JPS5939512B2 - 4−ブタノリド類の製造方法 - Google Patents

4−ブタノリド類の製造方法

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JPS5939512B2
JPS5939512B2 JP56155746A JP15574681A JPS5939512B2 JP S5939512 B2 JPS5939512 B2 JP S5939512B2 JP 56155746 A JP56155746 A JP 56155746A JP 15574681 A JP15574681 A JP 15574681A JP S5939512 B2 JPS5939512 B2 JP S5939512B2
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quaternary ammonium
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俊郎 磯谷
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アクリル酸エステルとアルデヒドから4−ブ
タノリド類を製造する新規な力法に関するものである。
本発明でいう4−ブタノリド類とは、4−ブタノリドす
なわちγ−ブチロラクトンとその4一位モノ置換体のこ
とである。
4−ブタノリド類、特Cこ4−アルキル−4−ブタノリ
ドは、特有の香気を有し、食品用、香粧品用の香料とし
て用いられるほか、香刺、医薬品、農薬などの製造中間
体としても有用である。
例えば4−n−プロピル−4−ブタノリドはクマリン様
の香気を、また4−n−ヘキシル−4−ブタノリドは濃
厚な場合はナツツ様香気を希薄な場合はピーチ様の芳香
をそれぞれ有しており、それぞれ香料として知られてい
る。4−ブタノリド類の製造方法としては、これまで、
γ−ケト酸を還元する方法、γ−ハロ酸を加水分解する
方法、脂肪族アルデヒドとマロン酸をアルカリ触媒の存
在下で縮合させて、β,γ一不飽和カルボン酸とし、こ
れを希硫酸などで閉環させる方法、アクリル酸エステル
と第一級アルコールとをジ一Tert−ブチルパーオキ
シドの存在下加熱する方法などが知られている。
しかしながら、γ−ケト酸、γ−ハロ酸、マロン酸など
は、入手が容易でなく、価格的にも問題があるため、こ
れらを原判として用いる方法は、工業的に必ずしも有利
な方法とはいえないし、また、過酸化物は高価な上に、
その分類を高温で行う必要があるため、これを用いる方
法も工業的に実施するには多くの解決すべき問題点があ
る。
その他、アクリル酸エステルとアルデヒドの電解還元カ
ツプリング反応により、4−ブタノリド類を製造する方
法も知られており、ジメチルホルムアミドを溶媒とし、
アルデヒド、アクリル酸工スチル類、トリメチルクロル
シランの混合物を均一系で鉛電極を用いて電解還元する
力法〔(TetrahedrOnLettersゴ、第
21巻、第5029〜5032ページ(1980年)〕
や、アセトアルデヒドとプロピオンアルデヒドの混合物
をリン酸カリウム水溶液中において、水銀で活性化した
黒鉛電極を用いてアクリル酸エステルとカツプリングさ
せる方法〔[Zh.Org.KhimJl第11巻、第
9号、第1984〜1985ページ(1975年)〕な
どが提案されている。しかしながら、前者は、アクリル
酸エステル、アルデヒド及び電導性支持塩の混合物を均
一系に維持するために、ジメチルホルムアミドのような
高価な溶媒を用いなければならないし、またトリメチル
クロルシランをアルデヒドと等モル使用する必要がある
が、このトリメチルクロルシランは高価である上に、空
気中の水分によつて容易lこ加水分解されるため取扱い
に注意しなければならないなどの問題がある。
さらに、均一系であること及びジメチルホルムアミドの
水溶解性が大きいことを考えると、生成物の分離及び電
解質の分離回収に極めてはん雑な手段が必要となる。
また多量の溶媒の留去にばく大な熱量を要するなど工業
的に適した方法とはいいがたい。他方、後者の場合は、
使用する電極の製造がむずかしい上に炭素電極は機械的
強度を欠き、通常工業的に使用されているフイルタープ
レス型電解槽などに装着すると割れたり、ひび割れを生
じたり、水銀の使用jこ起因する公害問題を解決しなけ
ればならないなどの欠点がある。
さらに、この方法では4−ブタノリドが、4−メチル−
4−ブタノリド及び4−エチル−4−ブタノリドの混合
物として得られるので、分離精製がはん雑になるという
欠点もある。本発明者らは、このような従来の4−ブタ
ノリド類の製造方法における種々の欠点を克服し、工業
的に容易に実施しうる方法を開発すべく鋭意研究を重ね
た結果、アクリル酸エステルとアルデヒドとを水性エマ
ルジヨン状態において、鉛又はその合金を陰極として用
い、かつ第四級アンモニウム塩及び第四級ホスホニウム
塩から成る群より選ばれた少なくとも1種の相間移動触
媒能を有する電導性物質の存在下に電解還元することに
より、極めて高収率、かつ高電流効率で容易に4−ブタ
ノリド類を製造しうることを見出した。
ここで「相間移動触媒能を有する]とは、「相間移動触
媒としての作用を有する」の意味であつて、この相間移
動触媒自体は2相間を移動しながら、一方の相では所望
の生成物を生じる反応を行わせ、他方の相では触媒とし
て再生反応を行いながら、継続的に目的物を生成させる
ような物質としてよく知られている(例えば化学同人発
行、田伏岩夫、西谷孝子共訳「相間移動触媒」参照)。
したがつて、本発明の目的は、人手しやすい原利を用い
、高価な添加物や取扱いに注意を要する添加物なしに、
しかも温和な条件下で4−ブタノリド類を高収率かつ高
電流効率で得るとともに、生成物の単離操作を容易にす
ることにある。
さらに、陰極を機械的強度が強くかつ毒性のないものと
し、電導性物質の分離、回収を容易にすることにある。
本発明に従えば、アクリル酸エステルとアルデヒドとの
混合物を、第四級アンモニウム塩及び第四級ホスホニウ
ム塩から成る群より選ばれた少なくとも1種の相間移動
触媒能を有する電導性物質の存在下、水性エマルジヨン
状態において、鉛又は鉛合金を陰極として用い電解還元
することにより、上記の目的を達成することができる。
本発明の反応は、だいたい以下の反応式に従つて進行す
る。
(式中のRは置換又は未置換のアルキル基、アリール基
、アラルキル基、アルケニル基又はアルキニル基、Kは
アルキル基である)本発明においては、この反応を水性
エマルジヨン状態すなわち水相と有機相から成る不均質
相中で行うことが必要である。
ところで、均一系で電解を行う場合、溶媒系は水−プロ
トン性溶媒、水一非プロトン性極性溶媒、非プロトン性
極性溶媒の3種が考えられ、この際の非プロトン性溶媒
としては、水との相溶性や電導性支持塩の溶解度から極
性溶媒が好ましい。
このうち水−プロトン性溶媒では電流効率が極めて低い
ことが確められた。この理由はよくわからないが、アル
デヒドの一部が溶媒によるアセタール化、ヘベアセター
ル化を受けることがその原因の1つとも考えられる。ま
た、水一非プロトン性極性溶媒の場合、4−ブタノリド
のアルデヒド基準の選択率は極めて低い。この場合、水
の電解によつて若干生成するものと思われる水酸イオン
が非プロトン性極性溶媒によつて働きを強められ、アル
デヒドにとつて望ましくない副反応が起つたためとも考
えられる。したがつて、均一系で収率及び電流効率の両
方を高く維持して電解を行うためには前記した刀法の場
合のようlこ非プロトン性極性溶媒を単独で用い、かつ
トリメチルクロルシランなどの特別な試薬を用いるとい
