JPS6032669B2 - 燃料油の洗浄脱塩法 - Google Patents
燃料油の洗浄脱塩法Info
- Publication number
- JPS6032669B2 JPS6032669B2 JP11785278A JP11785278A JPS6032669B2 JP S6032669 B2 JPS6032669 B2 JP S6032669B2 JP 11785278 A JP11785278 A JP 11785278A JP 11785278 A JP11785278 A JP 11785278A JP S6032669 B2 JPS6032669 B2 JP S6032669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel oil
- water
- sludge
- cleaning
- washing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ガスタービン用燃料油の洗浄脱塩法に係り、
とくに遠心力を利用した洗浄脱塩法に関する。
とくに遠心力を利用した洗浄脱塩法に関する。
ガスタービンは小型装置で大きな動力を引き出せること
から、発電等の広い用途に採用されている。
から、発電等の広い用途に採用されている。
このガスタービンは、燃料油の燃焼による高温ガスを翼
に吹き付けて動力を得る構造であるため、燃料油中の不
純物により腐蝕や摩耗を生ずる問題がある。このような
問題を引き起す不純物は種々あるが、とくにナトリウム
(Na)塩やカリウム(K)塩が腐蝕の主原因となって
おり、燃料油中よりこれらの塩の除去すなわち脱塩が必
要となり、燃料油中のNa塩およびK塩を数ppm以下
もしくはlppm以下にする必要がある。また摩耗の主
原因は砂粒等の固形物であり、これらも又除去する必要
がある。上記燃料油中の固形物はフィル夕で除去するこ
とができる。
に吹き付けて動力を得る構造であるため、燃料油中の不
純物により腐蝕や摩耗を生ずる問題がある。このような
問題を引き起す不純物は種々あるが、とくにナトリウム
(Na)塩やカリウム(K)塩が腐蝕の主原因となって
おり、燃料油中よりこれらの塩の除去すなわち脱塩が必
要となり、燃料油中のNa塩およびK塩を数ppm以下
もしくはlppm以下にする必要がある。また摩耗の主
原因は砂粒等の固形物であり、これらも又除去する必要
がある。上記燃料油中の固形物はフィル夕で除去するこ
とができる。
すなわち、Na塩やK塩は主に塩素(CI)と化合して
塩化ナトリウム(NaCI)や塩化カリウム(KCI)
の形状で燃料油中にわずかに存在している水中に溶解し
たり、また微小な固体となって燃料油中に存在したりし
ている。したがって、Na塩やK塩の除去は、これらが
水の溶解するため燃料油を水で洗浄してNa塩やK塩を
水の方へ移動させ、この水を燃料油より分離する方法が
簡単である。ところが、燃料油と水を混合蝿拝すると衆
知の如くェマルジョンができ、燃料油と水の分離ができ
なくなる。このため、一般にはェマルジョン防止用の薬
剤(以下「ェマルジョンブレーカ」と呼ぶ)を燃料油中
に投入し、更に遠心力の利用または静電気の利用により
分離している。本発明は、上記遠心力を利用した燃料油
の洗浄脱遠法に関する。一般的な遠心分離器は、高速で
回転するロータと、このロータを取り囲む外囲壁と、ロ
ータ部に燃料油と水の混合液を投入する供給管と、ロー
タ部より水および燃料油のそれぞれを取り出す排出管と
、前記外周壁に設けたスラッジ排出口とから形成されて
いる。
塩化ナトリウム(NaCI)や塩化カリウム(KCI)
の形状で燃料油中にわずかに存在している水中に溶解し
たり、また微小な固体となって燃料油中に存在したりし
ている。したがって、Na塩やK塩の除去は、これらが
水の溶解するため燃料油を水で洗浄してNa塩やK塩を
水の方へ移動させ、この水を燃料油より分離する方法が
簡単である。ところが、燃料油と水を混合蝿拝すると衆
知の如くェマルジョンができ、燃料油と水の分離ができ
なくなる。このため、一般にはェマルジョン防止用の薬
剤(以下「ェマルジョンブレーカ」と呼ぶ)を燃料油中
に投入し、更に遠心力の利用または静電気の利用により
分離している。本発明は、上記遠心力を利用した燃料油
の洗浄脱遠法に関する。一般的な遠心分離器は、高速で
回転するロータと、このロータを取り囲む外囲壁と、ロ
ータ部に燃料油と水の混合液を投入する供給管と、ロー
タ部より水および燃料油のそれぞれを取り出す排出管と
