JPS5932468B2 - L−アスコルビン酸用安定化剤 - Google Patents
L−アスコルビン酸用安定化剤Info
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- JPS5932468B2 JPS5932468B2 JP5911980A JP5911980A JPS5932468B2 JP S5932468 B2 JPS5932468 B2 JP S5932468B2 JP 5911980 A JP5911980 A JP 5911980A JP 5911980 A JP5911980 A JP 5911980A JP S5932468 B2 JPS5932468 B2 JP S5932468B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はL−アスコルビン酸用安定化剤に関する。
L−アスコルビン酸即ちビタミンCは、生体に必須なビ
タミンのひとつであり、各種食品及び医薬品に主として
ビタミン強化の目的で、他に酸化防止や鮮度保持剤、食
肉の発色助剤等として広範に使用されている。
タミンのひとつであり、各種食品及び医薬品に主として
ビタミン強化の目的で、他に酸化防止や鮮度保持剤、食
肉の発色助剤等として広範に使用されている。
更に最近該アスコルビン酸が風邪やインフルエンザの予
防、発ガン物質であるN−ニトロソ化合物の生成抑制や
ガンの治療等に効果を示すことが発表され、その有用性
が再検討されつつある。一方上記L−アスコルビン酸は
、空気中や水液中で不安定であり、殊に水溶液中では光
や熱により又は混入する重金属イオンにより極めて速や
かに破壊(酸化分解等)され、本来の有効性が期待でき
ないという致命的欠陥を有している。従来このL−アス
コルビン酸を安定に保存するための各種の安定剤が研究
開発され、そのうち最も優れたもののひとつとしてメタ
リン酸が知られている。しかしながら該メタリン酸は、
一般式(HP03)nで表わされる種々の重合度のリン
酸即ちオルト(P1)、ピロ(P2)、トリ(P3)、
テトラ(P4)、ペンタ(P5)、ヘキサ(P6)、ヘ
プタ(P7)、オクタン(P8)、・・・・・・・・・
長鎖状(Pn)リン酸の混合物であり、本発明者らの研
究によれば之等各リン酸(P1〜Pn)成分の混合比率
が、L−アスコルビン酸安定化効果に重大な影響を与え
ることが判つた。しかるに上記混合比率は、その製造法
は勿論のこと製造条件の若干の変化により大きく変動し
、同一組成の、所望安定化効果を奏し得るメタリン酸を
、常に安定して再現性よく収得することは極めて困難で
ある。このようにメタリン酸はそのアスコルビン酸安定
化効果にばらつきがあると共に、それ自体比較的不安定
で水溶液中で容易に加水分解され、短鎖長のオルト(P
1)リン酸やピロ(P2)リン酸となり、L−アスコル
ビン酸安定化効果がこれにより経時的に低下してしまう
欠点がある。また上記メタリン酸以外の安定化剤として
金属封鎖能の優れた縮合リン酸塩類例えばウルトラリン
酸ナトリウムやヘキサメタリン酸ナトリウム等が提案さ
れているが、之等の安定化効果は、上記メタリン酸より
も尚低く実用上改善すべき余地がある。本発明者らは、
上記現状に鑑み、公知の安定化剤に比しよりー層優れた
L−アスコルビン酸安定化効果を発揮し得、しかもその
効果が製造条件等に係りなく常に一定して安定に発揮さ
れ、更に製品自体食品添加物として許容される安全性を
保証され得る新しい安定化剤を提供することを目的とし
て種々研究を重ねた。
防、発ガン物質であるN−ニトロソ化合物の生成抑制や
ガンの治療等に効果を示すことが発表され、その有用性
が再検討されつつある。一方上記L−アスコルビン酸は
、空気中や水液中で不安定であり、殊に水溶液中では光
や熱により又は混入する重金属イオンにより極めて速や
かに破壊(酸化分解等)され、本来の有効性が期待でき
ないという致命的欠陥を有している。従来このL−アス
コルビン酸を安定に保存するための各種の安定剤が研究
開発され、そのうち最も優れたもののひとつとしてメタ