う工夫が必要になる。これに対して、本発明においては
水性エマルジヨン状態で電解が行われるため、上記の問
題点をある程度克服することができる。
しかしながら、これのみではまだ不十分であり、特に炭
素数の多いアルデヒドを原刺として用いた場合には、ほ
とんど所期の目的を達成することができない。
このため、本発明においては、さらに相間移動触媒能を
有する電導性物質の使用が必要となつているのである。
すなわち、相間移動触媒能を有しない電導性物質例えば
無機塩と、相間移動触媒能を有する電導性物質例えば第
四級アンモニウム塩をそれぞれ使用して水性エマルジヨ
ン状態で電解した場合の電解効率及び生成物の選択率を
第1表に示したが、この表から明らかなように炭素数の
多いアルデヒドの場合に相間移動機能を有する電導性物
質の存在の効果が著しい。
さらに、同じ第四級アンモニウム塩でもその種類によつ
て効果の程度が違つている。すなわち、アルデヒドの炭
素数が多い場合、比較的高分子量の第四級アンモニウム
イオンをもつ第四級アンモニウム塩を用いた方が比較的
低分子量の第四級アンモニウムイオンをもつ第四級アン
モニウム塩を用いるよりも電流効率及び収率ともに向上
しており、第四級アンモニウムイオンの大きさの影響が
顕著である。これに対して、炭素数の少ないアルデヒド
の場合、第四級アンモニウムイオンの大きさの影響はほ
とんどみられないが、比較的低分子量の第四級アンモニ
ウムイオンをもつ第四級アンモニウム塩を用いた方が若
干改善効果が認められる。ここでいう第四級アンモニウ
ムイオンの大きさとは、第四級アンモニウム塩を、一般
式(式中のRl,R2,R3及びR4はアルキル基、ア
ラルキル基などの置換基、Xは酸基、nは整数であつて
Xのイオン価数に対応する値である)で表わしたとき、
窒素に結合したRl,R2,R3及びR4の炭素数の総
和で示される。
また、第四級アンモニウム塩の電導性物質としての作用
と相間移動触媒としての作用については、一般的には次
のように考えられる。
すなわち、より電導性物質としての作用の良好なものと
して一般的に用いられる第四級アンモニウム塩は、水へ
の溶解性の大きいもの、換言すれば比較的小さい第四級
アンモニウムイオンをもつ第四級アンモニウム塩、すな
わちRl,R2,R3及びR4の炭素数の総和が11以
下の第四級アンモニウム塩である。しかしながら、この
ような小さい第四級アンモニウムイオンは相間移動触媒
能が小さい。これに対して、大きい第四級アンモニウム
イオンをもつ第四級アンモニウム塩、すなわち炭素数の
総和が12以上の第四級アンモニウム塩は、炭素数の増
加とともに水への溶解性が小さくなつてくるため、電導
性物質としての作用も炭素数の総和の増加とともに悪く
なつてくる。しかしながら、このような比較的大きい第
四級アンモニウムイオンは相間移動触媒能が大きい。ま
た、第2表は、相間移動能を有しない電導性物質として
の無機塩を用いて電解した場合と無機塩と相間移動触媒
能の大きい電導性物質との混合物を用いて電解した場合
と相間移動触媒能を有するがその機能の小さい電導性物
質と大きい電導性物質との混合物を用いて電解した場合
との比較を示したものであるが、この場合も炭素数の多
いアルデヒドの場合に効果が著しい。
さらに、炭素数の多いアルデヒドの場合、相間移動触媒
能の大きい電導性物質を存在させることにより、より効
果が大きくなつていることがわかる。以上、第1表及び
第2表に基づいて本発明の特徴を詳述したが、第1表に
示した結果は電導性を高める働きと相間移動触媒として
の作用を同一物質、すなわち第四級アンモニウム塩に行
わせていると考えることができ、第2表に示した結果は
両方の作用をそれぞれの作用に適した物質に分担させて
行わせていると考えることもできる。
さらにこれらの現象の起こる理由はよくわからないが、
一つの理由としてはアルデヒドの水への溶解度が関与し
ているものと思われる。すなわち、炭素数の少ないアル
デヒド、例えば炭素数が1〜4のアルデヒドの水への溶
解度はアクリル酸メチルと同程度がそれ以上であり、か
なり水に溶解する。そのため水相にはアクリル酸エステ
ル及びアルデヒドともかなり存在しており、陰極で電子
をもらつたアニオンは水相においてある程度交差カツプ
リングすることが可能である。そのような状態で第四級
アンモニウムイオンが存在すると、アニオンとのイオン
対を形成するためにアニオンのプロトン化が抑MIIさ
れてアルコール及びプロピオン酸メチルの選択率が低く
なり、よりカツプリング反応が促進され、また相間移動
効果によつて油層にアニオンが一部移るとも考えられる
ために、より一層カツプリング反応が促進されると考え
られる。これに対して、炭素数の多いアルデヒド、例え
ば炭素数が5以上のアルデヒドの場合、水への溶解度が
しだいに小さくなつてくる。そのため水相にはアルデヒ
ドよりもアクリル酸エステルの方が多く存在するように
なり、場合によつてはアルデヒドがほとんど存在しなく
なる。したがつて、陰極で電子を受容したアニオン、こ
の場合にはアクリル酸エステルのアニオンが多いと思わ
れるが、このアクリル酸エステルのアニオンは水相にお
いてアルデヒドと交差カツプリングすることが少なくな
り、主としてプロトン化が起こるようになり、アルコー
ル及びプロピオン酸メチルの選択率が著しく高くなると
思われる。したがつて、交差カツプリング収率を上げる
ためには、アクリル酸エステルのアニオンをアルデヒド
のあまり存在していない水相からアルデヒドが多く存在
している油相へ入り込ませることが必要となる。そのた
めには、相間移動触媒、特に触媒能の大きい相間移動触
媒の存在が必要になる。すなわち、第四級アンモニウム
塩を例として考えてみると、小さい第四級アンモニウム
イオンをもつ第四級アンモニウム塩は、ア・ニオンとイ
オン対を形成するためにプロトン化が抑制されアルコー
ル及びプロピオン酸メチルの選択率は減少するが、相間
移動触媒能が比較的小さいため油相へアニオンを運び込
ませる働きは小さい。そのため自己カツプリングによる
アジピン酸ジエステルとともに交差カツプリングによる
4−ブタノリドもかなり増加するが、十分ではない。こ
れに対して大きい第四級アンモニウムイオンをもつ第四
級アンモニウム塩は、アニオンとのイオン対形成による
プロトン化の抑制はさらに大さくなるためカツプリング
反応はより一層促進され、また相間移動触媒能が大きい
ため油相へアクリル酸エステルのアニオンを運び込ませ
る作用が大きくなり、アルデヒドとの交差カツプリング
がさらに増加するものと考えられる。本発明で相間移動
触媒能を有する電導性物質として用いる第四級アンモニ
ウム塩としては、例えば一般式(式中のRl,R2,R
3,R4,X及びnは前記と回じ意味をもつ)で示され
る化合物がある。
この第四級アンモニウム塩を単独で用いる場合は、電導
性を付与する作用と、相間移動触媒としての作用の両方
を兼ね備えたものを用いる必要がある。また、炭素数の
少ないアルデヒド、例えば炭素数が1〜4のアルデヒド
を用いた電解においては、電流効率及び選択率の点では
、第四級アンモニウム塩の種類によつて特に大きな違い
はなく炭素数の総和が4〜20である第四級アンモニウ
ムイオンをもつ第四級アンモニウム塩ならばどれでも用
いることが川能である。しかしながら、電導性を高める
働きという点ではRl,R2,R3及びR4の炭素数の
総和が4〜16である比較的小さい第四級アンモニウム
イオンをもつ第四級アンモニウム塩が好ましい。この第
四級アンモニウム塩は、通常Rl,R2,R3及びR4
がメチル基、エチル基、プロピル基及びブチル基から成
る群から選ばれたアルキル基であるものが好ましく用い
られる。このような第四級アンモニウム塩としては、例
えばテトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアンモ
ニウム塩、テトラ一(nまたはIsO)−プロピルアン
モニウム塩、テトラ一(nまたはIsO)−ブチルアン
モニウム塩、エチルトリメチルアンモニウム塩、ジエチ
ルジメチルアンモニウム塩、メチルトリエチルアンモニ
ウム塩、プロピルトリエチルアンモニウム塩、プロピル
トリメチルアンモニウム塩などが挙げられる。また、炭
素数の多いアルデヒド、例えば炭素数が5〜13のアル
デヒドを用いた電解においては、電流効率及び選択率の
点からRl,R2,R3及びR4の炭素数の総和が12
〜20である比較的大きい第四級アンモニウムイオンを
持つ第四級アンモニウム塩、すなわち相間移動触媒能が
比較的大きくかつ電導性もあまり低下しないような第四
級アンモニウム塩を用いるのが好ましい。
このような第四級アンモニウム塩として、一般的にRl
,R2,R3及びR4のうち少なくとも3個が炭素数3
以上のアルキル基であるものが好適である。このような
ものとしては、例えばテトラ(n又はIsO)−プロピ
ルアンモニウム塩、テトラ一(nまたはIsO)−ブチ
ルアンモニウム塩、テトラ一(nまたはIsO)−アミ
ルアンモニウム塩、ジプロピルジブチルアンモニウム塩
、エチルトリプロピルアンモニウム塩、エチルトリブチ
ルアンモニウム塩、エチルプロピルジブチルアンモニウ
ム塩などが挙げられる。そのなかでもアルキル基がプロ
ピル基及びブチル基をもつものがより好ましく、特にテ
トラブチル基をもつものは工業的にも入手が容易である
。これらの第四級アンモニウム塩は、単独で用いてもよ
く、また2種以上混合して用いてもよく、さらには無機
陽イオンを陽イオンとする電導性物質を併用してもよい
。
このような他種の電導性物質との混合系の一つとして第
四級アンモニウム塩を用いる場合には、電導性を高める
働きを主としてもつものと、相間移動触媒の働きを主と
してもつものとを区別して用いることが好ましい。すな
わち、第四級アンモニウム塩同士を混合して用いる場合
には、一種類のものは電導性を高める働きの大きいもの
を用い、別種のものは相間移動触媒の働きの大きいもの
を用いることが好ましい。また、第四級アンモニウム塩
と電導性物質としての無機塩とを混合して用いる場合に
は、無機塩が電導性を高める働きを受けもつため、相間
移動触媒機能の働きの大きい第四級アンモニウム塩を用
いることが好ましい。電導性を高める働きの大きい第四
級アンモニウム塩は前記のように、特にRl,R2,R
3及びR4の炭素数の総和が4〜11である比較的小さ
い第四級アンモニウムイオンをもつ第四級アンモニウム
塩が好ましく、そのなかでもRl,R2,R3及びR4
の炭素数がいずれも3以下であるアルキル基が好ましく
、さらにはRl,R2,R3及びR4がすべてエチル基
であるものがより好ましい。電導性を高める働きの大き
い第四級アンモニウム塩を例示すると、テトラエチルア
ンモニウムサルフエート、テトラメチルアンモニウムサ
ルフエート、テトラエチル−P−トルエンスルホネート
、テトラエチルアンモニウムクロライド、メチルトリエ
チルアンモニウムクロライドなどがある。一方、相間移
動触媒機能の大きい第四級アンモニウム塩は、前記のよ
うに特にRl,R2,R3及びR4の炭素数の総和が1
2〜30である比較的大きい第四級アンモニウムイオン
をもつ第四級アンモニウム塩が好ましく、このようなも
のとしては、例えばテトラ−t−ブチルアンモニウムサ
ルフエート、テトラ−n−アミルアンモニウムサルフエ
ート、テトラ−n−ブチルアンモニウムプロマイド、テ
トラ−11−ブチルアンモニウムクロライド、ベンジル
トリエチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリプロ
ピルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブチルアン
モニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウムブロマイド、ヘキサデシルエチルジメチルアンモニ
ウムブロマイド、メチルトリガフリルアンモニウムクロ
ライドなどが挙げられる。
これらの中でもテトラ−n−ブチルアンモニウム塩やベ
ンジルトリプロピルアンモニウム塩など、相間移動触媒
としての第四級アンモニウム塩の各アルキル基やアラル
キル基の大きさが近いものが好ましい。これらの基の中
で1つだけがかなり長鎖の場合は、界面活性効果が表わ
れ、生成物である4−ブタノリド類の分離がはん雑にな
る。次に第四級アンモニウム塩の対アニオンX−として
は、例えば硫酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン
、リン酸イオン、ハロゲンイオン、硫酸水素イオンなど
が用いられるが、ハロゲンイオンを対アニオンとしても
つ第四級アンモニウム塩は後記のように、相間移動触媒
機能を与える程度の量を用いる場合には問題はないが、
電導性を高めるために多量に用いる場合には電極に対し
てあまり好ましくない。
そのため、通常硫酸イオン又はp−トルエンスルホン酸
イオン及びリン酸イオンが好ましい対アニオンとして用
いられる。本発明方法において用いられる第四級アンモ
ニウム塩の使用量については、電導性を高めるための目
的で用いる場合、エマルジヨンの電気抵抗が極端に大き
くなくて電解が円清に行える量であれば特に制限はなく
、通常水相中の濃度が2〜30重量%の範囲lこなるよ
うに用いるのが望ましい。また、相間移動触媒としての
機能を与える目的で用いる場合は、経済性及び4−ブタ
ノリドの選択率の点から、アルデヒド又はアクリル酸エ
ステルのいずれか少ない方に対して0.1〜50モル%
の範囲で用いるのが好ましい。また、電導性を高める目
的と相間移動触媒とを兼ねて用いる場合には、電導性を
高める目的で使用する場合と同様の量だけ用いればよい
。
また、本発明で用いられる第四級ホスホニウム塩として
、例えば工業的にはテトラ−n−ブチルホスホニウムブ
ロマイド、トリフェニルメチルホスホニウムアイオダイ
ド、テトラフエニルホスホニウムクロライドなどが用い
られる。
これら第四級ホスホニウム塩は単独で用いることも可能
であるが、一般的には相問移動触媒としての目的で用い
られ、電導性を高めるための目的としてはあまり用いら
れず、第四級アンモニウム塩や、無機陽イオンを陽イオ
ンとする電導性物質と併用して用いることが好ましい。
その使用量は、経済性及び4−ブタノリドの選択率の点
からアルデヒド又はアクリル酸エステルのいずれか少な
い方に対して0.1〜50モル%の範囲が好ましい。ま
た、前記の相付移動触媒機能と電導性を高める機能を合
せもつ第四級アンモニウム塩及び第四級ホスホニウム塩
以外に、クラウンエーテルやクリプタンドなどの相間移
動触媒も、電導性を高める機能ではなく相間移動触媒機
能のみに限定して用いた場合、ほぼ同様の効果が認めら
れるが、これらのものは工業的に入手が困難であり、ま
た電解液からの回収が難しくて実用的でない。
さらに、第四級アンモニウム塩と第四級ホスホニウム塩
を比較すると、第四級アンモニウム塩の方が工業的に安
価に入手することができ、かつ廃水公害などのおそれが
ないので、第四級アンモニウム塩を用いる方がより好ま
しい。本発明に用いられる無機陽イオンを陽イオンとす
る電導性物質としては、4−ブタノリドの収率の点から
、H2SO4,MHSO4,M2SO4,MH2PO4
及びH3PO4(ただしMはアルカリ金属である)から
成る群から選ばれた少なくとも1種の無機物が好ましい
。