、前記外周壁に設けたスラッジ排出口とから形成されて
いる。
そして、回転しているロー夕内部に前記混合液を投入す
ると、混合液は強い遠心力によって燃料油、水およびス
ラツジに分離され、燃料油および水はそれぞれの排出管
を通って排出され、流動性の悪いスラッジは外周壁に設
けた排出口より排出される。このように、遠心力分離機
を用いた脱塩は、燃料油の水による混合洗浄と、ェマル
ジョンブレーカ添加による燃料油と水との混合液の分離
の組み合わせ、すなわち混合洗浄−分離の組み合わせに
よって可能となる。
ると、混合液は強い遠心力によって燃料油、水およびス
ラツジに分離され、燃料油および水はそれぞれの排出管
を通って排出され、流動性の悪いスラッジは外周壁に設
けた排出口より排出される。このように、遠心力分離機
を用いた脱塩は、燃料油の水による混合洗浄と、ェマル
ジョンブレーカ添加による燃料油と水との混合液の分離
の組み合わせ、すなわち混合洗浄−分離の組み合わせに
よって可能となる。
以下、さらに図面により従来例を説明する。
第1図は従来の燃料油の洗浄脱塩法のブロック図であっ
て、図において、1は第1段遠心分離機、1′は第2段
遠心分離機、2は燃料油タンク、3はエマルジヨンブレ
ー力、4はミキサ、5はポンプ、7はフィル夕、10は
燃料油送給管、1 1は洗浄油送給管、12は洗浄水送
給管、13は廃水排出管、14はスラツジ排出管、15
はェマルジョンブレーカ送給管、16は洗浄水送給管を
示している。かかる構成において、燃料タンク2内では
沈澱等によって大型の固型物は除去される。
て、図において、1は第1段遠心分離機、1′は第2段
遠心分離機、2は燃料油タンク、3はエマルジヨンブレ
ー力、4はミキサ、5はポンプ、7はフィル夕、10は
燃料油送給管、1 1は洗浄油送給管、12は洗浄水送
給管、13は廃水排出管、14はスラツジ排出管、15
はェマルジョンブレーカ送給管、16は洗浄水送給管を
示している。かかる構成において、燃料タンク2内では
沈澱等によって大型の固型物は除去される。
そして、燃料油タンク2よりポンプ5で抜き出した原料
燃料油に対し、ェマルジョンブレーカおよび洗浄水を加
え、ミキサ4で混合洗浄を受けた燃料油は第1段遠心分
離機1に送り込まれる。ここで遠心力の作用により燃料
油と水とスラッジに分離され、水は排出管13より取り
出され、スラッジは排出管14より取り出されてそれぞ
れ次の処理工程に導びかれる。そして、水およびスラッ
ジを除去された燃料油に対し、さらにェマルジョンブレ
ーカおよび洗浄水を添加してミキサ4により十分混合し
、洗浄をおこなう。次いで第2段遠心分離後1′に送給
して燃料油、水およびスラッジに分離し、燃料油は洗浄
化されて送給管11に送られる。この際、洗浄後の燃料
油は、その中に含まれている固形物を除去するためのフ
ィル夕7を通過したのちガスタービン燃料として所定の
タンク内に貯蔵される。以上のように、原料燃料油は水
と混合して洗浄を受け、次いで遠心力式分離機により分
離されるいわゆる混合洗浄−分離の繰返えしで脱塩精製
される。このとき、洗浄に使用する水は送給管12を経
由したNa塩およびK塩の少ない水を用いる。また、洗
浄後の水はNa塩およびK塩を多量に含み、さらにその
他の燃料中の不純物を含有する。なお、洗浄後の水はこ
れらの含有物を除く処理をすれば清浄な洗浄水として再
使用可能であるが、経済的な面を考慮して廃水とするこ
ともある。また洗浄水使用量は燃料油を混合縄拝により
十分に洗浄できる程度でよく、一般には燃料油に対して
5〜10%程度用いている。このように、従来法では脱
塩に主体をおき、ェマルジョンプレ−力の投入で洗浄水
と燃料油の分離をおこない、燃料油の精製をおこなって
いた。ところが、上記従釆法では精製後燃料油中に微小
な固形物が含まれ、この固形物をフィル夕7で除去する
ようにしているため、フィル夕7で微小固形物による目
詰まりが生じやすく、フィル夕7の清掃頻度を多くせね
ばならないという欠点を有していた。
燃料油に対し、ェマルジョンブレーカおよび洗浄水を加
え、ミキサ4で混合洗浄を受けた燃料油は第1段遠心分
離機1に送り込まれる。ここで遠心力の作用により燃料
油と水とスラッジに分離され、水は排出管13より取り
出され、スラッジは排出管14より取り出されてそれぞ
れ次の処理工程に導びかれる。そして、水およびスラッ
ジを除去された燃料油に対し、さらにェマルジョンブレ
ーカおよび洗浄水を添加してミキサ4により十分混合し
、洗浄をおこなう。次いで第2段遠心分離後1′に送給
して燃料油、水およびスラッジに分離し、燃料油は洗浄
