JPS6024414B2 - ピストンの摩擦力測定装置 - Google Patents
ピストンの摩擦力測定装置Info
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- JPS6024414B2 JPS6024414B2 JP9825979A JP9825979A JPS6024414B2 JP S6024414 B2 JPS6024414 B2 JP S6024414B2 JP 9825979 A JP9825979 A JP 9825979A JP 9825979 A JP9825979 A JP 9825979A JP S6024414 B2 JPS6024414 B2 JP S6024414B2
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- Japan
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- cylinder
- ring
- friction force
- measuring device
- piston
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- Testing Of Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、往復動内燃機関のピストンの摩擦力測定装置
に係り、特にピストンとシリンダ間の摩擦力をエンジン
運転中に実測することができるようにしたピストンの摩
擦力測定装置に関する。
に係り、特にピストンとシリンダ間の摩擦力をエンジン
運転中に実測することができるようにしたピストンの摩
擦力測定装置に関する。
内燃機関の摩擦損失低減は、省エネルギ化のための一つ
の重要な項目である。しかしへ従来摩擦損失の測定は、
モータリング法又は図示出力と軸出力の差で求める方法
しかなく、両者とも測定された値は1サイクルの全平均
値であり、摩擦損失低減にとって重要な意味をもつ個々
の摩擦部の時間に対する摩擦力の経過が不明であり、摩
擦損失低減に対して的確な対策を与えるためには有効で
はなかった。そこで発明者らはエンジン全体の摩擦部の
中で重要な部分を占めているピストンとシリンダ間の摩
擦力をエンジン運転中に実測する方法及び装置の開発に
っとめてきた。その結果ほぼ目的に叶うものとして本発
明が完成したものである。本郷定では、基本的にピスト
ンの摩擦力によるシリンダへの力を測定するものであり
、そのためシリンダはシリンダプロツク及びシリンダヘ
ツドから分離されてピックアップで支持されなければな
らない。
の重要な項目である。しかしへ従来摩擦損失の測定は、
モータリング法又は図示出力と軸出力の差で求める方法
しかなく、両者とも測定された値は1サイクルの全平均
値であり、摩擦損失低減にとって重要な意味をもつ個々
の摩擦部の時間に対する摩擦力の経過が不明であり、摩
擦損失低減に対して的確な対策を与えるためには有効で
はなかった。そこで発明者らはエンジン全体の摩擦部の
中で重要な部分を占めているピストンとシリンダ間の摩
擦力をエンジン運転中に実測する方法及び装置の開発に
っとめてきた。その結果ほぼ目的に叶うものとして本発
明が完成したものである。本郷定では、基本的にピスト
ンの摩擦力によるシリンダへの力を測定するものであり
、そのためシリンダはシリンダプロツク及びシリンダヘ
ツドから分離されてピックアップで支持されなければな
らない。
従って、次のような問題点を生じる。‘1} 摩擦力波
形に影響を与えないようにシリンダ内の作用ガスをシー
ルする。‘21 シリンダ内のガス圧力により生じるヘ
ッドの動き、またそれによるブロック上部の変形が摩擦
波形に影響しないようにする。
形に影響を与えないようにシリンダ内の作用ガスをシー
ルする。‘21 シリンダ内のガス圧力により生じるヘ
ッドの動き、またそれによるブロック上部の変形が摩擦
波形に影響しないようにする。
‘3’ピストンラップの衝撃が摩擦力波形に影響を与え
ないようにする。
ないようにする。
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くと共に上記し
た測定上の問題点を解決するためになされたもので、そ
の目的とするところは、往復動内燃機関のピストンとシ
リンダ間の摩擦力をエンジン運転中に正確かつ容易に実
測することができるピストンの摩擦力測定装置を提供す
ることであり、特に、燃焼行程におけるシリンダ内のガ
ス圧力を摩擦力波形に影響を与えないようにシールする
ことである。
た測定上の問題点を解決するためになされたもので、そ
