JPS593936B2 - 廃触媒に堆積したパナジウムおよびニツケルを回収する方法 - Google Patents
廃触媒に堆積したパナジウムおよびニツケルを回収する方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水素化脱硫、水素化膜メタル反応に使用し重質
油中の金属が堆積した廃触媒から、バナジウムおよび/
あるいはニッケルを選択的に回収する方法に関する。
油中の金属が堆積した廃触媒から、バナジウムおよび/
あるいはニッケルを選択的に回収する方法に関する。
今日、原油および重油は主として燃料として使用されて
いるが、重金属濃度ならびに硫黄濃度の高い油は、大気
汚染を防止する法律等により、直接、間接水素化脱硫、
脱メタルまたは排煙脱硫法等の処置なしには使用出来な
い。
いるが、重金属濃度ならびに硫黄濃度の高い油は、大気
汚染を防止する法律等により、直接、間接水素化脱硫、
脱メタルまたは排煙脱硫法等の処置なしには使用出来な
い。
多少の差はあるが、はとんどの原油はバナジウム、ニッ
ケルを化合物の形で含んでいる。
ケルを化合物の形で含んでいる。
通常の水素化脱硫反応、脱メタル反応の反応条件は、反
応圧70〜140に9/ff12G、反応温度350℃
〜430℃の範囲にある。
応圧70〜140に9/ff12G、反応温度350℃
〜430℃の範囲にある。
油中のバナジウムおよびニッケルは反応して触媒細孔内
に堆積する。
に堆積する。
その結果触媒活性の多大の低下を起すことはよく知られ
ており、触媒寿命はほとんどバナジウム、ニッケル等の
堆積により決定されると言っても過言でない。
ており、触媒寿命はほとんどバナジウム、ニッケル等の
堆積により決定されると言っても過言でない。
そのため高メタル含有油はその使用範囲が限定される。
金属含量はその産出する地域により大きな差がありヴエ
ネズエラ原油においては1,500vPにも及んでいる
。
ネズエラ原油においては1,500vPにも及んでいる
。
しかしながら一方において、バナジウム、ニッケルは貴
重な金属原材料であり資源の有効利用と言う意味で、こ
れらの高メタル含有油を資源として金属回収せざるを得
ない情勢にある。
重な金属原材料であり資源の有効利用と言う意味で、こ
れらの高メタル含有油を資源として金属回収せざるを得
ない情勢にある。
特にバナジウムは将来ニオブとともに最もその高利用が
約束されている原材料の1つであり、高張力鋼、原子炉
被覆材料、超電導材料等として脚光を浴びている。
約束されている原材料の1つであり、高張力鋼、原子炉
被覆材料、超電導材料等として脚光を浴びている。
この他化学、石油工業用の触媒、ガラス着色材、チタン
合金添加材など広範囲の用途がある。
合金添加材など広範囲の用途がある。
またニッケルも同様に特殊鋼、ステンレス鋼等の原材料
として非常に広範囲に使用されており、バナジウム同様
貴重な原料の一つである。
として非常に広範囲に使用されており、バナジウム同様
貴重な原料の一つである。
かくの如くバナジウム、ニッケルを金属として高メタル
含有油から回収し、資源化することはこれら金属の産出
量が限られていることから考え、極めて重要である。
含有油から回収し、資源化することはこれら金属の産出
量が限られていることから考え、極めて重要である。
最近、大気汚染等の公害防止の一環として行われている
重質油の水素化処理に使用された脱硫、脱メタル廃触媒
中のバナジウム濃度は0.20〜50%、またはニッケ
ル濃度は5〜15%にも及んでおり、天然鉱石には存在
しない、高品位鉱石とも言うことができる。
重質油の水素化処理に使用された脱硫、脱メタル廃触媒
中のバナジウム濃度は0.20〜50%、またはニッケ
ル濃度は5〜15%にも及んでおり、天然鉱石には存在
しない、高品位鉱石とも言うことができる。
発明者らは、これら水素化反応に使用した廃触媒からバ
ナジウムおよびニッケルを回収する方法について研究し
ていたところ、触媒上に堆積しているバナジウムおよび
ニッケルが、高温高水素圧下および5〜10容量チH2
Sの雰囲気下で徐々に形成された硫化物(Vas4.V
2Sa、Ni 3sz、Ni S等)であることを見出
した。
ナジウムおよびニッケルを回収する方法について研究し
ていたところ、触媒上に堆積しているバナジウムおよび
ニッケルが、高温高水素圧下および5〜10容量チH2
Sの雰囲気下で徐々に形成された硫化物(Vas4.V
2Sa、Ni 3sz、Ni S等)であることを見出
した。
この知見に基づき、廃触媒を全く酸化処理せず、直接塩
素化剤と大気圧以上の反応圧で室温乃至600℃の温度
下で反応させることによりバナジウムを揮発性四塩化バ
ナジウムとして気固分離し、ニッケルを水溶性の塩化ニ
ッケルとしてこれまた容易に液固分離し得ることを知見
し、バナジウム、ニッケルの選択的回収方法として確立
したものである。
素化剤と大気圧以上の反応圧で室温乃至600℃の温度
下で反応させることによりバナジウムを揮発性四塩化バ
ナジウムとして気固分離し、ニッケルを水溶性の塩化ニ
ッケルとしてこれまた容易に液固分離し得ることを知見
し、バナジウム、ニッケルの選択的回収方法として確立
したものである。
本発明の方法は、廃触媒の焙焼を行わずにそのま\塩素
化を行うことが一失特徴であり、これは単に工程の簡略
化に対してのみならず、焙焼を行わずに塩素化すること
がバナジウムおよびニッケルの回収上極めて効果的であ
