JPS5928686B2 - 傾斜ケ−ソン防波堤及びその築造方法 - Google Patents
傾斜ケ−ソン防波堤及びその築造方法Info
- Publication number
- JPS5928686B2 JPS5928686B2 JP53073791A JP7379178A JPS5928686B2 JP S5928686 B2 JPS5928686 B2 JP S5928686B2 JP 53073791 A JP53073791 A JP 53073791A JP 7379178 A JP7379178 A JP 7379178A JP S5928686 B2 JPS5928686 B2 JP S5928686B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caisson
- wall
- breakwater
- wave
- front wall
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はケーソン上部の蓋コンクリート部上面が傾斜面
となり、その傾斜面上に消波ブロックを据えた形式の傾
斜ケーソン防波堤に関するものである。
となり、その傾斜面上に消波ブロックを据えた形式の傾
斜ケーソン防波堤に関するものである。
第1図は従来の傾斜ケーソン防波堤を示したものである
。
。
1は防波堤基礎の捨石マウンド、2は捨石マウンド1上
に据えられた傾斜ケーソンである。
に据えられた傾斜ケーソンである。
傾斜ケーソン2はその前壁2Aが後壁2Bより低く形成
され、この傾斜ケーソン2の砂等の中詰材3を詰め込む
空間部の蓋部分を傾斜した蓋コンクリート層又は栗石層
4に形成し、前壁2Aを栗石層4の傾斜面の始点Aから
上に土壁部2A’だけ伸長した構造としている。
され、この傾斜ケーソン2の砂等の中詰材3を詰め込む
空間部の蓋部分を傾斜した蓋コンクリート層又は栗石層
4に形成し、前壁2Aを栗石層4の傾斜面の始点Aから
上に土壁部2A’だけ伸長した構造としている。
更に栗石層4の傾斜面上には消波ブロック層5が施され
、前記上壁部2A’で消波ブロック層5の落下を防止し
ている。
、前記上壁部2A’で消波ブロック層5の落下を防止し
ている。
しかしながら、このような従来の傾斜ケーソン防波堤で
は、傾斜ケーソン2の前壁2Aの土壁部2A’が低潮面
りより高く位置しているので、前壁2Aの土壁部2A’
が堰となってこれと同高さの水平面6に常時海水が溜り
、この部分の消波ブロック5が用をなさないこと、又防
波堤を施工する際は空の傾斜ケーソン2を海面に浮べて
据付場所まで曳航し、海面から露出させて捨石マウンド
1上に傾斜ケーソン2を据付けるというケーソン据付作
業上の制約から前壁2Aの土壁部2A’の天端は低潮面
り以下にすることができないため、第2図に示すように
傾斜面Yの前面側始点Aの位置も低潮面しより高くなら
ざるを得す、このため最も消波に有効な傾斜面Xの角度
に取ることが困難となること、又前壁2Aの低潮面しよ
り高い部分に波が当り、その返し波によって防波堤前面
での静穏度が保たれないこと、更に傾斜ケーソン2の据
付後において波による転倒の問題が生じないようにする
ために傾斜ケーソン防波堤の重量を大きくしなけれはな
らず、このため構築コストが非常に高価となる等の欠点
があった。
は、傾斜ケーソン2の前壁2Aの土壁部2A’が低潮面
りより高く位置しているので、前壁2Aの土壁部2A’
が堰となってこれと同高さの水平面6に常時海水が溜り
、この部分の消波ブロック5が用をなさないこと、又防
波堤を施工する際は空の傾斜ケーソン2を海面に浮べて
据付場所まで曳航し、海面から露出させて捨石マウンド
1上に傾斜ケーソン2を据付けるというケーソン据付作
業上の制約から前壁2Aの土壁部2A’の天端は低潮面
り以下にすることができないため、第2図に示すように
傾斜面Yの前面側始点Aの位置も低潮面しより高くなら
ざるを得す、このため最も消波に有効な傾斜面Xの角度
に取ることが困難となること、又前壁2Aの低潮面しよ
り高い部分に波が当り、その返し波によって防波堤前面
での静穏度が保たれないこと、更に傾斜ケーソン2の据