リン酸が知られている。しかしながら該メタリン酸は、
一般式(HP03)nで表わされる種々の重合度のリン
酸即ちオルト(P1)、ピロ(P2)、トリ(P3)、
テトラ(P4)、ペンタ(P5)、ヘキサ(P6)、ヘ
プタ(P7)、オクタン(P8)、・・・・・・・・・
長鎖状(Pn)リン酸の混合物であり、本発明者らの研
究によれば之等各リン酸(P1〜Pn)成分の混合比率
が、L−アスコルビン酸安定化効果に重大な影響を与え
ることが判つた。しかるに上記混合比率は、その製造法
は勿論のこと製造条件の若干の変化により大きく変動し
、同一組成の、所望安定化効果を奏し得るメタリン酸を
、常に安定して再現性よく収得することは極めて困難で
ある。このようにメタリン酸はそのアスコルビン酸安定
化効果にばらつきがあると共に、それ自体比較的不安定
で水溶液中で容易に加水分解され、短鎖長のオルト(P
1)リン酸やピロ(P2)リン酸となり、L−アスコル
ビン酸安定化効果がこれにより経時的に低下してしまう
欠点がある。また上記メタリン酸以外の安定化剤として
金属封鎖能の優れた縮合リン酸塩類例えばウルトラリン
酸ナトリウムやヘキサメタリン酸ナトリウム等が提案さ
れているが、之等の安定化効果は、上記メタリン酸より
も尚低く実用上改善すべき余地がある。本発明者らは、
上記現状に鑑み、公知の安定化剤に比しよりー層優れた
L−アスコルビン酸安定化効果を発揮し得、しかもその
効果が製造条件等に係りなく常に一定して安定に発揮さ
れ、更に製品自体食品添加物として許容される安全性を
保証され得る新しい安定化剤を提供することを目的とし
て種々研究を重ねた。
その結果金属封鎖能を殆んど発揮し得ない環状トリメタ
リン酸塩が、実に驚くべきことに極めて卓越したL−ア
スコルビン酸安定化作用を発揮し得、上記目的に合致す
る安定化剤となることを見い出した。本発明はこの知見
に基づいて完成されたものである。即ち本発明は、環状
トリメタリン酸塩を有効成分として含有することを特徴
とするL−アスコルビン酸用安定化剤に係る。
リン酸塩が、実に驚くべきことに極めて卓越したL−ア
スコルビン酸安定化作用を発揮し得、上記目的に合致す
る安定化剤となることを見い出した。本発明はこの知見
に基づいて完成されたものである。即ち本発明は、環状
トリメタリン酸塩を有効成分として含有することを特徴
とするL−アスコルビン酸用安定化剤に係る。
本発明安定化剤は、従来公知のこの種安定化剤には見ら
れない極めて優れたL−アスコルビン酸安定化作用を常
に安定して、しかもL−アスコルビン酸が最も分解され
やすい高温下及び重金属イオンの存在下においても発揮
し得る点において特徴付けられる。
れない極めて優れたL−アスコルビン酸安定化作用を常
に安定して、しかもL−アスコルビン酸が最も分解され
やすい高温下及び重金属イオンの存在下においても発揮
し得る点において特徴付けられる。
本発明の安定化剤が斯かる優れた効果を奏し得る理由は
、現在明確ではないが、有効成分とする環状トリメタリ
ン酸塩は、他のリン酸塩とは異なり通常L−アスコルビ
ン酸が含有される食品等の示す酸性条件下では、容易に
開環して非常に活性なラジカルの状態となる所から、こ
れがL−アスコルビン酸と何らかのかたちで反応して該
アスコルビン酸を安定な状態に保持するためと考えられ
る。いずれにせよ上記環状トリメタリン酸塩は、従来こ
の種安定化剤として提案されている縮合リン酸塩に見ら
れる如き金属イオン封鎖作用(マスキング作用)を殆ん
ど有しておらず、従つて之等公知の安定化剤からは全く
予期できない別異の作用機構によりL−アスコルビン酸
を安定化させるものと考えられる。本発明安定化剤の有
効成分とする環状トリメタリン酸塩としては、代表的に
は環状トリメタリン酸ナトリウム(Na3P3O9)を
例示できる。
、現在明確ではないが、有効成分とする環状トリメタリ
ン酸塩は、他のリン酸塩とは異なり通常L−アスコルビ
ン酸が含有される食品等の示す酸性条件下では、容易に
開環して非常に活性なラジカルの状態となる所から、こ
れがL−アスコルビン酸と何らかのかたちで反応して該
アスコルビン酸を安定な状態に保持するためと考えられ
