JPS5852100B2 - Vベルト及びその製造方法 - Google Patents

Vベルト及びその製造方法

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JPS5852100B2
JPS5852100B2 JP6151780A JP6151780A JPS5852100B2 JP S5852100 B2 JPS5852100 B2 JP S5852100B2 JP 6151780 A JP6151780 A JP 6151780A JP 6151780 A JP6151780 A JP 6151780A JP S5852100 B2 JPS5852100 B2 JP S5852100B2
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JP
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純次 今村
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Vベルト、特に圧縮部分にゴム付帆布を1〜
複数層積層した帆布層と、短繊維群を横方向に配向埋設
したゴム層よりなり、前記帆布の両側部をベルト側面円
周方向に泊って屈曲露出せしめたローエツジタイプのV
ベルトならびにその製造方法に関するもので、従来の短
繊維群ならびに帆布層を圧縮ゴム中に埋設したローエツ
ジVベルトに比し、騒音防止効果を高めると共にベルト
側面の耐摩耗性を向上せしめ、かつ従来の製造方法に比
しスクラップを著しく減少せしめて大幅なコストダウン
を図ることを目的としたものである。
従来、圧縮ゴム中に帆布層ならびに横方向短繊維群を配
向したローエツジタイプのVベルトは米国特許第3,4
16,383号明細書、米国特許第3.478,613
号明細書などにより公知である。
しかしこのうち、前者は複数層の帆布を圧縮部分中にベ
ルト長手方向に対して真横方向に真直ぐに配向埋設した
構造をもち、帆布層のないものに比し騒音及び振動を減
少することが可能であるが、その配向方向から帆布の露
出面積が小さく使用時の負荷が増すにつれ騒音が犬き、
くなるという問題を含んでおり、又一方、後者は圧縮ゴ
ム中に広角度帆布が複数層真横方向に真っ直ぐに埋設さ
れており、従ってベルト横方向の剛性が大きく耐側圧性
良好で、かつ広角度帆布であるため屈曲性も良好である
が、前者の場合と同様、帆布の露出面積は矢張り小さく
騒音その他の問題点を残し、倒れも騒音対策を始め改善
すべき余地を有している。
一方、かかる■ベルトの量産的な製造方法は通常、円筒
ドラム外周面にl〜複数層のゴム付き帆布、短繊維群を
横方向に配向した未加硫圧縮ゴムシート、未加硫接着ゴ
ムシート、ロープ抗張体、未加硫上部接着ゴムシートを
順次積層貼着して円筒状広幅の未加硫ベルト成形体を形
成し、加硫後ベルト成形体をドラム円周方向に所定角度
で切断して複数本の■ベルトを得る方法が採用されるが
、かかる方法では切断された■ベルト同志の間に横断面
三角形状のスクラップを発生し、これは加硫ゴムである
ため再生不可能で廃棄している状況であり、しかも得ら
れた■ベルトは前述の如く帆布、短繊維群が真横に真っ
直ぐ配向埋設されているため繊維層のベルト側面への露
出面積が小さく、騒音発生の問題がある。
本発明は、前記諸問題に鑑み、これを解消すべく種々横
割を重ねた結果、到達するに至ったもので、その特徴と
するところは先ず第1に圧縮部分に配向埋設せる帆布層
両側部をベルト側面円周方向に泊って屈曲露出せしめて
繊維層のベルト側面への露出面積を増大せしめることに
あり、又、第2として前記所望の構成を有する■ベルト
を極めて簡単に、かつ従来法に比しスクラップを大幅に
減少して製造しうる製造方法を提供することにある。
以下、本発明の具体的な実施の態様について添付図面を
参照しつつ順次説明する。
第1図は本発明の第1の特徴に係る■ベルトの部分斜視
図であり、図中、2,3はNR(天然ゴム)、5DR(
スチレン・ブタジェン・ゴム)、CR(クロロプレンゴ
ム)、或いはBR(ブタジェンゴム)などの単−材又は
これらを適宜ブレンドしてなる上下の接着ゴム層で、諸
接着ゴムHt2t3からなる引張部分にはポリエステル
、ナイロン、ケブラー(商品名、芳香族ポリアミド)、
或いはガラス繊維のような低伸度高強力のロープ抗張体
1が並列状に埋設されており、引張部分の下部には圧縮
部分4が間層されている。
圧縮部分4は短繊維群6を横方向に配向埋設したゴム層
からなり、本発明■ベルトの最も特徴をなす部分で、こ
の圧縮部分4中の前記短繊維群配向埋設層の下部には経
緯とも綿糸若しくは綿糸と各種合成繊維との混紡糸より
なるゴム付き平織帆布、又は経緯とも綿糸若しくは綿糸
と各種合成繊維の混紡糸よりなり交差角95〜150°
の広角度に製織したゴム付き広角度帆布からなる帆布5
が配向埋設され、その夫々の両側部はベルト側面円周方
区長手方向)に泊って一定高さHだけ屈曲露出している
帆布5の側面露出高さHは通常、該帆布5の厚みの1.