その使用量については、エマルジヨンの電気抵抗が極端
に大きくなくて電解が円清に行える量であれば特に制限
はなく、通常水相中の濃度が2〜30重量%の範囲にな
るように用いられる。本発明に用いる陰極材利としては
、鉛又は鉛を主成分として含む合金、例えばアンチモン
を含む硬鉛、鉛一錫合金などを挙げることができる。
これらの陰極材制は、機械的強度も十分であり、かつ公
害をひきおこす問題もない。複極式のフイルタープレス
型の電槽に用いても長期間安定した運転を続けることが
可能である。陽極材料としては、陽極液に対して十分な
耐食性があるものであればよく、例えば鉛、鉛合金、白
金、銀又はこれらの金属を主体とする合金、又は他の金
属にこれらの金属あるいは合金をメツキしたものが用い
られる。
本発明方法の電解反応は隔膜法、無隔膜法のいずれの方
式でも行うことが可能である。
無隔膜法は電圧が低く、また電解槽の簡略化が可能にな
るなどの利点がある。しかし陽極上で通電量に相当して
酸素が発生し、陰極表面上ではわずかに水素が発生する
ため、爆発性混合ガスが形成される可能性がある。その
ため、隔膜を用いて陽極室と陰極室に仕切ることが望ま
しい。隔膜としては陽イオン交換膜、素焼の隔膜などが
用いられる。一般には陽ブオン交換膜が好ましい。陽極
液としては、硫酸、リン酸など無機酸の水溶液が用いら
れる。
陰極液は、反応物であるアクリル酸エステル、アルデヒ
ド及びそれらの電解生成物である4−ブタノリド、アジ
ピン酸ジエステル、プロピオン酸エステル、アルコール
などの反応物に由来する物質と水及び電導性を高めるた
めの電導性物質の混合物であり、有機相と水相の2相系
として存在している。
また、場合によつてはアクリル酸エステルの重合防止剤
を添加することも可能であり、エマルジヨンの安定化の
ために乳化剤などを用いることも、さらにエマルジヨン
形成に悪影響をおよぼさない限り溶媒を加えることもN
li]能であるが、通常これらの添加剤や溶媒を用いず
に電解を行うことが好ましい。本発明に用いられるアク
リル酸エステルとしては、水に対する溶解度の点などか
らアクリル酸の低級アルキルエステルが好ましく、さら
には安価でかつ工業的に入手容易なアクリル酸メチルエ
ステル(以下、アクリル酸メチルと略記する。
)が最も好ましい。本発明に用いられるアルデヒドとし
ては、特に限定はしないが、工業的には炭素数1、13
の脂肪族アルデヒド、芳香族アルデヒド又は芳香脂肪族
アルデヒドが好ましく、さらに好ましくは飽和直鎖脂肪
族アルデヒドである。
例えば、プロパナール、ブタナール、ペンタナール、ヘ
キサナール、ヘプタナール、オクタナール、ノナナール
及びそれらを側鎖に有するアルデヒドなどである。アル
デヒドのアクリル酸エステルに対するモル比は、収率の
点から1/2〜10が好ましく、さらに、生成物の分離
という点を考慮すると1〜5が好ましい。水に対するア
ルデヒド及びアクリル酸エステルの量は、水に対する溶
解量以上で、有機相が分離しエマルジヨンが形成される
量以上であればよい。
エマルジヨン中の有機相の、全エマルジヨンに対する体
積比は、生成物の分離の容易さから0.05〜0.5が
好ましい。電解の際の温度については、アルデヒド又は
アクリル酸エステルが沸騰する温度以下なら何度でもよ
いが、通常は、アルデヒド及びアクリル酸工スチルの熱
変成を防ぐため20〜60℃特に20〜40℃が好まし
い。
陰極面上での電流密度については1A/Dm2〜50A
/dイが好ましい。
1A/D7rI以下では生産性が低下し広面積の電極が
必要となり、50Vdイ以上では液抵抗による発熱が激
しく実用的でない。
通常は5〜20A/DTIで行なわれる。電解反応液は
、水相と有機相が司及的微粒状に懸濁した状態で陰極面
上に供給されることが望ましく、そのためバツチ式電解
槽においては電解液を十分にかきまぜておくことが必要
であり、またフイルタープレス型電解槽においては電解
反応液の流通線速度はエマルジヨンが十分形成される速
度以上であることが好ましく、通常100〜400?/
秒の範囲である。本発明においては、電解反応終了後の
陰極液の処理は、通常次のようにして行われる。
すなわち、まず電解液を油層と水層との2層に分離した
のち、油層に分配されている電導性物質を少量の水で抽
出する。次いで油層の蒸留を行い、まずメタノールなど
の低沸点副生物を除去したのち、未反応原相を回収し、
次に生成物を得る。一方、水層については、メタノール
などの低沸点副生物を蒸留によつて除去したのち陽極液
からの移動水に相当する水を蒸留によつて除去し、電導
性物質を含む残液を陰極液の水層として循環信用する。
本発明方法はこのような処理によつて生成物の分離を極
めて容易に行うことができ、かつ電導性物質の回収も極
めて容易に行うことができる。本発明の利点を列挙すれ
ば、以下のとおりである。
(a)エマルジヨン系を採用し、かつ相間移動触媒機能
を有する電導性物質の存在下で電解することによつて、
高価な試薬を用いることなく、4ーブタノリド類を極め
て高い電流効率でかつ優れた選択率で得ることができる
。
また、同時に一部副生するアジピン酸ジエステルも工業
的に極めて重要なものである。(b)陰極材相として、
鉛または鉛を主成分とする合金を用いているので工業的
実施に極めて有利である。
(c)生成物の分離がきわめて容易である。
すなわち、電解槽をでたエマルジヨンは、静置するなど
の簡単な操作だけで、アクリル酸エステル、アルデヒド
、及び4−ブタノリドを主成分とする有機層と、水と電
導性物質を主体とする水層とに容易に分離しうる。この
有機層のみをとりだし蒸留すれば生成物は容易に単離精
製できる。この蒸留において、均一系のように多量の溶
媒を蒸留回収する必要がなく、用役費は非常に低くなる
。電解液を二層分離したのちの水層は若干の処理後その
まま次の電解に供しうる。(d) 4−ブタノリド中の
電導性物質を容易に分離、回収できる。
すなわち、前記(c)で述べたように、有機層と水層は
容易に分離でき、この有機層中の電導性物質は、水で抽
出すれば極めて容易に分離、回収できる。(e)過酸化
物を使用していないので危険性がなく、温和な条件で反
応が行える。
以上述べたように本発明は、アクリル酸エステルとアル
デヒドとから4−ブタノリド類を製造するにあたつて、
非常に有利な工業的製法を提供したという点で大きな意
味を有するものである。
次に、本発明をさらに具体的に説明するために実施例を
示す。ただし、電流効率は、2ファラデー一の電気量に
より1モルの4−ブタノリド類が生成するとして下記の
式により求めた。実施例 1 陽極、陰極ともに通電面積0.0431dTIの鉛を用
い、厚さ1.61mIのジビニルベンゼン−スチレン−
ブタジエン共重合ポリマーをスルホン化して得られる陽
イオン交換膜で陽極室と陰極室に仕切つたH型セルを電
解槽として用いた。
陽極液としては10%硫酸を用いた。陰極液としては、
ブタナール5.379(74.6mm01)、アクリル
酸メチル2.179(25.2mm01)、水54.9
9、テトラエチルアンモニウムサルフエート6.239
(17.5mm0I)の混合物を用いた。陰極液の温度
を27〜28℃に保つてマグネテイツクスターラ一で十
分にかきまぜながら電流密度10.2A/DTrlで電
解を行つた。対理論通電量が106%になつたとき電解
を終了し陰極液をガスクロマトグラフイ一で分析したと
ころ、アクリル酸メチルの反応率94%、ブタナールの
反応率30%、4一n−プロピル−4−ブタノリドの選
択率はアクリル酸エステル基準で77%、ブタナール基
準で82%、電流効率68%であり、1−ブタノールの
選択率は13%、プロピオン酸メチルの選択率は5%、
アジピン酸ジメチルの選択率は1%であつた。実施例
