JPS5947751B2 - 難燃性合成繊維の製造方法 - Google Patents
難燃性合成繊維の製造方法Info
- Publication number
- JPS5947751B2 JPS5947751B2 JP12750176A JP12750176A JPS5947751B2 JP S5947751 B2 JPS5947751 B2 JP S5947751B2 JP 12750176 A JP12750176 A JP 12750176A JP 12750176 A JP12750176 A JP 12750176A JP S5947751 B2 JPS5947751 B2 JP S5947751B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- acrylic acid
- polyvinyl chloride
- amount
- graft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリ塩化ビニルにアクリル酸をグラフト重合さ
せ、熱軟化温度の高い、かつ難燃性の繊維を製造する方
法において、アクリル酸を少くとも30係(容量基準)
含有する水溶液に二塩化エチレンを二相分離をおこす量
よりも10%少い量ないし10%多い量添加し、得られ
た三成分系混合液をポリ塩化ビニル繊維に含浸させ、つ
いで電離性放射線を照射して、ポリ塩化ビニル繊維に、
繊維重量基準少くとも15%のアクリル酸をグラフト重
合させ、グラフト後熱処理するか、あるいは二価金属の
ポリアクリル酸塩に転換することを特徴とする熱軟化温
度の高い難燃性の繊維を製造する方法に関する。
せ、熱軟化温度の高い、かつ難燃性の繊維を製造する方
法において、アクリル酸を少くとも30係(容量基準)
含有する水溶液に二塩化エチレンを二相分離をおこす量
よりも10%少い量ないし10%多い量添加し、得られ
た三成分系混合液をポリ塩化ビニル繊維に含浸させ、つ
いで電離性放射線を照射して、ポリ塩化ビニル繊維に、
繊維重量基準少くとも15%のアクリル酸をグラフト重
合させ、グラフト後熱処理するか、あるいは二価金属の
ポリアクリル酸塩に転換することを特徴とする熱軟化温
度の高い難燃性の繊維を製造する方法に関する。
ポリ塩化ビニル繊維は安価であって合成繊維としてのよ
い性質に富んでいることから、広く実用サレテいるが、
耐熱性に乏しいために、用途が制限される。
い性質に富んでいることから、広く実用サレテいるが、
耐熱性に乏しいために、用途が制限される。
また合成繊維通有の性質として疎水性であり、染色が困
難であることも欠点として挙げ。
難であることも欠点として挙げ。
られる。
ポリ塩化ビニル繊維の大きい長所は防炎性をもっている
ことである。
ことである。
耐熱性、染色性を改良してしかも防炎性を保持すること
ができれば、ポリ塩化ビニル繊維の用途を拡大すること
ができる。
ができれば、ポリ塩化ビニル繊維の用途を拡大すること
ができる。
本願発明者らは以前にポリ塩化ビニル繊維にアクリロニ
トリルをグラフト重合させ、耐熱性を向上させる方法を
発明した。
トリルをグラフト重合させ、耐熱性を向上させる方法を
発明した。
しかしながら、ポリ塩化ビニル繊維に充分な耐熱性を付
与するにはアクリロニトリルを原ポリ塩化ビニル繊維の
重量基準で少くとも100係グラフト重合する必要があ
る。
与するにはアクリロニトリルを原ポリ塩化ビニル繊維の
重量基準で少くとも100係グラフト重合する必要があ
る。
この程度までアクリロニトリルをグラフト重合すると原
ポリ塩化ビニル繊維の防炎性が損われる。
ポリ塩化ビニル繊維の防炎性が損われる。
本願発明者らはポリ塩化ビニル繊維にアクリル酸を、電
離性放射線を用いてグラフト重合させ、グラフト後熱処
理あるいはポリアクリル酸を二価金属塩に転換すること
により、耐熱性が高く優れた機械的性質を有する新規の
難燃性合成繊維を製造することに成功した。
離性放射線を用いてグラフト重合させ、グラフト後熱処
理あるいはポリアクリル酸を二価金属塩に転換すること
により、耐熱性が高く優れた機械的性質を有する新規の
難燃性合成繊維を製造することに成功した。
一本発明によれば、ポリ塩化ビニル繊
維に対シ、二塩化エチレンを二相分離がおこる量よりも
l。
維に対シ、二塩化エチレンを二相分離がおこる量よりも
l。
多少ない量ないし10係多い量を添加したアクリル酸水
溶液を含浸させ、ついで電離性放射線を照射し、アクリ
ル酸をグラフト重合させる。
溶液を含浸させ、ついで電離性放射線を照射し、アクリ
ル酸をグラフト重合させる。
