JPS586406B2 - 接地鉄塔を用いた二波用中波放送アンテナ - Google Patents

接地鉄塔を用いた二波用中波放送アンテナ

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JPS586406B2
JPS586406B2 JP51097620A JP9762076A JPS586406B2 JP S586406 B2 JPS586406 B2 JP S586406B2 JP 51097620 A JP51097620 A JP 51097620A JP 9762076 A JP9762076 A JP 9762076A JP S586406 B2 JPS586406 B2 JP S586406B2
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加藤安太郎
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Denki Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一個の接地鉄塔を用いて二種の異る波長の電
波を同時に放射することができる二波用中波放送アンテ
ナに関する。
中波放送用として、従来、最も良く使用されて来たタワ
ー・アンテナは、基部を絶縁した鉄塔を用いて該鉄塔の
基部から励振する方式のものが多い。
しかし、鉄塔の基部を絶縁することは施工上きわめて面
倒である。
また高い鉄塔に対しては航空障碍灯を点灯しなければな
らないが、上記のような基部絶縁型のタワー・アンテナ
では、点灯用ノ電源線にオースティン・トランスまたは
濾波器などを付設して中波励振に支障のないようにする
必要がある。
このようなことから、接地鉄塔を中波用のタワー・アン
テナとして使用できれば色々の点で便利であり、しかも
雷害を避ける上から好ましい。
従来、欧州、アフリカ等で実用されている接地鉄塔を用
いたアンテナは、第1図に示す如く、高さが略半波長の
接地鉄塔(図でTを以て略示)を用い、この鉄塔の基部
Gから約四分の一波長登った点Bより放射工Vメントの
一部となる導線BAを引き下し、その下端Aより所定波
長の電力を給電するように構成されている。
なお同図に示すEは送信機である。
ここでこのアンテナの動作原理について説明する。
いま上記B点で鉄塔上半部BCを上向きに見たインピー
ダンスをZu,B点で鉄塔下半部BGを下向きに見たイ
ンピーダンスをZdとすると、zuは先端の開放された
長さ四分の一波長の導線のインピーダンスであるので、
その値は実質的に0に近く、またZdは先端の短絡され
た長さ四分の一波長の導線の入力インピーダンスである
のでその値は無限大である。
従って送信機Eより送出される電流はAからBに進み、
こへで鉄塔下半部には進入田来ず専ら鉄塔上半部に向っ
て進み、鉄塔項部Cで完全反射しそれまでに来た路を逆
に進む。
この結果、ABCに示す部分に図示点線で示す分布の定
常波が発生し、この部分がアンテナ・エレメントとして
働くことゝなる。
すなわち区間CBが半波長放射エレメントの上半分とし
て、また区間BAが半波長放射エレメントの下半分とし
て働く。
(第1図に示した矢印はある瞬時における電流方向を示
す) 上記アンテナは、実施した結果や実験の結果、好成績を
収めている。
ただこのアンテナは一種類の電波にのみしか使用するこ
とができないという欠点がある。
本発明は上記従前のアンテナの欠点に鑑み、一本の接地
鉄塔を二種の異る波長の電波に使用できるように構成し
、それによって建設費ならびに用地の節約を期す二波用
中波放送アンテナを提供することを目的とする。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
第2図は本発明によるアンテナの実施例を示す概略図で
ある。
なお基部接地型鉄塔Tは異なる二種の波長λ1およびλ
2 (λ1〈λ2 とする)に使用するため、その地上
高hを の範囲に選定することが好ましい。
例えば200mおよび300mの二種の波長が与えられ
た場合、鉄塔の高さhは75mから130mの間に任意
