JPS5913268B2 - 塗装方法 - Google Patents
塗装方法Info
- Publication number
- JPS5913268B2 JPS5913268B2 JP51129318A JP12931876A JPS5913268B2 JP S5913268 B2 JPS5913268 B2 JP S5913268B2 JP 51129318 A JP51129318 A JP 51129318A JP 12931876 A JP12931876 A JP 12931876A JP S5913268 B2 JPS5913268 B2 JP S5913268B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- hood
- base material
- pressure
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塗装方法の創案に係り、特にコンクリート構造
体や航海後の船体外面のような凹凸が多いと共に巨大な
母材表面に対して緻密な塗装を比較的コンパクトな設備
によつて的確に形成し得る方法を提供しようとするもの
である。
体や航海後の船体外面のような凹凸が多いと共に巨大な
母材表面に対して緻密な塗装を比較的コンパクトな設備
によつて的確に形成し得る方法を提供しようとするもの
である。
コンクリート構造物のような各種コンクリート製品は一
般的に相当の犬きさを有し、しかもその表面には一井的
にそれなりの凹凸が残することは5 周知の通りであり
、又その組織においても混練時の巻込み空気や水分の気
散等により相当の気孔が残る。
般的に相当の犬きさを有し、しかもその表面には一井的
にそれなりの凹凸が残することは5 周知の通りであり
、又その組織においても混練時の巻込み空気や水分の気
散等により相当の気孔が残る。
殊に軽量コンクリートや発泡コンクリートにおいては上
記のような表面の凹凸或いは組織内における気孔形成が
著しく、従つて軽量性におい10て卓越した性能を有す
るとしても耐水性その他が劣り、組織内に滲透した水分
が凍結することにより構造体自体を破壊せしめその耐用
性を低減する等の不利を招く。これらの不利、欠点を解
消する方法としてコンクリート製品の表面に塗層を施し
、15該塗層によつて表面を平滑化し、又残留気孔を閉
塞することが行われているが、この塗装法による場合に
おいても上記のように凹凸の著しいコンクリート表面の
場合、その凹部に気泡が残り、この気泡が形成された塗
膜をその乾燥過程における温20度変化等により破壊し
て外気に通じ、仮りに塗膜中に気泡が残つたままで乾燥
化されたとしても著しく胞弱な塗膜となつて容易に破壊
せしめられ、何れにしても不完全な塗装とならざるを得
ない。従つてこのような塗装によつて得られたコンクリ
25−卜製品においてはなお相当の吸水性、透水性を有
することが明かであり、又その附着性においても塗膜が
コンクリート組成中に充分にアンカーされたものとなら
ず、しかも上記のように吸水性、透水性の残つた製品に
おいてはそのピンホールか30らの水分浸透によつて折
角の塗膜の定着性が損われて耐久性の乏しいものとしか
ならず、何れにしても安定した塗膜の形成や耐久性を確
保することができない。然して塗装を行うに当り減圧処
理下で実施することについての提案もあるが、その減3
5圧条件を形成するための設備が上記のように巨大な製
品に対して適用することが困難で実質的に適用し得ない
。同様のことは航海後における船舶の、Aご外板表面に
おいてもその巨大性その他の関係が同じに認められ、即
ち相当期間航海した後における船体外板面においては海
水等による侵食が相当に激しくその表面に海藻類が叢着
し、貝類等の附着生育が行われていることは周知の通り
であつて、従つて入港時においては斯様な船腹、船底に
対する清掃を行うことが経済的な航海をなし、好ましい
航海速度を得る所以であるが、このようにして数度に亘
つて清掃された船体は然るべき時期において入渠しその
塗装替えを行うことが上記のような侵食を根本的に縮減
する上において不可欠のものである。
記のような表面の凹凸或いは組織内における気孔形成が
著しく、従つて軽量性におい10て卓越した性能を有す
るとしても耐水性その他が劣り、組織内に滲透した水分
が凍結することにより構造体自体を破壊せしめその耐用
性を低減する等の不利を招く。これらの不利、欠点を解
消する方法としてコンクリート製品の表面に塗層を施し
、15該塗層によつて表面を平滑化し、又残留気孔を閉
塞することが行われているが、この塗装法による場合に
おいても上記のように凹凸の著しいコンクリート表面の
場合、その凹部に気泡が残り、この気泡が形成された塗
膜をその乾燥過程における温20度変化等により破壊し
て外気に通じ、仮りに塗膜中に気泡が残つたままで乾燥
化されたとしても著しく胞弱な塗膜となつて容易に破壊
せしめられ、何れにしても不完全な塗装とならざるを得
ない。従つてこのような塗装によつて得られたコンクリ
25−卜製品においてはなお相当の吸水性、透水性を有
することが明かであり、又その附着性においても塗膜が
コンクリート組成中に充分にアンカーされたものとなら
ず、しかも上記のように吸水性、透水性の残つた製品に
おいてはそのピンホールか30らの水分浸透によつて折
角の塗膜の定着性が損われて耐久性の乏しいものとしか
ならず、何れにしても安定した塗膜の形成や耐久性を確
保することができない。然して塗装を行うに当り減圧処
理下で実施することについての提案もあるが、その減3
5圧条件を形成するための設備が上記のように巨大な製
品に対して適用することが困難で実質的に適用し得ない
。同様のことは航海後における船舶の、Aご外板表面に
おいてもその巨大性その他の関係が同じに認められ、即
ち相当期間航海した後における船体外板面においては海
水等による侵食が相当に激しくその表面に海藻類が叢着
し、貝類等の附着生育が行われていることは周知の通り
であつて、従つて入港時においては斯様な船腹、船底に
対する清掃を行うことが経済的な航海をなし、好ましい
航海速度を得る所以であるが、このようにして数度に亘
つて清掃された船体は然るべき時期において入渠しその
塗装替えを行うことが上記のような侵食を根本的に縮減
する上において不可欠のものである。
然るにこのような入渠、塗装時における船体外面なるも
のはそれが成程鋼材製であるとしても上記したような腐
食の進行によつて凹凸の激しい粗面をなしており、それ
は一般のコンクリート製品表面におけるよりも更に著し
いことが屡屡である。同じようなことは海岸地帯におけ
る湿水構造物又は陸上構造物においても認められ、これ
らの塗装時に上記同様のことが広く発生する。本発明は
上記したような従来の方法における不利、欠点を解消す
るように研究を重ねて創案されたものであつて、上記し
たような場合における塗装の実施に当つて減圧条件を2
重シール機構を用いた減圧フードにより製品表面に部分
的にしかも的確採用することによりコンクリート組織そ
の他に対して充分にアンカーされた塗膜を形成せしめ、
しかもピンホールその他を残すことのない優れた塗層を
形成することに成功したものである。つまり本発明のも
のはコンクリート構造体又は船体外板面を適用するよう
な場合においては母体の大きさは相当に大きなものとな
ることが殆んどであり、このように母材が巨大なもので
ある場合に、該母材全体を減圧フードでカバーすること
は極めて困難である。即ちこの場合においてはその減圧
フード自体が著しく巨大化し(母材以上に巨大化する)
、設備費に巨額を必要とすると共に仮りにそのような設
備が得られたとしてもその減圧フード内を目的の真空度
に減圧することを特にその母材面にそれなりの凹凸が存
する場合に甚だ困難である。加うるにこのような減圧フ
ードなるものは内部を減圧化することにより外部大気圧
に耐える機械的強度を必要とし、この機械的強度なるも
のは少くとも10t/Rrl以上であるから数百m”又
はそれ以上に及ぶことの明かな上述の如き巨大減圧フー
ドにおいて必要とされる資料量、設計条件は極めて厖大
とならざるを得ない。本発明においてはこのような場合
において有効な解決手段を提供するものであり、即ち本
発明では斯かる場合に巨大母材面を部分毎に減圧するこ
とを提案し、しかもこのように部分単位毎の処理に適す
るようにされた減圧フードにおいてその母材面と接合す
る部分に2重シール材を配装することを提案する。加う
るに斯かる2重シールは何もシールを重複したという技
術性のものではなしに更に減圧機構系をそのような2重
シールの中間に作用させることを提案するものであつて
、斯様にシール材の間で減圧処理することにより外部か
らフード内に侵入しようとする空気はこのシール材間に
おいて優先的に排除されることとなるので、仮りに母材
面が粗面であつて若干の外部空気侵入が避け得ないとし
ても目的とする減圧フード内に外部空気の侵入する可能
性は皆無であり、好ましい減圧条件を形成することがで
きる。なおこうして2つのシール材の間を減圧すること
により内部空気もそれなりにこのシール材減圧系から除
去され、場合によつては減圧フードに対しては減圧系を
連結することなしにフード内の減圧を得ることが可能と
なる。本発明は下塗り又は中塗りのような下地層の形成
に適したものであり、又上記したような2重シールでし
かもそれらシール間を減圧せしめた減圧条件下での処理
によつて塗膜層を適切に膨化せしめ、この膨化された塗
膜層に対して決潰処理を併用する。斯かる決潰処理はコ
ンクリート部材等の母材に対して機械的な震動又は衝撃
を与えることにより該塗膜層に震動又は衝撃を与えるこ
とができるし、又処理すべき母材を収容し或いはその表
面一部に添着された減圧フード内の雰囲気条件を変動す
ることによつても有効な塗膜に対する決潰を図り得る。
この後者の場合には減圧機構部分における流体の脈動現
象でもよいが殊更に短時間内での変動たることを必要と
せず、一定時間毎に減圧フード内の圧力条件を変換する
ことでもよい。何れにしてもこのような震動、衝撃又は
圧力変動で塗膜が破壊され易い状態となることは明かで
あり、即ち母材面に層着された直後の未だ定着又は硬化
しない状態の塗膜層はその塗料がそれなりに粘性を有す
るとしてもなお充分に膨化し易い状態のものであつて、
このことは例えば日光照射条件下で塗装したような場合
において平坦なブリキ板面の如きにおいてすら無数の気
泡が発生することによつて明かであり、況して本発明の
方法によつて減圧処理した場合においてはその塗膜内部
と減圧フード内雰囲気との間において1kg/CTiに
近い圧力差が得られるものであることよりし封入空気は
充分に誘出され塗膜を充分に膨化せしめた状態ににある
ものであるから斯様な状態では殊更に衝撃や震動を与え
なくても膨化した塗膜が適宜に減圧条件そのもので決潰
されることが認められ、これに上記したような圧力変化
をも含む衝撃又は震動を与えることによりその決潰が著
しく助長され、又膨化自体も助長されることになる。然
し決潰処理は上記したようなことだけではなしに刷毛や
へら又はローラ乃至タンポのような擦過手段を用いた擦
過処理を用い、又この擦過処理と上記したような衝撃又
は震動処理の何れか1つ又は2つ以上を併用する。上記
したような刷毛又はローラ等による擦過処理に当つては
それらの擦過具に適宜新しい塗料を補給せしめて実施す
ることができ、何れにしても形成された膨化部分の実質
的な全部に対して有効な決潰効果を与えることができ、
同時に上記のように適宜に補給された新しい塗料とも相
俟つて決潰された膨化部分を補修することが可能である
。なおこのような擦過による決潰処理は本発明による場
合頗る軽微な擦過によつて決潰目的を達し得ることは明
かであつて、一般的に擦過具の目重だけて的確な決潰を
得る。このことは斯様な擦過処理によつても既に母材面
に接着した塗膜深部に対しては殆んど影響を与えないこ
とを意味するものであり、又上記のように軽微な擦過で
あることよりして減圧フード内の如きにおいても比較的
容易に実施することができる。上記のような塗膜膨化部
分の決潰によつてその内部封入空気が除去されることは
明白であり、決潰した塗膜はその瞬間においては開口状
態を呈するが、その粘性、表面張力により殆んどがその
ままで閉塞状態を復元する。殊に上記したような擦過具
によるときは決潰直後にこの復元が完全状態に達成され
ることになる。従つてその後に大気圧又はそれ以上の状
態に加圧することにより今度は塗膜が母材組織内に吸入
されることとなるものであり、即ち上記したように決潰
されたときに減圧フード内と同じ減圧条件を膨化部分内
に形成して塗膜を構成した後に外部が加圧されることと
なるので該塗膜は有効に母材表面の凹凸組織内に吸着さ
れることとなる。なおこのような減圧→膨化→大気圧又
はそれ以上の圧力復元は複数回反復して実施されること
により母材表面部組織内の封入空気は完全に排除され、
それに代つて塗料が深く該表面組織中に進入結合するこ
ととなる。
のはそれが成程鋼材製であるとしても上記したような腐
食の進行によつて凹凸の激しい粗面をなしており、それ
は一般のコンクリート製品表面におけるよりも更に著し
いことが屡屡である。同じようなことは海岸地帯におけ
る湿水構造物又は陸上構造物においても認められ、これ
らの塗装時に上記同様のことが広く発生する。本発明は
上記したような従来の方法における不利、欠点を解消す
るように研究を重ねて創案されたものであつて、上記し
たような場合における塗装の実施に当つて減圧条件を2
重シール機構を用いた減圧フードにより製品表面に部分
的にしかも的確採用することによりコンクリート組織そ
の他に対して充分にアンカーされた塗膜を形成せしめ、
しかもピンホールその他を残すことのない優れた塗層を
形成することに成功したものである。つまり本発明のも
のはコンクリート構造体又は船体外板面を適用するよう
な場合においては母体の大きさは相当に大きなものとな
ることが殆んどであり、このように母材が巨大なもので
ある場合に、該母材全体を減圧フードでカバーすること
は極めて困難である。即ちこの場合においてはその減圧
フード自体が著しく巨大化し(母材以上に巨大化する)
、設備費に巨額を必要とすると共に仮りにそのような設
備が得られたとしてもその減圧フード内を目的の真空度
に減圧することを特にその母材面にそれなりの凹凸が存
する場合に甚だ困難である。加うるにこのような減圧フ
ードなるものは内部を減圧化することにより外部大気圧
に耐える機械的強度を必要とし、この機械的強度なるも
のは少くとも10t/Rrl以上であるから数百m”又
はそれ以上に及ぶことの明かな上述の如き巨大減圧フー
ドにおいて必要とされる資料量、設計条件は極めて厖大
とならざるを得ない。本発明においてはこのような場合
において有効な解決手段を提供するものであり、即ち本
発明では斯かる場合に巨大母材面を部分毎に減圧するこ
とを提案し、しかもこのように部分単位毎の処理に適す
るようにされた減圧フードにおいてその母材面と接合す
る部分に2重シール材を配装することを提案する。加う
るに斯かる2重シールは何もシールを重複したという技
術性のものではなしに更に減圧機構系をそのような2重
シールの中間に作用させることを提案するものであつて
、斯様にシール材の間で減圧処理することにより外部か
らフード内に侵入しようとする空気はこのシール材間に
おいて優先的に排除されることとなるので、仮りに母材
面が粗面であつて若干の外部空気侵入が避け得ないとし
ても目的とする減圧フード内に外部空気の侵入する可能
性は皆無であり、好ましい減圧条件を形成することがで
きる。なおこうして2つのシール材の間を減圧すること
により内部空気もそれなりにこのシール材減圧系から除
去され、場合によつては減圧フードに対しては減圧系を
連結することなしにフード内の減圧を得ることが可能と
なる。本発明は下塗り又は中塗りのような下地層の形成
に適したものであり、又上記したような2重シールでし
かもそれらシール間を減圧せしめた減圧条件下での処理
によつて塗膜層を適切に膨化せしめ、この膨化された塗
膜層に対して決潰処理を併用する。斯かる決潰処理はコ
ンクリート部材等の母材に対して機械的な震動又は衝撃
を与えることにより該塗膜層に震動又は衝撃を与えるこ
とができるし、又処理すべき母材を収容し或いはその表
面一部に添着された減圧フード内の雰囲気条件を変動す
ることによつても有効な塗膜に対する決潰を図り得る。
この後者の場合には減圧機構部分における流体の脈動現
象でもよいが殊更に短時間内での変動たることを必要と
せず、一定時間毎に減圧フード内の圧力条件を変換する
ことでもよい。何れにしてもこのような震動、衝撃又は
圧力変動で塗膜が破壊され易い状態となることは明かで
あり、即ち母材面に層着された直後の未だ定着又は硬化
しない状態の塗膜層はその塗料がそれなりに粘性を有す
るとしてもなお充分に膨化し易い状態のものであつて、
このことは例えば日光照射条件下で塗装したような場合
において平坦なブリキ板面の如きにおいてすら無数の気
泡が発生することによつて明かであり、況して本発明の
方法によつて減圧処理した場合においてはその塗膜内部
と減圧フード内雰囲気との間において1kg/CTiに
近い圧力差が得られるものであることよりし封入空気は
充分に誘出され塗膜を充分に膨化せしめた状態ににある
ものであるから斯様な状態では殊更に衝撃や震動を与え
なくても膨化した塗膜が適宜に減圧条件そのもので決潰
されることが認められ、これに上記したような圧力変化
をも含む衝撃又は震動を与えることによりその決潰が著
しく助長され、又膨化自体も助長されることになる。然
し決潰処理は上記したようなことだけではなしに刷毛や
へら又はローラ乃至タンポのような擦過手段を用いた擦
過処理を用い、又この擦過処理と上記したような衝撃又
は震動処理の何れか1つ又は2つ以上を併用する。上記
したような刷毛又はローラ等による擦過処理に当つては
それらの擦過具に適宜新しい塗料を補給せしめて実施す
ることができ、何れにしても形成された膨化部分の実質
的な全部に対して有効な決潰効果を与えることができ、
同時に上記のように適宜に補給された新しい塗料とも相
俟つて決潰された膨化部分を補修することが可能である
。なおこのような擦過による決潰処理は本発明による場
合頗る軽微な擦過によつて決潰目的を達し得ることは明
かであつて、一般的に擦過具の目重だけて的確な決潰を
得る。このことは斯様な擦過処理によつても既に母材面
に接着した塗膜深部に対しては殆んど影響を与えないこ
とを意味するものであり、又上記のように軽微な擦過で
あることよりして減圧フード内の如きにおいても比較的
容易に実施することができる。上記のような塗膜膨化部
分の決潰によつてその内部封入空気が除去されることは
明白であり、決潰した塗膜はその瞬間においては開口状
態を呈するが、その粘性、表面張力により殆んどがその
ままで閉塞状態を復元する。殊に上記したような擦過具
によるときは決潰直後にこの復元が完全状態に達成され
ることになる。従つてその後に大気圧又はそれ以上の状
態に加圧することにより今度は塗膜が母材組織内に吸入
されることとなるものであり、即ち上記したように決潰
されたときに減圧フード内と同じ減圧条件を膨化部分内
に形成して塗膜を構成した後に外部が加圧されることと
なるので該塗膜は有効に母材表面の凹凸組織内に吸着さ
れることとなる。なおこのような減圧→膨化→大気圧又
はそれ以上の圧力復元は複数回反復して実施されること
により母材表面部組織内の封入空気は完全に排除され、
それに代つて塗料が深く該表面組織中に進入結合するこ
ととなる。
この場合において上記したような本発明の減圧→膨化処
理は又その塗膜の密着及び母材面における残存封入空気
存否の試験、判定手段としても利用され、即ち一般に適
当な減圧処理によつても膨化の殆んど認められないよう
になつたと言うことは塗膜の完全密着と封入空気の完全
排除を意味することとなるわけであり、斯様な状態が確
認されるまで繰返される。本発明によるものの場合母材
に対する塗装自体は一般的に大気中において行われる。
理は又その塗膜の密着及び母材面における残存封入空気
存否の試験、判定手段としても利用され、即ち一般に適
当な減圧処理によつても膨化の殆んど認められないよう
になつたと言うことは塗膜の完全密着と封入空気の完全
排除を意味することとなるわけであり、斯様な状態が確
認されるまで繰返される。本発明によるものの場合母材
に対する塗装自体は一般的に大気中において行われる。
即ちこの大気中での塗装によつて母材組織表面部に空気
が封入されても上記したような処理によつて的確に除去
し密実な接合状態を形成し得るものであり、この場合の
塗装方法としては刷毛塗り、ローラ塗り、スプレー塗り
或いはどぶ漬け法の如き従来から採用されている如何な
る方法によつてもよく、若し被塗装物を適当にカロ熱し
て実施し且つそのカロ温状態を上記したような減圧処理
時においても継続することができるならば粉末塗料を流
動状態でこの被塗装物に接触附着せしめて溶解し塗膜を
溶剤なしで形成する乾式塗装法の如きであつても同様に
適用することができる。然し本発明においては場合によ
つては真空条件下での塗装法による塗膜を形成すること
も可能であつて、このような減圧条件での塗装方法によ
るならば塗装される母材面に空気が存しないことよりし
て塗装自体において密着した塗膜を層着することができ
る。殊にこのような減圧条件下における塗装に当つては
塗装すべき塗料を収容したタンクにおいてその塗料面を
加圧し(1次加圧)、しかも斯うして送られる塗料をポ
ンプで圧送(2次加圧)することにより噴霧化のための
空気を噴出しないで塗料の霧化を図るエアレススプレー
方式の如きを利用するならばフード内母材面に減圧条件
を維持したままでの塗膜形成が得られ、且つ好ましいこ
とはこの場合において外部大気と減圧条件との間の圧力
差が利用され得ることよりして前記したような1次加圧
、2次加圧の程度を適宜に低くした条件下での有利な塗
装を得しめることができる。必要な塗膜厚さを得るには
その塗装が適宜に反覆して多層状態に重ね塗りされるわ
けであるが、この場合においてはその必要塗膜厚さが従
来法によるものよりも適当に縮小されることになる。
が封入されても上記したような処理によつて的確に除去
し密実な接合状態を形成し得るものであり、この場合の
塗装方法としては刷毛塗り、ローラ塗り、スプレー塗り
或いはどぶ漬け法の如き従来から採用されている如何な
る方法によつてもよく、若し被塗装物を適当にカロ熱し
て実施し且つそのカロ温状態を上記したような減圧処理
時においても継続することができるならば粉末塗料を流
動状態でこの被塗装物に接触附着せしめて溶解し塗膜を
溶剤なしで形成する乾式塗装法の如きであつても同様に
適用することができる。然し本発明においては場合によ
つては真空条件下での塗装法による塗膜を形成すること
も可能であつて、このような減圧条件での塗装方法によ
るならば塗装される母材面に空気が存しないことよりし
て塗装自体において密着した塗膜を層着することができ
る。殊にこのような減圧条件下における塗装に当つては
塗装すべき塗料を収容したタンクにおいてその塗料面を
加圧し(1次加圧)、しかも斯うして送られる塗料をポ
ンプで圧送(2次加圧)することにより噴霧化のための
空気を噴出しないで塗料の霧化を図るエアレススプレー
方式の如きを利用するならばフード内母材面に減圧条件
を維持したままでの塗膜形成が得られ、且つ好ましいこ
とはこの場合において外部大気と減圧条件との間の圧力
差が利用され得ることよりして前記したような1次加圧
、2次加圧の程度を適宜に低くした条件下での有利な塗
装を得しめることができる。必要な塗膜厚さを得るには
その塗装が適宜に反覆して多層状態に重ね塗りされるわ
けであるが、この場合においてはその必要塗膜厚さが従
来法によるものよりも適当に縮小されることになる。
即ち必要な塗膜厚さなるものは目的とする耐水性、耐食
性を確保するために必要とされる塗膜厚であつて、それ
は従来法によるものにおいては殊に上記したようなコン
クリート又はそれに準じたような母材の場合それなりの
空気封入が避け得ないものであることよりしてそのよう
な空気封入条件下においての必要な厚みであるのに対し
本発明によるならばそのような空気封入が全くなく、し
かも緊密に母材表面にアンカーされた条件下での必要厚
として計算されるから必然的に僅少化することとなる。
上記のような本発明のものはどのような塗装にも採用で
きるが、殊に好ましい適用としては下塗り及び中塗りの
ような下地塗装である。
性を確保するために必要とされる塗膜厚であつて、それ
は従来法によるものにおいては殊に上記したようなコン
クリート又はそれに準じたような母材の場合それなりの
空気封入が避け得ないものであることよりしてそのよう
な空気封入条件下においての必要な厚みであるのに対し
本発明によるならばそのような空気封入が全くなく、し
かも緊密に母材表面にアンカーされた条件下での必要厚
として計算されるから必然的に僅少化することとなる。
上記のような本発明のものはどのような塗装にも採用で
きるが、殊に好ましい適用としては下塗り及び中塗りの
ような下地塗装である。
即ち減圧処理による膨化、この膨化に対する決潰処理は
何れにしても塗装面にそれなりの荒れを残すことになり
、それはその後に大気圧条件で加圧されても殊更に修復
されるものでなく、むしろこの加圧によつて塗料が母材
表面組織に圧入されることよりしてより激しくなる傾向
すらある。然してこのような塗膜面の荒れは上塗り以外
の場合においては特に忌避すべき程のものでなく、場合
によつては好ましいことすらある。上記のような本発明
によるものの具体的な実施態様は第1、第2図にその概
略が示されている通りであり、即ち第1図に示すものは
減圧フード2が底板1に対して締着された減圧室内にコ
ンクリート部体その他の母材3を収容し、該減圧室3の
頂部に設けた塗料タンク4に対しては圧縮空気タンク7
からの圧縮空気が送られて1次加圧をなし、次いでポン
プ16による2次加圧をなしてスプレーヘツド5により
所定の塗装を行うようにされたものであり、しかもこの
圧縮空気タンク7及び減圧タンク6が夫々配設連結され
ていて塗装に際しては減圧室2を例えばO.1〜O.2
k9/crii程度に減圧して行い、塗装完了後に減圧
室内を大気圧状態に戻し、更に圧縮タンク7からの空気
を圧入して加圧する。
何れにしても塗装面にそれなりの荒れを残すことになり
、それはその後に大気圧条件で加圧されても殊更に修復
されるものでなく、むしろこの加圧によつて塗料が母材
表面組織に圧入されることよりしてより激しくなる傾向
すらある。然してこのような塗膜面の荒れは上塗り以外
の場合においては特に忌避すべき程のものでなく、場合
によつては好ましいことすらある。上記のような本発明
によるものの具体的な実施態様は第1、第2図にその概
略が示されている通りであり、即ち第1図に示すものは
減圧フード2が底板1に対して締着された減圧室内にコ
ンクリート部体その他の母材3を収容し、該減圧室3の
頂部に設けた塗料タンク4に対しては圧縮空気タンク7
からの圧縮空気が送られて1次加圧をなし、次いでポン
プ16による2次加圧をなしてスプレーヘツド5により
所定の塗装を行うようにされたものであり、しかもこの
圧縮空気タンク7及び減圧タンク6が夫々配設連結され
ていて塗装に際しては減圧室2を例えばO.1〜O.2
k9/crii程度に減圧して行い、塗装完了後に減圧
室内を大気圧状態に戻し、更に圧縮タンク7からの空気
を圧入して加圧する。
これらの大気圧状態への復元及び加圧に当つて吹き込ま
れる空気により塗装が吹き飛ばされ、或いはその他の影
響を受けないようにそれらタンク6,7からの配管8,
9は塗装面を指向しないように屈曲させてある。施すべ
き塗装厚みの如何と共に減圧処理時における塗膜におけ
る膨れの発生状態如何を覗き窓17から観察して上記の
ような塗装作業が繰返して実施される。第2図に示すも
のは塗装10の施されたコンクリート部体等の母材3に
対して減圧処理する場合であつて、減圧室の構成関係に
ついては第1図の場合と同様であり、大気圧条件下で塗
装10の施されたコンクリート部体3をこの中に収容し
て減圧処理するようになつているものである。
れる空気により塗装が吹き飛ばされ、或いはその他の影
響を受けないようにそれらタンク6,7からの配管8,
9は塗装面を指向しないように屈曲させてある。施すべ
き塗装厚みの如何と共に減圧処理時における塗膜におけ
る膨れの発生状態如何を覗き窓17から観察して上記の
ような塗装作業が繰返して実施される。第2図に示すも
のは塗装10の施されたコンクリート部体等の母材3に
対して減圧処理する場合であつて、減圧室の構成関係に
ついては第1図の場合と同様であり、大気圧条件下で塗
装10の施されたコンクリート部体3をこの中に収容し
て減圧処理するようになつているものである。
コンクリート部体13表面の一部にフード2を施し、こ
のフード2の周側に形成された鍔部2aとコンクリート
部体13との間において2重にシール材12,12を環
設した2重シール機構を採用し、減圧タンク6はこのフ
ード2内を減圧せしめると共にこれら2重のシール材1
2,12の間をも吸引減圧するように成つているもので
あり、塗装系においてエアレススプレー方式が採用され
ている。
のフード2の周側に形成された鍔部2aとコンクリート
部体13との間において2重にシール材12,12を環
設した2重シール機構を採用し、減圧タンク6はこのフ
ード2内を減圧せしめると共にこれら2重のシール材1
2,12の間をも吸引減圧するように成つているもので
あり、塗装系においてエアレススプレー方式が採用され
ている。
即ち斯かる大型コンクリート製品13の場合において、
このものを収容する減圧室は更に大型となり、斯様に巨
大化した減圧室において外部大気圧に耐える充分な強度
を確保することの経済的及び事実上の困難さは既述した
通りであり、これを上記のようにコンパクト化した減圧
フード2とすることにより簡便にその目的を達成し得る
。しかもこのようにコンパクト化された減圧フードにお
いて上記のような2重シール機構を採用し、2重シール
材12,12の間を減圧することにより外部から減圧フ
ード2内に侵入しようとする外気はこの2重シール材1
2,12間において優先的に脱気されることとなり、減
圧フード2内に影響を来すことがないこととなり、好ま
しい減圧効果を得しめる。又斯うして2重シール機構部
分を減圧することにより減圧フード2は大気圧を利用し
てコンクリート部体13内に定着されることとなり、滅
圧フード2の取付けに特別な締着手段その他を採用する
必要もなくなる。斯くして減圧塗装後において減圧フー
ド2を取外す操作に関しても単にその減圧条件を解消す
るだけで自動的に解脱することが可能であり、総べての
面において有利な作業をなすことができ、斯くして本発
明の塗装は既に構築されたビルデングその他の構築物の
壁画やコンクリート製や航海後における鋼板製船体の表
面の如きに対しても簡易に適用し得くこととなる。第2
図は大きなコンクリート部体13に既に塗装14が施さ
れたものに対して上述した第3図の場合と同様の関係で
適用される場合であつて、その減圧フード2に対する各
タンク及びシール構成は第3図の場合と同じであること
は図示の通りであり、この場合において塗装系が省略さ
れているが、このように塗装された母材に対して適用す
る場合においても第1図に示すようなエヤレススプレー
機構も適宜に採用し覗き窓からの観察結果によつて塗装
を加えるようにしてよいことは明かである。
このものを収容する減圧室は更に大型となり、斯様に巨
大化した減圧室において外部大気圧に耐える充分な強度
を確保することの経済的及び事実上の困難さは既述した
通りであり、これを上記のようにコンパクト化した減圧
フード2とすることにより簡便にその目的を達成し得る
。しかもこのようにコンパクト化された減圧フードにお
いて上記のような2重シール機構を採用し、2重シール
材12,12の間を減圧することにより外部から減圧フ
ード2内に侵入しようとする外気はこの2重シール材1
2,12間において優先的に脱気されることとなり、減
圧フード2内に影響を来すことがないこととなり、好ま
しい減圧効果を得しめる。又斯うして2重シール機構部
分を減圧することにより減圧フード2は大気圧を利用し
てコンクリート部体13内に定着されることとなり、滅
圧フード2の取付けに特別な締着手段その他を採用する
必要もなくなる。斯くして減圧塗装後において減圧フー
ド2を取外す操作に関しても単にその減圧条件を解消す
るだけで自動的に解脱することが可能であり、総べての
面において有利な作業をなすことができ、斯くして本発
明の塗装は既に構築されたビルデングその他の構築物の
壁画やコンクリート製や航海後における鋼板製船体の表
面の如きに対しても簡易に適用し得くこととなる。第2
図は大きなコンクリート部体13に既に塗装14が施さ
れたものに対して上述した第3図の場合と同様の関係で
適用される場合であつて、その減圧フード2に対する各
タンク及びシール構成は第3図の場合と同じであること
は図示の通りであり、この場合において塗装系が省略さ
れているが、このように塗装された母材に対して適用す
る場合においても第1図に示すようなエヤレススプレー
機構も適宜に採用し覗き窓からの観察結果によつて塗装
を加えるようにしてよいことは明かである。
減圧処理時における膨れの発生状態もこの覗き窓17か
ら観察され、その結果によつてフード2の側方に設けら
れたパツキング18部分から操作把手19を挿入したロ
ーラ状擦過具20の転動による擦過処理が行われるもの
であり、これは既述した第1図の場合においても殊更に
図示はしなかつたが同様である。このような擦過処理具
としてはこのローラ状のものが比較的好ましいものであ
るけれども本発明によるものは斯様なローラのみに限定
されるものでなく、刷毛、タンポ浮ヘラの如きでもよい
。上記したような本発明によるものはその母材としての
コンクリート部体としてはどのようなコンクリート部体
に対しても等しく適用でき、又有効である。
ら観察され、その結果によつてフード2の側方に設けら
れたパツキング18部分から操作把手19を挿入したロ
ーラ状擦過具20の転動による擦過処理が行われるもの
であり、これは既述した第1図の場合においても殊更に
図示はしなかつたが同様である。このような擦過処理具
としてはこのローラ状のものが比較的好ましいものであ
るけれども本発明によるものは斯様なローラのみに限定
されるものでなく、刷毛、タンポ浮ヘラの如きでもよい
。上記したような本発明によるものはその母材としての
コンクリート部体としてはどのようなコンクリート部体
に対しても等しく適用でき、又有効である。
即ち普通コンクリートのみならず軽量コンクリート、気
泡コンクリートの如きの総べてに対して適用でき、殊に
軽量コンクリートや気泡コンクリートに関してはそのポ
ーラス性その他に原因して本発明によるものの有効性は
顕著である。又鋼板製品その他に対しても適用できるこ
とは当然であり、既述したような航海後の船体表面にお
ける塗装も有意な適用領域であるけれども、更に砂型に
よつて得られた鋳造体の如きも好ましい適用物件であり
、勿論圧延製品に対しても同様に適用することができる
し、その他の木材製品等に関しても防食目的その他から
して適宜採用することができる。然して用いられる塗料
に関しても殆んどが適用可能であり、殊更に適用範囲か
ら除外される理由はない。
泡コンクリートの如きの総べてに対して適用でき、殊に
軽量コンクリートや気泡コンクリートに関してはそのポ
ーラス性その他に原因して本発明によるものの有効性は
顕著である。又鋼板製品その他に対しても適用できるこ
とは当然であり、既述したような航海後の船体表面にお
ける塗装も有意な適用領域であるけれども、更に砂型に
よつて得られた鋳造体の如きも好ましい適用物件であり
、勿論圧延製品に対しても同様に適用することができる
し、その他の木材製品等に関しても防食目的その他から
して適宜採用することができる。然して用いられる塗料
に関しても殆んどが適用可能であり、殊更に適用範囲か
ら除外される理由はない。
蓋しエポキシ、ウレタンのような熱硬化性樹脂、アルキ
ツド、フエノ一ル、アミノ、アミノアルキツド、ポリエ
ステル、アクリル、ビニール等のその他の合成樹脂塗料
、セルローズ、ラテツクス、ぺンキ、ラツカーの如きに
等しく適用できる。然しこれらの塗料中、本発明による
ものの実質的に好ましいものは既述したような下地塗料
であり、油性さび止め塗料、プライマー、サーフエサー
の如きが用いられ、又油性下地パテ等も採用される。更
に母材がコンクリート部体である場合においてはこのよ
うな塗料としてペースト又はモルタルを用いることもで
き、このようにペース卜又はモルタルを用いた場合にお
いて上記したような減圧処理および決潰処理後に大気圧
に復元し或いはそれ以上に加圧することによつてペース
ト又はモルタル中のペースト分が母材コンクリート組織
中に充分に浸透し該コンクリート組織におけるセメント
分濃度を高め、その強度を大ならしめると共に添着され
た表面層の附着力の卓越した塗装をコンクリート母材に
層着せしめる。本発明方法によるものの具体的な実施例
について説明すると以下の通りである。
ツド、フエノ一ル、アミノ、アミノアルキツド、ポリエ
ステル、アクリル、ビニール等のその他の合成樹脂塗料
、セルローズ、ラテツクス、ぺンキ、ラツカーの如きに
等しく適用できる。然しこれらの塗料中、本発明による
ものの実質的に好ましいものは既述したような下地塗料
であり、油性さび止め塗料、プライマー、サーフエサー
の如きが用いられ、又油性下地パテ等も採用される。更
に母材がコンクリート部体である場合においてはこのよ
うな塗料としてペースト又はモルタルを用いることもで
き、このようにペース卜又はモルタルを用いた場合にお
いて上記したような減圧処理および決潰処理後に大気圧
に復元し或いはそれ以上に加圧することによつてペース
ト又はモルタル中のペースト分が母材コンクリート組織
中に充分に浸透し該コンクリート組織におけるセメント
分濃度を高め、その強度を大ならしめると共に添着され
た表面層の附着力の卓越した塗装をコンクリート母材に
層着せしめる。本発明方法によるものの具体的な実施例
について説明すると以下の通りである。
実施例 1
前記した第1図に示した装置を用い、その塗料タンク4
に対してはコンプレツサ−7からの配管15を通じ24
.5kg/C71程度の加圧を塗料上に加え、次いでこ
のタンク4から送り出された塗料に対して塗料ポンプ1
6による加圧圧送を行わしめることによりスプレーヘツ
ダ−5から塗料を噴出させて実施した。
に対してはコンプレツサ−7からの配管15を通じ24
.5kg/C71程度の加圧を塗料上に加え、次いでこ
のタンク4から送り出された塗料に対して塗料ポンプ1
6による加圧圧送を行わしめることによりスプレーヘツ
ダ−5から塗料を噴出させて実施した。
然して上記したような装置において常法に従い2.5m
mの砂、25mmの砂利とセメントを用い、セメント:
砂:砂利の割合が1:2:3.5で水がセメントに対し
て20.55の配合割合で調整されたスランプ15cf
n程度のコンクリートによつてフード2より充分に大き
い板状ブロツクを成形し、養生工程を経て得られた製品
を被塗装母材13とし、このものを減圧フード2内に収
容し、そのシール材12,12間を500m7J!Hg
に減圧すると共に該減圧フード2内を−650m77!
Hg前後に減圧した条件下においてエポキシ樹脂系塗料
をノズルによつて吹きつけ塗布し、250g/Trlの
塗層を形成し、この塗装過程において塗膜に形成された
膨れをその減圧条件の変動で決潰せしめ、その後に大気
圧に復元させて製品とした。
mの砂、25mmの砂利とセメントを用い、セメント:
砂:砂利の割合が1:2:3.5で水がセメントに対し
て20.55の配合割合で調整されたスランプ15cf
n程度のコンクリートによつてフード2より充分に大き
い板状ブロツクを成形し、養生工程を経て得られた製品
を被塗装母材13とし、このものを減圧フード2内に収
容し、そのシール材12,12間を500m7J!Hg
に減圧すると共に該減圧フード2内を−650m77!
Hg前後に減圧した条件下においてエポキシ樹脂系塗料
をノズルによつて吹きつけ塗布し、250g/Trlの
塗層を形成し、この塗装過程において塗膜に形成された
膨れをその減圧条件の変動で決潰せしめ、その後に大気
圧に復元させて製品とした。
上記のようにして形成された塗層についての接着強度を
公知のような接着鉄板の引き剥し試験方法によつて試験
した結果は12.3k9/へであり、これを同じ普通コ
ンクリートによる板状のコンクリート部体に対して同一
のエポキシ系塗料を大気圧条件下において同量塗布せし
めたものを試験した場合の接着強度を測定した6.8k
9/Trlに比すればその強度が著しく高く、充分な密
着囲を有し、緻密な塗層の形成されているものであるこ
とが確認された。
公知のような接着鉄板の引き剥し試験方法によつて試験
した結果は12.3k9/へであり、これを同じ普通コ
ンクリートによる板状のコンクリート部体に対して同一
のエポキシ系塗料を大気圧条件下において同量塗布せし
めたものを試験した場合の接着強度を測定した6.8k
9/Trlに比すればその強度が著しく高く、充分な密
着囲を有し、緻密な塗層の形成されているものであるこ
とが確認された。
実施例 2
実施例1におけると同じ配合及びスランプのコンクリー
トにより形成されたコンクリート建築物の壁面に対して
エポキシ樹脂系塗料を2389/イ塗布してからその直
後において第2図に示すような減圧フードを用い、その
2重に配装一されたシール材12,12の間を−150
0m7!LHgに減圧すると共に減圧フード内を−60
0mmHgに減圧した条件下で180秒間減圧処理し、
減圧処理によつて塗膜に形成された膨れを該減圧条件下
における振動処理で決潰させ、膨れの求められなくなつ
た時点で大気圧に復元せしめた。
トにより形成されたコンクリート建築物の壁面に対して
エポキシ樹脂系塗料を2389/イ塗布してからその直
後において第2図に示すような減圧フードを用い、その
2重に配装一されたシール材12,12の間を−150
0m7!LHgに減圧すると共に減圧フード内を−60
0mmHgに減圧した条件下で180秒間減圧処理し、
減圧処理によつて塗膜に形成された膨れを該減圧条件下
における振動処理で決潰させ、膨れの求められなくなつ
た時点で大気圧に復元せしめた。
このような減圧処理を経た後7日間経過して塗層の硬化
を待つてから実施例1におけると同じ試1験方法によつ
て該塗層の接着強度を試験した結果は13,2k9/C
Tlであり、これを同時に同じ塗層を形成し本発明によ
る減圧処理を行わない部分に関して試1験した8.9k
9/〜の結果に比するとその接着強度が著しく高められ
ていることが確認された。
を待つてから実施例1におけると同じ試1験方法によつ
て該塗層の接着強度を試験した結果は13,2k9/C
Tlであり、これを同時に同じ塗層を形成し本発明によ
る減圧処理を行わない部分に関して試1験した8.9k
9/〜の結果に比するとその接着強度が著しく高められ
ていることが確認された。
実施例 31m3当りの配合がセメント350k9、火
山砂467kg、火山砂利514k9、水1801で起
泡剤をセメント重量に対して0.05%用い、空気量を
5.5%として混練したスランプ14CTILの軽量コ
ンタリートによつて形成した30×300X300龍の
コンクリート板を準備し、このものの全周面に実施例1
におけると同じ設備を用いて−550mmHgに減圧さ
れた条件下で3509/イの塗層を施し、この減圧処理
によつて塗膜に生じた膨れを第2図に示したような擦適
用ローラ20を用いて決潰せしめ、引続き更に減圧処理
して更に発生した若干の膨れを同様に擦過ローラ20に
より決潰せしめ、その後にフード内を大気圧条件に復元
せしめて製品とした。
山砂467kg、火山砂利514k9、水1801で起
泡剤をセメント重量に対して0.05%用い、空気量を
5.5%として混練したスランプ14CTILの軽量コ
ンタリートによつて形成した30×300X300龍の
コンクリート板を準備し、このものの全周面に実施例1
におけると同じ設備を用いて−550mmHgに減圧さ
れた条件下で3509/イの塗層を施し、この減圧処理
によつて塗膜に生じた膨れを第2図に示したような擦適
用ローラ20を用いて決潰せしめ、引続き更に減圧処理
して更に発生した若干の膨れを同様に擦過ローラ20に
より決潰せしめ、その後にフード内を大気圧条件に復元
せしめて製品とした。
フ
上記のようにして得られたものについてその接着塗膜の
接着強度を試験したところ9.2kg/CTilであり
、これを同じ軽量コンクリート成形体について常法によ
り大気圧条件下で同じ塗料を用いて形成した塗膜の接着
強度5.3kg/CTlに比較すれば接着強度の優れた
ものであることが確認された。
接着強度を試験したところ9.2kg/CTilであり
、これを同じ軽量コンクリート成形体について常法によ
り大気圧条件下で同じ塗料を用いて形成した塗膜の接着
強度5.3kg/CTlに比較すれば接着強度の優れた
ものであることが確認された。
実施例 4進水後約5年を経た船舶の外板に対し、その
航海中に附着した藻類やふじつぼ等を除去清掃すると共
にワイヤブラシをかけて浮上した塗層等を清掃した後ビ
ニルブチラール樹脂にシンククロメート及びリン酸を配
合した下塗塗料(ウオツシユプライマ一)を2209/
Rrlの割合で塗装し、このものに対し第2図に示した
フードを用いてカバーせしめて−650mmHgに減圧
し、それによつて発生した膨れを擦過ロール20を用い
ることなしに、一旦フードを除去して刷毛により決潰処
理し、更に減圧処理して同様に刷毛による決潰処理を行
い、塗膜を形成し、第1の塗装とした。
航海中に附着した藻類やふじつぼ等を除去清掃すると共
にワイヤブラシをかけて浮上した塗層等を清掃した後ビ
ニルブチラール樹脂にシンククロメート及びリン酸を配
合した下塗塗料(ウオツシユプライマ一)を2209/
Rrlの割合で塗装し、このものに対し第2図に示した
フードを用いてカバーせしめて−650mmHgに減圧
し、それによつて発生した膨れを擦過ロール20を用い
ることなしに、一旦フードを除去して刷毛により決潰処
理し、更に減圧処理して同様に刷毛による決潰処理を行
い、塗膜を形成し、第1の塗装とした。
又これとは別に同じ船体に対し施された同じ塗装に対し
て同じ減圧処理をなすと共に擦過ロール20を用いて減
圧処理を継続した条件下で発生した塗膜の膨れに対する
決潰処理を1分毎に2回行い、その後にフード2内を大
気圧に復元させて塗膜を形成し、第2の塗装とした。
て同じ減圧処理をなすと共に擦過ロール20を用いて減
圧処理を継続した条件下で発生した塗膜の膨れに対する
決潰処理を1分毎に2回行い、その後にフード2内を大
気圧に復元させて塗膜を形成し、第2の塗装とした。
更にこれらとは別に同じ船体外板に対してエアスプレー
方式による常法に従つて略同じ量の塗装を施して第3の
塗装とした。
方式による常法に従つて略同じ量の塗装を施して第3の
塗装とした。
以上のようにして得られた第1〜第3の塗装についてそ
の接着強度をクロスカツト試験した結果は第1塗装が2
個の剥離であり、第2の塗装が剥離の全くないものであ
るのに対し、第3塗装では350〜520個の剥離が認
められ、即ち第1塗装、第2塗装のものが第3塗装より
充分に優れた接着強度を有することが確認された。
の接着強度をクロスカツト試験した結果は第1塗装が2
個の剥離であり、第2の塗装が剥離の全くないものであ
るのに対し、第3塗装では350〜520個の剥離が認
められ、即ち第1塗装、第2塗装のものが第3塗装より
充分に優れた接着強度を有することが確認された。
以上説明したような本発明方法によるときは母材表面に
対して部分的に減圧フードを添着するものであるから相
当の大きさを有するコンクリート構造物や船体外面の如
きに対しても比較的小型な設備で充分に実施でき、又こ
のように小型な減圧設備でよいことから該減圧フードの
強度などに関して苦心する必要なく、更には平易に作業
し得る有利さがあり、しかも該減圧フードの周側にシー
ル材を2重に環設し、この2重に設けられたシ一ル材の
間を減圧することにより前記減圧フードを母材表面に吸
着させると共に外部から侵入する空気の除去を図り、且
つこの減圧フード内を減圧することにより該フード内を
所定の減圧条件に維持することができてコンクリート構
造体や船体面における塗膜に対しても適切に処理効果を
与えることができるものであり、加うるに塗膜膨化後に
決潰処理を行つてから加工するものであるから特別に塗
料の粘度を調整し或いは高い減圧度を形成することなし
に有効に塗料を滲透せしめ、又ピンホール等を残すこと
が少くて密着性に優れ透水性の低い塗層を平易且つ的確
に形成することができるものであるから工業的にその効
果の大きい発明である。
対して部分的に減圧フードを添着するものであるから相
当の大きさを有するコンクリート構造物や船体外面の如
きに対しても比較的小型な設備で充分に実施でき、又こ
のように小型な減圧設備でよいことから該減圧フードの
強度などに関して苦心する必要なく、更には平易に作業
し得る有利さがあり、しかも該減圧フードの周側にシー
ル材を2重に環設し、この2重に設けられたシ一ル材の
間を減圧することにより前記減圧フードを母材表面に吸
着させると共に外部から侵入する空気の除去を図り、且
つこの減圧フード内を減圧することにより該フード内を
所定の減圧条件に維持することができてコンクリート構
造体や船体面における塗膜に対しても適切に処理効果を
与えることができるものであり、加うるに塗膜膨化後に
決潰処理を行つてから加工するものであるから特別に塗
料の粘度を調整し或いは高い減圧度を形成することなし
に有効に塗料を滲透せしめ、又ピンホール等を残すこと
が少くて密着性に優れ透水性の低い塗層を平易且つ的確
に形成することができるものであるから工業的にその効
果の大きい発明である。
図面は本発明の実施態様を示すものであつて、第1図は
本発明方法の1つの実施態様を示した概略説明図、第2
図はそのもう1つの実施態様を示した第1図と同様な概
略説明図である。 然してこれらの図面において、1は底板、2は減圧フー
ド、3及び13はコンクリート部体、4は塗料タンク、
5はスプレーヘツド、6は減圧タンク、7は圧縮空気タ
ンク、10は塗装、12はシール板を夫々示すものであ
る。
本発明方法の1つの実施態様を示した概略説明図、第2
図はそのもう1つの実施態様を示した第1図と同様な概
略説明図である。 然してこれらの図面において、1は底板、2は減圧フー
ド、3及び13はコンクリート部体、4は塗料タンク、
5はスプレーヘツド、6は減圧タンク、7は圧縮空気タ
ンク、10は塗装、12はシール板を夫々示すものであ
る。
Claims (1)
- 1 母材表面に対して部分的に減圧フードを添着し、該
減圧フードの周側と母材表面との間にシール材を2重に
環設し、この2重に設けられたシール材の間を減圧する
ことにより前記減圧フードを母材表面に吸着させると共
に外部から侵入する空気の除去を図り、前記母材表面に
形成された塗膜層が未だ実質的に定着又は硬化しない状
態で前記減圧フード内を減圧して減圧処理することによ
り塗膜内部母材面又はその組織内封入空気の誘出による
塗膜層の膨化を図り、且つこの膨化した塗膜層に対する
決潰処理を行つてから加圧することを特徴とする塗装方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51129318A JPS5913268B2 (ja) | 1976-10-29 | 1976-10-29 | 塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51129318A JPS5913268B2 (ja) | 1976-10-29 | 1976-10-29 | 塗装方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5355346A JPS5355346A (en) | 1978-05-19 |
| JPS5913268B2 true JPS5913268B2 (ja) | 1984-03-28 |
Family
ID=15006600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51129318A Expired JPS5913268B2 (ja) | 1976-10-29 | 1976-10-29 | 塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913268B2 (ja) |
-
1976
- 1976-10-29 JP JP51129318A patent/JPS5913268B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5355346A (en) | 1978-05-19 |
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