JPS5912261Y2 - 浮体の係留装置 - Google Patents
浮体の係留装置Info
- Publication number
- JPS5912261Y2 JPS5912261Y2 JP15910079U JP15910079U JPS5912261Y2 JP S5912261 Y2 JPS5912261 Y2 JP S5912261Y2 JP 15910079 U JP15910079 U JP 15910079U JP 15910079 U JP15910079 U JP 15910079U JP S5912261 Y2 JPS5912261 Y2 JP S5912261Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floating body
- mooring
- cylinder
- tension
- mooring chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は浮体の係留装置に関する。
洋上石油備蓄船等の浮遊式海上構造物(浮体)において
は、その位置を保持するために、浮体と複数の係留ドル
フィンとを係留チェーンで繋ぐいわゆるカテナリ係留を
行なうことがある。
は、その位置を保持するために、浮体と複数の係留ドル
フィンとを係留チェーンで繋ぐいわゆるカテナリ係留を
行なうことがある。
カテナリ係留の場合、風波等による浮体の水平方向の移
動又は吃水変化による浮体の上下方向の移動によつて、
係留チェーンに作用する張力が変動する。
動又は吃水変化による浮体の上下方向の移動によつて、
係留チェーンに作用する張力が変動する。
浮体の水平方向の移動量と係留チェーンの張力との関係
はカテナリの形状により異なるが、係留チェーン両端の
係留ドルフィン及び浮体に対する固定点相互間の水平距
離(以下単に水平距離という)が小さい場合や係留チェ
ーンの垂下量が小さい場合には移動量に対する張力の変
動が大きくなり、浮体が突風を受けたとき等に係留チェ
ーンに大きな衝撃力が作用する危険性がある。
はカテナリの形状により異なるが、係留チェーン両端の
係留ドルフィン及び浮体に対する固定点相互間の水平距
離(以下単に水平距離という)が小さい場合や係留チェ
ーンの垂下量が小さい場合には移動量に対する張力の変
動が大きくなり、浮体が突風を受けたとき等に係留チェ
ーンに大きな衝撃力が作用する危険性がある。
そこでこのような張力の変動を緩和するために、係留チ
ェーンに緩衝材を接続することが考えられる。
ェーンに緩衝材を接続することが考えられる。
第1図は、係留チェーンに緩衝材を接続しない場合およ
び緩衝材を接続した場合の水平距離X(これの変化量が
浮体の移動量になる)と係留チェーンの張力Tとの関係
を概略的に示すものである。
び緩衝材を接続した場合の水平距離X(これの変化量が
浮体の移動量になる)と係留チェーンの張力Tとの関係
を概略的に示すものである。
Aは緩衝材を接続しない場合の特性を示し、X10およ
びTOは風等の外力が作用していないときの水平距離お
よび張力を、T2は水平距離がX11に変化したときす
なわち浮体の移動量がD11=X11−X10のときの
張力を示す。
びTOは風等の外力が作用していないときの水平距離お
よび張力を、T2は水平距離がX11に変化したときす
なわち浮体の移動量がD11=X11−X10のときの
張力を示す。
Bはシリンダ式緩衝材の変位とこれに作用する力の関係
を示し、変位と力はほぼ比例する。
を示し、変位と力はほぼ比例する。
Cは、Aの特性を有する係留チェーンにBの特性を有す
る緩衝材を接続した場合の特性を示し、曲線Aすなわち
緩衝材を接続しない場合の水平距離と直線Bすなわち緩
衝材の変位とを合戊した曲線となる。
る緩衝材を接続した場合の特性を示し、曲線Aすなわち
緩衝材を接続しない場合の水平距離と直線Bすなわち緩
衝材の変位とを合戊した曲線となる。
X20およびTOは風等の外力が作用していないときの
水平距離および張力を示す。
水平距離および張力を示す。
X22は張力がT2に変化したときの水平距離を示し、
このときの浮体の移動量D22二X22−X20は、緩
