JPS5854105B2 - セメント原料の仮焼方法 - Google Patents

セメント原料の仮焼方法

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JPS5854105B2
JPS5854105B2 JP1836776A JP1836776A JPS5854105B2 JP S5854105 B2 JPS5854105 B2 JP S5854105B2 JP 1836776 A JP1836776 A JP 1836776A JP 1836776 A JP1836776 A JP 1836776A JP S5854105 B2 JPS5854105 B2 JP S5854105B2
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calcining
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勝 新田
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、浮遊式原料予熱機(以下単に予熱機と相称
する)と焼成炉との間に設置し、独立した燃焼装置を備
える仮焼炉において、セメント原料粉末の仮焼を行なう
ための新しい仮焼方法の提供に関する。
セメント原料の焼成には、主として、吸熱反応である石
灰石の分解(仮焼)反応と、発熱反応であるセメントク
リンカの生成反応とがあり、近代的セメント焼成装置で
は、予熱機と焼成炉との間に独立した燃焼装置を備える
仮焼炉を設置し、セメント原料粉末を焼成炉に供給する
に先立ち、仮焼炉からの排ガスを利用して予熱機内にお
いてセメント原料粉末を浮遊状態で予熱し、続いて独立
した燃焼装置を備えた気流炉または流動炉等の仮焼炉に
導入し、供給する燃料の燃焼熱により仮焼反応の大部分
をここで完了させ、この仮焼された原料を同様に独立し
た燃焼装置を備えた焼成炉に供給して、ここで残余の仮
焼反応とタリンカの生成反応を行なわせるようしている
このような仮焼炉付焼成方法は、供給燃料の燃焼を仮焼
炉と焼成炉の双方に分担させ、仮焼炉では主として仮焼
反応(石灰石の分解反応)を、また焼成炉では主として
セメントクリンカの生成反応(発熱反応)を行なわせる
ことにより、焼成炉の大型化に伴なう問題点、例えば焼
成炉での熱負荷の増大による耐火物の短寿命化等をなく
し、同時に焼成炉内容積当りの生産量の飛躍的増大を図
り、かつ長期に亘る安定運転を可能とする等の点で、他
の焼成方法に比べ、優れた効果を発揮していることは周
知の通りである。
今この仮焼炉付焼成方法の概要を図面を借りて概説する
と、第1図において、1は予熱機、2は仮焼炉、6は焼
成炉、7は冷却機であって、原料粉末は点線矢印に示す
ように、予熱機1に投入され、実線の1本線矢印に示す
ように、仮焼炉2からの排ガスを利用して、浮遊状態で
熱交換し、充分に予熱されて仮焼炉2に排出され、仮焼
炉2には、同じく実線の1本線矢印で示すように、冷却
機7において焼成炉6から排出されてくる赤熱クリンカ
と熱交換(冷却)することによって高温化した空気が、
燃焼用2次空気として導入され、更に実線の2本線矢印
に示すように仮焼炉2内に噴射される燃料(燃焼用1次
空気をも含む)の燃焼熱によ′つて、原料粉末の仮焼反
応が促進され、ここで仮焼反応の大部分が完了する。
こうして仮焼された原料粉末が次の焼成炉6に排出され
、焼成炉6内に供給された仮焼原料は、同じく実線の1
本線矢印に示すように、冷却機7からの高温空気による
燃焼用2次空気と、実線の2本線矢印に示すように、炉
6自身に供給される燃料(燃焼用1次空気をも含む)の
燃焼熱と相まって、残余の仮焼反応とクリンカ生成反応
とが行なわれ、冷却機7により冷却されて製品クリンカ
となるのである。
この仮焼炉2の構造としては、炉本体と分離槽とで構成
