JPS5935620B2 - 変色、欠損もしくは腐食した歯を修整する方法および装置 - Google Patents

変色、欠損もしくは腐食した歯を修整する方法および装置

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JPS5935620B2
JPS5935620B2 JP49140051A JP14005174A JPS5935620B2 JP S5935620 B2 JPS5935620 B2 JP S5935620B2 JP 49140051 A JP49140051 A JP 49140051A JP 14005174 A JP14005174 A JP 14005174A JP S5935620 B2 JPS5935620 B2 JP S5935620B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変色した歯、割れ目の入った歯もしくは腐食し
た歯などの美粧および構造上の修整技術に関する。
さらに評言すれば、本発明は完全に重合したプラスチッ
ク材で所望とする着色および前成形を施した表層材を歯
のほうろう質に接着して望ましい外観をもった歯に復元
しあるいは適切に形成した歯に修復するとともに着色を
天然歯への回復をもたらすものである。
本発明はまた補綴に際しての表層支持体および周面への
辺材による補修に関するものである。
歯の変色の原因は多様であるが子供、成人のいずれにつ
いても成長期およびその後を通じて変色は多くの現象を
伴って生ずる。
歯の変色の原因には子供の場合服用した薬品が薬理学的
に作用して起こすものがある。
薬品のなかには永久歯が歯ぐきを破って歯が出る前に服
用した結果子供の歯を黄色または茶色に変色させてしま
うものがある。
また、変色は摂取する食物特に水と一緒に摂取される鉱
物質から起こることもある。
はうろう質が完全に覆う前に鉱物質の沈着し歯肉の肥厚
した状態の歯を有する患者の場合、歯はきわめて変色し
やすくなる。
このような歯肉の肥厚状態における歯は鉱物塩の沈着を
増大させ歯面に白斑を生じさせる。
(胆汁を放出する代謝系の疾病や血球色素を放出する出
血障害も歯の着色をひき起こす。
細菌類も例えば緑色炎やタバコのヤニ状のじみを生じさ
せることが多い。
)従来、美観的にすぐれた変色歯治療法は開発されてい
なかった。
従来より美観をもたらすような歯の修整法として唯一の
ものは歯にプラスチック材または磁器材の歯冠なかぶせ
ることが行われてきた。
これはきわめて高価でありまた処置時間も長くかかるた
め歯冠に経費をかけることができる患者は数少なかった
。
過去においては歯面に装飾性のある面張りを行ったこと
もあるがほうろう質に接着材を適用する困難が解決でき
ず歯科治療から見て実際的でなかった。
歯が割れたり腐食した場合、これを復原して門歯のはた
らきおよび咀曽能さらに美観の回復を図らなければなら
ない。
歯に割れ目が入って修復する必要が生じたとき、これま
では金やメチルメタクリレート重合体等のプラスチック
材料の歯冠を用いるのが常であった。
従来の歯冠の利用および金冠に磁器材セメントを融接す
る技法は広く受は入れられている。
しかしこうした歯冠の使用は高価で処置時間も長くかか
った。
従来の歯冠施用に際して先ず問題となる難点は歯冠をか
ぶせる部位の歯形をよくするために大幅な前成形を歯に
対して行っておくことが不可欠であった点である。
歯冠を適切にかぶせるためには歯冠と歯を前者が後者に
しつかり保持されるように事前の処理をなす必要がある
。
適切にはめた歯冠はぴったりと歯に保持されることにな
り強度も高まる。
処置のすんだ歯と歯冠との間に歯科用セメントを充填す
る目的は存在する窩洞に詰め歯冠と歯との間の空隙を埋
めて他物質の沈着を防ぎ様様な歯の障害を予防するため