このような操作で、とくに電離性放射線として線量率1
03〜107rad / secの電子線を用いるとき
は短時間の照射でアクリル酸を所望の量グラフト重合さ
せることができる。
03〜107rad / secの電子線を用いるとき
は短時間の照射でアクリル酸を所望の量グラフト重合さ
せることができる。
グラフト後耐熱性をさらに向上させるために熱処理し、
あるいは酢酸カルシウムなど二価金属塩の水溶液で処理
して、ポリアクリル酸の二価金属塩に転換する。
あるいは酢酸カルシウムなど二価金属塩の水溶液で処理
して、ポリアクリル酸の二価金属塩に転換する。
ポリ塩化ビニル繊維にアクリル酸をグラフト重合し、グ
ラフト後金属塩処理することにより、熱収縮性を小さく
できることはすでに公知である〔辻、池田、黒用:繊維
学会誌、層、335(1967))。
ラフト後金属塩処理することにより、熱収縮性を小さく
できることはすでに公知である〔辻、池田、黒用:繊維
学会誌、層、335(1967))。
本発明はポリ塩化ビニル繊維にアクリル酸をグラフト重
合する際、アクリル酸−水一二塩化エチレンの混合液を
ポリ塩化ビニル繊維に含浸させ、電離性放射線とくに電
子線を照射することによって、極めて短時間にアクリル
酸をグラフト重合させることができ、しかも非常に高い
モノマー利用率でグラフト重合をおこさせることができ
ることを特徴とするすぐれた耐熱水性、耐熱性および染
色性を有する難燃性繊維の製造方法である。
合する際、アクリル酸−水一二塩化エチレンの混合液を
ポリ塩化ビニル繊維に含浸させ、電離性放射線とくに電
子線を照射することによって、極めて短時間にアクリル
酸をグラフト重合させることができ、しかも非常に高い
モノマー利用率でグラフト重合をおこさせることができ
ることを特徴とするすぐれた耐熱水性、耐熱性および染
色性を有する難燃性繊維の製造方法である。
本発明方法において用いられる二塩化エチレンはポリ塩
化ビニル繊維の膨潤剤である。
化ビニル繊維の膨潤剤である。
アクリル酸−水一二塩化エチレンの代りにアクリル酸水
溶液を用いると、繊維の外部でアクリル酸の重合がおこ
りグラフト繊維は得られない。
溶液を用いると、繊維の外部でアクリル酸の重合がおこ
りグラフト繊維は得られない。
またアクリル酸−二塩化エチレン溶液を用いるとポリ塩
化ビニル繊維の一部が溶解し、機械的強度の劣ったグラ
フト繊維しか得られない。
化ビニル繊維の一部が溶解し、機械的強度の劣ったグラ
フト繊維しか得られない。
アクリル酸水溶液に二塩化エチレンを添加するとグラフ
ト重合がおこるようになるが二塩化エチレンの組成が小
さい間はグラフト重合速度が小さい。
ト重合がおこるようになるが二塩化エチレンの組成が小
さい間はグラフト重合速度が小さい。
しかしながら二塩化エチレンの添加量を増加し、二相分
離がおこる量よりも10係少い量の二塩化エチレンを含
有するモノマー混合液を用いる時はグラフト重合速度が
急増する。
離がおこる量よりも10係少い量の二塩化エチレンを含
有するモノマー混合液を用いる時はグラフト重合速度が
急増する。
アクリル酸−水一二塩化エチレン三成分混合液中の二塩
化エチレンの組成が大きくなると、アクリル酸は混合液
相中に存在するよりもポリ塩化ビニル相に存在する方が
より安定となるため、ポリ塩化ビニル繊維相中に浸入す
る傾向が増大するからであると考えられる。
化エチレンの組成が大きくなると、アクリル酸は混合液
相中に存在するよりもポリ塩化ビニル相に存在する方が
より安定となるため、ポリ塩化ビニル繊維相中に浸入す
る傾向が増大するからであると考えられる。
二塩化エチレンの添加量を増加して、二相分離がおこる
添加量をこえ、ざらに二相分離後も添加量を増加すると
、一般にグラフト重合速度は増加しつずける。
添加量をこえ、ざらに二相分離後も添加量を増加すると
、一般にグラフト重合速度は増加しつずける。
しかしながら、二相分離がおこる量の10係より多い量
の二塩化エチレンを添加する場合は、得られたグラフト
繊維の機械的強度が劣つている。
の二塩化エチレンを添加する場合は、得られたグラフト
繊維の機械的強度が劣つている。
例えばアクリル酸の50%水溶液100mA’に対して
、23℃では14m1の二塩化エチレンを添加すると二
相分離がおこる。
、23℃では14m1の二塩化エチレンを添加すると二
相分離がおこる。
この場合、二塩化エチレンの添加量は12.61nlな
いし15.4TLlが適当である。
いし15.4TLlが適当である。
それ以下の添加量ではグラフト重合速度が低く、それ以
上の添加量ではポリ塩化ビニル繊維が一部溶出し、得ら
れた繊維の機械的性質が劣化するので好ましくない。