る。いずれにせよ上記環状トリメタリン酸塩は、従来こ
の種安定化剤として提案されている縮合リン酸塩に見ら
れる如き金属イオン封鎖作用(マスキング作用)を殆ん
ど有しておらず、従つて之等公知の安定化剤からは全く
予期できない別異の作用機構によりL−アスコルビン酸
を安定化させるものと考えられる。本発明安定化剤の有
効成分とする環状トリメタリン酸塩としては、代表的に
は環状トリメタリン酸ナトリウム(Na3P3O9)を
例示できる。
該化合物には三つの形態即ちI型(Na3P3O,−1
)、型及び型があり、本発明では之等のいずれの形態の
ものも同様に有効に使用できる。また上記Na3p3O
9で表わされる無水物は、これを水に溶解後再結晶させ
ることにより1、1.5、3及び6水和物等の各種水和
物結晶とすることができる。例えば上記Na3p3O9
のI型、型又は型を約60〜70℃に保温した蒸留水中
に溶解し飽和溶液を作成後沢過し、沢液に少量のアルコ
ールを加え冷蔵庫(約10℃以下)中で一夜放置するこ
とによつて、X線分析の結果Na3p3O,・6H20
と認められる白色結晶が収得できる。之等の水和物も亦
本発明所期の安定化作用を発揮し得、同様に有利に使用
できる。更に本発明の有効成分化合物には、上記環状ト
リメタリン酸のナトリウム塩の他に、カリウム塩等の他
のアルカリ金属塩も包含される。上記有効成分化合物は
各種方法に従い容易に製造することができる。代表的製
造法を上記Na3p3O9につき例示すれば次の通りで
ある。即ちリン酸一ナトリウム(NaH2PO4・2H
20、結晶)を磁製の蒸発皿又はルツボに入れ、約50
0〜530℃で約3時間加熱し、それをゆつくり徐冷し
たのち粉砕することにより白色粉末として収得できる。
尚加熱時間は、使用するリン酸一ナトリウムの量によつ
て異なり、また加熱時の雰囲気(水蒸気圧)によつて生
成するNa3p3O9の収量は、若干変化するが、通常
の加熱雰囲気下ではほとんど変化は認められない。また
上記Na3p3O9は、例えばNaH2PO4やヘキサ
メタリン酸ナトリウム、長鎖状リン酸ナトリウム等のリ
ン酸塩を白金ルツボに人れ、弱い炎の上でまずゆつくり
溶融し、次いでこの溶融物を更に約1000℃の電気炉
中で約3〜5時間溶融を続けた後、非常にゆつくりと冷
却する(通常約20時間を要して約50℃まで降温する
)ことによつてもI型として収得できる。上記の場合冷
却速度が速いと無定形の不溶性長鎖状縮合リン酸塩が生
成し、目的とするNa3p3O9は収得し難い。上記の
如くしてNa3p3O9が単一化合物として収得できる
ことは、X線分析により確認される。また本発明に用い
る環状トリメタリン酸塩は、いずれも水に可溶であり、
Na3P3O9(無水物)は、融点627.6℃、密度
(d)2.476、屈折率(n)1.478、溶解度2
17/水1007の性質を示す。本発明のL−アスコル
ビン酸用安定化剤は、基本的には、上記環状トリメタリ
ン酸塩を単独で又はこれに必要に応じて適当な添加剤を
配合して、粉末状もしくは水溶液状形態とされる。
)、型及び型があり、本発明では之等のいずれの形態の
ものも同様に有効に使用できる。また上記Na3p3O
9で表わされる無水物は、これを水に溶解後再結晶させ
ることにより1、1.5、3及び6水和物等の各種水和
物結晶とすることができる。例えば上記Na3p3O9
のI型、型又は型を約60〜70℃に保温した蒸留水中
に溶解し飽和溶液を作成後沢過し、沢液に少量のアルコ
ールを加え冷蔵庫(約10℃以下)中で一夜放置するこ
とによつて、X線分析の結果Na3p3O,・6H20
と認められる白色結晶が収得できる。之等の水和物も亦
本発明所期の安定化作用を発揮し得、同様に有利に使用
できる。更に本発明の有効成分化合物には、上記環状ト
リメタリン酸のナトリウム塩の他に、カリウム塩等の他
のアルカリ金属塩も包含される。上記有効成分化合物は
各種方法に従い容易に製造することができる。代表的製
造法を上記Na3p3O9につき例示すれば次の通りで
ある。即ちリン酸一ナトリウム(NaH2PO4・2H
20、結晶)を磁製の蒸発皿又はルツボに入れ、約50