ることによる。
化を行うことが一失特徴であり、これは単に工程の簡略
化に対してのみならず、焙焼を行わずに塩素化すること
がバナジウムおよびニッケルの回収上極めて効果的であ
ることによる。
従来、接触分解、水素化脱硫、脱メタル等の水素化処理
に使用した廃触媒について、触媒再生を目的とした種々
の研究、特許等が提出されているが、それらのほとんど
は前処理過程で廃触媒に堆積または付着している炭化物
を除去するため高温で焙焼している。
に使用した廃触媒について、触媒再生を目的とした種々
の研究、特許等が提出されているが、それらのほとんど
は前処理過程で廃触媒に堆積または付着している炭化物
を除去するため高温で焙焼している。
しかし金属回収の目的から考えたとき、焙焼は次の理由
で望ましくない。
で望ましくない。
即ち:げ)廃触媒に堆積している反応性の高いバナジウ
ム、ニッケル化合物が酸化物として安定化される。
ム、ニッケル化合物が酸化物として安定化される。
(ロ)塩素化反応を助長する炭素質物、硫黄分が除去さ
れる。
れる。
(/ラ オキシ化合物が副生成し、金属の純度を低下
させる。
させる。
(へ)酸化の時生成される水分が塩素イオンを生成し、
装置の腐食を誘発する。
装置の腐食を誘発する。
これを更に詳細に説明すると次の通りである。
げ)について:廃触媒上に堆積している、バナジウムお
よびニッケルは硫化物(V3S4.V2 Ss tNi
382.NIS )として存在している。
よびニッケルは硫化物(V3S4.V2 Ss tNi
382.NIS )として存在している。
ガツチサラン常圧残渣油をシリカマグネシア系膜メタル
触媒を用い下記の条件で反応せしめた時、触媒上に堆積
した硫化バナジウム(V3S4)のX線回折図を第1図
に示す。
触媒を用い下記の条件で反応せしめた時、触媒上に堆積
した硫化バナジウム(V3S4)のX線回折図を第1図
に示す。
反応圧力 :140に2/CIIL2
反応温度 : 415℃
液空間速度: 0.5Hr’
反応時間 : 6,000時間
この硫化物は、酸化物に比して著しく塩素化され易い。
もし焙焼すれがこれらが酸化物となり安定化してしまい
、塩素化には600℃以上の反応温度が必要となり触媒
担体までも塩素化することとなり著しくバナジウム、ニ
ッケルの純度を低下させる。
、塩素化には600℃以上の反応温度が必要となり触媒
担体までも塩素化することとなり著しくバナジウム、ニ
ッケルの純度を低下させる。
また焙焼温度が690℃以上となると五酸化バナジウム
は溶融して触媒担体と反応し複化合物を生成し、安定化
してしまう。
は溶融して触媒担体と反応し複化合物を生成し、安定化
してしまう。
本発明においては酸化処理をおこなわない為に堆積して
いるバナジウム、ニッケルは600℃以下でも充分に塩
素化される。
いるバナジウム、ニッケルは600℃以下でも充分に塩
素化される。
即ち本発明により低温においてしかもシリカ、アルミナ
等の触媒担体を塩素化することなく、触媒上に堆積して
いるバナジウム、ニッケルを選択的に回収することが可
能となった。
等の触媒担体を塩素化することなく、触媒上に堆積して
いるバナジウム、ニッケルを選択的に回収することが可
能となった。
(ロ)について:従来塩素化精錬においては助長剤とし
て活性炭、硫化物等を混入し回収率を上げている。
て活性炭、硫化物等を混入し回収率を上げている。
これらの助長剤が除去されてしまうことは、塩素化反応
の効率上望ましくない。
の効率上望ましくない。
(/→について:五酸化バナジウムに活性炭を入れて塩
素化すると、四塩化バナジウムとオキシ三塩化バナジウ
ムが生成する。
素化すると、四塩化バナジウムとオキシ三塩化バナジウ
ムが生成する。
500℃以下ではオキシ三塩化物バナジウムが主生成物
であり四塩化バナジウムは10%以下しか得られない。
であり四塩化バナジウムは10%以下しか得られない。
750℃以上で塩素化すると四塩化バナジウムが主生成
物でアリ、5%のオキシ塩化バナジウムが副生成する。
物でアリ、5%のオキシ塩化バナジウムが副生成する。
オキシ三塩化バナジウムは以下の理由で望ましくない。
即ち、バナジウム金属中に0.1重量係以上の酸素が混
入すると、冷間加工はほとんど行えず、またロックウェ
ル硬度を著しく低下する。
入すると、冷間加工はほとんど行えず、またロックウェ
ル硬度を著しく低下する。
しかしながらオキシ三塩化バナジウムと四塩化バナジウ
ムを分別するのは大変困難である。
ムを分別するのは大変困難である。
オキシ三塩化バナジウムと四塩化バナジウムの各々の沸
点は、127℃と160℃で33℃の沸点差はあるが、
蒸留によっては分離できない。
点は、127℃と160℃で33℃の沸点差はあるが、
蒸留によっては分離できない。
即ち四塩化バナジウムは沸点域で容易に三塩化バナジウ
ムとして固化するため蒸留塔において三塩化バナジウム
が析出し蒸留塔は閉塞し、運転続行不可能となる。
ムとして固化するため蒸留塔において三塩化バナジウム
が析出し蒸留塔は閉塞し、運転続行不可能となる。
融点差も50℃程度あるが複化合物を生成し、融点の差
を利用する分離にも技術的問題点を包含している。
を利用する分離にも技術的問題点を包含している。
本発明においては、四塩化バナジウムのみが生成し、他
の金属塩化物が生じた場合でも容易に分離が可能のため
容易に純度を上げることが可能である。
の金属塩化物が生じた場合でも容易に分離が可能のため
容易に純度を上げることが可能である。
触媒再生という意味では、オキシ三塩化バナジウムでも
目的は達成されるが、有価金属であるバナジウムを回収
する目的においては、望ましくない。
目的は達成されるが、有価金属であるバナジウムを回収
する目的においては、望ましくない。
に)について:廃触媒を酸化したときに生成される水分
が塩素化過程で塩素イオンを生成し、装置腐食を誘発す
る。
が塩素化過程で塩素イオンを生成し、装置腐食を誘発す
る。
本発明では反応温度が低いため、塩素化法で問題となる
装置腐食は回避される。
装置腐食は回避される。
次に本発明の方法を工程を追って更に詳細に説明する。
本発明の方法で処理対象となる廃触媒はあらかじめ4塩
化炭素、ベンゼン、軽油等の溶剤で洗浄して触媒に付着
している反応油ならびに軽質油を除去した後、窒素また
は水素等のガスで十分滞油切りした後塩素化処理するこ
とが望ましい。
化炭素、ベンゼン、軽油等の溶剤で洗浄して触媒に付着
している反応油ならびに軽質油を除去した後、窒素また
は水素等のガスで十分滞油切りした後塩素化処理するこ
とが望ましい。
洗浄、滞油切りの目的は廃触媒上のメタルの塩素化に必
要なためでなく、これら廃触媒に付着している軽質炭化
水素化合物類が塩素化の過程で一部塩素化されて、塩化
水素蒸気を生成するのを防ぐためである。
要なためでなく、これら廃触媒に付着している軽質炭化
水素化合物類が塩素化の過程で一部塩素化されて、塩化
水素蒸気を生成するのを防ぐためである。
従って洗浄、滞油切りを行なわなくとも、メタルの塩素
化は進行する。
化は進行する。
前処理の終った廃触媒を、次に密閉容器に移し。
大気圧以上の圧力下、室温乃至600℃の反応温度条件
下で、該密閉容器内に導入する塩素化剤と接触せしめて
、廃触媒に堆積しているメタルのうち、バナジウムとニ
ッケルを選択的に塩素化して四塩化バナジウムならびに
塩化ニッケルに夫々転換せしめる。
下で、該密閉容器内に導入する塩素化剤と接触せしめて
、廃触媒に堆積しているメタルのうち、バナジウムとニ
ッケルを選択的に塩素化して四塩化バナジウムならびに
塩化ニッケルに夫々転換せしめる。
通常乾燥した塩素化剤は、塩素化剤に対して本質的に不
活性なガスと共に大気圧以上の圧力下で使用される。
活性なガスと共に大気圧以上の圧力下で使用される。
不活性ガスは反応により発生する反応熱の除去と蒸気化
する回収金属をすみやかに系外に取出すためのものであ
り、好ましいのは窒素、ヘリウム等のガスである。
する回収金属をすみやかに系外に取出すためのものであ
り、好ましいのは窒素、ヘリウム等のガスである。
反応器内の圧力は塩素化剤が腐食性が高いため、高級な
反応器材質を使用する場合は小型で高圧で反応させる方
が経済的であり、低級材質を使用する場合は漏えい防止
のため常圧付近の圧力が選ばれる。
反応器材質を使用する場合は小型で高圧で反応させる方
が経済的であり、低級材質を使用する場合は漏えい防止
のため常圧付近の圧力が選ばれる。
不活性ガスの塩素化剤に対する割合は必要な反応温度を
維持できるように回収金属含有量、反応圧力等から適当
な値が選ばれる。
維持できるように回収金属含有量、反応圧力等から適当
な値が選ばれる。
減圧にする場合は空気中の酸素の混入のおそれがあり、
不純物の増加をきたし、経済的には処理量の低下につな
がるため望ましくない。
不純物の増加をきたし、経済的には処理量の低下につな
がるため望ましくない。
また塩素化剤を気体として用いるとき、その分圧は大気
圧以上である必要はない。
圧以上である必要はない。
塩素化反応は激しく進行し、約20分の接触時間でほと
んど平衡に到達する。
んど平衡に到達する。
反応温度条件は、触媒担体が実質的に塩素化されない温
度を上限として設定する。
度を上限として設定する。
担体中の一種であるアルミナは300℃から塩素化され
て450℃でほとんど塩素化されるが、シリカは500
〜600℃までほとんど塩素化されない。
て450℃でほとんど塩素化されるが、シリカは500
〜600℃までほとんど塩素化されない。
一方担持金属の一種であるモリブデンは150℃から塩
素化されはじめ、400℃においてほとんど全量が塩素
化され、堆積金属あるいは装置等のサビからくる鉄は2
00℃から塩素化されこれも約400℃でほとんど全量
が塩素化される。
素化されはじめ、400℃においてほとんど全量が塩素
化され、堆積金属あるいは装置等のサビからくる鉄は2
00℃から塩素化されこれも約400℃でほとんど全量
が塩素化される。
触媒担体が塩素化されると、回収されるバナジウムおよ
びニッケルの純度が低下する。
びニッケルの純度が低下する。
後述の実施例の結果が示すように、いわゆる脱硫廃触媒
と脱メタル廃触媒とでは、夫々に堆積しているバナジウ
ム硫化物の形態が異なるため、塩素化剤との反応性に差
を生ずる。
と脱メタル廃触媒とでは、夫々に堆積しているバナジウ
ム硫化物の形態が異なるため、塩素化剤との反応性に差
を生ずる。
即ち、脱メタル廃触媒においては、塩素化温度100℃
でバナジウムおよびニッケルの回収率は夫々84%およ
び80%であるのに対して、脱硫廃触媒においては塩素
化温度200℃で同じく夫々54%および94%という
結果を示している。
でバナジウムおよびニッケルの回収率は夫々84%およ
び80%であるのに対して、脱硫廃触媒においては塩素
化温度200℃で同じく夫々54%および94%という
結果を示している。
これらの結果から、本発明の方法では廃触媒の種類によ
