JPS59101421A - 眼科用潅流液 - Google Patents

眼科用潅流液

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JPS59101421A
JPS59101421A JP21050482A JP21050482A JPS59101421A JP S59101421 A JPS59101421 A JP S59101421A JP 21050482 A JP21050482 A JP 21050482A JP 21050482 A JP21050482 A JP 21050482A JP S59101421 A JPS59101421 A JP S59101421A
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JP
Japan
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dextran
perfusate
ion
ions
concentration
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Application number
JP21050482A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Masuda
清 増田
Takashi Matsuyama
松山 隆志
Yuzuru Matsumura
松村 譲
Takao Goto
孝夫 後藤
Yukihisa Ishii
石井 幸久
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Kaken Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kaken Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 くは、角膜の膨潤を防止しかつpHの変動の少ない安全
性の高い眼科用濯流液に関する。
超音波白内障手術、人工水晶体移植手術、硝子体手術な
ど長時間の前房内面流または硝子体内若流が必要とされ
る手術が広く行なわれており、それらの手術時に用いら
れる潅流液として眼内諸組織に対して障害が少なく安全
性の高いものが望まれている。
従来こうした眼科用潅流液として生理食塩水、リンゲル
、乳酸リンゲル、バランスド・ソルト・ソリューション
( Balanced Salt Solution,
以下BSSという)およびグルタチオン・ビカーボネー
ト・リンゲル(Glutathion Bicarbo
nate Rlnger 、以下GBRというλが用い
られているか、いずれもいくつかの点で問題があり、い
まだ満足しつる潅流液は知られていない。
眼科用潅流液に要求される要件としては、(1)組成が
血漿や組織間液の組成に近いこと、(2)角膜を膨潤さ
せないこと、 (3)長時間たとえば6〜8時間にもわたる手術中に組
成が大きく変動せず、化学変化や沈殿などを起さないこ
と、 +41  pHが大きく変動しないこと、等張であるこ
と、 、 (5)無菌化処理が可能なこと、 (6)角膜内皮のポンプ機構を活発にせしめうること などがあげられる。
第1表に従来眼科用層流液として用いられているものの
組成を示す。
第1表に示すごとく生理食塩水、リンゲルおよび乳酸リ
ンゲルは体液と組成が大きく異なり、またBSSは炭酸
水素イオン(HGO3”Jが欠除している。
H2O2−はIr1J記要件(6)の角膜内皮のポンプ
機構を活発化させるものであり、必要不可欠のものであ
る。ポンプ機構とは、角膜内皮がH2O2−を前房側に
能動輸送することによって角膜内皮の内外に電位差(約
550μv)が生じ、それによりNa+がH2O2−と
同方向に移動し、その結果前房側のNap/!濃度が高
くなって浸透圧が変動するため、浸透圧を維持するため
に水が前房側に移動する機構である。このポンプ機構の
バランスかくずれると、水が過剰に移動し、角膜が膨潤
混濁する。したがってこのポンプ機構を活発化せしめる
HOO3−は必須の成分である。
GBRはその点体液の組成にもつとも近い組成を有して
いる。しかしながら、S04  およびクエン酸イオン
を有しておらず、しかもタンパク質として化学的に不安
