JPS60245769A - 鉄損の低い方向性けい素鋼板およびその製造方法 - Google Patents
鉄損の低い方向性けい素鋼板およびその製造方法Info
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- JPS60245769A JPS60245769A JP59099701A JP9970184A JPS60245769A JP S60245769 A JPS60245769 A JP S60245769A JP 59099701 A JP59099701 A JP 59099701A JP 9970184 A JP9970184 A JP 9970184A JP S60245769 A JPS60245769 A JP S60245769A
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Landscapes
- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
鉄損の低い方向性けい素鋼板およびその製造方法に関し
て、この明細書で述べる技術内容は、最終仕上げ焼鈍後
における2次再結晶粒の粒径さらにはその分布を調整す
ることにより、製品の磁束密度を低下させることなしに
鉄損特性の改善な図ることに関連している。
て、この明細書で述べる技術内容は、最終仕上げ焼鈍後
における2次再結晶粒の粒径さらにはその分布を調整す
ることにより、製品の磁束密度を低下させることなしに
鉄損特性の改善な図ることに関連している。
背景技術
方向性けい素鋼板は主として変圧器その他の電気機器の
鉄心として利用され、その磁化特性が優れていること、
とくに鉄損(W1?150で代表される)が低いことが
要求されている。
鉄心として利用され、その磁化特性が優れていること、
とくに鉄損(W1?150で代表される)が低いことが
要求されている。
このためには、第一に鋼板中の2次再結晶粒の<OO1
>粒方位を圧延方向に高度に揃えることが必要であり、
第二には、最終製品の鋼中に存在する不純物や析出物を
できるだけ減少させる必要がある。かかる配慮の下に製
造される方向性けい素鋼板は、今日まで多くの改善努力
によって、その鉄損値も年を追って改善され、最近では
板厚0.80絹の製品でW17150の値が1.05
W/′Kgの低鉄損のものが得られている。
>粒方位を圧延方向に高度に揃えることが必要であり、
第二には、最終製品の鋼中に存在する不純物や析出物を
できるだけ減少させる必要がある。かかる配慮の下に製
造される方向性けい素鋼板は、今日まで多くの改善努力
によって、その鉄損値も年を追って改善され、最近では
板厚0.80絹の製品でW17150の値が1.05
W/′Kgの低鉄損のものが得られている。
しかし、数年前のエネルギー危機を填圧して、電力損失
のより少ない電気機器をめる傾向が一段と強まり、それ
らの鉄芯材料として、さらに鉄損の低い方向性けい素鋼
板が要請されるようになっている。
のより少ない電気機器をめる傾向が一段と強まり、それ
らの鉄芯材料として、さらに鉄損の低い方向性けい素鋼
板が要請されるようになっている。
従来技術とその問題点
ところで、方向性けい素鋼板の鉄損な下げる手法として
は、Si含有量を高める、製品板厚を薄くする、2次再
結晶粒を細かくする、不純物含有量を低減する、そして
(110)[001]方位の2次再結晶粒をより高度に
揃えるなど、主に冶金学的方法が一般に知られているが
、これらの手法は、現行の生産手段の上からはもはや限
界に達していて、これ以上の改善は極めて難しく、たと
え多少の改善が認められたとしても、その努力の割には
鉄損改善の実効は僅かとなるに至っていた。
は、Si含有量を高める、製品板厚を薄くする、2次再
結晶粒を細かくする、不純物含有量を低減する、そして
(110)[001]方位の2次再結晶粒をより高度に
揃えるなど、主に冶金学的方法が一般に知られているが
、これらの手法は、現行の生産手段の上からはもはや限
界に達していて、これ以上の改善は極めて難しく、たと
え多少の改善が認められたとしても、その努力の割には
鉄損改善の実効は僅かとなるに至っていた。
たとえば2次再結晶粒を(110)[001)方位に高
度に揃える方法においては、(110)[001]方位
への集積度を極力高めていくと、かかる集積度に依存す
る磁束密度(磁化力1000A/mのときの最大磁束密
度B1oで代表される)は向上するけれども、2次再結
晶粒が次第に粗大化していくため、鉄損は逆に劣化して
いたのである。
度に揃える方法においては、(110)[001]方位
への集積度を極力高めていくと、かかる集積度に依存す
る磁束密度(磁化力1000A/mのときの最大磁束密
度B1oで代表される)は向上するけれども、2次再結
晶粒が次第に粗大化していくため、鉄損は逆に劣化して
いたのである。
ところで鉄損に対する2次再結晶粒の最適粒径について
は、これまでにも種々の研究がなされていて、平均粒径
l順程度まで粒径な細かくすると効果があること、しか
しながらそれ以上細かくするとかえって鉄損は劣化する
ことが知られている。
は、これまでにも種々の研究がなされていて、平均粒径
l順程度まで粒径な細かくすると効果があること、しか
しながらそれ以上細かくするとかえって鉄損は劣化する
ことが知られている。
こうした2次再結晶粒の微細化技術としては、たとえば
特公昭54−28647号公報において、鋼板表面に2
?に再結晶阻止領域を形成させ、2次再結晶粒の成長を
かかる阻止領域で抑止することによって、実質的に2次
再結晶粒な細粒化させる方法が提案されている。また特
開昭54−71028号公報には、溝付きロールを用い
て冷間圧延をすることによって一次再結晶集合組織を制
御1.、もって2次再結晶粒を細粒化させる手法が開示
されている。
特公昭54−28647号公報において、鋼板表面に2
?に再結晶阻止領域を形成させ、2次再結晶粒の成長を
かかる阻止領域で抑止することによって、実質的に2次
再結晶粒な細粒化させる方法が提案されている。また特
開昭54−71028号公報には、溝付きロールを用い
て冷間圧延をすることによって一次再結晶集合組織を制
御1.、もって2次再結晶粒を細粒化させる手法が開示
されている。
しかしながらこれらの方法はいずれも、鋼板全体の2次
再結晶粒を上述した最適粒径である1fi程度に単に近
づけるだめの手法であり、従ってかかる手法によって2
次再結晶粒の細粒化は達成し得たとしても、一方で細粒
化に伴う磁束密度の低下は免れ得す、このため時として
は鉄損そのものの劣化をも招来していたのである。
再結晶粒を上述した最適粒径である1fi程度に単に近
づけるだめの手法であり、従ってかかる手法によって2
次再結晶粒の細粒化は達成し得たとしても、一方で細粒
化に伴う磁束密度の低下は免れ得す、このため時として
は鉄損そのものの劣化をも招来していたのである。
その他、方向性けい素鋼の製品板の適正な結晶粒径に関
する研究もなされていて、たとえば特開昭59−288
22号公報には、2次再結晶を完了したあとの鋼板表面
の一部に加工歪を付与してから再度焼鈍を施して、加工
歪を加えた領域に約200μ電以下のサイズ(板厚0.
