JPS60218452A - 制輪子用合金鋳鉄 - Google Patents

制輪子用合金鋳鉄

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JPS60218452A
JPS60218452A JP7286484A JP7286484A JPS60218452A JP S60218452 A JPS60218452 A JP S60218452A JP 7286484 A JP7286484 A JP 7286484A JP 7286484 A JP7286484 A JP 7286484A JP S60218452 A JPS60218452 A JP S60218452A
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JP
Japan
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cast iron
alloy cast
brake block
brake shoes
toughness
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JP7286484A
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English (en)
Inventor
Katsuro Takazawa
高沢 克朗
Taro Tsujimura
太郎 辻村
Yoshiaki Ueda
芳明 上田
Yutaka Miyaji
宮地 豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JAPANESE NATIONAL RAILWAYS<JNR>
UEDASA CHUZOSHO KK
Japan National Railways
Nippon Kokuyu Tetsudo
Original Assignee
JAPANESE NATIONAL RAILWAYS<JNR>
UEDASA CHUZOSHO KK
Japan National Railways
Nippon Kokuyu Tetsudo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉄道車両のブレーキ装置に用いられる制輪子用
素材として優れた特性を有する新しい制輪子用合金鋳鉄
に関するものである。その目的とするところは、優れた
制動効果、即ち安定して得られる充分高い摩擦係数及び
耐摩性を有し、かつ強度及び靭性の両面においても優れ
た制輪子用の合金鋳鉄である。
従来、上記目的のために鉄道用制輪子の素材として、若
干の合金元素を含んだ片状黒鉛鋳鉄にPを0.5〜2.
5%添加したいわゆる高燐鋳鉄制輪子が多く用いられて
きた。この制輪子は摩擦係数、耐摩性とも概ね良好であ
り、従って、制動特性は優れたものであることは公知の
事実である。
しかし、一方、大量のPを含有する高燐鋳鉄制輪子は機
械的性質が劣り、硬くもろい組織を伴うことによる損傷
欠落が生じやすい点が欠点とされてきた。このため、こ
の多量のPを含有する素材をちととする高燐鋳鉄制輪子
には、補強用に背面に鋼製薄板或いは格子状鋼網線を鋳
込むなど製作に複雑な工数が付加され、それでもなお充
分な補強強度が得られず、使用中の破損欠落防止に充分
な信頼度が得られぬまま使用され、現場保守でカバーさ
れているのが現状である。
本発明は以上のような現状に鑑み、上記従来の欠点を除
去した制輪子用合金鋳鉄であり、この特徴とするところ
は基本組成として、重量百分率でC;2.5〜3.5%
、5iB1.0〜3.0%、Mn;0.5〜2.0%、
PiO,2〜1.5%、S ;〈0.15%、Cu;3
.0〜8.0%、残部Fe並びに不純物からなる合金鋳
鉄である。
頑下、本発明合金鋳鉄を構成する各元素の役割及びこれ
らの限定理由から説明する。
まず本鋳鉄のC,Si、 Mn、 Feは、強度及び靭
性を保持するための成分である。Fe−C系における上
記成分の役割は次の通りである。
Siは黒鉛の安定化及び鋳造性の改善に有効であり、高
温時の組織安定性に゛も寄与するが、多すぎるとフェラ
イト化の促進、即ちパーライトの減少を促し、強度低下
をもたらすので、含有量を1.0〜3.0%とした。
Mnは組織中のパーライト量を増加させ、強度及び靭性
の付与にも有効であるが、多すぎると共晶毛メンタイト
を形成し、硬さが上昇して制輪子として使用した際、車
輪踏面の異常摩耗熱損傷等の原因となるので0.5〜2
.0%と限定した。
上記組成に対して、Pの添加は次の作用となる。即ち、
制動時の高摩耗係数、低摩耗量を与える成分であるが、
これを余り多くすると、摩擦係数は不安定となり、良好
な制動状態が得られなくなる。またすでに述べたように
、添加量が多い程、脆化して、機械強度が低下する。以
上の理由から0.2〜1.5%とP含有量を限定する。
Sは材質を著しく脆化し、制動性能には関係のない有害
元素であるが、余り少くなると、鋳鉄は白銑化しやすく
なるので、最低値を確保する意味から0.15%以下と
限定した。
以上の残部をFe、Cとしているのが、制輪子用の高燐
鋳鉄の代表的成分であり、これに鋼製薄板の裏金等を配
して、市販されているものが一般的である。しかしこれ
だけではすでに述べたようにまだ脆弱であり、強度的に
信頼性の低いものに止まる。
本発明は上記従来の欠点を改善するために、Cuを3.
