JPS5932462B2 - ビス(チオエ−テルフタルイミド)の製法 - Google Patents

ビス(チオエ−テルフタルイミド)の製法

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JPS5932462B2
JPS5932462B2 JP8026974A JP8026974A JPS5932462B2 JP S5932462 B2 JPS5932462 B2 JP S5932462B2 JP 8026974 A JP8026974 A JP 8026974A JP 8026974 A JP8026974 A JP 8026974A JP S5932462 B2 JPS5932462 B2 JP S5932462B2
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sulfide
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thioether
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ジヤ−ヴイス ウイリアムズ サ−ド フランク
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、N置換フタルイミドをビス(チオエーテルフ
タルイミド)およびビス(チオエーテル無水フタル酸)
に転化する方法並びにかかる方法によつて得られた生成
物に関するものである。
本発明によつて提供される化合物の中には、式・<:□
・班:>・ (I) で表わされるビス(チオエーテル無水フタル酸)が包含
される。
これらの化合物は、各種の有機物質(たとえばゴム、炭
化水素油、ポリプロピレンなど)用の抗酸化剤、エポキ
シ樹脂用の硬化剤、ポリエステル樹脂用の中間体などと
して使用することができる。本発明に従えばまた、(1
)式 (ここに、Mはナトリウム、カリウムおよびリチウムの
ごときアルカリ金属のイオンである)で表わされるアル
カリ金属硫化物と式(ここに、RはC(1〜8)アルキ
ル基およびC(6〜20)芳香族基の中から選ばれた1
価の基、そしてXはフツ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子およびニトロ基の中から選ばれた基である)
で表わされるN置換フタルイミドとを反応させ、それに
より式(ここに、Rは前記に定義された通りである)で
表わされる中間のN置換ビス(チオエーテルフタルイミ
ド)を生成させ、(2)前記ビス(チオエーテルフタル
イミド)を塩基の存在下で加水分解して対応するビス(
チオエーテルフタル酸塩)を生成させ、(3)前記ビス
(チオエーテルフタル酸塩)を酸性化して対応するビス
(チオエーテルフタル酸)を回収し、次いで(4)前記
ビス(チオエーテルフタル酸)を脱水して対応するビス
(チオエーテル無水フタル酸)に転化することから成る
式(1)の化合物の製造方法も提供される。
上記式中のRによつて表わされる基としては、たとえば
、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチ
ル基など並びにフエニル基、トリル基、キシリル基、ナ
フチル基、クロルフエニル基、ブロムトリル基などが挙
げられる。
式(1)のビス(チオエーテル無水フタル酸)としては
、たとえば、ビス(2・3−ジカルボキシフエニル)ス
ルフイドジアンヒドリド、ビス(3・4−ジカルボキシ
フエニル)スルフイドジアンヒドリド、2・3−ジカル
ボキシフエニル一3′・4′−ジカルボキシフエニルス
ルフイドジアンヒドリドなどが挙げられる。
式()のN置換ビス(チオエーテルフタルイミド)とし
ては、たとえば、3・31−ビス(Nーフエニルフタル
イミド)スルフイド、4・4′−ビス(N−フエニルフ
タルイミド)スルフイド、3・3′−ビス(N−ブチル
フタルイミド)スルフイド、4・4′−ビス(N−メチ
ルフタルイミド)スルフイド、3・41−ビス(N−フ
エニルフタルイミド)スルフイドなどが挙げられる。
これらのビス(チオエーテルフタルイミド)はポリ塩化
ビニル、ポリイミド、芳香族炭化水素などのごとき有機
重合体用の可塑剤、難燃剤または抗酸化剤として使用す