2 テトラエチルアンモ゛ニウムサルフエートのかわりにテ
トラ−n−ブチルアンモニウムサルフエート9.889
を用いた他は実施例1と同様にして電解を行つたところ
アクリル酸メチルの反応率100%、ブタナールの反応
率25%、4−n−プロピル−4−ブタノリドの選択率
はアクリル酸メチル基準で66%、ブタナール基準で9
00i)、電流効率は63%であり、1−ブタノールの
選択率は1%、プロピオン塊メチルの選択率は1%以下
、アジピン酸ジメチルの選択率は8%であつた。
実施例 3実施例1と同様の電解槽及び陽極液を用い、
陰極液としてはブタナール5.419(75.1mm0
1)、アクリル酸メチル2.179(25.2mm01
)、水54.89、テトラメチルアンモニウムサルフエ
ート4.239の混合物を用いて、陰極液の温度を28
〜30℃に保ちながら電流密度10.2A/Ddで電解
を行つた。
対理論通電量が105%になつたときに通電をやめ分析
し、こところ、アクリル酸メチルの反応率95%、ブタ
ナールの反応率31%、4−n−プロピル−4−ブタノ
リドの選択率はアクリル酸エステル基準で73%、ブタ
ナール基準で76(Fbl電流効率は66(!)であり
、1−ブタノールの選択率20%、プロピオン酸メチル
の選択率5(Ii)、アジピン酸ジメチルの選択率は1
%であつた。実施例 4 テトラエチルアンモニウムサルフエートのかわりにテト
ラ−n−プロピルアンモニウム−p−トルエンスルホネ
ート8.109を用いた他は実施例1と同様にして電解
を行つたところ、アクリル酸メチルの反応率100%、
ブタナールの反応率27%、4−n−プロピル−4−ブ
タノリドの選択率はアクリル酸エステル基準で72%、
ブタナール基準で89%、電流効率が68%であり、1
−ブタノールの選択率は8%であり、プロピオン酸メチ
ルの選択率は5%であり、アジピン酸ジメチルの選択率
は6%であつた。
実施例 5 テトラエチルアンモニウムサルフエートのかわりにテト
ラエチルアンモニウム−p−トルエンスルホネート10
.419(346mm01)を用い、陰極液の温度を4
6〜47℃とした以外は実施例1と同様にして電解を行
つたところ、アクリル酸メチルの反応率88%、ブタナ
ールの反応率34%、4−n−プロピル−4−ブタノリ
ドの選択率はアクリル酸メチル基準で60(:Fblブ
タナール基準で52%、電流効率は50%であつた。
実施例 6 実施例1と同様の電解槽及び陽極液を用い、陰極液とし
ては、プロパナール13.119(226TLm01)
、アクリル酸メチル6.41f1(74.5mm01)
、水52.19、テトラメチルアンモニウムサルフエー
ト4.239の混合物を用いて、陰極液の温度を28〜
31℃に保ちながら、電流密度10.2A/Dm゜で電
解を行つた。
対理論通電量が103%になつたとき通電をやめ分析し
たところ、アクリル酸メチルの反応率85%、プロパナ
ールの反応率30%、4−エチル−4−ブタノリドのア
クリル酸メチル基準の選択率で80%、プロパナール基
準で75%、電流効率は66%であつた。実施例 7 実施例1と同様の電解槽及び陽極液を用い、陰極液とし
ては、ヘプタナール8.719(76.4mm01)、
アクリル酸メチル2.189(25.4mm01)、水
57.69、テトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエ
ート9.999(172mm01)の混合物を用いた。
陰極液の温度を28〜29℃に保つてマググネテイツク
スターラ一で十分にかきまぜながら電流密度10.2A
/Dm2で電解を行一つた。対理論通電量が105%に
なつたとき電解を終了し陰極液をガスクロマトグラフイ
・−で分析したところ、アクリル酸メチルの反応率97
%、ヘプタナールの反応率20(Fbl4−n−ヘキシ
ル−4−ブタノリドの選択率はアクリル酸メチル基準で
56%、ヘプタナール基準で91%、電流効率は52%
であり、n−ヘプタノールの選択率2%、プロピオン酸
メチルの選択率は15%以下、アジピン酸ジメチルの選
択率は28%であつた。実施例 8 実施例1と回様の電解槽及び陽極液を用い、陰極液とし
てヘプタナール8.599(75.4mm01)、アク
リル酸メチル2.169(25.1mm01)、水51
.69、テトラ−n−プロピルアンモニウムサルフエー
ト8.119の混合物を用いて、陰極液の温度28〜2
9℃、電流密度10.2A/Ddで電解を行つた。
対理論通電量が104%になつたとき通電をやめ分析し
たところ、アクリル酸メチルの反応率86%、ヘプタナ
ールの反応率12%、4−n−ヘキシル一4−ブタノリ
ドの選択率はアクリル酸メチル基準で37%、ヘプタナ
ール基準で88%、電流効率31%であり、1−ヘプタ
ノールの選択率10%、プロピオン酸メチルの選択率1
70i)、アジピン酸ジメチルの選択率29%であつた
。実施例 9 陰極液としてオクタナール9.649(75.3mm0
1)、アクリル酸メチル2.169(25.1mm01
)、水52.19、テトラ−n−ブチルアンモニウムサ
ルフエート10.09の混合物を用いた以外は実施例1
と同様に電解を行つたところ、アクリル酸メチルの反応
率83%、オクタナールの反応率18%であり、4−n
−ヘプチル−4−ブタノリドの選択率はアクリル酸メチ
ル基準で50%、オクタナール基準で77%であり、電
流効率は409)であつた。
実施例 10 実施例1と同様の電解槽及び陽極液を用い、陰極液とし
ては、ブタナ一)1?5.289(73.3mm01)
、アクリルメチル2.179(25.2mm01)、水
55.19、電導性物質としてリン酸2水素カリウム2
.369、及びテトラ−n−ブチルアンモニウムブロマ
イド0.1079の混合物を用いた。
陰極液の温度を26〜29℃に保つてマグネテイツクス
ターラ一で十分にかきまぜながら電流密度10.2A/
Dm”で電解を行つた。対理論通電量103%になつた
とき電解を終了し陰極液をガスクロマトグラフイ一で分
析したところ、アクリル酸メチルの反応率87%、ブタ
ナールの反応率36%、4−n−プロピール−4−ブタ
ノリドの選択率はアクリル酸メチル基準で74%、ブタ
ナール基準で61%、電流効率639)、1−ブタノー
ルの選択率16%、プロピオン酸メチルの選択率はl%
以下であり、アジピン酸メチルの選択率は2%であつた
。実施例 11 実施例1と同様の電解槽、陽極液を用い、陰極液として
ブタナール5.249(74.8mm0I)、アクリル
酸メチル2.139(24.8mm01)、水54.6
g、電導性物質としてリン酸2水素1カリウム2.36
g及びテトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエート0
.1939の混合物を用いて、陰極液の温度28〜33
℃、電流密度10.2A/Dwlで電解を行つた。
対理論通電量が107%になつたとき通電をやめ分析し
たところ、アクリル酸メチルの反応率89%、ブタナー
ルの反応率37%、4−n−プロピル−4−ブタノリド
の選択率はアクリル酸メチル基準で70%、ブタナール
基準で58%、電流効率58%、1−ブタノールの選択
率16%、プロピオン酸メチルの選択率はl(Fb以下
であり、アジピン酸ジメチルの選択率は3%であつた。
実施例 12 実施例1と同様の電解槽、陽極液を用い、陰極液として
ブタナール5.279(73.2軸01)、アクリル酸
メチル2.129(24.7mm01)、水54.89
、電導性物質としてリン酸2水素1カリウム2.369
及びテトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエート0.