40m以下の場合)の再結晶粒を配列させることKよっ
て鉄損の低い方向性けい素鋼板を得る手法が開示されて
bる。
する研究もなされていて、たとえば特開昭59−288
22号公報には、2次再結晶を完了したあとの鋼板表面
の一部に加工歪を付与してから再度焼鈍を施して、加工
歪を加えた領域に約200μ電以下のサイズ(板厚0.
40m以下の場合)の再結晶粒を配列させることKよっ
て鉄損の低い方向性けい素鋼板を得る手法が開示されて
bる。
しかしながら上記の手法では、工程が複雑になる欠点に
加え、加工歪の導入によって再結晶する200μm程度
以下の微細な粒は、本質的には1次再結晶粒である−た
め、製品の方位としては好ましい方位である(110)
(001)からのずれが大きく、磁束密度の低下が避け
られないところにも問題、を残していた。
加え、加工歪の導入によって再結晶する200μm程度
以下の微細な粒は、本質的には1次再結晶粒である−た
め、製品の方位としては好ましい方位である(110)
(001)からのずれが大きく、磁束密度の低下が避け
られないところにも問題、を残していた。
発明の目的
との発明は、上記の問題を有利に解決するもので、ea
東密度を低下させることなしに鉄損特性の有利な改善を
実現した方向性けい素鋼板およびその製造方法を提案す
ることを目的とする。
東密度を低下させることなしに鉄損特性の有利な改善を
実現した方向性けい素鋼板およびその製造方法を提案す
ることを目的とする。
発明の端緒
この発明は、上記の問題を解決すべく、磁気特性と結晶
粒径との関係につき鋭意研究を重ねた末新たに開発され
たもので、2次再結晶の粒径さらにはその配列に工夫を
加えることによって所期した目的が有利に達成されるこ
との新規知見に立脚する。
粒径との関係につき鋭意研究を重ねた末新たに開発され
たもので、2次再結晶の粒径さらにはその配列に工夫を
加えることによって所期した目的が有利に達成されるこ
との新規知見に立脚する。
発明の構成
すなわちこの発明は、最終仕上げ焼鈍を経た含けい素鋼
板の2次再結晶粒につき、その粒度分布を、粒径:1.
0〜2.5頭の結晶粒の個数比率が40〜80%、−万
粒径75.0〜10.0 m +7)結晶粒の個数比兜
が15%以上となる混粒分布としたことを特徴とする鉄
損の低い方向性けい素鋼板である。
板の2次再結晶粒につき、その粒度分布を、粒径:1.
0〜2.5頭の結晶粒の個数比率が40〜80%、−万
粒径75.0〜10.0 m +7)結晶粒の個数比兜
が15%以上となる混粒分布としたことを特徴とする鉄
損の低い方向性けい素鋼板である。
またこの発明は、含けい素鋼スラブを熱間圧延して得ら
れた熱延板に、1回または中間焼鈍を挾む2回の冷間圧
延を施して最終板厚としたのち、脱炭・1次再結晶焼鈍
を施し、っbで鋼板表面KMgOを主成分とする焼鈍分
離剤を塗布してから最終仕上焼鈍および上塗りコーティ
ング処理を施す一連の工程よりなる方向性けい素鋼板の
製造方法において、脱炭・1次再結晶焼鈍後、焼鈍分離
剤塗布前の鋼板表面に2次再結晶発現促進剤を離散的に
付着させることにより、2次再結晶粒の粒度分布を、粒
径:1.θ〜2.5uの個数比率が40〜80%、粒径
5.0〜10,0非の結晶粒の個数比庫が15%以上と
することを特徴とする鉄損の低い方向性けい素鋼板の製
造方法である。
れた熱延板に、1回または中間焼鈍を挾む2回の冷間圧
延を施して最終板厚としたのち、脱炭・1次再結晶焼鈍
を施し、っbで鋼板表面KMgOを主成分とする焼鈍分
離剤を塗布してから最終仕上焼鈍および上塗りコーティ
ング処理を施す一連の工程よりなる方向性けい素鋼板の
製造方法において、脱炭・1次再結晶焼鈍後、焼鈍分離
剤塗布前の鋼板表面に2次再結晶発現促進剤を離散的に
付着させることにより、2次再結晶粒の粒度分布を、粒
径:1.θ〜2.5uの個数比率が40〜80%、粒径
5.0〜10,0非の結晶粒の個数比庫が15%以上と
することを特徴とする鉄損の低い方向性けい素鋼板の製
造方法である。
この発明において、粒径1.θ〜2.5露の結晶粒の形
成領域としては、鋼板の圧延方向にほぼ直角の向きをな
す連続または非連続の帯状領域であって、しかもその幅
が1.0〜4.0闘でかっ、圧延方向における繰返し間
隔が5〜155mのものがとりわけ好都合である。
成領域としては、鋼板の圧延方向にほぼ直角の向きをな
す連続または非連続の帯状領域であって、しかもその幅
が1.0〜4.0闘でかっ、圧延方向における繰返し間
隔が5〜155mのものがとりわけ好都合である。
以下この発明を由来するに至った実験結果に基き、この
発明を具体的に説明する。
発明を具体的に説明する。
さて方向性けい素鋼板の製造過程において、最終板厚1
c冷間圧延された鋼板は有害な炭素を取除くため通常脱
炭焼鈍が施される。かかる焼鈍によって鋼板は、脱炭さ
れると同時に再結晶するので脱炭・1次再結晶焼鈍板と
呼ばれる。またこのとき得られる再結晶粒は、多種、多
様の方位からなってbて、正常粒と呼ばれたり、1次再
結晶粒と呼ばれる。ついで後続の2次再結晶焼鈍におい
て、多種、多様の方位の正常粒のなかから(110)(
0013万位の粒が優先的圧しかも爆発的に成長し、か
くして鋼板中のすべての結晶粒が(110)[OOX]