の値を取り得るが、実際には100m位にとるのがよい
鉄塔の基部よりλ1/4の高さの点B1 で鉄塔に腕金
U1 をまた基部よりλ2/4の高さのB2で鉄塔に腕
金U2 を腕金U1 と異る方向に取付ける。
λ1〈λ2であるので腕金U2 は腕金U1 より上
部にある。
腕金U1およびU2の先端よりは多数の電線を平行にケ
ージ状に集め一組の導線としたK1 および同様のケー
ジ状導線K2を鉄塔々体に沿い、かつこれと接触しない
よう地上まで引下す。
各導線の下端A1およびA2は碍子工を経て大地に引止
める。
導線K1 およぴK2をそれぞれ腕金U1 およびU2
に取付ける際は電気的に良い接触を保つようにする。
導線K1およびK2は単に一本の電線で構成してもよい
が、鉄塔々体の等価半径が大きいためその波動抵抗が一
本のWに較べれば小さいので、導線K1 およびK2は
多数の電線を平行にケージ状に集合したものとしてその
波動抵抗を小さくして塔体とのバランスを図るのがよい
(理由は後述)。
またかくすることはオーミツク・ロスの減少にも?立つ
導線K1 およびK2の下端A1 およびA2ぱそれぞ
れ収納箱H1およびH2内に収められる回路(次に説明
する)を経てλ1を送出する送信機E1 およびλ2を
送出する送信機E2 に接続する。
箱H1 内に収められる回路は第3図(I)、また箱H
2内に収められる回路は第3図■に示す構成を持つ。
これ等の回路でL1 z Clは波長λ1に同調するコ
イルとコンデンサーである。
すなわちω1=(c=3×108m/s)とすればであ
る。
同じくω2=とすればである。
従って図の点線で囲まれた回路Pは、波長λ1は阻止し
波長λ2に対しては なるリアクタンスを呈する。
X2ぱλ2に対しX2なるリアクタンスを呈する回路素
子である。
点線で囲んだ回路Rは、λ1 を通過しλ2を阻止する
コイルLGはコイルL1とコンデンサーC1 とを直
列に接続した素子と並列になって波長λ2に対し並列同
調するように選定し、回路Rがλ2に対し無限大のイン
ピーダンスを呈するように決める。
L2の値はで与えられる。
次に点線で囲まれた回路Qはλ2を阻止しλ1に対して
は なるリアクタンスを呈する。
X1 は波長λ1 に対しX1 なる値のリアクタンス
素子である。
また点線で囲まれた回路Sはλ2を通過し、λ1を阻止
する。
コンデンt−c′1はコイルL2 とコンデンサーC2
とを直列に接続した素子と並列になって波長λ1に対
し並列同調するように選定し、回路Sがλ1 に対し無
限大のインピーダンスを呈するように決める。
CI, の値はで与えられる。
X1およびX2の値を如何に選定すべきかは本アンテナ
の動作の説明のとき述べる。
上記した回路は第3図(Dおよび(社)で点線で示すよ
うに遮蔽した上収納箱内に装置すれば回路間の有害な結
合を防止する。
以上説明したアンテナを電気的に観察すれば、第4図に
示す線図と同じである。
第4図の記号は第2図および第3図のものと同じように
付してある。
第4図においてλ1用送信機E1より送出されるλ1の
電流は上述した(1)式の関係があるのでD1A1間を
支障なく通過しA1 に達するが、こ瓦で回路Pの方へ
は侵入出来ずもっぱらB0 の方ヘ進む。
B1 から塔体B1Gを見たインピーダンスぱB1a−
’−であるので無限大であり、λ,の電流はB1 から
B1Gの方へは侵入不可能でもっぱらB1 から上の塔
体へ送られる。
λ1の電流が上方に送られる場合、途中B2点から導線
K2の方へ侵入する恐れがある。
しかし導線K2の下端A2は波長λ1については上記(
5)式のリアクタンスを経て接地されている。
この場合A2 に接続されている回路Sは前述したよう
にλ1に対しては無限大のインピーダンスを呈するので
、 A2に接続されていないと同様である。
なお回路Sはλ1 の電流が送信機E2の方へ侵入する
のを防止する役目を持っている。
いま回路Qがλ1 に対し表わすリアクタンスをjX1
とすればB2点から導線へを見たλ1についてのイン
ピーダンスは周知のように となる。
ただしW2=導線への波動抵抗である。この値は のとき無限大になる。