定なアデノシンおよびダルタチオンを含んでいるため、
室温で長期間保存できず、また無菌化処理ができず、し
かも手術が長時間にわたるばあいでは組成が変化してし
まうという大きな問題を有している。さらに含有されて
いるHPO4とOa  jaよびMy  とにより不溶
性の塩が生成され、溶液が白濁したり沈殿を起したりす
るため、製剤化が困難である。
つぎにi前記(2)の要件である角膜の膨潤については
、本発明者らか後述するように生理食塩水、リンゲル、
乳酸リンゲル、BSSおよびGBRについて膨潤試験を
行なったところ、膨潤率はそれぞれ約70μm/hr、
約28μm/hr、約31 /jm/hr 。
約24 /’m/hrおよび約4 μm/hrとなり、
GBHのほかはすべて角膜を大きく膨潤せしめるもので
あった。さらにマツクエナネイ(McEnθrney 
)らはGBRからその成分であるグルタチオンおよび(
またはファデノシンを除いた液で膨潤率を測定したとこ
ろ角膜内皮に対する障害は認められなかったと報告して
いる( McRlnerney 1.に、 and P
eymanG、A、、工nvest、 Oph、tha
lmol、、 16.657 (1977J参照]。
前記のごとく角膜内皮のポンプ機構を活発化せしめるH
OO3−は必須成分ではあるが、このHOO3−は溶液
中で短時間に002ガス化し、その結果Na2003が
生成して溶液のpHを高め、生体に許容される最高のp
H値、すなわち約8.5を超えてしまうという問題があ
る。このNa2CO3の生成は無菌化処理時における加
熱によりさらに促進される。したがってHOO3−を含
有するGBRではpHの調整をHOlなどにより行なっ
ているが、それでもなお長時間の使用は困難である。
このように従来の眼科用漂流液はいずれも重要な点で問
題がある。
本発明はかかる問題点を有さない眼科用血流液を提供す
ることを目的とするものであり、ナトリウムイオン(N
a)、カリウムイオ/(K)、カルシウムイオン(Oa
  )、マグネシウムイオン< M、2 + J、塩素
イオン<01−)、硫酸イオン(so4)、リン酸水素
イオン(HPO42勺、炭酸水素イオン(HOO3−)
、クエン酸イオンおよびD−グルコースを含有し、さら
にデキストランが添加されており、しかも前記HPO4
”−がリン酸緩衝液により供給されてなる眼科用潅流液
に関する。
第2表に本発明の潅流液の各成分の好ましい濃度範囲お
よびとくに好ましい濃度範囲をまとめて示す。
第   2   表 本発明の潅流液の必須成分のうち、Na+、K+、0&
2+、M、、0l−1S042\HPO42−、HCO
3−12+ クエン酸イオンおよびD−グルコースは体液の必須成分
であり、第2表に示すように、第1表に示す体液の組成
と較ベタンパク質を含まないことおよびHPO4”−の
至適pH維持量が含有されていること以外はほぼ同じで
あり、きわめて体液の組成に近い組成である。
本発明の潅流液はGBRとは異なり、アデノシンやグル
タチオンなどのタンパク質を含有していないので、長期
間の保存が可能となり、しかも無菌化処理を行なうこと
かできる。
またHCO3−は前記のごとく角膜内皮のポンプ機構を
活発化せしめるだけでなく、後述するようにデキストラ
ンとの相剰作用によって角膜の膨潤防止の作用を果す。
HCO3−の濃度は5〜35mEq/A’が好ましく、
5 mKq/47未満ではポンプ機構のバランスが著し
くくずれると共に角膜膨潤防止効果も低下し、また35
 mF:q/lを超えるときは溶液のpHの経時変化が
大きくなりすぎると同時に有意な角膜膨潤防止作用が期
待できない。
クエン酸イオンは体液の必須成分であるというだけでは
なく、角膜膨潤防止作用を有しており、さらに驚ろくべ
きことにカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンに
よる白色沈殿生成の防止効果を有している。
D−グルコースはエネルギー源として必須のものであり
、角膜の細胞賦活作用を果す。
一 本発明では前記のごと< HPO4か体液中よりも過剰
に含まれている。これはきわめて重要なことであり、本
発明ではこの過剰のHPO,を存在せしめることにより
、pHの経時変化および加熱による無菌化処理の前後に
おけるpH変化を抑制することにより成分の安定化をは
かつているのである。不発明においてはHPO4の少な