0〜8.0%程度添加するのであるが、これの効果につ
いて、以下詳細に述べる。
すでに発表されたFe−C−P並びにFe −C−P 
−Cu系に関する理論的見解等を参照すると次のことが
いえる。即ち、一般にFeにPを添加するとPはFeに
1.7%程度固溶し、引張強度、降伏点は上昇するが、
衝撃値等靭性は著しく減少するとされ、さらにFe −
C−Pの三元系ではPの固溶限は1%程度に減少するも
のとされている。また固溶限以上のPは、析出速度が遅
いので他の物質が析出後、これkの谷間を埋めるように
、Fe3 PSFe2 P等の金属間化合物として、専
ら粒界に偏析する。この故に靭性は一層損なわれる。
これに対してFe、−C−P系にCuを添加すると、P
含有量に対してCu添加量が多いという条件で、Cuは
、Feに対するP固溶限を減じてCuが固溶する。Fe
にCuが固溶すると、物性を損なわずに、強度が増大す
る。他方CuとPの関係は、CuにPo、3%程固溶し
、PがCuに固溶すると、Cuの強度は減するが伸びが
増大する即ち靭性が増大する。
以上を理由としてFe −C−Cu −P系のCuは専
ら、強度の低下を伴なわず靭性を改善する有用な働きを
するものと期待され、これが充分に期待にかなうことを
実施例として後述する。
そして、本発明はCuの添加量を多くすることによって
前述した高燐鋳鉄に比較して、熱伝導率が改善されるこ
とが期待される。即ち第1図に示すL oring、 
Krause等が行なったPを0゜6%含有した合金鉄
に対するCu添加が及ぼす電気抵抗の変化実験によると
、電気抵抗はFe−Cu−P系において、Cu量をPの
5倍量含んだものは、図中曲線4の如く、電気抵抗の降
下即ち電気伝導率の上昇が見られるとしている。これか
ら、電気伝導度の上昇は熱伝導係数の改善を意味するか
ら、Cuの添加量の増加にともなって、熱伝導係数は改
善されるので、これは制動材料にとって好都合な特性と
いうことになる。
これらの観点からCuの添加量下限値はキュポラ操業時
の溶解量3.5%を参照し3.0程度%とし、上限値に
関しては、高速摺動時、摩擦表面が高温になることによ
って生じるハンダ脆性を考慮し、余剰Cuは残さないよ
うに配慮すべきものとして、上記溶解量3.5%にCu
3 Pとして析出するに必要なCuの必要重量百分率4
.5%を加えて8.0%とした。
また、上記本発明の基本組成に添加する合金成分Crs
 Mo及びTiの役割は次の通りであり、各々高速域で
の特性改善に著しい効果をもたらす。
Crは基地パーライト量を増−加させ、且つセメンタイ
トの形成を促し、耐摩性を与え、特に組織中に分散する
クロム炭化物は高速域からの制動特性の改善、高摩擦係
数の保持、耐摩性の付与に大きな役割をもつので0.2
〜2.0%とした。
Moは高温における組織を安定させ、特に高温における
機械的性質の低下の防止に有効な添加成分であるので、
必要に応じ0.2〜1.0%添加することとした。
Tiは黒鉛組織を緻密にし、機械的性質を向上させ、C
rなどと併用すると耐摩耗性が向上するのでo、i〜0
.5%とした。
更に上述した、本発明の基本組成であるCu添加高燐鋳
鉄或いは該Cu添加高燐鋳鉄に高速制動時の対応元素と
なるCr 、 Mo、 Tiのいずれか一種以上を添加
した合金鋳鉄にM、を加えると、析出する黒鉛形状がい
も虫状或いは球状化することにより、著しく破断強度、
靭性等が改善されることを確認した。この際のMg含有
量は0.02〜0.10%である。
従来の制輪子用鋳鉄と本発明の制輪子用合金鋳鉄の3つ
の実施例との組成成分比較を第1表に示すと次の通りで
ある。
そして本発明の上記第1実施例の金属組織を第2図に示
し、本発明の第3実施例の金属組織を第3図に示すと、
第1実施例の場合には該写真でもわかる通り、黒鉛は片
状、母組織はパーライトであり、その組織中にステダイ
トが分散している。この際、Cu含有量は3.0%であ
るので、母組織にCu単体の析出は馳められず、すべて
母組織中に熔解している。この場合、熔解したCuは靭
性を向上させ、耐摩性、耐熱亀裂性を改善している。