方位ないしはこれに近い方位の粒となる。かかる異常な
粒成長現象は、正常籾つまり1次再結晶粒が再結晶する
とめう意味で2次再結晶と呼ばれる。この2次再結晶に
おいて、(110)COOL:]方位に近い粒を優先的
に成長させるためには、それ以外の方位の粒の成長を抑
制する必要があり、そのために抑制剤と呼ばれる成分が
鋼中に添加される。かような抑制剤としては、現在、各
種硫化物、セレン化物、窒化物、炭化物ならびKB、8
bおよびTeなどが知られている。
c冷間圧延された鋼板は有害な炭素を取除くため通常脱
炭焼鈍が施される。かかる焼鈍によって鋼板は、脱炭さ
れると同時に再結晶するので脱炭・1次再結晶焼鈍板と
呼ばれる。またこのとき得られる再結晶粒は、多種、多
様の方位からなってbて、正常粒と呼ばれたり、1次再
結晶粒と呼ばれる。ついで後続の2次再結晶焼鈍におい
て、多種、多様の方位の正常粒のなかから(110)(
0013万位の粒が優先的圧しかも爆発的に成長し、か
くして鋼板中のすべての結晶粒が(110)[OOX]
方位ないしはこれに近い方位の粒となる。かかる異常な
粒成長現象は、正常籾つまり1次再結晶粒が再結晶する
とめう意味で2次再結晶と呼ばれる。この2次再結晶に
おいて、(110)COOL:]方位に近い粒を優先的
に成長させるためには、それ以外の方位の粒の成長を抑
制する必要があり、そのために抑制剤と呼ばれる成分が
鋼中に添加される。かような抑制剤としては、現在、各
種硫化物、セレン化物、窒化物、炭化物ならびKB、8
bおよびTeなどが知られている。
ところで抑制剤として添加された成分のうちSやSe
、 Nなどが最終製品に残留していると、磁気特性への
悪影響が著しいため、2次再結晶処理に引続き、120
0℃程度の高温H2雰囲気中で焼鈍を施して、上記の如
き残留不純物を鋼中から除去する。それ故かかる焼鈍は
純化焼鈍と呼ばれる。
、 Nなどが最終製品に残留していると、磁気特性への
悪影響が著しいため、2次再結晶処理に引続き、120
0℃程度の高温H2雰囲気中で焼鈍を施して、上記の如
き残留不純物を鋼中から除去する。それ故かかる焼鈍は
純化焼鈍と呼ばれる。
また2次再結晶焼鈍と純化焼鈍とは通常連続して行なわ
れるので、両者をまとめて最終仕上げ焼鈍と呼ぶことも
ある。
れるので、両者をまとめて最終仕上げ焼鈍と呼ぶことも
ある。
さて脱炭・1次再結晶焼鈍板の1次再結晶粒の粒径は、
通常zOμm程度であるが、引続く2次再結晶焼鈍にお
いて上記した抑制剤の抑制効果が不十分な場合には、正
常粒が粒成長を起こす結果、所期1.’c2次再結晶を
惹起し得す、このため最終仕上げ焼鈍後の鋼板は、数百
社程度までの大きさのいわゆる正常籾で構成されること
になり、製品の磁気特性が著しく劣化することになる。
通常zOμm程度であるが、引続く2次再結晶焼鈍にお
いて上記した抑制剤の抑制効果が不十分な場合には、正
常粒が粒成長を起こす結果、所期1.’c2次再結晶を
惹起し得す、このため最終仕上げ焼鈍後の鋼板は、数百
社程度までの大きさのいわゆる正常籾で構成されること
になり、製品の磁気特性が著しく劣化することになる。
発明者らは、上記のような状況を定量的に把握するため
、Slを84重量%(以下単に%で示す)含有する方向
性けい素鋼板につき、その製造条件を種々に変化させて
、板厚0.80闘の製品の結晶粒径を意図的に変え、得
られた結晶粒の平均粒径と磁気特性(ω束密度Bloお
よび鉄損W17150)との関係について調査した。そ
の結果を第1図a。
、Slを84重量%(以下単に%で示す)含有する方向
性けい素鋼板につき、その製造条件を種々に変化させて
、板厚0.80闘の製品の結晶粒径を意図的に変え、得
られた結晶粒の平均粒径と磁気特性(ω束密度Bloお
よび鉄損W17150)との関係について調査した。そ
の結果を第1図a。
bKO印で示す。
第1図から明らかなように、平均結晶粒径の増加ととも
に、BI3値は単純に増加するが、鉄損値W17150
は次第に減少し、粒径1〜811111で極小値を示し
たのち再び増加する傾向にある。従って鉄損に対しては
、平均粒径でいえば、従来から知られているように1〜
8困が最適値となる。
に、BI3値は単純に増加するが、鉄損値W17150
は次第に減少し、粒径1〜811111で極小値を示し
たのち再び増加する傾向にある。従って鉄損に対しては
、平均粒径でいえば、従来から知られているように1〜
8困が最適値となる。
ところで第1図によれば、平均粒径が0.5〜1.0朋
の範囲で、BI3値ならびにW1?150値とも急激に
変化しているが、この現象は、鋼板を構成する結晶粒に
つき、平均粒径0.5〜1.0闘を境として、それより
細粒側では正常粒、一方粗粒側では2次再結晶粒が主体
となっていることを示している。すなわち平均粒径1.
Om以上では、2次再結晶粒の発現によって製品の(1
1O)〔001〕方位への集積度が高まり、BI3値の
急激な上昇と鉄損の急激な低減がもたらされるわけであ
る。
の範囲で、BI3値ならびにW1?150値とも急激に
変化しているが、この現象は、鋼板を構成する結晶粒に
つき、平均粒径0.5〜1.0闘を境として、それより
細粒側では正常粒、一方粗粒側では2次再結晶粒が主体
となっていることを示している。すなわち平均粒径1.