1959、の混合物を用いて陰極液の温度46〜47℃
、電流密度10.2A/Dwlで電解を行つた。
対理論通電量が103%になつたとき通電をやめ分析し
たところ、アクリル酸メチルの反応率93%、ブタナー
ルの反応率40%、4−n−プロピル−4−ブタノリド
の選択率はアクリル酸メチル基準で57%、ブタナール
基準で44%、電流効率52%、1−ブタノールの選択
率6%、プロピオン酸メチルの選択率は3%であつた。
実施例 13 実施例1と同様の電解槽、陽極液を用い、陰極液として
ブタナール3.629(50.3mm01)、アクリル
酸メチル4.349(50.5mm01χ水54.09
、電導性物質としてリン酸2水素1カリウム2.389
及びテトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエート0.
195gの混合物を用いて、陰極液の温度27〜29℃
、電流密度10.2A/dイで電解を行つた。
0.0520ファラデー一通電したところで電解をやめ
分析したところ、アクリル酸メチルの反応率63(Fb
lブタナールの反応率41(:!)、4−n−プロピル
−4−ブタノリドの選択率はアクリル酸メチル基準で4
3%、ブタナール基準で68(!)、電流効率53%、
1−ブタノールの選択率3%、プロピオン酸メチルの選
択率4%であつた。
実施例 14 実施例1と同様の電解槽、陽極液を用い、陰極液として
、プロパナール13.159(226mm01)、アク
リル酸メチル6.439(74.8mm01)、水52
.1θ、電導性物質としてリン酸2水素1カリウム2.
379及びテトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエー
ト0.1939の混合物を用いて、陰極液の温度28〜
30℃、電流密度10.2A/Drrlで電解を行つた
。
対理論通電量が114(Fbになつたときに通電をやめ
分析したところ、アクリル酸メチルの反応率90%、プ
ロパナールの反応率39%、4−エチル−4−ブタノリ
ドの選択率は、アクリル酸メチル基準で70%、プロパ
ナール基準で53%、電流効率55%、l−プロパノー
ルの選択率17%、プロピオン酸メチルの選択率は1%
以下であつた。実施例 15 実施例1と同様の電解槽及び陽極液を用い、陰極液とし
ては、ヘプタナール8.619(75.5mm01)、
アクリル酸メチル2.209(25.6mm01)、水
52,09、電導性物質としてテトラエチルアンモニウ
ムサルフエート6.239及びテトラ−n−ブチルアン
モニウムサルフエート1.009の混合物を用いた。
陰極液の温度を28〜29℃に保つてマグネテイツクス
ターラ一で十分にかさまぜながら電流密度10.2A/
Dm゜で電解を行つた。対理論通電量が105%になつ
たとき電解を終了し陰極液をガスクロマトグラフイ一で
分析したところ、アクリル酸メチルの反応率93%、ヘ
プタナールの反応率24%、4−n−ヘキシル−4−ブ
タノリドの選択率はアクリル酸メチル基準で63%、ヘ
プタナール基準で83%、電流効率56%であり、1−
ヘプタノールの選択率11%、プロピオン酸メチルの選
択率9%、アジピン酸ジメチルの選択率28(fl)で
あつた。実施例 16実施例1と同様の電解槽、陽極液
を用い、陰極液としては、ヘプタナール8.619(7
5.5mm01)、アクリル酸メチル2.189(25
.4mm01)、水54.29、電導性物質としてリン
酸2水素1カリウム2.399及びテトラ−n−ブチル
アンモニウムサルフエート1.019の混合物を用いて
、陰極液の温度28〜30℃、電流密度10.2A/d
イで電解を行つた。
対理論通電量が106%になつたとき通電をやめ分析し
たところ、アクリル酸メチルの反応率90%、ヘプタナ
ールの反応率18%、4−n−ヘキシル−4−ブタノリ
ドの選択率はアクリル酸メチル基準で49%、ヘプタナ
ール基準で82%、電導効率42%であり、1−ヘプタ
ノールの選択率15%、プロピオン酸メチルの選択率3
2%、アジピヅ酸ジメチルの選択率170i)であつた
。実施例 17 テトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエート1.00
9を用いるかわりに、テトラ−n−プロピルアンモニウ
ムブロマイド0.949を用いた他は実施例15とまつ
たく同様にして電解を行つた。
アクリル酸メチルの反応率は96%、一、プタナールの
反応率は12%であり、4−n−ヘキシル−4−ブタノ
リドの選択率はアクリル酸メチル基準で24%、−、プ
タナール基準で63%、電流効率22%であり、l−ヘ
プタノールの選択率30%、プロピオン酸メチルの選択
率25%、アジピン酸ジメチルの選択率40%であつた
。実施例 18 テトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエート1.00
9を用いるかわりに、ベンジルトリ一n−ブチルアンモ
ニウムクロライド2,739を用いた他は実施例15と
まつたく同様にして電解を行つた。
アクリル酸メチルの反応率は94%、ヘプタナールの反
応率は18%であり、4−n−ヘキシル−4−ブタノリ
ドの選択率はアクリル酸メチル基準で50(!)、ヘプ
タナール基準で90%、電流効率45%であり、1−ヘ
プタノールの選択率4%、プロピオン酸メチルの選択率
7(Fblアジピン酸ジメチルの選択率25%であつた
。実施例 19 テトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエート1.00
9を用いるかわりに、テトラ−n−ブチルホスホニウム
ブロマイド1.199を用いた他は実施例15とまつた
く同様にして電解を行つた。
アクリル酸メチルの反応率は94%、ヘプタナールの反
応率は23%であり、4−n−ヘキシル−4−ブタノリ
ドの選択率はアクリル酸メチル基準で65%、一、プタ
ナール基準で88%、電流効率58%であり、l−ヘプ
タノールの選択率6%、プロピオン酸メチルの選択率5
%、アジピン酸ジメチルの選択率16%であつた。実施
例 20 テトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエート1.00
9を用いるかわりに、トリ−n−オクチルメチルアンモ
ニウムクロライド1.579を用いた他は実施例15と
まつたく同様にして電解を行つた。
アクリル酸メチルの反応率は96%、ヘプタナールの反
応率は18%であり、4−n−ヘキシル−4−ブタノリ
ドの選択率はアクリル酸メチル基準で46%、ヘプタナ
ール基準で82(Fbl電流効率42%であり、1−ヘ
プタノールの選択率10070、プロピオン酸メチルの
選択率18%、アジピン酸ジメチルの選択率32%であ