の目的とするところは、往復動内燃機関のピストンとシ
リンダ間の摩擦力をエンジン運転中に正確かつ容易に実
測することができるピストンの摩擦力測定装置を提供す
ることであり、特に、燃焼行程におけるシリンダ内のガ
ス圧力を摩擦力波形に影響を与えないようにシールする
ことである。
要するに本発明は、シリンダをシリンダプロツクに対し
て相対変位可能に支持し、該相対変位を検出する変位検
出装置を該シリンダとシリンダブロック間に取り付け、
シリンダ上部を密閉するための○リングを保持する○リ
ングホルダを前記シリンダブロックに固着してシリンダ
ヘツドから分離し、前記○リングを収容する溝を前記シ
リンダの内壁と前記○リングホルダの双方にまたがって
設け、該溝に○リングを収容し、前記0リングホルダと
シリンダヘッドとの間にシリンダ内に蓮通する空間を設
け、該空間の外周部に耐熱性のシールリングを装着し、
シリンダ内のガス圧力が作用するシリンダ及び○リング
ホルダの上下方向の受圧面積を等しくし、前記シリンダ
及びシリンダブロックに作用するガス圧力による作用力
が上下方3向で均等となるように構成したことを特徴と
するものである。
て相対変位可能に支持し、該相対変位を検出する変位検
出装置を該シリンダとシリンダブロック間に取り付け、
シリンダ上部を密閉するための○リングを保持する○リ
ングホルダを前記シリンダブロックに固着してシリンダ
ヘツドから分離し、前記○リングを収容する溝を前記シ
リンダの内壁と前記○リングホルダの双方にまたがって
設け、該溝に○リングを収容し、前記0リングホルダと
シリンダヘッドとの間にシリンダ内に蓮通する空間を設
け、該空間の外周部に耐熱性のシールリングを装着し、
シリンダ内のガス圧力が作用するシリンダ及び○リング
ホルダの上下方向の受圧面積を等しくし、前記シリンダ
及びシリンダブロックに作用するガス圧力による作用力
が上下方3向で均等となるように構成したことを特徴と
するものである。
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。
第1図は本発明ピストンの摩擦力測定装置1の組立図で
、2と3のような揺れ止めの一端をシ4リンダ4に、他
端をシリンダブロツク5にそれぞれ固定し、揺れ止め2
の外端部2aはシリンダブロック5に固着されて側方に
突出する円筒6の一端6aに弾性体7を介して取り付け
られ、結果として、シリンダ4はシリンダプロック5に
対して相対変位可能に支持してある。またこのシリンダ
4とシリンダブ。ツク5との間の相対変位を測定するた
めの変位検出装置たるピックアップは、高速回転におい
て、摩擦力を正確に測定するために測定系の固有振動数
を高める必要があることから、極めて僅かなシリンダの
変位を検出できるものでなければならない。そのため該
変位検出装置8としては、ピェゾ式のピックアップを採
用し、0シリンダ4の下端4aにおいて、シリンダブロ
ック5に螺着された前荷重用ボルト9とシリンダ4の下
端4aに固着されたピックアップ押え10との間にピッ
クアップ8を挟み込むことにより固定してある。タ 次
にエンジンの運転中において、シリンダ4内に作用する
ガスのシールは第1図の上部及び第2図にこの部分の拡
大図で示すような構造としてある。
、2と3のような揺れ止めの一端をシ4リンダ4に、他
端をシリンダブロツク5にそれぞれ固定し、揺れ止め2
の外端部2aはシリンダブロック5に固着されて側方に
突出する円筒6の一端6aに弾性体7を介して取り付け
られ、結果として、シリンダ4はシリンダプロック5に
対して相対変位可能に支持してある。またこのシリンダ
4とシリンダブ。ツク5との間の相対変位を測定するた
めの変位検出装置たるピックアップは、高速回転におい
て、摩擦力を正確に測定するために測定系の固有振動数
を高める必要があることから、極めて僅かなシリンダの
変位を検出できるものでなければならない。そのため該
変位検出装置8としては、ピェゾ式のピックアップを採
用し、0シリンダ4の下端4aにおいて、シリンダブロ
ック5に螺着された前荷重用ボルト9とシリンダ4の下
端4aに固着されたピックアップ押え10との間にピッ
クアップ8を挟み込むことにより固定してある。タ 次
にエンジンの運転中において、シリンダ4内に作用する
ガスのシールは第1図の上部及び第2図にこの部分の拡
大図で示すような構造としてある。
即ちシリンダ4の上部4bを密閉するためには○リング
11を用いるもので、この0リング11を保持する○リ
ングホルダ12をシリンダブロツク5にボルト13で固
着してシリンダヘッド15からは分離してある。一方シ
リンダヘッド15は図示はしてないが通常のボルトでシ