Om以上では、2次再結晶粒の発現によって製品の(1
1O)〔001〕方位への集積度が高まり、BI3値の
急激な上昇と鉄損の急激な低減がもたらされるわけであ
る。
次に発明者らは、鋼板における結晶粒の粒度分布とその
配列とについて検討を加えた。実験は、上掲した8、2
%S1含有驚旬方向性けい素鋼板を用いて行ない、一つ
は、特開昭56−180454号公報に開示された手法
に従って、第1図中に○印で示した製品板に局部的に歪
を加えたのち再焼鈍を施すことにより、鋼板表面に平均
粒径約0.1顛の大きさの再結晶粒を圧延方向に対して
直角方向に配列させ、しかもこの配列を圧延方向に対す
る繰返しピッチ12mの間隔で繰返した。得られた結果
を第1図にΔ印で示す。また他の一つは、脱炭・1次再
結晶焼鈍板の表面に微細なSrO粉を付着させることに
よって、製品板の2次再結晶組織に粒径1.0〜2.5
g+mの大きさの2次再結晶粒群からなる領域を設けた
。この領域は、縮約8mで、圧延方向に対し直角方向に
連続または断続して連なる帯状の領域であって、圧延方
向に対して間隔12顛の繰返しピッチをもつ。得られた
結果を、第1図に◎印で示す。なお脱炭・1次再結晶焼
鈍板の表面に微細なSrO粉を付着させることによって
、製品板に粒径1.θ〜2.5寵の細かい2次再結晶粒
が形成される理由は、かかるSrO粉を付着させた個所
は2次再結晶焼鈍において、2次再結晶粒の発現が早め
られ、しかもその成長速度は大きくはないので、結果的
に細かい2次再結晶粒として鋼板中に残存することにな
るためと考えられる。・そして2次再結晶粒の成長速度
が遅いわけは、その方位が(110)COOL)方位か
ら若干ずれているためではないかと推察される。
配列とについて検討を加えた。実験は、上掲した8、2
%S1含有驚旬方向性けい素鋼板を用いて行ない、一つ
は、特開昭56−180454号公報に開示された手法
に従って、第1図中に○印で示した製品板に局部的に歪
を加えたのち再焼鈍を施すことにより、鋼板表面に平均
粒径約0.1顛の大きさの再結晶粒を圧延方向に対して
直角方向に配列させ、しかもこの配列を圧延方向に対す
る繰返しピッチ12mの間隔で繰返した。得られた結果
を第1図にΔ印で示す。また他の一つは、脱炭・1次再
結晶焼鈍板の表面に微細なSrO粉を付着させることに
よって、製品板の2次再結晶組織に粒径1.0〜2.5
g+mの大きさの2次再結晶粒群からなる領域を設けた
。この領域は、縮約8mで、圧延方向に対し直角方向に
連続または断続して連なる帯状の領域であって、圧延方
向に対して間隔12顛の繰返しピッチをもつ。得られた
結果を、第1図に◎印で示す。なお脱炭・1次再結晶焼
鈍板の表面に微細なSrO粉を付着させることによって
、製品板に粒径1.θ〜2.5寵の細かい2次再結晶粒
が形成される理由は、かかるSrO粉を付着させた個所
は2次再結晶焼鈍において、2次再結晶粒の発現が早め
られ、しかもその成長速度は大きくはないので、結果的
に細かい2次再結晶粒として鋼板中に残存することにな
るためと考えられる。・そして2次再結晶粒の成長速度
が遅いわけは、その方位が(110)COOL)方位か
ら若干ずれているためではないかと推察される。
さて第1図に示した結果から明らかなように、従来法に
従い約100μmの大きさの再結晶粒を鋼板表面に配列
させた例(△印)では確かに、平均粒径7〜20關の範
囲において大きな鉄損低減効果が見られたが、その値は
○印の最適結晶粒径の製品と同程度にすぎず、一方その
反面で磁束密度(BI3値)についてはかなりの低下を
示した。
従い約100μmの大きさの再結晶粒を鋼板表面に配列
させた例(△印)では確かに、平均粒径7〜20關の範
囲において大きな鉄損低減効果が見られたが、その値は
○印の最適結晶粒径の製品と同程度にすぎず、一方その
反面で磁束密度(BI3値)についてはかなりの低下を
示した。
これに対し、1.0〜2.5 mの細かい2次再結晶群
からなる帯状領域を配置したもの(◎印)は、その鉄損
改善効果は極めて大きく、従来の最良値をさらに凌ぐ成
果が得られ、しかも磁束密度(B10値)の低下は図示
したとおりほとんどなかった。
からなる帯状領域を配置したもの(◎印)は、その鉄損
改善効果は極めて大きく、従来の最良値をさらに凌ぐ成
果が得られ、しかも磁束密度(B10値)の低下は図示
したとおりほとんどなかった。
すなわち結晶粒径の異なる2次再結晶粒を圧延方向に対
して交互に配列することによって、磁束密度の劣化を招
くことなしに従来に比べてより一層低鉄損の方向性けい
素鋼板が得られることが判明したのである。ここに磁束
密度の劣化を招かない理由は、鋼板を構成する結晶粒は
、細粒であるとはいうものの、2次再結晶粒であるので
(110)[0013方位からのずれは小さいためであ
ると考えられる。
して交互に配列することによって、磁束密度の劣化を招
くことなしに従来に比べてより一層低鉄損の方向性けい
素鋼板が得られることが判明したのである。ここに磁束
密度の劣化を招かない理由は、鋼板を構成する結晶粒は
、細粒であるとはいうものの、2次再結晶粒であるので
(110)[0013方位からのずれは小さいためであ
ると考えられる。
第2図a、bに、第11Mに◎印で示した製品のうち平
均粒径が8.98mのものの、結晶粒径の度数分布とマ
クI2粗織をそれぞれ示す。第2図すにおいてAで示し
た領域(幅8騙)では、1.0〜L′5so+の結晶粒
の個数が約90%を占め、一方それ以外のBで示した領
域(幅9朋)では粒径5.0〜7.5鴎の結晶粒の個数
が約60%を占めていた。
均粒径が8.98mのものの、結晶粒径の度数分布とマ
クI2粗織をそれぞれ示す。第2図すにおいてAで示し
た領域(幅8騙)では、1.0〜L′5so+の結晶粒
の個数が約90%を占め、一方それ以外のBで示した領
域(幅9朋)では粒径5.0〜7.5鴎の結晶粒の個数
が約60%を占めていた。
なお領域A、Bを区別しない場合は、粒径1.0〜2・
5龍の結晶粒の個数比率は約60%、5.0〜7.5
IIIの結晶粒のそれは約17%であった。
5龍の結晶粒の個数比率は約60%、5.0〜7.5
IIIの結晶粒のそれは約17%であった。
これに対し、第1図において○印で示した従来材のうち
、平均粒径が3.89 朋の製品について同様の調査を
行ったところ、結晶粒径の度数分布は、第8図りに示し
たように粒径2.5〜5.0属tの結晶粒が最も多く個
数にして全体の約70%を占めていて、これよりも細粒
側になるに従い、なた粗粒側になるに従って数はそれぞ
れ減少する傾向にあった。
、平均粒径が3.89 朋の製品について同様の調査を
行ったところ、結晶粒径の度数分布は、第8図りに示し
たように粒径2.5〜5.0属tの結晶粒が最も多く個
数にして全体の約70%を占めていて、これよりも細粒