である。
歯冠と歯との間のセメントはある程度の補綴機能をもっ
ているが、歯冠を歯の構造に一体化させることによる把
持力の復元には至らない。
この理由はセメントが水溶性のまま歯冠に充填されてい
て、歯と歯冠との間に割れ目が存在すると唾液が歯冠と
歯との接合部に浸入してセメントを溶解させることにあ
る。
歯冠と歯との間の強度と保持が不適当であると、歯冠が
簡単に脱落してしまうのである。
歯の修整法として近時利用されているものでは腐食の進
行した歯だけでなく割れ目の入った歯の復元を行う。
50係〜75係リン酸またはくえん酸の酸溶液で歯をエ
ツチングしてほうろう面から鉱物塩類を除去し酸によっ
て溶解された鉱物塩の存在したほうろう質中に空隙もし
くは゛微細孔”を作り出し、この酸処理したほうろう買
置に裏装材を付着させて微細孔中に入り込ませてから重
合させほうろう買置に機械的な接着を形成させる。
上記の歯科用裏装材はビスフェノールAとグリシジルメ
タクリレートとの反応生成物を用いるタイプのもの(こ
れは米国プラウエア州ミルフォードのデンツプライ・イ
ンタナショナル・インコーホレーデラドの充填材部門よ
り「Nuva−8ea l Jの商標名で市販されてい
る。
)であってよい。上記の裏装材は歯面に施用する前にベ
ンゾインメチルエーテル触媒で予め活性化しておき歯面
に付けてから紫外線にさらして重合させる。
処置済みのほうろう買置に裏装材を施用した後、裏装し
た面に歯科用充填材を運んで整形器械で歯型に形成する
。
歯科用充填材もビスフェノールAと、ベンゾインメチル
エーテル触媒で活性化され紫外線に露出させて重合され
るグリシジルメタクリレートとの反応生成物を基剤とす
るものでよい。
歯科用充填材として好適なものは前掲の会社よりrNu
va−Fi l Jの商標名で市販されている。
この材料は紫外線にあてないと重合しない。
それ故、歯の治療に要する時間がかなり長側いてもこの
材料を使って形成した後に紫外光を照射してわずか数秒
間で重合させることができる。
この充填材が形成され重合された後、充填材の外面およ
び充填材の縁部に露出したほうろう質の部分は最終的に
適当な研磨器械で整形するとともに治療して歯の所望部
分に歯科用裏装材の被膜を施し次で紫外光で重合させる
。
上述の紫外光重合による裏装材および充填材の使用によ
って歯の修復は完べきになされるが、治療した歯とその
隣接する歯の色とを等色化することはきわめて難しい。
それ放客美的な観点から治療法にも制約が課され活用さ
れなくなることも稀ではない。
市販されている歯科用充填材および裏装材の色数は少な
く等色化を改善し得る途がないばかりでさく歯の変色や
外観の大幅な変化は歯科治療の患者によく見られること
は広く知られている。
等色化が最もうまくいけば隣り合った歯どうしの色と外
観が正確に合うようにできるが、そのための材料の色数
は選定不可能なほど少数しかない。
大抵の場合、患者の天然歯が美観的にも望ましくない程
度にまで変色している場合には歯の修復材料の色を隣接
する歯に合わせることは不適当になる。
歯が1本以上欠けている場合、補綴して歯頂部を欠けた
歯の空間の隣り同士で連結させ入れ歯の部分を支持し移
動を防ぐ必要がある。
補綴の作業に際して欠けた歯の空間に隣接する接合歯の
ほうろう質で支持させる訳にいかないため、これらの隣
接する歯が完全に正常な歯であっても歯冠を施す必要が
あった。
すなわち歯冠は補綴物を支持する際の取付具として適し
た手段になる。
勿論、永久歯が1本でもなくなると歯が移動してしまう
といった問題があるが、完全に正常な歯に歯冠を施すこ
とは望ましくない。
従って、欠けた歯の作る空間と隣り合った歯に対して補
綴支持用の歯冠を施すことなく積極的に補綴物を固定す
る手段を用意することが推奨される。
それ故、本発明は歯の美観を与える表層材で患者の歯を
