JPS597835B2 - シ−ト状建築内装材の製造法 - Google Patents
シ−ト状建築内装材の製造法Info
- Publication number
- JPS597835B2 JPS597835B2 JP51020333A JP2033376A JPS597835B2 JP S597835 B2 JPS597835 B2 JP S597835B2 JP 51020333 A JP51020333 A JP 51020333A JP 2033376 A JP2033376 A JP 2033376A JP S597835 B2 JPS597835 B2 JP S597835B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- water
- slurry
- materials
- emulsion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、水と反応して硬化することのない(以下非水
硬性と略す)無機質粉体を多量に含み、熱可塑性樹脂エ
マルジョンをバインダーとし、更にバインダーを熱処理
することにより水に不溶化せしめたシート状建築内装材
の製造法に関する。
硬性と略す)無機質粉体を多量に含み、熱可塑性樹脂エ
マルジョンをバインダーとし、更にバインダーを熱処理
することにより水に不溶化せしめたシート状建築内装材
の製造法に関する。
更に詳しくは二水石膏等の非水硬性無機質粉体と酢酸ビ
ニル系重合体等の熱可塑性樹脂エマルジョンとを必須成
分として含有し、必要に応じて発泡剤、空気連行剤、強
化材、顔料、可塑剤等の添加剤を添加した無機質粉体ス
ラリーを形成せしめ、これをシート状に成形し、乾燥、
熱処理することを特徴とするシート状建築内装材の製造
法に係るものであり、その目的とするところは耐水性、
難燃性に優れ、柔軟性、防結露性を備え、かつエンボス
加工等の加工性や断熱性、防振性にも優れた壁装材、天
井材、床材、家具表装材等の建築用資材あるいは自動車
等の内装材として適したシート状建築内装材を提供する
ことである。従来、日本の家屋の内装にはしつくいや砂
壁等の無機材料を塗りつけることが行われてきたが、デ
ザインの多様化の要求や工費の関係で各種の内装材が使
用される様になつてきた。
ニル系重合体等の熱可塑性樹脂エマルジョンとを必須成
分として含有し、必要に応じて発泡剤、空気連行剤、強
化材、顔料、可塑剤等の添加剤を添加した無機質粉体ス
ラリーを形成せしめ、これをシート状に成形し、乾燥、
熱処理することを特徴とするシート状建築内装材の製造
法に係るものであり、その目的とするところは耐水性、
難燃性に優れ、柔軟性、防結露性を備え、かつエンボス
加工等の加工性や断熱性、防振性にも優れた壁装材、天
井材、床材、家具表装材等の建築用資材あるいは自動車
等の内装材として適したシート状建築内装材を提供する
ことである。従来、日本の家屋の内装にはしつくいや砂
壁等の無機材料を塗りつけることが行われてきたが、デ
ザインの多様化の要求や工費の関係で各種の内装材が使
用される様になつてきた。
その代表的なものは塩化ビニル樹脂製のシート、布、不
織布、加工紙等を素材とする壁紙や化粧板であるが、最
近特に燃焼性の点でこれらの内装材を不燃化する要求が
強くなつてきている。石膏ボードや石綿、スレート板等
は不燃の点では要求を満足できるが、内装材とは言い難
く、天井材の一部として使用されているものである。建
築用内装材には不燃性の他にも耐水性、防結露性、耐摩
耗性、耐曲げ性、耐衡撃性、接着性、耐汚れ性、吸音性
、断熱性、感触、色彩等の多くの要求がありこれらの全
ての要求を全て満足できる材料は未だ開発されていない
。本発明者等は従来使用されてきた壁紙や化粧合板等の
難燃性を改良し、かつ前述の要求を満足し得る建築用内
装材等に適した多機能性材料を開発すべく鋭意研究を重
ねた結果、非水硬性無機質粉体と熱可塑性樹脂エマルジ
ヨンとを必須成分として含有し、必要に応じて他の添加
剤を含むスラリーをシート状に成形し、乾燥、熱処理す
ることによつて得られたシート状建築内装材は目的とす
る多機能性を備えていることを見出し、本発明を完成す
るに到つたものである。すなわち、従来より建築内装材
の難燃性を改良するためにハロゲン等を含む難燃性を添
加することが行なわれてきたが、火災時の有毒ガスの発
生や不燃効果の点で満足できるものはなく、本質的には
多量の不燃性無機材料を含有せしめるか適当量の水分を
含ませることが必要である。
織布、加工紙等を素材とする壁紙や化粧板であるが、最
近特に燃焼性の点でこれらの内装材を不燃化する要求が
強くなつてきている。石膏ボードや石綿、スレート板等
は不燃の点では要求を満足できるが、内装材とは言い難
く、天井材の一部として使用されているものである。建
築用内装材には不燃性の他にも耐水性、防結露性、耐摩
耗性、耐曲げ性、耐衡撃性、接着性、耐汚れ性、吸音性
、断熱性、感触、色彩等の多くの要求がありこれらの全
ての要求を全て満足できる材料は未だ開発されていない
。本発明者等は従来使用されてきた壁紙や化粧合板等の
難燃性を改良し、かつ前述の要求を満足し得る建築用内
装材等に適した多機能性材料を開発すべく鋭意研究を重
ねた結果、非水硬性無機質粉体と熱可塑性樹脂エマルジ
ヨンとを必須成分として含有し、必要に応じて他の添加
剤を含むスラリーをシート状に成形し、乾燥、熱処理す
ることによつて得られたシート状建築内装材は目的とす
る多機能性を備えていることを見出し、本発明を完成す
るに到つたものである。すなわち、従来より建築内装材
の難燃性を改良するためにハロゲン等を含む難燃性を添
加することが行なわれてきたが、火災時の有毒ガスの発
生や不燃効果の点で満足できるものはなく、本質的には
多量の不燃性無機材料を含有せしめるか適当量の水分を
含ませることが必要である。
しかしながら不燃性を附与するに光分な量の無機質粉体
をバインダーとしての少量の有機物のみで固めて成形す