側になるに従い、なた粗粒側になるに従って数はそれぞ
れ減少する傾向にあった。
このように従来製品では、2次再結晶粒の粒度分布は整
粒分布を呈していたのに対し、この発明に従う製品では
、2次鵠晶粒の粒度分布が混粒分布を呈しているところ
に大きな特徴がある。
粒分布を呈していたのに対し、この発明に従う製品では
、2次鵠晶粒の粒度分布が混粒分布を呈しているところ
に大きな特徴がある。
ここで結晶粒径および平均粒径の計算方法について述べ
ると、第2および8図においては、どちらの結晶粒も2
次再結晶粒であるので、0.81)mの板厚の製品にお
いては、結晶粒が板厚を貫通している。したがって、鋼
板の片面側についてのみ計算すれば十分である。いま、
ひとつの結晶粒の面積をS mBとすると、この結晶粒
径DmはD=zJで計算できる。次に、多結晶粒の平均
粒径は総面積を八−とし、そこに含まれる結晶粒の計算
される。
ると、第2および8図においては、どちらの結晶粒も2
次再結晶粒であるので、0.81)mの板厚の製品にお
いては、結晶粒が板厚を貫通している。したがって、鋼
板の片面側についてのみ計算すれば十分である。いま、
ひとつの結晶粒の面積をS mBとすると、この結晶粒
径DmはD=zJで計算できる。次に、多結晶粒の平均
粒径は総面積を八−とし、そこに含まれる結晶粒の計算
される。
なお第2図すに示した領域内での粒度分布の算出方法は
、領域AとBに完全に含まれる粒はそれぞれ領域A、B
に属するとして数え、一方領域AとBにまたがる粒につ
いては、境界線によって2分割された粒の8つの面積の
うち、大きな面積を有する側の領域に属するものとして
、数えた。
、領域AとBに完全に含まれる粒はそれぞれ領域A、B
に属するとして数え、一方領域AとBにまたがる粒につ
いては、境界線によって2分割された粒の8つの面積の
うち、大きな面積を有する側の領域に属するものとして
、数えた。
次に、鉄損改善効果に関し、2次再結晶粒の粒度分布が
混粒タイプである点と粒径1.0〜2.5諒の2次再結
晶群が帯状に配列されている点とで、どちらがより本質
的であるを見極めるべく、以下に述べる実験を行った。
混粒タイプである点と粒径1.0〜2.5諒の2次再結
晶群が帯状に配列されている点とで、どちらがより本質
的であるを見極めるべく、以下に述べる実験を行った。
′すなわち脱炭・1次再結晶焼鈍板の表面に、微細粒を
得るべく微細なSrO粉の塗布を行うに際し、該SrO
粉を斑点状に散布し、その後の処理は前述の例と同様に
して行ない製品とした。得られた製品の2次再結晶粒の
度数分布およびマクロ組織を第4図a、bにそれぞれ示
す。
得るべく微細なSrO粉の塗布を行うに際し、該SrO
粉を斑点状に散布し、その後の処理は前述の例と同様に
して行ない製品とした。得られた製品の2次再結晶粒の
度数分布およびマクロ組織を第4図a、bにそれぞれ示
す。
第4図すから明らかなように、この製品板では粒径1.
0〜2.5mの2次再結晶粒の領域が斑点状に点在し、
その粒度分布は1.0〜2.5mmの粒径の個数が一番
多くて約64%、一方5.0〜7.5駆の粒径の個数が
二番目に多くて約20%、そして他のものはいずれも1
0%以下であって、前掲第2図に示した例とほぼ同一の
混粒タイプの製品が得られた。
0〜2.5mの2次再結晶粒の領域が斑点状に点在し、
その粒度分布は1.0〜2.5mmの粒径の個数が一番
多くて約64%、一方5.0〜7.5駆の粒径の個数が
二番目に多くて約20%、そして他のものはいずれも1
0%以下であって、前掲第2図に示した例とほぼ同一の
混粒タイプの製品が得られた。
さてここで、上掲した第2〜4図に示した8種類の度数
分布ならびにマクロ組織になる製品板の磁気特性につb
ては、下31に示したとおりであった。
分布ならびにマクロ組織になる製品板の磁気特性につb
ては、下31に示したとおりであった。
表1
表1から明らかなように、微細な2次再結晶群を斑点状
に点在させた場合でも、圧延と直角方向に帯状に分布さ
せた第2図に示した例には及ばないにしても、鉄損低域
に関してかなりの効果があることが判明した。
に点在させた場合でも、圧延と直角方向に帯状に分布さ
せた第2図に示した例には及ばないにしても、鉄損低域
に関してかなりの効果があることが判明した。
ここに磁束密度の劣化を伴うことのない鉄損の改善につ
いては、微細な2次再結晶群の配置が本質的要因である
のではなく、その粒度分布に大きな意味があり、たとえ
ば第2図および第4図に示したよりな混粒タイプにする
ことが重要であるととぶ究明されたのである。
いては、微細な2次再結晶群の配置が本質的要因である
のではなく、その粒度分布に大きな意味があり、たとえ
ば第2図および第4図に示したよりな混粒タイプにする
ことが重要であるととぶ究明されたのである。
・ さてこの発明における方向性けい素鋼板の成分につ
しては、Slを含有することが不可欠であるが、その量
が2.0%未満では鉄損の劣化が著しく、一方4.0%
を超えると冷間加工性が劣化するきらいにあるので、S
i含有量は2.0〜4.0%とするのが望ましい。また
その他の成分につbては、通常方向性けい素鋼板の成分
として用いられるものであれば、従来公知のいずれの成
分をも使用できる。
しては、Slを含有することが不可欠であるが、その量
が2.0%未満では鉄損の劣化が著しく、一方4.0%
を超えると冷間加工性が劣化するきらいにあるので、S
i含有量は2.0〜4.0%とするのが望ましい。また
その他の成分につbては、通常方向性けい素鋼板の成分
として用いられるものであれば、従来公知のいずれの成
分をも使用できる。
゛また鋼板の板厚は、0.15〜0.5鰭程度が好まし
い。というのはO,15m未満では、2次再結晶が困難
であり、一方0.5flを超えると鉄損の改善効果が乏
しく笑声的でないからである。
い。というのはO,15m未満では、2次再結晶が困難
であり、一方0.5flを超えると鉄損の改善効果が乏
しく笑声的でないからである。
さらに鋼板を構成する結晶粒は、そのtlとんどが粒径
1.0i以上で、しかも(110)[001]方位から
のずれが小さい2次再結晶粒であることが必要である。
1.0i以上で、しかも(110)[001]方位から
のずれが小さい2次再結晶粒であることが必要である。
粒径が1.0非に満たないと(110)(Q 01 )
方位からのずれが大きく、極端な場合は正常粒のまま残
存して鋼板の磁束密度ひいては鉄損を甚しく害すること
になるからである。
方位からのずれが大きく、極端な場合は正常粒のまま残
存して鋼板の磁束密度ひいては鉄損を甚しく害すること
になるからである。
ここにおいて、鋼板を構成する結晶粒の粒度分布が、混
粒タイプであること、すなわちイ固数比率にして、1.