化されて送給管11に送られる。この際、洗浄後の燃料
油は、その中に含まれている固形物を除去するためのフ
ィル夕7を通過したのちガスタービン燃料として所定の
タンク内に貯蔵される。以上のように、原料燃料油は水
と混合して洗浄を受け、次いで遠心力式分離機により分
離されるいわゆる混合洗浄−分離の繰返えしで脱塩精製
される。このとき、洗浄に使用する水は送給管12を経
由したNa塩およびK塩の少ない水を用いる。また、洗
浄後の水はNa塩およびK塩を多量に含み、さらにその
他の燃料中の不純物を含有する。なお、洗浄後の水はこ
れらの含有物を除く処理をすれば清浄な洗浄水として再
使用可能であるが、経済的な面を考慮して廃水とするこ
ともある。また洗浄水使用量は燃料油を混合縄拝により
十分に洗浄できる程度でよく、一般には燃料油に対して
5〜10%程度用いている。このように、従来法では脱
塩に主体をおき、ェマルジョンプレ−力の投入で洗浄水
と燃料油の分離をおこない、燃料油の精製をおこなって
いた。ところが、上記従釆法では精製後燃料油中に微小
な固形物が含まれ、この固形物をフィル夕7で除去する
ようにしているため、フィル夕7で微小固形物による目
詰まりが生じやすく、フィル夕7の清掃頻度を多くせね
ばならないという欠点を有していた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を解消するこ
とにあり、フィル夕の目詰まりの原因である微小固形物
を、遠心力分離機により分離排出されるスラッジ中に構
築し、スラッジと共に微小固形物を排出するようにして
燃料油中の固形物を除去できるようにしたものである。
とにあり、フィル夕の目詰まりの原因である微小固形物
を、遠心力分離機により分離排出されるスラッジ中に構
築し、スラッジと共に微小固形物を排出するようにして
燃料油中の固形物を除去できるようにしたものである。
原料燃料中にスラツジが混入しているが、このスラッジ
について種々の実験および検討をおこなった結果、この
スラッジは燃料油の種類によって変化するが、一言する
とスラッジは直径が10〜50山以下の微小水滴の集ま
りである。一般に燃料油の比重は水より小さいため、静
遣により微小水滴は沈降し、水滴群とこれら水滴間に燃
料油が充満した層が下部にできる。これがスラツジであ
る。したがって、スラツジは一般の油類の場合と同様に
、燃料油中に水を入れて十分に混合することによりェマ
ルジョンを作り、これを静暦または遠心沈降することに
より得られる。このとき、燃料油中の微小水滴は破壊し
難く、強い遠心力を与えても破壊して水の層を作ること
はなく、スラッジは壊れない。しかし、ェマルジョンブ
レーカを添加するとその大部分は破壊して水の層ができ
る。燃料タンク内では静直状態に近いため、下部に多く
のスラツジができている。この場合、砂等の固形物は比
重が燃料油より大きいため、沈降してスラッジ層内に取
り込まれる。一方、スラッジを含む燃料油を混合燭拝し
た場合、スラッジが水滴の状態まで均一に分散すること
なくスラッジの塊りとなって分散している。また、スラ
ツジの粘度は高い。固形物は粘度の高いスラツジで囲ま
れているため、通常の渡洋程度ではスラッジより吐出さ
れることはない。したがって、燃料油中に水を入れて燭
拝してスラッジを作り、この中に燃料油中の固形物を取
り込むことによって固形物の除去をおこなうことができ
る。ところが、エマルジョンフレーカを添加するとスラ
ッジの一部が塊れるため、取り込んだ固形物を油層中に
出すことになる。そこで、本発明者らは400仇pmで
回転する処理量3そ/minの遠心分離機を用い、50
00の粘度が8.5センチストークスの油を用いて実験
した結果、■ヱマルジョンブレーカを投入した場合、ス
ラッジ排出量は少ないものの遠心分離機の出口油中に固
形物が原料燃料の約40%残ること、■ェマルジョンフ
レーカを投入しない場合、スラッジ排出量は増加するが
、遠0分離機の出口油中に固形物は認められないこと、
■前記■の場合の出口油内に水を容積で0.5%投入し
て損梓後処理すると、出口油中に固形物は認められなか
ったこと、などが得られ、前記の検討を実験で裏付けし
ている。これらの実験、検討結果より従来では固形物の
除去に対しては十分でなく、その結果としてフィル夕の
清掃頻度の増大となっていることが明らかとなった。
について種々の実験および検討をおこなった結果、この
スラッジは燃料油の種類によって変化するが、一言する
とスラッジは直径が10〜50山以下の微小水滴の集ま
りである。一般に燃料油の比重は水より小さいため、静
