JPS5940082B2 - 木材の保存法 - Google Patents

木材の保存法

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JPS5940082B2
JPS5940082B2 JP54061606A JP6160679A JPS5940082B2 JP S5940082 B2 JPS5940082 B2 JP S5940082B2 JP 54061606 A JP54061606 A JP 54061606A JP 6160679 A JP6160679 A JP 6160679A JP S5940082 B2 JPS5940082 B2 JP S5940082B2
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preservation
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、木材、好ましくは被子植物 (angiosperm) (硬材: hardwoo
d)の保存法、および該保存法に使用される防腐剤に関
する。
被子植物木材(硬材)は、通常、含浸が容易である。
防腐剤を含有する溶液は、圧力により、木材中に迅速に
強制的にゆきわたるようにされ得る。
通常、被子植物木材の全体が、含浸される(松のような
液材と異なる)。
初期のころ、通常の見解は、この方法によっては実際上
の問題はないとしていた。
この見解に対する理由は、良好で実用的な結果が、クレ
オソート油によるぶな材からなる枕木の加圧処理により
得られていたからである。
しばらくしてこの見解は、修正された。
防腐用塩溶液で処理された被子植物木材は、長期使用に
耐えるが、防腐処理の効果は、予期されるよりずっと小
さいことが明らかとなっている。
塩は、木材に十分固定されているので処理の低い効果は
、防腐剤の浸出に依存しているとは考えられていない。
防腐用の塩は、被子植物木材に存在してこれを破壊する
木材破壊生物に対し良好な効果をおそらく有していたの
である。
処理の低い効果は、1種の防腐剤にあてはまるだけでな
く、異なる生物に対するいくつかの各種防腐剤にもあて
はまる。
木材の電子顕微鏡による研究から、説明がつくものと信
ぜられる。
防腐剤は、細胞の壁に浸透しないと思われる。
内部は、未処理のままでいる。したがって破壊生物は、
壁の内部で生長し得、防腐剤と接触せずに木材を破壊し
てから防腐剤により停止される。
本発明は、木材特に被子植物木材の満足な保存法につい
てである。
本発明は、ある種防腐剤を特別な方法と組合せてこれら
防腐剤の木材中への浸透と分布とを行うことQこ基づい
ている。
本発明にしたがって使用される防腐剤は、防腐処理後、
ある期間木材中に溶解状態でいる(固定状態でない)性
質を有さねばならない。
それまでは、効果的には木材に固定されないでいる。
防腐処理の完遂のための適幽な方法により、これらの防
腐剤の細胞壁貫通が可能となる。
方法は、防腐剤を木材に導入する段階、その後、木材を
ある期間、乾燥されない状態に保持して防腐剤の固定が
起こらないようにする段階を含む。
この間に防腐剤は、細胞壁を通って拡散し得る。
その後、木材の貯蔵のための状態が変えられて、−すな
わち乾燥させられて一防腐剤が固定され、その後、木材
は、使用されるように処理される。
本発明は、また、本発明の方法に使用するのに適する防
腐剤を提供する。
本発明に従う3つの代表的な防腐剤の使用について以下
記載する。
第1の防腐剤は、銅、クロム、および砒素の化合物を含
有する。
これについては、米国特許第2565175号に記載さ
れている。
これは、名称に33として知られており、米国特許第2
139747号に従う防腐剤の発展を示している。
第2の防腐剤は、アンモニア中に溶解させた三酸化砒素
および銅化合物に基づいている(米国特許第21492
84号を参照されたい)。
第3の防腐剤は、酢酸に溶解させた三酸化砒素および亜