つた。実施例 21テトラ−n−ブチルアンモニウムサ
ルフエート1.009を用いるかわりに、セチル・エチ
ル・ジメチルアンモニウムブロマイド1.299を用い
た他は実施例15とまつたく同様にして電解を行つた。
アクリル酸メチルの反応率は81%、ヘプタナールの反
応率は21%であり、4−n−ヘキシル一4−ブタノリ
ドの選択率はアクリル酸メチル基準で56%、一、プタ
ナール基準で74%、電流効率43%であり、1−ヘプ
タノールの選択率19%、プロピオン酸メチルの選択率
「9CX)、アジピン酸ジメチルの選択率15%であつ
た。実施例 22実施例1と回様の電解槽、陽極液を用
い、陰極液としてはヘプタナール8.629(75.6
mm01)、アクリル酸メチル2.179(25.2m
1n01)、水45.59、電導性物質としてテトラエ
チルアンモニウム−p−トルエンスルホネート10.4
29、及びテトラ−n−ブチルアンモニウム−p−トル
エンスルホネート1.439の混合物を用いて、陰極液
の温度29〜30℃、電流密度10.2A/Dm″で電
解を行つた。
対理論電量が105%になつたとき通電をやめ分析した
ところ、アクリル酸メチルの反応率86%、ヘプタナー
ルの反応率18%、4−n−ヘキシル−4−ブタノリド
の選択率はアクリル酸メチル基準で44%、ヘプタナー
ル基準で70%、電流効率36%であつた。実施例 2
3 実施例1と同様の電解槽、陽極液を用い、陰極液として
はオクタナール9.609(75.0mm01)、アク
リル酸メチル2.179(25.2mm01)、水51
.09、電導性物質としてテトラエチルアンモニウムサ
ルフエート6.18及びテトラ−n−ブチルアンモニウ
ムサルフエート1.029の混合物を用いて、陰極液の
温度27〜30℃、電流密度10.2A/DTrIで電
解を行つた。
対理論通電量が105%になつたとき通電をやめ分析し
たところ、アクリル酸メチルの反応率99%、オクタナ
ールの反応率23%、4−n−ヘプチル−4−ブタノリ
ドの選択率はアクリル酸メチル基準で57%、オクタナ
ール基準で82%、電流効率54%であつた。実施例
24 陽極、陰極ともに通電面積0.58dm゜の鉛を用い、
厚さ1.6m71Lのジビニルベンゼン−スチレン−ブ
タジエン共重合ポリマーをスルホン化して得られる陽イ
オン交換膜で陽極室と陰極室に仕切り、ポリエチレン製
のスペーサーによつて膜と電極の間隔を2m77!に保
つた電僧と陽極液タンク及び陰極液タンクを設けて電槽
との間に液が循壊できるようにした電解装置を用いた。
陰極液としては、ブタナール46.89(0.650モ
ル)、アクリル酸メチル19.29(0.223モル)
、水4569、テトラエチルアンモニウムサルフエート
789の混合物を用いた。陰極液の温度を28〜30℃
に保つて流速200CTL/秒で陰極液を電槽及び陰極
液タンクの間を循環かくはんし、電流密度を10.0八
/Dm”に設定し、かつ電解中、ブタナール34。69
(0.481モル)とアクリル酸メチル36.79(0
.427モル)との混合物を陰極液タンクに5時間で連
続的に供給しながら電解し、供給が終了したのちも電解
を続け、対理論通電量が118%になつたとき電解を終
了した。
電圧は5.4Vから5.6まで変化した。電解終了後、
電解液を取り出して2層分離し油層及び水層をガスクロ
マトグラフイ一で分析した。その結果、アクリル酸メチ
ルの反応率は99(:Fblブタナールの反応率は76
%であり、4−n−プロピル−4−ブタノリドの選択率
はアクリル酸メチル基準で85%であり、ブタナール基
準で63%であり、電流効率は71%であつた。なおア
ジピン酸ジメチルの選択率は1%以下であつた。実施例
25 実施例24と同様の電解槽及び陽極液を用いた。
陰極液としては、ヘプタナール73.99(0.648
モノ(ハ)、アクリル酸メチル18.69(0.216
モル)、水4189、テトラエチルアンモニウムサルフ
エート539及びテトラ−n−ブチルアンモニウムサル
フエート369の混合物を用いた。陰極液の温度を27
〜29℃に保つて流速200η2秒で陰極液を電槽及び
陰極液タンクの間を循環かくはんし、電流密度を10.
0A/Dm゜に設定し、かつ電解中、へプタナール45
.99(0.403モル)とアクリル酸メチル48.8
9(0.567モノレ)との混合物を陰極液タンクに5
時間で連続的に供給しながら電解し、対理論通電量が6
6%になつたとき電解を終了した。電圧は5.8V〜5
.9Vまで変化した。電解終了後、電解液を2層分離し
、油層を509の水で洗浄したのち蒸留した。油層及び
水層からアクリル酸メチルが109回収され、油層から
一、プタナールが669回収された。また油層から蒸留
によつて4−n−ヘキシル一4−ブタノリドが57g得
られ、副生物であるアジピン酸ジメチルも229得られ
た。すなわち、アクリル酸メチルの反応率は85%であ
り、ヘプタナールの反応率は45%であり、4−n−ヘ
キシル−4−ブタノリドの選択率はアタリル酸メチル基
準で50%であり、ヘプタナール基準で70(Fbであ
り、電流効率は65%であつた。またアジピン酸ジメチ
ルの選択率は39%であつた。実施例 26 テトラ−n−ブチルアンモニウムサルフエート1.01
9を用いるかわりに、テトラ−n−ブチルホスホニウム
ブロマイド1.199を用いた他は実施例16とまつた
く同様にして電解を行なつた。
アクリル酸メチル基準の反応率は91%、ヘプタナール
の反応率は19%、4−n−ヘキシル−4ーブタノリド
の選択率はアタリル酸メチル基準で51(Fblヘプタ
ナール基準で83%であり、電流効率は44%であつた
。比較例 1 実施例1と同様の電解槽、陽極液を用い、陰極液.とし
て、へプタナール1.769(15.5mm01)、ア
クリル酸メチル0.4549(5.28mm01)、水
18.59、電導性物質としてテトラエチルアンモニウ
ムサルフエート6.199(17.4mm01)、均一
化剤としてメタノール52.09の混合物を用い、均一
系で電解を行つた。
電解条件は、陰極液の温度28〜29℃、電流密度10
.2A/Dm2であつた。対理論通電量が122%にな
つたとき通電をやめ分析したところ、アクリル酸メチル
の反応率はほぼ100%であり、ヘプタナールの反応率
は7%であつた。4−n−ヘキシル−4−ブタノリドの
選択率はアクリル酸メチル基準で2.9%、ヘプタナー
ル基準で14%、電流効率は2.4fbであつた。
他には1−ヘブチルアルコールがかなり生成していた。
また、1−ヘプチルアルコールのヘプタナール基準の選
択率は86%であつた。比較例 2実施例1と同様の電
解槽及び陽極液を用い、陰極液としては、ブタナール5
.23g(72.6mm01)、アクリル酸メチル2.