(5)と(7)とよりX1 はを満足するように選定す
ればよい。
X1 をこのように選べば、λ1の電流はB2点から
導線K2の方へは侵入しないでもっぱらB2Cの方へ行
き、頂部Cで完全反射され、それまでに来た経路を逆に
戻りC−B2−B1−A1上に定常波を発生し、第5図
Iの状態になる。
この図では点線で示した部分が実際には存在するが波長
λ1については無いのと同じで、ある瞬時の電流は図示
矢印の方向に流れ、その分布は鎖線で示すようになる。
再び第4図に戻り、波長λ2の場合の動作について述べ
る。
λ2送信機より送り出される電流はD2A2を支障なく
通過しA2 に達するが、(2)の関係があるので、A
2から大地の方へは侵入出来ず、もっぱらB2 の方へ
行く。
B2点では次に述べる理由で鉄塔々体の下方へは行けず
もっぱら塔体の上方Cに向う。
Cで完全反射されそれまでに来た経路を戻りC−B2−
A2上に定常波を発生し、第5図(2)に示す状態にな
る。
この場合は波長が長いのでCGの区間に半波が乗れない
が、アンテナとして良く動作する。
波長λ2の電流がB2点から鉄塔々体下部の方へ侵入出
来ない理由は次の通りである。
先づ塔体B2G の途中B1 点に導線K1 が接続さ
れている。
この導線の下端A1 には回路PとRとが並列に接続さ
れているが、回路Rはλ2に対しては無限大のインピー
ダンスを呈するので、いま考える必要がない。
ただし回路Rの別の役目としては波長λ2の電流が送信
機E1の方へ侵入するのを防止している。
A1点は回路Pのリアクタンス ただしW1=導線K1の波動抵抗を経て接地されている
ことになる。
ところで、B1点から導線K1 を見たインピーダンス
は となり、無限大である。
従って波長λ2については導線K1は塔体に接続されて
いないと同然である。
かくしてB2点から塔体の下部を見たλ2についてのイ
ンピーダンスはB2G=一であるので無限大となる。
(3)と(9)より回路PのX2にはなる値を与えれば
よい。
上上記したPおよびQの回路はそれぞれ第6図■および
■の如くしてもよい。
第6図■のL2,02 s C1 は前述した回路Sと
、また■のL1,Cl sはL2′は回路Rと同じなの
で、製作のとき同一のものを2組宛作ればよい。
なお導線K1およびK2 の波動抵抗を小さ《して、鉄
塔々体の波動抵抗とバランスを図るのが望ましいことを
前述したが、これはλ1の電流がB1点で導線K1から
塔体上部B1 B2Cへ、またλ2の電流がB2点で導
線狗から塔体上部B2Cへそれぞれ流入する際波動抵抗
の差動による反射を出来るだけ減小させたいからである
上述した説明より明らかであるように、λ1の電流は送
信機鳥へは侵入出来ず、またλ2の電流は送信機E1へ
は侵入出来ないので、二つの送信機の間の相互干渉は避
けられる。
本発明の鉄塔の高さhは0.65λ1>h>0.25λ
2の範囲に選定するのが好ましいが、これは次の理由に
よる。
h)0.65λ1 とする波長λ1を使用するとき高さ
が高過ぎ、T〜テナの動作部分の内上部包の部分を除く
下の部分に上部と位相反対の電流が強く現われて来て高
仰角放射が強く現われてフエ−ディングを起し易くなる
またh<0.25λ2の場合は鉄塔基部よりの高さの点
にB2点をを設けようとしても不可能である。
h=0.25λ2のときは丁度鉄塔々体と導線K2 と
で高さが折返しアンテナとして動作す6が、この状態で
波長を長くすれば、長くする程アンテナの動作は劣化す
る。
以上の如く本発明のアンテナによれば、与えられた二波
の波長が極端に接近している場合および極端に離隔して
いる場合を除き一本の鉄塔を二波に同時に使用し得る。
各波長毎に鉄塔を建設する必要がないので建設費の節約
が図れるし、アンテナ建設用地の節約にもなる。
さらに鉄塔に航空障害灯を設備する場合も、本発明のア
ンテナでは鉄塔が接地型であるので、基部絶縁型鉄塔を
用いるアンテナに比しはるかに容易である。
なお本発明の利点とする所は第7図■に示す従来の基部
絶縁アンテナ・マストを基部より給電する二波共用アン
テナ(無線工学ハンド・ブック、昭和29年オーム社刊
、1300頁参照)から容易に類推できる第7図■のア