遣により微小水滴は沈降し、水滴群とこれら水滴間に燃
料油が充満した層が下部にできる。これがスラツジであ
る。したがって、スラツジは一般の油類の場合と同様に
、燃料油中に水を入れて十分に混合することによりェマ
ルジョンを作り、これを静暦または遠心沈降することに
より得られる。このとき、燃料油中の微小水滴は破壊し
難く、強い遠心力を与えても破壊して水の層を作ること
はなく、スラッジは壊れない。しかし、ェマルジョンブ
レーカを添加するとその大部分は破壊して水の層ができ
る。燃料タンク内では静直状態に近いため、下部に多く
のスラツジができている。この場合、砂等の固形物は比
重が燃料油より大きいため、沈降してスラッジ層内に取
り込まれる。一方、スラッジを含む燃料油を混合燭拝し
た場合、スラッジが水滴の状態まで均一に分散すること
なくスラッジの塊りとなって分散している。また、スラ
ツジの粘度は高い。固形物は粘度の高いスラツジで囲ま
れているため、通常の渡洋程度ではスラッジより吐出さ
れることはない。したがって、燃料油中に水を入れて燭
拝してスラッジを作り、この中に燃料油中の固形物を取
り込むことによって固形物の除去をおこなうことができ
る。ところが、エマルジョンフレーカを添加するとスラ
ッジの一部が塊れるため、取り込んだ固形物を油層中に
出すことになる。そこで、本発明者らは400仇pmで
回転する処理量3そ/minの遠心分離機を用い、50
00の粘度が8.5センチストークスの油を用いて実験
した結果、■ヱマルジョンブレーカを投入した場合、ス
ラッジ排出量は少ないものの遠心分離機の出口油中に固
形物が原料燃料の約40%残ること、■ェマルジョンフ
レーカを投入しない場合、スラッジ排出量は増加するが
、遠0分離機の出口油中に固形物は認められないこと、
■前記■の場合の出口油内に水を容積で0.5%投入し
て損梓後処理すると、出口油中に固形物は認められなか
ったこと、などが得られ、前記の検討を実験で裏付けし
ている。これらの実験、検討結果より従来では固形物の
除去に対しては十分でなく、その結果としてフィル夕の
清掃頻度の増大となっていることが明らかとなった。
本発明では以上の検討結果により、、混合洗浄−分離の
組合わせの各段のうち少なくとも1段はスラッジを破壊
するような、すなわちェマルジョンを防止するような薬
剤を注入しないことを提案し、脱塩はもちろん他の固形
物の除去が可能であり、フィル夕の清掃頻度を大幅に減
少し、さらにはフィル夕の撤去をも可能にするようにし
たものである。
組合わせの各段のうち少なくとも1段はスラッジを破壊
するような、すなわちェマルジョンを防止するような薬
剤を注入しないことを提案し、脱塩はもちろん他の固形
物の除去が可能であり、フィル夕の清掃頻度を大幅に減
少し、さらにはフィル夕の撤去をも可能にするようにし
たものである。
次に本発明の実施態様を図面により説明する。
第2図は本発明の一実施態様におけるブロック図であっ
て、符号は第1図の場合と同じである。そこで、送給管
10内を流れる原料燃料油第1段遠心分離機1に供給さ
れ、スラッジと燃料油とに分離される。このスラツジは
、排出管14を経て排出される。また、第1段遠心分離
機より抜出された燃料油は、送給管15により送り込ま
れたェマルジョンブレーカと、送給管12より供給され
た清浄水とを混合され、ミキサ4で混合損梓洗浄されて
第2段遠心分離機1′に入る。ここで、燃料油、スラツ
ジおよび水に分離され、燃料油は洗浄油となって送給管
11を流れて燃料油貯蔵タンクへ導かれる。また、水お
よびスラッジはそれぞれ廃水排出管13およびスラッジ
排出管14を経由して次工程へ導かれ処理される。以上
のようにして、Na塩およびK塩を除去できると共に、
固形物も除去することができる。
て、符号は第1図の場合と同じである。そこで、送給管
10内を流れる原料燃料油第1段遠心分離機1に供給さ
れ、スラッジと燃料油とに分離される。このスラツジは
、排出管14を経て排出される。また、第1段遠心分離
機より抜出された燃料油は、送給管15により送り込ま
れたェマルジョンブレーカと、送給管12より供給され
た清浄水とを混合され、ミキサ4で混合損梓洗浄されて
第2段遠心分離機1′に入る。ここで、燃料油、スラツ
ジおよび水に分離され、燃料油は洗浄油となって送給管
11を流れて燃料油貯蔵タンクへ導かれる。また、水お
よびスラッジはそれぞれ廃水排出管13およびスラッジ
排出管14を経由して次工程へ導かれ処理される。以上
のようにして、Na塩およびK塩を除去できると共に、
固形物も除去することができる。