鉛化合物に基づいている(米国特許第1984256号
に参照されたい)。
第3の防腐剤の考察では、蟻酸銅を含有する防腐剤を記
載した米国特許第2749256号ζこついて触れてい
る。
3種の防腐剤は、活性陽性ラジカルとして銅または亜鉛
を含み、活性陰性ラジカルとしては、砒素が成分となっ
ている。
金属および砒素化合物は、木材破壊要素に対する良好な
保護をもたらし、砒素は、被子植物木材の処理が関心を
もたれる領域に通常存在するしろありに対する保護に関
し特別な価値を示す。
3種の防腐剤は、異なる性質を有している。
これらを本発明に従う浸透処理の特別な方法で使用する
ためには、これらに何らかの新たな性質が与えられねば
ならない。
第1の防腐剤は、銅酸化物、クロム酸および砒酸(五酸
化砒素)からなると簡単にいえる。
酸成分、主にクロム酸、またある程度までの砒酸のため
、防腐剤は、溶液にしておける。
溶液を木材に導入すると、クロム酸のクロムは、マイナ
スの6価からプラスの塩基性の3価のイオンに変換−還
元−される。
この変化の結果として、防腐剤の沈澱成分が固定される
。
むずかしい砒酸塩および塩基性塩が形成される。
防腐剤の酸度は、防腐剤が溶解され使用されるため(こ
必要である。
防腐剤の成分の溶解は、高い酸度を必要とする。
I)H2程度の低いpHが通常である。
酸度が高ければ高いほど、木材への固定は速くなる。
通常の圧力処理が使用されると、これらの性質が欠点と
ならなく、その理由は、浸透が迅速に起こって、防腐剤
は、固定が生ずる前に木材内に分布するからである。
溶液のより遅い導入は、浸透中にかなりの固定を起こさ
せて、木材中への防腐剤の貧弱な分布をもたらす。
防腐剤は、固定されてしまうと、さらには分布されない
。
被子植物木材中の細胞壁に浸透する可能性はない。
よってこれらの壁内では、木材の破壊要素は、木材を自
由に攻撃し得る。
防腐剤は、前記したようには固定されないように変化さ
せられ得て、本発明に従うように使用され得る。
このことは、防腐剤が適当な方法でアンモニアを加える
ことによりアルカlJ性とされるときになされる。
少量のアンモニアが、沈澱をもたらすが、付加的なアン
モニアの添加は、溶解を起こさせる。
防腐剤をアルカリ性にすることにより、木材への溶液の
導入後、クロム酸の還元が遅延されるか、避けられる。
還元は、アンモニアが蒸発し、溶液のアルカlJ性が小
さくなり、溶液が木材中でより濃縮される乾燥段階で主
に始まる。
この時点から、ゆっくりした固定が、アルカリ溶液に起
こる。
銅は、木材に対し強い親和性を有するので、過剰量ノア
ンモニアを用いて早すぎる銅の部分的固定を防ぐことが
望ましい。
さらに、二酸化炭素を加えて、アンモニアの蒸発を遅れ
させ、溶液の安定を増すようにする。
前記した米国特許に従い銅、クロムおよび砒素を含有す
る好ましい防腐剤は、活性成分に関し次の組成を有し得
る: 固体の形態で 溶液の形態で Ouo 19.6重量% Ouo 0.27
重量%0r03 35.3 tt 0r03
0.48 ttAs2’0545.1 tt
As2O5o、51 uこの溶液中のクロム酸および
砒酸を中和し、酸化銅を溶解させるため、アンモニア含
有量約0.7%が必要とされる。
この溶液を、本発明に使用するようにするには、次の組
成を有し得る: OuOO,27重量% CrO30,48〃 A s 205 0−61 tt NH30,90// CO21,40〃 第2の防腐剤は、アンモニアにより溶解された三酸化砒
素および銅化合物に基づいている。
処理後、アンモニアが蒸発し、木材中で僅溶姓の防腐剤
成分が沈澱する。
固定は、迅速ではあるが第1の防腐剤の固定より遅く進
行する。
この防腐剤を本発明にしたがって使用するに適するよう
にするには、溶剤の量を増さなければならず一本材に対
する銅の親和性が前記のように高いため−また溶液は、
二酸化炭素で安定化されねばならない。
このことは、たとえば20%だけアンモニアの量を増加
させることにより最も簡単に行われ、そのほとんどを重