2〜5.0倍で、帆布5の露出高さが大きい程騒音防止
に対して有効であるが、製造時の制約により1.2〜5
.0倍に定められる。
このように帆布5をベルト側面に泊って屈曲露出せしめ
、繊維層のベルト側面への露出面積を増大せしめること
により■ベルトの駆動走行時に於ける騒音を防止するこ
とができ、自動車用、農機具用、一般産業用、洗濯機用
、事務機用ベルトとして好適となる。
一方、■ベルトの上面は通常、第1図の如く露出されて
いるが、前記経緯とも綿糸よりなるゴム付きバイアス帆
布、若しくはゴム付きナイロン伸縮性帆布を1〜複数層
貼着することもできる。
次に上記の如き本発明■ベルトの製造方法について述べ
る。
この方法は特に未加硫時に切断すると共にモールド溝寸
法と異なった未加硫■ベルトを形成することに特徴をも
つもので、第2図以下においてその工程を図示説明して
いる。
即ち、先ず、本発明製造方法は第1工程として第2図に
示す如き円筒状ドラムDの外周面に薄いゴム層4′と、
経緯とも綿糸若しくは綿糸と各種合成繊維の混紡糸より
なる平織帆布、又は経緯とも綿糸若しくは綿糸と各種合
成繊維の混紡糸よりなる交差角を95〜1500の広角
度に製織したバイアス帆布からなる帆布5とを貼着せし
めたゴム付き帆布を複数層、通常は2〜4プライ無端状
に巻付ける。
なお、この巻付けは図示していないが、通常はドラムD
の表面に円筒状ゴムスリーブを挿入し、その上に巻付け
るようにする。
そして、次に前記ゴム層4′と同材質のゴム、即ち、N
R,SBR,CR,BRなどの単−材若しくはこれらを
適宜ブレンドしたゴム中に各種短繊維群6を横方向に配
向埋設した一定厚みの圧縮ゴムシート4を巻付け、次い
で前記圧縮ゴム4,4′と同材質の厚みの薄い未加硫下
部接着ゴムシート3を巻付け、更にこの上に抗張体ロー
プ1を巻付けるが、この巻付けは抗張体ロープの配列状
態に影響を及ぼすため圧縮ゴム4と接着ゴム3の積層体
表面を平滑で、特に積層シート厚みは全体を均一にする
必要がある。
上記巻付けを終った接着ゴムシート3上に引続きイソシ
アネート糸長U”RFL(レゾルシン・ホルマリン・ラ
テックス)液でその表面を処理し、かつ熱延伸処理を施
したポリエステル繊維、ナイロン、ケブラー、或いはガ
ラス繊維などの如き低伸度高強力の抗張体ロープ1を一
定張力下でスパイラル状に巻付け、その上に一定厚みの
未加硫上部接着ゴムシート2、更に綿糸よりなるゴム付
きバイアス帆布、若しくはゴム付きナイロン伸縮性帆布
7を1〜複数層貼着し、第4図に示すモールドMの深さ
よりも薄い厚さ、即ち低い高さの広幅未加硫ベルト成形
体に形成することによって成形工程が完了する。
かくして成形工程完了後、次に第2の切断工程に移るが
、この工程は本発明製造方法において重要な工程で、通
常の切断態様とは異った上幅、角度で切断がなされる。
即ち、カッターCでモールド溝上幅よりO〜2關広い上
幅で、モールドの底面幅より広い底面幅を有しかつモー
ルド溝の傾斜角度よりO〜20°狭い角度で順次V形に
切断することにより後述する第3図の如きモールド溝上
幅より広幅の上面幅を有すると共に、モールドの底面幅
より広い底面幅を有し、かつ前述の如く広幅未加硫ベル
ト成形体の厚みをモールドの溝の深さより薄く、即ち、
低い高さに形成された複数本の扁平台形状未加硫Vベル
トを得る。
この時、同時に切断された断面三角形で輪状のスクラッ
プSrを発生するが、従来このスクラップSrは加硫後
切断していたため再生不可能で殆ど廃棄していたが、本
発明方法では未加硫の段階で切断しているためスクラッ
プSrは、それを構成するゴム4゜4′と帆布5との分
離を容易に行なうことができ、従って帆布5と分離され
たスクラップSr中のゴム4,4′は他の未加硫ゴムに
再度混入して再度使用することができる。
これは製造コスト(材料費)を大幅にダウンすることが
できる。
次に、前述の如くして切断して得られた第3図の未加硫
■ベルト横断面寸法と第4図のモールドMの溝様断面寸
法との関係を示せば次の如くである。