くとも一部はリン酸緩衝液により供給される。HPo、
2−の濃度は第2表に示すごとく5〜60 mEq/l
であるのが好ましく、5 mKq/A’未満ではpHの
緩衝効果が不充分となり、60 mEq/lを超えると
生体成分含量としては好ましくすく、またOa  およ
びMg2+のリン酸塩沈殿を防止するのに過量のクエン
酸イオンが必要となり、いずれも好ましくない。
このように本発明では従来の潅流液とは異なり、使用前
にpH調整を行なう必要がない。
本発明の潅流液は通常pi(6,8〜8,3に調整され
る。
本発明の潅流液の特徴の1つは、デキストランが含有さ
れていることである。デキストランは角膜の膨潤を防止
する効果を有し、その効果はHCO3−が共存すること
により相剰される。
本発明に用いるデキストランとしては、分子量4万〜1
5万のものが好ましく、市販品としては、たとえば分子
M4万のデキストラン40(名糖産業M製)または分子
量7万のデキストラン70(名糖産業制製λなどがあげ
られる。
デキストランの添加量は1〜8%(w/v、以下同様〕
が好ましい。な郭デキストラン40では0.2〜2.5
 mM/l 、とくに0.25〜2.0 mM/(lが
好ましく、デキストラン70では0.1〜1.5 mM
/41’ 。
とくに0.15〜1.1 mM/#が好ましい。またそ
れらを混合して添加してもよい。デキストランの添加量
が1%未満のときは充分な角膜膨潤効果かえられず、ま
た8%を超えるときは角膜か逆に収縮してしまい、生体
膜保持のためにはいずれも好ましくない。
本発明の各成分のうちイオン成分はそれぞれ陽イオン成
分と陰イオン成分との塩の形で供給される。用いる塩と
しては、たとえばNa05、クエン酸ナトリウム、KO
jl’ 、  OaO]2、M、SO2、NaH2O3
などがあげられる。HPO4”−はリン酸緩衝液(Na
 HPOとNaH2PO4とを含む)により供    
4 給される。
またヒトの血液中には酸素ガスが溶存しており、従来の
潅流液では必要な溶存酸素団(ヒトでの酸素分圧:PO
2は約93 mmHy )をうるために使用MiJに酸
素バブリングしている。
しかしながら本発明の潅流液は、酸素バブリングしない
ものでもP O2が約130 mmHyであり、37°
0で24時間放置したのちも約130 mmH,に維持
されており、とくに酸素バブリングが必要とされない。
さらに本発明の潅流液は必要な溶存oo2B<ヒトでの
炭酸ガス分圧: Pco2は約4Q mmHy )を有
している。
本発明の眼科用潅流液は当該技術分野における通常の方
法によって製造(処方)でき、かつ多くの点において利
点がある。かかる製造法の一実施態様についてつぎに簡
単に説明する。
ま ず NaC!l、  Kal、  0a012(−
2H20)、 M、5o4(−7H20)、クエン酸ナ
トリウム(2H2りを室温ないし60°C以下で滅菌精
製水に溶解せしめる。つぎにD−グルコース、N aH
OO3、デキストラン、リン酸緩衝液をその順でそれぞ
れ添加溶解させ、最後に無菌化処理を行なう。無菌化処
理は、GBRなどではできない加圧による加熱滅菌法を
採用することができる。えられる潅流液は無色の澄明な
溶液である。
つぎに実施例をあげて本発明の眼科用潅流液をより詳細
に説明するが、本発明はそれらの実施例のみに限定され
るものではない。
実施例1 21フラスコ中にNa0j? 6.31f、 xalO
,36y 。
クエン酸ナトリウム・2H200,5y、0aC12・
2H20の0.153yおよびM、S04・7H20の
0.197.を採り、滅菌精製水を加え、常温ないし約
60°a以下で攪拌して溶解させた。つぎにD−グルコ
ース1.35pを加えて溶かし、さらにNaH2O30
,42F!、デキストラン70の40F/、NaH2P
O,の0.84pおよびNa2HPO4” 12H20
の3 、94gをその順でそれぞれ添加溶解させ全量を
llとした。このもののpHは7.15であり、浸透圧
は301 mosMであった。
ついでこれをアンプルまたはバイアル瓶に分注、封入し
、115°0で10分間加熱滅菌した。加熱滅菌後のp
Hは7.17であり殆んど変化しておらず、白濁も生じ
なかった。
実施例2〜17および比較例1〜9 第3表に示す各成分を同表に示す濃度となるように添加
溶解せしめたほかは実施例1と同様にしてそれぞれ本発
明の罐流液および比較用の潅流液を調製した。