炭酸アンモニウムの形で加えるようにする。
さらには、防腐剤中の三酸化砒素を砒酸により置き換え
てより安定な溶液を与えることが有利である。
アンモニア性防腐剤では、所望の効果を得るため、活性
成分の量を変化させるのにいくつかの可能性が存在する
。
このことは、クロム酸を含有する酸性防腐剤ではより困
難である。
可溶性であるためにはこれらの防腐剤は、高濃度のクロ
ム酸(および砒酸)とし、とXでこれらの高濃度が固定
のためあるいは防腐剤の効果に対して必要とされるもの
でなくともよい。
アンモニア性防腐剤では、クロム酸および砒酸は、溶解
性の問題がない。
したがって、砒酸は、所望の効果に対応する量にしたが
ってのみ加えられる。
砒酸は、銅化合物によって固定される。砒酸が高い含量
で存在するか、またはその高度の固定が所望されるなら
、クロム酸は、砒酸の固定に必要とされる量まで加えら
れ、それ以上ではない。
これらの原理に従い、本発明に合った好ましい防腐剤は
、次の組成を有し得る: 固体の形態で 溶液とじて Cu0 6.5重量% Cu0 0.30重量
%0r033.5 tt Cry30.16
〃As2053.5 // As2O,5o、i
6 ttNH320,7// NH30,95t
tC0239,Ott 002 1.80 t
t水 26.8// この防腐剤は、特に関心のもたれるものであるので、防
腐剤が各種の処理方法(これらの方法が前記および後記
したものであっても)で、各種の濃度で使用され得ると
述べておくことがよいといえる。
定められた溶液−例として挙げたもの−は゛フル細胞(
即ち、充細胞〕”圧力処理または゛オープンタンク(o
pen−tank ) ”処理に使用され得る。
約半量の溶液が、単位木材轟りにフル細胞法で導入され
るとき、防腐剤が、Lowry法により導入されるなら
、木材に所望量の防腐剤を得るように例に示した溶液を
2倍の濃度で用いることが望ましい。
このような2倍濃度の溶液は、不十分に乾燥させた木材
をフル細胞法で処理するときにも使用され得る。
緑林の浸漬または拡散処理に対しては、溶液の濃度は、
例に挙げた溶液より、たとえば2ないし4倍高くするよ
うにすればよい。
銅の代りに亜鉛化合物が、防腐剤に含むようにされるな
ら、アンモニアと二酸化炭素の量は、約50%だけ増加
されねばならない。
これらの亜鉛防腐剤は、いくらか難溶性で、低効果性で
ある。
他方これらは、木材をそれほど着色しない。
第3の例として、酢酸に溶解させた亜鉛化合物と三酸化
砒素とを含有する防腐剤も、挙げられる。
この防腐剤も圧力により木材へ導入される。
これは、酢酸が、ややゆっくりと蒸発するために迅速に
は固定されない点で他の2つの防腐剤と異なる。
この性質は、本発明に対し有利であり得るが酢酸が不十
分に蒸発することが明らかとされている。
結果は、貧弱な固定となり、防腐剤が浸出によって低効
果となる。
この種の防腐剤の固定を向上させるために、特別な工程
をとり入れねばならない。
米国特許第2749256号では、迅速な固定が起こる
木材の加熱が推奨されている。
しかしながら、この場合、木材は、蟻酸鋼溶液で処理さ
れている。
この第3の種類の防腐剤を、本発明にできるだけ使用し
得るようにするため、酢酸および/または蟻酸の量は、
10ないし25%増加されればよい。
さらに、防腐剤が細胞壁に浸透された後、固定を向上さ
せるための工程をとり入れねばならなG)。
第2の別法による防腐剤は、他の別法より好ましい。
第1の別法は、原材料の高消費を必要とし、これに対し
第3の場合の防腐剤は、特別な工程なしで浸出しやすく
、さらに、第2の種類の防腐剤と同じ良好な拡散性を示
さない。
さらに、このような水幕本型防腐剤溶液に加え、有機溶
剤に溶解された防腐剤が、好ましいとはいえないが、使
用され得る。
これらは、また高価でもある。
これらの特別な性質を備えた前記の防腐剤は、本発明に
従う処理を実施するための2つの基本的な必要条件の1
つに合致する。
第2の必要条件に合致させるため、下記の木材への該防