衝材を接続しない場合の浮体の移動量D11より大きい
。
このときの浮体の移動量D22二X22−X20は、緩
衝材を接続しない場合の浮体の移動量D11より大きい
。
X21は浮体の移動量D21=X21−X20が緩衝材
を接続しない場合の浮体の移動量Dllと等しいときの
水平距離を示し、このときの張力T1は緩衝材を接続し
ない場合の張力T2より小さい。
を接続しない場合の浮体の移動量Dllと等しいときの
水平距離を示し、このときの張力T1は緩衝材を接続し
ない場合の張力T2より小さい。
このように、係留チェーンに緩衝材を接続することによ
り、係留チェーンに作用する張力の変動に対する浮体の
水平方向の移動量が大?くなること、言換えれば浮体の
水平方向の移動量に対する係留チェーンの張力の変動が
小さくなり、これにより係留チェーンに作用する衝撃力
が緩和されることがわかる。
り、係留チェーンに作用する張力の変動に対する浮体の
水平方向の移動量が大?くなること、言換えれば浮体の
水平方向の移動量に対する係留チェーンの張力の変動が
小さくなり、これにより係留チェーンに作用する衝撃力
が緩和されることがわかる。
上記の緩衝材としては−構造の簡単なシリンダ式緩衝材
がよいが、シリンダ式緩衝材を各係留チェーン毎にその
中間部分又は両端部分に別々に接続する場合には次のよ
うな問題が生じる。
がよいが、シリンダ式緩衝材を各係留チェーン毎にその
中間部分又は両端部分に別々に接続する場合には次のよ
うな問題が生じる。
すなわちこの場合には、係留チェーンに作用する張力に
よりシリシダ本体のロツド側の室の圧力が大きくなって
反対側の室との間に圧力差が生じ、このためにシリンダ
本体内部で油漏れが起きる。
よりシリシダ本体のロツド側の室の圧力が大きくなって
反対側の室との間に圧力差が生じ、このためにシリンダ
本体内部で油漏れが起きる。
したがって、係留中に緩衝材の特性が変化するばかりで
なく、緩衝材の保守が非常に厄介になる。
なく、緩衝材の保守が非常に厄介になる。
この考案は、上記の実情に鑑みてなされたものであって
、風波等による浮体の水平方向の移動又は吃水変化等に
よる浮体の上下方向の移動に基づく係留チェーンの張力
の変動を小さく抑えることができ、構造が簡単でかつ保
守が容易な浮体の係留装置を提供することを目的とする
。
、風波等による浮体の水平方向の移動又は吃水変化等に
よる浮体の上下方向の移動に基づく係留チェーンの張力
の変動を小さく抑えることができ、構造が簡単でかつ保
守が容易な浮体の係留装置を提供することを目的とする
。
以下この考案を第2図および第3図に示す実施例により
説明する。
説明する。
第2図に示すように、大形で細長い箱型の浮体(石油備
蓄船)1が海上に浮かべられており、その長手方向両端
部の両側方の海底に係留ドルフィン2が設置され、各ド
ルフィン2の浮体1側の側面に防舷材3がそれぞれ取付
けられている。
蓄船)1が海上に浮かべられており、その長手方向両端
部の両側方の海底に係留ドルフィン2が設置され、各ド
ルフィン2の浮体1側の側面に防舷材3がそれぞれ取付
けられている。
浮体1上面の長手方向中央の両側端部に、シリンダ本体
4の両端にピストンロツド5,5が突出した型式の緩衝
用の油圧シリンダ(両ロツドシリンダ)6が固定されて
いる。
4の両端にピストンロツド5,5が突出した型式の緩衝
用の油圧シリンダ(両ロツドシリンダ)6が固定されて
いる。
これらのシリンダ6は、ピストンロツド5が浮体1の長
手方向を向くように互いに平行に配置されている。
手方向を向くように互いに平行に配置されている。
各シリンダ6のシリンダ本体4内に油が封入されるとと
もにピストン7両側の各室に蓄圧器8がそれぞれ接続さ
れており、これにより所望の緩衝特性が得られるように
なされている。
もにピストン7両側の各室に蓄圧器8がそれぞれ接続さ
れており、これにより所望の緩衝特性が得られるように
なされている。
シリンダ6の各ピストンロツド5の先端とこれに対応す
る係留ドルフィン2とに係留チェーン9の両端がそれぞ
れ接続されており、浮体1の上面に係留チェーン9のガ
イドローラ10が設けられている。