付後において波による転倒の問題が生じないようにする
ために傾斜ケーソン防波堤の重量を大きくしなけれはな
らず、このため構築コストが非常に高価となる等の欠点
があった。
本発明の目的は、上述の如き欠点を解消する傾斜ケーソ
ン防波堤及びその築造方法を提供するにある。
ン防波堤及びその築造方法を提供するにある。
次に本発明の実施例を第3図以下の図面について説明す
る。
る。
第3図は本発明を実施した傾斜ケーソン防波堤を示した
もので、10は捨石マウンド1上に据付けた傾斜ケーソ
ンである。
もので、10は捨石マウンド1上に据付けた傾斜ケーソ
ンである。
この傾斜ケ−ソン10は従来の傾斜ケーソンと同様に前
壁10Aを低く、後壁10Bを高(形成したもので、傾
斜ケーソン10の中空内部には複数の隔壁体11.11
.11を一体形成し、その内部に砂等による中詰材3を
施こし、中詰材3上を着層12となる栗石層又はコンク
リート層を施工すると共に、該着層12の上面を傾斜面
Xとし、その上面に多数の消波ブロック5を載置する。
壁10Aを低く、後壁10Bを高(形成したもので、傾
斜ケーソン10の中空内部には複数の隔壁体11.11
.11を一体形成し、その内部に砂等による中詰材3を
施こし、中詰材3上を着層12となる栗石層又はコンク
リート層を施工すると共に、該着層12の上面を傾斜面
Xとし、その上面に多数の消波ブロック5を載置する。
また、傾斜ケーソン10の前壁10A及び後壁10Bに
は着層12より上部に伸長した土壁部を形成し、これを
消波ブロック5の堰として消波ブロック5の落下を防止
せしめている。
は着層12より上部に伸長した土壁部を形成し、これを
消波ブロック5の堰として消波ブロック5の落下を防止
せしめている。
又、前壁10Aの土壁部には内外に貫通開口した孔13
を形成し、傾斜面X上に浸入した海水を速やかに排水す
るようにしている。
を形成し、傾斜面X上に浸入した海水を速やかに排水す
るようにしている。
更に、傾斜ケーソン10はその前壁10Aの土壁部の天
端10A′を低温血りより低い高さに形成し、かつ、後
壁10Bの土壁部の大端10B′は高潮面Hより高く形
成しである。
端10A′を低温血りより低い高さに形成し、かつ、後
壁10Bの土壁部の大端10B′は高潮面Hより高く形
成しである。
傾斜面Xは前記雨上壁部の天端10A’ 、10B’
を結ぶ面と平行で、かつ低い位置に形成されている。
を結ぶ面と平行で、かつ低い位置に形成されている。
なお、傾斜面Xの角度は消波に最も有効な角度に適宜設
定する。
定する。
本発明の傾斜ケーソン防波堤の築造に際しては第4図に
示すように、傾斜ケーソン10の上部に連結継足する仮
設止水壁体14を使用する。
示すように、傾斜ケーソン10の上部に連結継足する仮
設止水壁体14を使用する。
この仮設止水壁体14は傾斜ケーソン10の前壁10A
にボルト締め等の適宜な手段で連結され、これによって
各孔13を塞ぎ、かつ前壁10Aの天端10A′高さを
後壁10Bの天端10B′高さと略同じくするための前
壁部14A部分と、傾斜ケーソン10の両側壁10C,
10Dの高さを後壁10Bと略同しくする側壁部14B
、14Cとでコ字型に構成している。
にボルト締め等の適宜な手段で連結され、これによって
各孔13を塞ぎ、かつ前壁10Aの天端10A′高さを
後壁10Bの天端10B′高さと略同じくするための前
壁部14A部分と、傾斜ケーソン10の両側壁10C,
10Dの高さを後壁10Bと略同しくする側壁部14B
、14Cとでコ字型に構成している。
前記仮設止水壁体14は傾斜ケーソン10を据付場所に
曳航する際に傾斜ケーソン10の上部に継足し、天端高
さを同−水平高さとするために使用する。
曳航する際に傾斜ケーソン10の上部に継足し、天端高
さを同−水平高さとするために使用する。
したがって、仮設止水壁体14には傾斜ケーソン10の
壁部側面に当接する部分にゴム等よりなるバッキング1
5を固着させ、連結した際の水密性保持を配慮する。
壁部側面に当接する部分にゴム等よりなるバッキング1
5を固着させ、連結した際の水密性保持を配慮する。
仮設止水壁体14を継ぎ足した傾斜ケーソン10を第5
図に示すように船16をもって築造現場に曳航し、第6