され、予熱機1から炉本体に供給された原料粉末が、炉
本体内での燃料の燃焼熱により仮焼反応の大部分を完了
し、排ガスに随半して分離槽に入り、ここで排ガスから
分離されて焼成炉6に排出される型式の、所謂並流型板
焼炉と、立筒内を上昇する燃焼ガスの流れに抗して、原
料粉末が落下する間に仮焼反応の大部分を完了し、立筒
下部から焼成炉6に排出される型式の、所謂向流型板焼
炉との両者が用いられていることも既知である。
尚前記工程において、焼成炉6からの高温排ガスは、図
示のように(実線1本線矢印)仮焼炉2および予熱機1
を順次通過させて、更に熱利用を計ることが多いが、仮
焼炉2における炉本体での燃焼用空気中の酸素分圧の低
下を防止する等の目的で、焼成炉6から分離槽を通して
予熱機1へ導入したり、あるいは冷却機Tからの燃焼用
2次空気の流量制御を容易にする等の目的で、仮焼炉2
で発生する燃焼ガスのみで熱交換する燃焼ガス熱交換系
統の予熱機と並列に配置した、焼成炉6からの排ガスの
みで熱交換する排ガス熱交換系統の予熱機に導入したり
、更には焼成炉6からの排ガス中に含まれるアルカリ分
の除去等を目的として、焼成炉6から直接機外に排出す
る等、種々の方法が提案されている。
しかしこのような仮焼炉付焼成方法による場合の、装置
内における原料粉末の脱炭酸度合(仮焼率)について見
ると、予熱機1から仮焼炉2に排出される原料の仮焼率
は10係前後で、仮焼炉2から焼成炉6に排出される原
料の仮焼率は70〜90係程度であり、残余の30〜1
o%程度の仮焼反応は焼成炉6内で行なわれるようにな
っており、仮焼炉付焼成方法における前述した効果が、
未だ充分に発揮されているとはいい難い。
このようにこの手段における仮焼炉での仮焼率に限界を
与える原因としては、以下の原因が考えられる。
即ち第1の原因は、燃焼ガス中の炭酸ガス分圧に関係す
る。
今この点を並流型板焼炉の場合について説明すれば、仮
焼炉の炉本体内において、燃料の燃焼反応及び原料粉末
の仮焼反応の進行と共に、燃料中の炭素分及び原料粉末
中の炭酸分が炭酸ガスとして放出され、燃焼ガス中の炭
酸ガス分圧が増加し、仮焼炉の分離槽からの排ガス中の
炭酸ガス量は、一般に容積比で25〜35%を占めてい
る。
この炭酸ガス分圧が高くなると、原料粉末の脱炭酸反応
速度と、雰囲気ガス中の炭酸ガスの再吸収反応速度との
関係から、全体として仮焼反応が著しく遅くなり、仮焼
反応の進行を促進させるために、原料粉末の加熱温度を
上昇させる手段は、原料の粘着性が増大して仮焼炉にお
ける連続安定な操業を阻害すると同時に、分離槽からの
排ガス温度も上昇し、装置の熱効率を低下させるので、
採用し難いのである。
第2の原因は、原料粉末の部分的過熱を防止しつつ、供
給燃料の燃焼を制御する困難性にある。
即ち仮焼炉2では予熱機1から排出される10係前後の
仮焼率の原料粉末を70〜90係程度の仮焼率まで進行
させるのであり、このため炉2内では全焼成装置に供給
する燃料の60%前後を燃焼させる必要があるが、仮焼
反応が高度に進行した原料粉末の場合には、僅かな過剰
燃料で急激に原料温度が上昇し、原料粉末中の低融点成
分が粘着性の強い溶融相を形成して、原料粉末の流動性
を減少させる危険性があり、同時に仮焼炉2内で多量の
燃料を燃焼させるに際し、原料の部分的過熱傾向は不可
避であり、この燃料の微細な量的制御と均一な燃焼制御
とには技術的にも困難性がある。
以上のような理由のために、原料粉末の流動性を確保し
、安定な連続操業を保証すべく、原料粉末の仮焼温度及
び仮焼率を低目に抑えざるを得ないのが実情である。
このような問題点を解決し、焼成炉6への供給原料の仮
焼率を更に向上させるために、多くの提案がなされてい
るが、何れも実効に乏しいうらみがある。
その1例として、例えば原料粉末と焼成炉6からの排ガ
スとの熱交換を行なう排気ガス予熱系統及び原料粉末と
仮焼炉2で発生させた燃焼ガスとの熱交換を行なう燃焼
ガス予熱系統とを並列に配置した予熱機1を用い、炭酸
ガスを含む焼成炉6からの排ガスを仮焼炉2に導入しな
いことにより、仮焼炉2における炭酸ガス分圧の低下を
計るようにした手段(特開昭49−4715号)もある
が、熱効率の面で排ガス顕熱を少なくする点から過剰空
気を少なくすることが望ましく、同時に仮焼炉内では多
量の仮焼反応を行なわせるものであるから、大量の炭酸
ガスが放出されて、炭酸ガス分圧を低下させる目的には
効果が少ないばかりでなく、多量の燃料の燃焼制御とい
う点では、何等解決が計られていないのである。
本発明は以上のような仮焼炉付焼成方法において、特に
その仮焼方法における問題点を解決し、焼成炉への供給
原料の仮焼率を高度に向上させ得る新しい仮焼方法を提
供しようとするものであって、第1の発明はセメント原
料を順次、予熱工程、仮焼工程、焼成工程、冷却工程を
経てセメントクリンカに焼成するに際し、仮焼工程を個
別に燃焼器を配設した複数の仮焼帯で行なうものであっ
て、冷却工程からの燃焼用空気の全量を、原料の流れる
方向にみて最後段の仮焼帯に導入すると共に、仮焼帯の
排ガスを順次その前段の仮焼帯または予熱工程に導入し
、更に、複数の仮焼帯に供給する燃料の量を原料の流れ
る方向に対して順次小さくした点を特徴とし、 第2の発明はセメント原料を順次、予熱工程、仮焼工程
、焼成工程、冷却工程を経てセメントクリンカに焼成す
るに際し、仮焼工程を個別に燃焼器を配設した複数の仮
焼帯で行なうものであって、冷却工程からの燃焼用空気
を、原料の流れる方向にみて最後段の仮焼帯を含む単数
または複数の仮焼帯に導入すると共に、仮焼帯の排ガス
を順次その前段の仮焼帯または予熱工程に導入する他、
焼成工程の排ガスを最後段より前段の仮焼帯に導入し、
更に、複数の仮焼帯に供給する燃料の量を原料の流れる
方向に対して順次小さくした点を特徴とする。
以下図示の実施例に基いて本発明方法を詳述すると、第
2図Iに示したものは、第1図と同様に予熱機1、焼成
炉6及び冷却機1を具備し、予熱機1と焼成炉6間に仮
焼炉を介入させるセメントクリンカ焼成装置において、
仮焼炉2になる仮焼工程に代って、図例では複数の仮焼
帯として2個の仮焼帯4,5を用いた仮焼工程3を用い
るのである。
ここで本発明における仮焼帯4,5とは、従来の炉本体
と分離槽による仮焼炉そのものを意味する場合と、1箇
の仮焼炉を複数に区分したものの1つを意味する場合と
の両者を含むものである。
即ち第2図Hに示すように、炉本体と分離槽による仮焼
炉を便宜上Nとした場合、1個の仮焼炉Nをl箇の仮焼
帯として、これを複数個別設する場合と、同図■に示す
ように1個の仮焼炉Nを複数に区分して夫々(nIXn
2)以下とし、その区分された1箇の(n)を仮焼帯と
する場合と、同図■に示すように、複数に区分された(
nrXn2)以下をもっ仮焼炉Nを複数筒別設する場合
とを含むものである。
本発明ではこのように複数の仮焼帯4,5・・・・・・
を用いて仮焼工程3を構成すると共に、これらの各仮焼
帯に夫々燃焼器を具備させるのであり、第2図において
実線の2本線矢印がそれを示している。
従って第2図■、■の場合(ロ)に対して夫々独立した
燃焼器が付設されるのであり、またこれらの仮焼帯4,
5・・・・・・の型式は、先に説示し、た並流型板焼炉
、向流型板焼炉の何れの型式でもよいと共に、燃焼器の
型式、取付は方、数は自由に設計できることは勿論であ
る。
第2図実施例において、点線矢印はセメント原料粉末の
進行方向を示しており、実線の1本線矢印は空気または
燃焼ガスの流れ方向を示しており、また実線の2本線矢
印はこの場合各仮焼帯4,5及び焼成炉6に具備される
燃焼器(燃料及び燃焼用1次空気の供給装置)を示して
いるが、このように複数の仮焼帯4,5による仮焼工程
3及び全体のセメントクリンカ焼成工程は、以下のよう
にして行なわれる。
即ちセメント原料粉末は予熱機1に投入され、仮焼帯4
を第1仮焼帯とし、仮焼帯5を第2仮焼帯とした場合、
予熱機1に投入された原料粉末は、第1仮焼帯4からの
燃焼排ガスを利用して、浮遊状態で熱交換され、充分に
予熱されて第1仮焼帯4に排出され、第1仮焼帯4には
、第2仮焼帯5からの未だ充分に酸素を含んだ燃焼排ガ
スを導入し、第1仮焼帯4内へ付属の燃焼器(実線の2
本線矢印)から多量に噴射される燃料の燃焼と相まって
、高炭酸ガス分圧の下に、予熱機1からの予熱原料の大
部分を仮焼し、この1次仮焼原料が第2仮焼帯5へ排出
される。
この第2仮焼帯5には、冷却機7において焼成炉6から
排出される赤熱クリンカと熱交換した高温空気を、燃焼
用2次空気として導入し、第2仮焼帯5内へ付属の燃焼
器(実線の2本線矢印)から、少量噴射される燃料を高
過剰空気の存在の下に燃焼させることにより、燃料及び
原料から放出する炭酸ガス量を最少限にとどめて、低炭
酸ガス分圧の下に原料温度を低く保ちつつ、更に高度に
2次仮焼反応を進行させ、こうして段階的に仮焼反応を
進行かつ終了させた原料粉末が焼成炉6に排出される。
この焼成炉6内に供給された高度に仮焼済みの原料粉末
は、同様に冷却機Iからの燃焼用高温2次空気を使用し
た燃料の燃焼熱により、この炉内において主としてクリ
ンカ生成反応のみが行なわれ、冷却機γにおいて冷却処
理されて製品となるのである。
このさい焼成炉6からの高温燃焼排ガスは、図示では第
1仮焼帯4に導入されて、その熱利用を計るようにして
いる。
勿論この第2図実施例における仮焼工程3の仮焼は1例
であるが、以上の説明より明らかなように本発明では、
その仮焼工程3を複数の仮焼帯で構成することにより、
原料粉末の仮焼の進行度合に応じて、各仮焼帯における
仮焼条件を任意に選定でき、その仮焼工程の段階的制御
を可能とすることによって、その仮焼促進に大きく寄与
できるのである。
例えば仮焼の可成り進んだ仮焼帯では、低炭酸ガス(C
O2)空気を送り込んで、低CO2雰囲気中で仮焼を更
に効果的に促進させたり、あるいは各仮焼帯における仮
焼温度を、その仮焼帯に夫々具備した専用の燃焼器から
の供給熱量を制御することによって、各仮焼帯における
原料の進行度合に応じて、自在に選定し、かつ制御でき
るのである。
また、第2図に示した実施例における仮焼工程3におい
て、2つの仮焼帯4,5を用い、原料仮焼の進行方向に
第1仮焼帯4、第2仮焼帯5とし、第1仮焼帝4には第
2仮焼帝5からの燃焼排ガスを、また第2仮焼帯5には
冷却工程からの高温空気を導入するように、その空気及
び排ガスの出所を特定したものであるが、本発明方法は
、以下の各実施例に示すような仮焼工程をも包含するも
のであり、これら各実施例について以下簡単に説示する
即ち第3図に示したものでは、第2図実施例と同様に、
第1仮焼帯4第2仮焼帯5を用いているが、冷却機7で
の熱交換によって生じる高温空気の一部を、第2仮焼帯
5への導入路よりバイパスして、第1仮焼帯4にも導入
するようにした点で相違するが、この場合第2仮焼帯5
での炭酸ガス分圧は上昇するが、第2仮焼帝5での原料
粉末の仮焼反応に著しい悪影響を及ぼさない範囲に、高
温空気のバイパス量を選定すればよく、この型式によれ
ば、第2仮焼帯5を通過するガス量が減少するので、第
2仮焼帯5における炉構造を小型化できる利点がある。
第4図に示した実施例では、第2図実施例と相違して、
焼成炉6からの燃焼排ガスを、第2仮焼帯5に導入して
いるが、この型式は焼成炉6からの燃焼排ガス量が著し
く僅少な場合に適用することができ、焼成炉6からの燃
焼排ガス導入用ダクトが短かくて済み、装置における機
器配置が単純化される利点がある。
また第5図に示した実施例では、その仮焼工程3の構成
に当り、3箇の仮焼帯51,52,53を、原料粉末の
進む方向に第1仮焼帯51、第2仮焼帯52、第3仮焼
帯53の順に配設したものであり、各仮焼帯5L52,
53に夫々燃焼器(実線の2本線矢印)を具備すると共
に、第1仮焼帯51には第2仮焼帯52からの燃焼排ガ
スを導入し、第2仮焼帯52には第3仮焼帯53からの
燃焼排ガスと焼成炉6からの燃焼排ガスを導入し、第3
仮焼帯53には冷却機Iからの高温空気を導入するよう
にしたものであり、この型式によれば、原料粉末の仮焼
反応が第1仮焼帯51.第2仮焼帯52、第3仮焼帯5
3へと順次進行するに伴ない、その各雰囲気ガス中の炭
酸ガス分圧が順次減少するので、仮焼反応の進行状況に
適した夫々の雰囲気ガス中において、仮焼反応をより高
度に進行させることが可能である。
以上のように本発明による複数の仮焼帯構成による仮焼
工程は、各実施例に示すように自在な仮焼制御が可能で
あり、従来の1箇の仮焼炉2による仮焼工程に比し、各
仮焼帯における仮焼条件を任意に選定でき、その仮焼工
程の状況に応じた多段階な制御が容易であり、仮焼の効
果的な区分促進が技術的困難を伴なうことなく、容易に
実施できるのである。
第6図及び第7図に例示したものは、第2図実施例の具
体的な構成例を示したものであり、第6図は並流型板焼
炉を用い、かつ第2図■に説示した1箇の仮焼炉Nを複
数筒に区分し、その区分された(nt)(n2)以下の
1つづつを1箇の仮焼帯として用いた型式のものであり
、この具体例では1つの仮焼炉Nを2個の区分(nt)
(n2)に分って、夫々を1つの仮焼帯としたものであ
る。
同図において、実線矢印は燃焼排ガスまたは燃焼用2次
空気の流れを示し、点線矢印は原料粉末の流れを示して
いるが、10は排ガス誘引用通風機を示し、予熱機1(
予熱工程)はサイクロン11.12,13によって構成
され、仮焼工程3はl箇の仮焼炉(炉本体と分離槽)に
おける炉本体を2箇に区分して形成した第1仮焼帯15
、第2仮焼帯16と分離槽14とから構成され、これら
仮焼帯15,16には夫々燃焼器17.18が具備され
、焼成炉6は回転式焼成炉21を用いたものである。
原料粉末はサイクロン12とサイクロン11とを接続す
るダクト内に投入され、通風機10によって誘引され、
サイクロン12を出て上昇する熱ガスに吹き上げられ、
サイクロン11へ流入する間に熱交換し、サイクロン1
1において熱ガスから分離されて下段に落下し、順次同
様の過程でサイクロン12、サイクロン13と導かれる
間に、充分に予熱されて仮焼工程3を司どる図示の分離
槽14及び第11第2仮焼帯15,16による仮焼炉へ
排出されるのである。
図示のように仮焼炉は、夫々円形断面を有し、互いに同
心に配置して共通の開口20によって連通ずる上方の第
1仮焼帯15及び下方の第2仮焼帯16と、第1仮焼帯
15の上部から分離槽14に連通ずる燃焼排ガス導入用
ダクト(図示は省略して実績矢印で代替する)、第1仮
焼帯15の側壁に開口する予熱機1の最下段サイクロン
13からの原料粉末供給管(点線矢印)、分離槽14か
らの1次仮焼原料を第2仮焼帯16に導入するための原
料粉末導管(点線矢印)、ホッパー状に構成された第2
仮焼帯16の下部より入口端環22を通して焼成炉21
に連通ずる原料粉末排出管(点線矢印)、第2仮焼帯1
6の側壁面に接線方向に開口し、図示省略しであるが冷
却機Iと連結する高温空気導入用ダクト等によって構成
され、また第1仮焼帯15の周側下部には、焼成炉21
の入口端環22からの燃焼排ガス導管が接線方向に接続
開口され(実線矢印)、場合によっては、予熱機1側の
最下段サイクロン13からの原料粉末供給管を、第1仮
焼帯15の側壁に開口させる代りに、前記焼成炉21か
らの燃焼排ガス導管側に開口させることも可能であり、
尚前記した第1仮焼帯15第2仮焼帯16における夫々
の燃焼器17.18において、第2仮焼帯16への燃焼
器18は、第1仮焼帯15への燃焼器11よりも、その
容量を小さくするものである。
前記構成において、第2仮焼帯16からの未だ充分に燃
焼用の酸素を含んだ排ガスは、第1仮焼帯15へ共通の
開口20を通過して旋回状に導入され、これと同方向ま
たは逆方向の旋回流を形成するように、接線方向に導入
される焼成炉21からの高温排ガスと共に、第1仮焼帯
15の中心部には、第2仮焼帯16からの酸素含有排ガ
スが、また周壁部には焼成炉21からの高温排ガスの旋
回流が形成され、予熱機1側の最下段サイクロン13よ
り第1仮焼帯15の側壁へ供給されるか、あるいは焼成
炉21からの高温排ガスと共に第1仮焼帯15へ流入す
る予熱原料粉末は、第1仮焼帯15内に燃焼器17より
多量に噴射される燃料の燃焼熱によって、高炭酸ガス分
圧の下にその大部分の仮焼反応が好適に行なわれ、第1
仮焼帯15の上部より分離槽14へ導入され、分離槽1
4では1次仮焼原料が排ガス流と分離されて、排ガスは
予熱機1側の最下段サイクロン13に、また1次仮焼原
料は第2仮焼帯16へ夫々導入されることになる。
この第2仮焼帯16では、その下部がホッパー状に形成
され、上部の第1仮焼帯15とはその開口20の境界に
、環状突起19を設けたサイクロン状とされており、第
2仮焼帯16には冷却器I(図示省略)において赤熱ク
リンカと熱交換された高温空気が、燃焼用2次空気とし
て接線方向から導入されて旋回流を形成しているので、
第1仮焼帯15からの1次仮焼原料は、この第2仮焼帯
16内で、その燃焼器18より少量噴射される燃料の、
高温空気の存在下での燃焼熱によって、低炭酸ガス分圧
の下に原料温度を低く保ちつつ、更に高度を仮焼反応が
好適に進行し、実質的に仮焼反応の全てを終了した原料
粉末は、第2仮焼帯16の下部より入口端覆22をへて
焼成炉21に排出され、ここでは主としてクリンカ生成
反応が進行し、かくして冷却機による冷却工程をへて製
品となるのである。
第7図に示した実施例は、その仮焼帯の複数個の構成に
当り、第2図Hに例示した仮焼炉そのものを仮焼帯とし
て、複数個(図例では2個である)配設して用いる型式
のものであり、2個の独立した並流型板焼炉を使用した
具体例で、第6図と同一符号は同一部材を示し、点線矢
印は原料粉末の進行方向、実線矢印は燃焼排ガス及び空
気の進行方向を示しているが、この実施例の場合は、夫
々独立した分離槽14,23を有する第1仮焼帯15第
2仮焼帯16とから構成する点のみで相違し、その仮焼
工程3における仮焼の段階的促進は、第6図の場合と略
同様であるが、この型式にすると圧力損失の点、また構
成要素の増加とそれに伴なう装置全体の高さがより高く
なる点において相違する。
これらの第6,7図において用いる焼成炉6側の炉型式
は、例えばロータリーキルンまたは流動焙焼炉等を使用
するのが好適である。
以上述べた各実施例において、第2図及び第6図に基い
て総括的にその特徴的な作用と効果について再設すると
、第1仮焼帯4,15では、原料の局部的加熱と、流動
性の低下に基づく操業上の障害を伴なわない範囲、即ち
従来の単一仮焼炉におけると同程度の仮焼率(70〜9
0%程度)以下に1次仮焼し、次いで第2仮焼帯5,1
6では、原料粉末が実質的に仮焼反応を終了する程度、
即ち仮焼率が90係以上となるように仮焼反応を分担さ
せるのである。
このために第2仮焼帯5,16へ供給を必要とする燃料
の量は、第2仮焼帯5゜16内で分担する仮焼反応の割
合及び冷却機γよりの燃焼用高温2次空気の量及び温度
等にも関係するが、一般には全焼成装置に供給する熱量
の10係程度以下でよく、また第2仮焼帯5,16から
の燃焼排ガス中に含まれる炭酸ガスの容積比率は、上記
要因の他に原料及び燃料の組成にも関係するが、燃料及
び原料から発生する炭酸ガス量が僅かであるため、一般
に10係程度以下に低減されるのである。
尚第1仮焼帯4,15に導入される第2仮焼帯5.16
からの燃焼排ガス中の酸素弁は、15〜ls%程度の容
積比を占め、これに焼成工程側の焼成炉6,21からの
燃料排ガスを混合した場合においても、12〜15係程
度の容積比を占めるので、何れの場合においても、第1
仮焼帯4,15での燃焼に充分利用できるのである。
即ち本発明の複数の仮焼帯による仮焼工程の実施によっ
て、その複数の仮焼帯において、セメント原料の仮焼反
応の進行度合に応じて、各仮焼帯の仮焼条件を任意に選
定できるのであり、各仮焼帯における最適の制御により
、仮焼の促進に大きな効果を生じるのであり、しかも各
仮焼帯における仮焼温度は、夫々の仮焼帯に個々に具備
させた燃焼器により、自由に制御でき、微細かつ段階的
な区分制御が容易であり、連続する各仮焼帯において、
順次低炭酸ガス分圧の下に仮焼反応を行なわせることが
でき、従来方法と同程度の原料温度で実質的にその仮焼
反応を充分に完結させることができ、原料の部分的過熱
を防止しつつ、燃料の量的制御と燃焼状態の制御とを容
易に行なうことができ、従来よりも効率よくその仮焼を
行なえるのであり、仮焼炉付焼成方法における効果を更
に一段と向上させることができるものとして優れたもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の仮焼炉付焼成方法における原料、燃焼用
空気並ひに排ガス等の流れを示した系統図、第2図は本
発明による2個の仮焼帯を具備した実施例の同様系統図
、第3.4.5図は何れも本発明による他の実施例の同
様系統図、第6図は第2図実施例の具体的構成1例を示
す要部切欠の系統図、第7図も第2図実施例の別の具体
的構成1例を示す同様系統図である。 1・・・・・・予熱機、2・・・・・・仮焼炉、3・・
・・・・仮焼工程、4.5・・・・・・仮焼帯、6・・
・・・・焼成炉、7・・・・・・冷却機、10・・・・
・・通風機、11,12,13・・・・・・サイクロン
、14,23・・・・・分離槽、15,16・・・・・
・第1、第2仮焼帯、1γ、18・・・・・・燃焼器、
21・・・・・・焼成炉。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セメント原料を順次、予熱工程、仮焼工程、焼成工
    程、冷却工程を経てセメントクリンカに焼成するに際し
    、仮焼工程を個別に燃焼器を配設した複数の仮焼帯で行
    なうものであって、冷却工程からの燃焼用空気の全量を
    、原料の流れる方向にみて最後段の仮焼帯に導入すると
    共に、仮焼帯の排ガスを順次その前段の仮焼帯または予
    熱工程に導入し、更に、複数の仮焼帯に供給する燃料の
    量を原料の流れる方向に対して順次小さくしたことを特
    徴とするセメント原料の仮焼方法。 2 セメント原料を順次、予熱工程、仮焼工程、焼成工
    程、冷却工程を経てセメントクリンカに焼成するに際し
    、仮焼工程を個別に燃焼器を配設した複数の仮焼帯で行
    なうものであって、冷却工程からの燃焼用空気を、原料
    の流れる方向にみて最後段の仮焼帯を含む単数または複
    数の仮焼帯に導入すると共に、仮焼帯の排ガスを順次そ
    の前段の仮焼帯または予熱工程に導入する他、焼成工程
    の排ガスを最後段より前段の仮焼帯に導入し、更に、複
    数の仮焼帯に供給する燃料の量を、原料の流れる方向に
    対して順次小さくしたことを特徴とするセメント原料の
    仮焼方法。
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JPS6051642A (ja) * 1983-08-30 1985-03-23 株式会社神戸製鋼所 セメント原料粉末の仮焼方法
DK174307B1 (da) * 2000-08-24 2002-12-02 Smidth & Co As F L Fremgangsmåde samt anlæg til fremstilling af cementklinker.

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