ることは非常に難かしく、バインダーを適当な溶媒に溶
かし更に多量の無機質粉体を投入後スラリー状とし、シ
ート状に成形した後、乾燥等により溶媒を除去する方法
が有効である。このような乾式成形法に用いる溶媒は作
業環境、回収工程、火災防止等の点から有機溶剤よりも
水が最も好ましく、従つてバインダーとしては水溶性重
合体もしくはエマルジヨンの形態をとつた重合体が都合
が良い。しかしながら、この様な水溶性重合体もしくは
エマルジヨン状重合体をバインダーとして用いた成形物
は水と触れた場合再び溶け出して形態保持性がなく、又
、湿度に非常に敏感で寸法安定性に乏しい。
をバインダーとしての少量の有機物のみで固めて成形す
ることは非常に難かしく、バインダーを適当な溶媒に溶
かし更に多量の無機質粉体を投入後スラリー状とし、シ
ート状に成形した後、乾燥等により溶媒を除去する方法
が有効である。このような乾式成形法に用いる溶媒は作
業環境、回収工程、火災防止等の点から有機溶剤よりも
水が最も好ましく、従つてバインダーとしては水溶性重
合体もしくはエマルジヨンの形態をとつた重合体が都合
が良い。しかしながら、この様な水溶性重合体もしくは
エマルジヨン状重合体をバインダーとして用いた成形物
は水と触れた場合再び溶け出して形態保持性がなく、又
、湿度に非常に敏感で寸法安定性に乏しい。
本発明はかかる欠点を改良する為に樹脂そのものは水に
不溶性である。酢酸ビニル系重合体等の熱可塑性樹脂エ
マルジヨンと二水石膏等の非水硬性無機質粉体とを必須
成分として含有し、必要に応じて他の添加剤を含むスラ
リーをシート状に成形し、乾燥によつて十分に水分を除
去した後、エマルジヨンを形成していた樹脂粒子が溶融
する温度以上で熱処理することによつて各樹脂粒子同志
を融着せしめると同時に多量に含まれる非水硬性無機質
粉体とも接着し、得られたシート状成形物が水と触れた
場合にも不溶かつ膨潤することなく優れた耐水性を附与
できることを見出したものであり、さらに又、樹脂その
ものの持つ柔軟性及び無機質粉体を多量に含有すること
から発現される難燃性をも維持できるものである。一方
、従来より水硬性石膏や水硬性セメントの水スラリーに
水溶性高分子もしくはエマルジヨン、ラテツクス等を添
加し、得られた石膏ボードやセメントコンクリートくセ
メントモルタル成形物の耐水性や強度を改良する技術は
よく知られている。
不溶性である。酢酸ビニル系重合体等の熱可塑性樹脂エ
マルジヨンと二水石膏等の非水硬性無機質粉体とを必須
成分として含有し、必要に応じて他の添加剤を含むスラ
リーをシート状に成形し、乾燥によつて十分に水分を除
去した後、エマルジヨンを形成していた樹脂粒子が溶融
する温度以上で熱処理することによつて各樹脂粒子同志
を融着せしめると同時に多量に含まれる非水硬性無機質
粉体とも接着し、得られたシート状成形物が水と触れた
場合にも不溶かつ膨潤することなく優れた耐水性を附与
できることを見出したものであり、さらに又、樹脂その
ものの持つ柔軟性及び無機質粉体を多量に含有すること
から発現される難燃性をも維持できるものである。一方
、従来より水硬性石膏や水硬性セメントの水スラリーに
水溶性高分子もしくはエマルジヨン、ラテツクス等を添
加し、得られた石膏ボードやセメントコンクリートくセ
メントモルタル成形物の耐水性や強度を改良する技術は
よく知られている。
本発明はかかる水硬性無機質成形物の製造法とは本質的
に異なり、水硬性の無機質粉体を用いた場合には得られ
たシート状物の柔軟性が失なわれて目的とする建築用等
の内装材には使用できない。本発明で用いられる無機質
粉体は水と反応して硬化しないことが必須条件であり、
不燃性、重量感増量、成形性、意匠性等を附与すること
を目的として添加される。本発明に用いられる熱可塑性
樹脂エマルジヨンとしては、例えば酢酸ビニル系重合体
エマルジヨン、アクリル系重合体エマルジヨン、塩化ビ
ニル系重合体エマルジヨン、塩化ビニリデン系重合体エ
マルジヨン、ウレタン系重合体エマルジヨン、スチレン
−ブタジエン共重合体エマルジヨン等を挙げることがで
きるが特に酢酸ビニル系重合体エマルジヨンが好ましい
。
に異なり、水硬性の無機質粉体を用いた場合には得られ
たシート状物の柔軟性が失なわれて目的とする建築用等
の内装材には使用できない。本発明で用いられる無機質
粉体は水と反応して硬化しないことが必須条件であり、
不燃性、重量感増量、成形性、意匠性等を附与すること
を目的として添加される。本発明に用いられる熱可塑性
樹脂エマルジヨンとしては、例えば酢酸ビニル系重合体
エマルジヨン、アクリル系重合体エマルジヨン、塩化ビ
ニル系重合体エマルジヨン、塩化ビニリデン系重合体エ
マルジヨン、ウレタン系重合体エマルジヨン、スチレン
−ブタジエン共重合体エマルジヨン等を挙げることがで
きるが特に酢酸ビニル系重合体エマルジヨンが好ましい
。
本発明でいう酢酸ビニル系重合体エマルジヨンとしては
酢酸ビニル単独重合体エマルジヨンの他に例えば酢酸ビ
ニルとエチレン、各種のアクリル酸エステル(メタクリ
ル酸エステル)類、アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、マレイン酸エステル類、ビニルバーサチツク酸、
ジアセントアクリルアミド、プロピオン酸ビニル、カプ
ロン酸ビニル、塩化ビニル等との共重合体エマルジヨン
を挙げることができる。これらの熱可塑性樹脂エマルジ
ヨンは従来より塗料、接着剤等に広く用いられてきたも
のであり、いずれの製造方法によつて得られたエマルジ
ヨンであつても使用可能であり、又、乳化剤の種類、固
形分濃度、エマルジヨン粒子径、エマルジヨン粘度等に
何ら制限されることなく広く使用できる。但し、非水硬
化性無機質粉体を投入後スラリー調整時にエマルジヨン
が破壊されるようであればエマルジヨンの安定性向上の
為に…調整等の配慮が必要であり、かつ耐候性、耐熱性
、耐プロツキング性、力学的性質、柔軟性等の物性上優