えられた各潅流液の加熱滅菌前後の特性を第3表に併記
する。
リン酸緩衝液が添加されていない比較例1および3では
、加熱滅菌の前後でpHがそれぞれ7.89から8,5
3および8,20から8,92へと大きく変化しており
、しかも滅菌後のpHは生体の許容限界である8、5を
超えている。一方本発明の潅流液では加熱滅菌の1ri
I後でpHは殆んど変化しておらず、きわめて安定して
いる。
なお実施例1〜17でえられた本発明の潅流液は37°
0で8時間潅流してもpHは殆んど変化しなかったが、
比較例1でえられたリン酸緩衝液を含才ない潅流液をH
O/でpH7,4に再度調整した比較用潅流液では8時
間後にpHか852と大幅に上昇した。
また、クエン酸イオンを含有しない比較例5では、加熱
滅菌すると白濁が生じた。
試験例1〜17および比較試験例1〜6つぎに実施例1
〜16および比較例2.4.6.7.8および9でえら
れた漂流液を用いて摘出された家兎の角膜を潅流し、角
膜の膨潤率および角膜内皮の状態を観察した。
被検動物として成熟した雄性白色家兎(体重2.0〜2
.8 ky)を用いた。ついでネンブタール(ナトリウ
ムベンドパルビタール、大日本製薬■の商品名)を耳静
脈より大量に注入して屠殺後、眼球を結膜と眼瞼が付着
したまま摘出した。
摘出した眼球はディクスティン(Dikstθin )
らの方法にしたがって角膜をパフニージョンチャンバー
に固定し潅流した。潅流は潅流装置として自動注入装置
(■夏目製作所のKN 204 )を使用し、潅流液の
温度を37°0、潅流速度を0 、027J/min 
、 雇流王を15 mmHyとして8時間行なった。角
膜上皮側に信越化学工業■製のシリコーンオイル(商品
名、シリコーンKF 99 Jを満たし、モーリス(M
aurice )によって開発されたシュアル・チャン
パート・スペキュラ・マイクロスコープ(dual c
hambered 5pecular m1crosc
ope )により上皮側から角膜の厚さを60分ごとに
測定した。角膜の厚さはマイクロメータの目盛を□mm
ま000 で読み取り、各測定時につき5回測定してその平均値を
算出し、その値を潅流時間ζこ対してブロンドして回帰
直線をえ、それに基づき角膜の腿潤率を求めた。
結果を第4〜6表にまとめて示す。なお第4表はHGO
3−の濃度を15 mM/J7および25 mM/lに
固定しデキストラン40の濃度を変化させたときの結果
であり、第5表はHOO3−の濃度を15mM15およ
び25 mM/lに固定しデキストラン70の濃度を変
化させたときの結果、第6表はデキストラン70のa度
を4%および3%に固定しHOO3−の濃度を変化させ
たときの結果である。
第   4    表 第  5  表 第    6    表 第4〜6表から明らかなごとく、デキストランとHCO
2−が共存するとき、相剰的に角膜の膨潤を防止する。
この効果をわかりやすく説明するために、第4〜6表の
データをさらに第7表にまとめて示す。
第    7    表 比較試験例7〜11 第1表に示す組成の生理食塩水、リンゲル、乳酸リンゲ
ル、BSSおよびGERを用いて試験例1と同様にして
家兎の角膜を潅流し、それぞれ第  8  表 第8表から明らかなごとく、GEHのほかCオーtべて
著しく角膜を膨潤させている。
(角膜内皮の細胞組織の顕微鏡観察) 試験例6および8ならびに比較試験例2.9およびlO
において潅流が終了した直後(8時間後)に各角膜内皮
の細胞組織を前記シュアル・チャンパート・スペキコー
ラ・マイクロスコープ]こより観察し、写真撮影した。
そのほか透過型電子顕微鏡(倍率+ 1000倍)およ
び走査型電子顕微鏡(倍率: 10000倍〕を用いて
砿流8時間後の角膜内皮の細胞組織を観察し、写真撮影
した。
透過型電子顕微鏡観察用切片は、2.5重量%ゲルター
ルアルデヒドおよび1重量%オスミウム酸にて2重固定
を行ない、アルコール脱水後、プロピレンオキサイドを
通し、エポン812(応研商事■製のエポキシ樹脂Jに
包埋して薄切物をLKB社の徂廿otome 4800
を用いて作製し、この切片ヲ酢酸ウランとクエン酸鉛で
2重染色シタ。
透過型電子顕微鏡は日本電子■製の1000透過型電子
顕微鏡を用いた。
走査型電子顕微鏡用の標本は、2.5重量%ゲルタール
アルデヒドおよび1重量%オスミウム酸にて2重固定1
