JPS5914911B2 - 分極ポリビニリデン弗化物フイルムとその製法 - Google Patents

分極ポリビニリデン弗化物フイルムとその製法

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JPS5914911B2
JPS5914911B2 JP55034176A JP3417680A JPS5914911B2 JP S5914911 B2 JPS5914911 B2 JP S5914911B2 JP 55034176 A JP55034176 A JP 55034176A JP 3417680 A JP3417680 A JP 3417680A JP S5914911 B2 JPS5914911 B2 JP S5914911B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は増大された圧電定数を有するポリビニリデン弗
化物(PVDF)フイルム及びこれの製造方法に関する
更に詳わしくは、本発明は好ましい結晶配向を得るため
予め延伸されたPVDFフィルムを圧延することを包含
している。従来技術で、分極したPVDFフイルムは比
較的高い圧電定数を有することが知られている。
これは電気機械的トランスデユーサ一として適している
分極したPVDFフイルムを形成する。これらにはマイ
クロホン、プレツシャ一・ゲージ、圧力作動スイツチな
どが、また逆の圧電効果を使用する変換器例えばスピー
カーなどがある。分極したPVDFフイルムは又比較的
大きいパイロ電気定数を有し、そしてこれらは周波数−
2重レーザー光に使用することができる。圧電定数を増
大するため、従来技術は機械的変形法の使用について教
えている。
特に、米国特許第3931446号は主としてα一型結
晶構造を有するPVDFが主としてβ一型結晶構造を有
するフイルムを得るために延伸される技術を開示してい
る。好ましくは土昇された温度で達成されるこの方法は
フイルムが電界中でポール処理された後、未延伸フイル
ムを越えて圧電定数を増大させる。フイルムの圧延はフ
イルム中のβ一型結晶構造のパーセントを増大させるこ
とができることも知られている。「ポリビニリデン弗化
物の圧電、ピロ電気及び電歪各定数、K.ナカムラ外、
ジヤーナル・オブ・ポリマー・サイエンス・パートA−
2、VOl.9、161−173頁(1971)を参照
。」しかし、圧延技術はフイルム伸び率約2に制限され
、これは大きく延伸されたフイルム中に大きぃパーセン
トのβ結晶構造、及び高い圧電定数を含んでいる、延伸
技術によつて達成することのできるものより小さい。α
一型構造からβ一型への変換は高い電界でポール処理す
ることによつてPVDF中でも達成することができる。
「ポリビニリデン弗化物中の電界誘導相変化、G.T.
デービス外、ジヤーナル・オブ・アプライド・フイジツ
クス、49(10)、4998−5002頁(1978
)を参照。」従来技術で、PVDFフイルムが上昇され
た温度の電界中でポール処理することによつて更に容易
に分極されることも知られている。更に、圧電定数の増
加はピロ電気定数の増加をしばしば伴うことも一般に熱
力学的に知られている。本発明の目的は一般に、広範な
各種の装置に使用されるための、圧電、逆圧電及びピロ
電気の各効果を改善することである。
本発明者はPVDFフイルムの圧電及びピロ電気の各定
数を増大する新規な方法を発明した。
従来技術で述べている様に、ここに包含される延伸処理
は大部分α一型結晶構造を大部分β一型結晶構造に変え
る。本発明法に包含される圧延工程は厚みの減少を達成
するローラーにこのフイルムを1回以上通すことを含ん
でいる。このフイルムは圧延の後、上昇された温度で徐
冷することによつて更に加工することができ、これはポ
ール処理された後、フイルムの圧電定数のその上の増大
をもたらす。圧延工程の後、又は圧延及び徐冷工程の後
、フイルムは電界中で、好ましくは上昇された温度下で
、従来技術のようにポール処理される。
本発明方法によるフイルムの加工によつて、平均約25
パーセントの圧電定数の増加が、圧延なしで延伸される
通常の方法で作られたフイルムに比較して、得られた。
本発明方法で形成されたフイルムは単位セルの結晶軸b
軸の大部分がフイルム面に対してほぼ垂直を指示してい
ることが広角X線回折パターンで示された。
これは一般的に作られたフイルムと対照的であり、これ
はフイルムの延伸方向に垂直な面中で結晶b軸の方向の
実質上の不規則分布を有している。第1図はPVDFβ