れたものが好ましく、本発明の目的とするシート状建築
内装材用としては、前述したような理由から酢酸ビニル
系エマルジヨンが最も適している。本発明においてシー
ト状建築内装材の柔軟性を一層向上させる為に可塑剤を
使用することも可能である。可塑剤の例としては、ジブ
チルフタレート、トリオクチルホスフエート等のフタル
酸及びリン酸エステル類が一般的であり、その他本発明
において用いられる個々の熱可塑性樹脂に適した可塑剤
を使用できる。本発明で用いられる水との反応により硬
化することのない無機質粉体としては、例えば、二水石
膏、炭酸カルシウム、硅砂、硅石紛、カオリン、クレー
、タルク、水酸化アルミニウム等を挙げることができる
が、成形性及び得られたシート状建築内装材の難燃性附
与効果、色調、柔軟性等の前述の多機能性材料として備
えるべき条件を満足できる非水硬性無機質粉体としては
、二水石膏が最も適している。
酢酸ビニル単独重合体エマルジヨンの他に例えば酢酸ビ
ニルとエチレン、各種のアクリル酸エステル(メタクリ
ル酸エステル)類、アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、マレイン酸エステル類、ビニルバーサチツク酸、
ジアセントアクリルアミド、プロピオン酸ビニル、カプ
ロン酸ビニル、塩化ビニル等との共重合体エマルジヨン
を挙げることができる。これらの熱可塑性樹脂エマルジ
ヨンは従来より塗料、接着剤等に広く用いられてきたも
のであり、いずれの製造方法によつて得られたエマルジ
ヨンであつても使用可能であり、又、乳化剤の種類、固
形分濃度、エマルジヨン粒子径、エマルジヨン粘度等に
何ら制限されることなく広く使用できる。但し、非水硬
化性無機質粉体を投入後スラリー調整時にエマルジヨン
が破壊されるようであればエマルジヨンの安定性向上の
為に…調整等の配慮が必要であり、かつ耐候性、耐熱性
、耐プロツキング性、力学的性質、柔軟性等の物性上優
れたものが好ましく、本発明の目的とするシート状建築
内装材用としては、前述したような理由から酢酸ビニル
系エマルジヨンが最も適している。本発明においてシー
ト状建築内装材の柔軟性を一層向上させる為に可塑剤を
使用することも可能である。可塑剤の例としては、ジブ
チルフタレート、トリオクチルホスフエート等のフタル
酸及びリン酸エステル類が一般的であり、その他本発明
において用いられる個々の熱可塑性樹脂に適した可塑剤
を使用できる。本発明で用いられる水との反応により硬
化することのない無機質粉体としては、例えば、二水石
膏、炭酸カルシウム、硅砂、硅石紛、カオリン、クレー
、タルク、水酸化アルミニウム等を挙げることができる
が、成形性及び得られたシート状建築内装材の難燃性附
与効果、色調、柔軟性等の前述の多機能性材料として備
えるべき条件を満足できる非水硬性無機質粉体としては
、二水石膏が最も適している。
二水石膏としては例えば天然産石膏、燐酸副生石膏、チ
タン副生石膏、排煙脱硫副生石膏等いずれの製造方法に
よつて得られたものも使用可能である。又、これらの非
水硬性無機質粉体に代えて、例えば、パーライト、シラ
スバルーン、中空ガラス球等の軽量骨材も用いることが
可能である。更にこれらに付け加えて必要に応じて、例
えば、ビニロン、ナイロン等の有機質繊維、ガラス繊維
、石綿、ロツクウール等の無機質繊維物質、雲母等の板
状物質及び例えば、ガラスペーパー、ガラスマツト、ガ
ラスクロス、アスベストペーパ一、寒冷紗、ガーゼ、不
織布、紙等の布状物質も強化材として、又、各種染料、
顔料等の着色剤、防かび剤、発泡剤、空気連行剤、整泡
剤、増粘剤等も用いることは可能である。本発明で用い
られる非水硬性粉体と熱可塑性樹脂エマルジヨンの配合
比は得られたシート状建築内装材の用途、目的によつて
変えることができ、一般に無機質粉体が多くなると難燃
性能は向上するが、柔軟性に乏しくなつてくる。
タン副生石膏、排煙脱硫副生石膏等いずれの製造方法に
よつて得られたものも使用可能である。又、これらの非
水硬性無機質粉体に代えて、例えば、パーライト、シラ
スバルーン、中空ガラス球等の軽量骨材も用いることが
可能である。更にこれらに付け加えて必要に応じて、例
えば、ビニロン、ナイロン等の有機質繊維、ガラス繊維
、石綿、ロツクウール等の無機質繊維物質、雲母等の板
状物質及び例えば、ガラスペーパー、ガラスマツト、ガ
ラスクロス、アスベストペーパ一、寒冷紗、ガーゼ、不
織布、紙等の布状物質も強化材として、又、各種染料、
顔料等の着色剤、防かび剤、発泡剤、空気連行剤、整泡
剤、増粘剤等も用いることは可能である。本発明で用い
られる非水硬性粉体と熱可塑性樹脂エマルジヨンの配合
比は得られたシート状建築内装材の用途、目的によつて
変えることができ、一般に無機質粉体が多くなると難燃
性能は向上するが、柔軟性に乏しくなつてくる。
熱可塑性樹脂をシート状成形物固形分中約8〜20重量
%含んだものは建設省告示第1828号及び第3417
号に定められた表面試験及び基材試験において不燃に合
格し、かつ、柔軟性も良好なシート状建築内装材を与え
ることができるが、約8重量%以下になると柔軟性に乏
しく脆くなる性質が出てくる。一方、熱可塑性樹脂を約
20重量%以上含むものは前述の燃焼試験では、準不燃
に相当する難燃性を示し、かつ柔軟性、取扱い性、感触
は非常に良好で、更に防振性も向上し、一般内装材とし
て適している。本発明によるシート状建築内装材の製造
法は、先ず、適当な固形分濃度の熱可塑性樹脂エマルジ
ヨン及び成形性から要求される量の水、必要に応じて可
塑剤、顔料、発泡剤、空気連行剤及び成形性改良の為の
例えばポリビニルアルコール等の増粘剤等を添加し混合
撹拌する。
%含んだものは建設省告示第1828号及び第3417
号に定められた表面試験及び基材試験において不燃に合
格し、かつ、柔軟性も良好なシート状建築内装材を与え
ることができるが、約8重量%以下になると柔軟性に乏
しく脆くなる性質が出てくる。一方、熱可塑性樹脂を約