7、アルコール脱水後、臨界点乾燥装置を用いて乾燥し
、エイコー味製のよりイオンコータにて金蒸着を行なっ
て作製した。
走査型電子顕微鏡は日本電子■製の1000走査型?′
Hj子顕微鐘を用いた。
それらの角膜内皮の細胞組織の顕微鏡写真を第1〜15
図に示す。なお第9表に使用した姥流液と各顕微鏡写真
の関係を表にして示す。
シュアル・チャンパート・スペキュラ・マイクロスコー
プでの観察(ffi1〜5図〕では、いずれの潅流液を
使用したばあいでも角膜内皮細胞の輪かくけ明瞭であっ
た。また走査型電子顕微鏡での観察(!JS6〜lO図
)でも、使用する潅流液を変えても角膜内皮細胞の形態
に変化は認められなかった。
しかしながら透過型電子顕微鏡での観察(第11〜15
図)では、使用したffa流液によって明らかに差か生
じている。
乳酸リンゲルを用いたばあい(比較試験例9)は、第1
1図(こ示すように角膜内皮細胞のデスメ膜側に細胞内
小器官の浮腫が強く認められた。
BSSを用いたばあい(比較試験例10)は、第12図
に示すように角膜内皮細胞のデスメ膜側に中程度の細胞
内浮腫が詔められ、さらに前房側細胞小器官に軽度の空
胞化が認められた。またデキストランを添加しなかった
鑵流液を用いたばあい(比較試験例2)は、第13図に
示すように角膜内皮細胞のデスメ膜側に細胞内小器官の
浮腫が強く認められ、かつm1房側細胞小器官に軽度の
空胞化が認められた。
一方、デキストラン70を3%およびHCO2−を15
 mM/l含有する実施例7で調製された本発明の潅流
液を用いたばあい(試験例8)は、第14図に示すよう
に角膜内皮の111房側細胞小器官は変化しておらず、
デスメ膜側に軽度の細胞内浮1)■が認められたのみで
あり、その浮腫も回復可能なものであった。
ざら(こデキストランを4%およびH(703−を25
mM/l含有する実施例16で調製された本発明の潅流
液を用いたばあい(試験例6)は、第15図に示すよう
に角膜内皮細胞は正常でありしかも細胞接合部にも変化
がなかった。
このように本発明の潅流液を用いるときは、処理操作上
または化学的にすぐれているのみならず、生体に与える
影響のきわめて少ないものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はそれぞれ比較試験例9.10および2なら
びに試験例8および6で8時間面流された家兎の角膜内
皮細胞のシュアル・チャンパート・スベキュラ・マイク
ロスコ・−ブによる顕微鏡写真、第6〜10図(ゴそれ
そ“れ比較試験例9.10および2ならびに試験例8お
よび6で8時(14I潅流された家兎の角膜内皮細胞の
走査型電子顕微鏡写真(1000倍)、第11〜15図
はそれぞれ比較試験例?、10および2ならびに試験例
8および6で8時mJm流された家兎の角膜内皮細胞の
透過型電子顕微鏡写真(10000倍)である。 1印全中1 第  +   j)d 第  61゛ζ゛ 第  5  図 第  7  図 第  8  図 第  9  図 第  10  図 第  11  図 第  12  図 第  16  図 第 14  図 第  15   z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイ
    オン、マグネシウムイオン、塩素イオン、滌酸イオン、
    リン酸水素イオン、炭酸水素イオン、クエン酸イオンお
    よびD−グルコースを含有し、さらにデキストランか添
    加されており、しかも前記リン酸水素イオンの少なくと
    も一部がリン酸緩衝液により供給されてなる眼科用潅流
    液。 2 @記デキストランが分子量4万〜15万のものであ
    り、その濃度が1〜8%(W/V )である特許請求の
    範囲第1項記載の潅流液。 3  pHが6.8〜8.3である特許請求の範囲第1
    項記載の潅流液。 4 炭酸水素イオンの濃度が5〜35 mM/lである
    特許請求の範囲第1項記載の潅流液。 5 クエン酸イオンがクエン酸または塩の形で添加され
    ており、その濃度が0.5〜5 mM/lである特許請
    求の範囲第1項記載の潅流液。 6 リン酸水素イオンの濃度が5〜60 mEq/lで
    ある特許請求の範囲第1項記載の潅流液。
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