ンテナと比較して行なう。
第7図の記法は今までに説明した図と同一であるので繰
返し説明するのを省略する。
第7図■のアンテナは基部接地のアンテナ・マストを異
る二種の波長λ1およびλ2に共用するため基部より高
さλ1/4およびλ2A だけ登ったマスト上の点B1
およびB2 にそれぞれ本発明のアンテナに用いたと同
一の回路RおよびSを設置し、これ等回路を通じてλ1
およびλ2の電流を導線K1およびK2によりマストに
供給するものである。
このアンテナも本発明のアンテナと同様に動作すること
は明かであるが、回路RおよびSを手の届かない高所に
設置しなければならない点が好ましくない。
時々調整を必要とする回路が高所にあることは調整の際
も、その後の保守にも不便が多い。
さらにマスト上では風による微振動が起ることは避けら
れないので、回路に狂いを生じ易い。
これに対し本発明によるアンテナでは使用回路がすべて
地上に設置されるので以上の心配が全く
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の接地鉄塔を用いる中波放送アンテナの動
作を説明する図、第2図は本発明のアンテナの実施例を
示す。 また第3図は第2図の実施例に用いられる回路図である
。 第4図および第5図は本アンテナの動作説明図である。 第6図は本アンテナに用いる回路の他の例を示す。 また第7図は本発明のアンテナと比較するため従来のア
ンテナの概要を示す。 E1・・・λ1用送信機、E2・・・λ2用送信機、T
・・・基部接地鉄塔、K1 ・・・λ1用導線、K2・
・・λ2用導線、X1,X2・・・リアクタンス素子、
P,Q,R, S・・・回路、■・・・碍子、U1,
U2・・・腕金。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二つの異なる波長λ1,λ2 (λ1〈λ2 とす
    る)に使用するための接地鉄塔を用いた二波用中波放送
    アンテナにおいて、その接地鉄塔の基部より第一波長λ
    1の一の高さにある点B1 および第二波長λ2のーの
    簡さにある点B2 に短い腕金U1およびU2を異る方
    向に取付け、上記腕金からそれぞれ導線K1およびK2
    を上記鉄塔々体に沿いかつこれと接触せざるようまた相
    互に接触せざるよう大地まで引き下ろし、上記導線K1
    の下端A1を波長λを阻止しかつ波長λ2に対して
    はX’2 =W1cot (− ) ( W1=導線K
    1の波動抵抗)なるリアクタンスを呈する回路Pを経?
    接地するとともに、この下端Aをλを通過しλ2を阻正
    する回路Rを経てλ1送出用送信機Eに接続し、さらに
    上記導線K2の下端A2 を波長λ2を阻止しかつ波長
    λ1に対してはX1 =W2cot ( ” ”’
    ) ( W2 =導線K2の波動抵抗)なるリアクタン
    スを呈する回路Qを経て接地するとともに、この下端A
    2 をλ2を通過し?1を阻止する回路Sを経てλ2送
    出用送信機E2 に接続し、波長λ1 に対しては鉄塔
    の下部を除く上の部分と導線K とをアンテナ・工レメ
    ントとし、波長λ2に対しては鉄塔の下部一を除く上の
    部分と導線K2 とをアンテナ・工レメントとして動
    作せしむることを特徴とする接地鉄塔を用いた二波用中
    波放送アンテナ。
JP51097620A 1976-08-16 1976-08-16 接地鉄塔を用いた二波用中波放送アンテナ Expired JPS586406B2 (ja)

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JPS5375745A (en) * 1976-12-16 1978-07-05 Denki Kogyo Co Ltd Grounding medium wave broadcasting antenna multiple feeding system
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