修復する新規な修整要素を提供することを目的とするも
のである。
すなわち、本発明は歯の美観を増し廉価に歯を治療する
ために歯のほうろう買置に効果的に接着する新規な前成
形されかつ完全に重合した歯層材を提供する。
この歯の修復によって治療した歯は物理的性質にほとん
どもしくは全く変質を来たさず、治療に際しては麻酔を
必要とせずに短時間で完結することができる。
本発明による歯の表層修整要素は比較的低廉な材料を使
って駕嘆すべき特性と美観を割れた歯または腐食した歯
に付与する。
そのために本発明は治療する歯の少なくとも接層面のほ
うろう質にプラスチック材の表層材を接着し、必要に応
じて、この歯の機能に合わせた天然歯の外観を有する材
料を用いるものである。
この表層材は開口時に露呈して好印象を醸成し得るよう
に歯の割れ目や着色に合わせて前成形したプラスチック
材料を用いる。
またこの表層材は永久に接着する以前に予め治療すべき
歯の形状と外見に合わせて成形しておくことができ、合
致しなければ取外して完全に合ったものに交換し碍るも
のである。
歯科医師も患者も処置した歯の美観と形状に合うと確信
したとき、未重合の部分を選択的に重合させて治療を仕
上げていくことができるのである。
本発明によって治療された歯すなわち選択的に重合の行
われた部位のプラスチック材料は耐久性に富み長時間に
わたって治療の結果を保つ。
さらに、本発明は抜けた歯の間の空間を補綴して入れ歯
をする際に両隣りの歯を研磨しなくても済む義歯の固定
手段を提供するもので従来は補綴部を支持するため接合
歯に歯冠をかぶせなければならなかった点を解消するも
のである。
また、歯周面の割れを修復処置し原状に回復せしめ得る
ものである。
本発明による歯の修整方式について以下図示実施例に従
って詳述する。
本発明の好適な実施例は、変色した。
または割れたり腐食した歯を修整する方法およびそのた
めの材料を開示するもので、プラスチック材料で構成し
た前成形済みの完全に重合したプラスチック層材を美観
をもたらすように色および形成形状にもとづいて選択す
ることを含む。
この前成形した歯層材はできるだけ正確に治療するため
に歯の形状に合わせて成形もしくは研摩して変形修正し
得る。
歯の色、形、物理的性質を所望のものに合わせさらに治
療すべき歯に合わせて歯層材を前成形してから、修整す
べき歯のほうろう質表面を75係りん酸のような酸でエ
ツチングして重合自在の歯科用裏装材で裏装した歯のほ
うろう面適所に施す。
修復すべき歯に接着されるプラスチック層材の内面には
適時重合し得る材料の薄い膜を塗布しておいてもよい。
次に重合される歯科用充填材を修整すべき歯および接着
すべき表層材に運び表層材を余分な充填材を押し出すよ
うに充填して歯と表層材との間の全ての窩洞を埋める。
隣接した歯と色および形状が完全に合致しているか否か
調べた後、充填材を選択的に適所で重合させ当初ペース
トもしくはパテ状の材料を磁器材料のように耐久性の高
い硬質のものに変性させる。
歯科用裏装材および充填材は共にかなり長時間にわたり
未重合もしくは未硬化に保たれ紫外線をあてると数秒間
で完全に重合硬化する性質の組成物からなる。
歯科用充填材はまた患者の歯に施用する前に予め混和し
ておき所定の硬化時間の後に重合するものであってもよ
い。
第1図において歯10は唇歯部分が欠けた前歯の門歯を
示す。
露出した歯冠部12は下部を修復し表層材を充填したプ
ラスチック部分を有している。
歯根部14ははぐきの組織にとり囲まれている。
歯10の図示した割れのある門歯部分はほうろう面が見
栄え悪く変色しているか舌に接する部分が腐食して本発
明により部分的な修復を要するものとすると、前成形し
たプラスチック表層材18はほうろう負部分20に接着
される。
この場合従来性われていた歯の研摩を経て象牙質22を
露出させるような処置は必らずしも必要でない。