腐剤の特別な導入が後続し得る。
木材は、まず、フル細胞法にしたがって圧力処理される
。
L(+wry法またはRuping法に従う処理も使用
され得る。
圧力処理後、木材は、乾燥してしまわないで溶剤が蒸発
し得ないような条件下である時間、貯蔵される。
このことは、たきえば、閉空間で行われるか、または木
材が覆われるようにされてもよい。
もちろん、木材は、防腐剤溶液と接触するようにして保
存され得るが、通常、このような処理は、それほど実用
的ではない。
保存期間は、通常、2ないし4週間でよいが、さらに長
期であってもよG)。
この期間に、防腐剤は、細胞壁を貫通して拡散する。
このような拡散は、ゆっくりと進行しているが、強力に
進行している。
この拡散の後、木材が乾燥されるので、溶剤が蒸発し、
防腐剤が固定された形態で沈澱する。
この処理に加え、木材を加温すると有利である。
加温工程は、防腐剤の導入の前、間、または後に行われ
得る。
導入前の木材の加温は、木材への防腐剤の沈澱を促進す
る。
これは、たとえば、80ないし110℃の水蒸気または
水により多くの場合有利に行われる。
木材の処理性の向上は、木材の温度ばかりではなく、木
材の寸法にも関する関数であり、その理由は、より大き
な寸法の木材の加温により長時間が必要とされるからで
ある。
したがって木材の加温法は、かなりいろいろあってよい
。
最も通常の方法は、厚み25Mの板を1ないし2時間、
水蒸気処理するか水中で加温するようにし、これに対し
柱状のものは、少なくとも2倍処理されねばならない。
より長期の加温が例外的に使用され得る。
加温は、防腐処理後の拡散期間に行われてもよむ)。
しかしながら、通常、同じ高温度は、使用され得ない。
蒸発しがちな傾向の観点から可溶化剤としてアンモニア
と二酸化炭素(重炭酸アンモニウム)が使用される場合
、温度は、40ないし50℃に限定されねばならない。
たとえば酢酸が可溶化剤として使用されるならいくらか
高温が適用され得る。
低温加温法は、長期間(全拡散期間でも)行われ得る。
この加温は、拡散速度を増加し得る。
所望なら拡散期間の終りの後、木材を加温して木材をよ
り迅速に乾燥して防腐剤をより迅速に固定するようにし
てもよい。
防腐剤を導入するいくつかの方法が、使用可能である。
木材が不完全乾燥されている場合、高濃度溶液−たとえ
ば2倍濃度の溶液−を用いる加圧防腐法が適用され得る
。
もちろんこのような加圧処理は、木材の完全な浸透をも
たらさない。
しかしながら、後続の拡散期間の間に、処理結果は、向
上させられる。
なぜなら、防腐剤は浸透し、拡散によりさらに木材中へ
と分布していくからである。
防腐剤は、細胞−を通ってゆっくりと浸透する。
未乾燥(緑)材でも防腐され得る。これは、防腐剤が木
材へ拡散する濃厚溶液中に木材を浸漬することによりな
される。
浸漬の次に、前記の拡散期間が後続させる。
しかしながらこのような処理は、時間を要する。
濃厚溶液中への浸漬による拡散は、公知の処理である。
この処理により、可溶性塩が、用いられ、処理後ですら
、塩が可溶性のまま(固定されないで)でいる。
塩は、高度の防腐効果を有するが、木材から浸出するの
で、木材を保護し得ない。
たとえば、クロム酸溶液は、−前記したように一非常に
貧弱な浸透性および木材中での防腐性の分布を早すぎる
固定によって与える。
良好な成果に対する必要性は、したがって、−とりわけ
一本発明に従う溶液の使用である。
特に関心のもたれるのは、オーブンタンク防腐法である
。
この処理は、木材が、まず、たとえば、水蒸気、水また
は熱防腐剤溶液により加温され、次に防腐剤溶液に浸漬
されるようにして行われる。
浸漬中に、木材は溶液を吸収して浸透を受ける。
こ\で木材の好ましい加温は、防腐処理自体の一部とし
て含まれる。
前記の溶液が、この防腐法に使用される場合、および木
材がその後、記載せるように拡散貯蔵される場合、この
やり方は、葉状構造部のある木材の防腐に対する良好な
方法といえる。