リンダブロック5に固定されており、このボルトをばね
系としてシリンダヘツド15は○リングホルダ12とは
独立してガス圧力により変位するようにしてある。○リ
ング11を収容する溝14はシリンダの内壁4cと○リ
ングホルダ12の双方にまたがって設けられ、その深さ
bを等しくしてある。
11を用いるもので、この0リング11を保持する○リ
ングホルダ12をシリンダブロツク5にボルト13で固
着してシリンダヘッド15からは分離してある。一方シ
リンダヘッド15は図示はしてないが通常のボルトでシ
リンダブロック5に固定されており、このボルトをばね
系としてシリンダヘツド15は○リングホルダ12とは
独立してガス圧力により変位するようにしてある。○リ
ング11を収容する溝14はシリンダの内壁4cと○リ
ングホルダ12の双方にまたがって設けられ、その深さ
bを等しくしてある。
即ち0リング11を収容する溝14の中心16がシリン
ダ4の内壁4cに一致しており、ここに○リング11を
収容し、シリンダ4と○リングホルダー2との間には間
隙17が形成されている。また0リングホルダ12とシ
リンダヘツド15との間にはシリンダ4内に蓮適する空
間18を設け、該空間の外周部18aには耐熱性のシー
ルリング19を装着してあり、このシールリング19と
しては、断面が「く」の字形をした円環状の金属リング
を用いており、このリング19の内側の最大径部19a
がシリンダ4の内壁4c、即ちピストン20の摺動面及
び溝14の中心16に一致させてある。
ダ4の内壁4cに一致しており、ここに○リング11を
収容し、シリンダ4と○リングホルダー2との間には間
隙17が形成されている。また0リングホルダ12とシ
リンダヘツド15との間にはシリンダ4内に蓮適する空
間18を設け、該空間の外周部18aには耐熱性のシー
ルリング19を装着してあり、このシールリング19と
しては、断面が「く」の字形をした円環状の金属リング
を用いており、このリング19の内側の最大径部19a
がシリンダ4の内壁4c、即ちピストン20の摺動面及
び溝14の中心16に一致させてある。
これによって、シリンダ4内のガス圧力が作用するシリ
ング4及び○リングホルダI2の上下方向の受圧面積A
u,Aoは等しくなる。即ちシリンダ4内に位置する○
リングホルダ12の部分12aの幅をCとすれば第3図
示の如くガス圧力が矢印21で示すように上向きに作用
する受圧面積AUは幅か十Cとこの部分の平均円周の
タ積であり、ガス圧力が矢印22で示すように下向きに
作用する受圧面積Aoもが十Cとこの部分の平均円周と
の積であるから、両者は等しくなる。従ってガスの圧力
の大きさに関係なく、シリンダ4及びシリンダブロック
12に作用するガス圧力Zによる作用力は上下方向で均
等となるように構成されている。なおピストン20のト
ップランド20aは上端20bから長さh、半径方向に
外周20cから長さdだけ削り取ってあり、0リングホ
ルダ12にZピストン20が干渉しないようにしてある
。
ング4及び○リングホルダI2の上下方向の受圧面積A
u,Aoは等しくなる。即ちシリンダ4内に位置する○
リングホルダ12の部分12aの幅をCとすれば第3図
示の如くガス圧力が矢印21で示すように上向きに作用
する受圧面積AUは幅か十Cとこの部分の平均円周の
タ積であり、ガス圧力が矢印22で示すように下向きに
作用する受圧面積Aoもが十Cとこの部分の平均円周と
の積であるから、両者は等しくなる。従ってガスの圧力
の大きさに関係なく、シリンダ4及びシリンダブロック
12に作用するガス圧力Zによる作用力は上下方向で均
等となるように構成されている。なおピストン20のト
ップランド20aは上端20bから長さh、半径方向に
外周20cから長さdだけ削り取ってあり、0リングホ
ルダ12にZピストン20が干渉しないようにしてある
。
なおピストン20において、23,24及び25は圧縮
用のピストンリングであり、26はオイル用のピストン
リングである。またシリンダ4とシリンダブロツク12
との間には、シール用の○リング27が4箇所に配設さ
れている。なお28は冷却水用の通路である。本発明は
上記のように構成されており、以下その作用について説
明する。
用のピストンリングであり、26はオイル用のピストン
リングである。またシリンダ4とシリンダブロツク12
との間には、シール用の○リング27が4箇所に配設さ
れている。なお28は冷却水用の通路である。本発明は
上記のように構成されており、以下その作用について説
明する。
エンジンを始動すると、ピストン20は上下方向に往復
敷し、ピストンリング23乃至26とシリンダ4の内壁
4cとの間の摩擦により、シリンダ4はシリソダブロッ