本例のように、第1段遠心分離機1すなわち燃料油の流
れに対して最初の段階でスラッジ除去をおこなうことは
、後工程で用いる分離水が少なくてすむ効果も提供でき
、脱塩効果も大きくできる特徴を有する。前述したよう
に、燃料中のNa塩およびK塩は燃料油中の水に溶解し
ており、あるいはNa塩およびK塩等の固形物となって
いる。そして、水はスラッジとしてあり、固形物はスラ
ッジ中に取り込まれている。したがって、第1段遠心分
離機1でェマルジョンブレーカを投入しないでスラッジ
を除去すると、多量のNa塩、K塩を含むスラッジおよ
び固形のNa塩、K塩が除去できる。本発明者らの実験
では、油の種類によつてはスラッジの分離のみで脱塩率
は90%以上となる結果を得ている。そして、次段にお
いて少なくなったNa塩、K塩を除去するのであるから
洗浄水は少なくてすみ、少ないNa塩、K塩の洗浄除去
であるため、この除去も容易となって脱塩効果も大きく
なる。このように、本発明ではスラツジを燃料油より除
去する分離工程と混合洗浄−分離の工程との組合わせに
より構成される。
れに対して最初の段階でスラッジ除去をおこなうことは
、後工程で用いる分離水が少なくてすむ効果も提供でき
、脱塩効果も大きくできる特徴を有する。前述したよう
に、燃料中のNa塩およびK塩は燃料油中の水に溶解し
ており、あるいはNa塩およびK塩等の固形物となって
いる。そして、水はスラッジとしてあり、固形物はスラ
ッジ中に取り込まれている。したがって、第1段遠心分
離機1でェマルジョンブレーカを投入しないでスラッジ
を除去すると、多量のNa塩、K塩を含むスラッジおよ
び固形のNa塩、K塩が除去できる。本発明者らの実験
では、油の種類によつてはスラッジの分離のみで脱塩率
は90%以上となる結果を得ている。そして、次段にお
いて少なくなったNa塩、K塩を除去するのであるから
洗浄水は少なくてすみ、少ないNa塩、K塩の洗浄除去
であるため、この除去も容易となって脱塩効果も大きく
なる。このように、本発明ではスラツジを燃料油より除
去する分離工程と混合洗浄−分離の工程との組合わせに
より構成される。
なお、第2図では混合洗浄−分離の工程で遠心分離機を
使用する例で示したが、回転するロータ内で液々抽出を
おこなわせる遠心抽出機を用いてもよい。第3図は本発
明の他の実施態様を示すもので、混合洗浄−分離の工程
で遠心抽出機を用いた場合を示している。
使用する例で示したが、回転するロータ内で液々抽出を
おこなわせる遠心抽出機を用いてもよい。第3図は本発
明の他の実施態様を示すもので、混合洗浄−分離の工程
で遠心抽出機を用いた場合を示している。
すなわち、6は遠心抽出機、17は受槽であり、遠心抽
出機6は液の入口が2個所、出口が2個所あり、回転し
ている機内で燃料油と洗浄水とを向流接触させるもので
ある。したがって、洗浄効果を上げることができる。図
示の如く、遠心抽出機6は第2図の第2段遠心分離機1
′に代わって設置されており、燃料独、送給管16から
の洗浄水、送給管15からのェマルジョンブレーカの混
合液は遠心抽出機6の一方の入口より供給される。また
、送給管12からの洗浄水は他方の入口より供給される
。遠心抽出機6内では強い遠心力のもとで燃料油と水と
が分離し、燃料油は送給管12からの洗浄水と向流接触
して再度の洗浄を受け、洗浄油となって一方の出口から
抜き出されて送給管11を流れる。また、水およびスラ
ッジは他方の出口より排出されて受槽17内に入り、水
の一部とスラッジは廃水として排出管13から排出され
、次工程へ導かれる。また、その他の水は洗浄水として
送給管16より燃料油中に投入される。このようにして
、本例においても高度な洗浄脱塩をおこなうことができ
る。ところで、脱塩および固形物除去は1段の洗浄分離
または分離のみで完成しないことが多い。これは、脱塩
操作は燃料油を連続供給する連続操作であるため、Na
塩、K塩を含む水滴およびスラッジの一部ならびに固形
物の一部は燃料油の流れに同伴することによる。したが
って、望ましくは2段、3段の混合洗浄−分離が必要で
ある。これは、遠心分離機や遠心抽出機を直列に並べる
ことにより可能である。第4図はその一例を示す。図に
おいて、1″は第3段遠心分離機で、第2図に示した第
2段遠心分離機1′の後にミキサ4と共に追加した場合
を示す。以上のような構成で混合洗浄−分離の組合わせ
が1段増加し、脱塩効果の増大を実現できる。また、上
述の理由でェマルジョンブレーカを添加しない遠心分離
機の数を増加することにより燃料油中のスラッジをより
完全に除去できることは明白である。