0〜2.6 mの粒径の2次再結晶粒カー40〜80%
好ましくは60〜70%でカニつ、5.0〜10.0
mの粒径の2次再結晶粒力″−16%以上であることが
必要とされる。
粒タイプであること、すなわちイ固数比率にして、1.
0〜2.6 mの粒径の2次再結晶粒カー40〜80%
好ましくは60〜70%でカニつ、5.0〜10.0
mの粒径の2次再結晶粒力″−16%以上であることが
必要とされる。
というのは粒径1.0〜2.5Hの2次再結晶粒の個数
比巡が40%未満では鉄損低減効果に乏しく、一方80
%を超える場合や、粒径5.0〜10.0mmの結晶粒
の個数比高が15%に満たない場合に(ま、粗粒側の個
数比嘉が小さくなって磁束腎度の劣イ1を招くからであ
る。
比巡が40%未満では鉄損低減効果に乏しく、一方80
%を超える場合や、粒径5.0〜10.0mmの結晶粒
の個数比高が15%に満たない場合に(ま、粗粒側の個
数比嘉が小さくなって磁束腎度の劣イ1を招くからであ
る。
なお粒径が2.5鰭を超え5.0m+a未満の結晶粒の
個数死出は、 5.0 = 10.011IIの結晶粒
のそれよりも小さい方が好ましい。
個数死出は、 5.0 = 10.011IIの結晶粒
のそれよりも小さい方が好ましい。
このように混粒タイプの粒度分布とすることによって、
製品の磁束密度を低下させることなく、鉄損を低減する
ことが可能となるわけであるカt、かかる混粒タイプの
2次再結晶組織とする丸めには、脱炭・1次再結晶焼鈍
板に、2次再結晶焼鈍に扼立ち、2次再結晶の発現を促
進するようなも°のを付着させればよく、かような2次
再結晶発現促進剤としてはSrO粉の他に、Mo OB
やSnO。
製品の磁束密度を低下させることなく、鉄損を低減する
ことが可能となるわけであるカt、かかる混粒タイプの
2次再結晶組織とする丸めには、脱炭・1次再結晶焼鈍
板に、2次再結晶焼鈍に扼立ち、2次再結晶の発現を促
進するようなも°のを付着させればよく、かような2次
再結晶発現促進剤としてはSrO粉の他に、Mo OB
やSnO。
SnOs粉がとりわけ有利に適合する。
これらの薬剤により、2次再結晶の発現が促進される理
由は、2次再結晶焼鈍中に、これらの薬剤が、鋼板表層
地峡中に分散している5tO2籾子の存在形態を変える
ため、2次再結晶粒の発現音での時間(潜伏時間と呼ば
れる)が短縮されるからである。これらの薬剤により、
早期に発現した2次再結晶粒の成長速度は通常の2次再
結晶粒の成長速度に比して小さいため、結果的に1.0
〜2.5mの細粒として鋼板に残存する。この成長速度
が遅い理由は、その方位が(110)〔001〕方位か
ら若干ずれているためではないかと推察される。
由は、2次再結晶焼鈍中に、これらの薬剤が、鋼板表層
地峡中に分散している5tO2籾子の存在形態を変える
ため、2次再結晶粒の発現音での時間(潜伏時間と呼ば
れる)が短縮されるからである。これらの薬剤により、
早期に発現した2次再結晶粒の成長速度は通常の2次再
結晶粒の成長速度に比して小さいため、結果的に1.0
〜2.5mの細粒として鋼板に残存する。この成長速度
が遅い理由は、その方位が(110)〔001〕方位か
ら若干ずれているためではないかと推察される。
かかる2次再結晶発現促進剤を付着させた領域は、2次
再結晶の発現が早められる結果、1.0〜2.5闘程度
の2次再結晶粒を最終板厚後の鋼板にもたらし、一方2
次再結晶発現促進剤未付着領域では主に5.0〜10.
0*i+の結晶粒が発現するので、所期した混粒タイプ
の2次再結晶組織が得られることになるのである。
再結晶の発現が早められる結果、1.0〜2.5闘程度
の2次再結晶粒を最終板厚後の鋼板にもたらし、一方2
次再結晶発現促進剤未付着領域では主に5.0〜10.
0*i+の結晶粒が発現するので、所期した混粒タイプ
の2次再結晶組織が得られることになるのである。
ところで上記した混粒タイプにおいて、1.0〜2.5
txの2次再結晶粒群は、圧延方向に対し直角方向に
帯状にそれも繰返して分布させることが、鉄損低域に関
し一層の効果が得られる。このとき粒径1.0〜L5m
の結晶粒群の帯状領域は、幅1.0〜4.0m+aが好
ましく、また繰返し間隔は5〜15v+mが望ましい。
txの2次再結晶粒群は、圧延方向に対し直角方向に
帯状にそれも繰返して分布させることが、鉄損低域に関
し一層の効果が得られる。このとき粒径1.0〜L5m
の結晶粒群の帯状領域は、幅1.0〜4.0m+aが好
ましく、また繰返し間隔は5〜15v+mが望ましい。
そしてかかる鋼板の表面は、フォルステライト(M、9
a S x O4)からなるグラス被膜を有し、さら
にその上には、層間抵抗などの要請から必要により、上
塗りコーテイング膜をそなえる場合もある。上塗りコー
テイング膜には、通常の絶縁被膜のほか、鋼板に張力を
付与するタイプのコーテイング膜をも含む。
a S x O4)からなるグラス被膜を有し、さら
にその上には、層間抵抗などの要請から必要により、上
塗りコーテイング膜をそなえる場合もある。上塗りコー
テイング膜には、通常の絶縁被膜のほか、鋼板に張力を
付与するタイプのコーテイング膜をも含む。
実施例
実施例 I
Si : 8.2%を含有するけい素鋼素材を、常法に
従って厚み0.80mの冷延鋼板とし、ついで脱炭・1
次再結晶焼鈍したのち鋼板を2分割し、一方はそのまま
MgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布し、2次再結晶
焼鈍と1200°C,5時間の純化焼鈍とからなる最終
仕上げ焼鈍を施して比較例とした。また他のひとつは鋼
板表面に、平均粒径500AのSrO粉を、付着幅2龍
で圧延方向と直角方向に帯状に、しかも圧延方向におい
て、間隔7fiで繰返し付着させたのち、焼鈍分離剤を
その上から塗布してから比較例と同じ要領で最終仕上げ
焼鈍を施して製品とした。
従って厚み0.80mの冷延鋼板とし、ついで脱炭・1
次再結晶焼鈍したのち鋼板を2分割し、一方はそのまま
MgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布し、2次再結晶
焼鈍と1200°C,5時間の純化焼鈍とからなる最終
仕上げ焼鈍を施して比較例とした。また他のひとつは鋼
板表面に、平均粒径500AのSrO粉を、付着幅2龍
で圧延方向と直角方向に帯状に、しかも圧延方向におい
て、間隔7fiで繰返し付着させたのち、焼鈍分離剤を
その上から塗布してから比較例と同じ要領で最終仕上げ
焼鈍を施して製品とした。
その結果、後者の実施例においては、SrO粉を付着さ
せた領域において粒径1.0〜2.5罪の細かい2次再
結晶粒が帯状に出現したが、比較例においては粒径2.