ク5に対して相対的に変位し、この変位贋がピックアッ
プ8により検出される。またこの変位層は摩擦力の大き
さに比例する。なおこのとき揺れ止め2及び3が有効に
作用し、ピストン20の揺れが防止される。次にエンジ
ンの燃焼行程において、シリソダ4内のガスの圧力が急
激に増大した場合について説明すると、第3図に示すよ
うに、ガスの圧力は、矢印21で示すように上向きにオ
イルシール11を介してシリンダ4と○リングホルダ1
2との間に設けられた溝14の上面を上向きに押圧し、
かつ0リングホルダ12の部分12aの下端を同じく矢
印21の如く上向きに押圧する。
敷し、ピストンリング23乃至26とシリンダ4の内壁
4cとの間の摩擦により、シリンダ4はシリソダブロッ
ク5に対して相対的に変位し、この変位贋がピックアッ
プ8により検出される。またこの変位層は摩擦力の大き
さに比例する。なおこのとき揺れ止め2及び3が有効に
作用し、ピストン20の揺れが防止される。次にエンジ
ンの燃焼行程において、シリソダ4内のガスの圧力が急
激に増大した場合について説明すると、第3図に示すよ
うに、ガスの圧力は、矢印21で示すように上向きにオ
イルシール11を介してシリンダ4と○リングホルダ1
2との間に設けられた溝14の上面を上向きに押圧し、
かつ0リングホルダ12の部分12aの下端を同じく矢
印21の如く上向きに押圧する。
従って、シリンダ4内のガス圧力をPとすれば上向きの
作用力Fuは、Pと受圧面積AUとの積である。一方下
向きの同様な作用力Foについてみると、矢印22で示
す如く、シリソダ4側の溝14の下端を押圧すると共に
、○リングホルダ12の上端のうちシールリング19の
内側となる部分、即ち溝14の中心16から図中右の部
分を矢印22の如く下向きに押圧する。この場合下向き
の作用力Foは圧力Pと受圧面積Aoとの積となる。し
かし前述のように本発明装置では、受圧面積AUとAo
とを等しくしているので、ガス圧力による上下方向の作
用力FU,Foは等しくなり、その結果シリング4と○
リングホルダ12はシリンダ4内のガス圧力によっては
上下いずれの方向にも変位せず、ピックアップ8で検出
される圧力波形が影響を受けず、摩擦力のみを検出する
ことができる。なおシリンダヘッド15には大きな上向
きの力が燃焼の都度作用するが、0リングホルダ12は
シリンダヘツド15には取り付けられておらずこれと分
離しているのでこのシリンダヘツド15の上下振動の影
響を受けることもない。
作用力Fuは、Pと受圧面積AUとの積である。一方下
向きの同様な作用力Foについてみると、矢印22で示
す如く、シリソダ4側の溝14の下端を押圧すると共に
、○リングホルダ12の上端のうちシールリング19の
内側となる部分、即ち溝14の中心16から図中右の部
分を矢印22の如く下向きに押圧する。この場合下向き
の作用力Foは圧力Pと受圧面積Aoとの積となる。し
かし前述のように本発明装置では、受圧面積AUとAo
とを等しくしているので、ガス圧力による上下方向の作
用力FU,Foは等しくなり、その結果シリング4と○
リングホルダ12はシリンダ4内のガス圧力によっては
上下いずれの方向にも変位せず、ピックアップ8で検出
される圧力波形が影響を受けず、摩擦力のみを検出する
ことができる。なおシリンダヘッド15には大きな上向
きの力が燃焼の都度作用するが、0リングホルダ12は
シリンダヘツド15には取り付けられておらずこれと分
離しているのでこのシリンダヘツド15の上下振動の影
響を受けることもない。
また0リングホルダ12には冷却水の通路28が設けら
れており、冷却水29が流れるので該ホルダが過熱する
ことはない。
れており、冷却水29が流れるので該ホルダが過熱する
ことはない。
そしてシリンダ4内のガスのシールは、0リング11及
び金属リング19により完全になされ、測定は十分に行
ない得る。次に本発明装置1を用いて、ピストン20と
シリンダ4との間の摩擦力を測定した結果につき説明す
る。
び金属リング19により完全になされ、測定は十分に行
ない得る。次に本発明装置1を用いて、ピストン20と
シリンダ4との間の摩擦力を測定した結果につき説明す
る。
摩擦力を測定する際、その値は油温が極めて敏感に影響
するために、実働時とモータリング時の摩擦力を比較す
る際に冷却水の温度を基準とするのは適当でないので、
シリンダ壁の温度をトップリングの上死点(TDC)と
下死点(BDC)及び中央の3ケ所を測定し、そのうち
の中央位置の温度を基準とした。ここで古浜、鈴木がこ
の研究に使用しているもの(古浜庄一・鈴木タ秀和;日
本機械学会論文集Vol.45,NO.392,197
9,P.571)とほぼ同じエンジンでシリンダ及びリ