一型結晶単位セルを示す。
第2図は圧延前における延伸フイルムのPVDF結晶配
向を示す。第3図は延伸PVDFフイルムのZ軸に沿つ
てX線ビームを伴う広角X線回折パターンを説明的に示
す。
第4図は延伸されそして圧延されたPVDFフイルムの
Z軸に沿つてX線ビームを伴う広角X線回折パターンを
説明的に示す。
そして、第5図は圧延されたPVDFフイルムと圧延さ
れないPVDFフイルムとに対する方位角の関数として
の200及び110反射(第4図のように)の強度のプ
ロツトを示す。
以下の説明は増強された圧電及びピロ電気の各定数を有
する分極したポリビニリデン弗化物(PVDF)フイル
ム、及びそれらの製造方法を包含している。
ここで使用されるように、術語[圧電」は逆の圧電効果
をも包含する。第1図にはβ型のPVDF単位セルが示
され、又しばしば分極1型と称される。
(CH2−CF2)単位から得られる電気双極子18は
結晶グラフb軸17に平行な方向を向く。しばしばまた
非分極型と称される、α一型単位セル(示さない)では
、近接する(CH2−CF2)単位の正昧双極子モーメ
ントは異なつた方向を向いている。したがつて、α一型
結晶の正味双極子モーメントは低い。また、主としてα
一型構造を有するフイルムの圧電定数は、主としてβ一
型結晶構造を有するフイルムに比較して低い。α一型フ
イルムからβ一型フイルムへの変換は上述の各種の従来
技術の方法で達成することが可能である。
しかし、従来技術の圧延又は延伸技術では、結晶b軸1
7は、ポール処理前、フイルムの延伸方向と垂直な面中
で実質上不規則に配向される。かくして、電気双極子は
実質上不規則に配向される。これは延伸フイルム21に
ついて第2図に図で説明され、ここで各結晶22は断面
で示され、そして不規則に配向された27の如きb軸を
有する。これらの結晶のc軸(示さない)は選択的にフ
イルムのZ軸に沿つて配列にする。Z軸に沿うフイルム
の従来の延伸はα一型構造からβ−型構造への転換及び
前述のC軸の一軸配列をもたらす。Z軸に沿うビームに
よつてとられる広角X線回折パターンは、そのb軸が実
質上不規則に配向されることを確かにする。
従来技術によるごとく延伸されたPVDFフイルムに対
する角度0の関数としてのパターンを示す第3図を参照
せよ。一般的に延伸されたPVDFフイルムの結晶は更
に圧延によつて配向することができ、そのためb軸の大
部分は実質上垂直にフイルム表面に向くことが見い出さ
れた。これは一般的な延伸フイルムで得ることができる
のより上の圧電定数(Dl3)の改善をもたらす。ここ
で使用されるように、下に書かれた記号1、2、3は第
2図に定義するようにX−、Y−、Z一軸のそれぞれに
相当する。特に、PVDFフイルムが通常の方法により
その元の長さの少なくとも3倍に延伸されれば、ポール
処理後の通常20パーセント以上の圧電定数のその上の
改善は圧延によつて達成することができる。この圧延は
圧電定数(Dl3)の最大の増大を得るために少なくと
も15パーセントの厚さ減少を得るべきである。圧延は
フイルムの過剰のしわを防ぐため圧延手段への多数回の
通過によつて好ましくは達成される。以下に与える実施
例のフイルム厚さの最大減少は典型的には元の厚さに対
して約35パーセントであつた。これはこれらの実施例
のより大きい減少についてのフイルムのクラツキングに
よつて制限される。Dl3のその上の改善はポール処理
前の圧延フイルムの徐冷によつて得ることができる。
この徐冷は少なくとも70℃に圧延フイルムを熱するこ
とによつて達成される。この加熱はしわを取り除くため
少なくとも1ミリオン・ニユートン/Mtrそして典型
的には20ミリオン・ニユートン/Mtrの圧力をフイ
ルムに加えた場合に達成することができる。ポール処理
後のDl3の得られた改善は非徐冷の延伸一圧延フイル
ムと比較して典型的には約5パーセントであり、本発明
方法によつて25パーセント以上のDl3の典型的な全
改善が与えられる。ある範囲で、この徐冷は圧延と置換
することができ、この場合、軽く圧延されたフイルム(
即ち少量の厚みの減少)はより重度に圧延されたフィル
ムが徐冷によつて改善されるよりも徐冷によつてより改
善される。しかし、最も大きい全改善は一般により重度
に圧延されたフイルムで得られる。本発明方法の典型的
な手順を以下の実施によつて説明する。
実施例 1 出発物質はぺンワルト社〔カイナー(Kynar:登録
商標)樹脂821〕から得られた市販のPVDFであつ
た。
これは分子量Mw=404.300(Mw/Mn二1.
87)そして19FNMR(即ち、弗素19該磁気共鳴
)から決定された5.6パーセントのへツドーヘツド単
位の濃度を有する。相違する厚み(0.1〜1.5wr
ln)のシートが適当な厚みのスペーサーを用いて22
0℃でプレスにより圧搾成形されそして速度約50℃/
分で、室温に冷却された。各シート(面積約10cm×
10cm)はインストロン社(米国マサチユーセツツ、
カントン)の延伸機により、70℃、初期歪率10パー
セント/分で元の長さの約7倍に延伸され、次いで12
0℃で30分間延伸状態下で緩和された。これは次いで
2時間にわたつて室温に冷却された。この最初の徐冷工
程は従来方法である。約幅2cmそして長さ6cmの片
が延伸フイルムから切断され、そして望ましい厚みの減
少が得られるまで一対の鋼製ローラー(直径9cm、ロ
ーラー速度約20rpm)で各工程の延伸方向に沿つて
圧延された。圧延は広範囲で可能で温度範囲20℃〜1
00℃で達成された。圧延は幅の増大をしかし長さのわ
ずかな減少をもたらし、この量は厚みの減少度に依存す
る(例えば、厚さが約30パーセントまで減した場合、
幅は約50パーセントまで増大しそして長さは約9パー
セントまで減少する)。圧延工程の後、フイルムは本発
明方法の一部として上昇された温度(100〜160℃
)で変化する長さの時間、徐冷された。この徐冷はしわ
を取り除くため不さい圧力(約20MPa)でも行なわ
れた。実施例 2 クレハ社(日本、東京)の樹脂KF−1100は上述の
ように圧縮成形され、そしてひずみ率5パーセント/分
で元の長さの4.6倍に90℃で延伸された。
次いでこれは延伸状態で120℃にて30分間緩和され
、次いで2時間を越えて室温に冷却された。このフイル
ムは次いで上述の様に圧延されそして徐冷された。比較
のため、一軸方向に延伸されたフイルム(ここで延伸フ
イルムと簡単に記す)は上記実施例に述べたのと同じ延
伸工程によつて作られ、次いで延伸状態で120℃で3
0分間徐冷された。
圧電測定上述の実施例で作られたフイルムは、同じに作
られた延伸、非圧延フイルムと同様に、トリクロロエタ
ンで完全に清浄にされ、蒸留水で洗ぃそして真空蒸着に
より両側に厚さ1000オングストロームのアルミニウ
ム層をメツキ処理した。
サンプルは90℃で1時間、400〜550KV/cm
のバイアスde界中でポール処理されそしてその電界中
で冷却された。フイルムは次いで測定目的のためフイル
ムをより急速に安定化するため短絡条件下、60℃で1
時間徐冷された。圧電測定は110Hzでサイン伸長歪
を与える、レオビブロン(登録商標、トーヨー社、東京
、日本)の粘弾性計を使用して室温で行なわれた。
このポール処理フイルム、典型的には寸法約5cmX0
.5cmX60ミクロンは、2つの金属グリツブ間に保
持され、そしてこれは紙片を用いて金属化フイルムから
絶縁された。荷電又は電流出力はアームに銀ペーストで
付けられた薄い銅ワイヤ(直径65ミクロン)で2つの
グリツプ・アームから摘出され、そして電流増幅器とロ
ツク・イン増扁器を経て送られた後デジタル・ボルトメ
ータで監視された。ポール処理の前、この延伸フイルム
は圧延及び徐冷処理に委ねられたものに比較して低いd
13を有した。後者のフイルムはローラに対する通過数
に依存する適当量の圧電気(d13約0.02〜0.1
ピコクーロン/ニユートン)を示した。後者の現象は圧
延時、金属表面に対するポリマーの反覆接触から生じる
荷電と関係があるように考えられる。ポーリング処理フ
イールド500KV/cmにおける実施例1のカイナー
(登録商標)樹脂821に対する結果は、延伸、非圧延
フイルムについての平均16ピコクーロン/ニユートン
(PC/N)から、延伸、圧延、徐冷フイルムについて
の平均20ピコクーロン/ニユートン(PC/N)への
d13の増大を示している。この改善はかくしてこれら
の条件下で約25パーセントである。省略工程の徐去は
非圧延フイルムに比較して、圧延フイルムの約20パー
セントの増大をもたらした。ポーリング処理フイールド
500KV/cwlにおける実施例2のクレハKF−1
100フイルムの結果は、延伸、非圧延フイルムについ
ての平均16PC/Nから、延伸、圧延、徐冷フイルム
についての平均18PC/Nへのd13の増大を示す。
この場合の改善は約12パーセントであつ1らこれらの
測定をする際、各種の非圧延サンプルの平均は各種の異
なる圧延サンプルの平均と比較された。ポーリング処理
及びDl3測定のためメツキ処理されなければならず、
そして非圧延の場合、予め測定された同じサンプルを圧
延することは容易になし得ないので、異なつたサンプル
を使用することは必要である。上記両実施例について、
高いポーリング処理フイールドは一般に非圧延及び圧延
の両フイルムについて高いDl3をもたらした。その上
、Dl3の最も大きい改善は約25パーセントの厚さ減
少に対する圧延によつて得られた。35パーセントまで
の厚さの減少はDl3の増大に有利に採用されるけれど
も、より大きい厚みの減少は多くの場合に、ポーリング
処理フイールド中でのフイルムのブレークダウンをもた
らす傾向がある。
X線回析 X線回折パターンはNi−フイルタ一処理のCuKct
(1.542オングストローム)放射線を用いて得られ
、そしてフラツト・カメラはサンプルから5?離して配
置された。
巨視的なサンプル(第2図)について述べたZ方向に沿
うビームで写真撮影が行われ、ここでzは延伸及び圧延
方向に平行である。延伸され(第3図)そして次いで圧
延され(厚さ減少25パーセント)そして120℃で3
0分間徐冷された(第4図)カイナ一(登録商標)樹脂
821サンプルについてのz軸に沿う広角X線回折パタ
ーンを第3図及び第4図に示す。第3図及び第4図のパ
ターンは110及び200反射を図解的に表わし、しか
し他の反射(示さない)も他のブラック角に存在するか
もしれない。PVDFの同質異像の回折パターンはよく
証明された。X及びY軸(示さない)そしてZ軸に沿つ
て得られるX線回折パターンから、かなり圧延で減少し
たα一型の少部を除いて、延伸サンプルが主としてβ変
形であることは明らかである。第4図のZ回折パターン
から分るように、圧延及び徐冷の最も顕著な効果は圧延
z方向に垂直な面中の結晶の選択的配列である。
計算された構造因子、1F(Hkl)lを1.68−1
の比で有する110及び200反射(β一結晶の)に相
当するアークの3つの対はよく知られたX線回折の原理
に従つて、単位セル軸がA.B及びCであり、h、11
k.1が各格子パラメータの逆数、即ち、1.T)、−
である場合につぃて計算された。
半径方向に沿Cうピーク強度の写真濃度測定は、2つの
傾斜対が極Y軸上のものより約45パーセント大きい集
積強度を有し、したがつて後者が200反射と同一視さ
れることを示した。
かくして、圧延及び徐冷の効果は延伸フイルム中の結晶
をそのc軸の周りに回転させ、そしてその上実質上フイ
ルム表面(X方向)方向にそれらの極線b軸をそしてフ
イルム垂直面及び延伸及び圧延方向に垂直な方向にそれ
らのa軸を配列させることができる。圧延自身はα型の
ある部分をβ型構造に変換するために知られるけれども
、圧延前にフイルムを延伸することは必要である。
これは前の延伸処理なしで50パーセントの厚さの減少
を達成するために圧延されたカイナ一(登録商標)樹脂
B2lのフイルムのX線解析で確認された。得られた第
3図に示すタイプのz軸パターンは実質上b軸が不規則
に配向されていたことを示している。したがつて、延伸
に圧延が後続するという順序は本発明の開示の一部であ
る。第4図の配向パターンは延伸フイルムの圧延及び徐
冷の結合の効果から得られたけれども、その徐冷工程は
サンプルの配向構造を得るためには本質的ではなかつた
徐冷処理の前の異なる圧延段階でなされるX線写真の検
査は、サンプルが約20パーセントまで薄くされたX−
Y面の顕著な配向パターンを示し始めることを示した。
その上の圧延に際して、結晶の配列は著しく改善された
が、しかし、その厚み減少が約35パーセントを越えた
とき圧延方向に沿つてクラツク線が現われはじめた。延
伸及び圧延サンプルの徐冷は3つの巨視的な軸(X.Y
.Z)に沿う結晶配向を改善して、結果として明瞭な配
向パターンが約15パーセントの厚さ減少でフイルム中
に均等に達成された。
より高い温度における処理(例えば160℃で5分間)
は結晶配向のより急速な改善をもたらした。しかし上昇
された温度で(例えば160℃で10分間)の長期の加
熱はX線パターンの付加的な反射リングの外観によつて
示されるようなα型の再結晶化をもたらす。必要時間は
数時間のオーダーであるけれども、徐冷処理は70℃の
ような低い温度で達成することができる。結晶配向度に
対する量的な値を与えるために、回折パターンについて
のX線強度のプロツトがなされた。
第5図参照。このプロツトは、作用強度に対する単なる
およその近似である曲線形状で、図解的に示される。し
かし、最大及び最小の数値は典型的な相対値で表わされ
る。小さい最大値51,54は200反射面に相当し、
大きい最大値52,53,55,56は110反射面に
相当する。これらの最大値の間の最小値57はここに1
として独断的に指定され、ほぼ同じ値を有する。6つの
最大値は角度θのほぼ等しい60有の増加で生じ、そし
て約10.4のブラック角で生じることは銘記されるべ
きである。
このプロツトは110反射の最大強度対200反射の最
大強度の典型的比率がほぼ1.45であることを示して
いる。
この110強度がこの形状で200強度より大きいとい
う事実は、b結晶軸がフイルム表面に実質上垂直である
ことを示している。比較のため、実施例1のように別に
作られた非延伸フイルムは、10.4度のブラック角の
強度で、かつ同じ手段で、10.4度のブラック角の強
度が実質上一定でドツト線58によつて示されるように
測定された。これは第3図の回折パターンに相当し、そ
して110及び200面が実質上フイルム表面に関して
不規則に配向されることを示している。したがつて、b
軸は非圧延フイルムのフイルム面に関して実質上不規則
に配向される。本発明の方法は第4図に示す方法の11
0及び200面の見分け得る配向を有する回折パターン
を得る唯一の既知の手段であると更に考えられる。フイ
ルム厚さが形成されるZ軸回折パターンを許容するため
に十分でなければならないことはその上に銘記されるべ
きであり、0.2rvnの厚さは便宜なX線解析に典型
的である。この目的のため、これより薄いフイルムを十
分な厚さを得るために重ねることが必要であるかもしれ
ない。X線解析の目的のため、術語「フイルムは積層フ
イルムを含んでいる。この積層フイルムはZ(延伸)軸
が平行である様に配向されなければならない。これは、
延伸、又は延伸圧延フイルムの引き裂き容易軸が延伸軸
と一致するので容易に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はPVDFのβ一型結晶単位セルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フィルムの引き裂き容易軸に沿つて方向づけられた
    1.542オングストロームの放射線により形成された
    フィルムのX線回折パターンが約10.4度のブラック
    角の6個の実質上等しく間隔のあけられた回折スポット
    からなり、そして、そのスポットが110及び200反
    射に相当することを特徴とする分極ポリビニリデン弗化
    物フィルム。 2 特許請求の範囲第1項の分極ポリビニリデン弗化物
    フィルムにおいて、その110反射の少なくとも1つの
    最大X線強度対200反射の少なくとも1つの最大強度
    の比率が少なくとも1.1であることを特徴とする分極
    ポリビニリデン弗化物フィルム。 3 特許請求の範囲第1項の分極ポリビニリデン弗化物
    フィルムにおいて、その110反射の少なくとも1つの
    最大X線強度対200反射の少なくとも1つの最大強度
    の比率が少なくとも1.4であることを特徴とする分極
    ポリビニリデン弗化物フィルム。 4 主としてα−型結晶構造を有するポリビニリデン弗
    化物フィルムを一軸方向に延伸して大部分β−型結晶構
    造を有するポリビニリデン弗化物フィルムを形成し、そ
    して電界中でこのフィルムをポール処理することからな
    る諸工程による分極ポリビニリデン弗化物フィルムの製
    造方法において、その延伸フィルムを1回以上延伸方向
    に沿つて圧延手段に通して、ポール処理前にこのフィル
    ムの厚みを減少させることを特徴とする分極ポリビニリ
    デン弗化物フィルムの製造方法。 5 特許請求の範囲第4項の製造方法において、そのフ
    ィルムの厚みを圧延前の長さより少なくとも15パーセ
    ント減少させることを特徴とする分極ポリビニリデン弗
    化物フィルムの製造方法。 6 特許請求の範囲第4項又は第5項の製造方法におい
    て、圧延工程後でそしてポール処理工程前にフィルムを
    少なくとも70℃の温度に熱してそのフィルムを徐冷す
    ることを特徴とする分極ポリビニリデン弗化物フィルム
    の製造方法。 7 特許請求の範囲第4項〜第5項のいづれかの製造方
    法において、圧延前の前記フィルムの延伸長さ対未延伸
    長さの比が少なくとも3であることを特徴とする分極ポ
    リビニリデン弗化物フィルムの製造方法。 8 特許請求の範囲第4項〜第7項のいづれかの製造方
    法において、圧延前の或る時間、このフィルムを延伸状
    態で上昇された温度に維持することを特徴とする分極ポ
    リビニリデン弗化物フィルムの製造方法。 9 特許請求の範囲第4項〜第8項のいづれかの製造方
    法において、フィルムの引き裂き容易軸に沿つて向けら
    れた1.542オングストローム放射線によつてX線回
    折パターンを形成する様に圧延処理を維持しそしてこの
    パターンは6個の実質上等しく間隔のあけられた、約1
    0.4度のブラック角のスポットからなり、そしてこの
    スポットは110及び200の反射に相当することを特
    徴とする分極ポリビニリデン弗化物フィルムの製造方法
    。 10 特許請求の範囲第9項の製造方法において、10
    0反射の少なくとも1つの最大X線強度対200反射の
    少なくとも1つの最大強度の比率が1.1以上であるこ
    とを特徴とする分極ポリビニリデン弗化物フィルムの製
    造方法。
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