図に示すように両側のアンカーワイヤー17.17を傾
斜ケーソン10上に配置したウィンチ18.18により
、引張もしくは緩めてケーソンの位置調整を行い、所定
位置に設置した後、前述した中詰材3を充填し、蓋コン
クリート層等を施工し、全作業終了後仮設止水壁体14
を取り外す。
図に示すように船16をもって築造現場に曳航し、第6
図に示すように両側のアンカーワイヤー17.17を傾
斜ケーソン10上に配置したウィンチ18.18により
、引張もしくは緩めてケーソンの位置調整を行い、所定
位置に設置した後、前述した中詰材3を充填し、蓋コン
クリート層等を施工し、全作業終了後仮設止水壁体14
を取り外す。
構築された傾斜ケーソン防波堤による消波状態は第7図
A、B、Cに示される如くである。
A、B、Cに示される如くである。
第7図Aは波の流入時、第7図Bは海水の排出中、第7
図Cは海水の排出完了時で波の流入直前の状態を示す。
図Cは海水の排出完了時で波の流入直前の状態を示す。
図から明らからように、本発明の傾斜ケーソン防波堤で
は孔13により一波毎に海水が排出されるので、傾斜ケ
ーソン10の前壁10Aの土壁部1−OA’に海水が堰
止められて溜ることがなくなり、消波ブロック5の全表
面を消波のために役立てることができる。
は孔13により一波毎に海水が排出されるので、傾斜ケ
ーソン10の前壁10Aの土壁部1−OA’に海水が堰
止められて溜ることがなくなり、消波ブロック5の全表
面を消波のために役立てることができる。
本発明の傾斜ケーソン防波堤は傾斜ケーソンの前壁を低
温血より低く形成したことによって、傾斜面Xに直角に
作用する波圧の鉛直分力が傾斜ケーソン防波堤の自重に
加算され、大波高による防波堤の滑動に抵抗する要素と
なるから、比較的自重の軽い傾斜ケーソン防波堤の転倒
を防ぎ、かつ高潮面の高さに応じて消波効果に最適な角
度の傾斜面を得ることができ、又傾斜ケーソン前壁面・
\の波の直撃もないので、防波堤の前方面での静穏度が
保たれて小型船舶の通行、停船時の転覆などの影響がな
い。
温血より低く形成したことによって、傾斜面Xに直角に
作用する波圧の鉛直分力が傾斜ケーソン防波堤の自重に
加算され、大波高による防波堤の滑動に抵抗する要素と
なるから、比較的自重の軽い傾斜ケーソン防波堤の転倒
を防ぎ、かつ高潮面の高さに応じて消波効果に最適な角
度の傾斜面を得ることができ、又傾斜ケーソン前壁面・
\の波の直撃もないので、防波堤の前方面での静穏度が
保たれて小型船舶の通行、停船時の転覆などの影響がな
い。
また、傾斜ケーソンは土壁部に水抜き用の孔を設けたこ
とによって、傾斜ケーソン上の傾斜面に海水が溜ること
がなく一波毎に確実に排水され、傾斜面下部に配置され
た消波ブロックを有効に作用せしめ、傾斜面全面を有効
に消波に役立てることができる。
とによって、傾斜ケーソン上の傾斜面に海水が溜ること
がなく一波毎に確実に排水され、傾斜面下部に配置され
た消波ブロックを有効に作用せしめ、傾斜面全面を有効
に消波に役立てることができる。
更に、本発明の方法にあって、前述した如き仮設止水壁
体を用いることによって前壁を低温面下にまで低くした
消波ケーソンの据付け、及び曳航が容易になし得られ、
前述した如き傾斜ケーソン防波堤の築造がなし得られる
こととなったものである。
体を用いることによって前壁を低温面下にまで低くした
消波ケーソンの据付け、及び曳航が容易になし得られ、
前述した如き傾斜ケーソン防波堤の築造がなし得られる
こととなったものである。
更にまた、仮設止水壁体は築造後の補修その他にも使用
できる。
できる。
第1図は従来の傾斜ケーソン防波堤の断面図、第2図は
同傾斜ケーソンと温血との関係を示す線図、第3図は本
発明の傾斜ケーソン防波堤を示す断面図、第4図は築造
工程に使用する仮設止水壁体と傾斜ケーソンとを分離し
て示す斜視図、第5図は曳航状態の斜視図、第6図は据
付工程を示す側面図、第7図A、B、Cは本発明の防波
堤に対する波の作用を示す説明図である。 X・・・・・・傾斜面、5・・・・・・消波ブロック、
1o・・・・・・傾斜ケーソン、10A・・・・・・前
壁、IOB・・・・・・後壁、10A’ 、10B’
・・・・・・土壁部、13・・・・・・孔、14・・・