事実上歯の大部分を取り去ってから修復する必要は毛頭
ないのである。
接着を妨害する鉱 質の沈着物は取り除いて露出したほ
うろう面の微小部分を前処理することが望ましい。
これは軽い研摩で行われる。露出したほうろう質の所望
部分は短時間で適当な酸液を付着し接着の準備をする。
これは酸エツチングと称さ札はうろう質の表層に空間ま
たは「微細孔」を形成して裏装材がほうろう質表面に浸
透可能にしてほうろう質との間に効果的は固着層を形成
する。
歯のエツチングが進むにつれて、桿状部またはタグと称
される突起が生成し充填材と歯との物理的接着力を向上
する。
酸性の調質剤を用いるとほうろう質はその表面からきわ
めて浅い部分すなわち25ミクロン程度まで鉱物質の塩
の一部が除去されて鉱物塩が溶解したほうろう室中に空
間もしくは微細孔が生成する。
はうろう質のエツチングによりその表面は当初光沢のな
い外観を呈しほうろう面の永久変化には至らない。
事実上エツチングしたほうろう面の領域は裏装材で被覆
しない限り数日以内に普通の透明さを取り戻す。
酸食刻したほうろう質ははぐきからりん酸カルシウム塩
を付着させることによって再び鉱質化する。
エツチングによってはそれが過剰に行われない限り、歯
組織に悪影響を与えることはない。
はうろう質の所定部位を酸エツチングした後、食刻した
ほうろう質は接着の妨げにならないように唾液水、油な
どを清浄にしてからこの部位に歯科用裏装材を付着し次
で反応促進剤によってエツチング孔を封止し表面性状を
良好ならしめてプラスチックの成層により接着が効果的
になされるようにする。
歯科用裏装材は適宜選択できるが、前述のrNuva−
8eal Jを用いることが望ましい。
この裏装材はエツチングで形成したほうろう装置の微小
間隙または孔にたやすく侵入するきわめて「湿潤した」
材料である。
はうろう質の処置済みの表面部位に被膜24を形成した
後、前成形したプラスチック表層材18の内面部分に同
様な裏装材の被膜26を形成する。
歯と表層材の双方の表面被覆は前述したようにベンゾイ
ンメチルエーテル触媒で予め活性化した状態で紫外線を
照射することにより行ってもよい。
はうろう質への被膜24および表層材への被膜26が反
応促進状態にされると、裏装材は磁器材料のごとく硬化
し、充填材28が表層材18またはほうろう質の被膜部
分24に運ばれてからプラスチック表層材が接着される
。
充填材は重合もしくは硬化を調節し得るものであること
が望ましく、これによって歯組織に一体化して永久的に
接着される前に形状および外観の適否を調べ得るように
する。
この検査中に、前成形した表層材18の色が望ましくな
いか隣り合った歯もしくは修復すべき歯の露出部分と整
合がよくない場合には、上記の前成形した表層材をたや
すく取り外して最適な色合いと形状の表層材に入れ替え
ることができれば好適である。
通常、表層材の色が隣り合った歯と正しく合っているよ
うに歯に被膜を施す前に表層材を形成するのである。
前成形した表層材を適切な位置に装着した後、歯組織に
強く押し込み次で余分な充填材が表層材の縁からはみ出
すようにする。
外部歯組織と表層材の内面との間の窩洞または孔隙は充
填材で全て充填されて構造上一体的な修整がなされる。
歯と表層材との間からはみ出た余分な充填材は大部分が
除去されわずかな部分が表層材の縁部と歯の隣接するほ
うろう質部分との間に形成された接合部近傍に成形され
る。
これに次いでまた修復部の物理的形状を確認した後、充
填材が重合されてきわめて硬い磁器のような性質の構造
部分に硬化される。
充填材を重合した後、修復した歯表面をなめらかにする
ために、前成形したプラスチック表層材とこの表層材縁
端に隣接するほうろう装置とは軽く研摩することができ
る。
前成形したプラスチック表層材の露出面およびこの表層