出機6は液の入口が2個所、出口が2個所あり、回転し
ている機内で燃料油と洗浄水とを向流接触させるもので
ある。したがって、洗浄効果を上げることができる。図
示の如く、遠心抽出機6は第2図の第2段遠心分離機1
′に代わって設置されており、燃料独、送給管16から
の洗浄水、送給管15からのェマルジョンブレーカの混
合液は遠心抽出機6の一方の入口より供給される。また
、送給管12からの洗浄水は他方の入口より供給される
。遠心抽出機6内では強い遠心力のもとで燃料油と水と
が分離し、燃料油は送給管12からの洗浄水と向流接触
して再度の洗浄を受け、洗浄油となって一方の出口から
抜き出されて送給管11を流れる。また、水およびスラ
ッジは他方の出口より排出されて受槽17内に入り、水
の一部とスラッジは廃水として排出管13から排出され
、次工程へ導かれる。また、その他の水は洗浄水として
送給管16より燃料油中に投入される。このようにして
、本例においても高度な洗浄脱塩をおこなうことができ
る。ところで、脱塩および固形物除去は1段の洗浄分離
または分離のみで完成しないことが多い。これは、脱塩
操作は燃料油を連続供給する連続操作であるため、Na
塩、K塩を含む水滴およびスラッジの一部ならびに固形
物の一部は燃料油の流れに同伴することによる。したが
って、望ましくは2段、3段の混合洗浄−分離が必要で
ある。これは、遠心分離機や遠心抽出機を直列に並べる
ことにより可能である。第4図はその一例を示す。図に
おいて、1″は第3段遠心分離機で、第2図に示した第
2段遠心分離機1′の後にミキサ4と共に追加した場合
を示す。以上のような構成で混合洗浄−分離の組合わせ
が1段増加し、脱塩効果の増大を実現できる。また、上
述の理由でェマルジョンブレーカを添加しない遠心分離
機の数を増加することにより燃料油中のスラッジをより
完全に除去できることは明白である。
なお、原料燃料油中にはスラッジが含まれるのが通常で
あるが、含まれない場合もある。
あるが、含まれない場合もある。
このときには燃料油中に水を入れてェマルジョンを作り
、スラツジを生成させてこのスラッジにより固形物を取
り込んで除去すればよい。第5図は本発明の他の実施態
様を示すもので、第2図に示す第1段遠心分離機1の前
にミキサ4を設置し、第2段遠0分離機1′よりの廃水
排出管13内を流れる廃水の一部または全部を前記ミキ
サ4の前で原料燃料油に供給できるようにしたものであ
る。
、スラツジを生成させてこのスラッジにより固形物を取
り込んで除去すればよい。第5図は本発明の他の実施態
様を示すもので、第2図に示す第1段遠心分離機1の前
にミキサ4を設置し、第2段遠0分離機1′よりの廃水
排出管13内を流れる廃水の一部または全部を前記ミキ
サ4の前で原料燃料油に供給できるようにしたものであ
る。
本構成により、前記ミキサ4でェマルジョンを作り、第
1段遠心分離機1内でスラッジを形成するときに燃料油
中の固形物を取り込み、燃料油より固形物を除去できる
ようにする。以上説明したように、本発明によれば、燃
料油中の固形物を脱塩と同時に除去でき、フィル夕の清
掃頻度を少なくすることが可能であり、さらにはフィル
夕の使用そのものを省略することができるという非常に
すぐれた効果を有する。
1段遠心分離機1内でスラッジを形成するときに燃料油
中の固形物を取り込み、燃料油より固形物を除去できる
ようにする。以上説明したように、本発明によれば、燃
料油中の固形物を脱塩と同時に除去でき、フィル夕の清
掃頻度を少なくすることが可能であり、さらにはフィル
夕の使用そのものを省略することができるという非常に
すぐれた効果を有する。
第1図は従来の燃料油の洗浄脱塩法のブロック図、第2
図ないし第5図はともに本発明の各実施態様における燃
料油の洗浄脱塩法のブロック図である。 1,1′,1″…遠心分離機、2…燃料油タンク、3…
エマルジヨンブレーカタンク、4…ミキサ、5・・・ポ
ンプ、6…遠心抽出機、7・・・フィル夕、10・・・
燃料油送給管、11・・・洗浄油送給管、12・・・清
浄水送給管、13・・・廃水排出管、14・・・スラッ
ジ排出管、15…ェマルジョンブレーカ送給管、16・
・・洗浄水送給管。 弟ー図 第Z図 第3図 第4図 第づ図
図ないし第5図はともに本発明の各実施態様における燃
料油の洗浄脱塩法のブロック図である。 1,1′,1″…遠心分離機、2…燃料油タンク、3…
エマルジヨンブレーカタンク、4…ミキサ、5・・・ポ
ンプ、6…遠心抽出機、7・・・フィル夕、10・・・
燃料油送給管、11・・・洗浄油送給管、12・・・清
