JPS58636B2 - 原子炉の出力上昇制御装置 - Google Patents

原子炉の出力上昇制御装置

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JPS58636B2
JPS58636B2 JP51057828A JP5782876A JPS58636B2 JP S58636 B2 JPS58636 B2 JP S58636B2 JP 51057828 A JP51057828 A JP 51057828A JP 5782876 A JP5782876 A JP 5782876A JP S58636 B2 JPS58636 B2 JP S58636B2
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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原子炉特に液体減速形原子炉の出力上昇制御装
置に関するものである。
毒物を含有した液体減速材を使用する形式の原子炉とし
ては、現用の加圧水彩軽水減速原子炉や、重水減速軽水
冷却形原子炉が挙げられるが、重水を減速材として使用
する形式の原子炉は黙約として天然ウランを使用でき、
転換率も良いので次代の発電用原子炉として現在、我国
で開発が進められている。
重水減速軽水冷却形の発電用原子炉の開発に際して現在
問題とされているのは出力上昇運転時の出力制御方法で
ある。
よく知られているように、この形式の原子炉は出力係数
が比較的小さく、また、核反応により生じるキセノンの
濃度変化によって出力変動を生じやすい性質を有してい
るので、この原子炉に安定したゆるやかな出力上昇運転
を行わせることは困難であろうと考えられていた。
従来、この形式の原子炉、特に重水減速沸騰軽水冷却形
原子炉、の出力上昇運転時における出力制御方法として
は次の三種の方法が考えられていた。
すなわち、(i)B4Cから成る制御棒を炉心から少し
ずつ引き出すことにより、出力を上昇させる方法。
(ii)重水減速材中から毒物(ボロン等)を除去して
出力を上昇させる方法。
(iii)重水減速材の炉心水位を上昇することにより
、出力を上昇させる方法。
が実用的であると考えられてきた。
しかしながら、本発明者の研究等によれば、これらの出
力上昇法にはそれぞれ次のような欠点があって、これら
の出力制御方法単独では高い信頼性と長い寿命とを要求
される発電用原子炉に適した出力上昇制御法となり得な
いことが判ってきた。
上記(i)の方法における欠点は制御棒の炉心からの引
き抜きによって制御棒先端附近の中性子束が大きく変化
し、その結果、隣接する熱料枠の出力が急激に増大する
ことである。
これは制御棒の材質に基因するものであり、B4Cの如
き中性子吸収効果の大きい材料で作られた制御棒を使用
している前記形式の原子炉に特有の欠点である。
このように炉心の局部出力変化が大きいと、燃料の破損
確率も増大し、原子炉の経済性や安全性も低下するので
、前記形式の原子炉の出力上昇運転時の出力制御方法と
してこの方法を単独で使用することは問題がある。
第1図は前記形式の原子炉に於て上記(i)の方法を出
力制御法として採用した場合の出力変化を一例として示
すものであり、制御棒を1ノツチだけ炉心から引き抜い
た時の隣接する核燃料の相対出力変化(炉心出力平均値
を1.0にとって表したもの)を示している。
第1図に於て横軸は炉心の軸方向出力分布相対値を示し
、縦軸は炉心の軸方向位置を示すもので炉心軸方向長さ
を16等分して座標としである。
また、図上、実線で示される曲線は制御棒を8ノツチだ
け炉心に挿入した場合の炉心軸方向における出力分布を
示し、破線の曲線は1ノツチだけ多い9ノツチ分、制御
棒を炉心に挿入した場合の炉心軸方向出力分布を示す。