材の縁部に隣接したほうろう質の表面に対して裏装材の
被膜左施すことによって修整が完了する。
裏装材の外部被膜30は適宜重合されると治療した歯は
天然歯のほうろう面のようなつやのある外観を呈すると
ともに隣接した歯の色と正確に一致する色合いを呈する
ようになる。
充填材もしくは裏装材を予め混和しておき所定時間後に
重合するようにしておけば、歯の修復に色付け、装入さ
らに重合硬化終了以前に成形することができる。
こうした材料の使用は本発明の範囲にある。
本発明による修復中の歯には前成形した表層材または成
層体が使用に都合よいように適当な形状で用いられねば
ならない。
初期の試験の結果、十分に重合し前成形したメチルメタ
クリレートなどのプラスチック材料は本発明による歯の
修復材料として適切であることが分かった。
メチルメタクリレートは入れ歯の製作にも用いられてお
りそれ故天然歯の外観と機能にほぼ似たものとなる。
プラスチック表層材は様々な形状、色、輪郭、修整の種
類に応じて、さらに歯冠の被覆を全面的に行うか否か、
また単に門歯のへりの切欠を修正するだけか、などに応
じて予め前成形しておくことができる。
プラスチック表層材または成層材は基部の腐食を修復す
るためにも用いられる。
大抵の場合、前成形されたプラスチック表層材の端縁部
はナイフの刃状(薄刃状)をなしこのためほうろう質と
成層材との間の接合部はなめらかな表面を形成する。
必要に応じて、プラスチック表層材は機械的圧力を加え
てたやすく成形できるきわめて薄くたわみやすい材料で
構成して修復すべき歯面にぴったりと合致する表層材に
することもできる。
例えば、特定の歯の表面に対し成形により形状が合致す
るようになる可撓性で成形自在のプラスチック表層材と
することが望ましい。
また、薄く可撓性のある表層材は歯の唇と接する面を被
覆しさらに1つ以上の近接縁を補填することができる。
歯の表面または表層材に接着剤を付着した後、表層体を
置定して歯の形状に形成してもよい。
この接着剤は紫外光を照射して重合するものでもよくこ
れによって表層材と歯との間を接着することになる。
同様にして、必要な場合、歯のエツチングした表面と表
層材には紫外光その他の活性化手段の使用で硬化される
裏装材の薄い被膜を設けてもよい。
第3図および第4図を参照するに、本発明では補綴に際
して入れ歯を入れる失われた歯の空隙の両隣りの歯に歯
冠による接続材を設けることなく簡単かつ効果的に補綴
ができる。
第3図に示すように、患者の多数の永久歯が並び入れ歯
34が失われた天然歯の代りに入れられている。
この入れ歯34は隣接した歯36と38との間に配置さ
れる。
既述のように、通常は隣接する歯どうしの間に入れ歯3
4を支持するために接続用の歯冠もしくは補綴支持上を
上述の両隣りの歯に設けることが必要である。
このために、隣接した歯36と38は研摩により再整形
して歯冠を受段する処置をなす必要があり、こうした再
整形は歯の自然な形状を永久に変えさせてしまう。
本発明によれば、隣接する歯36.38を再整形すると
か切痕をつけることは必らずしも要求されず、前部のほ
うろう面を隣接歯について用意し補綴層として効果的な
接着を施せば足りるのである。
本発明によれば、入れ歯34は一体的に成形されるか、
内面がプラスチック表層材18の形成に関連して前述し
たようにして作られる支持用表層部材40.42に接合
する。
プラスチック表層材40.42の内面の双方に裏装材の
被膜をなして重合させた後、隣接する歯36.38の唇
と接する表面をりん酸溶液その他適当なエツチング材料
でエツチングしてこれら歯のほうろう面に微細孔を作り
出す。
裏装材の被膜は両隣りの歯に施してから重合させる。
次に表層支持材40.42の内面もしくは隣接する歯3
6゜38の被覆表面に歯科用充填材を付着させ、次で表
層材40.42を位置決めして両隣りの歯36゜38の
調質面に一体接続する。
表層材40.42に十分な圧力を加えると余分な充填材
が滲み出す。
この余分な充填材の一部は各表層材の両縁部と隣接した
両歯の被膜済みほうろう装置との間に形成された接合部
のまわりに何形されてこの接合部においてなめらかな隣
接表面を作り出す。
入れ歯と画表層材が第3図、第4図に示すように置定さ
れた後には、補綴物は仕上りの外観を呈し、その外観が
美粧上適したものか否か決定するために患者および歯科
医が調べて見ることができる。
結果がよければ、歯科用充填材を紫外光を照射するなど
適当な手段で重合してから表層材と歯との間の接続を完
了しさらに表層材と隣接した接続歯との間の隙間全体を
完全に充填材で充填する。
充填材の硬化後、接続歯、表層材および場合によって入
れ歯の所望の部分が軽くサンドブラストもしくは軽石で
研摩され表層材、接続歯、入れ歯の露出面に残る不規則
な凹凸を取り去るとともにこれらの表面に次の裏層材の
被覆の準備をする。
裏装材は付着後きわめて光沢に富んだ仕上面を与え紫外
光で重合させると、患者の他の歯の外観に正確に合致し
た補綴物が形成される。
この場合残りの歯に変色や腐食が存在するならば、さら
に第1図に関連して上述したように患者の外観を向上さ
せるために表層材をこうした歯の一部に形成することが
できる。
第41図によれば、入れ歯34は歯の接触領域44.4
6の隣り合った表層材36.38と物理的に結着される
か一体形成されている。
入れ歯の前部と隣り合った表層材とは形状が歯列として
完成した外観を与える。
この前面表層材と入れ歯の組織に陰影を効果的に付ける
と歯列の外観をはっきりとさせまた楔状の挟間48,5
0が表層材と入れ歯との間およびはぐきの線52の下と
に出現する。
それ故、補綴物も天然歯の外観を与えるから、入れ歯を
十分に支持するため歯冠を施したり隣接した歯じうじを
修正する必要がなくなる。
次に、入れ歯を外したいときにはきわめて簡単になされ
、必要に応じて隣接歯36.38から表層材を取り去る
ことにより簡単に元の状態に復帰することになる。
場合によっては、表層材は研摩だけでたやすく除去して
接続歯の原はうろう買置を露出させることができる。
第5図によれば、1本の歯を・他の歯で支承しなければ
ならないとき、1本以上の歯どうしの間に歯周面への辺
材を形成させることが望ましい。
通常、歯周面に辺材が組み付けられる場合、適切な歯冠
により歯どうしを適当に接続し特に接着その他の手段で
歯冠を固定しなければならない。
第5図は、歯の接触点で一緒に形成もしくは接着された
プラスチック表層材によって一対の歯が結着された状態
を示す。
表層材と支着すべき歯どうしは第1図に関して既述した
ように酸エツチングと被膜形成を通じて形成される。
接点58で接合されたプラスチック表層材54゜56は
上述したように歯科用充填材及び歯科用封止材を用いて
歯に適用される。
これらの表層材を構成する材料は、隣り合う歯とマツチ
した適当な色合を有するかまたは美粧的外観を与えるた
め着色することができる。
さらに、歯冠で接合すべき複数の歯をそれぞれすべてに
つき研削する必要はない。
従って、歯どうしの間に物理的な支持体を介在させるの
が望ましくない場合には、接点でのみつなぎ歯どうしは
分離しておくか、または歯の元のほうろう買置が露呈す
るように表層材を歯周面から削り取るようにしてもよい
。
第2a 、2b 、2cおよび2d図は本発明により可
能ないくつかの有望な歯修整例を示す。
例えば第2a図において点線で示すような門歯の縁が欠
けている。
この歯の接唇面に形成した表層材にはそれ放液唇面を被
膜した薄膜部分を有しさらにかなり厚い門歯部分がこの
薄い接唇部に一体形成される。
この歯の接唇面の被膜に加えて薄い接層部分は好みの美
観を付与しかつ修復した部分の強度を高める。