ングの温度測定をした結果によれば、ピストンリングの
すべり面温度はシリンダの温度により15qo〜20q
o高いことがわかっている。これに対し0てモータリン
グの場合は、ピストンリングとシリンダの温度はほぼ同
一温度と考えられる。そのため実働時のりングの摩擦力
を推定する実験としては、シリンダ壁面の温度を実働時
の温度より8〜1000高くして測定したものが最も近
い値であると考え、その方法をとった。なお実験に供し
たエンジンは、単気筒テスト用エンジンで、ボア:13
7奴、ストローク:135側、直接噴射式4サイクルデ
ィーゼルエンジンで、圧縮リング3本、オイルリング1
本のりング配置である。次に測定結果の一例を示すと、
第4図はファイアリングにおける摩擦力の測定例を示し
、ここでFは摩擦力波形であり、Pはシリンダ4内の圧
力変動を示し、機軸にクランクシャフトの回転角(o)
をとり、燃焼行程における上死点を00としている。
するために、実働時とモータリング時の摩擦力を比較す
る際に冷却水の温度を基準とするのは適当でないので、
シリンダ壁の温度をトップリングの上死点(TDC)と
下死点(BDC)及び中央の3ケ所を測定し、そのうち
の中央位置の温度を基準とした。ここで古浜、鈴木がこ
の研究に使用しているもの(古浜庄一・鈴木タ秀和;日
本機械学会論文集Vol.45,NO.392,197
9,P.571)とほぼ同じエンジンでシリンダ及びリ
ングの温度測定をした結果によれば、ピストンリングの
すべり面温度はシリンダの温度により15qo〜20q
o高いことがわかっている。これに対し0てモータリン
グの場合は、ピストンリングとシリンダの温度はほぼ同
一温度と考えられる。そのため実働時のりングの摩擦力
を推定する実験としては、シリンダ壁面の温度を実働時
の温度より8〜1000高くして測定したものが最も近
い値であると考え、その方法をとった。なお実験に供し
たエンジンは、単気筒テスト用エンジンで、ボア:13
7奴、ストローク:135側、直接噴射式4サイクルデ
ィーゼルエンジンで、圧縮リング3本、オイルリング1
本のりング配置である。次に測定結果の一例を示すと、
第4図はファイアリングにおける摩擦力の測定例を示し
、ここでFは摩擦力波形であり、Pはシリンダ4内の圧
力変動を示し、機軸にクランクシャフトの回転角(o)
をとり、燃焼行程における上死点を00としている。
縦軸には摩擦力(k9)とシリンダ4内の圧力(a血)
をとつている。エンジン回転数を120仇pm一定とし
、冷却水温度を変化させたものである。この図でtw‘
ま冷却水温度であり、tcはシリンダ4のストロ−ク中
央のトップリング位置の温度を示す。即ち図示の如く摩
擦力Fの波形にはノイズがほとんどなく、きれいに描か
れており、冷却水温度twが上昇するに従って摩擦力F
は減少することがはっきり確認できる。第5図は第4図
の結果をもとにして、各冷却水温額8w対して吸排気行
程での摩擦力の最大値F。
をとつている。エンジン回転数を120仇pm一定とし
、冷却水温度を変化させたものである。この図でtw‘
ま冷却水温度であり、tcはシリンダ4のストロ−ク中
央のトップリング位置の温度を示す。即ち図示の如く摩
擦力Fの波形にはノイズがほとんどなく、きれいに描か
れており、冷却水温度twが上昇するに従って摩擦力F
は減少することがはっきり確認できる。第5図は第4図
の結果をもとにして、各冷却水温額8w対して吸排気行
程での摩擦力の最大値F。
と、燃焼行程での摩擦力の最大値Fmをそれぞれプロツ
トしたものである。この図で示すように、シリンダ壁面
温度には、摩擦力に大きな影響を与え、低温で潤滑油の
粘度が高いときに特に大きな2摩擦力を示すことが明ら
かとなった。本発明装置では、上記の測定のほか回転数
を変化させた場合の摩擦力の変化、ピストンリングを種
々変えた場合の摩擦力、クランクシャフト1回転中の摩
擦力の変化及び全摩擦力に対する各部の3寄与率の大き
さ等の測定を、ファイアリング及びモータリングいずれ
についても容易に行うことができる。本発明は、上記の
ように構成され、作用するものであるから、従来技術で
は困難とされていた往復勤内燃機関のピストンとシリン
ダ間の摩擦力をエンジン運転中にも正確かつ容易に実測
することができる効果が得られるもので、特に燃焼行程
におけるシリンダ内のガス圧力を摩擦力波形に影響を与
えないようにシールすることができる効果が得られ、内
燃機関の各部の摩擦力の大きさを実測するのを可能とし
たことで、低摩擦の機関の開発に寄与し得、内燃機関の
省エネルギ化を進める上で極めて優れた発明である。
トしたものである。この図で示すように、シリンダ壁面
温度には、摩擦力に大きな影響を与え、低温で潤滑油の