上の添加量ではポリ塩化ビニル繊維が一部溶出し、得ら
れた繊維の機械的性質が劣化するので好ましくない。
アクリル酸−水−二塩化エチレンの水溶液にモール塩な
どの水溶性二価鉄塩、硫酸銅などの水溶性の二価銅塩を
5×10−2〜10−3mole/lの濃度になるよう
に添加することは、ポリ塩化ビニル繊維の外部でおこる
アクリル酸のホモ重合を抑制し、モノマーの利用率を向
上させる上で有効である。
どの水溶性二価鉄塩、硫酸銅などの水溶性の二価銅塩を
5×10−2〜10−3mole/lの濃度になるよう
に添加することは、ポリ塩化ビニル繊維の外部でおこる
アクリル酸のホモ重合を抑制し、モノマーの利用率を向
上させる上で有効である。
しかしながら七ツマー混合液をポリ塩化ビニル繊維に含
浸させて、電離性放射線を照射する本発明方法において
は必ずしも上記金属塩を添加しなくてもよい。
浸させて、電離性放射線を照射する本発明方法において
は必ずしも上記金属塩を添加しなくてもよい。
本発明方法において、電離性放射線としては、Co−6
0よりのγ線、X線発生装置よりのX線などを用いるこ
とができるが、とくに好ましいのは電子加速器よりの電
子線である。
0よりのγ線、X線発生装置よりのX線などを用いるこ
とができるが、とくに好ましいのは電子加速器よりの電
子線である。
照射温度については特に制限はないが、例えば常温が好
ましく用いられる。
ましく用いられる。
加速器よりの電子線は1.0X103〜1. OX 1
07radAec、とくに1.0X10’〜1、OX
107rad/secの線量率が好適である。
07radAec、とくに1.0X10’〜1、OX
107rad/secの線量率が好適である。
このさいポリ塩化ビニルに含浸されたアクリル酸は繊維
中で重合し、ポリ塩化ビニル分子との間に化学結合をつ
くるグラフト反応がおこるほか、繊維分子とからみ合っ
た状態で重合し、水、一般有機溶剤によって溶出されず
繊維に固定される。
中で重合し、ポリ塩化ビニル分子との間に化学結合をつ
くるグラフト反応がおこるほか、繊維分子とからみ合っ
た状態で重合し、水、一般有機溶剤によって溶出されず
繊維に固定される。
このさい二塩化エチレンにポリ塩化ビニル繊維を適度に
膨潤させて、アクリル酸の繊維内部への進入を促進する
のみならず、このような含塩素化合物は放射線照射によ
って容易に分裂し、ラジカルを形成し、重合反応を開始
し、重合速度を増加させる。
膨潤させて、アクリル酸の繊維内部への進入を促進する
のみならず、このような含塩素化合物は放射線照射によ
って容易に分裂し、ラジカルを形成し、重合反応を開始
し、重合速度を増加させる。
グラフト重合に必要な線量はとくに制限はないが、照射
量が2Mradを越えると、繊維の劣化、着色などがお
こるので、2Mradを越えないこと、とくにIMra
d以下が好ましい。
量が2Mradを越えると、繊維の劣化、着色などがお
こるので、2Mradを越えないこと、とくにIMra
d以下が好ましい。
本反応系の特徴とするところは、重合速度が著しく大き
く、用いる電離性放射線の線量率にもよるが、例えば1
05〜107rad/secの線量率の電子線を用いれ
ば、数秒ないし数十分の一秒の照射でグラフト重合をお
こさせることができることである。
く、用いる電離性放射線の線量率にもよるが、例えば1
05〜107rad/secの線量率の電子線を用いれ
ば、数秒ないし数十分の一秒の照射でグラフト重合をお
こさせることができることである。
これは工業的な連続操作に便利である。
グラフト重合後、熱処理をほどこすことにより耐熱性を
向上させることができる。
向上させることができる。
熱処理は周知の方法により、空気中あるいはシリコンオ
イルなど適当な媒体中で温度100〜240℃、好まし
くは150〜200℃、時間1秒〜10分間、好ましく
は10秒〜5分間処理することにより実施できる。
イルなど適当な媒体中で温度100〜240℃、好まし
くは150〜200℃、時間1秒〜10分間、好ましく
は10秒〜5分間処理することにより実施できる。
あるいはグラフト重合後、酢酸カルシウム、酢酸亜鉛、
酢酸銅なとの二価金属塩の水溶液などで処理し、ポリア
ク11ル酸分子を、二価金属塩で架橋化することによっ
て耐熱性を向上させることができる。
酢酸銅なとの二価金属塩の水溶液などで処理し、ポリア
ク11ル酸分子を、二価金属塩で架橋化することによっ
て耐熱性を向上させることができる。
これらの熱処理、二価金属塩処理後のグラフト繊維も染
色性、難燃性を保持していることを発見し本発明に到達
したのである。
色性、難燃性を保持していることを発見し本発明に到達