って最適な条件を設定することにより、バナジウムおよ
びニッケルを最も収率よく回収し得ることが明らかであ
る。
って最適な条件を設定することにより、バナジウムおよ
びニッケルを最も収率よく回収し得ることが明らかであ
る。
担体の性質を考えるとシリカ−マグネシア系では室温〜
200℃、シリカ−アルミナ系では100〜300℃が
望ましい。
200℃、シリカ−アルミナ系では100〜300℃が
望ましい。
四塩化バナジウムはガス化して、廃触媒から気面分離さ
れる。
れる。
回収したガスは冷却して液化し、更に塩素ガスと分離す
る。
る。
塩素化が200℃以下の低温で行われる場合には、回収
されたガス中の金属分は殆んどバナジウムのみであるが
反応温度が300℃以上になると塩化モリブデンのほか
、塩化アルミニウム、塩化鉄が共存する場合が起る。
されたガス中の金属分は殆んどバナジウムのみであるが
反応温度が300℃以上になると塩化モリブデンのほか
、塩化アルミニウム、塩化鉄が共存する場合が起る。
これらは冷却すると何れも容易に液化され4塩化バナジ
ウムから3塩化バナジウムへの熱分解工程で分離される
。
ウムから3塩化バナジウムへの熱分解工程で分離される
。
塩素化条件を約100℃で行い、液化分離した液につい
ての赤外線吸収スペクトル結果を第2図に示す。
ての赤外線吸収スペクトル結果を第2図に示す。
第2図ではバナジウムは全て4塩化バナジウムとなって
いることが示されている。
いることが示されている。
ここで分離された塩素ガスは、循環して再利用に供され
る。
る。
一方塩化ニッケルは、廃触媒上に生成されるので、反応
の終った廃触媒を他の容器に移して水を加え、塩化ニッ
ケル水溶液として液固分離回収する。
の終った廃触媒を他の容器に移して水を加え、塩化ニッ
ケル水溶液として液固分離回収する。
このようにして回収されたバナジウム、ならびにニッケ
ル化合物は、公知のクロール法(Kroll法)、溶融
電解法等により金属バナジウム、金属ニッケルとして回
収する。
ル化合物は、公知のクロール法(Kroll法)、溶融
電解法等により金属バナジウム、金属ニッケルとして回
収する。
本発明の方法の特徴を列挙すると次の通りである。
け)純度の高い金属バナジウム、金属ニッケルが得られ
る。
る。
使)製造工程が少ない。
(/→ 反応が流通式であるので運転し易く、また装置
の大型化が可能である。
の大型化が可能である。
に)塩素等が再生利用されるのでほとんどクローズド・
システム化され公害を起こす恐れがない。
システム化され公害を起こす恐れがない。
本発明で対象とする廃触媒は脱硫、脱メタル、分解及び
流動接触分解等のプロセスに使用された廃触媒である。
流動接触分解等のプロセスに使用された廃触媒である。
これらのうち流動接触分解プロセスに用いられる触媒は
、触媒上に1〜2wt%のバナジウム、ニッケルあるい
は鉄の化合物が堆積するとガス化反応が激しく進行し、
Products であるガソリンのyieldが低
下するため、通常1wt%程度堆積した段階で抜出して
おり、金属回収としての効率はあまりよくない。
、触媒上に1〜2wt%のバナジウム、ニッケルあるい
は鉄の化合物が堆積するとガス化反応が激しく進行し、
Products であるガソリンのyieldが低
下するため、通常1wt%程度堆積した段階で抜出して
おり、金属回収としての効率はあまりよくない。
上記以外の反応に用いられる触媒上にもバナジウム、ニ
ッケルの化合物が堆積するものか多いが、バナジウムあ
るいはニッケル化合物は殆んどの触媒に対して触媒毒と
なるために原料の段階で前処理される場合が多く、本発
明のバナジウムおよびニッケルを回収する対象となるも
のは殆んどない。
ッケルの化合物が堆積するものか多いが、バナジウムあ
るいはニッケル化合物は殆んどの触媒に対して触媒毒と
なるために原料の段階で前処理される場合が多く、本発
明のバナジウムおよびニッケルを回収する対象となるも
のは殆んどない。
これら触媒は、通常の固定層型、流動層型、移動層型反
応器のいずれかから排出される脱硫・脱メタル廃触媒に
も適用されるが、装置を停止せずに廃触媒を連続的に回
収できる点と廃触媒が酸化されることを避ける点で流動
層型もしくは移動層型反応器を用いて直接金属回収装置
に輸送する方が望ましい。
応器のいずれかから排出される脱硫・脱メタル廃触媒に
も適用されるが、装置を停止せずに廃触媒を連続的に回
収できる点と廃触媒が酸化されることを避ける点で流動
層型もしくは移動層型反応器を用いて直接金属回収装置
に輸送する方が望ましい。
塩素化剤としては、塩素、塩化水素、四塩化炭素、52
C12等のハロゲン化合物のいずれでも良い。
C12等のハロゲン化合物のいずれでも良い。
次に第3図により本発明を更に詳細に説明する。
水素化処理反応器等から排出される廃触媒は、先づ貯槽
1に貯蔵し、一定量計っなところで塩素化反応器2に送
り塩素化する。
1に貯蔵し、一定量計っなところで塩素化反応器2に送
り塩素化する。
廃触媒に重質油等の原料油が多量に付着しているときは
あらかじめ溶剤等を用いて原料油等を十分除去しておく
のが望ましい。
あらかじめ溶剤等を用いて原料油等を十分除去しておく
のが望ましい。
塩素化反応器2Jこ入れられた触媒は、加熱炉8で例え
ば356°〜400℃に加熱されブロワ−5で送り込ま
れるN2等の不活性ガス6によって十分乾燥された後、
廃触媒上に堆積されている金属化合物の種類に基いて予