0〜530℃で約3時間加熱し、それをゆつくり徐冷し
たのち粉砕することにより白色粉末として収得できる。
尚加熱時間は、使用するリン酸一ナトリウムの量によつ
て異なり、また加熱時の雰囲気(水蒸気圧)によつて生
成するNa3p3O9の収量は、若干変化するが、通常
の加熱雰囲気下ではほとんど変化は認められない。また
上記Na3p3O9は、例えばNaH2PO4やヘキサ
メタリン酸ナトリウム、長鎖状リン酸ナトリウム等のリ
ン酸塩を白金ルツボに人れ、弱い炎の上でまずゆつくり
溶融し、次いでこの溶融物を更に約1000℃の電気炉
中で約3〜5時間溶融を続けた後、非常にゆつくりと冷
却する(通常約20時間を要して約50℃まで降温する
)ことによつてもI型として収得できる。上記の場合冷
却速度が速いと無定形の不溶性長鎖状縮合リン酸塩が生
成し、目的とするNa3p3O9は収得し難い。上記の
如くしてNa3p3O9が単一化合物として収得できる
ことは、X線分析により確認される。また本発明に用い
る環状トリメタリン酸塩は、いずれも水に可溶であり、
Na3P3O9(無水物)は、融点627.6℃、密度
(d)2.476、屈折率(n)1.478、溶解度2
17/水1007の性質を示す。本発明のL−アスコル
ビン酸用安定化剤は、基本的には、上記環状トリメタリ
ン酸塩を単独で又はこれに必要に応じて適当な添加剤を
配合して、粉末状もしくは水溶液状形態とされる。
上記必要に応じ添加され得る添加剤としては、トリポリ
リン酸塩、ピロリン酸塩、ヘキサリン酸塩、ウルトラリ
ン酸塩等の縮合リン酸塩及びオルトリン酸塩や、クエン
酸、酒石酸、リンゴ酸等の有機酸又はその塩等を例示で
きる。本発明安定化剤は、その使用に当つてはこれをL
−アスコルビン酸自体又は該アスコルビン酸を含有する
製品例えば果実ジユーズ、果実缶詰等の食品や医薬品等
に添加混合すればよい。
リン酸塩、ピロリン酸塩、ヘキサリン酸塩、ウルトラリ
ン酸塩等の縮合リン酸塩及びオルトリン酸塩や、クエン
酸、酒石酸、リンゴ酸等の有機酸又はその塩等を例示で
きる。本発明安定化剤は、その使用に当つてはこれをL
−アスコルビン酸自体又は該アスコルビン酸を含有する
製品例えば果実ジユーズ、果実缶詰等の食品や医薬品等
に添加混合すればよい。
安定化剤の使用量は、これを添加混合すべき製品の種類
等に応じて適宜に決定できるが、通常果実ジユーズ等で
は、L−アスコルビン酸が0.1%程度まで即ち1f/
l程度配合されており、これに対して有効成分化合物を
リン乃の濃度に換算して約0.08〜107/f!の範
囲とするのが好ましい。かくして本発明安定化剤により
安定化されたLアスコルビン酸は、その本来のビタミン
強化等の作用を長期に亘り保持しており、従つてその通
常の用途即ち果実類のジユーズ、果実缶詰、ジヤム、ド
ロツプ、粉末ジユーズ等の菓子類、乳製品、清涼飲料水
、ビール、マーカリン等や医薬品等に極めて有効に利用
できると共に、従来L−アスコルビン酸の使用が不適当
であつた加熱等を受ける食品等に対しても利用可能とな
る。以下本発明安定化剤の効果を明らかとするための実
験例を掲げる。
等に応じて適宜に決定できるが、通常果実ジユーズ等で
は、L−アスコルビン酸が0.1%程度まで即ち1f/
l程度配合されており、これに対して有効成分化合物を
リン乃の濃度に換算して約0.08〜107/f!の範
囲とするのが好ましい。かくして本発明安定化剤により
安定化されたLアスコルビン酸は、その本来のビタミン
強化等の作用を長期に亘り保持しており、従つてその通
常の用途即ち果実類のジユーズ、果実缶詰、ジヤム、ド
ロツプ、粉末ジユーズ等の菓子類、乳製品、清涼飲料水
、ビール、マーカリン等や医薬品等に極めて有効に利用
できると共に、従来L−アスコルビン酸の使用が不適当
であつた加熱等を受ける食品等に対しても利用可能とな
る。以下本発明安定化剤の効果を明らかとするための実
験例を掲げる。
実験例 1
目本薬局方(第9改正)に準じて以下の通りアスコルビ
ン酸の定量を行ない、その水溶液の経時的安定性試験を
行なつた。
ン酸の定量を行ない、その水溶液の経時的安定性試験を
行なつた。
(1)アスコルビン酸