159(25.0mm01)、水29.09、テトラエ
チルアンモニウムパラトルエンスルホネート10.43
9、均一化溶媒としてジメチルホルムアミド41.52
9の混合物を用いて、陰極液の温度を30〜32℃に保
ちながら電流密度10.2A/D77Iで電解を行つた
。
対理論通電量が104(Fbになつたとき通電をやめ分
析したところ、アクリル酸メチルの反応率90%、ブタ
ナールの反応率74%、4−n−プロピル−4−ブタノ
リドの選択率はアクリル酸メチル基準で52%、ブタナ
ール基準で22%、電流効率は45%であつた。なお、
陰極液からの生成物である4−n−プロピル−4−ブタ
ノリドの分離は、陰極液lこ水を2009加え、次いで
100m1のエーテルを加えて十分振とうして4−ブタ
ノリドをエーテル層へ抽\出するという操作を5回くり
返して行なつた。
比較例 3電導性物質として無機物であるリン酸2水素
1カリウム2.359を用い、これと、ブタナール5.
239(72.6mm01)、アクリル酸メチル2.1
59(25.0mm01入水53,79の混合物を陰極
液として用い、他は実施例1と同様にして電解を行つt
ら対理論通電量が102%になつたとき電解を終了し分
析したところ、アクリル酸メチルの反応率85%、ブタ
ナールの反応率38%、4−n−プロピル−4−ブタノ
リドの選択率はアクリル酸メチル基準で48%、ブタナ
ール基準で37%、電流効率40%、1−ブタノールの
選択率53%、プロピオン酸メチルの選択率9%、アジ
ピン酸ジメチルの選択率1%であつた。
比較例 4 電導性物質として無機物であるリン酸2水素1カリウム
2.379を用い、これとヘプタナール8.61g(7
5.5mm01)、アクリル酸メチル2.169(25
.1mm01)、水52.89の混合物を陰極液として
用い、他は実施例8と同様にして電解を行つた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリル酸エステルとアルデヒドの混合物を、第四
    級アンモニウム塩及び第四級ホスホニウム塩から成る群
    より選ばれた少なくとも1種の相間移動触媒能を有する
    電導性物質の存在下、水性エマルジョン状態において、
    鉛又は鉛合金を陰極として用い電極還元することを特徴
    とする4−ブタノリド類の製造方法。 2 アクリル酸エステルがアクリル酸の低級アルキルエ
    ステルである特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 アクリル酸の低級アルキルエステルがアクリル酸メ
    チルである特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 エマルジョン中の有機相の全エマルジョンに対する
    体積比を0.05〜0.5にする特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 5 隔膜電解法により電解還元する特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 6 アルデヒドのアクリル酸エステルに対するモル比を
    1〜10にする特許請求の範囲第1項記載の方法。 7 相間移動触媒能を有しない無機陽イオンを陽イオン
    とする電導性物質の共存下で行う特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 8 相間移動触媒能を有しない無機陽イオンを陽イオン
    とする電動性物質が硫酸、リン酸及びそれらのアルカリ
    金属塩から成る群より選ばれた少なくとも1種の無機化
    合物である特許請求の範囲第7項記載の方法。 9 アルデヒドが炭素数1〜4の脂肪族アルデヒドであ
    り、第四級アンモニウム塩が一般式▲数式、化学式、表
    等があります▼ (式中のR^1、R^2、R^3及びR^4はそれだれ
    同一若しくは異なるアルキル基又はアラルキル基であつ
    て、これらの基の炭素数の総和は4〜20であり、Xは
    酸基であり、nは整数であつてXのイオン価数に対応す
    る値である)で示される化合物である特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 10 一般式中のR^1、R^2、R^3及びR^4が
    いずれもアルキル基であり、これらのアルキル基の炭素
    数の総和が4〜16である特許請求の範囲第9項記載の
    方法。 11 アルキル基がメチル基、エチル基、プロピル基及
    びブチル基から成る群より選ばれた少なくとも1種のア
    ルキル基である特許請求の範囲第10項記載の方法。 12 アルデヒドが炭素数5〜13の脂肪族アルデヒド
    、芳香族アルデヒド又は芳香脂肪族アルデヒドであり、
    第四級アンモニウム塩が一般式▲数式、化学式、表等が
    あります▼ (式中のR^1、R^2、R^3及びR^4はそれぞれ
    同一若しくは異なるアルキル基又はアラルキル基であつ
    て、これらの基の炭素数の総和は12〜20であり、X
    は酸基であり、nは整数であつてXのイオン価数に対応
    する値である)で示される化合物である特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 13 一般式中のR^1、R^2、R^3及びR^4が
    いずれもアルキル基であり、その中の少なくとも3個が
    炭素数3以上のアルキル基である特許請求の範囲第12
    項記載の方法。 14 アルキル基がプロピル基及びブチル基から成る群
    より選ばれた少なくとも1種のアルキル基である特許請
    求の範囲第13項記載の方法。 15 アルキル基がいずれもブチル基である特許請求の
    範囲第14項記載の方法。 16 アルデヒドが炭素数5〜13の脂肪族アルデヒド
    、芳香族アルデヒド又は芳香脂肪族アルデヒドであり、
    第四級アンモニウム塩が一般式▲数式、化学式、表等が
    あります▼ (式中のR^1、R^2、R^3及びR^4はそれぞれ
    同一若しくは異なるアルキル基又はアラルキル基であり
    、Xは酸基であり、nは整数であつてXのイオン価数に
    対応する値である)のR^1、R^2、R^3及びR^
    4の炭素数の総和が4〜11のものと、R^1、R^2
    、R^3及びR^4の炭素数の総和が12〜30のもの
    との混合物である特許請求の範囲第1項記載の方法。 17 アルデヒドが炭素数5〜13の脂肪族アルデヒド
    、芳香族アルデヒド又は芳香脂肪族アルデヒドであり、
    一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR^1、R^2、R^3及びR^4はそれぞれ
    同一若しくは異なるアルキル基であつて、これらの基の
    炭素数の総和が4〜11であり、Xは酸基であり腐nは
    整数であつてXのイオン価数に対応する値である)で示
    される第四級アンモニウム塩を第四級ホスホニウム塩と
    併用する特許請求の範囲第1項記載の方法。 18 一般式中のR^1、R^2、R^3及びR^4が
    炭素数3以下のアルキル基である特許請求の範囲第16
    項又は第17項記載の方法。 19 アルキル基がいずれもエチル基である特許請求の
    範囲第18項記載の方法。 20 アルデヒドが炭素数5〜13の脂肪族アルデヒド
    、芳香族アルデヒド又は芳香脂肪族アルデヒドであり、
    ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR^1、R^2、R^3及びR^4はそれぞれ
    同一若しくは異なるアルキル基又はアラルキル基であつ
    て、これらの基の炭素数の総和は12〜30であり、X
    は酸基であり、nは整数であつてXのイオン価数に対応
    する値である)で示される第四級アンモニウム塩又は第
    四級ホスホニウム塩を、相間移動触媒を有しない無機陽
    イオンを陽イオンとする電導性物質と併用する特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 21 一般式中のR^1、R^2、R^3及びR^4の
    炭素数の総和が12〜30の第四級アンモニウム塩の使
    用量を、アクリル酸エステル又はアルデヒドの使用量の
    少ない方に基づき、0.1〜50モル%の範囲とする特
    許請求の範囲第16項又は第20項記載の方法。 22 第四級ホスホニウム塩の使用量をアクリル酸エス
    テル又はアルデヒドのいずれか少ない方に基づき、0.
    1〜50モル%の範囲とする特許請求の範囲第17項又
    は第20項記載の方法。 23 一般式中のXが硫酸イオン又はスルホン酸イオン
    である特許請求の範囲第9項、第12項、第 16項、
    第17項又は第20項記載の方法。
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