この方法は、装置と性能の両観点から簡単であり、葉状
構造のある木材がよく存在する工業的未発嵌口に非常に
有利である。
この場合、本発明に従う溶液での浸漬による簡単だが時
間のか\る方法が適用されよう。
木材中への防腐剤の導入と分布をもたらす拡散と、細胞
壁を通る浸透をもたらす拡散との間に違いがあることが
判ろう。
木材中への防腐剤の導入と分布とをもたらす拡散は、濃
厚溶液への浸漬による時間を消費する方法で生ずる。
したがって、問題は、防腐剤を木材中へ導入することで
ある。
浸透は、木材の表面から内部への一方向で進行する。
より厚みのある木材では、防腐剤の進路が長いのでより
長い拡散時間が必要とされる。
細胞壁を通る拡散は、異なる種類のものである。
この場合、防腐剤は、細胞を包囲し、対象物は、全ての
側から各方向で細胞を貫通する防腐剤を有するようにな
る。
防腐剤が、木材の寸法および拡散方向に無関係に移動す
るのは、非常に短く比較的一定の長さの通路である。
この種の拡散は、導入および分布の拡散よりもより、単
位長さ当りに抵抗をもたらす。
実際上、はとんどの硬材は次のように処理される。
木材片は、銅、クロムおよび砒素を含有するアンモニア
注溶液で処理される。
その濃度は、0.3〜0.4%の銅含有量に和光する。
処理は鉄製シリンダー内で開始され、木材を入れたシリ
ンダー中に該溶液を導入した後30分間90%の真空度
が適用され、その後1ゴ当たり9kgの圧力が90分間
適用される。
次いで、溶液がシリンダーから除去され、木材からのし
ずくのたれ落ちを減じるために短時間真空が適用される
。
処理中、木材は1m’sたり500kgより多い量の溶
液を吸収する。
処理された木材は、シリンダーから取り出され、そして
3週間未乾燥状態で(耐水性の紙でぴったりと包まれる
。
)貯蔵される。次いで、木材は乾燥され、使用の用意が
された状態になる。
本発明による保存処理の優れた効果は、アンモニア性防
腐剤を用い、処理された木材を十分な時間、未乾燥状態
に保って防腐剤が細胞壁を貫通して拡散するようにする
場合(即ち、遅延乾燥)、木材中の防腐剤含有量(たと
えば、銅)と木材の乾燥減量との間に相関関係があるこ
とが見出されたこさに困る、と信じられる。
かかる防腐剤の溶液を用い、従来の乾燥処理操作が用い
られる場合、そのような相関関係はないことがわかった
。
事実遅延乾燥に対して従来の(即ち、普通の)乾燥を用
いる場合、乾燥減量は有意的に高いことがわかった。
従って、防腐剤の木材繊維への所要浸透が達成されるの
に十分な時間、木材は未乾燥状態に保たれねばならない
。
表1に、上記の記載を確認する野外試験の結果を示す。
いくつかのタイプの防腐剤溶液が、比較のために野外試
験に用いられた。
使用木材試料は最初に防腐剤溶液で処理され、そして遅
延乾燥(DD)または普通の乾燥(ND)のいずれかの
条件に付された。
それらの立方体試料は次いで18ケ月間大気にさらされ
、12ケ月および18ケ月後の立方体試料の平均乾燥減
量が測定された。
本発明の防腐剤処理の効果を決定するために、次の防腐
剤溶液および処理操作が用いられた。
(A)KP−NスペシャルN 9.7パーセントの銅含有量を有するアンモニア性防腐
剤(商品名[カプリネル・トリック(Ouprinel
Tryck)J、米国特許第4001400号に記載
されている。
)800yを、ベース溶液として用いた。
この溶液を可溶化重炭酸アンモニウム400gと混合し
て、防腐剤の安定性を増大させかつ一層アル力IJ f
lにした。
この溶液を水25リットルと混合して、3.2パーセン
トの防腐剤を含有する溶液にした。
(B)KP−Nスペシャル2N 上記でKP−NスペシャルNをつくるのに用いた成分の
2倍量を水25リットルに溶解して、6.4パーセント
の防腐剤濃度Qこした。
(0) アムリンスペシャル アムリン(Aml i ne )は、゛6パーセントの
Cu、4パーセントのAs2O5及び4パーセントのC
rO3を含有する防腐剤の商品名である。
安定性を付与するために、重炭酸アンモニウムを可溶化
剤として用いた。
4.25パーセントの防腐剤を含有する溶液(こした。
(D)KP−N 防腐剤[カプリネル・トリックJ 800.9を水25
リットルに溶解して、3.2パーセントの濃度にした。
(E)OCA この防腐剤は、11.8パーセントのOu、13.8/
々−セントのクロムおよび22.2/々−セントの砒素
に相陥する、Cu、CrO3およびA s 205を含
有し、 1.8パーセントの濃度で用いた。
上記の溶液を用いて、木材試料を種々のやり方で含浸し
た。
溶液A、BまたはDの1つで処理した試料は、−0,7
5パールの真空度で45分間防腐剤と接触させ、次いで
11バールにて1時間加圧処理した。
溶液CおよびEで処理した試料は、−0,95バールの
真空度で30分間および10バールの圧力で1時間防腐
剤と接触させた。
溶液A、BおよびCで処理した木材試料は別々にプラス
チックでピッタリと包み、15℃の平均温度(こて、戸
外の屋根の下で3週間貯蔵した(即ち、遅延乾燥(DD
)条件〕。
溶液りおよびEで処理した試料は戸外の屋根の下で乾燥
させた(即ち、普通の乾燥(ND)条件)。
3週間の終わりに、プラスチックで包まれた木材試料は
、空気にさらし、そしてプラスチックでケ月間の乾燥後
、試料を地面と接触させ、腐朽抵抗性を測定した。
季節に依り10°ないし20℃の範囲の温度の温室中で
、約30M、の深さにて試料を土に埋めた。
埋めた木材試料を12ケ月および18ケ月後土から取り
出し、乾燥減量を測定した。
光学顕微鏡法および走査電子顕微鏡法を用いて、木材の
分解を調べた。
木材の横方向および縦方向の薄い断片をサフラニンで着
色し、そして光学顕微鏡下で観察した。
縦方向の断片については、偏光を用いた。
試験結果を表1に示す。腐敗病が、木材において認めら
れた腐蝕の唯一のタイプであった。
穴の形式(タイプ1)と細胞壁の侵食(タイプ2)の両
方が観察された。
溶液Cを用い、遅延乾燥にて処理した木材においては、
西洋ブナ木材における腐敗病の腐蝕は、主にその木片の
最外部分に限られていた。
タイプ1タイプ2の腐蝕は、腐蝕していない繊維の領域
の間で斑点的に起こっていた。
溶液Cで処理したカバ木材は、12ケ月後にタイプ2の
腐蝕がわずかに認められるだけであり、穴は認められな
かった。
18ケ月後、両タイプの腐蝕が木片の最外部分で認めら
れた。
溶液Aを用い、遅延乾燥にて処理した木材において、1
2ケ月後(ど認められた腐蝕の主なタイプはタイプ1で
あった。
侵食の顕著な斑点が18ケ月後認められた。
タイプ1とタイプ2の両方の腐蝕が、カバ木材において
認められた。
溶液Bを用い、遅延乾燥にて処理した西洋ブナおよびカ
バの木材においては、腐蝕はわずかじか認められなかっ
た。
タイプ1(l!:タイプ2の両方の腐蝕が西洋ブナ木材
の最外部分において認められた。
大部分は全く腐蝕していなかった。タイプ2のみが12
ケ月後カバ木材において認められ、腐蝕はその木材の最
外部分に限られていた。
18ケ月後カバ木材に腐蝕は認められなかった。
溶液りで処理した西洋ブナおよびカバの木材は、両タイ
プの顕著な防散病の腐蝕が認められた。
溶MEで処理された木材は、均一な腐敗病の腐蝕が認め
られた。
西洋ブナ木材ではタイプ1が優勢的な腐蝕タイプである
と認められ、一方、カバ木材は腐敗病の両タイプにより
分解された。
本発明はその好ましい具体例に関連づけて記載されてい
るけれども、制限的というよりむしろ例示的に記載した
ものであり、本発明の精神または特許請求の範囲から逸
脱することなく、さらに種種に変更がなされ得る、とい
うことが理解されるべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 木材の保存法において、浸透の間および浸透後の防
    腐剤が溶解された状態に保たれかつ木材の乾燥前には固
    定されないように構成された溶解させた形態の防腐剤に
    より木材を浸透させ、木材を十分な時間、湿潤(未乾燥