粘度が高いときに特に大きな2摩擦力を示すことが明ら
かとなった。本発明装置では、上記の測定のほか回転数
を変化させた場合の摩擦力の変化、ピストンリングを種
々変えた場合の摩擦力、クランクシャフト1回転中の摩
擦力の変化及び全摩擦力に対する各部の3寄与率の大き
さ等の測定を、ファイアリング及びモータリングいずれ
についても容易に行うことができる。本発明は、上記の
ように構成され、作用するものであるから、従来技術で
は困難とされていた往復勤内燃機関のピストンとシリン
ダ間の摩擦力をエンジン運転中にも正確かつ容易に実測
することができる効果が得られるもので、特に燃焼行程
におけるシリンダ内のガス圧力を摩擦力波形に影響を与
えないようにシールすることができる効果が得られ、内
燃機関の各部の摩擦力の大きさを実測するのを可能とし
たことで、低摩擦の機関の開発に寄与し得、内燃機関の
省エネルギ化を進める上で極めて優れた発明である。
第1図は本発明装置の組立状態を示す縦断面図、第2図
は要部拡大縦断面図、第3図はシリンダ内圧力の作用状
態を示す要部縦断面図、第4図は本発明装置を用いてエ
ンジン運転中のピストンの摩擦力を冷却水温度を種々変
えて実測した結果を示す線図、第5図は第4図の結果を
もとにして作成した線図で、冷却水温度に対する摩擦力
の変化をプロットして示す線図である。 1はピストンの摩擦力測定装置、4はシリンダ、4cは
シリングの内壁、5はシリンダブロック、8は変位測定
装置の一例たるピェゾ式ピックアップ、11は○リング
、12は0リングホルダ、14は○リングの収容溝、1
5はシリンダヘッド、16は○リングの収容溝14の中
心、18は空間、18aは空間の外周部、19は耐熱性
のシールリングの−例たる金属リング、19aは該リン
グの内側の最大径部、20はピストンである。 第4図 第1図 第2図 第3図 第5図
は要部拡大縦断面図、第3図はシリンダ内圧力の作用状
態を示す要部縦断面図、第4図は本発明装置を用いてエ
ンジン運転中のピストンの摩擦力を冷却水温度を種々変
えて実測した結果を示す線図、第5図は第4図の結果を
もとにして作成した線図で、冷却水温度に対する摩擦力
の変化をプロットして示す線図である。 1はピストンの摩擦力測定装置、4はシリンダ、4cは
シリングの内壁、5はシリンダブロック、8は変位測定
装置の一例たるピェゾ式ピックアップ、11は○リング
、12は0リングホルダ、14は○リングの収容溝、1
5はシリンダヘッド、16は○リングの収容溝14の中
心、18は空間、18aは空間の外周部、19は耐熱性
のシールリングの−例たる金属リング、19aは該リン
グの内側の最大径部、20はピストンである。 第4図 第1図 第2図 第3図 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリンダをシリンダブロツクに対して相対変位可能
に支持し、該相対変位を検出する変位検出装置を該シリ
ンダとシリンダブロツク間に取り付け、シリンダ上部を
密閉するためのOリングを保持するOリングホルダを前
記シリンダブロツクに固着してシリンダヘツドから分離
し、前記Oリングを収容する溝を前記シリンダの内壁と
前記Oリングホルダの双方にまたがつて設け、該溝にO
リングを収容し、前記Oリングホルダとシリンダヘツド
との間にシリンダ内に連通する空間を設け、該空間の外
周部に耐熱性のシールリングを装着し、シリンダ内のガ
ス圧力が作用するシリンダ及びOリングホルダの上下方
向の受圧面積を等しくし、前記シリンダ及びシリンダブ
ロツクに作用するガス圧力による作用力が上下方向に均
等となるように構成したことを特徴とするピストンの摩
擦力測定装置。 2 Oリングを収容する溝の中心がシリンダの内壁に一
致し、かつ耐熱性のシールリングの内側の最大径部が前
記シリンダの内壁に一致するようにして前記上下方向の
受圧面積を等しくするようにした特許請求の範囲第1項
記載のピストンの摩擦力測定装置。 3 耐熱性のシールリングが、断面が「く」の字形をし
た円環状の金属リングであることを特徴とする特許請求
の範囲第1項又は第2項記載のピストンの摩擦力測定装
置。 4 変位検出装置がピエゾ式ピツクアツプであることを
特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