第2b図は、修整用の表層材は薄い接唇部に一体形成さ
れる一対の縁部と門歯部分とを含みこのため縁部が腐食
している場合に必要となる縁部を修復した歯を示す。
この場合、表層材は必要に応じて一対の縁部なそなえて
これらを利用する。
縁部の一力はそれだけが必要であれば他方の表層材を取
り去ることがたやすくできる。
第2c図は表層材に縁部を作り付けてなる歯の側面図を
示す。
第2d図は接層部分、縁部、接舌部分を薄い歯冠層で完
全に被成した歯の修復例を示す側面図である。
修復した美粧表層面もプラスチック層も長期間の使用後
には外観、機能ともに満足し得ないものになると考える
のが実際的と言えよう。
わずかな例外であろうが、プラスチックの表層部もしく
は修整部が欠けたり割れたりすりへって咀噛が悪くなり
取替えが必要になることがある。
取替えに際しては、プラスチック材料を除去して元のほ
うろう買置を露出させてから歯の修復を図るのが簡単で
しかも正確に行える。
美粧用の表層材とプラスチックの修整部分を装着する工
程は以上のようにして歯に何ら損傷を与えることなく反
覆することができる。
表層材のごく一部を除去して修復に入れば接着がプラス
チックとプラスチックとの間で行われるからより一層完
全なものになる。
欠損のある歯、腐食した歯、変色した歯の修整は安価な
材料を用いて最小の費用でしかも治療所要時間を大幅に
短縮して行われ得るようになった。
本発明により、補綴物の接着や歯周面の修復もきわめて
低経費で行われ得るようになった。
さらに、上記の表層材自体が入れ歯を支承する十分強い
一体構造物となりまた補綴した歯どうしを支定する連結
部を形成し入れ歯の支持部として十分高い構造的な一体
性をもたらしている。
本発明の最も重要な点は美粧上のはたらきをする表層材
による場合または補綴物や歯周面の接合によるいずれの
場合についても歯の物理的構造を半永久的に変化させず
に済むことである。
また本発明により、修整された各歯は表層材を除去する
だけで元の状態に戻る。
患者の歯は変色が甚しかったり腐食が激しいなど居住国
の相異からも起因する欠陥が生じた場合にも簡単かつ低
廉に歯を処置して好みに適った優美な歯に変えることが
できるのが本発明の特色である。
美観を添えるために表層材を装着している間、表層材が
歯に付着されてから接着材がまだ重合されていない時、
表層材の外観上の可否を調べることができ、従って仮り
に何らかの難点があれば簡単に取り外して他の表層材に
取替えることができる。
歯の美粧および欠落や腐食変形の修復のいずれにも使用
されるプラスチック表層材は治療処置に際して何ら麻酔
を必要とせずに簡単に施用せしめることができる。
次に本発明の実施態様を列挙する。
(1)上記プラスチック材の主体は接着される歯の接層
面を全面的に覆うようにした薄い部分を含む歯修整用表
層要素。
(2)上記プラスチック材の主体は薄くたわみやすくか
つ成形しやすく修復すべき歯のほうろう買置の所望部位
の形状に合わせやすい材料からなる歯修整用表層要素。
(3)上記プラスチック材の主体は接着される歯の接層
面を全面的に覆うようにした薄い部分と、この薄い部分
に一体化され歯の変形形状に合致してこの歯を正常な形
状に修整する部分と、を含む歯修整用表層要素。
(4)上記プラスチック材の主体は上記薄い部分と一体
形成されかつ修復すべき歯の少なくとも一つの擬古縁部
でほうろう買置に接着されるようになした少なくとも一
つの擬古部分を含む歯修整用表層要素。
(5)上記入れ歯は上記接続用表層材と一体形成されて
なる歯修整用表層要素。
(6)上記プラスチック材の主体は隣り合った歯の接層
面に接着されるようになした、複数の歯に歯周面をそい
で固着剛接する複数の歯周面への部層材を含む歯修整用
表層要素。
(7)プラスチック材料で作られ接続歯との間に形成さ
れた空間に装着するようにした義歯と、この義歯の両側
部に接続してこの義歯を支持するとともに、少なくとも
上記接続歯の接層面の形状に合致した表面形状を有する
複数の表層材とからなる歯科用補綴物。
(8)上記表層材を上記歯のほうろう買置に固着するた
めの接着材を含む歯科用補綴物。
(9)上記歯のエツチングされたほうろう買置および上
記表層材の内面に付着してから硬化せしめるようにした
裏装材の薄層と、上記はうろう質の上記塗膜面と上記表
層材との間に装入してから硬化せしめられる所定量の充
填材とを含む歯科用補綴物。
(10) 上記表層材および歯の特定の露出面のまわ
りに被成されてから構成される装材の薄い塗膜を含んで
なる歯科用補綴物。
αυ 上記裏装材および上記充填材はビスフェノールA
とグリシジルメタクリレートとの反応生成物であってベ
ンゾインメチルエーテルにより活性化され紫外光に照射
されて重合する材料よりなる歯科用補綴物。
02)上記表層材は接続歯の表面形状に合わせて成形し
得る薄い可撓性のあるプラスチック材料からなる歯科用
補綴物。
(13)前成形され完全に彎曲させたプラスチック材よ
りなり、少なくとも歯の接層面を被膜することにより歯
周面を成層せしめる複数の表層材と、上記表層材の近接
縁の少なくとも一部を剛接する手段と、上記複数の表層
材を歯のほうろう買置に接着する手段とを含む歯周面部
層材。
(14)上記表層材を上記はうろう買置に接着する手段
は、はうろう質の並び合った表面と上記表層材とに付着
されてからその部位で硬化せしめられる裏装材の被膜と
、上記はうろう質および表層材の被膜面の間に装入され
てこれらの間の窩洞を充填しさらにその部位で硬化せし
められるようにした所定量の充填材とを含む歯周面の部
層材。
α■ 上記表層材は十分に薄くかつほうろう質の特定表
面部位の表面形状に応じてたやすく成形し得る可撓性を
そなえてなる歯周面の部層材。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により歯の接層部分および擬古部分に装
定される前成形済みのプラスチック表層材ならびに一部
分のみほうろう質を残した前歯の側面図、第2A−2D
図は本発明により可能な様様な歯の修整例を示す図、第
3図は患者の上の歯およびこれに対する補綴物の使用中
における歯の成層状態を示す図、第4図は出来上った補
綴物の外観を示す第3図の補綴物の部分正面図、第5図
は患者の上門歯であってこの歯の歯周面の部層および仕
上った歯周面の部層材を示す上門歯の部分正面図である
。 18・・・・・・修整要素、20・・・・・・はうろう
質、40゜42・・・・・・接続用表層材、34・・・
・・・義歯。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 歯の接唇面のほうろう質外面の表面形状に合わせて
    前形成さへかつそのもつ色合いによって修復した歯の実
    粧上の外観をも好適ならしめ得る完全に重合したプラス
    チック材の主体よりなりその端縁部分が薄刃状をなした
    表面材を歯の上記接唇面のほうろう質面に接着するため
    の歯の表層修整要素。 2 欠落した歯の空間の両側の歯の接唇面に接着される
    ように形成されかつ端縁部分が薄刃状をなした一対の接
    続用表層材、および該接続用表層材に固着され上記欠落
    した歯の空間内に上記接続用表層材によって支持された
    義歯によって構成されるプラスチック材の主体を具備す
    ることを特徴とする歯の表層修整要素。
JP49140051A 1973-12-05 1974-12-05 変色、欠損もしくは腐食した歯を修整する方法および装置 Expired JPS5935620B2 (ja)

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