第3実施例の場合にはMg含有量が多いので、グラファ
イトが第3図に示す如く球状グラファイトになり、Mg
含有量が少い場合はグラファイトがいも生状となる。該
写真でもわかるとおり母組織はパーライトであり、更に
組織中、にステダイト、セメンタイト、Cu単体が分散
している。
Fe3 P、 Cu3 Pを主体とするステダイト及び
セメンタイトは高摩擦係数、耐摩性を付与し、Cuを固
溶したFe基地と相俟って、靭性となじみを改善し、熱
亀裂耐性、摩擦係数の安定化に寄与する。
第2表は第1表の夫々の鋳鉄についての制動特性を実物
大慣性制動試験機、並びに機械試験装置を用いて、測定
した特性値であって、実物大慣性制動試験機の試験条件
は第3表に示す。
第2表に記載する、摩擦係数、摩耗量は制輪子用普通鋳
鉄と比較して本発明の合金鋳鉄が明らかに高摩擦係数、
低摩耗量を示し、高燐鋳鉄とほぼ同水準の数値を示し、
さらに高燐鋳鉄制輪子と比較しても、抗折値、たわみ量
は本発明のものが大きい値をとり、含燐量の少ない普通
鋳鉄以上の数値となる。これは明らかにCu添加の成果
であると考えられる。また同時に、高速からの制動で、
Cr、 Mo等の添加合金元素のともなわない高燐鋳鉄
制輪子と比較して、摩擦係数は高い値をとり、Crs 
Moの添加に効果が明らかなものとなっている。Mg添
加の効果は、引張強さ、抗折荷重の差として表現され、
耐破壊性を高めるが制動特性には大きな影響は与えない
以上のように、本発明合金鋳鉄による制輪子は、従来品
に比し、高速域での摩擦係数の低下、摩耗量の増大とい
った問題を解決しつつ、且つ使用中、問題となる熱亀裂
の発生、伸長に伴う破損、欠落に対する抵抗性を増大せ
しめたもので、従来制輪子の有する欠点を克服した、極
めて優れた制動材料であり、本発明合金の使用によって
、車両の安全性及び寿命の増加が図り得るもので、その
工業価値は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電気抵抗グラフ線図、第2図及び第3図は夫々
本発明の第1、第3実施例による金属組織の倍率100
の顕m鏡写真である。 代理人 弁理士 祐用尉−外1名 第1図 P (%)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 31量%でC;2.5〜3.5%、St;1.
    0〜3゜0%、Mn;0.5〜2.0%、PiO,2〜
    1.5%、S;0.15%以下、Cu; 3.0〜8.
    0%、残部Fe及び不純物よりなる制輪子用合金鋳鉄。
  2. (2)重量%でC72,5〜3.5%、si;1.o〜
    3゜0%、Mn; 0.5〜2.0%、P i O,2
    〜1.5%、Si0.15%以下、Cu;3.Q 〜8
    .0%、残部Fe及び不純物よりなる合金鋳鉄にMg 
    i O,02〜0.1θ%含有させた制輪子用合金鋳鉄
  3. (3)重量%テc;2.5〜3.5%、St;1.0〜
    3゜0%、Mn; 0.5〜2.0%、P ; 0.2
    〜1.5%、S;0.15%以下、CuH3,0〜8.
    0%の含有成分を基本組成とし、重量%でCr;0.2
    〜2.0%、j’loH,0,2〜1.0%、Ti;0
    .1〜0.5%のうちから選ばれる1種以上の成分を添
    加し、残部Fe及び不純物よりなる制輪子用合金鋳鉄。
  4. (4) 重量%でC;2.5〜3.5%、St;1.0
    〜3゜0%、Mn; 0.5〜2.0%、P、0.2〜
    1.5%、Sl、15%以下、Cu; 3.0〜8.0
    %の含有成分を基本組成とし、重量%でCr;0.2〜
    2.0%、Mo;0.2〜1.0%、Ti;0.1〜0
    .5%のうちから選ばれる1種以上の成分を添加し、残
    部Fe及び不純物よりなる合金鋳鉄にMg; o、o 
    2〜0.10%含有させた制輪子用合金鋳鉄。
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