5〜5.Owmの2次再結晶粒が最も多かった。これら
の粒径分布を測定した結果は、第5図に示したように、
比較例では整粒分布となったが、実施例では、混粒分布
を示し、粒径1.0〜2.5m+aの結晶粒の個数比率
は、72.8%、一方5.0〜10.Omの粒径の個数
比率は15.6%であつた。
せた領域において粒径1.0〜2.5罪の細かい2次再
結晶粒が帯状に出現したが、比較例においては粒径2.
5〜5.Owmの2次再結晶粒が最も多かった。これら
の粒径分布を測定した結果は、第5図に示したように、
比較例では整粒分布となったが、実施例では、混粒分布
を示し、粒径1.0〜2.5m+aの結晶粒の個数比率
は、72.8%、一方5.0〜10.Omの粒径の個数
比率は15.6%であつた。
そしてこれらの磁気物性は、実施例力1B = 1.9
i T ; W17150 = 0.985 W/kl
? テあルノ0 に対し、比較例は、B1o= 1.QO8T ;W 1
?150 = 1.078 W/kl?であった。
i T ; W17150 = 0.985 W/kl
? テあルノ0 に対し、比較例は、B1o= 1.QO8T ;W 1
?150 = 1.078 W/kl?であった。
実施例 2
Si : 8.2%を含有するけい素鋼素材を、常法に
従って厚み0.28mの冷延鋼板としたのち、脱炭・1
次再結晶焼鈍を施し、ついで焼鈍分離剤を塗布するに際
し、塗布前に、鋼板表面に平均粒径101ooo’hの
MoOB粉を径8uの斑点状に散布した後、焼鈍分離剤
を塗布した。
従って厚み0.28mの冷延鋼板としたのち、脱炭・1
次再結晶焼鈍を施し、ついで焼鈍分離剤を塗布するに際
し、塗布前に、鋼板表面に平均粒径101ooo’hの
MoOB粉を径8uの斑点状に散布した後、焼鈍分離剤
を塗布した。
しかるのち2次再結晶焼鈍ついで1200”c。
5時間の純化焼鈍を施した。
なお比較のため、常法に従いMgOを主成分とする焼鈍
分離剤のみを塗布し、2次再結晶焼鈍ついで1200”
さ、5時間の純化焼鈍を施し、比較例とした。
分離剤のみを塗布し、2次再結晶焼鈍ついで1200”
さ、5時間の純化焼鈍を施し、比較例とした。
この結果、実施例においては、M2O3粉を付着さ誓た
領域において1.0〜2.5龍の細かい2次再結晶粒の
群が斑点状に出現したが、比較例においては2.5〜5
.0mの2次再結晶粒が最も多かった。
領域において1.0〜2.5龍の細かい2次再結晶粒の
群が斑点状に出現したが、比較例においては2.5〜5
.0mの2次再結晶粒が最も多かった。
これらの粒径分布を測定した結果は、第6図に示したよ
うに比較例では整粒分布となったが、実施例では混粒分
布を示し、1.0〜2.5罪の粒径の個数比率は71.
4%;5.θ〜10.0 flの粒径の個数比率は19
.7%であった。
うに比較例では整粒分布となったが、実施例では混粒分
布を示し、1.0〜2.5罪の粒径の個数比率は71.
4%;5.θ〜10.0 flの粒径の個数比率は19
.7%であった。
そしてこれらの磁気特性は実施例が
B□。= 1.885 T ; W 1?150 =
0.856 W/に9であるのに対し、比較例はB1o
= ]、、889 T 。
0.856 W/に9であるのに対し、比較例はB1o
= ]、、889 T 。
W 1?/ltO= 0.937 W/kl?であった
。
。
実施例 8
Si : 8.0%を含有するけい素鋼素材を、常法に
従って厚み0.8(1mの冷延鋼板としたのち、脱炭・
1次再結晶焼鈍を施し、ついで焼鈍分離剤を塗布するに
際し、塗布前に、鋼板表面に、SnO粉を径z露の斑点
状に散布した後、焼鈍分離剤を塗布した。
従って厚み0.8(1mの冷延鋼板としたのち、脱炭・
1次再結晶焼鈍を施し、ついで焼鈍分離剤を塗布するに
際し、塗布前に、鋼板表面に、SnO粉を径z露の斑点
状に散布した後、焼鈍分離剤を塗布した。
しかるのち2次再結晶焼鈍ついで1200℃。
5時間の純化焼鈍を施した。
なお比較のため、常法に従いMgOを主成分とする焼鈍
分離剤のみを塗布し、2次再結晶焼鈍、ついで1200
℃、5時間の純化焼鈍を施し、比較例とした。
分離剤のみを塗布し、2次再結晶焼鈍、ついで1200
℃、5時間の純化焼鈍を施し、比較例とした。
この結果、実施例においては、SnO粉を付着させた領
域において、1.0〜2.5闘の細かい2次再結晶粒の
群が斑点状に出現したが、比較例においては2.5〜5
.0謔の2次再結晶粒が最も多かった。
域において、1.0〜2.5闘の細かい2次再結晶粒の
群が斑点状に出現したが、比較例においては2.5〜5
.0謔の2次再結晶粒が最も多かった。
粒度分布の個数比率を算出したところ、実施例では、1
.0〜2.5 mの粒径の個数比率は68.0%:5.
0〜10.Omttの粒径の個数比率は16.8%であ
った。これに対し、比較例では、−個数比率は各々9.
8%; 18.5%であり、2.5〜5.0難の粒径の
個数比率は65%であった。
.0〜2.5 mの粒径の個数比率は68.0%:5.