め設定された温度雰囲気下にブロワ−5によって送太さ
ねる塩素ガス等の塩素化剤7によって塩素化される。
ば356°〜400℃に加熱されブロワ−5で送り込ま
れるN2等の不活性ガス6によって十分乾燥された後、
廃触媒上に堆積されている金属化合物の種類に基いて予
め設定された温度雰囲気下にブロワ−5によって送太さ
ねる塩素ガス等の塩素化剤7によって塩素化される。
塩素化反応は激しい反応熱を伴なって起るため、反応器
2内の温度調整を不活性ガス6の温度ならびに流量調整
により制御する。
2内の温度調整を不活性ガス6の温度ならびに流量調整
により制御する。
塩素化反応により廃触媒上に堆積された硫化バナジウム
は殆んど全量が4塩化バナジウムとして気化し、反応器
2の塔頂からライン18を通って反応器外に排出される
。
は殆んど全量が4塩化バナジウムとして気化し、反応器
2の塔頂からライン18を通って反応器外に排出される
。
塩素化の温度条件によっては、排出されるガス中に4塩
化バナジウムの他、5塩化モリブデン、3塩化アルミニ
ウム、あるいは塩化第2鉄等が含まれる。
化バナジウムの他、5塩化モリブデン、3塩化アルミニ
ウム、あるいは塩化第2鉄等が含まれる。
ライン18で排出された気体は冷却器3で30〜50℃
にまで冷却され気液分離器4に送られる34塩化バナジ
ウムをはじめとして、5塩化モリブデン、3塩化アルミ
ニウム、あるいは塩化第2鉄の金属塩化物ならびに2塩
化2硫黄も全て液化され、気体中には未反応塩素ガス及
び不活性ガスのみとなる。
にまで冷却され気液分離器4に送られる34塩化バナジ
ウムをはじめとして、5塩化モリブデン、3塩化アルミ
ニウム、あるいは塩化第2鉄の金属塩化物ならびに2塩
化2硫黄も全て液化され、気体中には未反応塩素ガス及
び不活性ガスのみとなる。
このため気液分離器4で分離された気体はライン19を
通り塩素化反応器2へ循環され再使用される。
通り塩素化反応器2へ循環され再使用される。
一方気体を分離された液状成分はコントロールバルブ1
1を経てタンク12に貯蔵され、冷却される。
1を経てタンク12に貯蔵され、冷却される。
冷却された液は更に熱分解器14に送られ、減圧下で徐
々に150〜200℃まで加温され、VCl4は熱分解
されて数時間で殆んど全量が紫色の固体vC13となる
。
々に150〜200℃まで加温され、VCl4は熱分解
されて数時間で殆んど全量が紫色の固体vC13となる
。
その際、未反応のVCl4あるいは52C12は蒸発す
るため冷却器15で液化し、気液分離器16で分解によ
って生成された塩素ガスと分離された後熱分解器14に
再循環し完全にVCl3にする。
るため冷却器15で液化し、気液分離器16で分解によ
って生成された塩素ガスと分離された後熱分解器14に
再循環し完全にVCl3にする。
熱分解器14内の受器内の成分が固体となった後、減圧
下で例えば300〜400℃に更に加温すれば、VCX
3に共存している52C112,MoC1htAlC1
1s。
下で例えば300〜400℃に更に加温すれば、VCX
3に共存している52C112,MoC1htAlC1
1s。
F e Cls等の不純物成分は容易に気固分離されV
CA’3のみが99.9%以上の純度で回収される。
CA’3のみが99.9%以上の純度で回収される。
このようにして回収されたVCl3は公知の溶融塩電解
法等によって金属バナジウムを回収する。
法等によって金属バナジウムを回収する。
一方廃触媒上に堆積したニッケル硫化物は、塩素化反応
器2内で塩素化されて容易に塩素化される。
器2内で塩素化されて容易に塩素化される。
例えば200℃では約94重量%が塩素化される結果を
得ている。
得ている。
塩素化されたニッケル化合物は廃触媒上にそのまま残っ
ているので、塩素化反応終了後、全量を抽出器9に移し
100℃以下の温度にして、加温水を注入し塩化ニッケ
ルを水溶液として回収する。
ているので、塩素化反応終了後、全量を抽出器9に移し
100℃以下の温度にして、加温水を注入し塩化ニッケ
ルを水溶液として回収する。
塩化ニッケル水溶液はN2等の不活性ガスの存在下にオ
ーブン10中で蒸発乾固し、得られた塩化ニッケルは公
知の溶融電解法等でニッケル金属として回収する。
ーブン10中で蒸発乾固し、得られた塩化ニッケルは公
知の溶融電解法等でニッケル金属として回収する。
実施例 1
ボスキャン(Boscan)原油を下記の反応条件の水
素化処理に使用した廃触媒の組成は第1表の通りであっ
た。
素化処理に使用した廃触媒の組成は第1表の通りであっ
た。
水素化反応条件
反応温度 410℃
反応圧力 140KP/cIrL2G空筒速度
1.OHr ’ 処理時間 5.000Hrs。
1.OHr ’ 処理時間 5.000Hrs。
第1表
廃触媒組成
5in2 21 重量%
Mg0 9 //
v 30 〃
Ni 8 〃
S 28 〃
Fe O,5u
その他 3.5〃
この廃触媒を四塩化炭素/軽油−1/4の混合油にて、
150℃で24時間洗浄した後、次の塩素化条件で塩素
化したところ第2表に示す塩素化率を得た。
150℃で24時間洗浄した後、次の塩素化条件で塩素
化したところ第2表に示す塩素化率を得た。
塩素化条件
廃触媒量 100cc
塩素化温度 200℃
圧力 常 圧
塩素ガス流入量 501/Hr
四塩化炭素流入量 18cc/Hr
(液体として)
第2表
塩素化率
V 60重量係
Ni 65tt
Mg O〃
実施例 2