浄水送給管、13・・・廃水排出管、14・・・スラッ
ジ排出管、15…ェマルジョンブレーカ送給管、16・
・・洗浄水送給管。 弟ー図 第Z図 第3図 第4図 第づ図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原料燃料油中に含まれるスラツジを除去する分離工
程と、上記スラツジ除去後の燃料油中に水およびエマル
ジヨンブレーカを混合し、該混合した液を清浄な燃料油
、燃料油と水との混合によつて生じたスラツジおよび水
に分離する混合洗浄−分離工程とからなることを特徴と
する燃料油の洗浄脱塩法。 2 原料燃料油中に含まれるスラツジを除去する分離工
程を複数段とした特許請求の範囲第1項記載の燃料油の
洗浄脱塩法。 3 混合した液を燃料油、燃料油と水との混合によつて
生じたスラツジおよび水に分離する混合洗浄−分離工程
を複数段とした特許請求の範囲第1項または第2項記載
の燃料油の洗浄脱塩法。 4 分離工程に遠心分離機を用いた特許請求の範囲第1
項または第2項記載の燃料油の洗浄脱塩法。 5 混合洗浄−分離工程に遠心分離機を用いた特許請求
の範囲第1項または第3項記載の燃料油の洗浄脱塩法。 6 混合洗浄−分離工程に遠心抽出機を用いた特許請求
の範囲第1項または第3項記載の燃料油の洗浄脱塩法。
7 スラツジを含まない原料燃料油中に水を添加してエ
マルジヨンを形成させ、前記燃料油中にスラツジを生成
させて分離工程にかけた特許請求の範囲第1項または第
2項または第3項または第4項または第5項または第6
項記載の燃料油の洗浄脱塩法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11785278A JPS6032669B2 (ja) | 1978-09-27 | 1978-09-27 | 燃料油の洗浄脱塩法 |
| GB7933171A GB2032948B (en) | 1978-09-27 | 1979-09-25 | Desalting fuel oil |
| CH862379A CH643749A5 (de) | 1978-09-27 | 1979-09-25 | Verfahren zur entsalzung von heizoel. |
| US06/079,154 US4348288A (en) | 1978-09-27 | 1979-09-26 | Process for desalting fuel oil |
| SE7907980A SE434062B (sv) | 1978-09-27 | 1979-09-26 | Sett att avlegsna salter fran brennolja genom anvendning av en centrifugalseparerande anordning |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11785278A JPS6032669B2 (ja) | 1978-09-27 | 1978-09-27 | 燃料油の洗浄脱塩法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5545708A JPS5545708A (en) | 1980-03-31 |
| JPS6032669B2 true JPS6032669B2 (ja) | 1985-07-29 |
Family
ID=14721875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11785278A Expired JPS6032669B2 (ja) | 1978-09-27 | 1978-09-27 | 燃料油の洗浄脱塩法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6032669B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5955967A (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-31 | 株式会社大井製作所 | 自動車用ドアロツクの取付構造 |
| US4603894A (en) * | 1984-03-22 | 1986-08-05 | General Motors Corporation | Lock and handle module for vehicle door |