20重量%以上含むものは前述の燃焼試験では、準不燃
に相当する難燃性を示し、かつ柔軟性、取扱い性、感触
は非常に良好で、更に防振性も向上し、一般内装材とし
て適している。本発明によるシート状建築内装材の製造
法は、先ず、適当な固形分濃度の熱可塑性樹脂エマルジ
ヨン及び成形性から要求される量の水、必要に応じて可
塑剤、顔料、発泡剤、空気連行剤及び成形性改良の為の
例えばポリビニルアルコール等の増粘剤等を添加し混合
撹拌する。
次に攪拌を続けながら適当な粒度及び粒度分布を持つた
適量の非水硬性無機質粉体を徐々に添加していき、原液
スラリーを調整する。必要とあらばこの段階で各種強化
剤を添加する。尚、無機質粉体を添加した後のスラリー
の成形性を調節する為に更に水を添加する必要を生ずる
場合もある。脱泡もしくは整泡後、該スラリーをシート
状に成形する。成形法としては例えば押出し法、コート
法、デイツプ法等があり、いずれの方法でも成形可能で
ある。押出し法は比較的高粘度の該スラリーを押出機よ
り口金を通して厚さ0.5〜5m77!のシート状に押
出し、回転加熱ドラム等の上に乗せて必要があれば更に
熱風を送り乾燥せしめる方法であり、乾燥が容易である
。コート法は比較的低粘度の該スラリーをフイルム又は
ベルト上に、一定間隙を持つたドクタープレード等を通
して塗りつけていく方法であり、フイルム又はベルトに
乗せた乾燥機に送られる。コート法は片面乾燥で乾燥速
度が遅いが、フイルム又はベルトの代りに布状強化材の
上に直接該スラリーをコートすれば乾燥は速くなる。デ
イツプ法は連続した布状強化材を該スラリー中にくぐら
せ布状強化材の両面に該スラリーを付着させた後、適当
なシート厚さになるようにローラー又は、ヘラ状のブレ
ードで該スラリーをかき落し、乾燥させる方法で、シー
ト状成形物の内部に布状強化材を入れることができ、両
面乾燥で乾燥速度を速くできる。次に前述した如き方法
にて成形されたシートは十分乾燥された後、ホツトロー
ラ一もしくはホツトプレート、加熱室等に送られて熱処
理される。熱処理温度及び時間は熱可塑性樹脂エマルジ
ヨン粒子が互いに融着し、無機質粉体を保持でき、得ら
れたシート状成形物が十分性能を発揮できるに足る条件
が必要であり、バインダーとして使用する熱可塑性樹脂
の種類によつて異なるが、50〜200℃、3〜30分
が適当である。又、熱処理前又は後にローラー間を通す
方法等によつてシート状物の厚さを調節均一化する必要
があり、この時点で必要に応じて表面にエンボス加工す
ることも可能である。本発明によるシート状建築内装材
は使用される目的によつては比重の軽い発泡シートが好
ましい場合もある。
適量の非水硬性無機質粉体を徐々に添加していき、原液
スラリーを調整する。必要とあらばこの段階で各種強化
剤を添加する。尚、無機質粉体を添加した後のスラリー
の成形性を調節する為に更に水を添加する必要を生ずる
場合もある。脱泡もしくは整泡後、該スラリーをシート
状に成形する。成形法としては例えば押出し法、コート
法、デイツプ法等があり、いずれの方法でも成形可能で
ある。押出し法は比較的高粘度の該スラリーを押出機よ
り口金を通して厚さ0.5〜5m77!のシート状に押
出し、回転加熱ドラム等の上に乗せて必要があれば更に
熱風を送り乾燥せしめる方法であり、乾燥が容易である
。コート法は比較的低粘度の該スラリーをフイルム又は
ベルト上に、一定間隙を持つたドクタープレード等を通
して塗りつけていく方法であり、フイルム又はベルトに
乗せた乾燥機に送られる。コート法は片面乾燥で乾燥速
度が遅いが、フイルム又はベルトの代りに布状強化材の
上に直接該スラリーをコートすれば乾燥は速くなる。デ
イツプ法は連続した布状強化材を該スラリー中にくぐら
せ布状強化材の両面に該スラリーを付着させた後、適当
なシート厚さになるようにローラー又は、ヘラ状のブレ
ードで該スラリーをかき落し、乾燥させる方法で、シー
ト状成形物の内部に布状強化材を入れることができ、両
面乾燥で乾燥速度を速くできる。次に前述した如き方法
にて成形されたシートは十分乾燥された後、ホツトロー
ラ一もしくはホツトプレート、加熱室等に送られて熱処
理される。熱処理温度及び時間は熱可塑性樹脂エマルジ
ヨン粒子が互いに融着し、無機質粉体を保持でき、得ら
れたシート状成形物が十分性能を発揮できるに足る条件
が必要であり、バインダーとして使用する熱可塑性樹脂
の種類によつて異なるが、50〜200℃、3〜30分
が適当である。又、熱処理前又は後にローラー間を通す
方法等によつてシート状物の厚さを調節均一化する必要
があり、この時点で必要に応じて表面にエンボス加工す
ることも可能である。本発明によるシート状建築内装材
は使用される目的によつては比重の軽い発泡シートが好
ましい場合もある。
発泡タイプのシートを得るには本質的には上記製造法と
変るところはないが、空気連行剤もしくは発泡剤を添加
することにより比重0.1程度の高発泡シートも製造可
能である。先ず、空気連行法によつて発泡を発現せしめ
るには、例えばポリビニルアルコール、オレイン酸カル
ウム、ポリエチレングリコールモノラウレート等のノニ
オン界面活性剤等の空気連行剤を該スラリー中に0.0
1〜10重量部添加し、撹拌を十分行なえば安定で微少
な気泡を入れることができる。空気連行によつて導入さ
れた微少な気泡は成形乾燥、熱処理工程を経ても安定で
あり、発泡シートの比重は空気連行剤の添加量及び該ス
ラリーの攪拌条件によつて調節することが可能である。
次に発泡剤によつて発泡させる場合には、例えばエタノ
ール、トルエン、ヘプタン等の蒸発型発泡剤もしくは例
えば重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、アゾビスイ
ソブチロニトリル、パラトルエンスルホニルヒドラジツ
ド等の分解型発泡剤のいずれかを使用することができる
。発泡剤は該スラリー中に0.1〜10重量部添加し、
上記の製造法と全く同様に成形、乾燥、熱処理工程を経