W’−(W−1−(o〜2))關 0〜20゜ θ′−〇−()=θ−(O〜10°) S’=(1,0〜1.3)S 但し、W:モールド溝上幅 θ:モールド溝傾斜角度 S:モールド溝横断面積 W′:未加硫■ベルト上幅 θ′:未加硫■ベルト傾斜角度 S′:未加硫■ベルト横断面積 このように未加硫■ベルト横断面寸法とモールドMの溝
様断面寸法を大幅に変更せしめたのは以後の加硫工程に
於て、圧縮ゴム4,4′中のゴム付き帆布5の両側部を
屈曲露出せしめるためで、ここで両者の寸法を比較横側
すると、先ず、Wが(W+O)以下、即ちW以下では加
硫■ベルトの上幅が不足し、又(W−)−2) urn
以上では加硫■ベルトの上幅が広過ぎてベルト上面両側
部にパリ(ゴムのはみ出し)を発生し品質上好ましくな
く、従って前記の如きW’−(W+(0〜2))順が好
適である。
又、傾斜角度については、θが(θ−0’)以下では未
加硫■ベルトとモールド溝との嵌合は容易であるが、加
硫時未加硫■ベルトのモールド溝側面への押圧力が作用
せず、前記圧縮ゴム中の埋設帆布の屈曲露出が不可能と
なり、又θ′が(θ−100)以上ではθ′が狭くなり
過ぎて未加硫■ベルトの底面幅が広くなり、モールドM
溝への嵌合が困難となるためθ′=θ−(0〜100)
が好適である。
尚、この場合実際の切断角度は第2図の如く二等辺三角
形状に切断するため傾斜角度θIの2倍、即ち2θ′と
なるため2θ′=2θ−(0〜20°)で切断すること
になる。
更に、両者の断面積についてはS′がSの1.0倍以下
では加硫■ベルトがボリューム不足(重量不足)を生じ
てベルト振動の原因となり、又1.3倍以上では逆にボ
リュームオーバーを生じて規格外の製品となるばかりで
なく前記のように多量のパリを生じる問題があり、s’
−、(i、o〜1.3)Sにする必要がある。
以上のような各寸法規格でカッターCにより順次切断し
て得られた未加硫■ベルトはドラムDから離され、モー
ルド溝に嵌人後次の第3の加硫工程に移る。
第5図〜第7図は本発明製造方法における加硫態様を示
す図で、第5図は未加硫■ベルト嵌合態様を示す部分横
断面図、第6図は加硫中の態様を示す部分横断面図、第
7図は加硫完了の態様を示す部分横断面図である。
第5図に於て、未加硫■ベルトはリングモールド若しく
はプレスモールドMの溝上幅より広く、かつ溝の傾斜角
度より狭く切断されているため図の如くモールドMの溝
Gには完全に嵌合せず半ば浮き上った状態でモール閏′
の■溝Gの底面に空隙部を形成して嵌合する。
この状態において次に、第6図の如く未加硫■ベルトの
外周面に円筒状ゴム製スリーブを挿入するか若しくは平
板プレスPをのせ、スリーブ若しくは平板プレスPの外
面に高圧スチームを送入すると、未加硫■ベルトは加圧
、加熱される。
この時、モールドMの■溝Gに浮き上って嵌入されてい
る未加硫■ベルトは第5図に示すようにフラットで、か
つ圧縮ゴム4,4′中に埋設されているゴム付き帆布5
、配向されている短繊維群6は倒れも真横方向に埋設配
向された状態にあるが、ゴム製スリーブ若しくは平板プ
レスPを介して高圧スチームによる加圧、加熱が進行す
るにつれ、モールドMの■溝G中に嵌入されている未加
硫■ベルトの圧縮ゴム層4,4′は流動状態を呈し、第
6図矢印方向即ち■溝Gの底面方向に向かって押圧充填
され、ゴム付き帆布5、ならびに短繊維群6もスチーム
による加圧力とモールドMの■溝G側面応力を受けて次
第に波形状を呈し、更に引続き矢印方向に押圧力が加わ
ることによって第7図の如き埋設帆布5の両側部が側面
に泊って屈曲露出した加硫■ベルトが形成される。
なお、この時、短繊維群6も波形状を呈するに至る。
次いで加硫後ゴム製スリーブ若しくは平板プレスPを取
外し、更にモールドMから加硫■ベルトを取外すことに
より、第1図の如き本発明■ベルト(ただし第1図では
上面帆布7は貼着されていない)即ち圧縮ゴム中に埋設
された帆布5の両側部がベルト側面円周方向に泊って帆
布厚みの1.2〜5.0倍の高さ程度に屈曲露出したロ
ーエツジタイプの■ベルトを得る。
以上のように、本発明は圧縮部分に埋設した1〜複数層