したのである。
本発明においてはアクリル酸を用いる反応処理後の重量
増加率をグラフト率とする。
増加率をグラフト率とする。
グラフト率は少くとも15係が必要である。
グラフト率が15係以下であると充分な耐熱性が得られ
ない。
ない。
グラフト率の上限については特に制限はないが、200
係好ましくは120%までが適当である。
係好ましくは120%までが適当である。
この範囲のグラフト率で満足すべき耐熱性、染色性、難
燃性を同時に有する繊維を得ることができる。
燃性を同時に有する繊維を得ることができる。
本発明に用いられる原料ポリ塩化ビニル繊維は、ポリ塩
化ビニル単独重合体繊維のみならず、塩化ビニルを主成
分とする酢酸ビニル、ステアリン酸ビニル等の脂肪酸ビ
ニルエステル、ビニルエーテル、塩化ビニリデンなどの
共重合体繊維であり、繊維としてはフィラメント、トウ
、紡績糸、織物などが好適である。
化ビニル単独重合体繊維のみならず、塩化ビニルを主成
分とする酢酸ビニル、ステアリン酸ビニル等の脂肪酸ビ
ニルエステル、ビニルエーテル、塩化ビニリデンなどの
共重合体繊維であり、繊維としてはフィラメント、トウ
、紡績糸、織物などが好適である。
以下実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
なお以下に示す実施例はモノマー混合液に関しては容量
基準、その他はすべて重量基準である。
基準、その他はすべて重量基準である。
実施例 1
市販のポリ塩化ビニル繊維(テビロン、75デニール/
25フイラメント)約0.5gを蒸留水、ついでエタノ
ールで洗浄後、減圧乾燥し、モール塩(硫酸第1鉄アン
モニウム)を0.2gを添加したアクリル酸−水50:
50の溶液(モール塩濃度5 X 10 ”mole/
11 ) ’100yrLlに塩化エチレン13rIl
lを添加して得た混合液(アクリル酸−水50:50の
溶液に対する二相分離をおこす二塩化エチレンの添加量
は、23℃(室温)では14m1、従って13属は二相
分離をおこす添加量より7、1 fO少い。
25フイラメント)約0.5gを蒸留水、ついでエタノ
ールで洗浄後、減圧乾燥し、モール塩(硫酸第1鉄アン
モニウム)を0.2gを添加したアクリル酸−水50:
50の溶液(モール塩濃度5 X 10 ”mole/
11 ) ’100yrLlに塩化エチレン13rIl
lを添加して得た混合液(アクリル酸−水50:50の
溶液に対する二相分離をおこす二塩化エチレンの添加量
は、23℃(室温)では14m1、従って13属は二相
分離をおこす添加量より7、1 fO少い。
)に浸漬し、1分後にひき上げr紙にかるくはさんで繊
維表面に付着した過剰の液をしぼりとった。
維表面に付着した過剰の液をしぼりとった。
繊維に含浸された液量は、繊維重量基準で約100%で
あった。
あった。
これをポリエチレンを裏打したアルミ箔の袋に入れ、窒
素を2分間通じ、空気を窒素におきかえ、袋を封かんし
た。
素を2分間通じ、空気を窒素におきかえ、袋を封かんし
た。
コレラコンベアーの上にのせ、照射窓下を48CrrL
/分の速度で走らせて1.5MeV、50μA、線量率
0.1 Mr ad /secの電子線を0.2Mra
d照射した。
/分の速度で走らせて1.5MeV、50μA、線量率
0.1 Mr ad /secの電子線を0.2Mra
d照射した。
照射の後、袋より試料繊維をとり出し、50℃の水、つ
いでエタノールで洗浄、未反応ノモノマー、溶媒および
水溶性のホモポリマーを除去した。
いでエタノールで洗浄、未反応ノモノマー、溶媒および
水溶性のホモポリマーを除去した。
このような処理による繊維の重量増加すなわちグラフト
率は33.4係であった。
率は33.4係であった。
この繊維を1%の酢酸カルシウム水溶液を用い、50℃
で2時間処理し、グラフト重合したポリアクリル酸をカ
ルシウム塩に転換した。
で2時間処理し、グラフト重合したポリアクリル酸をカ
ルシウム塩に転換した。
このようにして得られた繊維の耐水収縮性を調らべた。
グラフト繊維を沸とう水で1時間処理したところ、収縮
率は9係であった。
率は9係であった。
同一条件で原ポリ塩化ビニル繊維は40係収縮する。
また空気中で5℃/分の昇温速度で150℃ならびに2
00℃まで加熱した。
00℃まで加熱した。
収縮率はそれぞれ4.0%、4.5%であった。さらに
300℃まで加熱したが収縮率は5係であり、切断しな
かった。
300℃まで加熱したが収縮率は5係であり、切断しな
かった。
原ポリ塩化ビニル繊維は70℃から収縮し始め、170
℃で収縮率は60優に達し、180℃で切断した。
℃で収縮率は60優に達し、180℃で切断した。
グラフト繊維はすぐれた染色性を示す。
原ポリ塩化ビニル繊維はカチオン染料セブロンプリリア
ントレッドBに対し全く染色されないが、グラフト繊維
は詳明に染色された。
ントレッドBに対し全く染色されないが、グラフト繊維
は詳明に染色された。
次に本発明に係る繊維の難燃性を調らべた。
本発明のグラフト繊維0.2Fを長さ6crrLの束に
つくり、これを木綿糸にくくりつけて吊し、下端より長
さ16m7ILの点火炎にさらした。
つくり、これを木綿糸にくくりつけて吊し、下端より長
さ16m7ILの点火炎にさらした。
本発明の繊維は火炎中にあるときは弱く燃焼してゆくが
、点火炎を取り去ると炎は直ちに消えてしまう自己消火
性であることを示した。
、点火炎を取り去ると炎は直ちに消えてしまう自己消火
性であることを示した。
実施例 2,3
実施例1/Icおいてアクリル酸水溶液(モール塩を含
む)に添加する二塩化エチレンの量を13TLlの代り
に14TLlおよび15TLlに変更して、他は全く同
一操作で実験した。
む)に添加する二塩化エチレンの量を13TLlの代り
に14TLlおよび15TLlに変更して、他は全く同
一操作で実験した。
14TLlは丁度二相分離をひきおこす添加量であり、
15TLlは二相分離をひきおこすよりも7.1 %多
い添加量である。
15TLlは二相分離をひきおこすよりも7.1 %多
い添加量である。
さらに広く二塩化エチレンの添加量を変更した比較例と
共に実験結果を表1に示す。
共に実験結果を表1に示す。
なお表1には実施例1の結果も記載した。
表中Aは50%アクリル酸水溶液100m7に対する二
塩化エチレンの添加量であり、Bは混合液に二相分離を
ひきおこす二塩化エチレンの添加量である。
塩化エチレンの添加量であり、Bは混合液に二相分離を
ひきおこす二塩化エチレンの添加量である。
23℃では、B=14mlである。(百−1)X100
は添加二塩化エチレンの量が、二相分離をおこす添加量
より何多少いか、多いかを示す(それぞれ−および十の
符号で示される。
は添加二塩化エチレンの量が、二相分離をおこす添加量
より何多少いか、多いかを示す(それぞれ−および十の
符号で示される。
)表1に示すように、本発明にしたがうアクリル酸水溶
液に対する二塩化エチレンの添加量を用いれば、グラフ
ト重合速度が大きく強度的性質、熱収縮性(水中および
空気中)、染色性のすぐれた繊維が得られる。
液に対する二塩化エチレンの添加量を用いれば、グラフ
ト重合速度が大きく強度的性質、熱収縮性(水中および
空気中)、染色性のすぐれた繊維が得られる。
これに対し、比較例1のごとくアクリル酸水溶液への二
塩化エチレンの添加量が多い場合は、強度的性質の劣っ
た繊維が得ふれ、また比較例2,3のごとく二塩化エチ
レンの添加量が少い場合にはグラフト率が小さく、従っ
てモノマー利用率も悪く、耐熱収縮性の不充分な繊維し
か得られなかった。
塩化エチレンの添加量が多い場合は、強度的性質の劣っ
た繊維が得ふれ、また比較例2,3のごとく二塩化エチ
レンの添加量が少い場合にはグラフト率が小さく、従っ
てモノマー利用率も悪く、耐熱収縮性の不充分な繊維し
か得られなかった。
なおこNで得られたグラフト繊維はすべて難燃性であり
、自己消火性であった。
、自己消火性であった。
実施例 4
実施例1において得られたグラフト繊維を酢酸カルシウ
ムで処理して、ポリアクリル酸を二価金属塩に転換する
代りにシリコン油に浸漬して150℃で5分間熱処理し
た。
ムで処理して、ポリアクリル酸を二価金属塩に転換する
代りにシリコン油に浸漬して150℃で5分間熱処理し
た。
空気中150℃および200℃における熱収縮率はそれ
ぞれ9係、23係であった。
ぞれ9係、23係であった。
180℃で5分間熱処理した場合は、150℃および2
00℃における熱収縮率はそれぞれ5係、18係であっ
た。
00℃における熱収縮率はそれぞれ5係、18係であっ
た。
いずれもカチオン染料セブロン ブリリアント スカー
レットンツドBに対して鮮明に染色することができた。
レットンツドBに対して鮮明に染色することができた。
またいずれも自己消火性であった。
実施例 5
実施例1において、バンプグラフ加速器よりの1.5M
eV、50μA1線量率0.1 M r ad /se
cの電子線を0.2 Mr ad熱照射る代りに、変圧
器型加速器よりの800KeV、10mAの電子線(窓
下12crrLのコンベア上の位置で線量率]、 OM
rad/sec )を照射した。
eV、50μA1線量率0.1 M r ad /se
cの電子線を0.2 Mr ad熱照射る代りに、変圧
器型加速器よりの800KeV、10mAの電子線(窓
下12crrLのコンベア上の位置で線量率]、 OM
rad/sec )を照射した。
試料をコンベアーの上lこのせて、50m/分の速度で
照射窓下を2回通過させると1.3Mradの照射量が
与えられ、グラフト率は30.3%であった。
照射窓下を2回通過させると1.3Mradの照射量が
与えられ、グラフト率は30.3%であった。
すなわち実施例1における電子線に比べて、100倍大
きい線量率の場合にも円滑にグラフト重合がおこる。
きい線量率の場合にも円滑にグラフト重合がおこる。
このような高線量率下では高い速度でグラフト重合をお
こさせることができることは明らかである。
こさせることができることは明らかである。
実施例1と同様の操作でカルシウム塩に転換した後の空
気中加熱による熱収縮率は、150℃、200℃いずれ
の温度においても6.0%であった。
気中加熱による熱収縮率は、150℃、200℃いずれ
の温度においても6.0%であった。
強力は9.2g、カチオン染料に対する染色性は良好で
あった。
あった。
また自己消火性を保持していることがわかった。
実施例1において、モール塩を5X10−3mo l
e /!l含有した50係アクリル酸水溶液を用いる代
りに、モール塩を5 X 10−3mole/13含有
した30係アクリル酸水溶液を用い、他は実施例1と全
く同一条件で実験した。
e /!l含有した50係アクリル酸水溶液を用いる代
りに、モール塩を5 X 10−3mole/13含有
した30係アクリル酸水溶液を用い、他は実施例1と全
く同一条件で実験した。
実験結果を、比較例と共に表2に示す。
なお30係アクリル酸水溶液は二塩化エチレンを3.5
1rLl添加すると二相分離をおこす。
1rLl添加すると二相分離をおこす。
表2に示すように本発明に従うアクリル酸水溶液に対す
る二塩化エチレンの添加量においては、グラフト重合速
度が大きく、強度的性質、耐熱収縮性、染色性のすぐれ
た繊維が得られる。
る二塩化エチレンの添加量においては、グラフト重合速
度が大きく、強度的性質、耐熱収縮性、染色性のすぐれ
た繊維が得られる。
このことは比較例4〜6の実験結果と比べると明らかで
ある。
ある。
こ5で得られたグラフト繊維はすべて難燃性であり、自
己消火性を保持していた。
己消火性を保持していた。
実施例 9〜11
実験例1においてモール塩を添加した50%アクリル酸
水溶液を用いる代りに、モール塩を添加しない70係の
アクリル酸水溶液を用い含浸率が約70%程度になるよ
うにしぼったほかは、実施例1と全く同一条件で実験し
た。
水溶液を用いる代りに、モール塩を添加しない70係の
アクリル酸水溶液を用い含浸率が約70%程度になるよ
うにしぼったほかは、実施例1と全く同一条件で実験し
た。
実験結果を比較例と共に表3に示す。
なお70係アクリル酸水溶液に対しては二塩化エチレン
を50m1添加すると二相分離がおこる。
を50m1添加すると二相分離がおこる。
本実施例のごとくモノマー混合液にモール塩等アクリル
酸ホモポリマーの重合を抑制する金属塩が含まれていな
い場合は、繊維外にホモポリマーが形成され易いので、
繊維外の余分のモノマー混合液を充分しぼりとることが
必要である。
酸ホモポリマーの重合を抑制する金属塩が含まれていな
い場合は、繊維外にホモポリマーが形成され易いので、
繊維外の余分のモノマー混合液を充分しぼりとることが
必要である。
したがって一般にはモール塩などをモノマー混合液に添
加する方がモノマー利用率は大きくなる。
加する方がモノマー利用率は大きくなる。
またモノマー利用率は、含浸液量によっても支配され、
含浸液量が少いはどモノマーオリ用率は大きくなる。
含浸液量が少いはどモノマーオリ用率は大きくなる。
表3に示すように本発明に従うアクリル酸水溶液に対す
る二塩化エチレンの添加量においては、グラフト重合速
度が大きく、強度的性質、耐熱収縮性、染色性のすぐれ
た繊維が得られる。
る二塩化エチレンの添加量においては、グラフト重合速
度が大きく、強度的性質、耐熱収縮性、染色性のすぐれ
た繊維が得られる。
こ\で得られたグラフト繊維はすべて難燃性てあり、自
己消火性を保持していた。
己消火性を保持していた。
実施例 12〜15
実施例11において得られたグラフト繊維(グラフト率
20.8%)を酢酸カルシウム水溶液で処理する代りに
、それぞれ酢酸亜鉛(Zn(Ac)2)、酢酸銅(Cu
(Ac ) 2 、酢酸ニッケル(N i (Ac
) 2 )、酢酸鉛(Pb(Ac)2)の1%の水溶液
を用いて処理した。
20.8%)を酢酸カルシウム水溶液で処理する代りに
、それぞれ酢酸亜鉛(Zn(Ac)2)、酢酸銅(Cu
(Ac ) 2 、酢酸ニッケル(N i (Ac
) 2 )、酢酸鉛(Pb(Ac)2)の1%の水溶液
を用いて処理した。
得られた二価金属塩処理繊維の性質を表4に示す。
Zn 、Cu 、Ni 、Pbのいずれの二価金属塩を
用いてポリアクリル酸を塩に転換した場合も、強力は損
われることなく、耐熱収縮性、染色性のすぐれた繊維が
得られた。
用いてポリアクリル酸を塩に転換した場合も、強力は損
われることなく、耐熱収縮性、染色性のすぐれた繊維が
得られた。
加熱を300℃まで行なっても収縮率はほとんど増大せ
ず、切断もおこらなかった。
ず、切断もおこらなかった。
こNで得られた繊維はすべて難燃性てあり、自己消火性
を保持していた。
を保持していた。
Claims (1)
- 1 ポリ塩化ビニル繊維にアクリル酸をグラフト重合し
て熱軟化温度を向上させ、かつ難燃性の繊維を製造する
方法において、アクリル酸を少くとも30係(容量基準
)含有する水溶液に、二塩化エチレンを、二相分離をお
こす量よりも10%少い量ないし10%多い量添加し、
得られた三成分混合液をポリ塩化ビニル繊維に含浸させ
、電離性放射線を照射して、ポリ塩化ビニル繊維に原繊
維重量基準少くとも15係のアクリル酸をグラフト重合
させ、グラフト重合後熱処理するか、あるいは二価金属
のポリアクリル酸塩に転換することを特徴とする方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12750176A JPS5947751B2 (ja) | 1976-10-23 | 1976-10-23 | 難燃性合成繊維の製造方法 |
| FR7731658A FR2368552A1 (fr) | 1976-10-23 | 1977-10-20 | Procede de fabrication de fibres synthetiques de chlorure de polyvinyle retardant les inflammations et resistant a la chaleur |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12750176A JPS5947751B2 (ja) | 1976-10-23 | 1976-10-23 | 難燃性合成繊維の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5352729A JPS5352729A (en) | 1978-05-13 |
| JPS5947751B2 true JPS5947751B2 (ja) | 1984-11-21 |
Family
ID=14961522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12750176A Expired JPS5947751B2 (ja) | 1976-10-23 | 1976-10-23 | 難燃性合成繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5947751B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54155334U (ja) * | 1978-04-20 | 1979-10-29 | ||
| JPS5814780Y2 (ja) * | 1978-04-20 | 1983-03-24 | 新日軽株式会社 | 二重サッシ用中鴨居 |
| KR100798025B1 (ko) | 2007-03-14 | 2008-01-28 | 한국생산기술연구원 | 폴리염화비닐계 섬유의 열안정성 향상 방법 |
-
1976
- 1976-10-23 JP JP12750176A patent/JPS5947751B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5352729A (en) | 1978-05-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2956899A (en) | Process of forming graft polymers on a shaped polymeric organic substrate | |
| US3281263A (en) | Method for modifying polymeric substances with high energy radiation | |
| Nayak | Grafting of vinyl monomers onto nylon | |
| CH374801A (de) | Verfahren zur Herstellung von faserigen Formgebilden | |
| KR960001848B1 (ko) | 불화한 단위체에 의한 고분자물질의 방수를 보장하는 그라프방법 및 수득한 물질 | |
| US3022264A (en) | Compositions comprising graft copolymers of nu-vinyl lactam monomers on acrylonitrile polymer substrates and method of making same | |
| US3962054A (en) | Process for the treatment of cellulosic textile materials | |
| Plessier et al. | Modification of polypropylene fiber by radiation‐induced graft copolymerization of acrylonitrile monomer | |
| US3236584A (en) | Graft polymerization on a paper base by ionizing radiation | |
| JPS5947751B2 (ja) | 難燃性合成繊維の製造方法 | |
| US4212649A (en) | Method for manufacturing heat-resistant and flame-retardant synthetic fiber | |
| US4466990A (en) | Heat-resistant fiber and/or fire retardant synthetic fiber | |
| RU2099453C1 (ru) | Способ получения огнезащищенных химических волокон | |
| Arthur Jr | Cellulose graft copolymers | |
| US3290415A (en) | Graft copolymer of polymeric hydrocarbon and organic acid bearing radical | |
| US3029121A (en) | Process of coloring by oxidizing solid polyesters of terephthalic acid and glycols and reacting with hydrazine compounds and products produced thereby | |
| US2979447A (en) | Process for the preparation of graft copolymers | |
| US3617355A (en) | Method of applying water and oil repellent finish for synthetic fibrous materials | |
| JP3293031B2 (ja) | フィルムシール方式によるグラフト化繊維の製造法 | |
| Pugh et al. | Improvement of hydrophilicity of polypropylene by liquid‐phase mutual irradiation of acrylics | |
| US3284156A (en) | Synthetic polyamide textile material having a polyorganosiloxane grafted thereto | |
| US3703406A (en) | Process for manufacturing a durable oily stain resistant polyester fiber,and its product | |
| JP2004292956A (ja) | 消臭繊維 | |
| Kaji | Radiation-induced grafting of acrylic acid onto polyester fiber | |
| Liepins et al. | Radiation flame proofing of polyester/cotton blends |