に記載のピストンの摩擦力測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9825979A JPS6024414B2 (ja) | 1979-08-01 | 1979-08-01 | ピストンの摩擦力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9825979A JPS6024414B2 (ja) | 1979-08-01 | 1979-08-01 | ピストンの摩擦力測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5622921A JPS5622921A (en) | 1981-03-04 |
| JPS6024414B2 true JPS6024414B2 (ja) | 1985-06-12 |
Family
ID=14214947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9825979A Expired JPS6024414B2 (ja) | 1979-08-01 | 1979-08-01 | ピストンの摩擦力測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6024414B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03502223A (ja) * | 1988-11-18 | 1991-05-23 | チューブ・テクノロジー・ピィ・ティ・ワィ・リミテッド | 構造部材及びその製造方法 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5988638A (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-22 | Shoichi Furuhama | 内燃機関のピストン摩擦力測定装置 |
| JPS59206740A (ja) * | 1983-05-10 | 1984-11-22 | Hino Motors Ltd | ピストンの摩擦力測定装置 |
| EP0136866B1 (en) * | 1983-09-30 | 1991-12-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method of manufacturing a low-melting point alloy for sealing in a fluorescent lamp |
| AT384899B (de) * | 1984-09-17 | 1988-01-25 | Hoerbiger Ventilwerke Ag | Regelungsverfahren fuer einen fluidzylinder |
| JPS61112250U (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-16 | ||
| JPS6210838A (ja) * | 1986-03-14 | 1987-01-19 | Toshiba Corp | 蛍光灯 |
| US4875484A (en) * | 1986-10-04 | 1989-10-24 | Total Human Medical Laboratory Co., Ltd. | Method for generating a low frequency electric stimulus signal and low frequency electric stimulus signal generating apparatus |
| JP4827339B2 (ja) * | 2001-08-29 | 2011-11-30 | 帝国ピストンリング株式会社 | 摩擦力測定装置 |
| AT516996B1 (de) * | 2015-03-30 | 2017-11-15 | Avl List Gmbh | Vorrichtung zur reibungsmessung an einer zylinder-kolben-anordnung |
-
1979
- 1979-08-01 JP JP9825979A patent/JPS6024414B2/ja not_active Expired
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03502223A (ja) * | 1988-11-18 | 1991-05-23 | チューブ・テクノロジー・ピィ・ティ・ワィ・リミテッド | 構造部材及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5622921A (en) | 1981-03-04 |
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