ることができる。式()のN置換フタルイミドは、式 (ここに、Rは前記に定義された通りである)で表わさ
れる有機アミンおよび式(ここに、Xは前記に定義され
た通りである)で表わされる置換無水フタル酸の実質的
な等モル量を反応させることによつて調製できる。
式RNH2によつて表わされる有機アミンとしてlζた
とえば、アニリン、トルイジンなど並びにメチルアミン
、エチルアミンなどが挙げられる。アルカリ金属硫化物
たとえば硫化ナトリウムは、水和状態(Na2S・9H
20)あるいは無水状態で使用することができる。
無水状態の硫化ナトリウムを得るためには、塩から水和
水を共沸的に除去したり、真空下で塩を約400℃まで
の温度に加熱して水和水を除去したり、あるいは市販品
を購入したりすればよい。本発明の実施に当つては、ア
ルカリ金属硫化物と式()のN置換7タルイミドとを反
応させることにより、式()のN置換ビス(チオエーテ
ルフタルイミド)が生成される。
次いでかかるビス(チオエーテルフタルイミド)が加水
分解されてビス(チオエーテルフタル酸塩)に転化され
、それからかかるビス(チオエーテルフタル酸塩)が酸
性化される。こうして得られたビス(チオエーテルフタ
ル酸)を脱水すれば、式(1)のビス(チオエーテル無
水フタル酸)が生成されることになる。アルカリ金属硫
化物とN置換フタルイミドとを反応させてN置換ビス(
チオエーテルフタルイミド)を生成させる工程は、双極
中性溶媒たとえばジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、ジメチルア
セトアミドなどの使用により、25〜150℃の温度下
で実施すればよい。
また、かかる双極中性溶媒と無極性溶媒(たとえばトル
エン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼンなど)との混
合物も使用できる。更にまた、ホスホニウム塩を無極性
溶媒と共に使用することもできる。反応時間は、温度、
攪拌の度合などに応じ、5分から16時間以上にまでわ
たり得る。こうして得られた混合物中からN置換ビス(
チオエーテルフタルイミド)を回収するためには、混合
物を濾過し、それから希塩酸のごとき水一酸混合物で濾
液を処理すればよい。
かかるN置換ビス(チオエーテルフタルイミド)を加水
分解してビス(チオエーテルJャ^ル酸塩)を生成させる
工程は、還流中の塩基水溶液たとえば10〜50%水酸
化アルカリ(たとえば水酸化ナトリウム)水溶液にN置
換ビス(チオエーテルフタルイミド)を接触させること
によつて実施すればよい。
使用し得るその他の塩基は水酸化カリウム、水酸化マグ
ネシウムなどである。N置換ビス(チオエーテルフタル
イミド)の加水分解が達成される時間は、反応体の種類
、攪拌の度合、温度などに応じ、1時間以内から48時
間以上にまでわたり得る。なお、有機アミン副生物は水
蒸気蒸留のごとき標準的な技術によつて除去することが
できる。更にまた、150〜200℃の範囲内の温度お
よび大気圧以上の圧力の下で反応を実施すれば、加水分
解の速度は大いに促進される。次に、N置換ビス(チオ
エーテルフタルイミド)の加水分解生成物が希塩酸のご
とき鉱酸で酸性化される。こうして得られたビス(チオ
エーテルフタル酸)は、無水酢酸、塩化アセチル、シン
クロヘキシルカルボジイミドなどのごとき脱水剤の使用
により、100〜200℃の範囲内の温度下で脱水する
ことができる。最終生成物の回収および精製は標準的な
技術によつて達成すればよい。当業者が本発明を一層良
く実施し得るよう、以下に実施例が示される。実施例
1 無水硫化ナトリウム1部、3−ニトロ−N−フエニルフ
タルイミド6.85部およびジメチルホルムアミド約6
6部から成る混合物が窒素雰囲気下において室温で1時
間にわたり撹拌された。
かかる溶液が70℃で2時間にわたつて加熱され、それ
から室温に冷却された。濾過後、濾液が酸性水中に加え
られた。こうして生じた沈殿を回収して乾燥したところ
、5.3部(収率95%)の3・3′ビス(N−フエニ
ルフタルイミド)スルフイドが得られた。更にトルエン
から再結晶させたところ、248〜250℃の融点を有
する試料が得られた。かかる生成物の本体は赤外線懇お
よび質量スペクトル分析並びに13Cスペクトルによつ
て確認された。上記のビス(フタルイミド)スルフイド
約2部と芳香族炭化水素潤滑グリース約100部との配
合物が調製された。
かかるグリースは改善された抗酸化性を有することが判
明した。実施例 2 無水硫化ナトリウム1部、4−ニトロ−N−フエニルフ
タルイミド6.85部およびジメチルホルムアミド約6
6部から成る混合物が窒素雰囲気下において70℃で4
−時間にわたり加熱された。
かかる溶液が室温に冷却された。こうして生じた沈殿を
回収し、ジメチルホルムアミドおよび水で洗浄し、そし
て乾燥したところ、3.5部(収率56%)の4・l−
ビス(N−フエニルフタルイミド)スルフイドが得られ
た。更にo−ジクロルベンゼンから再結晶させたところ
、293〜295℃の融点を有する試料が得られた。か
かる生成物の本体は赤外線、魅および質量スペクトル分
析並びに13Cスペクトルによつて確認された。実施例
3 無水硫化ナトリウム1部、3−クロル−N−フエニルフ
タルイミド6.6部およびジメチルホルムアミド約40
部から成る混合物が窒素雰囲気下において100℃で1
6時間にわたり撹拌された。
かかる溶液が室温に冷却された。濾過後、濾液が500
部の1.2NHC1中に加えられた。こうして生じた沈
殿を濾別して乾燥したところ、実施例1の場合と同じく
、5.7部(収率90%)の3・3′−ビス(N−フエ
ニルフタルイミド)スルフイドが得られた。実施例 4 無水硫化ナトリウム1部、4−クロル−N−フエニルフ
タルイミド6.6部およびジメチルホルムアミド約50
部から成る混合物が窒素雰囲気下において100℃で1
6時間にわたり撹拌された。
かかる溶液が室温に冷却された。こうして生じた沈殿を
濾過によつて回収し、ジメチルホルムアミドで洗浄し、
そして乾燥したところ、実施例2の場合と同じく、6.
2部(収率95%)の4・4′一ビス(N−フエニルフ
タルイミド)スルフイドが得られた。実施例 5 無水硫化ナトリウム1部、3−ニトロ−N−ブチルフタ
ルイミド6.35部および無水ジメチルホルムアミド約
90部から成る混合物が窒素雰囲気下において70℃で
2時間にわたり加熱された。
冷却後の混合物が500部の1.2NHC1中に加えら
れた。こうして生じた黄色の沈殿を回収して乾燥したと
ころ、123〜125℃の融点を有する4.7部(収率
85%)の3・3′−ビス(N−ブチルフタルイミド)
スルフイドが回収された。かかる生成物の本体は赤外線
スペクトル並びに炭素および陽子?スペクトルによつて
確認された。実施例 6実施例1の3・3′−ビス(N
−フエニルフタルイミド)スルフイド1部および50%
水酸化ナトリウム水溶液1部から成る混合物が176℃
で3時間にわたり攪拌された。
かかる溶液が冷却され、それからエーテルで十分に抽出
された。水層が20部の酸性水中に加えられた。こうし
て生じた沈殿を回収して乾燥したところ、0.53部の
ビス(2・3−ジカルボキシフエニル)スルフイドが得
られた。かかる生成物の本体は赤外線およびNMRスペ
クトルによつて確認された。上記の粗酸0.53部、氷
酢酸25部および無水酢酸約1部から成る混合物が4時
間にわたつて還流させられた。
かかる溶液が約20部の酢酸の除去によつて濃縮され、
それから室温に冷却された。こうして生じた沈殿を回収
して乾燥したところ、240〜242℃の融点を有する
0.5部(ビス(フタルイミド)スルフイドを基礎とし
て収率75%)の黄色粉末が得られた。製造方法並びに
赤外線、NMRおよび質量スペクトルに基づけば、かか
る生成物はビス(2・3−ジカルボキシフエニル)スル
フイドジアンヒドリドであつた。上記のビス(2・3−
ジカルボキシフエニル)スルフイドジアンヒドリド10
部が、約178のエポキシド当量を有する液状エポキシ
樹脂ノボラツク(NOvOlak)100部と配合され
た。かかる配合物は環境温度下で数時間後に硬化するこ
とが判明した。実施例 7 4・4′−ビス(N−フエニルフタルイミド)スルフイ
ド1部および50%水酸化ナトリウム水溶液1部から成
る混合物が176℃(135psi)で3一時間にわた
り攪拌された。
かかる溶液が冷却され、それからエーテルで十分に抽出
された。水層が20部の酸性水中に加えられた。こうし
て生じた沈殿を乾燥したところ、0.54部のビス(3
・4−ジカルボキシフエニル)スルフイドが得られた。