る係留ドルフィン2とに係留チェーン9の両端がそれぞ
れ接続されており、浮体1の上面に係留チェーン9のガ
イドローラ10が設けられている。
これらの係留チェーン9は、長さが互いに等しく、自重
で垂下しており、浮体1に風等の外力が作用していない
ときに各係留チェーン9に一定の張力が作用するように
なされている。
で垂下しており、浮体1に風等の外力が作用していない
ときに各係留チェーン9に一定の張力が作用するように
なされている。
そして、係留チェーン9の垂下量およびシリンダ6の緩
衝特性を適当に選ぶことによって、係留装置全体として
前述のような所望の特性を得ることができる。
衝特性を適当に選ぶことによって、係留装置全体として
前述のような所望の特性を得ることができる。
係留中、浮体1に風等の外力が作用していないときには
、上記のようにシリンダ6両側の係留チェーン9の張力
が互いに等しくなるため、シリンダ6のピストン7両側
の各室間の圧力差がなくなる。
、上記のようにシリンダ6両側の係留チェーン9の張力
が互いに等しくなるため、シリンダ6のピストン7両側
の各室間の圧力差がなくなる。
したがって、シリンダ6内部で油漏れが生じることがな
い。
い。
浮体1に風等の外力が作用すると、浮体1は水平方向に
移動するが、幅方向の力は防舷材3を介して係留ドルフ
ィン2によって受けられ、長手方向の力はシリンダ6を
介してチェーン9によって受けられる。
移動するが、幅方向の力は防舷材3を介して係留ドルフ
ィン2によって受けられ、長手方向の力はシリンダ6を
介してチェーン9によって受けられる。
浮体1が長手方向に移動すると、シリンダ6片側の係留
チェーン9の張力が増加すると同時に反対側の係留チェ
ーン9の張力が減少し、シリンダ6のピストン7両側の
各室間に圧力差が生じる。
チェーン9の張力が増加すると同時に反対側の係留チェ
ーン9の張力が減少し、シリンダ6のピストン7両側の
各室間に圧力差が生じる。
ところが、前述のように浮体1の移動量に対する張力の
変動が小さいので、たとえ突風を受けた場合であっても
係留チェーンに大きな衝撃力が作用するおそれがなく安
全である。
変動が小さいので、たとえ突風を受けた場合であっても
係留チェーンに大きな衝撃力が作用するおそれがなく安
全である。
また、シリンダ6両側の係留チェーン9,9間の張力差
はこれらの係留チェーン9に作用する張力の大きさに比
べて小さいため、シリンダ6の各室間の圧力差も小さい
。
はこれらの係留チェーン9に作用する張力の大きさに比
べて小さいため、シリンダ6の各室間の圧力差も小さい
。
したがって、この場合にも、シリンダ6内部の油漏れは
ほとんどない。
ほとんどない。
浮体1に作用する風等の外力がなくなると、浮体1は元
の位置まで移動し、シリンダ6両側の各係留チェーン9
に作用する張力が互いに等しくなって、シリンダ6のピ
ストン7両側の各室間の圧力差がなくなる。
の位置まで移動し、シリンダ6両側の各係留チェーン9
に作用する張力が互いに等しくなって、シリンダ6のピ
ストン7両側の各室間の圧力差がなくなる。
浮体1は吃水変化等により上下方向にも移動するが、シ
リンダ6と各係留ドルフィン2との距離が浮体1の長さ
の約半分に相当し、各係留チェーン9が比較的長くなる
ので、吃水変化による係留チェーン9の張力変化は小さ
い。
リンダ6と各係留ドルフィン2との距離が浮体1の長さ
の約半分に相当し、各係留チェーン9が比較的長くなる
ので、吃水変化による係留チェーン9の張力変化は小さ
い。
浮体および係留ドルフィンの構造ならびにシリンダの取
付位置等はこの実施例のものに限らない。
付位置等はこの実施例のものに限らない。
たとえば、浮体の上面を側方に張出させてこの゛部分に
シリンダを取付けてもよいし、浮体の側面にシリンダを
取付けてもよい。
シリンダを取付けてもよいし、浮体の側面にシリンダを
取付けてもよい。
また、シリンダには油以外の液体又は気体が封入されて
もよい。
もよい。
この考案による浮体の係留装置は、浮体1の長手方向両
端部の両側方に設置された係留ドルフイン2と、浮体1
の長手方向中央部の両側に固定され、かつシリンダ本体
4の両端にピストンロツド5,5が突出した緩衝用の両
ロツドシリンダ6と、これらのシリンダ6の各ロツド5
および各ロツド5に対応する係留ドルフィン2に両端が
接続された係留チェーン9とを備えているので、構造が
簡単であり、風波等による浮体の水平方向の移動又は吃
水変化等による浮体の上下方向の移動に基づく係留チェ
ーンの張力の変動を小さく抑えることができ、シリンダ
内部における流体の漏れがないため、係留中その特性が
一定に保たれかつ保守が容易である。
端部の両側方に設置された係留ドルフイン2と、浮体1
の長手方向中央部の両側に固定され、かつシリンダ本体
4の両端にピストンロツド5,5が突出した緩衝用の両
ロツドシリンダ6と、これらのシリンダ6の各ロツド5
および各ロツド5に対応する係留ドルフィン2に両端が
接続された係留チェーン9とを備えているので、構造が
簡単であり、風波等による浮体の水平方向の移動又は吃
水変化等による浮体の上下方向の移動に基づく係留チェ
ーンの張力の変動を小さく抑えることができ、シリンダ
内部における流体の漏れがないため、係留中その特性が
一定に保たれかつ保守が容易である。
第1図はカテナリ係留における浮体の移動量と係留チェ
ーンの張力との関係を示す図、第2図および第3図はこ
の考案の実施例を示し、第2図は概略平面図、第3図は
両ロッドシリンダの部分の一部切欠き側面図である。 1・・・・・・浮体(石油備蓄船)、2・・・・・・係
留ドルフィン、4・・・・・・シリンダ本体、5・・・
・・・ピストンロッド、6・・・・・・両ロツドシリン
ダ、9・・・・・・係留チェーン。
ーンの張力との関係を示す図、第2図および第3図はこ
の考案の実施例を示し、第2図は概略平面図、第3図は
両ロッドシリンダの部分の一部切欠き側面図である。 1・・・・・・浮体(石油備蓄船)、2・・・・・・係
留ドルフィン、4・・・・・・シリンダ本体、5・・・
・・・ピストンロッド、6・・・・・・両ロツドシリン
ダ、9・・・・・・係留チェーン。
Claims (1)
- 浮体1の長手方向両端部の両側方に設置された係留ドル
フィン2と、浮体1の長平方向中央部の両側に固定され
、かつシリンダ本体4の両端にピストンロツド5,5が
突出した緩衝用の両ロツドシリンダ6と、これらのシリ
ンダ6の各ロツド5および各ロツド5に対応する係留ド
ルフィン2に両端が接続された係留チェーン9とを備え
ている浮体の係留装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15910079U JPS5912261Y2 (ja) | 1979-11-15 | 1979-11-15 | 浮体の係留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15910079U JPS5912261Y2 (ja) | 1979-11-15 | 1979-11-15 | 浮体の係留装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5675088U JPS5675088U (ja) | 1981-06-19 |
| JPS5912261Y2 true JPS5912261Y2 (ja) | 1984-04-13 |
Family
ID=29670314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15910079U Expired JPS5912261Y2 (ja) | 1979-11-15 | 1979-11-15 | 浮体の係留装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5912261Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-15 JP JP15910079U patent/JPS5912261Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5675088U (ja) | 1981-06-19 |
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