| EP3306248B1 (en) | 2016-10-05 | 2019-03-06 | Hs R & A Co., Ltd. | Double pipe heat exchanger and method for manufacturing the same |
| JP6640145B2 (ja) * | 2017-04-11 | 2020-02-05 | 伯東株式会社 | 含水油廃液の処理方法及び含水油廃液の処理設備 |
-
1978
- 1978-09-27 JP JP11785278A patent/JPS6032669B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5545708A (en) | 1980-03-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE69403341T2 (de) | Fest-flüssig trennung | |
| US7757866B2 (en) | Rotary annular crossflow filter, degasser, and sludge thickener | |
| JP2962821B2 (ja) | エマルジョンから油および水を分離する方法 | |
| CN101486515B (zh) | 含油废水处理方法及其成套装置 | |
| RU2523819C2 (ru) | Система обработки воды с балластной флоккуляцией и седиментацией, с упрощенной рециркуляцией осадка и соответствующий ей способ | |
| CN113121076B (zh) | 一种油泥砂的处理方法 | |
| EP1135197B1 (en) | Apparatus and method for separating a component of particulate material by extraction | |
| US4348288A (en) | Process for desalting fuel oil | |
| RU2331587C1 (ru) | Способ обработки высокозагрязненных нефтесодержащих вод, осадков и грунтов и аппаратная линия для его осуществления | |
| RU2698667C1 (ru) | Способ переработки нефтесодержащего шлама и технологический комплекс для его осуществления | |
| CN104291542B (zh) | 一种原油储罐罐底淤泥清除回收设备及方法 | |
| RU2116106C1 (ru) | Установка по герметизированной переработке нефтешламовых, ловушечных и дренажных эмульсий | |
| CN110937770A (zh) | 一种含油污泥减量化处理工艺 | |
| CN110436732A (zh) | 一种含油污泥脱油脱水装置及方法 | |
| US5269941A (en) | Process and apparatus for the treatment of effluents containing emulsion inks | |
| JP2004154694A (ja) | 遠心分離機による固液分離方法 | |
| CN216662800U (zh) | 一种含油污泥处理装置 | |
| JP4563073B2 (ja) | 汚泥の洗浄方法ならびにその装置 | |
| JPS6159358B2 (ja) | ||
| Wang et al. | Centrifugation engineering | |
| IE902283A1 (en) | Process and apparatus for the treatment of effluents containing emulsion inks | |
| CN216764544U (zh) | 一种油田稀油废水处理系统 | |
| JPH09176659A (ja) | 含油スラッジの清浄化方法 | |
| JPS6057479B2 (ja) | 燃料油の脱塩方法及び装置 | |
| JPS6145680B2 (ja) |