第1図から判るように、同一軸方向位置における出力変
化は図中lで示されるように極めて大きく、しかも出力
分布のばらつきも炉心軸方向に沿って極めて大きい。
このように、B4C材からなる制御棒の炉心からの引抜
き操作によっては出力変動率が極めて大きくなるので燃
料の破損確率が急増し、好ましくない。
実験によれば、B4C材から成る制御棒の炉心からの引
抜きによって前記原子炉の出力上昇を行った場合の出力
上昇率は安全な出力上昇基準値の10倍近くの大きさに
達することが判っている。
上記(ii)の方法における欠点は液体減速材中の毒物
除去後にその効果が炉心中に伝達される時間遅れが大き
いことであり、制御棒操作による出力制御法に較べて応
答性が極めて悪いことである。
従って、炉心の燃料体中に蓄積されたキセノンの濃度の
過度的変化に基因する出力変動を制御することができず
、この点に於て、この方法単独で前記形式の原子炉の出
力制御を行うことは不可能である。
しかしながら、この方法のよい点は減速材中から毒物を
除去しても出力分布が殆んど変化せず、従って燃料の破
損確率が上昇する恐れが全くないことである。
第2図は減速材中の毒物除去による出力制御方法の欠点
を説明するための図であり、毒物除去を一定時間間隔で
行って(たとえば一時間間隔)出力上昇を行った場合の
シミュレーションの結果を示す。
第2図に於て横軸は出力上昇開始時からの経過時間、縦
軸は原子炉の出力比及び炉心のキセノン濃度を表す。
また、実線の曲線Aは原子炉の出力変化、破線の曲線B
は炉心におけるキセノン濃度の変化を示す。
この図から、キセノン濃度の過度的減少に伴って原子炉
出力は急激に上昇するが、キセノン濃度の上昇とともに
原子炉出力も急激に下降してしまうことが判るであろう
従って、キャノン濃度の過度的変化に応じて毒物除去、
もしくは毒物添加を迅速に行う必要があるが、毒物除去
もしくは毒物添加の効果は前記したように相当なタイム
ラグの後に現れてくるのに反して、炉心におけるキセノ
ン濃度の変化はそれよりも早いので、この方法単独では
応答の早い出力制御を行うことは困難である。
前記(iii)の方法はB4C制御棒による出力制御法
はどは炉心出力分布の変動を引き起さないが、減速材の
液面近傍の燃料の局所的出力増大を招来する傾向があり
、この点に関してこの方法単独では前記形成炉の原子炉
の出力制御法として好ましないと言える。
特に、この方法によると、減速材液面が上下動されるた
め、燃料及び燃料を包囲しているカランドリア管が減速
材の液面上に露出するので、放射線遮蔽の点からも、ま
たカランドリア管の冷却の点からも、望ましくない問題
を生じる恐れがある。
本発明の目的は、炉心出力分布の変動を抑制し、しかも
原子炉出力上昇時の燃料破損を防止することにある。
本発明の特徴は、液体ポイズン濃度を調節して原子炉出
力を所定の出力上昇率にて上昇させ、原子炉出力が出力
上昇率の所定の範囲からずれる時、原子炉出力を所定範
囲内の出力上昇率に保つように中性子吸収材としてステ
ンレス鋼を用いた制御棒を操作することにある。
本発明者は前記の如き種々の出力制御法の特性を検討し
再評価をなしていく過程に於て、本発明の如き出力制御
方法が前記形式の原子炉を実用的発電炉として使用する
際に最適な方法であることを見出した。
そして、本発明は液体減速形原子炉のうち、比較的中性
子吸収断面積の小さい材料から成る制御棒を具備した原
子炉に対して特に有効であることから、本発明は、この
ような形式の原子炉の出力上昇制御装置を提供するもの
である。
次に、第3図及び第4図を参照して本発明の基礎となる
事実について説明する。
一般に、ステンレス鋼(鋼種5US)等のように比較的
小さい中性子吸収断面積を有する材料で制御棒を製作し
た場合、その制御棒の操作による炉心出力分布の変化は