ることにより、乾燥もしくは熱処理工程において発泡構
造が発現する。発泡を有効ならしめる為には、乾燥、熱
処理工程条件に合うような適当な蒸発、又は、分解温度
を持つ発泡剤を選択すべきであり、発泡シートの比重は
発泡剤の種類及び添加量、乾燥、熱処理条件によつて調
節することが可能である。得られたシート状建築内装材
は柔軟性があつてしなやかであり、引張り及び曲げ、引
掻きの各強度、耐摩耗性にも優れて加工法にも富み、エ
ンボス加工等も可能で優れた外観を付萼することができ
る。
変るところはないが、空気連行剤もしくは発泡剤を添加
することにより比重0.1程度の高発泡シートも製造可
能である。先ず、空気連行法によつて発泡を発現せしめ
るには、例えばポリビニルアルコール、オレイン酸カル
ウム、ポリエチレングリコールモノラウレート等のノニ
オン界面活性剤等の空気連行剤を該スラリー中に0.0
1〜10重量部添加し、撹拌を十分行なえば安定で微少
な気泡を入れることができる。空気連行によつて導入さ
れた微少な気泡は成形乾燥、熱処理工程を経ても安定で
あり、発泡シートの比重は空気連行剤の添加量及び該ス
ラリーの攪拌条件によつて調節することが可能である。
次に発泡剤によつて発泡させる場合には、例えばエタノ
ール、トルエン、ヘプタン等の蒸発型発泡剤もしくは例
えば重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、アゾビスイ
ソブチロニトリル、パラトルエンスルホニルヒドラジツ
ド等の分解型発泡剤のいずれかを使用することができる
。発泡剤は該スラリー中に0.1〜10重量部添加し、
上記の製造法と全く同様に成形、乾燥、熱処理工程を経
ることにより、乾燥もしくは熱処理工程において発泡構
造が発現する。発泡を有効ならしめる為には、乾燥、熱
処理工程条件に合うような適当な蒸発、又は、分解温度
を持つ発泡剤を選択すべきであり、発泡シートの比重は
発泡剤の種類及び添加量、乾燥、熱処理条件によつて調
節することが可能である。得られたシート状建築内装材
は柔軟性があつてしなやかであり、引張り及び曲げ、引
掻きの各強度、耐摩耗性にも優れて加工法にも富み、エ
ンボス加工等も可能で優れた外観を付萼することができ
る。
又、長尺ロール捲きが可能であり、金属板、石膏ボード
、合板、しつくい壁等に適当な接着剤もしくはトルエン
等の溶剤を用いるか熱可塑性樹脂をはさんで熱圧着して
接着することができる。該シート状物を接着させた板状
物は一体に切断したり、折曲げ加工することも可能であ
り、該シート状物を内装材として用いた場合、室内の湿
気を吸収したり、放出したりする作用がある為に防結露
性に優れているが、熱処理工程でエマルジヨン粒子が融
着されていて、水不溶性になつている為に吸湿による寸
法変化は生せず、はがれたりすることはない。該シート
状物は多量の無機質粉体と適量の水分を含んでいるが為
に難燃性に優れ、例えばタバコの火を落しても着火する
ことはない。また鋼板、石綿スレート板、石膏ボード等
の不燃性板状材料を複合化した場合は不燃材料として合
格する程の性能を有している。また該シート状物の表面
は平滑であるので汚れにくく、かつ、汚れても落ちやす
いが水分を吸収する能力もあるのでインク等でしみがつ
く場合がある。かかる用途に対しては更に表面を撥水剤
で処理することにより、水透過性を防ぐことができる。
この場合でも水蒸気は依然として通すので防結露性を損
うことはない。このように本発明によつて得られるシー
ト状物は、天井、壁、床等の内装材として広く要求され
る種々の特性を全て満足できる多機能性材料であり、広
く建築用内装材以外にも家具類の表装や自動車等の内装
材としても適したものである。更にはルームクーラ一や
モーター類のハウジングに貼り合せる防振材や各種断熱
材としても使用することができる。以下、実施例により
本発明を具体的に説明するが、・これらの実施例により
本発明は何等限定されるものではない。
、合板、しつくい壁等に適当な接着剤もしくはトルエン
等の溶剤を用いるか熱可塑性樹脂をはさんで熱圧着して
接着することができる。該シート状物を接着させた板状
物は一体に切断したり、折曲げ加工することも可能であ
り、該シート状物を内装材として用いた場合、室内の湿
気を吸収したり、放出したりする作用がある為に防結露
性に優れているが、熱処理工程でエマルジヨン粒子が融
着されていて、水不溶性になつている為に吸湿による寸
法変化は生せず、はがれたりすることはない。該シート
状物は多量の無機質粉体と適量の水分を含んでいるが為
に難燃性に優れ、例えばタバコの火を落しても着火する
ことはない。また鋼板、石綿スレート板、石膏ボード等
の不燃性板状材料を複合化した場合は不燃材料として合
格する程の性能を有している。また該シート状物の表面
は平滑であるので汚れにくく、かつ、汚れても落ちやす
いが水分を吸収する能力もあるのでインク等でしみがつ
く場合がある。かかる用途に対しては更に表面を撥水剤
で処理することにより、水透過性を防ぐことができる。
この場合でも水蒸気は依然として通すので防結露性を損
うことはない。このように本発明によつて得られるシー
ト状物は、天井、壁、床等の内装材として広く要求され
る種々の特性を全て満足できる多機能性材料であり、広
く建築用内装材以外にも家具類の表装や自動車等の内装
材としても適したものである。更にはルームクーラ一や
モーター類のハウジングに貼り合せる防振材や各種断熱
材としても使用することができる。以下、実施例により
本発明を具体的に説明するが、・これらの実施例により
本発明は何等限定されるものではない。
実施例中、特に断わらない限り「部」は全て重量部を意
味する。実施例 1 酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨン(クラレ製
パンフレツクス0M−4000固形分濃度50重量%)
に二水石膏粉体を投入した後のスラリー水分が28重量