市販の特級L−アスコルビン酸を使用する。
(2)滴定用2・6−ジクロルフエノールインドフエノ
ールナトリウム試薬の調製NaHCO3O.O42yに
水50m1を加えて溶かし、更に2・6−ジクロルフエ
ノールインドフエノールナトリウム0.057を溶かし
、水を加えて全量200m1とし、▲過する。
ールナトリウム試薬の調製NaHCO3O.O42yに
水50m1を加えて溶かし、更に2・6−ジクロルフエ
ノールインドフエノールナトリウム0.057を溶かし
、水を加えて全量200m1とし、▲過する。
用時調製する。(3)標定
アスコルビン酸標準品をシリカゲルデシケータ一で、2
4時間乾燥し、その約0.05yを精密に量り、メタリ
ン酸・酢酸試液を加えて溶かし、正確に100m1とし
、その2dを正確に量り、メタリン酸・酢酸試液8T1
1を加えて振り混ぜ、滴定用2・6−ジクロルフエノー
ルイン下フエノールナトリウム試薬で5秒間持続する淡
紅色を呈するまで滴定する。
4時間乾燥し、その約0.05yを精密に量り、メタリ
ン酸・酢酸試液を加えて溶かし、正確に100m1とし
、その2dを正確に量り、メタリン酸・酢酸試液8T1
1を加えて振り混ぜ、滴定用2・6−ジクロルフエノー
ルイン下フエノールナトリウム試薬で5秒間持続する淡
紅色を呈するまで滴定する。
同様に空試験をし、上記滴定値を補正し、この試薬1m
1に対するL−アスコルビン酸(C6H8O6)の量A
7rl9を計算する。本実験に用いた2・6−ジクロル
フエノールインドフエノールナトリウム試薬1m1は、
0.1ηC6H8O6であつた。
1に対するL−アスコルビン酸(C6H8O6)の量A
7rl9を計算する。本実験に用いた2・6−ジクロル
フエノールインドフエノールナトリウム試薬1m1は、
0.1ηC6H8O6であつた。
)メタリン酸・酢酸試液の調製
メタリン酸157及び氷酢酸40m1に水を加えて溶か
し500m1とする。
し500m1とする。
冷所に保存する。試液は調製2日以内に使用する。この
試液中のリン濃度は、下記(6)記載の比色分析の結果
Pとして4.7t/500WLIである。))供試液の
調製 市販特級L−アスコルビン酸の0.25〜0.57を正
確に秤取し、これを下記各種リン酸塩の水溶液又はメタ
リン酸・酢酸溶液に加えて溶かし、更に蒸留水を加え、
全量を500m1とする。
試液中のリン濃度は、下記(6)記載の比色分析の結果
Pとして4.7t/500WLIである。))供試液の
調製 市販特級L−アスコルビン酸の0.25〜0.57を正
確に秤取し、これを下記各種リン酸塩の水溶液又はメタ
リン酸・酢酸溶液に加えて溶かし、更に蒸留水を加え、
全量を500m1とする。
尚各供試液中のリン濃度(P)は4.77/500m1
と一定にする。対照として蒸留水にL−アスコルビン酸
を溶かした液を作成する。く供試液〉 (T)環状トリメタリン酸ナトリウム (Na3P3O9、本発明品)添加液 後記製造例1で得たNa3p3O9を使用。
と一定にする。対照として蒸留水にL−アスコルビン酸
を溶かした液を作成する。く供試液〉 (T)環状トリメタリン酸ナトリウム (Na3P3O9、本発明品)添加液 後記製造例1で得たNa3p3O9を使用。
([[)環状テトラメタリン酸ナトリウム(Na4P4
Ol2)添加液 五酸化二リン(P2O5)507を300111の氷水
中で加水分解し、この加水分解生成物を濃苛性ソーダ溶
液を用いてPH7まで中和後、これに少量のエタノール
を加えることにより析出するNa4p4Ol2・4H2
0結晶を使用。
Ol2)添加液 五酸化二リン(P2O5)507を300111の氷水
中で加水分解し、この加水分解生成物を濃苛性ソーダ溶
液を用いてPH7まで中和後、これに少量のエタノール
を加えることにより析出するNa4p4Ol2・4H2
0結晶を使用。
匝 ウルトラリン酸ナトリウム添加液食品添加物「ウル
トラポリス」(御幣島化学工業(株)社製、白色粉末、
1%溶液のPHl.7〜1.9、P2O5含量76〜8
0%)を使用。
トラポリス」(御幣島化学工業(株)社製、白色粉末、
1%溶液のPHl.7〜1.9、P2O5含量76〜8
0%)を使用。
(IV)ヘキサメタリン酸ナトリウム(グラハム塩)添
加液食品添加物「メタリン酸ナトリウム」(同土社製、
白色粉末、1%溶液のPH642〜6.8、P2O5含
量66〜70%)を使用。
加液食品添加物「メタリン酸ナトリウム」(同土社製、
白色粉末、1%溶液のPH642〜6.8、P2O5含
量66〜70%)を使用。
V トリポリリン酸ナトリウム(Na5P3OlO)添
加液食品添加物「ポリリン酸ナトリウム」(燐化学工業
(株)社製、白色粉末、1%溶液のPH9.2〜9.8
、P2O5含量56〜58%)を使用。
加液食品添加物「ポリリン酸ナトリウム」(燐化学工業
(株)社製、白色粉末、1%溶液のPH9.2〜9.8
、P2O5含量56〜58%)を使用。
(V[)リン酸一水素ナトリウム(Na2HPO4・1
2H20)添加液 食品添加物「リン酸二ナトリウム(結晶)」(御幣島化
学工業(株)社製、無色乃至白色結晶、1%溶液のPH
9.O〜9.4、純分98.0〜100%)を使用。
2H20)添加液 食品添加物「リン酸二ナトリウム(結晶)」(御幣島化
学工業(株)社製、無色乃至白色結晶、1%溶液のPH
9.O〜9.4、純分98.0〜100%)を使用。
(MI)酸性ピロリン酸ナトリウム
(Na2H2P2O7)添加液
食品添加物「酸性ピロリン酸ナトリウム」(燐化学工業
(株)社製、白色結晶性粉末、1%溶液のPH4.5〜
5.0、P2O5含量60〜65%)を使用。
(株)社製、白色結晶性粉末、1%溶液のPH4.5〜
5.0、P2O5含量60〜65%)を使用。
()メタリン酸・酢酸溶液
上記(4)で調製したメタリン酸・酢酸試液と同一の溶
液を用いる。
液を用いる。
へ対照液(蒸留水使用)
(6) リンの定量
リンモリブデンブルーによる吸光光度法を用いる。
使用したモリブデン試液は、特級モリブデン酸アンモニ
ウム〔(NH4)6M07024・4H20〕357を
200111の蒸留水に溶かし、それに濃塩酸200m
1を加えていくと、最初白色沈殿が生成するが、次第に
溶解する。これに金属亜鉛3yを加え、次いでよく攪拌
しながら濃塩酸200m1及び予め氷冷した濃硫酸40
0m1を加え蒸留水で全量1000m1とする。かくし
て得られる試液はきれいな青緑色溶液である。この試液
2m1をリンを含む試料溶液に加え、さらに蒸留水約5
m1を加え、よく撹拌後95℃のΔ浴中で1時間加熱し
、冷却後蒸留水で全量を25m1とする。吸光度は83
0nmの波長を用いて日立分光光度計100−20形を
用い測定した。(7) L−アスコルビン酸安定性試験
上記(5)により調製した各供試液を室温下に放置し、
試液調製より所定日数経過後に各液2m1宛を取り、上
記(3)に準じて、そのL−アスコルビン酸残存量(t
)を求め、当初のL−アスコルビン酸量(′Ii)に対
する百分率にて、L−アスコルビン酸の経時的安定性を
調べる。
ウム〔(NH4)6M07024・4H20〕357を
200111の蒸留水に溶かし、それに濃塩酸200m
1を加えていくと、最初白色沈殿が生成するが、次第に
溶解する。これに金属亜鉛3yを加え、次いでよく攪拌
しながら濃塩酸200m1及び予め氷冷した濃硫酸40
0m1を加え蒸留水で全量1000m1とする。かくし
て得られる試液はきれいな青緑色溶液である。この試液
2m1をリンを含む試料溶液に加え、さらに蒸留水約5
m1を加え、よく撹拌後95℃のΔ浴中で1時間加熱し
、冷却後蒸留水で全量を25m1とする。吸光度は83
0nmの波長を用いて日立分光光度計100−20形を
用い測定した。(7) L−アスコルビン酸安定性試験
上記(5)により調製した各供試液を室温下に放置し、
試液調製より所定日数経過後に各液2m1宛を取り、上
記(3)に準じて、そのL−アスコルビン酸残存量(t
)を求め、当初のL−アスコルビン酸量(′Ii)に対
する百分率にて、L−アスコルビン酸の経時的安定性を
調べる。
結果を第1図に示す。第1図中縦軸は、L−アスコルビ
ン酸残存率(%)を、横軸は、経過日数(日)を示す。
ン酸残存率(%)を、横軸は、経過日数(日)を示す。
図中1〜は、上記(6)記載の各供試液(1)〜(ホ)