    )状態に保って防腐剤が、固定することなく細胞壁を貫
    通して拡散するようQこし、その後、木材を乾燥させそ
    して防腐剤を固定することを特徴とする前記木材の保存
    法。 2 木材を加圧処理することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の保存法。 3 木材を、フル細胞法、ローリ−法(Lowry法)
    またはりニーピング法(R″LlIping法)により
    加圧処理することを特徴とする特許請求の範囲第2項に
    記載の保存法。 4 木材をオープンタンク法にしたがって処理するかま
    たは防腐剤の濃厚溶液に浸漬することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の保存法。 5 木材を処理の前に加温することを特徴とする特許請
    求の範囲第1ないし第4項のいずれか一つの項に記載の
    保存法。 6 木材を処理前に80ないし110℃で水蒸気または
    温水によって加温することを特徴とする特許請求の範囲
    第5項に記載の保存法。 7 防腐剤が細胞壁を貫通して拡散するよう木材を湿潤
    (未乾燥)状態に保っている時間の間、木材を加温する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1ないし4項のいず
    れか一つの項に記載の保存法。 8 木材を40ないし50℃に加温することを特徴とす
    る特許請求の範囲第7項に記載の保存法。 9 木材を少なくとも2ないし4週間、湿潤(未乾燥)
    状態に保つことを特徴とする特許請求の範囲第1ないし
    第8項のいずれか一つの項に記載の保存法。 10防腐剤が防腐処理の間に固定されないで木材の乾燥
    に関連してまず固定されるような過剰量のアンモニアお
    よび/または重炭酸アンモニウムに溶解させた銅および
    /または亜鉛の化合物を、防腐剤が含有していることを
    特徴とする特許請求の範囲第1ないし第9項のいずれか
    一つの項に記載の保存法。 11 防腐剤が防腐処理の間に固定されないで木材の
    乾燥に関連してまず固定されるような過剰量の酢酸およ
    び/または蟻酸に溶解させた銅および/または亜鉛の化
    合物を、防腐剤が含有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1ないし第9項のいずれか一つの項に記載の保存
    法。 12防腐剤が、三酸化砒素、砒酸、硼酸および/または
    弗化水素酸を含有することを特徴とする特許請求の範囲
    第10項または第11項に記載の保存法。 13固体生成物としての防腐剤が、次の組成:Ouo
    6.6重量% 0r03 3.5 p As205 3.5 n NH320,7tt Q0239.0 # 水 26.8.// (ここで、砒素化合物は、砒酸および/または弗化水素
    の如き他の活性添加剤により全てまたは部分的に置換さ
    れ得、添加剤の固定が減少され得るならクロム酸が省略
    されてもよい)を有する特許請求の範囲第10項に記載
    の保存法。 14 防腐剤の固定が、拡散期間後および乾燥前に、た
    とえば木材を加温することにより別個に行われる特許請
    求の範囲第1ないし第13項のいずれか一つの項に記載
    の保存法。 15保存されるべき木材が、被子植物木材(硬材)であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1ないし第14項
    のいずれか一つの項に記載の保存法。
JP54061606A 1978-01-27 1979-05-21 木材の保存法 Expired JPS5940082B2 (ja)

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