%になるために必要な水を添加した液に排煙脱硫工程よ
り副生した二水石膏を乾燥後32メツシユのふるいを通
した粉体を得られたシート状成形物中の固形分の組成が
第1表に示す濃度になる量だけ添加し攪拌混合してスラ
リーを得た。
味する。実施例 1 酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨン(クラレ製
パンフレツクス0M−4000固形分濃度50重量%)
に二水石膏粉体を投入した後のスラリー水分が28重量
%になるために必要な水を添加した液に排煙脱硫工程よ
り副生した二水石膏を乾燥後32メツシユのふるいを通
した粉体を得られたシート状成形物中の固形分の組成が
第1表に示す濃度になる量だけ添加し攪拌混合してスラ
リーを得た。
このスラリーを表面にポリエチレンフイルムを張つたガ
ラス板上に流泄し、室内で自然乾燥させて厚さ1。5m
mのシートを得た。
ラス板上に流泄し、室内で自然乾燥させて厚さ1。5m
mのシートを得た。
このシートを第1表に示す温度で15分間熱処理し、シ
ート状建築内装材を得、第1表に示す各種物性を測定し
た。第1表に示した諸物性のうち、抱水率とは乾燥した
試料を24時間水中に浸漬後取り出して重量を測定して
求めた含水量をもとの試料の重量に対する百分率で表現
した値で耐水性及び防結露性のパラメーターとなる値で
あり、30〜10001)が内装材として好ましい。燃
焼性試験結果はシート状試料を厚さ0.6m1の亜鉛引
き鉄板にエポキシ樹脂系接着剤で貼り合わせた板状物を
建設省告示第1828号、第3417号に準する燃焼性
試験法で試験した結果であり、折り曲げ加工性とは該板
状物を角の鋭い金属製定盤にあてて90はの角度に内曲
け及び外曲げした場合、鉄板に貼り合わせたシート状物
のクラツクの状態を観察した結果を示したもので、クラ
ツクが入つたものを不良、タラツクが入らなかつたもの
を良好と表現した。断熱折版鋼板用等の内装材としての
加工性能を評価したものである。防結露性とは、シート
状試料をガラス製水槽の外側に両面粘着テープで貼り付
け、室温20℃相対温度65(f)の室内に置いて水槽
内にO℃の氷水を入れてから5時間後までのシート状試
料の表面に付着してくる水滴の状態と表面に水性インク
で書かれた文字のにじみ状態を観察した結果であり、試
料表面に水滴及び文字のにじみが認められなかつた場合
を良好、文字のにじみのみが認められた場合をやや良好
、少しでも水滴が付着していた場合を不良と表現した。
市販の塩化ビニル製壁紙やしつくい壁をはがして1.5
龍の厚さに切り出したものは本防結露性試験において不
良と認定された。第1表に示した結果より明らかなよう
に1200℃又は150℃で熱処理された本発明によつ
て得られたシート状物は柔軟性に富み、折り曲げ加工性
に優れ、防結露性も良好で、更に二水石膏含有量の多い
ものは不燃材料と認められるのでシート状建築内装材と
して適している。
ート状建築内装材を得、第1表に示す各種物性を測定し
た。第1表に示した諸物性のうち、抱水率とは乾燥した
試料を24時間水中に浸漬後取り出して重量を測定して
求めた含水量をもとの試料の重量に対する百分率で表現
した値で耐水性及び防結露性のパラメーターとなる値で
あり、30〜10001)が内装材として好ましい。燃
焼性試験結果はシート状試料を厚さ0.6m1の亜鉛引
き鉄板にエポキシ樹脂系接着剤で貼り合わせた板状物を
建設省告示第1828号、第3417号に準する燃焼性
試験法で試験した結果であり、折り曲げ加工性とは該板
状物を角の鋭い金属製定盤にあてて90はの角度に内曲
け及び外曲げした場合、鉄板に貼り合わせたシート状物
のクラツクの状態を観察した結果を示したもので、クラ
ツクが入つたものを不良、タラツクが入らなかつたもの
を良好と表現した。断熱折版鋼板用等の内装材としての
加工性能を評価したものである。防結露性とは、シート
状試料をガラス製水槽の外側に両面粘着テープで貼り付
け、室温20℃相対温度65(f)の室内に置いて水槽
内にO℃の氷水を入れてから5時間後までのシート状試
料の表面に付着してくる水滴の状態と表面に水性インク
で書かれた文字のにじみ状態を観察した結果であり、試
料表面に水滴及び文字のにじみが認められなかつた場合
を良好、文字のにじみのみが認められた場合をやや良好
、少しでも水滴が付着していた場合を不良と表現した。
市販の塩化ビニル製壁紙やしつくい壁をはがして1.5
龍の厚さに切り出したものは本防結露性試験において不
良と認定された。第1表に示した結果より明らかなよう
に1200℃又は150℃で熱処理された本発明によつ
て得られたシート状物は柔軟性に富み、折り曲げ加工性
に優れ、防結露性も良好で、更に二水石膏含有量の多い
ものは不燃材料と認められるのでシート状建築内装材と
して適している。
一方、熱処理を5行なわない比較例1−1のシート状試
料は柔軟性はあるが非常に脆く、取り扱い性に欠ける上
に水中で放置した場合形態保持性がなくなり、耐水性に
劣るので建築内装材として適さなかつた。実施例 2非
水硬性無機質粉体として排煙脱硫より得られた二水石膏
を用い、熱可塑性樹脂エマルジヨン(比較例2−1にお
いては熱硬性樹脂エマルジヨン)として第2表に示した
工マツビジョンを用いて実施例1と同一の方法により厚
さ1.5111固形分中の二水石膏の割合いが85重量
%のシート状物を得た。
料は柔軟性はあるが非常に脆く、取り扱い性に欠ける上
に水中で放置した場合形態保持性がなくなり、耐水性に
劣るので建築内装材として適さなかつた。実施例 2非
水硬性無機質粉体として排煙脱硫より得られた二水石膏
を用い、熱可塑性樹脂エマルジヨン(比較例2−1にお
いては熱硬性樹脂エマルジヨン)として第2表に示した
工マツビジョンを用いて実施例1と同一の方法により厚
さ1.5111固形分中の二水石膏の割合いが85重量
%のシート状物を得た。
更に各試料を150℃で15分間熱処理した。得られた
各シート状物の諸物性を第2表に示す。
各シート状物の諸物性を第2表に示す。
バインダーとして熱可塑性樹脂エマルジヨンを用いたも
のはいずれも柔軟性に富み建築内装材として使用可能で
ある。一方熱硬化性樹脂エマルジヨンをバインダーとし
た場合(比較例2−1)は硬くて脆くなり、取り扱い性
に欠けて建築内装材として適さなかつた。実施例 3 酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨン(クラレ製
、パンフレツクス0M5010固形分濃度55重量(:
f))10部、第3表に示す非水硬性無機質粉体(比較
例3−1、3−2においては水硬性無機質粉体)を88
部、更に成形性改良の為の増粘剤として重合度1700
、ケン化度88モル%の部分ケン化ポリビニルアルコー
ル(クラレ製、クラレポパール217)の10重量%溶
液を10部、及び水を26部混合攪拌したスラリーより
実施例1と同様の方法により厚さ1.5mT1L1固形
分中の無機質粉体の割合いが88重量%のシート状物を
得た。
のはいずれも柔軟性に富み建築内装材として使用可能で
ある。一方熱硬化性樹脂エマルジヨンをバインダーとし
た場合(比較例2−1)は硬くて脆くなり、取り扱い性
に欠けて建築内装材として適さなかつた。実施例 3 酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨン(クラレ製
、パンフレツクス0M5010固形分濃度55重量(:
f))10部、第3表に示す非水硬性無機質粉体(比較
例3−1、3−2においては水硬性無機質粉体)を88
部、更に成形性改良の為の増粘剤として重合度1700
、ケン化度88モル%の部分ケン化ポリビニルアルコー
ル(クラレ製、クラレポパール217)の10重量%溶
液を10部、及び水を26部混合攪拌したスラリーより
実施例1と同様の方法により厚さ1.5mT1L1固形
分中の無機質粉体の割合いが88重量%のシート状物を
得た。
更に各試料を150重Cで10分間熱処理した後室温に
て28日間放置してから物性測定に供した。得られたシ
ート状物の諸物性は第3表に示す如く無機質粉体として
非水硬性の燐酸副生二水石膏及び硅石粉を用いた場合は
いずれも柔軟性に富む良好なシート状建築内装材が得ら
れた。
て28日間放置してから物性測定に供した。得られたシ
ート状物の諸物性は第3表に示す如く無機質粉体として
非水硬性の燐酸副生二水石膏及び硅石粉を用いた場合は
いずれも柔軟性に富む良好なシート状建築内装材が得ら
れた。
但し、本実施例では増粘剤として添加したポリビニルア
ルコールの起泡効果の為にやや比重の軽いものが得られ
ている。一方無機質粉体として水硬性の半水石膏やポル
トランドセメントを用いた場合は成形性は良好であるが
非常に硬く、伸度が全くなく、シート材料としての取り
扱い性に欠ける為に内装材としては不適当である。又、
ポルトランドセメントの場合は色調にも問題がある。実
施例 4 実施例3において非水硬性無機質粉体として排煙脱硫副
生二水石膏を用い、その他に集束剤をつけていないガラ
ス繊維を長さ2m1に切断したものを2.5部添加して
スラリーを調整し、少し長く撹拌してまま起泡させた後
、幅95(177!、スリツト幅20mmのドクターブ
レードから連続した移動するポリエチレンフイルム上に
コートした。
ルコールの起泡効果の為にやや比重の軽いものが得られ
ている。一方無機質粉体として水硬性の半水石膏やポル
トランドセメントを用いた場合は成形性は良好であるが
非常に硬く、伸度が全くなく、シート材料としての取り
扱い性に欠ける為に内装材としては不適当である。又、
ポルトランドセメントの場合は色調にも問題がある。実
施例 4 実施例3において非水硬性無機質粉体として排煙脱硫副
生二水石膏を用い、その他に集束剤をつけていないガラ
ス繊維を長さ2m1に切断したものを2.5部添加して
スラリーを調整し、少し長く撹拌してまま起泡させた後
、幅95(177!、スリツト幅20mmのドクターブ
レードから連続した移動するポリエチレンフイルム上に
コートした。
フイルムの移動速度は毎分5.3mであり、成形性は良
好であつた。次に室温にて乾燥させた後150℃で15
分間熱処理した。得られたシート状物の諸物性を第4表
に示す。柔軟性に富み、防結露性、難燃性共に良好で建
築内装材に適している。熱伝導率測定はシート状物を厚
さ6CTLになる様に重ねて線熱源法(京都電子工業製
熱伝導率測定装置TC−22型)で行なつた。実施例
5 酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨン(クラレ製
パンフレツクス0M−40001固形分濃度50重量%
)28部、排煙脱硫副生二水石膏84部、重合度170
0の完全ケン化ポリビニルアルコール(クラレ製ポバー
ル117)10重量%溶液20部、分解型発泡剤(パラ
トルエンスルホニルヒドラジド)0.6部を混合攪拌し
たスラリー水分24重量%のスブリ一を調整し、スクリ
ユ一型押出機(401t7!Lφ)を用いてスリツト幅
1.511の口金より連続的に押し出し、直ちに120
℃の熱板上で乾燥させた後、150℃で20分間熱処理
することにより比重0.43、厚さ3.i1の発泡した
シート状物が得られた。
好であつた。次に室温にて乾燥させた後150℃で15
分間熱処理した。得られたシート状物の諸物性を第4表
に示す。柔軟性に富み、防結露性、難燃性共に良好で建
築内装材に適している。熱伝導率測定はシート状物を厚
さ6CTLになる様に重ねて線熱源法(京都電子工業製
熱伝導率測定装置TC−22型)で行なつた。実施例
5 酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨン(クラレ製
パンフレツクス0M−40001固形分濃度50重量%
)28部、排煙脱硫副生二水石膏84部、重合度170
0の完全ケン化ポリビニルアルコール(クラレ製ポバー
ル117)10重量%溶液20部、分解型発泡剤(パラ