に対応する。第1図より明らかな通り本発明の安定化剤
を使用した液(供試液1)では、28日(4週間)経過
後においても、L−アスコルビン酸残存率が約80%を
保持しており、該安定化剤がLアスコルビン酸の安定性
を顕著に向上させることが判る。
に対応する。第1図より明らかな通り本発明の安定化剤
を使用した液(供試液1)では、28日(4週間)経過
後においても、L−アスコルビン酸残存率が約80%を
保持しており、該安定化剤がLアスコルビン酸の安定性
を顕著に向上させることが判る。
これに対し従来最も優れたものとして知られるメタリン
酸を用いた液(供試液)では、28日経過後約60%の
残存率にとどまり、ウルトラリン酸塩使用(供試液)や
ヘキサメタリン酸塩使用(供試液)では、同28日経過
後の残存率は50%にも満たないことが判る。次いで上
記各供試液及び他の各種市販のリン酸塩を用X.伺様に
作成した液(いずれもリン濃度P−4.77/500m
1)を、同一試験に供し、21日(3週間)経過後のア
スコルビン酸残存率(%)を同様に求めた結果を下記第
1表に示す。
酸を用いた液(供試液)では、28日経過後約60%の
残存率にとどまり、ウルトラリン酸塩使用(供試液)や
ヘキサメタリン酸塩使用(供試液)では、同28日経過
後の残存率は50%にも満たないことが判る。次いで上
記各供試液及び他の各種市販のリン酸塩を用X.伺様に
作成した液(いずれもリン濃度P−4.77/500m
1)を、同一試験に供し、21日(3週間)経過後のア
スコルビン酸残存率(%)を同様に求めた結果を下記第
1表に示す。
上記第1表からも本発明安定化剤が他のリン酸塩及びリ
ン酸とは異なつて卓越したL−アスコルビン酸安定化効
果を奏し得ることが明白である。
ン酸とは異なつて卓越したL−アスコルビン酸安定化効
果を奏し得ることが明白である。
実験例 2
実験例1において各供試液を作成後70℃の高温条件下
に放置する以外は同様にした。
に放置する以外は同様にした。
結果を第2図に示す。第2図より明らかな通り、環状ト
リメタリン酸ナトリウムを用いた本発明安定化剤は、メ
タリン酸に比し、高温下においてもL−アスコルビン酸
安定化効果が大きいことが判る。
リメタリン酸ナトリウムを用いた本発明安定化剤は、メ
タリン酸に比し、高温下においてもL−アスコルビン酸
安定化効果が大きいことが判る。
実験例 3
実験例1において各供試液中にSn2+イオン100p
pmを存在させ、同様の試験を行なつた。
pmを存在させ、同様の試験を行なつた。
結果を第3図に示す。第3図よりSn2+イオンの存在
により蒸留水ではアスコルビン酸は、速やかに分解され
るのに対し、本発明安定化剤を用いると、上記分解が極
めて抑制され、安定性が顕著に向上することが判る。
により蒸留水ではアスコルビン酸は、速やかに分解され
るのに対し、本発明安定化剤を用いると、上記分解が極
めて抑制され、安定性が顕著に向上することが判る。
かかる効果は、メタリン酸や酸性ピロリン酸ナトリウム
では期待できない。以下本発明安定化剤の有効成分化合
物である環状トリメタリン酸塩の製造例を挙げる。
では期待できない。以下本発明安定化剤の有効成分化合
物である環状トリメタリン酸塩の製造例を挙げる。
製造例 1
無水リン酸一ナトリウム(試薬特級)10007をルツ
ボ(蒸発皿)に秤り、電気炉中で温度530±5℃(水
銀温度計)で3時間加熱する。
ボ(蒸発皿)に秤り、電気炉中で温度530±5℃(水
銀温度計)で3時間加熱する。
それをゆつくり徐冷した後粉砕して環状トリメタリン酸
ナトリウム(Na3P3O9)9007を得る。得られ
たNa3p3O9はX線分析よりI型の結晶構造を有す
ることが判る。そのX線回折図を第4図に示す。図中縦
軸はX線回折強度を、横軸は回折角度(2θ)を示す。
尚該図の測定条件は次の通りである。製造例 2 上記製造例1で製造したNa3P3O9(I型)の白色
粉末90yを、約60℃に加温した蒸留水500m1に
添加し溶解後、沢過して不溶解残分を除去し、沢液を1
0℃以下に冷却し、これにエタノール200m1を少量
づつ添加し結晶を析出させ、これを吸収ろ過する。