・・・仮設止水壁体、■・・・・・・高潮面、L・・・
・・・低温血。
同傾斜ケーソンと温血との関係を示す線図、第3図は本
発明の傾斜ケーソン防波堤を示す断面図、第4図は築造
工程に使用する仮設止水壁体と傾斜ケーソンとを分離し
て示す斜視図、第5図は曳航状態の斜視図、第6図は据
付工程を示す側面図、第7図A、B、Cは本発明の防波
堤に対する波の作用を示す説明図である。 X・・・・・・傾斜面、5・・・・・・消波ブロック、
1o・・・・・・傾斜ケーソン、10A・・・・・・前
壁、IOB・・・・・・後壁、10A’ 、10B’
・・・・・・土壁部、13・・・・・・孔、14・・・
・・・仮設止水壁体、■・・・・・・高潮面、L・・・
・・・低温血。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 蓋コンクリート層又は栗石層からなる蓋層の上面を
傾斜面に形成し、この傾斜面上に消波ブ爾ツクを載置し
てなる傾斜ケーソン防波堤において、傾斜ケーソンの前
壁の天端高さを低潮面より低く形成すると共に、後壁の
天端高さを高潮面より高く形成し、かつ消波ブロックの
落下防止用に供する前壁の土壁部壷こ海水排水用の孔を
穿設したことを特徴とする傾斜ケーソン防波堤。 2 傾斜ケーソン防波堤の築造方法において、傾斜ケー
ソン防波堤用ケーソンの上部に仮設止水壁体を継足して
、前記傾斜ケーソン防波堤用ケーソンの曳航および据付
作業を行うことを特徴とする傾斜ケーソン防波堤の築造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53073791A JPS5928686B2 (ja) | 1978-06-20 | 1978-06-20 | 傾斜ケ−ソン防波堤及びその築造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53073791A JPS5928686B2 (ja) | 1978-06-20 | 1978-06-20 | 傾斜ケ−ソン防波堤及びその築造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS552118A JPS552118A (en) | 1980-01-09 |
| JPS5928686B2 true JPS5928686B2 (ja) | 1984-07-14 |
Family
ID=13528357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53073791A Expired JPS5928686B2 (ja) | 1978-06-20 | 1978-06-20 | 傾斜ケ−ソン防波堤及びその築造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5928686B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0240991U (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-20 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4915736U (ja) * | 1972-05-09 | 1974-02-09 | ||
| JPS498044A (ja) * | 1972-05-10 | 1974-01-24 |
-
1978
- 1978-06-20 JP JP53073791A patent/JPS5928686B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0240991U (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-20 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS552118A (en) | 1980-01-09 |
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