JPS5948487B2 - 複合超電導線 - Google Patents

複合超電導線

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JPS5948487B2
JPS5948487B2 JP51132818A JP13281876A JPS5948487B2 JP S5948487 B2 JPS5948487 B2 JP S5948487B2 JP 51132818 A JP51132818 A JP 51132818A JP 13281876 A JP13281876 A JP 13281876A JP S5948487 B2 JPS5948487 B2 JP S5948487B2
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superconducting wire
superconducting
composite
composite superconducting
wire
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泰秀 服部
隆 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は超電導コイル等に巻回され得る複合超電導線
に係り、特に現在広く使用されている銅基材極細多芯ツ
イスト複合超導線に関し、巻回される複合超電導線の表
面が周囲と熱的に絶縁され、外部からのじよう乱による
影響を受けやすいような熱はけのわるい超電導コイル(
例えば樹脂含浸超電導コイル)等においてもこれら外部
じよう乱に起因する局所的、過渡的な温度上昇による影
響が少なくなるような配置構成を有する複合超電導線を
提供するものである。
超電導コイルは一般に液体ヘリウム(4.2に)などに
より絶対零度付近まで冷却されて用いられるのが常であ
り、このコイル冷却に関しコイルに巻回される複合超電
導線の表面が冷却媒体である液体ヘリウムと直接接触し
て冷却を受ける直接冷却方式コイル、表面が絶縁処理さ
れた複合超電導線を巻回して成る絶縁付ソレノイド巻ま
たはパンケーキ巻超電導コイル等の間接冷却方式コイル
、さらには絶縁付複合超電導線をソレノイド状に巻回し
、有機系樹脂等(例えばエポキシ樹脂)を含浸する伝導
冷却方式の超電導コイル等がある。
そして直接冷却方式から間接冷却方式、さらに伝導冷却
方式になるにつれて以下に述べるような長所が生ずるこ
とが期待される。すなわち、(a)工作しやすくなる、
(b)層間短絡事故が少なくなる、(c)コイルをコン
パクトにつくれる、(d)コイル平均電流密度を大きく
とれる、(e)特に伝導冷却方式のコイルではコイル構
造そのものを強固にでき、回転・振動にも十分耐えるよ
うな構造にできる、などである。しかし、直接冷却方式
から伝導冷却方式になるにつれて生じる唯一のしかも非
常に重大な欠点はデグラデイシヨン(電流劣化)現象、
トレーニング現象などのコイル不安定性が著しくなつて
くるということである。
即ち、本質的に安定であるとして開発された極細多芯ツ
イスト複合超電導線を巻回して成る超電導コイルにおい
ても、定格値まで電流を流すことのできないデグラデイ
シヨン現象や定格電流値到達までに多数回のクエンチ(
超電導破壊)を必要とするトレーニング現象等のコイル
不安定性が生じる。そして、このコイル不安定化の原因
として超電導線の動き (ワイヤ・ムーブメント)によ
るまさつ熱や含浸剤、接着固定剤のひび割れ(クラツキ
ング)に伴なう発熱等の外部じよう乱に起因する局所的
・過渡的な温度上昇が指摘されている。特に、第1図に
示すような絶縁処理された丸型の複合超電導線1を巻回
したのち、有機系樹脂2で含浸される樹脂含浸超電導コ
イルや、第2図に示すような絶縁処理された角型の複合
超電導線1間に液体ヘリウムが流通できるように間隙ス
ペーサ3(例えば有機系樹脂より成る)が設けられるソ
レノイド巻またはパンケーキ巻超電導コイルのように、
複合超電導線1の線方向全部またはある一定区画にわた
る部分の複合超電導線表面が周囲と熱的に絶縁されるよ
うな超電導コイルにおいては上記コイル不安定性が著し
い。
このため前に述べたようないくつものすぐれた長所があ
りながら、伝導冷却方式や間接冷却方式など熱はけのわ
るい構造をもつ超電導コイルの広く一般的な使用が危ぶ
まれている。しかし、ここではこの現在使用されている
銅基材極細多芯ツイスト複合超電導線に十分な配慮を加
え、前記いくつかのすぐれた1長所がありながら熱はけ
が悪いという欠点を有する超電導コイル(例えば樹脂含
浸コイル)に巻回されても、多少のじよう乱にかかわら
ず比較的安定で信頼性に富むコイル特性が得られる複合
超電導線を提供しようとするものである。第3図及び第
4図は現在の超電導コイルに一般に広く用いられている
従来の複合超電導線の実施例の断面図で、4は超電導フ
イラメント、5は常電導金属基材、6は電気絶縁物であ
る。
この第3図及び第4図に示すような従来の複合超電導線
1を第1図及び第2図に示した熱はけのわるい構造の超
電導コイルに巻回すると、ワイヤ・ムーブメントやクラ
ツキングなどの外部じよう乱によつて発生するわずか数
度といつた微少の、しかも局所的、過渡的な温度上昇に
よりコイルはクエンチ(超電導破壊)する。
この局所的・過渡的な温度上昇ΔT度(液体ヘリウム温
度4.2Kを基準にして)とクエンチせずに流しうる最
大電流値1M(4.2+ΔT,B)アンペアとの関係は
で与えられる。
但し、この式は現在一般に使用されているNb−Ti超
電導体に関する式であり、Bは磁界(テスラ)、IO(
4.2,B)はじよう乱による温度上昇がないときに流
しうる電流値(アンペア)である。この(1)式による
と、例えばB=4テスラのときΔT=2.0度の局所的
・過渡的な温度上昇があつただけでI。
(4.2,B)の40%の電流値でクエンチ(超電導破
壊)するが、ΔT=1.0度の上昇温度では70%の電
流値まで流し得ることがわかる。このように超電導コイ
ルにおいては、わずか数度の温度上昇のちがいがいかに
重要な意味をもつているかが理解されよう。それで以下
においてはワイヤ・ムーブメントやクラツキング等の外
部じよう乱によつて発生した熱が複合超電導線1の表面
温度を上昇させた後の複合超電導線内部における過渡温
度上昇分布の様子を断熱条件の下で解き、超電導フイラ
メント4を常電導金属基材5中にどのように配置すれば
外部からの局所的・過渡的な温度上昇の影響を少なくす
ることができるかを調べることにする。
即ち液体ヘリウム温度(4.2K)にある超電導コイル
に何らかの原因によるじよう乱が生じ、このじよう乱に
最も隣接した丸型複合超電導線1の一部にの巾をDcm
とする)の表面全周の温度が時間t秒にわたりΔTO度
だけ矩形的に上昇したとき、複合超電導線1の表面が周
囲と熱絶縁されているという条件の下で、複合超電導線
内部の線方向(Z方向)と径方向(r方向)の温度分布
の様子を調べる。但し、ここで複合超電導線は常電導金
属基材(高熱伝導銅例えば0FHC−Cu)だけから成
るとし、また初期表面温度上昇の中心点をZ=O、複合
超電導線1の半径をRcmとする。この条件のもとで複
合超電導線内部の温度上昇TKの様子をみるには次の方
程式を解けばよい。ここで、DHは4.2Kにおける銅
の比熱C(J/Gr−K)、熱伝導率λ (W/Cm−
K)、密度ρ (Gr/―)により次式で与えられる熱
拡散係数(Cm=/Sec)である。
この解はIO<tくレのとき IitO<tのとき 但し となる。
ここで、JO,J,はそれぞれ0次、1次のベツセ;ル
関数、βnは0次ベツセル関数の零点である。
以上(3)〜(7)式を用いて、DH=7.3×10゜
cm3/SeCのときR=1mmなる丸型複合超電導線
1にΔT。=1k,d=0.4mmとΔTO=1k,d
=0.2mmとの2種類の温度じよう乱が加わつた場合
、温度上昇の;度合が最もはげしいZ=0の点でのo<
t ′−レにおける温度上昇の様子を計算すると、第5
図及び第6図のようになる。即ち、第5図はΔT。=I
K,d=0.2mmのとき、第6図はΔT。=IK,d
=0.4mmのときのZ=0の点での径方向過渡温度,
上昇分布の様子を表わしている。なお、継続時間T。秒
をすぎると複合超電導線内の温度は急激に減少するので
安定性に関する議論をするときには0<t≦TOでの温
度特性のみ調べれば十分である。これら計算例にみる通
り、(3)〜(7)式をつかうと、外部温度じよう乱が
あるときの個々の複合超電導線内での過渡温度上昇分布
の様子がわかり、コイル不安定性に関し、温度上昇値と
クエンチ電流値との関係を示す(1)式と合わせて複合
超電導線の立場からの定量的議論及び検討が可能となる
が、一般には次のようなことが言えよう。すなわち、田
継続時間がμSec程度のじよう乱があるだけで複合超
電導線中心まで温度上昇する。(2)外部からの温度上
昇じよう乱に対しては線方向熱拡散による冷却効果が期
待できる。このような一般的な考察に基づけば、コイル
不安定性に関し次に述べる重要な情報を得ることができ
よう。
すなわち、第3図及び第4図に示したような従来の極細
多芯複合超電導線1は、超電導フイラメント4が常電導
金属基材全体に均一に、または線材周辺部基材中にのみ
配置されているため、これら極細多芯複合超電導線1に
外部からの局所的・過渡的な温度上昇じよう乱が加わる
と、このじはう乱の影響を非常に受けやすいという特徴
があり、その結果として、樹脂含浸コイルなど熱はけの
わるい超電導コイルに従来の複合超電導線が巻回される
と、トレーニング現象やデグラデイシヨン現象等のコイ
ル不安定性が起こりやすいという欠点を有していた。こ
の発明は上記従来の複合超電導線の欠点の解消を目的と
するもので、超電導フイラメント4を複合超電導線1の
直径の60%以内の中央部に配置することにより、外部
から多少の温度上昇じよう乱があつても線方向熱拡散に
よる冷却効果によつてこのじよう乱の影響を緩和でき比
較的安定で信頼性に富むコイル特性が得られるような複
合超電導線にしたもので、第7図にこの発明から成る配
置構成を有する複合超電導線の断面図を示しておく。
この第7図に示したような配置構成をもち、その線材半
径がR=1mmの丸型複合超電導線1内の温度上昇特性
は、例えばΔTO=1K,d=0.2n]Inなる温度
上昇の外部じよう乱に関して言えば、第5図から明らか
なようにこの温度が2.0×10−8秒間続いても、0
.6mm(即ち直径の60%)以内の中央部では温度上
昇は全く起きないが、0.9mm(即ち直径の90%)
のところでは0.4K即ち、40%もの温度上昇が発生
する。またさらにΔTO=1K,d=0.2mmで継続
時間が1.0×10−6秒間以上続くようなきびしい外
部じよう乱に対しても、0.6mmのところでは0.2
K即ち20%程度の温度上昇しか生じないが、0.9m
mのところでは0.5K即ち、50%以上もの温度上昇
があることがわかる。そして、わずかコンマ数度といつ
た微少温度上昇差ではあるが、前にも述べたようにこの
温度差がコイル安定性に与える影響を考えると、超電導
フイラメント4を、外部からの温度上昇じよう乱に対す
る線方向熱拡散による冷却効果が著しい複合超電導線1
の直径の60%以内の中央部にのみ配置することはコイ
ル安定性の立場から重要な意味をもつている。また第6
図からはじよう乱巾が大きい、より,きびしい外乱に対
しても以上のことが成り立つていることがわかる。なお
、ここでは丸型の超電導線についてのみ説明したが、こ
れは角型の超電導線についても同様で、この実施例を第
8図に示す。
すなわち、角線2の場合には、断面の縦・横それぞれの
長さの60%以内の中央部常電導金属基材5中に超電導
フイラメント4が配されるような複合超電導線1であれ
ばよい。以上の説明において、超電導フイラメント4に
5関してはNb−Ti超電導体についてのみ述べたが、
これはNb3Sn超電導体やV3Ga超電導体であつて
もよく、また常電導金属基材5に関してもここではCu
より成るとしたがA1でもよい。
そしてさらに、複合超電導線1において超電導フイラメ
ント4は十分に細線化され、かつまたツイスト(場合に
よつてはトランスポーズ)されておリブラックスジャン
プ等の複合超電導線自身の内的原因による不安定性は生
じないといわれている。いわゆる本質的安定化方式を採
用する方がこの発明の効果はより生かされる。これまで
詳述してきたように、この発明は複数本の超電導フイラ
メント4が常電導金属基材5中に配置される複合超電導
線において、上記複合超電導線が丸線の場合、上記超電
導フイラメント4が上記複合超電導線の直径の60%以
内の中央部に、角線の場合には上記複合超電導線の各辺
の60%以内の中央部に配置されるようにしたもので、
この発明を備えた複合線を巻回して成る超電導コイルで
は、多少の熱はけの悪さにかかわらず安定したコイル特
性が得られその実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は有機系樹脂含浸超電導コイルの一部破断斜視図
、第2図は間隙スペーサにより液体ヘリウム流通路を有
するソレノイド巻またはパンケーキ巻超電導コイルの一
部破断斜視図、第3図及び第4図は従来の複合超電導線
の断面図、第5図及び第6図はそれぞれΔTO=1K,
d=0.02cm及びΔTO=1K,d=0.04cm
なる温度上昇外乱に対する径方向過渡温度分布特性図、
第7図及び第8図はこの発明より成る配置構成を有する
複合超電導線の実施例の断面図である。 図において、1は複合超電導線、2は有機系樹脂等の含
浸剤、3は間隙スペーサ、4は超電導フイラメント、5
は常電導金属基材、6は電気絶縁物である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数本の超電導フィラメントが常電導金属基材中に
    配置された複合超電導線において、上記複合超電導線が
    円形断面を有し、上記超電導フィラメントが上記複合超
    電導線の直径の60%以内の中央部に配置されたことを
    特徴とする複合超電導線。 2 複数本の超電導フィラメントが常電導金属基材中に
    配置された複合超電導線において、上記複合超電導線が
    角形断面を有し、上記超電導フィラメントが上記複合超
    電導線の各辺長の60%以内の中央部に配置されたこと
    を特徴とする複合超電導線。
JP51132818A 1976-11-04 1976-11-04 複合超電導線 Expired JPS5948487B2 (ja)

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JP51132818A JPS5948487B2 (ja) 1976-11-04 1976-11-04 複合超電導線

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JP51132818A JPS5948487B2 (ja) 1976-11-04 1976-11-04 複合超電導線

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JPS5357794A JPS5357794A (en) 1978-05-25
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ID=15090272

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JP51132818A Expired JPS5948487B2 (ja) 1976-11-04 1976-11-04 複合超電導線

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5398796A (en) * 1977-02-09 1978-08-29 Sumitomo Electric Ind Ltd Superconduction wire material

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JPS5357794A (en) 1978-05-25

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