、従来のB4C材製の制御棒の操作によるそれよりもは
るかに小さく、たとえば第3図に示される通りである。
第3図に於て、横軸は炉心軸方向出力分布の相対値(炉
心出力平均値を1.0にとって示しである)を示し、縦
軸は炉心の軸方向位置を16等分して座標としである。
第3図に於て実線の曲線はSUS鋼製制御棒を炉心に8
ノツチ挿入した場合の出力分布を示し、破線の曲線は同
制御棒を炉心に9ノツチ挿入した場合の出力分布を示す
この図から判るように、制御棒の1ノツチ挿入分による
出力分布の変動(第3図に於て各曲線上の同一高さ位置
の対応点間の水平距離)は第1図のそれに較べて極めて
小さい。
このことは、ステンレス鋼等から成る制御棒が従来のB
4C製制御棒に比してその操作により炉心出力分布に大
きな変動を与えないということを意味する。
そして、このことはステンレス鋼のみならず、他の中性
子吸収断面積の小さい材料製の制御棒によっても同じ効
果が得られることをも意味している。
一方、前記のステンレス鋼製の制御棒による出力制御法
を含め、前記公知の種々の出力制御法による特性を比較
すると第4図の如き線図が得られる。
第4図は横軸に総出力の変化百分率をとり、縦軸に炉心
の局部出力の変化百分率をとって、前記各出力制御法が
総出力に対して局所出力に及ぼす影響を比較図示したも
のである。
この図から判るように、線Cで表示されるB4C材製制
御棒による出力制御法は横軸に対して最も大きな傾きを
有し、線りで表示されるステンレス鋼製制御棒による出
力制御法は第二番目に大きな傾き角度を有し、第三番目
の傾き角度を有する線Eは前記(iii)の重水減速材
の液面変化による出力制御法により得られ、最も小さい
傾き角度を生ずる線Fは前記(ii)の減速材中の毒物
除去による出力制御法により得られる。
この事実から、前記五種の出力制御法のうち、原子炉の
出力上昇運転中に炉心出力分布に変動を与えない出力制
御法は液体減速材中の毒物を除去していく出力制御法で
あることが判る。
因みに第4図に於て各線の勾配は、線Cが2.8、線り
が1.7、線Eが1.4、線Eが1.0であり、このこ
とから、液体減速材中の毒物を除去していく出力制御法
によると、総出力変化の割合に対して局所出力変化は1
:1に対応し、従って、この出力制御法によれば、原子
炉の出力上昇運転中に殆んど局所出力変化を生じないこ
とが推論される。
従って、第4図に示された各種出力制御法の特性比較か
ら前記原子炉の出力上昇運転時の出力制御法としては、
液体減速材中から毒物を除去していく方式の出力制御法
が最も適していることが結論づけられるのである。
他方、局所出力の変動の補償のためには成るべく小さな
局所出力変動を生じやすく、しかも応答の早い出力制御
法が望ましく、この目的に対しては減速材水位の制御に
よる出力制御法よりは制御棒操作による出力制御法が適
しているが、前記したようにB4C製制御棒は中性子吸
収能力が高すぎるため、炉心出力分布に過大な変動を生
ぜしめ易く、局所出力の微小な制御が困難になるという
欠点を有している。
従って、以上の検討から、前記形式の原子炉の出力上昇
運転の出力制御法として、全体の出力上昇制御を減速材
中の毒物除去に基づく出力制御法で行ないつつ、局部出
力変動を中性子吸収能の低い制御棒の操作で補償するこ
とにより、前記原子炉における極めて安定な出力上昇運
転が可能になると結論される。
本発明は以上の検討と事実とに基づいてなされたもので
あり、以下に添附図面の第5図乃至第7図を参照して本
発明の実施例について説明する。
第5図は本発明を実施するための装置と本発明が適用さ
れる原子炉の一部とを示す概略図である。
第5図に於て、符号は重水減速沸騰軽水冷却形原子炉の
炉心を構成するカランドリアタンクを表し、このカラン