のゴム付き帆布の両側部を屈曲露出し、両側面の繊維層
露出面積を増大せしめた■ベルトならびにその製造方法
を提供するものであり、下記の如き顕著な効果を奏する
即ち、先ず、本発明方法によって得られた前記■ベルト
は帆布の屈曲露出により繊維層のベルト側面への露出拵
積が従来のこの種ベルトに比し大きくなり、ベルトとプ
ーリの滑りが良好で、かつベルトの引抜きも容易であっ
て駆動時の騒音を著しく減少することができると共にベ
ルト側面の耐摩耗性の向上をもたらし、各種分野への利
用性を高めると共に製造方法としても、その手法が簡単
で、かつ製造時未加硫状態でカットするため、このカッ
トによって生じるスクラップゴムを再生することができ
、従来の製造法に比し、材料コストの節減を図り、製造
コストを約30〜40%減少することができる実効を有
し、生産効率はもとより経済上、極めて有用性大なる方
法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る■ベルトの部分斜視図、第2図は
本発明に係る■ベルトの成形態様を示す部分横断面図、
第3図は本発明製法によって得られた未加硫■ベルトの
横断面図、第4図は本発明製法に使用するモールドの部
分横断面図、第5図乃至第7図は本発明製造方法の加硫
態様を示す各部分横断面図である。 1・・・・・・ロープ抗張体、2・・・・・・上部接着
ゴム層、3・・・・・・下部接着ゴム層、4・・・・・
・圧縮部分、5・・・・・・帆布、6・・・・・・短繊
維群、7・・・・・・上面帆布、D・・・・・・円筒状
ドラム、M・・・・・・モールド、C・・・・・・カッ
ター、G・・・・・・モールドの■溝、Sr・・・・・
・スクラップ、P・・・・・・プレス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧縮部分と、引張部分と、長手方向のロープ抗張体
    の巻線からなるローエツジタイプのVベルト本体におい
    て、前記圧縮部分をゴム付帆布を1〜複数層積層した帆
    布層と短繊維群を横方向に配向埋設したゴム層との積層
    により形威し、かつ、前記帆布層両側部をベルト側面円
    周方向に泊って所要高さだけ屈曲露出し、ベルト側面に
    おける帆布露出面積を大ならしめたことを特徴とする■
    ベルト。 2 圧縮部分の埋設帆布が経緯とも綿糸若しくは綿糸と
    合成繊維の混紡糸よりなる平織帆布である特許請求の範
    囲第1項記載のVベルト。 3 圧縮部分の埋設帆布が経緯とも綿糸若しくは綿糸と
    合成繊維の混紡糸よりなる広角度帆布である特許請求の
    範囲第1項記載のVベルト。 4 圧縮部分の埋設帆布の両側面の屈曲高さが帆布厚み
    の1.2〜5.0倍である特許請求の範囲第1項記載の
    Vベルト。 5 円筒状ドラムの外周面に、コム付帆布を1〜複数層
    積層し、短繊維群を横方向に配向した未加硫圧縮ゴムシ
    ート、未加硫下部接着ゴムシート、ロープ抗張体、未加
    硫上部接着ゴムシート、更にゴム付帆布を1〜複数層順
    次積層貼着してモールドの深さより薄い厚さの筒状の広
    幅未加硫ベルトを成形する第1工程と、前記未加硫ベル
    トl1ff形体を、その上幅がモールド溝上幅よりO〜
    2泪広く底面幅がモールド底面幅より広い幅で、かつV
    形切断角度がリングモールド溝の傾斜角度よりO〜20
    ’狭い角度をなし、■形横断面積がモールド溝の横断面
    積の1.0〜1.3倍の範囲でV形に切断してモールド
    の溝底面幅より広い底面幅を有し、かつモールドの溝深
    さより低い高さを有する複数本の未加硫Vベルトを得る
    第2工程と、得られた未加硫Vベルトを所定寸法溝のモ
    ールドに嵌入し、加圧、加熱して加硫する第3工程とか
    らなることを特徴とするVベルトの製造方法。
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