性に乏しいと言わなければならな
い。
本発明者等は、原藻を大量処理可能な遠心的脱水処理で
得られるような含水量が約80%程度の原藻の冷凍保存
について検討した結果、その冷却速度と保存温度をコン
トロールすることにより極めて高い細胞生存率を保持し
て長期間に亘って原藻を冷凍保存し得ることの知見を得
て本発明をなすに至った。
したがって、本発明の目的は含水量が約80%程度の原
藻でも90%以上の高い細胞生存率で6ケ月以上の長期
間冷凍保存し得る工業上実用性の高い原藻の冷凍保存法
を提供することにある。
以下本発明を詳しく説明する。
本発明の特徴は、原藻を遠心的脱水処理して得られるよ
うな水分が約80%程度の原藻を毎分平均3℃以下の冷
却速度で約−5℃に冷却し、ついで引続き毎分平均10
℃以下の冷却速度で約−25c乃至一約35℃に凍結し
、その後該凍結温度下に冷凍保存することにある。
本発明において水分約80%の原藻を対象とするのは大
量の原藻を脱水処理するには通常遠心的処理が適当であ
り、該処理では上記含水量以下の脱水が得られないこと
に依る。
本発明では上述のととく先づ水分約80%の原藻を平均
3℃/mm以下の緩徐な冷却速度で約−5℃まで冷却す
る。
上記原藻の冷却過程を該磁気共鳴(N.M.R.)およ
び示差走査熱量計(D.S.C)により測定したデータ
によると、−6′−−8℃において細胞外凍結が始まり
、それによって細胞内外の水蒸気圧差及び細胞膜の半透
膜機能により細胞内の自由水は大部分細胞外に脱水され
これが細胞外の氷片に接触して凍結することが認められ
る。
したがって、上記原藻の冷却に際しては上記半透膜機能
が失われないことが肝要であって、この半透膜機能が喪
失すると細胞内の活性物質類が細胞外に出て死滅するに
至る。
上記半透膜機能の喪失を防止するには原藻を緩徐に冷却
することが必要であって、本発明者等の実験結果による
と平均3℃/mm以下の冷却速度で−5℃前後まで冷却
すると、該半透膜機能が保持されると共に原藻に耐凍性
が与えられ、その後の凍結点前における細胞の死滅が避
けられるようになる。
なお、上記冷却速度を平均2℃/mm以下にすると細胞
の死滅が一そう効果的に避けられる。
次に、本発明では、上記のごとく冷却した原藻を引続き
約−25゜乃至約−35℃に凍結するものであるが、こ
の凍結は平均10℃/mm以下の冷却速度を保持しなが
ら行うことが重要である。
N.M.R.による測定データによると、原藻中の大部
分の自由水は−6゜乃至−10℃の温度帯域で細胞外に
脱水されて凍結することが認められるが、この場合冷却
速度が速すぎると自由水の細胞外へ脱水が行われないま
ま細胞内で自由水が一挙に凍結するため細胞は死滅する
に至る。
本発明に従って、上記冷却原藻を平均10℃/mm以下
の冷却速度で凍結してゆくと−6゜乃至−10℃の温度
下で自由水の脱水ならびにその細胞外での凍結が円滑に
行われ、上記冷却速度で引続き一25゜乃至−35℃附
近まで凍結すると実質上全部の自由水が凍結するに至る
原藻の冷凍保存に際しては細胞内の自由水を細胞外へ脱
水させて完全に凍結することが肝要であって、このため
には上述のごとく平均10℃/mm以下の冷却速度で−
5゜乃至−35℃附近まで凍結することが必要となる。
なお、この冷却速度を平均1℃/mm以下にすると上記
効果が一そう顕著に現われる。
なお、細胞内に自由水が残存する温度、例えば−20℃
前後もしくはそれより高い凍結温度下で原藻を保存する
場合には細胞内代謝が起って保存中に細胞は劣化する。
まだ、原藻の冷凍保存に際しては、細胞内の結合水を凍
結させないことが細胞の生存保持に必要であり、したが
って−40℃よりも低い温度での凍結は避けるべきであ
る。
本発明では上述のごとくして冷凍保存すべき原藻の生理
活性が弱い場合、例えば摘採後時間の経過した原藻を用
いる場合には、この原藻を予め賦活処理することが必要
である。
この賦活処理は、上記原藻を無機塩類のごとき栄養物質
を添加した海水中で通気培養することにより行われる。
上記処理により原藻の細胞は健全となって生理活性が強
くなり、その結果いわゆるコールドショック保護作用を
示すようになる。
以上述べたごとく、本発明は、原藻の細胞内自由水を細
胞外へ脱水して凍結させると共に細胞内結合水を不凍状
態に保持するだめの凍結条件を採択することにより、約
80%程度の水分を含有する原藻でも極めて高い細胞生
存率を保持して冷凍保存し得るようにしたものであるか
ら、海苔業界に寄与するところが多大であると言える。
以下実施例を例示して本発明ならびにその効果を具体的
に説明する。
実施例 1 摘採直後の新鮮な原藻を速やかに遠心分離脱水機にかけ
て水分約80%になるまで脱水したものを、ポリエチレ
ン製袋(厚さ0.03mm)内に厚さ約0.75〜1.
0cmになるように詰め、冷蔵庫内に収容して0.2〜
0.5℃/mmの冷却速度で−5℃まで冷却した。
この場合上記脱水処理した原藻を冷凍パンに約1.Oc
mの厚さになるように詰めたものを上記のごとくして冷
却してもよい。
次に、上記冷蔵庫内の原藻を0.5℃/mm前後の冷却
速度で−30℃まで降下させ、その温度で保存した。
ただし、冷凍パンを用いて凍結したものは凍結後ポリエ
チレン製袋に入れて密封した。
6ケ月経過後、原藻を冷蔵庫より取り出し常法により細
胞の生死判定を行った結果、95%以上の細胞生存率を
示した。
なお、その保存原藻を常法により抄製したところ、摘採
直後に抄製した製品と比較して全く差異は認められず、
遜色のない製品が得られた。
実施例 2 摘採後6時間経過した原藻を窒素源およびリン源として
NaNO3を100m,p/Z,Na2HP0.442
H20を2 0mg /lそれぞれ添加した海水中で通
気培養を5時間行って細胞を賦活させた。
上記のようにして賦活処理した原藻を実施例1に記載し
たと同様な手順で冷凍保存した。
6ケ月経過後において原藻は95%以上の細胞生存率を
示した。
この保存原藻を抄製した製品は実施例1におけるものと
同様に摘採直後の製品に比較して何ら遜色のない製品が
得られた。
なお、賦活処理を行わない原藻について同様にして冷凍
したものは、6ケ月経過後での細胞生存率は90%より
低く、製品にはくもりが生じた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 生ノリ葉体を、もしくは生理活性の賦活化処理を施
    した生ノリ葉体を、その水分を約80%に低減した後、
    平均3℃/mm以下の緩徐な冷却速度で約−5℃まで冷
    却させ、ついで平均10℃/mm以下の冷却速度で約−
    25°乃至一約35℃に凍結させて該温度範囲下に冷凍
    保持して生存状態で保存することを特徴とするノリ葉体
    の生体冷凍保存法。
JP55099483A 1980-07-21 1980-07-21 生ノリ葉体の冷凍保存法 Expired JPS584904B2 (ja)

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JP55099483A JPS584904B2 (ja) 1980-07-21 1980-07-21 生ノリ葉体の冷凍保存法

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Publication Number Publication Date
JPS5726567A JPS5726567A (en) 1982-02-12
JPS584904B2 true JPS584904B2 (ja) 1983-01-28

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ID=14248549

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