ドリアタンク1内には減速材たる重水2が満されている
カランドリアタンク1内にはそれを上下に貫通してカラ
ンドリア管すなわち圧力管3が延在し、この圧力管3内
には核燃刺体4が挿入されるとともに圧力管3の下方か
ら上方に向って該圧力管3内を軽水冷却材が圧送されて
いる。
カランドリアタンク1内にはまた、軸方向に沿って数個
のノズルを有する重水入口管5が配置され、この重水入
口管5の入口端はカランドリアタンク1の外部の重水循
環管路すなわち重水循環ループ6に接続されている。
重水循環ループ6の他端はカランドリアタンク1の底面
に開口し、カランドリアタンク1内の重水を該ループ6
内に導くようになっている。
重水循環ループ6は、重水入口管5の入口の上流側に設
けられた第一のバイパス管路7と、カランドリアタンク
1の底部の下流側に設けられた第二のバイパス管路8と
を有しており、第一のバイパス管路7には毒物除去塔9
と一対の制御弁10,10とが設けられ、第二のバイパ
ス管路8には重水浄化器11と弁12とが設けられてい
る。
そして更に、該重水循環ループ6には、第一のバイパス
管路7の上流側に毒物溶解槽13と弁14とが接続され
るとともに、第二のバイパス管路8の上流側に重水循環
ポンプ15が設けられている。
カランドリアタンク1内にはカランドリア管3に隣接し
て制御棒16が配置され、この制御棒16は公知の制御
棒駆動機構17に機械的に連結されている。
この制御棒16は中性子吸収断面積の比較的小さいステ
ンレス鋼で構成されているものである。
即ち、燃料破損を生じない出力変化を示す程度の中性子
吸収断面積を有する素材から構成されている。
カランドリアタンク1内には更に、公知の中性子計測器
18が配置され、これは公知の出力変換器19に電気的
に接続されている。
以上に説明された部分のうち、毒物除去塔9とその前後
に設けられた制御弁10,10はこれから説明する本発
明装置の一部を成す構成要素であるが、他の部分は公知
の重水減速沸騰軽水冷却形原子炉の構成部分もしくはそ
の附属装置である。
本発明装置は、原子炉の出力上昇運転時における出力上
昇率上限値と同下限値とを設定する出力上昇率設定器2
0、出力変換器19の出力信号に基づいて単位時間(た
とえば毎分当りの)当り出力を演算する単位時間出力演
算器27、前記出力上昇率設定器20から印加される設
定出力信号と単位時間出力演算器27の出力信号とを比
較する出力判定器21、出力判定器21の出力信号が印
加される制御棒駆動信号発生器22、前記制御棒駆動信
号発生器22の出力信号に基づいて制御棒駆動機構17
をある操作シーケンスに従って駆動させる制御棒操作シ
ーケンス指示装置23、前記制御棒駆動信号発生器22
の出力信号に基づいて制御棒駆動時間を演算し、且つ、
それを記憶する制御棒駆動時間記憶装置24、前記制御
棒駆動時間記憶装置24の前記記憶値と別に設定された
前記毒物除去塔9の作動時間及びその作動間隔とが入力
され、前記記憶値により前記作動時間及び作動間隔を修
正し、これを記憶する毒物除去塔作動時間及び作動間隔
記憶装置25、前記毒物除去塔作動時間及び作動間隔記
憶装置の出力信号により駆動される毒物除去塔作動信号
発生器26、前記毒物除去塔作動信号発生器26の出力
信号に応じて所定の時間及び時間間隔で開閉される前記
弁10、を有している。
次に、本発明装置の機能と作動を明らかにするために、
前記の構成要素について更に詳細に説明する。
出力上昇率設定器20は原子炉の出力上昇運転時の出力
上限値PUと出力下限値PLとを設定してこれを出力判
定器21に入力するための装置である。
一般に出力上昇運転中、原子炉出力は運転時間に一次比
例して直線的に増加することが望ましいが、実際にはこ
のようなことは不可能であるから、たとえば第6図に示
されるようにある上限値PUと下限値PLとの間で変動
しながら全体として運転時間に一次比例して出力増加が
行なわれるように制御できればよい。
従って、上限値PUと下限値PLとは時間tの一次関数
として表わされ、PU=mt+a、PL=mtとして与
えられる。
ここに、m、a、原子炉の容量や特性を考慮して定めら
れる定数である。
(第6図に於て横軸は出力上昇運転開始後の経過時間、
縦軸は原子炉熱出力百分率である。
)PU、PLを前記の如き一次式に定めた場合、出力上
昇率設定器20には定数m、aが手動で設定され、該出
力上昇率設定器20からはPU。
PLが出力判定器21に向けて出力される。
出力判定器21は単位時間出力演算器27から入力され
る原子炉単位時間出力Pとこれらの設定値PU、PLと
を比較し、もしPが第7図にGで示されるようにPUを
超えた時には制御棒駆動信号発生器22にたとえば負の
極性の信号を持続的に印加し、また、Pが第7図にHで
示されるようにPLを下回れば制御棒駆動信号発生器2
2に、たとえば正の極性の信号を持続的に印加する。
出力判定器21の出力信号の持続時間はたとえばPの曲
線とPU、PLの直線との交差角θに基づいてもよい。
制御棒駆動信号発生器22は出力判定器21からの入力
信号が継続している間中駆動され、出力判定器21から
の入力信号の極性とその持続時間に応じて負の極性のパ
ルス信号もしくは止の極性のパルス信号を制御棒操作シ
ーケンス指示装置23と制御棒駆動時間記憶装置24と
に印加する。
制御棒操作シーケンス指示装置23はこの入力信号のパ
ルス数と極性とに応じて制御棒駆動機構17を制御棒引
き抜き方向もしくは制御棒挿入方向に所定ノツチ数だけ
駆動させる操作信号を出力する。
一方、制御棒駆動時間記憶装置24は前記制御棒駆動信
号発生器22の出力信号に基づいて制御棒挿入方向駆動
時間と制御棒引き抜き方向駆動時間とを得て、これを記
憶するとともに毒物除去塔作動時間記憶装置25にたと
えはパルス信号の形で印加する。
この制御棒挿入方向駆動時間はたとえば第7図に示され
るΔt1であり、また、制御棒引き抜き方向駆動時間は
第7図に示されるΔt2である。
毒物除去塔作動時間記憶装置25は記憶機能と演算機能
とを有し、この装置25には手動により毒物除去塔設定
作動時間Tと毒物除去塔設定作動間隔ΔTとが入力され
るようになっている。
毒物除去塔作動時間記憶装置25はこれらの設定入力を
制御棒駆動時間記憶装置24の出力Δt1によって次式
に基づいて修正し、この修正した値T1゜ΔT1に対応
する出力信号を発生する。
前記の毒物除去塔作動時間記憶装置25に於て行なわれ
る演算は、 T1=T−αΔt ΔT1=ΔT−βΔt ここに、α、βは補正係数であり、予めの予測計算や、
起動試験結果によって決定される定数である。
T1.ΔT1にそれぞれ対応する大きさの信号が毒物除
去塔作動信号発生器26に印加されると、毒物除去塔作
動信号発生器26は弁10を時間間隔ΔT1毎に時間T
1の間だけ開かせるように弁10を制御する。
原子炉の出力が前記の制御操作によって変化すると、そ
の変化に応じて制御棒16の挿入及び抜き出しの操作時
間は変化し、また、制御棒の操作方向と操作時間の変化
に応じて制御棒駆動時間記憶装置24における記憶値が
置換され、更に、これに応じて毒物除去塔作動時間記憶
装置25の記憶値が消去され新しい記憶値に置き換えら
れる。
このように、原子炉出力状態に変化がないかぎり、制御
棒駆動時間記憶装置24と毒物除去塔作動時間記憶装置
25のそれぞれの記憶値は消去されないので、その間は
毒物除去塔9は同じ時間及び同じ時間間隔で作動を続け
るが、原子炉出力PがPUを超えない状態が生じた時に
は前記のΔtが零となり、毒物除去塔の作動時間と作動
間隔とは当初に設定した作動時間と作動間隔に一致し、
以後は制御棒操作を必要とせずに当初の出力上昇プログ
ラムに従って出力上昇運転が行なわれる。
第7図に於て、原子炉出力Pが予め定めた出力上限値P
Uと出力下限値PLと沿って上昇するのは減速材中の毒
物除去操作に基づくものであるが、上下出力限界値間中
のPの下降は核反応によるキセノン濃度の増加に基因す
るものである。
また、上下出力限界値PU、PL間でのPの上昇は制御
棒の引き抜き操作に基づくものであるが、もし制御棒と
して従来のB4C材製の制御棒を使用したならば、第7
図に示すように原子炉出力を予定限界内に抑制すること
は全く不可能である。
以上説明せるように、本発明方法によれば中性子吸収能
の小さい制御棒の操作と減速材中の毒物濃度の制御とを
適切に組合すことにより、液体減速形原子炉の出力上昇
運転を安全に行なうことができる。
以下に本発明により得られる利点を列挙すれば下記の通
りである。
(i)原子炉の炉心出力分布を変動させることなく出力
上昇運転ができるので、燃料の健全性を保つことができ
、原子炉の安全性が向上する。
(ii)出力上昇運動時のキセノン濃度の増加による出
力変動が防止され、運転が容易になる。
(iii)出力上昇運動時の炉内出力分布の歪を小さく
することができるので、炉心の熱水力学的パラメータ(
最大線出力密度、最小限界熱流束比など)の評価精度が
向上するほか、熱的限界値近傍まで熱出力を上げること
ができる。
なお、実施例に於ては、本発明が重水減速加圧重水冷却
原子炉に適用されるものとして説明したが、本発明は必
ずしもこの形式の原子炉のみにその適用を限定されるも
のではなく、他の形式の原子炉、たとえば加圧水膨原子
炉(PWR)や重水減速加圧重水冷却原子炉(PHWR
)、にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はB4C製の制御棒の操作による炉心出力分布の
変動を示す図、第2図は重水減速形原子炉に於て減速材
中から毒物を一時間部に除去した場合の出力変化と、キ
セノン濃度変化により出力が受ける影響とを表わす線図
、第3図はステンレス鋼製制御棒の操作による炉心出力
分布の変動を示す図、第4図は重水減速形原子炉の各種
の出力上昇制御法の特性を比較して示した図、第5図は
本発明を実施するための装置の概略構成と液体減速形原
子炉の炉心の一部とを概略的に示す図、第6図は本発明
方法による出力上昇制御方法の概略を示す図、第7図は
本発明方法を説明するために第6図の一部を拡大して示
した図である。 符号の説明、9・・・毒物除去塔、16・・・制御棒、
20・・・出力上昇率設定器、21・・・出力判定器、
22・・・制御棒、駆動信号発生器、23・・・制御棒
操作シーケンス指示装置、24・・・制御棒駆動時間記
憶装置、25・・・毒物除去塔作動時間記憶装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液体ポイズン濃度調節手段および中性子吸収材を含
    む制御棒を有する原子炉の出力上昇制御装置において、
    前記中性子吸収材としてステンレス鋼を用いた制御棒と
    、所定の出力上昇率にて原子炉出力を上昇させるように
    前記液体ポイズン濃度調節する第1の制御手段と、前記
    原子炉出力が前記出力上昇率の所定範囲からずれる時、
    前記原子炉出力を前記所定範囲内に保つように中性子吸
    収材としてステンレス鋼を用いた前記制御棒を操作する
    第2の制御手段とを具備したことを特徴とする原子炉の
    出力上昇制御装置。
JP51057828A 1976-05-21 1976-05-21 原子炉の出力上昇制御装置 Expired JPS58636B2 (ja)

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