トルエンスルホニルヒドラジド)0.6部を混合攪拌し
たスラリー水分24重量%のスブリ一を調整し、スクリ
ユ一型押出機(401t7!Lφ)を用いてスリツト幅
1.511の口金より連続的に押し出し、直ちに120
℃の熱板上で乾燥させた後、150℃で20分間熱処理
することにより比重0.43、厚さ3.i1の発泡した
シート状物が得られた。
このシート状物は第4表に示す様に柔軟性に富み断熱性
も優れており、建築内装材に適している。実施例 6 実施例5においてポリビニルアルコールとして重合度2
0001ケン化度80モル%の部分ケン化ポリビニルア
ルコール(クラレ製ポバール420)を用い、分解型発
泡剤を1.0部添加した他は全く同様にスラリーを調整
し、菓子製造用の泡立て機で充分気泡を連行させた後、
ポリエチレンテレフタレートフイルムにガラスマツト(
日東紡製フイラメントマツトMF6OF)を敷いたもの
の上に流誕した。
も優れており、建築内装材に適している。実施例 6 実施例5においてポリビニルアルコールとして重合度2
0001ケン化度80モル%の部分ケン化ポリビニルア
ルコール(クラレ製ポバール420)を用い、分解型発
泡剤を1.0部添加した他は全く同様にスラリーを調整
し、菓子製造用の泡立て機で充分気泡を連行させた後、
ポリエチレンテレフタレートフイルムにガラスマツト(
日東紡製フイラメントマツトMF6OF)を敷いたもの
の上に流誕した。
その後直ちに120℃で30分間乾燥及び熱処理した。
得られたシート状物の諸物性は第4表に示す如く比重0
.18で柔軟性に富み、断熱性に優れ、比重が軽いにも
かかわらず強度的にも優れていて建築内装材(特に天井
材等)に適している。実施例 7 実施例1−1で調整したスラリー容器中に連続したビニ
ロン製寒冷紗(クラレ製クレモナ寒冷紗−300)をく
ぐらせ寒冷紗についてきた余分のスラリーを2本のゴム
ローラー間にはさんでかき落し厚さが均一になる様にし
た後、熱風を送つて乾燥した。
得られたシート状物の諸物性は第4表に示す如く比重0
.18で柔軟性に富み、断熱性に優れ、比重が軽いにも
かかわらず強度的にも優れていて建築内装材(特に天井
材等)に適している。実施例 7 実施例1−1で調整したスラリー容器中に連続したビニ
ロン製寒冷紗(クラレ製クレモナ寒冷紗−300)をく
ぐらせ寒冷紗についてきた余分のスラリーを2本のゴム
ローラー間にはさんでかき落し厚さが均一になる様にし
た後、熱風を送つて乾燥した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水との反応によつて硬化することのない無機質粉体
と熱可塑性樹脂エマルジョンとを必須成分として含有し
、必要に応じて他の添加剤を含むスラリーをシート状に
成形し、乾燥、熱処理することを特徴とするシート状建
築内装材の製造法。 2 水との反応によつて硬化することのない無機質粉体
として二水石膏を使用する特許請求の範囲1に記載のシ
ート状建築内装材の製造法。 3 熱可塑性樹脂エマルジョンとして酢酸ビニル系重合
体エマルジョンを使用する特許請求の範囲1に記載のシ
ート状建築内装材の製造法。 4 水との反応によつて硬化することのない無機質粉体
として二水石膏を使用し、熱可塑性樹脂エマルジョンと
して酢酸ビニル系重合体エマルジョンを使用する特許請
求の範囲1に記載のシート状建築内装材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51020333A JPS597835B2 (ja) | 1976-02-25 | 1976-02-25 | シ−ト状建築内装材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51020333A JPS597835B2 (ja) | 1976-02-25 | 1976-02-25 | シ−ト状建築内装材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52102360A JPS52102360A (en) | 1977-08-27 |
| JPS597835B2 true JPS597835B2 (ja) | 1984-02-21 |
Family
ID=12024200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51020333A Expired JPS597835B2 (ja) | 1976-02-25 | 1976-02-25 | シ−ト状建築内装材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS597835B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5831096B2 (ja) * | 1978-09-18 | 1983-07-04 | クミアイ化学工業株式会社 | 建築材料用粒状基剤 |
| JPS59165761A (ja) * | 1983-03-07 | 1984-09-19 | 内藤 斉 | 張工法用外装材及びその施工方法 |
| WO1992014011A1 (fr) * | 1991-02-07 | 1992-08-20 | Yamasa Momi Kikaku Co., Ltd. | Materiau de revetement mural decoratif ayant d'excellentes proprietes de constance de forme |
-
1976
- 1976-02-25 JP JP51020333A patent/JPS597835B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52102360A (en) | 1977-08-27 |
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