かかる生成物の本体は赤外線および鼻恨スペクトルによ
つて確認された。上記の粗酸0.54部、氷酢酸35部
および無水酢酸約1部から成る混合物が4時間にわたつ
て還流させられた。
かかる溶液が約30部の酢酸の除去によつて濃縮され、
それから室温に冷却された。こうして生じた沈殿を回収
して乾燥したところ、202〜203℃の融点を有する
0.5部(ビス(フタルイミド)スルフイドを基礎とし
て収率75%)の白色粉末が得られた。
製造方法並びに赤外線、゛および質量スペクトルに基づ
けば、かかる生成物はビス(3・4−ジカルボキシフエ
ニル)スルフイドジアンヒドリドであつた。実施例 8 3・ 3’−ビス(N=フエニルフタルイミド)スルフ
イド1部、50%水酸化ナトリウム水溶液25部および
蒸留水25部から成る混合物が6時間にわたり還流加熱
された。
かかる溶液が室温に冷却され、エーテルで抽出され、そ
れから水層が酸性化された。酸性水層がエーテルで十分
に抽出され、エーテル抽出物が飽和塩溶液で洗浄され、
それから無水硫酸マグネシウム上で乾燥された。乾燥剤
を除去してから溶液を濃縮したところ、黄褐色の固体が
得られた。赤外線スペクトルに基づけば、かかる生成物
は実施例6において得られた酸と同じものであつた。実
施例6の場合のごとく無水酢酸および氷酢酸と共に還流
させることによつて上記の粗酸を脱水したところ、黄褐
色の固体が得られた。
更にトルエンから再結晶させたところ、231〜234
℃の融点を有する試料が得られた。赤外線、Mおよび質
量スペクトルに基づけば、かかる生成物は実施例6の場
合と同じくビス( 2・3−ジカルボキシフエニル)ス
ルフイドジアンヒドリドであつた。なお、以上の実施例
は本発明の実施によつて製造され得る式(I)のビス(
チオエーテル無水フタル酸)および式()のビス(チオ
エーテルフタルイミド)の極く一部に関するものに過ぎ
ないことが了解されるべきである。
次に、本発明の実施態様を列挙すれば下記の通りである
1.前記アルカリ金属硫化物が硫化ナトリウムである、
前記特許請求の範囲記載の方法。
2.前記N置換フタルイミドがN−フエニル一3−クロ
ルフタルイミドである、前記特許請求の範囲記載の方法
。3.前記N置換フタルイミドがN−フエニル一3−ニ
トロフタルイミドである、前記特許請求の範囲記載の方
法。
4.前記N置換フタルイミドがN−フエニル一4−クロ
ルフタルイミドである、前記特許請求の範囲記載の方法
5.前記N置換フタルイミドがN−フエニル一4=ニト
ロフタルイミドである、前記特許請求の範囲記載の方法
6.前記N置換フタルイミドがN−ブチル−3−ニトロ
フタルイミドである、前記特許請求の範囲記載の方法。
7.式 (ここに、RはC(1〜8)アルキル基およびC(6〜
20)芳香族基の中から選ばれた1価の基である)で表
わされるビス(フタルイミド)スルフイド。
8.3・3’−ビス(N−フエニルフタルイミド)スル
フイド。
9.4・ 4’−ビス(N−フエニルフタルイミド)ス
ルフイド。
10.3・3’−ビス(N−ブチルフタルイミド)スル
フイド。
11.式 で表わされる無水物。
12.ビス( 2・3=ジカルボキシフエニル)スルフ
イドジアンヒドリド。
13.ビス( 3・4−ジカルボキシフエニル)スルフ
イドジアンヒドリド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 M_2S (ここに、Mはアルカリ金属のイオンである)で表わさ
    れるアルカリ金属硫化物と式▲数式、化学式、表等があ
    ります▼ (ここに、Rは低級アルキル基およびフェニル基の中か
    ら選ばれた1価の基、そしてXはフッ素原子、塩素原子
    、臭素原子、ヨウ素原子およびニトロ基の中から選ばれ
    た基である)で表わされるN置換フタルイミドとを反応
    させる式▲数式、化学式、表等があります▼ (ここに、Rは上記に定義のとおりである)で表わされ
    るN置換ビス(チオエーテルフタルイミド)の製造方法
JP8026974A 1974-07-15 1974-07-15 ビス(チオエ−テルフタルイミド)の製法 Expired JPS5932462B2 (ja)

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