ナトリウム(Na3P3O9)9007を得る。得られ
たNa3p3O9はX線分析よりI型の結晶構造を有す
ることが判る。そのX線回折図を第4図に示す。図中縦
軸はX線回折強度を、横軸は回折角度(2θ)を示す。
尚該図の測定条件は次の通りである。製造例 2 上記製造例1で製造したNa3P3O9(I型)の白色
粉末90yを、約60℃に加温した蒸留水500m1に
添加し溶解後、沢過して不溶解残分を除去し、沢液を1
0℃以下に冷却し、これにエタノール200m1を少量
づつ添加し結晶を析出させ、これを吸収ろ過する。
かくして得られる白色結晶は、上記製造例1と同様のX
線分析の結果、第5図に示すX線回折図を与え、この図
よりNa3p3O9・6H20であることが認識された
。
線分析の結果、第5図に示すX線回折図を与え、この図
よりNa3p3O9・6H20であることが認識された
。
第1図乃至第3図は、各種溶液中でのL−アスコルビン
酸残存率(%)の経時的変化を示すグラフであり、第1
図は室温下、第2図は70℃の温度条件下及び第3図は
Sn2+イオン共存下における結果を夫々示す。
酸残存率(%)の経時的変化を示すグラフであり、第1
図は室温下、第2図は70℃の温度条件下及び第3図は
Sn2+イオン共存下における結果を夫々示す。
Claims (1)
- 1 環状トリメタリン酸塩を有効成分として含有するこ
とを特徴とするL−アスコルビン酸用安定化剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5911980A JPS5932468B2 (ja) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | L−アスコルビン酸用安定化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5911980A JPS5932468B2 (ja) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | L−アスコルビン酸用安定化剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56156272A JPS56156272A (en) | 1981-12-02 |
| JPS5932468B2 true JPS5932468B2 (ja) | 1984-08-09 |
Family
ID=13104098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5911980A Expired JPS5932468B2 (ja) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | L−アスコルビン酸用安定化剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5932468B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6239684A (ja) * | 1985-08-12 | 1987-02-20 | House Food Ind Co Ltd | 酸化防止用組成物 |
| JP2604828B2 (ja) * | 1987-10-15 | 1997-04-30 | 武田薬品工業株式会社 | 安定なアスコルビン酸ナトリウム粉末の製造法 |
| JP2604829B2 (ja) * | 1987-10-19 | 1997-04-30 | 武田薬品工業株式会社 | 安定なアスコルビン酸組成物および粉末の製造法 |
-
1980
- 1980-05-02 JP JP5911980A patent/JPS5932468B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56156272A (en) | 1981-12-02 |
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