滞油切り処理した実施例1と全く同じ廃触媒を下記の塩
素化条件で塩素化したところ第3表に示す塩素化率を得
た。
素化条件で塩素化したところ第3表に示す塩素化率を得
た。
塩素化条件
廃触媒量 100CC
塩素化温度 400℃
塩素化圧力 常 圧
塩素ガス流入量 50A’/Hr
四塩化炭素流入量 18 CC/ Hr(液体として
) 第3表 塩素化率 V 89 重量% Ni 93 tt Mg 、 l // 実施例 3 滞油切り処理をした実施例1と全く同じ廃触媒を、下記
の塩素化条件で塩素化したところ第4表に示す塩素化率
を得た。
) 第3表 塩素化率 V 89 重量% Ni 93 tt Mg 、 l // 実施例 3 滞油切り処理をした実施例1と全く同じ廃触媒を、下記
の塩素化条件で塩素化したところ第4表に示す塩素化率
を得た。
塩素化条件
廃触媒量 1oocc
塩素化温度 400℃
塩素化圧力 常 圧
塩素ガス流入量 100//Hr
第4表
塩素化率
V 75 重量%
Ni 82 重量係
Mg −
従来法と比較する意味で比較例として焙焼後塩素化した
際の結果を以下に示す。
際の結果を以下に示す。
比較例
ボスキャン原油を下記の反応条件で水素化処理した廃触
媒の組成は第5表の通りであった。
媒の組成は第5表の通りであった。
水素化反応条件
反応温度 410℃
反応圧力 140 KP/cIn2G空筒速度
1.OHr ’ 処理時間 5,000Hrs 第5表 廃触媒組成 5i02 21 重量% Mg0 9 // ■ 30 〃 Ni 8 // 8 28 〃 Fe O,5tt その他 3.5〃 第1表の廃触媒を下記の反応条件で焙焼処理した廃触媒
の組成は第6表の通りであった。
1.OHr ’ 処理時間 5,000Hrs 第5表 廃触媒組成 5i02 21 重量% Mg0 9 // ■ 30 〃 Ni 8 // 8 28 〃 Fe O,5tt その他 3.5〃 第1表の廃触媒を下記の反応条件で焙焼処理した廃触媒
の組成は第6表の通りであった。
焙焼条件
焙焼温度 600℃
焙焼圧力 常 圧
焙焼時間 5Hrs
焙焼に当っては、水蒸気で希釈し、600℃以上の温度
とならない様に慎重に行なった。
とならない様に慎重に行なった。
第6表
廃触媒組成(焙焼処理後)
Si02 21 重量%
Mg0 9 //
v 30 〃
Ni 8 〃
Fe O,5//
その他 31.5//
ここで、その他と表示されているものはほとんどが酸素
である。
である。
焙焼後の廃触媒について次の塩素化条件で活性炭を添加
し塩素化したところ第7表に示す塩素化率を得た。
し塩素化したところ第7表に示す塩素化率を得た。
塩素化条件
廃触媒量 100ee
活性炭 70gr
塩素化温度 550℃
塩素化圧力 常 圧
塩素ガス流入量 501/Hr
四塩化炭素流入量 18CC/Hr
(液体として)
第7表
塩素化率
V 17 重量係
Ni 20 〃
Mg 28 //
生成ガスを冷却液化し分析したところ第8表の結果を得
た。
た。
第8表
生成ガス分析
VoCA’3 78 重量係
VCA?418 //
その他 4 〃
第8表に示すごとく、揮発分離された生成ガスにおいて
、主成分はオキシ三塩化バナジウムであり、かつまたバ
ナジウムの塩素化率が低いことがわかる。
、主成分はオキシ三塩化バナジウムであり、かつまたバ
ナジウムの塩素化率が低いことがわかる。
実施例 4
イラニアン舎ヘビー(Iranian Heavy)減
圧残渣油を下記の反応条件で水素化処理した。
圧残渣油を下記の反応条件で水素化処理した。
廃触媒の組成は第9表の通りであった。
水素化反応条件
反応条件 370〜410℃
反応圧力 140 K9/cIrL2G空間速
度 0.8 hr−1 処理時間 4,300 hr 第9表 廃触媒・組成 5j02 24.7 重量係 Mg0 9.8 // V 28.2 // Ni 2°8 〃 Mo 1.5 〃 Fe O,2〃 8 24.6 ” C4,3’1 0thers 3.9 tt この廃触媒をベンゼン/軽油=1/3の混合油にて10
0℃で24時間洗浄した後、450℃で3時間、窒素雰
囲気下で乾燥した試料について、次の塩素化条件で塩素
化したところ、第10表に示す塩素化率を得た。
度 0.8 hr−1 処理時間 4,300 hr 第9表 廃触媒・組成 5j02 24.7 重量係 Mg0 9.8 // V 28.2 // Ni 2°8 〃 Mo 1.5 〃 Fe O,2〃 8 24.6 ” C4,3’1 0thers 3.9 tt この廃触媒をベンゼン/軽油=1/3の混合油にて10
0℃で24時間洗浄した後、450℃で3時間、窒素雰
囲気下で乾燥した試料について、次の塩素化条件で塩素
化したところ、第10表に示す塩素化率を得た。
塩素化条件
廃触媒量 100CC
塩素化温度 50℃
圧 力 大気圧
塩素ガス流入量 4.5ms/hr
第10表
塩素化率
V 71%
Ni 60%
Mo < 1.2%
Fe 0%
Al 0%
8 65%
塩素化され、廃触媒から気固分離された後、冷却器で液
化された試料について赤外線吸収分析をしたところ、4
図に示すように、組成はvC4と82012とであるこ
とが確認された。
化された試料について赤外線吸収分析をしたところ、4
図に示すように、組成はvC4と82012とであるこ
とが確認された。
実施例 5
滞油切り処理した実施例4と全く同じ廃触媒を下記の塩
素化条件で塩素化したところ、第11表に示す塩素化率
を得た。
素化条件で塩素化したところ、第11表に示す塩素化率
を得た。
塩素化条件
廃触媒量 1oocc
塩素化温度 100℃
圧 力 大気圧
塩素ガス流入量 4.5m7hr
(0,5atm分圧)
ヘリウムガス流入量 4.5m3/hr
第11表
塩素化率
V 84.0%
Ni 80.0%
Mo<1.2 %
Fe 0%
Al 0%
8 81%
実施例 6
クラエイト(Kuwait)常圧残渣油を下記の反応条
件の水素化処理に使用した廃触媒の組成は第12表の通
りであった。
件の水素化処理に使用した廃触媒の組成は第12表の通
りであった。
水素化反応条件
反応温度 360〜410℃
反応圧力 140に9/crIL2G空間速
度 0.5hr’ 処理時間 4,300 hr第12表 廃触媒組成 SiO□ 12.0 重量係 Alj203 3 Q、3 tt V 18.8 // Ni 3.3 // Mo 4.9 tt Fe O,6// S 17.0 // C9,1/1 0thers 4.□ ttこの廃
触媒を4塩化炭素/軽油−1/4の混合油にて、150
℃で24hr時間洗浄した後、450℃で3時間、窒素
雰囲気下で乾燥した試料について、次の塩素化条件で塩
素化したところ、第13表に示す塩素化率を得た。
度 0.5hr’ 処理時間 4,300 hr第12表 廃触媒組成 SiO□ 12.0 重量係 Alj203 3 Q、3 tt V 18.8 // Ni 3.3 // Mo 4.9 tt Fe O,6// S 17.0 // C9,1/1 0thers 4.□ ttこの廃
触媒を4塩化炭素/軽油−1/4の混合油にて、150
℃で24hr時間洗浄した後、450℃で3時間、窒素
雰囲気下で乾燥した試料について、次の塩素化条件で塩
素化したところ、第13表に示す塩素化率を得た。
塩素化条件
廃触媒量 toocc
塩素化温度 300℃
圧 力 大気圧
塩素ガス流入量 3.0m3/hr
第13表
塩素化率
V 78%
Ni 100%
Mo 64%
8 93%
Fe 17%
A7 17%
Si 0%
塩素化処理後の廃触媒を80℃の水で煮沸処理すると容
易に塩化ニッケル水溶液として回収され、窒素ガス雰囲
気下で蒸発乾したところ、95%純度のNiCA2を得
た。
易に塩化ニッケル水溶液として回収され、窒素ガス雰囲
気下で蒸発乾したところ、95%純度のNiCA2を得
た。
一方塩素化され、廃触媒から気固分離されたガスの分析
値を下表に示す。
値を下表に示す。
VC7,49,8重量%
MoCA!5 8.2 〃
FeC1130,3tt
AIICII312.0 /1
52c11229.7 //
前記組成の液化した試料を水冷起語を附帯したレトルト
に張り込み、減圧全凝縮の状態で150〜200℃で加
熱し、4塩化バナジウムを、数時間かけて熱分解させた
。
に張り込み、減圧全凝縮の状態で150〜200℃で加
熱し、4塩化バナジウムを、数時間かけて熱分解させた
。
十分に熱分解した試料について、水冷却器での冷却をや
め1〜2時間真空排気した液状物質を蒸発させた。
め1〜2時間真空排気した液状物質を蒸発させた。
その後1〜2時間350〜400℃で加温真空排気させ
液状物質を完全に除去した。
液状物質を完全に除去した。
レトルト内の紫色の物質を分析したところ99.9%の
3塩化バナジウムであった。
3塩化バナジウムであった。
X線回折図を5図に示す。なお、バナジウムの回収率は
85%である。
85%である。
得られた3塩化バナジウムを再びレトルトに移し、系内
をNで充分パージし塩化カルシウムで充分に除去した水
素ガスを導入して、窒素と置換し炉温を400℃に上げ
ると、塩化水素ガスが発生しはじめその後徐々に温度を
650℃まで上げた。
をNで充分パージし塩化カルシウムで充分に除去した水
素ガスを導入して、窒素と置換し炉温を400℃に上げ
ると、塩化水素ガスが発生しはじめその後徐々に温度を
650℃まで上げた。
塩化水素ガスの発生がほぼ終了したらレトルトを室温ま
で冷却し、乾燥した窒素ガスで水素ガスを置換し、内容
物を取出し、分析したところ2塩化バナジウムであった
。
で冷却し、乾燥した窒素ガスで水素ガスを置換し、内容
物を取出し、分析したところ2塩化バナジウムであった
。
本操作でのバナジウムの回収率は89%であった。
得られた2塩化バナジウムを溶融塩電解したところ99
.9%の高純度金属バナジウムが得られた。
.9%の高純度金属バナジウムが得られた。
第1図はガツチサラン常圧残渣油をシリカマグネシア脱
メタル触媒を用いて水素化処理したとき触媒上に堆積し
た硫化バナジウムのX線回折図を、第2図は廃触媒を約
100℃で塩素化した後気液分離して得た液についての
赤外線吸収スペクトルの結果を、第3図は本発明方法の
工程の1例を示したものである。 また第4図は実施例4の生成物として回収された塩素化
物の赤外線吸収スペクトルを、第5図は実施例6の生成
物として回収された塩素化物のX線回折図を夫々示した
ものである。
メタル触媒を用いて水素化処理したとき触媒上に堆積し
た硫化バナジウムのX線回折図を、第2図は廃触媒を約
100℃で塩素化した後気液分離して得た液についての
赤外線吸収スペクトルの結果を、第3図は本発明方法の
工程の1例を示したものである。 また第4図は実施例4の生成物として回収された塩素化
物の赤外線吸収スペクトルを、第5図は実施例6の生成
物として回収された塩素化物のX線回折図を夫々示した
ものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バナジウムおよび/あるいはニッケルが堆積した廃
触媒を、焙焼処理することなく、大気圧以上の圧力なら
びに室温乃至600℃の温度条件下で触媒担体を塩素化
することなく塩素化剤により塩素化し、バナジウムは実
質的にその殆んど全量が4塩化バナジウムである揮発性
塩化物として、またニッケルは水溶性塩化物として、夫
々分別することを特徴とする廃触媒からバナジウムおよ
び/あるいはニッケルを回収する方法。 2 塩素化剤として塩素、四塩化炭素、二硫化塩素、の
単独あるいは2種以上の混合物を使用する特許請求の範
囲第1項記載の方法。 3 廃触媒を4塩化炭素、ベンゼン、軽油等溶剤で予め
前処理洗浄する特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 廃触媒が水素化脱硫廃触媒または水素化膜メタル廃
触媒である特許請求の範囲第1,2、あるいは第3項記
載の方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52004362A JPS593936B2 (ja) | 1977-01-20 | 1977-01-20 | 廃触媒に堆積したパナジウムおよびニツケルを回収する方法 |
| CA295,259A CA1098714A (en) | 1977-01-20 | 1978-01-19 | Process for recovering vanadium accumulated on spent catalyst |
| GB2217/78A GB1590711A (en) | 1977-01-20 | 1978-01-19 | Vanadium recovery from spent catalysts |
| US05/870,985 US4216118A (en) | 1977-01-20 | 1978-01-20 | Process for recovering vanadium accumulated on spent catalyst |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52004362A JPS593936B2 (ja) | 1977-01-20 | 1977-01-20 | 廃触媒に堆積したパナジウムおよびニツケルを回収する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5389897A JPS5389897A (en) | 1978-08-08 |
| JPS593936B2 true JPS593936B2 (ja) | 1984-01-26 |
Family
ID=11582255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52004362A Expired JPS593936B2 (ja) | 1977-01-20 | 1977-01-20 | 廃触媒に堆積したパナジウムおよびニツケルを回収する方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4216118A (ja) |
| JP (1) | JPS593936B2 (ja) |
| CA (1) | CA1098714A (ja) |
| GB (1) | GB1590711A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0711748A (ja) * | 1993-06-23 | 1995-01-13 | San Rail:Kk | 手摺りの取付方法 |
Families Citing this family (29)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US4424111A (en) | 1982-06-01 | 1984-01-03 | Conoco Inc. | Regeneration of ZnC12 |
| JPS5910347A (ja) * | 1982-07-07 | 1984-01-19 | Mitsubishi Oil Co Ltd | 流動床式脱金属触媒再生装置 |
| US4927794A (en) | 1985-06-26 | 1990-05-22 | Chevron Research Company | Leaching cobalt, molybdenum, nickel, and vanadium from spent hydroprocessing catalysts |
| US4686197A (en) * | 1986-07-02 | 1987-08-11 | Chemcat Corporation | Catalyst demetallization and process for using demetallized catalyst |
| FR2694280B1 (fr) * | 1992-07-28 | 1994-09-30 | Europ Communities | Nouveau procédé de récupération de métaux, à partir de catalyseurs usés. |
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