0〜10.Omttの粒径の個数比率は16.8%であ
った。これに対し、比較例では、−個数比率は各々9.
8%; 18.5%であり、2.5〜5.0難の粒径の
個数比率は65%であった。
そして、これらの磁気特性は実施例が
Blo= 1.915 T ; Wl!+150 =
0.997 W/に#であるのに対し1、比較例はBl
o= 1.920 T ;W 1?150 = x、0
62 W/に&であった。
0.997 W/に#であるのに対し1、比較例はBl
o= 1.920 T ;W 1?150 = x、0
62 W/に&であった。
発明の効果
かくしてこの発明によれば、磁束密度を劣化させること
なしに、従来に比べて鉄損特性が格段に優れた方向性け
い素鋼板を得ることができる。
なしに、従来に比べて鉄損特性が格段に優れた方向性け
い素鋼板を得ることができる。
第1図a、bはそれぞれ、平均粒径とB□。およヒW
1 ’I /60との関係を示したグラフ、第z図a、
bはそれぞれ、この発明に従う方向性けい素鋼板の粒度
分布およびマクロ組織を示した模式図、 第8図a、bはそれぞれ、従来の方向性けい素鋼板の粒
度分布およびマクロ組織の模式図、第4図a、bはそれ
ぞれ、この発明の他の実施例の粒度分布およびマクロ組
織を示した模式図、第5図および第6図はいずれも、こ
の発明と従来例の粒度分布をそれぞれ比較して示したグ
ラフである。 第2図 (a) (b) 第3図 (a) 0.5 10 2.5 50 75 10 15鮎晶籾
任(伽町 (b) 第4図 (a) (tj) 第5図 第6図 趙易社掻(句帽)
1 ’I /60との関係を示したグラフ、第z図a、
bはそれぞれ、この発明に従う方向性けい素鋼板の粒度
分布およびマクロ組織を示した模式図、 第8図a、bはそれぞれ、従来の方向性けい素鋼板の粒
度分布およびマクロ組織の模式図、第4図a、bはそれ
ぞれ、この発明の他の実施例の粒度分布およびマクロ組
織を示した模式図、第5図および第6図はいずれも、こ
の発明と従来例の粒度分布をそれぞれ比較して示したグ
ラフである。 第2図 (a) (b) 第3図 (a) 0.5 10 2.5 50 75 10 15鮎晶籾
任(伽町 (b) 第4図 (a) (tj) 第5図 第6図 趙易社掻(句帽)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 最終仕上げ焼鈍を経た含けい素鋼板の2次再結晶粒
の粒度分布につき、粒径:1.0〜2.5 mの結晶粒
の個数比率が40〜80%、一方粒径5.0〜10.O
m+の結晶粒の個数比率が15%以上である混粒分布に
なることを特徴とする鉄損の低い方向性けい素鋼板。 L 粒径:1.0〜2.5Wの結晶粒の形成領域が、鋼
板の圧延方向にほぼ直角の向きをなす連続または非連続
の帯状領域であって、しかもかかる帯状領域の幅が1.
0 = 4.0 mでかつ、圧延方向における繰返し間
隔が5〜15鴎の範囲である特許請求の範囲第1項記載
の方向性けい素鋼板。 & 含けい素鋼スラブを熱間圧延して得られた熱延板に
、1回または中間焼鈍を挾む2回の冷間圧延を施して最
終板厚としたのち、脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、つい
で鋼板表面にM、90を主成分とする焼鈍分離剤を塗布
してから最終仕上焼鈍および上塗りコーティング処理を
施す一連の工程よりなる方向性けい素鋼板の製造方法に
おいて、脱炭・1次再結晶焼鈍後、焼鈍分離剤塗布前の
鋼板表面に2次再結晶発現促進剤を離散的に付着させる
ことにより、2次再結晶粒の粒度分布を、粒径:1、θ
〜2.5闘の個数比率が40〜80%、粒径5.0〜1
0.Ohmの結晶粒の個数比率が16%以上とすること
を特徴とする鉄損の低い方向性けい素鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59099701A JPH0680172B2 (ja) | 1984-05-19 | 1984-05-19 | 鉄損の低い方向性けい素鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59099701A JPH0680172B2 (ja) | 1984-05-19 | 1984-05-19 | 鉄損の低い方向性けい素鋼板およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60245769A true JPS60245769A (ja) | 1985-12-05 |
| JPH0680172B2 JPH0680172B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=14254356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59099701A Expired - Lifetime JPH0680172B2 (ja) | 1984-05-19 | 1984-05-19 | 鉄損の低い方向性けい素鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0680172B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0837148A3 (en) * | 1996-10-21 | 1998-07-15 | Kawasaki Steel Corporation | Grain-oriented electromagnetic steel sheet |
| US5858126A (en) * | 1992-09-17 | 1999-01-12 | Nippon Steel Corporation | Grain-oriented electrical steel sheet and material having very high magnetic flux density and method of manufacturing same |
| JP2012001769A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Nippon Steel Corp | 部分的に結晶方位が制御されたFe系金属板 |
| WO2014092102A1 (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-19 | Jfeスチール株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
| EP4269651A4 (en) * | 2020-12-22 | 2024-06-19 | POSCO Co., Ltd | Grain oriented electrical steel sheet and method for manufacturing same |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102484304B1 (ko) | 2018-06-21 | 2023-01-03 | 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 | 자기 특성이 우수한 방향성 전자기 강판 |
-
1984
- 1984-05-19 JP JP59099701A patent/JPH0680172B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5858126A (en) * | 1992-09-17 | 1999-01-12 | Nippon Steel Corporation | Grain-oriented electrical steel sheet and material having very high magnetic flux density and method of manufacturing same |
| EP0837148A3 (en) * | 1996-10-21 | 1998-07-15 | Kawasaki Steel Corporation | Grain-oriented electromagnetic steel sheet |
| JP2012001769A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Nippon Steel Corp | 部分的に結晶方位が制御されたFe系金属板 |
| WO2014092102A1 (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-19 | Jfeスチール株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
| JP2014114499A (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-26 | Jfe Steel Corp | 方向性電磁鋼板 |
| US10643770B2 (en) | 2012-12-12 | 2020-05-05 | Jfe Steel Corporation | Grain-oriented electrical steel sheet |
| EP4269651A4 (en) * | 2020-12-22 | 2024-06-19 | POSCO Co., Ltd | Grain oriented electrical steel sheet and method for manufacturing same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0680172B2 (ja) | 1994-10-12 |
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |